JP3953769B2 - 光増幅装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、波長分割多重方式で伝送される複数の信号光を増幅する光増幅装置に関するのものである。
【0002】
【従来の技術】
光通信システムでは、波長分割多重(Wavelength Division Multiplexing:以下「WDM」という)方式による光伝送が実用化されつつある。WDM方式の光通信システムでは、中継増幅する光増幅装置の利得制御等を目的として、主信号光に監視制御信号光が多重化された信号光(以下「WDM信号光」という)が伝送される。このWDM信号光を増幅する光増幅装置としては、従来、例えば、特開2000−349717号公報(光増幅装置及び光増幅方法)に開示されたものが知られている。
【0003】
図11は、従来の光増幅装置の構成例である。図11において、この光増幅装置は、外部から入力するWDM信号光を2分岐する13dB光カプラ201と、13dB光カプラ201の一方の分岐光が入力される光増幅部202と、13dB光カプラ201の他方の分岐光が入力されるWDM光カプラ203と、WDM光カプラ203の出力光の光レベルを検出するフォトダイオード(以下、「PD」と略称する)204と、PD204の検出信号が入力される制御電気回路205と、光増幅部202の出力光を2つに分離するWDMカプラ206と、WDMカプラ206の一方の分離光のレベルを検出し、検出信号を制御電気回路205に出力するPD207と、制御電気回路205からの制御信号に従って監視制御信号光を発生するレーザダイオード(以下、「LD」と略称する)208と、LD208の出力光とWDMカプラ206の他方の分離光とを合波して外部に出力するWDM光カプラ209とを備えている。
【0004】
光増幅部202は、13dB光カプラ201の一方の分岐光が入力される光アイソレータ221と、制御電気回路205からの制御信号に従って励起光を発生するLD222と、LD222の出力光と光アイソレータ221の出力光とを結合するWDMカプラ223と、WDMカプラ223の出力光を増幅するエルビウム添加光ファイバ(以下、「EDF」という)224と、EDF224の出力光を当該光増幅部の出力光としてWDMカプラ206に与える光アイソレータ225とで構成されている。
【0005】
次に、図11、図12を参照して、動作について説明する。なお、図12は、図11に示す光増幅装置に入出力されるWDM信号光および増幅動作を説明する光スペクトルを示す。
【0006】
図12において、横軸は波長、縦軸は光強度である。横軸に示すλ1〜λnは主信号光の波長(例えば1535〜1560nm)であり、λsは監視制御信号光の波長(例えば1530nm)である。図12に示すように、WDM信号光は、光増幅装置の増幅帯域301内に、主信号光302と監視制御信号光303とが波長分割多重された構成となっている。
【0007】
図11において、13dB光カプラ201では、外部から入力される図12に示す構成のWDM信号光の5%がWDM光カプラ203に分岐出力され、残りの95%が光増幅部202の光アイソレータ221に分岐出力される。
【0008】
WDM光カプラ203では、入力されたWDM信号から監視制御信号光(波長λs)が分離され、PD204に出力される。PD204では、監視制御信号光(波長λs)の光レベルが検出され、検出信号が制御電気回路205に出力される。制御電気回路205では、PD204から入力された検出信号に基づき光増幅部202のLD222を駆動し、波長λp(例えば、1480nm)の励起光を所定レベルで発生させる。
【0009】
光増幅部202では、WDM光カプラ223にて、光アイソレータ221の出力光(WDM信号光)とLD222の出力光(励起光)とが結合され、EDF224に入力される。EDF224では、励起光がエルビウムイオンに吸収されることより、誘導放出現象による増幅作用が行われ、WDM信号光が増幅され、光アイソレータ225を介してWDM光カプラ206に出力される。すなわち、EDF224の増幅帯域301では、EDF224の内部で励起光によって自然放出光が発生し、この増幅帯域301内に設定した複数の波長λ1〜λnの主信号光および波長λsの監視制御信号光に追加されて出力される。なお、光アイソレータ221,225は、それぞれ逆方向への光進行を阻止して増幅動作を安定化させるために設けられている。
【0010】
WDM光カプラ206では、光増幅部202で増幅されたWDM信号光が主信号光(波長λ1〜λn)と監視制御信号光(波長λs)とに分離され、主信号光(波長λ1〜λn)がWDM光カプラ209に出力され、監視制御信号光(波長λs)がPD207に出力される。
【0011】
PD207では、監視制御信号光(波長λs)の光レベルが検出され、検出信号が制御電気回路205に出力される。制御電気回路205では、PD207から入力された検出信号に基づきLD208を駆動し、所定レベルの監視制御信号光(波長λs)を発生させる。
【0012】
その結果、WDM光カプラ209では、光増幅部202で増幅された主信号光(波長λ1〜λn)とLD208が発生した監視制御信号光(波長λs)とが多重され、図12に示す光スペクトルを有するWDM信号光が装置外に出力される。
【0013】
ここで、制御電気回路205では、PD204で検出された入力監視制御信号光の光レベルとPD207で検出された増幅後の監視制御信号光の光レベルとの比が所定の値となるように、すなわち、EDF224に所定の信号利得を与えるように、EDF224に入力する励起光パワーをLD222の駆動電流を変える制御を行う。
【0014】
または、制御電気回路205では、PD207で検出された増幅後の監視制御信号光の光レベルが一定となるように、EDF224に入力する励起光パワーをLD222の駆動電流を変える制御を行う。従来の光増幅装置では、このような制御によって、伝送損失や信号波長数に急激な変動があった場合にも、利得または1波当りの出力レベルが一定に維持できるようにしている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の光増幅装置では、EDFで増幅後の監視制御信号光を用いてEDFの利得制御を行っているので、監視制御信号光の波長をEDFの増幅帯域内に設定しなければならず、監視制御信号光の波長を任意に設定できないという問題がある。
【0016】
すなわち、監視制御信号光は、前段装置の出力部と後段装置の入力部で送受信されるので、元来、光増幅装置の増幅帯域に無関係に波長の選択が可能なものである。通常、例えば、1510nm、1620nm等、EDFの増幅帯域外の波長が使用される場合が多い。したがって、従来の光増幅装置の構成では、これらに対応して製造された監視制御系が使用できない。
【0017】
また、監視制御信号光の波長がEDFの増幅帯域に制約されると、異なる増幅帯域を持つ複数の光増幅装置を並列接続して使用したり、後から追加したりすることもできない。
【0018】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、増幅帯域に制約されずに波長が設定された監視制御信号光を利用して、伝送損失の急激な変動を動的に補償できるような高度な利得制御機能を持つ光増幅装置を得ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明にかかる光増幅装置は、1以上の主信号光および監視制御信号光が所定の光レベル関係を有して波長分割多重された多重化信号光が伝送される光通信システムで使用される光増幅装置であって、入力された前記多重化信号光を前記主信号光と前記監視制御信号光とに分離する分離手段と、所定波長範囲の前記主信号光を直接増幅する光増幅媒体を持つ光増幅部と、前記光増幅部の増幅帯域内において前記主信号光と異なる波長の補助信号光を発生する補助信号光発生手段と、前記分離手段にて分離された前記監視制御信号光の光レベルに基づき、前記補助信号光発生手段が発生する補助信号光の光レベルと前記分離手段にて分離された前記主信号光の光レベルとが実質的に等しくなるように調整する補助信号光調整手段と、前記分離手段にて分離された前記主信号光に前記補助信号光調整手段にて調整された前記補助信号光を追加して前記光増幅部に入力する入力手段と、前記光増幅部の出力光から分離された前記増幅補助信号光の光レベルが定の値となるように、または、前記増幅補助信号光の光レベルと光増幅部に入力される前記補助信号光の光レベルとの比が所定の値となるように、前記光増幅部の利得を制御する利得制御手段と、入力される前記多重化信号光中の前記監視制御信号光と同じ波長の監視制御信号光を、前記増幅補助信号光の光レベルに従って、前記増幅部の出力光から分離された増幅主信号光と前記所定の光レベル関係を持つように発生する監視制御信号光発生手段と、前記監視制御信号光発生手段が発生する前記監視制御信号光を前記増幅部の出力光から分離された前記増幅主信号光に多重して外部に出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、入力された多重化信号光は、分離手段にて主信号光と監視制御信号光とに分離される。光増幅部は、所定波長範囲の主信号光を直接増幅する光増幅媒体を有している。補助信号光発生手段が光増幅部の増幅帯域内において発生する主信号光と異なる波長の補助信号光は、その光レベルが、補助信号光調整手段にて、前記分離された前記監視制御信号光の光レベルに基づき、前記分離された主信号光の光レベルと実質的に等しくなるように調整され、入力手段にて、該主信号光と共に増幅部に入力され、増幅される。このとき、光増幅部の利得が、利得制御手段によって、光増幅部の出力光から分離された増幅補助信号光の光レベルが定の値となるように、または、前記増幅補助信号光の光レベルと光増幅部に入力される前記補助信号光の光レベルとの比が所定の値となるように、制御される。次いで、監視制御信号光発生手段にて、入力される多重化信号光中の監視制御信号光と同じ波長の監視制御信号光が、増幅補助信号光の光レベルに従って、前記増幅部の出力光から分離された増幅主信号光と前記所定の光レベル関係を持つように発生され、出力手段にて、監視制御信号光発生手段が発生する監視制御信号光と光増幅部の出力光から分離された増幅主信号光とが多重化されて外部に出力される。
【0021】
つぎの発明にかかる光増幅装置は、1以上の主信号光および監視制御信号光が所定の光レベル関係を有して波長分割多重された多重化信号光が伝送される光通信システムで使用される光増幅装置であって、入力された前記多重化信号光を前記主信号光と前記監視制御信号光とに分離する分離手段と、所定波長範囲の前記主信号光を直接増幅する光増幅媒体を持つ光増幅部と、前記光増幅部の増幅帯域内において前記主信号光と異なる波長を持ち所定の周波数で強度変調された補助信号光を発生する補助信号光発生手段と、前記分離手段にて分離された前記監視制御信号光の光レベルに基づき、前記補助信号光発生手段が発生する補助信号光の変調強度と前記分離手段にて分離された前記主信号光の光レベルとが実質的に等しくなるように調整する補助信号光調整手段と、前記分離手段にて分離された前記主信号光に前記補助信号光調整手段にて調整された前記補助信号光を追加して前記光増幅部に入力する入力手段と、前記光増幅部の出力光から分離された前記増幅補助信号光の変調強度が定の値となるように、または、前記増幅補助信号光の変調強度と光増幅部に入力される前記補助信号光の変調強度との比が所定の値となるように、前記光増幅部の利得を制御する利得制御手段と、入力される前記多重化信号光中の監視制御信号光と同じ波長の監視制御信号光を、前記増幅補助信号光の変調強度に従って、前記増幅部の出力光から分離された前記増幅主信号光と前記所定の光レベル関係を持つように発生する監視制御信号光発生手段と、前記監視制御信号光発生手段が発生する監視制御信号光を前記光増幅部の出力光から分離された前記増幅主信号光に多重して外部に出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0022】
この発明によれば、入力された多重化信号光は、分離手段にて主信号光と監視制御信号光とに分離される。光増幅部は、所定波長範囲の主信号光を直接増幅する光増幅媒体を有している。補助信号光発生手段が光増幅部の増幅帯域内において発生する主信号光と異なる波長を持ち所定の周波数で強度変調された補助信号光は、その変調強度が、補助信号光調整手段にて、前記分離された前記監視制御信号光の光レベルに基づき、前記分離された主信号光の光レベルと実質的に等しくなるように調整され、入力手段にて、該主信号光と共に増幅部に入力され、増幅される。このとき、利得制御手段によって、光増幅部の出力光から分離された増幅補助信号光の変調強度定の値となるように、または、前記増幅補助信号光の変調強度と光増幅部に入力される前記補助信号光の変調強度との比が所定の値となるように、光増幅部の利得が制御される。次いで、監視制御信号光発生手段にて、入力される多重化信号光中の監視制御信号光と同じ波長の監視制御信号光が、増幅補助信号光の変調強度に従って、前記増幅部の出力光から分離された増幅主信号光と前記所定の光レベル関係を持つように発生され、出力手段にて、監視制御信号光発生手段が発生する監視制御信号光と光増幅部の出力光から分離された増幅主信号光とが多重化されて外部に出力される。
【0023】
つぎの発明にかかる光増幅装置は、1以上の主信号光および監視制御信号光が所定の光レベル関係を有して波長分割多重された多重化信号光が伝送される光通信システムで使用される光増幅装置であって、入力された前記多重化信号光を前記主信号光と前記監視制御信号光とに分離する分離手段と、所定波長範囲の前記主信号光を直接増幅する光増幅媒体を持つ光増幅部と、前記光増幅部の増幅帯域内において前記主信号光の波長範囲よりも短い波長を持ち第1周波数で強度変調された第1補助信号光を発生する第1補助信号光発生手段と、前記光増幅部の増幅帯域内において前記主信号光の波長範囲よりも長い波長を持ち第2周波数で強度変調された第2補助信号光を発生する第2補助信号光発生手段と、前記第1補助信号光と前記第2補助信号光とを合波して出力する合波手段と、前記分離手段にて分離された前記監視制御信号光の光レベルと前記第1補助信号光および第2補助信号光の変調強度との比較結果に応じて、前記合波手段にて合波された第1補助信号光および第2補助信号光の光レベルと前記分離手段にて分離された前記主信号光の光レベルとが実質的に等しくなるように調整する補助信号光調整手段と、前記分離手段にて分離された前記主信号光に前記補助信号光調整手段にて調整されて前記合波手段にて合波された前記第1補助信号光および第2補助信号光を追加して前記光増幅部に入力する入力手段と、前記光増幅部の出力光を減衰させる可変光減衰手段と、前記可変光減衰手段の出力光から分離された前記第1増幅補助信号光第2増幅補助信号光との変調強度が所定値となるように、前記可変光減衰手段の減衰量を調節する調節手段と、前記可変光減衰手段の出力光から分離された前記第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度が実質的に等しくなるように前記光増幅部の利得を制御する利得制御手段と、入力される前記多重化信号光中の監視制御信号光と同じ波長の監視制御信号光を、前記第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度に従って、前記可変光減衰手段の出力光から分離された前記増幅主信号光と前記所定の光レベル関係を持つように発生する監視制御信号光発生手段と、前記監視制御信号光発生手段が発生する監視制御信号光を前記可変光減衰手段の出力光から分離された前記増幅主信号光に多重して外部に出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0024】
この発明によれば、入力された多重化信号光は、分離手段にて主信号光と監視制御信号光とに分離される。光増幅部は、所定波長範囲の前記主信号光を直接増幅する光増幅媒体を有している。第1補助信号光発生手段および第2補助信号光発生手段が光増幅部の増幅帯域内において主信号光の波長範囲の両側にそれぞれ発生する強度変調された第1補助信号光および第2補助信号光は、合波手段にて合波されるが、補助信号光調整手段にて、前記分離された監視制御信号光の光レベル第1補助信号光および第2補助信号光の変調強度との比較結果に応じて、前記合波された第1補助信号光および第2補助信号光の光レベルと前記分離された主信号光の光レベルとが実質的に等しくなるように調整され、入力手段にて、前記分離された主信号光と共に光増幅部に入力され、増幅される。このとき、利得制御手段によって、光増幅部の出力光から分離された第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度と実質的に等しくなるように前記光増幅部の利得が制御される。そして、前記光増幅部の出力光から分離された前記第1増幅補助信号光第2増幅補助信号光の変調強度が所定値となるように可変光減衰手段の減衰量が調節され、光増幅部の出力光レベルの一定化が行われる。次いで、監視制御信号光発生手段にて、入力される多重化信号光中の監視制御信号光と同じ波長の監視制御信号光が、第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度に従って、可変光減衰手段の出力光から分離された増幅主信号光と前記所定の光レベル関係を持つように発生され、出力手段にて、監視制御信号光発生手段が発生する監視制御信号光と前記増幅主信号光とが多重化されて外部に出力される。
【0027】
つぎの発明にかかる光増幅装置は、上記の発明において、前記光増幅部と前記出力手段との間に、波長分散補償光ファイバや主信号光の分岐・挿入を行う光分岐・挿入器などの光機能部品が設けられていることを特徴とする。
【0028】
この発明によれば、上記の発明において、光機能部品として、例えば、波長分散補償光ファイバや主信号光の分岐・挿入を行う光分岐・挿入器などのいずれかが用いられる。
【0029】
つぎの発明にかかる光増幅装置は、1以上の主信号光および監視制御信号光が所定の光レベル関係を有して波長分割多重された多重化信号光が伝送される光通信システムで使用される光増幅装置であって、入力された前記多重化信号光を前記主信号光と前記監視制御信号光とに分離する分離手段と、所定波長範囲の前記主信号光を直接増幅する光増幅媒体を持つ第1光増幅部および第2光増幅部と、前記第1光増幅部および第2光増幅部の増幅帯域内において前記主信号光の波長範囲よりも短い波長を持ち第1周波数で強度変調された第1補助信号光を発生する第1補助信号光発生手段と、前記第1光増幅部および第2光増幅部の増幅帯域内において前記主信号光の波長範囲よりも長い波長を持ち第2周波数で強度変調された第2補助信号光を発生する第2補助信号光発生手段と、前記第1補助信号光と前記第2補助信号光とを合波して出力する合波手段と、前記分離手段にて分離された前記監視制御信号光の光レベルと前記第1補助信号光および第2補助信号光の変調強度との比較結果に応じて、前記合波手段にて合波された第1補助信号光および第2補助信号光の光レベルと前記分離手段にて分離された前記主信号光の光レベルとが実質的に等しくなるように調整する補助信号光調整手段と、前記分離手段にて分離された前記主信号光に前記補助信号光調整手段にて調整されて前記合波手段にて合波された前記第1補助信号光および第2補助信号光を追加して前記第1光増幅部に入力する入力手段と、前記第1光増幅部の出力光から分離された前記第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度が実質的に等しくなるように前記第1光増幅部の利得を制御する第1利得制御手段と、前記第1光増幅部の出力光を減衰させ前記第2光増幅部に出力する可変光減衰手段と、前記第2光増幅部の出力光から分離された前記第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度が実質的に等しくなるように前記第2光増幅部の利得を制御する第2利得制御手段と、前記第2光増幅部の出力光から分離された前記増幅補助信号光第2増幅補助信号光のいずれか一方の変調強度が所定値となるように前記可変光減衰手段の減衰量を調節する調節手段と、入力される前記多重化信号光中の監視制御信号光と同じ波長の監視制御信号光を、前記第2光増幅部の出力光から分離された第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度に従って、前記第2光増幅部の出力光から分離された前記増幅主信号光と前記所定の光レベル関係を持つように発生する監視制御信号光発生手段と、前記監視制御信号光発生手段が発生する監視制御信号光を前記第2光増幅部の出力光から分離された前記増幅主信号光に多重して外部に出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0030】
この発明によれば、入力された多重化信号光は、分離手段にて主信号光と監視制御信号光とに分離される。第1光増幅部および第2光増幅部は、同一の特性であって、所定波長範囲の主信号光を直接増幅する光増幅媒体を有している。第1補助信号光発生手段と第2補助信号光発生手段とが、各増幅部の増幅帯域内において主信号光の波長範囲の両側にそれぞれ発生する強度変調された第1補助信号光と第2補助信号光とは、合波手段にて合波されるが、補助信号光調整手段によって、前記分離された監視制御信号光の光レベル第1補助信号光および第2補助信号光の変調強度との比較結果に応じて、前記合波された第1補助信号光および第2補助信号光の光レベルと前記分離された主信号光の光レベルとが実質的に等しくなるように調整され、入力手段にて、前記分離された主信号光と共に光増幅部に入力され、増幅される。このとき、第1利得制御手段によって、第1光増幅部の出力光から分離された第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度が実質的に等しくなるように第1光増幅部の利得が制御される。第1光増幅部の出力光は、可変光減衰器を介して第2光増幅部に入力される。次いで、第2利得制御手段によって、第2光増幅部の出力光から分離された第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度が実質的に等しくなるように第2光増幅部の利得が制御されるとともに、調節手段によって、第2光増幅部の出力光から分離された第増幅補助信号光第2増幅補助信号光のいずれか一方の変調強度が所定値となるように、可変光減衰手段の減衰量が調節される。次いで、監視制御信号光発生手段によって、入力される多重化信号光中の監視制御信号光と同じ波長の監視制御信号光が、第2光増幅部の出力光から分離された第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度に従って、前記第2光増幅部の出力光から分離された前記増幅主信号光と前記所定の光レベル関係を持つように発生する。そして、出力手段によって、前記監視制御信号光発生手段が発生した監視制御信号光が第2光増幅部の出力光から分離された増幅主信号光に多重され外部に出力される。
【0031】
つぎの発明にかかる光増幅装置は、上記の発明において、前記可変光減衰手段と第2光増幅部との間に、波長分散補償光ファイバや主信号光の分岐・挿入を行う光分岐・挿入器などの光機能部品が設けられていることを特徴とする。
【0032】
この発明によれば、上記の発明において、光機能部品として、例えば、波長分散補償光ファイバや主信号光の分岐・挿入を行う光分岐・挿入器などのいずれかが用いられる。
【0033】
つぎの発明にかかる光増幅装置は、1以上の主信号光および監視制御信号光が所定の光レベル関係を有して波長分割多重された多重化信号光が伝送される光通信システムで使用される光増幅装置であって、入力された前記多重化信号光を前記主信号光と前記監視制御信号光とに分離する分離手段と、所定波長範囲の前記主信号光を直接増幅する光増幅媒体を持つ第1光増幅部、第2光増幅部および第3光増幅部と、前記第1光増幅部、第2光増幅部および第3光増幅部の増幅帯域内において前記主信号光の波長範囲よりも短い波長を持ち第1周波数で強度変調された第1補助信号光を発生する第1補助信号光発生手段と、前記第1光増幅部、第2光増幅部および第3光増幅部の増幅帯域内において前記主信号光の波長範囲よりも長い波長を持ち第2周波数で強度変調された第2補助信号光を発生する第2補助信号光発生手段と、前記第1補助信号光と前記第2補助信号光とを合波して出力する合波手段と、前記分離手段にて分離された前記監視制御信号光の光レベルと前記第1補助信号光および第2補助信号光の変調強度との比較結果に応じて、前記合波手段にて合波された第1補助信号光および第2補助信号光の光レベルと前記分離手段にて分離された前記主信号光の光レベルとが実質的に等しくなるように調整する補助信号光調整手段と、前記分離手段にて分離された前記主信号光に前記補助信号光調整手段にて調整されて前記合波手段にて合波された前記第1補助信号光および第2補助信号光を追加して前記第1光増幅部に入力する入力手段と、前記第1光増幅部の出力光から分離された第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度が実質的に等しくなるように前記第1光増幅部の利得を制御する第1利得制御手段と、前記第1光増幅部の出力光を減衰させ前記第2光増幅部に出力する可変光減衰手段と、前記第2光増幅部の出力光から分離された第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度が実質的に等しくなるように前記第2光増幅部の利得を制御する第2利得制御手段と、前記第2光増幅部の出力光を受ける前記第3光増幅部の出力光から分離された第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度が実質的に等しくなるように前記第3光増幅部の利得を制御する第3利得制御手段と、前記第3光増幅部の出力光から分離された前記増幅補助信号光第2増幅補助信号光のいずれか一方の変調強度が所定値となるように前記可変光減衰手段の減衰量を調節する調節手段と、入力される前記多重化信号光中の監視制御信号光と同じ波長の監視制御信号光を、前記第光増幅部の出力光から分離された第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度に従って、前記第3光増幅部の出力光から分離された前記増幅主信号光と前記所定の光レベル関係を持つように発生する監視制御信号光発生手段と、前記監視制御信号光発生手段が発生する監視制御信号光を前記第光増幅部の出力光から分離された増幅主信号光に多重して外部に出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0034】
この発明によれば、入力された多重化信号光は、分離手段にて主信号光と監視制御信号光とに分離される。第1光増幅部、第2光増幅部および第3光増幅部は、同一の特性であって、所定波長範囲の主信号光を直接増幅する光増幅媒体を有している。第1補助信号光発生手段と第2補助信号光発生手段とが、各増幅部の増幅帯域内において主信号光の波長範囲の両側にそれぞれ発生する強度変調された第1補助信号光と第2補助信号光とは、合波手段にて合波されるが、補助信号光調整手段によって、前記分離された監視制御信号光の光レベル第1補助信号光および第2補助信号光の変調強度との比較結果に応じて、前記合波された第1補助信号光および第2補助信号光の光レベルと前記分離された主信号光の光レベルとが実質的に等しくなるように調整され、入力手段にて、前記分離された主信号光と共に光増幅部に入力され、増幅される。このとき、第1利得制御手段によって、前記第1光増幅部の出力光から分離された第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度が実質的に等しくなるように前記第1光増幅部の利得が制御される。第1光増幅部の出力光は、可変光減衰器を介して第2光増幅部に入力される。次いで、第2利得制御手段によって、第2光増幅部の出力光から分離された第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度が実質的に等しくなるように前記第2光増幅部の利得が制御される。次いで、第3利得制御手段によって、第2光増幅部の出力光を受ける第3光増幅部の出力光から分離された第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度が実質的に等しくなるように第3光増幅部の利得が制御される。並行して、調節手段によって、第3光増幅部の出力光から分離された第増幅補助信号光第2増幅補助信号光のいずれか一方の変調強度が所定値となるように、前記可変光減衰手段の減衰量が調節される。次いで、監視制御信号光発生手段によって、入力される多重化信号光中の監視制御信号光と同じ波長の監視制御信号光が、第光増幅部の出力光から分離された第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度に従って、前記第3光増幅部の出力光から分離された前記増幅主信号光と前記所定の光レベル関係を持つように発生する。そして、出力手段によって、前記監視制御信号光発生手段が発生した監視制御信号光が第2光増幅部の出力光から分離された増幅主信号光に多重され外部に出力される。
【0035】
つぎの発明にかかる光増幅装置は、上記の発明において、前記第2光増幅部と前記第3光増幅部との間に、波長分散補償光ファイバ、主信号光の分岐・挿入を行う光分岐・挿入器などの光機能部品が設けられていることを特徴とする。
【0036】
この発明によれば、上記の発明において、光機能部品として、例えば、波長分散補償光ファイバや主信号光の分岐・挿入を行う光分岐・挿入器などのいずれかが用いられる。
【0037】
つぎの発明にかかる光増幅装置は、上記の発明において、入力される前記監視制御信号光の光レベルが所定の異常検出レベルよりも低下した場合に、補助信号光レベルを異常検出直前のレベル値に固定して一定制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0038】
この発明によれば、制御手段によって、入力される前記監視制御信号光の光レベルが所定の異常検出レベルよりも低下した場合に、補助信号光レベルが異常検出直前のレベル値に固定され、一定制御が行われる。
【0039】
つぎの発明にかかる光増幅装置は、上記の発明において、前記第1補助信号光と第2補助信号光のうち、一方の補助信号光の変調強度が所定の異常検出レベルよりも低下した場合に、異常検出直前の状態に利得制御を固定するとともに、他方の補助信号光についての増幅補助信号光の変調強度が所定値となるように前記可変光減衰手段における光減衰量を制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
【0040】
この発明によれば、制御手段によって、第1補助信号光と第2補助信号光のうち、一方の補助信号光の変調強度が所定の異常検出レベルよりも低下した場合に、異常検出直前の状態に利得制御が固定されるとともに、他方の補助信号光についての増幅補助信号光の変調強度が所定値となるように可変光減衰手段における光減衰量が制御される。
【0041】
つぎの発明にかかる光増幅装置は、上記の発明において、前記光増幅部は、光励起による光増幅媒体を含み、前記利得制御手段は、励起光パワーの調整を含むことを特徴とする。
【0042】
この発明によれば、光増幅部には、光励起による光増幅媒体が含まれ、利得制御手段には、励起光パワーの調整が含まれる。
【0043】
つぎの発明にかかる光増幅装置は、上記の発明において、前記光増幅媒体は、希土類イオン添加光ファイバであることを特徴とする。
【0044】
この発明によれば、光増幅媒体には、希土類イオン添加光ファイバが用いられる。
【0045】
つぎの発明にかかる光増幅装置は、上記の発明において、前記希土類イオンは、エルビウム、ツリウム、プラセオジウムのいずれかであることを特徴とする。
【0046】
この発明によれば、希土類イオンには、エルビウム、ツリウム、プラセオジウムのいずれかが用いられる。
【0047】
つぎの発明にかかる光増幅装置は、上記の発明において、前記光増幅部は、半導体レーザ増幅媒体を含み、利得制御手段は、半導体レーザの順方向電流の調整を含むことを特徴とする。
【0048】
この発明によれば、光増幅部には、半導体レーザ増幅媒体が含まれ、利得制御手段には、半導体レーザの順方向電流の調整が含まれる。
【0049】
つぎの発明にかかる光増幅装置は、異なる複数の波長範囲の主信号光を増幅帯域毎に直接増幅するように、上記の発明にかかる光増幅装置の複数個を並列に配置し、異なる複数の波長範囲の主信号光と監視制御信号光とが所定の光レベル関係を有して波長分割多重された多重化信号光の入力を受けて、前記多重化信号光から前記監視制御信号光を分離して前記複数の光増幅装置に供給するとともに、前記多重化信号光から前記異なる複数の波長範囲の主信号光をそれぞれ分離して前記複数の光増幅装置の対応する光増幅装置に供給する光供給手段と、前記複数の光増幅装置が出力する異なる複数の波長範囲の主信号光を多重化し、さらに前記多重化された主信号光に前記複数の光増幅装置が出力する監視制御信号光を多重して出力する多重化信号光出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0050】
この発明によれば、上記の発明にかかる光増幅装置の複数個が、異なる複数の波長範囲の主信号光を増幅帯域毎に直接増幅するように、並列に配置される。そして、光供給手段によって、異なる複数の波長範囲の主信号光と監視制御信号光とが所定の光レベル関係を有して波長分割多重された多重化信号光の入力を受けて、多重化信号光から監視制御信号光を分離して複数の光増幅装置に供給するとともに、多重化信号光から異なる複数の波長範囲の主信号光をそれぞれ分離して複数の光増幅装置の対応する光増幅装置に供給する、一方、多重化信号光出力手段は、前記複数の光増幅装置が出力する異なる複数の波長範囲の主信号光を多重化し、さらに前記多重化された主信号光に前記複数の光増幅装置が出力する監視制御信号光を多重して出力する。
【0051】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる光増幅装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0052】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1である光増幅装置の構成を示すブロック図である。図1において、この光増幅装置は、外部から入力するWDM信号光を主信号(波長λ1〜λn)と監視制御信号光(λs)とに分離するWDM光カプラ1と、分離された監視制御信号光(波長λs)のレベルを検出するPD2と、PD2の検出信号が入力される制御電気回路3と、制御電気回路3からの制御信号に従って補助信号光(波長λm)を発生するLD4と、LD4の出力光のレベルを制御電気回路3からの制御信号に従って調整する可変光減衰器5と、可変光減衰器5の出力光を2分岐する13dB光カプラ6と、13dB光カプラ6の一方の分岐光(波長λm)のレベルを検出して制御電気回路3に出力するPD7と、WDM光カプラ1で分離され主信号光(波長λ1〜λn)と13dB光カプラ6の他方の分岐光(波長λm)とが合波されるWDM光カプラ8とを備えている。
【0053】
さらに、この光増幅装置は、WDM光カプラ8の出力光を増幅する光増幅部9と、光増幅部9の出力信号光を主信号光(波長λ1〜λn)と補助信号光(波長λm)とに分離するWDM光カプラ10と、WDM光カプラ10の一方の分離光(波長λm)の光レベルを検出し、制御電気回路3に出力するPD11と、制御電気回路3からの制御信号に従って監視制御信号光(λs)を発生するLD12と、LD12の出力光(波長λs)とWDM光カプラ10の他方の分離光である主信号光(波長λ1〜λn)とを合波して外部に出力するWDM光カプラ13とを備えている。
【0054】
光増幅部9は、WDM光カプラ8で合波された主信号光(波長λ1〜λn)および補助信号光(λm)が入力される光アイソレータ91と、制御電気回路3からの制御信号に従って励起光(波長λp)を発生するLD92と、LD92の出力光(波長λp)と光アイソレータ91の出力光(波長λ1〜λn)および補助信号光(λm)とを合波するWDM光カプラ93と、WDM光カプラ93の合波光を増幅する光増幅媒体としてのEDF94と、EDF94の出力光を当該光増幅部9の出力光としてWDM光カプラ10に与える光アイソレータ95とで構成されている。
【0055】
次に、図1、図2を参照して、以上のように構成される光増幅装置の動作について説明する。なお、図2は、光増幅装置の増幅動作を説明する光スペクトルを示す図である。
【0056】
まず、図2において、横軸は波長であり、縦軸は光強度である。横軸に示すλ1〜λnは、主信号光15の波長(例えば1535〜1560nm)である。λmは、この実施の形態で新たに追加した補助信号光16の波長(例えば1530nm)である。λsは、監視制御信号光17の波長(例えば1510nm)である。装置間で送受信されるWDM信号光は、従来例と同様に、主信号光15と監視制御信号光17とが波長分割多重されたものであるが、図2に示すように、監視制御信号光17の波長λsは、この実施の形態では、光増幅部9の増幅帯域18外にある。つまり、監視制御信号光17は、従来例とは異なり、光増幅部9で増幅されない。
【0057】
一方、この実施の形態による補助信号光16の波長λmは、図2に示すように、主信号光15と共に光増幅部9の増幅帯域18内にある。但し、補助信号光16は、後述するように、光増幅部9で主信号光15と共に増幅されるが、装置外には出力されず、光増幅部9の利得制御にのみ使用されるようになっている。
【0058】
図1において、WDM光カプラ1に外部から入力されるWDM信号光は、図2に示すように、この実施の形態では、複数の主信号光(波長λ1〜λn)と監視制御信号光(波長λs)とがほぼ等しい光レベルで多重化されている。このWDM信号光が、WDM光カプラ1にて、主信号光(波長λ1〜λn)と監視制御信号光(波長λs)とに分離される。分離された監視制御信号光(波長λs)は、PD2に入力され、レベル検出信号が制御電気回路3に入力される。また、分離された主信号光(波長λ1〜λn)は、WDM光カプラ8に入力される。
【0059】
制御電気回路3では、PD2の検出信号に基づきLD4に駆動電流を供給し、LD4から所定光レベルの補助信号光(波長λm)を発生させる。この補助信号光は、可変光減衰器5を介して13dB光カプラ6に入力し、5%がPD7に分岐出力され、残りの95%がWDM光カプラ8に分岐出力される。PD7では、入力された補助信号光(波長λm)のレベルが検出され、制御電気回路3に入力される。制御電気回路3では、PD7から入力される補助信号光(波長λm)の検出レベルと、PD2から入力される監視制御信号光(波長λs)の検出レベルとの比較から、可変光減衰器5の減衰量が制御される。これによって、13dB光カプラ6からWDM光カプラ8に入力される補助信号光(波長λm)のレベルが、WDM光カプラ1から同じくWDM光カプラ8に入力される主信号光(波長λ1〜λn)のレベルとほぼ等しくなるように常に調整される。
【0060】
その結果、WDM光カプラ8では、主信号光(波長λ1〜λn)および補助信号光(波長λm)がほぼ同レベルで合波され、光増幅部9の光アイソレータ91を介してWDM光カプラ83に入力される。また、制御電気回路3では、PD2から入力された検出信号に基づき光増幅部9のLD92を駆動し、波長λp(例えば、1480nm)の励起光を所定レベルで発生させる。LD92が発生する励起光は、WDM光カプラ83に入力される。WDM光カプラ83では、光アイソレータ91の出力光(主信号光と補助信号光の多重化信号光)とLD92の出力光(励起光)とが合波され、EDF94に入力される。
【0061】
EDF94では、励起光がエルビウムイオンに吸収されることより、誘導放出現象による増幅作用が行われ、主信号光と補助信号光の多重化信号光が増幅される。増幅された主信号光(波長λ1〜λn)と補助信号光(波長λm)が光アイソレータ95を介してWDM光カプラ10に出力される。すなわち、EDF94の増幅帯域18では、EDF94の内部で励起光によって自然放出光が発生し、この増幅帯域18内に設定した複数の波長λ1〜λnの主信号光および波長λmの補助信号光に追加されて出力される。なお、光アイソレータ91,95は、それぞれ逆方向への光進行を阻止して増幅動作を安定化させるために設けられている。
【0062】
WDM光カプラ10では、光増幅部9の出力光が増幅主信号光(波長λ1〜λn)と増幅補助信号光(波長λm)とに分離される。増幅主信号光(波長λ1〜λn)はWDM光カプラ13に出力され、増幅補助信号光(波長λm)はPD11に出力される。PD11では、増幅補助信号光(波長λm)のレベルが検出され、検出信号が制御電気回路3に出力される。制御電気回路3では、PD11から入力された検出信号に基づきLD12を駆動し、主信号光(波長λ1〜λn)とほぼ等しくなる所定レベルの監視制御信号光(波長λs)を発生させる。その結果、WDM光カプラ13では、光増幅部9で増幅された主信号光(波長λ1〜λn)とLD12が発生した監視制御信号光(波長λs)とがほぼ等しいレベルで多重され、WDM信号光が装置外に出力される。
【0063】
このとき、制御電気回路3では、PD7で検出された入力補助信号光レベルとPD11で検出された増幅補助信号光レベルとの比が所定の値となるように、すなわち、EDF94に所定の信号利得を与えるように、LD92の駆動電流を変化させEDF94に入力する励起光パワーを制御するようにしている。
【0064】
または、制御電気回路3では、PD11で検出された増幅補助信号光レベルが一定となるように、LD92の駆動電流を変化させEDF94に入力する励起光パワーを制御するようにしている。その結果、伝送損失や信号波長数に急激な変動があった場合にも、利得または1波当りの出力レベルが一定に制御できるようになる。
【0065】
以上のように、実施の形態1では、利得制御の増幅対象として監視制御信号光を用いないようにするため、利得制御のための補助信号光を発生する手段を装置内に設け、かつ、主信号光と監視制御信号光の光レベルが、図2に示すように等しいことから、入力監視制御信号光レベルと補助信号光レベルとがほぼ等しくなるように常に調整するようにした。したがって、増幅帯域に制約されずに波長を設定した監視制御信号光を利用して、伝送損失や信号波長数に急激な変動があった場合にも、利得または1波当りの出力レベルが一定に保たれるように利得制御が可能である。
【0066】
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2である光増幅装置の構成を示すブロック図である。この実施の形態2では、実施の形態1で示した補助信号光を変調し、増幅された補助信号光を検出して利得制御を行う場合の構成例が示されている。
【0067】
すなわち、図3に示すように、この実施の形態2では、図1に示した構成において、制御電気回路3とLD4との間に設けられた強度変調信号発生器21と、WDM光カプラ8に代えた13dB光カプラ22と、PD7と制御電気回路3との間に設けられた電気フィルタ23と,WDM光カプラ10に代えた13dB光カプラ24と、PD11と制御電気回路3との間に設けられた電気フィルタ25と、13dB光カプラ24とWDM光カプラ13との間に設けられた光フィルタ26とが追加されている。その他は、図1に示した構成と同様である。ここでは、この実施の形態2に関わる部分を中心に説明する。
【0068】
図3において、強度変調信号発生器21は、制御電気回路3からの制御信号を受けて、周波数f1の強度変調信号を発生してLD4を駆動し、LD4から周波数f1で強度変調された波長λm1の補助信号光を発生させることを行う。なお、波長λm1は、実施の形態1で示した波長λmと同じ波長(例えば1530nm)である。つまり、波長λm1は、光増幅部9の増幅帯域18内にある。
【0069】
電気フィルタ23は、PD7の出力信号から周波数f1の補助信号光成分を抽出し、制御電気回路3に出力する。13dB光カプラ22は、WDM光カプラ1が出力する主信号光(波長λ1〜λn)と13dB光カプラ6が出力する補助信号光(波長λm1)とを合波して光増幅部9のアイソレータ91に出力する。
【0070】
13dB光カプラ24は、光増幅部9のアイソレータ95が出力する信号光(主信号光と補助信号光)を2分岐する。電気フィルタ25は、PD11の出力信号から周波数f1の補助信号光成分を抽出し、制御電気回路3に出力する。光フィルタ26は、13dB光カプラ24の出力光から主信号光(波長λ1〜λn)を抽出してWDM光カプラ13に出力するようになっている。
【0071】
次に、図3を参照して、以上のように構成される光増幅装置の動作について説明する。図3において、強度変調信号発生器21は、制御電気回路3からの制御信号を受けて、LD4に供給する駆動電流の大きさを周波数f1の間隔で制御する。その結果、LD4から周波数f1で強度変調された波長λm1(例えば1530nm)の補助信号光が出力される。
【0072】
この強度変調された補助信号光(波長λm1)は、可変光減衰器5を介して13dB光カプラ6に入力し、5%がPD7に分岐出力され、残りの95%が13dB光カプラ22に分岐出力される。PD7では、入力された補助信号光(波長λm1)が電気信号に変換され、電気フィルタ23に入力される。電気フィルタ23では、PD7の出力信号から周波数f1の補助信号光成分を抽出し、制御電気回路3に出力する。
【0073】
制御電気回路3では、電気フィルタ23から入力される補助信号光(波長λm1)の変調強度が検出され、検出された変調強度と、PD2から入力される監視制御信号光(波長λs)の検出レベルとの比較から、可変光減衰器5の減衰量が制御される。これによって、13dB光カプラ6から13dB光カプラ22に入力される補助信号光(波長λm1)の変調強度が、WDM光カプラ1から同じく13dB光カプラ22に入力される主信号光(波長λ1〜λn)のレベルとほぼ等しくなるように常に調整される。
【0074】
その結果、13dB光カプラ22では、主信号光(波長λ1〜λn)および補助信号光(波長λm1)がほぼ同レベルで合波され、光増幅部9の光アイソレータ91,WDM光カプラ83を介してEDF94に入力される。EDF94では、前述したようにして、主信号光(波長λ1〜λn)と補助信号光(波長λm1)の多重化信号光についての増幅動作が行われる。増幅された主信号光(波長λ1〜λn)と補助信号光(波長λm1)が光アイソレータ95を介して13dB光カプラ24に出力される。
【0075】
13dB光カプラ24では、入力された主信号光(波長λ1〜λn)と補助信号光(波長λm1)の多重化信号光のうち、5%がPD11に分岐出力され、残りの95%が光フィルタ26に分岐出力される。PD11では、入力された主信号光(波長λ1〜λn)と補助信号光(波長λm1)の多重化信号光が電気信号に変換され、電気フィルタ25に入力される。電気フィルタ25では、PD11の出力信号から周波数f1の補助信号光成分が抽出され、制御電気回路3に出力される。制御電気回路3では、電気フィルタ25から入力される補助信号光(波長λm1)の変調強度が検出される。一方、光フィルタ26では、入力された主信号光(波長λ1〜λn)と補助信号光(波長λm1)の多重化信号光から主信号光(波長λ1〜λn)の成分が抽出され、WDM光カプラ13に出力される。
【0076】
制御電気回路3では、電気フィルタ25の出力に基づき検出された増幅補助信号光(波長λm1)の変調強度に従ってLD12を駆動し、主信号光(波長λ1〜λn)とほぼ等しくなる所定レベルの監視制御信号光(波長λs)を発生させる。その結果、WDM光カプラ13では、光増幅部9で増幅された主信号光(波長λ1〜λn)とLD12が発生した監視制御信号光(波長λs)とがほぼ等しいレベルで多重化され、WDM信号光が装置外に出力される。
【0077】
このとき、制御電気回路3では、電気フィルタ25の出力に基づき検出された増幅補助信号光の変調強度と、電気フィルタ23の出力に基づき検出された入力補助信号光の変調強度との比が所定の値となるように、すなわち、EDF94に所定の信号利得を与えるように、LD92の駆動電流を変化させEDF94に入力する励起光パワーを制御するようにしている。
【0078】
または、制御電気回路3では、増幅補助信号光の変調強度が一定となるように、LD92の駆動電流を変化させEDF94に入力する励起光パワーを制御するようにしている。その結果、伝送損失や信号波長数に急激な変動があった場合にも、利得または1波当りの出力レベルが一定に制御できるようになる。したがって、実施の形態1と同様の作用・効果が得られる。
【0079】
実施の形態3.
図4は、この発明の実施の形態3である光増幅装置の構成を示すブロック図である。この実施の形態3では、実施の形態2で示した強度変調補助信号光の2つを利用して利得平坦化制御を行う場合の構成例が示されている。
【0080】
すなわち、図4に示すように、この実施の形態3では、図3に示した構成において、強度変調信号発生器31と、LD32と、3dB光カプラ33と、電気フィルタ34,35とが追加されている。その他は、図3に示した構成と同様である。ここでは、この実施の形態3に関わる部分を中心に説明する。
【0081】
図4において、強度変調信号発生器31は、制御電気回路3からの制御信号を受けて、周波数f2の強度変調信号を発生してLD32を駆動し、LD32から周波数f2で強度変調された波長λm2(例えば1565nm)の補助信号光を発生させることを行う。なお、波長λm2は、波長λm1と同様に光増幅部9の増幅帯域18内にある。
【0082】
3dB光カプラ33は、LD4が発生する補助信号光(波長λm1;例えば1530nm)とLD32が発生する補助信号光(波長λm2;例えば1565nm)とを合波して可変光減衰器5に出力する。電気フィルタ34は、PD7の検出信号から周波数f2の補助信号光成分を抽出し、制御電気回路3に出力する。電気フィルタ35は、PD11の検出信号から周波数f2の補助信号光成分を抽出し、制御電気回路3に出力するようになっている。
【0083】
次に、図4、図5を参照して、以上のように構成される光増幅装置の動作について説明する。なお、図5は、利得平坦化制御を説明する光スペクトルを示す図である。
【0084】
まず、図5において、横軸は波長であり、縦軸は光強度である。横軸に示すλ1〜λnは、主信号光36の波長(例えば1535〜1560nm)である。λm1は、実施の形態2で示した補助信号光37の波長(例えば1530nm)である。λm2は、この実施の形態3で追加した補助信号光38の波長(例えば1565nm)である。λsは、監視制御信号光39の波長(例えば1510nm)である。装置間で送受信されるWDM信号光は、従来例と同様に、主信号光36と監視制御信号光39とが波長分割多重されたものであるが、図5に示すように、監視制御信号光39の波長λsは、この実施の形態では、光増幅部9の増幅帯域40外にある。
【0085】
一方、補助信号光37の波長λm1と補助信号光38の波長λm2とは、図5に示すように、主信号光36と共に光増幅部9の増幅帯域40内にある。このとき、補助信号光37,38は、主信号光36の帯域の両側に配置されている。これによって、補助信号光37,38の光レベルを等しくすることで、複数の主信号光36の光レベルの傾き41を平坦化するようにしている。
【0086】
図4において、強度変調信号発生器31は、制御電気回路3からの制御信号を受けて、LD32に供給する駆動電流の大きさを周波数f2の変調信号で制御する。その結果、LD32から周波数f2で強度変調された波長λm2(例えば1565nm)の補助信号光が出力される。
【0087】
3dB光カプラ33では、LD4が発生する周波数f1で強度変調された波長λm1(例えば1530nm)の補助信号光と、LD32が発生する周波数f2で強度変調された波長λm2(例えば1565nm)の補助信号光とが合波される。合波された2つの強度変調された補助信号光(波長λm1、λm2)は、可変光減衰器5を介して13dB光カプラ6に入力し、5%がPD7に分岐出力され、残りの95%が13dB光カプラ22に分岐出力される。
【0088】
PD7では、入力された補助信号光(波長λm1、λm2)が電気信号に変換され、電気フィルタ23,34に入力される。電気フィルタ23では、PD7の出力信号から周波数f1の補助信号光成分を抽出し、制御電気回路3に出力する。電気フィルタ34では、PD7の出力信号から周波数f2の補助信号光成分を抽出し、制御電気回路3に出力する。
【0089】
制御電気回路3では、電気フィルタ23,34から入力される補助信号光(波長λm1,λm2)の変調強度がそれぞれ検出され、検出された2つの補助信号光(波長λm1,λm2)の変調強度と、PD2から入力される監視制御信号光(波長λs)の検出レベルとの比較から、可変光減衰器5の減衰量が制御される。これによって、13dB光カプラ6から13dB光カプラ22に入力される2つの補助信号光(波長λm1,λm2)のレベルが、WDM光カプラ1から同じく13dB光カプラ22に入力される主信号光(波長λ1〜λn)のレベルとほぼ等しくなるように常に調整される。
【0090】
その結果、13dB光カプラ22では、主信号光(波長λ1〜λn)および2つの補助信号光(波長λm1,λm2)がほぼ同レベルで合波され、光増幅部9の光アイソレータ91,WDM光カプラ83を介してEDF94に入力される。EDF94では、前述したようにして、主信号光(波長λ1〜λn)と2つの補助信号光(波長λm1,λm2)の多重化信号光についての増幅動作が行われる。増幅された主信号光(波長λ1〜λn)と2つの補助信号光(波長λm1,λm2)が光アイソレータ95を介して13dB光カプラ24に出力される。
【0091】
13dB光カプラ24では、入力された主信号光(波長λ1〜λn)と2つの補助信号光(波長λm1,λm2)の多重化信号光のうち、5%がPD11に分岐出力され、残りの95%が光フィルタ26に分岐出力される。PD11では、入力された主信号光(波長λ1〜λn)と2つの補助信号光(波長λm1,λm2)の多重化信号光が電気信号に変換され、電気フィルタ25,35に入力される。電気フィルタ25では、PD11の出力信号から周波数f1の補助信号光成分が抽出され、制御電気回路3に出力される。電気フィルタ35では、PD11の出力信号から周波数f2の補助信号光成分が抽出され、制御電気回路3に出力される。
【0092】
制御電気回路3では、電気フィルタ25,35から入力される2つの補助信号光(波長λm1,λm2)の変調強度がそれぞれ検出される。一方、光フィルタ26では、入力された主信号光(波長λ1〜λn)と2つの補助信号光(波長λm1,λm2)の多重化信号光から主信号光(波長λ1〜λn)の成分が抽出され、WDM光カプラ13に出力される。
【0093】
制御電気回路3では、電気フィルタ25,35の出力に基づき検出された2つの増幅補助信号光(波長λm1,λm2)の変調強度に従ってLD12を駆動し、主信号光(波長λ1〜λn)とほぼ等しくなる所定レベルの監視制御信号光(波長λs)を発生させる。その結果、WDM光カプラ13では、光増幅部9で増幅された主信号光(波長λ1〜λn)とLD12が発生した監視制御信号光(波長λs)とがほぼ等しいレベルで多重化され、WDM信号光が装置外に出力される。このとき、制御電気回路3では、PD11で検出されたと2つの増幅補助信号光(波長λm1,λm2)の変調強度がほぼ等しくなるように、EDF94に入力する励起光パワーをLD92の駆動電流を変化させるようにしている。このような制御によって、伝送損失や信号波長数に急激な変動があった場合にも、図5に示された主信号光36の光レベルの傾き41が平坦化される。
【0094】
以上のように、実施の形態3によれば、2つの補助信号光を利用することによって、実施の形態1と同様の作用・効果に加えて、光増幅部の利得平坦化制御が簡単に行えるようになる。
【0095】
実施の形態4.
図6は、この発明の実施の形態4である光増幅装置の構成を示すブロック図である。この実施の形態4では、実施の形態3で示した利得平坦化制御に加えて、出力レベルを一定に保つ制御を行う場合の構成例が示されている。すなわち、図6において、光増幅部9の出力側にある光アイソレータ95と13dB光カプラ24との間に可変光減衰器45が追加されている。
【0096】
可変光減衰器45は、制御電気回路3からの制御信号に従って、光増幅部9の出力光の光レベルを調整して13dB光カプラ24に出力するようになっている。
【0097】
次に、図6を参照して、以上のように構成される光増幅装置の動作について説明する。図6において、利得平坦化制御については、実施の形態3と同様である。この実施の形態4では、さらに、制御電気回路3にて、PD11で検出された2つの増幅補助信号光(波長λm1,λm2)の変調強度が所定の値になるように、可変光減衰器45の減衰量を変える制御を行われる。
【0098】
その結果、伝送損失や信号波長数に急激な変動があった場合にも、光増幅部9の利得平坦化制御が行えるのに加えて、増幅主信号光(波長λ1〜λn)の出力レベルをほぼ一定に保つことができる。
【0099】
実施の形態5.
図7は、この発明の実施の形態5である光増幅装置の構成を示すブロック図である。この実施の形態5では、実施の形態4において、第2の光増幅部を設けた構成例が示されている。すなわち、図7に示すように、図4に示した構成において、13dB光カプラ24と光フィルタ26との間に、可変光減衰器50,光増幅部51,13dB光カプラ52,PD53,電気フィルタ54,55が追加されている。その他は、図4に示した構成した構成と同様である。ここでは、この実施の形態5に関わる部分を中心に説明する。
【0100】
図7において、光増幅部51は、光増幅部9と同様の構成を有する第2の光増幅部である。可変光減衰器50は、制御電気回路3からの制御信号に従って、13dB光カプラ24の出力光を調整して光増幅部51に出力する。光増幅部51の出力光は、13dB光カプラ52にて2分岐され、一方の分岐光は光フィルタ26に入力され、他方の分岐光はPD53に入力される。PD53の出力は、2つの電気フィルタ54,55を介して制御電気回路3に入力されるようになっている。
【0101】
次に、図7を参照して、以上のように構成される光増幅装置の動作について説明する。図7において、13dB光カプラ24から出力される増幅主信号光(波長λ1〜λn)と2つの増幅補助信号光(波長λm1,λm2)は、可変光減衰器50を介して光増幅部51に入力され、増幅される。光増幅部51の出力光は、13dB光カプラ52にて、5%がPD53に分岐出力され、残りの95%は光フィルタ26に分岐出力される。
【0102】
PD53では、入力された主信号光(波長λ1〜λn)と2つの補助信号光(波長λm1,λm2)の多重化信号光が電気信号に変換され、電気フィルタ54,55に入力される。電気フィルタ54では、PD53の出力信号から周波数f1の補助信号光成分が抽出され、制御電気回路3に出力される。電気フィルタ55では、PD53の出力信号から周波数f2の補助信号光成分が抽出され、制御電気回路3に出力される。
【0103】
制御電気回路3では、電気フィルタ54,55から入力される2つの補助信号光(波長λm1,λm2)の変調強度がそれぞれ検出される。一方、光フィルタ26では、入力された主信号光(波長λ1〜λn)と2つの補助信号光(波長λm1,λm2)の多重化信号光から主信号光(波長λ1〜λn)の成分が抽出され、WDM光カプラ13に出力される。
【0104】
制御電気回路3では、電気フィルタ54,55の出力に基づき検出された2つの増幅補助信号光(波長λm1,λm2)の変調強度に従ってLD12を駆動し、主信号光(波長λ1〜λn)とほぼ等しくなる所定レベルの監視制御信号光(波長λs)を発生させる。その結果、WDM光カプラ13では、光増幅部9で増幅された主信号光(波長λ1〜λn)とLD12が発生した監視制御信号光(波長λs)とがほぼ等しいレベルで多重され、WDM信号光が装置外に出力される。このとき、制御電気回路3では、PD53で検出された2つの増幅補助信号光(波長λm1,λm2)の一方の変調強度が所定値となるように、可変光減衰器51の減衰量を変える制御を行う。その結果、実施の形態4では、励起光パワーに応じた所望の出力レベルの得られない場合が想定されるが、そのような場合でも、可変光減衰器50での減衰を補い、励起光パワーに応じた所望の出力レベルを得ることができるようになる。
【0105】
実施の形態6.
図8は、この発明の実施の形態6である光増幅装置の構成を示すブロック図である。この実施の形態6では、図8に示すように、図7に示した構成において、可変光減衰器50と光増幅部51との間に、光機能部品60が追加されている。
【0106】
その他は、図7に示した構成した構成と同様である。ここでは、この実施の形態6に関わる部分を中心に説明する。
【0107】
図8において、光機能部品60は、例えば、波長分散補償光ファイバや、主信号光を分岐する光分岐器、主信号光を挿入する挿入器などである。
【0108】
次に、図8を参照して、以上のように構成される光増幅装置の動作について説明する。図8において、利得制御についての動作は、実施の形態5と同様にして行われる。この実施の形態6では、光機能部品60が第1の光増幅部9と第2の光増幅部51の中間に配置されている。
【0109】
この光機能部品60として、例えば、波長分散補償光ファイバを用いれば、伝送光ファイバの波長分散に起因する主信号光の伝送波形の劣化を補償することができ、長距離伝送が可能となる。
【0110】
また、光機能部品60として、例えば、主信号光の分岐や挿入を行う光分岐・挿入器を用いれば、所望波長の主信号光を取り出して送受信し、さらに、新たな送信信号を多重して送り出すことが可能となる。
【0111】
なお、光機能部品60が第1の光増幅部9と第2の光増幅部51の中間に配置されているのは、光機能部品60の挿入損失が主信号光の信号対雑音比や出力レベルを低下させないためである。したがって、実施の形態1〜3においても同様に適用することができる。
【0112】
実施の形態7.
図9は、この発明の実施の形態7である光増幅装置の構成を示すブロック図である。この実施の形態7では、実施の形態6において、第3の光増幅部を設けた構成例が示されている。すなわち、図9に示すように、図8に示した構成において、可変光減衰器50と光機能部品60との間に、光増幅部65,13dB光カプラ66,PD67,電気フィルタ68,69が追加されている。その他は、図8に示した構成した構成と同様である。ここでは、この実施の形態7に関わる部分を中心に説明する。
【0113】
図9において、可変光減衰器50の出力光が入力される光増幅部65は、光増幅部9,51と同様の構成を有する第3の光増幅部である。光増幅部65の出力光は、13dB光カプラ66にて2分岐され、一方の分岐光は光機能部品60に入力され、他方の分岐光はPD67に入力される。PD67の出力は、2つの電気フィルタ68,69を介して制御電気回路3に入力されるようになっている。
【0114】
次に、図9を参照して、以上のように構成される光増幅装置の動作について説明する。図9において、13dB光カプラ24から出力される増幅主信号光(波長λ1〜λn)と2つの増幅補助信号光(波長λm1,λm2)は、可変光減衰器50を介して光増幅部65に入力され、増幅される。光増幅部65の出力光は、13dB光カプラ66にて、5%がPD67に分岐出力され、残りの95%は光機能部品60に分岐出力される。
【0115】
PD67では、入力された主信号光(波長λ1〜λn)と2つの補助信号光(波長λm1,λm2)の多重化信号光が電気信号に変換され、電気フィルタ68,69に入力される。電気フィルタ68では、PD67の出力信号から周波数f1の補助信号光成分が抽出され、制御電気回路3に出力される。電気フィルタ69では、PD67の出力信号から周波数f2の補助信号光成分が抽出され、制御電気回路3に出力される。
【0116】
制御電気回路3では、電気フィルタ68,69から入力される2つの補助信号光(波長λm1,λm2)の変調強度がそれぞれ検出され、検出された2つの増幅補助信号光(波長λm1,λm2)の変調強度が所定値となるように、光増幅部65の利得を変える制御を行う。その結果、光増幅部9の利得を低く設定しても後段の光増幅部65にて利得低下を補うことができるので、より高い主信号光入力レベルでの動作が可能となる。
【0117】
つまり、実施の形態6の構成では、主信号光入力レベルが高くなるのに伴って光増幅部9の出力レベルが高くなるので、光増幅部9の励起光パワー制限によって所望の主信号光入力レベルまで動作しない場合が想定されるが、この実施の形態7では、可変光減衰器50の後段に光増幅部65を追加して利得を補うようにしたので、所望の主信号光入力レベルまでの範囲で動作が可能となる。
【0118】
実施の形態8.
図10は、この発明の実施の形態8である光増幅装置の構成を示すブロック図である。この実施の形態8では、複数の光増幅装置を並列接続する場合の構成例が示されている。図10では、図8に示した光増幅装置の2つが並列接続されている。
【0119】
図10において、入力側のWDM光カプラ101,PD102は、図8におけるWDM光カプラ1,PD2に対応している。出力側のWDM光カプラ105,LD106は、図8におけるWDM光カプラ13,LD12に対応している。WDM光カプラ101の出力光を受けるWDM光カプラ103と、WDM光カプラ105の入力側に設けたWDM光カプラ104との間に、図8に示した光増幅装置と同様構成の第1の光増幅装置100aと第2の光増幅装置100bとが並列に接続されている。
【0120】
第1の光増幅装置100aと第2の光増幅装置100bは、互いに異なる増幅帯域を有している。第1の主信号光の波長λ1〜λnは、第1の光増幅装置100aの増幅帯域に対応している。第2の主信号光の波長λb1〜λbnは、第2の光増幅装置100bの増幅帯域に対応している。監視制御信号光の波長λsは、いずれの増幅帯域にも属さない(図2、図5参照)。なお、第2の主信号光の波長λb1〜λbnは、例えば、1575〜1600nmである。
【0121】
次に、図10を参照して、以上のように構成される光増幅装置の動作について説明する。図10において、第1の光増幅装置100aと第2の光増幅装置100bとで行われる利得制御の動作は、図8に示した実施の形態6と同様である。ここでは、この実施の形態10に関わる部分を中心に説明する。
【0122】
WDM光カプラ101に外部から入力されるWDM信号光は、第1の主信号光(波長λ1〜λn)、第2の主信号光(波長λb1〜λbn)、監視制御信号光(波長λs)がほぼ等しい光レベルで多重化されている。WDM光カプラ101では、このWDM信号光が、第1の主信号光(波長λ1〜λn)および第2の主信号光(波長λb1〜λbn)と監視制御信号光(波長λs)とに分離される。WDM光カプラ101で分離された監視制御信号光(波長λs)は、PD102に入力され、レベル検出信号が制御電気回路3a,3bに入力される。また、WDM光カプラ101で分離された第1の主信号光(波長λ1〜λn)および第2の主信号光(波長λb1〜λbn)は、WDM光カプラ103に入力される。
【0123】
WDM光カプラ103では、入力される第1の主信号光(波長λ1〜λn)および第2の主信号光(波長λb1〜λbn)の多重信号光が、第1の主信号光(波長λ1〜λn)と第2の主信号光(波長λb1〜λbn)とに分離される。第1の主信号光(波長λ1〜λn)は、第1の光増幅装置100aに出力される。第2の主信号光(波長λb1〜λbn)は、第2の光増幅装置100bに出力される。
【0124】
第1の光増幅装置100aでは、周波数f1,f2で強度変調された補助信号光(波長λm1,λm2)によって前述した内容の利得制御が行われ、光フィルタ26aからWDM光カプラ104に対し、第1の主信号光(波長λ1〜λn)が出力される。
【0125】
第2の光増幅装置100bでは、周波数f1,f2で強度変調された補助信号光(波長λm3,λm4)によって前述した内容の利得制御が行われ、光フィルタ26bからWDM光カプラ104に対し、第2の主信号光(波長λb1〜λbn)が出力される。なお、波長λm3は、例えば1570nmであり、波長λm4は、例えば1605nmである。
【0126】
WDM光カプラ104では、第1の主信号光(波長λ1〜λn)と第2の主信号光(波長λb1〜λbn)とが結合されてWDM光カプラ105に出力される。また、制御電気回路3a,3bでは、監視制御信号光(波長λs)が、第1の主信号光(波長λ1〜λn)および第2の主信号光(波長λb1〜λbn)とほぼ等しい光レベルでWDM光カプラ105に入力されるように、LD106に駆動電流を供給する制御が行われる。その結果、WDM光カプラ105では、第1の主信号光(波長λ1〜λn)と第2の主信号光(波長λb1〜λbn)と監視制御信号光(波長λs)とが、ほぼ等しい光レベルが多重化されて外部に出力される。
【0127】
以上のように、複数の光増幅装置を並列接続した場合に、増幅帯域に対応した夫々の補助信号光を使用し、それらの光レベルを監視制御信号光の入力レベルと常にほぼ等しくなるように制御できるので、増幅帯域に制約されずに監視制御信号光の波長を設定することができる。
【0128】
したがって、光増幅装置を並列接続している場合でも、伝送損失の変動を反映した光レベルをもつ監視制御信号光を利用して、利得制御を行うことができる。なお、並列接続できる光増幅装置の台数は2台に限られないことは言うまでもない。また、光増幅装置の増減設ができる構成であることも以上の説明から明らかである。さらに、実施の形態6への適用例を示したが、実施の形態1〜5、7にも同様に適用できることも明らかである。
【0129】
実施の形態9.
以上説明した実施の形態1〜8では、この発明の基本的な事項について説明した。この実施の形態9では、この発明の幾つかの変形態様について説明する。
【0130】
(1)図2、図5に示されるように、主信号光の光レベルと監視制御信号光の光レベルは、ほぼ等しいとして説明してきた。これは、制御が容易であるとの観点から選択された事項である。この発明では、主信号光の光レベルと監視制御信号光の光レベルは、レベル間に一定の関係があればよい。
【0131】
(2)図2、図5に示されるように、監視制御信号光の波長λsは、増幅帯域外に配置されている。この発明では、入力される監視制御信号光は、利得制御に直接利用されず、補助信号光の光レベルに対する参照光として機能している。したがって、この発明では、監視制御信号光の波長が増幅帯域内にあっても支障なく適用できる。
【0132】
(3)LD12,106の故障や接続している光ファイバの断線等によって出力する監視制御信号光が途絶える異常が生じた場合には、それを受信する後段の光増幅装置では、監視制御信号光が入力されない。そのような異常時に備えて、補助信号光のレベルを異常検出直前のレベル値に固定して一定制御するようにしてもよい。これによって、異常時でも利得制御を維持することができるようになる。上記のように、監視制御信号光とは別に補助信号光を利得制御に使用しているので、このような措置が可能である。
【0133】
(4)2波の補助信号光を使用する場合では、次のような異常時に対する措置を採るようにしてもよい。すなわち、補助信号光の一方、例えば波長λm1(または波長λm3)が、LD4,4a,4bの故障や接続している光ファイバの断線等により途絶える異常が生じた場合、異常検出直前の状態に励起光パワーを固定して利得制御を固定するとともに、波長λm2(または波長λm4)における増幅変調信号レベルが所定の値となるように可変光減衰器50,50a,50bにおける光減衰量を制御するようにしてもよい。これによって、補助信号光の異常時でも利得制御を維持することができるようになる。
【0134】
(5)光増幅媒体としてEDFを使用し、利得制御を励起光パワーの調整で行う場合を示したが、希土類イオンとしてはエルビウムではなく、その他、例えばツリウムやプラセオジウム等も使用できる。また、光増幅媒体として半導体レーザ増幅媒体が可能であり、この場合には利得制御を順方向電流の調整で行うようにすればよい。
【0135】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、監視制御信号光を利得制御に使用せず、利得制御用に装置内でのみ用いる補助信号光を発生し、かつその補助信号光の光レベルが主信号光の光レベルとほぼ等しくなるように調整できるようにしたので、増幅帯域によらず波長が設定された監視制御信号光を用いて、伝送損失や信号波長数に急激な変動があった場合にも、利得または1波長当たりの出力レベルを一定に維持する利得制御ができるようになる。
【0136】
つぎの発明によれば、監視制御信号光を利得制御に使用せず、利得制御用の補助信号光を発生し、かつその補助信号光の変調強度が主信号光の光レベルとほぼ等しくなるように調整できるようにしたので、増幅帯域によらず波長が設定された監視制御信号光を用いて、伝送損失や信号波長数に急激な変動があった場合にも、利得または1波長当たりの出力レベルを一定に維持する利得制御ができるようになる。
【0137】
つぎの発明によれば、伝送損失や信号波長数の急激な変動があった場合でも、主信号光の光レベルの傾きを平坦化することができ、また出力レベルを一定に維持することができるようになる。
【0138】
つぎの発明によれば、上記の発明において、光増幅部の出力光を減衰させる可変光減衰手段での減衰量が、調節手段によって、光増幅部の出力光から分離された前記第1増幅補助信号光または第2増幅補助信号光の変調強度が所定値となるように調節される。したがって、利得の平坦化制御に加え、出力レベルを一定に維持することができるようになる。
【0139】
つぎの発明によれば、上記の発明において、光機能部品として、例えば、波長分散補償光ファイバや主信号光の分岐・挿入を行う光分岐・挿入器などのいずれかを用いることができ、伝送用ファイバの波長分散に起因する主信号光の伝送波形の劣化を補償することや、所望波長の主信号光を取り出して送受信し、さらに新たな送信信号を多重して送り出すことが可能となる。
【0140】
つぎの発明によれば、2つの光増幅部を直列に設けた場合でも、所望の出力レベルを得ることができる。
【0141】
つぎの発明によれば、上記の発明において、光機能部品として、例えば、波長分散補償光ファイバや主信号光の分岐・挿入を行う光分岐・挿入器などのいずれかを用いることができ、伝送用ファイバの波長分散に起因する主信号光の伝送波形の劣化を補償することや、所望波長の主信号光を取り出して送受信し、さらに新たな送信信号を多重して送り出すことが可能となる。
【0142】
つぎの発明によれば、3つの光増幅部を直列に設けた場合に、終段の第3光増幅部にて先頭の第1光増幅部での利得低下を補うことができるので、第1光増幅部では、利得を低く設定して、より高い主信号光の入力レベルでの動作ができるようになる。
【0143】
つぎの発明によれば、上記の発明において、光機能部品として、例えば、波長分散補償光ファイバや主信号光の分岐・挿入を行う光分岐・挿入器などのいずれかを用いることができ、伝送用ファイバの波長分散に起因する主信号光の伝送波形の劣化を補償することや、所望波長の主信号光を取り出して送受信し、さらに新たな送信信号を多重して送り出すことが可能となる。
【0144】
つぎの発明によれば、制御手段によって、入力される前記監視制御信号光の光レベルが所定の異常検出レベルよりも低下した場合に、補助信号光レベルが異常検出直前のレベル値に固定され、一定制御が行われるので、監視制御信号光の異常時でも利得制御を維持することができる。
【0145】
つぎの発明によれば、制御手段によって、第1補助信号光と第2補助信号光のうち、一方の補助信号光の変調強度が所定の異常検出レベルよりも低下した場合に、異常検出直前の状態に利得制御が固定されるとともに、他方の補助信号光についての増幅補助信号光の変調強度が所定値となるように可変光減衰手段における光減衰量が制御されるので、補助信号光の異常時でも利得制御を維持することができる。
【0146】
つぎの発明によれば、光増幅部には、光励起による光増幅媒体を含むことができ、利得制御手段には、励起光パワーの調整を含むことができる。
【0147】
つぎの発明によれば、光増幅媒体には、希土類イオン添加光ファイバを用いることができる。
【0148】
つぎの発明によれば、希土類イオンには、エルビウム、ツリウム、プラセオジウムのいずれかを用いることができる。
【0149】
つぎの発明によれば、光増幅部には、半導体レーザ増幅媒体を含むことができ、利得制御手段には、半導体レーザの順方向電流の調整を含むことができる。
【0150】
つぎの発明によれば、上記の発明にかかる光増幅装置の複数個を並列接続している場合にも、増幅帯域に制約されずに波長を設定した監視制御信号光を利用するので、複数の光増幅装置のそれぞれにおいて利得制御を行うことができる。このとき、並列接続する構成では、光供給手段と多重化信号光出力手段を各光増幅装置が共用するので、光増幅装置の増減設が簡単に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である光増幅装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す光増幅装置の増幅動作を説明する光スペクトルを示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2である光増幅装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態3である光増幅装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 図4に示す光増幅装置の増幅動作を説明する光スペクトルを示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態4である光増幅装置の構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態5である光増幅装置の構成を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態6である光増幅装置の構成を示すブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態7である光増幅装置の構成を示すブロック図である。
【図10】 この発明の実施の形態8である光増幅装置の構成を示すブロック図である。
【図11】 従来の光増幅装置を示す構成例を示す図である。
【図12】 図11に示す光増幅装置に入出力されるWDM信号光および増幅動作を説明する光スペクトルを示す図である。
【符号の説明】
1,8,10,13,101,103,104,105 WDM光カプラ、2,7,7a,7b,11,53,67 フォトダイオード(PD)、3,3a,3b 制御電気回路、4,4a,4b,32 補助信号光発生用のレーザダイオード(LD)、5,45,50,50a,50,64 可変光減衰器、6,22,22a,22b,24,52,66 13dB光カプラ、9,9a,9b,51,65 光増幅部、12,106 監視制御信号光発生用のレーザダイオード(LD)、21,21a,21b,31,31a,31b 強度変調信号発生器、23,23a,23b,25,25a,25b,34,34a,34b,35,35a,35b,54,54a,54b,55,55a,55b,68,69電気フィルタ、26,26a,26b 光フィルタ、33,33a,33b 3dB光カプラ、60,60a,60b 光機能部品、91,94 光アイソレータ、92 励起光発生用のレーザダイオード(LD)、93 WDM光カプラ、94 エルビウム添加光ファイバ(EDF)、100a 第1光増幅装置、100b 第2光増幅装置。

Claims (15)

  1. 1以上の主信号光および監視制御信号光が所定の光レベル関係を有して波長分割多重された多重化信号光が伝送される光通信システムで使用される光増幅装置であって、
    入力された前記多重化信号光を前記主信号光と前記監視制御信号光とに分離する分離手段と、
    所定波長範囲の前記主信号光を直接増幅する光増幅媒体を持つ光増幅部と、
    前記光増幅部の増幅帯域内において前記主信号光と異なる波長の補助信号光を発生する補助信号光発生手段と、
    前記分離手段にて分離された前記監視制御信号光の光レベルに基づき、前記補助信号光発生手段が発生する補助信号光の光レベルと前記分離手段にて分離された前記主信号光の光レベルとが実質的に等しくなるように調整する補助信号光調整手段と、
    前記分離手段にて分離された前記主信号光に前記補助信号光調整手段にて調整された前記補助信号光を追加して前記光増幅部に入力する入力手段と、
    前記光増幅部の出力光から分離された前記増幅補助信号光の光レベルが定の値となるように、または、前記増幅補助信号光の光レベルと光増幅部に入力される前記補助信号光の光レベルとの比が所定の値となるように、前記光増幅部の利得を制御する利得制御手段と、
    入力される前記多重化信号光中の前記監視制御信号光と同じ波長の監視制御信号光を、前記増幅補助信号光の光レベルに従って、前記増幅部の出力光から分離された増幅主信号光と前記所定の光レベル関係を持つように発生する監視制御信号光発生手段と、
    前記監視制御信号光発生手段が発生する前記監視制御信号光を前記増幅部の出力光から分離された前記増幅主信号光に多重して外部に出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする光増幅装置。
  2. 1以上の主信号光および監視制御信号光が所定の光レベル関係を有して波長分割多重された多重化信号光が伝送される光通信システムで使用される光増幅装置であって、
    入力された前記多重化信号光を前記主信号光と前記監視制御信号光とに分離する分離手段と、
    所定波長範囲の前記主信号光を直接増幅する光増幅媒体を持つ光増幅部と、
    前記光増幅部の増幅帯域内において前記主信号光と異なる波長を持ち所定の周波数で強度変調された補助信号光を発生する補助信号光発生手段と、
    前記分離手段にて分離された前記監視制御信号光の光レベルに基づき、前記補助信号光発生手段が発生する補助信号光の変調強度と前記分離手段にて分離された前記主信号光の光レベルとが実質的に等しくなるように調整する補助信号光調整手段と、
    前記分離手段にて分離された前記主信号光に前記補助信号光調整手段にて調整された前記補助信号光を追加して前記光増幅部に入力する入力手段と、
    前記光増幅部の出力光から分離された前記増幅補助信号光の変調強度が定の値となるように、または、前記増幅補助信号光の変調強度と光増幅部に入力される前記補助信号光の変調強度との比が所定の値となるように、前記光増幅部の利得を制御する利得制御手段と、
    入力される前記多重化信号光中の監視制御信号光と同じ波長の監視制御信号光を、前記増幅補助信号光の変調強度に従って、前記増幅部の出力光から分離された前記増幅主信号光と前記所定の光レベル関係を持つように発生する監視制御信号光発生手段と、
    前記監視制御信号光発生手段が発生する監視制御信号光を前記光増幅部の出力光から分離された前記増幅主信号光に多重して外部に出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする光増幅装置。
  3. 1以上の主信号光および監視制御信号光が所定の光レベル関係を有して波長分割多重された多重化信号光が伝送される光通信システムで使用される光増幅装置であって、
    入力された前記多重化信号光を前記主信号光と前記監視制御信号光とに分離する分離手段と、
    所定波長範囲の前記主信号光を直接増幅する光増幅媒体を持つ光増幅部と、
    前記光増幅部の増幅帯域内において前記主信号光の波長範囲よりも短い波長を持ち第1周波数で強度変調された第1補助信号光を発生する第1補助信号光発生手段と、
    前記光増幅部の増幅帯域内において前記主信号光の波長範囲よりも長い波長を持ち第2周波数で強度変調された第2補助信号光を発生する第2補助信号光発生手段と、
    前記第1補助信号光と前記第2補助信号光とを合波して出力する合波手段と、
    前記分離手段にて分離された前記監視制御信号光の光レベルと前記第1補助信号光および第2補助信号光の変調強度との比較結果に応じて、前記合波手段にて合波された第1補助信号光および第2補助信号光の光レベルと前記分離手段にて分離された前記主信号光の光レベルとが実質的に等しくなるように調整する補助信号光調整手段と、
    前記分離手段にて分離された前記主信号光に前記補助信号光調整手段にて調整されて前記合波手段にて合波された前記第1補助信号光および第2補助信号光を追加して前記光増幅部に入力する入力手段と、
    前記光増幅部の出力光を減衰させる可変光減衰手段と、
    前記可変光減衰手段の出力光から分離された前記第1増幅補助信号光第2増幅補助信号光との変調強度が所定値となるように、前記可変光減衰手段の減衰量を調節する調節手段と、
    前記可変光減衰手段の出力光から分離された前記第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度が実質的に等しくなるように前記光増幅部の利得を制御する利得制御手段と、
    入力される前記多重化信号光中の監視制御信号光と同じ波長の監視制御信号光を、前記第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度に従って、前記可変光減衰手段の出力光から分離された前記増幅主信号光と前記所定の光レベル関係を持つように発生する監視制御信号光発生手段と、
    前記監視制御信号光発生手段が発生する監視制御信号光を前記可変光減衰手段の出力光から分離された前記増幅主信号光に多重して外部に出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする光増幅装置。
  4. 前記光増幅部と前記出力手段との間に、波長分散補償光ファイバや主信号光の分岐・挿入を行う光分岐・挿入器などの光機能部品が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の光増幅装置。
  5. 1以上の主信号光および監視制御信号光が所定の光レベル関係を有して波長分割多重された多重化信号光が伝送される光通信システムで使用される光増幅装置であって、
    入力された前記多重化信号光を前記主信号光と前記監視制御信号光とに分離する分離手段と、
    所定波長範囲の前記主信号光を直接増幅する光増幅媒体を持つ第1光増幅部および第2光増幅部と、
    前記第1光増幅部および第2光増幅部の増幅帯域内において前記主信号光の波長範囲よりも短い波長を持ち第1周波数で強度変調された第1補助信号光を発生する第1補助信号光発生手段と、
    前記第1光増幅部および第2光増幅部の増幅帯域内において前記主信号光の波長範囲よりも長い波長を持ち第2周波数で強度変調された第2補助信号光を発生する第2補助信号光発生手段と、
    前記第1補助信号光と前記第2補助信号光とを合波して出力する合波手段と、
    前記分離手段にて分離された前記監視制御信号光の光レベルと前記第1補助信号光および第2補助信号光の変調強度との比較結果に応じて、前記合波手段にて合波された第1補助信号光および第2補助信号光の光レベルと前記分離手段にて分離された前記主信号光の光レベルとが実質的に等しくなるように調整する補助信号光調整手段と、
    前記分離手段にて分離された前記主信号光に前記補助信号光調整手段にて調整されて前記合波手段にて合波された前記第1補助信号光および第2補助信号光を追加して前記第1光増幅部に入力する入力手段と、
    前記第1光増幅部の出力光から分離された前記第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度が実質的に等しくなるように前記第1光増幅部の利得を制御する第1利得制御手段と、
    前記第1光増幅部の出力光を減衰させ前記第2光増幅部に出力する可変光減衰手段と、
    前記第2光増幅部の出力光から分離された前記第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度が実質的に等しくなるように前記第2光増幅部の利得を制御する第2利得制御手段と、
    前記第2光増幅部の出力光から分離された前記増幅補助信号光第2増幅補助信号光のいずれか一方の変調強度が所定値となるように前記可変光減衰手段の減衰量を調節する調節手段と、
    入力される前記多重化信号光中の監視制御信号光と同じ波長の監視制御信号光を、前記第2光増幅部の出力光から分離された第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度に従って、前記第2光増幅部の出力光から分離された前記増幅主信号光と前記所定の光レベル関係を持つように発生する監視制御信号光発生手段と、
    前記監視制御信号光発生手段が発生する監視制御信号光を前記第2光増幅部の出力光から分離された前記増幅主信号光に多重して外部に出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする光増幅装置。
  6. 前記可変光減衰手段と第2光増幅部との間に、波長分散補償光ファイバや主信号光の分岐・挿入を行う光分岐・挿入器などの光機能部品が設けられていることを特徴とする請求項に記載の光増幅装置。
  7. 1以上の主信号光および監視制御信号光が所定の光レベル関係を有して波長分割多重された多重化信号光が伝送される光通信システムで使用される光増幅装置であって、
    入力された前記多重化信号光を前記主信号光と前記監視制御信号光とに分離する分離手段と、
    所定波長範囲の前記主信号光を直接増幅する光増幅媒体を持つ第1光増幅部、第2光増幅部および第3光増幅部と、
    前記第1光増幅部、第2光増幅部および第3光増幅部の増幅帯域内において前記主信号光の波長範囲よりも短い波長を持ち第1周波数で強度変調された第1補助信号光を発生する第1補助信号光発生手段と、
    前記第1光増幅部、第2光増幅部および第3光増幅部の増幅帯域内において前記主信号光の波長範囲よりも長い波長を持ち第2周波数で強度変調された第2補助信号光を発生する第2補助信号光発生手段と、
    前記第1補助信号光と前記第2補助信号光とを合波して出力する合波手段と、
    前記分離手段にて分離された前記監視制御信号光の光レベルと前記第1補助信号光および第2補助信号光の変調強度との比較結果に応じて、前記合波手段にて合波された第1補助信号光および第2補助信号光の光レベルと前記分離手段にて分離された前記主信号光の光レベルとが実質的に等しくなるように調整する補助信号光調整手段と、
    前記分離手段にて分離された前記主信号光に前記補助信号光調整手段にて調整されて前記合波手段にて合波された前記第1補助信号光および第2補助信号光を追加して前記第1光増幅部に入力する入力手段と、
    前記第1光増幅部の出力光から分離された第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度が実質的に等しくなるように前記第1光増幅部の利得を制御する第1利得制御手段と、
    前記第1光増幅部の出力光を減衰させ前記第2光増幅部に出力する可変光減衰手段と、
    前記第2光増幅部の出力光から分離された第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度が実質的に等しくなるように前記第2光増幅部の利得を制御する第2利得制御手段と、
    前記第2光増幅部の出力光を受ける前記第3光増幅部の出力光から分離された第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度が実質的に等しくなるように前記第3光増幅部の利得を制御する第3利得制御手段と、
    前記第3光増幅部の出力光から分離された前記増幅補助信号光第2増幅補助信号光のいずれか一方の変調強度が所定値となるように前記可変光減衰手段の減衰量を調節する調節手段と、
    入力される前記多重化信号光中の監視制御信号光と同じ波長の監視制御信号光を、前記第光増幅部の出力光から分離された第1増幅補助信号光および第2増幅補助信号光の変調強度に従って、前記第3光増幅部の出力光から分離された前記増幅主信号光と前記所定の光レベル関係を持つように発生する監視制御信号光発生手段と、
    前記監視制御信号光発生手段が発生する監視制御信号光を前記第光増幅部の出力光から分離された増幅主信号光に多重して外部に出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする光増幅装置。
  8. 前記第2光増幅部と前記第3光増幅部との間に、波長分散補償光ファイバや主信号光の分岐・挿入を行う光分岐・挿入器などの光機能部品が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の光増幅装置。
  9. 入力される前記監視制御信号光の光レベルが所定の異常検出レベルよりも低下した場合に、補助信号光レベルを異常検出直前のレベル値に固定して一定制御する制御手段、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の光増幅装置。
  10. 前記第1補助信号光と第2補助信号光のうち、一方の補助信号光の変調強度が所定の異常検出レベルよりも低下した場合に、異常検出直前の状態に利得制御を固定するとともに、他方の補助信号光についての増幅補助信号光の変調強度が所定値となるように前記可変光減衰手段における光減衰量を制御する制御手段、
    を備えたことを特徴とする請求項3〜8のいずれか一つに記載の光増幅装置。
  11. 前記光増幅部は、光励起による光増幅媒体を含み、前記利得制御手段は、励起光パワーの調整を含むことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の光増幅装置。
  12. 前記光増幅媒体は、希土類イオン添加光ファイバであることを特徴とする請求項11に記載の光増幅装置。
  13. 前記希土類イオンは、エルビウム、ツリウム、プラセオジウムのいずれかであることを特徴とする請求項12に記載の光増幅装置。
  14. 前記光増幅部は、半導体レーザ増幅媒体を含み、利得制御手段は、半導体レーザの順方向電流の調整を含むことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の光増幅装置。
  15. 異なる複数の波長範囲の主信号光を増幅帯域毎に直接増幅するように、請求項1〜14のいずれか一つに記載の光増幅装置の複数個を並列に配置し、
    異なる複数の波長範囲の主信号光と監視制御信号光とが所定の光レベル関係を有して波長分割多重された多重化信号光の入力を受けて、前記多重化信号光から前記監視制御信号光を分離して前記複数の光増幅装置に供給するとともに、前記多重化信号光から前記異なる複数の波長範囲の主信号光をそれぞれ分離して前記複数の光増幅装置の対応する光増幅装置に供給する光供給手段と、
    前記複数の光増幅装置が出力する異なる複数の波長範囲の主信号光を多重化し、さらに前記多重化された主信号光に前記複数の光増幅装置が出力する監視制御信号光を多重して出力する多重化信号光出力手段と、
    を備えたことを特徴とする光増幅装置。
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