JP3961049B2 - 3-Amino-4- (1-hydroxyalkyl) pyrazoline compound, method for producing the same and method for producing the same - Google Patents

3-Amino-4- (1-hydroxyalkyl) pyrazoline compound, method for producing the same and method for producing the same Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料に用いられる化合物の合成中間体および医薬品の合成中間体として有用な、4−アルキル−3−アミノピラゾールの製造方法および新規な3−アミノ−4−(1−ヒドロキシアルキル)ピラゾリン化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】
ハロゲン化銀写真感光材料に用いられる有機素材のうち、マゼンタカプラーの骨格として有用な1H−ピラゾロ〔1,5−b〕〔1,2,4〕トリアゾール化合物は、特開昭59−171956号、同61−53644号等に記載されているように、発色現像薬の酸化体とのカップリング反応により得られる色素に副吸収がなく、その特長により近年カラーネガおよびカラープリント系感材に多く実用化されている。このうち、7−アルキル−1H−ピラゾロ〔1,5−b〕〔1,2,4〕トリアゾール化合物は、アルキル基に結合する置換基の違いにもよるが、発色現像薬の酸化体とのカップリング反応あるいは発色現像薬の酸化体をトラップするのみで発色反応を行わない無呈色カプラーとしても有用である。一方、WO93/05044号に記載のように、7−アルキル−1H−ピラゾロ〔1,5−b〕〔1,2,4〕トリアゾール化合物は、アンジオテンシンII拮抗作用を有する血圧降下剤などの医薬品の合成中間体としても有用であることが知られている。これらの化合物の合成中間体として、4−アルキル−3−アミノピラゾール化合物が有用である。
【0003】
4−アルキル−3−アミノピラゾール化合物の製造方法としては、ジャ−ナルオブ メデイ シナル ケミストリー,Vol.25,235(1982)およびWO93/05044号に記載の方法が知られている。すなわち、アルキルニトリル化合物を出発原料として用い、強塩基の存在下、ギ酸エステル類を作用させてアルキルニトリル化合物のシアノ基に結合しているアルファ位の炭素原子をホルミル化し、続いてヒドラジン水和物と反応させて閉環反応を行うことにより4−アルキル−3−アミノピラゾール化合物を合成する方法である。このうち、WO93/05044号に記載の方法は、極低温下で反応を行うことが記載されている。
また、薬学雑誌,83,313(1962)には、3−アミノ−4−メチルピラゾールの合成法が記載されている。これは、3−エトキシ−2−メチルアクリロニトリルとヒドラジン1水和物とを反応させることにより、該化合物を合成する方法である。
しかしながら、前述の方法の内、前者の方法は、塩基としてナトリウム、ナトリウムアミドおよびリチウムジイソプロピルアミドのような強塩基を使用するため安全性に問題があり、また反応温度を極低温で行わなければならないため、製造を行う上において低温での反応が可能な反応装置を必要とする。更に、この合成法におけるホルミル化反応工程は、目的物の化合物の他に複数の副生成物の生成を伴うため、収率が低いことが問題であった。
一方、後者の方法は、アルコキシプロピオニトリル化合物にナトリウムアルコキサイドの存在下、ギ酸エステル類を作用させてホルミル化する工程を反応ルートの最初に含むものの、前者ほどの強力な塩基、極低温の反応条件は必要ないが、3−アミノ−4−メチルピラゾールに誘導するまでの反応工程数が多く、また合成できる化合物も3−アミノ−4−メチルピラゾールに限られており汎用性がないのが問題であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、工程が安全かつ簡略で、特別の反応装置を必要とせず、汎用性があり、しかも収率の高い4−アルキル−3−アミノピラゾール化合物の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、工程が安全かつ簡略で、特別の反応装置を必要とせず、汎用性があり、しかも高収率で4−アルキル−3−アミノピラゾール化合物を製造しうる方法を開発するため鋭意研究を行った。その結果、これまでに知られていなかった新規の化合物である、3−アミノ−4−(1−ヒドロキシアルキル)ピラゾリン化合物を合成中間体として経て、4−アルキル−3−アミノピラゾールに誘導する方法を見出し、本発明をなすに至った。
すなわち本発明は、
(1) 下記一般式(III)で表される3−アミノ−4−(1−ヒドロキシアルキル)ピラゾリン化合物。
一般式(III)
【化5】

Figure 0003961049
(式中、R1 は無置換のアルキル基を表す。nは0ないし2の数を表し、X2 はプロトン酸の共役塩基を表す。)
(2) 下記一般式(VI)で表される2−(1−ヒドロキシアルキル)アクリロニトリル化合物とヒドラジンとを反応させ、引き続き閉環させることを特徴とする(1)に記載の化合物の製造方法。
一般式(VI)
【化6】
Figure 0003961049
(式中、R1 は無置換のアルキル基を表す。)
(3) ヒドラジンと反応後、酸を用い閉環させることを特徴とする(2)に記載の製造方法。
(4) (1)に記載の化合物と下記一般式(IV)で表される酸無水物又は下記一般式(V)で表される酸ハロゲン化物とを反応させる工程を含むことを特徴とする下記一般式(II)で表される3−アシルアミノ−4−アルキルピラゾール化合物の製造方法。
一般式(II)
【化7】
Figure 0003961049
(式中、R1 は無置換のアルキル基を表し、R2 は無置換のアルキル基を表す。)
一般式(IV) (R2 CO)2
(式中、R2 は無置換のアルキル基を表す。)
一般式(V) R2 COX3
(式中、R2 は無置換のアルキル基を表す。X3はハロゲン原子を表す。)
(5) 酸無水物又は酸ハロゲン化物とを反応させた後、塩基で処理することを特徴とする(4)に記載の製造方法。
(6) (4)または(5)に記載の方で前記一般式(II)で表される3−アシルアミノ−4−アルキルピラゾール化合物を製造し、その後、該一般式(II)で表される3−アシルアミノ−4−アルキルピラゾール化合物を脱アシル化して下記一般式(I)で表される4−アルキル−3−アミノピラゾール化合物を製造することからなることを特徴とする、4−アルキル−3−アミノピラゾール化合物の製造方法。
一般式(I)
【化8】
Figure 0003961049
(式中、R1 は、無置換のアルキル基を表す。mは0ないし2の数を表し、X1 はプロトン酸の共役塩基を表す。)
(7) 脱アシル化を、酸又はアルカリ条件下で加水分解することを特徴とする(6)に記載の製造方法。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明において、前記一般式(I)、(II)、(III)、(IV)、(V)および(VI)で表される化合物中、R1 、R2 、X1 、X2 、X3 、mおよびnについて詳しく述べる。
【0015】
一般式(I)、(II)、(III)および(IV)中、R1無置換のアルキル基を表す。該アルキル基は、好ましくは炭素数1〜20の直鎖、または分岐鎖のアルキル基で、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ヘキシル、オクチル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル等が挙げられる。
【0017】
一般式(I)および(III)中、X1 およびX2 で表される基は、プロトン酸の共役塩基を表し、好ましい具体例は、Cl- 、Br- 、I- ,HSO4 - 、CH3 SO3 - 、p−CH365 SO3 - 、CH3 COO- 、ClCH2 COO- 、Cl3 COO- 、CF3 COO- 等が挙げられ、好ましいのはCl- 、Br- 、HSO4 - あり、最も好ましいのはCl- である。mおよびnは0な いし2の数を表す。一般式(V)中、X3 で表される基はハロゲン原子を表し、好ましいのは塩素または臭素原子である。
【0018】
一般式(II)中、R2 で表される無置換のアルキル基は、好ましくは炭素数1〜5の直鎖、または分岐のアルキル基で、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル等が挙げられる
【0019】
次に一般式(I)、(II)、(III)、(IV)、(V)および(VI)で表される化合物の好ましい範囲について説明する。
1 、炭素数が1ないし8の直鎖または分岐鎖の無置換のアルキル基がより好ましい。
2 、炭素数が1ないし5の直鎖または分岐鎖の無置換のアルキル基がより好ましい。
【0020】
前記一般式(I)で表される4−アルキル−3−アミノピラゾール化合物の代表的具体例を以下に示すが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
【0021】
【化9】
Figure 0003961049
【0022】
【化10】
Figure 0003961049
【0024】
前記一般式(II)で表される3−アシルアミノ−4−アルキルピラゾール化合物の代表的具体例を以下に示すが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
【0025】
【化12】
Figure 0003961049
【0026】
【化13】
Figure 0003961049
【0027】
前記一般式(III)で表される3−アミノ−4−(1−ヒドロキシアルキル)ピラゾリン化合物の代表的具体例を以下に示すが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
【0028】
【化14】
Figure 0003961049
【0029】
本発明の方法は、下記の反応工程式で表すことができる。
反応工程式
【0030】
【化15】
Figure 0003961049
【0031】
(式中、R1 、R2 、X1 、X2 、X3 、mおよびnは前記と同じ意味をもつ。aは0ないし2の数を表す。)
上記反応工程式に従い本発明を詳細に説明する。
【0032】
一般式(VI)で表される2−(1−ヒドロキシアルキル)アクリロニトリル化合物はUS3,743,669、特開昭47−10219号に記載の方法により合成することができる。すなわち、アクリロニトリルと置換アルデヒド類とをトリエチレンジアミン〔ジアザビシクロ(2,2,2)−オクタン〕、キンクリジン等の3個の環に共通して1個の窒素原子を有する環状3級アミン触媒の存在下で反応させることにより合成することができる。
【0033】
一般式(VI)で表される化合物とヒドラジンまたはその水和物との反応を行った後、酸を作用させることにより、一般式(III)で表される3−アミノ−4−(1−ヒドロキシアルキル)ピラゾリン化合物を製造する工程において、一般式(VI)で表される化合物に対するヒドラジンまたはその水和物のモル比は、0.5〜1.5、好ましくは0.8〜1.2、最も好ましいのは0.9〜1.1の範囲である。本発明に用いる酸としては、フッ化水素、塩化水素、臭化水素、ヨウ化水素、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、リン酸、硫酸、酢酸、クロロ酢酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸等が挙げられる。塩化水素、硫酸、メタンスルホン酸が好ましく、最も好ましいのは塩化水素である。一般式(IV)で表される化合物に対する上記の酸の使用量のモル比は、好ましくは1.0〜3.0、最も好ましいのは1.0〜2.2の範囲である。
【0034】
一般式(III)で表される3−アミノ−4−(1−ヒドロキシアルキル)ピラゾリン化合物を製造する工程において、使用される溶媒としては低級アルコール類が好ましく、より好ましいのはエタノール、プロパノール、イソプロパノールであり、その使用量は一般式(VI)で表されるアクリロニトリル類1重量部当り1〜50重量部、好ましくは3〜30重量部の範囲であり、化合物種により選択される。
【0035】
一般式(III)で表される3−アミノ−4−(1−ヒドロキシアルキル)ピラゾリン化合物を製造する工程において、ヒドラジンとの反応のおける好ましい反応温度は−30〜10℃、最も好ましいのは−20〜5℃の範囲であり、この反応における好ましい反応時間は10分〜3時間、より好ましくは10分〜1時間の範囲である。その後の酸との反応における好ましい反応温度は0〜120℃、より好ましいのは20〜100℃であり、この反応における好ましい反応時間は30分〜5時間、より好ましくは30分〜3時間の範囲である。
【0036】
一般式(III)で表される3−アミノ−4−(1−ヒドロキシアルキル)ピラゾリン化合物と一般式(IV)で表される酸無水物又は一般式(V)で表される酸ハロゲン化物との反応により、一般式(II)で表される3−アシルアミノ−4−アルキルピラゾール化合物を製造する工程において、一般式(III)で表される化合物との反応に用いる酸無水物又は酸ハロゲン化物のモル比は2〜50、好ましくは2〜30、より好ましいのは3〜10の範囲であり、反応後過剰分は減圧下で除去するのが好ましい。続いて塩基との処理を行うが、用いることのできる好ましい塩基は、金属水素化物(水素化ナトリウム、水素化カリウム等)、金属アルコキサイド(ナトリウムメトキサイド、ナトリウムエトキサイド、t− ブトキシカリウム、t−ブトキシナトリウム等)、金属水酸化物(水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム等)、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、酢酸ナトリウム等である。使用する塩基の量として、一般式(III)で表される化合物に対する好ましいモル比は1〜20、より好ましくは1〜10の範囲である。酸無水物又は酸ハロゲン化物を除去しなかった場合は、それらを中和するのに必要な量を更に加える必要がある。
【0037】
一般式(II)で表される3−アシルアミノ−4−アルキルピラゾール化合物の製造する工程において、使用される溶媒としては、芳香族炭化水素(ベンゼン、トルエン、キシレン等)、塩素系溶媒(塩化メチレン、クロロホルム等)、テトラヒドロフラン、アセトニトリル等が挙げられるが、酸無水物又は酸ハロゲン化物を反応溶媒に兼ねることもできる。
【0038】
一般式(II)で表される3−アシルアミノ−4−アルキルピラゾール化合物の製造において、好ましい反応温度は40〜180℃であり、より好ましい反応温度は40〜160℃の範囲である。また、この反応における好ましい反応時間は、1時間〜10時間、より好ましくは2〜8時間であるが、使用する反応溶媒および用いる酸無水物又は酸ハロゲン化物により選択される。
【0039】
一般式(II)で表される4−アシルアミノ−3−アルキルピラゾール化合物を脱アシル化することにより、一般式(I)で表される3−アルキル−4−アミノピラゾール化合物を製造する工程において、好ましい方法は酸又はアルカリ条件下での加水分解である。用いる酸としては、一般式(III)で表される化合物を製造するときに用いた酸を用いることができる。また、アルカリ条件で加水分解する場合に用いる好ましい塩基としては、金属水素化物(水素化ナトリウム、水素化カリウム等)、金属アルコキサイド(ナトリウムメトキサイド、ナトリウムエトキサイド、t−ブトキシカリウム、t−ブトキシナトリウム等)、金属水酸化物(水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム等)、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、酢酸ナトリウム等が挙げられる。
酸を用いて加水分解する場合において、一般式(II)で表される4−アシルアミノ−3−アルキルピラゾール化合物に対して、用いる酸のモル比は1〜50、好ましくは1〜20、より好ましくは1〜10の範囲である。
塩基を用いて加水分解する場合において、一般式(II)で表される4−アシルアミノ−3−アルキルピラゾール化合物に対して、用いる塩基のモル比は1〜50、好ましくは1〜20、より好ましくは1〜10の範囲である。
【0040】
一般式(I)で表される3−アルキル−4−アミノピラゾール化合物を製造する工程において、使用される溶媒としては低級アルコール、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、N,N−ジエチルホルムアミド、N,N−ジエチルアセトアミドなどが挙げられ、これらの溶媒に加えて加水分解に必要な理論量以上の水を添加するか、あるいは水を反応溶媒として用いてもよい。反応溶媒の使用量としては、一般式(II)で表される4−アシルアミノ−3−アルキルピラゾール化合物1重量部当たり1〜50、好ましくは1〜30、より好ましくは1〜20の範囲である。
【0041】
一般式(I)で表される3−アルキル−4−アミノピラゾール化合物を製造する工程において、酸性条件の場合における好ましい反応温度は、10〜120℃、より好ましくは20〜100℃の範囲であり、アルカリ条件の場合における好ましい反応温度は、20〜150℃、より好ましくは30〜120℃の範囲であり、酸性およびアルカリ性条件下のいずれの場合にも反応物の種類により選択される。またこの反応における好ましい反応時間は、酸性およびアルカリ性条件下のいずれの場合においても、30分〜10時間、好ましくは30分〜8時間であり、反応物の種類および用いる酸または塩基の濃度により選択される。
【0042】
【実施例】
次に、本発明の具体例を示すが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
実施例1(例示化合物P−1の合成)
ヒドラジン1水和物16.5g(0.33モル)にイソプロピルアルコールを加え氷冷下で攪拌した。2−(1−ヒドロキシエチル)アクリロニトリル32g(0.33モル)を内温を10℃以下に保ちながら、10分かけて滴下した。氷冷下で2時間攪拌した後、塩化水素ガス27.1g(0.74モル)を30分かけて吹き込んだ。室温で1時間攪拌した後、加熱還流を2時間行った。反応液を室温まで冷却し、析出した結晶を濾取して、56g(84.0%)の例示化合物P−1を得た。融点は128〜135℃であった。生成物の構造は 1H−NMR、マススペクトルおよび元素分析により理論値と一致することを確認した。
【0043】
実施例2(例示化合物N−1の合成)
3−アミノ−4−(1−ヒドロキシエチル)ピラゾリン2塩酸塩20.2g(0.1モル)に無水酢酸75mlを加え、加熱還流を5時間行った後、無水酢酸および反応で生成した酢酸を減圧下で留去した。メタノール20mlを加え、攪拌溶解する。水冷下で攪拌しながらナトリウムメトキサイド28%含有メタノール溶液80.4ml(0.4モル)を滴下した後、室温で1時間攪拌した。加熱還流を4時間行った後、メタノールを減圧留去した。残留物に酢酸エチル/水の混合溶液を加え、次に塩酸で中和した。酢酸エチルで3回抽出した後、酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。酢酸エチルを減圧下で留去した。カラムクロマトにより精製した後、酢酸エチル、n−ヘキサンの混合溶液で晶析した。析出した結晶を濾取して10.5g(68.7%)の例示化合物を得た。融点は136〜137℃であった。生成物の構造は 1H−NMRおよびマススペクトルにより理論値と一致することを確認した。1H-NMR (DMSO-d6)σ(ppm)(多重度, 積分値) 9.53(s,1H),7.39(s,1H),2.30(q,2H),2.00(s,3H),1.08(t,3H)
【0044】
実施例3(例示化合物N−2の合成)
3−アミノ−4−(1−ヒドロキシエチル)ピラゾリン2塩酸塩20.2g(0.1モル)に無水プロピオン酸104g(0.8モル)を加えた。加熱還流を5時間行った後、過剰の無水プロピオン酸および反応で生成したプロピオン酸を減圧下で留去した。メタノール30mlを加え、次にナトリウムメトキサイド28%含有メタノール溶液120ml(0.6モル)を滴下した。加熱還流を6時間行った後、メタノールを減圧留去した。残留物に酢酸エチル/水の混合溶液を加え、次に塩酸で中和した。酢酸エチルで3回抽出した後、酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。酢酸エチルを減圧下で留去した。カラムクロマトにより精製した後、酢酸エチル、n−ヘキサンの混合溶液で晶析し、析出した結晶を濾取して11.3g(67.3%)の例示化合物N−2を得た。融点は128〜129℃であった。生成物の構造は 1H−NMRおよびマススペクトルにより理論値と一致することを確認した。1H-NMR (CDCl3)σ(ppm)(多重度, 積分値) 7.98(s,1H),7.29(s,1H),2.51〜2.20(m,4H),1.35 〜0.98(m,6H)
【0045】
実施例4(例示化合物N−3の合成)
3−アミノ−4−(1−ヒドロキシエチル)ピラゾリン2塩酸塩20.2g(0.1モル)に無水酪酸 4g(0.8モル)を加えた。加熱還流を5時間行った後、過剰の無水酪酸および反応で生成した酪酸を減圧下で留去した。メタノール30mlを加え、次にナトリウムメトキサイド28%含有メタノール溶液120mlを滴下した。加熱還流を6時間行った後、メタノールを減圧留去した。残留物に酢酸エチル/水の混合溶液を加え、次に塩酸で中和した。酢酸エチルで3回抽出した後、酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。酢酸エチルを減圧下で留去した。カラムクロマトにより精製した後、酢酸エチル、n−ヘキサンの混合溶液で晶析した。析出した結晶を濾取して11.7(64.8%)の例示化合物N−3を得た。融点は125〜126℃であった。生成物の構造は 1H−NMRおよびマススペクトルにより理論値と一致することを確認した。1H-NMR (CDCl3)σ(ppm)(多重度, 積分値) 8.31(s,1H),7.24(s,1H),2.51〜2.22(m,4H),1.86 〜1.55(m,2H),1.13(s,3H),0.989(s,3H)
【0046】
実施例5(例示化合物M−3の合成)
3−アセチルアミノ−4−エチルピラール30g(0.196モル)にメタノール150mlを加え溶解した。濃塩酸37ml(0.43モル)を加え、加熱還流を2時間行った。溶媒を減圧下で留去し、アセトニトリルで再結晶することにより、例示化合物M−2を27.8g(96%)得た。融点は145〜146℃であった。生成物の構造は 1H−NMRおよびマススペクトルにより理論値と一致することを確認した。
【0047】
実施例6(例示化合物M−2の合成)
3−アセチルアミノ−4−エチルピラール20g(0.131モル)にメタノール100mlを加え溶解した。濃塩酸28ml(0.326モル)を加え、加熱還流を2時間行った。溶媒を減圧下で留去した後、酢酸エチル/水を加え炭酸水素ナトリウムを加えて中和した。酢酸エチルで5回抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。酢酸エチルを減圧下で留去することにより、例示化合物M−2を14.3g(95%)得た。取り出したM−2は放置すると結晶となった。融点は44〜45℃であった。生成物の構造は 1H−NMRおよびマススペクトルにより理論値と一致することを確認した。1H-NMR (DMSO-d6)σ(ppm)(多重度, 積分値) 7.10(s,1H),2.23(q,2H),1.07(t,3H)
【0048】
実施例7(例示化合物M−2の合成)
3−アセチルアミノ−4−エチルピラール15.30(0.1モル)にナトリウムメトキサイド28%含有メタノール溶液60ml(0.3モル)および水10mlを加え溶解した。加熱還流を3時間行った後、室温まで冷却した。反応液に塩酸水溶液を滴下して中和した。メタノールおよび水を減圧下で留去した。残留物に酢酸エチル200mlを加え、不溶の食塩を除去した。酢酸エチルを減圧下で留去することにより、例示化合物M−2を9.6g(86.5%)得た。融点は44〜45℃であった。生成物の構造は 1H−NMRおよびマススペクトルにより確認し、実施例6で合成したものと一致した。
【0049】
【発明の効果】
本発明により、写真感光材料用あるいは医薬品中間体の重要な合成中間体である4−アルキル−3−アミノピラゾール化合物を製造するにあたり、新規な化合物である3−アミノ−4−(1−ヒドロキシアルキル)ピラゾリン化合物を経るという全く新しい合成方法を提供することができた。すなわち、これまでに知られていた3−アミノ−4−アルキルピラゾール化合物の合成法に比べて、安価な原料を使用し、工程が安全かつ簡略で特別の反応装置を必要とせず、汎用性があり、しかも高収率で目的物を得ることができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing 4-alkyl-3-aminopyrazole and a novel 3 -amino-4- (1) useful as a synthesis intermediate for compounds used in silver halide photographic light-sensitive materials and as a synthesis intermediate for pharmaceuticals. -Hydroxyalkyl) pyrazoline compounds.
[0002]
[Prior art]
Of the organic materials used in the silver halide photographic light-sensitive materials, 1H-pyrazolo [1,5-b] [1,2,4] triazole compounds useful as the skeleton of the magenta coupler are disclosed in JP-A-59-171956, As described in JP-A-61-53644, etc., the dye obtained by the coupling reaction with the oxidized form of the color developer has no secondary absorption, and due to its features, it has recently been put to practical use in color negatives and color print type light-sensitive materials Has been. Of these, the 7-alkyl-1H-pyrazolo [1,5-b] [1,2,4] triazole compound is different from the oxidized form of the color developer, depending on the difference in substituents bonded to the alkyl group. It is also useful as a non-colored coupler that does not undergo a color reaction by only trapping a coupling reaction or an oxidized form of a color developer. On the other hand, as described in WO 93/05044, 7-alkyl-1H-pyrazolo [1,5-b] [1,2,4] triazole compounds are used as pharmaceuticals such as antihypertensive agents having angiotensin II antagonism. It is known to be useful as a synthetic intermediate. 4-Alkyl-3-aminopyrazole compounds are useful as synthetic intermediates for these compounds.
[0003]
As a method for producing a 4-alkyl-3-aminopyrazole compound, Journal of Medicinal Chemistry, Vol. 25, 235 (1982) and the method described in WO 93/05044 are known. That is, an alkyl nitrile compound is used as a starting material, and a formate ester is allowed to act in the presence of a strong base to formylate the alpha carbon atom bonded to the cyano group of the alkyl nitrile compound, followed by hydrazine hydrate. It is a method of synthesizing a 4-alkyl-3-aminopyrazole compound by carrying out a ring-closing reaction by reacting with. Among these, the method described in WO 93/05044 describes that the reaction is performed at an extremely low temperature.
In addition, a method for synthesizing 3-amino-4-methylpyrazole is described in Pharmaceutical Journal, 83, 313 (1962). This is a method for synthesizing the compound by reacting 3-ethoxy-2-methylacrylonitrile with hydrazine monohydrate.
However, among the aforementioned methods, the former method has a safety problem because it uses a strong base such as sodium, sodium amide and lithium diisopropylamide as the base, and the reaction temperature must be carried out at a very low temperature. Therefore, a reactor capable of performing a reaction at a low temperature is required for production. Furthermore, since the formylation reaction step in this synthesis method involves the generation of a plurality of by-products in addition to the target compound, there is a problem that the yield is low.
On the other hand, the latter method includes a step of formylation by reacting a formate ester with an alkoxypropionitrile compound in the presence of sodium alkoxide at the beginning of the reaction route. Is not necessary, but there are many reaction steps until derivatization to 3-amino-4-methylpyrazole, and the compound that can be synthesized is also limited to 3-amino-4-methylpyrazole and is not versatile. Was a problem.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a process for producing a 4-alkyl-3-aminopyrazole compound that is safe and simple in process, does not require a special reaction apparatus, is versatile, and has a high yield. .
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have developed a process that is safe and simple in process, does not require a special reaction apparatus, is versatile, and can produce a 4-alkyl-3-aminopyrazole compound in a high yield. We conducted intensive research. As a result, a novel compound that has not been known so far, a method of derivatizing 3-alkyl-4- (1-hydroxyalkyl) pyrazoline compound as a synthetic intermediate to 4-alkyl-3-aminopyrazole The present invention has been found and the present invention has been made.
That is, the present invention
(1) A 3-amino-4- (1-hydroxyalkyl) pyrazoline compound represented by the following general formula (III).
Formula (III)
[Chemical formula 5]
Figure 0003961049
(In the formula, R 1 represents an unsubstituted alkyl group. N represents a number of 0 to 2, and X 2 represents a conjugate base of a protonic acid.)
(2) The method for producing a compound according to (1), wherein a 2- (1-hydroxyalkyl) acrylonitrile compound represented by the following general formula (VI) is reacted with hydrazine and subsequently ring-closed.
Formula (VI)
[Chemical 6]
Figure 0003961049
(In the formula, R 1 represents an unsubstituted alkyl group.)
(3) The production method according to (2), wherein the reaction with hydrazine is followed by ring closure using an acid.
(4) It comprises a step of reacting the compound described in (1) with an acid anhydride represented by the following general formula (IV) or an acid halide represented by the following general formula (V). A method for producing a 3-acylamino-4-alkylpyrazole compound represented by the following general formula (II).
Formula (II)
[Chemical 7]
Figure 0003961049
(In the formula, R 1 represents an unsubstituted alkyl group, and R 2 represents an unsubstituted alkyl group.)
Formula (IV) (R 2 CO) 2 O
(In the formula, R 2 represents an unsubstituted alkyl group.)
Formula (V) R 2 COX 3
(In the formula, R 2 represents an unsubstituted alkyl group. X 3 represents a halogen atom.)
(5) The method according to (4), wherein the acid anhydride or acid halide is reacted and then treated with a base.
(6) (4) or (5) to produce a represented by 3-acylamino-4-alkyl pyrazole compound before following general formula (II) in a way described, then, the table in the general formula (II) characterized in that it consists of producing the the 3-acylamino-4-alkyl pyrazole compound deacylation to represented by 4-alkyl-3-aminopyrazole compound of the following general formula (I), 4- A method for producing an alkyl-3-aminopyrazole compound .
Formula (I)
[Chemical 8]
Figure 0003961049
(In the formula, R 1 represents an unsubstituted alkyl group. M represents a number from 0 to 2, and X 1 represents a conjugate base of a protonic acid.)
(7) The method according to (6), wherein the deacylation is hydrolyzed under an acid or alkaline condition.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the present invention, among the compounds represented by the general formulas (I), (II), (III), (IV), (V) and (VI), R 1 , R 2 , X 1 , X 2 , X 3 , m and n will be described in detail.
[0015]
In the general formulas (I), (II), (III) and (IV), R 1 represents an unsubstituted alkyl group . The alkyl group is preferably straight-chain having 1 to 20 carbon atoms or branched alkyl group, such as methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, hexyl, octyl, decyl, dodecyl, tetradecyl, hexadecyl, octadecyl Le Etc.
[0017]
In the general formulas (I) and (III), the groups represented by X 1 and X 2 represent a conjugate base of a proton acid, and preferred specific examples are Cl , Br , I , HSO 4 , CH 3 SO 3 , p—CH 3 C 6 H 5 SO 3 , CH 3 COO , ClCH 2 COO , Cl 3 COO , CF 3 COO − and the like are preferable, and Cl , Br , HSO 4 - Yes, most preferably Cl - it is. m and n represent 0 or 2 numbers. In general formula (V), the group represented by X 3 represents a halogen atom, preferably a chlorine or bromine atom.
[0018]
In the general formula (II), the unsubstituted alkyl group represented by R 2 is preferably a linear or branched alkyl group having 1 to 5 carbon atoms, such as methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, t- butyl Lumpur, and the like.
[0019]
Next, preferred ranges of the compounds represented by formulas (I), (II), (III), (IV), (V) and (VI) will be described.
R 1 is more preferably an unsubstituted alkyl group having a linear or branched chain of from no 1 8 carbon atoms.
R 2 is more preferably an unsubstituted alkyl group having a linear or branched 1 to 5 carbon atoms.
[0020]
Typical specific examples of the 4-alkyl-3-aminopyrazole compound represented by the general formula (I) are shown below, but the present invention is not limited thereto.
[0021]
[Chemical 9]
Figure 0003961049
[0022]
[Chemical Formula 10]
Figure 0003961049
[0024]
Representative specific examples of the 3-acylamino-4-alkylpyrazole compound represented by the general formula (II) are shown below, but the present invention is not limited thereto.
[0025]
Embedded image
Figure 0003961049
[0026]
Embedded image
Figure 0003961049
[0027]
Representative specific examples of the 3-amino-4- (1-hydroxyalkyl) pyrazoline compound represented by the general formula (III) are shown below, but the present invention is not limited thereto.
[0028]
Embedded image
Figure 0003961049
[0029]
The method of the present invention can be represented by the following reaction process formula.
Reaction process formula [0030]
Embedded image
Figure 0003961049
[0031]
(In the formula, R 1 , R 2 , X 1 , X 2 , X 3 , m and n have the same meaning as described above. A represents a number of 0 to 2.)
The present invention will be described in detail according to the above reaction process formula.
[0032]
The 2- (1-hydroxyalkyl) acrylonitrile compound represented by the general formula (VI) can be synthesized by the method described in US Pat. No. 3,743,669 and JP-A-47-10219. That is, in the presence of a cyclic tertiary amine catalyst having one nitrogen atom in common with three rings, such as triethylenediamine [diazabicyclo (2,2,2) -octane] and quinclidine, and acrylonitrile and substituted aldehydes. It can synthesize | combine by making it react with.
[0033]
After reacting the compound represented by the general formula (VI) with hydrazine or a hydrate thereof, an acid is allowed to act to give 3-amino-4- (1- In the step of producing a hydroxyalkyl) pyrazoline compound, the molar ratio of hydrazine or its hydrate to the compound represented by the general formula (VI) is 0.5 to 1.5, preferably 0.8 to 1.2. The most preferred range is 0.9 to 1.1. Examples of the acid used in the present invention include hydrogen fluoride, hydrogen chloride, hydrogen bromide, hydrogen iodide, methanesulfonic acid, ethanesulfonic acid, benzenesulfonic acid, p-toluenesulfonic acid, phosphoric acid, sulfuric acid, acetic acid, and chloroacetic acid. , Trichloroacetic acid, trifluoroacetic acid and the like. Hydrogen chloride, sulfuric acid and methanesulfonic acid are preferred, and hydrogen chloride is most preferred. The molar ratio of the amount of the acid used to the compound represented by the general formula (IV) is preferably 1.0 to 3.0, and most preferably 1.0 to 2.2.
[0034]
In the step of producing the 3-amino-4- (1-hydroxyalkyl) pyrazoline compound represented by the general formula (III), the solvent used is preferably a lower alcohol, more preferably ethanol, propanol or isopropanol. The amount used is in the range of 1 to 50 parts by weight, preferably 3 to 30 parts by weight per part by weight of the acrylonitriles represented by the general formula (VI), and is selected according to the compound type.
[0035]
In the step of producing the 3-amino-4- (1-hydroxyalkyl) pyrazoline compound represented by the general formula (III), a preferable reaction temperature in the reaction with hydrazine is −30 to 10 ° C., most preferably − The reaction time is 20 to 5 ° C., and the preferable reaction time in this reaction is 10 minutes to 3 hours, more preferably 10 minutes to 1 hour. The preferable reaction temperature in the subsequent reaction with acid is 0 to 120 ° C., more preferably 20 to 100 ° C., and the preferable reaction time in this reaction is in the range of 30 minutes to 5 hours, more preferably 30 minutes to 3 hours. It is.
[0036]
A 3-amino-4- (1-hydroxyalkyl) pyrazoline compound represented by the general formula (III) and an acid anhydride represented by the general formula (IV) or an acid halide represented by the general formula (V); In the step of producing a 3-acylamino-4-alkylpyrazole compound represented by the general formula (II) by the reaction of, an acid anhydride or an acid halide used for the reaction with the compound represented by the general formula (III) The molar ratio is 2 to 50, preferably 2 to 30, more preferably 3 to 10, and the excess after the reaction is preferably removed under reduced pressure. Subsequent treatment with a base is carried out. Preferred bases that can be used include metal hydrides (sodium hydride, potassium hydride, etc.), metal alkoxides (sodium methoxide, sodium ethoxide, t-butoxy potassium, t- Butoxy sodium, etc.), metal hydroxides (potassium hydroxide, sodium hydroxide, calcium hydroxide, etc.), potassium carbonate, sodium carbonate, sodium acetate and the like. As the amount of the base to be used, a preferable molar ratio to the compound represented by the general formula (III) is in the range of 1 to 20, more preferably 1 to 10. If the acid anhydride or acid halide has not been removed, it is necessary to add in the amount necessary to neutralize them.
[0037]
In the process for producing the 3-acylamino-4-alkylpyrazole compound represented by the general formula (II), examples of the solvent used include aromatic hydrocarbons (benzene, toluene, xylene, etc.), chlorinated solvents (methylene chloride). , Chloroform, etc.), tetrahydrofuran, acetonitrile and the like, but an acid anhydride or an acid halide can also serve as a reaction solvent.
[0038]
In the production of the 3-acylamino-4-alkylpyrazole compound represented by the general formula (II), a preferable reaction temperature is 40 to 180 ° C, and a more preferable reaction temperature is in the range of 40 to 160 ° C. Moreover, the preferable reaction time in this reaction is 1 hour to 10 hours, more preferably 2 to 8 hours, but it is selected depending on the reaction solvent used and the acid anhydride or acid halide used.
[0039]
In the step of producing a 3-alkyl-4-aminopyrazole compound represented by the general formula (I) by deacylating the 4-acylamino-3-alkylpyrazole compound represented by the general formula (II): A preferred method is hydrolysis under acid or alkaline conditions. As an acid to be used, the acid used when manufacturing the compound represented by general formula (III) can be used. Preferred bases used for hydrolysis under alkaline conditions include metal hydrides (sodium hydride, potassium hydride, etc.), metal alkoxides (sodium methoxide, sodium ethoxide, t-butoxy potassium, t-butoxy sodium). Etc.), metal hydroxides (potassium hydroxide, sodium hydroxide, calcium hydroxide, etc.), potassium carbonate, sodium carbonate, sodium acetate and the like.
In the case of hydrolyzing with an acid, the molar ratio of the acid to be used is 1 to 50, preferably 1 to 20, more preferably with respect to the 4-acylamino-3-alkylpyrazole compound represented by the general formula (II). Is in the range of 1-10.
In the case of hydrolysis using a base, the molar ratio of the base used is 1 to 50, preferably 1 to 20, more preferably with respect to the 4-acylamino-3-alkylpyrazole compound represented by the general formula (II). Is in the range of 1-10.
[0040]
In the process for producing the 3-alkyl-4-aminopyrazole compound represented by the general formula (I), the solvent used is lower alcohol, tetrahydrofuran, acetonitrile, N, N-diethylformamide, N, N-diethylacetamide. In addition to these solvents, water in excess of the theoretical amount necessary for hydrolysis may be added, or water may be used as a reaction solvent. The amount of the reaction solvent used is in the range of 1 to 50, preferably 1 to 30, more preferably 1 to 20 per 1 part by weight of the 4-acylamino-3-alkylpyrazole compound represented by the general formula (II). .
[0041]
In the step of producing the 3-alkyl-4-aminopyrazole compound represented by the general formula (I), a preferable reaction temperature in the case of acidic conditions is in the range of 10 to 120 ° C, more preferably 20 to 100 ° C. The preferable reaction temperature in the case of alkaline conditions is in the range of 20 to 150 ° C., more preferably in the range of 30 to 120 ° C., and is selected depending on the type of reactants in both cases of acidic and alkaline conditions. Moreover, the preferable reaction time in this reaction is 30 minutes to 10 hours, preferably 30 minutes to 8 hours in both cases of acidic and alkaline conditions, and is selected depending on the kind of the reactants and the concentration of the acid or base used. Is done.
[0042]
【Example】
Next, although the specific example of this invention is shown, this invention is not limited by these.
Example 1 (Synthesis of Exemplified Compound P-1)
Isopropyl alcohol was added to 16.5 g (0.33 mol) of hydrazine monohydrate, and the mixture was stirred under ice cooling. 2- (1-Hydroxyethyl) acrylonitrile (32 g, 0.33 mol) was added dropwise over 10 minutes while maintaining the internal temperature at 10 ° C. or lower. After stirring for 2 hours under ice cooling, 27.1 g (0.74 mol) of hydrogen chloride gas was blown in over 30 minutes. After stirring at room temperature for 1 hour, heating under reflux was performed for 2 hours. The reaction solution was cooled to room temperature, and the precipitated crystals were collected by filtration to obtain 56 g (84.0%) of exemplary compound P-1. The melting point was 128-135 ° C. The structure of the product was confirmed to be consistent with the theoretical value by 1 H-NMR, mass spectrum and elemental analysis.
[0043]
Example 2 (Synthesis of Exemplified Compound N-1)
75 ml of acetic anhydride was added to 20.2 g (0.1 mol) of 3-amino-4- (1-hydroxyethyl) pyrazoline dihydrochloride and heated under reflux for 5 hours. Then, acetic anhydride and acetic acid produced by the reaction were added. Distilled off under reduced pressure. Add 20 ml of methanol and dissolve with stirring. While stirring under water cooling, 80.4 ml (0.4 mol) of a methanol solution containing 28% sodium methoxide was added dropwise, followed by stirring at room temperature for 1 hour. After heating and refluxing for 4 hours, methanol was distilled off under reduced pressure. To the residue was added a mixed solution of ethyl acetate / water, and then neutralized with hydrochloric acid. After extracting three times with ethyl acetate, the ethyl acetate layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. Ethyl acetate was distilled off under reduced pressure. After purification by column chromatography, crystallization was performed with a mixed solution of ethyl acetate and n-hexane. The precipitated crystals were collected by filtration to obtain 10.5 g (68.7%) of the exemplified compound. The melting point was 136-137 ° C. The structure of the product was confirmed to be consistent with the theoretical value by 1 H-NMR and mass spectrum. 1 H-NMR (DMSO-d 6 ) σ (ppm) (multiplicity, integral) 9.53 (s, 1H), 7.39 (s, 1H), 2.30 (q, 2H), 2.00 (s, 3H), 1.08 (t, 3H)
[0044]
Example 3 (Synthesis of Exemplified Compound N-2)
To 20.2 g (0.1 mol) of 3-amino-4- (1-hydroxyethyl) pyrazoline dihydrochloride, 104 g (0.8 mol) of propionic anhydride was added. After heating and refluxing for 5 hours, excess propionic anhydride and propionic acid produced by the reaction were distilled off under reduced pressure. 30 ml of methanol was added, and then 120 ml (0.6 mol) of a methanol solution containing 28% sodium methoxide was added dropwise. After heating and refluxing for 6 hours, methanol was distilled off under reduced pressure. To the residue was added a mixed solution of ethyl acetate / water, and then neutralized with hydrochloric acid. After extracting three times with ethyl acetate, the ethyl acetate layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. Ethyl acetate was distilled off under reduced pressure. After purification by column chromatography, crystallization was performed with a mixed solution of ethyl acetate and n-hexane, and the precipitated crystals were collected by filtration to obtain 11.3 g (67.3%) of exemplary compound N-2. The melting point was 128-129 ° C. The structure of the product was confirmed to be consistent with the theoretical value by 1 H-NMR and mass spectrum. 1 H-NMR (CDCl 3 ) σ (ppm) (multiplicity, integral value) 7.98 (s, 1H), 7.29 (s, 1H), 2.51 to 2.20 (m, 4H), 1.35 to 0.98 (m, 6H)
[0045]
Example 4 (Synthesis of Exemplified Compound N-3)
4 g (0.8 mol) of butyric anhydride was added to 20.2 g (0.1 mol) of 3-amino-4- (1-hydroxyethyl) pyrazoline dihydrochloride. After heating and refluxing for 5 hours, excess butyric anhydride and butyric acid produced by the reaction were distilled off under reduced pressure. 30 ml of methanol was added, and then 120 ml of a methanol solution containing 28% sodium methoxide was added dropwise. After heating and refluxing for 6 hours, methanol was distilled off under reduced pressure. To the residue was added a mixed solution of ethyl acetate / water, and then neutralized with hydrochloric acid. After extracting three times with ethyl acetate, the ethyl acetate layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. Ethyl acetate was distilled off under reduced pressure. After purification by column chromatography, crystallization was performed with a mixed solution of ethyl acetate and n-hexane. The precipitated crystals were collected by filtration to obtain 11.7 (64.8%) of exemplary compound N-3. The melting point was 125-126 ° C. The structure of the product was confirmed to be consistent with the theoretical value by 1 H-NMR and mass spectrum. 1 H-NMR (CDCl 3 ) σ (ppm) (multiplicity, integral value) 8.31 (s, 1H), 7.24 (s, 1H), 2.51 to 2.22 (m, 4H), 1.86 to 1.55 (m, 2H) , 1.13 (s, 3H), 0.989 (s, 3H)
[0046]
Example 5 (Synthesis of Exemplified Compound M-3)
To 30 g (0.196 mol) of 3-acetylamino-4-ethylpyral, 150 ml of methanol was added and dissolved. 37 ml (0.43 mol) of concentrated hydrochloric acid was added, and the mixture was heated to reflux for 2 hours. The solvent was distilled off under reduced pressure and recrystallized from acetonitrile to obtain 27.8 g (96%) of Exemplary Compound M-2. The melting point was 145 to 146 ° C. The structure of the product was confirmed to be consistent with the theoretical value by 1 H-NMR and mass spectrum.
[0047]
Example 6 (Synthesis of Exemplified Compound M-2)
To 20 g (0.131 mol) of 3-acetylamino-4-ethylpyral, 100 ml of methanol was added and dissolved. Concentrated hydrochloric acid (28 ml, 0.326 mol) was added, and the mixture was heated to reflux for 2 hours. After the solvent was distilled off under reduced pressure, ethyl acetate / water was added and neutralized by adding sodium hydrogen carbonate. Extracted five times with ethyl acetate and dried over anhydrous magnesium sulfate. Ethyl acetate was distilled off under reduced pressure to obtain 14.3 g (95%) of Exemplified Compound M-2. The taken-out M-2 became a crystal when left standing. The melting point was 44-45 ° C. The structure of the product was confirmed to be consistent with the theoretical value by 1 H-NMR and mass spectrum. 1 H-NMR (DMSO-d 6 ) σ (ppm) (multiplicity, integral) 7.10 (s, 1H), 2.23 (q, 2H), 1.07 (t, 3H)
[0048]
Example 7 (Synthesis of Exemplified Compound M-2)
3-acetylamino-4-ethylpyral 15.30 (0.1 mol) was dissolved by adding 60 ml (0.3 mol) of a methanol solution containing 28% sodium methoxide and 10 ml of water. The mixture was heated to reflux for 3 hours and then cooled to room temperature. The reaction solution was neutralized by adding an aqueous hydrochloric acid solution dropwise. Methanol and water were distilled off under reduced pressure. 200 ml of ethyl acetate was added to the residue to remove insoluble salt. Ethyl acetate was distilled off under reduced pressure to obtain 9.6 g (86.5%) of exemplary compound M-2. The melting point was 44-45 ° C. The structure of the product was confirmed by 1 H-NMR and mass spectrum, and was consistent with that synthesized in Example 6.
[0049]
【The invention's effect】
According to the present invention, in producing a 4-alkyl-3-aminopyrazole compound which is an important synthetic intermediate for photographic light-sensitive materials or pharmaceutical intermediates, a novel compound 3-amino-4- (1-hydroxyalkyl) ) it is possible to provide a completely new synthetic method that through the pyrazoline compounds. That is, compared with the conventionally known methods for synthesizing 3-amino-4-alkylpyrazole compounds, inexpensive raw materials are used, the process is safe and simple, no special reactor is required, and versatility is achieved. In addition, the target product can be obtained in high yield.

Claims (7)

下記一般式(III)で表される3−アミノ−4−(1−ヒドロキシアルキル)ピラゾリン化合物。
一般式(III)
Figure 0003961049
(式中、R1 は無置換のアルキル基を表す。nは0ないし2の数を表し、X2 はプロトン酸の共役塩基を表す。)
A 3-amino-4- (1-hydroxyalkyl) pyrazoline compound represented by the following general formula (III).
Formula (III)
Figure 0003961049
(In the formula, R 1 represents an unsubstituted alkyl group. N represents a number of 0 to 2, and X 2 represents a conjugate base of a protonic acid.)
下記一般式(VI)で表される2−(1−ヒドロキシアルキル)アクリロニトリル化合物とヒドラジンとを反応させ、引き続き閉環させることを特徴とする請求項1に記載の化合物の製造方法。
一般式(VI)
Figure 0003961049
(式中、R1 は無置換のアルキル基を表す。)
The method for producing a compound according to claim 1, wherein a 2- (1-hydroxyalkyl) acrylonitrile compound represented by the following general formula (VI) is reacted with hydrazine, followed by ring closure.
Formula (VI)
Figure 0003961049
(In the formula, R 1 represents an unsubstituted alkyl group.)
ヒドラジンと反応後、酸を用い閉環させることを特徴とする請求項2に記載の製造方法。 The method according to claim 2, wherein after the reaction with hydrazine, the ring is closed using an acid. 請求項1に記載の化合物と下記一般式(IV)で表される酸無水物又は下記一般式(V)で表される酸ハロゲン化物とを反応させる工程を含むことを特徴とする下記一般式(II)で表される3−アシルアミノ−4−アルキルピラゾール化合物の製造方法。
一般式(II)
Figure 0003961049
(式中、R1 は無置換のアルキル基を表し、R2 は無置換のアルキル基を表す。)
一般式(IV) (R2 CO)2
(式中、R2 は無置換のアルキル基を表す。)
一般式(V) R2 COX3
(式中、R2 は無置換のアルキル基を表す。X3はハロゲン原子を表す。)
A step of reacting the compound according to claim 1 with an acid anhydride represented by the following general formula (IV) or an acid halide represented by the following general formula (V): A method for producing a 3-acylamino-4-alkylpyrazole compound represented by (II).
Formula (II)
Figure 0003961049
(In the formula, R 1 represents an unsubstituted alkyl group, and R 2 represents an unsubstituted alkyl group.)
Formula (IV) (R 2 CO) 2 O
(In the formula, R 2 represents an unsubstituted alkyl group.)
Formula (V) R 2 COX 3
(In the formula, R 2 represents an unsubstituted alkyl group. X 3 represents a halogen atom.)
酸無水物又は酸ハロゲン化物とを反応させた後、塩基で処理することを特徴とする請求項4に記載の製造方法。 The process according to claim 4, wherein the acid anhydride or acid halide is reacted and then treated with a base. 請求項4または5に記載の方で前記一般式(II)で表される3−アシルアミノ−4−アルキルピラゾール化合物を製造し、その後、該一般式(II)で表される3−アシルアミノ−4−アルキルピラゾール化合物を脱アシル化して下記一般式(I)で表される4−アルキル−3−アミノピラゾール化合物を製造することからなることを特 徴とする、4−アルキル−3−アミノピラゾール化合物の製造方法。
一般式(I)
Figure 0003961049
(式中、R1 は、無置換のアルキル基を表す。mは0ないし2の数を表し、X1 はプロトン酸の共役塩基を表す。)
Manufactures claim 4 or Symbol before in a way described in 5 represented by formula (II) 3-acylamino-4-alkyl pyrazole compound, then 3-acylamino represented by the general formula (II) that it consists of producing represented by 4-alkyl-3-aminopyrazole compound at 4 alkyl pyrazole compound deacylated following general formula (I) and feature a 4-alkyl-3- A method for producing an aminopyrazole compound .
Formula (I)
Figure 0003961049
(In the formula, R 1 represents an unsubstituted alkyl group. M represents a number from 0 to 2, and X 1 represents a conjugate base of a protonic acid.)
脱アシル化を、酸又はアルカリ条件下で加水分解することを特徴とする請求項6に記載の製造方法。 The production method according to claim 6, wherein the deacylation is hydrolyzed under an acid or alkaline condition.
JP18644796A 1996-07-16 1996-07-16 3-Amino-4- (1-hydroxyalkyl) pyrazoline compound, method for producing the same and method for producing the same Expired - Fee Related JP3961049B2 (en)

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