JP3971044B2

JP3971044B2 - Lateral rod mounting structure

Info

Publication number: JP3971044B2
Application number: JP31604498A
Authority: JP
Inventors: 哲二森
Original assignee: UD Trucks Corp
Current assignee: UD Trucks Corp
Priority date: 1998-11-06
Filing date: 1998-11-06
Publication date: 2007-09-05
Anticipated expiration: 2018-11-06
Also published as: JP2000142056A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の懸架装置等におけるラテラルロッドの連結部構造に係り、特に、車両の上下方向への揺動時に発生する車輪または車体の横方向の変位を低減することができるラテラルロッドの連結部構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
このようなラテラルロッドの連結部構造のうち、車輪の横方向の変位を低減するラテラルロッドの連結部構造として、一般に、図１１に示すような構造が知られている。
【０００３】
図において、車両１の車輪２を支持するアクスルビーム３は、長手方向の一端に、ブラケット４が溶接されている。
アクスルビーム３は、図示しないサスペンション機構により、上方の車体フレーム５を揺動自在に支持している。
車体フレーム５には、アクスルビーム３の長手方向の他端に対応する位置に、ブラケット６が溶接されている。
【０００４】
アクスルビーム３のブラケット４と車体フレーム５のブラケット６との間には、アクスルビーム３とほぼ平行に、ラテラルロッド７が配設されている。
ラテラルロッド７の両端には、このラテラルロッド７に直交する円筒状のカラー８が溶接されている。
各カラー８の内部には、図１２に示すように、ラバーブッシュ９が配設されており、このラバーブッシュ９を介して、カラー８は、アクスルビーム３のブラケット４および車体フレーム５のブラケット６に溶接される支持軸１０に、それぞれ回動自在に取り付けられている。
【０００５】
上述したラテラルロッドの取付部構造では、図１３に示すように、車両が凹凸路を走行することにより、ラテラルロッド７が、車体フレーム５のブラケット６の取付部分を中心として、上下方向に円弧を描いて回動する。
この回動により、ラテラルロッド７の長さの横方向成分Ｗが短くなり、この横方向成分Ｗが短くなった分だけ、車輪２が車両１の横方向に変位するため、車両１の直進安定性が低下させる。
【０００６】
従来、このような車両１の上下方向への揺動による車輪２の横方向への変位を軽減するために、ラテラルロッド７の長さを極力長くしたり、図１４に示すように、ラテラルロッド７の取付位置を、サスペンションストロークＳの中心に近づけることを行っている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のラテラルロッドの連結部構造では、ラテラルロッド７の長さを長くする場合には、ラテラルロッド７の剛性を低下させないために、外径寸法または肉厚を大きくしなくてはならず、重量が増大し、コストが増大するという問題があった。
【０００８】
また、ラテラルロッド７の取付位置をサスペンションストロークＳの中心に近づける場合にも、車体フレーム５のブラケット６が大型化するため、重量が増大し、コストが増大するという問題があった。
さらに、ラテラルロッド７の長さを長くしたり、ブラケット６を大型化する場合には、ラテラルロッド７の取付位置が制限されるという問題があった。
【０００９】
一方、車輪２の横方向への変位を低減させるラテラルロッド構造として、特開平５−１０４９２３号公報、特開平８−３００９２７号公報等に開示されるものが知られている。
しかしながら、特開平５−１０４９２３号公報では、ラテラルロッドを補助ロッドを介して、揺動自在に連結しており、複数の補助ロッドをそれぞれ車体フレームに連結しなくてはならないため、構造が複雑になり、製造コストが増大するという問題があった。
【００１０】
特開平８−３００９２７号公報では、加速度センサ、歪みゲージにより検出する信号に基づいて、制御部がサスペンションの左右各アクチュエータを制御して車体の横方向の姿勢制御を行うため、構造がかなり複雑になり、製造コストが大幅に増大するという問題があった。
本発明はかかる従来の問題点を解決するためになされたもので、簡易な構造で、車両の上下方向の揺動に対する車輪または車体の横方向の変位を小さくすることができるラテラルロッドの取付部構造を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
請求項１のラテラルロッドの取付部構造は、ラテラルロッドの両端に筒状のカラーを直交して設けるとともに、前記各カラーを、懸架装置により揺動自在に連結される車両の第１の構造部および第２の構造部設けられる各支持軸に、弾性部材を介して回動自在に取り付けてなるラテラルロッドの取付部構造において、前記第１の構造部および前記第２の構造部の少なくとも一方における前記支持軸の反ラテラルロッド側には、前記カラーの外周部を当接し、該カラーの反ラテラルロッド側への変位を規制する規制部が設けられ、前記カラーは、前記ラテラルロッドの回動時に前記規制部に当接される該カラーの外周部と、前記支持軸との距離Ｌ１が、該規制部と該支持軸との距離Ｌ０より大きくなる外周形状を備えてなることを特徴とする。
【００１２】
請求項２のラテラルロッドの取付部構造は、請求項１記載のラテラルロッドの取付部構造において、前記カラーの外周部は、長円形状であることを特徴とする。
請求項３のラテラルロッドの取付部構造は、請求項１または請求項２記載のラテラルロッドの取付部構造において、前記支持軸は、前記カラーに対して前記規制部側に偏心していることを特徴とする。
【００１３】
（作用）
請求項１のラテラルロッドの取付部構造では、回動時に規制部に当接されるカラーの外周部と、支持軸との距離Ｌ１が、規制部と支持軸との距離Ｌ０より大きくされるため、車両の上下方向への揺動により、ラテラルロッドおよびカラーの回動する際に、規制部に規制されているカラーが、距離Ｌ１と距離Ｌ２の差だけラテラルロッド側に変位する。
【００１４】
そして、この変位分だけ、ラテラルロッドの長さの横方向成分が、従来より長くされる。
このため、本ラテラルロッドを、例えば、アクスルビーム（第１の構造部）と車体フレーム（第２の構造部）との間に取り付けた場合には、車輪の横方向の変位が小さくされ、車両の直進性が向上する。
【００１５】
また、本ラテラルロッドを、例えば、トラック等における車体フレーム（第１の構造部）と運転台（第２の構造部）との間に取り付けた場合には、運転台のロール性が向上し、乗り心地が向上する。
さらに、本ラテラルロッドを、例えば、バス・乗用車等におけるアクスルビーム（第１の構造部）と車体（第２の構造部）との間に取り付けた場合には、車輪の横方向の変位が小さくされ、車両の直進性が向上するとともに、車体のロール性および乗り心地が向上する。
【００１６】
そして、本構造では、ラテラルロッドおよび懸架装置により相互に連結される第１および第２の構造部は、従来と同一でよいため、ラテラルロッドおよび各構造部等のレイアウトの制約を受けることなく、ラテラルロッドの長さの横方向成分が、従来より長くされる。
請求項２のラテラルロッドの取付部構造では、カラーの外周部が長円形状にされるため、簡易な形状で、確実に、車輪の横方向の変位が小さくされ、車両の直進性が向上される。
【００１７】
請求項３のラテラルロッドの取付部構造では、支持軸が、カラーに対して規制部側に偏心されるため、断面円筒状のカラー等、簡易な形状のカラーを使用して、支持軸を規制部側に偏心するだけで、車輪の横方向の変位が小さくされる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
【００１９】
図１は、本発明のラテラルロッドの取付部構造の第１の実施形態（請求項１および請求項２に対応する）を示している。
図において、トラック等の車両２１の車輪２３は、アクスルビーム２５（第１の構造部に対応する）に支持されている。
【００２０】
アクスルビーム２５の上部には、長手方向の一端に、ブラケット２７が溶接されている。
このブラケット２７は、アクスルビーム２５の延在方向に平行に設けられ相互に対向する一対の板部２７ａにより構成されている。
アクスルビーム２５は、図示しないサスペンション機構により、上方の車体フレーム２９（第２の構造部に対応する）を揺動自在に支持している。
【００２１】
車体フレーム２９には、アクスルビーム２５の長手方向の他端に対応する位置に、ブラケット３１が溶接されている。
このブラケット３１は、アクスルビーム２５の延在方向に平行に設けられ相互に対向する一対の板部３１ａにより構成されている。
アクスルビーム２５のブラケット２７と、車体フレーム２９のブラケット３１との間には、鉄鋼パイプ等からなるラテラルロッド３３が、アクスルビーム２５とほぼ平行に配設されている。
【００２２】
ラテラルロッド３３の両端には、断面長円形状をした筒状の鉄鋼等からなるカラー３５が、ラテラルロッド３３に直交して配設されている。
そして、各カラー３５の扁平面が、ラテラルロッド３３の両端に、それぞれ溶接されている。
各カラー３５の内部には、図２に示すように、鉄鋼等からなる円筒３７（支持軸に対応する）が、カラー３５と軸を揃えて配設されている。
【００２３】
カラー３５と円筒３７との間の空間には、この空間に対応する形状をした合成ゴム等からなるラバーブッシュ３９（弾性部材に対応する）が配設されている。
このラバーブッシュ３９は、カラー３５および円筒３７に加硫溶着されている。
各ブラケット２７、３１には、カラー３５の外周に当接するガイドピン４１（規制部に対応する）が、板部２７ａ、３１ａに直交して、カラー３５のラテラルロッド３３と反対側に位置するカラー３５の外周部３５ａに溶接されている。
【００２４】
このガイドピン４１の外周には、摩擦係数を低減するためのフッ素樹脂等が被覆されている。
カラー３５の外周形状は、ラテラルロッド３３の回動時にガイドピン４１に当接されるカラー３５の外周部３５ａと、円筒３７の中心との距離Ｌ１が、円筒３７の中心とガイドピン４１の外周との距離Ｌ０より大きくなるように形成されている。
【００２５】
また、円筒３７の長さは、図３に示すように、カラー３５の長さより若干長くされており、円筒３７の両端は、カラー３５の両端から突出している。
そして、カラー３５を、ブラケット３１の板部３１ａの間に挿入し、ブラケット２７の板部３１ａに形成されている固定穴３１ｂと円筒３７との軸を合わせて、板部３１ａを、座金４３を介してボルト４４およびナット４５により両側から締め付けることにより、ラテラルロッド３３が、ブラケット３１に回動自在に取り付けられている。
【００２６】
なお、ブラケット２７の板部２７ａにも、ブラケット３１と同様に、ラテラルロッド３３の反対側のカラー３５が取り付けられている。
上述したラテラルロッドの取付部構造では、車両２１の上下方向への揺動時に、ラテラルロッド３３が、以下示すように動作する。
すなわち、図４に示すように、車両２１の上下方向への揺動に合わせて、ラテラルロッド３３がカラー３５とともに回動する。
【００２７】
この回動に伴い、ガイドピン４１には、例えば、円筒３７の中心とガイドピン４１の距離Ｌ０より大きい距離Ｌ１を有するカラー３５の外周部３５ａが、押圧状態で当接する。
この当接の反力により、カラー３５内部のラバーブッシュ３９が変形し、カラー３５は、距離Ｌ１と距離Ｌ０の差Ｄだけ、ラテラルロッド３３側に変位する。
【００２８】
この変位は、ラテラルロッド３３の両端で発生するため、差Ｄの２倍だけ、ラテラルロッド３３の長さの横方向成分Ｗが、従来の構造に比べ長くなる。
この結果、車輪２３の横方向の変位が小さくされ、車両２１の直進性が向上される。
以上のように構成されたラテラルロッドの取付部構造では、回動時にガイドピン４１に当接されるカラー３５の外周部３５ａとガイドピン４１との距離Ｌ１を、ガイドピン４１と円筒３７の中心との距離Ｌ０より大きくしたので、車両２１の上下方向への揺動により、ラテラルロッド３３およびカラー３５の回動する際に、ガイドピン４１に規制されているカラー３５を、距離Ｌ０と距離Ｌ１の差Ｄだけラテラルロッド３３側に変位することができる。
【００２９】
このため、この変位分だけ、ラテラルロッド３３の長さの横方向成分Ｗを、従来より長くすることができ、車輪２３の横方向の変位が小さくなり、車両の直進性を向上することができる。
また、本構造では、ブラケット２７、３１内部の構造を変更することで、ラテラルロッド３３の長さの横方向成分Ｗを従来より長くし、車輪２３の横方向の変位が小さくしたので、ラテラルロッド３３およびブラケット２７、３１の構造を、従来と同一の構造にすることができ、レイアウトの制約を受けることなく、車輪２３の横方向の変位を小さくすることができる。
【００３０】
そして、カラー３５の外形形状を長円形状にしたので、簡易な形状で、確実に、車輪２３の横方向の変位を小さくすることができ、車両の直進性を向上することができる。
図５は、本発明のラテラルロッドの取付部構造の第２の実施形態（請求項３に対応する）を示している。
【００３１】
この実施形態では、第１の実施形態に比べ、ラテラルロッド３３の両端のカラー５１の形状、および、カラー５１に対する内筒３７の位置が相違している。
すなわち、ラテラルロッド３３の両端のカラー５１が、従来と同様に断面円筒形状に形成されている。
【００３２】
また、円筒３７は、カラー５１に対して、ガイドピン４１側に偏心している。
円筒３７の偏心は、カラー５１内に配設するラバーブッシュ３９の形状を変更することにより行われている。
このため、ラテラルロッド３３の回動時にガイドピン４１に当接されるカラー５１の外周部５１ａと、円筒３７の中心との距離Ｌ１は、円筒３７の中心とガイドピン４１の外周との距離Ｌ０より大きくされている。
【００３３】
この実施形態においても、上述した第１の実施形態と同様の効果を得ることができるが、この実施形態では、カラー３５を、従来と同様に断面円形形状に形成したので、ラバーブッシュ３９の形状のみを変更するだけで、従来のカラー５１、円筒３７等をそのまま使用して、車両２１の上下方向への揺動時に、車輪２３の横方向の変位が小さいラテラルロッドの取付部構造を構成することができる。
【００３４】
図６は、本発明のラテラルロッドの取付部構造の第３の実施形態（請求項１に対応する）を示している。
この実施形態では、第１の実施形態に比べ、ラテラルロッド３３の両端のカラー５３の形状が相違している。
すなわち、カラー５３が、偏心した断面形状を有するカム形状に形成されている。
【００３５】
カラー５３は、ラテラルロッド３３の回動時に、ガイドピン４１に当接する側の外周部５３ａほど、大きい径に形成されている。
この実施形態においても、上述した第１および第２の実施形態と同様の効果を得ることができるが、この実施形態では、カラー５３を、偏心した断面形状を有するカム形状に形成したので、外周部５３ａの距離Ｌ１を、距離Ｌ０に比べて十分大きくすることができ、車輪２３の横方向の変位を、より小さくすることができる。
【００３６】
図７は、本発明のラテラルロッドの取付部構造の第４の実施形態（請求項３に対応する）を示している。
この実施形態では、第１の実施形態に比べ、カラー５５に対する内筒３７の位置が相違している。
すなわち、第１の実施形態と同一の断面長円形状の筒状をしたカラー５５の内部に、カラー５５に対して、ガイドピン４１側に偏心している円筒３７が配設されている。
【００３７】
円筒３７の偏心は、第２の実施形態と同様に、カラー５５内に配設するラバーブッシュ３９の形状を変更することにより行われている。
この実施形態においても、上述した第１ないし第３の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図８は、本発明のラテラルロッドの取付部構造の第５の実施形態（請求項１に対応する）を示している。
【００３８】
この実施形態では、トラック等の車両５７の車体フレーム５９（第１の構造部に対応する）と運転台６１（第２の構造部に対応する）とを連結するラテラルロッド３３の取付部６３に、図２に示した第１の実施形態と同様の取付部構造が適用されている。
本実施形態のラテラルロッドの取付部構造では、運転台６１のロール性を向上することができ、乗り心地を向上することができる。
【００３９】
図９は、本発明のラテラルロッドの取付部構造の第６の実施形態（請求項１に対応する）を示している。
この実施形態では、バス・乗用車等の車両６５のアクスルビーム６７（第１の構造部に対応する）と車体６９（第２の構造部に対応する）とを連結するラテラルロッド３３の取付部７１に、図２に示した第１の実施形態と同様の取付部構造が適用されている。
【００４０】
本実施形態のラテラルロッドの取付部構造では、車両６５の直進性を向上することができ、車体６９のロール性および乗り心地を向上することができる。
なお、上述した第１の実施形態では、本発明のラテラルロッドの取付部構造を、ラテラルロッド３３の両端に構成した例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるものでなく、例えば、ラテラルロッド３３の一端のみ構成しても良い。
【００４１】
また、上述した第１の実施形態では、鉄鋼からなるガイドピン４１に、フッ素樹脂を被覆して規制部を構成した例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるものでなく、例えば、鉄鋼等の板部の表面に、曲面を有する樹脂等を接着して規制部を構成しても良い。
そして、上述した第１の実施形態では、ラテラルロッド３３の両端をカラー３５の扁平面に溶接した例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるものでなく、例えば、図１０に示すように、ラテラルロッド３３を、このラテラルロッド３３の回動時にガイドピン４１の反対側に位置するカラー３５の外周部３５ｂに溶接しても良く、この場合には、ラテラルロッド３３の回動時に、ラテラルロッド３３の長さの横方向成分Ｗを、より大きくすることができる。
【００４２】
さらに、上述した第１の実施形態では、本発明の取付部構造を、アクスルビーム２５と車体フレーム２９とを連結するラテラルロッド３３に使用した例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるものでなく、例えば、車体フレームと運転台とを連結するラテラルロッドに使用しても良い。
また、上述した第１の実施形態では、カラー３５と円筒３７との間の空間に、この空間に対応する形状をしたラバーブッシュ３９を配設した例ついて述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるものでなく、例えば、ラバーブッシュ３９の所定の箇所に空隙を形成しても良く、この場合には、ラバーブッシュ３９の弾性変形の程度を調整することができる。
【００４３】
【発明の効果】
請求項１のラテラルロッドの取付部構造では、回動時に規制部に当接されるカラーの外周部と、支持軸との距離Ｌ１を、規制部と支持軸との距離Ｌ０より大きくしたので、車両の上下方向への揺動により、ラテラルロッドおよびカラーの回動する際に、規制部に規制されているカラーを、距離Ｌ１と距離Ｌ２の差だけラテラルロッド側に変位することができる。
【００４４】
このため、この変位分だけ、ラテラルロッドの長さの横方向成分を、従来より長くすることができる。
このため、本ラテラルロッドを、例えば、アクスルビーム（第１の構造部）と車体フレーム（第２の構造部）との間に取り付けた場合には、車輪の横方向の変位を小さくすることができ、車両の直進性を向上することができる。
【００４５】
また、本ラテラルロッドを、例えば、車体フレーム（第１の構造部）と運転台（第２の構造部）との間に取り付けた場合には、運転台のロール性を向上することができ、乗り心地を向上することができる。
さらに、本ラテラルロッドを、例えば、バス・乗用車等におけるアクスルビーム（第１の構造部）と車体（第２の構造部）との間に取り付けた場合には、車両の直進性を向上することができ、車体のロール性および乗り心地を向上することができる。
【００４６】
そして、本構造では、ラテラルロッドおよび懸架装置により相互に連結される第１および第２の構造部を、従来と同一の構造にできるため、ラテラルロッドおよび各構造部等のレイアウトの制約を受けることなく、ラテラルロッドの長さの横方向成分を、従来より長くすることができる。
請求項２のラテラルロッドの取付部構造では、カラーの外周部を長円形状にしたので、簡易な形状で、確実に、ラテラルロッドの長さの横方向成分を、従来より長くすることができる。
【００４７】
請求項３のラテラルロッドの取付部構造では、支持軸を、カラーに対して規制部側に偏心したので、断面円筒状のカラー等、簡易な形状のカラーを使用して、支持軸を規制部側に偏心するだけで、ラテラルロッドの長さの横方向成分を、従来より長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のラテラルロッドの取付部構造の第１の実施形態を示す全体構成図である。
【図２】図１の要部の詳細を示す断面図である。
【図３】図１の要部の詳細を示す別方向から見た断面図である。
【図４】ラテラルロッドが回動した状態を示す断面図である。
【図５】本発明のラテラルロッドの取付部構造の第２の実施形態の要部の詳細を示す断面図である。
【図６】本発明のラテラルロッドの取付部構造の第３の実施形態の要部の詳細を示す断面図である。
【図７】本発明のラテラルロッドの取付部構造の第４の実施形態の要部の詳細を示す断面図である。
【図８】本発明のラテラルロッドの取付部構造の第５の実施形態を示す全体構成図である。
【図９】本発明のラテラルロッドの取付部構造の第６の実施形態を示す全体構成図である。
【図１０】ラテラルロッドとカラーとの取付位置を変えた例を示す断面図である。
【図１１】従来のラテラルロッドの取付部構造を示す全体構成図である。
【図１２】図１１の要部の詳細を示す断面図である。
【図１３】従来のラテラルロッドの取付部構造において、ラテラルロッドが回動した際の車輪が横方向に変位する状態を示す説明図である。
【図１４】従来のラテラルロッドの取付部構造において、ラテラルロッドをサスペンションストロークの中心に配置した例を示す説明図である。
【符号の説明】
２１車両
２３車輪
２５アクスルビーム（第１の構造部）
２７ブラケット
２７ａ板部
２９車体フレーム（第２の構造部）
３１ブラケット
３１ａ板部
３３ラテラルロッド
３５カラー
３５ａ外周部
３５ｂ外周部
３７円筒
３９ラバーブッシュ
４１ガイドピン
４３座金
４４ボルト
４５ナット
５１カラー
５１ａ外周部
５３カラー
５３ａ外周部
５５カラー
５７車両
５９車体フレーム（第１の構造部）
６１運転台（第２の構造部）
６３取付部
６５車両
６７アクスルビーム（第１の構造部）
６９車体（第２の構造部）
７１取付部
Ｄ変位
Ｌ０距離
Ｌ１距離
Ｗ横方向成分[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a lateral rod connecting portion structure in a vehicle suspension system or the like, and in particular, a lateral rod connection that can reduce lateral displacement of a wheel or a vehicle body that occurs when the vehicle swings in the vertical direction. Regarding the part structure.
[0002]
[Prior art]
Among such lateral rod connecting portion structures, a structure as shown in FIG. 11 is generally known as a lateral rod connecting portion structure that reduces the lateral displacement of the wheel.
[0003]
In the figure, a bracket 4 is welded to one end in a longitudinal direction of an axle beam 3 that supports a wheel 2 of a vehicle 1.
The axle beam 3 supports the upper body frame 5 in a swingable manner by a suspension mechanism (not shown).
A bracket 6 is welded to the vehicle body frame 5 at a position corresponding to the other end in the longitudinal direction of the axle beam 3.
[0004]
A lateral rod 7 is disposed between the bracket 4 of the axle beam 3 and the bracket 6 of the vehicle body frame 5 so as to be substantially parallel to the axle beam 3.
A cylindrical collar 8 orthogonal to the lateral rod 7 is welded to both ends of the lateral rod 7.
As shown in FIG. 12, a rubber bush 9 is disposed inside each collar 8, and the collar 8 passes through the rubber bush 9 and the bracket 4 of the axle beam 3 and the bracket 6 of the vehicle body frame 5. Each of them is attached to a support shaft 10 welded to each other so as to be freely rotatable.
[0005]
In the lateral rod mounting structure described above, as shown in FIG. 13, when the vehicle travels on an uneven road, the lateral rod 7 has a circular arc in the vertical direction around the mounting portion of the bracket 6 of the body frame 5. Draw and rotate.
By this rotation, the lateral component W of the length of the lateral rod 7 is shortened, and the wheels 2 are displaced in the lateral direction of the vehicle 1 by the shortened lateral component W. Decrease in sex.
[0006]
Conventionally, in order to reduce the lateral displacement of the wheel 2 due to the swing of the vehicle 1 in the vertical direction, the lateral rod 7 is made as long as possible, or as shown in FIG. 7 is moved closer to the center of the suspension stroke S.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a conventional lateral rod connecting portion structure, when the length of the lateral rod 7 is increased, the outer diameter or the wall thickness is not increased in order not to reduce the rigidity of the lateral rod 7. However, there was a problem that the weight increased and the cost increased.
[0008]
Further, when the mounting position of the lateral rod 7 is brought close to the center of the suspension stroke S, the bracket 6 of the vehicle body frame 5 is increased in size, resulting in an increase in weight and cost.
Furthermore, when the length of the lateral rod 7 is increased or the bracket 6 is enlarged, there is a problem that the mounting position of the lateral rod 7 is limited.
[0009]
On the other hand, as a lateral rod structure for reducing the lateral displacement of the wheel 2, those disclosed in JP-A-5-104923, JP-A-8-300927 and the like are known.
However, in Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-104923, the lateral rod is pivotably coupled via the auxiliary rod, and the plurality of auxiliary rods must be coupled to the vehicle body frame, respectively, so that the structure is complicated. Thus, there is a problem that the manufacturing cost increases.
[0010]
In JP-A-8-300927, the control unit controls the left and right actuators of the suspension to control the lateral posture of the vehicle body based on the signals detected by the acceleration sensor and the strain gauge, so that the structure is considerably complicated. Thus, there is a problem that the manufacturing cost is greatly increased.
The present invention has been made to solve the above-described conventional problems, and has a simple structure and a lateral rod mounting portion that can reduce the lateral displacement of the wheel or the vehicle body with respect to the vertical swing of the vehicle. The purpose is to provide a structure.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The lateral rod mounting portion structure according to claim 1 is a first structural portion of a vehicle in which cylindrical collars are provided at both ends of the lateral rod so as to be orthogonal to each other, and the collars are swingably connected by a suspension device. And a lateral rod mounting portion structure that is rotatably attached to each support shaft provided on the second structure portion via an elastic member, in at least one of the first structure portion and the second structure portion. An anti-lateral rod side of the support shaft is provided with a restricting portion that abuts the outer peripheral portion of the collar and restricts the displacement of the collar toward the anti-lateral rod side. A distance L1 between the outer peripheral portion of the collar that is in contact with the restricting portion and the support shaft has an outer peripheral shape that is larger than a distance L0 between the restricting portion and the support shaft.
[0012]
The lateral rod mounting portion structure according to claim 2 is the lateral rod mounting portion structure according to claim 1, wherein the outer peripheral portion of the collar has an oval shape.
The lateral rod mounting portion structure according to claim 3 is the lateral rod mounting portion structure according to claim 1 or 2, wherein the support shaft is eccentric to the regulating portion side with respect to the collar. And
[0013]
(Function)
In the lateral rod mounting portion structure according to the first aspect, the distance L1 between the outer peripheral portion of the collar that is in contact with the restricting portion during rotation and the support shaft is made larger than the distance L0 between the restricting portion and the support shaft. When the lateral rod and the collar are rotated by the vertical swing of the vehicle, the collar regulated by the regulating portion is displaced toward the lateral rod by the difference between the distance L1 and the distance L2.
[0014]
Then, the lateral component of the length of the lateral rod is made longer than in the conventional case by this amount of displacement.
For this reason, when this lateral rod is attached, for example, between the axle beam (first structure portion) and the body frame (second structure portion), the lateral displacement of the wheel is reduced, and the vehicle Improves straight running performance.
[0015]
In addition, when the lateral rod is attached between, for example, a vehicle body frame (first structure) and a cab (second structure) in a truck or the like, the rollability of the cab is improved, Ride comfort is improved.
Further, when the lateral rod is attached between an axle beam (first structure part) and a vehicle body (second structure part) in, for example, a bus / passenger car, the lateral displacement of the wheel is small. As a result, the straightness of the vehicle is improved, and the rollability and riding comfort of the vehicle body are improved.
[0016]
And in this structure, since the 1st and 2nd structure part mutually connected by a lateral rod and a suspension device may be the same as before, without receiving restrictions of a layout of a lateral rod, each structure part, etc., The lateral component of the length of the lateral rod is made longer than before.
In the lateral rod mounting portion structure according to the second aspect, since the outer peripheral portion of the collar is formed in an oval shape, the lateral displacement of the wheels is reliably reduced with a simple shape, and the straightness of the vehicle is improved. The
[0017]
In the lateral rod mounting portion structure according to claim 3, since the support shaft is eccentric to the restriction portion side with respect to the collar, the support shaft is regulated using a collar having a simple shape such as a collar having a cylindrical cross section. The displacement in the lateral direction of the wheel is reduced only by decentering to the part side.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0019]
FIG. 1 shows a first embodiment (corresponding to claims 1 and 2) of a lateral rod mounting portion structure of the present invention.
In the figure, wheels 23 of a vehicle 21 such as a truck are supported by an axle beam 25 (corresponding to the first structure portion).
[0020]
A bracket 27 is welded to the upper end of the axle beam 25 at one end in the longitudinal direction.
The bracket 27 is configured by a pair of plate portions 27a that are provided in parallel to the extending direction of the axle beam 25 and face each other.
The axle beam 25 supports the upper body frame 29 (corresponding to the second structure portion) in a swingable manner by a suspension mechanism (not shown).
[0021]
A bracket 31 is welded to the vehicle body frame 29 at a position corresponding to the other end in the longitudinal direction of the axle beam 25.
The bracket 31 includes a pair of plate portions 31a that are provided in parallel with the extending direction of the axle beam 25 and face each other.
Between the bracket 27 of the axle beam 25 and the bracket 31 of the vehicle body frame 29, a lateral rod 33 made of a steel pipe or the like is disposed substantially parallel to the axle beam 25.
[0022]
At both ends of the lateral rod 33, collars 35 made of cylindrical steel or the like having an oval cross section are disposed orthogonal to the lateral rod 33.
The flat surface of each collar 35 is welded to both ends of the lateral rod 33.
Inside each collar 35, as shown in FIG. 2, a cylinder 37 (corresponding to a support shaft) made of steel or the like is arranged with the collar 35 aligned with the shaft.
[0023]
A rubber bush 39 (corresponding to an elastic member) made of synthetic rubber or the like having a shape corresponding to this space is disposed in the space between the collar 35 and the cylinder 37.
The rubber bush 39 is vulcanized and welded to the collar 35 and the cylinder 37.
In each bracket 27, 31, a guide pin 41 (corresponding to the restricting portion) that abuts on the outer periphery of the collar 35 is positioned on the opposite side to the lateral rod 33 of the collar 35 perpendicular to the plate portions 27 a, 31 a. 35 is welded to the outer peripheral portion 35a.
[0024]
The outer periphery of the guide pin 41 is covered with a fluorine resin or the like for reducing the friction coefficient.
The outer peripheral shape of the collar 35 is such that the distance L1 between the outer peripheral portion 35a of the collar 35 abutted on the guide pin 41 when the lateral rod 33 rotates and the center of the cylinder 37 is the center of the cylinder 37 and the outer periphery of the guide pin 41 The distance L0 is larger than the distance L0.
[0025]
Further, as shown in FIG. 3, the length of the cylinder 37 is slightly longer than the length of the collar 35, and both ends of the cylinder 37 protrude from both ends of the collar 35.
Then, the collar 35 is inserted between the plate portions 31 a of the bracket 31, the axes of the fixing holes 31 b formed in the plate portion 31 a of the bracket 27 and the cylinder 37 are aligned, and the plate portion 31 a is attached to the washer 43. The lateral rod 33 is rotatably attached to the bracket 31 by tightening from both sides with a bolt 44 and a nut 45.
[0026]
A collar 35 on the opposite side of the lateral rod 33 is also attached to the plate portion 27 a of the bracket 27, similarly to the bracket 31.
In the lateral rod mounting portion structure described above, the lateral rod 33 operates as follows when the vehicle 21 swings in the vertical direction.
That is, as shown in FIG. 4, the lateral rod 33 rotates together with the collar 35 as the vehicle 21 swings in the vertical direction.
[0027]
With this rotation, for example, the outer peripheral portion 35a of the collar 35 having a distance L1 larger than the distance L0 between the center of the cylinder 37 and the guide pin 41 contacts the guide pin 41 in a pressed state.
The rubber bush 39 inside the collar 35 is deformed by the reaction force of the contact, and the collar 35 is displaced toward the lateral rod 33 by the difference D between the distance L1 and the distance L0.
[0028]
Since this displacement occurs at both ends of the lateral rod 33, the lateral component W of the length of the lateral rod 33 becomes longer than that of the conventional structure by twice the difference D.
As a result, the lateral displacement of the wheel 23 is reduced, and the straight traveling performance of the vehicle 21 is improved.
In the lateral rod mounting portion structure configured as described above, the distance L1 between the outer peripheral portion 35a of the collar 35 abutted against the guide pin 41 and the guide pin 41 during rotation is set to the center of the guide pin 41 and the cylinder 37. Therefore, when the lateral rod 33 and the collar 35 are rotated by the swing of the vehicle 21 in the vertical direction, the collar 35 regulated by the guide pin 41 is separated from the distance L0 and the distance L1. Can be displaced toward the lateral rod 33 by the difference D.
[0029]
For this reason, the lateral component W of the length of the lateral rod 33 can be made longer than the conventional one by this displacement, the lateral displacement of the wheel 23 is reduced, and the straightness of the vehicle can be improved. .
Further, in this structure, by changing the structure inside the brackets 27 and 31, the lateral component W of the length of the lateral rod 33 is made longer than before, and the lateral displacement of the wheel 23 is made smaller. 33 and the brackets 27 and 31 can have the same structure as the conventional structure, and the lateral displacement of the wheel 23 can be reduced without being restricted by the layout.
[0030]
Since the outer shape of the collar 35 is oval, the displacement in the lateral direction of the wheel 23 can be reliably reduced with a simple shape, and the straightness of the vehicle can be improved.
FIG. 5 shows a second embodiment (corresponding to claim 3) of the lateral rod mounting structure of the present invention.
[0031]
In this embodiment, the shape of the collar 51 at both ends of the lateral rod 33 and the position of the inner cylinder 37 with respect to the collar 51 are different from those in the first embodiment.
That is, the collars 51 at both ends of the lateral rod 33 are formed in a cylindrical cross section as in the conventional case.
[0032]
Further, the cylinder 37 is eccentric to the guide pin 41 side with respect to the collar 51.
The eccentricity of the cylinder 37 is performed by changing the shape of the rubber bush 39 disposed in the collar 51.
For this reason, the distance L1 between the outer peripheral portion 51a of the collar 51 abutted against the guide pin 41 when the lateral rod 33 is rotated and the center of the cylinder 37 is the distance L0 between the center of the cylinder 37 and the outer periphery of the guide pin 41. Has been bigger.
[0033]
In this embodiment, the same effect as that of the first embodiment described above can be obtained. However, in this embodiment, the collar 35 is formed in a circular cross section as in the prior art, so the shape of the rubber bush 39 is Only by changing only the conventional structure, the collar 51, the cylinder 37, etc. are used as they are, and a lateral rod mounting portion structure in which the lateral displacement of the wheel 23 is small when the vehicle 21 swings in the vertical direction is configured. be able to.
[0034]
FIG. 6 shows a third embodiment (corresponding to claim 1) of the mounting structure of the lateral rod of the present invention.
In this embodiment, the shapes of the collars 53 at both ends of the lateral rod 33 are different from those in the first embodiment.
That is, the collar 53 is formed in a cam shape having an eccentric cross-sectional shape.
[0035]
The collar 53 is formed to have a larger diameter on the outer peripheral portion 53a on the side that contacts the guide pin 41 when the lateral rod 33 is rotated.
In this embodiment, the same effects as those of the first and second embodiments described above can be obtained, but in this embodiment, the collar 53 is formed in a cam shape having an eccentric cross-sectional shape. The distance L1 of the portion 53a can be made sufficiently larger than the distance L0, and the lateral displacement of the wheel 23 can be made smaller.
[0036]
FIG. 7 shows a fourth embodiment (corresponding to claim 3) of the mounting structure of the lateral rod of the present invention.
In this embodiment, the position of the inner cylinder 37 with respect to the collar 55 is different from that of the first embodiment.
That is, a cylinder 37 that is eccentric to the guide pin 41 side with respect to the collar 55 is disposed inside the collar 55 having the same elliptical cross-sectional shape as that of the first embodiment.
[0037]
The eccentricity of the cylinder 37 is performed by changing the shape of the rubber bush 39 disposed in the collar 55 as in the second embodiment.
Also in this embodiment, the same effects as those in the first to third embodiments described above can be obtained.
FIG. 8 shows a fifth embodiment (corresponding to claim 1) of the lateral rod mounting portion structure of the present invention.
[0038]
In this embodiment, the mounting portion 63 of the lateral rod 33 that connects the vehicle body frame 59 (corresponding to the first structure portion) of the vehicle 57 such as a truck and the cab 61 (corresponding to the second structure portion). The same attachment structure as that of the first embodiment shown in FIG. 2 is applied.
In the lateral rod mounting portion structure of the present embodiment, the rollability of the cab 61 can be improved, and the riding comfort can be improved.
[0039]
FIG. 9 shows a sixth embodiment (corresponding to claim 1) of the lateral rod mounting portion structure of the present invention.
In this embodiment, the mounting portion 71 of the lateral rod 33 that connects the axle beam 67 (corresponding to the first structure portion) of the vehicle 65 such as a bus / passenger car and the vehicle body 69 (corresponding to the second structure portion). In addition, the same mounting portion structure as that of the first embodiment shown in FIG. 2 is applied.
[0040]
In the lateral rod mounting portion structure of the present embodiment, the straight traveling performance of the vehicle 65 can be improved, and the rollability and riding comfort of the vehicle body 69 can be improved.
In the first embodiment described above, the example in which the lateral rod mounting portion structure of the present invention is configured at both ends of the lateral rod 33 has been described, but the present invention is not limited to such an embodiment. For example, only one end of the lateral rod 33 may be configured.
[0041]
Further, in the first embodiment described above, the guide pin 41 made of steel has been described with respect to the example in which the restricting portion is configured by coating the fluororesin, but the present invention is not limited to such an embodiment, For example, the regulating portion may be configured by bonding a resin having a curved surface to the surface of a plate portion such as steel.
In the first embodiment described above, the example in which both ends of the lateral rod 33 are welded to the flat surface of the collar 35 has been described. However, the present invention is not limited to such an embodiment. For example, FIG. As shown, the lateral rod 33 may be welded to the outer peripheral portion 35b of the collar 35 located on the opposite side of the guide pin 41 when the lateral rod 33 is rotated. In this case, the lateral rod 33 is rotated. Sometimes the lateral component W of the length of the lateral rod 33 can be made larger.
[0042]
Further, in the above-described first embodiment, the example in which the mounting portion structure of the present invention is used for the lateral rod 33 that connects the axle beam 25 and the vehicle body frame 29 has been described. However, the present invention is limited to such an embodiment. For example, you may use for the lateral rod which connects a vehicle body frame and a driver's cab.
In the first embodiment described above, an example in which the rubber bush 39 having a shape corresponding to the space 35 is disposed in the space between the collar 35 and the cylinder 37 has been described. For example, a gap may be formed at a predetermined location of the rubber bush 39. In this case, the degree of elastic deformation of the rubber bush 39 can be adjusted.
[0043]
【The invention's effect】
In the lateral rod mounting portion structure according to claim 1, the distance L1 between the outer peripheral portion of the collar that is in contact with the restriction portion during rotation and the support shaft is larger than the distance L0 between the restriction portion and the support shaft. When the lateral rod and the collar are rotated by swinging the vehicle in the vertical direction, the collar regulated by the regulating portion can be displaced toward the lateral rod by the difference between the distance L1 and the distance L2.
[0044]
For this reason, the lateral component of the length of the lateral rod can be made longer than the conventional one by this displacement.
For this reason, when this lateral rod is attached, for example, between the axle beam (first structural part) and the vehicle body frame (second structural part), the lateral displacement of the wheel can be reduced. It is possible to improve the straightness of the vehicle.
[0045]
Further, when the lateral rod is attached between, for example, the vehicle body frame (first structure portion) and the cab (second structure portion), the rollability of the cab can be improved. Riding comfort can be improved.
Furthermore, when the lateral rod is attached between an axle beam (first structural part) and a vehicle body (second structural part) in, for example, a bus or a passenger car, the straightness of the vehicle is improved. And the rollability and riding comfort of the vehicle body can be improved.
[0046]
And in this structure, since the 1st and 2nd structure part mutually connected by a lateral rod and a suspension apparatus can be made into the same structure as the past, it receives the restrictions of the layout of a lateral rod, each structure part, etc. In addition, the lateral component of the length of the lateral rod can be made longer than before.
In the lateral rod mounting portion structure according to claim 2, the outer peripheral portion of the collar is formed into an oval shape, so that the lateral component of the length of the lateral rod can be surely made longer than before with a simple shape. .
[0047]
In the lateral rod mounting portion structure according to claim 3, since the support shaft is decentered toward the restriction portion with respect to the collar, a simple shape collar such as a cylindrical cross-section collar is used to connect the support shaft to the restriction portion. The lateral component of the length of the lateral rod can be made longer than in the prior art simply by decentering to the side.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration diagram showing a first embodiment of a lateral rod mounting portion structure according to the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing details of a main part of FIG.
FIG. 3 is a sectional view showing details of a main part of FIG. 1 as seen from another direction.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a state in which a lateral rod is rotated.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing details of a main part of a second embodiment of the structure for attaching a lateral rod of the present invention.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing details of a main part of a third embodiment of the lateral rod mounting portion structure of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing details of a main part of a fourth embodiment of the lateral rod mounting part structure of the present invention.
FIG. 8 is an overall configuration diagram showing a fifth embodiment of a lateral rod mounting portion structure according to the present invention.
FIG. 9 is an overall configuration diagram showing a sixth embodiment of a lateral rod mounting portion structure according to the present invention.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing an example in which the mounting positions of the lateral rod and the collar are changed.
FIG. 11 is an overall configuration diagram showing a conventional lateral rod mounting portion structure.
12 is a cross-sectional view showing details of a main part of FIG.
FIG. 13 is an explanatory view showing a state in which the wheel is displaced laterally when the lateral rod is rotated in the conventional lateral rod mounting portion structure.
FIG. 14 is an explanatory view showing an example in which a lateral rod is arranged at the center of a suspension stroke in a conventional lateral rod mounting portion structure.
[Explanation of symbols]
21 Vehicle 23 Wheel 25 Axle beam (first structure)
27 Bracket 27a Plate part 29 Body frame (second structure part)
31 Bracket 31a Plate part 33 Lateral rod 35 Collar 35a Peripheral part 35b Peripheral part 37 Cylinder 39 Rubber bush 41 Guide pin 43 Washer 44 Bolt 45 Nut 51 Collar 51a Peripheral part 53 Collar 53a Peripheral part 55 Collar 57 Vehicle 59 Body frame (first Structure part)
61 Driver's cab (second structural part)
63 Attaching part 65 Vehicle 67 Axle beam (first structure part)
69 Body (second structure)
71 Mounting part D Displacement L0 Distance L1 Distance W Lateral component

Claims

Cylindrical collars are provided at both ends of the lateral rod so as to be orthogonal to each other, and the respective support shafts are provided in the first structure portion and the second structure portion of the vehicle that are swingably connected by the suspension device. In addition, in the mounting structure of the lateral rod that is rotatably mounted via an elastic member,
An outer peripheral portion of the collar is brought into contact with the anti-lateral rod side of the support shaft in at least one of the first structure portion and the second structure portion to restrict displacement of the collar toward the anti-lateral rod side. There is a regulatory department,
The collar has an outer periphery in which a distance L1 between the outer peripheral portion of the collar that is in contact with the restricting portion when the lateral rod is rotated and the support shaft is larger than a distance L0 between the restricting portion and the support shaft. A lateral rod attachment structure characterized by having a shape.

In the lateral rod mounting part structure according to claim 1,
The lateral rod mounting portion structure is characterized in that the outer peripheral portion of the collar has an oval shape.

In the mounting structure of the lateral rod according to claim 1 or 2,
The lateral rod mounting part structure is characterized in that the support shaft is eccentric to the restricting part side with respect to the collar.