JP3953965B2 - Tumbler tablets - Google Patents
Tumbler tablets Download PDFInfo
- Publication number
- JP3953965B2 JP3953965B2 JP2003036064A JP2003036064A JP3953965B2 JP 3953965 B2 JP3953965 B2 JP 3953965B2 JP 2003036064 A JP2003036064 A JP 2003036064A JP 2003036064 A JP2003036064 A JP 2003036064A JP 3953965 B2 JP3953965 B2 JP 3953965B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tumbler
- key
- cam
- plate
- rotation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は板状タンブラーを用いたタンブラー錠、特にマンホール錠として好適なタンブラー錠に関する。
【0002】
【従来の技術】
図21は板状タンブラーを用いた従来のタンブラー錠の一例を示すもので図21(a)は縦断側面図、図21(b)は図21(a)の前蓋を取外して左方から見た正面図である。
【0003】
このタンブラー錠は、箱形で上下端部にフランジ01aを有する外ケース01と、この外ケース01に取付けられた前蓋03とから成る容器内に主要部が収納される。そして上記外ケース01がフランジ01aのボルト孔01bに挿入されるボルト(図示せず)により図示しない扉体の裏側(内側)等に取付けられる。
【0004】
05は外ケース01の左右両側板を貫通して摺動自在に配されたデッドボルト(カンヌキ)であって、このデッドボルト05の左右移動(左右いずれの方向へ突出するか)によって、タンブラー錠が施錠または解錠される。このデッドボルト05には、中央部に下縁から上方へ深く切れ込んだカム受け部05aが形成されており、またこの切れ込み部の下端は八の字に開いてカム逃し部05bを形成している。そしてカム受け部05aの上方のデッドボルト05前面には、前方へ突出するツク07が固着されている。
【0005】
上記前蓋03の前面には、図示しない扉体等を貫通して前方へ延びるパイプ09がねじ止めされている。このパイプ09には内向きフランジ09aが設けられ、その内向きフランジ09aには下端に切欠ぎ09bが設けられている。
【0006】
上記外ケース01と前蓋03とから成る容器内には、上記パイプ09の軸線と同軸にスリーブ011が配され、外ケース01の底板と前蓋03とによって回転自在に支持されている。このスリーブ011には軸線と平行に鍵穴011aが形成されている。このスリーブ011にはまた一部に平行切欠部が形成されており、この平行切欠部にロッキングプレート(カム)012が取付けられて、後スリーブ11と一体に回転するようになっている。
【0007】
上記外ケース01には左右端部の上下合計4箇所にネジ台(タンブラー保持ピン)016がカシメによって取付けられている。このネジ台016の前部は小径部016aを形成し、前端にメネジ孔016bが設けられている。前記前蓋03は、このメネジ孔016bにねじ止めされるのである。
【0008】
次に015はタンブラー板である。このタンブラー板015は、下端に大きな方形の切欠ぎ(空所)015aが設けられている。そしてその切欠ぎ(空所)015aは上縁中央が上方へ弧状に削られて腹015fを形成している。またタンブラー板015の中央部には、左右1対のツク孔015b、ツク孔015bと、それらツク孔015bを連通するゲート孔015cが設けられる。更に上端には後述のタンブラーバネ017が挿入されるバネ受けスリット015dが設けられる。
【0009】
このタンブラー板015は、ゲート孔015cの高さ位置の異なるものが複数枚(図示例では5枚)重ねられ、前記タンブラー保持ピン016の小径部016aの間に挿入されて左右両縁が支持され、上下方向に摺動自在に配置される。また上端のバネ受けスリット015dにタンブラーバネとして板バネ017が取付けられ、各タンブラー板015を常時下方へ向けて付勢している。そして前記デッドボルト05に取付けられたツク07が全てのタンブラー板015の一方のツク孔015b内に、前記スリーブ011が全てのタンブラー板015の切欠ぎ(空所)015a内に、それぞれ挿入されている。
【0010】
上記のようなタンブラー錠の施錠状態または解錠状態において、パイプ09の切欠ぎ09bからスリーブ011の鍵穴011aに図示しないキーを挿入する。キーに設けられた切込みがパイプ09の内向きフランジ09aの位置まで来ると、内向きフランジ09aとその切込みとが係合した状態でキーを廻すことができる。
【0011】
キーが回転すると、まず各タンブラー板015の切欠ぎ015a上縁にキーのキザミが当接してタンブラー板015を押し上げる。この場合、各タンブラー板015のゲート孔015cの高さ位置とキーのキザミとの関係は、タンブラー板015が押し上げられた時点で、各タンブラー板015のゲート孔015cがすべて前記デッドボルト05に固着されたツク07と同じ高さになるようにされている。一方、キーの回転によりスリーブ011が同じ角度だけ回転し、スリーブ011に取付けられたロッキングプレート(カム)012がスリーブ011と一体に回転する。そしてロッキングプレート012の先端がデッドボルト05の一方のカム逃し部05bに沿って上昇する。
【0012】
キーを更に廻すと、ロッキングプレート012の先端がデッドボルト05のカム受け部05aに当接して、デッドボルト05を側方へ押圧する。この時タンブラー板015の位置では、キーのキザミがタンブラー板015の切欠ぎ015aの上縁中央に形成された弧状の腹015fに沿って回転するので、タンブラー板015は上下運動しない。そして、各タンブラー板015のゲート孔015cがすべてデッドボルト05に固定されたツク07と同じ高さになっているので、ツク07は各タンブラー板015のゲート孔015cを左右方向に通過することができ、したがってロッキングプレート012の先端により押圧されたデッドボルト05が側方へ移動する。こうして施錠状態から解錠状態へ、または解錠状態から施錠状態へ移行する。この時ツク07は各タンブラー板015の他方のツク孔015b内に達している。
【0013】
キーが更に回転すると、ロッキングプレート012の先端はデッドボルト05のカム受け部05aを外れ、他方のカム逃し部05に沿って下降するので、デッドボルト05はそれ以上側方へ移動することはない。またキーのキザミはタンブラー板015の切欠ぎ015a上縁中央の弧状の腹015fを外れて下方へ離反してゆくので、タンブラー板015はタンブラーバネ017の付勢力によって下方へ移動し、切欠ぎ015aの上縁の腹015fがスリーブ011に当接するようになる。そしてキーが挿入時から360°回転すると、パイプ9の切欠ぎ09bからキーを引き抜くことができる。またこの時、各タンブラー板015のゲート孔015cの高さ位置はマチマチになっていて、ツク07の通過を許さないから、デッドボルト05は側方へ移動することはできず、施錠状態または解錠状態が維持される。
【0014】
【解決しようとする課題】
前記従来のタンブラー錠においては、各タンブラー板015が互いに密着して重ねられているので、相互間の摩擦力が大きく、タンブラー板015の作動が不確実でタンブラー錠として故障しやすかった。またタンブラーバネとして板バネ017を用いざるを得ないので、設計の自由度が小さいばかりでなく、バネ相互の干渉が起きやすかった。したがって、バネが正常に機能せず、施錠状態または解錠状態に移行した後も、タンブラー板015が所定の位置に戻っていないことがあった。
【0015】
従来のタンブラー錠ではまた、パイプ09の内向きフランジ09aの下端に切欠ぎ09bが設けられているだけなので、キーはその位置でしか抜き差しできず、キーを引き抜いた後、タンブラー錠が施錠状態であるか、解錠状態であるかを、眼で見ただけでは判別困難であった。特にタンブラー錠をマンホールの錠として用いる場合、重いマンホール蓋をゆすることは困難であり、施解錠状態の確認は事実上できなかった。
【0016】
【課題を解決するための手段および効果】
前記従来の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、往復移動して施錠または解錠するカンヌキと、上記カンヌキに固着され、カム受け部および該カム受け部の両側にカム逃し部を有するカム受け部材と、上記カム受け部材に固着されたツクと、キーにより回転し、回転初期と回転終期には先端が上記カム受け部材のカム逃し部を通過し、回転中期には先端が上記カム受け部材のカム受け部を押圧して、該カム受け部材を介して上記カンヌキを移動させるカムと、上記カンヌキの移動方向と交わる方向に移動可能に支持され、上記カンヌキの移動方向に並ぶ一対のツク孔、該ツク孔を互いに連通するゲート孔およびキーが挿入される空所を有する複数のタンブラー板とを備えたタンブラー錠であって、上記空所は中央部が弧状に削られて腹を形成しており、該空所に挿入されたキーの回転初期には該空所の内縁が該キーのキザミに押圧され該タンブラー板が付勢力に抗して移動し、回転中期には該キザミは該タンブラー板を移動させることなく上記腹に沿って回転し、回転終期には該キザミが該空所の内縁から離反して、該タンブラー板が付勢力により元の位置に戻るようになっているとともに、上記ゲート孔の位置は上記複数の各タンブラー板によって異なり、上記キーの回転初期に上記タンブラー板が移動した時に、上記複数のタンブラー板の上記ゲート孔の位置が、全て、上記ツクの位置と一致するようになっているものにおいて、上記キーの回転終期において、該キーのキザミにより上記付勢力の方向に移動し、上記複数のタンブラー板を該方向に押圧する強制下げタンブラーが設けられたことを特徴とする。
【0017】
請求項1記載の発明は上記のとおり構成され、各タンブラー板に作用する付勢力が何等かの原因で不足する場合でも、施錠または解錠後、各タンブラー板を確実に正常の位置に戻すことができる。
【0018】
次に請求項2記載の発明は、請求項1記載のタンブラー錠において、上記強制下げタンブラーは、キーのキザミに押圧されて上記付勢力に抗して上記タンブラー板が移動する変位により押されて、上記付勢力に抗する方向に変位させられるように構成され、上記付勢力に抗する方向への上記強制下げタンブラーの上記変位がなされた位置で、上記強制下げタンブラーは、上記キーの回転終期における該キーの回転の際に、上記付勢力の方向に上記キーにより押圧される肩部を有することを特徴とする。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明と同じ効果を奏する。
【0019】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のタンブラー錠において、上記各タンブラー板が相互に隙間を隔てて保持されることを特徴とする。
これによれば、各タンブラー板が相互に隙間を隔てて保持されるので、従来のようにタンブラー板同士が面接触する場合に比べて、タンブラー板の作動が円滑かつ確実であり、故障しにくい。またタンブラー板間に隙間があるので、タンブラーバネとしてバネ芯付きのコイルバネを用いることができ、従来の板バネに比べて、バネ相互の干渉の恐れが少なく、設計も容易である。
【0020】
請求項4記載の発明は、請求項1または2記載のタンブラー錠において、上記キーが上記カンヌキの移動方向に対応する2箇所の回転位置で抜差しできるよう構成されたことを特徴とする。
これによれば、キーが上記カンヌキの移動方向に対応する2箇所の回転位置で抜差しできるよう構成されているので、キーを抜き取った後の鍵穴を見ることにより、タンブラー錠が施錠状態であるか、それとも解錠状態であるかを、一目で確認することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施例の構造を示す図で、図1(a)は縦断側面図(図1(b)のA−A矢視断面)、図1(b)は図1(a)のカバー4を取外して左方から見た背面図である。
【0023】
本実施例のタンブラー錠は、コ字状断面の外ケース1にリベット2で固定された内ケース3とカバー4とから成る容器内に主要部が収納される。上記外ケース1がボルト孔1aに挿入されるボルト(図示せず)により図示しない扉体等の裏側(内側)に取付けられる。
【0024】
5は外ケース1の左右両側板を貫通して摺動自在に配されたカンヌキであって、このカンヌキ5の左右移動によって、タンブラー錠が施錠または解錠される。
【0025】
図2は、カム受け部材(大アオリ)6とこのカム受け部材6に一体的に固定されたツク7を示す図で、図2(a)は正面図、図2(b)は側面図である。このカム受け部材6がねじ8(図1(b)参照)によってカンヌキ5の前面に取付けられる。カム受け部材6の下部は上方へ深く切れ込んでカム受け部6aを形成しており、またこの切れ込み部の下端は八の字に開いてカム逃し部6bを形成している。
【0026】
前記内ケース3の前面には、外ケース1および図示しない扉体等を貫通して、前方に延びるパイプ9が固着される。このパイプ9の内部に前スリーブ10が回転自在に配され、この前スリーブ10の後端に前端が嵌合された後スリーブ11の後端が、カバー4によって回転自在に支持されている(図1(a)参照。)。なおパイプ9の前端には、外周にオネジが加工され、キャップ25が装着される。
【0027】
図3は前スリーブ10を取出して示す図で、図3(a)は平面図、図3(b)は側面図、図3(c)は背面図、図3(d)は正面図、図3(e)は図3(b)のE−E矢視断面図、図3(f)は同じくF−F矢視断面図である。また図4は後スリーブ11を取出して示す図で、図4(a)は平面図、図4(b)は側面図、図4(c)は背面図、図4(d)は正面図、図4(e)は図4(b)のE−E矢視断面図、図4(f)は同じくF−F矢視断面図、図4(g)は同じくG−G矢視断面図である。
【0028】
前スリーブ10後端の平行切欠部10aと後スリーブ11前端の平行切欠部11aとが互いに嵌合して、前スリーブ10と後スリーブ11とは一体に回転する。また前スリーブ10と後スリーブ11の長手方向には、共通の鍵穴10c、11cが形成されている。
【0029】
後スリーブ11には、後部にも平行切欠部11bが形成されていて、この平行切欠部11bに、図5に形状が示されるカム(ロッキングプレート)12が取付けられ、後スリーブ11と一体に回転するようになっている。そしてそのカム12が後方(図1(a)で左方)へ移動するのを阻止するために、カラー13が配置される。またカム12の回転を制限するためカムストッパー14が設けられている。これにより、カム12だけでなく、前スリーブ10、後スリーブ11も回転角度は180°の範囲に制限される。
【0030】
次に図6はタンブラー板15の形状を示す正面図である。このタンブラー板15の下部には、上辺中央が上方に弧状に削られて腹15fを形成する方形の角孔(空所)15aが設けられている。また中央部には、左右1対のツク孔15b、15bと、それらツク孔15bを互いに連通するゲート孔15cが設けられている。更に上端には、後述のタンブラーバネ17とそのバネ芯18が挿入されるバネ受けスリット15dと、後述の強制下げピン21が当接するピン受け肩15eが設けられる。このタンブラー板15は、ゲート孔15cの高さ位置Hの異なるものが複数枚(図示例では5枚)用意される。
【0031】
図7はタンブラー保持ピン16を示す図で、図7(a)は側面図、図7(b)は頭側(図7(a)の左方)から見た図、図7(c)は先端側(図7(a)の右方)から見た図である。このタンブラー保持ピン16の側面には、タンブラー板15等の厚さに相応する幅の円周溝16aが複数条(図示例では6条)設けられている。また頭部には、メネジ孔16bが設けられている。
【0032】
このタンブラー保持ピン16の先端部(図7(a)で右端)が、内ケース3の左右端部の上下合計4箇所にカシメまたはネジ止めによって取付けられる。そして、前記複数枚のタンブラー板15の左右両縁がタンブラー保持ピン16の円周溝16aに挿入されて、互いに間隙を保ちつつ、上下方向に摺動自在に保持される(図1(a)参照。)。また、内ケース3の天井面に設けられた小孔に先端が挿入されたバネ芯18の下部がタンブラー板15のバネ受けスリット15dに挿入され、タンブラーバネとしてコイルバネ17が嵌装されて、タンブラー板15を常時下方へ向けて付勢している。そして、前記カンヌキ5に取付けられたカム受け部材6のツク7が全てのタンブラー板15の一方のツク孔15bに、前記後スリーブ11の円筒部11dが全てのタンブラー板15の角孔15aに、それぞれ挿入されている。
【0033】
なお、前記カムストッパー14は、これらタンブラー保持ピン16のうち下の2本の後部(図7(a)の左部)に取付けられる。
【0034】
次に図8は、強制下げタンブラー20を示す図で、図8(a)は背面図、図8(b)は側面図である。この強制下げタンブラー20は板状で、厚さは前記タンブラー板15と等しく、その下部には、下半部の幅が前記後スリーブ11のフランジ部11e外径に相応し、下端は円弧状、上半部は幅が急に広くなって肩部20bを形成し、上端が大きな円弧状を呈する後スリーブ挿入孔20aが設けられている。また上端には、前記タンブラー板15と同様、タンブラーバネ17とそのバネ芯18が挿入されるバネ受けスリット20cが設けられる。更に右上端部には、前記タンブラー板15のピン受け肩15eに当接する強制下げピン21が固着されている。20dは重量軽減のための角孔である。
【0035】
この強制下げタンブラー20は、前記タンブラー板15と同様に、左右両縁がタンブラー保持ピン16の円周溝16aに挿入されて、タンブラー板15とは間隙を保ちつつ、上下方向に摺動自在に保持される(図1(a)参照。)。そして、後スリーブ挿入孔20aに前記後スリーブ11の円筒部11dが挿入される。また前記タンブラー板15と同様に、バネ受けスリット20cに挿入・嵌装されたタンブラーバネ17とバネ芯18によって、常時下方へ向けて付勢されている。
【0036】
次に図9は本実施例のタンブラー錠を施解錠するキーの側面図である。このキー23は板状で、側面には溝も凹みも設けられていない。23aはキーの回転軸線、23bは各タンブラー板15に相応して角孔15a上縁に当接するキザミ、23cは強制下げタンブラー20の後スリーブ挿入孔20a内面の肩部20bに当接するキザミである。また23dは後述のパイプ9の内向きフランジ9aに係合する切込みである。
【0037】
図10は、本実施例のタンブラー錠の正面図の一部で、前記前スリーブ10を内装するパイプ9を前面から見た図である(図1(a)参照。)。ただしキャップ25が取外された状態を示す。パイプ9には、前端に内向きフランジ9aが設けられていて、前スリーブ10の脱落を阻止するとともに、キー23の切込み23dと係合してキーの長手方向位置を確定し、その回転を円滑にする。すなわち、キーが回転途中で抜けたり、充分差込まれていない状態で廻ったり、しないようになっている。この内向きフランジ9aには左右2箇所に切欠ぎ9bが設けられていて、キー23はこの切欠ぎ9bの位置で抜き差しすることができる。すなわち、キー23を抜いた後に、前スリーブ10の鍵穴10cは180°回転した左右いずれかを向いている。
【0038】
上記のようなタンブラー錠の施錠状態または解錠状態において、キャップ25を取外し、パイプ9の一方の切欠ぎ9bから前スリーブ10、後スリーブ11の鍵穴10c、11cにキー23を一番奥まで挿入する。このとき、キー23の各キザミ23bは各タンブラー板15の位置、キザミ23cは強制下げタンブラー20の位置、切込み23dはパイプ9の内向きフランジ9aの位置に来る。このようにパイプ9の内向きフランジ9aの位置にキー23の切込み23dが来ているので、内向きフランジ9aと切込み23dとが係合した状態で、キー23を廻すことができる(図11参照。)。
【0039】
キー23が回転すると、まず各タンブラー板15の角孔15a上辺に当接するキザミ23bによりタンブラー板15が押し上げられ、各タンブラー板15のゲート孔15cがすべてカム受け部材6に固定されたツク7と同じ高さになる。一方、キー23の回転により後スリーブ11が同じ角度だけ回転し、後スリーブ11の平行切欠部11bに取付けられたカム12が、後スリーブ11と一体に回転する。そしてカム12の先端12aがカム受け部材6の一方のカム逃し部6bに沿って上昇する(図12参照。)。
【0040】
キー23を更に廻すと、カム12の先端12aがカム受け部材6のカム受け部6aに当接して、カム受け部材(大アオリ)6を側方へ押圧する。この時タンブラー板15の位置では、キー23のキザミ23bがタンブラー板15の角孔15aの上辺中央に形成された弧状の腹15fに沿って回転するので、タンブラー板15は上下運動しない。そして各タンブラー板15のゲート孔15cがすべてカム受け部材6に固定されたツク7と同じ高さになっているので、ツク7は各タンブラー板15のゲート孔15cを左右方向に通過することができ、したがってカム12の先端12aにより押圧されたカム受け部材6は側方に移動する(図13参照。)。こうしてカンヌキ5が側方に移動して、施錠状態から解錠状態へ、または解錠状態から施錠状態へ移行する。このときツク7は各タンブラー板15の他方のツク孔15b内に達している(図14参照。)。
【0041】
キー23が更に回転すると、カム12の先端12aはカム受け部材6のカム受け部6aを外れ、他方のカム逃し部6bに沿って下降するので、カム受け部材6もカンヌキ5もそれ以上側方へ移動することはない。またキー23のキザミ23bはタンブラー板15の角孔15a上辺中央の弧状の腹15fを外れて下方へ離反してゆくので、それを追うように、タンブラー板15はタンブラーバネ17の付勢力によって下方へ移動し、角孔15aの上縁の弧状の腹15fが後スリーブ11の円筒部11dに当接するようになる。そしてキー23が挿入位置から180°回転すると、パイプ9の他方の切欠ぎ9bからキー23を引き抜くことができる。またこの時、各タンブラー板15のゲート孔15cの高さ位置がマチマチになって、ツク7の通過を許さないから、カンヌキ5は側方へ移動することはできず、施錠状態または解錠状態が維持される(図15参照。)。
【0042】
次に図16ないし図20により強制下げタンブラー20の作用について説明する。施錠状態または解錠状態でキー23を鍵穴10c、11cに挿入した時、キー23の側面は水平を向いていて、強制下げタンブラー20の後スリーブ挿入孔20aの一方の肩部20bの上に横たわった状態になっている(図16参照。)。
【0043】
ここでキー23を廻わすと、キー23のキザミ23cは後スリーブ挿入孔20a上部の大きな円弧に沿って回転するが、この時キー23のキザミ23bはタンブラー板15の角孔15a上面に当接してタンブラー板15を持上げつつあり、タンブラー板15のピン受け肩15eに当接した強制下げピン21を介して、強制下げタンブラー20もタンブラーバネ17の下向き付勢力に抗して持上げられるから、後スリーブ挿入孔20a内に挿入された後スリーブ11の平行切欠部11aは、後スリーブ挿入孔20aの幅の狭い下半部に若干進入することになる(図17、図18参照。)。
【0044】
キー23が挿入位置から180°回転すると、キー23のキザミ23cが後スリーブ挿入孔20aの他方の肩部20bに当接し、強制下げタンブラー20は強制的に押し下げられる(図19参照。)。そうすると各タンブラー板15のピン受け肩15eに当接する強制下げピン21によって、各タンブラー板15も強制的に押し下げられる。したがって、各タンブラー板15のバネ受けスリット15dに嵌装されたタンブラーバネ17の付勢力が何等かの原因で不足しても、各タンブラー板15は確実に下方へ移動し、角孔15aの上縁腹15fが後スリーブ11の円筒部11dに当接する状態になる。
【0045】
こうして施錠状態または解錠状態においては、キー23の側面は水平になり、後スリーブ挿入孔20aの肩部20bの上に横たわった状態となる(図20参照。)。そこでキー23をパイプ9の他方の切欠ぎ9bから引抜く。
【0046】
本実施例のタンブラー錠においては、各タンブラー板15がタンブラー保持ピン16の円周溝16aに摺動自在に支持されており、タンブラー板15相互間に一定の隙間が保たれているので、従来のようにタンブラー板15同士が面接触する場合に比べて、タンブラー板15の作動が円滑かつ確実であり、故障が少ない。したがって、多くの塵埃や泥・土砂、更には融雪剤にまで曝されるマンホールの錠にも適用することができる(その場合、錠の前方(図1(a)の右方)を上方に向けることになる。)。またタンブラー板15間に隙間があるので、タンブラーバネとしてバネ芯18付きのコイルバネ17を用いることができ、従来の板バネと比較して、バネ相互の干渉の恐れが少なく、設計の自由度も大きい。
【0047】
本実施例ではまた、前スリーブ10を包み込むパイプ9の内向きフランジ9aの、180°回った2箇所に切欠ぎ9bが設けられており、施錠状態または解錠状態において、この切欠ぎ9bからキー23を抜き取ることができるので、キー23を抜き取った後の鍵穴10cを眼で見ることにより、タンブラー錠が施錠状態であるか、解錠状態であるかを、一目で確認することができる。タンブラー錠がマンホールの錠に適用された場合、重いマンホールの蓋を施錠確認のため通常の扉のようにゆすることは困難であるから、このことは特に重要である。
【0048】
また本実施例では、強制下げタンブラー20が配設され、キー23の回転によって強制下げタンブラー20を、更に強制下げピン21を介して各タンブラー板15を、各タンブラーバネ17の開放方向(付勢方向)へ強制的に動かすので、各タンブラーバネ17の付勢力が何等かの原因で不足しても、各タンブラー板15は確実に(図1の)下方へ移動し、正常の位置に戻る。
【0049】
更に本実施例では、パイプ9の前端に内向きフランジ9aが設けられているので、前スリーブ10の脱落が阻止されるばかりでなく、キー23の切込み23dをこの内向きフランジ9aと係合させることにより、キー23の回転途中や抜けやキー23の半差し状態での回転を防止できる。
【0050】
本実施例のタンブラー錠はまた、パイプ9の先端にキャップ25が装着されるので、マンホール蓋の施錠に適用される場合でも、泥その他の異物の浸入が阻止され、タンブラー錠の故障が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例の構造を示す図で、図1(a)は縦断側面図(図1(b)のA−A矢視断面)、図1(b)は図1(a)のカバー3を取外して左方から見た背面図である。
【図2】図2は互いに一体的に固定されたカム受け部材(大アオリ)6とツク7を示す図で、図2(a)は正面図、図2(b)は側面図である。
【図3】図3は前スリーブ10を取出して示す図で、図3(a)は平面図、図3(b)は側面図、図3(c)は背面図、図3(d)は正面図、図3(e)は図3(b)のE−E矢視断面図、図3(f)は同じくF−F矢視断面図である。
【図4】図4は後スリーブ11を取出して示す図で、図4(a)は平面図、図4(b)は側面図、図4(c)は背面図、図4(d)は正面図、図4(e)は図(b)のE−E矢視断面図、図4(f)は同じくF−F矢視断面図、図4(g)は同じくG−G矢視断面図である。
【図5】図5はカム(ロッキングプレート)12の形状を示す正面図である。
【図6】図6はタンブラー板15の形状を示す正面図である。
【図7】図7はタンブラー保持ピン16を示す図で、図7(a)は側面図、図7(b)は頭側(図7(a)の左方)から見た図、図7(c)は先端側(図7(a)の右方)から見た図である。
【図8】図8は強制下げタンブラー20を示す図で、図8(a)は背面図、図8(b)は側面図である。
【図9】図9は本実施例のタンブラー錠を施解錠するキー23の側面図である。
【図10】図10は本実施例の下部正面図で、パイプ9の前面を示す。
【図11】図11ないし図15は施解錠時におけるキー23およびカム12の回転とタンブラー板15、ツク7、カム受け部材6およびカンヌキ5の動きとの関係を説明する一連の図であって、図11はその第1段階を示す図である。
【図12】図12は同じく第2段階を示す図である。
【図13】図13は同じく第3段階を示す図である。
【図14】図14は同じく第4段階を示す図である。
【図15】図15は同じく第5段階を示す図である。
【図16】図16ないし図20は施解錠時におけるキー23の回転と強制下げタンブラー20およびタンブラー板15の動きとの関係を説明する一連の図であって、図16はその第1段階を示す図である。
【図17】図17は同じく第2段階を示す図である。
【図18】図18は同じく第3段階を示す図である。
【図19】図19は同じく第4段階を示す図である。
【図20】図20は同じく第5段階を示す図である。
【図21】図21は板状タンブラーを用いた従来のタンブラー錠の一例を示すもので図21(a)は縦断側面図、図21(b)は図21(a)の前蓋を取外して左方から見た正面図である。
【符号の説明】
1…外ケース、1a…ボルト孔、2…リベット、3…内ケース、4…カバー、5…カンヌキ、6…カム受け部材(大アオリ)、6a…カム受け部、6b…カム逃し部、7…ツク、8…ねじ、9…パイプ、9a…内向きフランジ、9b…切欠ぎ、10…前スリーブ、10a…平行切欠部、10c…鍵穴、11…後スリーブ、11a、11b…平行切欠部、11c…鍵穴、11d…円筒部、11e…フランジ部、12…カム(ロッキングプレート)、13…カラー、14…カムストッパー、15…タンブラー板、15a…角孔(空所)、15b…ツク孔、15c…ゲート孔、15d…バネ受けスリット、15e…ピン受け肩、15f…腹、16…タンブラー保持ピン、16a…円周溝、16b…メネジ孔、17…タンブラーバネ、18…バネ芯、20…強制下げタンブラー、20a…後スリーブ挿入孔、20b…肩部、20c…バネ受けスリット、20d…角孔、21…強制下げピン、23…キー、23a…回転軸線、23b、23c…キザミ、23d…切込み、25…キャップ。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a tumbler tablet using a plate-shaped tumbler, and particularly to a tumbler tablet suitable as a manhole tablet.
[0002]
[Prior art]
FIG. 21 shows an example of a conventional tumbler lock using a plate-shaped tumbler. FIG. 21 (a) is a longitudinal side view, and FIG. 21 (b) is a view from the left with the front lid of FIG. 21 (a) removed. FIG.
[0003]
The tumbler lock is housed in a container comprising a box-shaped
[0004]
05 is a dead bolt (cannuki) slidably arranged through the left and right side plates of the
[0005]
A
[0006]
In a container composed of the
[0007]
In the
[0008]
Next, 015 is a tumbler plate. The
[0009]
A plurality of
[0010]
In the locked or unlocked state of the tumbler lock as described above, the pipe09A key (not shown) is inserted into the
[0011]
When the key rotates, first, a key notch comes into contact with the upper edge of the
[0012]
When the key is further turned, the tip of the
[0013]
When the key further rotates, the tip of the
[0014]
[Problems to be solved]
In the conventional tumbler lock, since the
[0015]
In the conventional tumbler lock, the
[0016]
[Means for solving the problems and effects]
In order to solve the above-described conventional problems, the invention according to
[0017]
The invention according to
[0018]
Next, the invention according to claim 22. The tumbler lock according to
The invention according to
[0019]
According to a third aspect of the present invention, in the tumbler lock according to the first or second aspect, the tumbler plates are held with a gap therebetween.
According to this, since each tumbler plate is held with a gap between each other, the operation of the tumbler plate is smoother and more reliable and less prone to failure than in the case where the tumbler plates are in surface contact as in the prior art. . In addition, since there is a gap between the tumbler plates, a coil spring with a spring core can be used as the tumbler spring, and there is less risk of mutual interference and the design is easier than conventional leaf springs..
[0020]
According to a fourth aspect of the present invention, in the tumbler lock according to the first or second aspect of the present invention, the key can be inserted / removed at two rotational positions corresponding to the moving direction of the kanuki.
According to this, since the key can be inserted and removed at two rotational positions corresponding to the moving direction of the kanuki, whether the tumbler lock is locked by looking at the keyhole after the key is removed. Whether it is in an unlocked state or not can be confirmed at a glance.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1A and 1B are diagrams showing the structure of an embodiment of the present invention. FIG. 1A is a longitudinal side view (a cross section taken along the line AA in FIG. 1B), and FIG. It is the rear view which removed the
[0023]
The main part of the tumbler lock of this embodiment is housed in a container composed of an
[0024]
[0025]
FIG. 2 is a view showing a cam receiving member (large tilt) 6 and a
[0026]
A
[0027]
3 is a view showing the
[0028]
The
[0029]
The
[0030]
Next, FIG. 6 is a front view showing the shape of the
[0031]
7 is a view showing the
[0032]
The tip portion of the tumbler holding pin 16 (the right end in FIG. 7A) is attached by caulking or screwing to a total of four locations on the left and right ends of the
[0033]
The
[0034]
Next, FIG. 8 is a view showing the forced lowering
[0035]
As with the
[0036]
Next, FIG. 9 is a side view of a key for locking and unlocking the tumbler lock of this embodiment. The key 23 is plate-shaped and has no grooves or dents on the side. 23a is a key rotation axis, 23b is a notch that contacts the upper edge of the
[0037]
FIG. 10 is a part of a front view of the tumbler lock of this embodiment, and is a view of the
[0038]
In the locked or unlocked state of the tumbler lock as described above, the
[0039]
When the key 23 is rotated, first, the
[0040]
When the key 23 is further turned, the
[0041]
When the key 23 further rotates, the
[0042]
Next, the operation of the forced lowering
[0043]
When the key 23 is turned, the key 23 has a
[0044]
When the key 23 is rotated by 180 ° from the insertion position, a key 23c of the key 23 comes into contact with the
[0045]
Thus, in the locked state or unlocked state, the side surface of the key 23 is horizontal and lies on the
[0046]
In the tumbler lock of this embodiment, each
[0047]
In the present embodiment,
[0048]
Further, in this embodiment, a forced lowering
[0049]
Further, in this embodiment, since the
[0050]
Since the tumbler lock of this embodiment is also equipped with a
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing the structure of an embodiment of the present invention. FIG. 1 (a) is a longitudinal side view (cross section taken along the line AA in FIG. 1 (b)), and FIG. It is the rear view which removed the
FIG. 2 is a view showing a cam receiving member (large tilt) 6 and a
3 is a view showing the
4 is a view showing the
FIG. 5 is a front view showing the shape of a cam (locking plate) 12;
6 is a front view showing the shape of a
7 is a view showing the
FIG. 8 is a diagram showing a forced lowering
FIG. 9 is a side view of a key 23 for locking and unlocking the tumbler lock of this embodiment.
FIG. 10 is a lower front view of the present embodiment, showing the front surface of the
FIGS. 11 to 15 are a series of diagrams for explaining the relationship between the rotation of the key 23 and the
FIG. 12 is a diagram similarly showing a second stage.
FIG. 13 is a view similarly showing a third stage.
FIG. 14 is a diagram similarly showing a fourth stage.
FIG. 15 is a view similarly showing a fifth stage.
16 to 20 are a series of diagrams for explaining the relationship between the rotation of the key 23 and the movement of the forcibly lowered
FIG. 17 is a view similarly showing a second stage.
FIG. 18 is a diagram similarly showing a third stage.
FIG. 19 is a view similarly showing a fourth stage.
FIG. 20 is a diagram similarly showing a fifth stage.
FIG. 21 shows an example of a conventional tumbler lock using a plate-shaped tumbler. FIG. 21 (a) is a longitudinal side view, and FIG. 21 (b) is a view with the front lid of FIG. 21 (a) removed. It is the front view seen from the left.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (4)
上記カンヌキに固着され、カム受け部および該カム受け部の両側にカム逃し部を有するカム受け部材と、
上記カム受け部材に固着されたツクと、
キーにより回転し、回転初期と回転終期には先端が上記カム受け部材のカム逃し部を通過し、回転中期には先端が上記カム受け部材のカム受け部を押圧して、該カム受け部材を介して上記カンヌキを移動させるカムと、
上記カンヌキの移動方向と交わる方向に移動可能に支持され、上記カンヌキの移動方向に並ぶ一対のツク孔、該ツク孔を互いに連通するゲート孔およびキーが挿入される空所を有する複数のタンブラー板とを備えたタンブラー錠であって、 上記空所は中央部が弧状に削られて腹を形成しており、
該空所に挿入されたキーの回転初期には該空所の内縁が該キーのキザミに押圧され該タンブラー板が付勢力に抗して移動し、回転中期には該キザミは該タンブラー板を移動させることなく上記腹に沿って回転し、回転終期には該キザミが該空所の内縁から離反して、該タンブラー板が付勢力により元の位置に戻るようになっているとともに、
上記ゲート孔の位置は上記複数の各タンブラー板によって異なり、
上記キーの回転初期に上記タンブラー板が移動した時に、上記複数のタンブラー板の上記ゲート孔の位置が、全て、上記ツクの位置と一致するようになっているものにおいて、
上記キーの回転終期において、該キーのキザミにより上記付勢力の方向に移動し、上記複数のタンブラー板を該方向に押圧する強制下げタンブラーが設けられたことを特徴とするタンブラー錠。Kanuki which reciprocates and locks or unlocks,
A cam receiving member fixed to the cannula and having a cam receiving portion and cam relief portions on both sides of the cam receiving portion;
A stick fixed to the cam receiving member;
The tip is rotated by a key, the tip passes through the cam relief portion of the cam receiving member at the beginning and the end of rotation, and the tip presses the cam receiving portion of the cam receiving member in the middle of rotation to A cam for moving the kanuki through
A plurality of tumbler plates that are supported so as to be movable in a direction crossing the direction of movement of the kanuki, and have a pair of tuck holes aligned in the direction of movement of the kanuki, a gate hole that communicates with the tuck holes, and a space into which a key is inserted A tumbler lock with the above-mentioned void, the central part is cut in an arc shape to form an abdomen,
In the initial stage of rotation of the key inserted into the void, the inner edge of the void is pressed against the key's dent, and the tumbler plate moves against the urging force, and in the middle of rotation, the crater moves the tumbler plate. Rotating along the belly without moving, and at the end of rotation, the scratches are separated from the inner edge of the void, and the tumbler plate is returned to its original position by the biasing force,
The position of the gate hole varies depending on each of the plurality of tumbler plates,
When the tumbler plate is moved in the initial stage of rotation of the key, the positions of the gate holes of the plurality of tumbler plates are all coincident with the positions of the tacks.
A tumbler lock provided with a forcible lowering tumbler that moves in the direction of the urging force by a key scratch at the end of rotation of the key and presses the plurality of tumbler plates in the direction .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003036064A JP3953965B2 (en) | 2003-02-14 | 2003-02-14 | Tumbler tablets |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003036064A JP3953965B2 (en) | 2003-02-14 | 2003-02-14 | Tumbler tablets |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004244927A JP2004244927A (en) | 2004-09-02 |
JP3953965B2 true JP3953965B2 (en) | 2007-08-08 |
Family
ID=33021266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003036064A Expired - Fee Related JP3953965B2 (en) | 2003-02-14 | 2003-02-14 | Tumbler tablets |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3953965B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5325150B2 (en) * | 2010-03-30 | 2013-10-23 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ | Common ID issuing system, service providing system, and common ID issuing method |
-
2003
- 2003-02-14 JP JP2003036064A patent/JP3953965B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004244927A (en) | 2004-09-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8161783B2 (en) | Quickly rekeyable lock cylinder and plug assembly thereof | |
US5964107A (en) | Lock | |
US8893536B2 (en) | Rekeyable lock cylinder | |
EP2360333B1 (en) | Improved lock cylinder & key therefor | |
US20150240525A1 (en) | Sidebit Operated Interchangeable Core Control Lug | |
EP0572222B1 (en) | Improvements to pin tumbler locks and keys therefor | |
US5177466A (en) | Lock structure with a warning device | |
WO2005019041A2 (en) | Security cover with releasable lock | |
US5230231A (en) | Padlock | |
CN112144990B (en) | Hook lock with double locking function | |
JP3953965B2 (en) | Tumbler tablets | |
US6397646B1 (en) | Door lock | |
KR100648574B1 (en) | double locking crossbar | |
JP5297984B2 (en) | Lock opening prevention device for lock | |
CN101040092B (en) | Locking device | |
US5070713A (en) | Padlock | |
CA2313454C (en) | Improved cylinder lock system | |
JP3199683B2 (en) | Vending machine door locking device | |
JPH0715980Y2 (en) | Door lock | |
JP4478528B2 (en) | Case locking device | |
JP6045020B2 (en) | Security lock device | |
US810785A (en) | Lock. | |
JP4460376B2 (en) | Case locking device | |
JP4495489B2 (en) | Thumb turn and lock | |
US723376A (en) | Combined lock and latch. |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040603 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070130 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070402 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070424 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070425 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100511 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |