JP3958764B2 - ディジタル通信システムにおけるターボ復号を利用したビットエラー率及びフレームエラー率を減少させる装置及び方法 - Google Patents

ディジタル通信システムにおけるターボ復号を利用したビットエラー率及びフレームエラー率を減少させる装置及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、ディジタル通信システムにおいて、順方向エラー訂正(Forward Error Correction;FEC)に関し、特に、ターボ復号のための装置及び方法に関する。
通常、ターボ符号は、高速データの通信のために使用されており、代表的には、1xEV−DO(Evolution Data Only)又は1xEV−DV(Evolution Data and voice)で使用されている。このようなターボ符号は、1993年“ベロー(Berrou)”等によって初めて提案された。このターボ符号を生成する方法は、下記の通りである。2つの再帰的組織畳込み符号化器(Recursive Systematic Convolutional(RSC) encoder)を並列に連接し、その間にランダムインタリーバを設ける。従って、RSC構成符号器で情報ビット及びインタリーブされた情報ビットを符号化してターボ符号を生成する。このようなターボ符号を復号するためのターボ復号器は、2つの構成復号器を直列に連接し、それぞれの構成復号器で生成された付加情報(extrinsic information)を交換しつつ反復復号(iterative decoding)を遂行する。このとき、各構成復号器で使用する復号アルゴリズムとしては、ログマップアルゴリズム(Log-MAP algorithm)、最大ログマップアルゴリズム(Max-Log-MAP algorithm)、及びSOVAアルゴリズム (Soft Output Viterbi Algorithm)がある。
ログマップアルゴリズムは、トレリス上の情報語を復号するための最適のアルゴリズムであるMAPアルゴリズムをログ領域(log domain)の上で実現したものであり、最大ログマップアルゴリズムは、ログマップアルゴリズムをメトリック演算過程の近似化を通じてさらに単純に実現したものである。この最大ログマップアルゴリズムは、ログマップアルゴリズムの近似化された形態のアルゴリズムであるので、ログマップアルゴリズムに比べて実現が容易である。しかしながら、受信器で正確な信号対雑音比(Signal to Noise Ratio;SNR)の推定が可能である場合には、ログマップアルゴリズムによる復号に比べて性能を劣化させる、という短所がある。
この最大ログマップアルゴリズムは、ステートメトリック(state metric)及びログ尤度比(log likelihood ratio;以下、“LLR”と略称する。)が演算される。復号時点kで、トレリス上のステート(s及びs')に対するステートメトリックα、βは、下記式(1)のような再帰関係(recursive relation)で定義することができる。
Figure 0003958764
ここで、γは、チャンネルを介して受信されたシンボルによって定義されるブランチメトリック(branch metric)である。また、任意のk番目のシンボルに対するLLRは、ステートメトリック及びブランチメトリックを利用して下記式(2)のように定義することができる。
Figure 0003958764
この式(2)において、M(i)は、任意の復号時点kで、情報シンボルn(0または1)に対して任意のステートセット(state set)(s'、s)で定義されるメトリック値(log(αk−1(s')γ(s',s)β(s)))をその大きさに従って降順に配列した値のうち、i番目に該当するメトリック値である。従って、M(0)及びM(0)は、復号時点kで、情報シンボル0及び情報シンボル1に対する最大メトリック(best metric)値であり、fは、各情報シンボルに対する最大のメトリック値と残りのメトリック値との差によって定義される値である。従って、LLRは、任意の復号時点kでの情報シンボル0と情報シンボル1との間の最大メトリック値及び補正値fを利用して更新される。
これを要約すると、ログマップアルゴリズムは、式(1)によって、1つの構成復号器のトレリス上のすべてのステートメトリックを生成し、このステートメトリックを利用して、トレリス上の任意の符号シンボルに対するLLRを式(2)によって演算する。そして、このLLRから導出された付加情報を他の構成復号器に伝達することによって反復復号を遂行する。このようにして、ターボ復号を遂行する。
このログマップアルゴリズムを単純化した最大ログマップアルゴリズムは、式(1)のステートメトリック更新過程を最大値を求める処理(maximum operation)に単純化し、これを示すと、下記式(3)の通りである。
Figure 0003958764
この式(3)の単純化と同一の方式によって、k番目の復号シンボルに対するLLR値を最大値を求める処理によって単純化することができ、式(2)の関数fを0と仮定すると、下記式(4)のように、最大メトリックの差によってのみLLRの更新を遂行することができる。
Figure 0003958764
これを要約すると、最大ログマップアルゴリズムは、式(3)のマキシマムオペレーションによって1つの構成復号器のトレリス上のすべてのステートメトリックを生成し、トレリス上の任意の符号シンボルに対するLLRをこの式(4)によって情報シンボル0と情報シンボル1との最大メトリックの差を利用して演算する。そして、このLLRから導出された付加情報を他の構成復号器に伝達することによって反復復号を遂行する。このようにして、ターボ復号を遂行する。
最大ログマップアルゴリズムの復号性能を改善させるために、式(4)によって演算されたLLRから導出された付加情報に一定の加重値を乗じて反復復号を遂行する。これは、帰還利得を考慮した最大ログマップアルゴリズム(Max-Log_MAP algorithm with FG(feedback gain))と呼ばれる。このとき、帰還利得に乗じられる加重値(weighting factor)は、略「0.588235」であり、2番目の構成復号器から生成された付加情報にのみ適用される。
このログマップアルゴリズムは、最適のシンボル単位のマップ復号アルゴリズム(symbol by symbol MAP decoding algorithm)をログドメイン(log domain)で実現したものであるので、これによるターボ復号は、MAPアルゴリズムによるターボ復号の性能と同一の、一番優れている性能を示す。しかしながら、ログマップアルゴリズムをハードウェア上で実現する場合には、各メトリックを定義するlog(1+e−Δ)の関数をハードウェア上で実際に実現するか、又は、ルックアップテーブル(look-up table)の形態で実現しなければならない。これによって、ハードウェアの複雑度が増加する。また、ログマップアルゴリズムを最大値を求める処理を通じて近似化した最大ログマップアルゴリズムは、ログマップアルゴリズムに比べてルックアップテーブルを必要としない、という実現上の長所はあるが、これによるターボ復号を行うとき、ログマップアルゴリズムによるターボ復号に比べて性能が劣化する。次に、このログマップアルゴリズム及び最大ログマップアルゴリズムの長所及び短所について説明する。
(1) ログマップアルゴリズム:最適のシンボル単位の決定アルゴリズム(Optimum symbol by symbol decision algorithm)であるので、最適のターボ復号アルゴリズム(turbo decoding algorithm)である。しかしながら、上述したように、log(1+e−Δ)の実現は、ハードウェアの複雑度を増加させる。また、log(1+e−Δ)は、非線形関数(nonlinear function)であるので、Δを定義するのに必要なブランチメトリックを計算するにあたって、受信シンボルに対して正確に推定されたSNRが要求される。受信シンボルに対するSNR推定にエラーが発生すると、このようなSNRの不整合は、格段に性能を劣化させる。
(2) 最大ログマップアルゴリズム:すべてのメトリック計算が最大値を求める処理によって行われるので、メトリック計算のために“log()”演算が不必要である。従って、このログマップアルゴリズムのようなハードウェアの複雑度が増加する問題がない。また、すべてのメトリック計算が最大値を求める処理によって行われるため、メトリック計算に非線形関数log(1+e−Δ)を必要としないので、上述したSNRの不整合に関連した問題がない。しかしながら、最大ログマップアルゴリズムは、ログマップアルゴリズムの近似化した形態のアルゴリズムであるので、ログマップアルゴリズムに比べて、約0.3〜0.4dBの性能劣化が常に発生する、という問題があった。
上述したように、ログマップアルゴリズム及び最大ログマップアルゴリズムは、ハードウェアの複雑度及び性能劣化を引き起こす相関関係を有する。
上記背景に鑑みて、本発明の目的は、ターボ復号を行うとき、最大ログマップアルゴリズムよりも性能がさらによいターボ復号装置及び方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、ログマップアルゴリズムよりもハードウェアの構成が複雑ではないターボ復号装置及び方法を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明に従うターボ符号を復号するための構成復号方法は、受信された情報シンボルのターボ復号を行うとき、任意の時点で、ターボ復号トレリス上のこの情報シンボルに対するステートメトリックとブランチメトリックとの和で表現されるメトリックのうちの最大メトリック値と二番目に大きいメトリック値とを計算する第1のステップと、この情報シンボル0と情報シンボル1に対するこの最大メトリック値の差を求める第2のステップと、この情報シンボル0と情報シンボル1に対するこの二番目に大きいメトリック値の差を求める第3のステップと、このステートメトリックとこのブランチメトリックとの和で表現されるこのメトリック値が線形になるように、この最大メトリック値の差とこの二番目に大きいメトリック値の差との差を求め、この求められた差に加重値を乗じる第4のステップと、この第2のステップで得られた最大メトリック値の差及び第4のステップで得られた積を利用してログ尤度比(LLR)を更新し、この更新されたログ尤度比に従ってこの情報シンボルの値を決定する第5のステップと、を含むことを特徴とする。
この付加情報は、2つのメトリック値の差、信号対雑音比(SNR)を考慮した入力シンボル、及びこの入力シンボルに対する事前情報を用いて計算される。
この所定の加重値は、1より小さく、かつ1に近似した値を有し、望ましくは、「0.588235」より大きい値であり、さらに望ましくは、1/2+1/4+1/16の値である。
このSNRの正確な推定が可能である場合、加重値は、ログ関数を用いて計算される。このSNRの正確な推定が不可能である場合、加重値は、線形関数に近似化した近似値を用いて計算される。
また、本発明に従うターボ符号を復号するための構成復号装置は、受信された情報シンボルのターボ復号を行うとき、任意の時点で、ターボ復号トレリス上のこの情報シンボルが1である最大メトリック値とこの情報シンボルが0である最大メトリック値との差を計算する第1の加算器と、この情報シンボルに対する送信情報及び事前情報を加算する第2の加算器と、この第1の加算器及び第2の加算器の出力間の差を計算して付加情報として出力する第3の加算器と、この第3の加算器の出力に帰還利得の値を有する所定の加重値を乗じる第1の乗算器と、この受信された情報シンボルに対する最大メトリック値と二番目に大きいメトリック値との差を用いて補正値を計算する補正値計算部と、この補正値をこの第1の乗算器の出力に加算する第4の加算器と、を含むことを特徴とする。
この補正値計算部は、この情報シンボルのうち、0の値に対して最大メトリックと2番目に大きいメトリックとの差を計算する第5の加算器と、この情報シンボルのうち、1の値に対して最大メトリックと2番目に大きいメトリックとの差を計算する第6の加算器と、この第5及び第6の加算器の各出力に対するログ関数に基づいた補正値を貯蔵し、この第5及び第6の加算器の各出力に対する補正値を出力するルックアップテーブルと、この補正値間の差を計算する第7の加算器と、この第7の加算器の出力に所定の加重値を乗じる第2の乗算器と、この第5及び第6の加算器の出力値の差を計算する第8の加算器と、この第8の加算器の出力にこのログ関数に近似した線形関数の傾き値を乗じる第3の乗算器と、この第2の乗算器及び第3の乗算器の出力のうちの1つをこの受信された情報シンボルの信号対雑音比の信頼度に従って選択する選択器と、を含むことを特徴とする。
望ましくは、この加重値は、1/2+1/4+1/16の値である。
このSNR信頼度は、正確なSNR推定が可能であるか否かに従って決定される。この選択器は、正確なSNR推定が可能であれば、第2の乗算器から受信された値を出力し、正確なSNR推定が不可能であれば、第3の乗算器から受信された値を出力する。
本発明に従う最大ログマップアルゴリズムは、ログマップアルゴリズムに比べて、若干のハードウェア的な追加のみでも優れた性能を有し、さらに簡素な構成を有する。従って、最大ログマップアルゴリズムは、CDMA2000 1xEV−DVのシステム及び端末のチャンネルデコーダのみならず、UMTS及びHSDPAの端末のチャンネルデコーダにも適用可能であり、簡素な構成で優秀な性能を有することができる、という長所がある。
以下、本発明の望ましい実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。本発明の説明において、関連する公知機能、或いは構成についての具体的な説明が本発明の要旨を不要にぼかすものと判断される場合には、その詳細な説明を省略する。
本発明は、ターボ復号化過程で、最大ログマップアルゴリズムのLLR情報の更新過程を修正して、ログマップアルゴリズムによるターボ復号の性能よりも約0.1dBのみの性能劣化を保証し、最大ログマップアルゴリズム及び帰還利得を考慮した最大ログマップアルゴリズムによるターボ復号性能よりも優れる、改善した最大ログマップアルゴリズムを提案する。また、本発明で提案する改善した最大ログマップアルゴリズムは、基本的に、最大ログマップアルゴリズムに基づいたターボ復号アルゴリズムであるので、最大ログマップアルゴリズムに比べて、ハードウェアの複雑度の増加があまり大きくなく、SNRの不整合の問題も発生しない、という長所がある。
そこで、本発明を簡略に説明すれば、下記の通りである。
(1) 任意の復号時点のLLR情報を求める過程で、情報シンボル0と情報シンボル1に対する最大メトリックの以外に、既存の最大ログマップアルゴリズムでは使用しなかった‘0’と‘1’に対する二番目に大きいメトリック値まで考慮してLLR情報を更新する。このようにすると、ターボ復号は、ログマップアルゴリズムによって得られることができるターボ復号器の性能に近接する性能を得られることが、下記説明されるシミュレーション結果から分かる。
(2) 任意の復号時点で、情報シンボル0と情報シンボル1に対する2番目に大きいメトリックを用いて求めた補正値fを非線形関数で定義する場合、SNRの不整合に従って性能が変化するという問題が発生するので、これを線形関数に近似化して定義する。これを通じて、ターボ復号器がSNRの不整合に無関係に優秀な性能を示すことが、下記説明されるシミュレーション結果から分かる。
従って、本発明では、この定義したfに対する線形近似化のための具体的な方式を提示する。また、fを元のlog関数でそのまま定義した場合に対する性能を提示し、このような方式を実現するときの適用の可能性を提示する。
図1は、本発明の実施形態による2次の最大ログマップアルゴリズムを適用したターボ符号器の構造を示すブロック図である。上述したように、2次の最大ログマップアルゴリズムとは、本発明の実施形態に従い、復号時点で情報シンボルに対して最大メトリック値及び二番目に大きいメトリック値を利用してLLRを更新するための最大ログマップアルゴリズムを意味する。
2次の最大ログマップアルゴリズムは、各構成復号器(DEC1及びDEC2)に適用され、付加情報(extrinsic information)に対する加重値(weighting)のためのフィードバック利得制御器(feed Back gain controller;FGC)は、DEC1及びDEC2にも適用される。
図1を参照すると、第1及び第2の構成復号器(DEC1及びDEC2)101、104は、上述した2次の最大ログマップアルゴリズムを用いて実際の復号動作を遂行して、各情報シンボルに対する付加情報及びLLR情報を導出する。すなわち、構成復号器101及び104は、ターボ符号を構成する構成符号器に対応してこれを復号する。インタリーバ102は、第1の構成復号器101から出力された信号をインタリービングする。インタリーバ102は、ターボ符号をなす各構成符号器間のデータの順序が互いにインタリービングされていることを考慮して、第1の構成復号器101の出力が第2の構成復号器104の入力にマッチングするように、データのシーケンスを変える動作を遂行する。このようにインタリービングされた信号は、第1のFGC103に入力される。第1のFGC103は、本発明による2次の最大ログマップアルゴリズムによって得られた付加情報に従って決定された加重値を乗じる。この加重値は、実験によって求められた値であって、最大ログマップアルゴリズムによって求められた値であるので、ログマップアルゴリズムよりも大きい値を有する。従って、このような影響を減らすために、各情報シンボルに対する付加情報に1より小さい帰還利得(加重値)を乗じることによって、さらに良い性能を得ることができる。このように、インタリービングされて加重値が乗じられた値は、第2の構成復号器104によって復号されてデインタリーバ105に入力される。デインタリーバ105は、インタリーバ102で遂行された過程の逆過程を遂行して、第2の構成復号器104の出力が第1の構成復号器101の入力にマッチングするようにする。このように処理された値は、第2のFGC106に入力され、2次の最大ログマップアルゴリズムによって得られた付加情報に対する加重値(weighting)のために定められた値を乗じて第1の構成復号器101に入力する。
また、加算器107及び108は、第2の構成復号器105から導出された付加情報を利用して各情報シンボルに対するLLRを生成するために、受信された符号シンボルの伝送信頼度(transmission reliability)及び事前情報(priori probability)を加算する。この事前情報は、任意の情報シンボルが符号化過程以前に0の値と1の値を有する確率のLLRであり、一般的な符号化理論では、情報シンボルが0である確率と情報シンボルが1である確率が同一であると仮定する。従って、最初の事前情報は、常に0の値を有する。しかしながら、ターボ復号過程の反復復号が進行されるので、各構成復号器からの付加情報は、任意の他の構成復号器で復号しようとする情報シンボルの事前情報として使用される。それゆえに、事前情報は、もうこれ以上、0の値を有することはない。判別器109は、導出されたLLR符号を検査し、LLR符号が0より大きいと、情報シンボル0を生成し、LLR符号が0より小さいと、情報シンボル1を生成する。判別器109から出力された信号は、2つに分岐されて出力バッファ110及びCRC検査器111に入力される。本発明の実施形態では、出力バッファ110は、判別器109から判別された‘0’又は‘1’の値を有する情報シンボルを貯蔵するメモリになることができる。また、CRC検査器111は、復号された情報シンボルで構成されたフレームデータのエラーを検出するために、事前に挿入されたCRC情報を通じてCRC検査を遂行する。
次に、この構成復号器で遂行される2次の最大ログマップアルゴリズムについて説明する。
本発明に従う2次の最大ログマップアルゴリズムは、最大ログマップアルゴリズムに基づき、LLRを更新する過程で修正を加えた形態である。従って、2次の最大ログマップアルゴリズムで、ステートメトリックα、βを定義する式は、実現上の便宜及びSNRの不整合に対する復号性能のインセンシティビティー(insensitivity)を保持するために、最大ログマップアルゴリズムで説明した式(3)と同一に定義して使用する。また、本発明による2次の最大ログマップアルゴリズムのLLR更新のために、ログマップアルゴリズムのLLRについての定義は、式(2)を用いる。すなわち、本発明による2次の最大ログマップアルゴリズムのLLRは、式(2)で、補正値fの近似化された形態を使用し、残りはそのまま使用する。
この補正値fの近似化過程は、式(2)で、fを構成するすべてのメトリック値M(i)のうち、情報シンボル0及び情報シンボル1に対する最大メトリックM(0)と、2番目に大きいメトリックM(1)のみを使用して、fを定義する過程によってなされる。すなわち、本発明によるターボ復号アルゴリズムでは、任意の復号時点のLLRを求める過程で、情報シンボル0及び情報シンボル1に対する最大メトリック以外に、最大ログマップアルゴリズムで使用しなかった情報シンボル0及び情報シンボル1に対する2番目に大きいメトリック値まで考慮してLLRを更新するのに使用する。
次に、この補正値fの近似化について説明する。
本発明による2次の最大ログマップアルゴリズムでLLRを更新する過程では、この補正値が下記式(5)のように近似化される。
Figure 0003958764
すなわち、任意の復号時点で、情報シンボルnに対して、一番大きい値を有するメトリックM(0)及び2番目に大きい値を有するメトリックM(1)のみを用いて、補正値fを定義する。これより小さいメトリックM(i)(i>1)による補正値fの影響は、微々たるものであるので、近似化の過程でこれを除去する。また、最大ログマップアルゴリズムでは、任意の復号時点で、トレリス上のすべてのステートセット(s'、s)を検索しつつ、各セットに対してメトリックを更新し、情報シンボルnに対する最大メトリックM(0)の値を求める。本発明による2次の最大ログマップアルゴリズムでは、最大メトリックM(0)のみならず、二番目に大きいM(1)の値を求めなければならなく、復号時間を増加させないためには、M(0)とM(1)を同時に求めなければならない。このためには、各ステートsでのメトリックをm(s)と定義し、下記表1のような方法によって、M(0)とM(1)を同時に求める。
Figure 0003958764
この表1において、“MIN”は、“-∞”に該当するステートメトリックの初期化のための相当に小さい値であり、Sは、構成畳込み符号(constituent convolutional code)を構成するトレリスでのステートの総数である。
図2は、本発明の実施形態に従って、任意の復号時点kで最大メトリックM(0)及び二番目に大きいメトリックM(1)の値を求めるためのフローチャートである。
図2を参照すると、ステップ200で、表1のように、任意の時点で、トレリスのステート及び情報シンボル0及び情報シンボル1に対する最大メトリック値と二番目に大きいメトリック値を初期化する。このように初期化を遂行した後、ステップ202に進行すると、ステートを1つずつ増加させて各ステートで情報シンボルn(0又は1)に対するメトリック値を求める。従って、図2では、現在の状態(s)を求める過程を示す。ステップ204に進行して、ステップ202で求めた情報シンボルnに対するメトリック値と既存の最大メトリック値とを比較する。ステップ204で、現在のステートで求めたメトリック値が既存の最大メトリック値より大きい場合、ステップ206に進行し、そうでない場合、ステップ208に進行する。ステップ206で、最大メトリック値を現在のメトリック値として設定し、二番目に大きいメトリック値を既存の最大メトリック値として設定する。
一方、ステップ208で、現在のメトリック値と既存の二番目に大きいメトリック値とを比較する。現在のメトリック値が既存の二番目に大きいメトリック値より大きい場合、ステップ210で、二番目に大きいメトリック値を現在のメトリック値に更新する。ステップ206又はステップ210、あるいは、ステップ208で、現在のメトリック値が既存の二番目に大きいメトリック値と同一であるか、または小さい場合、ステップ212に進行する。
ステップ212で、現在のステートが最大ステートであるか否かを検査し、最大ステート数より1つ少ないステートである場合には、動作を終了し、そうでなければ、ステップ214に進行する。ステップ214で、ステートを1つ増加させて新たなメトリックを求めることができるようにする。
上述した過程を通して、任意の復号時点で、情報シンボルnに対する最大メトリックM(0)及び二番目に大きいメトリックM(1)を同時に求めることができる。このようなメトリックを用いて、最大ログマップアルゴリズムのLLR更新過程の補正値fを式(5)を通じて近似的に求めることができる。
しかしながら、この補正値fを式(5)のように非線形関数に近似化すると、ターボ復号器の入力シンボルの絶対値に従って復号性能が影響を受ける。すなわち、受信器では、正確なSNRの推定(estimation)が不可能であるので、SNRの不整合が発生する。これによって、ターボ復号器の入力シンボルが変わると、ターボ復号器の復号性能も変わる。従って、このログ関数の線形関数への近似化が必要である。
そこで、以下、ログ関数の線形関数への近似化について説明する。
実際のログマップアルゴリズムのように、fの値を示すとき、ログ関数をそのまま使用するか、又は、ログ関数に対応するルックアップテーブルを使用する場合、ターボ復号器への入力シンボルのSNRが一定であるとしても、SNRの不整合によって入力シンボルに乗じられるE/Nの値が変化することに応じて、その性能も大きく変化する。従って、入力シンボルの値に無関係に、復号性能を保持することができるようにするためには、fを示すログ関数を変形させなければならない。このために、式(6)のような近似化の過程を考慮する。
Figure 0003958764
ターボ復号器の復号性能が入力シンボルの値の変化に無関係になるようにするためには、LLRを定義する過程で、メトリックを因数として有する関数が必ずメトリック値についての線形関数(linear function)でなければならない。これは、入力シンボルの変化に応じて変わるメトリック値に従って、補正値fが非線形に変わると、同一のSNRであるとしても、変化する入力シンボルに従って、LLRに対して非線形的に変化する補正値fを出力するからである。従って、一定の性能を保証することができない。
この式(6)のような近似化の過程で、実際定数cの値は重要でない。なぜならば、補正値fは、情報シンボル0及び情報シンボル1に対するメトリックを因数として有する関数l(x)の差によって定義されるので、同一の定数cを使用する1次関数によってl(x)が近似化されると、補正値fで、cは相殺されるためである。
実際に、上述のような近似化の過程は、大まかな(rough)ものである。このような大まかな近似化(rough approximation)過程によって発生したエラーによって、本発明による2次の最大ログマップアルゴリズムの復号性能は、l(x)をログ関数で定義した場合の2次の最大ログマップアルゴリズムによる復号性能に比べて低下する。しかしながら、l(x)を非線形関数で定義すると、正確なSNRの推定が保証される場合には、優秀な性能を有することができるが、入力シンボルの値がSNRの不整合によって変わる場合には、復号性能が変化する。
この近似化の過程を通して、2次の最大ログマップアルゴリズムのLLRの更新過程を示すと、下記式(7)の通りである。
Figure 0003958764
この式(7)において、M(1)は、上述した近似化過程のアルゴリズムによってM(0)と同時に求めることができる。
次に、付加情報に対する加重値について説明する。本発明による2次の最大ログマップアルゴリズムによって修正されたLLRの更新過程を通して求めれたLLRを用いて、任意の復号時点kで、各情報シンボルに対する付加情報を求めることができる。最大ログマップアルゴリズムを通して得ることができる付加情報は、近似化の過程を通して得られた情報であるので、ログマップアルゴリズムによって得られることができる実際の付加情報に比べて一般的に大きい値を有する。従って、このような影響を減らすために、各情報シンボルに対する付加情報に加重値を乗じなければならない。従来の帰還利得を有する最大ログマップアルゴリズムでは、反復するときごとに第2の構成復号器からの付加情報にのみ所定値、例えば、「0.588235」の加重値を乗じる。しかしながら、本発明による2次の最大ログマップアルゴリズムでは、各情報シンボルに対するLLRごとに二番目に大きい値を有するメトリックによる補正値fを含んでいるので、付加情報に対する加重値は、fより1に近い値でなければならない。従って、加重値Wを考慮した付加情報は、下記式(8)のように修正される。
Figure 0003958764
この式(8)において、K'=K・Wである。Lは、チャンネルの信頼度(reliability)を考慮したターボ復号器の入力であり、
Figure 0003958764
は、現在の情報シンボルに対する事前情報(priori information)である。すなわち、この式は、最大メトリック値と二番目に大きいメトリック値との差を計算した値から付加情報を引いた値によって作られる。そして、この値に新たな補正値f'を加える形態になっている。以下では、f'を補正値と呼ぶ。
次に、上述した2次の最大ログマップアルゴリズムによる任意のシンボルに対するLLR及び反復復号のための付加情報を定義する過程を説明する。
図3は、本発明の実施形態に従って、2次の最大ログマップアルゴリズムで任意のシンボルに対するLLR及び反復復号のための付加情報を定義するためのフローチャートである。
図3を参照すると、ステップ400で、トレリス上の任意の遷移(transition)過程で、ブランチメトリックγを計算した後、ステップ402で、遷移過程のすべてのステートセット(s'、s)に対するステートメトリックα、βを更新する。ステップ404で、このα、βを用いて、図2の手順に従って、遷移過程のすべてのステートに対する更新過程を遂行しつつ、LLRを求めるための最大メトリックM(0)と二番目に大きいメトリックM(1)を同時に求める。この最大メトリックM(0)と二番目に大きいメトリックM(1)を求めた後に、ステップ406で、式(8)に従って、このメトリック値の差、SNRを考慮した入力シンボル、及び該当シンボルに対する事前情報等を用いて、該当シンボルに対する付加情報を求める。ステップ406の動作は、図5に示すブロック601、602及び603で遂行された後、ステップ408に進行して、この付加情報に加重値Wを乗じる。ステップ408の動作は、図5に示すブロック604で遂行される。
本発明による2次の最大ログマップアルゴリズムのための補正値f'は、ログ関数を線形関数に近似化させるか否かに従って、式(8)で定義された2つの値のうち1つの値として定義される。受信器で正確なSNRの推定が可能であると仮定すると、式(8)において、補正値f'は、元のログ関数の形態で定義された式によって求められ、受信器で正確なSNRの推定が不可能であると仮定すると、補正値f'は、線形関数に近似化させた形態で求められる。従って、ステップ410で、正確なSNRの推定が可能であれば、ステップ412に進行する。正確なSNRの推定が不可能であれば、ステップ414に進行する。ステップ414で、ログ関数は、f'として使用され、ステップ412で、線形関数は、f'として使用される。ログ関数は、図6に示すブロック701、702、703、705及び707がFLAGを0として出力する場合に選択され、一方、線形関数は、図6に示すブロック701、702、704、706及び708がFLAGを1として出力する場合に選択される。
図4は、本発明の実施形態に従って、任意の復号時点で、LLRについての最大メトリック値と二番目に大きいメトリック値とを同時に求めるためのブロック図である。
図4を参照すると、太い実線で示した部分は、2番目に大きいメトリック値を求めるために構成された部分、すなわち、ブロック511、512、513、及び514である。従って、その以外のブロック501、502、及び503は、最大ログマップアルゴリズムに従って動作する。このようなブロックは、トレリス上のすべてのステートに対して、ステートを1つずつ増加させつつメトリックを更新する。このとき、信号SELOは、一番目のステートでは、‘0’の値を有し、以降のステートでは、‘1’の値を有する。信号SEL1は、一番目及び二番目のステートで、‘0’の値を有し、以後のステートでは、‘1’の値を有する。
ブロック502、503、511、513及び514は、選択信号が‘0’である場合、0ポートの入力をそのまま出力し、選択信号が‘1’である場合、1ポートの入力をそのまま出力する選択器である。ブロック501及び512は、2つの入力ポートa及びbに入力される信号に対して、aポートの信号がbポートの信号より小さい値である場合、‘1’の値を出力し、aポートの信号がbポートの信号と同一であるか、または大きい場合、‘0’の値を出力する選択器である。
図5は、本発明の実施形態に従って、任意の復号時点で該当情報シンボルに対する付加情報を生成するためのブロック図である。
図5を参照すると、第1の加算器601は、情報シンボル0及び情報シンボル1の最大メトリック値の差を求めてLLR情報を得る。第2の加算器602は、受信シンボルの送信情報及び事前情報を加算する。第3の加算器603は、第1の加算器601から受信されたLLR情報から第2の加算器602から受信された和を減算する。第3の加算器603の出力は、既存の最大ログマップアルゴリズムで定義された付加情報である。乗算器604は、付加情報に加重値を乗じ、既存の加重値を有する帰還利得を考慮した最大ログマップアルゴリズムで適用される。加重値が1であれば、最大ログマップアルゴリズムになる。第4の加算器605は、加重値が乗じられた付加情報に図6に示すブロックによって得られる補正値f'を乗算器604の出力に加算する。従って、2次の最大ログマップアルゴリズムに従う最終の付加情報を計算して出力する。
すなわち、最大ログマップアルゴリズムに比べて、本発明に従って追加された部分は、加重値Wを乗じる乗算器604及び補正値f'を加える加算器605である。また、帰還利得を有する最大ログマップアルゴリズムと比較してみると、追加される部分は加算器605になる。
図6は、本発明の実施形態による付加情報を求めるのに必要な補正値を計算するためのブロック図である。
図6を参照すると、第1の加算器701は、情報シンボル0に対して、最大メトリック値と2番目に大きいメトリック値との差を求める。第2の加算器702は、情報シンボル1に対して、最大メトリック値と2番目に大きいメトリック値との差を求める。ルックアップテーブル703は、この差を利用して、式(8)で定義されたログ関数から補正値を求める。第3の加算器705は、補正値間の差を計算する。第1の乗算器707は、このような差に加重値を乗じて、これによって、最終の補正値を決定する。
第4の加算器704は、第1の加算器701及び第2の加算器702の出力間の差を計算する。第2の乗算器706は、この差に傾き値を乗じ、これによって、線形関数に近似した補正値を決定する。
式(8)で定義された補正値のうちの1つは、信号FLAGに従って選択される。ログ関数を選択する場合、選択器708は、0ポートの入力を選択する。一方、線形関数を選択する場合、選択器708は、1ポートの入力を選択する。前者の場合は、ルックアップテーブル(LUT)を要求する一方、後者の場合は、加算器及び乗算器のみを要求する。ただ、信号FLAGが0である場合、受信器で、正確なSNRの推定を保証しなければならない。図6に示すこのような構成は、本発明で提案する2次の最大ログマップアルゴリズムで追加されるハードウェアのブロックである。このブロックの実現の際に、加重値W及び値K'が2の指数で表現されることができれば、図5及び図6の乗算器は、単純なビット選択器又はこれを含む加算器で実現されることができる。
次に、本発明で提案した2次の最大ログマップアルゴリズムに従うターボ復号性能について説明する。下記のような条件でシミュレーションが遂行される。
まず、すべてのシミュレーションは、浮動小数点(floating point)シミュレーションであり、復号性能は、BER(Bit error rate)及びFER(Frame error rate)によって示される。また、SNRの不整合による影響を説明するために、E/Nオフセットに従う復号性能が示される。シミュレーションのためのターボ符号器は、CDMA20001xEV−DVで定義されたレート1/5のターボ符号器を使用し、オーバーオール(overall)符号化率(code rate)を1/5以外の値に変更するためには、QCTC(Quasi Complementary Turbo Code)動作を遂行した。フレームの大きさは、1xEV−DVスペックに定義されたEP(encoder packet)サイズのうちの1つである。シンボル伝送のときの変調方式はBPSKであり、AWGNチャンネルを介して伝送されるものと仮定した。ターボ復号過程において、反復復号の最大数は8であり、50個のフレームエラーが発生するときまで、シミュレーションを遂行してBER及びFERを測定した。
この加重値W及び値K'は、実験的に定義した。一般的に、ターボ復号のための反復復号過程は、最尤復号(Maximum likelihood decoding)ではなく、準最適復号処理(sub-optimal decoding operation)であるので、 反復復号過程で、性能の劣化を来たす可能性がある。実際に、SNRの不整合についてのシミュレーションにおいても、E/Nオフセットがまったくない場合よりも−1dB程度のE/Nオフセットを有する場合の方がさらに良い性能を有する。これは、反復復号過程で発生する可能性がある性能の劣化が−1dBのエラー加重値(erroneous weighting)によって相殺されるためである。従って、加重値Wは、実験的に、下記式(9)のように定義される。
Figure 0003958764
この式(9)に示すように、Wの値を2の指数の和で表現することによって、加重値を乗じる演算をハードウェア上で容易に実現することができる。
式(8)でのK'は、式(4)での傾きKに加重値Wを乗じた値である。式(6)でのKは、関数l(x)=log(1+e−x)の接線の平均傾きで定義される。従って、これを式で示すと、下記式(10)の通りである。
Figure 0003958764
ここで、aの値は、関数l(x)の意味ある値を有する範囲の最大値に設定される。aが略9より大きい場合、l(x)は、10-4より小さい。従って、aの値を9として決定し、これに対するKの値を求めると、下記式(11)の通りである。
Figure 0003958764
複数回の実験を通して、−Kの値を式(11)のように定義することで、優秀な性能を有することが分かる。この式(11)でのK'は、下記式(12)のように定義することができる。
Figure 0003958764
この式(12)のようなK'の値は、ハードウェア上で乗算演算を単純なビット選択の演算によって単純化することができる。
以下、近似化を遂行した場合と、そうでない場合とのシミュレーション結果を図7から図16を参照して説明する。図7及び図8は、EPサイズが3864であり、オーバーオール符号化率が1/2である場合に対するターボ復号性能を示すBER及びFERの結果を示す。図7及び図8において、‘LogMAP’は、ログマップアルゴリズムによる復号性能を示し、‘log2MaxLogMAP’は、fをログ関数l(x)で定義したアルゴリズムによる復号性能を示し、‘modMaxLogMAP’は、fを1次関数に近似化させたアルゴリズムによる復号性能を示し、‘MaxLogMAP with FG’は、既存の帰還利得を有する最大ログマップアルゴリズムによる復号性能を示し、‘MaxLogMAP’は、既存の最大ログマップアルゴリズムによる復号性能を示す。図示するように‘log2 MaxLogMAP'による復号性能が‘LogMAP'による復号性能に一番近接するが、SNRの不整合が発生する場合には、このような性能を保証することができない、という短所がある。そして、‘modMaxLogMAP’による復号性能は、‘LogMAP’による復号性能に比べて、10-2のFERで0.1dB程度の損失のみが存在し、‘MaxLogMAPwith FG’による復号性能に比べては、0.05dB程度の性能利得があることが分かる。また、‘modMaxLogMAP’による復号性能は、SNRの不整合と無関係に、同一の性能を保持することができる。
図9及び図10は、E/N=1.3dBで、反復復号に従って、‘log2MaxLogMAP’の性能、‘modMaxLogMAP’の性能、‘MaxLogMAP with FG’の性能、及び‘MaxLogMAP’の性能を比較した図である。‘log2MaxLogMAP’の性能が反復を通して一番優れた性能を有する。‘modMaxLogMAP’の性能は、‘MaxLogMAP with FG’の性能に比べて大きい利得はないが、FERの観点から見ると、7回の反復復号のみで、‘MaxLogMAP with FG’の8回の反復復号の性能を得られることが分かる。
図11及び図12は、EPサイズが792であり、有効な符号化率が1/5である場合に対するBER及びFERの性能の実験結果を示す。EPサイズが3864である場合と同様に、5通りのアルゴリズムを適用した復号性能間の優劣関係には変化がない。ただ、EPサイズが3864である場合に比べて、‘modMaxLogMAP’は、‘MaxLogMAP with FG’よりも0.1dB程度さらによい性能を有していることが分かる。
図13及び図14は、E/N=0.7dBで、EPサイズが792である場合の反復復号に従うBER及びFERの性能を比較したグラフである。図15及び図16は、EPサイズが3864であり、有効な符号化率が1/2である場合、E/N=1.2dBで、SNRの不整合に従う各復号アルゴリズムによる復号性能を比較したグラフである。すなわち、ターボ復号器の入力シンボルに対するSNRの推定過程で、E/Nオフセットだけのエラーが発生したときのBER及びFERの性能を示すもので、E/Nオフセットが0dBである場合が正確なSNRの推定を仮定した場合である。図示するように、‘modMaxLogMAP’による復号性能は、SNRの不整合とは無関係に示されていることが分かる。これは、fを定義するl(x)をメトリックの1次関数に近似化させたためである。しかしながら‘log2MaxLogMAP’による復号性能は、SNRの不整合に従って変化することを示しており、これは、l(x)を非線形“log()”関数で定義したので、SNRの不整合に従って、“log()”関数の因数であるメトリックの変化に従うfが非線形的に変化するためである。しかしながら、ログマップアルゴリズムに比べて、fの変化の幅があまり大きくない。従って、実際の環境で、略−6dB〜+6dBの以内のSNRの推定が保証されると、‘log2MaxLogMAP’アルゴリズムは、ターボ復号アルゴリズムとして使用される。
本発明で提案した2次の最大ログマップアルゴリズムによるターボ復号性能は、EPサイズに無関係に、ログマップアルゴリズムによる復号性能に比べて、0.1dB程度のみの性能損失を示していることがシミュレーションを通して分かる。また、この性能は、既存の最大ログマップアルゴリズム(with or without FG)に比べて、優秀であることを確認することができる。さらに、本発明で提示するアルゴリズムは、SNRの推定にエラーが発生しても、これに無関係に、常に優れた性能を示し、シミュレーション結果を通して確認することができる。
以上、本発明を具体的な実施形態に参照して詳細に説明したが、各種の変形が特許請求の範囲により限定される本発明の思想及び範囲を逸脱しない限り、本発明の技術分野における通常の知識を持つ者により可能なのは明らかである。
本発明の実施形態による2次の最大ログマップアルゴリズムを適用したターボ符号器の構造を示すブロック図である。 本発明の実施形態に従って、任意の復号時点kで最大メトリックM(0)と2番目に大きいメトリックM(1)との値を求めるためのフローチャート図である。 本発明の実施形態に従って、2次の最大ログマップアルゴリズムでLLR情報及び反復復号のための付加情報を定義するためのフローチャート図である。 本発明の実施形態に従って、任意の復号時点でLLR情報についての最大メトリック値と二番目に大きいメトリック値とを同時に求めるためのブロック図である。 本発明の実施形態に従って、任意の復号時点で該当情報シンボルに対する付加情報を生成するためのブロック図である。 本発明の実施形態による付加情報を求めるのに必要な補正値を計算するためのブロック図である。 本発明の実施形態に従って、EPサイズが3864であり、全体の符号化率が1/2である場合のターボ復号器の復号性能を示すBER及びFERの結果を示すグラフである。 本発明の実施形態に従って、EPサイズが3864であり、全体の符号化率が1/2である場合のターボ復号器の復号性能を示すBER及びFERの結果を示すグラフである。 本発明の実施形態に従って、E/N=1.3dBで反復復号に従って‘log2 MaxLogMAP’の性能、‘mod MaxLogMAP’の性能、‘MaxLogMAP with FG’の性能、及び‘MaxLogMAP’の性能を比較したグラフである。 本発明の実施形態に従って、E/N=1.3dBで反復復号に従って‘log2 MaxLogMAP’の性能、‘mod MaxLogMAP’の性能、‘MaxLogMAP with FG’の性能、及び‘MaxLogMAP’の性能を比較したグラフである。 本発明の実施形態に従って、EPサイズが792であり、有効な符号化率が1/5である場合のターボ復号アルゴリズムのBER及びFER性能の実験結果を示すグラフである。 本発明の実施形態に従って、EPサイズが792であり、有効な符号化率が1/5である場合のターボ復号アルゴリズムのBER及びFER性能の実験結果を示すグラフである 本発明の実施形態に従って、E/N=0.7dBでEPサイズが792である場合の反復復号に従うBER及びFER性能を比較したグラフである。 本発明の実施形態に従って、E/N=0.7dBでEPサイズが792である場合の反復復号に従うBER及びFER性能を比較したグラフである。 本発明の実施形態に従って、EPサイズが3864であり、有効な符号化率が1/2である場合、E/N=1.2dBでSNRの不整合に従う各復号アルゴリズムによる復号性能を比較したグラフである。 本発明の実施形態に従って、EPサイズが3864であり、有効な符号化率が1/2である場合、E/N=1.2dBでSNRの不整合に従う各復号アルゴリズムによる復号性能を比較したグラフである。
符号の説明
101 第1の構成復号器(DEC1)
102 インタリーバ
103 第1のFGC
104 第2の構成復号器(DEC2)
105 デインタリーバ
106 第2のFGC
107,108 加算器
109 判別器
110 出力バッファ
111 CRC検査器
501,502,503 最大ログマップアルゴリズムに従って動作するブロック
511,512,513,514 2番目に大きいメトリック値を求めるために構成されたブロック
601 第1の加算器
602 第2の加算器
603 第3の加算器
604 乗算器
605 第4の加算器
701 第1の加算器
702 第2の加算器
703 ルックアップテーブル
704 第4の加算器
705 第3の加算器
706 第2の乗算器
707 第1の乗算器
708 選択器




Claims (10)

  1. ターボ符号を復号するための構成復号方法であって、
    受信された情報シンボルのターボ復号を行うとき、任意の時点で、ターボ復号トレリス上の前記情報シンボルに対するステートメトリックとブランチメトリックとの和で表現されるメトリックのうちの最大メトリック値と二番目に大きいメトリック値とを計算する第1のステップと、
    前記情報シンボル0と情報シンボル1に対する前記最大メトリック値の差を求める第2のステップと、
    前記情報シンボル0と情報シンボル1に対する前記二番目に大きいメトリック値の差を求める第3のステップと、
    前記ステートメトリックと前記ブランチメトリックとの和で表現される前記メトリック値が線形になるように、前記最大メトリック値の差と前記二番目に大きいメトリック値の差との差を求め、前記求められた差に加重値を乗じる第4のステップと、
    前記第2のステップで得られた最大メトリック値の差及び第4のステップで得られた積を利用してログ尤度比(LLR)を更新し、前記更新されたログ尤度比に従って前記情報シンボルの値を決定する第5のステップと、
    を含むことを特徴とする構成復号方法。
  2. 前記更新されたログ尤度比、信号対雑音比(SNR)を考慮した入力シンボル、及び前記第5のステップの後の入力シンボルに対する事前情報を用いて付加情報を計算するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1記載の構成復号方法。
  3. 前記加重値は、
    下記数1式によって計算されることを特徴とする請求項1記載の構成復号方法。
    「数1」
    加重値 = K・W
    但し、Wは、1より小さく、かつ1に近似した値とし、Kは、ログ関数l(x)=1og(1+e−x)の接線の平均傾きとする。
  4. 前記Wの値は、「0.588235」より大きい値であることを特徴とする請求項3記載の構成復号方法。
  5. 前記加重値は、
    前記最大メトリック値と二番目に大きいメトリック値との差によって表現されるログ関数で、前記ログ関数の接線の傾きに対する平均値を用いて計算された線形化関数から導出された値であることを特徴とする請求項1記載の構成復号方法。
  6. 前記ログ関数の接線の平均の傾き値は、
    「0」と「9」との間の整数であることを特徴とする請求項3記載の構成復号方法。
  7. ターボ符号を復号するための構成復号装置であって、
    受信された情報シンボルのターボ復号を行うとき、任意の時点で、ターボ復号トレリス上の前記情報シンボルに対するステートメトリックとブランチメトリックとの和で表現されるメトリックのうちの最大メトリック値と二番目に大きいメトリック値とを計算するメトリック計算部と、
    前記情報シンボル0と情報シンボル1に対する前記最大メトリック値の差を求める第1メトリック加算器と、
    前記情報シンボル0と情報シンボル1に対する前記二番目に大きいメトリック値の差を求める第2メトリック加算器と、
    前記ステートメトリックと前記ブランチメトリックとの和で表現される前記メトリック値が線形になるように、前記最大メトリック値の差と前記二番目に大きいメトリック値の差との差を求め、前記求められた差に加重値を乗じるメトリック乗算器と、
    前記第1メトリック加算器で得られた最大メトリック値の差及び前記メトリック乗算器で得られた積を利用してログ尤度比 ( LLR ) を更新し、前記更新されたログ尤度比に従って前記情報シンボルの値を決定する情報シンボル判定部と、
    を含むことを特徴とする構成復号装置。
  8. 受信された情報シンボルのターボ復号を行うとき、任意の時点で、ターボ復号トレリス上の前記情報シンボルが1である最大メトリック値と前記情報シンボルが0である最大メトリック値との差を計算する第1の加算器と、
    前記情報シンボルに対する送信情報及び事前情報を加算する第2の加算器と、
    前記第1の加算器及び第2の加算器の出力間の差を計算して付加情報として出力する第3の加算器と、
    前記第3の加算器の出力に帰還利得の値を有する所定の加重値を乗じる第1の乗算器と、
    前記受信された情報シンボルに対する最大メトリック値と二番目に大きいメトリック値との差を用いて補正値を計算する補正値計算部と、
    前記補正値を前記第1の乗算器の出力に加算する第4の加算器と、
    を有する付加情報計算部さらに含むことを特徴とする請求項7記載の構成復号装置。
  9. 前記補正値計算部は、
    前記情報シンボルのうち、0の値に対して最大メトリックと2番目に大きいメトリックとの差を計算する第5の加算器と、
    前記情報シンボルのうち、1の値に対して最大メトリックと2番目に大きいメトリックとの差を計算する第6の加算器と、
    前記第5及び第6の加算器の各出力に対するログ関数に基づいた補正値を貯蔵し、前記第5及び第6の加算器の各出力に対する補正値を出力するルックアップテーブルと、
    前記補正値間の差を計算する第7の加算器と、
    前記第7の加算器の出力に所定の加重値を乗じる第2の乗算器と、
    前記第5及び第6の加算器の出力値の差を計算する第8の加算器と、
    前記第8の加算器の出力に前記ログ関数に近似した線形関数の傾き値を乗じる第3の乗算器と、
    前記第2の乗算器及び第3の乗算器の出力のうちの1つを前記受信された情報シンボルの信号対雑音比の信頼度に従って選択する選択器と、
    を含むことを特徴とする請求項8記載の構成復号装置。
  10. 前記所定の加重値と前記線形関数の傾き値が2の指数形態で表現されることができれば、前記各乗算器は、ビット選択器として実現されることを特徴とする請求項9記載の構成復号装置。
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