JP3950017B2

JP3950017B2 - Waterproof structure of fishing rod

Info

Publication number: JP3950017B2
Application number: JP2002188186A
Authority: JP
Inventors: 昭太田
Original assignee: Shimano Inc
Current assignee: Shimano Inc
Priority date: 2002-06-27
Filing date: 2002-06-27
Publication date: 2007-07-25
Anticipated expiration: 2022-06-27
Also published as: JP2004024173A

Description

【０００１】
【発明の属する技術の分野】
この発明は、複数の節から構成される釣竿の構造に関し、具体的には、釣竿の内部への水の侵入を防止するための構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
一部のルアー用の釣竿や船釣用の釣竿を除き、一般に釣竿は、複数の棒状部材が軸方向に連結されることにより構成されている。各棒状部材は、「節」と呼ばれる。
【０００３】
図７は、へら釣り用の釣竿の正面図である。同図が示すように、釣竿１０は、第１節１１〜第４節１４を備えており、各節１１〜１４は、通常は細長の筒状に形成されている。この釣竿１０は、各節１１〜１４がいわゆる並継形式で連結されている。すなわち、第１節１１の後端部が第２節１２の先端部に嵌合され、第２節１２の後端部が第３節１３の先端部に嵌合されている。同様に、第３節１３の後端部が第４節１４の先端部に嵌合されている。第４節１４は、特に元節と呼ばれ、第４節１４の後端部には、グリップ１５が設けられている。また、第１節１１の先端には、釣糸が連結される釣糸連結部１６が設けられている。
【０００４】
ところで、釣竿は、湖、川、海等で使用されるものであるから、各節１１〜１４の嵌合部分に水が侵入するおそれがある。特に、同図が示すようなへら釣り用の釣竿１０は、実釣時において第１節１１が水没した状態で使用される場合があるため、第１節１１と第２節１２との嵌合部分１７に水が侵入しやすい。
一般に釣竿は、内部に水が侵入したとしても機能的には何ら問題が発生しないように設計されているが、釣竿のユーザーからは、釣竿内部への浸水を防止したいとの要請が出されている。
【０００５】
釣竿内部への浸水は、各節間の嵌合のはめあいが調整されることにより防止される。具体的には、釣竿の各節が水の侵入が防止されるほどに隙間なくぴったりと嵌め合わせられていればよい。ところが、かかる構造では、釣竿が収納又は組み立てられる際の各節の着脱作業が困難となる。
そこで、本発明の目的は、各節の着脱作業が容易であると共に釣竿内部への浸水を確実に防止することができる釣竿の防水構造を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
(1) 上記目的を達成するため、本願に係る並継釣竿の防水構造は、複数の節が軸方向に継がれて構成される釣竿の内部への浸水を防止するための構造であって、隣り合う節間の継部を所定の緊迫力で覆うように防水カバーが当該継部に外嵌されており、前記継部は、大径側の節と、この大径側の節に隣り合う小径側の節とからなり、前記防水カバーは、大径部と小径部と段部とを備えており、前記大径部は、この大径側の節の外径に対応しており、前記小径部は、この小径側の節の外径に対応しており、この防水カバーの大径部が、この大径側の節に嵌め込まれて取り付けられており、釣竿の収納状態において、この防水カバーの小径部がこの大径側の節の側に折返しされうることを特徴とするものである。
この構成によれば、防水カバーが所定の緊迫力で隣り合う節間の継部を覆っているので、当該継部から釣竿の内部への浸水が防止される。
【０００８】
(2) 上記防水カバーは、エラストマーにより筒状に形成することができる。エラストマーとしては、ＮＢＲ（アクリロニトリル−ブタジエン共重合体），ＣＲ（クロロプレンゴム），ＥＰＤＭ（エチレン−プロピレン−ジエン共重合体）等が採用される。
防水カバーが筒状に形成されることによって、当該防水カバーは、予め釣竿の所要の節に取り付けられる。これにより、各節が嵌合されたときに、継部が防水カバーによって迅速に覆われる。したがって、防水処理が簡単且つ迅速に行われる。特に、防水カバーがＮＢＲやＥＰＤＭにより構成される場合は、耐候性に優れる。
【０００９】
また、上記防水カバーは、隣り合う節のうち大径側の節の外径に対応する大径部と、大径部の軸方向に沿って当該大径部に連続し、隣り合う節のうち小径側の節の外径に対応する小径部とを有するものとすることができる。
この構成では、防水カバーの小径部は、細径の節の外周面にぴったりと嵌合し、防水カバーの大径部は、太径の節の外周面にぴったりと嵌合する。これにより、細径の節側からも、太径の節側からも水の侵入が確実に防止される。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
【００１１】
＜第１の実施形態＞
図１は、本発明の第１の実施形態に係る釣竿２０の正面図である。
この釣竿２０は、いわゆるへら竿として構成されている。釣竿２０は、第１節２１〜第４節２４を備えている。各節２１〜２４は、細長の円筒状に形成されており、第１節２１が最も細径に形成され、第２節２２，第３節２３及び第４節２４の順に太径となっている。各節２１〜２４は、たとえばカーボン繊維を巻回して筒状に形成する等、公知の要領で製造されている。
【００１２】
各節２１〜２４は、これらが順に軸方向に嵌め合わされることにより、実釣時の釣竿として形成される。すなわち、各節２１〜２４は、いわゆる並継形式で継がれており、第１節２１の後端部が第２節２２の先端部に、第２節２２の後端部が第２節２３の先端部に、第３節２３の後端部が第４節２４の先端部に嵌め込まれている。
【００１３】
なお、第４節２４の後端部には、グリップ２５が設けられている。このグリップ２５は、釣人が釣竿２０を操作する際に実際に握る部分であり、握りやすいように略円筒状に形成されている。グリップ２５は、例えば樹脂等により構成されている。
また、第１節２１の先端部には、釣糸が連結される釣糸連結部２６が形成されている。釣糸連結部２６は、例えば樹脂繊維を編み込んでひも状に形成することにより構成することができる。
【００１４】
本実施形態の特徴とするところは、釣竿２０が後に詳述される防水構造２７を備えている点である。この防水構造２７は、第１節２１と第２節２２との継部２８から釣竿２０の内部に水が侵入するのを防止するためのものである。
すなわち、この防水構造２７は、上記継部２８からの浸水を防止すべく、継部２８に防水カバー２９が取り付けられたものである。
【００１５】
図２は、上記防水構造２７を示す斜視図であり、図３は、当該防水構造２７の分解斜視図である。
これらの図が示すように、この防水構造２７は、第１節２１の後端部３０が第２節２２の先端部３１の内側に嵌め込まれた継部２８に、上記防水カバー２９が当該継部２８を覆うように嵌め込まれて構成されている。
【００１６】
防水カバー２９は、図３が示すように、段付きの円筒状に形成されている。すなわち、防水カバー２９は、小さな内径ｄ１を有する小径部３２と、内径ｄ１よりも大きな内径ｄ２を有する大径部３３とを有し、これらは軸方向に沿って連続して一体的に形成されている。
防水カバー２９は、本実施形態では、ＮＢＲ（アクリロニトリル−ブタジエン共重合体）により構成されている。もっとも、防水カバー２９を構成する材料はこれに限定されるものではなく、ＣＲ（クロロプレンゴム），ＥＰＤＭ（エチレン−プロピレン−ジエン共重合体）等が採用されてもよく、防水カバー２９は、一般にエラストマーにより形成される。
【００１７】
図４は、防水カバー２９が取り付けられた状態での断面図であり、上記防水構造２７を詳細に示す図である。
同図が示すように、防水カバー２９は、上記内径ｄ１、ｄ２を有し、そのため、防水カバー２９の内壁面には、段部３４が形成されている。この段部３４による作用効果については後述される。もっとも、この段部３４は、無くすこともできる。
【００１８】
上記内径ｄ１は、第１節２１の後端部３０の外径Ｄ１（すなわち、第１節２１の嵌合部先側防水カバー装着部の外径Ｄ１）に対応されている。本実施形態では、寸法Ｄ１は、３．２ｍｍに設定されている。そして、上記内径ｄ１は、ｄ１＝Ｄ１−０．２ｍｍに設定されている。
もっとも、この内径ｄ１は上記寸法Ｄ１に対応したものであって、寸法Ｄ１が変更されれば、当然にｄ１も変更される。要するに、内径ｄ１は、寸法Ｄ１よりも若干小さくなるように設定されている。
【００１９】
また、上記内径ｄ２についても同様である。すなわち、上記内径ｄ２は、第２節２１の先端部３１の外径Ｄ２に対応されている。本実施形態では、寸法Ｄ２は、３．９ｍｍに設定されている。そして、上記内径ｄ２は、ｄ２＝Ｄ２−０．２ｍｍに設定されている。
もっとも、この内径ｄ２は上記寸法Ｄ２に対応したものであって、寸法Ｄ２が変更されれば、当然にｄ２も変更される。要するに、内径ｄ２は、寸法Ｄ２よりも若干小さくなるように設定されている。
【００２０】
この防水カバー２９は、予め第２節２２の先端部３１に取り付けておくことができる。つまり、防水カバー２９の大径部３３を第２節２２の先端部３１に嵌め込んでおくことができる。このとき、前述のように内径ｄ２は、寸法Ｄ２よりも若干小さくなるように設定されており、しかも防水カバー２９がＮＢＲにより構成されているから、大径部３３は、所定の緊迫力によって第２節２２の先端部３１に隙間が形成されることなくぴったりと嵌合する。
このように、予め防水カバー２９が第２節２２に取り付けられることにより、釣竿２０が収納状態で（つまり、各節２１〜２４が離脱されている状態）であっても、防水カバー２９が紛失されることはない。
【００２１】
釣竿２０が組み立てられる際には、各節２１〜２４が前述のように継がれる。そして、第１節２１の後端部３０は、上記防水カバー２９の小径部３２に挿通され、第２節２２の先端部３１の内部に嵌め込まれる。このとき、上記小径部３２内径ｄ１は、第１節２１の後端部３０の外径Ｄ１よりも若干小さくなるように設定されているから、上記小径部３２は、所定の緊迫力によって第２節２１の後端部３０に隙間が形成されることなくぴったりと嵌合する。
【００２２】
なお、釣竿２０が収納状態であるときに、防水カバー２９の小径部３２が大径部３３側へ折り返されていてもよい。このようにすれば、釣竿２０が収納状態であるときに、防水カバー２９が第２節２２から突出することなく、コンパクトに納められる。
しかも、第１節２１を第２節２２に嵌め込む作業において、第１節２１を防水カバー２９に差し込む必要がなくなり、当該作業が容易となる。そして、第１節２１が第２節２２に嵌め込まれた状態で、上記小径部３２の折り返しが元に戻されることにより、当該小径部３２は、第１節２１の後端部３０にぴったりと嵌合する。
【００２３】
この釣竿２０では、このような防水構造２７を備えており、防水カバー２９が上記所定の緊迫力で上記継部２８（すなわち、第１節２１の後端部３０及び第２節２２の先端部３１）を覆っている。したがって、この継部２８から釣竿２０の内部への浸水が防止される。しかも、第１節２１と第２節２２とのはめあいは、従来から採用されている寸法に設定されるので、各節２１，２２の着脱は容易である。
【００２４】
本実施形態では、防水カバー２９が筒状に形成されているので、前述のように、防水カバー２９は、予め釣竿２０の第２節２２に取り付けられる。これにより、第１節２１が第２節２２に嵌め込まれたときに、釣人は、防水カバー２９を操作して、継部２８を防水カバー２９によって迅速に覆うことができる。したがって、釣竿２０の防水処理が簡単且つ迅速に行われ、実釣時において釣竿２０のセッティングに手間がかかることはない。
さらに、防水カバー２９は、エラストマーにより構成されるが、特にＮＢＲやＥＰＤＭにより構成される場合は、耐候性に優れるという利点がある。
【００２５】
また、防水カバー２９は、大径部３３及び小径部３２を備えており、それぞれが第２節２２の先端部３１及び第１節２１の後端部３０にぴったりと嵌合する。しかも、図４が示すように、上記段部３４が形成されているので、第２節２２の先端部３１と第１節２１の後端部３０との間には一切隙間は生じない。これにより、第１節２１側からも、第２節２２側からも浸水が確実に防止される。
【００２６】
次に、本実施形態の変形例について説明される。
図５は、本実施形態の変形例に係る釣竿２０の要部拡大断面図であり、継部２８の構造を詳細に示している。
本変形例が上記実施形態と異なるところは、上記実施形態では防水カバー２９が段付きの筒状に形成されていたのに対し（図４参照）、本変形例では、防水カバー４０が単純な円筒状に形成されている点である。なお、その他の構成については、上記実施形態で開示されたものと同様である。
【００２７】
防水カバー４０が円筒状に形成されているので、図５が示すように、防水カバー４０が継部２８に装着された状態では、第１節２１と第２節２２との境界部分に、微少な空間４１が形成される場合もある。しかし、防水カバー４０の一端部４２及び他端部４３が、それぞれ第１節２１の後端部３０及び第２節２２の先端部３１にぴったりと嵌合するので、第１節２１と第２節２２との境界部分から浸水するおそれはない。
【００２８】
しかも、防水カバー４０が単純な円筒状を呈しているので、防水カバー４０の製造がきわめて簡単であり、防水カバー４０の製造コストを低減することができるという利点がある。引いては釣竿２０の製造コストが大幅に上昇することはないという利点もある。
【００２９】
＜第２の実施形態＞
次に、本発明の第２の実施形態について説明される。
図６は、本発明の第２の実施形態に係る釣竿２０の要部拡大断面図であり、継部２８における防水構造４４を詳細に示している。
【００３０】
本実施形態に係る防水構造４４が上記第１の実施形態に係る防水構造２７と異なるところは、上記第１の実施形態に係る防水構造２７では、防水カバー２９（４０）によって継部２８を覆う構造であるのに対し、本実施形態に係る防水構造４４は、第２節２２にＯリング４５が配設されている点である。なお、その他の構成については、上記第１の実施形態で開示されたものと同様である。
【００３１】
このＯリング４５は、例えばＮＢＲにより構成されている。本実施形態では、図６が示すように、２つのＯリング４５が並設されている。ただし、Ｏリング４５の数は、２つに限定されるものではなく、単一でもさらに多数設けられていてもよい。
Ｏリング４５は、第２節２２の先端部３１の内壁面４６に嵌め込まれている。この内壁面４６には、周方向に沿って２つの溝４７が設けられており、これら溝４７にＯリング４５が嵌め込まれている。
【００３２】
この構成によれば、釣竿２０は前述の要領で組み立てられ、第１節２１の後端部３０が第２節２２の先端部３１に嵌め込まれると、Ｏリング４５を介して第１節２１の後端部３０が第２節２２の先端部３１に嵌合する。これにより、継部２８から釣竿２０の内部への浸水が防止される。
しかも、第１節２１と第２節２２との間のはめあいは、従来から採用されている寸法に設定されるので、各節２１，２２の着脱は容易である。
さらに、本実施形態では、Ｏリング４５が第２節２２の内部に配設されているから、釣竿２０の外観は当該防水構造４４が設けられている場合であっても、従来の釣竿と同様であり、釣竿２０のユーザーが外観上の違和感を覚えることはない。
【００３３】
上記各実施形態では、釣竿２０はへら竿として構成されており、へら竿は、一般に第１節２１、場合によっては第１節２１及び第２節２２が水中に配置された状態で使用されるものであるために、上記各防水構造２７，４４は、第１節２１と第２節２２との間に形成されている。
上記各防水構造２７，４４は、このように第１節２１と第２節２２との間にのみ形成されるべきものではなく、他の節間、例えば第２節２２と第３節２３との間、場合によっては第３節２３と第４節２４との間に形成されていてもよい。
【００３４】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、防水カバーやＯリングにより構成される防水構造によって、釣竿の各節の着脱作業が容易でありながら、釣竿内部への浸水を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明の第１の実施形態に係る釣竿の正面図である。
【図２】図２は、本発明の第１の実施形態に係る防水構造を示す斜視図である。
【図３】図３は、本発明の第１の実施形態に係る防水構造の分解斜視図である。
【図４】図４は、本発明の第１の実施形態に係る防水構造を詳細に示す図である。
【図５】図５は、本発明の第１の実施形態の変形例に係る釣竿の要部拡大断面図である。
【図６】図６は、本発明の第２の実施形態に係る釣竿の要部拡大断面図である。
【図７】図７は、従来の一般的なへら釣り用の釣竿の正面図である。
【符号の説明】
２０・・・釣竿
２１・・・第１節
２２・・・第２節
２７・・・防水構造
２８・・・継部
２９・・・防水カバー
３０・・・第１節の後端部
３１・・・第２節の先端部
３２・・・小径部
３３・・・大径部
４０・・・防水カバー
４４・・・防水構造
４５・・・Ｏリング
４６・・・内壁面
４７・・・溝[0001]
[Field of the Invention]
The present invention relates to a fishing rod structure composed of a plurality of nodes, and more specifically to a structure for preventing water from entering the inside of the fishing rod.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
Except for some lure fishing rods and boat fishing rods, fishing rods are generally constructed by connecting a plurality of rod-shaped members in the axial direction. Each bar-like member is called a “node”.
[0003]
FIG. 7 is a front view of a fishing rod for spatula fishing. As shown in the figure, the fishing rod 10 includes first to fourth nodes 14 to 14, and each of the nodes 11 to 14 is usually formed in an elongated cylindrical shape. In this fishing rod 10, the nodes 11 to 14 are connected in a so-called parallel manner. That is, the rear end of the first node 11 is fitted to the tip of the second node 12, and the rear end of the second node 12 is fitted to the tip of the third node 13. Similarly, the rear end of the third joint 13 is fitted to the front end of the fourth joint 14. The fourth section 14 is particularly called a base section, and a grip 15 is provided at the rear end of the fourth section 14. Further, a fishing line connecting portion 16 to which a fishing line is connected is provided at the tip of the first joint 11.
[0004]
By the way, since a fishing rod is used in a lake, a river, the sea, etc., there exists a possibility that water may penetrate | invade into the fitting part of each node 11-14. In particular, a spatula fishing rod 10 as shown in the figure may be used in a state where the first joint 11 is submerged during actual fishing, so that the first joint 11 and the second joint 12 are fitted. Water easily enters the portion 17.
In general, fishing rods are designed so that no functional problems will occur even if water enters the inside. Yes.
[0005]
Inundation into the fishing rod is prevented by adjusting the fitting fit between the nodes. Specifically, each section of the fishing rod only needs to be fitted with no gap so that entry of water is prevented. However, with such a structure, it is difficult to attach and detach each node when the fishing rod is stored or assembled.
Accordingly, an object of the present invention is to provide a waterproof structure for a fishing rod that can easily attach and detach each node and can reliably prevent water from entering the fishing rod.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
(1) In order to achieve the above object, the waterproof structure of the parallel fishing rod according to the present application is a structure for preventing water from entering the inside of the fishing rod constructed by connecting a plurality of nodes in the axial direction, A waterproof cover is externally fitted to the joint so as to cover the joint between adjacent nodes with a predetermined force, and the joint is adjacent to the large-diameter side node and the large-diameter side node. The waterproof cover includes a large-diameter portion, a small-diameter portion, and a step portion, and the large-diameter portion corresponds to the outer diameter of the large-diameter side node, The small-diameter portion corresponds to the outer diameter of the node on the small-diameter side, and the large-diameter portion of the waterproof cover is fitted and attached to the node on the large-diameter side. The small-diameter portion of the cover can be folded back to the large-diameter side node .
According to this configuration, since the waterproof cover covers the joint portion between adjacent nodes with a predetermined tightening force, water from the joint portion to the inside of the fishing rod is prevented.
[0008]
(2) The waterproof cover can be formed into a cylindrical shape from an elastomer. As the elastomer, NBR (acrylonitrile-butadiene copolymer), CR (chloroprene rubber), EPDM (ethylene-propylene-diene copolymer) and the like are employed.
By forming the waterproof cover in a cylindrical shape, the waterproof cover is attached in advance to a required node of the fishing rod. Thereby, when each node is fitted, the joint is quickly covered with the waterproof cover. Therefore, the waterproofing process is performed easily and quickly. In particular, when the waterproof cover is made of NBR or EPDM, the weather resistance is excellent.
[0009]
The waterproof cover includes a large-diameter portion corresponding to the outer diameter of the large-diameter side of adjacent nodes, and the large-diameter portion along the axial direction of the large-diameter portion. A small-diameter portion corresponding to the outer diameter of the node on the small-diameter side.
In this configuration, the small-diameter portion of the waterproof cover fits snugly on the outer peripheral surface of the small-diameter node, and the large-diameter portion of the waterproof cover fits snugly on the outer peripheral surface of the thick-diameter node. This reliably prevents water from entering from both the small diameter node side and the large diameter node side.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on preferred embodiments with appropriate reference to the drawings.
[0011]
<First Embodiment>
FIG. 1 is a front view of a fishing rod 20 according to the first embodiment of the present invention.
The fishing rod 20 is configured as a so-called spatula rod. The fishing rod 20 includes a first node 21 to a fourth node 24. Each of the nodes 21 to 24 is formed in an elongated cylindrical shape, the first node 21 is formed to have the smallest diameter, and the second node 22, the third node 23, and the fourth node 24 increase in diameter in that order. Yes. Each node 21 to 24 is manufactured in a known manner, for example, a carbon fiber is wound and formed into a cylindrical shape.
[0012]
Each node 21-24 is formed as a fishing rod at the time of actual fishing by fitting these in order in the axial direction. That is, each of the nodes 21 to 24 is continued in a so-called side-by-side manner, with the rear end of the first node 21 at the tip of the second node 22 and the rear end of the second node 22 at the second node 23. The rear end of the third joint 23 is fitted into the front end of the fourth joint 24.
[0013]
A grip 25 is provided at the rear end of the fourth joint 24. The grip 25 is a portion that is actually gripped by a fisherman when operating the fishing rod 20, and is formed in a substantially cylindrical shape so that it can be easily gripped. The grip 25 is made of, for example, resin.
Further, a fishing line connecting portion 26 to which a fishing line is connected is formed at the distal end portion of the first joint 21. The fishing line connecting portion 26 can be configured by, for example, weaving resin fibers into a string shape.
[0014]
A feature of the present embodiment is that the fishing rod 20 includes a waterproof structure 27 described in detail later. This waterproof structure 27 is for preventing water from entering the inside of the fishing rod 20 from the joint portion 28 between the first joint 21 and the second joint 22.
In other words, the waterproof structure 27 has a waterproof cover 29 attached to the joint portion 28 in order to prevent water from entering from the joint portion 28.
[0015]
FIG. 2 is a perspective view showing the waterproof structure 27, and FIG. 3 is an exploded perspective view of the waterproof structure 27.
As shown in these drawings, the waterproof structure 27 includes the waterproof cover 29 connected to the joint portion 28 in which the rear end portion 30 of the first joint 21 is fitted inside the front end portion 31 of the second joint 22. It is configured to be fitted so as to cover the portion 28.
[0016]
As shown in FIG. 3, the waterproof cover 29 is formed in a stepped cylindrical shape. That is, the waterproof cover 29 has a small-diameter portion 32 having a small inner diameter d1 and a large-diameter portion 33 having an inner diameter d2 larger than the inner diameter d1, and these are continuously and integrally formed along the axial direction. ing.
In this embodiment, the waterproof cover 29 is made of NBR (acrylonitrile-butadiene copolymer). But the material which comprises the waterproof cover 29 is not limited to this, CR (chloroprene rubber), EPDM (ethylene-propylene-diene copolymer) etc. may be employ | adopted, and the waterproof cover 29 is generally Formed of elastomer.
[0017]
FIG. 4 is a cross-sectional view with the waterproof cover 29 attached, and shows the waterproof structure 27 in detail.
As shown in the figure, the waterproof cover 29 has the inner diameters d 1 and d 2, and therefore, a step portion 34 is formed on the inner wall surface of the waterproof cover 29. The effect of the step 34 will be described later. However, the step 34 can be eliminated.
[0018]
The inner diameter d1 corresponds to the outer diameter D1 of the rear end portion 30 of the first joint 21 (that is, the outer diameter D1 of the fitting portion front side waterproof cover mounting portion of the first joint 21). In the present embodiment, the dimension D1 is set to 3.2 mm. The inner diameter d1 is set to d1 = D1−0.2 mm.
However, the inner diameter d1 corresponds to the dimension D1, and if the dimension D1 is changed, naturally d1 is also changed. In short, the inner diameter d1 is set to be slightly smaller than the dimension D1.
[0019]
The same applies to the inner diameter d2. That is, the inner diameter d2 corresponds to the outer diameter D2 of the distal end portion 31 of the second node 21. In the present embodiment, the dimension D2 is set to 3.9 mm. The inner diameter d2 is set to d2 = D2−0.2 mm.
However, this inner diameter d2 corresponds to the dimension D2, and if the dimension D2 is changed, naturally d2 is also changed. In short, the inner diameter d2 is set to be slightly smaller than the dimension D2.
[0020]
The waterproof cover 29 can be attached to the tip 31 of the second node 22 in advance. That is, the large-diameter portion 33 of the waterproof cover 29 can be fitted into the distal end portion 31 of the second node 22. At this time, as described above, the inner diameter d2 is set to be slightly smaller than the dimension D2, and the waterproof cover 29 is made of NBR. It fits snugly without a gap being formed at the tip 31 of the two nodes 22.
As described above, the waterproof cover 29 is attached to the second joint 22 in advance, so that the waterproof cover 29 is lost even when the fishing rod 20 is in the stored state (that is, each of the nodes 21 to 24 is detached). It will never be done.
[0021]
When the fishing rod 20 is assembled, the nodes 21 to 24 are joined as described above. Then, the rear end portion 30 of the first joint 21 is inserted into the small diameter portion 32 of the waterproof cover 29 and is fitted into the front end portion 31 of the second joint 22. At this time, since the inner diameter d1 of the small diameter portion 32 is set to be slightly smaller than the outer diameter D1 of the rear end portion 30 of the first joint 21, the small diameter portion 32 is The rear end 30 of the node 21 fits snugly without forming a gap.
[0022]
When the fishing rod 20 is in the stored state, the small diameter portion 32 of the waterproof cover 29 may be folded back toward the large diameter portion 33 side. In this way, when the fishing rod 20 is in the stored state, the waterproof cover 29 does not protrude from the second joint 22 and can be stored compactly.
Moreover, in the work of fitting the first joint 21 into the second joint 22, it is not necessary to insert the first joint 21 into the waterproof cover 29, and the work becomes easy. Then, when the first joint 21 is fitted in the second joint 22, the small diameter portion 32 is returned to the original shape, so that the small diameter portion 32 is fitted to the rear end portion 30 of the first joint 21. Mating.
[0023]
The fishing rod 20 includes such a waterproof structure 27, and the waterproof cover 29 is connected to the joint portion 28 (that is, the rear end portion 30 of the first joint 21 and the distal end portion of the second joint 22 by the predetermined tension force). 31). Therefore, inundation from the joint portion 28 into the fishing rod 20 is prevented. In addition, since the fit between the first joint 21 and the second joint 22 is set to a conventionally adopted size, the joints 21 and 22 can be easily attached and detached.
[0024]
In the present embodiment, since the waterproof cover 29 is formed in a cylindrical shape, the waterproof cover 29 is attached to the second node 22 of the fishing rod 20 in advance as described above. Thus, when the first joint 21 is fitted into the second joint 22, the fisherman can quickly cover the joint portion 28 with the waterproof cover 29 by operating the waterproof cover 29. Therefore, the waterproofing of the fishing rod 20 is performed easily and quickly, and setting of the fishing rod 20 does not take time during actual fishing.
Further, the waterproof cover 29 is made of an elastomer, but particularly when it is made of NBR or EPDM, there is an advantage that the weather resistance is excellent.
[0025]
The waterproof cover 29 includes a large-diameter portion 33 and a small-diameter portion 32, and each fits snugly into the distal end portion 31 of the second joint 22 and the rear end portion 30 of the first joint 21. Moreover, as shown in FIG. 4, since the step portion 34 is formed, no gap is generated between the leading end portion 31 of the second joint 22 and the rear end portion 30 of the first joint 21. This reliably prevents flooding from both the first node 21 side and the second node 22 side.
[0026]
Next, a modified example of this embodiment will be described.
FIG. 5 is an enlarged cross-sectional view of a main part of a fishing rod 20 according to a modification of the present embodiment, and shows the structure of the joint portion 28 in detail.
The difference between this modification and the above embodiment is that the waterproof cover 29 is formed in a stepped cylindrical shape in the above embodiment (see FIG. 4), whereas in this modification, the waterproof cover 40 is simple. It is a point formed in a cylindrical shape. In addition, about another structure, it is the same as that of what was disclosed by the said embodiment.
[0027]
Since the waterproof cover 40 is formed in a cylindrical shape, as shown in FIG. 5, when the waterproof cover 40 is attached to the joint portion 28, a slight amount is formed at the boundary between the first joint 21 and the second joint 22. In some cases, a large space 41 is formed. However, one end portion 42 and the other end portion 43 of the waterproof cover 40 are closely fitted to the rear end portion 30 of the first joint 21 and the front end portion 31 of the second joint 22, respectively. There is no risk of flooding from the boundary with the node 22.
[0028]
Moreover, since the waterproof cover 40 has a simple cylindrical shape, there is an advantage that the manufacture of the waterproof cover 40 is extremely simple and the manufacturing cost of the waterproof cover 40 can be reduced. This also has the advantage that the manufacturing cost of the fishing rod 20 will not increase significantly.
[0029]
<Second Embodiment>
Next, a second embodiment of the present invention will be described.
FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view of a main part of the fishing rod 20 according to the second embodiment of the present invention, and shows the waterproof structure 44 in the joint portion 28 in detail.
[0030]
The waterproof structure 44 according to the present embodiment differs from the waterproof structure 27 according to the first embodiment in that the joint 28 is covered with a waterproof cover 29 (40) in the waterproof structure 27 according to the first embodiment. In contrast to the structure, the waterproof structure 44 according to the present embodiment is that an O-ring 45 is disposed on the second node 22. Other configurations are the same as those disclosed in the first embodiment.
[0031]
The O-ring 45 is made of, for example, NBR. In the present embodiment, as shown in FIG. 6, two O-rings 45 are arranged side by side. However, the number of O-rings 45 is not limited to two, and may be single or more.
The O-ring 45 is fitted into the inner wall surface 46 of the distal end portion 31 of the second joint 22. The inner wall surface 46 is provided with two grooves 47 along the circumferential direction, and an O-ring 45 is fitted into the grooves 47.
[0032]
According to this configuration, the fishing rod 20 is assembled as described above, and when the rear end 30 of the first joint 21 is fitted into the front end 31 of the second joint 22, the first joint 21 is connected via the O-ring 45. The rear end portion 30 is fitted to the front end portion 31 of the second joint 22. Thereby, inundation from the joint portion 28 into the fishing rod 20 is prevented.
In addition, since the fit between the first joint 21 and the second joint 22 is set to a conventionally employed size, the joints 21 and 22 can be easily attached and detached.
Furthermore, in the present embodiment, since the O-ring 45 is disposed inside the second node 22, the appearance of the fishing rod 20 is the same as that of a conventional fishing rod even when the waterproof structure 44 is provided. Thus, the user of the fishing rod 20 does not feel uncomfortable in appearance.
[0033]
In each of the above-described embodiments, the fishing rod 20 is configured as a spatula rod, and the spatula rod is generally used in a state where the first knuckle 21 and, in some cases, the first knuckle 21 and the second knuckle 22 are arranged in water. Therefore, the waterproof structures 27 and 44 are formed between the first node 21 and the second node 22.
The waterproof structures 27 and 44 should not be formed only between the first node 21 and the second node 22 in this way, but between other nodes, for example, the second node 22 and the third node 23. In some cases, it may be formed between the third joint 23 and the fourth joint 24.
[0034]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the waterproof structure including the waterproof cover and the O-ring can surely prevent water from entering the fishing rod while easily attaching and detaching each section of the fishing rod.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a fishing rod according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a waterproof structure according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an exploded perspective view of a waterproof structure according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram showing in detail a waterproof structure according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is an enlarged cross-sectional view of a main part of a fishing rod according to a modification of the first embodiment of the present invention.
FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view of a main part of a fishing rod according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a front view of a conventional fishing rod for general spatula fishing.
[Explanation of symbols]
20 ... fishing rod 21 ... first section 22 ... second section 27 ... waterproof structure 28 ... joint 29 ... waterproof cover 30 ... rear end 31 of the first section 31 .... Second section tip 32 ... Small diameter part 33 ... Large diameter part 40 ... Waterproof cover 44 ... Waterproof structure 45 ... O-ring 46 ... Inner wall surface 47 ... Groove

Claims

A structure for preventing inundation into the inside of a fishing rod constructed by connecting a plurality of nodes in the axial direction,
Waterproof cover so as to cover the joints between adjacent sections at a predetermined straining force are fitted to the joint portion,
The joint portion includes a large-diameter side node and a small-diameter side node adjacent to the large-diameter side node,
The waterproof cover includes a large diameter part, a small diameter part, and a step part,
The large diameter portion corresponds to the outer diameter of the node on the large diameter side,
The small diameter portion corresponds to the outer diameter of the node on the small diameter side,
The large diameter part of this waterproof cover is fitted and attached to the node on the large diameter side,
A waterproof structure for a parallel fishing rod, wherein the small-diameter portion of the waterproof cover can be folded back to the large-diameter side node when the fishing rod is stored .

The waterproof cover is
The waterproof structure for a parallel fishing rod according to claim 1, wherein the waterproof structure is formed in a cylindrical shape from an elastomer.