JP3951044B2 - 成膜方法、並びにその方法を用いて製造したデバイス - Google Patents

成膜方法、並びにその方法を用いて製造したデバイス Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、成膜方法、並びにその方法を用いて製造したデバイスに関するものであり、特にデバイス類の製造の際に、減圧環境を必要とせず大気圧の近傍でパターン被膜を形成するための成膜方法、およびこの方法により製造されたデバイスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体装置を製造する際には、基板表面に素子を形成した後、これら素子の上層側に配線パターンを形成するようにしている。
具体的には、絶縁膜が形成された半導体ウェハの表面全体に、プラズマCVD等により配線層を形成する。次に、当該配線層の表面全体にフォトレジストを塗布してレジスト膜を形成し、これを感光工程及びフォトエッチング工程へと導入して、パターニングを行う。次に、半導体ウェハをドライエッチング工程に導入し、パターニングされたレジスト膜をマスクとして、配線層のエッチングを行う。こうしてレジスト膜の下層のみに配線層を残した後は、溶剤によって前記配線層の上層に位置するレジスト膜の除去を行う。このような工程を経れば、半導体ウェハの表面に配線パターンを形成することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これに対し本願出願人は、新たに発明されたパターン形成方法につき、特願2001−311184号において特許出願している。
図10および図11は、特願2001−311184号に係るパターン形成方法の説明図である。ここでは、図10(1)に示すように、層間絶縁膜等の被処理部材310の表面312に、配線パターンを形成する場合について説明する。まず、被処理部材310の表面にフォトレジスト316を塗布し、露光・現像を行うことにより、図10(2)に示すように、配線パターン形成部分に溝部318を形成する。次に、図10(3)に示すように、被処理部材310の表面全体にフッ素樹脂重合膜を形成することにより、撥液処理を行う。次に、溝部318に紫外線を照射して、当該部分のフッ素樹脂重合膜を分解・除去することにより、親液処理を行う。
【0004】
次に、被処理部材310の表面に被膜材料溶液を塗布する。具体的には、被膜材料溶液をミスト化して被処理部材310の上方から散布する。ここで、レジスト316の表面には撥液性が、また溝部318の底面である被処理部材310の表面には親液性が、それぞれ付与されているので、図11(1)に示すように、被膜材料溶液は溝部318のみに堆積する。そして、被膜材料溶液を乾燥させることにより、被膜320を得る。次に、図11(2)に示すように、レジスト及びその表面のフッ素樹脂重合膜を除去する。その後、必要に応じて被膜のアニール処理を行う。以上により、図11(3)に示すように、被処理部材310の表面に配線パターン314が形成される。
【0005】
上述したパターン形成方法は、被処理部材の表面に形成された被膜の一部をエッチングにより除去するという従来の方法から、被膜材料溶液を溝部につける/埋めるといった方法に転換したことから、パターン形成工程を全て大気圧または大気圧近傍の環境で行うことができる。これにより、エッチングのための真空設備を設ける必要がなく、当該設備を稼働させるためのエネルギを削減することが可能になる。従って、製造コストを削減することができるものである。
【0006】
上述したように、特願2001−311184号に係るパターン形成方法では、被膜材料溶液をミスト化し被処理部材の表面に散布して被膜を形成する、LSMCD(Liquid Source Misted Chemical Deposition)法を採用している。なお、そのミストは直径0.1μm程度にまで小さくできるので、被処理部材の表面に微細な凹部が存在する場合でも、その凹部内に被膜材料溶液を充填することができる。もっとも、LSMCD法ではミストを堆積させて成膜するため、成膜時間の短縮化が望まれている。
【0007】
そこで本発明は、微細凹部への被膜材料溶液の充填が可能であり、なおかつ成膜時間の短縮化が可能な、成膜方法の提供を目的とする。
加えて本発明は、製造コストの削減が可能であり、パターニング精度の向上が可能であり、また多種類の被膜を形成することが可能な、成膜方法の提供を目的とする。
なお本発明は、上記成膜方法を使用して製造したデバイスを提供することをも目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る成膜方法は、微細凹部を有する被処理部材の表面に被膜を形成する方法であって、ミスト化した被膜材料溶液を前記被処理部材の表面に散布して、前記微細凹部に前記被膜材料溶液を充填する工程と、前記被処理部材の表面に前記被膜材料溶液を塗布する工程と、を有する構成とした。
【0009】
また、微細凹部を有する被処理部材の表面に被膜材料溶液を塗布して、所定パターンの被膜を形成する方法であって、前記被処理部材表面のパターン形成部分以外の部分に、前記被膜材料溶液に対する撥液処理を施す工程と、ミスト化した前記被膜材料溶液を前記被処理部材の表面に散布して、前記微細凹部に前記被膜材料溶液を充填する工程と、前記被処理部材の表面に前記被膜材料溶液を塗布する工程と、を有する構成とした。
【0010】
また、微細凹部を有する被処理部材の表面に被膜材料溶液を塗布して、所定パターンの被膜を形成する方法であって、前記被処理部材表面の前記パターン形成部分に、前記被膜材料溶液に対する親液処理を施す工程と、ミスト化した前記被膜材料溶液を前記被処理部材の表面に散布して、前記微細凹部に前記被膜材料溶液を充填する工程と、前記被処理部材の表面に前記被膜材料溶液を塗布する工程と、を有する構成とした。
【0011】
また、微細凹部を有する被処理部材の表面に被膜材料溶液を塗布して、所定パターンの被膜を形成する方法であって、前記被処理部材表面のパターン形成部分以外の部分に、前記被膜材料溶液に対する撥液処理を施す工程と、前記被処理部材表面の前記パターン形成部分に、前記被膜材料溶液に対する親液処理を施す工程と、ミスト化した前記被膜材料溶液を前記被処理部材の表面に散布して、前記微細凹部に前記被膜材料溶液を充填する工程と、前記被処理部材の表面に前記被膜材料溶液を塗布する工程と、を有する構成とした。
【0012】
ミストは直径0.1μm程度にまで小さくできるので、被処理部材表面の微細な凹部内に被膜材料溶液を充填することができる。また、スリットコート等で被膜材料溶液を塗布することにより、成膜時間を短縮化することができる。従って、微細凹部への被膜材料溶液の充填と、成膜時間の短縮化とを、両立することができる。
【0013】
また前記撥液処理は、フッ素化合物の被膜を形成することによって行う構成とすることができる。なお前記フッ素化合物の被膜は、フッ素樹脂重合膜である構成としてもよい。フッ素樹脂重合膜は、あらゆる液体に対する撥液性を有する一方で、電磁波の照射により簡単に分解・除去することができるので、製造コストを削減することができる。
【0014】
なお前記親液処理は、電磁波を照射することによって行う構成としてもよい。なお前記電磁波は、紫外線である構成としてもよい。これにより、簡単に親液処理を施すことができるので、製造コストを削減することができる。
【0015】
前記微細凹部に対する前記被膜材料溶液の充填工程は、前記被処理部材にバイアス電圧を印加して、ミスト化した前記被膜材料溶液を吸着することにより行う構成としてもよい。これにより、充填時間を短縮することができる。
【0016】
なお前記被膜材料溶液の塗布工程は、液体供給手段のスリットから前記被膜材料溶液を吐出させ、吐出させた前記被膜材料溶液を前記被処理部材の表面に接触させた状態で、前記被処理部材の表面に沿って前記液体供給手段を移動させることによって行う構成としてもよい。これにより、被処理部材の表面のみに、所望厚さの被膜材料溶液を、短時間で塗布することができる。
【0017】
なお前記被膜材料溶液の塗布工程は、前記被処理部材を前記被膜材料溶液槽に浸漬して引き上げることによって行う構成としてもよい。これにより、被膜材料溶液を短時間で塗布することができるとともに、製造コストを削減することができる。
【0018】
なお前記被膜材料溶液の塗布工程は、インクジェット等の液滴吐出手段により前記被膜材料溶液を吐出することによって行う構成としてもよい。これにより、多種類の被膜材料溶液を塗布することが可能となり、多種類の被膜を形成することが可能となる。
【0019】
なお、請求項1ないし10のいずれかに記載の成膜方法を実施した後に、前記被膜材料溶液を乾燥させる工程を行う構成としてもよい。なお、請求項1ないし10のいずれかに記載の成膜方法を実施した後に、前記パターン形成部分以外の部分に形成したマスクを除去する工程を行う構成としてもよい。なお、請求項1ないし10のいずれかに記載の成膜方法を実施した後に、前記被膜材料をアニール処理する工程を行う構成としてもよい。これにより、所望の被膜を得ることができる。
【0020】
なお前記被膜材料溶液は、レジストである構成としてもよい。また前記被膜材料溶液は、ポリイミドである構成としてもよい。
なお前記被膜材料溶液は、液晶である構成としてもよい。また前記被膜材料溶液は、シール剤である構成としてもよい。シール剤には、紫外線硬化性のエポキシなどを使用することができる。そして、一方のガラス基板の表面にシール剤をパターニングし、その内側に液晶を塗布して、他方のガラス基板を貼り合わせることにより、液晶表示装置を一体的に形成することができる。
【0021】
なお前記被膜材料溶液は、カラーフィルタの原材料の有機溶媒溶液である構成としてもよい。なお前記被膜材料溶液は、有機ELの原材料の有機溶媒溶液である構成としてもよい。これにより、上述した各効果を伴って、各機能性薄膜を形成することができる。
【0022】
なお前記被膜材料溶液は、ITOの原材料の有機溶媒溶液である構成としてもよい。ITO被膜の原材料として、ジブチルスズジアセテート(DBTDA)及びインジウムアセチルアセトナート(InAA)の混合材料、又はITOの微粉末などを使用することができる。
【0023】
なお前記被膜材料溶液は、ポリシリコンの原材料の有機溶媒溶液である構成としてもよい。ポリシリコン被膜の原材料として、一般式Sinmで表される環状シラン化合物を使用することができる。特に、Xは塩素または臭素であるのが好ましく、nは5または6であるのが好ましい。具体的には、1,1‘−ビスシクロペンタシラン、スピロ[4,4]ノナシラン、スピロ[4,5]デカシラン、スピロ[5,5]ウンデカシラン、スピロ[5,6]ドデカシラン、及びこれらの骨格にSiH3基を有するケイ素化合物が特に好ましい。また必要に応じて、ホウ素やリンなどの第三族又は第五族の元素で変性した、上記シラン化合物を使用することもできる。
【0024】
なお前記被膜材料溶液は、アルミ被膜の原材料の有機溶媒溶液である構成としてもよい。アルミ被膜の原材料として、ポキサイド、アルミニウムエトキサイド、若しくはアルミニウムブトキサイド等のアルミニウムアルコキサイド、又はアルミニウムアセチルアセトネート、若しくはアルミニウムエチルアセトアセテート等のアルミニウムキレートなどを使用することができる。
【0025】
なお前記被膜材料溶液は、銅被膜の原材料の有機溶媒溶液である構成としてもよい。銅被膜の原材料として、ビス(4−t−ブチル−1、2−ジチオフェノレート)銅−テトラ−n−ブチルアンモニウム等の、銅キレートや有機銅化合物などを使用することができる。
なお前記被膜材料溶液は、二酸化ケイ素の原材料の有機溶媒溶液である構成としてもよい。
【0026】
なお前記被膜材料溶液は、低誘電率被膜の原材料の有機溶媒溶液である構成としてもよい。低誘電率被膜の原材料には、熱硬化性フッ素樹脂や熱硬化性ケイ素樹脂など低誘電率材料のほか、SiO2微粉末など絶縁膜の空乏率を上昇させ得る材料を使用することができる。
【0027】
一方、本発明に係るデバイスは、請求項1ないし請求項25のいずれかに記載の成膜方法を使用して製造した構成とした。なおデバイスは、半導体デバイスや電気回路、表示体モジュール、カラーフィルタ、発光素子などとすることができる。これにより、上記効果を伴ってデバイスを製造することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明に係る成膜方法、並びにその方法を用いて製造したデバイスの好ましい実施の形態を、添付図面にしたがって詳細に説明する。なお以下に記載するのは本発明の実施形態の一態様にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0029】
本実施形態に係る成膜方法は、微細凹部を有する被処理部材の表面に被膜材料溶液を塗布して、所定パターンの被膜を形成する方法であって、被処理部材表面のパターン形成部分以外の部分に、被膜材料溶液に対する撥液処理を施す工程と、被処理部材表面のパターン形成部分に、被膜材料溶液に対する親液処理を施す工程と、ミスト化した被膜材料溶液を被処理部材の表面に散布して、微細凹部に被膜材料溶液を充填する工程と、被処理部材の表面に被膜材料溶液を塗布する工程と、を順次行うものである。なお、本実施形態では、半導体装置の配線パターンを形成する場合を例にして説明する。
【0030】
図1(1)では、シリコン基板10の表面に、半導体素子としてMOSトランジスタ12が形成されている。MOSトランジスタ12では、ポリシリコン等によりゲート電極14が形成され、その表面にはシリコン酸化膜等により層間絶縁膜15が形成されている。なお、配線パターンは絶縁膜15の表面に形成するため、ゲート電極14から配線パターンへの導通を確保する必要がある。そこで、ゲート電極14上の絶縁膜15には、微細なコンタクトホール20が形成されている。コンタクトホール20の直径は、例えば1μmである。本実施形態では、図1(2)に示すように、このコンタクトホール20に導電性を有するITOを充填するとともに、絶縁膜15の表面にITOによる配線パターンを形成する。
【0031】
ITOは、酸化インジウム(In23)に酸化錫(SnO2)を1〜5重量%ドープしたものである。本実施形態では、ジブチルスズジアセテート(DBTDA)およびインジウムアセチルアセトナート(InAA)を有機溶媒に溶解したもの(錫(Sn)2〜10%添加)を、被膜材料溶液として使用する。なお、ITOの微粉末を有機溶媒に分散させたものを、被膜材料溶液として使用することもできる。有機溶媒には、n−オクタン(C818)を使用する。なお、エタノール、炭素数5以上の高級アルコール類、またはn−酢酸ブチル等の有機エステル類なども使用可能である。
【0032】
そして、コンタクトホールにITOを充填するには、以下のような充填装置を使用する。図2に充填装置の説明図を示す。以下に説明する充填装置230は、被膜材料溶液をミスト化して被処理部材の表面に散布する、LSMCD(Liquid Source Misted Chemical Deposition)法を実施するものである。
【0033】
充填装置230は、処理室231を有し、処理室231内に設けた処理ステージ232の上に、シリコン基板などの被処理部材10を配置するようにしてある。また、処理ステージ232の下方には加熱手段252が設置され、被処理部材10の温度調節を可能としている。なお、処理ステージの上方にハロゲンランプ等を設置して、被処理部材の温度調節を可能としてもよい。さらに、処理ステージ232は矢印254のように水平面内を回転可能に形成され、被処理部材10を回転可能としている。加えて、処理ステージ232は直流または交流電源256に接続され、被処理部材10の表面を帯電可能としている。
【0034】
一方、被処理部材10を配置する処理ステージ232と対向するように、処理室231の天井部にノズル292が配設してある。ノズル292は、流量制御弁293を備えた供給配管294を介して被膜材料溶液供給部290に接続してあり、被膜材料溶液供給部290から供給された被膜材料溶液298をミスト化して、処理ステージ232の上に配置した被処理部材10に吹き付けることができるようにしてある。さらに処理室231の下部には、排気弁244を備えた排気管246の一端が接続してあり、排気管246の他端に接続された排気ポンプ248によって、処理室231の内部を排気することができるようにしてある。排気ポンプ248の吐出した排気ガスは、必要に応じて図示しない除外装置に送られる。
【0035】
また、絶縁膜の表面に被膜材料溶液を塗布するには、図3に示す液体供給手段を使用する。液体供給手段5は、先端部にスリット状の液体供給口5aを有し、その液体供給口5aから被膜材料溶液を連続供給できるように形成されている。なお、液体供給口5aの開口幅は例えば0.3mm程度であり、開口長さは例えば150〜500mm程度である。
【0036】
本実施形態における撥液処理では、被膜材料溶液に対して撥液性を有するフッ素樹脂重合膜を形成する。その原料液として、フロリナート(C818)等の直鎖状PFCからなる液体有機物を使用する。直鎖状PFCのガスをプラズマ化すると、主鎖の一部が切断されて活性となり、被処理部材の表面に到達した活性なPFCガスが重合して、被処理部材の表面にフッ素樹脂重合膜が形成される。
【0037】
なお、分子量の大きなPFCでは放電維持が困難であるため、Arのような希ガスを添加することによって放電維持を容易にする。また、原料のPFCよりも分子量の小さい活性化したCF4を添加すると、フルオロカーボンのフッ素の一部が離脱したとしても、活性なフッ素が重合膜に取り込まれるため、重合膜の撥液性を向上することができる。
なお、フッ素樹脂重合膜以外でも、例えばシリコーン樹脂重合膜等の撥液性を有する被膜を形成してもよい。もっとも、紫外線等の電磁波に対して揮発性を有し、容易に親液処理を施し得る被膜を形成するのが好ましい。
【0038】
フッ素樹脂重合膜の形成には、以下のような撥液処理装置を使用する。図4に撥液処理装置の説明図を示す。撥液処理装置130は、処理室131を有し、処理室131内に設けた処理ステージ132の上に、シリコン基板などの被処理部材10を配置するようにしてある。そして、処理室131の上下には高周波電極134を有し、高周波電源135に接続してある。
【0039】
また処理室131には、流量制御弁112を備えた供給配管102を介して、処理ガス供給部104が接続してある。この処理ガス供給部104は、C818などの直鎖状PFCからなる液体有機物106を貯溜する容器108を有している。そして、容器108には、加熱部となるヒータ110が設けてあって、液体有機物106を加熱して気化できるようになっている。また、供給配管102の流量制御弁112の下流側には、流量制御弁114を備えたキャリア配管116を介して、キャリアガス供給部118が接続してある。キャリアガスには、Arのような希ガスを使用する。なお図4の破線に示すように、供給配管102には、流量制御弁120を有する配管122を介して、第2処理ガス供給部124を接続することもできる。この場合には、第2処理ガス供給部124からCF4を第2処理ガスとして液体有機物106の蒸気に添加する。
そして、処理室131では、高周波電力によりまずArガスを活性化し、さらに原料ガス等をプラズマ化して、被処理部材の表面にフッ素樹脂重合膜を形成する。
【0040】
ところで、上記の撥液処理装置では、被処理部材表面のパターン形成部分にもフッ素樹脂重合膜が形成されることになる。そこで、パターン形成部分につき、パターン材料溶液に対する親液性を付与するため、紫外線を照射する。紫外線は、形成された重合膜の結合を切断してこれを分解するとともに、当該部分に付着していたレジスト等の有機物も分解して除去する。これにより、紫外線照射部分に親液性が付与される。なお、パターン形成部分のみに紫外線を照射するため、パターン形成部分に相当する部分が透光部であり、配線パターン形成部分以外の部分に相当する部分が遮光部である紫外線照射マスクを使用する。
また、紫外線以外でも、例えばレーザやX線等の電磁波を照射することにより、フッ素樹脂重合膜を分解することができる。もっとも、紫外線は安価であり、安全で取り扱いも容易であることから、他の電磁波に比べて優れている。
【0041】
次に、本実施形態に係る成膜方法の具体的な手順について説明する。図5に本実施形態に係る成膜方法のフローチャートを示す。また、図6及び図7に本実施形態に係る成膜方法の工程図を示す。なお、図6及び図7の各図は、図1におけるA部の拡大図である。
【0042】
まず、必要に応じて被処理部材の洗浄などの表面処理を行う(S80)。次に、図6(1)に示すように、絶縁膜15の表面全体に撥液処理を施す(S82)。具体的には、絶縁膜15の表面全体に、有機溶媒に対して撥液性を有するフッ素樹脂重合膜22を形成する。例えば、図4に示す撥液処理装置130において、被処理部材10を配置した処理室131内に、原料ガスとしてC818を24ccm供給し、さらにAr及びCF4を各150ccm供給する。そして、27.13MHzの高周波電力を印加して、原料ガスをプラズマ化する。これを1分間程度行うことにより、図6(1)に示すように、100オングストローム程度のフッ素樹脂重合膜22が形成される。
【0043】
次に、図6(2)に示すように、絶縁膜15表面の配線パターン形成部分に親液処理を施す(S84)。具体的には、上述した紫外線照射マスクを介して、配線パターン形成部分におけるフッ素樹脂重合膜に紫外線を照射する。例えば、波長172nmの紫外線を5分間照射する。これにより、コンタクトホール20を含む絶縁膜15表面の配線パターン形成部分のみに親液性が付与される。換言すれば、配線パターン形成部分以外の部分に、撥液処理を施したことになる。
【0044】
次に、図6(3)に示すように、コンタクトホール20に被膜材料溶液26を充填する(S86)。具体的には、図2に示す成膜処理装置230において、処理室231内の処理ステージ232上に、上記各処理を行った被処理部材10を配置する。次に、ノズル292により被膜材料溶液298をミスト化して、処理室231内に供給する。
【0045】
次に、被膜材料溶液298を被処理部材10の表面に被着させる。被膜材料溶液298は自由落下によっても被処理部材10の表面に被着し得るが、被膜材料溶液298をミスト化すると自然にマイナスに帯電するので、電源256から処理ステージ232に例えば10kVのバイアス電圧を印加して、被処理部材10の表面をプラスに帯電させることにより、マイナスに帯電した被膜材料溶液298の液滴を引き寄せて被着させることができる。
【0046】
ここで、被膜材料溶液をミスト化することにより、粒径を0.1μm程度にまで小さくすることができるので、図6(3)に示すように、直径1μmのコンタクトホール20内にも、被膜材料溶液26のミストを流入させることができる。従って、コンタクトホール20に被膜材料溶液26を充填することができる。なお、コンタクトホール20以外の配線パターン形成部分にも被膜材料溶液26は付着するが、配線パターン形成部分以外の部分には撥液処理を施しているので、被膜材料溶液26は付着しない。
【0047】
次に、図7(1)に示すように、液体供給手段により被膜材料溶液26を塗布する(S88)。具体的には、図3に示す液体供給手段5の液体供給口5aを絶縁膜15に相対して配置し、液体供給口5aから被膜材料溶液を吐出させ、被膜材料溶液の先端を絶縁膜15表面の一方端部に接触させる。なお、液体供給手段5の液体供給口5aと絶縁膜15表面との間隔は、例えば0.5mmとする。そして、被膜材料溶液の先端を絶縁膜15表面に接触させたまま、液体供給手段5を絶縁膜15表面の他方端部まで移動させる。その移動速度は、例えば5mm/sとする。すると、配線パターン形成部分に付着した被膜材料溶液の表面に、さらに被膜材料溶液26が上塗りされる。一方、配線パターン形成部分以外の部分には撥液処理を施しているので、被膜材料溶液は付着しない。
なお、液体供給手段による被膜材料溶液の塗布以外に、被処理部材を被膜材料溶液槽に浸漬して引き上げることにより、被膜材料溶液を塗布してもよい。また、インクジェット等の液滴吐出手段により被膜材料溶液を塗布してもよい。
【0048】
次に、配線パターン形成部分以外の部分に存在する被膜材料溶液の液滴を除去する(S90)。配線パターン形成部分以外の部分には、撥液性を有するフッ素樹脂重合膜が形成されているので、当該部分に存在する被膜材料溶液の液滴は簡単に除去することができる。例えば、被処理部材を回転させることにより液滴を除去すればよい。それ以外にも、被処理部材を傾斜させることにより、また被処理部材の表面にガスを吹き付けることにより、液滴を除去することができる。
【0049】
次に、図7(2)に示すように、被膜材料溶液を乾燥させる(S92)。具体的には、被膜材料溶液を加熱して有機溶媒を蒸発させる。例えば、100℃で10分間乾燥させる。次に、図7(3)に示すように、フッ素樹脂重合膜を除去する(S94)。具体的には、親液処理の場合と同様に、紫外線等の電磁波を照射して、フッ素樹脂重合膜を分解・除去する。例えば、波長172nmの紫外線を5分間照射する。次に、乾燥後の被膜材料をアニール処理する(S96)。例えば、380℃で15分間加熱する。これにより、溶質であるジブチルスズジアセテート(DBTDA)およびインジウムアセチルアセトナート(InAA)が化学反応して、ITOの被膜が形成される。
【0050】
上述した本実施形態に係る成膜方法では、ミスト化した被膜材料溶液を被処理部材の表面に散布して微細凹部に前記被膜材料溶液を充填する工程と、被処理部材の表面に被膜材料溶液を塗布する工程と、を順次行う構成とした。ミストは直径0.1μm程度にまで小さくできるので、被処理部材表面の微細な凹部内に被膜材料溶液を充填することができる。また、スリットコート等で被膜材料溶液を塗布することにより、成膜時間を短縮化することができる。従って、微細凹部への被膜材料溶液の充填と、成膜時間の短縮化とを、両立することができる。
【0051】
また、前記被膜材料溶液の塗布工程は、液体供給手段のスリットから被膜材料溶液を吐出させ、吐出させた被膜材料溶液を被処理部材の表面に接触させた状態で、被処理部材の表面に沿って液体供給手段を移動させる、いわゆるスリットコートによって行う構成とした。これにより、被処理部材の表面のみに、所望厚さの被膜材料溶液を、短時間で塗布することができる。
【0052】
なお、本発明の成膜方法はデバイスの製造工程に用いられ、これにより機能的な薄膜を基板上に形成した構造体は、例えば半導体デバイス、電気回路、表示体モジュール、発光素子などのデバイスに適用される。その一例を図8および図9に示す。図8は例えば、半導体デバイス、電気回路、表示体モジュール、発光素子の概略図であり、図7は、例えば発光素子を形成した微細構造体の概略図である。図7において、半導体デバイスおよび電気回路の機能的薄膜214は、例えば配線パターンの金属薄膜であり、また表示体モジュールの機能的薄膜214は、例えばカラーフィルタの有機分子膜である。図8ではカラーフィルタの一例を示しているが、本発明の成膜方法を用いて他の機能的薄膜を形成することに差異はない。図8において、発光素子の機能的薄膜214は、例えば発光層に使用する有機EL(electroluminescence)の薄膜であり、透明基板211上に形成された図中記載の透明電極215と対をなす電極(不図示)を形成して、上記機能的薄膜214を挟み込む形で素子を形成する。なお、有機ELの各電極についても、本発明の成膜方法を用いて形成できる点は言うまでもない。なお、各機能的薄膜の膜厚は、微細構造体を如何なる用途のものにするかにより任意であるが、0.02〜4μmとするのが好ましい。これらに本発明の成膜方法を適用したものは高品質であり、その製造工程の簡略化、製造コスト面においても従来法に勝るものである。
【0053】
【発明の効果】
微細凹部を有する被処理部材の表面に被膜を形成する方法であって、ミスト化した被膜材料溶液を前記被処理部材の表面に散布して、前記微細凹部に前記被膜材料溶液を充填する工程と、前記被処理部材の表面に前記被膜材料溶液を塗布する工程と、を有する構成としたので、微細凹部への被膜材料溶液の充填と、成膜時間の短縮化とを、両立することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 配線パターンの説明図であり、(1)は配線パターン形成前の状態であり、(2)は配線パターン形成後の状態である。
【図2】 充填装置の説明図である。
【図3】 液体供給手段の説明図である。
【図4】 撥液処理装置の説明図である。
【図5】 実施形態に係る成膜方法のフローチャートである。
【図6】 実施形態に係る成膜方法の第1説明図である。
【図7】 実施形態に係る成膜方法の第2説明図である。
【図8】 微細構造体の第1説明図である。
【図9】 微細構造体の第2説明図である。
【図10】 特願2001−311184号に係るパターン形成方法の第1説明図である。
【図11】 特願2001−311184号に係るパターン形成方法の第2説明図である。
【符号の説明】
5………液体供給手段
5a………液体供給口
10………被処理部材
12………MOSトランジスタ
14………ゲート電極
15………絶縁膜
20………微細凹部
22………フッ素樹脂重合膜
26………被膜材料溶液
28………配線パターン
102………供給配管
104………処理ガス供給部
106………液体有機物
108………容器
110………ヒータ
112………流量制御弁
114………流量制御弁
116………キャリア配管
118………キャリアガス供給部
120………流量制御弁
122………配管
124………第2処理ガス供給部
130………撥液処理装置
131………処理室
132………処理ステージ
134………高周波電極
135………高周波電源
211………基板
214………機能的薄膜
215………透明電極
220………微細構造体
230………充填装置
231………処理室
232………処理ステージ
244………流量制御弁
246………排気管
248………排気ポンプ
252………加熱手段
254………矢印
256………直流電源
290………被膜材料溶液供給部
292………ノズル
293………流量制御弁
294………供給配管
298………被膜材料溶液
310………被処理部材
312………表面
314………配線パターン
316………フォトレジスト膜
318………溝部
320………被膜

Claims (19)

  1. 微細凹部を有する被処理部材の表面に被膜材料溶液を塗布して、所定パターンの被膜を形成する方法であって、
    前記被処理部材の表面のパターン形成部分以外の部分に、前記被膜材料溶液に対し、撥液性を有するマスクを形成する第1の工程と、
    ミスト化した前記被膜材料溶液を前記被処理部材の表面に散布して、前記微細凹部に前記被膜材料溶液を充填する第2の工程と、
    前記被処理部材の表面に前記被膜材料溶液を塗布する第3の工程と、
    を有し、
    前記第1ないし第3の工程を実施した後に、前記マスクを除去する工程を行うことを特徴とする成膜方法。
  2. 微細凹部を有する被処理部材の表面に被膜材料溶液を塗布して、所定パターンの被膜を形成する方法であって、
    前記被処理部材の表面のパターン形成部分以外の部分に、前記被膜材料溶液に対し、撥液性を有するマスクを形成する第1の工程と、
    前記被処理部材表面の前記パターン形成部分に、前記被膜材料溶液に対する親液処理を施す第2の工程と、
    ミスト化した前記被膜材料溶液を前記被処理部材の表面に散布して、前記微細凹部に前記被膜材料溶液を充填する第3の工程と、
    前記被処理部材の表面に前記被膜材料溶液を塗布する第4の工程と、
    を有し、
    前記第1ないし第4の工程を実施した後に、前記マスクを除去する工程を行うことを特徴とする成膜方法。
  3. 前記マスクは、フッ素化合物で形成されてなることを特徴とする、請求項1または2に記載の成膜方法。
  4. 前記親液処理は、電磁波を照射することによって行うことを特徴とする、請求項2に記載の成膜方法。
  5. 前記微細凹部に対する前記被膜材料溶液の充填工程は、前記被処理部材にバイアス電圧を印加して、ミスト化した前記被膜材料溶液を吸着することにより行うことを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の成膜方法。
  6. 前記被膜材料溶液の塗布工程は、液体供給手段のスリットから前記被膜材料溶液を吐出させ、吐出させた前記被膜材料溶液を前記被処理部材の表面に接触させた状態で、前記被処理部材の表面に沿って前記液体供給手段を移動させることによって行うことを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の成膜方法。
  7. 前記被膜材料溶液の塗布工程は、前記被処理部材を被膜材料溶液槽に浸漬して引き上げることによって行うことを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の成膜方法。
  8. 前記被膜材料溶液の塗布工程は、液滴吐出手段により前記被膜材料溶液を吐出することによって行うことを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の成膜方法。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の成膜方法を実施した後に、前記被膜材料溶液を乾燥させる工程を行うことを特徴とする成膜方法。
  10. 請求項1ないし8のいずれかに記載の成膜方法を実施した後に、前記被膜材料をアニール処理する工程を行うことを特徴とする成膜方法。
  11. 前記被膜材料溶液は、レジストであることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれかに記載の成膜方法。
  12. 前記被膜材料溶液は、ポリイミドであることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれかに記載の成膜方法。
  13. 前記被膜材料溶液は、ITOの原材料の有機溶媒溶液であることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれかに記載の成膜方法。
  14. 前記被膜材料溶液は、ポリシリコンの原材料の有機溶媒溶液であることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれかに記載の成膜方法。
  15. 前記被膜材料溶液は、アルミ被膜の原材料の有機溶媒溶液であることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれかに記載の成膜方法。
  16. 前記被膜材料溶液は、銅被膜の原材料の有機溶媒溶液であることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれかに記載の成膜方法。
  17. 前記被膜材料溶液は、二酸化ケイ素の原材料の有機溶媒溶液であることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれかに記載の成膜方法。
  18. 前記被膜材料溶液は、低誘電率被膜の原材料の有機溶媒溶液であることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれかに記載の成膜方法。
  19. 請求項1ないし18のいずれかに記載の成膜方法を使用して製造したことを特徴とするデバイス。
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