JP3966432B2 - Bedrock collapse prevention method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、道路や鉄道の自然又は造成斜面において、生活環境に影響を与える岩盤崩壊による被災防止対策および崩壊しそうな転石、岩盤、岩塊等を安定させる岩盤岩塊崩落対策工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、安定している転石などを人力や火薬で小割りして除去する破砕工が知られている。
【0003】
また、基盤から分離した岩盤や転石にワイヤーロ−プを格子状に巻付けたり、ロープネットで包囲するロープ掛け工やロ−プネット工が知られている。
【0004】
また、基盤から分離した落ちそうな岩塊や転石に接着力のある注入材を注入して密着固定する岩盤密着工も知られている。
【0005】
さらに、崩壊の危険がある岩塊や岩盤の前面に、コンクリート張りや受圧板を取り付けてアンカー工やロックボルト工で安定した岩盤に密着固定するアンカー工やロックボルト工も知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の破砕工法では落ちそうな転石の除去ができないという課題がある。
【0007】
また、従来のロープ掛け工、ロ−プネット工では岩塊にロープを掛けるだけなので、落ちそうな岩塊には作業に危険が伴うために施工できないと共に、ロープを掛けるだけなので落ちそうな岩盤を密着安定させることができない(崩壊した岩盤をロープの中に包むだけ)という課題がある。
【0008】
また、従来の岩盤密着工では、現状で安定している転石や岩塊以外の今にも落ちそうな岩塊や転石には作業に危険が伴うために施工できず、また表面接着なので接着岩が風化している場合が多い現状では使用材料の持っている接着力の効果が期待できない上に、接着した効果の実証が難しいという課題がある。
【0009】
さらに、アンカー工やロックボルト工では、大規模な作業足場が必要となり、仮設費が高くなると共に、施工中に落ちそうな岩塊の場合はそのまま施工ができず、しかも崩壊岩塊の正面からの施工のため非常に危険で、施工中の安全対策費がかかるという課題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では、崩落の危険性がある岩塊1を挟んでこれが置かれている崩壊の危険のない安定岩盤2の相対する1対又は複数対の位置に削孔3,3’を行い、各削孔3,3’の中にそれぞれ1〜複数本のPC鋼撚り線4,4’の端部を挿入すると共に、モルタル等のセメント系の定着材5を注入してその固結により安定岩盤2に固定し、相対して固定したPC鋼撚り線4,4’を崩壊の恐れのある岩塊1に巻きつけ、相対する周囲に防錆被覆を施したPC鋼撚り線4,4’を緊張状態で接続する周囲に防錆被覆を施した鋼線接続具7に通し、ジャッキによりPC鋼撚り線4,4’を緊張して、岩塊1を比較的安全な岩塊1の周辺部において安定岩盤2に緊結固定することにより、危険な作業を少なくして崩落の危険がある不安定な岩塊1をPC鋼撚り線4,4’により安定的に緊結密着することができる。
【0011】
さらに請求項1の発明では、崩落の危険性がある岩塊1を挟んでこれが置かれている崩壊の危険のない安定岩盤2の相対する1対又は複数対の位置に削孔3,3’を行い、各削孔3,3’の中にそれぞれ1〜複数本のPC鋼撚り線4,4’の端部を挿入すると共に、モルタル等のセメント系の定着材5を注入してその固結により安定岩盤2に固定し、相対して固定したPC鋼撚り線4,4’を崩壊の恐れのある岩塊1に巻きつけ、相対するPC鋼撚り線4,4’を緊張状態で接続する鋼線接続具7に通し、ジャッキによりPC鋼撚り線4,4’を緊張して、岩塊1を安定岩盤2に緊結固定し、この状態で前記岩塊1の周囲部を通してその下方の安定岩盤2まで複数本の削孔9を行い、この削孔9内にモルタル等のセメント系の定着材10を注入し、その中に必要な長さの鋼棒11を挿入して固結一体化させることにより、PC鋼撚り線4,4’により岩塊1を仮設的に緊結固定した安定状態で、鋼棒11の設置施工を安全に行うことができ、これによって岩塊1を定着材10で固結した鋼棒11により安定岩盤に縫い付けて一体化させて崩落を確実に防止することができる。
【0012】
請求項2の発明では、崩落の危険性がある岩塊1を挟んでこれが置かれている崩壊の危険のない安定岩盤2の相対する1対又は複数対の位置に削孔3,3’を行い、各削孔3,3’の中にそれぞれ1〜複数本のPC鋼撚り線4,4’の端部を挿入すると共に、モルタ ル等のセメント系の定着材5を注入してその固結により安定岩盤2に固定し、相対して固定した周囲に防錆被覆を施したPC鋼撚り線4,4’を崩壊の恐れのある岩塊1に巻きつけ、相対して固定したPC鋼撚り線4,4’を緊張状態で接続する周囲に防錆被覆を施した鋼線接続具7に通し、ジャッキによりPC鋼撚り線4,4’を緊張して、岩塊1を安定岩盤2に緊結固定した安定状態で、前記岩塊1の周囲部を通してその下方の安定岩盤2まで複数本の削孔9を行い、この削孔9内にモルタル等のセメント系の定着材10を注入し、その中に必要な長さの鋼棒11を挿入して固結一体化させることにより、PC鋼撚り線4,4’により岩塊を緊結固定した安定状態で鋼棒11の設置施工を行うことができ、これによって岩塊1を定着材10で固結した鋼棒11により安定岩盤に縫い付けて一体化させてPC鋼撚り線4,4’の緊結固定と併せて崩落をより確実に防止することができると共に、PC鋼撚り線4,4’により緊結固定された岩塊1が長期的な風化によってさらに小さく割れて剥離、分離する恐れがある場合においても、岩塊1の崩落を確実に防止することができる。
【0013】
請求項3の発明では、崩壊の危険のある不安定岩盤2’を通してその底層にある安定岩盤2まで所要数の削孔9を行い、この削孔9内にモルタル等のセメント系の定着材10を注入し、その中に必要な長さの鋼棒11を挿入して固結一体化させることにより、不安定岩盤2’を安定岩盤2に縫い付けて一体化させ、簡単な作業で低コストで迅速に不安定岩盤を安定化することができる。
【0014】
さらに、請求項3の発明では、崩壊の危険のある不安定岩盤2’の下方の部分を通してその底層にある安定岩盤2まで所要数の削孔9を行い、この削孔9内にモルタル等のセメント系の定着材10を注入し、その中に必要な長さの鋼棒11を挿入して固結一体化させ、前記不安定岩盤2’の下方の部分に最初に岩盤2,2’に固定した鋼棒11の露出頭部に鋼棒設置作業を行うのに必要な仮設移動足場12を仮止めし、この仮設移動足場12においてさらに上方の岩盤部に上記同様の鋼棒設置工(削孔−定着材注入−鋼棒挿入−固定)を施工した後、仮設移動足場12を取り外して上方に少し引き上げ、先に固定された鋼棒11に再度仮設移動足場を仮止し、順次同様に先行して施工した鋼棒11を利用しながら鋼棒設置工と仮設移動足場12の移動を繰り返して上方に施工を進行することにより、大規模な足場を用いることなく小さくて廉価な仮設移動足場を用い、しかも先行して施工した鋼棒11を利用して仮設足場12を順次仮止め及び取り外しを繰り返して上方に向かって移動しながら円滑かつ迅速に施工することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
崩落の危険性がある岩塊(転石)に対する対策工法の一の発明としては、不安定岩塊を周囲に防錆被覆を施したPC鋼撚り線で崩落の危険のない岩盤に耐久的に緊結する方法である。
【0016】
このPC鋼撚り線の緊結に先だって、崩落の危険性がある岩塊を挟んでこれが置かれている崩壊の危険のない安定岩盤の相対する1対又は複数対の位置に削孔を行い、各削孔の中にそれぞれ1〜複数本のPC鋼撚り線の端部を挿入すると共に、モルタル等のセメント系の定着材を注入してその固結により安定岩盤に固定する。
【0017】
相対して固定したPC鋼撚り線を崩壊の恐れのある岩塊に巻きつけ、相互のPC鋼撚り線同士を緊張しながら周囲に防錆被覆を施した鋼線接続具で緊結する。
【0018】
崩落の危険性がある不安定岩盤に対する対策工法の一の発明としては、崩壊の危険のある不安定岩盤を通してその底層にある安定岩盤まで削孔を行い、この削孔内にモルタル等のセメント系の定着材を注入し、その中に必要な長さの鋼棒を挿入し、この定着材で固結一体化した鋼棒を介して不安定岩盤を安定岩盤に縫い付けて一体化させる方法である。
【0019】
この施工に際しては崩壊の危険のある不安定岩盤の下方の部分から上方に向かって施工し、最初に岩盤に固定した鋼棒の露出頭部に鋼棒設置作業を行うのに必要な仮設移動足場を仮止めし、この仮設移動足場においてさらに上方の岩盤部に上記同様の鋼棒設置工(削孔−定着材注入−鋼棒挿入−固定)を施工した後、仮設移動足場を取り外して上方に少し引き上げ、先に固定された鋼棒に再度仮設移動足場を仮止めし、順次同様に先行して施工した鋼棒を利用しながら鋼棒設置工と仮設移動足場の移動を繰り返して上方に施工を進行してゆく。
【0020】
崩落の危険性がある岩塊に対する対策工法の他の発明としては、PC鋼撚り線による岩盤緊結で安定した岩塊の周りが洗堀される恐れがある場合に、その底部周囲にコンクリートやモルタルなどの根固め硬化材を盛り付けて洗堀防止を行う方法である。
【0021】
崩落の危険性がある岩塊に対する対策工法のさらに他の発明としては、PC鋼撚り線で緊結固定された岩塊の周囲部を通してその下方の安定岩盤まで複数本の削孔を行い、この削孔内にモルタル等のセメント系の定着材を注入し、その中に必要な長さの鋼棒を挿入して固結一体化させることにより、PC鋼撚り線により岩塊を仮設的に緊結固定した安定状態で、鋼棒の設置施工を行うことができ、これによって岩塊を定着材で固結した鋼棒により安定岩盤に縫い付けて一体化させる方法である。
【0022】
崩落の危険性がある岩塊に対する対策工法のさらに他の発明としては、周囲に防錆被覆を施したPC鋼撚り線で緊結固定された岩塊の周囲部を通してその下方の安定岩盤まで複数本の削孔を行い、この削孔内にモルタル等のセメント系の定着材を注入し、その中に必要な長さの鋼棒を挿入して固結一体化させることにより、PC鋼撚り線により岩塊を緊結固定した安定状態で、鋼棒の設置施工を行うことができ、これによって岩塊を定着材で固結した鋼棒により安定岩盤に縫い付けて一体化させ、PC鋼撚り線の緊結固定と併せて崩落をより確実に防止すると共に、PC鋼撚り線により緊結固定された岩塊が長期的な風化によってさらに小さく割れて剥離、分離する恐れがある場合においても、岩塊の崩落を確実に防止するようにした方法である。
【0023】
【実施例】
(実施例1)
【0024】
図2〜図10は崩落の危険性がある岩塊(転石)をPC鋼撚り線で崩落の危険のない岩盤に緊結する岩盤緊結工法の実施例を示したもので、先ず崩落の危険性がある岩塊(転石を含む)1を挟んでこれが置かれている崩壊の危険のない安定岩盤2の相対する1対又は複数対の位置に直径55mm〜135mm 程度の孔径で、必要深さの削孔3,3’を行う。
【0025】
次に、各削孔3,3’の中にそれぞれ1〜複数本のPC鋼撚り線4,4’の端部を挿入すると共に、モルタル等のセメント系の定着材5を注入してその固結により安定岩盤2に固定する。
【0026】
相対して固定したPC鋼撚り線4,4’をその周囲を覆う保護シース6と共に崩壊の恐れのある岩塊1に巻きつける。
【0027】
この場合、巻きつけるPC鋼撚り線4,4’は、複数対の削孔3,3’から各1本づつ出して並列的に巻き付けるか、あるいは一対又は複数対の削孔3,3’から複数本出して放射状に巻き付け、安全な位置において各相対するPC鋼撚り線4,4’を交差スリーブの端部に設けた楔定着具で斜め交差状に緊結する鋼線接続具7に通し、ジャッキによりPC鋼撚り線4,4’を緊張した状態で鋼線接続具7の楔定着具で締結し、岩塊1を安定岩盤2に緊結固定させる。
【0028】
この岩盤緊結工法に用いるPC鋼撚り線4,4’は図8に示すように、長期的に耐久性(防錆)を保持させるためにその周囲に被覆した保護シース6の端部を密封して削孔3,3’内に埋設すると共に、シース内部に防錆油8を注入し、さらに図10に示すように鋼線接続具7の周囲を防水保護膜7’で防錆被覆する。
【0029】
なお、この岩盤緊結工法を後述するように一時的な仮設として行う場合には、図7に示すように削孔3,3’から出た部分を保護シース6で周囲を覆ったPC鋼撚り線4,4’を用い、さらに図9に示すように周囲を防錆保護膜7’で被覆しない鋼線接続具7を用いる。
【0030】
(実施例2)
【0031】
図11及び図12は崩落の危険性がある不安定岩盤に鋼棒を通して固定する鋼棒挿入工法の実施例を示したもので、先ず崩壊の危険のある不安定岩盤2’を通してその底層にある安定岩盤2まで、直径40mm〜55mmの孔径で、必要深さの削孔9を並列して2本づつ行う。
【0032】
この削孔9内にモルタル、コンクリート等のセメント系の定着材10を注入し、その中に必要な長さの鉄筋、PC鋼棒あるいはロックボルト等の鋼棒11を挿入して固結一体化させ、これによって不安定岩盤2’を安定岩盤2に縫い付けて安定的に一体化させる。
【0033】
なお、鋼棒11としては鉄筋として用いる異形総ネジ式の鋼棒を使用することが好ましい。
【0034】
施工は崩壊の危険のある不安定岩盤2’の下方の部分から上方に向かって施工し、最初に岩盤2,2’に固定した上下2個所の鋼棒11の露出頭部に鋼棒設置作業を行うのに必要な仮設移動足場12を仮止めする。
【0035】
そして、この仮設移動足場12においてさらに上方の岩盤部に上記同様の鋼棒設置工(削孔−定着材注入−鋼棒挿入−固定)を施工した後、仮設移動足場12を取り外して上方に少し引き上げ、先に固定された上下2個所の鋼棒11に再度仮設移動足場12を仮止めし、順次同様に先行して施工した鋼棒11を利用しながら鋼棒設置工と仮設移動足場12の移動を繰り返して上方に施工を進行してゆく。
【0036】
全体の施工完了後、削孔9から出た不必要な鋼棒11の頭部を切断する。
【0037】
(実施例3)
【0038】
図13は上記岩盤緊結工法に根固めコンクリート工法を併用した実施例を示したもので、岩盤緊結で安定した岩塊1の周りが洗堀される恐れがある場合に、その底部周囲にコンクリートやモルタルなどの根固め硬化材13を打設又は吹付けにより盛り付けて洗堀防止を行う。
【0039】
(実施例4)
【0040】
図14及び図15は上記岩盤緊結工法に鋼棒挿入工法を併用した実施例を示したもので、先ず上記岩盤緊結工法を仮設的に併用する場合には、上記のように保護シース6や防錆油8で防錆被覆していないPC鋼撚り線4,4’や防錆保護膜7’で防錆被覆しない鋼線接続具7を用いて岩塊1を仮設的に緊結固定した状態で、岩塊1の周囲部を通してその下方の安定岩盤2まで複数本の削孔9を行い、この削孔9内にモルタル等のセメント系の定着材10を注入し、その中に必要な長さの鋼棒11を挿入して固結一体化させることにより、PC鋼撚り線4,4’により岩塊1を仮設的に緊結固定した安定状態で、鋼棒11の設置施工を安全に行い、これによって岩塊1を定着材10で固結した鋼棒11により安定岩盤に一体化させて崩落を確実に防止する。
【0041】
次に、上記岩盤緊結工法を本設的に併用する場合には、上記のように保護シース6や防錆油8で防錆被覆したPC鋼撚り線4,4’や防錆保護膜7’で防錆被覆した鋼線接続具7を用いて岩塊1を耐久的に緊結固定した状態で、岩塊1の周囲部を通してその下方の安定岩盤2まで複数本の削孔9を行い、この削孔9内にモルタル等のセメント系の定着材10を注入し、その中に必要な長さの鋼棒11を挿入して固結一体化させることにより、PC鋼撚り線4,4’により岩塊1を緊結固定した安定状態で、鋼棒11の設置施工を安全に行い、これによって岩塊1を定着材10で固結した鋼棒11により安定岩盤に縫い付けて一体化させて崩落を確実に防止すると共に、PC鋼撚り線4,4’により緊結固定された岩塊1が長期的な風化によってさらに小さく割れて剥離、分離する恐れがある場合においても、岩塊1の崩落を確実に防止する。
【0042】
【発明の効果】
以上の通りこの発明によれば、以下の効果を奏する。
【0043】
請求項1の発明では、崩落の危険性がある岩塊を挟んでこれが置かれている崩壊の危険のない安定岩盤の相対する1対又は複数対の位置に削孔を行い、各削孔の中にそれぞれ1〜複数本のPC鋼撚り線の端部を挿入すると共に、モルタル等のセメント系の定着材を注入してその固結により安定岩盤に固定し、相対して固定した周囲に防錆被覆を施したPC鋼撚り線を崩壊の恐れのある岩塊に巻きつけ、相対するPC鋼撚り線を緊張状態で接続する周囲に防錆被覆を施した鋼線接続具に通し、ジャッキによりPC鋼撚り線を緊張して、岩塊を比較的安全な岩塊の周辺部において安定岩盤に緊結固定するので、危険な作業を少なくして不安定な岩塊を耐久性を保持したPC鋼撚り線により安定的に緊結することができる。
【0044】
さらに請求項1の発明では、崩落の危険性がある岩塊を挟んでこれが置かれている崩壊の危険のない安定岩盤の相対する1対又は複数対の位置に削孔を行い、各削孔の中にそれぞれ1〜複数本のPC鋼撚り線の端部を挿入すると共に、モルタル等のセメント系の定着材を注入してその固結により安定岩盤に固定し、相対して固定したPC鋼撚り線を崩壊の恐れのある岩塊に巻きつけ、相対するPC鋼撚り線をこれらを互いに緊張状態で緊結する鋼線接続具に通し、ジャッキにより相対するPC鋼撚り線を緊張して緊結し、岩塊を安定岩盤に緊結固定すると共に、前記岩塊の周囲部を通してその下方の安定岩盤まで複数本の削孔を行い、この削孔内にモルタル等のセメント系の定着材を注入し、その中に必要な長さの鋼棒を挿入して固結一体化させるので、PC鋼撚り線により岩塊を仮設的に緊結固定した安定状態で、鋼棒の設置施工を安全に行うことができ、これによって岩塊を定着材で固結した鋼棒により安定岩盤に一体化させて崩落を確実に防止することができる。
【0045】
請求項2の発明では、崩落の危険性がある岩塊を挟んでこれが置かれている崩壊の危険のない安定岩盤の相対する1対又は複数対の位置に削孔を行い、各削孔の中にそれぞれ1〜複数本のPC鋼撚り線の端部を挿入すると共に、モルタル等のセメント系の定着材を注入してその固結により安定岩盤に固定し、相対して固定した周囲に防錆被覆を施したPC鋼撚り線を崩壊の恐れのある岩塊に巻きつけ、相対するPC鋼撚り線を緊張状態で接続する周囲に防錆被覆を施した鋼線接続具に通し、ジャッキによりPC鋼撚り線を緊張して、岩塊を安定岩盤に緊結固定した安定状態で、前記岩塊の周囲部を通してその下方の安定岩 盤まで複数本の削孔を行い、この削孔内にモルタル等のセメント系の定着材を注入し、その中に必要な長さの鋼棒を挿入して固結一体化させるので、PC鋼撚り線により岩塊を緊結固定した安定状態で鋼棒の設置施工を行うことができ、これによって岩塊を定着材で固結した鋼棒により安定岩盤に一体化させ、PC鋼撚り線の緊結固定と併せて崩落をより確実に防止することができると共に、PC鋼撚り線により緊結固定された岩塊が長期的な風化によってさらに小さく割れて剥離、分離する恐れがある場合においても、岩塊の崩落を確実に防止することができる。
【0046】
請求項3の発明では、崩壊の危険のある不安定岩盤を通してその底層にある安定岩盤まで所要数の削孔を行い、この削孔内にモルタル等のセメント系の定着材を注入し、その中に必要な長さの鋼棒を挿入して固結一体化させることにより、不安定岩盤を安定岩盤に縫い付けて一体化するので、簡単な作業で迅速かつ低コストで不安定岩盤を安定化することができる。
【0047】
さらに請求項3の発明では、崩壊の危険のある不安定岩盤の下方の部分を通してその底層にある安定岩盤まで、所要数の削孔を行い、この削孔内にモルタル等のセメント系の定着材を注入し、その中に必要な長さの鋼棒を挿入して固結一体化させ、前記不安定岩盤の下方の部分に最初に岩盤に固定した鋼棒の露出頭部に鋼棒設置作業を行うのに必要な仮設移動足場を仮止めし、この仮設移動足場においてさらに上方の岩盤部に上記同様の鋼棒設置工(削孔−定着材注入−鋼棒挿入−固定)を施工した後、仮設移動足場を取り外して上方に少し引き上げ、先に固定された鋼棒に再度仮設移動足場を仮止し、順次同様に先行して施工した鋼棒を利用しながら鋼棒設置工と仮設移動足場の移動を繰り返して上方に施工を進行することにより、大規模な足場を用いることなく小さくて廉価な仮設移動足場を用い、しかも先行して施工した鋼棒を利用して仮設足場を順次仮止め及び取り外しを繰り返して上方に向かって移動しながら円滑かつ迅速に施工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の総合的な実施例を示す側面図である。
【図2】この発明の第一実施例の一施工態様を示す横断面図である。
【図3】この発明の第一実施例の一施工態様を示す側面図である。
【図4】この発明の第一実施例の一施工態様を示す平面図である。
【図5】この発明の第一実施例の他の施工態様を示す側面図である。
【図6】この発明の第一実施例の他の施工態様を示す平面図である。
【図7】この発明の第一実施例におけるPC鋼撚り線の固定状態の一態様を示す断面図である。
【図8】この発明の第一実施例におけるPC鋼撚り線の固定状態の他の態様を示す断面図である。
【図9】この発明の第一実施例におけるPC鋼撚り線の接続状態の一態様を示す断面図である。
【図10】この発明の第一実施例におけるPC鋼撚り線の接続状態の他の態様を示す断面図である。
【図11】この発明の第二実施例の施工態様を示す側面図である。
【図12】この発明の第二実施例の施工態様を示す拡大断面図である。
【図13】この発明の第三実施例の施工態様を示す側面図である。
【図14】この発明の第四実施例の施工態様を示す横断面図である。
【図15】この発明の第四実施例の施工態様を示す平面図である。
【符号の説明】
1 岩塊
2 安定岩盤
3 削孔
3’ 削孔
4 PC鋼撚り線
4’ PC鋼撚り線
5 定着材
6 保護シース
7 鋼線接続具
7’ 防水保護膜
8 防錆油
9 削孔
10 定着材
11 鋼棒
12 仮設移動足場
13 根固め硬化材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to measures for preventing damage caused by rock collapse that affects the living environment on natural or constructed slopes of roads and railways, and a rock mass collapse countermeasure construction method that stabilizes rocks, rocks, rock masses, etc. that are likely to collapse. .
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a crusher that removes a stable boulder by dividing it with human power or gunpowder is known.
[0003]
In addition, rope wrapping and rope netting are known in which wire ropes are wound around a bedrock or rolling stone separated from the base in a grid pattern, or surrounded by a rope net.
[0004]
In addition, a rock mass adhesion work is known in which an injecting material with adhesive strength is injected into a rock block or a boulder that is likely to fall off from the base and is fixed in close contact.
[0005]
In addition, anchors and rock bolts are also known in which concrete tension or pressure plates are attached to the front of rock masses or rocks that are at risk of collapse, and are firmly fixed to the stable rock by anchors or rock bolts.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
There is a problem that the conventional crushing method cannot remove the falling rocks.
[0007]
Also, with conventional rope hangers and rope nets, it is only possible to hang a rope on a rock mass, so it is impossible to construct a rock mass that is likely to fall because the work involves danger. There is a problem that it is not possible to stabilize the contact (just wrap the collapsed rock in a rope).
[0008]
In addition, with conventional rock mass adhesion work, it is impossible to construct rock blocks and rocks that are likely to fall in addition to stable rocks and rock blocks at the present time because work involves danger, and because of the surface adhesion, the bonded rock is weathered. In the current situation where there are many cases, there is a problem that it is difficult to verify the effect of adhesion, in addition to the expectation of the effect of the adhesive strength of the material used.
[0009]
In addition, anchor work and rock bolt work require a large-scale work scaffolding, which increases the temporary cost, and in the case of a rock mass that is likely to fall during construction, it cannot be constructed as it is, and from the front of the collapsed rock mass There is a problem that it is very dangerous for construction and cost of safety measures during construction is required.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, the
[0011]
Further, according to the first aspect of the present invention, the
[0012]
According to the second aspect of the present invention, the
[0013]
In the invention of
[0014]
Furthermore, in the invention of
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
As one invention of the countermeasure method against rock mass (rolling stone) with the risk of collapse, the unstable rock mass is firmly connected to the rock mass without risk of collapse with PC steel stranded wire with anti-corrosion coating around it. It is a method to do.
[0016]
Prior to the tightening of the PC steel strands, drilling holes at one or more opposing positions on the stable rock mass where there is no risk of collapse across the rock mass with the risk of collapse, The ends of one or more PC steel stranded wires are inserted into the drilling holes, and a cement-based fixing material such as mortar is injected and fixed to the stable rock mass by consolidation.
[0017]
The PC steel stranded wires fixed relative to each other are wound around a rock block that may collapse, and the PC steel stranded wires are tightened with a steel wire connector having a rust-proof coating around the surroundings.
[0018]
As one invention of the countermeasure construction method for unstable rock mass with the risk of collapse, drilling is carried out to the stable rock mass in the bottom layer through unstable rock mass with risk of collapse, and cement system such as mortar is put in this drilled hole In this method, a steel rod of the required length is inserted, and the unstable rock mass is sewn to the stable rock mass through the steel rod consolidated and integrated with this fixing material. is there.
[0019]
In this construction, the temporary moving scaffolding necessary to install the steel rod on the exposed head of the steel rod first fixed to the rock mass is constructed from the lower part of the unstable rock mass that is at risk of collapse. , Temporarily install the same steel rod installation work (drilling-fixing material injection-steel rod insertion-fixing) on the upper rock mass in this temporary moving scaffold, then remove the temporary moving scaffold and move upward Pull it up a little, temporarily fix the temporary moving scaffold to the steel rod fixed earlier, and repeat the movement of the steel rod installation work and temporary moving scaffold while using the steel rods that were constructed in advance in the same way, and work upward Will proceed.
[0020]
As another invention of the countermeasure method for the rock mass with the risk of collapsing, there is concrete or mortar around the bottom when there is a risk of scouring around the stable rock mass due to the tightness of the rock mass by PC steel stranded wire This is a method to prevent scouring by placing hardened hardeners such as.
[0021]
As another invention of the countermeasure method for the rock mass with the risk of collapse, a plurality of holes are drilled through the periphery of the rock mass tightly fixed with PC steel strands to the stable rock mass below it. A cement-type fixing material such as mortar is injected into the hole, and a steel rod of the required length is inserted into the hole and solidified and integrated. In this stable state, the steel bar can be installed and constructed, and by this, the rock mass is sewn to the stable rock mass with the steel bar consolidated by the fixing material, and integrated.
[0022]
As another invention of the countermeasure method against the rock mass with the risk of collapsing, there are a plurality of pieces up to the stable rock mass below it through the circumference of the rock mass tightly fixed by PC steel stranded wire with rust-proof coating on the circumference By drilling a cement-type fixing material such as mortar into this drilling hole, inserting a steel rod of the required length into the hole and solidifying and integrating it, the PC steel stranded wire The steel bar can be installed and installed in a stable state where the rock mass is tightly fixed, and by this, the rock mass is sewn and integrated with the stable rock mass by the steel rod solidified with a fixing material. In addition to preventing the collapse more reliably in conjunction with the tightening, the rock collapse even when there is a risk that the rock fixed tightly by the PC steel stranded wire may be further broken and separated and separated by long-term weathering In a way that reliably prevents That.
[0023]
【Example】
Example 1
[0024]
2 to 10 show examples of a rock mass binding method in which a rock block (roll stone) with a risk of collapse is bonded to a rock mass with no risk of collapse with a PC steel stranded wire. First, there is a risk of collapse. A rock block (including a boulder) 1 is placed between the
[0025]
Next, the end portions of one to a plurality of PC steel stranded
[0026]
Relatively fixed PC steel stranded
[0027]
In this case, the PC steel stranded
[0028]
As shown in FIG. 8, the PC steel stranded
[0029]
In addition, when performing this rock mass binding method as temporary provision so that it may mention later, as shown in FIG. 7, the PC steel strand wire which covered the circumference | surroundings with the
[0030]
(Example 2)
[0031]
11 and 12 show an embodiment of a steel rod insertion method in which a steel rod is fixed to an unstable rock mass having a risk of collapsing. First, it is in the bottom layer through the unstable rock mass 2 'which has a risk of collapse. Up to the
[0032]
A cement-type fixing material 10 such as mortar or concrete is injected into the hole 9 and a
[0033]
In addition, as the
[0034]
Work is done from the lower part of the unstable rock mass 2 'where there is a risk of collapse upward, and the steel bars are installed on the exposed heads of the upper and lower steel bars 11 fixed to the
[0035]
And after constructing the same steel rod installation work (drilling-fixing material injection-steel rod insertion-fixing) in the upper rock mass in this temporary moving
[0036]
After completion of the entire construction, the head of the
[0037]
(Example 3)
[0038]
FIG. 13 shows an embodiment in which a solidified concrete method is used in combination with the above-described bedrock binding method. When there is a risk of scouring around the rock mass 1 that is stable due to bedrock bonding, concrete or The
[0039]
Example 4
[0040]
FIGS. 14 and 15 show an embodiment in which a steel rod insertion method is used in combination with the rock mass binding method. First, when the rock mass binding method is temporarily used in combination, the
[0041]
Next, when the above-mentioned bedrock binding method is used in combination, the PC steel stranded
[0042]
【The invention's effect】
As described above, the present invention has the following effects.
[0043]
According to the first aspect of the present invention, a hole is drilled at a pair or a plurality of pairs of positions of a stable rock mass where there is no risk of collapse where a rock block with a risk of collapse is sandwiched. Insert the ends of one or more PC steel strands into each, and inject a cement-based fixing material such as mortar and fix it to the stable rock mass by consolidation, and prevent the surrounding fixed Wrap a PC steel stranded wire with rust coating around a rock mass that may collapse, pass the opposite PC steel stranded wire in a tensioned state, and pass it through a steel wire connector with a rust-proof coating around it. Tighten the PC steel strands to tightly fix the rock mass to the stable rock mass at the periphery of the relatively safe rock mass, so that the PC steel maintains the durability of the unstable rock mass with less dangerous work Tightening can be stably performed by a stranded wire.
[0044]
Furthermore, in the invention of claim 1, holes are drilled at one or more pairs of opposing positions on a stable rock mass where there is no risk of collapse where a rock mass that is at risk of collapse is sandwiched. Insert one or more ends of PC steel strands into each, and inject a cement-based fixing material such as mortar and fix it to the stable rock mass by consolidation, PC steel fixed relative to each other Wrap the stranded wire around a rock mass that may collapse, pass the opposing PC steel stranded wire through a steel wire connector that is tightly connected to each other, and tighten the opposing PC steel stranded wire with a jack In addition, the rock mass is tightly fixed to the stable rock mass, and a plurality of holes are drilled through the periphery of the rock mass to the lower stable rock mass, and a cement-based fixing material such as mortar is injected into the borehole, Insert a steel rod of the required length into it and consolidate it Therefore, it is possible to safely install and install the steel bar in a stable state where the rock block is temporarily fixed tightly with PC steel stranded wire, and this allows the rock block to be stably fixed by the steel bar consolidated with a fixing material. Can be reliably prevented from collapsing.
[0045]
According to the second aspect of the present invention, a hole is drilled at one or more pairs of positions in a stable rock mass that is not at risk of collapsing where a rock block that is at risk of collapsing is placed. Insert the ends of one or more PC steel strands into each, and inject a cement-based fixing material such as mortar and fix it to the stable rock mass by consolidation, and prevent the surrounding fixed Wrap a PC steel stranded wire with rust coating around a rock mass that may collapse, pass the opposite PC steel stranded wire in a tensioned state, and pass it through a steel wire connector with a rust-proof coating around it. nervous the PC steel strands, in a stable state in which Tightened secure the rock mass in a stable rock performs plural drilling through the surrounding portion to a stable rock Release thereunder of the rocks, the mortar in the drilling Inject a cement-based fixing material such as a steel rod and insert a steel rod of the required length into it. Therefore, it is possible to install the steel bar in a stable state where the rock mass is tightly fixed with PC steel strands, and this makes the rock mass stable with the steel rod consolidated with the fixing material. Combined with PC steel stranded wire tightly fixed, it can prevent collapse more reliably, and the rock mass tightly fixed by PC steel stranded wire is further broken and separated and separated by long-term weathering Even when there is a risk of failure, the rock mass can be reliably prevented from collapsing.
[0046]
In the invention of
[0047]
Furthermore, in the invention of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a comprehensive embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing one construction mode of the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a side view showing one construction mode of the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a plan view showing one construction mode of the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a side view showing another construction mode of the first embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a plan view showing another construction mode of the first embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing one embodiment of a fixed state of a PC steel stranded wire in the first embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a sectional view showing another aspect of the fixed state of the PC steel stranded wire in the first embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing one embodiment of a connection state of PC steel stranded wires in the first embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing another aspect of the connection state of the PC steel stranded wire in the first embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a side view showing a construction mode of a second embodiment of the present invention.
FIG. 12 is an enlarged sectional view showing a construction mode of the second embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a side view showing a construction mode of a third embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a transverse sectional view showing a construction mode of a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a plan view showing a construction mode of a fourth embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (3)
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