JP3972159B2 - Film for vapor deposition balloon - Google Patents

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    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H27/00Toy aircraft; Other flying toys
    • A63H27/10Balloons

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Toys (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蒸着バルーン用フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
蒸着バルーン用フィルムとして、6−ナイロン層/接着樹脂層/LLDPE層の3層構成の積層フィルムが蒸着バルーン用フィルムとして使用されていた。
【0003】
また、ポリアミド系樹脂層、エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物層、ポリアミド系樹脂層、接着性樹脂層及びポリオレフィン系樹脂層からなる5層構成のフィルムも提案されている(特開平7−290650号公報)。
【0004】
しかしながら、これらフィルムは、フィルムがカールする不具合があった。
【0005】
本発明は、フィルムがカールすることのない蒸着バルーン用フィルムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ポリアミド系樹脂層/ポリオレフィン層/ポリアミド系樹脂層/接着樹脂層/LLDPE層の5層を積層してなる蒸着バルーン用フィルムに関する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の蒸着バルーン用フィルムにおいて、ポリアミド系樹脂層は、6−ナイロン(ポリ−ε−カプロラクタム)、66−ナイロン(ポリヘキサメチレンアジパミド)、12−ナイロン(12−アミノドデカン酸のラクタムのポリマー)、6−66コポリナイロン、6−12コポリナイロンなどの結晶性ナイロンまたは非晶性ナイロンを含み、好ましくは結晶性ナイロン70〜95重量%程度及び非晶性ナイロン30〜5重量%程度、より好ましくは結晶性ナイロン80〜90重量%程度及び非晶性ナイロン20〜10重量%程度を含む。6−66コポリナイロンは、6−ナイロン(ポリ−ε−カプロラクタム)と66ナイロン(ポリヘキサメチレンアジパミド)の共重合体であり、6−ナイロンの割合が30モル%程度以上、好ましくは50%程度以上、より好ましくは70モル%程度以上である。ナイロンの分子量は、13000〜33000程度である。2つのポリアミド系樹脂層は、上記成分を含む限り、同一であっても異なっていてもよい。ポリアミド樹脂層の厚みは、1〜15μm程度、好ましくは3〜10μm程度である。非晶質系ナイロンとしては、テレフタル酸、イソフタル酸の様なジカルボン酸とヘキサメチレンジアミンのようなジアミンとのコポリマーまたはターポリマーが挙げられる。
【0008】
ポリオレフィン層は、2つのポリアミド系樹脂層を接着させることができる限り特に限定されないが、好ましくはポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、より好ましくは直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)及び/又は低密度ポリエチレン(LDPE)、特にLLDPEを含む。ポリオレフィン層の厚みは、1〜6μm程度、好ましくは1.5〜4μm程度である。ポリオレフィン層には、LLDPE等のポリオレフィンの他に、グラフト反応により処理されたLLDPEのようなポリオレフィンベースの接着樹脂をポリオレフィンに代えて或いはポリオレフィンとともに用いてもよい。ポリオレフィン層は、好ましくはポリオレフィンベースの接着樹脂を含む。
【0009】
接着樹脂層は、ポリアミド樹脂層とシール層を接着させることができる限り特に限定されないが、好ましくはグラフト反応により処理されたLLDPEである。接着樹脂層の厚みは、1〜6μm程度、好ましくは1.5〜3μm程度である。
【0010】
シール層は、LLDPE又はLDPE、特にLLDPEを含む。シール層の厚みは、2〜20μm程度、好ましくは5〜10μm程度である。
【0011】
本発明のバルーン用フィルム全体の厚みは10〜70μm程度、好ましくは15〜35μm程度である。
【0012】
本発明のポリアミド系多層収縮フィルムは、フラット状フィルムが好ましい。このフィルムは、Tダイよりフラット状に共押出し、逐次2軸延伸を行えばよい。製膜については特に制限はないが、一般には冷却されたチルロール上に押出キャスティングして行うことができる。こうして製膜されたフィルムは逐次2軸延伸することにより、本発明のフィルムが得られる。延伸は、例えばロール延伸機による縦延伸及びテンター延伸機による横延伸が行われる。
【0013】
延伸倍率は、好ましくは縦方向に1.2〜5倍程度、横方向に2.5〜5倍程度である。延伸温度は、縦方向では60〜120℃程度、好ましくは70〜100℃程度であり、横方向では70〜180℃程度、好ましくは100〜160℃程度である。
【0014】
延伸の後、必要に応じて熱処理を行う。熱処理法は、特に限定されないが、一般にはテンター延伸機による横延伸に引き続き連続工程で行われる。熱処理を行う際、巾方向に20%以内、好ましくは3〜10%に縮小(弛緩)させた状態で行うこともできるが、勿論横延伸時の巾と同じに設定してもよく、横延伸時以上の巾に設定してもよい。熱処理条件は、例えばテンター延伸機により150℃未満、好ましくは80〜130℃程度の範囲で、かつ必要ならば巾方向に20%程度以内、好ましくは3〜10%程度に縮小させた状態で行うことができる。該熱収縮は、自然収縮を防止する目的で行われる。
【0015】
本発明に係る多層フィルムは、蒸着バルーン用フィルムとして好適に使用される。具体的には、本発明のフィルムのポリアミド系樹脂層の全面もしくは部分的に酸化アルミニウム、二酸化けい素、その他各種金属(アルミ箔)の蒸着層を設けることができる。かかる金属蒸着層を部分的に形成する際は、どのような場所に形成してもいっこうに差し支えないが、好ましくは得られたフィルムを長尺帯状にカットし、その幅方向における中央から一方に金属蒸着層を形成させ、他方は透明フィルムのままであることが望ましい。こうすると、極めて容易に半面が透明状のままで、他方の半面が不透明状の金属蒸着層を有するバルーンを形成することも可能となるので便利である。しかも、このようなフィルムによると半球面が透明状のままで、他方の半球面が不透明状の金属蒸着層を有する球形バルーンをも容易に形成することも可能となる。
【0016】
本発明のバルーン用フィルムは、下記の物性を有するのが好ましい:
・ヒートシール強度は、1.0kg/cm以上、好ましくは1.5kg/cm以上;
・ヘイズ(ASTM D-1003に従い測定)は1.0〜7.0%、好ましくは2.0〜5.0%;
・引張強度:MD(800〜1500kg/cm2)、TD(800〜1500kg/cm2);
・引張伸度:MD(80〜180%)、TD(80〜180%);
(引張強度、引張伸度はいずれもJIS K-6732に従い測定)
・熱収縮率(100℃、温水×30Sで測定):MD(0〜5.0%)、TD(0〜5.0%);
・貫孔強度:NY面(0.5kg以上)、LL面(0.5kg)(JIS P-8116に従い測定);
・衝撃強度:NY面(5.0kg・cm以上)、LL面(5.0kg・cm以上)(打ち抜き式インパクトテスター;小球にて測定);
・シール強度(圧力=2kg/cm2;時間=1秒):
120℃(1.0kg/cm以上)、130℃(1.0kg/cm以上)、140℃(1.5kg/cm以上)、
150℃(1.5kg/cm以上)、160℃(1.5kg/cm以上)、170℃(1.5kg/cm以上);
・酸素透過率:100cc/m2・24h・20℃×65%RH以下(ASTM D-3985に従い測定);
・ぬれ指数:NY面(45dyn/cm以上)(JIS K-6768に従い測定);
・蒸着強度(NY面と蒸着部分との剥離強度)20g/15mm以上、好ましくは50g/15mm以上。
【0017】
本発明のバルーンは、前記バルーン用フィルムのヒートシール層同志をヒートシールして球状、楕円体状等の任意の形状、大きさに形成して製造することができる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明を実施例及び比較例に基づいてより詳細に説明する。
【0019】
〔カール性の評価方法〕
測定温度及び湿度:20℃×50%RH
(1) 100mm×100mmのフィルムの対角線に切り目を入れる。
【0020】
(2) MD方向・TD方向に丸めたときのフィルムの幅・高さを測定する。
【0021】
基準
・幅が大きいほどカール性が小さい(品質がよい)
・高さが大きいほどカール性が小さい(品質がよい)
これは、カール性が強いと小さく丸まるので、幅と高さが小さくなるからである。
【0022】
実施例1
以下の原料を用い、5層構成の積層フィルムを製造した。
【0023】
(1)原料:
・ポリアミド樹脂層(以下”A”層とする)=6−ナイロン(80重量%)及び非晶性ナイロン(20重量%)
・ポリオレフィン層(以下”B”層とする)=LLDPEベースの接着樹脂
・接着樹脂層(以下”C”層とする)=LLDPEベースの接着樹脂
・シール層(以下”D”層とする)=LLDPE
(2)製造方法
上記各層の成分(A/B/A/C/D)をTダイより、冷却水の循環するチルロールに共押出製膜せしめ、フラット状の5層フィルムを得た。しかる後、80℃のロール延伸機により3倍に縦延伸し、更に120℃の雰囲気のテンター延伸機により3.8倍に横延伸し、続いて該テンター延伸機により幅を4%程度縮小しつつ200℃の雰囲気中で熱固定した。得られたフィルムの厚みは、A/B/A/C/D=4/2/4/2/8(μm)であった。
【0024】
得られたフィルムの物性値を表1に示す。
【0025】
実施例2
以下の原料を用いた以外は、実施例1と同様にして、A/B/A/C/D=4/2/4/2/8(μm)の厚みを有する5層構成の積層フィルムを製造した。得られたフィルムの物性値を表1に示す。
【0026】
A層=6−ナイロン(80重量%)及び非晶性ナイロン(20重量%)
B層=LLDPEベースの接着樹脂(50重量%)+LLDPE(50重量%)
C層=LLDPEベースの接着樹脂
D層=LLDPE
実施例3
以下の原料を用いた以外は、実施例1と同様にして、A/B/A/C/D=6/3/6/2/18(μm)の厚みを有する5層構成の積層フィルムを製造した。得られたフィルムの物性値を表1に示す。
【0027】
A層=6−ナイロン(80重量%)及び非晶性ナイロン(20重量%)
B層=LLDPEベースの接着樹脂
C層=LLDPEベースの接着樹脂
D層=LLDPE
比較例1
以下の原料を用いた以外は、実施例1と同様にして、A/C/D=10/2/10(μm)の厚みを有する3層構成の積層フィルムを製造した。得られたフィルムのカール測定結果を表2に示す。
【0028】
A層=6−ナイロン(80重量%)及び非晶性ナイロン(20重量%)
C層=LLDPEベースの接着樹脂
D層=LLDPE
試験例1
実施例1及び比較例1で得られたフィルムのカール測定結果を表2に示す。
【0029】
【表2】

Figure 0003972159
実施例1で得られたフィルムの物性値を以下に列挙する。
【0030】
・平均厚み:20.7μm
・ヘイズ:2.5%(ASTM D-1003に従い測定)
・引張強度:MD(960 kg/cm2)、TD(1397 kg/cm2
・引張伸度:MD(160 %)、TD(85 %)
(引張強度、引張伸度はいずれもJIS K-6732に従い測定)
・滑性(静摩擦/動摩擦):NY-NY(0.58/0.51)、LL-LL(0.62/0.51)
(ASTM D-1894に従い測定)
・熱収縮率(100℃、温水×30Sで測定):MD(2.3%)、TD(1.3%)
・貫孔強度:NY面(0.67kg)、LL面(0.60kg)(JIS P-8116に従い測定)
・衝撃強度:NY面(8.3kg・cm)、LL面(9.0kg・cm)(打ち抜き式インパクトテスター;小球にて測定)
・シール強度(圧力=2kg/cm2;時間=1秒):
120℃(1.2kg/cm)、130℃(2.1kg/cm)、140℃(2.2kg/cm)、150℃(2.3kg/cm)、160℃(2.3kg/cm)、170℃(2.3kg/cm)
・酸素透過率:43cc/m2・24h・20℃×65%RH(ASTM D-3985に従い測定)
・ぬれ指数:LL面(36dyn/cm)、NY面(50dyn/cm)(JIS K-6768に従い測定)
実施例4
実施例1で得たフィルムを巾100cmに長尺帯状にカットし、その幅方向の中心から一方に巾50cm、厚さ400Åのアルミニウムによる金属蒸着層を(A)層の表面に形成した。こうして得たバルーンフィルムのヒートシール層同志をヒートシールして球状に形成し、1.2気圧のヘリウムガスを充填して不透明状の金属蒸着層を有するバルーンを得た。こうして得たバルーンは意匠効果も良好である上に、7日間空中に浮遊していた。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a film for vapor deposition balloon.
[0002]
[Prior art and problems]
As the vapor deposition balloon film, a laminated film having a three-layer structure of 6-nylon layer / adhesive resin layer / LLDPE layer has been used as the vapor deposition balloon film.
[0003]
A film having a five-layer structure comprising a polyamide resin layer, an ethylene-vinyl acetate copolymer saponified material layer, a polyamide resin layer, an adhesive resin layer and a polyolefin resin layer has also been proposed (Japanese Patent Laid-Open No. 7-290650). Issue gazette).
[0004]
However, these films have a problem that the film curls.
[0005]
An object of this invention is to provide the film for vapor deposition balloons which a film does not curl.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a film for vapor deposition balloon formed by laminating five layers of polyamide resin layer / polyolefin layer / polyamide resin layer / adhesive resin layer / LLDPE layer.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the vapor deposition balloon film of the present invention, the polyamide resin layer is composed of 6-nylon (poly-ε-caprolactam), 66-nylon (polyhexamethylene adipamide), 12-nylon (12-aminododecanoic acid lactam). Polymer), crystalline nylon such as 6-66 copoly nylon, 6-12 copoly nylon or amorphous nylon, preferably about 70 to 95% by weight of crystalline nylon and about 30 to 5% by weight of amorphous nylon, More preferably, it contains about 80 to 90% by weight of crystalline nylon and about 20 to 10% by weight of amorphous nylon. 6-66 copolynylon is a copolymer of 6-nylon (poly-ε-caprolactam) and 66 nylon (polyhexamethylene adipamide), and the proportion of 6-nylon is about 30 mol% or more, preferably 50 % Or more, more preferably about 70 mol% or more. The molecular weight of nylon is about 13,000 to 33000. The two polyamide-based resin layers may be the same or different as long as they contain the above components. The thickness of the polyamide resin layer is about 1 to 15 μm, preferably about 3 to 10 μm. Examples of the amorphous nylon include copolymers or terpolymers of dicarboxylic acids such as terephthalic acid and isophthalic acid and diamines such as hexamethylenediamine.
[0008]
The polyolefin layer is not particularly limited as long as the two polyamide-based resin layers can be bonded to each other, but is preferably a polyolefin such as polyethylene or polypropylene, more preferably linear low density polyethylene (LLDPE) and / or low density polyethylene (LDPE). ), Especially LLDPE. The thickness of the polyolefin layer is about 1 to 6 μm, preferably about 1.5 to 4 μm. In addition to polyolefin such as LLDPE, a polyolefin-based adhesive resin such as LLDPE treated by graft reaction may be used in the polyolefin layer instead of polyolefin or together with polyolefin. The polyolefin layer preferably comprises a polyolefin-based adhesive resin.
[0009]
The adhesive resin layer is not particularly limited as long as the polyamide resin layer and the seal layer can be bonded, but is preferably LLDPE treated by a graft reaction. The thickness of the adhesive resin layer is about 1 to 6 μm, preferably about 1.5 to 3 μm.
[0010]
The sealing layer comprises LLDPE or LDPE, in particular LLDPE. The thickness of the sealing layer is about 2 to 20 μm, preferably about 5 to 10 μm.
[0011]
The overall thickness of the balloon film of the present invention is about 10 to 70 μm, preferably about 15 to 35 μm.
[0012]
The polyamide-based multilayer shrink film of the present invention is preferably a flat film. This film may be coextruded in a flat shape from a T die and sequentially biaxially stretched. Although there is no restriction | limiting in particular about film forming, Generally, it can carry out by extrusion casting on the cooled chill roll. The film of the present invention is obtained by sequentially biaxially stretching the film thus formed. For stretching, for example, longitudinal stretching by a roll stretching machine and transverse stretching by a tenter stretching machine are performed.
[0013]
The draw ratio is preferably about 1.2 to 5 times in the longitudinal direction and about 2.5 to 5 times in the transverse direction. The stretching temperature is about 60 to 120 ° C in the longitudinal direction, preferably about 70 to 100 ° C, and about 70 to 180 ° C, preferably about 100 to 160 ° C in the lateral direction.
[0014]
After stretching, heat treatment is performed as necessary. The heat treatment method is not particularly limited, but is generally performed in a continuous process following the transverse stretching by a tenter stretching machine. When the heat treatment is performed, it can be performed in a state of being reduced (relaxed) within 20% in the width direction, preferably 3 to 10%. You may set the width more than time. The heat treatment conditions are, for example, less than 150 ° C., preferably in the range of about 80 to 130 ° C. with a tenter stretching machine, and if necessary, in a state reduced to about 20% in the width direction, preferably about 3 to 10%. be able to. The heat shrinkage is performed for the purpose of preventing spontaneous shrinkage.
[0015]
The multilayer film which concerns on this invention is used suitably as a film for vapor deposition balloons. Specifically, a vapor deposition layer of aluminum oxide, silicon dioxide, and other various metals (aluminum foil) can be provided on the entire surface or part of the polyamide resin layer of the film of the present invention. When such a metal vapor deposition layer is partially formed, it can be formed anywhere, but preferably the obtained film is cut into a long band shape and from the center in the width direction to one side. It is desirable to form a metal vapor deposition layer while the other remains a transparent film. This is convenient because it is very easy to form a balloon having a metal vapor deposition layer in which the half surface remains transparent and the other half surface is opaque. Moreover, according to such a film, it is possible to easily form a spherical balloon having a metal vapor deposition layer in which the hemispherical surface remains transparent and the other hemispherical surface is opaque.
[0016]
The balloon film of the present invention preferably has the following physical properties:
The heat seal strength is 1.0 kg / cm or more, preferably 1.5 kg / cm or more;
Haze (measured according to ASTM D-1003) is 1.0 to 7.0%, preferably 2.0 to 5.0%;
-Tensile strength: MD (800-1500 kg / cm < 2 >), TD (800-1500 kg / cm < 2 >);
-Tensile elongation: MD (80-180%), TD (80-180%);
(Tensile strength and tensile elongation are both measured according to JIS K-6732)
Heat shrinkage (measured at 100 ° C., warm water × 30S): MD (0 to 5.0%), TD (0 to 5.0%);
-Through hole strength: NY surface (0.5 kg or more), LL surface (0.5 kg) (measured according to JIS P-8116);
Impact strength: NY surface (5.0 kg · cm or more), LL surface (5.0 kg · cm or more) (punch-type impact tester; measured with a small ball);
・ Seal strength (pressure = 2kg / cm 2 ; time = 1 second):
120 ° C (1.0 kg / cm or more), 130 ° C (1.0 kg / cm or more), 140 ° C (1.5 kg / cm or more),
150 ° C. (1.5 kg / cm or more), 160 ° C. (1.5 kg / cm or more), 170 ° C. (1.5 kg / cm or more);
・ Oxygen permeability: 100cc / m 2・ 24h ・ 20 ℃ × 65% RH or less (measured according to ASTM D-3985);
-Wetting index: NY surface (45 dyn / cm or more) (measured according to JIS K-6768);
-Vapor deposition strength (peeling strength between NY surface and vapor deposition portion) is 20 g / 15 mm or more, preferably 50 g / 15 mm or more.
[0017]
The balloon of the present invention can be produced by heat-sealing the heat-seal layers of the balloon film so as to be formed into an arbitrary shape and size such as a spherical shape and an ellipsoid shape.
[0018]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail based on examples and comparative examples.
[0019]
[Curling evaluation method]
Measurement temperature and humidity: 20 ° C x 50% RH
(1) Make a cut in the diagonal line of 100mm x 100mm film.
[0020]
(2) Measure the width and height of the film when rounded in the MD and TD directions.
[0021]
The larger the standard and width, the lower the curling property (the better the quality)
・ The higher the height, the lower the curling property (the better the quality)
This is because when the curl property is strong, the curl is rounded down and the width and height are reduced.
[0022]
Example 1
A five-layer laminated film was manufactured using the following raw materials.
[0023]
(1) Raw material:
Polyamide resin layer (hereinafter referred to as “A” layer) = 6-nylon (80% by weight) and amorphous nylon (20% by weight)
-Polyolefin layer (hereinafter referred to as "B" layer) = LLDPE-based adhesive resin-Adhesive resin layer (hereinafter referred to as "C" layer) = LLDPE-based adhesive resin-Seal layer (hereinafter referred to as "D" layer) = LLDPE
(2) Manufacturing method The components (A / B / A / C / D) of each of the above layers were coextruded from a T-die to a chill roll in which cooling water circulates to obtain a flat five-layer film. Thereafter, the film is stretched three times longitudinally by a roll stretching machine at 80 ° C., further stretched 3.8 times by a tenter stretching machine in an atmosphere at 120 ° C., and then the width is reduced by about 4% by the tenter stretching machine. Then, it was heat-set in an atmosphere at 200 ° C. The thickness of the obtained film was A / B / A / C / D = 4/2/4/2/8 (μm).
[0024]
The physical properties of the obtained film are shown in Table 1.
[0025]
Example 2
A laminated film having a five-layer structure having a thickness of A / B / A / C / D = 4/2/4/2/8 (μm) is obtained in the same manner as in Example 1 except that the following raw materials are used. Manufactured. The physical properties of the obtained film are shown in Table 1.
[0026]
A layer = 6-nylon (80 wt%) and amorphous nylon (20 wt%)
B layer = LLDPE-based adhesive resin (50 wt%) + LLDPE (50 wt%)
C layer = LLDPE-based adhesive resin D layer = LLDPE
Example 3
A laminated film having a five-layer structure having a thickness of A / B / A / C / D = 6/3/6/2/18 (μm) is obtained in the same manner as in Example 1 except that the following raw materials are used. Manufactured. The physical properties of the obtained film are shown in Table 1.
[0027]
A layer = 6-nylon (80 wt%) and amorphous nylon (20 wt%)
B layer = LLDPE-based adhesive resin C layer = LLDPE-based adhesive resin D layer = LLDPE
Comparative Example 1
A laminated film having a three-layer structure having a thickness of A / C / D = 10/2/10 (μm) was produced in the same manner as in Example 1 except that the following raw materials were used. The curl measurement results of the obtained film are shown in Table 2.
[0028]
A layer = 6-nylon (80 wt%) and amorphous nylon (20 wt%)
C layer = LLDPE-based adhesive resin D layer = LLDPE
Test example 1
Table 2 shows the curl measurement results of the films obtained in Example 1 and Comparative Example 1.
[0029]
[Table 2]
Figure 0003972159
The physical property values of the film obtained in Example 1 are listed below.
[0030]
・ Average thickness: 20.7μm
・ Haze: 2.5% (measured according to ASTM D-1003)
・ Tensile strength: MD (960 kg / cm 2 ), TD (1397 kg / cm 2 )
・ Tensile elongation: MD (160%), TD (85%)
(Tensile strength and tensile elongation are both measured according to JIS K-6732)
・ Lubricity (static friction / dynamic friction): NY-NY (0.58 / 0.51), LL-LL (0.62 / 0.51)
(Measured according to ASTM D-1894)
-Heat shrinkage (measured at 100 ° C, warm water x 30S): MD (2.3%), TD (1.3%)
・ Through hole strength: NY surface (0.67kg), LL surface (0.60kg) (measured according to JIS P-8116)
・ Impact strength: NY surface (8.3kg ・ cm), LL surface (9.0kg ・ cm) (Punched impact tester; measured with a small ball)
・ Seal strength (pressure = 2kg / cm 2 ; time = 1 second):
120 ℃ (1.2kg / cm), 130 ℃ (2.1kg / cm), 140 ℃ (2.2kg / cm), 150 ℃ (2.3kg / cm), 160 ℃ (2.3kg / cm), 170 ℃ (2.3kg) /cm)
・ Oxygen permeability: 43cc / m 2・ 24h ・ 20 ℃ × 65% RH (measured according to ASTM D-3985)
-Wetting index: LL surface (36 dyn / cm), NY surface (50 dyn / cm) (measured according to JIS K-6768)
Example 4
The film obtained in Example 1 was cut into a long strip having a width of 100 cm, and a metal vapor deposition layer of aluminum having a width of 50 cm and a thickness of 400 mm was formed on the surface of the layer (A). The heat seal layers of the balloon film thus obtained were heat-sealed to form a spherical shape, and filled with 1.2 atm of helium gas to obtain a balloon having an opaque metal deposition layer. The balloon thus obtained had a good design effect and was floating in the air for 7 days.

Claims (6)

ポリアミド系樹脂層/ポリオレフィン層/ポリアミド系樹脂層/接着樹脂層/シール層の5層を積層してなるフィルムの表面のポリアミド系樹脂層に全面または部分的に金属蒸着層を設けてなる蒸着バルーン用フィルムであり、ポリアミド系樹脂層/ポリオレフィン層/ポリアミド系樹脂層/接着樹脂層/シール層の各層の厚みが1〜15μm/1〜6μm/1〜15μm/1〜6μm/2〜20μmであり、5層積層フィルムの全体の厚みが15〜35μmである蒸着バルーン用フィルム。 Vapor deposition balloon in which a metal vapor deposition layer is provided entirely or partially on a polyamide resin layer on the surface of a film formed by laminating five layers of polyamide resin layer / polyolefin layer / polyamide resin layer / adhesive resin layer / sealing layer. The thickness of each layer of polyamide resin layer / polyolefin layer / polyamide resin layer / adhesive resin layer / sealing layer is 1-15 μm / 1-6 μm / 1-15 μm / 1-6 μm / 2-20 μm. The film for vapor deposition balloons whose whole thickness of a 5 layer lamination film is 15-35 micrometers . ポリアミド系樹脂層が、結晶性ナイロン70〜95重量%及び非晶性ナイロン30〜5重量%を含む混合樹脂層である請求項1に記載の蒸着バルーン用フィルム。The film for vapor deposition balloon according to claim 1, wherein the polyamide resin layer is a mixed resin layer containing 70 to 95% by weight of crystalline nylon and 30 to 5% by weight of amorphous nylon . 金属蒸着層が形成されてなり半面が透明状で、他方の半面が金属蒸着層を有する請求項1又は2に記載の蒸着バルーン用フィルム。The film for vapor deposition balloons of Claim 1 or 2 in which a metal vapor deposition layer is formed, and a half surface is transparent, and the other half surface has a metal vapor deposition layer. 請求項1〜3のいずれかに記載の蒸着バルーン用フィルムを有するバルーン。The balloon which has a film for vapor deposition balloons in any one of Claims 1-3 . 請求項1〜3のいずれかに記載の蒸着バルーン用フィルムのヒートシール層同志をヒートシールして球状、楕円体状等の任意の形状、大きさに成形することを特徴とする蒸着バルーンの製造方法。Heat-seal layers of the film for vapor deposition balloon according to any one of claims 1 to 3 are heat-sealed and formed into an arbitrary shape or size such as a spherical shape or an ellipsoidal shape, and a vapor deposition balloon is produced. Method. ポリアミド系樹脂層/ポリオレフィン層/ポリアミド系樹脂層/接着樹脂層/シール層の5層を積層してなるフィルムの表面のポリアミド系樹脂層に全面または部分的に金属蒸着層を設けてなる蒸着バルーン用フィルムの製造方法であって、(1)ポリアミド系樹脂/ポリオレフィン/ポリアミド系樹脂/接着樹脂/シール層樹脂をTダイよりフラット状に共押出し、各層の厚みがそれぞれ1〜15μm/1〜6μm/1〜15μm/1〜6μm/2〜20μmであり、5層積層フィルムの全体の厚みが15〜35μmとなるように逐次2軸延伸して多層フィルムとし、(2)得られた多層フィルムの表面のポリアミド系樹脂層の全面または部分的に金属蒸着層を形成することを特徴とする製造方法。Vapor deposition balloon in which a metal vapor deposition layer is provided entirely or partially on a polyamide resin layer on the surface of a film formed by laminating five layers of polyamide resin layer / polyolefin layer / polyamide resin layer / adhesive resin layer / sealing layer. (1) Polyamide resin / polyolefin / polyamide resin / adhesive resin / sealing layer resin is co-extruded in a flat shape from a T-die, and the thickness of each layer is 1 to 15 μm / 1 to 6 μm, respectively. / 1 to 15 μm / 1 to 6 μm / 2 to 20 μm, and the bilayered film is sequentially biaxially stretched so that the total thickness of the five-layer laminated film is 15 to 35 μm. (2) A metal vapor deposition layer is formed in the whole surface or a part of surface polyamide system resin layer, The manufacturing method characterized by the above-mentioned.
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