JP3954122B2 - 穿刺針ホルダー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CT透視下で用いられる穿刺針を保持する穿刺針ホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、X線コンピュータトモグラフィ装置(CT)においては、断面を連続的にスキャンしながらリアルタイムで映像化することが可能になりつつある。このリアルタイムCTによる映像を見ながら穿刺吸引法等の穿刺術を行いたいとの要望が当然のことながら臨床現場から提出されている。
【0003】
しかし、この要望に対しては、次のような問題が考えられる。リアルタイムCTでは、スキャン時間(例えば1秒/回転)以内の短時間の周期で断層像を繰り返し再構成するために、X線の継続的なばく射が不可欠である。このX線の継続的なばく射の状況下で、術者は穿刺針を手で持ち、被検体内に刺し込んでいくのであるが、このためには術者はこのX線束の中に手を突っ込まなければならない。したがって術者の被曝の問題が発生する。この被曝の問題は、術者がX線を遮蔽する鉛入りの防護手袋を装着することにより解決されるのではあるが、この防護手袋はX線を透過しないのであるから、非常に強いアーチファクトにより画像はほとんど見えなくなり、CT透視自体不可能となってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、術者の被曝の問題を解決し、しかもCT透視下での穿刺術を行い得る穿刺針ホルダーを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、CTスキャンによる診断時に用いられる穿刺針を保持する穿刺針ホルダーにおいて、X線透過性材料で形成され、穿刺針を着脱自在に且つ略直交する向きで保持するアームと、前記穿刺針に対して前記アームを介して所定距離だけ隔てた位置であって、前記穿刺針に対して略平行に設けられた術者が握るためのグリップとを具備する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の一実施の形態を説明する。なお、この明細書において、CT透視とは、1枚の断層像を再構成するのに必要な例えば360°又は180°分の投影データをスキャンするのに要する時間より、少なくとも短時間で360°分又は180°分の投影データから1枚の断層像を再構成することが可能な高速再構成処理をその基本として、実際の動きが同じ時間スケールで映像化できるように、次々と再構成される断層像を各スキャンから1秒程度の一定の遅れ時間でもって切換え表示する方法として定義され、さらにリアルタイムCTとはこのCT透視を実現するX線コンピュータトモグラフィ装置(CT)として定義される。
【0009】
図1に本実施の形態に係る穿刺針ホルダーの構造を示し、同図(a)に穿刺針ホルダーの側面図、同図(b)に平面図を示している。穿刺針ホルダー1は、CT透視下で用いられている生体組織を採取するための穿刺針21を保持するための器具である。なお、図では吸引式の穿刺針21を示している。
【0010】
穿刺針ホルダー1のアーム3は、X線を遮蔽せず、X線を透過するためにX線の吸収係数が比較的低い例えばアクリルを材料として、円柱状の外形に形成される。アーム3はその先端付近において穿刺針21を互いの軸が略直交する向きで固定的に保持できるように構造されている。アーム3の先端付近には穿刺針21を挿入するための挿入孔5がアーム3を横断する向きに形成されている。挿入孔5の内径は、様々な軸径の穿刺針21の挿入を許容するように、現在使用されている比較的大きな径の穿刺針に応じて設計されている。アーム3の後端から挿入孔5まで、縦孔9が貫通されている。縦孔9の内壁にはネジ山が切られており、ボルト10をねじ込むことができるようになっている。ボルト10の先端には、X線の吸収係数が比較的低い例えばアクリル製のヘッド7が装着されている。挿入孔5に穿刺針21を挿入し、ボルト10の後端のつまみ11を回して、ボルト10をネジ込むことにより、様々な軸径の穿刺針21を固定的にアーム3に保持することができる。ボルト10を緩めれば、簡単に穿刺針21をアーム3から取り外すことができる。
【0011】
穿刺針21を被検体に刺し込むとき及び穿刺針21を被検体から引き抜くときに穿刺針21がアーム3に対してずれないように、穿刺針21のアーム3に対する固定性を高めるために、挿入孔5は、穿刺針21の側面形状に合わせて、断面が多角形又は円形に形成され、穿刺針21を多点又は面で支えるようになっている。また、同じ目的で、ヘッド7の先端は、穿刺針21の側面形状に合わせて、多角形又は円形の凹面に形成されている。さらに同じ目的で、図示しないが、挿入孔5の内面やヘッド7の凹面には、穿刺針21の軸面に対して摩擦係数が比較的高くて、且つX線の吸収係数が比較的低い例えばラバー材が張り付けられている。
【0012】
アーム21の後端付近には、アーム21に固定された穿刺針21と互いの軸が平行になるように、グリップ13が取り付けられる。穿刺針21を被検体に刺し込むとき及び穿刺針21を被検体から引き抜くときに、術者の手がグリップ13に対してずれないように、グリップ13には所定の間隔を隔てて前後に鍔15,17が設けられる。
【0013】
図2に、穿刺針ホルダー1をCT透視下で使用する際の状態を示している。スライス面は、CTのX線管が被検体Pの周囲を周回することにより、X線管からのファンビーム状の薄いX線束により描かれる薄い面として定義される。このスライス面内のX線透過物が断層像として画像化される。また、このスライス面の厚さをスライス厚と定義する。穿刺針21はアーム3の挿入孔5に挿入され、ボルト10がねじ込まれることにより、アーム3に固定される。リアルタイムCTは、被穿刺組織をスライス面が横断するように位置合わせされる。
【0014】
図3(a)は穿刺針21をスライス面内に移動した段階でのリアルタイムCTのモニタの映像を示し、図3(b)は穿刺針21を被検体Pに刺し込む途中の段階でのリアルタイムCTのモニタの映像を示し、図3(c)は穿刺針21の先端が被穿刺組織に到達した段階でのリアルタイムCTのモニタの映像を示している。以下の説明において随時参照されたい。
【0015】
術者は、穿刺針ホルダー1のグリップ13を握り、計画した場所から計画した角度で穿刺針21を被検体Pに差し込むために、穿刺針21をスライス面内に移動する。
【0016】
グリップ13は穿刺針21に対してアーム3を介して設けられているので、グリップ13を穿刺針21からある程度の距離、少なくともスライス厚より大きい距離を隔てることができる。したがって、穿刺針21はスライス面内にあり、そしてグリップ13や術者の手がスライス面の外にあるという状態で、穿刺針21を保持できる。
【0017】
したがって、術者は被曝することはない。さらに術者が散乱線等による微かな被曝も避けるためにX線遮蔽防護手袋を装着していても、この防護手袋により断層像がアーチファクトに遮られるということもない。穿刺針21、アーム3及びヘッド7はX線透過性のある材料で形成されているので、これらは被検体Pの断面組織と共に画像化され表示される。したがって、CT透視映像をガイドとして、被穿刺組織のCT像と穿刺針21のCT像とを見比べながら、被穿刺組織に向かって穿刺針21を被検体Pに刺し込むことができる。
【0018】
また、グリップ13と穿刺針21とが平行であるので、グリップ13の動きから穿刺針21の動きを直観的に理解でき、したがって穿刺針21を容易に動かすことができる。
【0019】
穿刺針21の先端が被穿刺組織に到達した段階では、細胞吸引等の術者が穿刺針21に対して直接作業することが行われる。このとき、ボルト10を緩めることにより、穿刺針21からアーム13を簡単に取り外すことができる。したがって当該直接作業時にアーム13が邪魔になることがない。
【0020】
このように本実施の形態に係る穿刺針ホルダー1によれば、CT透視下で穿刺術を行うことができ、同時に術者の被曝の問題も解決できる。
なおこの穿刺針ホルダー1には、図4(a)に示すように、深度計25、角度計31を装着できるようになっている。深度計25は、スケールホルダー23と、スケールホルダー23にスライド自在に保持されるスケール25とから構成される。スケールホルダー23は、アーム3に固定された穿刺針21に対してスケール25が平行になるような角度でアーム3の側面に装着される。穿刺針21が被検体Pの体表面に当てられたとき、スケール25はその先端において被検体Pの体表面に接触する。穿刺針21が被検体Pに刺し込まれると、スケール25は被検体Pの体表面におされて穿刺針21が挿入された深さだけスライドする。スケール25の先端が被検体Pの体表面に接触していた時の目盛りと、現在の目盛りとから、穿刺針21が挿入された深さを認識できる。
【0021】
角度計31は、例えばグリップ13の台ジリに設けられる。角度計31は、グリップ13の軸に垂直な直交2軸各々の回りの傾斜角を計測するように、図4(b)に示すように構成される。半球状の透明容器33には、低粘度の水等の液体35が、微量の気泡等の浮遊物37と共に充填されている。浮遊物37は、透明容器33の内部を浮遊し、常に最も高い所で停止する。透明容器33の表面には、その頂上を0°としてグリップ13の軸に垂直な直交2軸の回りの角度を表すためのスケールが記されている。このスケールを参照して、浮遊物37の停止位置から上記2軸各々に関する角度を認識できる。
本発明は上述した実施の形態に限定されることなく種々変形して実施可能である。
【0022】
【発明の効果】
グリップは穿刺針に対してアームを介して設けられているので、グリップを穿刺針からある程度の距離を隔てることができる。したがって、穿刺針はスライス面内にあり、そして術者の手がスライス面の外にあるという状態で、穿刺針を被検体に刺し込むことができる。これにより、術者の被曝の問題を解決してCT透視下での穿刺術を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る穿刺針ホルダーの構造を示す図。
【図2】穿刺術の作業状態を示す図。
【図3】リアルタイムCTの表示画面を示す図。
【図4】変形された穿刺針ホルダーを示す図。
【符号の説明】
1…穿刺針ホルダー、
3…アーム、
5…挿入孔、
7…ヘッド、
9…縦孔、
10…ボルト、
11…つまみ、
13…グリップ、
15,17…鍔、
21…穿刺針。

Claims (5)

  1. CTスキャンによる診断時に用いられる穿刺針を保持する穿刺針ホルダーにおいて、
    X線透過性材料で形成され、穿刺針を着脱自在に且つ略直交する向きで保持するアームと、
    前記穿刺針に対して前記アームを介して所定距離だけ隔てた位置であって、前記穿刺針に対して略平行に設けられた術者が握るためのグリップとを具備することを特徴とする穿刺針ホルダー。
  2. 前記穿刺針は、被検体を連続的にスキャンしながらリアルタイムで映像化するX線コンピュータトモグラフィ装置に用いられることを特徴とする請求項1記載の穿刺針ホルダー。
  3. 前記グリップには鍔が設けられていることを特徴とする請求項1記載の穿刺針ホルダー。
  4. 前記穿刺針の傾きを計測する角度計をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の穿刺針ホルダー。
  5. 前記穿刺針の被検体への侵入の深さを計測する深度計をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の穿刺針ホルダー。
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