JP3943285B2 - ルアー用錘及びルアー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ルアー用錘及びルアーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ルアーフィッシングは、餌を交換する必要がなく、スポーツとして、また、誰でも容易に楽しめる釣りとして広く普及している。ルアーは、釣り針を装着した疑似餌として、魚の性状や好みに応じ、プラグ、スプーン、スピナー、スピナーベイト、ソフトルアー等さまざまの種類や形状のものがあり、それに適宜彩色を施したものが、製造販売されている。ルアーの本体の材質は、金属製、プラスチック製、木製、ガラス製等のものが知られている。また、釣り人が自分の手でルアーを製作してルアーフィッシングを楽しんでいる人もいる。
【0003】
ルアーの形状は、上記プラグの場合には、多くが魚形状に形成され、その他虫や蛙等に似せて形成されたもの等がある。それらはに通常相応の彩色を施し、ルアーの魚形状等の頭部に道糸が、尾部若しくは尾部及び下腹部に釣り針が装着され、水中に投入後道糸を引いて、魚や虫が泳いでいるように見せかけて魚を誘うものである。また、スプーン等にはプラスチック板又はフィルム、或いは金属片を付加して、道糸を引いた時に、回転したり、ヒラヒラと動いたり、キラキラ光るようにしたものなども用いられている。
【0004】
しかしながら、上記形状に形成し、彩色したルアーは、形状及び色相から見ると、容易に,たくさんの魚が釣れるように見えるが、実際にはなかなか釣れず、特に養殖魚に対しては、食いが悪いようである。これは養殖魚が生餌を与えられず、配合飼料により育てられていることに関係があるのかも知れない。
【0005】
また、ルアーの製造は、本体の製造と上記したようにルアーにはスピナー、ブレードやラバースカート等の魚種に応じて種々のものを付属して用いているために構造が複雑になり、付属品の製造とその取り付け、及び更にそれらに彩色等を施すため等の手間は、ハンドメイドの部分も多く、手間を要すると共に、高価格になり、ルアーを餌釣りにおける釣り針を消耗品として交換するように使用することはできない。
【0006】
また更に、ルアーが根懸かりした時には、道糸を切ってルアーそのものが失われることになり、大きな損失となり、また、根懸かりにより釣り針だけが失われた時にも、そのルアーは使用できなくなり、コストは高いものになる。例え釣り針が取り替えられる場合でも、用具を用いてしっかりと取り付ける必要があり、手間を要し、釣り場で交換又は取り付けてすぐ使うことはできず、数多くのルアーを用意しておく必要があり、そのための費用も大きなものとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、上記問題点を解消すべくルアーの形状及び構造について種々検討を重ねた結果、本発明を完成するに到った。即ち、本発明は、食いがよく、釣り針の取り替えが容易に可能で、容易に低価格で製造できるルアー用錘を提供することを目的とする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、錘主体の長手方向の少なくとも中心から一方に変位した位置に錘部材を設け、他方に浮力付与部材(以下、「浮力付与材」ともいう)を設けたルアー用錘の一方から他方に、前記錘主体と前記錘部材と前記浮力付与部材とを貫通して設けた貫通孔に針金を挿通し、該針金の前記錘部材を設けた側の端部に道糸取付け部、浮力付与部材を設けた側の端部に釣り針取付け部を各々設け、前記釣り針取付け部は、貫通孔に挿通される針金の一方に環状を形成しない輪を形成して釣り針装着部を形成して折り返し、挿通する針金と合わせて前記貫通孔に挿入固定するように構成し、該釣り針取付け部に釣り針を設けてなることを特徴とするルアー、を要旨とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明する。図1、2及び3は、本発明のルアー用錘1の実施例を示す断面図であり、図4は、図1のルアー用錘1に針金6を挿通し、道糸取付け部7と釣り針取付け部8を設けた状態を示す断面図である。また、図5は、図1及び図4に示すルアー用錘1に針金6を挿通し、釣り針取付け部8に釣り針9を装着したルアーを示す斜視図である。
【0010】
本発明のルアー用錘1は、まず、錘主体2に該主体2の中心又は中心から変位した位置に錘部材3を設けて得られる。図1には、錘主体2の一方から他方に錘部材3を埋め込み、次いで該錘主体2の一方から浮力付与部材4の入口を封じ、上記錘主体2と上記錘部材3と上記浮力付与部材4を貫通して貫通孔5を設けて得られるルアー用錘1を示す。図1のルアー用錘1は、錘主体2に円柱状(図5参照)の木材を用い、該木材の長手方向の一方の円面から他方の円面に向かって該他方の円面に近い位置まで貫通しない穴を穿ち、該穴の奥に鉄製の略円形テント状の錘部材3を嵌め込み、上記穴の入り口を木製の浮力付与部材4を用いて封じ、次いで上記錘主体2の一方の円面の中心から他方の円面の中心に貫通する貫通孔5を設けて得られる。
【0011】
また、図2に示すルアー用錘1は、図1と同様にポリエステル製の錘主体2の一方から貫通しない穴を穿ち、該穴に高発泡ポリエチレンよりなる浮力付与部材4を充填し、次いで錘部材3で入り口を封じるように充填して得られる。
また更に、図3に示すルアー用錘は、木材製で円柱状の浮力付与部材4を兼ねた錘主体2に、該錘主体2の円柱状と同径の円柱状の錘部材3を、上記錘主体2に接合し、次いで上記錘主体2と錘部材3とを貫通して貫通孔5を設けて得られる。
【0012】
本発明のルアー9は、図4に示すように、図1で得られたルアー用錘1の貫通孔5に針金6を挿通し、該針金6の上記錘主体2の錘部材3を設けた一方の端に道糸取付部7を、また、上記針金6の浮力付与部材4を設けた他方の端に釣り針取付部8を、各々設け、図5に示すように該釣り針取付部8に釣り針10を装着して得られる。
【0013】
上記針金6に設けられる道糸取付部7は、図4のように連結した環状に形成されているのが好ましく、また、釣り針取付部8は、釣り針10を固定して取り外しができないように形成することもできるが、図4のように、針金5の端部は環状を形成せず、釣り針9の取り外しが可能に形成するのが好ましい。
【0014】
本発明で用いる錘主体2は、木材、プラスチック、ガラス等よりなり、木材又はプラスチックより構成されているのが好ましく、木材としては、特に限定はされないが、吸水により比重が変化しない水を吸収し難く、硬い質の木目の緻密な木が好ましく、マツ科、ヒノキ科、ナンヨウスギ科、ブナ科、カエデ科、モクセイ科、ツゲ科、フタバガキ科、トウダイグサ科、センダン科、ウルシ科、アカシア科、クルミ科、クマツズラ科、マメ科、カキノキ科等の木が挙げられる。
【0015】
プラスチックとしては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいずれも用いることができる。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ナイロン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂等が挙げられ、また、熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、ホルマリン樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。
【0016】
錘主体2の形状は、特に限定されないが、錘部材3を設けた後の形状として、例えば円柱状、三角柱状、四角柱状、さいころ状、三角錘状、四角錘状等の形状が挙げられるが、穴を穿って錘部材3を埋め込んだり、接合して、錘主体2の長手方向に一方と他方の間に比重の差、つまり水の中に入った時に浮力の差が、生じるようにする必要がある。そのためには、錘主体2の長手方向に対し、一方と他方のいずれかに錘部材3が、偏って設けられているのが好ましい。錘部材3の設け方は、錘主体2の中に埋め込むように設けるか、錘主体2の外に接合して設けることもできる。
【0017】
錘主体2に錘部材3を埋め込む場合には、錘主体2の一方から他方に、貫通しない穴、または、貫通した孔を設けて、該穴に錘部材3を埋め込む。錘部材3を埋め込むには、図1に示すように錘部材3を埋め込んでから浮力付与部材4を充填することもできるが、図2のように浮力付与材4を充填してから錘部材3を埋め込むこともできる。
また、貫通した孔を設けた場合には、先ず貫通した孔の一方の端部を、錘主体2と同じ材質の部材で蓋をして、その後は上記貫通しない穴を穿った場合と同様に、錘部材3,浮力付与部材4を充填してルアー用錘が得られる。
【0018】
また更に、図3に示すように、錘主体2(浮力付与部材4を兼ねている。)の外面に錘部材3を接合させることによっても、本願発明のルアー用錘1を得ることができる。その場合には、錘主体2と錘部材3の接合面に接着剤を用いることができるが、ネジ、釘等を併用して固定してもよい。該錘主体2と該錘部材3の接合する面は、平面に形成し、両方の面がピタリと合致するよう形成されているのが好ましく、上記錘主体2と上記錘部材3の接合面には、予め貫通孔5を設けておいてもよい。錘部材3を接合する際に用いる接着剤としては、エポキシ樹脂系接着剤、シアノアクリレート系接着剤等が挙げられる。
【0019】
更に、図1〜3は、いずれも錘部材3の位置が、どちらか一方に変位して設ける例を示しているが、錘部材3をどちらにも変位させないで設けることもできる。つまり、錘部材3を中心に設けて、どちらか一方に浮力付与材4を、他方に例えば錘主体2と同じ材質の材料を充填して得られるルアー用錘に、道糸取付部7と釣り針取付け部8を設け、該釣り針取付け部8に釣り針10を装填したルアーが、水中にて水平方向から見て、道糸取付け部7が釣り針取り付け部8より下、または、ほぼ横の位置にくるよう、錘部材3と浮力付与材4の重さ、充填する位置等を考慮することで、本願発明のルアー9が得られる。
【0020】
錘主体2は、上記のように加工を行うために、該錘主体2の長手方向にいずれか、又は両方の面が、長手方向に対し垂直に、また、平面に形成されているのが好ましく、錘主体2は、全体に極端に細長い形状、又は鋭く尖っているような形状は好ましくない。
【0021】
錘主体2の色は、従来の魚形状のルアーのように彩色してもよいが、錘主体2が木製の場合には、木の生地そのままであってもよく、また、色は特定されないが、茶色、薄茶色、黄色、灰色、茶褐色、ベージュ、橙色、クリーム色、赤、白、黒、緑等の色を一色に塗布したものでよく、従来のように多数の色を用いる必要はなく、十分当たりが得られる。季節、時刻によって色を変えた方が良い場合がある。
【0022】
また、錘主体2の大きさは、対象とする釣魚の大きさにより変化するが、通常河川で用いる場合には、5〜50mm程度の大きさに形成するのが好ましく、外海で用いる場合には、30〜150mm程度の大きさに形成して用いる。
【0023】
本願発明のルアー用錘1は、錘主体2の長手方向の中心から変位した一方の位置に錘部材3を設け、他方に浮力付与材4を設けるのが好ましいが、これはルアー用錘1を水中にて平行方向に対して、錘部材3を設けた一方側を下にして沈みようにし、錘を設けていない他方側が、該一方側に対して上になる、または、ほぼ横になるようにするためである。更に、このルアー用錘1に釣り針10と道糸を設けた時にも、釣り針10の重さ及び道糸の浮力を含めて、上記同様に水中にて錘部材3を設けた側(道糸側)が下になり、錘部材3を設けていない側(釣り針側)が上になる、または、ほぼ横になることが必要であり、そのために錘部材3の位置、重さ、と浮力付与部材4の比重、大きさ等を考慮して各部材を決めることが重要である。
【0024】
錘主体2が、プラスチック製の場合には、上記木製の場合と同様に穴を穿ち、錘部材3を埋め込むこともできるが、熱可塑性樹脂を溶融して型に流し込んで成型することもでき、更に、錘主体2の成型の際に、錘部材3が錘主体2の中心から変位した位置に来るように樹脂中に封入して冷却し、錘部材3を埋め込んだプラスチック製の錘主体2を得ることもできる。
【0025】
錘部材3は、錘主体2に用いる木材、プラスチック等より比重の大きい金属を用いるのが好ましく、錘部材3としては、鉄、銅、真鍮、鉛、銀、ステンレス、ガラス等が挙げられる。公害的な影響等を考慮すると、鉄、銅、真鍮、ステンレス等が好ましく、錆を防ぐためには、金属の表面に防錆剤又は防錆塗料又は樹脂等によりコーテイングしてあるものが好ましい。また、上記金属の代わりに、ガラス、石、コンクリート、セメント、石膏等を用いることもできる。また、人工石を用いることもできる。また更に、プラスチックで金属や石を包み込んだり、砕いた金属や石を加えて混練して得られるプラスチックセメントを埋め込んだり、固化後接合することによっても用いることができる。
【0026】
ここに用いる錘部材3の形状は、特に限定はされない。錘主体2に設けた穴に合わせた形状にするのが好ましく、錘主体2に錘部材3を埋め込む場合には、一定形状に錘部材3を形成しておき、それを埋め込むに適した形状の穴を錘主体2に設けておくのが好ましい。その時に錘部材3には、錘主体2に設ける貫通孔5に連結するように同じ径の孔を設けておくのが好ましい。
【0027】
浮力付与部材4は、錘部材3がルアー用錘1又はルアーを水中にて沈むように働いているのに対し、ルアー用錘1及びルアーに浮力を与え、ルアー全体の前後左右の動きをコントロールする働きを有するもので、錘部材3より比重が小さいことが必要である。また、錘主体2より比重が小さくてもよい。
【0028】
浮力付与部材4には、木材、植物の芯、天然繊維及び合成樹脂からなる発泡体等が用いられる。木材としては、上記錘主体2に用いる木材を用いることができる。また、錘主体2に用いたのと同じ材質の木材を用いることもできる。植物の芯としては、トウモロコシ、ヨモギ等のスポンジ状の芯材を用いることができる。天然繊維には、綿、絹、羊毛等が用いられるが、精錬していない原綿や原毛等の水に濡れにくいものの方が好ましい。精錬後であれば表面が油剤で処理してあるもの方が好ましい。
【0029】
合成樹脂製の発泡体としては、ポリスチレン製、ポリウレタン製、ポリエチレン製、ポリプロピレン製等の発泡体が挙げられ、微細な気泡を形成した高発泡体が好ましく、高発泡ポリエチレン等が好ましい。
【0030】
錘主体2に貫通して設ける貫通孔5は、錘主体2と錘部材3と浮力付与部材4とを貫通するように設けるのが好ましい。該貫通孔5は、錘主体2に錘部材3と浮力付与部材4とを設けた後に設けてもよいが、各部材に予め貫通孔4を設けておき、それを組み立ててもよい。
【0031】
また、貫通孔5は設けなくてもよい。貫通孔5を設けない場合には、ルアー用錘1に道糸取付け部7及び釣り針取付け部8を、別々に設ける必要がある。その場合にも、上記各取付け部の位置は、平行方向から見て該ルアー用錘1の長手方向に対する両端部の、水中にて沈む方(錘部材3の重さがかかる方向)の端部に道糸取付け部7が、水中にて浮く方(浮力付与材4の浮力がかかる方向)に釣り針取付け部8が、各々来るように設ける。道糸取付け部7及び釣り針取付け部8は、各々別々に形成され、それらを錘主体2に打ち込む、ネジ込む、又は、接合等の手段によって取り付けることができる。
【0032】
貫通孔5は、道糸と釣り針10を連結するための針金6を挿通するものであるから、該針金6が挿通できる程度の径の孔であればよく、上記針金6の太さより若干径が大きい程度に設けられているのが好ましい。挿通後の針金6が前後左右に容易に動く場合には、ルアーの動きが一定しないので好ましくない。針金6は自由に動かず、貫通孔5に差し込んで固定されているのが好ましい。
【0033】
貫通孔5に挿通する針金6の材質としては、鉄製,銅製、ステンレス製等のものが用いられるが、鉄製、ステンレス製のものが好ましい。鉄製の場合には錆を防ぐために表面処理が施されていることが必要であるので、錆の発生が少なく、弾性、強度の高いステンレスの方が好ましい。
【0034】
また、上記針金6の一方には、道糸取付け部7を形成しておくのが好ましい。上記針金6の他方には釣り針10を装着するための釣り針取付部8は、釣り針10の取り外しができないよう固定することもできるが、釣り針10の取付け及び取り外し自在に形成するほうが好ましい。
【0035】
釣り針10の取外しができるようにするには、例えば、図4に示すような釣り針取付部8を設けることができる。該釣り針取付部8は、針金6の端部に環状を形成しない輪を形成し、該針金6の先端は上記貫通孔5に貫通している針金6の途中と接するように形成し、その輪に釣り針10を装着後、上記針金6の先端を針金6の途中に合わせて貫通孔5に差し込んで輪で止まるようにする。輪の形状は、円形に限らず、楕円形、三角形、四角形等の形状であってもよい。釣り針取付け部8は上記形状に限定されない。
【0036】
釣り針取付部8は上記のようにすることにより、好みの釣り針10を装着することができ、釣り針10を交換する場合は、釣り針取付部8を貫通孔5より抜いて外に出し、釣り針10を取り外して交換し、針金6先端を貫通孔5に差し込めばよく、容易に釣り針10の交換ができる。
【0037】
上記錘主体2の一方に穿った穴に錘部材3を埋め込む際には、該穴の奥又は該錘部材3を埋め込んだ後に吸水性のある紙、綿及び吸水性樹脂等を詰めることができる。これら充填物には、予め「におい」、例えば魚臭や魚の好みそうなにおいを浸透させておき、それを穴に押し込み、その後に錘部材3を嵌め込み、次いで蓋をして埋め込むか、錘部材3を嵌め込んだ後に臭いを付与した紙や布帛を埋め込み、次いで蓋をする。また、上記浮力付与部材4に用いるスポンジ状部材、又は高発泡ポリエチレン等の発泡体ににおいを付与して用いることもできる。
【0038】
本願発明のルアー9では、本願発明のルアー用錘1の長手方向の錘部材3を設けた方向の針金6の端部に道糸を設け、その反対方向の針金6の端部に釣り針10を取り付けるが、その際には釣り針10は、錘部材3の設けられた一方より上、または、ほぼ横の位置にあるのが好ましく、もし釣り針10が下にある場合には、軽い釣り針10に交換するか、錘部材3の重さを軽くしたもの、または、浮力付与材4により浮力を大きくしたルアー用錘1を用いて、釣り針10が上に来るようにする。
【0039】
本願発明のルアー9は、淡水魚の場合、河川の釣り、湖沼の釣り、渓流釣り、釣り堀等広く利用することができる。淡水魚としては、例えば、ニジマス、ブラウン、イトウ、イワナ、ヤマメ等が挙げられる。また、海釣りにも用いることができ、海魚としては、例えば、スズキ、アジ、カサゴ等があげられる。、
【0040】
【実施例】
以下に具体的実施例によって本願発明をさらに詳細に説明する。
【0041】
実施例1
チーク材よりな直径11mm、長さ15mmの円柱状の錘主体2に、一方の端より直径7mm、深さ12mmの円形の貫通しない穴を穿つ。予め表面に錆止めを施し、更にその上に樹脂コーティングした鉄製の円錐状錘の円の中心を貫通する貫通孔を設けたものを用意しておき、これに上記穴に円錐状の方を先にして最奥まで押し込み、該穴の口を上記と同じ木を用いて蓋をする。錘部材3を埋め込んだ錘主体2の表面には塗料等を塗らず、木地のままとした。該錘主体2の一方の円の中心から他方の円の中心に貫通して貫通孔5を設けて、図1に示すようなルアー用錘1を得た。
【0042】
次いで上記貫通孔5に、太さ0.8mmのステンレス製針金6挿通し、錘部材3が埋め込まれた上記錘主体2の一方側の上記針金6の端に道糸取付部7を設け、上記針金6の他方の端には、先端に10mm程を余して連結してない輪を設け、針金6の先端を折り返して、貫通孔5に差し込めるようにして、釣り針取付部8を設ける(図4)。該釣り針取付部8の輪に釣り針10を装着し、該針金6の折り返し部を貫通孔に差込み、図5に示すようなルアー9を得た。上記道糸取付部7及び上記釣り針取付部8に設ける輪の直径は、いずれも貫通孔5の直径より大きくして、貫通孔5を通り抜けないようにした。
【0043】
上記のようにして得られたルアー9を用いて、管理釣り場で鱒釣りを行ったところ、食いがよく、次々と釣り上げ、0.5時間で8匹、約2kgの釣果があった。この間に釣り針10の交換を3回行ったが、ルアー9の交換は1回も行わなかった。
同時に従来のミノータイプの魚型ルアーを用いて鱒釣りを行ったところ、1時間で2匹、500gの釣果であった。この間ルアーの交換を3回行った。
【0044】
実施例2
アクリル樹脂を用いて、直径10mm,長さ15mmの大きさの円柱状に成形して得られた錘主体2の一方の端より、直径7mm,深さ13mmの穴を穿ち、該穴に高発泡ポリエチレンを上記錘主体2の長手方向の長さ12mmになるよう充填し、入り口を真鍮製の錘部材2をもって封鎖し、上記錘主体2の表面全体を小豆色に塗装し、上記長手方向の円の中心に0.7mmの貫通孔5を設けて図2に示すようなルアー用錘1を得た。貫通孔5に、太さ0.7mmのステンレス製の針金6を挿通し、該針金6の両端には、実施例1と同様に道糸取付部7と釣り針取付部8を設け、該釣り針取付部8に釣り針10を装着して図5に示すようなルアー9を得た。
【0045】
以上のようにして得られたルアー9を用いて、管理釣り場でトラウト釣りを行ったところ、0.5時間で、5匹、1.25kgの釣果があった。この間に釣り針10の交換を3回行った。
同時に、ミノータイプのプラグを用いてトラウト釣りを行った結果、1時間で、0匹であった。その間にルアーの交換を5回行った。
【発明の効果】
【0046】
本願発明のルアー用錘は、錘主体に錘部材と浮力付与材を設けてなることにより、ルアーフィッシングに用いた時に浮きと錘の二つの機能を有すると共に、形状が極めて簡単かつ単純であり、その他の付属品も必要とせず、その上従来のルアーのように多数の色彩の塗料で彩色する必要もないので、手間を要することなく、容易に低価格で製造することができるという効果を有する。
【0047】
本願発明のルアーは、上記で得られたルアー用錘に設けた道糸取付け部と釣り針取付け部を設け、それらに各々道糸及び釣り針を設けてなることにより、それを用いてルアーフィッシングを行うことにより、従来のルアーより食いが良く、極めて多量の釣果が得られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のルアー用錘の一例を示す断面図である。
【図2】本願発明のルアー用錘の他の一例を示す断面図である。
【図3】本願発明のルアー用錘の更に他の一例を示す断面図である。
【図4】本願発明の図一に示すルアー用錘に針金を挿通した時の一例を示す断面図である。
【図5】本願発明のルアーの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ルアー用錘
2 錘主体
3 錘部材
4 浮力付与材
5 貫通孔
6 針金
8 釣り針取付部
9 ルアー
10 釣り針

Claims (1)

  1. 錘主体の長手方向の少なくとも中心から一方に変位した位置に錘部材を設け、他方に浮力付与部材を設けたルアー用錘の一方から他方に、前記錘主体と前記錘部材と前記浮力付与部材とを貫通して設けた貫通孔に針金を挿通し、該針金の前記錘部材を設けた側の端部に道糸取付け部、浮力付与部材を設けた側の端部に釣り針取付け部を各々設け、前記釣り針取付け部は、貫通孔に挿通される針金の一方に環状を形成しない輪を形成して釣り針装着部を形成して折り返し、挿通する針金と合わせて前記貫通孔に挿入固定するように構成し、該釣り針取付け部に釣り針を設けてなることを特徴とするルアー。
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