JP3959503B2

JP3959503B2 - Tile panel manufacturing method

Info

Publication number: JP3959503B2
Application number: JP9571897A
Authority: JP
Inventors: 哲二大橋; 愼治藏満
Original assignee: Inax Corp
Current assignee: Inax Corp
Priority date: 1997-04-14
Filing date: 1997-04-14
Publication date: 2007-08-15
Anticipated expiration: 2017-04-14
Also published as: JPH10286816A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はタイルパネルの技術に関し、特に、タイル間に設けた目地部に目地材を充填せず、従って、タイルを下地材に貼着する接着剤がそのまま目地底となるタイルパネルの製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
下地材にタイルを接着剤で貼着して製造するタイルパネルには、図１３に示す如く、タイル１，１間の目地部４に目地詰めせず、接着剤２の表面を目地底５とするものがある。
【０００３】
かかるタイルパネルＱは、下地材３の表面に接着剤２を塗布したのち、タイル１を所定の目地間隔を空けて貼着するだけで製品とすることができ、目地詰め作業が不要であるから生産能率が良く、また製造工程の機械化が容易であるという利点を有している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
前述の目地詰め不要のタイルパネルＱを製造するにあたり、下地材３の表面全体に接着剤２を塗布すると、図１４の（Ａ）に示すようにタイル１を下地材３の端縁３ａに合わせて貼着したとき、同図（Ｂ）のように接着剤２がタイル１によって下地材３の端縁３ａから押し出され、タレ２ａが生じるという問題がある。タイルパネルＱの端面に生じたタレ２ａは、周囲の装置類や他のタイルパネルを汚すおそれがある。また、このタレ２ａをそのまま硬化させると、タイルパネルの施工時に支障をきたすおそれがある。そこで従来は、タイルの貼着時にパネル端面からはみ出た接着剤を作業員が拭き取る等の修正作業を行っており、これがタイルパネルの生産能率を高めるうえでの障害となっている。
【０００５】
タイル貼着時に接着剤をタイルパネルの端縁からはみ出させないようにするため、図１５の（Ａ）に示すように、接着剤２の塗布領域Ｒと下地材３の端縁３ａとの間の一定範囲に、接着剤の非塗布領域Ｓを形成することも考えられている。この手段によれば、タイル１を貼着して、同図（Ｂ）に示す如きタイルパネルＱを製造したときに、接着剤は塗布領域Ｒから非塗布領域Ｓへ押し出されるにとどまり、タイルパネルＱの端面に接着剤のタレが生ずるのを防ぐことができる。
【０００６】
しかしながら当該手段では、タイル１，１間の目地部４全体に接着剤２が行き渡らない可能性がある。すなわち、図１６に示すように、タイル１を貼着したとき、接着剤が下地材３の端縁３ａまで達しないことがある。それ故、目地部４の目地底５において下地材３が露出する部分Ｘが残り、タイルパネルの美観性を損なうおそれがある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明は、目地詰めが省略されるタイルパネルにおける前記従来の問題を解決することを目的とするものである。本発明が採用するタイルパネルの製造方法の特徴とするところは、タイルパネルの下地材に接着剤を塗布するにあたり、当該下地材におけるタイルの端縁を合致させる少なくとも一辺の端縁から一定範囲を除いて接着剤を当該下地材の表面に塗布することにより塗布領域と非塗布領域とを形成し、この非塗布領域におけるタイル目地に相当する部位へ付加接着剤を局所的に塗布したのち、タイルを貼着することにある。
【０００８】
前記方法において、裏面に方向性の有る裏足が形成されているタイルを用いる場合は、前記下地材における当該タイルの裏足形成方向とは方向が異なる端縁のうちの少なくとも一つに、接着剤の非塗布領域を形成すればよい。
【０００９】
なお、前記本発明方法を実施する際に使用される接着剤の塗布装置は、下地材における少なくとも一辺の端縁から一定範囲にわたる非塗布領域を残してほぼ全面に接着剤を塗布する広域塗布手段と、上記非塗布領域における特定部位にのみ付加接着剤を塗布する局所塗布手段とを備えているものとすればよい。
【００１０】
【発明の実施の形態】
〔第１の実施形態〕
本発明の一実施形態を、図面を用いて説明する。本発明に基づき図１に示す如きタイルパネルＰを製造するには、図２に示す如く、下地材３における一組の端縁３ａ，３ａから一定範囲に非塗布領域Ｓ，Ｓが形成されるように、下地材３表面に接着剤を塗布する。図１のタイルパネルＰは、下地材３における三方の端縁（短手方向の二辺３ａ，３ａ及び長手方向の一辺３ｂ）にタイル１，１…を合わせて貼着し、残る一辺においてはタイル１と下地材端縁３ｂとの間に５乃至１０ｍｍ程度の間隔を空けたものである。また、ここで使用するタイル１，１…は、タイルパネルＰの長手方向に沿って裏足が形成されたものとする。
【００１１】
前記の通り構成されたタイルパネルＰにおいては、長手方向の端縁３ｂ，３ｂのうちの一方においてタイル１との間に間隔を設けており、それ故、接着剤のはみ出しの問題がないから、非塗布領域は不要である。残るもう一方の長手方向端縁３ｂについては、タイル１の裏足の形成方向が端縁３ｂに沿う方向なので、接着剤が外方へ向かって流れにくく、そのため非塗布領域を形成する必要がない。これに対し短手方向の端縁３ａ，３ａについては、タイル１を貼着したときに、接着剤が外方へはみ出そうとするから、非塗布領域Ｓを形成することが必要である。このような条件から、図１のタイルパネルＰを製造する場合の下地材３に対する接着剤の塗布範囲は、図２のとおり設定される。なお非塗布領域Ｓの幅寸法は普通５〜１５ｍｍ程度とされる。但し、この寸法は限定的なものではなく、接着剤の種類や塗布量，タイルの寸法，タイル裏足の形状，目地幅寸法等に応じ適宜変更可能なものである。
【００１２】
ところで、図２に示すとおり非塗布領域Ｓを設けると、タイル１の貼着後、タイル目地部４に下地材３の露出する部分が形成される。そこで、非塗布領域Ｓにおけるタイル目地部４に相当する部位に、付加接着剤１０を点状，線状又は塊状に塗布する。この付加接着剤１０の局所的塗布は、塗布領域Ｒへの接着剤塗布と同時に行ってもよく、あるいは別工程で実行してもよい。
【００１３】
引き続き、タイル１を所定の目地間隔を空けて下地材３の所定位置へ貼着すれば、目的とするタイルパネルＰが得られる。このとき、塗布領域Ｒの接着剤はタイル１により押し出されるが、非塗布領域Ｓを設けてあるので、これが下地材３の端面から外部へはみ出すことはない。また、図３に示す如く、非塗布領域Ｓにおけるタイル目地部４に相当する部位には、予め付加接着剤１０を局所的に塗布してあるから、タイル１の貼着後に外側から観察される目地底５全体が接着剤で被覆され、下地材３を露出させることがない。よって美観性に優れる。
【００１４】
〔第２の実施形態〕
下地材において接着剤の非塗布領域を形成する部位は、製造するタイルパネルにおけるタイルの配置に応じて適宜変更される。例えば、図４に示すタイルパネルＰは、隣合う一組の端縁３ａ，３ｂにのみタイル１，１…を合わせ、残りの２辺については下地材端縁との間に５乃至１０ｍｍ程度の間隔を空けるようにタイル１，１…を貼着したものである。また、同タイルパネルＰの下地材３は図５の（Ａ）（Ｂ）に示すとおりの断面形状を有しており、壁面施工する場合に、隣接するタイルパネルＰの端部を重合わせることができ、且つ、両者の間にタイル目地部が形成されるように構成されている。
【００１５】
かかる構成のタイルパネルＰにあっては、図６に示すように、下地材３における一方の短手方向の端縁３ａ側にのみ接着剤の非塗布領域Ｓを形成すると共に、この非塗布領域Ｓにおけるタイル目地部に相当する位置に付加接着剤１０を局所的に塗布すればよい。これは、もう一方の短手方向の端縁側にあっては、タイル１と下地材３の端縁との間に距離を置いているため、タイル１の貼着による接着剤のはみ出しの心配がないからである。また長手方向の端縁側については、タイル１に長手方向の裏足を形成しておくことにより、接着剤の外方への移動が起こりにくくなるので、非塗布領域Ｓを設ける必要がない。このような理由により、図４のタイルパネルＰを製造する場合には、図６のように接着剤を塗布すればよい。
【００１６】
〔第３の実施形態〕
図７に示す如く、タイル１，１…を下地材の４つの端縁すべてに合わせて貼着したタイルパネルＰを製造する場合において、タイル１に裏足があるときには、接着剤の下地材への塗布範囲を前記図２の通りとすることができる。しかしタイル１に裏足が無いか又は裏足が特に方向性を持たないときは、タイル１の貼着により、接着剤が下地材３の四周から外方へはみ出る可能性がある。そこで、このときには、図８（Ａ）に示す如く、下地材３における四周全ての端縁から一定範囲に、接着剤の非塗布領域Ｓを形成する。そして同図（Ｂ）に示す如く、この非塗布領域Ｓにおいてタイル目地部に相当する位置に付加接着剤１０を塗布して、タイル貼着後に下地材３がタイル目地部に露出するのを防止する。
【００１７】
〔接着剤の塗布装置〕
図９は、下地材３に接着剤を塗布するための装置２０の実施形態に関するものであって、図（Ａ）は、塗布装置２０における接着剤吐出口の一例を示す図面、図（Ｂ）は同塗布装置２０による塗布状況を示す図面である。
【００１８】
この塗布装置２０は、吐出口のうちの一部２１が、下地材３の非塗布領域Ｓにおけるタイル目地部に相当する部位に接着剤を局所的に塗布するのを担当する、局所塗布手段を構成する。そして、この局所塗布用の吐出口２１と、その他の吐出口２２とで、塗布領域Ｒに接着剤を塗布する広域塗布手段を構成している。
【００１９】
下地材３に接着剤を塗布するときは、塗布装置２０もしくは下地材３のいずれか一方、又は両者を一定方向に移動させる。図４（Ｂ）のように、下地材３の端縁３ａから予め設定される一定範囲の間は、局所塗布用の吐出口２１のみから付加接着剤１０を吐出する。一定範囲が過ぎれば、他の吐出口２２からも接着剤を吐出させ、塗布領域Ｒを形成する。このようにして、タイル目地部に相当する部位にのみ付加接着剤１０が塗布された非塗布領域Ｓを、下地材３に形成することができる。
【００２０】
塗布装置２０の構造としては、実施例ではノズル式を採用しているが、他にロールコーター式など、様々な方式が採用可能であり、状況に応じ適当なものを選択すればよい。
【００２１】
図１０は、塗布装置２０における接着剤吐出口に関する他の実施形態を示すものである。この塗布装置２０は、局所塗布用の吐出口２１と広域塗布用の吐出口２２とを別体に構成したところに特色を有する。当該塗布装置２０は、局所塗布用の吐出口２１を別体構成としたので、目地部の位置変更に対応することが容易であるという利点を有している。
【００２２】
当該塗布装置２０にあっては、局所塗布用の吐出口２１で、タイル目地部に相当する部位にのみ接着剤を塗布して非塗布領域Ｓを形成し、広域塗布用の吐出口２２で塗布領域Ｒを形成するように構成されている。
【００２３】
〔その他の実施形態〕
図１１は、下地材３に非塗布領域Ｓを形成して接着剤２を塗布したのち、非塗布領域Ｓにおけるタイル目地部に相当する部位にのみ接着剤２を塗布する他の方法を示す図面である。
【００２４】
ここでは、タイルの目地ピッチに等しい間隔で設けた突片３１から成る櫛歯状のヘラ３０を用いる。下地材３に端縁から一定範囲の非塗布領域Ｓを設けて広域的に接着剤を塗布したのち、図１１（Ａ）のように接着剤塗布領域Ｒの所定位置に上記ヘラ３０の先端を押し当て、そのまま同図（Ｂ）のように当該ヘラ３０を下地材３の端縁３ａへ向かって移動させる。これにより、塗布領域Ｒの接着剤が非塗布領域Ｓへ移動し、下地材３の表面にタイル目地部に相当する筋を描く。従って、この下地材３にタイルを貼着したとき、タイル間に形成される目地の目地底において下地材を露出させることがない。なお、上記のヘラ３０による非塗布領域Ｓへの接着剤塗布工程は、人手によることもできるが、機械化することも可能である。
【００２５】
下地材３に接着剤２を塗布するにあたり、図１２に示す如く、筋状に塗布する場合もある。この場合、タイルの目地部に相当する部位に、接着剤を点状又は線状に塗布して、タイル間の目地底に下地材３が露出するのを防止する。
【００２６】
その他、本発明は実施の状況に応じた様々な変更を妨げない。
【００２７】
【発明の効果】
本発明によれば、タイルパネルを製造するにあたり、接着剤を端面からはみ出させることがなく、またタイル間に形成される目地の目地底において下地材を露出させることがない。よって、美観性の優れたタイルパネル製品を容易に提供することができる。また従来のような修正作業が不要であり、機械化も簡単であるから、生産能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施形態に係るものであって、タイルパネルの正面図である。
【図２】本発明の第１の実施形態に係るものであって、接着剤を塗布した下地材の正面図である。
【図３】本発明の第１の実施形態に係るものであって、図１のIII − III線における拡大断面図である。
【図４】本発明の第２の実施形態に係るものであって、タイルパネルの正面図である。
【図５】図（Ａ）は、図４のＡ−Ａ線における断面図、図（Ｂ）は図４のＢ−Ｂ線における断面図であって、いずれも中間省略したものである。
【図６】本発明の第２の実施形態に係るものであって、接着剤を塗布した下地材の正面図である。
【図７】本発明の第３の実施形態に係るものであって、タイルパネルの正面図である。
【図８】本発明の第３の実施形態に係るものであって、図（Ａ）は接着剤を塗布領域に塗布した下地材の正面図、図（Ｂ）は付加接着剤を塗布した下地材の正面図である。
【図９】本発明の実施に使用する接着剤の塗布装置の一実施形態を示すものであって、図（Ａ）は接着剤吐出口の一形態を示す正面図、図（Ｂ）は接着剤の塗布状況を示す正面図である。
【図１０】本発明の実施に使用する接着剤の塗布装置の異なる実施形態を示すものであって、図（Ａ）は接着剤吐出口の形態を示す正面図、図（Ｂ）は接着剤の塗布状況を示す正面図である。
【図１１】本発明の異なる実施形態に関するものであって、下地材における接着剤の非塗布領域に、付加接着剤を塗布する要領を説明する要部の斜視図である。
【図１２】本発明のさらに異なる実施形態に関するものであって、接着剤を線状に塗布した下地材の正面図である。
【図１３】従来のタイルパネルを示すものであって、図（Ａ）は正面図、図（Ｂ）は側面断面図である。
【図１４】従来のタイルパネルにおける問題点の一つを説明するための要部の拡大断面図である。
【図１５】従来のタイルパネルの製造要領を説明するためのものであって、図（Ａ）は接着剤を塗布した下地材の正面図、図（Ｂ）はタイルパネルの正面図である。
【図１６】図１５に示す従来のタイルパネルにおける問題点を説明する要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
１タイル
２接着剤
３下地材
３ａ下地材の端縁（短手方向）
３ａ下地材の端縁（長手方向）
４目地部
５目地底
１０付加接着剤
２０塗布装置
２１接着剤吐出口（局所塗布用）
２２接着剤吐出口（広域塗布用）
Ｐタイルパネル
Ｒ塗布領域
Ｓ非塗布領域[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a tile panel technology, and more particularly, to a tile panel manufacturing method in which a joint material provided between tiles is not filled with a joint material, and thus an adhesive for sticking a tile to a base material is directly used as a joint base. .
[0002]
[Prior art]
As shown in FIG. 13, the tile panel manufactured by sticking the tile to the base material with an adhesive does not fill the joint 4 between the tiles 1 and 1, and the surface of the adhesive 2 is connected to the joint bottom 5. There is something to do.
[0003]
Such a tile panel Q can be made into a product simply by applying the adhesive 2 to the surface of the base material 3 and then sticking the tiles 1 with a predetermined joint spacing, and no joint filling work is required. It has the advantages of good production efficiency and easy mechanization of the manufacturing process.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In manufacturing the tile panel Q that does not require jointing as described above, the adhesive 2 is applied to the entire surface of the base material 3, and the tile 1 is aligned with the edge 3a of the base material 3 as shown in FIG. The adhesive 2 is pushed out from the end edge 3a of the base material 3 by the tile 1 as shown in FIG. The sagging 2a generated on the end face of the tile panel Q may contaminate surrounding devices and other tile panels. Further, if the saucer 2a is cured as it is, there is a risk that trouble may occur during the construction of the tile panel. Therefore, in the past, correction work such as the operator wiping off the adhesive protruding from the end face of the panel at the time of attaching the tile has been an obstacle to increasing the production efficiency of the tile panel.
[0005]
In order to prevent the adhesive from sticking out from the edge of the tile panel when the tile is attached, as shown in FIG. 15A, between the application region R of the adhesive 2 and the edge 3a of the base material 3 It is also considered to form the adhesive non-application area S in a certain range. According to this means, when the tile 1 is adhered and the tile panel Q as shown in FIG. 5B is manufactured, the adhesive is only pushed out from the application region R to the non-application region S, and the tile panel It is possible to prevent sagging of the adhesive on the end face of Q.
[0006]
However, with this means, there is a possibility that the adhesive 2 does not spread over the joint portion 4 between the tiles 1 and 1. That is, as shown in FIG. 16, when the tile 1 is stuck, the adhesive may not reach the edge 3 a of the base material 3. Therefore, a portion X where the base material 3 is exposed remains in the joint base 5 of the joint portion 4, which may impair the aesthetic appearance of the tile panel.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
An object of the present invention is to solve the above-described conventional problems in tile panels in which joint filling is omitted. It is a feature of the method for manufacturing a tile panel to which the present invention is employed, when applying adhesive to the base material of the tile panel, the predetermined range from the edge of at least one side to match the edges of the tile in the base material In addition, an adhesive is applied to the surface of the base material to form an application region and a non-application region, and after the additional adhesive is locally applied to a portion corresponding to the tile joint in the non-application region, the tile Is to stick.
[0008]
In the method, when using a tile having a directional foot on the back surface, the tile is bonded to at least one of the edges of the base material whose direction is different from the direction of the back foot of the tile. What is necessary is just to form the non-application area | region of an agent.
[0009]
The adhesive application device used when carrying out the method of the present invention is a wide area application means for applying the adhesive to almost the entire surface, leaving a non-application area extending over a certain range from the edge of at least one side of the base material. And a local application means for applying the additional adhesive only to a specific part in the non-application area .
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[First Embodiment]
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In order to manufacture the tile panel P as shown in FIG. 1 according to the present invention, as shown in FIG. 2, the non-application areas S and S are formed in a certain range from the pair of edges 3a and 3a in the base material 3. As described above, an adhesive is applied to the surface of the base material 3. The tile panel P in FIG. 1 is attached to the tiles 1, 1... On the three edges of the base material 3 (the two sides 3a, 3a in the short direction and the one side 3b in the longitudinal direction), and the remaining one side is An interval of about 5 to 10 mm is provided between the tile 1 and the base material edge 3b. Further, it is assumed that the tiles 1, 1... Used here have back feet formed along the longitudinal direction of the tile panel P.
[0011]
In the tile panel P configured as described above, an interval is provided between the tiles 1 at one of the longitudinal edges 3b and 3b, and therefore there is no problem of the adhesive sticking out. Non-application areas are not required. As for the remaining longitudinal edge 3b, since the formation direction of the back foot of the tile 1 is along the edge 3b, it is difficult for the adhesive to flow outward, so that it is not necessary to form a non-application region. . On the other hand, for the edges 3a, 3a in the short direction, when the tile 1 is stuck, the adhesive tends to protrude outward, so it is necessary to form the non-application area S. From such conditions, the application range of the adhesive to the base material 3 when the tile panel P of FIG. 1 is manufactured is set as shown in FIG. The width dimension of the non-application area S is usually about 5 to 15 mm. However, this dimension is not limited, and can be appropriately changed according to the kind and application amount of the adhesive, the dimension of the tile, the shape of the tile foot, the joint width dimension, and the like.
[0012]
By the way, when the non-application area | region S is provided as shown in FIG. 2, after sticking of the tile 1, the part which the base material 3 exposes in the tile joint part 4 is formed. Therefore, the additional adhesive 10 is applied to the portion corresponding to the tile joint 4 in the non-application area S in the form of dots, lines, or lumps. The local application of the additional adhesive 10 may be performed simultaneously with the adhesive application to the application region R, or may be performed in a separate process.
[0013]
Subsequently, if the tile 1 is stuck to a predetermined position of the base material 3 with a predetermined joint interval, the target tile panel P is obtained. At this time, the adhesive in the application region R is pushed out by the tile 1, but since the non-application region S is provided, this does not protrude from the end surface of the base material 3 to the outside. Further, as shown in FIG. 3, since the additional adhesive 10 is locally applied in advance to the portion corresponding to the tile joint 4 in the non-application region S, it is observed from the outside after the tile 1 is attached. The entire joint base 5 is covered with an adhesive, and the base material 3 is not exposed. Therefore, it is excellent in aesthetics.
[0014]
[Second Embodiment]
The site | part which forms the non-application area | region of an adhesive agent in a base material is suitably changed according to arrangement | positioning of the tile in the tile panel to manufacture. For example, in the tile panel P shown in FIG. 4, the tiles 1, 1... Are aligned only with a pair of adjacent edges 3 a, 3 b, and the remaining two sides are about 5 to 10 mm between the edge of the base material. The tiles 1, 1... Are pasted so as to be spaced apart. Further, the base material 3 of the tile panel P has a cross-sectional shape as shown in FIGS. 5A and 5B, and when the wall surface is constructed, the end portions of the adjacent tile panels P are overlapped. And tile joints are formed between the two.
[0015]
In the tile panel P having such a configuration, as shown in FIG. 6, an adhesive non-application area S is formed only on one side edge 3 a side of the base material 3, and this non-application area The additional adhesive 10 may be applied locally at a position corresponding to the tile joint in S. This is because there is a distance between the tile 1 and the edge of the base material 3 on the other edge side in the lateral direction, and there is a concern that the adhesive may stick out by sticking the tile 1. Because there is no. On the edge side in the longitudinal direction, by forming a longitudinal foot on the tile 1, it is difficult for the adhesive to move outward, so there is no need to provide the non-application area S. For this reason, when the tile panel P of FIG. 4 is manufactured, an adhesive may be applied as shown in FIG.
[0016]
[Third Embodiment]
As shown in FIG. 7, when manufacturing a tile panel P in which tiles 1, 1... Are attached to all four edges of the base material, when the tile 1 has a back foot, the adhesive base material is used. The application range can be as shown in FIG. However, when the tile 1 has no back foot or the back foot has no particular directionality, the adhesive may protrude outward from the four circumferences of the base material 3 due to the sticking of the tile 1. Therefore, at this time, as shown in FIG. 8A, the non-application area S of the adhesive is formed in a certain range from the end edges of all four circumferences of the base material 3. Then, as shown in FIG. 5B, in the non-application area S, the additional adhesive 10 is applied at a position corresponding to the tile joint portion to prevent the base material 3 from being exposed to the tile joint portion after the tile is attached. To do.
[0017]
[Adhesive application equipment]
FIG. 9 relates to an embodiment of an apparatus 20 for applying an adhesive to the base material 3, and FIG. 9A is a drawing showing an example of an adhesive discharge port in the application apparatus 20, and FIG. These are drawings which show the application | coating condition by the coating device 20. FIG.
[0018]
The coating apparatus 20 includes a local coating unit in which a part 21 of the discharge ports is in charge of locally applying an adhesive to a portion corresponding to the tile joint in the non-coated region S of the base material 3. Constitute. The local application outlet 21 and the other outlets 22 constitute a wide area application means for applying an adhesive to the application region R.
[0019]
When the adhesive is applied to the base material 3, either the coating device 20 or the base material 3, or both are moved in a certain direction. As shown in FIG. 4B, the additional adhesive 10 is discharged only from the discharge port 21 for local application during a predetermined range from the edge 3a of the base material 3. If the predetermined range is passed, the adhesive is discharged from the other discharge ports 22 to form the application region R. Thus, the non-application area | region S to which the additional adhesive agent 10 was apply | coated only to the site | part corresponded to a tile joint part can be formed in the base material 3. FIG.
[0020]
As the structure of the coating apparatus 20, a nozzle type is adopted in the embodiment, but various other types such as a roll coater type can be adopted, and an appropriate one may be selected according to the situation.
[0021]
FIG. 10 shows another embodiment relating to the adhesive discharge port in the coating apparatus 20. The coating apparatus 20 has a feature in that a discharge port 21 for local application and a discharge port 22 for wide-area application are configured separately. The coating apparatus 20 has an advantage that it is easy to cope with a change in the position of the joint portion because the discharge port 21 for local application is configured as a separate body.
[0022]
In the coating apparatus 20, the non-application area S is formed by applying the adhesive only to the portion corresponding to the tile joint at the discharge port 21 for local application, and the discharge port 22 for wide-area application is applied. A region R is formed.
[0023]
[Other Embodiments]
FIG. 11 shows another method of applying the adhesive 2 only to a portion corresponding to the tile joint in the non-application area S after forming the non-application area S on the base material 3 and applying the adhesive 2. It is.
[0024]
Here, a comb-like spatula 30 composed of protruding pieces 31 provided at intervals equal to the joint pitch of tiles is used. After a predetermined range of non-application area S is provided on the base material 3 and an adhesive is applied over a wide area, the tip of the spatula 30 is placed at a predetermined position in the adhesive application area R as shown in FIG. The spatula 30 is pushed and moved as it is toward the edge 3a of the base material 3 as shown in FIG. As a result, the adhesive in the application region R moves to the non-application region S, and streaks corresponding to tile joints are drawn on the surface of the base material 3. Therefore, when a tile is attached to the base material 3, the base material is not exposed at the joint bottom of the joint formed between the tiles. The adhesive application process to the non-application area S by the spatula 30 can be performed manually but can be mechanized.
[0025]
In applying the adhesive 2 to the base material 3, it may be applied in a streak shape as shown in FIG. In this case, an adhesive is applied in a dotted or linear manner to a portion corresponding to the joint portion of the tile to prevent the base material 3 from being exposed at the joint bottom between the tiles.
[0026]
In addition, the present invention does not prevent various changes depending on the implementation situation.
[0027]
【The invention's effect】
According to the present invention, in manufacturing a tile panel, the adhesive does not protrude from the end face, and the base material is not exposed at the joint bottom of the joint formed between the tiles. Therefore, a tile panel product with excellent aesthetics can be easily provided. Further, since the conventional correction work is unnecessary and mechanization is simple, the production efficiency is improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a tile panel according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view of a base material coated with an adhesive according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view taken along line III-III in FIG. 1 according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a front view of a tile panel according to a second embodiment of the present invention.
5A is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 4, and FIG. 5B is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 4, both of which are omitted in the middle.
FIG. 6 is a front view of a base material coated with an adhesive according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a front view of a tile panel according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 8 shows a third embodiment of the present invention, in which FIG. (A) is a front view of a base material coated with an adhesive on a coating region, and FIG. (B) is a base coated with an additional adhesive. It is a front view of material.
FIGS. 9A and 9B show an embodiment of an adhesive application device used in the practice of the present invention. FIG. 9A is a front view showing an embodiment of an adhesive discharge port, and FIG. It is a front view which shows the application | coating state of an agent.
FIGS. 10A and 10B show different embodiments of an adhesive application device used in the practice of the present invention. FIG. 10A is a front view showing the form of an adhesive discharge port, and FIG. It is a front view which shows the application | coating condition.
FIG. 11 relates to a different embodiment of the present invention, and is a perspective view of a main part for explaining a procedure for applying an additional adhesive to a non-application area of an adhesive in a base material.
FIG. 12 relates to still another embodiment of the present invention, and is a front view of a base material on which an adhesive is applied linearly.
FIG. 13 shows a conventional tile panel, in which FIG. (A) is a front view and FIG. (B) is a side sectional view.
FIG. 14 is an enlarged cross-sectional view of a main part for explaining one of the problems in a conventional tile panel.
FIGS. 15A and 15B are diagrams for explaining a manufacturing procedure of a conventional tile panel, in which FIG. A is a front view of a base material coated with an adhesive, and FIG. B is a front view of the tile panel.
16 is an enlarged cross-sectional view of a main part for explaining problems in the conventional tile panel shown in FIG.
[Explanation of symbols]
1 Tile 2 Adhesive 3 Base material 3a Edge of base material (short direction)
3a Edge of base material (longitudinal direction)
4 Joint part 5 Joint base 10 Additional adhesive 20 Application device 21 Adhesive discharge port (for local application)
22 Adhesive outlet (for wide area application)
P tile panel R coating area S non-coating area

Claims

In the method of manufacturing a tile panel by adhering a plurality of tiles with a predetermined spacing between the base materials using an adhesive, in applying the adhesive to the base material, the tile of the base material an adhesive edge from the edge of at least one side match the except certain range to form a coating region and the non-application area by applying to the surface of the base sheet, corresponding to the tile joints in the non-application area A method for manufacturing a tile panel, wherein a tile is attached after locally applying an additional adhesive to a site.

Non-application of an adhesive to at least one of the edges different from the direction of forming the back foot of the tile in the base material, wherein a directional back foot is formed on the back surface of the tile The manufacturing method of the tile panel of Claim 1 which forms an area | region.