JP3967273B2

JP3967273B2 - C-type clip insertion jig

Info

Publication number: JP3967273B2
Application number: JP2003047612A
Authority: JP
Inventors: 重人高井
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 2003-02-25
Filing date: 2003-02-25
Publication date: 2007-08-29
Anticipated expiration: 2023-02-25
Also published as: JP2004255501A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワークの孔部に形成した環状溝に、Ｃ形クリップを嵌め込むためのＣ形クリップ嵌込み治具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ピストンからピストンピンが抜け出すことを防ぐために、ピストンピン孔の環状溝にＣ形クリップを嵌め込むＣ形クリップ嵌込み装置が知られている（例えば、特許文献１参照。）。
【０００３】
【特許文献１】
特許第３２７３５８８号明細書（第３−４頁、図３）
【０００４】
以上の特許文献１について次図を参照の上、詳しく説明する。
図１０は従来のＣ形クリップ嵌込み装置を示す斜視図である。なお、符号を振り直した。
Ｃ形クリップ嵌込み装置１００は、フレーム１０１に位置決めシリンダ１０２、嵌込みシリンダ１０３、押出しシリンダ１０４やクリップホルダー１０５などを備えた装置である。
【０００５】
Ｃ形クリップ嵌込み装置１００で、ピストン１０６のピン挿入孔１０７に形成したクリップ溝１０８にＣ形クリップ１１０を嵌め込む際には、先ず、押出しシリンダ１０４を操作して、クリップホルダー１０５内のＣ形クリップ１１０を筒状部材１１１の孔部１１２内に押し出す。
【０００６】
押し出したＣ形クリップ１１０は、装着部材１１３の傾斜部１１４に当接して傾斜するとともに、縮径した状態で筒状部材１１１の孔部１１２内に入り込む。
次に、位置決めシリンダ１０２で筒状部材１１１を下降させて、筒状部材１１１の下端部１１１ａをピストン１０６に当接する。
【０００７】
次いで、嵌込みシリンダ１０３で装着部材１１３を下降させて、Ｃ形クリップ１１０をピン挿入孔１０７に挿入する。
この際に、装着部材１１３の段部１１３ａでＣ形クリップ１１０をクリップ溝１０８に押し込む。クリップ溝１０８内に入り込んだＣ形クリップ１１０は、クリップ溝１０８内で拡径してクリップ溝１０８に係止する。
これにより、ピン挿入孔１０７にピストンピン１１５を挿入した後、ピン挿入孔１０７のクリップ溝１０８にＣ形クリップ１１０を自動的に嵌め込むことができる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、クリップ溝１０８にＣ形クリップ１１０を自動的に嵌め込むためには、Ｃ形クリップ嵌込み装置１００としてフレーム１０１、位置決めシリンダ１０２、嵌込みシリンダ１０３、押出しシリンダ１０４やクリップホルダー１０５などの大きな形状の部材を必要とする。
このため、Ｃ形クリップ嵌込み装置１００は大型な重量物になり、Ｃ形クリップ嵌込み装置１００の設備費が嵩み、そのことがコストを下げる妨げになっていた。
【０００９】
さらに、Ｃ形クリップ嵌込み装置１００が大型で重量物であるため、組立ラインに据え付ける必要がある。
よって、組立ラインのレイアウトを変更する際に、レイアウトの変更に合わせてＣ形クリップ嵌込み装置１００を移動させる必要がある。
このため、レイアウトの変更に手間がかかり、そのことがコストを下げる妨げになっていた。
【００１０】
また、組立ラインのレイアウトの変更をＣ形クリップ嵌込み装置１００を移動させないでおこなうことも可能である。
しかし、Ｃ形クリップ嵌込み装置１００を移動させない場合には、組立ラインのレイアウトがＣ形クリップ嵌込み装置１００に制約されるので、レイアウトの設計に時間がかかり、そのことがコストを下げる妨げになっていた。
【００１１】
そこで、本発明の目的は、ピン挿入孔のクリップ溝にＣ形クリップを簡単に嵌め込むことができ、かつ小型軽量化を図ることができるＣ形クリップ嵌込み治具を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項１は、ワークの孔部に形成した環状溝にＣ形クリップを嵌め込む治具であって、この治具は、前記孔部と同径の貫通孔を有する筒体と、この筒体より長く、前記貫通孔とほぼ同径であって前記貫通孔に移動自在に挿入したロッド部と、このロッド部の先端から延ばした延出部とからなり、この延出部は、Ｃ形クリップの内径に対応した径の円柱状ガイド部と、この円柱状ガイド部の先端から延ばした先突状円錐部と、この先突状円錐部の先端に設け前記Ｃ形クリップを引掛ける鉤部とから構成し、前記鉤部で引掛けたＣ形クリップを、ロッド部の引き動作により貫通孔へ引き込み、次にロッド部を押し出すことで、前記先突状円錐部を経由してＣ形クリップを円柱状ガイド部に導き、このＣ形クリップをロッド部の端面で押出すことを特徴とする。
【００１３】
Ｃ形クリップ嵌込み治具で環状溝にＣ形クリップを嵌め込む際には、先ず筒体を人手で握り、ロッド部の引き動作によりＣ形クリップを鉤部で貫通孔内に引き込み、この状態でワークの孔部に貫通孔を対向させる。
次に、延長部でＣ形クリップの姿勢を保ちながらロッド部を押し出し、Ｃ形クリップにロッド部を当てる。
次いで、貫通孔内のＣ形クリップを孔部の環状溝まで押し出して、Ｃ形クリップを環状溝に嵌め込む。
【００１４】
このＣ形クリップ嵌込み治具を、人手で握ることができる筒体、ロッド部、延長部および鉤部などのコンパクトな部材で構成するので、Ｃ形クリップ嵌込み治具の小型軽量化を図ることができる。
よって、Ｃ形クリップ嵌込み治具を作業者が手に持って操作することが可能になり、組立ラインに据え付ける必要はない。
さらに、組立ラインのレイアウトを変更する際に、Ｃ形クリップ嵌込み治具が、レイアウトの変更を制約することはない。
【００１５】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図１は本発明に係るＣ形クリップ嵌込み治具を適用可能なピストンおよびＣ形クリップを示す斜視図である。
ワークとしてのピストン１０は、ピストンヘッド１１から下方に一対のピストンスカート１２，１２を延ばし、一対のピストンスカート１２，１２間に一対のボス１３，１３（奥側のボス１３は図５（ａ）参照）を形成し、これらのボス１３，１３にピストンピン１４を差し込むピストンピン孔（孔部）１５，１５（奥側のピストンピン孔１５は図５（ａ）参照）を形成し、ピストンピン孔１５，１５に環状溝１６，１６（図５（ａ）も参照）を形成したものである。
なお、ピストンピン孔１５の孔径をＤ１、Ｃ形クリップ１７を外径Ｄ２とすると、Ｄ１＜Ｄ２の関係が成立する。
【００１６】
ピストンピン孔１５，１５にピストンピン１４を差し込むことにより、ピストンピン１４を介してコンロッド（図示せず）をピストン１０に連結する。
ピストンピン孔１５，１５の環状溝１６，１６にＣ形クリップ１７，１７を嵌め込むことにより、ピストンピン１４がピストンピン孔１５，１５から抜け出すことを防止する。
【００１７】
図２（ａ）は本発明に係るＣ形クリップ嵌込み治具を示す断面図であり、図２（ｂ）は図２の２ｂ矢視図である。
Ｃ形クリップ嵌込み治具２０は、図１に示すピストンピン孔１５の環状溝１６にＣ形クリップ１７を嵌め込む治具である。
【００１８】
このＣ形クリップ嵌込み治具２０は、人手で握ることのできる長さの筒体２１に貫通孔２２を形成し、貫通孔２２内に移動自在にロッド部３０を挿入し、ロッド部３０の後端３１にグリップ部３２を取り付け、グリップ部３２と筒体２１との間のロッド部３０に圧縮ばね３３を取り付け、ロッド部３０の先端３４に延長部４０を形成し、延長部４０の先端４１に鉤部５０を形成したものである。
【００１９】
筒体２１は、貫通孔２２をピストンピン孔１５（図１参照）の孔径Ｄ１に合わせて形成し、下部２３にガイド溝２４を形成し、このガイド溝２４にストッパピン２５を移動自在に配置し、前端面２６近傍に切欠部２７を形成したものである。
前端面２６は、所定角θで傾斜させた面であり、以下「前端傾斜面２６」として説明する。
【００２０】
貫通孔２２をピストンピン孔１５の孔径Ｄ１に合わせることで、貫通孔２２の孔径Ｄ１をＣ形クリップ１７の外径Ｄ２（図１参照）より小さくする。
このＣ形クリップ１７を貫通孔２２内に引き込むことにより、Ｃ形クリップ１７は弾性変形して縮径する。
【００２１】
ところで、図１に示すピストン１０は、一例としてアルミ合金製の鋳造品が一般的であり、鋳造成形の際に、ボス１３の外面１８に抜き勾配を形成する必要がある。
そこで、前端傾斜面２６を、ボス１３の外面１８に合わせて所定角θで傾斜させた傾斜面とした。
これにより、ボス１３の外面１８に筒体２１の前端傾斜面２６を突き当てた際に、ピストンピン孔１５に貫通孔２２を対向させるとともに、貫通孔２２をピストンピン孔１５と略平行に簡単に配置する（図５（ａ）も参照）。
【００２２】
また、筒体２１の前端傾斜面２６近傍に切欠部２７を形成することで、ボス１３の外面１８（図１参照）に筒体２１の前端傾斜面２６を突き当てた際に、筒体２１がピストン１０のピストンヘッド１１と干渉することを防ぐ（図５（ａ）も参照）。
この筒体２１によれば、貫通孔２２内にＣ形クリップ１７を引き込んだ状態でピストンピン孔１５に貫通孔２２を対向させることができる。
【００２３】
ロッド部３０は、貫通孔２２に挿通可能に形成し、先端３４近傍にピン孔３５を形成し、ピン孔３５にストッパピン２５を圧入またはねじ止めし、ストッパピン２５をロッド部３０の外周から突出させる。
このストッパピン２５をガイド溝２４内に配置することで、ロッド部３０後端のグリップ部３２が後端位置Ｐ１まで移動した際に、ストッパピン２５をガイド溝２４の後端２４ａに当接して、ロッド部３０が筒体２１から抜け出すことを防止する。
【００２４】
また、ロッド部３０後端のグリップ部３２が先端位置Ｐ２まで移動した際に、ストッパピン２５をガイド溝２４の前端２４ｂに当接して、鉤部５０や延長部４０を筒体２１の前端傾斜面２６から所定量突出させるように構成した。
ロッド部３０の先端３４から延長部４０を前方に向けて同軸上に延ばすことで、ロッド部３０の先端３４と延長部４０とで段部を形成し、この段部をＣ形クリップ１７の押圧面（ロッド部４０の端面）３７とする。
この押圧面３７で、貫通孔２２内のＣ形クリップ１７を、ピストンピン孔１５の環状溝１６（図１参照）まで押し出す。
【００２５】
よって、このロッド部３０によれば、貫通孔２２に移動自在に挿入させて、貫通孔２２をピストンピン孔１５と同軸上に配置した後、貫通孔２２内のＣ形クリップ１７を環状溝１６（図１参照）まで押し出す。
【００２６】
延長部４０は、ロッド部３０の先端３４から同軸上に前方に向けて延ばした部材であり、ロッド部３０の先端３４から外径Ｄ３で、ロッド部３０と同軸上に前方に延ばした円柱状ガイド部４２と、この円柱状ガイド部４２の先端４３から漸次縮径するように、ロッド部３０と同軸上に前方に延ばした先突状円錐部４４とからなる。
【００２７】
円柱状ガイド部４２の外径Ｄ３は、貫通孔２２内で縮径したＣ形クリップ１７の内径Ｄ４（図４（ｂ）参照）より小さい。
よって、貫通孔２２内のＣ形クリップ１７に第１、第２のガイド部４２，４４を差し込むことができる。
先突状円錐部４４の先端４１には鉤部５０を備える。
この延長部４０、すなわち第１、第２のガイド部４２，４４にＣ形クリップ１７に差し込むことで、貫通孔２２内のＣ形クリップ１７の姿勢を保つ（図５、図６参照）。
【００２８】
鉤部５０は、延長部４０の先端４１、具体的には先突状円錐部４４の先端４１から上向きに突出させた状態に形成し、周縁５１を円弧状に形成したものである。
この鉤部５０と先突状円錐部４４とで形成した凹部５２に、Ｃ形クリップ１７（図１参照）を掛ける。
【００２９】
この鉤部５０によれば、鉤部５０と先突状円錐部４４とで形成した凹部５２に、Ｃ形クリップ１７（図１参照）を掛けることで、Ｃ形クリップ１７を貫通孔２２内に引き込むことができる。
【００３０】
このように、Ｃ形クリップ嵌込み治具２０を、筒体２１、ロッド部３０、延長部４０および鉤部５０などのコンパクトな部材のみで構成することで、Ｃ形クリップ嵌込み治具２０の小型軽量化を図る。
よって、Ｃ形クリップ嵌込み治具２０を作業者が手に持って操作することが可能になり、Ｃ形クリップ嵌込み治具２０を組立ラインに据え付ける必要はない。
さらに、組立ラインのレイアウトを変更する際に、Ｃ形クリップ嵌込み治具２０が、レイアウトの変更を制約することがなく、組立ラインのレイアウトを比較的簡単に変更することができる。
【００３１】
次に、Ｃ形クリップ嵌込み治具２０の作用を図２〜図９に基づいて説明する。
図２のＣ形クリップ嵌込み治具２０を一方の手で持って、他方の手でグリップ部３２を握り、圧縮ばね３３のばね力に抗してグリップ部３２を筒体２１の方向に押し込む。
これにより、筒体２１の前端傾斜面２６から鉤部５０を突出させる。
【００３２】
図３（ａ），（ｂ）は本発明に係るＣ形クリップ嵌込み治具の第１作用説明図であり、（ｂ）は（ａ）の３ｂ矢視図である。
鉤部５０と先突状円錐部４４とで形成した凹部５２に、Ｃ形クリップ１７を掛ける。Ｃ形クリップ１７の外径Ｄ２は貫通孔２２の孔径Ｄ１より大きい。
凹部５２にＣ形クリップ１７を掛けた状態でロッド部３０を矢印▲１▼の如く後方に移動する。これにより、ロッド部３０とともに延長部４０および鉤部５０を矢印▲１▼の如く後方に移動する。
【００３３】
図４（ａ），（ｂ）は本発明に係るＣ形クリップ嵌込み治具の第２作用説明図であり、（ｂ）は（ａ）の４ｂ矢視図である。
鉤部５０を貫通孔２２内に移動することにより、Ｃ形クリップ１７を鉤部５０で貫通孔２２内に引き込む。
Ｃ形クリップ１７の外径Ｄ２は貫通孔２２の孔径Ｄ１より大きいので、Ｃ形クリップ１７を貫通孔２２内に引き込むことにより、貫通孔２２内に引き込んだＣ形クリップ１７は弾性変形で縮径する。
このときのＣ形クリップ１７の内径Ｄ４は、円柱状ガイド部４２の外径Ｄ３より大きい。
【００３４】
図５（ａ），（ｂ）は本発明に係るＣ形クリップ嵌込み治具の第３作用説明図であり、（ｂ）は（ａ）の５ｂ−５ｂ線断面図である。
ピストン１０のピストンピン孔１５にピストンピン１４を差し込んだ後、貫通孔２２内にＣ形クリップ１７を引き込んだ状態で、ピストン１０の右側のボス１３の外面１８に筒体２１の前端傾斜面２６を突き当てる。
【００３５】
ここで、前端傾斜面２６を、ボス１３の外面１８に合わせて傾斜面とすることで、ボス１３の外面１８に筒体２１の前端傾斜面２６を突き当てた際に、ピストンピン孔１５に貫通孔２２を対向させるとともに、貫通孔２２をピストンピン孔１５と略平行に簡単に配置することができる。
【００３６】
また、筒体２１の前端傾斜面２６近傍に切欠部２７を形成したので、筒体２１がピストン１０のピストンヘッド１１と干渉することを防ぐことができる。
ボス１３の外面１８に筒体２１の前端傾斜面２６を突き当てた状態で、グリップ部３２（図２参照）を手で押すことにより、ロッド部３０を矢印▲２▼の如く前方に移動する。
これにより、ロッド部３０とともに延長部４０および鉤部５０を矢印▲２▼の如く前方に移動する。
【００３７】
この際に、縮径されたＣ形クリップ１７に先突状円錐部４４を差し込むことにより、Ｃ形クリップ１７の姿勢を傾斜状態に安定させる。
なお、先突状円錐部４４は、後方に向けて漸次拡径するように形成されているので、Ｃ形クリップ１７に対する先突状円錐部４４の差込み量を増すことにより、Ｃ形クリップ１７を徐々に立ち上げる。
【００３８】
図６（ａ），（ｂ）は本発明に係るＣ形クリップ嵌込み治具の第４作用説明図であり、（ｂ）は（ａ）の６ｂ−６ｂ線断面図である。
ロッド部３０とともに延長部４０および鉤部５０を矢印▲２▼の如く継続させて前方に移動することで、縮径されたＣ形クリップ１７に円柱状ガイド部４２を差し込む。
円柱状ガイド部４２の外径Ｄ３は、先突状円錐部４４の外径より大きいので、Ｃ形クリップ１７を、図５の状態と比較して比較的大きく立ち上げ、この状態の姿勢を保つ。
【００３９】
図７（ａ），（ｂ）は本発明に係るＣ形クリップ嵌込み治具の第５作用説明図であり、（ｂ）は（ａ）の７ｂ−７ｂ線断面図である。
ロッド部３０とともに延長部４０および鉤部５０を矢印▲２▼の如く前方に継続させて移動することで、ロッド部３０の先端３４の押圧面３７にＣ形クリップ１７の上端を当て、押圧面３７でＣ形クリップ１７を前方に押し出す。
これにより、Ｃ形クリップ１７の下端を環状溝１６に落とし込む。
この際に、ピストンピン１４の孔１４ａに、延長部４０の円柱状ガイド部４２が挿入して、貫通孔２２がピストンピン孔１５と同軸上に簡単に配置される。
【００４０】
図８（ａ），（ｂ）は本発明に係るＣ形クリップ嵌込み治具の第６作用説明図である。
（ａ）において、ロッド部３０の押圧面３７でＣ形クリップ１７の上端を矢印▲２▼の如く貫通孔２２からピストンピン孔に押し出し、Ｃ形クリップ１７をピストンピン孔１５の右側の環状溝１６に押し込む。
Ｃ形クリップ１７を環状溝１６に押し込むことにより、Ｃ形クリップ１７が環状溝１６内で矢印▲３▼の如く拡径して右側の環状溝１６内に入り込む。
【００４１】
（ｂ）において、図２に示すグリップ部３２から手を離すことにより、圧縮ばね３３のばね力でロッド部３０を矢印▲４▼の如く後退させる。
【００４２】
図９は本発明に係るＣ形クリップ嵌込み治具の第７作用説明図である。
延長部４０および鉤部５０をピストンピン孔１５から退避させた後、ピストン１０のボス１３の外面１８から筒体２１の前端傾斜面２６を離して、Ｃ形クリップ１７を環状溝１６に嵌め込む工程を完了する。
この工程を完了後、左側の環状溝１６に対しても、上記工程を順次繰り返すことにより、左側の環状溝１６にＣ形クリップ１７を同様に嵌め込むことができる。
【００４３】
以上説明したように、Ｃ形クリップ嵌込み治具２０を使用することで、Ｃ形クリップ１７を鉤部５０で貫通孔２２内に引き込み、その後Ｃ形クリップ１７をロッド部３０で押し出すだけの操作で、Ｃ形クリップ１７を環状溝に嵌め込む。
よって、Ｃ形クリップ嵌込み治具２０を手作業で使用するだけで、Ｃ形クリップ１７を環状溝に簡単に嵌め込むことができる。
【００４４】
なお、前記実施形態では、ワークをピストン１０として説明したが、ワークはこれに限らないで、その他のワークに適用することも可能である。
また、前記実施形態では、孔部をピストンピン孔１５として説明したが、孔部はこれに限らないで、その他の孔部に適用することも可能である。
【００４５】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項１のＣ形クリップ嵌込み治具を使用する際には、先ず筒体を人手で握り、ロッド部の引き動作によりＣ形クリップを鉤部で貫通孔内に引き込み、この状態でワークの孔部に貫通孔を対向させる。
次に、延長部でＣ形クリップの姿勢を保ちながらロッド部を押し出し、Ｃ形クリップにロッド部を当てる。
【００４６】
次いで、貫通孔内のＣ形クリップを孔部の環状溝まで押し出して、Ｃ形クリップを環状溝に嵌め込む。
このように、Ｃ形クリップを鉤部で貫通孔内に引き込み、その後Ｃ形クリップをロッド部で押し出すだけの操作で、Ｃ形クリップを環状溝に簡単に嵌め込むことができる。
【００４７】
このＣ形クリップ嵌込み治具を、筒体、ロッド部、延長部および鉤部などのコンパクトな部材で構成するので、Ｃ形クリップ嵌込み治具の小型軽量化を図ることができる。
よって、Ｃ形クリップ嵌込み治具を作業者が手に持って操作することが可能になり、組立ラインに据え付ける必要はない。
【００４８】
さらに、組立ラインのレイアウトを変更する際に、Ｃ形クリップ嵌込み治具が、レイアウトの変更を制約することがなく、組立ラインのレイアウトを比較的簡単に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るＣ形クリップ嵌込み治具を適用可能なピストンおよびＣ形クリップを示す斜視図
【図２】（ａ）は本発明に係るＣ形クリップ嵌込み治具を示す断面図であり、（ｂ）は図２の２ｂ矢視図
【図３】本発明に係るＣ形クリップ嵌込み治具の第１作用説明図
【図４】本発明に係るＣ形クリップ嵌込み治具の第２作用説明図
【図５】本発明に係るＣ形クリップ嵌込み治具の第３作用説明図
【図６】本発明に係るＣ形クリップ嵌込み治具の第４作用説明図
【図７】本発明に係るＣ形クリップ嵌込み治具の第５作用説明図
【図８】本発明に係るＣ形クリップ嵌込み治具の第６作用説明図
【図９】本発明に係るＣ形クリップ嵌込み治具の第７作用説明図
【図１０】従来のＣ形クリップ嵌込み装置を示す斜視図
【符号の説明】
１０…ピストン（ワーク）、１５…ピストンピン孔（孔部）、１６…環状溝、１７…Ｃ形クリップ、２０…Ｃ形クリップ嵌込み治具、２１…筒体、２２…貫通孔、３０…ロッド部、３４…ロッド部の先端、３７…押圧面（ロッド部の端面）、４０…延長部、４１…延長部の先端、５０…鉤部、Ｄ１…ピストンピン孔の孔径。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a C-shaped clip fitting jig for fitting a C-shaped clip into an annular groove formed in a hole of a workpiece.
[0002]
[Prior art]
In order to prevent the piston pin from slipping out of the piston, a C-shaped clip insertion device is known in which a C-shaped clip is fitted into the annular groove of the piston pin hole (see, for example, Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 3273588 (page 3-4, FIG. 3)
[0004]
The above Patent Document 1 will be described in detail with reference to the following figure.
FIG. 10 is a perspective view showing a conventional C-clip inserting device. The code was reassigned.
The C-shaped clip insertion device 100 is a device provided with a positioning cylinder 102, an insertion cylinder 103, an extrusion cylinder 104, a clip holder 105, and the like on a frame 101.
[0005]
When the C-shaped clip 110 is inserted into the clip groove 108 formed in the pin insertion hole 107 of the piston 106 by the C-shaped clip insertion device 100, first, the pushing cylinder 104 is operated to operate the C-shaped clip in the clip holder 105. The shaped clip 110 is pushed into the hole 112 of the cylindrical member 111.
[0006]
The extruded C-shaped clip 110 inclines in contact with the inclined portion 114 of the mounting member 113 and enters the hole 112 of the cylindrical member 111 in a state of being reduced in diameter.
Next, the cylindrical member 111 is lowered by the positioning cylinder 102, and the lower end portion 111 a of the cylindrical member 111 is brought into contact with the piston 106.
[0007]
Next, the mounting member 113 is lowered by the fitting cylinder 103, and the C-shaped clip 110 is inserted into the pin insertion hole 107.
At this time, the C-shaped clip 110 is pushed into the clip groove 108 by the step 113 a of the mounting member 113. The C-shaped clip 110 that has entered the clip groove 108 expands in diameter in the clip groove 108 and is locked to the clip groove 108.
Thus, the C-shaped clip 110 can be automatically fitted into the clip groove 108 of the pin insertion hole 107 after the piston pin 115 is inserted into the pin insertion hole 107.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in order to automatically fit the C-shaped clip 110 into the clip groove 108, the C-shaped clip fitting device 100 has a large frame 101, positioning cylinder 102, fitting cylinder 103, push-out cylinder 104, clip holder 105, and the like. Requires a shaped member.
For this reason, the C-shaped clip insertion device 100 is a large heavy object, and the equipment cost of the C-shaped clip insertion device 100 increases, which hinders cost reduction.
[0009]
Furthermore, since the C-clip inserting device 100 is large and heavy, it is necessary to install it on the assembly line.
Therefore, when changing the layout of the assembly line, it is necessary to move the C-shaped clip insertion device 100 in accordance with the change of the layout.
For this reason, it takes time to change the layout, which hinders cost reduction.
[0010]
Further, the layout of the assembly line can be changed without moving the C-shaped clip insertion device 100.
However, when the C-shaped clip insertion device 100 is not moved, the layout of the assembly line is restricted by the C-shaped clip insertion device 100, so that it takes time to design the layout, which hinders cost reduction. It was.
[0011]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a C-shaped clip insertion jig that can easily fit a C-shaped clip into a clip groove of a pin insertion hole and can be reduced in size and weight.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, claim 1 is a jig for fitting a C-shaped clip into an annular groove formed in a hole portion of a workpiece, and the jig has a through-hole having the same diameter as the hole portion. A cylindrical body, a rod portion that is longer than the cylindrical body and has the same diameter as the through-hole and is movably inserted into the through-hole, and an extending portion that extends from the tip of the rod portion. The protruding portion is provided with a cylindrical guide portion having a diameter corresponding to the inner diameter of the C-shaped clip, a tip protruding cone portion extending from the tip of the columnar guide portion, and the tip of the tip protruding cone portion. The C-shaped clip hooked by the hook part is pulled into the through hole by the pulling operation of the rod part, and then the rod part is pushed out to pass through the tip projecting cone part. To guide the C-shaped clip to the cylindrical guide, and Wherein the extruding the end face parts.
[0013]
When inserting the C-shaped clip into the annular groove with the C-shaped clip insertion jig, first hold the cylinder manually and pull the C-shaped clip into the through hole with the collar by pulling the rod. The through hole is made to face the hole of the workpiece.
Next, the rod part is pushed out while maintaining the posture of the C-shaped clip with the extension part, and the rod part is applied to the C-shaped clip.
Next, the C-shaped clip in the through hole is pushed out to the annular groove in the hole, and the C-shaped clip is fitted into the annular groove.
[0014]
Since the C-shaped clip insertion jig is composed of a compact member such as a cylinder, a rod portion, an extension portion, and a collar portion that can be gripped by hand, the C-shaped clip insertion jig is reduced in size and weight. be able to.
Therefore, it becomes possible for the operator to hold the C-shaped clip insertion jig in his / her hand, and it is not necessary to install it on the assembly line.
Furthermore, when changing the layout of the assembly line, the C-shaped clip insertion jig does not restrict the change of the layout.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. The drawings are viewed in the direction of the reference numerals.
FIG. 1 is a perspective view showing a piston and a C-shaped clip to which a C-shaped clip fitting jig according to the present invention can be applied.
A piston 10 as a work extends a pair of piston skirts 12 and 12 downward from a piston head 11, and a pair of bosses 13 and 13 between the pair of piston skirts 12 and 12 (the boss 13 on the back side is shown in FIG. 5A). The piston pin holes (holes) 15 and 15 (see FIG. 5A for the back side piston pin hole 15) for inserting the piston pin 14 into these bosses 13 and 13 are formed. In the holes 15, 15, annular grooves 16, 16 (see also FIG. 5A) are formed.
If the hole diameter of the piston pin hole 15 is D1 and the C-shaped clip 17 is the outer diameter D2, the relationship of D1 <D2 is established.
[0016]
By inserting the piston pin 14 into the piston pin holes 15, 15, a connecting rod (not shown) is connected to the piston 10 via the piston pin 14.
By fitting the C-shaped clips 17 and 17 into the annular grooves 16 and 16 of the piston pin holes 15 and 15, the piston pin 14 is prevented from coming out of the piston pin holes 15 and 15.
[0017]
2A is a cross-sectional view showing a C-shaped clip fitting jig according to the present invention, and FIG. 2B is a view taken in the direction of arrow 2b in FIG.
The C-shaped clip fitting jig 20 is a jig for fitting the C-shaped clip 17 into the annular groove 16 of the piston pin hole 15 shown in FIG.
[0018]
This C-shaped clip insertion jig 20 has a through-hole 22 formed in a cylindrical body 21 having a length that can be grasped manually, and a rod portion 30 is movably inserted into the through-hole 22. A grip portion 32 is attached to the rear end 31, a compression spring 33 is attached to the rod portion 30 between the grip portion 32 and the cylindrical body 21, an extension portion 40 is formed at the tip 34 of the rod portion 30, and the tip of the extension portion 40 is attached. 41 is formed with a flange 50.
[0019]
In the cylindrical body 21, a through hole 22 is formed in accordance with a hole diameter D1 of the piston pin hole 15 (see FIG. 1), a guide groove 24 is formed in a lower portion 23, and a stopper pin 25 is movably disposed in the guide groove 24. In addition, a notch 27 is formed in the vicinity of the front end face 26.
The front end face 26 is a face inclined at a predetermined angle θ, and will be described below as “front end inclined face 26”.
[0020]
By matching the through hole 22 with the hole diameter D1 of the piston pin hole 15, the hole diameter D1 of the through hole 22 is made smaller than the outer diameter D2 of the C-shaped clip 17 (see FIG. 1).
By pulling the C-shaped clip 17 into the through hole 22, the C-shaped clip 17 is elastically deformed and has a reduced diameter.
[0021]
Incidentally, as an example, the piston 10 shown in FIG. 1 is generally an aluminum alloy casting, and it is necessary to form a draft on the outer surface 18 of the boss 13 during casting.
Therefore, the front end inclined surface 26 is an inclined surface inclined at a predetermined angle θ in accordance with the outer surface 18 of the boss 13.
Thus, when the front end inclined surface 26 of the cylinder 21 is abutted against the outer surface 18 of the boss 13, the through hole 22 is opposed to the piston pin hole 15, and the through hole 22 is easily made substantially parallel to the piston pin hole 15. (See also FIG. 5A).
[0022]
Further, by forming a notch portion 27 in the vicinity of the front end inclined surface 26 of the cylindrical body 21, the cylindrical body 21 is brought into contact with the outer end surface 18 (see FIG. 1) of the boss 13 when the front end inclined surface 26 of the cylindrical body 21 is abutted. Is prevented from interfering with the piston head 11 of the piston 10 (see also FIG. 5A).
According to this cylindrical body 21, the through hole 22 can be opposed to the piston pin hole 15 in a state where the C-shaped clip 17 is drawn into the through hole 22.
[0023]
The rod part 30 is formed so as to be able to be inserted into the through hole 22, a pin hole 35 is formed in the vicinity of the tip 34, the stopper pin 25 is press-fitted or screwed into the pin hole 35, and the stopper pin 25 is inserted from the outer periphery of the rod part 30. Make it protrude.
By disposing the stopper pin 25 in the guide groove 24, the stopper pin 25 is brought into contact with the rear end 24a of the guide groove 24 when the grip portion 32 at the rear end of the rod portion 30 moves to the rear end position P1. The rod part 30 is prevented from coming out of the cylindrical body 21.
[0024]
Further, when the grip portion 32 at the rear end of the rod portion 30 moves to the tip position P2, the stopper pin 25 is brought into contact with the front end 24b of the guide groove 24, and the flange portion 50 and the extension portion 40 are inclined to the front end of the cylindrical body 21. A predetermined amount protrudes from the surface 26.
By extending the extension 40 from the tip 34 of the rod 30 to the front and coaxially, a step is formed by the tip 34 of the rod 30 and the extension 40, and this step is pressed by the C-shaped clip 17. A surface (end surface of the rod portion 40) 37 is used.
With this pressing surface 37, the C-shaped clip 17 in the through hole 22 is pushed out to the annular groove 16 (see FIG. 1) of the piston pin hole 15.
[0025]
Therefore, according to the rod portion 30, the C-shaped clip 17 in the through hole 22 is inserted into the annular groove 16 after the through hole 22 is inserted into the through hole 22 so as to be movable and coaxial with the piston pin hole 15. Extrude until (see Figure 1).
[0026]
The extension portion 40 is a member that extends coaxially forward from the tip 34 of the rod portion 30, and has a cylindrical shape that extends from the tip 34 of the rod portion 30 to the front and coaxially with the rod portion 30 with an outer diameter D3. It comprises a guide portion 42 and a tip-shaped conical portion 44 that extends coaxially and forward with the rod portion 30 so as to gradually reduce the diameter from the tip 43 of the cylindrical guide portion 42.
[0027]
The outer diameter D3 of the columnar guide portion 42 is smaller than the inner diameter D4 (see FIG. 4B) of the C-shaped clip 17 whose diameter is reduced in the through hole 22.
Therefore, the first and second guide portions 42 and 44 can be inserted into the C-shaped clip 17 in the through hole 22.
The tip 41 of the tip-like cone 44 is provided with a flange 50.
By inserting the C-shaped clip 17 into the extended portion 40, that is, the first and second guide portions 42 and 44, the posture of the C-shaped clip 17 in the through hole 22 is maintained (see FIGS. 5 and 6).
[0028]
The flange portion 50 is formed so as to protrude upward from the distal end 41 of the extension portion 40, specifically, the distal end 41 of the tip projecting cone portion 44, and the peripheral edge 51 is formed in an arc shape.
The C-shaped clip 17 (see FIG. 1) is hung on the concave portion 52 formed by the flange portion 50 and the tip projecting cone portion 44.
[0029]
According to the flange portion 50, the C-shaped clip 17 is placed in the through hole 22 by hanging the C-shaped clip 17 (see FIG. 1) on the recess 52 formed by the flange portion 50 and the tip projecting cone portion 44. You can pull in.
[0030]
In this way, by configuring the C-shaped clip insertion jig 20 with only compact members such as the cylindrical body 21, the rod part 30, the extension part 40 and the flange part 50, the C-shaped clip insertion jig 20 Reduce size and weight.
Therefore, the operator can hold the C-shaped clip insertion jig 20 and operate it, and it is not necessary to install the C-shaped clip insertion jig 20 on the assembly line.
Furthermore, when changing the layout of the assembly line, the C-shaped clip insertion jig 20 can change the layout of the assembly line relatively easily without restricting the change of the layout.
[0031]
Next, the operation of the C-shaped clip insertion jig 20 will be described with reference to FIGS.
Holding the C-shaped clip insertion jig 20 of FIG. 2 with one hand, grasping the grip part 32 with the other hand, and pushing the grip part 32 in the direction of the cylindrical body 21 against the spring force of the compression spring 33. .
Thereby, the collar part 50 is protruded from the front end inclined surface 26 of the cylindrical body 21.
[0032]
FIGS. 3A and 3B are first operation explanatory views of the C-shaped clip fitting jig according to the present invention, and FIG. 3B is a view taken in the direction of the arrow 3b in FIG.
The C-shaped clip 17 is hung on the concave portion 52 formed by the flange portion 50 and the tip projecting cone portion 44. The outer diameter D2 of the C-shaped clip 17 is larger than the hole diameter D1 of the through hole 22.
With the C-shaped clip 17 hung on the recess 52, the rod portion 30 is moved rearward as indicated by the arrow (1). Thereby, the extension part 40 and the collar part 50 are moved backward as shown by the arrow {circle around (1)} together with the rod part 30.
[0033]
4 (a) and 4 (b) are explanatory views of a second action of the C-shaped clip fitting jig according to the present invention, and (b) is a view taken in the direction of arrow 4b in (a).
The C-shaped clip 17 is pulled into the through hole 22 by the flange 50 by moving the flange 50 into the through hole 22.
Since the outer diameter D2 of the C-shaped clip 17 is larger than the hole diameter D1 of the through-hole 22, by pulling the C-shaped clip 17 into the through-hole 22, the C-shaped clip 17 drawn into the through-hole 22 is reduced in diameter by elastic deformation. To do.
At this time, the inner diameter D4 of the C-shaped clip 17 is larger than the outer diameter D3 of the cylindrical guide portion.
[0034]
FIGS. 5A and 5B are explanatory views of a third action of the C-shaped clip fitting jig according to the present invention, and FIG. 5B is a sectional view taken along the line 5b-5b in FIG.
After the piston pin 14 is inserted into the piston pin hole 15 of the piston 10, the front end inclined surface 26 of the cylindrical body 21 is formed on the outer surface 18 of the boss 13 on the right side of the piston 10 with the C-shaped clip 17 retracted into the through hole 22. Hit it.
[0035]
Here, when the front end inclined surface 26 is inclined according to the outer surface 18 of the boss 13, when the front end inclined surface 26 of the cylindrical body 21 is abutted against the outer surface 18 of the boss 13, While making the through-holes 22 face each other, the through-holes 22 can be easily arranged substantially parallel to the piston pin holes 15.
[0036]
In addition, since the notch 27 is formed in the vicinity of the front end inclined surface 26 of the cylinder 21, it is possible to prevent the cylinder 21 from interfering with the piston head 11 of the piston 10.
With the front end inclined surface 26 of the cylindrical body 21 abutted against the outer surface 18 of the boss 13, the grip portion 32 (see FIG. 2) is pushed by hand to move the rod portion 30 forward as indicated by the arrow (2). .
Thereby, the extension part 40 and the collar part 50 are moved forward as shown by the arrow {circle around (2)} together with the rod part 30.
[0037]
At this time, by inserting the tip-shaped conical portion 44 into the C-shaped clip 17 having a reduced diameter, the posture of the C-shaped clip 17 is stabilized in an inclined state.
Since the tip projecting cone portion 44 is formed so as to gradually increase in diameter toward the rear, the insertion amount of the tip projecting cone portion 44 with respect to the C clip 17 is increased, so that the C clip 17 is Start up gradually.
[0038]
FIGS. 6A and 6B are explanatory views of a fourth action of the C-shaped clip fitting jig according to the present invention, and FIG. 6B is a sectional view taken along the line 6b-6b in FIG.
By continuing the extension portion 40 and the flange portion 50 together with the rod portion 30 as indicated by the arrow (2) and moving forward, the cylindrical guide portion 42 is inserted into the C-shaped clip 17 having a reduced diameter.
Since the outer diameter D3 of the columnar guide portion 42 is larger than the outer diameter of the tip projecting cone portion 44, the C-shaped clip 17 is raised relatively larger than the state of FIG. 5, and the posture in this state is maintained. .
[0039]
FIGS. 7A and 7B are explanatory views of a fifth action of the C-shaped clip insertion jig according to the present invention, and FIG. 7B is a sectional view taken along the line 7b-7b in FIG.
By moving the extension portion 40 and the flange portion 50 together with the rod portion 30 in the forward direction as indicated by the arrow {circle around (2)}, the upper end of the C-shaped clip 17 is applied to the pressing surface 37 of the tip 34 of the rod portion 30, and the pressing surface 37, the C-shaped clip 17 is pushed forward.
Thereby, the lower end of the C-shaped clip 17 is dropped into the annular groove 16.
At this time, the cylindrical guide portion 42 of the extension 40 is inserted into the hole 14 a of the piston pin 14, and the through hole 22 is simply arranged coaxially with the piston pin hole 15.
[0040]
FIGS. 8A and 8B are explanatory views of a sixth action of the C-shaped clip fitting jig according to the present invention.
In (a), the upper end of the C-shaped clip 17 is pushed out from the through hole 22 to the piston pin hole as indicated by an arrow (2) by the pressing surface 37 of the rod portion 30, and the C-shaped clip 17 is inserted into the annular groove on the right side of the piston pin hole 15. Push into 16.
By pushing the C-shaped clip 17 into the annular groove 16, the diameter of the C-shaped clip 17 expands in the annular groove 16 as indicated by arrow (3) and enters the right annular groove 16.
[0041]
2B, when the hand is released from the grip portion 32 shown in FIG. 2, the rod portion 30 is moved backward as indicated by the arrow (4) by the spring force of the compression spring 33.
[0042]
FIG. 9 is an explanatory view of the seventh action of the C-shaped clip insertion jig according to the present invention.
After the extension 40 and the flange 50 are retracted from the piston pin hole 15, the front end inclined surface 26 of the cylinder 21 is separated from the outer surface 18 of the boss 13 of the piston 10, and the C-shaped clip 17 is fitted into the annular groove 16. Complete the process.
After this step is completed, the C-shaped clip 17 can be similarly fitted to the left annular groove 16 by sequentially repeating the above steps for the left annular groove 16 as well.
[0043]
As described above, by using the C-shaped clip insertion jig 20, the C-shaped clip 17 is pulled into the through hole 22 by the flange portion 50, and then the C-shaped clip 17 is pushed out by the rod portion 30. Then, the C-shaped clip 17 is fitted into the annular groove.
Therefore, the C-shaped clip 17 can be easily fitted into the annular groove only by manually using the C-shaped clip fitting jig 20.
[0044]
In the above-described embodiment, the workpiece is described as the piston 10, but the workpiece is not limited to this, and can be applied to other workpieces.
Moreover, although the hole part was demonstrated as the piston pin hole 15 in the said embodiment, a hole part is not restricted to this, It is also possible to apply to another hole part.
[0045]
【The invention's effect】
The present invention exhibits the following effects by the above configuration.
When using the C-shaped clip insertion jig according to claim 1, first, the cylinder is gripped by hand, and the C-shaped clip is pulled into the through-hole by the rod portion by the pulling operation of the rod portion. The through hole is made to face the hole.
Next, the rod part is pushed out while maintaining the posture of the C-shaped clip with the extension part, and the rod part is applied to the C-shaped clip.
[0046]
Next, the C-shaped clip in the through hole is pushed out to the annular groove in the hole, and the C-shaped clip is fitted into the annular groove.
In this way, the C-shaped clip can be easily fitted into the annular groove by simply pulling the C-shaped clip into the through hole with the collar and then pushing the C-shaped clip with the rod.
[0047]
Since the C-shaped clip insertion jig is composed of compact members such as a cylinder, a rod portion, an extension portion, and a flange portion, the C-shaped clip insertion jig can be reduced in size and weight.
Therefore, it becomes possible for the operator to hold the C-shaped clip insertion jig in his / her hand, and it is not necessary to install it on the assembly line.
[0048]
Furthermore, when changing the layout of the assembly line, the C-shaped clip insertion jig can change the layout of the assembly line relatively easily without restricting the layout change.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a piston and a C-shaped clip to which a C-shaped clip insertion jig according to the present invention can be applied. FIG. 2 (a) is a cross-sectional view showing a C-shaped clip insertion jig according to the present invention. FIG. 3B is a view taken in the direction of the arrow 2b in FIG. 2. FIG. 3 is an explanatory diagram of the first action of the C-shaped clip insertion jig according to the present invention. FIG. 5 is a third operation explanatory diagram of the C-shaped clip insertion jig according to the present invention. FIG. 6 is a fourth operation explanatory diagram of the C-shaped clip insertion jig according to the present invention. FIG. 7 is a fifth operation explanatory diagram of the C-shaped clip insertion jig according to the present invention. FIG. 8 is a sixth operation explanatory diagram of the C-shaped clip insertion jig according to the present invention. FIG. 10 is a perspective view showing a conventional C-type clip insertion device.
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Piston (workpiece), 15 ... Piston pin hole (hole part), 16 ... Annular groove, 17 ... C-shaped clip, 20 ... C-shaped clip insertion jig, 21 ... Cylindrical body, 22 ... Through-hole, 30 ... Rod part, 34 ... tip of rod part, 37 ... pressing surface (end surface of rod part), 40 ... extension part, 41 ... tip of extension part, 50 ... collar part, D1 ... hole diameter of piston pin hole.

Claims

A jig for fitting a C-shaped clip into an annular groove formed in a hole of a workpiece,
The jig includes a cylindrical body having a through-hole having the same diameter as the hole, a rod portion that is longer than the cylindrical body, has substantially the same diameter as the through-hole, and is movably inserted into the through-hole. The extending portion extends from the tip of the rod portion. The extending portion includes a cylindrical guide portion having a diameter corresponding to the inner diameter of the C-shaped clip, and a tip-shaped cone extending from the tip end of the cylindrical guide portion. And a hook part that is provided at the tip of the tip-like cone and hooks the C-shaped clip.
The C-shaped clip hooked at the collar is pulled into the through-hole by the pulling operation of the rod, and then the rod is pushed out, so that the C-shaped clip is inserted into the cylindrical guide via the tip-shaped cone. A C-shaped clip insertion jig characterized in that the C-shaped clip is extruded at the end face of the rod portion.