JP3963764B2 - Relief valve - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、圧力制御装置内に設けたリリーフバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に従来例の圧力制御装置の断面図を示す。この圧力制御装置は、例えば図示しないベーンポンプに設けたものであり、パワーステアリング装置への供給流量を制御している。
図4に示したように、アルミ製のボディ1にはポンプポートPとタンクポートTを形成するとともに、スプール孔2を形成する。このスプール孔2には、アルミ製のスプール3を摺動可能に組み込む。このスプール孔2の一端にコネクタ4を挿入する一方、このコネクタ4に形成した通孔4aをパワーステアリング装置に接続している。
【0003】
上記スプール孔2の他端側には、スプール3とスプール孔2とが相まって圧力室5を形成しているとともに、この圧力室5にはスプリング6を備え、そのバネ力をスプール3に作用させている。
コネクタ4内の通孔4aに、プラグ7を設ける一方、スプール3に固定されたロッド8がこのプラグ7に形成した連通孔7aを貫通している。これら連通孔7aとロッド8により可変オリフィス9が構成されている。この可変オリフィス9の下流側の圧油は、圧力感知通路11,通路10,小孔12によって構成される油通路を通って、上記圧力室5に導かれている。
【0004】
また、上記スプール3は、スプール孔2に接触する大径部3aと、端部に形成された小径部3bとを備えている。さらに、上記スプール3には、ボール孔13を形成し、このボール孔13の開口側端部には、スリーブ部材圧入溝14を形成している。このスリーブ部材圧入溝14にスチール製のスリーブ部材15を圧入している。そして、このスリーブ部材15内には、リリーフバルブ本体Vを設けている。
【0005】
すなわち、上記スリーブ部材15内にシート部材16を固定するとともに、スチールボール17を支持するボールサポート18を摺動可能に挿入している。そして、このボールサポート18にスプリング19のバネ力を作用させ、ボールサポート18をスチールボール17を介して、シート部材16側に押し付けるようにしている。
さらに、上記ボールサポート18には、スチールボール17を支持している端部側にフランジ部18aを形成している。そして、このフランジ部18aとスリーブ部材15の内周面とが相まってオリフィス20を形成するようにしている。
【0006】
次に、この装置の作用を説明する。
図示していないポンプが回転すると、圧油はポンプポートPから可変オリフィス9を介して、通孔4aを通り、図示していないパワーステアリング装置に供給される。このとき、この圧油の流動によって、可変オリフィス9前後に差圧が生じるとともに、その上流側の圧力はスプール3の図左端部に作用する。また、下流側の圧力は油通路を介して、スプール3の図右端部に作用する。
【0007】
そして、ポンプPの回転数が上昇するにともなって、可変オリフィス9前後の圧力差が増大し、その圧力差によりスプール3は図右方向に移動する。その移動量が多くなれば、ポンプポートPとタンクポートTとを連通させる開度も大きくなり、それだけ多くの余剰流量がタンクポートTから逃がされる。
【0008】
ただし、ステアリングの据え切り時のように、通孔4a側の負荷圧が上昇すると、それにともなって圧力室5側の圧力も上昇するので、スプール3が図面左方向に復帰し、ポンプポートPとタンクポートTとの連通路の開度を小さくする。つまり、このスプール3は、ステアリング装置側の負荷圧に応じて、その必要流量をステアリング装置側に供給し、その余剰流量をタンクポートTから逃がすようにしている。
【0009】
また、スプール3内に備えたバルブ本体Vでは、パワーステアリング装置への供給油、言い換えれば圧力室5の圧油が、シート部材16内の小通孔16aを通るようになる。この小通孔16aの圧力は、シート面16bに着座しているスチールボール17に作用する。
そして、パワーステアリング装置側の負荷が上昇して、上記スチールボール17に作用する圧力が、設定したリリーフ圧力値よりも高くなると、圧油はスチールボール17を押し開く。
【0010】
上記スチールボール17が押し開かれると、圧油はシート部材16とボールサポート18のフランジ部18aとの対向面によって形成された通路23を介して、オリフィス20に導かれる。オリフィス20に導かれた圧油は、スプリング19を支持するバネ室21に導かれる。このバネ室21は、スプール3内に形成された連通穴22を介してタンクポートTに連通している。したがって、上記バネ室21に導かれた圧油は、連通穴22を介して、タンクポートTに逃がされる。このリリーフ圧力は、スプリング19のバネ力により設定されている。
【0011】
上記圧油がオリフィス20を介してタンクポートTに逃がされることによって、ボールサポート18の動作を安定させることができる。このように、ボールサポート18の動作を安定させることによって、このボールサポート18の振動を抑制することができる。ボールサポート18が振動しないので、この振動にともなう異音の発生を防止することができる。
【0012】
また、上記スチールボール17が押し開かれ、リリーフバルブ本体Vが開き、圧力感知通路11に大きな流れが発生すると、圧力室5の圧力が急激に低下する。これによってスプール3は図右方向に大きく移動し、ポンプからの圧油をタンクポートTに多く逃がすとともに、パワーステアリング装置への供給油の圧力を、それ以上には上昇させないように作動する。
【0013】
上記のような圧力制御弁において、その軽量化を図るために、ボディ1およびスプール3をアルミ製にしている。ただし、スリーブ部材15,シート部材16,スチールボール17はその耐久性を考慮して、硬質材であるスチール製にしている。
さらに、上記スリーブ部材15にシート部材16を固定するようにしているが、これらスリーブ部材15とシート部材16との両方をスチール製にすることによって、より一層強固に固定できるようにしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の圧力制御装置では、スチールボール17が押し開かれたとき、ボールサポート18を安定して保持するために、フランジ部18aとスリーブ部材15とでオリフィス20を形成するようにしている。また、上記オリフィス20をフランジ部18aとスリーブ部材15とによって形成することによって、その寸法管理をより正確にできるようにしている。それは、上記スリーブ部材15はスチール製で、その強度がアルミよりも大きいので、アルミ製のスプール3に直接フランジ部18aを対向させるよりも、スチール製のスリーブ部材15に対向させた方が、その寸法誤差が少なくなるからである。
【0015】
上記のようにオリフィス20の寸法管理を正確におこなうためにも、上記スリーブ部材15の長さをある程度長くして、少なくてもこのスリーブ部材15がフランジ部18aに対応する位置にくるようにしなければならない。
上記スリーブ部材15の長さをフランジ部18aに対応させようとすると、このスリーブ部材15を圧入するスリーブ部材圧入溝14は、どうしてもスプール3の小径部3bから大径部3aに亘って形成されるようになる。
【0016】
また、スプール3にスリーブ部材15を圧入する場合には、スプール3とスリーブ部材15との間に圧入代を設けなければならない。このように圧入代を設け、スプール3にスリーブ部材15を圧入すると、この圧入代分だけ、スプール3の外径が膨らむようになる。
そこで、上記スプール3の外径が膨らむことを考慮して、スプール3の外径とスプール3を組み込んだスプール孔2との間には、この膨らみ分のすき間を形成している。
【0017】
しかし、先に説明したように、スプール3はアルミ製で、スリーブ部材15はスチール製なので、これらの膨張係数が異なる。膨張係数は、アルミの方がスチールよりも大きくなる。
したがって、上記スプール3にスリーブ部材15を圧入するときには、この膨張係数の違いを考慮して、圧入代を決めなければならない。すなわち、アルミ製のスプール3が熱膨張しても、スチール製のスリーブ部材15を上記スプール3に確実に圧入状態が維持できるように、この圧入代を多めにとっておかなければならない。
【0018】
上記のように、膨張係数を考慮して圧入代を多めにとると、スプール3にスリーブ部材15を圧入した場合に、上記スリーブ3の外径側が、スプール3とスプール孔2とに形成したすき間分よりも大きく膨らみ、この膨らみによってスプール3の摺動性が悪くなるという問題があった。
【0019】
この発明の目的は、スプールの内側に形成した孔にスリーブ部材を圧入しても、上記スプールの摺動性を損なうことがないリリーフバルブを提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、ボディと、ボディに形成したスプール孔と、スプール孔に摺動自在に設けたスプールと、スプールに形成したボール孔と、ボール孔の開口側に設けたスリーブ部材圧入溝と、スリーブ部材圧入溝に圧入したスリーブ部材と、上記ボール孔に摺動自在に挿入するとともにボールを支持するボールサポートと、上記スリーブ部材に固定したシート部材と、上記ボールサポートをボールを介してシート部材側に付勢するスプリングとを備え、上記スプールは、スプール孔に摺接する大径部と、上記スプール孔と間隔を有する小径部とを有し、上記スリーブ部材は、スリーブ部材圧入溝との間で圧入代を備えた圧入部と、上記スリーブ部材圧入溝よりもその径を小さくした解放部とを備え、上記スリーブ部材をスリーブ部材圧入溝に圧入したとき、圧入部が小径部に位置し、解放部が大径部に位置することを特徴とする。
【0021】
第2の発明は、ボールサポートが、フランジ部を備え、このフランジ部がスリーブ部材内周に位置し、フランジ部とスリーブ部材内周とが相まってオリフィスを形成したことを特徴とする。
第3の発明は、スプールが、ボール孔に連通する貫通穴を備える一方、ボールサポートとシート部材とがボールを介して対向することによって、この対向面間に通路を形成し、上記貫通穴と通路とを直接連通したことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1,2は、この発明の第1実施形態を示したものである。図1に示したように、この実施形態のリリーフバルブ本体V1は、例えばベーンポンプ装置24に用いることができ、この流量制御装置によって、パワーステアリング装置への供給流量を制御している。
図2は、上記流量制御装置内に設けたリリーフバルブ本体V1の拡大図を示している。この第1実施形態では、従来例と同様に、スリーブ部材25をスプール26のスリーブ部材圧入溝27に圧入している。しかし、スリーブ部材25の側面すべてをスリーブ部材圧入溝27に圧入しているのではなく、その圧入代をスプール26の直径が小さくなっている小径部26aに相当する部分だけに設けるようにしている。
【0023】
すなわち、スリーブ部材25には圧入部25aと解放部25bとを設けている。上記圧入部25aは、スプール26の小径部26aに対応する部分だけであり、この圧入部25aにだけ圧入代を設けるようにしている。上記解放部25bは、スプール26の大径部26bに対応する位置に設け、その直径をスリーブ部材圧入溝27の内周よりも小さくしている。
したがって、上記スリーブ部材圧入溝27にスリーブ部材25を圧入すると、圧入部25aだけが圧入され、解放部25bは圧入されない。
【0024】
上記のように、スプール26の大径部26bに相当する部分では圧入しないようにしたので、この大径部26bの外径が膨らんでしまうということがない。大径部26bの外径が膨らんでしまうことがないので、このスプール26の摺動性が悪くなるということがない。
【0025】
一方、上記スリーブ部材25は、スプール26の小径部26aに対応する圧入部25aでしっかりと圧入することができる。このように小径部26aで圧入すると、小径部26aの外径は膨らむが、この小径部26aが膨らんでも、スプール26の摺動性に影響を与えることがない。
したがって、この第1実施形態によれば、これらを構成している材質に例え熱膨張が発生したとしても、スリーブ部材圧入溝27に対するスリーブ部材25の確実な圧入固定を維持することができるとともに、スプール26の摺動性を良好に保つことができる。
【0026】
なお、この第1実施形態において、上記の特徴以外は、従来例と同様である。したがって、この従来例と同様の部分については、従来例と同じ符号を用い、その詳細な説明を省略している。
また、上記第1実施形態では、小径部26a全体に亘るように、圧入部25aを設けているが、この圧入部25aは小径部26aよりも短くしてもよい。例えば、小径部26aと大径部26bとの境界まで圧入部を設けることで、大径部26b側にまで外径の拡径が影響する場合は、この影響が及ばないところまで圧入部25aを小さくすればよい。
【0027】
図3は、第2実施形態のリリーフバルブ本体V2を示している。この第2実施形態では、タンクポートTに連通する連通穴28と、シート部材16およびボールサポート18によって形成された通路29とが連通するようにしている。上記連通穴28と通路29とを連通するようにしたのは以下の理由からである。
【0028】
すなわち、第1実施形態では、ボールサポート18のフランジ部18aと、スリーブ部材25との間でオリフィス20を形成して、このオリフィス20でスチールボール17の発振を防止するようにしている。しかし、このオリフィス20は必ずしもスプール26内に設ける必要はなく、例えばボディ1に設けることもできる。このようにオリフィスをボディ側に設けた場合には、ボールサポート18のフランジ部18aをスリーブ部材に対向させる必要がない。
したがって、この第2実施形態ではボールサポート18のフランジ部18aが、上記スリーブ部材31に対向しないような位置関係にしている。
【0029】
さらに、上記フランジ部18aがスリーブ部材31に対向しないような位置関係にした場合には、エネルギーロスを最小限に抑えるため、連通穴を通路29に直接連通した方が有利である。
そこで、連通穴28と通路29とを直接連通するようにしている。
【0030】
また、上記シート部材16をスリーブ部材31内に挿入して、これを固定するようにしている。
したがって、上記シート部材16を連通穴28の近くに設けようとした場合には、上記スリーブ部材31を長くして、このスリーブ部材31とシート部材16とを第1実施例と同様に確実に固定できるようにしている。
このようにシート部材16を連通穴28の近くに設けても、スリーブ部材31を長くして、シート部材16を固定することとしたので、シート部材16を確実に支持することができる。
【0031】
さらに、上記スリーブ部材31はスプール30のスリーブ部材圧入溝32に圧入する。ここで、上記スプール30はスプール孔2と摺接する大径部30bとスプール孔2よりも直径を小さくした小径部30aとを有することは、従来例と同様である。
またスリーブ部材31の側面すべてをスリーブ部材圧入溝32に圧入しているのではなく、その圧入代をスプール30の直径が小さくなっている小径部30aに相当する部分だけに設けるようにしている。これは、第1実施形態と同様である。
【0032】
すなわち、上記スリーブ部材31には、圧入部31aと解放部31bとを設けている。上記圧入部31aは、小径部30aに対応する部分であり、この圧入部31aだけに圧入代を設けている。一方、上記解放部31bは、大径部30bに対応する部分であり、その直径をスリーブ部材圧入溝32の直径よりも小さくしている。したがって、上記スリーブ部材31をスリーブ部材圧入溝32に圧入すると、圧入部31aだけが圧入され、解放部31bが圧入されないようになる。
【0033】
上記のように、スプール30の大径部30bに相当する部分では圧入しないようにしたので、この大径部30bの外径が膨らんでしまうということがなく、このスプール30の摺動性が悪くなるということがない。
しかも、上記スリーブ部材31は、スプール30の小径部30aに対応する圧入部31aでこれらを構成している材質の熱膨張が発生したとしても、確実に圧入することができる。
【0034】
なお、この第2実施形態において、上記のような構成以外は従来例と同様である。従来例と同様の構成要素については、従来例と同じ符号を用い、その詳細な説明を省略している。
また、上記第1実施形態では、小径部26a全体に亘るように、圧入部25aを設けているが、この圧入部25aは小径部26aよりも短くしてもよい。例えば、小径部26aと大径部26bとの境界まで圧入部を設けることで、大径部26b側にまで外径の拡径が影響する場合は、この影響が及ばないところまで圧入部25aを小さくすればよい。
さらに、上記第1および第2実施形態では、リリーフバルブ本体をベーンポンプ装置内に設けた場合について説明したが、ベーンポンプ装置以外についても設けることができる。
【0035】
【発明の効果】
第1の発明によれば、スリーブ部材に、スリーブ部材圧入溝との間で圧入代を備えた圧入部と、上記スリーブ部材圧入溝よりもその径を小さくした解放部とを備え、上記スリーブ部材をスリーブ部材圧入溝に圧入したとき、圧入部がスプールの小径部に位置し、解放部がスプールの大径部に位置することとしたので、上記スプールの大径部の外径が膨らむことがない。したがって、スプールの摺動性が悪くなるのを防止することができる。
【0036】
第2の発明によれば、ボールサポートにフランジ部を備え、このフランジ部がスリーブ部材内周に位置し、フランジ部とスリーブ部材内周とが相まってオリフィスを形成することとしたので、スリーブ部材とフランジ部との間でオリフィスの管理を正確におこなうことができる。特に、上記スリーブ部材をスチール製としたときには、その正確性をより一層担保することができる。
【0037】
第3の発明によれば、スプールにボール孔に連通する貫通穴を備える一方、ボールサポートとシート部材とがボールを介して対向することによって、この対向面間に通路を形成し、上記貫通穴と通路とを直接連通することとしたので、圧油を通路から貫通穴に直接導くことができる。したがって、この圧油による音の発生等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の全体断面図である。
【図2】第1実施形態のリリーフバルブ本体の断面図である。
【図3】第2実施形態のリリーフバルブ本体の断面図である。
【図4】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 ボディ
2 スプール孔
13 ボール孔
14 スリーブ部材圧入溝
15 スリーブ部材
16 シート部材
17 スチールボール
18 ボールサポート
18a フランジ部
20 オリフィス
22 連通穴
23 通路
25 スリーブ部材
25a 圧入部
25b 解放部
26 スプール
26a 小径部
26b 大径部
27 スリーブ部材圧入溝
28 連通穴
29 通路
30 スプール
30a 小径部
30b 大径部
31 スリーブ部材
31a 圧入部
31b 解放部
32 スリーブ部材圧入溝
V1 リリーフバルブ本体
V2 リリーフバルブ本体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a relief valve provided in a pressure control device.
[0002]
[Prior art]
FIG. 4 is a sectional view of a conventional pressure control device. This pressure control device is provided, for example, in a vane pump (not shown), and controls the supply flow rate to the power steering device.
As shown in FIG. 4, a pump port P and a tank port T are formed in the
[0003]
At the other end of the
A plug 7 is provided in a through hole 4 a in the connector 4, while a rod 8 fixed to the spool 3 passes through a communication hole 7 a formed in the plug 7. These communication holes 7a and rods 8 constitute a
[0004]
The spool 3 includes a large-diameter portion 3a that contacts the
[0005]
That is, the
Further, the
[0006]
Next, the operation of this apparatus will be described.
When a pump (not shown) rotates, the pressure oil is supplied from the pump port P through the
[0007]
As the rotational speed of the pump P increases, the pressure difference before and after the
[0008]
However, when the load pressure on the side of the through hole 4a rises as in the case of the steering stationary, the pressure on the pressure chamber 5 side also rises accordingly, so that the spool 3 returns to the left in the drawing, and the pump port P The opening degree of the communication path with the tank port T is reduced. That is, the spool 3 supplies the necessary flow rate to the steering device side in accordance with the load pressure on the steering device side, and releases the excess flow rate from the tank port T.
[0009]
In the valve body V provided in the spool 3, oil supplied to the power steering device, in other words, pressure oil in the pressure chamber 5 passes through the small through hole 16 a in the
When the load on the power steering device increases and the pressure acting on the
[0010]
When the
[0011]
The pressure oil is released to the tank port T through the
[0012]
Further, when the
[0013]
In the pressure control valve as described above, the
Further, the
[0014]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional pressure control device, the
[0015]
In order to accurately manage the dimensions of the
When trying to make the length of the sleeve member 15 correspond to the flange portion 18a, the sleeve member press-fitting
[0016]
Further, when the sleeve member 15 is press-fitted into the spool 3, a press-fitting allowance must be provided between the spool 3 and the sleeve member 15. Thus, when the press-fitting allowance is provided and the sleeve member 15 is press-fitted into the spool 3, the outer diameter of the spool 3 is expanded by the press-fitting allowance.
Therefore, in consideration of the expansion of the outer diameter of the spool 3, a gap corresponding to the expansion is formed between the outer diameter of the spool 3 and the
[0017]
However, as described above, since the spool 3 is made of aluminum and the sleeve member 15 is made of steel, their expansion coefficients are different. The expansion coefficient of aluminum is larger than that of steel.
Therefore, when the sleeve member 15 is press-fitted into the spool 3, the press-fitting allowance must be determined in consideration of the difference in expansion coefficient. That is, even if the aluminum spool 3 is thermally expanded, the press-fitting allowance must be increased so that the press-fitted state of the steel sleeve member 15 can be reliably maintained in the spool 3.
[0018]
As described above, when a large press-fitting allowance is taken in consideration of the expansion coefficient, when the sleeve member 15 is press-fitted into the spool 3, a clearance formed between the outer diameter side of the sleeve 3 in the spool 3 and the
[0019]
An object of the present invention is to provide a relief valve that does not impair the slidability of the spool even if a sleeve member is press-fitted into a hole formed inside the spool.
[0020]
[Means for Solving the Problems]
The first invention includes a body, a spool hole formed in the body, a spool slidably provided in the spool hole, a ball hole formed in the spool, and a sleeve member press-fitting groove provided on the opening side of the ball hole. A sleeve member press-fitted into the sleeve member press-fitting groove, a ball support slidably inserted into the ball hole and supporting the ball, a seat member fixed to the sleeve member, and the ball support being seated through the ball A spring that biases toward the member side, and the spool has a large-diameter portion that is in sliding contact with the spool hole, and a small-diameter portion that is spaced from the spool hole, and the sleeve member includes a sleeve member press-fitting groove. A press-fitting portion having a press-fitting allowance and a release portion having a diameter smaller than that of the sleeve member press-fitting groove, and pressing the sleeve member into the sleeve member press-fitting groove. When press-fitting portion is located in the small diameter portion, wherein the release portion is located in the large diameter portion.
[0021]
According to a second aspect of the present invention, the ball support includes a flange portion, the flange portion is positioned on the inner periphery of the sleeve member, and the flange portion and the inner periphery of the sleeve member are combined to form an orifice.
In a third aspect of the invention, the spool includes a through hole communicating with the ball hole, and the ball support and the seat member are opposed to each other via the ball, thereby forming a passage between the opposed surfaces. It is characterized by direct communication with the passage.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 and 2 show a first embodiment of the present invention. As shown in FIG. 1, the relief valve main body V1 of this embodiment can be used for the
FIG. 2 shows an enlarged view of the relief valve body V1 provided in the flow control device. In the first embodiment, the
[0023]
That is, the
Therefore, when the
[0024]
As described above, since the portion corresponding to the large-diameter portion 26b of the
[0025]
On the other hand, the
Therefore, according to the first embodiment, even if thermal expansion occurs in the materials constituting these, the
[0026]
The first embodiment is the same as the conventional example except for the above features. Accordingly, the same parts as those in the conventional example are denoted by the same reference numerals as those in the conventional example, and detailed description thereof is omitted.
Moreover, in the said 1st Embodiment, although the press-
[0027]
FIG. 3 shows the relief valve body V2 of the second embodiment. In the second embodiment, the
[0028]
That is, in the first embodiment, the
Accordingly, in the second embodiment, the flange portion 18 a of the
[0029]
Further, when the flange portion 18a is positioned so as not to face the
Therefore, the
[0030]
Further, the
Therefore, when the
Even when the
[0031]
Further, the
In addition, not all the side surfaces of the
[0032]
That is, the
[0033]
As described above, since the portion corresponding to the large diameter portion 30b of the
In addition, the
[0034]
In the second embodiment, the configuration other than the above is the same as the conventional example. Constituent elements similar to those of the conventional example are denoted by the same reference numerals as those of the conventional example, and detailed description thereof is omitted.
Moreover, in the said 1st Embodiment, although the press-
Further, in the first and second embodiments, the case where the relief valve main body is provided in the vane pump device has been described. However, the relief valve main body can be provided other than the vane pump device.
[0035]
【The invention's effect】
According to the first invention, the sleeve member includes a press-fitting portion having a press-fitting allowance between the sleeve member press-fitting groove and a release portion having a diameter smaller than that of the sleeve member press-fitting groove. When the sleeve is press-fitted into the sleeve member press-fitting groove, the press-fit portion is positioned at the small diameter portion of the spool and the release portion is positioned at the large diameter portion of the spool, so that the outer diameter of the large diameter portion of the spool may swell. Absent. Therefore, it is possible to prevent the slidability of the spool from being deteriorated.
[0036]
According to the second invention, the ball support is provided with a flange portion, and the flange portion is located on the inner periphery of the sleeve member, and the flange portion and the inner periphery of the sleeve member are combined to form an orifice. It is possible to accurately manage the orifice between the flange portion. In particular, when the sleeve member is made of steel, the accuracy can be further ensured.
[0037]
According to the third invention, the spool is provided with a through hole communicating with the ball hole, and the ball support and the sheet member are opposed to each other via the ball, thereby forming a passage between the opposed surfaces. And the passage are in direct communication, the pressure oil can be guided directly from the passage to the through hole. Therefore, it is possible to prevent the generation of sound due to the pressure oil.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall cross-sectional view of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a relief valve main body according to the first embodiment.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a relief valve body according to a second embodiment.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a conventional example.
[Explanation of symbols]
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