JP3972681B2 - リニアモータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子回路基板の組立工程、マシニングセンタなどの工作機械や製造装置で使用されるリニアモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
リニアモータの従来例を図3に基づいて説明する。図3はリニアモータの進行方向から見た正面図であり、リニアモータの構成例を示している。
図3において、1は機台部、2はテーブル部、3は左右一対のレール部、5は同じく左右一対のスライド部、11は固定子、12は移動子である。以下、リニアモータの設置手順について示す。
まず、機台部1の左右側に、レール部3をボルトなどによって固定する。
次に、レール部3の種類や仕様に応じて決められたスライド部5を左右両側のレール部3の上に配置する。
次に、スライド部5の上にテーブル部2を設置し、ボルトなどで固定する。なお、スライド部5の種類によっては、スライド部5とテーブル部2が一体化されているものもあるが、その場合は、テーブル部2をレール部3の上に直接設置する。また
逆に、レール部3と機台部1が一体化されているものもあるが、その場合は、テーブル2を機台部1の上に直接設置する。
次に、機台部1の上面に、固定子11をボルトなどを利用して、固定する。
次に、テーブル部2の下面に、移動子12をボルトなどを利用して固定する。
以上の設置手順により、固定子11と移動子12とのエアギャップgが設定される。前記エアギャップgの寸法は、次の(1)式に基づいて決定されている。ただし、L1は左側レール部3に位置するテーブル部2と機台部1とのギャップ、L2は右側レール部3に位置するテーブル部2と機台部1とのギャップ、Dは固定子11の厚さ、Rは移動子12の厚さである。
g=(L1+L2)/2−D−R (1)
すなわち、テーブル2と機台1との上下方向(高さ方向)の寸法によって、エアギャップgが決められている。
従って、L1、L2、D、Rの一部、または全部を調整することによって、エアギャップgの調整がなされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来は、前記(1)式に示すように、モータの性能を決めるエアギャップgが寸法(L1+L2)/2の精度によって決められている。すなわち、正確な推力を生じるためには、寸法(L1+L2)/2を正確に調整し、かつ、個々の部品が精密に製造されている必要がある。しかしながら、これらを実施するには、さまざまな問題がある。
例えば、テーブル部2の質量が、移動子12の質量の数十倍となっている場合、寸法(L1+L2)/2は、テーブル2部の装着後の自重によって多少変化する。従って、正確なエアギャップgをモータの必要な寸法に一致させるために、面倒な調整作業が必要である。
また、通常、移動子12または固定子11に電流を流す際に、上下方向に推力の数十倍の吸引力が生成され、テーブル部2を上下方向に振動させることがある。つまり、エアギャップgが変化し、モータの性能が不安定となる。特に工作機械に応用する際に、加工部品の精度に影響し、問題となる。
また、モータの性能は、寸法(L1+L2)/2の精度によって決められているので、テーブル部2や機台1がなければ、モータの電磁気・電磁力性能を正確に評価することができない。
さらに、メンテナンスをする際に、テーブル部2を外す必要があるので、面倒な作業となり、コストがかかるという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、エアギャップをモータ単体できめることができるとともに、移動子の振動がテーブル部に影響しないリニアモータを提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、本発明は、機台部と、前記機台部に固定されている左右一対の第1レール部と、前記第1レール部に配置されている左右一対の第1スライド部と、前記第1スライド部に固定されているテーブル部と、前記機台部に固定されている固定子と、前記固定子と前記テーブル部との間に配置されている移動子とを有し、前記固定子と前記移動子とによる駆動力に基づいて、前記機台部とテーブル部とを相対運動させるリニアモータにおいて、前記固定子の左右両側に第2レール部を設け、前記第2レール部の上に第2スライド部を設け、
前記第2スライド部に移動子を固定し、前記テーブル部または移動子の一方に、前記テーブル部に対して前記移動子を、上下方向に摺動可能で、かつ進行方向に拘束する係合固定部を設けるようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を、図に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例におけるリニアモータの構成を示す進行方向からみた正面図で、図2は、図1に於けるA−A断面図である。
図1および図2に示すように、リニアモータは、機台部1と、テーブル部2と、第1レール部3と、第1スライド部5と、第2レール部7と、第2スライド部9と、固定子11と、移動子12と、固定部13とから構成されている。ただし、機台部1と、テーブル部2と、第1レール部3と、第1スライド部5と、固定子11と、移動子12は、従来のものと同一である。
従来技術と異なる本発明のリニアモータ設置手順について、以下に説明する。
まず、固定子11の左右両側に、第2レール部7をボルトなどによって固定する。
次に、第2レール部7の上に第2スライド部9を配置する。
次に、第2スライド部9の上に移動子12を載せ、モータ仕様に要求されているエアギャップgが得られるように、ボルトなどで、移動子12と第2スライド部9を固定する。この取り付け作業には、移動子12のみを多少調整すれば、エアギャップgの仕様を満足することができる。
以上の設置及び調整作業によって、第2レール部7と、第2スライド部9と、固定子11と、移動子12とからモータ単体部が構成される。また、第2レール部7と、第2スライド部9は、次の(2)式の条件が満足するように選択されたものである。ただし、Xは図1に示すモータ単体の上下方向の寸法である。
X<(L1+L2)/2 (2)
次に、テーブル部2の下面に、係合固定部13aをボルトで固定する。ただし、係合固定部13aは、その上下方向の寸法Y1が次の(3)式の条件を満足するように選択されたものとする。
(L1+L2)/2―Y1<X (3)
次に、モータ単体を機台1に配置する。その際に、移動子12の進行方向の一方側端面を、係合固定部13aに当てて係合させる。
次に、移動子12の進行方向の他方側端面に当接するようにして、係合固定部13bをテーブル部2の下面にボルトで固定する。ただし、この係合固定部13bも、その上下方向の寸法Y2が次の(4)式の条件を満足するように選択されたものとする。
(L1+L2)/2―Y2<X (4)
また、2つの係合固定部13a,13bをテーブル2の下面に配置する際に、係合固定部13a,13b間で、移動子12を挟んで、前記移動子12を進行方向に拘束する。よって、移動子12に生じる推力が直ちにテーブル部2に伝えられ、テーブル部2を駆動することとなる。ただし、移動子12は、係合固定部13a,13b間において、上下方向には摺動が可能なようになっている。
この構成により、モータ単体の組み立てが完了した時点から、モータの電磁気・電磁力性能は変化しないことになる。
リニアモータの上下方向の寸法条件が(1)式から、(2)式に緩和されたことによって、同一のテーブル部構成に対して、さまざまな仕様のモータ単体を簡単に設置することができる。よって、低コストで大量生産された真空ようモータ単体を利用して、さまざまなテーブル部2を駆動することができるので、生産性が大幅に向上する。
また、移動子12はテーブル2部に対して、上下方向には拘束されていないので、移動子12に上下方向の振動が生じた場合も、テーブル部2には振動が伝わらず、テーブル部2の上下方向の位置が全く変化しない。
さらに、エアギャップgはモータ単体を組み立てる際に決められるものであるので、移動子12よりも数十倍重いテーブル部2を連結して、エアギャップgの調整を行う必要がなくなり、組み立て作業の生産効率は大幅に向上する。
また、固定子11と機台1とを締め付けている固定用ボルトと、移動子12を挟んでいる2つの固定部13a,13bのうちのどちら1つをはずせば、モータ単体を簡単に取り外すことができる。よって、移動子12と固定子11のどちらかが故障した場合、テーブル部2を取り外す必要がないので、メンテナンスは簡単に行える。
なお、前述した実施例は、1進行方向のリニアモータを例に説明したが、X−Yのような多進行方向のリニアモータにおいても、本発明を適用することができることは言うまでもない。
【0006】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば次のような効果がある。
(1)リニアモータの上下方向の寸法条件が(1)式から、(2)式に緩和されたことによって、同一のテーブル部構成に対して、さまざまな仕様のモータ単体を簡単に設置することができる。よって、低コストで大量生産されたモータ単体を利用して、さまざまなテーブル部2を駆動することができ、生産性を大幅に向上することができる。
(2)移動子12とテーブル部2との上下方向の相対位置が固定されていないので、移動子12に上下方向の振動が生じた場合も、テーブル部2と機台1との上下方向の相対位置には影響がない。従って、移動子12が上下方向に振動しても、テーブル部2と機台1との上下方向の寸法は変わらない。よって、テーブルを駆動する際に、進行方向だけではなく、上下方向の寸法仕様も容易に実現することができる。
(3)エアギャップgは、モータ単体を組み立てる際に決められるものであるので、移動子12よりも数十倍重いテーブル部2を連結して、エアギャップgの調整を行う必要がない。よって、テーブル部2を組み立てる際の生産効率を大幅に向上することができる。
(4)固定子11と機台1とを締め付けている固定用ボルトと、移動子12を挟んでいる2つの係合固定部13a,13bのうちのどちら1つをはずせば、モータ単体を簡単に取り外すことができる。よって、移動子12と固定子11のどちらかが故障した場合、テーブル部2を取り外す必要がないので、メンテナンスがしやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例におけるリニアモータの構成を示す進行方向からみた正面図である。
【図2】 図1に於けるA−A断面図である。
【図3】 従来技術におけるリニアモータの構成を示す進行方向からみた正面図である。
【符号の説明】
1 機台部
2 テーブル部
3 第1レール部
5 第1スライド部
7 第2レール部
9 第2スライド部
11 固定子
12 移動子
13 係合固定部

Claims (1)

  1. 機台部と、
    前記機台部に固定されている左右一対の第1レール部と、
    前記第1レール部に配置されている左右一対の第1スライド部と、
    前記第1スライド部に固定されているテーブル部と、
    前記機台部に固定されている固定子と、
    前記固定子と前記テーブル部との間に配置されている移動子と
    を有し、前記固定子と前記移動子とによる駆動力に基づいて、前記機台部とテーブル部とを相対運動させるリニアモータにおいて、
    前記固定子の左右両側に第2レール部を設け、
    前記第2レール部の上に第2スライド部を設け、
    前記第2スライド部に移動子を固定し、
    前記テーブル部または移動子の一方に、前記テーブル部に対して前記移動子を、上下方向に摺動可能で、かつ進行方向に拘束する係合固定部を設けたことを特徴とするリニアモータ。
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