JP3966852B2 - シリアル通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シリアル通信装置に関し、特に、通信速度の誤差に対応可能でノイズによる受信データの検出エラーを防止することができるシリアル通信装置に関する。
ホストコンピュータと外部プロセッサとの間などの通信手段として、調歩同期式(UART:Universal Asynchronous Receiver Transmitter)シリアル通信が広く用いられている。調歩同期式シリアル通信では、送信側と受信側とが共通の同期クロックにしたがってデータ通信を行うのではなく、あらかじめデータ通信速度を設定しておき、受信側はその通信速度に整合したサンプリングクロックで受信データを判定する。そのため、データの通信速度(周期)とサンプリングクロックの周期との不整合が受信データの判定において問題となる。
図1は、調歩同期式シリアル通信の原理を説明する図である。ホストコンピュータとシリアル通信ケーブルを介して接続された外部プロセッサ内のシリアル通信装置は、受信データRDXとして、例えば8ビットシリアルデータDATAの先頭に挿入された1ビットのLレベル信号からなるスタートビットSTABを受信することで、受信データのサンプリング検出を開始し、サンプルクロックSMP-CLKのHレベルに同期して、受信データRDXのHレベルまたはLレベルを検出する。そして、8ビットのシリアルデータDATAの後に挿入されるパリティビットPABとHレベルのストップビットSTOBを検出すると、1フレームのシリアル通信を終了する。通信をしていない状態ではデータ信号はHレベルにされている。
このように、サンプリングクロックSMP-CLKの周期は、受信データのシリアル通信速度(周期)と整合させておく必要があり、通常は、設計段階においてあらかじめ決められた通信速度のスペックにあわせて、サンプリングクロックの周期も設定される。
図2は、従来のシリアル通信装置の概略構成図である。このシリアル通信装置は、受信ユニット10と、送信ユニット20と、それらに通信用のクロックを供給する通信クロック生成ユニット30とを有する。図示しないシリアル通信路から受信した受信データRDXは、データ受信回路12に受信され、通信クロック生成ユニット30から供給される通信用クロックC-CLKまたはサンプリングクロックSMP-CLKに同期して受信データを検出し、シリアル・パラレル変換回路14によりパラレルデータ14Sに変換される。一方、送信対象のパラレルデータ24Sは、パラレル・シリアル変換回路24によりシリアルデータに変換され、通信駆動回路22が、通信クロックC-CLKに同期して送信データ信号TXBを駆動する。
かかる調歩同期式のシリアル通信装置については、例えば以下の特許文献1,2に開示されている。
図3は、従来のシリアル通信装置の問題点を示す図である。調歩同期式シリアル通信は、送受信間で同期クロックを共有することなく、非同期でシリアルデータの送受信を行う。したがって、受信側では通信速度(シリアルデータの周期)に整合した周期のサンプリングクロックでデータを検出する必要がある。しかしながら、サンプリングクロックは、受信側において基準クロックを分周するなどにより生成されるため、必ずしも通信速度(周期)に完全に整合した周期を持つとはかぎらない。そのため、図3に示されるように、スタートビットSTABの検出に応答してサンプリングクロックSMP-CLKを生成しても、シリアルデータの周期とサンプリングクロックの周期との間に誤差があると、1フレーム内において、サンプリングクロックのタイミングがシリアルデータの各ビットのタイミングとずれてしまい、受信エラーを発生する場合がある。
このような問題点を解決するために、特許文献2では、サンプリングクロックの発生タイミングを任意のタイミングに変更可能にすることが提案されている。しかし、そのようなタイミングの変更は、ソフトウエア処理によるものであり、その処理が負担となり、またタイミング変更のための回路も必要になる。
特開11−275175号公報 特開2002−51034号公報
一方、サンプリングクロックのタイミングで受信信号にノイズ発生した場合は、検出データが誤ったデータになる。例えば、Lレベルの受信信号にHレベルのノイズが発生すると、たまたまノイズ重畳時とサンプリングクロックとが一致した場合は、受信データがHレベルと検出され誤った検出データになる。このようなノイズの問題点を解決するために、1ビットのデータ転送に複数サイクルの通信クロックを利用し、1ビットのデータを複数の通信クロックでサンプリングし複数のサンプリングデータの多数決によりデータ検出を行うことが提案されている。
しかしながら、ノイズに強い通信を可能にするために上記多数決によるデータ検出を行うためには、1ビットのデータ検出に複数の通信クロックのサンプリングタイミングを利用する必要がある。このため、シリアルデータの1周期内のサンプリング期間が長くなり、図3に示した通信クロック(サンプリングクロック)とデータ通信速度との不整合に伴うタイミングのずれの影響がますます大きくなる。
そこで、本発明の目的は、多数決によるデータ検出を可能にしてノイズに強い通信を可能にし、さらに、通信クロックとデータ通信速度との不整合に伴うタイミングのずれをできるだけ抑えることができるシリアル通信装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の側面は、シリアルデータを通信クロックに同期して受信するシリアル通信装置において、
基準クロックを所定の分周値に応じて分周して、前記基準クロックの前記分周値の数毎に通信クロックを発生し、さらに、隣接する前記通信クロック間において前記基準クロックの任意番目のタイミングで補助クロックを発生するクロック発生ユニットと、
前記シリアルデータを受信し、1ビットのデータを、少なくとも隣接する通信クロックとその間の補助クロックを含むサンプリングタイミングでサンプリングし、当該サンプリングした複数のサンプリングデータの多数決にしたがって前記1ビットのデータを判定するデータ判定回路とを有することを特徴とする。
上記発明の第1の側面において、好ましい実施例では、前記所定の分周値が奇数の場合は、前記クロック発生ユニットは、隣接する通信クロック間の中心タイミングからずれた基準クロックのタイミングで補助クロックを発生する。また、前記所定の分周値が偶数の場合は、前記クロック発生ユニットは、隣接する通信クロック間の中心タイミングと一致する基準クロックのタイミングで、若しく当該中心タイミングからはずれた基準クロックのタイミングで、補助クロックを発生する。
上記発明の第1の側面によれば、クロック発生ユニットが基準クロックの分周値の数毎に通信クロックを発生することで、通信クロックのタイミングが分周値に対応した細かい分解能で調整され、通信クロックの周期と受信シリアルデータの通信速度(周期)との不整合をより小さく抑えることができる。さらに、クロック発生ユニットは、補助クロックを隣接する通信クロックの間の任意のタイミングで発生させ、少なくとも隣接する2つの通信クロックとその間の補助クロックを含む複数のタイミングでサンプリングした複数のサンプリングデータから、多数決論理によりデータ判定を行う。したがって、多数決判定によりノイズに強い通信を可能にするとともに、1ビットのデータサイクル期間においてサンプリング期間を短くすることができ、前記通信クロックと通信速度の不整合にともなう受信エラーを抑えることができる。
また、上記の好ましい実施例によれば、所定の分周値を奇数または偶数に設定して通信クロックのタイミングを通信速度(周期)にできるだけ整合するようにベストに調整可能にし、その調整済みの通信クロックの間に補助クロックを発生する。特に、所定の分周値が奇数であっても、補助クロックのタイミングを隣接する通信クロックの中心タイミングからずらして基準クロックのタイミングで補助クロックを発生する。このように、好ましい実施例は、通信速度(周期)に対する通信クロックの周期のずれをできるだけ抑えるような比較的大きな分周値を選択しても、隣接する通信クロックの間に補助クロックを生成して、多数決判定のためのサンプリング期間を狭くすることができる。
以下、図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。但し、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
図4は、本実施の形態におけるシリアル通信装置の構成図である。このシリアル通信装置は、図2の従来例と同様に、受信データRDXを受信する受信ユニット10と、送信データTDXを送信する送信ユニット20と、通信クロックなどを生成しそれらに供給する通信クロック生成ユニット30とを有する。
受信ユニット10は、受信データRDXの1フレームの先頭に挿入されるスタートビットを検出してスタートビット検出信号STBDを生成するスタートビット検出回路16と、スタートビット検出回路16からのスタートビット検出信号STBDのタイミング後に、各ビットのデータを複数サンプリングによる多数決により判定するデータ判定回路18と、データ判定回路18により判定されたシリアルデータS18をパラレルデータに変換するシリアル・パラレル変換回路14とを有する。変換されたパラレル受信データS14は、データレジスタ50に格納され、バスインターフェース52を介して、システム内のデータバス54に出力される。
また、送信ユニット20は、データバス54からバスインターフェース52を介してデータレジスタ50に格納されたパラレル通信データS24を、シリアルデータに変換するパラレル・シリアル変換回路24と、シリアル送信データを送出する送信駆動回路22とを有する。
さらに、通信クロック生成ユニット30には、分周値レジスタ32が設けられ、データバス54を介して設定されたもしくは予め設定された分周値が格納される。そして、通信クロック生成ユニット30は、スタートビット検出信号STBDに応答して、基準クロックR-CLKの分周を開始し、基準クロックR-CLKの分周値の数毎に通信クロックC-CLKを生成し、さらに、隣接する通信クロックの間であって任意の基準クロックのタイミングで補助クロックを生成する。補助クロックの生成タイミングは、隣接する通信クロック間のほぼ中央の基準クロックのタイミングに設定されることが好ましいが、中央からいずれかの方向にずれていても良い。
データ判定回路18は、少なくとも隣接する通信クロックC-CLKとその間の補助クロックS-CLKのタイミングを含む複数のタイミングで1ビットの受信データをサンプリングし、それら複数のサンプリングデータの多数決により受信データを判定する。通信クロックと補助クロックとを利用したサンプリングにより、ノイズに強く、サンプリング期間を短くして受信データの通信速度(周期)と可能な限り整合させたサンプリングタイミングを提供することができることが、以下の説明により明らかになる。
本実施の形態のシリアル通信装置は、1ビットのデータ転送に複数サイクルの通信クロックを使用する。しかも、1ビットのデータあたりの通信クロックのサイクル数をできるだけ少なくして、通信クロックのタイミング調整の分解能をできるだけ高くしている。タイミング調整の分解能を高くすることにより、通信速度(周期)と通信クロックのタイミングとのずれをできるだけ少なくすることが可能になる。その理由について以下にて説明する。
従来の調歩同期シリアル通信において、1ビットのデータ転送に8または16サイクルの通信クロックを使用することが提案されている。そして、シリアル通信装置は、この通信クロックをデータ送受信のイネーブル信号として使用し、スタートビットの検出、受信データの判定、送信データの駆動を行う。通信クロックは、チップ内の基準クロックを分周して生成され、その分周値を任意に設定することで、通信クロックのタイミングを任意の通信速度(周期)に整合するように調整する。
調歩同期通信の場合、受信データは、シリアル通信装置の基準クロックおよび通信クロックとは非同期に入力される。したがって、スタートビット検出回路16は、常に受信データをサンプリングし、データフレームの開始を検出する。そのために、スタートビットのサンプリングが通信クロックC-CLKのタイミングで行われる。
図5は、スタートビット検出回路の動作説明図である。この例は、1ビットのデータに対して8サイクルの通信クロックC-CLKが使用される例である。図1で説明したように、調歩同期シリアル通信における無通信レベルはHレベルであり、データのフレームは1ビットのスタートビットSTABから開始される。そこで、スタートビット検出回路16は、通信クロックC-CLKのタイミングで受信データRDXをサンプリングし、連続してLレベルが検出されるとスタートビットとみなす。図5の例では、連続して4回、Lレベルを検出すると、スタートビットと判定している。さらに、スタートビット以降のデータDATAのサンプリングポイントSMPが決定される。このサンプリングポイントSMPは、通信速度(周期)と通信クロックの周期との不整合を考慮すると、できるだけ1ビットのデータ期間の中央付近の通信クロックであることが望ましい。したがって、図5の例では、連続して4回Lレベルを検出した時の、4回目の通信クロックをサンプリングタイミングクロックと決定している。
図5(A)と図5(B)とは、受信データのタイミングがわずかにずれているが、それに伴って、図5(A)で連続してLレベルを検出する4つの通信クロックと、図5(B)で連続してLレベルを検出する4つの通信クロックとは、1サイクルずれている。このように、1ビットのデータ期間に、複数の通信クロックを生成してサンプリングタイミングとすることで、非同期で受信される受信データの周期と整合するサンプリングタイミングSMPを選択することができる。
次に、通信クロック生成ユニットの分周動作を説明して、通信速度(周期)とのタイミングのずれが発生することを説明する。
図6は、通信クロック生成ユニットの一般的な分周回路の構成図である。通信クロック生成ユニット30は、分周値設定レジスタ32と、セレクタ34と、フリップフロップ35及び減算器37からなるダウンカウンタ36と、比較器38とを有する。最初に、ダウンカウンタ36のフリップフロップ35には、分周値設定レジスタ32に設定された分周値が取り込まれ、基準クロックR-CLKに応答して減算器37の出力がセレクタ34を介して取り込まれることで、分周値がダウンカウントされる。そのカウント値CNTがゼロになるタイミングで比較器38が生成するリセット信号S38により、セレクタ34が切り換えられ、基準クロックR-CLKに応答して分周値設定レジスタ32の分周値が再度フリップフロップ35にリロードされる。
図6の動作波形図に示されるように、8つの基準クロックR-CLK毎に通信クロックC-CLKを発生する場合、つまり分周値Mを8に設定する場合(M=8)は、分周値Mより1少ないM−1=7がレジスタ32に設定される。したがって、リセット時にフリップフロップ35に格納されるカウンタ値CNTは、分周値M−1=7となる。そして、カウンタ値CNTは7,6,5,4...0とダウンカウントされ、カウント値CNT=0になるたびに分周値M−1=7にリセットされる。つまり、通信クロックC-CLKは、8つの基準クロックR-CLK毎に生成される。そして、ダウンカウンタ36のダウンカウントの開始タイミングは、連続する8つの基準クロックのうちどの基準クロックをリセットタイミングに選択するかにより決定される。さらに、通信クロックのサイクル(周期)は、設定される分周値によって調整可能である。分周値を8より大きくすればより長いサイクルになり、分周値を8より小さくすればより短いサイクルになる。つまり、分周値Mを8とし(M=8)8基準クロックを基本サイクルとする通信クロックC-CLKの調整可能なサイクルの分解能は、通信クロックの周期の約1/8であることが理解される。
図6のクロック生成回路は、ダウンカウンタ36の代わりにアップカウンタで構成することもできる。その場合は、減算器37の代わりに加算器が設けられ、フリップフロップ34はリセット信号S38でゼロにリセットされ、比較器の比較値がレジスタ32に設定された値になる。
図7は、通信クロックのサイクルの誤差を説明する波形図である。図7において、通信データRDXの通信周期、つまり1ビットのデータ期間に、分周値M(=8)個の通信クロックを発生させる例である。通信データの周期に完全に整合する通信クロックC-CLK(1)に対して、システム内の基準クロックR-CLKを分周して生成される通信クロックC-CLK(2)は、そのサイクルにわずかな誤差d1を有する。これは、基準クロックR-CLKの速度(周期)と通信データの速度(周期)とを完全に整合させることは、現実には困難な場合が多いことが理由であり、その基準クロックを分周して通信クロックを生成するかぎり、理想的な通信クロックとはわずかな誤差が生じる。
したがって、1ビットのデータ期間に8つの通信クロックを発生させると、1ビットのデータ期間における通信クロックサイクルの誤差d2は、d1×8になる。そして、調歩同期通信の1フレームは、図1に示したように、1ビットのスタートビットと、7または8ビットのデータと、1ビットのパリティビットと、1または2ビットのストップビットの合計9ビットから12ビットで構成される。そのため、1フレーム当たりの通信クロックの周期の誤差は、1ビット当たりの誤差d2の9〜12倍になり、通信クロックの周期の誤差d1の72倍から96倍になる。
前述したとおり、通信クロックの周期は、基準クロックの周波数に影響され、基準クロックの周期をN、分周値をMとすると、通信クロックの周期XはX=N×Mとなる。そして、データ1ビットの周期Yは、通信クロックの周期Xの8倍に等しくするためには、Y=8×N×Mになるように分周値Mを調整しなければならない。基準クロックR-CLKの周期Nは通常固定的だからである。そして、分周値Mは通常整数しか取りえないので、分周値Mの分解能でしか通信クロックの周期を調整することができない。
図8は、通信クロックの周期の調整分解能を高めた例を示す波形図である。この例は、1ビットのデータ期間に対して4つの通信クロックC-CLKを発生させる例であり、図6に示した通信クロック発生ユニットの分周値を、図7の分周値M=8の2倍の16に設定した例である。分周値Mを16に設定することで、16個の基準クロック毎に通信クロックC-CLKが生成され、通信クロックの周期が2倍に長くなる。それに伴って、通信クロックの周期の調整は、基準となる周期(16個の基準クロックサイクル)に対して1/16の分解能で行うことが可能になる。つまり、分周値=16を15にしたり17にしたりすることで、より狭い分解能での調整が可能になる。1ビットのデータ期間に8つの通信クロックを発生する図7では、基準となる分周器M=8を7にしたり9にしたりするだけであり、通信クロックの周期あたりの分解能はより大きくなる。
その結果、通信クロックの1サイクル当たりの誤差d1は、通信クロックのサイクルが長くなったことにより、図7の場合に比較して小さくなる。それにともない、1ビットのデータ期間当たりの誤差d2も小さくなる。このように、1ビットのデータ期間における通信クロックのサイクルまたは数をできるだけ少なくすることで、生成可能な通信クロックC-CLK(2)の理想的な通信クロックC-CLK(1)との誤差を小さくすることができ、通信クロックの周期と通信データの周期との不整合を可能な限り小さくすることができる。
図9は、多数決によるデータ判定の動作を説明する波形図である。ノイズに強いシリアル通信を行うためには、受信データのサンプリングタイミングを複数にして、複数(望ましくは奇数)のサンプリングデータの多数決によりデータ判定をすることが望ましい。そこで、図9では、4つの通信クロックC-CLKのうち、2,3,4番目の通信クロックをサンプリングクロックとして採用する。そして、各サンプリング点でのサンプリングデータの多数決により、受信データを判定している。図9の例では、3番目の通信クロックのサンプリングタイミングでノイズが重畳していても、2番目と4番目の通信クロックでのサンプリングデータが正しいため、多数決判定により正しい受信データ「0=L」が判定されている。
ところが、通信クロックの周期の誤差を抑えるために、1ビットのデータ期間に4つの通信クロックサイクルを割り当てると、多数決判定に最低必要な3つのサンプリングクロックが発生する期間が長くなる。つまり、図7に示した1ビットのデータ期間に8つの通信クロックサイクルを割り当てる場合の多数決判定期間DBM(8)(Decision by Majority)よりも、図8に示した1ビットのデータ期間に4つの通信クロックサイクルを割り当てる場合の多数決判定期間DBM(4)のほうが長くなる。その結果、複数ビットで構成される1フレーム内において、多数決判定期間がシリアル通信データの周期と整合できなくなるおそれがある。
図10は、多数決によるデータ判定の動作の問題点を説明する波形図である。1ビットあたりに4通信クロックサイクルを割り当てて、2,3,4番目の通信クロックでのサンプリングデータを多数決処理した場合、前述したとおり、多数決判定期間が長くなる。それに伴って、受信データRDX1のようにその周期がスペック通りの場合は、多数決判定を適切に行うことができるが、通信回線に起因する受信データの周期の揺らぎにより、受信データRDX2のようにその周期がスペックより短くなると、多数決判定期間DBM(4)がデータ期間と不整合となり、多数決判定が不適切に行われてしまう。図10の例では、4番目の通信クロックが次のデータ期間にずれこみ、次のデータをサンプリングしている。
図10に示すとおり、受信データの周期の揺らぎと、1フレーム内の通信クロックの誤差の累積とが相まって、多数決判定に支障をきたす場合がある。
図11は、本実施の形態における通信クロック生成ユニットの構成図である。この通信クロック生成ユニット30は、分周値Mに対してM−1が設定される分周値設定レジスタ32と、セレクタ34と、複数ビットのフリップフロップ35及び減算器37からなるダウンカウンタ36と、比較器38とを有する。ここまでは、図6の例と同じである。したがって、ダウンカウンタ36のダウンカウント動作とリセット動作は、図6と同じである。
図11の通信クロック生成ユニット30は、さらに、分周値設定レジスタ32の設定された値M−1の約1/2の値を生成する補助クロックタイミング生成部60と、カウント値CNTを減算した値と補助クロックタイミング生成部60が生成する値(M−1)/2の値とを比較して、一致したタイミングで補助クロックを生成する補助クロック生成部62とを有する。
補助クロックタイミング生成部60は、例えば、分周値設定レジスタ32に設定された値M−1を1ビット右シフトするシフト回路で構成される。あるいは、値M−1を1ビット右シフトして+1する回路であってもよい。または、分周値Mが偶数の場合と奇数の場合で、1ビット右シフト後にそれぞれ+1したり、+1しなかったりする構成でもよい。
図11の通信クロック発生ユニット30は、図6と同様に、分周値設定レジスタ32に設定した値M−1に応じて、基準クロックR-CLKの分周値Mの数毎に通信クロックC-CLKを発生する。つまり、図6の回路と同様に、ダウンカウンタ36のカウント値CNTが0になるタイミングで、比較器38が通信クロックC-CLKを発生する。そして、補助クロック生成部62は、カウント値CNTが設定値M−1と0との間の任意のタイミングで補助クロックを発生する。
図12は、本実施の形態における通信クロックと補助クロックとを利用した多数決処理を説明する波形図である。通信クロック発生ユニット30が生成する通信クロックC-CLKと補助クロックS-CLKとが、データ判定回路18に供給され、データ判定回路18は、2番目と3番目の通信クロックC-CLKと、その間に発生する補助クロックS-CLKのタイミングで、受信データRDX2をサンプリングし、3つのサンプリングデータの多数決により受信データを判定する。図10の波形図のゆらぎにより周期が短くなった受信データRDX2と同じように、図12の例では受信データRDX2の周期が短くなり、4番目の通信クロックが受信データの期間内に入っていない。しかしながら、サンプリングタイミングが、隣接する2つの通信クロックC-CLKとその間に生成される補助クロックS-CLKになっており、その多数決判定期間DBMが短くなっている。その結果、適切なサンプリングが可能になり、多数決判定を適正に行うことができる。
1ビットのデータ期間に割り当てられる通信クロックの数は、ハードウエア構成の要請などから、2のべき乗、4,8,16,32....にするのが好ましい。その場合、通信クロックの周期の通信速度(周期)に対する誤差を最小にするためには、できるだけその数を少なくするのが好ましい。そして、多数決処理をするために、それらの2のべき乗の数の通信クロックのうち、データの周期における中央部に位置する隣接通信クロック対とその間に生成される補助クロックとを利用して、受信データをサンプリングし、3つのサンプリングデータを検出するのが好ましい。したがって、1ビットのデータに対して通信クロックの数を4個にする場合は、2番目と3番目の通信クロックとその間の補助クロックをサンプリングタイミングにする。また、1ビットのデータに対して通信クロックの数を8個にする場合は、4番目と5番目の通信クロックとその間の補助クロックをサンプリングタイミングにする。通信クロックの周期の誤差を最小にする観点から、前者の例が最も好ましいことになる。
図12に示される本実施の形態における通信クロックと補助クロックは、図6及び図7に示した周期の短い8つの通信クロックとは明らかに異なる。すなわち、図6及び図7に示した1ビットのデータ期間に8つの通信クロックを割り当てる場合には、通信クロックは、分周値8個の基準クロック毎に毎回発生する。そして、この通信クロックの周期は、分周値M=8を可変設定することで調整可能であるが、その調整の分解能は1サイクルに対して1/8である。
それに対して、本実施の形態における通信クロックと補助クロックとからなるサンプリングクロックは、必ずしも同じ基準クロック数毎に発生するものではない。通信クロックは、分周値M(例えば15や16)に対応する基準クロック数毎に必ず発生するが、通信クロックと補助クロックとからなるサンプリングクロックは、所定の基準クロック数毎に必ず発生するとは限らない。レジスタに設定されるのは通信クロックの発生タイミングである分周値M(正確にはM−1)であり、補助クロックは隣接する通信クロック間の任意のタイミングで発生するように設定されるだけである。したがって、隣接する通信クロックの中心タイミングと異なるタイミングで補助クロックが発生することを許可している。そして、通信クロック及び補助クロックの各々は、図6及び図7に示した通信クロックの分周値(M=8)よりも大きい分周値M(例えばM=15、16)に対応する基準クロック数毎に発生しているので、図12に示した通信クロックと補助クロックとからなるサンプリングクロックの調整の分解能は図6及び図7に示した通信クロックのそれよりも高くなる。
図13は、本実施の形態における通信クロック発生回路の動作を説明する波形図である。図13(A)は、分周値M=17で17個の基準クロックR-CLK毎に通信クロックが生成される例である。フリップフロップ35に分周値M−1=16がロードされ、基準クロックR-CLKに同期してダウンカウントされ、カウント値CNTがゼロになるたびに、通信クロックC-CLKが生成されている。そして、補助クロックタイミング生成部60が、分周値M−1=16(10000)を1ビット右シフトした補助クロックタイミング値(1000=8)を、補助クロック発生部62に与える。そして、補助クロック発生部62は、カウント値CNTが8になるタイミングで、補助クロックS-CLKを生成する。したがって、図13(A)に示されるとおり、M=17個の基準クロックR-CLKが発生するたびに毎回、通信クロックC-CLKが生成され、隣接する通信クロックC-CLKの中心近傍のタイミングで補助クロックS-CLKが生成される。通信クロックとそれに続く補助クロックとの間には、8個の基準クロックR-CLKが発生するのに対して、補助クロックとそれに続く通信クロックとの間には、7個の基準クロックR-CLKが発生している。つまり、図13(A)の通信クロック及び補助クロックは、図6、図7に示した分周値M=8の通信クロックとは異なる。
図13(B)は、分周値M=16で16個の基準クロックR-CLK毎に通信クロックが生成される例である。図13(A)と同様に、フリップフロップ35に分周値M−1=15がロードされ、基準クロックR-CLKに同期してダウンカウントされ、カウント値CNTがゼロになるたびに、通信クロックC-CLKが生成されている。そして、補助クロックタイミング生成部60が、分周値M−1=15(011111)を1ビット右シフトした補助クロックタイミング値(0111=7)を、補助クロック発生部62に与える。そして、補助クロック発生部62は、カウント値CNTが7になるタイミングで、補助クロックS-CLKを生成する。したがって、図13(B)に示されるとおり、M=16個の基準クロックR-CLKが発生するたびに毎回、通信クロックC-CLKが生成され、隣接する通信クロックC-CLKの中心近傍のタイミングで補助クロックS-CLKが生成される。但し、この場合は、通信クロックとそれに続く補助クロックとの間には、8個の基準クロックR-CLKが発生するのに対して、補助クロックとそれに続く通信クロックとの間には、6個の基準クロックR-CLKが発生している。つまり、この場合の通信クロックと補助クロックも、図6、図7に示した分周値M=8の通信クロックとは異なる。
上記の説明から理解されるように、分周値M=18が設定されると、通信クロックC-CLKは、18個の基準クロックごとに生成され、カウンタ値が1000=8のタイミングで補助クロックS-CLKが生成される。つまり、通信クロックとそれに続く補助クロックとの間には、9個の基準クロックR-CLKが発生するのに対して、補助クロックとそれに続く通信クロックとの間には、7個の基準クロックR-CLKが発生する。
図11の通信クロック発生ユニット30内の補助クロックタイミング生成部60が、1ビット右シフトしてから+1する構成の場合は、図13(A)の例では、カウンタ値が9のタイミングで補助クロックが生成され、図13(B)の例では、カウンタ値が8のタイミングで補助クロックが生成される。したがって、図13(A)のように分周値Mが奇数、つまり奇数基準クロックごとに通信クロックが生成される場合、であれば、補助クロックの発生タイミングは隣接する通信クロックの中央からずれるが、図13(B)のように分周値Mが偶数、つまり偶数基準クロックごとに通信クロックが生成される場合、であれば、補助クロックの発生タイミングは隣接する通信クロックの中央と一致する。つまり、この場合は、図13(B)の通信クロックと補助クロックは、図6、図7に示した分周値M=8の通信クロックと同じになる。
通信クロック発生ユニット30内の補助クロックタイミング生成部60が、分周値Mが奇数の時は1ビット右シフトするだけであり、分周値Mが偶数の時は1ビット右シフトしてから+1する構成の場合は、図13(A)の例では、カウンタ値が8のタイミングで補助クロックが生成され、図13(B)の例では、カウンタ値が8のタイミングで補助クロックが生成される。
図14は、本実施の形態における別の通信クロック生成ユニットの構成図である。この通信クロック生成ユニット30は、フリップフロップ35と加算器63とからなるアップカウンタ39を有し、さらに、アップカウンタのカウント値と分周値設定レジスタ32の設定値とを比較して一致するときに通信クロックC-CLKを生成する比較器64と、補助クロックタイミング生成部60により生成される分周値設定レジスタの設定値の1/2の値とカウント値とを比較して一致するときに補助クロックS-CLKを生成する比較器65とを有する。その動作は、比較器64が一致を検出するたびに発生するリセット信号S38に応答して、フリップフロップ35がゼロにリセットされ、その後は基準クロックR-CLKに同期してカウントアップを行う。そして、カウント値が分周値設定レジスタ32の設定値と一致するときに比較器64が通信クロックC-CLKを発生し、設定値の1/2と一致するときに比較器65が補助クロックS-CLKを発生する。
図15は、本実施の形態におけるさらに別の通信クロック生成ユニットの構成図である。この通信クロック発生回路は、図11のように1ビット右シフト機能を有する補助クロックタイミング発生部60を利用せずに、補助クロックレジスタ66を設けて、そのレジスタ値とカウンタ値CNTとを比較する補助クロック発生部67により補助クロックS-CLKを発生させている。それ以外の構成は図11と同じである。この場合は、補助クロックを隣接する通信クロックの間の任意のタイミングに設定することができる。
さらに、補助クロックの発生タイミングを、レジスタの分周値Mを1ビット右シフトしたカウント値とそれに+1したカウント値とに交互に変更するようにしてもよい。そのようにすることで、図13(A)のような例において、補助クロックS-CLKのタイミングの平均値が通信クロックC-CLKのほぼ中央になり、ノイズに対する強さを増すことができる。
図16は、本実施の形態におけるデータ判定回路の構成図である。データ判定回路18は、基準クロックの分周値の数毎に生成される通信クロックC-CLKとその間に生成される補助クロックS-CLKとにより受信データを3回サンプリングし、それらサンプリングデータを多数決判定する。フリップフロップFF1は、受信するシリアルデータRDXを通信クロックC-CLKがHレベルの時に基準クロックR-CLKに同期して取り込み、フリップフロップFF2は、受信するシリアルデータRDXを補助クロックS-CLKがHレベルの時に基準クロックR-CLKに同期して取り込む。そして、3つのANDゲートAND1,2,3とORゲートOR1とは、フリップフロップFF1の出力と、フリップフロップFF2の出力と、瞬間的に受信しているデータRDXとの多数決を判定する回路であり、3つのサンプリングデータの3対の組合せのうち1つでも一致すると、その組合せ入力に対するANDゲートがHレベルを出力する。
フリップフロップ70とインクリメント回路72とでリングカウンタが構成され、スタートビット検出回路16からのスタートビット検出信号STBDによりリセットされ、通信クロックC-CLKがHになるたびにカウントアップされ、シリアルデータのサイクル毎に0から3までリングカウントする。そして、比較回路74は、リングカウンタのカウント出力が2になるとANDゲートAND4にHレベルを出力し、次の通信クロックC-CLKがHレベルになるときに、フリップフロップFF3をイネーブル状態にする。フリップフロップFF3は、イネーブル状態にされると、基準クロックR-CLKに同期してORゲートの出力を取り込み、受信データS18が出力される。
図17は、データ判定回路の動作を説明する波形図である。このデータ波形図を参照しながら、データ判定回路の動作を説明する。先頭ビットのデータサイクルが始まるときに、カウンタのフリップフロップ70は、図示しないスタートビット検出信号STBDに応答してリセットされ、カウント値は0になっている。また、その後のデータサイクルが始まるときは、2ビットのフリップフロップ70はインクリメント回路72のインクリメントによりカウント値0を取り込む。そこで、通信クロックC-CLKがHレベルになるたびに、シリアルデータRDXの信号がフリップフロップFF1に取り込まれ、補助クロックS-CLKがHレベルになるたびに、シリアルデータRDXの信号がフリップフロップFF2に取り込まれる。また、カウント値が2の期間中に通信クロックC-CLKがHレベルにになる時に、多数決判定結果がフリップフロップFF3に取り込まれる。
したがって、カウンタ値が2になる以前の連続する通信クロックとその間の補助クロックのタイミングが3つのサンプリングタイミングSP1,SP2,SP3となる。図15の例では、3番目のサンプリングタイミングSP3では受信シリアルデータRDXにはノイズが重畳されているが、1,2番目のサンプリングタイミングSP1,SP2での検出データがいずれもLレベルであるため、3つの入力がL,L,Hであり、ANDゲートAND1,2,3の出力は全てLレベルとなる。その結果、フリップフロップFF3にはLレベルが取り込まれ、受信データS18としてLレベルが判定される。このように、データ判定回路18は、リングカウンタによりサンプリングすべき3つのクロックタイミングを検出し、その時の多数決結果を受信データとして出力している。
上記の実施の形態では、隣接する通信クロックの間に1つの補助クロックを発生しているが、奇数の補助クロックを発生してもよい。その場合に、補助クロックのみをサンプリングクロックとして利用することも可能である。
また、上記の実施の形態では、全ての隣接する通信クロックの間に補助クロックを発生しているが、1データサイクル期間に4つの通信クロックを発生させる場合において、データサイクルの2番目と3番目の通信クロックの間にのみ補助クロックを発生させるようにしてもよい。或いは、1データサイクル期間に8つの通信クロックを発生させる場合においては、データサイクルの4番目と5番目の通信クロックの間にもに補助クロックを発生させるようにしてもよい。
但し、通信クロックの周期を高分解能で制御可能として通信クロックの周期とデータ通信の周期とをベストに調整可能にするためには、1データサイクル内の通信クロックの数をできるだけ少なくし、通信クロックの周期をできるだけ長くすることが望ましい。そのような理由から、1データサイクル内の通信クロックの数は4個にするのが好ましい。その場合は、上記実施の形態のように、1データサイクル内の2,3番目の通信クロックとその間の補助クロックとをサンプリングクロックとして利用することになる。
以上の実施の形態をまとめると以下の付記の通りである。
(付記1)シリアルデータを通信クロックに同期して受信するシリアル通信装置において、
基準クロックを所定の分周値に応じて分周して、前記基準クロックの前記分周値の数毎に通信クロックを発生し、さらに、隣接する前記通信クロック間において前記基準クロックの任意番目のタイミングで補助クロックを発生するクロック発生ユニットと、
前記シリアルデータを受信し、1ビットのデータを、少なくとも隣接する通信クロックとその間の補助クロックとを含むサンプリングタイミングでサンプリングし、当該サンプリングした複数のサンプリングデータの多数決にしたがって前記1ビットのデータを判定するデータ判定回路とを有することを特徴とするシリアル通信装置。
(付記2)付記1において、
前記所定の分周値が奇数の場合は、前記クロック発生ユニットは、隣接する通信クロック間の中心タイミングからずれた基準クロックのタイミングで補助クロックを発生することを特徴とするシリアル通信装置。
(付記3)付記1において、
前記所定の分周値が偶数の場合は、前記クロック発生ユニットは、隣接する通信クロック間の中心タイミングと一致する基準クロックのタイミングで、若しく当該中心タイミングからずれた基準クロックのタイミングで、補助クロックを発生することを特徴とするシリアル通信装置。
(付記4)付記1において、
前記クロック発生ユニットは、前記分周値に対応する値が設定される分周値レジスタと、当該設定値を前記基準クロックに同期してダウンカウントまたは当該設定値まで前記基準クロックに同期してアップカウントして、前記基準クロックの分周値の数毎に通信クロックを生成するカウンタとを有することを特徴とするシリアル通信装置。
(付記5)付記4において、
前記クロック発生ユニットは、さらに、前記カウンタの値が当該設定値の1/2、1/2+1、または1/2−1の値に達するたびに前記補助クロックを生成することを特徴とするシリアル通信装置。
(付記6)付記4において、
前記クロック発生ユニットは、さらに、前記補助クロックを発生するタイミングを設定する補助クロックレジスタと、前記カウンタの値が当該補助クロックレジスタの設定値に達するたびに前記補助クロックを生成する補助クロック生成回路とを有することを特徴とするシリアル通信装置。
(付記7)付記1において、
前記データ判定回路は、前記通信クロックに同期して前記シリアルデータを取り込む第1のフリップフロップと、前記補助クロックに同期して前記シリアルデータを取り込む第2のフリップフロップと、1ビットのデータに対して、所定のタイミングにおいて、前記第1及び第2のフリップフロップのデータと当該所定のタイミングでのシリアルデータとの多数決を判定して、受信データを生成することを特徴とするシリアル通信装置。
(付記8)付記7において、
前記データ判定回路は、さらに、前記1ビットのデータ期間に生成される前記通信クロックの数を繰り返しカウントする通信クロックカウンタを有し、当該通信クロックカウンタのカウント値が前記通信クロックの数の約1/2に達するたびに、前記多数決判定を行うことを特徴とするシリアル通信装置。
(付記9)付記8において、
前記データ判定回路内の通信クロックカウンタは、前記シリアルデータの先頭のスタートビットに応答して、当該カウント動作を開始することを特徴とするシリアル通信装置。
(付記10)付記1において、
前記基準クロックは、前記シリアルデータを受信する装置側で生成されることを特徴とするシリアル通信装置。
(付記11)付記1において、
前記通信クロックの周期が、前記シリアルデータの周期の1/4になるように、前記分周値が設定されていることを特徴とするシリアル通信装置。
(付記12)シリアルデータを通信クロックに同期して受信するシリアル通信装置において、
分周値に対応する値が設定可能であり、基準クロックを前記設定値に応じて分周して、前記基準クロックの前記分周値の数毎に通信クロックを発生し、さらに、隣接する1対の通信クロック間において補助クロックを発生するクロック発生ユニットと、
前記シリアルデータを受信し、1ビットのデータを、少なくとも前記隣接する1対の通信クロックとその間の補助クロックとを含むサンプリングタイミングでサンプリングし、当該サンプリングした複数のサンプリングデータの多数決にしたがって前記1ビットのデータを判定するデータ判定回路とを有することを特徴とするシリアル通信装置。
(付記13)付記12において、
前記クロック発生ユニットに設定される分周値に対応する値は、前記シリアルデータの周期に適合するように設定されることを特徴とするシリアル通信装置。
(付記14)付記12において、
前記クロック発生ユニットは、前記基準クロックに同期してカウントするカウンタを有し、当該カウンタのカウント値が前記分周値に達するたびに前記通信クロックが生成され、前記カウント値が前記分周値の約1/2に達するたびに前記補助クロックが生成されることを特徴とするシリアル通信装置。
調歩同期式シリアル通信の原理を説明する図である。 従来のシリアル通信装置の概略構成図である。 従来のシリアル通信装置の問題点を示す図である。 本実施の形態におけるシリアル通信装置の構成図である。 スタートビット検出回路の動作説明図である。 通信クロック生成ユニットの一般的な分周回路の構成図である。 通信クロックのサイクルの誤差を説明する波形図である。 通信クロックの周期の調整分解能を高めた例を示す波形図である。 多数決によるデータ判定の動作を説明する波形図である。 多数決によるデータ判定の動作の問題点を説明する波形図である。 本実施の形態における通信クロック生成ユニットの構成図である。 本実施の形態における通信クロックと補助クロックとを利用した多数決処理を説明する波形図である。 本実施の形態における通信クロック発生回路の動作を説明する波形図である。 本実施の形態における別の通信クロック生成ユニットの構成図である。 本実施の形態におけるさらに別の通信クロック生成ユニットの構成図である。 本実施の形態におけるデータ判定回路の構成図である。 データ判定回路の動作を説明する波形図である。
符号の説明
10:受信ユニット、16:スタートビット検出回路、18:データ判定回路
30:クロック生成ユニット、32:分周値設定レジスタ
C-CLK:通信クロック、S-CLK:補助クロック、R-CLK:基準クロック
RDX:受信シリアルデータ

Claims (10)

  1. シリアルデータを通信クロックに同期して受信するシリアル通信装置において、
    基準クロックを所定の分周値に応じて分周して、前記基準クロックの前記分周値の数毎に通信クロックを発生し、さらに、隣接する前記通信クロック間において前記基準クロックの任意番目のタイミングで補助クロックを発生するクロック発生ユニットと、
    前記シリアルデータを受信し、1ビットのデータを、少なくとも隣接する通信クロックとその間の補助クロックとを含むサンプリングタイミングでサンプリングし、当該サンプリングした複数のサンプリングデータの多数決にしたがって前記1ビットのデータを判定するデータ判定回路とを有することを特徴とするシリアル通信装置。
  2. 請求項1において、
    前記所定の分周値が奇数の場合は、前記クロック発生ユニットは、隣接する通信クロック間の中心タイミングからずれた基準クロックのタイミングで補助クロックを発生することを特徴とするシリアル通信装置。
  3. 請求項1において、
    前記所定の分周値が偶数の場合は、前記クロック発生ユニットは、隣接する通信クロック間の中心タイミングと一致する基準クロックのタイミングで、若しく当該中心タイミングからずれた基準クロックのタイミングで、補助クロックを発生することを特徴とするシリアル通信装置。
  4. 請求項1において、
    前記クロック発生ユニットは、前記分周値に対応する値が設定される分周値レジスタと、当該設定値を前記基準クロックに同期してダウンカウントまたは当該設定値まで前記基準クロックに同期してアップカウントして、前記基準クロックの分周値の数毎に通信クロックを生成するカウンタとを有することを特徴とするシリアル通信装置。
  5. 請求項4において、
    前記クロック発生ユニットは、さらに、前記カウンタの値が当該設定値の1/2、1/2+1、または1/2−1の値に達するたびに前記補助クロックを生成することを特徴とするシリアル通信装置。
  6. 請求項1において、
    前記データ判定回路は、前記通信クロックに同期して前記シリアルデータを取り込む第1のフリップフロップと、前記補助クロックに同期して前記シリアルデータを取り込む第2のフリップフロップと、1ビットのデータに対して、所定のタイミングにおいて、前記第1及び第2のフリップフロップのデータと当該所定のタイミングでのシリアルデータとの多数決を判定して、受信データを生成することを特徴とするシリアル通信装置。
  7. 請求項1において、
    前記通信クロックの周期が、前記シリアルデータの周期の1/4になるように、前記分周値が設定されていることを特徴とするシリアル通信装置。
  8. シリアルデータを通信クロックに同期して受信するシリアル通信装置において、
    分周値に対応する値が設定可能であり、基準クロックを前記設定値に応じて分周して、前記基準クロックの前記分周値の数毎に通信クロックを発生し、さらに、隣接する1対の通信クロック間において補助クロックを発生するクロック発生ユニットと、
    前記シリアルデータを受信し、1ビットのデータを、少なくとも前記隣接する1対の通信クロックとその間の補助クロックとを含むサンプリングタイミングでサンプリングし、当該サンプリングした複数のサンプリングデータの多数決にしたがって前記1ビットのデータを判定するデータ判定回路とを有することを特徴とするシリアル通信装置。
  9. 請求項8において、
    前記クロック発生ユニットに設定される分周値に対応する値は、前記シリアルデータの周期に適合するように設定されることを特徴とするシリアル通信装置。
  10. 請求項8において、
    前記クロック発生ユニットは、前記基準クロックに同期してカウントするカウンタを有し、当該カウンタのカウント値が前記分周値に達するたびに前記通信クロックが生成され、前記カウント値が前記分周値の約1/2に達するたびに前記補助クロックが生成されることを特徴とするシリアル通信装置。
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