JP3962954B2

JP3962954B2 - 発電システム

Info

Publication number: JP3962954B2
Application number: JP2003436745A
Authority: JP
Inventors: 重吉浅沼
Original assignee: 重吉浅沼
Priority date: 2003-12-24
Filing date: 2003-12-24
Publication date: 2007-08-22
Anticipated expiration: 2023-12-24
Also published as: JP2005188493A

Description

本発明は電力生産を目標する発電システムに関するものである。

従来の発電機は石油、核燃料、水等の資源を大量に消費し放射線漏れなどの環境公害を発生する。

発明が解決しようとする課題

本発明は上記の問題点に鑑み資源保存、自然環境と電力の確保を計る発電システムを提供せんとするものである。

課題を解決するための手段

請求項１の発電システムは、海、湖、川等の波のある場所に波止めの堤防（１）と堤防（１）の下の水中に段差付斜面（２）を設置し、該堤防（１）の上に支柱（９）を設置すると共に、該支柱（９）を支点（１０）として揺動可能な梃子棒（１１）を設置し、該梃子棒（１１）の一端には、水面に浮かべた船に取り付けられ水位に応じて上下可能な油圧式上下装置（６）のピストン（７）の一方の端部が、波の大きさに合わせて力点を移動できるように油圧式固定及び固定解除機（８）を介して取り付けられ、該梃子棒（１１）の他端には、その上下に一対のエアーポンプ（１４）のピストン（１３）が、ジョイント（１２）により取り付けられ、該エアーポンプ（１４）には、梃子棒（１１）の揺動に伴い上下するピストン（１３）により圧縮される空気が貯蔵される２つの圧縮タンク（１５）がそれぞれ合体され、該圧縮タンクの圧縮空気は、パイプ（１６）を通り噴射口（１７）から噴出されて発電機（２０）に結合されるタービン（１９）を作動させるようになっており、一方の圧縮タンクと他方の圧縮タンクは、交互に使用可能なように、パイプ（１６）に設けられるバルブ（１８）により切り換え可能に構成されているのである。

発明の詳細な説明

堤防（１）は波のある場所に設置をして、波の流れを止めて逆方向に流れて次の波と合流して大波になる。斜面付段差（２）は堤防の下の水中に設置をして、波が段差と斜面に当たり流れが上昇して大波になる。波（３）はエネルギーで、船を浮かべて上下に動かす。船（４）は波に浮かべて、小波の時に船を移動させて梃子棒の力点の位置を支点に接近させて作用点を拡大、大波の時は逆方向に船を移動させて作用点を縮小させる、台風の時は港に移動して台風専用の発電システムに利用する。杭（５）は船の両サイドに設置、船の繋留と横むき防止。油圧式上下装置（６）は船に取り付けて、満潮時に上下装置のピストン（７）を短くして船と梃子棒の距離を接近し干潮時に上下装置のピストン（７）を長くして船と梃子棒の距離を大きくし水位に合わせて操作する。油圧式固定と固定解除機（８）は上下装置の上部に取り付けて梃子棒に固定と解除と移動自在に取り付けて、波の大きさに合わせ力点を移動して変更し小波の時に力点を支点に接近させて作用点を拡大する。支柱（９）は堤防の上部に取り付けて梃子棒を支える。支点（１０）は支柱の上部に取り付け梃子棒をスライド自在して支える。梃子棒（１１）は支柱に取り付ける。力点の方に固定と解除機を接続する。作用点の先端にピストンを取り付け波力で左右の梃子棒がスライドする。ジョイント（１２）は梃子棒とピストンの継ぎ手である。ピストン（１３）は梃子棒に取り付け梃子棒と連動して上下運動する。エアーポンプ（１４）は梃子棒の上下に取り付けて空気を貯蔵空気圧縮タンクに送る。貯蔵空気圧縮タンク（１５）はエアーポンプと合体し貯蔵用タンクを数個設置する。パイプ（１６）は貯蔵空気圧縮タンクに取り付け気圧をタービンに噴射する。噴射口（１７）はパイプの先端にあり気圧を噴射する。バルブ（１８）はパイプの先端に取り付ける。タービン（１９）は噴射口の前面に取り付け気圧により回転する。発電機（２０）はタービンに取り付けタービンの回転により発電する。波力で船が上下移動して同時に梃子棒とエアーポンプが作動して貯蔵空気圧縮タンクの気圧が上がった時点で片方のバルブを開けて噴射してタービンと発電機が作動し使用中のタンクの気圧が下がった時にバルブを閉めて別のタンクのバルブを開ける操作を繰返す。

発明の効果

本発明によれば、燃料が不要なので経済的であり汚染を減少できる。

第１図は、本発明の全体、波力で船と梃子棒の力点側が上に上がった状態を示した正面図である。

符号の説明

１・・堤防
２・・段差付斜面
３・・波
４・・船
５・・杭
６・・上下装置
７・・ピストン
８・・固定と固定解除機
９・・支柱
１０・梃子の支点
１１・梃子棒
１２・ジョイント
１３・ピストン
１４・エアーポンプ
１５・貯蔵空気圧縮タンク
１６・パイプ
１７・噴射口
１８・バルブ
１９・タービン
２０・発電機

Claims

海、湖、川等の波のある場所に波止めの堤防（１）と堤防（１）の下の水中に段差付斜面（２）を設置し、該堤防（１）の上に支柱（９）を設置すると共に、該支柱（９）を支点（１０）として揺動可能な梃子棒（１１）を設置し、該梃子棒（１１）の一端には、水面に浮かべた船に取り付けられ水位に応じて上下可能な油圧式上下装置（６）のピストン（７）の一方の端部が、波の大きさに合わせて力点を移動できるように油圧式固定及び固定解除機（８）を介して取り付けられ、該梃子棒（１１）の他端には、その上下に一対のエアーポンプ（１４）のピストン（１３）が、ジョイント（１２）により取り付けられ、該エアーポンプ（１４）には、梃子棒（１１）の揺動に伴い上下するピストン（１３）により圧縮される空気が貯蔵される２つの圧縮タンク（１５）がそれぞれ合体され、該圧縮タンクの圧縮空気は、パイプ（１６）を通り噴射口（１７）から噴出されて発電機（２０）に結合されるタービン（１９）を作動させるようになっており、一方の圧縮タンクと他方の圧縮タンクは、交互に使用可能なように、パイプ（１６）に設けられるバルブ（１８）により切り換え可能に構成されている波力を利用した発電システム。