JP3947817B2 - Electric four-way valve - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、室内のラジエータに冷水または温水を選択的に供給するために、冷温水供給管路を切り替えるため等に使用する電動式の四方弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
室内に設けたラジエータに、夏は冷水を供給して冷房し、冬は温水を供給して暖房行うために、ラジエータに至る管路に冷水用管路と温水用管路を配管し、両管路を適宜切り替えるために電動四方弁が用いられる。この電動四方弁としては、ラジエータに至る管路、冷水を供給する管路、温水を供給する管路、温水または冷水をバイパスして戻す管路の4個の管路を弁本体内の4個の弁孔に連結し、弁本体内には4個の開口を有し、各々2個の開口を連結する2個の流路を形成した椀状の弁体をモータにより回動自在に設けている。それにより、弁体内の第1流路により冷水の導入孔とラジエータへの管路を連通し、弁体内の第2の流路により温水の導入孔とバイパス管路を連通する第一の位置と、弁体内の第2の流路により温水の導入孔とラジエータへの管路を連通し、弁体内の第一の流路により冷水の導入孔とバイパス管路とを連通する第2の位置とを選択的に位置させることができるようにして切り替えを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような電動式四方弁においては、4個の開口を有する弁座に対して4個の開口を有する弁体を、水漏れの生じないように密着状態で保持しておかなければならない。一方、このように密着状態に保持されている弁体は、その流路切り換えに際しては、弁座上を摺動して回転しなければならず、水漏れを防止するための上記密着力が大きければ大きいほど、回転させる際には、弁座と弁体の接触表面間で大きな摩擦力が生じることとなる。
【0004】
この摩擦力により、弁体が回転する際には、両者は大きな摩耗を生じるほか、弁座と弁体に4個の開口を有しているため、弁体の回転の際に両者の開口の縁部分で引っかかりを生じ、特にこの部分では大きな摩耗や損傷を生じる。このような摩耗や損傷により弁座と弁体間では水漏れを生じ、弁の機能不良を生じる。特に、内部に流路を形成する弁体をセラミック等で製作し、この弁体に当接する弁座側をシール性の良好なゴム等の弾性体で製作することが多いが、このような場合には、水漏れを防止するため弁体を弁座に大きな力で押圧すると、弁体が弁座のゴムに喰い込み、この喰い込み状態で弁体を回転すると、ゴムの弁座はセラミックの弁体により短期間で摩耗し、頻繁に弁座等を交換しなければならない。
【0005】
また、弁座と弁体間に、配管の錆やごみ、あるいは砂等を噛み込んだ場合には、弁体の回転によりこれらが弁座等に喰い込み、上記摩耗が更に生じ易くなる。更に、弁体を弁座に対して強力に押圧しシール性を向上しようとすると、弁体の回動時に強い摩擦力を生じるので、電動装置には大きな負荷がかかり、電動弁の作動不良を生じ、その対策として強力な電動装置を用いると、弁が高価なものとならざるをえない。
【0006】
その対策として、本出願人により、弁の切り替え作動時には、弁体を弁座から浮かせるようにして回転させ、切り替え作動終了時には、弁座に対して強固に密着させるようにするため、通常時には弁体を押さえスプリングにより強固に弁座に対して密着させ、弁体の切り替え作動時には、カムを用いて押さえスプリングに抗して弁体を浮かせる方向に移動可能とし、この状態で弁体を回転させ、切り替え終了位置においては再び押さえスプリングにより強固に弁座に対して弁体を密着させるようにした電動多方弁を提案している。
【0007】
しかしながら、この電動多方弁においては、弁体のシャフトと弁体の間にねじりバネを設ける他、電動機から弁体に至る伝動機構が複雑となり、部品点数が多く、組立工数が増加し、また、高価なものとならざるを得なかった。
【0008】
したがって、本発明は、弁体の回動時には弁座に対する弁体の押圧力を減少することにより、弁座等の摩耗を減少すると共に電動装置の負荷を軽減し、弁体としての使用時には弁体を弁座に対して強く押圧してシール性を向上させることができる、構造が簡単で部品点数が少なく、安価な電動四方弁を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、電動装置により駆動される作動軸に上側カムを形成したカム筒が前記作動軸と一体に回転可能かつ軸方向に摺動自在に嵌合され、前記作動軸を中心に回転する弁体の上面に、前記上側カムに対向する位置に下側カムを設け、前記弁体の下面に上突起を設け、前記作動軸に固定され前記上突起に対向して下突起を備えた補助部材を設けた電動四方弁を構成したものである。
【0010】
本発明は、上記のように構成したので、通常状態においては上側カムと下側カムとのかみ合いにより、上側カムが弁体を弁座側に押圧してシール状態が保持されており、流路切り替え時に電動装置により上側カムを回転すると、上側カムと下側カムのかみ合い状態が変わることにより、弁体と弁座の摩擦力が減少するので、下側カムは上側カムと共に回転する。このとき、弁体が弁座に密着しているときでも、弁体の下面の上突起が電動装置のシャフトに設けた下突起により押し上げられ、弁体は弁座から離間するので下側カムは上側カムと共に回転し、弁体の外周に形成したストッパが、弁箱部分と当接する事により弁体の回転は停止し、流路は切り替えられる。この後も電動装置は上側カムを所定量だけ回転し、上側カムと下側カムとの噛み合いにより、弁体が弁座側に押圧されて再びシール状態が保持される。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の参考例を図1乃至図8に沿って説明する。弁箱1の下部には、4個の接続管路2,3,4,5が互いに90度の角度をなして放射状に設けられ、これらは中心部で直角に立ち上げられて、円筒状の弁収納部6の弁座面7の弁孔10,11,12,13に各々接続されている。弁収納部6内には、隣接する2個の弁孔を接続する第1流路14と第2流路15とを有する弁体16が回転自在に設けられている。第1流路14と第2流路は、各々90度の範囲で延びる環状流路として形成されており、その上面には、リング状の下側カム17を備えている。下側カム17は、図中上下方向に凹凸状をなしている。弁体16の中心下部には中心突起18が形成され、この中心突起18は、弁箱1に設けた支持穴20内に嵌合し、支持穴内に縮設されたバネ21によって上方に付勢されている。
【0012】
弁体16の外周には互いに180度離れた位置に突起22−1,22−2が設けられ、弁箱1の弁収納部6の内面には、この突起22が当接するストッパ23が、図中4個23−1、23−2、23−3、23−4と4個設けられている。下側カム17の上方には、下側カム17と同一径のリング状の上側カム24が配置され、上側カム24の下面に形成したカム面は下側カム17のカム面と対称的に形成され、互いに噛み合うように形成されている。上側カム24の中心には軸穴が設けられ、軸穴の上部に設けた上部軸穴27には、弁箱1の上部に設けた電動装置としてのモータ28のシャフト30の先端が回転可能かつ軸方向に摺動自在に嵌合されている。また、軸穴の下部に設けた下部軸穴25には弁体16の中央上面に設けた突起26が回転方向及び軸方向に摺動自在に嵌合されている。
【0013】
弁箱1の円筒状の弁収納部6の上部には、Oリング31を介して蓋体32がねじ33により固定され、蓋体32の上面にはモータ28がねじ34により固定されている。蓋体32の中心にはモータ28のシャフト30を支持する軸受け部35が形成されている。シャフト30には鍔36が設けられ、この鍔36の下面と上側カム24の上面との間には皿バネ37を設けている。
【0014】
この皿バネ37は、図1における弁の通常の冷房、暖房の使用状態においては、図5に示すような第1状態にあり、上側カム24の突出部40が下側カム17の突出部41に乗り上げた状態で停止しているので、下側カム17によって上側カム24が持ち上げられた状態となっており、それにより皿バネ37は押し縮められ、その反発力によって弁体16を下方に押圧し、弁体16の下面に設けたシール42を弁孔10,11,12,13に押しつけてシール作用をなしている。また、シャフト30が回転して上側カム24が回転し、図7に示すように、上側カムの突出部40が下側カムの凹部43に嵌合し、下側カム17の突出部41が上側カム24の凹部44に嵌合するとき、上側カム24は下側カム17によって持ち上げられることがなくなり、それにより皿バネ37を押し縮める力がなくなるので、弁体16は下方への押圧力がほとんどなくなり、逆にバネ21によって上方へ押し上げる力が作用し、弁体は自由に回転できる状態となる。
【0015】
上記構成の電動四方弁において、例えば、室内の冷房を行う第1の作動状態には、図5に示すように、第1状態にあり、上側カム24の突出部40が下側カム17の突出部41に乗り上げた状態で停止しており、モータ28への給電は停止している。そのため、下側カム17によって上側カム24が持ち上げられた状態となっており、それにより皿バネ37は押し縮められ、その反発力によって弁体16を下方に押圧し、弁体16の下面に設けたシール42を弁孔10,11,12,13に押しつけてシール作用をなしている。このとき、図2に示すように、弁体16の第1流路14は弁孔10と11を連通し、第2流路15は弁孔12と13を連通している。それにより、この弁が室内ラジエータに冷水または温水を供給するための四方弁として用いられる場合には、ラジエータに連通する弁孔10と冷水供給源と連通する弁孔11とを連通することにより、ラジエータに冷水が供給され、室内は冷房を行うことができる。このとき、第2流路15は温水供給源と連通する弁孔13と戻り流路に連通するバイパス流路12と連通する事により、ラジエータには温水は供給されずバイパスされる。なお、このとき、弁体16に設けた突起22−1は弁箱1のストッパ23−1に当接し、突起22−2はストッパ23−3に当接している。
【0016】
次いで、例えば、室内の暖房を行う第2の作動状態にする時には、モータ28に通電し、上側カム24を時計方向に回転させると、上記の突起22−1はストッパ23−1から、また突起22−2はストッパ23−3から各々離れて回転し、また、それにより上側カム24の突出部40は、図6に示すように第2状態になり、乗り上げていた下側カム17の突出部41から次第に下側カムの凹部44側に移動する。このとき、弁体16には皿バネ37の押圧力が作用し、上側カム24は、皿バネ37の押圧力によって下方に移動し、また皿バネ37はその押圧力を減少させていく。
【0017】
モータ28がさらに回転すると、図7に示すように第3状態になり、上側カムの突出部40が下側カム17の凹部43に落ち込むと、皿バネ37の押圧力はほとんどなくなり、むしろ弁体16の下側からバネ21の押し上げ力が働くので、弁体16はほぼ自由状態となる。そのため、上側カム24と下側カム17とが嵌合し、下側カム17は上側カム24から回転力を受け、自由状態となった弁体16は上側カム24と共に回転する。このまま上側カム24と下側カム17は一体的に回転を続け、弁体16の突起22−1が弁箱1のストッパ23−4に当接し、突起22−2がストッパ23−2に当接するとき、弁体16の回転は停止され、下側カム17は回転しないので、モータ28の回転力によって上側カム24のみ回転を続ける。
【0018】
このとき、弁体16は図3に示す第2の作動状態となっており、それにより、弁体16の第1流路14は弁孔10と弁孔13を連通し、第2流路15は弁孔11と弁孔12を連通している。それにより、ラジエータに連通する弁孔10と温水供給源と連通する弁孔13とを連通することにより、ラジエータに温水が供給され、室内は暖房を行うことができる。このとき第2流路15は、冷水供給源と連通する弁孔11と戻り、流路に連通するバイパス流路と連通する事により、ラジエータには冷水は供給されずバイパスされる。
【0019】
上側カム24のみ回転を続け、図8に示すように第4状態になり、上側カム24の突出部40は下側カム17の次の突出部41に次第に乗り上げ、皿バネ37を次第に圧縮していき、最後に再び下側カム17の突出部に完全に乗り上げると、モータ28は回転を停止し、図5の状態に戻る。上側カム24のこの回転停止位置は、モータ内に設けた回転停止位置検出装置により、あるいは図示されない上側カムの回転停止位置検出用ホール素子等によって検出され、モータへの通電が停止される。その結果、弁体は前記図1の状態となり、皿バネ37は弁体16を弁座42側に押圧して確実なシール状態で弁体を保持する。
【0020】
本発明の実施例を、図9乃至図12に基づいて説明する。この電動四方弁の基本構成は前記参考例の電動四方弁と同様であり、この実施例の電動四方弁においては、弁体66の下端中央部100に下方に突出する上突起101を設け、弁箱51の中央にはこの上突起101に対向して、下突起102が駆動軸とともに回転するように設けることにより、上記参考例の電動四方弁を改良した点で最も異なっている。そのほか、細部でも後述するように第1実施例のものを改良している。なお、図9において中心線より左側は弁の切り替え終了状態を示し、右側は弁の切り替え途中の状態を示す。
【0021】
第9図において、弁収納部56の上部に設けた蓋体82の上端部にはモータ78を固定しており、このモータ78から突出した軸103には歯車104を備えている。弁箱51の中心に設けた軸穴105には作動軸106が立設しており、この作動軸106の上端中央に設けた嵌合穴107には蓋体82の中心に設けた軸受108に支持されるスピンドル110が一体的に回動するように嵌合している。スピンドル110の上端には歯車111が固定され、この歯車111がモータで駆動される歯車104と噛み合っている。
【0022】
スピンドル110で駆動される作動軸106の上部外周には、下面側に下方に突出する上側カム74を形成したフランジ112を備えているカム筒113が作動軸106と一体に回転可能かつ軸方向に摺動自在に嵌合されている。このフランジ112の上面と蓋体82の中央下面との間には第1スプリング87を設けている。作動軸106に中心を位置決めされて回転する弁体66の中央部の上面には、前記上側カム74と対向する位置に下側カム67を備えており、この上側カム74と下側カム67とは、前記第1実施例の電動四方弁と同様に作動し、図9の中心線の左側に示すように、上側カム74の突出部分と、下側カム67の突出部分とが対向する位置においては、カム筒113が第1スプリング87を押し縮めて上方に移動しており、それにより弁体66の下端面のシール体114は、弁箱51の上面の弁座に第1スプリング87の力により圧接している。なお、このとき、弁体66のシール体114の下面には、弁箱51に設けた第2スプリング115の力が作用しているが、第2スプリング115の力は第1スプリング87より小さいので、弁体66は第2スプリング115に拘らず、第1スプリング87によりシールする力を付与されている。
【0023】
弁体66の下端中央部100の下面に設けた上突起101に対して、弁箱51の中央には、作動軸106に固定され、この上突起101に対向して形成された下突起102を備えている補助部材116が回転自在に収納されている。上記上突起101、下突起102及び上側カム74、下側カム67の位置関係及びその作動は、図10乃至図12に模式的に示される。
【0024】
図10は弁体の切り替え終了位置である上側カムと下側カムの噛み合いの第1状態を示し、上記した図9の中心線の左側に示す位置と同一位置であって、上側カム74の突出部分と、下側カム67の突出部分とが対向する位置にあり、ここで静止しており、このときはカム筒113が第1スプリング87により弁体66の下端面のシール体114は、弁箱51の上面の弁座に圧接している。また、このとき、上突起101と下突起102は対向しない位置となっている。
【0025】
この状態から弁体を回転して流路を切り替えるときには、第1実施例と同様にモータを駆動し、歯車104と歯車111との噛み合いによりスピンドル110を回転し、作動軸106を介してカム筒113を回転する。それにより上側カムが図10から図11に示すように右方向に回転すると、上側カム74と下側カム67の対向は外れ、上側カムと下側カムの第2状態となる。このとき、弁体が弁座に密着して弁座から離れないときには、図11において実線で示すように、上側カム74と一体的に回転する下突起102が上突起101と当接し、下突起の移動側斜面120が上突起の斜面121を押圧することにより、上突起に対して持ち上げる力を生じ、それにより弁体全体が上方に持ち上げる力が作用するため、上記のように弁体が弁座と密着して離れないときでも、モータの回転力により引き離すことができる。なお、弁体が弁座とすぐ離れる状態にあるときには、上側カム74が下側カム67との対向する位置から外れると、弁体は第1スプリング87からの押圧力が低下するので、図11の破線で示すように、第2スプリング115の力により上方に移動する。その時には、上突起101も破線のように上昇しており、下突起102は上突起101と当接することなく、更に移動することとなる。
【0026】
上記のように、弁体66が弁座と密着して離れないときに、下突起102と上突起101との噛み合いにより強制的に上方に移動するとき、あるいは弁体66と弁座とがすぐに離れたときのいずれにおいても、図11の状態から図12の状態、すなわち上側カム74が弁体の上面において隣接する下側カム67,67間の底部に落ち込む第3状態となる。以降は前記第1実施例と同様に、上側カム74が更に回転する時、上側カム74の移動側斜面が下側カム67の対向斜面を押圧し、その力により弁体を回転させる。その後弁体66の周辺の突起が弁箱51の突起と係合し、弁体66の回転は停止し、上側カム74が更に回転すると上側カム74は下側カム67に乗り上げ、第1スプリング87の力により弁体66を弁座側に圧接する。このときの上側カム74の回転位置を図示しない検出手段によりし、モータの駆動を停止する。
【0027】
このように、実施例の電動四方弁においては、弁体が弁座と密着して離れないときでも、強制的に弁座から離すので、密着した状態で強制的に弁体を駆動することによる弁座及び弁体の損傷を防止し、密着した弁体を強制的に回転させることを考慮したモータの余裕駆動力を必要とせず、小型のモータにより容易に弁体を回転することができる等の種々の効果を奏する。
【0028】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成したので、弁体の回動時には、弁座に対する弁体の押圧力を減少することにより、弁座等の摩耗を減少することができるので、弁体や弁座の摩耗を減少させることができ、弁体と弁座との間に配管の錆やごみ等を噛み込ませることがなくなり、また、弁体を駆動する電動装置の負荷を軽減することができる。さらに、弁体としての使用時には、弁体を弁座に対して強く押圧してシール性を向上させることができる。且つ電動機から弁体に至る伝動機構が簡単化し、部品点数が減少し、組立工数が減少すると共に、安価な電動四方弁とすることができる。
【0029】
上記の効果に加えて、弁体が弁座と密着して離れないときでも、強制的に弁座から離すので、密着した状態で強制的に弁体を駆動することによる弁座及び弁体の損傷を防止し、密着した弁体を強制的に回転させることを考慮したモータの余裕駆動力を必要とせず、小型のモータにより容易に面体を回転することができる等の種々の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例を示す断面図である。
【図2】 図1のXーX部分断面図である。
【図3】 同底面図である。
【図4】 図1の弁体の流路の切り換え状態を示すXーX部分断面図である。
【図5】 下側カムと上側カムの第1状態を示す側面図である。
【図6】 同第2状態を示す側面図である。
【図7】 同第3状態を示す側面図である。
【図8】 同第4状態を示す側面図である。
【図9】 本発明の実施例を示す断面図である。
【図10】 下側カムと上側カムの第1状態を示す側面図である。
【図11】 同第2状態を示す側面図である。
【図12】 同第3状態を示す側面図である。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to an electric four-way valve that is used to switch a cold / hot water supply pipe in order to selectively supply cold water or hot water to an indoor radiator.
[0002]
[Prior art]
In order to cool the indoor radiator by supplying cold water in the summer and supplying hot water in the winter for heating, a pipe for cold water and a pipe for hot water are connected to the radiator. An electric four-way valve is used to switch the path appropriately. As this electric four-way valve, there are four pipe lines in the valve body: a pipe line leading to the radiator, a pipe line for supplying cold water, a pipe line for supplying hot water, and a pipe line for bypassing hot water or cold water to return. A valve-shaped valve body having four openings in the valve body and having two flow paths each connecting the two openings is rotatably provided by a motor. Yes. Thereby, the first flow path in the valve body communicates the cold water introduction hole and the pipe to the radiator, and the second flow path in the valve body communicates the hot water introduction hole and the bypass pipe to the first position. A second position where the second water passage in the valve body communicates the hot water introduction hole and the pipe to the radiator, and the first flow passage in the valve body communicates the cold water introduction hole and the bypass pipe; Is switched so that can be selectively positioned.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the electric four-way valve as described above, the valve element having four openings must be held in close contact with the valve seat having four openings so that water leakage does not occur. On the other hand, the valve body thus kept in close contact must slide and rotate on the valve seat when switching the flow path, and the contact force to prevent water leakage is great. The larger the rotation, the greater the frictional force generated between the contact surface of the valve seat and the valve body.
[0004]
Due to this frictional force, when the valve body rotates, both of them are greatly worn, and the valve seat and the valve body have four openings. The edge portion is caught, and particularly in this portion, great wear and damage are caused. Such wear and damage causes water leakage between the valve seat and the valve body, resulting in malfunction of the valve. In particular, the valve body that forms the flow path in the inside is manufactured from ceramic, etc., and the valve seat that contacts the valve body is often manufactured from an elastic body such as rubber with good sealing performance. In order to prevent water leakage, when the valve body is pressed against the valve seat with a large force, the valve body bites into the rubber of the valve seat, and when the valve body rotates in this bite state, the rubber valve seat is made of ceramic. The valve body is worn out in a short period of time, and the valve seat must be replaced frequently.
[0005]
Further, when rust, dust, sand, or the like of the pipe is caught between the valve seat and the valve body, these wear into the valve seat or the like due to the rotation of the valve body, and the above-described wear is more likely to occur. Furthermore, if the valve body is pressed strongly against the valve seat to improve the sealing performance, a strong frictional force is generated when the valve body is rotated, so that a large load is applied to the electric device, resulting in malfunction of the electric valve. If a powerful electric device is used as a countermeasure, the valve must be expensive.
[0006]
As a countermeasure for this, the applicant has made the valve body rotate so as to float from the valve seat when the valve is switched, and firmly closes the valve seat when the switching operation is completed. The body is firmly attached to the valve seat by the holding spring, and when switching the valve body, the cam can be used to move the valve body in the direction to float against the holding spring, and the valve body is rotated in this state. In the switching end position, an electric multi-way valve has been proposed in which the valve body is firmly brought into close contact with the valve seat by a pressing spring again.
[0007]
However, in this electric multi-way valve, besides providing a torsion spring between the valve body shaft and the valve body, the transmission mechanism from the electric motor to the valve body is complicated, the number of parts is increased, the assembly man-hour is increased, It had to be expensive.
[0008]
Therefore, the present invention reduces the wear of the valve seat and the like and reduces the load on the electric device by reducing the pressing force of the valve body against the valve seat when the valve body rotates, and the valve body when used as the valve body. An object of the present invention is to provide an inexpensive electric four-way valve that has a simple structure, a small number of parts, and can improve sealing performance by strongly pressing a body against a valve seat.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the present invention is configured such that a cam cylinder having an upper cam formed on an operating shaft driven by an electric device is fitted integrally with the operating shaft and is slidable in the axial direction. A lower cam is provided on the upper surface of the valve body that rotates about the operating shaft at a position facing the upper cam, an upper protrusion is provided on the lower surface of the valve body, and is fixed to the operating shaft and faces the upper protrusion. And an electric four-way valve provided with an auxiliary member having a lower projection.
[0010]
Since the present invention is configured as described above, in the normal state, the upper cam presses the valve body toward the valve seat side by the engagement of the upper cam and the lower cam, and the sealed state is maintained. When the upper cam is rotated by the electric device at the time of switching, the meshing state of the upper cam and the lower cam is changed, whereby the frictional force between the valve body and the valve seat is reduced, so that the lower cam rotates together with the upper cam. At this time, even when the valve body is in close contact with the valve seat, the upper protrusion on the lower surface of the valve body is pushed up by the lower protrusion provided on the shaft of the electric device, and the valve body is separated from the valve seat, so the lower cam is When the stopper which rotates with the upper cam and is formed on the outer periphery of the valve body comes into contact with the valve box portion, the rotation of the valve body is stopped and the flow path is switched. After this, the electric device rotates the upper cam by a predetermined amount, and the valve body is pressed to the valve seat side by the meshing of the upper cam and the lower cam, and the sealed state is held again.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A reference example of the present invention will be described with reference to FIGS. In the lower part of the valve box 1, four connecting
[0012]
Protrusions 22-1 and 22-2 are provided on the outer periphery of the
[0013]
A lid body 32 is fixed to the upper portion of the cylindrical valve housing portion 6 of the valve box 1 via an O-
[0014]
The
[0015]
In the electric four-way valve configured as described above, for example, in the first operating state for cooling the room, as shown in FIG. 5, the first cam state is in the first state, and the protruding
[0016]
Next, for example, when setting the second operating state in which the room is heated, when the
[0017]
When the
[0018]
At this time, the
[0019]
Only the
[0020]
An embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The basic configuration of the electric four-way valve is the same as that of the electric four-way valve of the reference example. In the electric four-way valve of this embodiment, an
[0021]
In FIG. 9, a
[0022]
On the outer periphery of the upper part of the operating
[0023]
In contrast to the
[0024]
FIG. 10 shows a first state of meshing of the upper cam and the lower cam, which is the valve element switching end position, which is the same position as the position shown on the left side of the center line in FIG. The portion and the projecting portion of the
[0025]
When switching the flow path by rotating the valve body from this state, the motor is driven in the same manner as in the first embodiment, the
[0026]
As described above, when the
[0027]
Thus, in the electric four-way valve of the embodiment , even when the valve body does not come in close contact with the valve seat, it is forcibly separated from the valve seat, so that the valve body is forcibly driven in the close contact state. to prevent damage to the valve seat and the valve body, without the need for excess driving force of a motor in consideration of the fact that forcibly rotate the coherent valve body, or the like can rotate easily valve body by a small motor There are various effects.
[0028]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, wear of the valve seat and the like can be reduced by reducing the pressing force of the valve body against the valve seat when the valve body is rotated. Wear can be reduced, and rust and dust of the pipe are not caught between the valve body and the valve seat, and the load on the electric device for driving the valve body can be reduced. Furthermore, when used as a valve body, the valve body can be strongly pressed against the valve seat to improve the sealing performance. In addition, the transmission mechanism from the electric motor to the valve body is simplified, the number of parts is reduced, the number of assembly steps is reduced, and an inexpensive electric four-way valve can be obtained.
[0029]
In addition to the above effects, even when the valve body does not come in close contact with the valve seat, it is forcibly separated from the valve seat, so that the valve seat and the valve body by forcibly driving the valve body in the close contact state There are various effects such as the ability to easily rotate the face plate with a small motor without the need for extra driving force of the motor in consideration of preventing damage and forcibly rotating the closely attached valve body. Can do.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a reference example of the present invention.
FIG. 2 is a partial cross-sectional view taken along the line XX of FIG.
FIG. 3 is a bottom view of the same.
4 is a partial cross-sectional view taken along the line XX showing a switching state of the flow path of the valve body of FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is a side view showing a first state of a lower cam and an upper cam.
FIG. 6 is a side view showing the second state.
FIG. 7 is a side view showing the third state.
FIG. 8 is a side view showing the fourth state.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing an embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a side view showing a first state of the lower cam and the upper cam.
FIG. 11 is a side view showing the second state.
FIG. 12 is a side view showing the third state.
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