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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置に関し、特に、半導体ICであるインテリジェントパワーソース(Intelligent Power Source、以下IPSと略す)から負荷に供給される電力の印加方向をブリッジ回路を用いて切り替えることができる半導体装置に関する。
【0002】
具体的には、車両に搭載され、電力の印加方向に従って作用方向が反転する、例えば、モータのような負荷に対して、電力の印加方向をブリッジ回路を用いて切り替えることができる半導体装置に関する。
【0003】
【従来の技術】
従来この種の半導体装置としては、例えば、図4(a),(b)に示すようなものがある。
【0004】
従来の半導体装置9は、自動車等の車両に搭載され、電力Psplyの印加方向に従って作用方向が反転する、例えば、モータのような負荷に対して、半導体ICであるインテリジェントパワーソースIPSから負荷に供給される電力Psplyの印加方向をブリッジ回路2を用いて切り替えるものであって、インテリジェントパワーソースIPS、ブリッジ回路2、ドライバD1,D2,D3,D4等から構成されている。
【0005】
電源Vccから電力の供給を受けるインテリジェントパワーソースIPSは、制御端子I,Sに印加される制御信号に従って所定の電力Psplyを電力出力端子O−接地端子G間から出力する。インテリジェントパワーソースIPSから供給された電力Psplyは、ブリッジ回路2に印加される。
【0006】
ブリッジ回路2は、ブリッジ辺回路1A,1Bが組み合わされて構成されている。
【0007】
ブリッジ辺回路1Aは、PチャネルFETQ1とNチャネルFETQ2とがドレインDを共通として負荷Lの一方の入力端子DQ1に対して並列に接続された2端子構造を有する。
【0008】
また、ブリッジ辺回路1Aの一方の端子であるPチャネルFETQ1のソースSは、負荷Lに電力Psplyを与えるための信号源16であるインテリジェントパワーソースIPSの出力端子Oに接続され、他方の端子であるNチャネルFETQ2のソースSは、インテリジェントパワーソースIPSの出力の他方である接地端子Gに各々接続されている。
【0009】
同様に、ブリッジ辺回路1Bは、PチャネルFETQ3とNチャネルFETQ4とがドレインDを共通として負荷Lの他方の入力端子DQ2に対して並列に接続された2端子構造を有する。
【0010】
また、ブリッジ辺回路1Bの一方の端子であるPチャネルFETQ3のソースSは、インテリジェントパワーソースIPSの出力端子Oに接続され、他方の端子であるNチャネルFETQ4のソースSは、インテリジェントパワーソースIPSの出力の他方である接地端子Gに各々接続されている。
【0011】
このような構成の半導体装置9において、ドライバD1,D2,D3,D4に各々制御信号(図示せず)が与えられて、ブリッジ辺回路1AのPチャネルFETQ1とブリッジ辺回路1BのNチャネルFETQ4がONされて導通状態となり、同時に、NチャネルFETQ2とPチャネルFETQ3とがOFFされて非導通状態となる制御が実行されると、インテリジェントパワーソースIPSからの電力Psplyは、PチャネルFETQ1のソースS→PチャネルFETQ1のドレインD→負荷Lの一方の入力端子DQ1→負荷Lの他方の入力端子DQ2→NチャネルFETQ4のドレインD→NチャネルFETQ4のソースS→接地電位の順番で流れる。
【0012】
同様に、ドライバD1,D2,D3,D4に各々制御信号(図示せず)が与えられて、ブリッジ辺回路1AのNチャネルFETQ2とブリッジ辺回路1BのPチャネルFETQ3とがONされて導通状態となり、同時に、PチャネルFETQ1とNチャネルFETQ4とがOFFされて非導通状態となる制御が実行されると、インテリジェントパワーソースIPSからの電力Psplyは、先程とは逆に、PチャネルFETQ3のソースS→PチャネルFETQ3のドレインD→負荷Lの他方の入力端子DQ2→負荷Lの一方の入力端子DQ1→NチャネルFETQ2のドレインD→NチャネルFETQ2のソースS→接地電位の順番で流れる。
【0013】
このようにして、ドライバD1,D2,D3,D4を用いてブリッジ辺回路2を制御することにより、負荷Lに流れる電力Psplyの方向を切り替えることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、PチャネルFETQ1,Q3、及びNチャネルFETQ2,Q4のドレインD−ゲートG間には構造上の寄生容量Cstrayが存在するため、例えば、ブリッジ辺回路1AのPチャネルFETQ1がOFFされて非導通状態となり、その直後に、NチャネルFETQ2がONされて導通状態となる制御が実行されると、非導通状態となっていたPチャネルFETQ1がONされて導通状態となり、その結果、インテリジェントパワーソースIPSの電力出力端子Oがブリッジ辺回路1Aを介してショート状態となってしまう可能性があるという技術的課題があった。
【0015】
同様の主旨で、ブリッジ辺回路1BのPチャネルFETQ3がOFFされて非導通状態となり、その直後に、NチャネルFETQ4がONされて導通状態となる制御が実行されると、非導通状態となっていたPチャネルFETQ3がONされて導通状態となり、その結果、インテリジェントパワーソースIPSの電力出力端子Oがブリッジ辺回路1Bを介してショート状態となってしまう可能性があるという技術的課題があった。
【0016】
このようなショート状態がインテリジェントパワーソースIPSに発生すると、インテリジェントパワーソースIPSはこのショート状態を検出すると共に、電力Psplyの出力を抑制する制御を誤って実行してしまう。このような誤動作の結果、負荷Lに与えられるべき電力Psplyが抑制されてしまい、負荷Lにまで連鎖的に誤動作が発生する可能性があるという技術的課題があった。
【0017】
本発明は、このような従来の問題点を解決することを課題としており、一方のFETをONしたことに誘因されて他方のFETがONすることを防ぐためのラッチアップ防止手段が、前記ブリッジ辺回路毎に一方のFETのドレイン−ソース間に各々設けられるように構成することにより、寄生容量Cstrayに起因して発生する可能性のある、インテリジェントパワーソースIPSの電力出力端子Oのブリッジ辺回路1Aを介したショート状態、インテリジェントパワーソースIPSの電力出力端子Oのブリッジ辺回路1Bを介したショート状態を回避することができ、その結果、ショート状態の検出に誘引されて誤って発生する可能性のある電力Psply出力の抑制制御を回避することができ、更に、インテリジェントパワーソースIPSの誤動作に起因して連鎖的に負荷Lに発生する可能性のある誤動作を回避することができる半導体装置を提供することを課題としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、PチャネルFETQ1,Q3とNチャネルFETQ2,Q4とがドレインDを共通とした2端子構造の2つのブリッジ辺回路121,122が組み合わされて構成されたブリッジ回路12を有し、前記一方のブリッジ辺回路のPチャネルFETのドレインとNチャネルFETのドレインとを共通として前記負荷の一方の端子に接続すると共に、前記他方のブリッジ辺回路のPチャネルFETのドレインとNチャネルFETのドレインとを共通として前記負荷の他方の端子に接続し、前記各ブリッジ辺回路のPチャネルFETのソースが接続される電力出力端子がショート状態にあることを検出し、該ショート状態の検出に応じて電力出力端子からの電力供給を抑制する機能を有するインテリジェントパワーソースの接地端子に前記各ブリッジ辺回路のNチャネルFETのソースが共通に接続され、前記2つのブリッジ辺回路の前記FETが全てOFF状態にあるとき前記一方のブリッジ辺回路のPチャネルFETと前記他方のブリッジ辺回路のNチャネルFETをONするか又は前記他方のブリッジ辺回路のPチャネルFETと前記一方のブリッジ辺回路のNチャネルFETをONすることにより前記インテリジェントパワーソースから前記負荷に電力を互いに逆方向に供給し、ON状態にある前記FETをOFFした後、OFFしていた前記FETをONさせて前記負荷に電力を供給する方向を切り替える半導体装置において、前記各ブリッジ辺回路における前記共通のドレインと接地電位との間に抵抗素子R1,R2を接続した、ことを特徴とする半導体装置10である。
【0027】
これにより、PチャネルFETQ1,Q3、及びNチャネルFETQ2,Q4のドレインD−ゲートG間に存在する構造上の寄生容量Cstrayに起因して、非導通状態となっていたPチャネルFETQ1がONされて導通状態となり、その結果、インテリジェントパワーソースIPSの電力出力端子Oがブリッジ辺回路121を介してショート状態となってしまうことを回避できるようになる。例えば、ブリッジ辺回路121のPチャネルFETQ1がOFFされて非導通状態となり、その直後に、NチャネルFETQ2がONされて導通状態となる制御が実行された場合であっても、非導通状態となっていたPチャネルFETQ1がONされて導通状態となってしまうことを回避できるようになり、その結果、インテリジェントパワーソースIPSの電力出力端子Oがブリッジ辺回路121を介してショート状態となってしまうことを回避できるようになる。
【0028】
同様の主旨で、ブリッジ辺回路122のPチャネルFETQ3がOFFされて非導通状態となり、その直後に、NチャネルFETQ4がONされて導通状態となる制御が実行された場合であっても、非導通状態となっていたPチャネルFETQ3がONされて導通状態となってしまうことを回避できるようになる。その結果、インテリジェントパワーソースIPSの電力出力端子Oがブリッジ辺回路122を介してショート状態となってしまうことを回避できるようになる。
【0029】
このようなショート状態がインテリジェントパワーソースIPSに発生することを回避できるようになり、インテリジェントパワーソースIPSには前述した誤動作によるショート状態が検出されなくなり、電力Psplyの出力を抑制する制御が誤って実行されることを回避できるようになる。更に、このような誤動作を回避できる結果、負荷Lに与えられるべき電力Psplyが誤って抑制されることを回避できるようになり、負荷Lにまで連鎖的に誤動作が発生することを回避できるようになる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の各種実施形態を説明する。
【0031】
図1は本発明の第1実施形態にかかる半導体装置10をを説明した回路図である。
【0032】
第1実施形態の半導体装置10は、自動車等の車両に搭載され、電力Psplyの印加方向に従って作用方向が反転する、例えば、モータのような負荷Lに供給される電力Psplyの印加方向をブリッジ辺回路121を用いて切り替えるものであって、ブリッジ辺回路121、ブリッジ回路12、ドライバD1,D2等から構成されている。
【0033】
2端子構造のブリッジ辺回路121は、図1に示すように、PチャネルFETQ1とNチャネルFETQ2とがドレインD又はソースSを共通として負荷Lに対して並列に接続されている。
【0034】
ラッチアップ防止手段14は、一方のFETをONしたことに誘因されて他方のFETがONすることを防ぐための手段であって、一方のFETのドレインD−ソースS間に設けられている。
【0035】
具体的には、図1に示すように、ブリッジ辺回路121は、PチャネルFETQ1とNチャネルFETQ2とがドレインD又はソースSを共通として負荷Lに対して並列に接続された2端子構造を有する。
【0036】
また、ラッチアップ防止手段14は、一方のFETとしてNチャネルFETQ2をONしたことに誘因されて、OFF状態であった他方のFETであるPチャネルFETQ1がONすることを防ぐための手段であって、NチャネルFETQ2のドレインD−ソースS間に設けられる。
【0037】
ラッチアップ防止手段14としては、抵抗素子R1,R2を用いることができる。抵抗素子R1,R2を用いることにより、低コストで且つ回路規模の拡張を伴わないラッチアップ防止手段14を実現できる。
【0038】
これにより、寄生容量Cstrayに起因して発生する可能性のある、FETのショート状態を回避することができ、その結果、このショート状態の検出に誘引されて誤って発生する可能性のある電力Psply出力の抑制制御を回避することができるようになる。
【0039】
負荷lの端子DQ2は接地電位に接続されている。
【0040】
ブリッジ辺回路121は、PチャネルFETQ1とNチャネルFETQ2とがドレインDを共通として負荷Lの一方の入力端子DQ1に対して並列に接続された2端子構造を有する。
【0041】
また、ブリッジ辺回路121の一方の端子であるPチャネルFETQ1のソースSは、負荷Lに電力Psplyを与えるための信号線に接続され、他方の端子であるNチャネルFETQ2のソースSは、電源−Vccに各々接続されている。
【0042】
次に、本半導体装置10の動作を説明する。
このような構成の半導体装置10において、ドライバD1,D2に各々制御信号(図示せず)が与えられて、ブリッジ辺回路121のPチャネルFETQ1とNチャネルがONされて導通状態となり、同時に、NチャネルFETQ2がOFFされて非導通状態となる制御が実行されると、電力Psplyは、PチャネルFETQ1のソースS→PチャネルFETQ1のドレインD→負荷Lの一方の入力端子DQ1→負荷Lの他方の入力端子DQ2→接地電位cの順番で流れる。
【0043】
同様に、ドライバD1,D2に各々制御信号(図示せず)が与えられて、ブリッジ辺回路121のNチャネルFETQ2がONされて導通状態となり、同時に、PチャネルFETQ1がOFFされて非導通状態となる制御が実行されると、電力Psplyは、先程とは逆に、接地電位→負荷Lの他方の入力端子DQ2→負荷Lの一方の入力端子DQ1→NチャネルFETQ2のドレインD→NチャネルFETQ2のソースS→−Vccの順番で流れる。
【0044】
このようにして、ドライバD1,D2を用いてブリッジ辺回路121を制御することにより、負荷Lに流れる電力Psplyの方向を切り替えることができる。
【0045】
ここで、ラッチアップ防止手段14が無い状態でPチャネルFETQ1がOFF状態でNチャネルFETQ2をONしたときに、NチャネルFETQ2のドレイン電圧の影響を受けて、PチャネルFETQ1のゲートG−ソースS間の浮遊容量Cstrayが充電されることになる。これにより、PチャネルFETQ1のゲートGには、自己のゲートG−ソースS間の浮遊容量Cstrayに介して、マイナス電位が誘起されることになる。その結果、PチャネルFETQ1のゲートGはONとなる。
【0046】
このような情況を回避するために、ラッチアップ防止手段14は、PチャネルFETQ1のゲートG−ソースS間の浮遊容量Cstrayが充電されることを回避するための一種のバイパス手段として機能する。更にラッチアップ防止手段14の一端は一定電圧にプルアップ(又は、プルダウン)されている。則ち、ラッチアップ防止手段14は、PチャネルFETQ1のゲートG−ソースS間の浮遊容量Cstrayを充電する可能性のある電荷をバイパスさせて、PチャネルFETQ1のゲートG−ソースS間の浮遊容量Cstrayが充電されることを回避させると共に、一定電圧を基準としてPチャネルFETQ1のゲートG電圧を所定の電圧範囲に制限することができる機能を有する。
【0047】
則ち、ラッチアップ防止手段14を設けることにより、PチャネルFETQ1のゲートGにマイナス電位が誘起されることを回避することが可能となり、その結果、NチャネルFETQ2をONしたことに誘因されて、OFF状態であったPチャネルFETQ1がON状態となる誤動作を回避することができるようになる。
【0048】
なお、本実施の形態では、NチャネルFETQ2をONしたことに誘因されて、OFF状態であったPチャネルFETQ1がON状態となる誤動作のケースについて説明したが、これに限定されるものではなく、PチャネルFETQ1とNチャネルFETQ2とがドレインD又はソースSを共通として負荷Lに対して並列に接続されている他の回路構成のブリッジ辺回路121において、本実施形態のラッチアップ防止手段14は、浮遊容量Cstrayに起因するという機能において全く同様の効果を発揮する。他の回路構成としては、例えば、ブリッジ辺回路121の一方の端子であるPチャネルFETQ1のソースSが電源−Vccに接続され、他方の端子であるNチャネルFETQ2のソースSが負荷Lに電力Psplyを与えるための信号線に接続された2端子構造のブリッジ辺回路121において、ラッチアップ防止手段14が、PチャネルFETQ1のソースS−ドレインD間に接続された回路構成がある。またブリッジ辺回路121の一方の端子であるNチャネルFETQ2のソースSが電源−Vccに接続され、他方の端子であるPチャネルFETQ1のドレインDが負荷Lに電力Psplyを与えるための信号線に接続された2端子構造のブリッジ辺回路121において、ラッチアップ防止手段14が、PチャネルFETQ1のソースS−ドレインD間に接続された回路構成がある。またブリッジ辺回路121の一方の端子であるNチャネルFETQ2のドレインDが電源Vccに接続され、他方の端子であるPチャネルFETQ1のソースSが負荷Lに電力Psplyを与えるための信号線に接続された2端子構造のブリッジ辺回路121において、ラッチアップ防止手段14が、NチャネルFETQ2のソースS−ドレインD間に接続された回路構成がある。
【0049】
以上説明したように、第1実施形態によれば、寄生容量Cstrayに起因して発生する可能性のある、インテリジェントパワーソースIPSの電力出力端子Oのブリッジ辺回路121を介したショート状態、インテリジェントパワーソースIPSの電力出力端子Oのブリッジ辺回路122を介したショート状態を回避することができ、その結果、ショート状態の検出に誘引されて誤って発生する可能性のある電力Psply出力の抑制制御を回避することができ、更に、インテリジェントパワーソースIPSの誤動作に起因して連鎖的に負荷Lに発生する可能性のある誤動作を回避することができる。
【0050】
次に、第2の実施形態を説明する。
図2は本発明の第2実施形態にかかる半導体装置10をを説明した回路図である。なお、第1実施形態において既に記述したものと同一の部分については、同一符号を付し、重複した説明は省略する。
【0051】
第2形態の半導体装置10は、自動車等の車両に搭載され、電力Psplyの印加方向に従って作用方向が反転する、例えば、モータのような負荷Lに対して、半導体ICである信号源16から負荷Lに供給される電力Psplyの印加方向をブリッジ回路12を用いて切り替えるものであって、図2に示すように、信号源16、第1実施形態のブリッジ辺回路121,122が複数組み合わされて構成されたブリッジ回路122、ドライバD1,D2,D3,D4等から構成されている。
【0052】
ブリッジ辺回路121は、PチャネルFETQ1とNチャネルFETQ2とがドレインDを共通として負荷Lの一方の入力端子DQ1に対して並列に接続された2端子構造を有する。
【0053】
また、ブリッジ辺回路121の一方の端子であるPチャネルFETQ1のソースSは、負荷Lに電力Psplyを与えるための信号源16の電力出力端子(図示せず)に接続され、他方の端子であるNチャネルFETQ2のソースSは、信号源16の出力の他方である接地端子(図示せず)に各々接続されている。
【0054】
同様に、ブリッジ辺回路122は、PチャネルFETQ3とNチャネルFETQ4とがドレインDを共通として負荷Lの他方の入力端子DQ2に対して並列に接続された2端子構造を有する。
【0055】
また、ブリッジ辺回路122の一方の端子であるPチャネルFETQ3のソースSは、信号源16の電力出力端子(図示せず)に接続され、他方の端子であるNチャネルFETQ4のソースSは、信号源16の出力の他方である接地端子(図示せず)(接地電位を有する端子)に各々接続されている。
【0056】
ラッチアップ防止手段14である抵抗素子R1,R2は、各ブリッジ辺回路121,122における共通のドレインDと接地電位との間に接続されている。
【0057】
次に、本半導体装置10の動作を説明する。
電源Vccから電力Psplyの供給を受ける信号源16は、所定の電力Psplyを電力出力端子(図示せず)−接地端子間から出力する。信号源16から供給された電力Psplyは、ブリッジ回路12に印加される。
【0058】
このような構成の半導体装置10において、ドライバD1,D2,D3,D4に各々制御信号(図示せず)が与えられて、ブリッジ辺回路121のPチャネルFETQ1とブリッジ辺回路122のNチャネルFETQ4がONされて導通状態となり、同時に、NチャネルFETQ2とPチャネルFETQ3とがOFFされて非導通状態となる制御が実行されると、信号源16からの電力Psplyは、PチャネルFETQ1のソースS→PチャネルFETQ1のドレインD→負荷Lの一方の入力端子DQ1→負荷Lの他方の入力端子DQ2→NチャネルFETQ4のドレインD→NチャネルFETQ4のソースS→接地電位の順番で流れる。
【0059】
同様に、ドライバD1,D2,D3,D4に各々制御信号(図示せず)が与えられて、ブリッジ辺回路121のNチャネルFETQ2とブリッジ辺回路122のPチャネルFETQ3とがONされて導通状態となり、同時に、PチャネルFETQ1とNチャネルFETQ4とがOFFされて非導通状態となる制御が実行されると、信号源16からの電力Psplyは、先程とは逆に、PチャネルFETQ3のソースS→PチャネルFETQ3のドレインD→負荷Lの他方の入力端子DQ2→負荷Lの一方の入力端子DQ1→NチャネルFETQ2のドレインD→NチャネルFETQ2のソースS→接地電位の順番で流れる。
【0060】
このようにして、ドライバD1,D2,D3,D4を用いてブリッジ辺回路121,1222を制御することにより、負荷Lに流れる電力Psplyの方向を切り替えることができる。
【0061】
ここで、抵抗素子R1(R2)が無い状態でPチャネルFETQ1(Q3)がOFF状態でNチャネルFETQ2(Q4)をONしたときに、NチャネルFETQ2(Q4)のドレイン電圧の影響を受けて、PチャネルFETQ1(Q3)のゲートG−ソースS間の浮遊容量Cstrayが充電されることになる。これにより、PチャネルFETQ1(Q3)のゲートGには、自己のゲートG−ソースS間の浮遊容量Cstrayに介して、マイナス電位が誘起されることになる。その結果、PチャネルFETQ1(Q3)のゲートGはONとなる。
【0062】
このような情況を回避するために、本実施形態の抵抗素子R1(R2)は、PチャネルFETQ1(Q3)のゲートG−ソースS間の浮遊容量Cstrayが充電されることを回避するための一種のバイパス手段として機能する。更に抵抗素子R1(R2)の一端は一定電圧にプルアップ(又は、プルダウン)されている。則ち、ラッチアップ防止手段14は、PチャネルFETQ1(Q3)のゲートG−ソースS間の浮遊容量Cstrayを充電する可能性のある電荷をバイパスさせて、PチャネルFETQ1(Q3)のゲートG−ソースS間の浮遊容量Cstrayが充電されることを回避させると共に、一定電圧を基準としてPチャネルFETQ1(Q3)のゲートG電圧を所定の電圧範囲に制限することができる機能を有する。
【0063】
則ち、抵抗素子R1(R2)を設けることにより、PチャネルFETQ1(Q3)のゲートGにマイナス電位が誘起されることを回避することが可能となり、その結果、NチャネルFETQ2(Q4)をONしたことに誘因されて、OFF状態であったPチャネルFETQ1(Q3)がON状態となる誤動作を回避することができるようになる。
【0064】
なお、本実施の形態では、NチャネルFETQ2(Q4)をONしたことに誘因されて、OFF状態であったPチャネルFETQ1(Q3)がON状態となる誤動作のケースについて説明したが、これに限定されるものではなく、PチャネルFETQ1(Q3)とNチャネルFETQ2(Q4)とがドレインD又はソースSを共通として負荷Lに対して並列に接続されている他の回路構成のブリッジ辺回路121(122)において、本実施形態の抵抗素子R1(R2)は、浮遊容量Cstrayに起因するという機能において全く同様の効果を発揮する。他の回路構成としては、例えば、ブリッジ辺回路121(122)の一方の端子であるPチャネルFETQ1(Q3)のソースSが信号源16の電力出力端子(図示せず)に接続され、他方の端子であるNチャネルFETQ2(Q4)のソースSが負荷Lに電力Psplyを与えるための信号線に接続された2端子構造のブリッジ辺回路121(122)において、抵抗素子R1(R2)が、PチャネルFETQ1(Q3)のソースS−ドレインD間に接続された回路構成がある。またブリッジ辺回路121(122)の一方の端子であるNチャネルFETQ2(Q4)のソースSが信号源16の電力出力端子(図示せず)に接続され、他方の端子であるPチャネルFETQ1(Q3)のドレインDが負荷Lに電力Psplyを与えるための信号線に接続された2端子構造のブリッジ辺回路121(122)において、抵抗素子R1(R2)が、PチャネルFETQ1(Q3)のソースS−ドレインD間に接続された回路構成がある。またブリッジ辺回路121(122)の一方の端子であるNチャネルFETQ2(Q4)のドレインDが信号源16の電力出力端子(図示せず)cに接続され、他方の端子であるPチャネルFETQ1(Q3)のソースSが負荷Lに電力Psplyを与えるための信号線に接続された2端子構造のブリッジ辺回路121(122)において、抵抗素子R1(R2)が、NチャネルFETQ2(Q4)のソースS−ドレインD間に接続された回路構成がある。
【0065】
以上説明したように、第2実施形態に依れば、第1実施形態と同様の主旨で、寄生容量Cstrayに起因して発生する可能性のある、信号源16の電力出力端子Oのブリッジ辺回路121を介したショート状態、信号源16の電力出力端子Oのブリッジ辺回路122を介したショート状態を回避することができ、その結果、ショート状態の検出に誘引されて誤って発生する可能性のある電力Psply出力の抑制制御を回避することができ、更に、信号源16の誤動作に起因して連鎖的に負荷Lに発生する可能性のある誤動作を回避することができる。
【0066】
次に、第3の実施形態を説明する。
図3は本発明の第3実施形態にかかる半導体装置10をを説明した回路図である。なお、第1実施形態又は第2実施形態において既に記述したものと同一の部分については、同一符号を付し、重複した説明は省略する。
【0067】
第3実施形態の半導体装置10は、半導体ICであるインテリジェントパワーソースIPSから負荷Lに供給される電力Psplyの印加方向をブリッジ回路12を用いて切り替えることができる半導体装置10である。
【0068】
具体的には、車両に搭載され、電力Psplyの印加方向に従って作用方向が反転する、例えば、モータのような負荷Lに対して、電力Psplyの印加方向をブリッジ回路12を用いて切り替えることができる半導体装置10である。
【0069】
本発明の実施の形態のブリッジ回路12は、第1実施形態に説明したブリッジ辺回路121,122が組み合わされて構成されている。
【0070】
ブリッジ辺回路121は、PチャネルFETQ1とNチャネルFETQ2とがドレインDを共通として負荷Lの一方の入力端子DQ1に対して並列に接続された2端子構造を有する。
【0071】
また、ブリッジ辺回路121の一方の端子であるPチャネルFETQ1のソースSは、負荷Lに電力Psplyを与えるための信号源16であるインテリジェントパワーソースIPSの電力出力端子Oに接続され、他方の端子であるNチャネルFETQ2のソースSは、インテリジェントパワーソースIPSの出力の他方である接地端子Gに各々接続されている。
【0072】
同様に、ブリッジ辺回路122は、PチャネルFETQ3とNチャネルFETQ4とがドレインDを共通として負荷Lの他方の入力端子DQ2に対して並列に接続された2端子構造を有する。
【0073】
また、ブリッジ辺回路122の一方の端子であるPチャネルFETQ3のソースSは、インテリジェントパワーソースIPSの電力出力端子Oに接続され、他方の端子であるNチャネルFETQ4のソースSは、インテリジェントパワーソースIPSの出力の他方である接地端子G(接地電位を有する端子)に各々接続されている。
【0074】
ラッチアップ防止手段14である抵抗素子R1,R2は、各ブリッジ辺回路121,122における共通のドレインDと接地電位との間に接続されている。
【0075】
電源Vccから電力Psplyの供給を受けるインテリジェントパワーソースIPSは、制御端子I,Sに印加される制御信号に従って所定の電力Psplyを電力出力端子O−接地端子G間から出力する。インテリジェントパワーソースIPSから供給された電力Psplyは、ブリッジ回路12に印加される。
【0076】
次に、本半導体装置10の動作を説明する。
このような構成の半導体装置10において、ドライバD1,D2,D3,D4に各々制御信号(図示せず)が与えられて、ブリッジ辺回路121のPチャネルFETQ1とブリッジ辺回路122のNチャネルFETQ4がONされて導通状態となり、同時に、NチャネルFETQ2とPチャネルFETQ3とがOFFされて非導通状態となる制御が実行されると、インテリジェントパワーソースIPSからの電力Psplyは、PチャネルFETQ1のソースS→PチャネルFETQ1のドレインD→負荷Lの一方の入力端子DQ1→負荷Lの他方の入力端子DQ2→NチャネルFETQ4のドレインD→NチャネルFETQ4のソースS→接地電位の順番で流れる。
【0077】
同様に、ドライバD1,D2,D3,D4に各々制御信号(図示せず)が与えられて、ブリッジ辺回路121のNチャネルFETQ2とブリッジ辺回路122のPチャネルFETQ3とがONされて導通状態となり、同時に、PチャネルFETQ1とNチャネルFETQ4とがOFFされて非導通状態となる制御が実行されると、インテリジェントパワーソースIPSからの電力Psplyは、先程とは逆に、PチャネルFETQ3のソースS→PチャネルFETQ3のドレインD→負荷Lの他方の入力端子DQ2→負荷Lの一方の入力端子DQ1→NチャネルFETQ2のドレインD→NチャネルFETQ2のソースS→接地電位の順番で流れる。
【0078】
このようにして、ドライバD1,D2,D3,D4を用いてブリッジ辺回路121,122を制御することにより、負荷Lに流れる電力Psplyの方向を切り替えることができる。
【0079】
ここで、抵抗素子R1(R2)が無い状態でPチャネルFETQ1(Q3)がOFF状態でNチャネルFETQ2(Q4)をONしたときに、NチャネルFETQ2(Q4)のドレイン電圧の影響を受けて、PチャネルFETQ1(Q3)のゲートG−ソースS間の浮遊容量Cstrayが充電されることになる。これにより、PチャネルFETQ1(Q3)のゲートGには、自己のゲートG−ソースS間の浮遊容量Cstrayに介して、マイナス電位が誘起されることになる。その結果、PチャネルFETQ1(Q3)のゲートGはONとなる。
【0080】
このような情況を回避するために、本実施形態の抵抗素子R1(R2)は、PチャネルFETQ1(Q3)のゲートG−ソースS間の浮遊容量Cstrayが充電されることを回避するための一種のバイパス手段として機能する。更に抵抗素子R1(R2)の一端は一定電圧にプルアップ(又は、プルダウン)されている。則ち、ラッチアップ防止手段14は、PチャネルFETQ1(Q3)のゲートG−ソースS間の浮遊容量Cstrayを充電する可能性のある電荷をバイパスさせて、PチャネルFETQ1(Q3)のゲートG−ソースS間の浮遊容量Cstrayが充電されることを回避させると共に、一定電圧を基準としてPチャネルFETQ1(Q3)のゲートG電圧を所定の電圧範囲に制限することができる機能を有する。
【0081】
則ち、抵抗素子R1(R2)を設けることにより、PチャネルFETQ1(Q3)のゲートGにマイナス電位が誘起されることを回避することが可能となり、その結果、NチャネルFETQ2(Q4)をONしたことに誘因されて、OFF状態であったPチャネルFETQ1(Q3)がON状態となる誤動作を回避することができるようになる。
【0082】
なお、本実施の形態では、NチャネルFETQ2(Q4)をONしたことに誘因されて、OFF状態であったPチャネルFETQ1(Q3)がON状態となる誤動作のケースについて説明したが、これに限定されるものではなく、PチャネルFETQ1(Q3)とNチャネルFETQ2(Q4)とがドレインD又はソースSを共通として負荷Lに対して並列に接続されている他の回路構成のブリッジ辺回路121(122)において、本実施形態の抵抗素子R1(R2)は、浮遊容量Cstrayに起因するという機能において全く同様の効果を発揮する。他の回路構成としては、例えば、ブリッジ辺回路121(122)の一方の端子であるPチャネルFETQ1(Q3)のソースSがインテリジェントパワーソースIPSの電力出力端子Oに接続され、他方の端子であるNチャネルFETQ2(Q4)のソースSが負荷Lに電力Psplyを与えるための信号線に接続された2端子構造のブリッジ辺回路121(122)において、抵抗素子R1(R2)が、PチャネルFETQ1(Q3)のソースS−ドレインD間に接続された回路構成がある。またブリッジ辺回路121(122)の一方の端子であるNチャネルFETQ2(Q4)のソースSがインテリジェントパワーソースIPSの電力出力端子Oに接続され、他方の端子であるPチャネルFETQ1(Q3)のドレインDが負荷Lに電力Psplyを与えるための信号線に接続された2端子構造のブリッジ辺回路121(122)において、抵抗素子R1(R2)が、PチャネルFETQ1(Q3)のソースS−ドレインD間に接続された回路構成がある。またブリッジ辺回路121(122)の一方の端子であるNチャネルFETQ2(Q4)のドレインDがインテリジェントパワーソースIPSの電力出力端子Ocに接続され、他方の端子であるPチャネルFETQ1(Q3)のソースSが負荷Lに電力Psplyを与えるための信号線に接続された2端子構造のブリッジ辺回路121(122)において、抵抗素子R1(R2)が、NチャネルFETQ2(Q4)のソースS−ドレインD間に接続された回路構成がある。
【0083】
以上説明したように、第3実施形態に依れば、PチャネルFETQ1,Q3、及びNチャネルFETQ2,Q4のドレインD−ゲートG間に存在する構造上の寄生容量Cstrayに起因して、非導通状態となっていたPチャネルFETQ1がONされて導通状態となり、その結果、インテリジェントパワーソースIPSの電力出力端子Oがブリッジ辺回路121を介してショート状態となってしまうことを回避できるようになる。例えば、ブリッジ辺回路121のPチャネルFETQ1がOFFされて非導通状態となり、その直後に、NチャネルFETQ2がONされて導通状態となる制御が実行された場合であっても、非導通状態となっていたPチャネルFETQ1がONされて導通状態となってしまうことを回避できるようになり、その結果、インテリジェントパワーソースIPSの電力出力端子Oがブリッジ辺回路121を介してショート状態となってしまうことを回避できるようになる。
【0084】
同様の主旨で、ブリッジ辺回路122のPチャネルFETQ3がOFFされて非導通状態となり、その直後に、NチャネルFETQ4がONされて導通状態となる制御が実行された場合であっても、非導通状態となっていたPチャネルFETQ3がONされて導通状態となってしまうことを回避できるようになる。その結果、インテリジェントパワーソースIPSの電力出力端子Oがブリッジ辺回路122を介してショート状態となってしまうことを回避できるようになる。
【0085】
このようなショート状態がインテリジェントパワーソースIPSに発生することを回避できるようになり、インテリジェントパワーソースIPSには前述した誤動作によるショート状態が検出されなくなり、電力Psplyの出力を抑制する制御が誤って実行されることを回避できるようになる。更に、このような誤動作を回避できる結果、負荷Lに与えられるべき電力Psplyが誤って抑制されることを回避できるようになり、負荷Lにまで連鎖的に誤動作が発生することを回避できるようになる。
【0086】
【発明の効果】
請求項1記載の発明に依れば、各ブリッジ辺回路における共通のドレインと接地電位との間に抵抗素子を接続しているので、Pチャネル及びNチャネルFETのドレイン−ゲート間に存在する構造上の寄生容量Cstrayに起因して、非導通状態となっていたPチャネルFETがONされて導通状態となり、その結果、インテリジェントパワーソースの電力出力端子がブリッジ辺回路を介してショート状態となってしまうことを回避できるようになる。例えば、ブリッジ辺回路のPチャネルFETがOFFされて非導通状態となり、その直後に、NチャネルFETがONされて導通状態となる制御が実行された場合であっても、非導通状態となっていたPチャネルFETがONされて導通状態となり、その結果、インテリジェントパワーソースの電力出力端子がブリッジ辺回路を介してショート状態となることを回避できるようになる。
【0091】
同様の主旨で、ブリッジ辺回路122のPチャネルFETQ3がOFFされて非導通状態となり、その直後に、NチャネルFETQ4がONされて導通状態となる制御が実行された場合であっても、非導通状態となっていたPチャネルFETQ3がONされて導通状態となってしまうことを回避できるようになる。その結果、インテリジェントパワーソースIPSの電力出力端子Oがブリッジ辺回路122を介してショート状態となってしまうことを回避できるようになる。
【0092】
則ち、このようなショート状態がインテリジェントパワーソースIPSに発生することを回避できるようになり、インテリジェントパワーソースIPSには前述した誤動作によるショート状態が検出されなくなり、電力Psplyの出力を抑制する制御が誤って実行されることを回避できるようになる。更に、このような誤動作を回避できる結果、負荷Lに与えられるべき電力Psplyが誤って抑制されることを回避できるようになり、負荷Lにまで連鎖的に誤動作が発生することを回避できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる半導体装置をを説明した回路図である。
【図2】本発明の第2実施形態にかかる半導体装置をを説明した回路図である。
【図3】本発明の第3実施形態にかかる半導体装置をを説明した回路図である。
【図4】従来の半導体装置をを説明した回路図である。
【符号の説明】
10 半導体装置
12 ブリッジ回路
121,122 ブリッジ辺回路
14 ラッチアップ防止手段
16 信号源
R1,R2 抵抗素子
Q1,Q3 PチャネルFET(PチャネルMOSFET)
Q2,Q4 NチャネルFET(NチャネルMOSFET)
D ドレイン
S ソース
G ゲート
D1,D2,D3,D4 ドライバ
L 負荷
IPS インテリジェントパワーソース(信号源)
O 電力出力端子
G 接地端子
I,S 制御端子
Psply 電力
Vcc 電源電圧[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a semiconductor device, and more particularly to a semiconductor device capable of switching the application direction of power supplied to a load from an intelligent power source (hereinafter abbreviated as IPS), which is a semiconductor IC, using a bridge circuit. .
[0002]
More specifically, the present invention relates to a semiconductor device that is mounted on a vehicle and whose direction of operation is reversed according to the direction of power application. For example, the load application direction can be switched using a bridge circuit for a load such as a motor.
[0003]
[Prior art]
Conventionally, as this type of semiconductor device, for example, there are devices as shown in FIGS.
[0004]
A conventional semiconductor device 9 is mounted on a vehicle such as an automobile, and its working direction is reversed in accordance with the direction of application of power Psply. For example, a load such as a motor is supplied from an intelligent power source IPS that is a semiconductor IC to the load. The application direction of the electric power Psply is switched using the
[0005]
The intelligent power source IPS that receives power from the power supply Vcc outputs a predetermined power Psply from between the power output terminal O and the ground terminal G in accordance with a control signal applied to the control terminals I and S. The power Psply supplied from the intelligent power source IPS is applied to the
[0006]
The
[0007]
The bridge side circuit 1A has a two-terminal structure in which a P-channel FET Q1 and an N-channel FET Q2 are connected in parallel to one input terminal DQ1 of a load L with a drain D in common.
[0008]
The source S of the P-channel FET Q1, which is one terminal of the bridge side circuit 1A, is connected to the output terminal O of the intelligent power source IPS, which is the
[0009]
Similarly, the bridge side circuit 1B has a two-terminal structure in which a P-channel FET Q3 and an N-channel FET Q4 are connected in parallel to the other input terminal DQ2 of the load L with the drain D in common.
[0010]
The source S of the P-channel FET Q3, which is one terminal of the bridge side circuit 1B, is connected to the output terminal O of the intelligent power source IPS, and the source S of the N-channel FET Q4, which is the other terminal, is connected to the intelligent power source IPS. Each is connected to a ground terminal G which is the other of the outputs.
[0011]
In the semiconductor device 9 having such a configuration, control signals (not shown) are respectively supplied to the drivers D1, D2, D3, and D4, and the P channel FET Q1 of the bridge side circuit 1A and the N channel FET Q4 of the bridge side circuit 1B are supplied. When the control is performed so that the N-channel FET Q2 and the P-channel FET Q3 are turned off and turned off at the same time, the power Psply from the intelligent power source IPS is supplied to the source S of the P-channel FET Q1. It flows in the order of the drain D of the P-channel FET Q1 → one input terminal DQ1 of the load L → the other input terminal DQ2 of the load L → the drain D of the N-channel FET Q4 → the source S of the N-channel FET Q4 → the ground potential.
[0012]
Similarly, control signals (not shown) are respectively applied to the drivers D1, D2, D3, and D4, and the N-channel FET Q2 of the bridge side circuit 1A and the P-channel FET Q3 of the bridge side circuit 1B are turned on and become conductive. At the same time, when the control for turning off the P-channel FET Q1 and the N-channel FET Q4 is executed, the power Psply from the intelligent power source IPS is opposite to the source S → It flows in the order of the drain D of the P-channel FET Q3 → the other input terminal DQ2 of the load L → the one input terminal DQ1 of the load L → the drain D of the N-channel FET Q2 → the source S of the N-channel FET Q2 → the ground potential.
[0013]
In this way, the direction of the power Psply flowing through the load L can be switched by controlling the
[0014]
[Problems to be solved by the invention]
However, PSince there is a structural parasitic capacitance Cstray between the drains D and gates G of the channel FETs Q1 and Q3 and the N channel FETs Q2 and Q4, for example, the P channel FET Q1 of the bridge side circuit 1A is turned off and becomes non-conductive. Immediately after that, when the control for turning on the N-channel FET Q2 is executed, the non-conducting P-channel FET Q1 is turned on and turned on. As a result, the power output of the intelligent power source IPS There is a technical problem that the terminal O may be short-circuited via the bridge side circuit 1A.It was.
[0015]
For the same purpose, if control is performed in which the P-channel FET Q3 of the bridge side circuit 1B is turned off and becomes non-conductive, and immediately after that, the N-channel FET Q4 is turned on and becomes conductive, the non-conductive state is obtained. As a result, there is a technical problem that the power output terminal O of the intelligent power source IPS may be short-circuited via the bridge side circuit 1B.
[0016]
When such a short state occurs in the intelligent power source IPS, the intelligent power source IPS detects the short state and erroneously executes control for suppressing the output of the power Psply. As a result of such a malfunction, the electric power Psply to be applied to the load L is suppressed, and there is a technical problem that malfunction may occur in a chain manner up to the load L.
[0017]
An object of the present invention is to solve such a conventional problem, and the latch-up prevention means for preventing the other FET from being turned on when one of the FETs is turned on comprises the bridge. By configuring each side circuit to be provided between the drain and source of one of the FETs, a bridge side circuit of the power output terminal O of the intelligent power source IPS may be generated due to the parasitic capacitance Cstray. It is possible to avoid the short state via 1A and the short state via the bridge side circuit 1B of the power output terminal O of the intelligent power source IPS. As a result, it may be erroneously triggered by the detection of the short state. It is possible to avoid the suppression control of the power Psply output, and the malfunction of the intelligent power source IPS It has an object to provide a semiconductor device capable of avoiding resulting from that can occur in a chain to load L malfunctions.
[0018]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, there is provided a
[0027]
As a result, the P-channel FET Q1, which has been turned off due to the structural parasitic capacitance Cstray existing between the drain D and the gate G of the P-channel FETs Q1, Q3 and the N-channel FETs Q2, Q4, is turned on. As a result, the power output terminal O of the intelligent power source IPS can be prevented from being short-circuited via the
[0028]
For the same purpose, the P-channel FET Q3 of the
[0029]
Such a short state can be prevented from occurring in the intelligent power source IPS, and the intelligent power source IPS can no longer detect the short state due to the above-described malfunction, and the control for suppressing the output of the power Psply is erroneously executed. Can be avoided. Further, as a result of avoiding such a malfunction, it is possible to avoid erroneously suppressing the power Psply to be applied to the load L, and to avoid the occurrence of chain malfunctions up to the load L. Become.
[0030]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, various embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0031]
FIG. 1 is a circuit diagram illustrating a
[0032]
The
[0033]
In the bridge-
[0034]
The latch-up prevention means 14 is a means for preventing the other FET from being turned on when the other FET is turned on, and is provided between the drain D and the source S of the one FET.
[0035]
Specifically, as shown in FIG. 1, the
[0036]
The latch-up prevention means 14 is a means for preventing the P-channel FET Q1, which is the other FET in the OFF state, from being turned on due to the fact that the N-channel FET Q2 is turned on as one FET. Are provided between the drain D and the source S of the N-channel FET Q2.
[0037]
As the latch-up prevention means 14, resistance elements R1 and R2 can be used. By using the resistance elements R1 and R2, the latch-up prevention means 14 can be realized at a low cost and without an increase in circuit scale.
[0038]
As a result, it is possible to avoid the short-circuit state of the FET that may be generated due to the parasitic capacitance Cstray, and as a result, the power Psply that may be erroneously induced by the detection of the short-circuit state. Output suppression control can be avoided.
[0039]
The terminal DQ2 of the load l is connected to the ground potential.
[0040]
The
[0041]
The source S of the P-channel FET Q1, which is one terminal of the
[0042]
Next, the operation of the
In the
[0043]
Similarly, a control signal (not shown) is applied to each of the drivers D1 and D2, and the N-channel FET Q2 of the
[0044]
In this way, the direction of the power Psply flowing through the load L can be switched by controlling the
[0045]
Here, when the N-channel FET Q2 is turned on while the P-channel FET Q1 is in the OFF state without the latch-up prevention means 14, the gate G-source S of the P-channel FET Q1 is affected by the drain voltage of the N-channel FET Q2. The stray capacitance Cstray is charged. As a result, a negative potential is induced in the gate G of the P-channel FET Q1 via the stray capacitance Cstray between its gate G and source S. As a result, the gate G of the P-channel FET Q1 is turned on.
[0046]
In order to avoid such a situation, the latch-up prevention means 14 functions as a kind of bypass means for avoiding charging of the stray capacitance Cstray between the gate G and the source S of the P-channel FET Q1. Furthermore, one end of the latch-up prevention means 14 is pulled up (or pulled down) to a constant voltage. In other words, the latch-up prevention means 14 bypasses the charge that may charge the stray capacitance Cstray between the gate G and the source S of the P-channel FET Q1, and the stray capacitance between the gate G and the source S of the P-channel FET Q1. In addition to avoiding charging of Cstray, the gate G voltage of the P-channel FET Q1 can be limited to a predetermined voltage range with a constant voltage as a reference.
[0047]
In other words, by providing the latch-up prevention means 14, it is possible to avoid a negative potential being induced in the gate G of the P-channel FET Q1, and as a result, it is triggered by turning on the N-channel FET Q2. It is possible to avoid a malfunction in which the P-channel FET Q1 that has been in the OFF state is in the ON state.
[0048]
In this embodiment, the case of the malfunction in which the P-channel FET Q1 in the OFF state is turned on due to the N-channel FET Q2 being turned on has been described. However, the present invention is not limited to this. In the bridge-
[0049]
As described above, according to the first embodiment, the short state, the intelligent power, which may occur due to the parasitic capacitance Cstray, via the
[0050]
Next, a second embodiment will be described.
FIG. 2 is a circuit diagram illustrating a
[0051]
The
[0052]
The
[0053]
Further, the source S of the P-channel FET Q1, which is one terminal of the
[0054]
Similarly, the
[0055]
The source S of the P-channel FET Q3 that is one terminal of the
[0056]
The resistance elements R1 and R2 which are the latch-up prevention means 14 are connected between the common drain D and the ground potential in each of the
[0057]
Next, the operation of the
The
[0058]
In the
[0059]
Similarly, control signals (not shown) are respectively applied to the drivers D1, D2, D3, and D4, and the N-channel FET Q2 of the
[0060]
In this manner, the direction of the power Psply flowing through the load L can be switched by controlling the
[0061]
Here, when the N-channel FET Q2 (Q4) is turned on while the P-channel FET Q1 (Q3) is in an OFF state without the resistance element R1 (R2), the N-channel FET Q2 (Q4) is affected by the drain voltage, The stray capacitance Cstray between the gate G and the source S of the P-channel FET Q1 (Q3) is charged. As a result, a negative potential is induced in the gate G of the P-channel FET Q1 (Q3) via the stray capacitance Cstray between its own gate G and source S. As a result, the gate G of the P channel FET Q1 (Q3) is turned ON.
[0062]
In order to avoid such a situation, the resistance element R1 (R2) of the present embodiment is a kind for avoiding the stray capacitance Cstray between the gate G and the source S of the P-channel FET Q1 (Q3) from being charged. Functions as a bypass means. Furthermore, one end of the resistance element R1 (R2) is pulled up (or pulled down) to a constant voltage. In other words, the latch-up prevention means 14 bypasses the charge that may charge the stray capacitance Cstray between the gate G and the source S of the P-channel FET Q1 (Q3), and the gate G- of the P-channel FET Q1 (Q3). In addition to avoiding charging of the stray capacitance Cstray between the sources S, the gate G voltage of the P-channel FET Q1 (Q3) can be limited to a predetermined voltage range with a constant voltage as a reference.
[0063]
In other words, by providing the resistance element R1 (R2), it is possible to avoid a negative potential being induced in the gate G of the P-channel FET Q1 (Q3). As a result, the N-channel FET Q2 (Q4) is turned on. Inspired by this, it is possible to avoid a malfunction in which the P-channel FET Q1 (Q3) that has been in the OFF state is in the ON state.
[0064]
In the present embodiment, a case has been described in which the P-channel FET Q1 (Q3), which has been in the OFF state, is turned on due to the N-channel FET Q2 (Q4) being turned on. However, the present invention is not limited to this. Instead, the P-channel FET Q1 (Q3) and the N-channel FET Q2 (Q4) are connected in parallel to the load L with the drain D or the source S in common as a bridge side circuit 121 ( 122), the resistance element R1 (R2) of the present embodiment exhibits the same effect in terms of the function caused by the stray capacitance Cstray. As another circuit configuration, for example, the source S of the P-channel FET Q1 (Q3), which is one terminal of the bridge side circuit 121 (122), is connected to the power output terminal (not shown) of the
[0065]
As described above, according to the second embodiment, the bridge side of the power output terminal O of the
[0066]
Next, a third embodiment will be described.
FIG. 3 is a circuit diagram illustrating a
[0067]
The
[0068]
Specifically, the direction of application reverses in accordance with the direction of application of power Psply mounted on the vehicle. For example, the application direction of power Psply can be switched using a
[0069]
The
[0070]
The
[0071]
Further, the source S of the P-channel FET Q1, which is one terminal of the
[0072]
Similarly, the
[0073]
The source S of the P-channel FET Q3 which is one terminal of the
[0074]
The resistance elements R1 and R2 which are the latch-up prevention means 14 are connected between the common drain D and the ground potential in each of the
[0075]
The intelligent power source IPS that receives the power Psply from the power source Vcc outputs a predetermined power Psply from between the power output terminal O and the ground terminal G in accordance with a control signal applied to the control terminals I and S. The power Psply supplied from the intelligent power source IPS is applied to the
[0076]
Next, the operation of the
In the
[0077]
Similarly, control signals (not shown) are respectively supplied to the drivers D1, D2, D3, and D4, and the N-channel FET Q2 of the
[0078]
In this way, the direction of the power Psply flowing through the load L can be switched by controlling the
[0079]
Here, when the N-channel FET Q2 (Q4) is turned on while the P-channel FET Q1 (Q3) is in an OFF state without the resistance element R1 (R2), the N-channel FET Q2 (Q4) is affected by the drain voltage, The stray capacitance Cstray between the gate G and the source S of the P-channel FET Q1 (Q3) is charged. As a result, a negative potential is induced in the gate G of the P-channel FET Q1 (Q3) via the stray capacitance Cstray between its own gate G and source S. As a result, the gate G of the P channel FET Q1 (Q3) is turned ON.
[0080]
In order to avoid such a situation, the resistance element R1 (R2) of the present embodiment is a kind for avoiding the stray capacitance Cstray between the gate G and the source S of the P-channel FET Q1 (Q3) from being charged. Functions as a bypass means. Furthermore, one end of the resistance element R1 (R2) is pulled up (or pulled down) to a constant voltage. In other words, the latch-up prevention means 14 bypasses the charge that may charge the stray capacitance Cstray between the gate G and the source S of the P-channel FET Q1 (Q3), and the gate G- of the P-channel FET Q1 (Q3). In addition to avoiding charging of the stray capacitance Cstray between the sources S, the gate G voltage of the P-channel FET Q1 (Q3) can be limited to a predetermined voltage range with a constant voltage as a reference.
[0081]
In other words, by providing the resistance element R1 (R2), it is possible to avoid a negative potential being induced in the gate G of the P-channel FET Q1 (Q3). As a result, the N-channel FET Q2 (Q4) is turned on. Inspired by this, it is possible to avoid a malfunction in which the P-channel FET Q1 (Q3) that has been in the OFF state is in the ON state.
[0082]
In the present embodiment, a case has been described in which the P-channel FET Q1 (Q3), which has been in the OFF state, is turned on due to the N-channel FET Q2 (Q4) being turned on. However, the present invention is not limited to this. Instead, the P-channel FET Q1 (Q3) and the N-channel FET Q2 (Q4) are connected in parallel to the load L with the drain D or the source S in common as a bridge side circuit 121 ( 122), the resistance element R1 (R2) of the present embodiment exhibits the same effect in terms of the function caused by the stray capacitance Cstray. As another circuit configuration, for example, the source S of the P-channel FET Q1 (Q3) which is one terminal of the bridge side circuit 121 (122) is connected to the power output terminal O of the intelligent power source IPS and is the other terminal. In the bridge-side circuit 121 (122) having a two-terminal structure in which the source S of the N-channel FET Q2 (Q4) is connected to a signal line for applying the power Psply to the load L, the resistance element R1 (R2) is connected to the P-channel FET Q1 ( There is a circuit configuration connected between the source S and drain D of Q3). The source S of the N-channel FET Q2 (Q4) which is one terminal of the bridge side circuit 121 (122) is connected to the power output terminal O of the intelligent power source IPS, and the drain of the P-channel FET Q1 (Q3) which is the other terminal. In the bridge-side circuit 121 (122) having a two-terminal structure in which D is connected to a signal line for applying power Psply to the load L, the resistance element R1 (R2) is the source S-drain D of the P-channel FET Q1 (Q3). There is a circuit configuration connected between them. The drain D of the N-channel FET Q2 (Q4) which is one terminal of the bridge side circuit 121 (122) is connected to the power output terminal Oc of the intelligent power source IPS, and the source of the P-channel FET Q1 (Q3) which is the other terminal. In the bridge-side circuit 121 (122) having a two-terminal structure in which S is connected to a signal line for applying power Psply to the load L, the resistance element R1 (R2) is the source S-drain D of the N-channel FET Q2 (Q4). There is a circuit configuration connected between them.
[0083]
As described above, according to the third embodiment, non-conduction occurs due to the structural parasitic capacitance Cstray existing between the drain D and the gate G of the P-channel FETs Q1 and Q3 and the N-channel FETs Q2 and Q4. The P-channel FET Q 1 that has been in the state is turned on and becomes conductive, and as a result, the power output terminal O of the intelligent power source IPS can be prevented from being short-circuited via the
[0084]
For the same purpose, the P-channel FET Q3 of the
[0085]
Such a short state can be prevented from occurring in the intelligent power source IPS, and the intelligent power source IPS can no longer detect the short state due to the above-described malfunction, and the control for suppressing the output of the power Psply is erroneously executed. Can be avoided. Further, as a result of avoiding such a malfunction, it is possible to avoid erroneously suppressing the power Psply to be applied to the load L, and to avoid the occurrence of chain malfunctions up to the load L. Become.
[0086]
【The invention's effect】
According to the invention of claim 1,Since a resistance element is connected between the common drain and ground potential in each bridge side circuit,Due to the structural parasitic capacitance Cstray existing between the drain and gate of the P-channel and N-channel FETs, the P-channel FET that has been in a non-conductive state is turned on and becomes conductive. It is possible to avoid that the power output terminal is short-circuited via the bridge side circuit. For example, the P-channel FET of the bridge side circuit is turned off to be in a non-conductive state, and immediately after that, even when control is performed to turn on the N-channel FET to be in a conductive state, the P-channel FET is not in a non-conductive state. In addition, the P-channel FET is turned on and becomes conductive, and as a result, it is possible to prevent the power output terminal of the intelligent power source from being short-circuited via the bridge side circuit.
[0091]
For the same purpose, the P-channel FET Q3 of the
[0092]
In other words, it is possible to avoid such a short state from occurring in the intelligent power source IPS, and the intelligent power source IPS can no longer detect the short state due to the malfunction described above, and control to suppress the output of the power Psply. It becomes possible to avoid being executed by mistake. Further, as a result of avoiding such a malfunction, it is possible to avoid erroneously suppressing the power Psply to be applied to the load L, and to avoid the occurrence of chain malfunctions up to the load L. Become.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit diagram illustrating a semiconductor device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a circuit diagram illustrating a semiconductor device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a circuit diagram illustrating a semiconductor device according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a circuit diagram illustrating a conventional semiconductor device.
[Explanation of symbols]
10 Semiconductor devices
12 Bridge circuit
121, 122 Bridge side circuit
14 Latch-up prevention means
16 Signal source
R1, R2 resistance elements
Q1, Q3 P-channel FET (P-channel MOSFET)
Q2, Q4 N-channel FET (N-channel MOSFET)
D drain
S source
G Gate
D1, D2, D3, D4 drivers
L load
IPS Intelligent power source (signal source)
O Power output terminal
G Ground terminal
I, S control terminal
Psply power
Vcc supply voltage
Claims (1)
前記各ブリッジ辺回路における前記共通のドレインと接地電位との間に抵抗素子を接続した、
ことを特徴とする半導体装置。The P-channel FET and the N-channel FET have a bridge circuit formed by combining two bridge-side circuits having a common drain and the drain of the P-channel FET of the one bridge-side circuit and the N-channel FET. together with the drain channel FET and a common connection to one terminal of the load, connected to the other terminal of the load and the drains of N-channel FET of a P-channel FET of the other bridge side circuit as a common and, said power output terminal source of P-channel FET of each bridge side circuit is connected to detect that the short circuit state, a function to suppress the power supply from the power output terminal in response to detection of the short state The source of the N-channel FET of each bridge side circuit is commonly connected to the ground terminal of the intelligent power source having Are the two bridge sides said FET is an N-channel or said other bridge side circuit turns ON the FET of the P-channel FET and the other bridge side circuit of the one bridge side circuit when all in the OFF state of the circuit By turning on the P-channel FET and the N-channel FET of the one bridge side circuit, power is supplied in the opposite direction from the intelligent power source to the load, and the FET in the ON state is turned off and then turned off. In the semiconductor device that switches the direction of supplying power to the load by turning on the FET ,
A resistance element is connected between the common drain and the ground potential in each bridge side circuit,
A semiconductor device.
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