JP3972177B2

JP3972177B2 - Seed filler habituation apparatus, its startup method, and seed filler production method

Info

Publication number: JP3972177B2
Application number: JP2001374423A
Authority: JP
Inventors: 徹坂倉; 圭介中根; 重利大島
Original assignee: Kurita Water Industries Ltd
Current assignee: Kurita Water Industries Ltd
Priority date: 2001-12-07
Filing date: 2001-12-07
Publication date: 2007-09-05
Anticipated expiration: 2021-12-07
Also published as: JP2003170019A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、種充填材馴養装置とその立ち上げ方法及び種充填材の製造方法に関し、生物脱臭装置の設置の際に短期間で脱臭環境を確立するように工夫したものである。
【０００２】
【従来の技術】
微生物による臭気成分の分解作用を利用して被処理ガスの脱臭を行う生物脱臭方法は、安価な維持費で実施することができるので、工業的に広く利用されている。
【０００３】
従来、このような生物脱臭方法を実施する生物脱臭装置としては、処理塔内に微生物を担持した充填材を充填し、この処理塔内に処理ガスを通気するものが提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような生物脱臭装置では、装置設置後、臭気を通気した後、目標設計臭気に脱臭できるようになるまで、一ヶ月程度を要するという問題がある。
【０００５】
従って、特に、既設の脱臭装置を更新するにあたっては、臭気が処理場外へ漏れることがないように、迅速に脱臭できるようになるものが望まれている。
【０００６】
本発明は、このような事情に鑑み、設置の際に短期間で脱臭環境を確立することができる種充填材馴養装置とその立ち上げ方法及び種充填材の製造方法を提供することを課題とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本発明の第１の態様は、生物脱臭用に馴養した微生物を担持した種充填材を馴養する種充填材馴養装置において、微生物を担持するための充填材を充填した充填塔と、この充填塔の雰囲気ガスを循環させる雰囲気ガス循環手段と、前記充填塔内の充填材に散水すると共に散水した水を循環させる散水手段と、前記充填塔内へ臭気を供給する臭気供給手段とを具備し、前記臭気供給手段は、前記充填塔内で、硫化水素（Ｈ ₂ Ｓ）、メチルメルカプタン（ＭＭ）、硫化メチル（ＤＭＳ）及び二硫化メチル（ＤＭＤＳ）からなる群から選択される少なくとも１種からなる臭気成分となる材料を散水する水に添加して前記散水手段を介して前記充填塔内へ臭気を供給するものであることを特徴とする種充填材馴養装置にある。
【００１１】
本発明の第２の態様は、第１の態様において、さらに、前記充填塔内の充填材を加温する加温手段を具備することを特徴とする種充填材馴養装置にある。
【００１２】
本発明の第３の態様は、第２の態様において、前記散水手段は貯水槽を有し、前記加温手段は、前記貯水槽内の貯留水を加熱するヒータであることを特徴とする種充填材馴養装置にある。
本発明の第４の態様は、第１〜３の何れかの態様において、前記臭気成分となる材料がメタンチオールナトリウム及び硫化ナトリウムの少なくとも一方であることを特徴とする種充填材馴養装置にある。
本発明の第５の態様は、第１〜４の何れかの態様において、前記散水手段が散水する水として、下水二次処理水又は下水三次処理水を使用することを特徴とする種充填材馴養装置にある。
本発明の第６の態様は、第１〜５の何れかの態様に記載の種充填材馴養装置の立ち上げ方法であって排水の活性汚泥処理で使用される汚泥を予め前記充填材に散布することを特徴とする種充填材馴養装置の立ち上げ方法にある。
本発明の第７の態様は、第１〜５の何れかの態様に記載の種充填材馴養装置を用いて種充填材を馴養することを特徴とする種充填材の製造方法にある。
【００１４】
かかる本発明によると、充填材の少なくとも一部として、別途馴養した微生物を担持した種充填材を充填するので、設置の際に短期間で脱臭環境を確立することができ、また、種充填材馴養装置を用いれば、生物脱臭装置で使用する種充填材を効率よく製造することができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を一実施形態に基づいて説明する。
【００１６】
図１には、一実施形態に係る種充填材馴養装置の概略構成を示す。図１に示すように、種充填材馴養装置１０は、種充填材を馴養するための充填塔１１を具備し、充填塔１１内のグリッド１２上には充填材１３が充填されている。充填塔１１には、途中にファン１４が介装された循環パイプ１５が設けられており、充填塔１１内の雰囲気ガスを循環できるようになっている。また、充填塔１１の充填材１３の上方には、散水ノズル１６が設けられている。散水ノズル１６には給水管１７を介してポンプ１８及び貯水槽１９が連結さており、貯水槽１９内に湛えられた水がポンプ１８により散水ノズル１６から充填材１３に散水されるようになっている。また、散水されて底部に溜まった水は循環用配管２０を介して貯水槽１９へ戻されるようになっている。なお、排水用配管２１は別途設けられており、また、充填塔１１の雰囲気ガスを排気するための排気用配管２２には活性炭吸着塔２３が介装されている。
【００１７】
以上の構成により、充填塔１１に充填材１３を充填し、充填塔１１に直接、又は貯水槽１９を介して臭気を供給し、散水ノズル１６から散水すると共に臭気を含んだ雰囲気ガスを循環することにより、充填材１３に付着した微生物を馴養することができる。
【００１８】
ここで、充填塔１１のグリッド１２上に充填する充填材１３の種類は特に限定されず、生物脱臭装置で用いることができるものを用いればよい。具体的には、天然繊維状有機物質（ピート）、又は、樹脂製もしくはセラミックス製の人工充填材や、特開平７−３０３８３３号公報に開示されるような吸水性合成繊維の嵩高成形体を用いることができる。また、充填材の形状としてはプレート状や塊状のものを用いることができる。なお、充填材１３の一部として、他の生物脱臭装置等で使用した種充填材を添加してもよい。
【００１９】
充填材１３に生物脱臭の微生物を馴養するためには、脱臭目的の臭気成分を充填塔１１内に添加する。臭気成分は、充填塔１１に直接添加してもよいし、循環パイプ１５を介して添加してもよいし、散水ノズル１６から散水される水を介して添加してもよい。
【００２０】
臭気成分として、硫化水素（Ｈ_２Ｓ）、メチルメルカプタン（ＭＭ）、硫化メチル（ＤＭＳ）、二硫化メチル（ＤＭＤＳ）などを挙げることができ、これらの成分を充填塔１１へ直接添加し、循環パイプ１５及びファン１４を介して循環させてもよいし、これらの臭気成分の原料となる材料を貯水槽１９へ添加して散水ノズル１６から散水するようにしてもよい。例えば、メチルメルカプタンの場合には、メタンチオールナトリウム溶液を貯水槽１９へ添加すればよいし、また、硫化水素の原料となる硫化ナトリウムを貯水槽１９に添加してもよい。
【００２１】
このような臭気成分を添加した雰囲気下で、雰囲気ガスを循環することにより、臭気ガス成分の有効利用を図ると共に、馴養の効率を高めることができるという利点がある。
【００２２】
また、充填材１３に微生物を馴養するために、散水ノズル１６を介して充填材１３に適当な水分を供給する。この散水量は特に限定されず、微生物の馴養に好適な条件となるように行えばよく、間欠的に行っても連続的に行ってもよい。
【００２３】
なお、充填塔１１内の温度は特に限定されないが、微生物の馴養に好適な温度にするのが望ましく、寒冷期においては、加温するようにするのが好ましい。加温方法は、充填塔１１にヒータ等を設けてもよいが、貯水槽１９の水を加温して散水するようにしてもよい。また、循環パイプ１５を介して温風を循環するようにしてもよい。
【００２４】
充填材１３に散水される水は、下水二次処理水または下水三次処理水が好適に使用できる。これは、下水二次処理水や下水三次処理水には、臭気成分を分解するための微生物が予め存在するとともに、微生物に有害な塩素などの殺菌剤がほとんど含有されないためである。
【００２５】
また、種充填材馴養装置１０を立ち上げるときには、排水の活性汚泥処理で使用される汚泥を予め充填材１３に散布することが好ましい。具体的には、貯水槽１９に汚泥濃度が数十から数千ｍｇ／Ｌ程度となるよう活性汚泥を添加し、散水時に汚泥を充填材１３に散布できるようにする。
【００２６】
以上説明した種充填材馴養装置１０において、馴養を完了して種充填材とした後は、雰囲気ガスを排気用配管２２より排気して活性炭吸着塔２３で脱臭して排気し、また、散水された水を排水用配管２１を介して排水するが、ｐＨが低い場合は貯水槽１９で中和処理した後に排水する。
【００２７】
図２には、生物脱臭装置３０の一例を示すが、上述した種充填材馴養装置１０が併設されていてもよいし、別途設けられていてもよい。
【００２８】
図２に示すように、処理塔３１を具備し、処理塔３１のグリッド３２上には充填材３３が充填されている。処理塔３１の充填材３３の上方には、散水ノズル３４が設けられている。散水ノズル３４には給水管３５を介してポンプ３６及び貯水槽３７が連結されており、貯水槽３７内に湛えられた水がポンプ３６により散水ノズル３４から充填材３３に散水されるようになっている。また、散水されて底部に溜まった水は排水管３８を介して排水されるようになっている。
【００２９】
このような処理塔３１の下部にはファン３９が介装された導入管４０が接続されており、被処理ガスが導入されるようになっている。一方、処理塔３１の上部には排気管４１が連結されており、処理ガスが排気されるようになっている。
【００３０】
このような生物脱臭装置３０では、充填材３３の少なくとも一部として、種充填材馴養装置１０で馴養した種充填材を最初から用いる以外は、従来の生物脱臭装置と同様である。すなわち、被処理ガスを導入しながら、散水ノズル３４を介して適当な散水を行う。しかしながら、上述したような種充填材を用いることにより、設置後、短期間で脱臭環境を整えることができ、処理ガスに悪臭が含まれる状態を極めて短期間に低減することができる。
【００３１】
なお、種充填材の添加量は、例えば、充填材３３の全体の１／１０〜１／２程度であるが、全量を種充填材としてもよい。
【００３２】
（実施例）
図１に示す種充填材馴養装置１０を用い、９ｍ^３の容量の充填塔１１に、セラミックス製の粒径１０ｍｍの塊状人工充填材を１段充填し、種充填材馴養装置１０内を循環する雰囲気ガスの硫化水素濃度が５０ｃｍ^３／ｍ^３となるよう充填塔１１へ硫化水素ガスを添加するとともに、充填材１３に散水する水のメチルメルカプタン濃度が２０ｍｇ／Ｌとなるよう貯水槽１９へメタンチオールナトリウムを添加し、４ｍ^３／分の風量で雰囲気ガスを循環するとともに、３０分おきに０．２５ｍ^３／分で２分間散水し、臭気が除去される度にこの操作を繰り返し行い、３０日間連続して運転することにより、微生物を馴養し、微生物を担持し種充填材を得た。なお、連続運転中、貯水槽１９内の貯留水は温度３０〜４０度になるよう貯水槽１９に設置したヒータで保温した。
【００３３】
この充填材１３を新規充填材に対して１／４量分混入し、カラム試験を行った。１５分間隔で２０秒間、１５０ｍＬ／分で散水しながら、臭気ガスとして硫化水素を３ｃｍ^３／ｍ^３導入したが、１日後には処理ガス中の硫化水素濃度は０．３ｃｍ^３／ｍ^３以下（除去率９０％以上）となった。
【００３４】
（比較例）
この種充填材を用いない以外は、図２に示す生物脱臭装置３０を実施例と同様に運転したところ、硫化水素の除去率が９０％以上となるまでに１０日を要した。
【００３５】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、生物脱臭装置の充填材の一部として別途設けた種充填材馴養装置で馴養した種充填材を用いることにより、短期間で脱臭環境が整い、生物脱臭装置を迅速に立ち上げることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態に係る種充填材馴養装置の概略構成図である。
【図２】本発明の一実施形態に係る生物脱臭装置の概略構成図である。
【符号の説明】
１０種充填材馴養装置
１１充填塔
１３充填材
１４ファン
１５循環パイプ
１６散水ノズル
１９貯水槽
２３活性炭吸着塔
３０生物脱臭装置
３１処理塔
３３充填材
３４散水ノズル
４０導入管
４１排気管[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a seed filler acclimatization device and manufacturing how the Raising and species fillers are those devised to establish a short time deodorizing environment during installation of the biological deodorization device.
[0002]
[Prior art]
A biological deodorization method for deodorizing a gas to be treated by utilizing the decomposition action of odorous components by microorganisms can be carried out at a low maintenance cost and is therefore widely used industrially.
[0003]
Conventionally, as a biological deodorizing apparatus for carrying out such a biological deodorizing method, an apparatus in which a processing material is filled with a filler carrying microorganisms and a processing gas is passed through the processing tower has been proposed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the biological deodorization apparatus as described above, there is a problem that it takes about one month after the apparatus is installed, after the odor is ventilated, until the target design odor can be deodorized.
[0005]
Therefore, in particular, when updating an existing deodorizing apparatus, it is desired to be able to quickly deodorize the odor so that it does not leak out of the treatment plant.
[0006]
The present invention aims such view of the circumstances, to provide a manufacturing how species filler acclimatization device and its Raising and species filler capable of establishing deodorizing environment in a short period during the installation And
[0010]
[Means for Solving the Problems]
A first aspect of the present invention that solves the above problems is a packed tower packed with a filler for supporting microorganisms in a seed packing habituation apparatus for acclimating a seed filler supporting microorganisms acclimated for biological deodorization. And an atmospheric gas circulating means for circulating the atmospheric gas in the packed tower, a watering means for circulating the sprinkled water while sprinkling water on the filler in the packed tower, and an odor supply means for supplying odor to the packed tower The odor supply means is selected from the group consisting of hydrogen sulfide (H ₂ S), methyl mercaptan (MM), methyl sulfide (DMS), and methyl disulfide (DMDS) in the packed column. in seed filler acclimatization device which is characterized in that to supply the odor to the packed tower through the water spray means is added to the water sprinkling odor formation minutes Naru material consisting of at least one.
[0011]
According to a second aspect of the present invention , in the first aspect , there is provided a seed filler habituation apparatus further comprising a heating means for heating the filler in the packed tower.
[0012]
According to a third aspect of the present invention, in the second aspect, the watering means has a water storage tank, and the heating means is a heater for heating the water stored in the water storage tank. It is in the filler habituation device.
A fourth aspect of the present invention, in the first to third any aspects, to the seed filler acclimatization and wherein said odor formation minutes Naru material is at least one of methanethiol sodium and sodium sulfide is there.
A fifth aspect of the present invention is the seed filler according to any one of the first to fourth aspects, wherein sewage secondary treated water or sewage tertiary treated water is used as water sprayed by the watering means. In the habituation device.
A sixth aspect of the present invention is a method for starting up the seed filler habituation apparatus according to any one of the first to fifth aspects, in which sludge used for activated sludge treatment of waste water is sprayed on the filler in advance. There is a method for starting a seed filler habituation apparatus characterized in that:
According to a seventh aspect of the present invention, there is provided a method for producing a seed filler characterized by acclimating a seed filler using the seed filler habituation apparatus according to any one of the first to fifth aspects.
[0014]
According to the present invention, as at least a part of the filler, a seed filler carrying separately conditioned microorganisms is filled, so that a deodorizing environment can be established in a short period of time during installation. If a habituation apparatus is used, the seed filler used with a biological deodorizing apparatus can be manufactured efficiently.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described based on an embodiment.
[0016]
In FIG. 1, schematic structure of the seed filler habituation apparatus which concerns on one Embodiment is shown. As shown in FIG. 1, the seed filler acclimation apparatus 10 includes a packed tower 11 for acclimating the seed filler, and a grid 13 in the packed tower 11 is filled with a filler 13. The packed tower 11 is provided with a circulation pipe 15 in which a fan 14 is interposed, so that the atmospheric gas in the packed tower 11 can be circulated. A watering nozzle 16 is provided above the filler 13 in the packed tower 11. The water spray nozzle 16 is connected with a pump 18 and a water storage tank 19 through a water supply pipe 17, and water stored in the water storage tank 19 is sprayed from the water spray nozzle 16 to the filler 13. Yes. Further, the water which has been sprinkled and accumulated at the bottom is returned to the water storage tank 19 via the circulation pipe 20. The drainage pipe 21 is provided separately, and the activated carbon adsorption tower 23 is interposed in the exhaust pipe 22 for exhausting the atmospheric gas in the packed tower 11.
[0017]
With the above configuration, the packed column 11 is filled with the filler 13, the odor is supplied to the packed column 11 directly or through the water storage tank 19, and the atmosphere gas containing the odor is circulated while watering from the watering nozzle 16. Thereby, the microorganisms adhering to the filler 13 can be acclimatized.
[0018]
Here, the kind of the filler 13 to be packed on the grid 12 of the packed tower 11 is not particularly limited, and a material that can be used in a biological deodorization apparatus may be used. Specifically, a natural fibrous organic substance (peet), an artificial filler made of resin or ceramics, or a bulky molded body of water-absorbing synthetic fiber as disclosed in JP-A-7-303833 is used. be able to. Moreover, as a shape of a filler, a plate shape or a lump shape can be used. In addition, you may add the seed filler used with the other biological deodorizing apparatus etc. as a part of filler 13.
[0019]
In order to acclimate the biodeodorizing microorganisms to the packing material 13, an odor component for the purpose of deodorization is added to the packed tower 11. The odor component may be added directly to the packed tower 11, may be added via the circulation pipe 15, or may be added via water sprayed from the water spray nozzle 16.
[0020]
Examples of odor components include hydrogen sulfide (H ₂ S), methyl mercaptan (MM), methyl sulfide (DMS), and methyl disulfide (DMDS). These components are directly added to the packed column 11 for circulation. You may make it circulate through the pipe 15 and the fan 14, and may add the material used as the raw material of these odor components to the water storage tank 19, and may sprinkle it from the watering nozzle 16. FIG. For example, in the case of methyl mercaptan, a sodium methanethiol solution may be added to the water storage tank 19, or sodium sulfide as a raw material for hydrogen sulfide may be added to the water storage tank 19.
[0021]
By circulating the atmospheric gas in an atmosphere to which such an odor component is added, there is an advantage that the odor gas component can be effectively used and the efficiency of adaptation can be increased.
[0022]
Further, in order to acclimate the microorganisms to the filler 13, appropriate moisture is supplied to the filler 13 through the watering nozzle 16. The amount of sprinkling is not particularly limited, and may be performed so as to be a condition suitable for habitation of microorganisms, and may be performed intermittently or continuously.
[0023]
Although the temperature in the packed tower 11 is not particularly limited, it is desirable that the temperature be suitable for acclimatization of microorganisms, and it is preferable to heat in the cold season. As the heating method, a heater or the like may be provided in the packed tower 11, but the water in the water storage tank 19 may be heated and sprinkled. Further, the hot air may be circulated through the circulation pipe 15.
[0024]
Sewage secondary treated water or sewage tertiary treated water can be suitably used as the water sprayed on the filler 13. This is because the sewage secondary treated water and the sewage tertiary treated water have microorganisms for decomposing odor components in advance and hardly contain bactericides such as chlorine harmful to the microorganisms.
[0025]
Moreover, when starting up the seed filler habituation apparatus 10, it is preferable to spread the sludge used in the activated sludge treatment of the waste water on the filler 13 in advance. Specifically, activated sludge is added to the water storage tank 19 so that the sludge concentration is about several tens to several thousand mg / L so that the sludge can be sprayed on the filler 13 during watering.
[0026]
In the seed filler acclimatization apparatus 10 described above, after the acclimatization is completed and the seed filler is used, the atmospheric gas is exhausted from the exhaust pipe 22, deodorized and exhausted by the activated carbon adsorption tower 23, and water is sprinkled. However, if the pH is low, the water is neutralized in the water storage tank 19 and then drained.
[0027]
Although an example of the biological deodorizing apparatus 30 is shown in FIG. 2, the seed filler acclimatization apparatus 10 mentioned above may be provided side by side, or may be provided separately.
[0028]
As shown in FIG. 2, a treatment tower 31 is provided, and a filler 33 is filled on a grid 32 of the treatment tower 31. A watering nozzle 34 is provided above the filler 33 of the processing tower 31. The water spray nozzle 34 is connected to a pump 36 and a water storage tank 37 through a water supply pipe 35, and water stored in the water storage tank 37 is sprayed from the water spray nozzle 34 to the filler 33. ing. Further, the water that has been sprinkled and accumulated at the bottom is drained through a drain pipe 38.
[0029]
An inlet pipe 40 having a fan 39 interposed is connected to the lower part of the processing tower 31 so that a gas to be processed is introduced. On the other hand, an exhaust pipe 41 is connected to the upper portion of the processing tower 31 so that the processing gas is exhausted.
[0030]
Such a biological deodorization apparatus 30 is the same as the conventional biological deodorization apparatus except that the seed filler conditioned by the seed filler acclimation apparatus 10 is used from the beginning as at least a part of the filler 33. That is, appropriate watering is performed through the watering nozzle 34 while introducing the gas to be treated. However, by using the seed filler as described above, a deodorizing environment can be prepared in a short period of time after installation, and the state in which the processing gas contains malodor can be reduced in a very short time.
[0031]
The added amount of the seed filler is, for example, about 1/10 to 1/2 of the entire filler 33, but the entire amount may be used as the seed filler.
[0032]
(Example)
Using the seed filler acclimatization apparatus 10 shown in FIG. 1, the packed tower 11 having a capacity of 9 m ³ is filled with one stage of ceramic artificial bulk material having a particle diameter of 10 mm and circulated in the seed filler acclimatization apparatus 10. Hydrogen sulfide gas is added to the packed column 11 so that the hydrogen sulfide concentration of the atmospheric gas is 50 cm ³ / m ^3, and methane is added to the water tank 19 so that the methyl mercaptan concentration of water sprayed to the filler 13 is 20 mg / L. It was added thiol sodium, with circulating atmospheric gas in air volume of 4m 3 ^/ min, and watering 2 minutes every 30 minutes at 0.25 m 3 ^/ min, repeated this operation every time the odor is removed, 30 By operating continuously for days, the microorganisms were acclimatized, and the microorganisms were supported and seed fillers were obtained. During continuous operation, the water stored in the water tank 19 was kept warm by a heater installed in the water tank 19 so that the temperature was 30 to 40 degrees.
[0033]
A quarter amount of this filler 13 was mixed with the new filler for a column test. Hydrogen sulfide was introduced at ³ cm ³ / m ³ as an odor gas while sprinkling water at 150 mL / min for 20 seconds at 15-minute intervals, but the concentration of hydrogen sulfide in the treated gas was 0.3 cm ³ / m ³ or less after 1 day. (Removal rate 90% or more).
[0034]
(Comparative example)
Except not using this seed filler, the biological deodorization apparatus 30 shown in FIG. 2 was operated in the same manner as in the example. As a result, 10 days were required until the hydrogen sulfide removal rate reached 90% or more.
[0035]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the use of the seed filler conditioned by the seed filler cultivating apparatus separately provided as a part of the filler of the biological deodorizing apparatus provides a deodorizing environment in a short period of time, and biological deodorization. There is an effect that the apparatus can be started up quickly.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a seed filler habituation apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic configuration diagram of a biological deodorization apparatus according to an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
10 kinds of filling material acclimatization device 11 filling tower 13 filling material 14 fan 15 circulation pipe 16 sprinkling nozzle 19 water storage tank 23 activated carbon adsorption tower 30 biological deodorization device 31 treatment tower 33 filling material 34 sprinkling nozzle 40 introduction pipe 41 exhaust pipe

Claims

In a seed filling material acclimatization device for acclimatizing a seed filler carrying microorganisms adapted for biological deodorization, a packed tower filled with a filler for supporting microorganisms, and an atmospheric gas circulation for circulating the atmosphere gas of this packed tower Means, water sprinkling means for sprinkling water in the packing material in the packed tower and circulating the sprinkled water, and odor supplying means for supplying odor into the packed tower, the odor supplying means comprising the packed tower an inner, hydrogen sulfide (H ₂ S), methyl mercaptan (MM), sprinkling least one odor formation minutes Naru material consisting of selected from the group consisting of methyl sulfide (DMS) and methyl disulfide (DMDS) A seed filler habituation apparatus which is added to water and supplies odor into the packed tower through the watering means.

2. The seed filler habitation apparatus according to claim 1, further comprising a heating means for heating the filler in the packed tower.

3. The seed filler habitation apparatus according to claim 2, wherein the watering means has a water storage tank, and the heating means is a heater for heating the water stored in the water storage tank.

In any one of claims 1 to 3, the seed filler acclimatization apparatus wherein the odor forming minutes Naru material is at least one of methanethiol sodium and sodium sulphide.

5. The seed filler habitation apparatus according to claim 1, wherein sewage secondary treated water or sewage tertiary treated water is used as water sprinkled by the watering means.

A seed filler habituation method according to any one of claims 1 to 5, characterized in that sludge used in activated sludge treatment of waste water is sprayed on the filler in advance. How to start up the device.

A seed filler production method characterized by acclimating a seed filler using the seed filler habituation apparatus according to any one of claims 1 to 5.