JP3956785B2 - Vehicle steering column support structure - Google Patents
Vehicle steering column support structure Download PDFInfo
- Publication number
- JP3956785B2 JP3956785B2 JP2002198308A JP2002198308A JP3956785B2 JP 3956785 B2 JP3956785 B2 JP 3956785B2 JP 2002198308 A JP2002198308 A JP 2002198308A JP 2002198308 A JP2002198308 A JP 2002198308A JP 3956785 B2 JP3956785 B2 JP 3956785B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support
- steering column
- vehicle
- brace
- bracket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Steering Controls (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車輌のステアリングコラムに係り、更に詳細にはその支持構造に係る。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車輌のステアリングコラム支持構造の一つとして、例えば本願出願人の出願にかかる実開昭57−39870号公報に記載されている如く、両端にて車体に連結され車輌横方向に延在する鋼管と、一端にて鋼管に固定され他端にてステアリングコラムを支持するステアリングブラケットと、一端にてステアリングブラケットに連結され他端にて車体に連結された補助鋼管とを有し、補助鋼管は一端より他端方向に見て鋼管に対し下方へ傾斜してアウトボード方向へ延在するステアリングコラム支持構造が従来より知られている。
【0003】
かかるステアリングコラム支持構造によれば、補助鋼管が設けられていないステアリングコラム支持構造の場合に比して、車輌の衝突時に於けるステアリング装置の車輌後方への移動量を低減し運転者に対するステアリング装置の影響を低減することができ、また車輌の高速走行時や悪路走行時に於けるステアリング装置の振動を低減することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしステアリング装置は車輌の高速走行時や悪路走行時に於ける車輌の振動に起因して振動するだけでなく、操舵時に一対のユニバーサルジョイントに於いて発生する遇力に起因して変位し、特にステアリング装置がチルト式のステアリング装置である場合には、ステアリングコラムがその枢支部の周りにみそすり運動し、そのため操舵フィーリングが悪化する。上述の先の提案にかかる従来のステアリングコラム支持構造に於いては、この現象が考慮されておらず、この点に於いて改善の余地がある。
【0005】
また上述の先の提案にかかる従来のステアリングコラム支持構造に於いては、補助鋼管はステアリングブラケットと車体とを連結し鋼管に対し斜め下方へ傾斜してアウトボード方向へ延在しているため、通常運転時にも補助鋼管が運転者の足の邪魔になり易く、また車体の振動が補助鋼管を介してステアリング装置へ伝達され易いという問題がある。
【0006】
本発明は、補助鋼管がステアリングブラケットと車体とを連結し鋼管に対し斜め下方へ傾斜してアウトボード方向へ延在するよう構成された従来のステアリングコラム支持構造に於ける上述の如き問題に鑑みてなされたものであり、本発明の主要な課題は、車輌前後方向の支持剛性を過剰に高くすることなく他の方向及びステアリングシャフト回転方向の支持剛性を確保することにより、衝突安全性を阻害することなく操舵フィーリングを改善することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の主要な課題は、本発明によれば、請求項1の構成、即ち両端にて車体に連結され車輌横方向に延在するリインフォースメントと、ステアリングコラムを支持するサポートブラケットと、前記リインフォースメントと前記サポートブラケットとを連結するステアリングコラムサポートとを有する車輌のステアリングコラム支持構造にして、一端にて前記サポートブラケットに連結され他端にて前記リインフォースメントに連結されたブレースを有し、車輌上下方向に見た前記リインフォースメントに対する前記ブレースの傾斜角は車輌前後方向に見た前記リインフォースメントに対する前記ブレースの傾斜角よりも小さいことを特徴とする車輌のステアリングコラム支持構造によって達成される。
【0008】
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項1の構成に於いて、前記サポートブラケットは車輌横方向に延在する枢軸を介して前記ステアリングコラムを枢支し、前記ブレースの前記一端は前記枢軸と共に前記サポートブラケットに固定されているよう構成される(請求項2の構成)。
【0009】
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項1又は2の構成に於いて、前記リインフォースメントには前記ステアリングコラムサポートに対し車輌横方向に隔置された位置にブレーキペダル用ブラケットサポートが固定されており、前記ブレースの前記他端は前記ブレーキペダル用ブラケットサポートに連結されているよう構成される(請求項3の構成)。
【0010】
【発明の作用及び効果】
一般に、ステアリングコラム支持構造に於いては、車輌の衝突安全対策上は支持構造の剛性が低いことが好ましく、操舵フィーリング上は支持構造の剛性が高いことが好ましく、両者の要求は相反する。しかしステアリングコラム支持構造の車輌前後方向の剛性を高くすることなく他の方向及び回転方向の剛性を高くすることにより上述の相反する要求を満たし、衝突安全性を阻害することなく操舵フィーリングを改善することができる。
【0011】
上記請求項1の構成によれば、一端にてサポートブラケットに連結され他端にてリインフォースメントに連結されたブレースを有し、車輌上下方向に見たリインフォースメントに対するブレースの傾斜角は車輌前後方向に見たリインフォースメントに対するブレースの傾斜角よりも小さいので、ステアリングコラム支持構造の車輌前後方向の剛性を高くすることなく他の方向及び回転方向の剛性を高くすることができ、これにより衝突安全性を阻害することなく操舵フィーリングを改善することができる。
【0012】
また上記請求項2の構成によれば、サポートブラケットは車輌横方向に延在する枢軸を介してステアリングコラムを枢支し、ブレースの一端は枢軸と共にサポートブラケットに固定されているので、枢軸の支持剛性を向上させ、これによりステアリング装置がチルト式のステアリング装置である場合にも、ステアリングコラムがその枢軸による枢支部の周りにみそすり運動する虞れを低減し、操舵フィーリングを向上させることができる。
【0013】
また上記請求項3の構成によれば、リインフォースメントにはステアリングコラムサポートに対し車輌横方向に隔置された位置にブレーキペダル用ブラケットサポートが固定されており、ブレースの他端はブレーキペダル用ブラケットサポートに連結されているので、ブレースの他端が直接リインフォースメントに連結される構成の場合に比して、リインフォースメントに対するブレースの傾斜角を低減し、車輌前後方向の剛性の増大を抑制することができ、またブレーキペダル用ブラケットサポートの剛性を向上させて制動フィーリングを向上させブレーキペダルの振動を低減することができる。
【0014】
【課題解決手段の好ましい態様】
本発明の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1乃至3の構成に於いて、車輌上下方向に見てリインフォースメントに対するブレースの傾斜角は車輌前後方向に対するブレースの傾斜角よりも小さいよう構成される(好ましい態様1)。
【0015】
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項2の構成に於いて、枢軸はサポートブラケットに固定され、ブレースの一端は枢軸に固定されるよう構成される(好ましい態様2)。
【0016】
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様2の構成に於いて、枢軸はボルトであり、ブレースの一端にはボルトに螺合するナットが固定されているよう構成される(好ましい態様3)。
【0017】
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1乃至3の構成に於いて、ブレースの一端はサポートブラケットに当接して延在するよう構成される(好ましい態様4)。
【0018】
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項3の構成に於いて、ブレースの一端はサポートブラケットに当接する方向に延在し、ブレースの他端はブレーキペダル用ブラケットサポートに当接する方向に延在するよう構成される(好ましい態様5)。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を好ましい実施形態(以下単に実施形態という)について詳細に説明する。
【0020】
図1は本発明によるステアリングコラム支持構造の一つの実施形態を車輌の前方側より車輌前後方向に見た状態にて示す立面図、図2は図1に示された実施形態を車輌の左側より車輌横方向に見た状態にて示す側面図、図3は図1に示された実施形態を車輌の上方より見た状態にて示す平面図、図4はステアリングコラムの枢支部を示す拡大断面図である。
【0021】
これらの図に於いて、10は両端にて図には示されていない車体のフロントピラーの内面に溶接又はボルト締結により連結され車輌横方向に延在するリインフォースメントを示しており、リインフォースメント10は鋼管にて形成されている。リインフォースメント10には車輌の運転席の前方に対応する位置に於いてステアリングコラムサポート12が剛固に固定されている。
【0022】
ステアリングコラムサポート12は一端(上端)にてリインフォースメント10に溶接により固定され、一端より他端(下端)の方向に見て車輌前方且つ下方へ延在し、先端へ向かうにつれて漸次幅が減少する逆台形状をなしている。またステアリングコラムサポート12は実質的に車輌前方側且つ上方へ向けて開いた断面コの字形をなし、車輌横方向に互いに隔置された一対の側壁の間隔は一端より他端へ向かうにつれて漸次小さくなるよう設定されている。ステアリングコラムサポート12の一方の側壁及びリインフォースメント10はカウル接続ブレース12Aにより図には示されていないカウルパネルに接続されている。
【0023】
ステアリングコラムサポート12の先端部(下端部)は、軸線14に沿って延在するステアリングコラム16を支持するサポートブラケット18の上面に当接し該上面に溶接により連結固定されている。サポートブラケット18は実質的に下向きに開いた断面コの字形をなし、車輌横方向に互いに隔置された一対の側壁18Aにはボルト挿通孔20が設けられている。
【0024】
ステアリングコラム16内には軸線14に沿ってステアリングメーンシャフト22が延在している。図2に解図的に示されている如く、ステアリングメーンシャフト22の上端にはステアリングホイール24が固定され、ステアリングメーンシャフト22の下端は一対のユニバーサルジョイント26、28及びインターミーディエートシャフト30を介して図には示されていないステアリングギヤボックスに連結されている。
【0025】
ステアリングコラム16内には実質的に下向きに開いた断面コの字形をなす枢支ブラケット32の両側壁32Aの下縁が溶接により固定されており、枢支ブラケット32はサポートブラケット18に嵌入している。枢支ブラケット32の両側壁32Aにはサポートブラケット18のボルト挿通孔20に整合するボルト挿通孔34が設けられており、両側壁32Aの間にはボルト挿通孔20及び34に整合して円筒状のカラー36が配置されている。
【0026】
ボルト挿通孔20、34及びカラー36には車輌横方向の軸線38に沿って延在する枢軸としてのボルト40が挿通されている。ボルト40の先端はブレース42の下端に設けられた孔を貫通して延在すると共に、ブレース42の下端に溶接により固定されたナット44に螺合しており、これによりステアリングコラム16は軸線38の周りに枢動可能にサポートブラケット18により支持されている。
【0027】
図4に詳細に示されている如く、ブレース42の下端はサポートブラケット18のアウトボード側の側壁18Aの外面に当接している。またカラー36の両端と枢支ブラケット32の両側壁32Aとの間には樹脂製のワッシャ46が介装され、枢支ブラケット32の両側壁32Aとサポートブラケット18の両側壁18Aとの間には樹脂製のワッシャ48が介装され、ボルト40はこれらのワッシャ46及び48を貫通して延在している。
【0028】
リインフォースメント10にはステアリングコラムサポート12に対し車輌横方向(アウトボード方向)に隔置された位置にブレーキペダル用ブラケットサポート50が固定されており、ブラケットサポート50はステアリングコラムサポート12と同様、リインフォースメント10に対し車輌前方且つ下方へ延在している。ブラケットサポート50は実質的に車輌前方側且つ上方へ向けて開いた断面コの字形をなし、図には示されていないブレーキペダルを枢支するようになっている。ブラケットサポート50の両側壁50Aは車輌前後方向に対し車輌横方向(ブレース42の傾斜方向と同一の方向)に傾斜している。
【0029】
ブレース42はその下端より上端の方向に見て車輌後方且つ上方且つアウトボード方向に傾斜して延在し、その上端はブレーキペダル用ブラケットサポート50のインボード側の側壁50Aの外面にリインフォースメント10に近接して当接し、溶接により連結固定されている。図示の如く、車輌上下方向に見たリインフォースメント10に対するブレース42の軸線42Aの傾斜角θaは車輌前後方向に見たリインフォースメント10に対するブレース42の軸線42Aの傾斜角θbよりも小さく設定されている。
【0030】
尚図示の実施形態に於いては、傾斜角θaは約20°であり、傾斜角θbは約45°であるが、傾斜角θaは10〜30°程度であることが好ましく、傾斜角θbは40〜50°程度であることが好ましい。
【0031】
またブレース42の上端は、その下端の孔及びナット44が図には示されていない治具によりボルト挿通孔20及び34に整合し且つ下端がサポートブラケット18のアウトボード側の側壁18Aの外面に当接するよう設定された状態にて、ブレーキペダル用ブラケットサポート50のインボード側の側壁50Aの外面に溶接により固定されることが好ましい。
【0032】
更に図示の実施形態に於いては、ブレース42は鋼管にて形成されその両端が平坦に加工され屈曲された部材であるが、ブレースは任意の閉断面又は開断面形状の部材であってよい。またブレース42の下端にナット44が溶接により固定されているが、ナット44はブレース42の下端に固定されなくてもよく、ボルト40は図1等で見て左側よりサポートブラケット18等に挿通されてもよい。
【0033】
かくして図示の実施形態によれば、枢支ブラケット32及びボルト40を介してステアリングコラム16を枢支するサポートブラケット18は、ステアリングコラムサポート12によりリインフォースメント10に連結されるだけでなく、ブレース42によりブレーキペダル用ブラケットサポート50を介してリインフォースメント10に連結されており、車輌上下方向に見たリインフォースメント10に対するブレース42の軸線42Aの傾斜角θaは車輌前後方向に見たリインフォースメント10に対するブレース42の軸線42Aの傾斜角θbよりも小さく設定されている。
【0034】
従って車輌前後方向のサポートブラケット18の支持剛性を過剰に高くすることなく、他の方向及び軸線14の周りのサポートブラケット18の支持剛性を高くすることができ、これにより衝突安全性を阻害することなく操舵フィーリングを改善することができ、またブレース42が運転者の足の邪魔になることを確実に防止することができると共に、車体下方部の振動がブレースを経てステアリングコラム16へ伝達されることを効果的に防止することができる。
【0035】
特に図示の実施形態によれば、車輌前後方向に見たリインフォースメント10に対するブレース42の軸線42Aの傾斜角θbは約45°であるので、サポートブラケット18の上下方向及び横方向の支持剛性を効率的に向上させることができる。
【0036】
また図示の実施形態によれば、ブレース42の下端はステアリングコラム16を枢支するための枢軸として機能するボルト40に連結されるので、操舵に伴い一対のユニバーサルジョイント26、28により発生される遇力に起因するボルト40の変位量を効果的に低減し、ステアリングメーンシャフト22のみそすり運動を効果的に低減することができる。
【0037】
また図示の実施形態によれば、ブレース42の上端はブレーキペダル用ブラケットサポート50に連結され、これによりブラケットサポート50を介してリインフォースメント10に連結されているので、ブレース42の上端が直接リインフォースメント10に連結される場合に比して上記角度θaを小さくすることができ、またブラケットサポート50の支持剛性を向上させてブレーキペダルの振動を低減すると共に制動フィーリングを向上させることができる。
【0038】
また図示の実施形態によれば、ボルト40の先端に螺合してボルトをサポートブラケット18に固定すると共にブレース42の下端をサポートブラケット18に連結するナット44はブレース42の下端に溶接により固定されているので、サポートブラケット18に対するステアリングコラム16の組付けを容易に行うことができる。
【0039】
更に図示の実施形態によれば、ブレース42の上端はブレーキペダル用ブラケットサポート50の一方の側壁に連結され、ブラケットサポート50の側壁は車輌前後方向に対しブレース42の傾斜方向と同一の方向へ傾斜しているので、ブラケットサポート50の側壁がブレース42の傾斜方向と同一の方向へ傾斜していない場合に比して、ブラケットサポート50の側壁によってブレース42の軸力を効率的に担持することができ、これによりサポートブラケット18の上下方向、横方向、回転方向の支持剛性を効果的に向上させることができる。
【0040】
以上に於いては本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【0041】
例えば上述の実施形態に於いては、ブレース42の下端はボルト40に連結されることによりサポートブラケット18に連結されているが、サポートブラケット18に直接連結されてもよく、またステアリングコラムサポート12の先端に連結されることによりステアリングコラムサポート12の先端を介してサポートブラケット18に連結されてもよい。
【0042】
また上述の実施形態に於いては、ブレース42の上端はブレーキペダル用ブラケットサポート50に連結され、これによりブラケットサポート50を介してリインフォースメント10に連結されているが、ブレース42の上端はリインフォースメント10に連結されてもよい。
【0043】
また上述の実施形態に於いては、ブレース42はステアリングコラムサポート12及びサポートブラケット18に対し左右一方の側にのみ設けられているが、ブレースがステアリングコラムサポート12及びサポートブラケット18に対し左右両側に設けられ、更に一層効果的に操舵フィーリングの向上が達成されるよう修正されてもよい。
【0044】
更に上述の実施形態に於いては、ステアリング装置はチルト式のステアリング装置であり、サポートブラケット18は枢支ブラケット32及びボルト40を介して枢支ステアリングコラム16を枢支するようになっているが、本発明の支持構造は固定式のステアリング装置に適用されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるステアリングコラム支持構造の一つの実施形態を車輌の前方側より車輌前後方向に見た状態にて示す立面図である。
【図2】図1に示された実施形態を車輌の左側より車輌横方向に見た状態にて示す側面図である。
【図3】図1に示された実施形態を車輌の上方より見た状態にて示す平面図である。
【図4】ステアリングコラムの枢支部を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
10…リインフォースメント
12…ステアリングコラムサポート
16…ステアリングコラム
18…サポートブラケット
22…ステアリングメーンシャフト
32…枢支ブラケット
40…ボルト
42…ブレース
44…ナット
50…ブレーキペダル用ブラケットサポート[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a steering column of a vehicle, and more particularly to a support structure thereof.
[0002]
[Prior art]
As one of the steering column support structures for vehicles such as automobiles, for example, as described in Japanese Utility Model Publication No. 57-39870, filed by the applicant of the present application, it is connected to the vehicle body at both ends and extends in the lateral direction of the vehicle. An auxiliary steel pipe fixed to the steel pipe at one end and supporting the steering column at the other end, and an auxiliary steel pipe connected to the steering bracket at one end and connected to the vehicle body at the other end. Conventionally known is a steering column support structure that is inclined downward with respect to the steel pipe as viewed from one end to the other end and extends in the outboard direction.
[0003]
According to such a steering column support structure, compared with a steering column support structure in which no auxiliary steel pipe is provided, the amount of movement of the steering device to the rear of the vehicle in the event of a vehicle collision is reduced, and the steering device for the driver In addition, the vibration of the steering device when the vehicle is traveling at a high speed or traveling on a rough road can be reduced.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the steering device not only vibrates due to the vibration of the vehicle when traveling at high speeds or on rough roads, but is also displaced due to the force generated in the pair of universal joints during steering. When the steering device is a tilt-type steering device, the steering column shaves around the pivotal support portion, so that the steering feeling is deteriorated. In the conventional steering column support structure according to the above-mentioned proposal, this phenomenon is not taken into consideration, and there is room for improvement in this respect.
[0005]
Further, in the conventional steering column support structure according to the above-described proposal, the auxiliary steel pipe connects the steering bracket and the vehicle body and is inclined obliquely downward with respect to the steel pipe and extends in the outboard direction. There is a problem that the auxiliary steel pipe easily disturbs the driver's foot even during normal driving, and the vibration of the vehicle body is easily transmitted to the steering device via the auxiliary steel pipe.
[0006]
In view of the above-described problems in the conventional steering column support structure in which the auxiliary steel pipe connects the steering bracket and the vehicle body and is inclined obliquely downward with respect to the steel pipe and extends in the outboard direction. The main object of the present invention is to prevent collision safety by ensuring the support rigidity in the other direction and the rotation direction of the steering shaft without excessively increasing the support rigidity in the longitudinal direction of the vehicle. It is to improve the steering feeling without doing.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, the main problems described above are the structure of claim 1, that is, a reinforcement that is connected to the vehicle body at both ends and extends in the vehicle lateral direction, a support bracket that supports a steering column, and the reinforcement. And a steering column support structure for connecting the support bracket, and a brace connected to the support bracket at one end and to the reinforcement at the other end. The vehicle steering column support structure is characterized in that the inclination angle of the brace relative to the reinforcement viewed in the direction is smaller than the inclination angle of the brace relative to the reinforcement viewed in the longitudinal direction of the vehicle.
[0008]
According to the present invention, in order to effectively achieve the above-mentioned main problems, in the configuration of claim 1, the support bracket pivots the steering column via a pivot extending in a vehicle lateral direction. The one end of the brace is configured to be fixed to the support bracket together with the pivot (structure of claim 2).
[0009]
According to the present invention, in order to effectively achieve the main problems described above, in the configuration of claim 1 or 2, the reinforcement is spaced laterally with respect to the steering column support. A bracket support for a brake pedal is fixed at a position where the other end of the brace is connected to the bracket support for a brake pedal (configuration of claim 3).
[0010]
[Action and effect of the invention]
In general, in the steering column support structure, it is preferable that the rigidity of the support structure is low in terms of vehicle collision safety measures, and it is preferable that the rigidity of the support structure is high in terms of steering feeling, and the requirements of both are contradictory. However, by increasing the rigidity of the steering column support structure in the front and rear direction of the vehicle without increasing the rigidity in the other direction and the rotational direction, the above conflicting requirements are satisfied and the steering feeling is improved without impairing the collision safety. can do.
[0011]
According to the configuration of the first aspect, the brace is connected to the support bracket at one end and connected to the reinforcement at the other end, and the inclination angle of the brace with respect to the reinforcement viewed in the vehicle vertical direction is the vehicle longitudinal direction. Since the inclination angle of the brace with respect to the reinforcement seen in Fig. 1 is smaller, the rigidity in the other direction and the rotation direction can be increased without increasing the rigidity of the steering column support structure in the longitudinal direction of the vehicle. Steering feeling can be improved without hindering.
[0012]
According to the second aspect of the present invention, the support bracket pivotally supports the steering column via the pivot extending in the vehicle lateral direction, and one end of the brace is fixed to the support bracket together with the pivot. Even if the steering device is a tilt-type steering device, the rigidity of the steering column can be reduced and the possibility that the steering column may shave around the pivotal support portion by the pivot shaft can be reduced and the steering feeling can be improved. it can.
[0013]
According to the third aspect of the present invention, the brake pedal bracket support is fixed to the reinforcement at a position spaced in the vehicle lateral direction with respect to the steering column support, and the other end of the brace is the brake pedal bracket. Since it is connected to the support, it reduces the inclination angle of the brace with respect to the reinforcement and suppresses the increase in rigidity in the longitudinal direction of the vehicle compared to the configuration in which the other end of the brace is directly connected to the reinforcement. In addition, the rigidity of the brake pedal bracket support can be improved, the braking feeling can be improved, and the vibration of the brake pedal can be reduced.
[0014]
[Preferred embodiment of the problem solving means]
According to one preferable aspect of the present invention, in the configuration of the above-described first to third aspects, the inclination angle of the brace with respect to the reinforcement when viewed in the vehicle vertical direction is smaller than the inclination angle of the brace with respect to the vehicle longitudinal direction. (Preferred embodiment 1).
[0015]
According to another preferred aspect of the present invention, in the configuration of claim 2, the pivot is fixed to the support bracket, and one end of the brace is fixed to the pivot (Preferred aspect 2).
[0016]
According to another preferred embodiment of the present invention, in the configuration of the preferred embodiment 2 described above, the pivot is a bolt, and a brace nut is fixed to one end of the brace ( Preferred embodiment 3).
[0017]
According to another preferred aspect of the present invention, in the structure of the first to third aspects, one end of the brace is configured to extend in contact with the support bracket (preferred aspect 4).
[0018]
According to another preferred aspect of the present invention, in the configuration of claim 3, the one end of the brace extends in a direction in contact with the support bracket, and the other end of the brace contacts the bracket support for the brake pedal. It is comprised so that it may extend in the direction which touches (Preferable aspect 5).
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with respect to preferred embodiments (hereinafter simply referred to as embodiments) with reference to the accompanying drawings.
[0020]
FIG. 1 is an elevational view showing an embodiment of a steering column support structure according to the present invention as seen from the front side of the vehicle in the vehicle front-rear direction, and FIG. 2 is a left side view of the embodiment shown in FIG. FIG. 3 is a plan view showing the embodiment shown in FIG. 1 as viewed from above the vehicle, and FIG. 4 is an enlarged view showing the pivoting portion of the steering column. It is sectional drawing.
[0021]
In these drawings,
[0022]
The
[0023]
The front end portion (lower end portion) of the
[0024]
A steering
[0025]
In the
[0026]
[0027]
As shown in detail in FIG. 4, the lower end of the
[0028]
A brake
[0029]
The
[0030]
In the illustrated embodiment, the inclination angle θa is about 20 ° and the inclination angle θb is about 45 °, but the inclination angle θa is preferably about 10 to 30 °, and the inclination angle θb is It is preferably about 40 to 50 °.
[0031]
Further, the upper end of the
[0032]
Further, in the illustrated embodiment, the
[0033]
Thus, according to the illustrated embodiment, the
[0034]
Accordingly, the support rigidity of the
[0035]
In particular, according to the illustrated embodiment, the inclination angle θb of the
[0036]
Further, according to the illustrated embodiment, the lower end of the
[0037]
Further, according to the illustrated embodiment, the upper end of the
[0038]
Further, according to the illustrated embodiment, the
[0039]
Further, according to the illustrated embodiment, the upper end of the
[0040]
Although the present invention has been described in detail with respect to specific embodiments, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various other embodiments are possible within the scope of the present invention. It will be apparent to those skilled in the art.
[0041]
For example, in the above-described embodiment, the lower end of the
[0042]
In the above-described embodiment, the upper end of the
[0043]
In the above-described embodiment, the
[0044]
Further, in the above-described embodiment, the steering device is a tilt type steering device, and the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an elevational view showing one embodiment of a steering column support structure according to the present invention as seen in the vehicle front-rear direction from the front side of the vehicle.
FIG. 2 is a side view showing the embodiment shown in FIG. 1 as viewed from the left side of the vehicle in the lateral direction of the vehicle.
FIG. 3 is a plan view showing the embodiment shown in FIG. 1 as viewed from above the vehicle.
FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view showing a pivot portion of a steering column.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002198308A JP3956785B2 (en) | 2002-07-08 | 2002-07-08 | Vehicle steering column support structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002198308A JP3956785B2 (en) | 2002-07-08 | 2002-07-08 | Vehicle steering column support structure |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004034927A JP2004034927A (en) | 2004-02-05 |
JP3956785B2 true JP3956785B2 (en) | 2007-08-08 |
Family
ID=31705797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002198308A Expired - Fee Related JP3956785B2 (en) | 2002-07-08 | 2002-07-08 | Vehicle steering column support structure |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3956785B2 (en) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011155031A1 (en) | 2010-06-08 | 2011-12-15 | トヨタ自動車株式会社 | Vehicle steering column support structure |
JP6009906B2 (en) * | 2012-10-26 | 2016-10-19 | フタバ産業株式会社 | Steering column support structure bracket and steering column support structure |
JP6112666B2 (en) * | 2014-02-17 | 2017-04-12 | 本田技研工業株式会社 | Auto body structure |
-
2002
- 2002-07-08 JP JP2002198308A patent/JP3956785B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004034927A (en) | 2004-02-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100330953B1 (en) | Front portion structure of an automobile vehicle body | |
JP3819328B2 (en) | Pedal retraction control device | |
EP1806268B1 (en) | Support structure of steering column | |
JP3956785B2 (en) | Vehicle steering column support structure | |
JP3707252B2 (en) | Electric power steering device | |
JP2002362463A (en) | Motorcycle body frame | |
JP5854938B2 (en) | Body front structure | |
JP4314699B2 (en) | Front body structure of the vehicle | |
JP2528272Y2 (en) | Instrument panel frame mounting structure | |
JPH0556743U (en) | Steering column support structure for vehicles | |
JPS62113653A (en) | Cowl structure of automobile | |
JPS6230839Y2 (en) | ||
JPH11171029A (en) | Electric power steering device | |
JP2000016334A (en) | Forward structure of convertible vehicle body | |
JP3714504B2 (en) | Steering gear mounting structure | |
JP3841125B2 (en) | Car cab structure | |
JP2000108939A (en) | Double bracket of cab | |
JP2008207751A (en) | Supporting structure of steering hanger | |
JPH0742853Y2 (en) | Automotive pedal bracket | |
JP2587325Y2 (en) | Car front body structure | |
JPH10264830A (en) | Supporting structure for steering column | |
JP2606336Y2 (en) | Automotive steering column support device | |
JPH11291924A (en) | Mounting structure of steering gear case | |
JPH086674Y2 (en) | Car steering support structure | |
JPH0217973Y2 (en) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050329 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20051226 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20051227 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070417 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070420 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070430 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 3956785 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110518 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110518 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120518 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120518 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130518 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140518 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |