JP3946616B2 - Helmet with excellent reflective insulation - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、直射日光等を浴びることによりヘルメットの内側の温度が上昇するのを防止する反射断熱性に優れたヘルメットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に工事現場や工場等において作業者等は頭部を守るためにヘルメットの着用が義務付けられており、また自動二輪車や原動機付自転車等を運転する際においても運転者や同乗者はヘルメットの着用が法令により義務付けられているので、作業者や運転者等は現場で作業を行ったり運転したりする際には如何なる気候条件であっても頭部を守るために必ずヘルメットを着用しなければならない。
【0003】
しかしながら、特に日差しの強い夏期の晴天時においてはヘルメットの外面に直射日光等が当たることによりヘルメットの内側の温度が異常に上昇するので、内側の温度が異常に上昇したヘルメットを着用している作業者や運転者等は汗等によって蒸れたりするので非常に暑苦しく不快になるばかりでなく、熱中症になって倒れてしまったり、暑さのために集中力が欠如することにより作業ミスや運転ミスが生じて作業中の事故や交通事故等を起こしてしまったりするという問題があった。
【0004】
そこで、このようなヘルメットの内側の温度上昇を緩和させるために、例えば通風口等の開口部を設けて換気性を向上させたヘルメット(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)や、内側に保冷マットを着脱自在に内装したヘルメット(例えば、特許文献3参照。)等が提案された。
【0005】
しかしながら、通風口等の開口部を設けて換気性を向上させたヘルメットは、自動二輪車等の走行時には走行風が通風口等の開口部より流入することによってルメットの内側の温度上昇を緩和させることが可能であるが、自動二輪車等の停車時や渋滞時においては走行風が発生しないのでヘルメットの内側の温度上昇を緩和させることができないという欠点があると共に、工事現場や工場等において作業を行う際には一定の場所で作業することが多く通風口等の開口部より空気が流入することが殆どないので、ヘルメットの内側の温度上昇を緩和させることができないという欠点があった。
【0006】
そして、内側に保冷マットを着脱自在に内装したヘルメットは、保冷剤が冷却効果を奏している一定時間内においてはヘルメットの内側の温度上昇を緩和させることが可能であるが、保冷剤の冷却効果がなくなるとヘルメットの内側の温度が急激に上昇するという欠点があると共に、保冷剤の冷却効果がなくなった場合には新たに保冷剤を交換しなければならなく手間がかかるばかりでなく、保冷マットを内装したことによってヘルメットの重量が増加するという欠点もあった。
【0007】
また、ヘルメットの外側表面に断熱塗料を塗布したものも提案されている(例えば、特許文献4参照。)。しかしながら、具体的にどのような断熱塗料がヘルメットの内側の温度上昇を緩和させるのに有効且つ好適であるか、またどのような断熱塗料を用いれば塗装の欠けや剥がれ等が生じずに従来の塗装と同等な耐久性を得ることができるかが未だ解明されていないという欠点があった。
【0008】
【特許文献1】
特開平11−189910号公報
【特許文献2】
特開2002−69738号公報 (図8)
【特許文献3】
特開2000−96333号公報
【特許文献4】
特開2000−27020号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来技術の前記欠点を解消し、直射日光等を浴びることによりヘルメットの内側の温度が上昇するのを防止する反射断熱性に優れたヘルメットを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者は前記課題を解決すべく鋭意研究の結果、ヘルメット本体の少なくとも外側の面に、塗装する際の下地となると共に直射日光等を反射する反射下地層を形成し、その反射下地層の上面に直射日光等を反射すると共にヘルメットの外側の面の熱が内側へ伝導しないように断熱する共重合体から成る反射断熱層を形成し、更にその反射断熱層の上面に反射下地層及び反射断熱層を保護し耐久性を高める表面被覆層を形成すれば、直射日光等によるヘルメットの内側の温度上昇を防止することができると共に、塗装の欠けや剥がれ等が生じずに従来の塗装と同等な耐久性を得ることができることを究明して本発明を完成したのである。
【0011】
即ち本発明は、ヘルメット本体の少なくとも外側の面に、チタン酸化物と雲母とアクリル樹脂とから成る反射下地層と、該反射下地層の上面に難燃剤とチタン酸化物と雲母と断熱材とアクリル樹脂とポリウレタン樹脂との共重合体から成る反射断熱層と、該反射断熱層の上面に顔料と脂肪族ウレタン樹脂とから成る表面被覆層とが形成されていることを特徴とする反射断熱性に優れたヘルメットである。
【0012】
そして、反射下地層の厚さが30〜500μmであったり、反射断熱層の厚さが30〜400μmであったり、表面被覆層の厚さが30〜300μmであったりすれば、より確実にヘルメットの内側の温度上昇を防止することができると共に耐久性が増すことも究明したのである。
【0013】
【発明の実施の態様】
以下、図面により本発明に係る反射断熱性に優れたヘルメットについて詳細に説明する。
図1は反射断熱性に優れたヘルメットの1実施例の断面説明図、図2は図1のA部断面拡大説明図、図3は実施例1及び比較例1のヘルメットの外側の面、内側の面及び内部の温度の変化を示す図である。
【0014】
図面中、1はヘルメット本体であって、図1及び図2に示す如くその少なくとも外側の面に後述する反射下地層2、反射断熱層3及び表面被覆層4が順次形成されている。このヘルメット本体1と材質してはどのようなものであってもよいが、外側よりの衝撃力に強い硬化プラスティックや繊維強化プラスティック等の材質が好ましく使用される。
【0015】
2はチタン酸化物と雲母とアクリル樹脂とから成る反射下地層であって、ヘルメット本体1の少なくとも外側の面に形成され、後述する反射断熱層3をこの反射下地層2の上面に形成する際に下地としての役目を果たすと共に、含有されているチタン酸化物及び雲母により後述する反射断熱層3において反射しきれなかった直射日光等を反射させる役目を果たす。
【0016】
この反射下地層2としては、チタン酸化物と雲母との重量比が1:1〜1.5となるように配分されていて塗装前の液体状態でチタン酸化物と雲母との重量割合が30〜40重量%である塗料を塗布乾燥させたものが好ましく使用できる。この反射下地層2の厚さは30〜500μmであれば、確実にヘルメット本体1の内側の温度上昇を防止することができると共に耐久性が増して好ましい。
【0017】
3は難燃剤とチタン酸化物と雲母と断熱材とアクリル樹脂とポリウレタン樹脂との共重合体から成る反射断熱層であって、反射下地層2の上面に形成され、含有されているチタン酸化物及び雲母により直射日光等を反射する役目を果たすと共に、含有されている難燃剤及び断熱材によりヘルメットの外側の面の熱が内側へ伝導しないように断熱する役目を果たす。
【0018】
この反射断熱層3としては、チタン酸化物と雲母との重量比が1:2〜2.5となるように配分されていて塗装前の液体状態でチタン酸化物と雲母との重量割合が15〜25重量%である塗料を塗布乾燥させたものが好ましく使用できる。この場合、難燃剤の重量はチタン酸化物の重量と略同程度であればよい。この反射断熱層3の厚さは30〜400μmであれば、確実にヘルメットの内側の温度上昇を防止することができると共に耐久性が増して好ましい。
【0019】
4は顔料と脂肪族ウレタン樹脂とから成る表面被覆層であって、反射断熱層3の上面に形成され、反射下地層2及び反射断熱層3を風雨等より保護し耐久性を高める役目を果たす。
【0020】
この表面被覆層4としては、顔料と脂肪性ウレタン樹脂との重量比が1:3.5〜4.5となるように配分されていて脂肪性ウレタン樹脂と略同じ重量の溶剤により塗装前の液体状態のものが好ましく使用できる。この表面被覆層4の厚さは30〜300μmであれば、確実にヘルメットの内側の温度上昇を防止することができると共に耐久性が増して好ましい。
【0021】
【実施例】
次に、実施例及び比較例によって更に本発明に係る反射断熱性に優れたヘルメットについて説明する。
先ず、実施例1として硬化プラスティック製の白色の作業用ヘルメット(品名:MP型PM−P−MP式A(兼),日栄プラステック(株)社製)のヘルメット本体1の外側の面に、チタン酸化物:15重量%と、雲母:20%と、アクリル樹脂:45重量%と、精製水:20重量%とから成る反射下地塗料(品名:スーパーベース,スーペリアプロダクトインターナショナル社製)を塗布し1時間30分放置して乾燥させることにより厚さ250μmの反射下地層2を形成した。次いで、この反射下地層2の上面に、難燃剤:6重量%と、チタン酸化物:6重量%と、雲母:14重量%と、断熱材:24重量%と、アクリル樹脂:30重量%と、ポリウレタン樹脂:10重量%と、精製水:10重量%とから成る反射断熱塗料(品名:スーパーサーム,スーペリアプロダクトインターナショナル社製)を塗布し72時間放置して乾燥させることにより厚さ300μmの反射断熱層3を形成した。しかる後に、顔料:11重量%と、脂肪族ウレタン樹脂:44重量%と、溶剤:45%とから成る基材(品名:エナモグリップ,スーペリアプロダクトインターナショナル社製)と硬化剤とを基材3:硬化剤1の割合で混合し30分放置して表面被覆塗料を作製した後に、反射断熱層3の上面にこの表面被覆塗料を塗布し2時間30分放置して乾燥させることにより厚さ200μmの表面被覆層4を形成して、反射断熱性に優れたヘルメットを作製した。
また、比較例1として実施例1に使用した無加工の状態の硬化プラスティック製の白色の作業用ヘルメットを使用した。
【0022】
この実施例1及び比較例1のヘルメットを同日・同時刻に直射日光が当たる屋外に放置し、それぞれのヘルメットの外側の面の頭頂部、内側の面の頭頂部及び内側の面の頭頂部より1.5cm下方の内部に温度センサを設置して30分毎にそれぞれの部位の温度を計測する反射断熱性能試験を行った。この反射断熱性能試験の結果を表1として示すと共に、実施例1及び比較例1のヘルメットの反射断熱性能の差を比較し易いようにそれぞれの部位の温度の計測値をグラフにしたものを図3として示す。尚、表1及び図3においては、外側の面の頭頂部の温度を外側温度と、内側の面の頭頂部の温度を内側温度と、内側の面の頭頂部より1.5cm下方の内部の温度を内部温度として表示した。
【0023】
【表1】
【0024】
上記の反射断熱性能試験の結果より、実施例1の外側温度、内側温度及び内部温度は総ての時間帯において比較例1の外側温度、内側温度及び内部温度よりも低いと共に実施例1の外側温度は比較例1の外側温度と比較して平均して1.8℃、最大で3.0℃低く、実施例1の内側温度は比較例1の内側温度と比較して平均して4.7℃、最大で7.2℃低く、また実施例1の内部温度は比較例1の内部温度と比較して平均して4.3℃、最大で7.8℃低いことが判った。この試験結果からも判るように、本発明に係る反射断熱性に優れたヘルメットは従来のヘルメットと比較して、高い反射断熱性を有していると共に、直射日光等によるヘルメットの内側の温度上昇を防止する効果が優れていることが確認できた。
【0025】
【発明の効果】
以上に詳述した如く、本発明に係る反射断熱性に優れたヘルメットは、ヘルメット本体の少なくとも外側の面に、塗装する際の下地となると共に直射日光等を反射する反射下地層を形成し、その反射下地層の上面に直射日光等を反射すると共にヘルメットの外側の面の熱が内側へ伝導しないように断熱する共重合体から成る反射断熱層を形成し、更にその反射断熱層の上面に反射下地層及び反射断熱層を保護し耐久性を高める表面被覆層を形成したものであるので、直射日光等によるヘルメットの内側の温度上昇を防止することができると共に、塗装の欠けや剥がれ等が生じずに従来の塗装と同等な耐久性を得ることができるのである。
【0026】
そして、反射下地層の厚さが30〜500μmであったり、反射断熱層の厚さが30〜400μmであったり、表面被覆層の厚さが30〜300μmであったりすれば、確実にヘルメットの内側の温度上昇を防止することができるのである。
【0027】
このような効果を奏する本発明に係る反射断熱性に優れたヘルメットは、炎天下で作業を行わなければならない作業者や自動二輪車等の運転者とって大きな恩恵をもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】反射断熱性に優れたヘルメットの1実施例の断面説明図である。
【図2】図1のA部断面拡大説明図である。
【図3】実施例1及び比較例1のヘルメットの外側の面、内側の面及び内部の温度の変化を示す図である。
【符号の説明】
1 ヘルメット本体
2 反射下地層
3 反射断熱層
4 表面被覆層[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a helmet excellent in reflective heat insulation that prevents the temperature inside the helmet from rising due to direct sunlight.
[0002]
[Prior art]
In general, workers are required to wear helmets to protect their heads at construction sites and factories, and drivers and passengers are required to wear helmets when driving motorcycles and motorbikes. As required by law, workers and drivers must wear helmets to protect their heads regardless of the climatic conditions when working or driving on site.
[0003]
However, especially in sunny weather with strong sunlight, the temperature inside the helmet rises abnormally due to direct sunlight on the outer surface of the helmet, so work with a helmet with an abnormally high temperature inside Since drivers and drivers get muddy by sweat etc., they are not only very hot and uncomfortable, but they can also fall down due to heat stroke or lack of concentration due to heat, resulting in work or driving errors There was a problem that accidents occurred during work and traffic accidents.
[0004]
Therefore, in order to alleviate the temperature rise inside such a helmet, for example, a helmet (see, for example,
[0005]
However, helmets that have improved ventilation by providing openings such as ventilation openings can alleviate the temperature rise inside the lumet by running air flowing from the openings such as ventilation openings when traveling on a motorcycle or the like. However, there is a drawback that the temperature rise inside the helmet cannot be mitigated because no running wind is generated when the motorcycle is stopped or when there is traffic, and work is done at construction sites and factories. In some cases, the work is often performed in a fixed place, and air hardly flows in from an opening such as a ventilation hole. Therefore, there has been a disadvantage that the temperature rise inside the helmet cannot be reduced.
[0006]
And a helmet with a refrigerated mat detachably mounted inside can relieve the temperature rise inside the helmet within a certain period of time when the cooling agent has a cooling effect. When there is no longer, there is a drawback that the temperature inside the helmet rises rapidly, and if the cooling effect of the cold insulation agent is lost, not only does it have to be replaced with a new cold insulation agent, it also takes time, but also a cold insulation mat There was also a drawback that the weight of the helmet increased by the interior.
[0007]
Moreover, what applied the heat insulation coating to the outer surface of the helmet is proposed (for example, refer patent document 4). However, what kind of heat-insulating paint is effective and suitable for alleviating the temperature rise inside the helmet, and what kind of heat-insulating paint does not cause any paint chipping or peeling without using conventional paints. There has been a drawback that it has not yet been elucidated whether the durability equivalent to painting can be obtained.
[0008]
[Patent Document 1]
JP-A-11-189910 [Patent Document 2]
JP 2002-69738 A (FIG. 8)
[Patent Document 3]
JP 2000-96333 A [Patent Document 4]
Japanese Patent Laid-Open No. 2000-27020
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to solve the above-mentioned drawbacks of the prior art and to provide a helmet excellent in reflective heat insulation that prevents the temperature inside the helmet from rising due to exposure to direct sunlight or the like.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
As a result of diligent research to solve the above problems, the present inventor forms a reflective base layer that serves as a base for coating and reflects direct sunlight on at least the outer surface of the helmet body. A reflective heat insulation layer made of a copolymer that reflects direct sunlight etc. on the upper surface and insulates the heat of the outer surface of the helmet from being conducted to the inside is formed. Further, the reflective underlayer and the reflection are formed on the upper surface of the reflective heat insulation layer. By forming a surface coating layer that protects the heat insulation layer and increases durability, it is possible to prevent the temperature inside the helmet from rising due to direct sunlight, etc., and it is equivalent to conventional coating without causing chipping or peeling of the coating The present invention has been completed by investigating that a high durability can be obtained.
[0011]
That is, the present invention provides a reflective base layer composed of titanium oxide, mica and acrylic resin on at least the outer surface of the helmet body, and a flame retardant, titanium oxide, mica, heat insulating material and acrylic on the upper surface of the reflective base layer. Reflective heat insulation comprising a reflective heat insulating layer made of a copolymer of resin and polyurethane resin, and a surface coating layer made of a pigment and an aliphatic urethane resin formed on the upper surface of the reflective heat insulating layer It is an excellent helmet.
[0012]
And if the thickness of a reflective base layer is 30-500 micrometers, the thickness of a reflective heat insulation layer is 30-400 micrometers, or the thickness of a surface coating layer is 30-300 micrometers, it will be a helmet more reliably. It has also been found that the temperature inside can be prevented from rising and durability is increased.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the helmet excellent in reflective heat insulation according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a cross-sectional explanatory view of one embodiment of a helmet excellent in reflective heat insulation, FIG. 2 is an enlarged cross-sectional explanatory view of the A part of FIG. 1, and FIG. 3 is an outer surface and an inner side of the helmet of Example 1 and Comparative Example 1 It is a figure which shows the change of the surface of this, and an internal temperature.
[0014]
In the drawings,
[0015]
[0016]
The
[0017]
[0018]
The reflective
[0019]
4 is a surface coating layer made of a pigment and an aliphatic urethane resin, which is formed on the upper surface of the reflective
[0020]
The
[0021]
【Example】
Next, the helmet excellent in reflective heat insulation according to the present invention will be described with reference to Examples and Comparative Examples.
First, as Example 1, a white working helmet made of hardened plastic (product name: MP type PM-P-MP type A (also), manufactured by Niei Plustech Co., Ltd.) on the outer surface of the
In addition, as a comparative example 1, a white working helmet made of an unprocessed cured plastic used in Example 1 was used.
[0022]
The helmets of Example 1 and Comparative Example 1 were left outdoors on the same day and at the same time and exposed to direct sunlight. From the top of the outer surface of each helmet, the top of the inner surface, and the top of the inner surface. A reflective heat insulation performance test was performed in which a temperature sensor was installed inside 1.5 cm below and the temperature of each part was measured every 30 minutes. The results of this reflective heat insulation performance test are shown in Table 1, and the measured values of the temperatures of the respective parts are graphed so that the difference in the reflective heat insulation performance of the helmets of Example 1 and Comparative Example 1 can be easily compared. Shown as 3. In Table 1 and FIG. 3, the temperature at the top of the outer surface is the outside temperature, the temperature at the top of the inner surface is the inner temperature, and the temperature at the inside 1.5 cm below the top of the inner surface. The temperature was displayed as the internal temperature.
[0023]
[Table 1]
[0024]
From the results of the reflection heat insulation performance test, the outside temperature, the inside temperature, and the inside temperature of Example 1 were lower than the outside temperature, the inside temperature, and the inside temperature of Comparative Example 1 in all time zones, and the outside of Example 1 The temperature is 1.8 ° C. on average compared to the outer temperature of Comparative Example 1 and a maximum of 3.0 ° C. lower, and the inner temperature of Example 1 is 4. It was found that the internal temperature of Example 1 was 7 ° C. and a maximum of 7.2 ° C. lower than that of Comparative Example 1, and the average temperature was 4.3 ° C. and a maximum of 7.8 ° C. lower. As can be seen from the test results, the helmet with excellent reflective heat insulation according to the present invention has higher reflective heat insulation than the conventional helmet, and the temperature rise inside the helmet due to direct sunlight, etc. It has been confirmed that the effect of preventing is excellent.
[0025]
【The invention's effect】
As described in detail above, the helmet excellent in reflective heat insulation according to the present invention forms, on at least the outer surface of the helmet body, a reflective base layer that serves as a base for painting and reflects direct sunlight, etc. A reflective heat insulating layer made of a copolymer that reflects direct sunlight etc. on the upper surface of the reflective underlayer and insulates the heat of the outer surface of the helmet from being conducted inward is formed on the upper surface of the reflective heat insulating layer. Since the surface coating layer that protects the reflective base layer and the reflective heat insulation layer and enhances the durability is formed, it is possible to prevent the temperature rise inside the helmet due to direct sunlight, etc. The durability equivalent to that of the conventional coating can be obtained without the occurrence.
[0026]
And if the thickness of a reflective base layer is 30-500 micrometers, the thickness of a reflective heat insulation layer is 30-400 micrometers, or the thickness of a surface coating layer is 30-300 micrometers, it will be sure of a helmet. It is possible to prevent the temperature rise inside.
[0027]
The helmet having excellent reflective heat insulation properties according to the present invention that exhibits such effects brings great benefits to operators who have to work under hot weather and drivers of motorcycles and the like.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional explanatory view of one embodiment of a helmet excellent in reflective heat insulation.
FIG. 2 is an enlarged explanatory view of a section A in FIG. 1;
FIG. 3 is a diagram showing changes in temperature on the outer surface, inner surface, and inside of the helmets of Example 1 and Comparative Example 1;
[Explanation of symbols]
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