JP3964503B2 - ハーフトーン画像からの連続色調画像の作成方法 - Google Patents

ハーフトーン画像からの連続色調画像の作成方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、元の連続色調画像から発生させたハーフトーン画像を連続色調の画像に逆変換するための方法と装置に関する。特に、ウエーブレット(wavelet) に基づく技術を使用し、ハーフトーン技術およびハーフトーンの知識とは無関係にハーフトーン画像から高品質の連続色調画像を発生できる方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
ハーフトーン化は、連続色調、すなわちコントーン(contone) またはグレースケール(無彩色スケール)の画像から2値化した画像、すなわち2色調の画像を発生することを指す。一般に、グレースケールの画像は、黒(または他の単一色)と白とによる連続色調画像を指すが、コントーン画像は、フルカラーの画像または単一色と白とによる画像であることができる。何れの場合も、ハーフトーン画像は、種々のハーフトーン化技術の任意のものを使用してコントーン(フルカラーまたはグレースケール)の画像から発生される。これらの種々の技術には次のものが含まれる。1)集合ドット、分散ドット、確率スクリーンなどの閾値アレーまたはディサリング(dithering );2)エラー拡散などの適応プロセス;3)最小自乗法、直接バイナリーサーチなどの対話型プロセス。なお、このリストは完全なものではないことを理解されたい。
【0003】
また、ハーフトーン化は多くのものを一つにする(many-to-one )プロセスである。すなわち、特定のハーフトーン化技術が使用されたか否かに関わらず、元のコントーン画像の多くの変形(variations)が同一のハーフトーン画像になるであろう。
【0004】
非スクリーニング(unscreening) は、元のコントーン画像のハーフトーン化を「取り消す」ためのプロセスを指す。より正確には、非スクリーニングは、元のハーフトーン画像からコントーン画像を作り出すことを指す。ハーフトーン化は多くのものを一つにするプロセスであるため、非スクリーニングは、一般に一つのものを多くのものにする(one-to-many )プロセスである。すなわち、得られたコントーン画像の多くの変形の任意の一つを、元のハーフトーン画像から非スクリーニングによって作り出すことができる。
【0005】
非スクリーニングの目的は、元のハーフトーン自体を作るのに使用された元のコントーン画像に最も近似した非スクリーニングされたコントーン画像を発生することである。したがって、従来の非スクリーニングの技術は、元のハーフトーン画像を作るのに使用した特定のハーフトーン技術に基づいて開発されている。すなわち、従来の各非スクリーニング技術は、特定のハーフトーン技術を使用して作られたハーフトーン画像を非スクリーニングするためのみに設計された。
【0006】
例えば、P.W.ウォン(Wong)による「誤差拡散のための逆ハーフトーン化および核推定(Inverse Halftoning and Kernel Estimation for Error Diffusion)」、画画像処理に関するIEEE議事録、Vol.4、No.4、486〜498頁、1995年4月では、誤差拡散されたハーフトーン画像を非スクリーニングするための繰り返し法が三つ開示されている。この三つの繰り返し法とは、1)線型フィルタリングと統計的平滑化、2)最小平均二乗誤差(MMSE)投影、および3)最大アプリオリ確率(MAP)投影である。これらの繰り返し法の各々は誤差拡散したハーフトーン画像中に存在する特徴に基づくものである。非スクリーニングされるべきハーフトーン画像が、誤差拡散によって元のコントーン画像から形成されていない場合、これらの方法は適切でなくなる。なぜなら、それらの方法は誤差拡散されていないハーフトーン画像から質の劣ったコントーン画像を発生するためである。
【0007】
例えば、494頁と496頁のアルゴリズム2および3においてウォンが開示したMAP投影非スクリーニング技術では、誤差拡散したハーフトーン画像を作るのに使用した誤差拡散核(kernel)が事前に分かっていなくても、誤差拡散されたハーフトーン画像を非スクリーニングすることができる。しかし、MAP投影非スクリーニング技術では、ハーフトーン画像は誤差拡散にによって形成されたものであると仮定される。したがって、MAP投影非スクリーニング技術を実行するシステムでは、誤差拡散されたハーフトーン画像のみが供給されるか、誤差拡散されていないハーフトーン画像を排除するためのゲートキーパー(門番)が必要となる。さもないと、そのようなシステムに、例えば集合ドット技術によって形成されたハーフトーン画像が供給された場合、MAP投影非スクリーニングシステムが評価し、画像を非スクリーニングするための、ハーフトーン画像に埋め込まれた誤差拡散核が存在しないであろう。したがって、そのようなシステムが誤差拡散されていないハーフトーン画像に対して動作した場合には、アルゴリズム2のステップ5の要件を満たさない可能性が高く、したがって、終わりのないループに入ったままになるであろう。
【0008】
ディサリング(dithering )されたハーフトーン画像を非スクリーニングすることに関する他のシステムがC.M.ミセリ(Miceli)らによる「逆ハーフトーン化(Inverse Halftoning)」、J.Electron.Imaging、Vol.1、143〜151頁、1992年4月、Z.ファン(Fan )による「デジタルハーフトーンからのグレーイメージの検索(Retrieval of Gray Images From Digital Halftones )」、ISCAS会報、2477〜2480頁、1992年5月、A.アナロウイ(Analoui )らによる「ハーフトーンからの連続色調の再構築に関する新たな結果(New Results On Reconstruction of Continuous-Tone From Halftone)」、ICASSP会報、vol.III、313〜316頁、1992年3月、およびR.S.カーン(Kern)らによる「線型フィルタリングと繰り返し技術による非スクリーニング(Descreening Via Linear Filtering and Iterative Techniques )」、SPIE会報、vol.1913、299〜309頁、1993年2月に開示されている。特に、これらの文献に開示された非スクリーニング技術は何れも空間領域において動作し、インパルス除去(ミセリ)、ロジックフィルタリング(ファン)、コンベックスセットへの投影(アナロウイ)、および連続近似(アナロウイ、カーン)の内の種々のものを使用したローパスフィルタリングを使用している。
【0009】
ディサリングおよび/または誤差拡散されたハーフトーン画像のための他の非スクリーニング技術は、S.ハイン(Hein)らによる「誤差拡散コード化画像のハーフトーンから連続色調への変換(Halftone to Continuous-Tone Conversion of Error-Diffusion Coded Images)」、IEEE会報、画画像処理、Vol.4、208〜216頁、1995年2月、S.M.シュワイザー(Schweizer )らによる「色調復元の対するベイズ的アプローチ(A Bayesian Approach to Palette Restoration)」、SPIE会報、vol.1913、282〜292頁、およびM.Y.チン(Ting)らによる「ハーフトーンからグレースケールへのデコーダと予測的に切り詰めた木構造ベクトル量子化を使用した誤差拡散した画像の圧縮(Error Diffused Image Compression Using a Halftone-to-Grayscale Decoder and Predictive Pruned Tree-Structured Vector Quantization)」、IEEE会報、画画像処理、Vol.3、854〜858、1994年11月に開示されている。特に、ハインは、非スクリーニングの問題を、平均二乗誤差を最小にする二次計画法の問題として述べている。シュワイザーでは、ディサリングされ誤差拡散されたハーフトーン画像から連続色調画像を再構築するために統計的アプローチが適用されている。チンにおいては、誤差拡散されたハーフトーン画像の非スクリーニングが、ベクトル量子化技術に基づきルックアップテーブルを使用して行われている。しかし、以上概説した非スクリーニング技術の何れも、ハーフトーン画像に関しての情報と無関係には動作しない。
【0010】
更に、全てではないものの、以上概説した非スクリーニングの多くのものは、二進ハーフトーン値の空間分布に基づいて動作する。非スクリーニングの実際的な使用の一つは、新聞、雑誌、本などの書類の印刷されたハーフトーン画像を走査して得た電子的なハーフトーン画像から電子的なコントーン画像を復元することである。この場合、電子的なハーフトーン画像を作るためにハーフトーン画像が走査される。しかし、ハーフトーンの空間解画像度がスキャナの空間解画像度と正確に一致している可能性は非常に低いため、スキャナは電子的ハーフトーン画像を作る時にハーフトーン画像を空間的にフィルタにかけてしまう。したがって、走査したハーフトーン画像を非スクリーニングする時、非スクリーニング技術は、ハーフトーン化プロセスから得られたハーフトーン値を、走査中にハーフトーン画像を空間的にフィルタにかけることによって得られた値と区別するか、さもなければそれを分離しなければならない。
【0011】
したがって、非スクリーニングされるべきハーフトーンを作ったハーフトーン化プロセスに関する知識(ハーフトーン化プロセスの形式など)とは無関係に動作する汎用の非スクリーニング技術に対するニーズがある。さらに、非スクリーニングされるべきハーフトーン画像が走査によって得たものであるか否かとは無関係に動作する汎用の非スクリーニング技術に対するニーズもある。
【0012】
したがって、本発明は、任意のハーフトーン画像を作ったハーフトーン化プロセスに関する知識(ハーフトーン化プロセスの形式など)とは無関係に任意のハーフトーン画像を非スクリーニングするための非スクリーニング方法および装置を提供する。
【0013】
また、本発明は、ハーフトーン画像が走査によって得たものであるか否かに関わらず任意のハーフトーン画像を非スクリーニングするための非スクリーニング方法および装置を提供する。
【0014】
このために、本発明は、ウエーブレットに基づく汎用の非スクリーニング方法と装置を提供する。
【0015】
さらに、本発明は、ハーフトーン雑音を除去して、元の画像の内容の殆どを保存する一連の空間的および周波数的なフィルタを使用してハーフトーン画像を選択的に処理するための方法と装置を提供する。
【0016】
また、本発明は、得られたコントーン画像を非線型的にフィルタ処理して最終的なコントーン画像を作るための方法と装置を提供する。
【0017】
さらに、本発明は、パラメータ予測とは無関係であり、このため走査によって得たハーフトーン画像などの全ての形式のハーフトーン画像に対して汎用的に使用できる方法と装置を提供する。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の態様に従うと、ハーフトーン画像から連続色調画像を作るための方法であって、ハーフトーン画像を複数のサブバンド画像に分解する工程と、この複数のサブバンド画像から雑音とパターンの内の少なくとも一つを選択的に除去する工程と、複数のサブバンド画像を連続色調画像に再構成する工程とを含むことを特徴とする。
【0019】
特に、本発明の方法は、
元のハーフトーン画像を複数のサブバンド画像に分解する工程と、
この複数のサブバンド画像の各々の縁でない領域から雑音を減衰させる工程と、
この雑音が減衰された複数のサブバンド画像の各々に対して方向性(oriented)フィルタ処理を行う工程と、
この方向性フィルタ処理され、雑音が減衰された複数のサブバンド画像を初期コントーン画像に再構成する工程と、
非線型の縁保存型フィルタを使用して初期のコントーン画像をフィルタ処理し、最終的なコントーン画像を形成する工程とを含む。
【0020】
また、本発明による方法の分解工程は、離散ウエーブレット変換(discrete
wavelet transform )に基づき、元のハーフトーン画像を複数の異なる周波数のサブバンド画像に分解する工程を含む。この分解工程は、複数の上位レベルの異なる周波数のサブバンド画像の一つを複数の下位レベルの異なる周波数のサブバンド画像に分解する工程と、この上位レベルサブバンド画像分解工程を複数回繰り返す工程とを更に含む。
【0021】
雑音減衰工程は、高周波数サブバンド画像の画素の大きさをクリップする工程を含み、さらに各レベルのサブバンド画像のについて親サブバンド画像の大きさに重み付けをする工程と、高周波数サブバンド画像の大きさを、それらの親サブバンド画像の重みの付けられた大きさまでの範囲でクリップする工程とを含む。さらにまた、重み付けの値はレベル毎に変化する。また、このクリップ工程は、高周波数サブバンド画像の縁に適応される。
【0022】
方向性フィルタ処理工程は、一次元ローパスフィルタを各サブバンド画像の方位に沿って適用する工程を含む。すなわち、垂直サブバンド画像に対しては水平ローパスフィルタを適用し、水平サブバンド画像に対しては垂直ローパスフィルタを適用し、傾斜したサブバンド画像に対してはX形状のローパスフィルタを適用する。また、この方向性フィルタ処理工程は、サブバンド画像の解画像度にフィルタ処理を適応させる工程を含む。加えて、この方向性フィルタ処理工程は、スクリーンパラメータの推定値に基づいて適切なフィルタを選択する工程を含む。
【0023】
初期コントーン画像をフィルタ処理する工程は、フーバー・マルコフ(Huber Markov)のランダムフィールド(HMRF)を使用してモデル化した空間平滑度拘束を使用して初期コントーン画像を非線型フィルタ処理する工程を含み、またσ−フィルタに基づくフィルタ処理などの縁保存法を使用して初期のコントーンを非線型的にフィルタ処理する工程を、HMRF空間平滑度拘束の代わりに、またはそれに加えて含んでいてもよい。
【0024】
上記のおよびその他の本発明の特徴と利点は、好適な実施の形態についての以下の詳細な説明に記載されるか、または詳細な説明から明らかである。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明は、図1および図2に示すようなハーフトーン画像を、図23および図24に示すような連続色調のすなわち「コントーン」な画像に変換することに関するものである。図1は400×400画素の誤差拡散ハーフトーン画像を示す。図2は3×3集合ドットハーフトーン化によって形成した同じ画像を示す。
【0026】
図3に示すように、これらの画像は、バイナリープリンタなどによる印刷のためにハーフトーン画像を発生するようにプログラムされたコンピュータなどのハーフトーン画像発生器200によって形成されたものである。汎用ハーフトーン画像非スクリーニング装置100へ直接入力されるであろう電子的データとして形成され記憶される画像を電子的ハーフトーン画像と呼ぶ。一般に、ハーフトーン画像発生器300は任意のハーフトーン画像のソースでよい。
【0027】
これに対し、図25に示すように、ハーフトーン画像を、バイナリープリンタで印刷してその後スキャナ300で走査し、これによって汎用ハーフトーン画像非スクリーニング装置100のための入力データを発生することができる。図25に示す走査によって得たハーフトーン画像では、元の画像の解画像度は400×400画素であった。この元の画像を2倍にし、4×8集合ドットを用いてハーフトーン化した。このハーフトーン画像を300spiで印刷し、その後200spiで走査した。
【0028】
何れの場合も、処理すべきハーフトーン画像が元の電子的ハーフトーン画像であるか走査されたハーフトーン画像であるによって、画像はハーフトーン画像発生器200またはスキャナ300から入力ライン103を介して汎用ハーフトーン画像非スクリーニング装置100のハーフトーン画像入力システム130に入力される。
【0029】
一般に、本発明の一つの実施の形態においては、汎用ハーフトーン画像非スクリーニング装置100は、コントローラ110、メモリ120、ハーフトーン画像入力システム130、Nステージハーフトーン画像デコンポーザ140、サブバンド画像雑音および/またはパターンフィルタシステム150、サブバンドから連続色調画像を再構成するNステージリコンポーザ160、連続色調画像フィルタシステム170、および連続色調画像出力システム180を含む。これらの要素の各々は制御バス190とデータバス195によって相互接続されている。汎用ハーフトーン画像非スクリーニング装置100は、プログラムされた汎用コンピュータ上で実現するのが好ましい。しかし、汎用ハーフトーン画像非スクリーニング装置100は専用コンピュータ、プログラムされたマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラと周辺集積回路要素、およびASICまたはその他の集積回路、ディスクリート回路要素などのハードウエアによる電子的または論理的回路、PLD、PLAまたはPALなどのプログラマブル論理デバイスなどによって実現することができる。一般に、図11〜図16に示すフローチャートを実施できる任意のデバイスを、汎用ハーフトーン画像非スクリーニング装置100を実施するために使用できる。
【0030】
ハーフトーン画像入力システム130は、ネットワークへのLAN接続、公衆電話回線網を介して大型コンピュータ、マイクロコンピュータ、ミニコンピュータ、またはパーソナルコンピュータに接続されたモデム、スキャナ300に接続されたパラレルポートまたはシリアルポートなどであることができる。ハーフトーン画像データがハーフトーン画像入力システム130を介して汎用ハーフトーン画像非スクリーニング装置100に入力されると、ハーフトーン画像データはメモリ120に記憶される。
【0031】
メモリ120は、RAM、フラッシュメモリ、PROM、EPROMおよびEEPROMなどの書込み可能なメモリとROMなどの書込みの不可能なメモリの両方を含むことができる。RAMはスタティックまたはダイナミックRAMであることが好ましい。しかし、メモリ120は、フロッピーディスクとディスクドライブ、書込み可能型光ディスクとディスクドライブ、ハードディスクなどを使用して実現できる。
【0032】
元のハーフトーン画像がメモリ120に記憶されると、それはNステージハーフトーン画像デコンポーザ140に出力され、そこで複数のサブバンド画像レベルに分解される。各サブバンド画像レベルは複数のサブバンド画像を含んでいる。元のハーフトーン画像がNステージハーフトーン画像デコンポーザ140によってサブバンドに一旦分解されると、このサブバンド画像はメモリ120に記憶される。その後、サブバンド画像からハーフトーンエネルギーを濾去するためにサブバンド画像はサブバンド雑音および/またはパターンフィルタシステム150に出力される。フィルタ処理されたサブバンド画像はその後メモリ120に記憶される。
【0033】
そして、記憶されたフィルタ処理済のサブバンド画像は、サブバンドから連続色調画像を再構成するNステージリコンポーザ160に出力される。このリコンポーザ160は、サブバンド画像をコントーンの初期単一画像に再構成する。その後、この初期コントーン画像はメモリ120に記憶される。そして、初期コントーン画像はメモリ120から読み出され、連続色調画像フィルタシステム170に出力される。この連続色調画像フィルタシステム170は元のコントーン画像をフィルタ処理し、強調されたコントーン画像を形成する。初期コントーン画像は、空間平滑度拘束を有する非線型フィルタまたはその他の縁保存フィルタリング方法を使用して強調し、初期コントーンを平滑にするとともにフィルタ化または再構成による人為的結果(artifact)を除去することが好ましい。最終コントーン画像はその後メモリ120に記憶される。
【0034】
最終コントーン画像を印刷する時、最終コントーン画像がメモリ120から連続色調画像出力システム180に出力される。連続色調画像出力システム180は、最終コントーン画像を、プリンタ400、ハーフトーン画像発生器200、またはコンピュータ、データ記憶装置などのその他の装置に出力ライン106を介して出力する。
【0035】
さらに、印刷する代わりに、最終コントーン画像を更に処理することもできる。この追加の処理には、圧縮、画画像認識、異なるハーフトーンプロセスまたは異なるハーフトーン化パラメータを用いた再スクリーニング、および種々の画像操作処理を含むことができる。これらの種々の画像操作処理には、拡大、縮小、フリッピング(flipping)、回転などが含まれる。このような画画像操作処理は元のハーフトーン画像に適用できるが、一般にそれらは非スクリーニングされたコントーン画像により簡単にまたは全体的に適用できる。例えば、広い範囲の回転角度をコントーン画像に使用できる。
【0036】
したがって、連続色調画像出力システム180は、パラレルまたはシリアルのプリンタポート、LAN接続、モデムなどでよい。同様に、コントーン画像を受け取る装置は、上記した機能の何れかを行える任意の装置でよい。
【0037】
したがって、汎用ハーフトーン画像非スクリーニング装置100、連続色調画像出力システム180、およびハーフトーン画像入力システム130は、実際には同一の装置であり、入力ライン103と出力ライン106は、実際には同一のラインである。また、ハーフトーン画像入力システム130、Nステージハーフトーン画像デコンポーザ140、サブバンド画像雑音および/またはパターンフィルタシステム150、サブバンドから連続色調画像を再構成するNステージリコンポーザ160、または連続色調画像フィルタシステム170の各々からの処理された画像出力を記憶することは絶対に必要なものでない。各サブシステムから出力されるサブバンド画像またはコントーン画像は次の下流側のサブシステムに直接入力することができる。
【0038】
また、図3ではサブシステムの各々が別々のものとして示されているが、プログラム式汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、ASIC、または本発明の汎用ハーフトーン画像非スクリーニング装置100を実施できるその他の装置においては、これらのサブシステムを実現する実際の回路要素は、汎用ハーフトーン画像非スクリーニング装置100のサブシステム110、130〜180の全てとはいかないまでも、それらの内の複数のものに対して共通である可能性が高い。
【0039】
本発明の実施の形態では、離散ウエーブレット変換を用いてハーフトーン画像を異なる周波数のサブバンド画像に分解している。離散ウエーブレット変換とその逆変換は、M.ベターリ(Vetterli)とJ.コバセビック(Kovacevic)による「ウエーブレットとサブバンドコーディグ(Wavelets and Subband Coding )」、Prentice Hall PTR(1995年)、G.ストラング(Strang)とT.ニューエン(Nguyen)による「ウエーブレットとフィルタバンク(Wavelets and Filter Banks )」、Wellesley−CambridgePress(1996年)、およびY.T.チャン(Chan)による「ウエーブレットの基礎(Wavelet Basics )」、Kluwer Academic Publishers(1995年)に完全に記載されており、これらを本明細書の一部を構成するものとして参照する。離散ウエーブレット変換は、得られるサブバンド画像において非スクリーニングをより高い効率で行えるために使用される。ハーフトーン化プロセスのエネルギーは主に高周波数のサブバンド画像に存在するが、周波数が低く、解画像度が粗いサブバンド画像は信号エネルギーを主に含んでいる。
【0040】
ウエーブレット分解は、周波数領域および空間領域の何れにおいても処理を容易にする。高周波数サブバンド画像では、信号エネルギーとハーフトーン化エネルギーが大量に混じっている。また、高周波数サブバンド画像は、縁位置における重要な縁情報に対応する信号エネルギーを含んでいる。分離したフィルタバンクを使用することにより、クアッドツリー(quadtree)構造のサブバンド画像に分解される。このクアッドツリー構造のサブバンド画像の各々は異なった方位を有する。所定のサブバンド画像レベルの各々について、3個の高周波数サブバンド画像、(“LH”サブバンド画像、“HL”サブバンド画像、および“HH”サブバンド画像)が存在し、これらは水平方位、垂直方位、傾斜方位にそれぞれ対応している。解画像度が最も粗いレベルでは、サブバンド画像は、“LL”サブバンド画像と呼ばれるローパス周波数サブバンド画像も含んでいる。
【0041】
異なる解画像度レベルのサブバンド画像の間には親子関係が存在する。この関係は“ツリー”と呼ばれる。この関係が図10に示されている。サブバンド画像の各係数は、次のより細い解画像度の同じ方位のサブバンド画像において同じ空間位置にある4個の子供を有する。ただし、各係数が3個の子供しか有しないローパスLLサブバンド画像は例外である。このように、レベル全体を通して親子関係が存在している。一般に、子孫の係数の大きさは、それらの親に対して増加することはない。すなわち、画像のパワースペクトルは、周波数が増加するにつれて衰える。したがって、もし係数がその大きさに関して重要でないことが分かった場合、その子供も重要でない可能性が高い。
【0042】
多くの画像については、この仮定は一般的に有効である。ツリー拘束に違反しているということは、ハーフトーン化エネルギーが存在していることを示す場合が多い。すなわち、ハーフトーンエネルギーの存在は、画像信号のスペクトル特性と矛盾する。したがって、高周波サブバンド画像の係数はクリップされ、それらの大きさはそれら親の係数の大きさ以下である。このツリーに基づくクリッピングは、解画像度が粗い高周波サブバンド画像には適用されない。なぜなら、これらのサブバンド画像の殆どは一般に信号情報を含んでおり、高周波数の親サブバンド画像を有していないからである。
【0043】
したがって、ハーフトーンエネルギーの殆どは、縁の回りを除いてツリーに基づくクリッピングプロセスにおいて抑制されるか濾去される。各高周波サブバンド画像は、主にその方位に沿った情報を含んでいるため、上記のプロセスは、画像データから残存するハーフトーン雑音を更に濾去するために使用できる。垂直または水平に方向づけられたサブバンド画像に対してはそれらの方位に沿って一次元のローパスフィルタが適用される。傾いて方向づけられたサブバンド画像に対してはX形状のローパスフィルタが適用される。すなわち、傾斜したサブバンド画像は、より厳しくローパスフィルタ処理される。なぜなら、それらは一般に、含んでいる信号情報が少なく、より多くのハーフトーン雑音を含んでいるからである。この第2レベルのフィルタ処理は、ローパスLLサブバンド画像と同じ粗さの解画像度のレベルのサブバンド画像を含め、全ての高周波サブバンド画像に適用される。方向性フィルタ処理は、例えば、Lポイントランニング平均化であることが好ましい。 一般に、2つのサブバンド画像フィルタリング工程を経た初期の再構成されたコントーン画像は、信号情報の消失に起因して幾分曖昧になるかまたはむらが生じている。特に、高周波信号情報の消失により、“リンギング(ringing )”アーティファクト(artifact)が生じる。したがって、再構築された連続色調画像は、マルコフのランダムフィールドによってモデル化した空間平滑度拘束を有する非線型フィルタ処理を用いて強調処理することが好ましい。マルコフのランダムフィールドは、フーバーミニマックス関数と呼ばれる特定のギブズポテンシャル関数を使用して組み込まれる。この関数が図18に示されている。この関数の二次セグメントは閾値T以下での不連続部分の平滑化を容易にし、直線セグメントは鋭い縁部を保存する。この様な画像強調技術は、アーティファクトを大幅に減少させ、元の画像の細部を保存する。σ−フィルタに基づくフィルタ処理などの他の縁保存フィルタ処理方法も使用できる。σ−フィルタに基づくフィルタ処理は、J.リー(Lee )による「デジタルイメージスムージングおよびσ−フィルタ(Digital Image Smoothing and the σ-Filter )、Computer Image Graphics and Image Processing、Vol.24、255〜269頁、1983年に記載されており、これを本明細書の一部を構成するものしてここに援用する。実際には、HMRFに基づくフィルタ処理とσ−フィルタに基づくフィルタ処理を用いて再構成されたコントーン画像を連続的に処理することによって最良の結果が得られる。
【0044】
したがって、図4に示すように、Nステージのハーフトーンデコンポーザ140は、第1ステージ(ハーフトーンからサブバンドへの)デコンポーザ141、第2ステージ(サブバンドからサブバンドへの)デコンポーザ142など第Nステージ(サブバンドからサブバンドへの)デコンポーザまでを含んでいる。入力ハーフトーン画像は、データバス195を介してNステージのハーフトーンデコンポーザ140に入力され、第1ステージデコンポーザ141に到る。第1ステージデコンポーザ141は、ローパスLL1 サブバンド画像と3個の高周波LH1 、HL1 、およびHH1 サブバンド画像を発生し、これらは分解されたサブバンド画像としてデータバス195に出力される。
【0045】
低周波LL1 サブバンド画像は第2ステージデコンポーザ142に入力される。この第2ステージデコンポーザ142は、低周波LL1 サブバンド画像を低周波LL2 サブバンド画像と3個の高周波LH2 、HL2 、およびHH2 サブバンド画像に分解する。3個の高周波サブバンド画像もデータバス195に出力される。分解プロセスが続けられ、各後続のデコンポーザステージは前のデコンポーザステージからのLLサブバンド画像を分解する。これが第Nステージデコンポーザ14Nまで行われる。低周波LLN サブバンド画像は更に分解されるのではなく、第Nステージデコンポーザ14Nによって3個の高周波LHN 、HLN 、およびHHN サブバンド画像と一緒にデータバス195に出力される。
【0046】
同様に、図5に示すように、サブバンド画像を連続色調画像に再構成するNステージリコンポーザ160は、第1ステージ(サブバンドからサブバンドへの)リコンポーザ161、第2ステージ(サブバンドからサブバンドへの)リコンポーザ162など第Nステージ(サブバンドから連続色調画像への)リコンポーザ16Nまでを含んでいる。図5に示すように、サブバンド画像は、データバス195を介してサブバンド画像を連続色調画像に再構成するNステージリコンポーザ160に入力される。すなわち、高周波および低周波のLLN 、LHN 、HLN 、およびHHN サブバンド画像は第1ステージリコンポーザ161へ入力される。第1ステージリコンポーザ161は、再構成された低周波LL(N-1) サブバンド画像を第2ステージリコンポーザ162出力する。第2ステージリコンポーザ162は、高周波LH(N-1) 、HL(N-1) 、HH(N-1) サブバンド画像も入力する。第2ステージリコンポーザ162は、これらの高周波および低周波のサブバンド画像を再構成し、再構成された低周波LLN-2 サブバンド画像を出力する。
【0047】
この再構成プロセスは、第Nステージリコンポーザ16Nまで、一連のリコンポーザステージにおいて継続される。第Nステージリコンポーザ16Nは、第N−1ステージ(サブバンドからサブバンドへの)リコンポーザから出力される再構成された低周波のLLN サブバンド画像を入力し、またデータバス195から高周波のLH1 、HL1 、およびHH1 サブバンド画像を入力し、初期連続色調画像を出力する。その後、サブバンド画像を連続色調画像に再構成するNステージリコンポーザ160は初期連続色調画像をデータバス195に出力する。
【0048】
図6は第1ステージデコンポーザ141の構成をより詳細に示す。すなわち、データバス195上に入力された入力ハーフトーン画像はローパスフィルタ1411とハイパスフィルタ1412の各々に入力される。ローパスフィルタ1411の出力はローパスフィルタ1413とハイパスフィルタ1414の各々に入力される。同様に、ハイパスフィルタ1412の出力はローパスフィルタ1415とハイパスフィルタ1416の各々に入力される。ローパスフィルタ1413の出力がローパスLL1 サブバンド画像であり、ハイパスフィルタ1414の出力が高周波LH1 サブバンド画像である。同様に、ローパスフィルタ1415の出力が高周波HL1 サブバンド画像であり、ハイパスフィルタ1416の出力が高周波HH1 サブバンド画像である。第1ステージデコンポーザ141と同じ構成が第2ステージ〜第Nスージデコンポーザ142−14Nに使用できる。
【0049】
同様に、図7は第Nステージリコンポーザ16Nの好適な構成を示す。図7に示すように、低周波数LL1 サブバンド画像がローパスフィルタ1611に入力される。高周波LH1 サブバンド画像がハイパスフィルタ1612に入力される。ローパスフィルタ1611とハイパスフィルタ1612の出力は合成され、ローパスフィルタ1615に出力される。同様に、高周波HL1 サブバンド画像がローパスフィルタ1613に入力され、高周波HH1 サブバンド画像がハイパスフィルタ1614に入力される。ローパスフィルタ1613とハイパスフィルタ1614の出力は合成され、ハイパスフィルタ1616に出力される。ローパスフィルタ1615とハイパスフィルタ1616の出力は合成され、連続色調画像として出力される。サブバンド画像を連続色調画像に再構成するNステージリコンポーザ160の第1スージから第N−1ステージの各々は同一の構成であることが好ましい。これらのステージの各々では、ローパスフィルタ1615とハイパスフィルタ1616の出力は、連続色調画像であり、低周波LLサブバンド画像である。
【0050】
図8はサブバンド雑音および/またはパターンフィルタシステム150の好適な構成をより詳細に示す。すなわち、Nステージハーフトーンデコンポーザ140によって発生されたサブバンド画像はデータバス195を介して非縁領域雑音減衰システム151に入力される。上記したように、この非縁領域雑音減衰システム151は好ましくはツリークリッパである。非縁領域雑音減衰システム151の出力は、方向性フィルタシステム152に出力される。
【0051】
図8に示すように、方向性フィルタシステム152は、サブバンド方位決定器153を含んでいることが好ましい。このサブバンド方位決定器153は非縁領域雑音減衰システム151からの出力を入力し、Nステージハーフトーンデコンポーザ140によって発生されたサブバンド画像の各々について方位を決定する。水平サブバンド画像は水平サブバンドフィルタ154に出力され、垂直サブバンド画像は垂直サブバンドフィルタ155に出力され、傾斜サブバンド画像は傾斜サブバンドフィルタ156に出力される。好ましくは、水平サブバンドフィルタ154は垂直ローパスフィルタを水平サブバンド画像に適用し、垂直サブバンドフィルタ155は水平ローパスフィルタを垂直サブバンド画像に適用する。傾斜サブバンドフィルタ156によりX形ローバスフィルタが傾斜サブバンド画像に対して適用されることが好ましい。水平、垂直および傾斜サブバンド画像フィルタ154〜156の出力がサブバンド雑音および/またはパターンフィルタシステム150によってデータバス195上に出力され、メモリ120またはサブバンド画像を連続色調画像に再構成するNステージリコンポーザ160に到る。
【0052】
図9は、元の画像“O”とサブバンド画像“S”の各々との間の全体的な関係を示す。すなわち、図9に示すように、元の画像Oはm+1個の第1レベルのサブバンド画像S(1,0)〜S(1,M)に分解される。そして、各レベルの第0番目のサブバンド画像、すなわちS(n,0)サブバンド画像が最大でm+1個の第2レベルのサブバンド画像S(2,0)〜S(2,M)に分解される。この処理は、サブバンド画像S(N,0)〜S(N,M)を含む第n番目のレベルが形成されるまで継続される。
【0053】
必要とされる処理を適用するためにサブバンド画像が処理された後、連続色調画像がプロセスを逆に行うことによって作られる。本発明のウエーブレットに基づく非スクリーニング装置および方法では、各レベルにおいて4個のサブバンド画像を発生するが、図9に示された方法はそれに限定されていない。なぜなら、本発明の汎用ハーフトーン画像非スクリーニング装置および方法は、離散ウエーブレット変換に限定されないからである。余弦変換(離散余弦変換を含む)、重ね変換(lapped transforms )、フーリエ変換、サブサンプリングのないウエーブレット変換などを本発明の汎用ハーフトーン画像非スクリーニング装置および方法に使用できる。
したがって、本発明の最も一般的な方法が図11に示されている。ステップS100で起動した後、図11〜図15のフローチャートを実施する制御システムはステップS110においてハーフトーン画像を入力する。そして、ステップS120において、ハーフトーン画像がサブバンド画像に分解される。次に、ステップS130において、雑音および/またはパターンがサブバンド画像から選択的に除去される。そして、ステップS140において、サブバンド画像が初期連続色調画像に再構成される。
【0054】
次のステップS150において、制御システムは、初期連続色調画像のフィルタ後処理が必要であるか、好ましいか、または要求されているか否かを判定する。フィルタ後処理が行われる場合、制御はステップS160へ移行し、ここで初期連続色調画像がフィルタ処理されて最終連続色調画像が作られる。その後、制御はステップS170に移行する。もし、ステップS150においてフィルタ後処理を行わないと判断した場合、制御はステップS170へ直接ジャンプする。ステップS170でプロセスが終了する。
【0055】
図12はハーフトーン画像入力ステップS110をより詳細に示す。すなわち、ステップS112において、制御システムは、走査したハーフトーンをスキャナから入力しなければならないかを判定する。もしそうである場合、制御はステップS114に移行し、ここでハーフトーン画像が走査され入力される。そうでない場合、制御はステップS116に移行し、ここでハーフトーン画像は、ネットワークまたはホストコンピュータからモデムを介してメモリなどから電子的ハーフトーン画像として入力される。制御はステップS114またはステップS116の何れかよりステップS118に移行し、ステップS120に戻る。
【0056】
図13はハーフトーン画像分解ステップS120をより詳細に示す。すなわち、図13は、元のハーフトーン画像を分解するために離散ウエーブレット変換を使用する場合の、ステップS120の好ましい方法を示す。ステップS120のための図13に示すステップは、ハーフトーン画像を分割するのに使用した特定の方法に大きく依存する。
【0057】
ステップS121において、カウンタNが1にセットされ、元のハーフトーン画像はLL1 、LH1 、HL1 およびHH1 サブバンド画像に分解される。そして、ステップS122でこれらのサブバンド画像がメモリに記憶される。次のステップS123において、制御システムは現在の低周波LLN サブバンド画像(但し、ここではN=1)を第N+1レベルのサブバンド画像に更に分解すべきか否かを決定する。もし、分解しない場合、制御はステップS127へ直接ジャンプする。そうでない場合、制御はステップS124へ移行する。
【0058】
ステップS124では、低周波LLN サブバンド画像がメモリから入力され、Nの値が1だけ増加される。その後、ステップS125において、低周波LL(N-1) サブバンド画像となっている入力低周波サブバンド画像が次のレベルのLLN 、LHN 、HLN およびHHN サブバンド画像に分解される。その後、これらのサブバンド画像はステップS126においてメモリに記憶され、制御はステップS123へ戻る。制御システムは、全てのサブバンド画像レベルが形成されるまでステップS123〜S126を通るループを継続する。制御はその後ステップS127へ移行する。
【0059】
ステップS127では、記憶された第1〜第Nレベルのサブバンド画像が、雑音および/またはパターンの選択的除去のために出力される。その後、制御はステップS128に移行し、ステップS130に戻る。サブバンド画像は必ずしもメモリに記憶しなくてもよい。この場合、ステップS122とS126においてサブバンド画像をメモリに記憶する代わりに、ステップS121とS125で形成された低周波LLN サブバンド画像を、ステップS123において追加のサブバンド画像を形成すべきであると判断された場合にステップS124に直接入力する。
【0060】
図14は、選択的に雑音および/またはパターンを除去するステップS130をより詳細に示す。すなわち、ステップS132において、サブバンド画像の縁でない領域内の雑音が減衰される。そして、ステップS134において、方向性フィルタを使用してサブバンド画像がフィルタ処理される。そして、ステップS136において、制御はステップS140に戻る。
【0061】
図15は、連続色調画像を再構成するステップS140をより詳細に示す。すなわち、ステップS141において、第NレベルのLLN 、LHN 、HLN およびHHN サブバンド画像をメモリから入力する。そして、ステップS142において、新しい第N−1レベルの低周波LL(N-1) サブバンド画像を形成するために第Nレベルのサブバンド画像が再構成される。そして、ステップS143において、ステップS124で増加されたNの値が1だけ減少される。その後、制御はステップS144に移行する。
【0062】
ステップS144では、制御システムはNが零に等しいか否かを判断する。もし零でない場合、制御はステップS145に移行し、ここで新しいNの値に基づき、第Nレベルの高周波LHN 、HLN およびHHN サブバンド画像が入力され、再構成された低周波LLN サブバンド画像と関連づけられる。その後、制御はステップS142戻り、そこで次のより高いレベルの低周波LLサブバンド画像を形成するためにサブバンド画像が再び構成される。
【0063】
ステップS142〜145を通るこのループは、ステップS144においてN=0と判断されるまで継続される。この時、制御はステップS146に移行し、ここで“LL0 ”画像、すなわち再構成されたコントーン画像がメモリに出力される。その後、ステップS147において制御はステップS150に戻る。
【0064】
図16は、方向性フィルタを使用してサブバンド画像をフィルタ処理するステップS134のための一つの実施の形態を示す。すなわち、ステップS200において、分解プロセスによって出力または発生されたサブバンド画像の最初の一つが選択される。その後、ステップS210において、制御システムは選択されたサブバンド画像が水平サブバンド画像であるか否かを判定する。もし水平サブバンド画像でない場合、制御はステップS230へ移行する。そうでなければ、制御はステップS220へ移行する。ステップS220では、垂直ローパスフィルタを使用して水平サブバンド画像がフィルタ処理される。その後、制御はステップS260へ移行する。ステップS230では、制御システムは選択されたサブバンド画像が垂直サブバンド画像であるか否かを判定する。もし垂直サブバンド画像である場合、制御はステップS240へ移行し、ここで水平ローパスフィルタを使用して垂直サブバンド画像がフィルタ処理される。その後、制御はステップS260へ移行する。一方、ステップS230において、選択されたサブバンド画像が垂直サブバンド画像でないと判断された場合には、それは傾斜サブバンド画像である。したがって、制御はステップS250へ移行し、ここでX形ローパスフィルタを使用して傾斜サブバンド画像がフィルタ処理される。その後、制御はステップS260へ移行する。
【0065】
ステップS260では、フィルタ処理されたサブバンド画像がメモリに記憶される。その後、制御はステップS270へ移行する。ステップS270では、制御システムは、選択されたサブバンド画像がフィルタ処理すべき最後のサブバンド画像であるか否かを判定する。すなわち、制御システムは、全てのサブバンド画像がフィルタ処理されたか否かを判定する。もし、全てのサブバンド画像がフィルタ処理されていない場合、制御はステップS280へ移行し、サブバンド画像の他の一つが選択される。その後、制御はステップS210へ戻る。一方、全てのサブバンド画像がフィルタ処理されている場合、制御はステップS290へ移行し、ステップS136へ戻る。
【0066】
図17は、各サブバンド画像のそれらの親の画像に対する関係と、親の係数と子供の係数についての親子関係を示す。図19は、図11と図13のハーフトーン画像分解ステップS120が、図2の集合ドットハーフトーン画像に適用された場合に得られるサブバンド画像を示す。図20は図19に示すサブバンド画像に非縁領域雑音減衰ステップS132を適用した後のサブバンド画像を示す。すなわち、図20に示す雑音の減衰されたサブバンド画像では、ステップS132がツリークリッピングによって実施される。
【0067】
次に、図21は、図14と図16に示す方向性フィルタを使用したサブバンドフィルタ処理ステップS134を図20の雑音を減衰されたサブバンド画像に適用した後のサブバンド画像を示す。図22は、図11と図15に示すサブバンド画像を連続色調画像に再構成するステップS140に基づき、図21に示すフィルタ処理された画像から再構成された初期再構成コントーン画像を示す。
【0068】
図23は、図11の連続色調画像フィルタ処理ステップS160を図22に示す初期コントーン画像に適用することによって形成された最終コントーン画像を示す。 図24は、図11に概要が示されたプロセスを図1に示す誤差拡散されたハーフトーン画像に適用して得られた同様の最終コントーン画像を示す。
【0069】
図25は、上記したように、図1と図2に示す画像を印刷し走査した画像を示す。すなわち、図1と図2に示す画像を、ハーフトーン画像発生器から直接発生される電子的画像として本発明の汎用非スクリーニング装置および方法に入力した。これに対し、図25に示す画像は、印刷されたハーフトーン画像を走査することによって本発明の汎用非スクリーニング装置および方法に入力した。図26は、図11のステップを図25に示す走査されたハーフトーン画像に適用して発生されたコントーン画像を示す。図23、図24、および図26の比較から明らかなように、図11の示した方法は、使用されたハーフトーン化方法とは無関係にかつ画像が電子的ハーフトーン画像であるか走査によって得たハーフトーン画像であるかに関わらず高品質のコントーン画像を発生できる。
【0070】
図23、図24、および図26のコントーンは、ハーフトーンおよび/または元のハーフトーン画像を発生しおよび/または汎用ハーフトーン画像非スクリーニング装置100に入力するために使用された走査パラメータの任意のものに関する初期知識なしに発生されたものであることを理解されたい。しかし、もしそのような情報が入手可能かまたは予測される場合、図11〜図16に示した方法は、そのような情報を利用するために容易に変更できる。特に、前記したP.W.ウォン(Wong)による「誤差拡散のための逆ハーフトーン化および核推定」(本明細書の一部を構成するものとして援用)は、そのような情報を利用するための一つの方法を開示している。
【0071】
上記の方向性フィルタ処理は、垂直、水平、および傾斜方向の方向性フィルタ処理のそれぞれについて下記のマスクを有するたたみ込みによって実施できる。
垂 直 水 平 傾 斜
010 000 101
010 111 010
010 000 101
本発明を上記の具体的な実施の形態に関連して記載したが、多くの代替、変更、変種は当業者にとって明白であることは明らかである。したがって、上記の本発明の実施の形態は例示を意図するもので、限定を意図するものではない。特許請求の範囲に定義された本発明の精神と範囲から逸脱することなく種々の変更を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】誤差拡散されたハーフトーン画像を示す写真である。
【図2】3×3の集合ドットハーフトーン画像を示す写真である。
【図3】汎用ハーフトーン画像非スクリーニング装置の一つの実施の形態である。
【図4】図3のNステージハーフトーン画像デコンポーザの一つの実施の形態である。
【図5】サブバンドから連続色調画像を再構成する本発明によるNステージリコンポーザの一つの実施の形態である。
【図6】図4の第1ステージのデコンポーザの一つの実施の形態である。
【図7】図5の第Nステージのリコンポーザの一つの実施の形態である。
【図8】図3のサブバンド雑音および/またはパターンフィルターシステムの一つの実施の形態である。
【図9】元の画像がどの様にして繰り返し的にサブバンド画像に分解されるのかを示す図である。
【図10】隣接するレベルのサブバンド画像における係数間の親子関係を示す図である。
【図11】本発明の方法の一つの実施の形態を示すフローチャートである。
【図12】図11のハーフトーン画像を入力するステップをより詳細に示す図である。
【図13】図11のハーフトーン画像を分解するステップをより詳細に示す図である。
【図14】図11の選択的に雑音および/またはパターンを除去するステップをより詳細に示す図である。
【図15】図11の連続色調画像を再構成するステップをより詳細に示す図である。
【図16】図14の方向性フィルタを使用してサブバンド画像をフィルタ処理するステップをより詳細に示す図である。
【図17】ウエーブレット分解のための画像係数についての親子関係を示す図である。
【図18】フーバーミニマックス関数を示す図である。
【図19】図2のハーフトーン画像のウエーブレット分解によって形成されたサブバンド画像を示す写真である。
【図20】ツリークリッピングの後の図19のサブバンド画像を示す写真である。
【図21】方向性フィルタ処理の後の図20のサブバンド画像を示す写真である。
【図22】フィルタ処理されたサブバンド画像のウエーブレット再構成後の図21の初期連続色調画像を示す写真である。
【図23】非線型フィルタ処理後の図22の最終連続色調画像を示す写真である。
【図24】図1の誤差拡散されたハーフトーン画像の最終連続色調画像を示す写真である。
【図25】走査によって得られたハーフトーン画像を示す写真である。
【図26】図25の走査によって得たハーフトーン画像の最終連続色調画像を示す写真である。

Claims (1)

  1. ハーフトーン画像から連続色調画像を作るための方法であって、
    ハーフトーン画像を複数のサブバンド画像に分解する工程と、
    前記複数のサブバンド画像各々の非縁領域から雑音を減衰する工程と、
    前記複数のサブバンド画像各々に方向性フィルタを適用してパターンを除去する工程と、
    複数のサブバンド画像を連続色調画像に再構成する工程とを含むことを特徴とするハーフトーン画像からの連続色調画像の作成方法。
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