JP3968179B2 - Treatment for diabetic peripheral nerve injury - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天然植物を基源とする白内障などの糖尿病性末梢神経傷害に対して有効な薬剤(以下、糖尿病性末梢神経傷害治療剤ともいう。)に関するものである。
【0002】
更に詳しくは、本発明は、紅景天などの紅景天属(Rhodiola、ベンケイソウ科)植物を有効成分とするアルドース還元酵素(アルドースレダクターゼ)の活性阻害作用を有する糖尿病性末梢神経傷害治療剤に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
糖尿病でブドウ糖などのアルドースが増加すると、これを還元する酵素(アルドース還元酵素)の活性の上昇がみられる。
この種のアルドース還元酵素は、体内の色々な場所にみられる。例えば、眼のレンズにおいて、アルドース還元酵素によりブドウ糖などのアルドースが還元され、ソルビトールや果糖の増加をもたらし、これにより白内障の進行を進めるとして問題にされている。
このため、前記アルドース還元酵素の活性阻害剤が白内障治療剤として知られている。
【0004】
体内のグルコース(グリコーゲン)は主として解糖系で代謝され、エネルギーの源ともなっている。一方、高血糖等の血糖値の異常が長期間継続すると、この血糖値を少しでも低下させようとして解糖系ではない他の代謝系が活性化されてくる。即ち、血糖値を示す血中ブドウ糖がソルビトールに還元され、さらにフルクトースに代謝される経路のあることが知られており、この代謝系はポリオール代謝系と言われている。
【0005】
前記したブドウ糖を還元してソルビトールにする酵素は、ソルビトール還元酵素といわれるものである。この中でポリオール代謝系、特にソルビトールからフルクトースへ変換する代謝系は、大変緩慢なものであり細胞内にソルビトールが蓄積するようになる。そして、このようにして体内に蓄積されるソルビトールに起因して種々の問題が出てくる。
【0006】
例えば、糖尿病性神経傷害の発症要因(因子)としては、細胞内のソルビトール蓄積が、重要な役割を演じていることが実験的にも明らかにされ、このためアルドース還元酵素の活性を抑制することが、糖尿病性合併症の大きな問題点の解決になると考えられるに至っている。
【0007】
前記したアルドース還元酵素(アルドースレダクターゼ)の体内での分布を見ると、末梢神経、網膜、水晶体、腎臓などに多く、いずれも糖尿病合併症が発症しやすい部位と一致する。
【0008】
アルドース還元酵素の活性阻害剤として、天然物系では、フラボノイドに属する成分を利用するものが知られている。
しかしながら、ヒトでの有効性など、未知の分野が多いため、より有効な薬物、それも安全で安価なアルドース還元酵素の活性阻害剤が強く望まれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記した従来技術の限界に鑑み創案されたものである。
本発明者は、従来の糖尿病合併症用の合成医薬品に見られる副作用は有効性以上に問題視しなければならないこと、また、糖尿病合併症という病気の性質上、長期に及ぶことから、その治療や発症の予防には、従来から食品としたり、伝承的に効果の知られている天然物に有効なものがあれば最適である、という観点から糖尿病性末梢神経傷害治療剤の開発を進めた。
【0010】
その結果、本発明者は、今日まで白内障の治療剤として使用されたことがない紅景天(Rhodiola sacra)が、アルドース還元酵素の活性を著しく阻害するという知見を見い出した。
本発明は、前記知見をベースにするものであり、本発明により生体安全性が高く、かつ経済的なアルドース還元酵素の活性阻害作用に優れた糖尿病性末梢神経傷害治療剤が提供される。
【0011】
【課題を解決しようとするための手段】
本発明を概説すれば、本発明は、紅景天などの紅景天属(Rhodiola、ベンケイソウ科)植物の粉末及び/または抽出物を有効成分とするアルドース還元酵素(アルドースレダフターゼ)の活性阻害作用を有する糖尿病性抹消神経傷害治療剤に関するものである。
【0012】
以下、本発明の技術的構成及び実施態様について詳しく説明する。
【0013】
まず、本発明は前記したように天然植物を基源とする新しい治療剤に関するため、従来の化学物質(合成物質)に代って天然植物を重視するという理由から説明する。
【0014】
本発明者は、前記した予防医学の観点から天然物で食用に供されている物や、古くから用いられている各民族の伝承薬物の多数について、眼レンズのアルドースレダクターゼ活性阻害を指標として検討した。
より具体的には、ラットの眼レンズからアルドース還元酵素を抽出し、本酵素反応の抑制作用が認められる天然物を多数スクリーニング試験し、有効性の研究を進めた。
【0015】
前記した研究過程において、本発明者は、紅景天の粉末体または溶媒抽出物にアルドース還元酵素の活性阻害作用があることを見い出した。なお、紅景天にこのような特性があることは、当然のことながら全く知られていないことである。
【0016】
次に、本発明の糖尿病性末梢神経傷害治療剤の有効成分である紅景天属植物について説明する。
日本国内において、ベンケイソウ科に属する紅景天は、より具体的には前記紅景天と同じ仲間であるベンケイソウなどは薬用となることが知られていない。
一方、主として中国高山岩石地帯のチベットや雲南、貴州などにおいては基源植物の違いにより、それぞれの生薬名が付けられている。その用途は、中国の代表的な薬用植物辞典である「中薬大辞典」(上海科学技術出版)によると、止血、鎮咳などの目的に内服したり、打撲傷や、火傷に外用することが示されている。またチベットや旧ソ連においては、前記した目的で用いる他に強壮薬として用いることも知られている。
【0017】
本発明の糖尿病性末梢神経傷害治療剤の有効成分である紅景天属(Rhodiola)植物を例示すると、次の通りである。なお、以下、植物名(学名/産地)の順に例示する。
喜冷紅景天(R.algida/青海、海北、海西)、唐古紅景天(R.algida var.Tangutica/青海、四川)、西川紅景天(R.alsia/四川)、小座紅景天(R.dumulosa/四川、甘粛)、大花紅景天(R.euryphylla/雲南西北、チベット)、長鞭紅景天(R.fastigiata/雲南西北、チベット)、長鱗紅景天(R.gelida/宇天山)、豌豆七紅景天(R.henryi/甘粛、河南、湖北、四川、貴州)、昇歯紅景天(R.heterodonta/新彊、チベット)、狭葉紅景天(R.kirilowii/河北、山西、雲南、四川、チベット)、四烈紅景天(R.quadrifida/甘粛、青海、新彊、四川、チベット)、庫頁紅景天(R.sachalinensis/黒龍江、吉林)、茎地紅景天(全弁)(R.sacra/雲南西北部、チベット東南)、▲造▼紅景天(R.scabrida/四川西部、雲南西北部)、粗茎紅景天(R.wallichiana/雲南西北部、チベット東南)、大株粗茎紅景天(R.wallichiana var.cholaensis/青海、雲南西北部)、雲南紅景天(R.yunnanensis/湖北西部)、
などを例示することができる。
前記紅景天属植物の産地としては、中華人民共和国のチベット、四川省、雲南省などが有名である。
なお、本発明において使用した紅景天は、主として中華人民共和国のチベット、四川省、あるいは雲南省から乾燥した全草をそのまま輸入し、植物の形態などを文献上確認して同定を行なったものである。
【0018】
本発明の糖尿病性末梢神経傷害治療剤において、その有効成分である紅景天などの紅景天属植物は、粉末状のもの、あるいは水やアルコールなどの所望の溶媒により抽出した抽出物、更にはこれらの混合物の形態であってもよいものである。
また、前記紅景天属植物、例えば紅景天において、全ての部位を利用することができるが、特に全草部を用いるのが経済的でありかつ効率的である。
【0019】
前記した紅景天などの紅景天植物から粉末体または抽出物を調製するには、所望の態様で行なえばよいが、以下にその一例を示す。
例えば、紅景天の粉末体は、通常の粉砕機によって100〜150メッシュ程度の粉末状にすればよい。
また、紅景天の溶媒抽出物は、紅景天の粉末1kgに対して3〜51の溶媒(水あるいはメタノールやエタノールなどのアルコールなど)を加え、加温または冷温下で抽出する。加温の場合は80〜90℃で3時間、冷温の場合は室温で3日間放置後いずれも濾過し、その濾液を45℃以下で減圧濃縮し、完全に溶媒を留去して、乾燥エキスとすればよい。
本発明において、前記粉末体や抽出エキスに、適当な賦形剤あるいは乳糖や澱粉などを加え、顆粒や錠剤の形態の抗糖尿病剤を得てもよい。
更にまた、本発明において、粗切りした紅景天を、そのまま煎じて茶剤として用いてもよい。
本発明において、前記溶媒抽出法に用いる溶媒は、水、含水アルコール、アルコールなどであるが、アルコールとしては、低級アルコール、特に安全性の面からエチルアルコールが好ましい。また、前記含水アルコールの濃度は特に限定しないが、30〜90%、通常40〜70%濃度のものを使用すればよい。
【0020】
本発明の糖尿病性末梢神経傷害治療剤の服用量は、年令や症状によって異なるが、通常成人の有効量は、紅景天粉末の場合1回2〜3g、水抽出エキスやアルコール抽出エキスでは800mg〜1500mgであり、1回3回服用するのが望ましい。
【0021】
以下、実施例により本発明をより詳細に説明する。
なお、本発明は実施例のものに限定されないことはいうまでもないことである。
【0022】
(1).紅景天抽出エキスの調製
紅景天抽出エキスは、紅景天の全草を粗切、あるいは100〜150メッシュの粉末とし、次いで水、含水アルコール、あるいはアルコールなどの溶媒により抽出することにより調製することができる。
具体的には、以下の抽出操作を行なって抽出エキスを調製した。
即ち、粗切、あるいは粉砕した紅景天1kgに水、アルコールなどの溶媒5lを加え、90℃前後で加温、3時間後濾過、濾液を45℃以下で減圧濃縮し、それぞれ水エキス、アルコールエキスを得た。エキスの収率は極めて高く、いずれも45%〜50%前後であった。
【0023】
(2).アルドースレダクターゼの活性阻害試験
ラット眼レンズからアルドース還元酵素の分離と反応は、Dufraneらの方法[Dufrane S.P. et al, Biochem. Med.32,99-105(1985)]に少し改変を加えて行なった。
即ち、ラットの眼レンズを10mMの2−メルカプトエタノールが含有する135mMのNa、K−リン酸緩衝液pH7.0でホモジネイト後、遠心分離を10gで30分間行ない、上清を酵素液とした。
反応は次のようにして行なった。即ち、135mMのNa、K−リン酸緩衝液pH7.0に100mM LiSO4 、0.03mM NADPH、1mM D6−グリセルアルデヒドを加え、100μlの酵素液を添加した。総容量は0.5mlで添加する試料は25μlとし、試料はDMSOに溶解させた。次いで、NADPHを添加、30℃、30分間行ない150μlの0.5N HCl を添加して反応を止めた。
【0024】
アルドース還元酵素の活性阻害の測定は、次のように行なった。
即ち、10mMのイミダゾールを含有する、0.5mlの6N NaOHを加え、60℃で10分間、加温してNADPHが変化して生成するNADP量を蛍光光度計で測定することにより行なった。
【0025】
結果を下記の表1に示す。
表1から明らかのように、大花紅景天、茎地紅景天、全弁紅景天および四烈紅景天の水及びアルコールエキスのいずれにしても、アルドースレダクターゼの活性阻害作用が認められた。なお、比較対照薬としてエパルレスタット(小野製薬工業社製)を用いた。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】
本発明は、白内障などの糖尿病性末梢神経傷害の発症要因(因子)がアルドース還元酵素(アルドースレダクターゼ)によりブドウ糖などのアルドースが還元されてソルビトールが蓄積されることに鑑み、前記アルドース還元酵素の活性阻害作用を有する新規な天然植物由来の糖尿病性末梢神経傷害治療剤を提供するものである。
【0028】
本発明の前記治療剤は、今日まで白内障の治療剤として使用されたことがない紅景天属(Rhodiola sacra)などの紅景天属(Rhodiola、ベンケイソウ科)植物を基源とするものであり、長期間の使用が前提となる糖尿病性末梢神経傷害の治療剤として極めて有用なものである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a drug effective against diabetic peripheral nerve injury such as cataract based on natural plants (hereinafter also referred to as therapeutic agent for diabetic peripheral nerve injury).
[0002]
More specifically, the present invention relates to a therapeutic agent for diabetic peripheral nerve injury having an activity inhibitory activity of aldose reductase (aldose reductase) containing a red genus plant (Rhodiola) as an active ingredient. Is.
[0003]
[Prior art]
When aldose such as glucose increases in diabetes, the activity of an enzyme (aldose reductase) that reduces the aldose increases.
This type of aldose reductase is found in many places in the body. For example, in an ophthalmic lens, aldose such as glucose is reduced by aldose reductase, resulting in an increase in sorbitol and fructose, thereby causing a problem of promoting cataract progression.
For this reason, the aldose reductase activity inhibitor is known as a therapeutic agent for cataract.
[0004]
Glucose (glycogen) in the body is metabolized mainly in the glycolytic system and is a source of energy. On the other hand, if an abnormality in blood glucose level such as hyperglycemia continues for a long period of time, other metabolic systems that are not glycolytic are activated in an attempt to lower the blood glucose level as much as possible. That is, it is known that there is a pathway in which blood glucose showing a blood glucose level is reduced to sorbitol and further metabolized to fructose, and this metabolic system is called a polyol metabolic system.
[0005]
The above-described enzyme that reduces glucose to sorbitol is called sorbitol reductase. Among them, the polyol metabolic system, particularly the metabolic system for converting sorbitol to fructose is very slow, and sorbitol accumulates in cells. Various problems arise due to sorbitol accumulated in the body in this way.
[0006]
For example, it has been experimentally shown that intracellular sorbitol plays an important role as a causative factor of diabetic nerve injury, and thus suppresses the activity of aldose reductase. However, it has come to be considered as a solution to the major problem of diabetic complications.
[0007]
Looking at the distribution in the body of the the aldose reductase (aldose reductase), end treetops nerve, retina, lens, etc. many kidney, both of which coincides with sites diabetic complications likely to develop.
[0008]
As aldose reductase activity inhibitors, those utilizing components belonging to flavonoids are known in natural products.
However, since there are many unknown fields such as effectiveness in humans, there is a strong demand for more effective drugs, and safe and inexpensive inhibitors of aldose reductase activity.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been devised in view of the limitations of the prior art described above.
The present inventor must treat the side effects seen in conventional synthetic drugs for diabetic complications more than effectiveness, and because of the nature of the disease, diabetic complications, it is a long-term treatment. The development of a therapeutic agent for diabetic peripheral nerve injury was promoted from the standpoint that it would be optimal for the prevention of cancer and onset if it is a food or a natural product that is traditionally known to be effective. .
[0010]
As a result, the present inventor has found that Rhodiola sacra, which has not been used as a therapeutic agent for cataracts until now, significantly inhibits the activity of aldose reductase.
The present invention is based on the above findings, and the present invention provides a therapeutic agent for diabetic peripheral nerve injury that is highly biologically safe and has an excellent activity of inhibiting aldose reductase activity.
[0011]
[Means for solving problems]
In general, the present invention relates to the activity of aldose reductase (aldose reductase) containing as an active ingredient powder and / or extract of a red genus (Rhodiola). The present invention relates to a therapeutic agent for diabetic peripheral nerve injury having an inhibitory action.
[0012]
The technical configuration and embodiments of the present invention will be described in detail below.
[0013]
First, since the present invention relates to a new therapeutic agent based on natural plants as described above, it will be explained from the reason that importance is attached to natural plants instead of conventional chemical substances (synthetic substances).
[0014]
From the viewpoint of preventive medicine as described above, the present inventor has examined the aldose reductase activity inhibition of the ophthalmic lens as an index for a large number of natural products that have been used for food and traditionally used drugs of various ethnic groups. did.
More specifically, aldose reductase was extracted from rat eye lenses, and a number of natural products that were found to have an inhibitory effect on this enzyme reaction were screened to study their effectiveness.
[0015]
In the above-described research process, the present inventor has found that the red ginseng powder or solvent extract has an activity of inhibiting the activity of aldose reductase. Of course, the fact that the red scenic sky has such characteristics is not known at all.
[0016]
Next, the Hongjing genus plant which is an active ingredient of the therapeutic agent for diabetic peripheral nerve injury of the present invention will be described.
In Japan, it is not known that Benjing celestial belonging to the family Benxisaceae is more medicinal, more specifically, Benxis, which is the same companion as the Benxis.
On the other hand, Tibet, Yunnan, Guizhou, etc., mainly in the alpine rocks of China, have been given their crude drug names due to differences in the source plants. According to the Chinese medicinal plant dictionary “Shanghai Science and Technology Publishing” (Shanghai Science and Technology Press), its use is indicated for internal use for hemostasis, antitussive, etc., and for external use for bruises and burns. Has been. In Tibet and the former Soviet Union, it is also known to be used as a tonic in addition to the above purpose.
[0017]
Examples of the Rhodiola plant that is an active ingredient of the therapeutic agent for diabetic peripheral nerve injury of the present invention are as follows. Hereinafter, examples are given in the order of plant names (scientific names / production areas).
Kyokoku Kageten (R.algida / Aomi, Haiboku, Haisai), Karako Benkeiten (R.algida var.Tangutica / Shikawa), Nishikawa Kageten (R.alsia / Sichuan), Koza Beni Kageten (R. dumulosa / Sichuan, Gansu), Ohana Seiten (R. eurphylla / Northwest of Yun, Tibet), Changshu Jingten (R.fastigita / Southwest of Yun, Tibet), Nagasaku Kageten (R .. gelida / Utenyama), R.henryi / Gansu, Henan, Hubei, Sichuan, Guizhou), Ascension's red view (R.heterodonta / Xinjiang, Tibet), Nanaha Kageten (R. Kirirowii / Hebei, Shanxi, Yunnan, Sichuan, Tibet), Shiryu Benkei (R. quadrifida / Gansu, Aomi, Niigata, Sichuan, Tibet), R. Sacharine nsis / Heilongjiang, Jilin), Red Scenic Spots (All Ben) (R. sacra / Northern Southwest of Tibet, Southeast Tibet), ▲ Construction Red Scenery (R.scabrida / Western Sichuan, Northwestern Clouds), coarse Stem red scenic sky (R. wallichiana / northwestern south of Tibet, Southeast Tibet), large stock stem scenic red sky (R. wallichiana var. Cholaensis / Qinghai, northwest south of Yun), Yunnan red scenic sky (R. yunnanensis / northwestern lake) ),
Etc. can be illustrated.
As the production area of the Hong Kong genus plant, Tibet, Sichuan Province, Yunnan Province of the People's Republic of China are famous.
The red scenic heaven used in the present invention is imported from whole Tibet, Sichuan Province, or Yunnan Province, mainly imported from the People's Republic of China. It is.
[0018]
In the therapeutic agent for diabetic peripheral nerve injury according to the present invention, the active ingredient of the red genus plant such as Benjing Tenten is a powdery one or an extract extracted with a desired solvent such as water or alcohol, May be in the form of a mixture thereof.
In addition, in the red celestial plant, for example, the red celestial heaven, all parts can be used, but it is particularly economical and efficient to use the whole grass part.
[0019]
In order to prepare a powder body or an extract from a red scenic plant such as the above red scenic heaven, it may be carried out in a desired manner, but an example thereof is shown below.
For example, the red-viewed celestial powder body may be made into a powder form of about 100 to 150 mesh by an ordinary pulverizer.
Moreover, the solvent extract of Hongkage Ten is added under 3 to 51 solvents (water or alcohol such as methanol or ethanol) to 1 kg of Benjing Tenn Powder and is extracted under heating or cooling. In the case of warming, it is allowed to stand at 80 to 90 ° C. for 3 hours, and in the case of cold temperature, it is allowed to stand at room temperature for 3 days and then filtered. The filtrate is concentrated under reduced pressure at 45 ° C. or lower, and the solvent is completely distilled off to dry extract. And it is sufficient.
In the present invention, an anti-diabetic agent in the form of granules or tablets may be obtained by adding an appropriate excipient or lactose or starch to the powder or extract.
Furthermore, in the present invention, the roughly cut red scenic heaven may be decocted and used as a tea preparation.
In the present invention, the solvent used in the solvent extraction method is water, hydrous alcohol, alcohol or the like. As the alcohol, lower alcohol, particularly ethyl alcohol is preferable from the viewpoint of safety. Moreover, although the density | concentration of the said hydrous alcohol is not specifically limited, What is necessary is just to use a 30-90%, normally 40-70% density | concentration.
[0020]
The dosage of the therapeutic agent for diabetic peripheral nerve injury of the present invention varies depending on the age and symptoms, but the effective amount for adults is usually 2-3 g at a time for red ginseng powder, with water extract or alcohol extract. 800 mg to 1500 mg, preferably taken 3 times at a time.
[0021]
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples.
Needless to say, the present invention is not limited to the examples.
[0022]
(1). Preparation of the extract of red scenic extract The scenic extract of red scenic is roughly cut into 100-150 mesh powder, and then extracted with water, water-containing alcohol, or a solvent such as alcohol. Can be prepared.
Specifically, an extract was prepared by performing the following extraction operation.
That is, 5 kg of a solvent such as water or alcohol was added to 1 kg of scooped or pulverized red scenic heaven, heated at around 90 ° C., filtered after 3 hours, and the filtrate was concentrated under reduced pressure at 45 ° C. or lower to obtain water extract and alcohol, respectively. I got an extract. The yield of the extract was extremely high, and all were around 45% to 50%.
[0023]
(2). Inhibition test of aldose reductase activity The isolation and reaction of aldose reductase from rat eye lenses was modified slightly by the method of Duflane et al. [Dufrane SP et al, Biochem. Med. 32, 99-105 (1985)]. In addition.
That is, the rat eye lens was homogenized with 135 mM Na containing 10 mM 2-mercaptoethanol and K-phosphate buffer pH 7.0, and then centrifuged at 10 g for 30 minutes, and the supernatant was used as an enzyme solution.
The reaction was performed as follows. That is, 100 mM LiSO 4 , 0.03 mM NADPH, 1 mM D6-glyceraldehyde was added to 135 mM Na, K-phosphate buffer pH 7.0, and 100 μl of enzyme solution was added. The total volume was 0.5 ml and the added sample was 25 μl, and the sample was dissolved in DMSO. Then, NADPH was added, 30 ° C. for 30 minutes, and 150 μl of 0.5N HCl was added to stop the reaction.
[0024]
Measurement of aldose reductase activity inhibition was performed as follows.
In other words, 0.5 ml of 6N NaOH containing 10 mM imidazole was added, heated at 60 ° C. for 10 minutes, and the amount of NADP produced by changing NADPH was measured with a fluorometer.
[0025]
The results are shown in Table 1 below.
As is clear from Table 1, the activity inhibition of aldose reductase was observed in any of the water and alcohol extract of Ohana Kagekeiten, Sekiji Kagekeiten, Zenben Benkeikeiten and Shiveru Kagekeiten. It was. In addition, epalrestat (manufactured by Ono Pharmaceutical Co., Ltd.) was used as a comparative control drug.
[0026]
[Table 1]
[0027]
【The invention's effect】
In view of the fact that the onset factor (factor) of diabetic peripheral nerve injury such as cataract is reduced by aldose reductase (aldose reductase) and aldose such as glucose is reduced and sorbitol is accumulated, the activity of the aldose reductase The present invention provides a novel natural plant-derived diabetic peripheral nerve injury therapeutic agent having an inhibitory action.
[0028]
The therapeutic agent of the present invention is based on a plant of the red genus (Rhodiola), which has not been used as a therapeutic agent for cataracts until now. It is extremely useful as a therapeutic agent for diabetic peripheral nerve injury which is premised on long-term use.
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