JP3941404B2

JP3941404B2 - Electrophotographic transfer sheet

Info

Publication number: JP3941404B2
Application number: JP2001059772A
Authority: JP
Inventors: 英明篠原; 隆一木坂
Original assignee: Oji Holdings Corp; Oji Paper Co Ltd
Current assignee: New Oji Paper Co Ltd; Oji Holdings Corp
Priority date: 2001-03-05
Filing date: 2001-03-05
Publication date: 2007-07-04
Anticipated expiration: 2021-03-05
Also published as: JP2002258509A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高湿度、薬品暴露、屋外等の環境下に持参したり、貼付したりして使用される書類、図面、写真、地図、マニュアル、タグ等の用途に有用な筆記性、耐水性、耐引裂性及び画質が良好な電子写真用転写シートに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、ヒートロール定着式電子写真プリンターには上質紙であるＰＰＣ用紙及びポリエステルフィルムを表面処理したＯＨＰシートが使用されている。しかしＰＰＣ用紙は耐水性、耐薬品性や強度が要求されない用途での使用に限定されており、またＯＨＰシートは耐水性や耐薬品性はあるが、透明なためＯＨＰ用途に使用が限定されている。一方、オフセット印刷、スクリーン印刷等の印刷方式で、耐水性、耐薬品性や強度が要求される用途には、従来からポリプロピレンを主体とした合成紙が使用され、高湿度、薬品暴露、屋外等の環境下へ持参したり、貼付したりして使用される書類、図面、写真、地図、マニュアル、ラベル、タグ等の用途に利用されている。
【０００３】
ところが、ヒートロール定着式電子写真プリンターではトナー定着時のヒートロール表面温度が１７０〜２００℃になり、合成紙の主原料であるポリプロピレンの融点を越えている。そのため、ヒートロール定着式電子写真プリンターにポリプロピレンを主体とした合成紙（例えば、特公昭４６−４０７９４）を通紙すると、熱によるカールが発生し、通紙不良を起こしたり、印画物が丸まり、定着用ヒートロール部で、合成紙が溶融して断紙する等の走行性に問題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ヒートロール定着式電子写真プリンターによる印字において、熱カールによる排紙時の紙詰まり、定着用ヒートロール部での転写シート融着や断紙の発生、または通紙後に円筒状カールが生じることが無く、印画後の画質や耐水性も良好な電子写真用転写シートを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電子写真用転写シートは、トナー粒子によって画像を形成する電子写真方式に用いられ、前記転写シートが、紙支持体または熱可塑性ポリエステル系樹脂フィルムからなる厚み５０〜２００μｍの芯材層（Ｂ）と、前記芯材層（Ｂ）の両面に、厚み１５〜２００μｍの熱可塑性樹脂フィルム層（Ａ）とを接着・積層した厚み１００〜３２０μｍの積層体のみからなり、かつ前記熱可塑性樹脂フィルム層（Ａ）を形成する熱可塑性樹脂フィルムが、１２０℃、３０分間熱処理後の熱収縮率が、５％以下のポリオレフィン系樹脂および無機顔料を主成分とした延伸フィルムであることを特徴とするものである。また前記熱可塑性樹脂フィルムが、ポリオレフィン系樹脂および無機顔料を主成分とした延伸フィルムからなる合成紙であることが好ましい。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下に詳細に説明する
（Ａ）熱可塑性樹脂フィルム
本発明で使用する熱可塑性樹脂フィルムとしては、例えば高密度ポリエチレンや中密度ポリエチレン等のエチレン系樹脂、プロピレン系樹脂、ポリメチルー１−ペンテン、エチレンー環状オレフィン共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ナイロン−６、ナイロン−６，６、等のポリアミド系樹脂、ポリエチレンテレフタレートやその共重合体、ポリブチレンテレフタレートやその共重合体、脂肪族ポリエステル等の熱可塑性ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート、アタクテイックポリスチレン、シンジオタクテイックポリスチレン等が挙げることができる。なかでもポリオレフィン系樹脂を用いることが好ましい。
【０００７】
前記ポリオレフィン系樹脂のなかでは、耐薬品性及びコストの面からプロピレン系樹脂を用いることが好ましい。プロピレン系樹脂としてはプロピレンを単独重合させたアイソタクテイック重合体ないしシンジオタクテイック重合体等がある。またエチレン、１−ブテン、１−ヘキセン、４−メチルー１−ペンテン等のα−オレフィンとプロピレンとを共重合させた、様々な立体規則性を有するプロピレンを主成分とする共重合体を使用することもできる。共重合体は２元系でも、３元系以上の多元系でも良く、またランダム共重合体でもブロック共重合体でも良い。プロピレン系樹脂にはプロピレン単独重合体よりも融点が低い樹脂を２〜２５重量％配合して使用することが好ましい。そのような融点が低い樹脂として、高密度ないし低密度のポリエチレンが例示される。熱可塑性樹脂としては上記の熱可塑性樹脂のなかから１種を選択して単独で使用しても良いし、２種以上を選択して組み合わせて使用しても良い
【０００８】
前記熱可塑性樹脂には、必要に応じて無機微細粉末、有機フィラー、安定剤、光安定剤、分散剤、滑剤等を添加することができる。無機微細粉末を添加する場合には、粒径０．０１〜５μｍのものが好ましく使用される。具体的には、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、焼成クレー、シリカ、タルク、酸化チタン、硫酸バリウム、アルミナ等を使用することができる。有機フィラーを添加する場合は、主成分である熱可塑性樹脂とは異なる種類の樹脂を選択することが好ましい。例えば熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹脂の場合には有機フィラーとしてポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ナイロン−６、ナイロン−６，６、環状オレフィン、ポリスチレン、ポリメタクリレート等の重合体であって、ポリオレフィン系樹脂の融点より高い融点ないしはガラス転位温度を持つ重合体を使用することができる。無機微細粉末及び／または有機フィラーを添加する場合は、好ましくは３〜５０重量％の範囲内で添加する。
【０００９】
安定剤を添加する場合は、通常０．００１〜１重量％の範囲内で添加する。具体的には立体障害フェノール系、リン系、アミン系の安定剤を使用することができる。光安定剤を添加する場合は通常０．００１〜１重量％の範囲内で添加する。具体的には立体障害アミン系、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系の光安定剤等を使用することができる。分散剤や滑剤は、例えば無機微細粉末を分散させる目的で使用する。添加量は通常０．０１〜４重量％の範囲内で有る。具体的にはシランカップリング剤、オレイン酸やステアリン酸等の高級脂肪酸金属石鹸、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸及びこれらの塩等を使用することができる。
【００１０】
熱可塑性樹脂フィルムの成形方法は特に限定されるものではなく、公知の方法のなかから適宜選択して成形することができる。例えばスクリュ−型押出機に接続された単層または多層のＴダイやＩダイを使用して溶融樹脂をシート状に押し出すキャスト成形、カレンダー成形、圧延成形、インフレーション成形方法等を用いて成形することができる。
【００１１】
熱可塑性樹脂フィルムは一軸または二軸延伸したものが好ましい。延伸は通常用いられる種々の方法のいずれかによって行うことができる。延伸の温度は、非結晶性樹脂の場合は使用する熱可塑性樹脂のガラス転位温度以上、結晶性樹脂の場合には非結晶部分のガラス転位温度以上から結晶部の融点以下の熱可塑性樹脂に好適な温度範囲で行うことができる。具体的には熱可塑性樹脂の融点より２〜５０℃低い温度が好ましい。延伸方法としてはロール群の周速差を利用した縦延伸、テンターオーブンを利用した横延伸、テンターオーブンとリニアモーターの組み合わせによる同時２軸延伸等を用いることができる。
【００１２】
延伸倍率は用いる熱可塑性樹脂の特性等を考慮して適宜決定する。例えば熱可塑性樹脂としてプロピレン単独重合体ないしその共重合体を使用するときには、一方向に延伸するときには２〜１０倍が好ましく、二軸延伸の場合は、面積倍率で１０〜５０倍であることが好ましい。
【００１３】
無機微細粉末や有機フィラーを含有する熱可塑性樹脂を延伸すれば、内部に微細な空孔を有する多孔性樹脂延伸フィルムを得ることができる。また延伸した熱可塑性樹脂フィルムは単層からなるものであっても良いし、多層構造を有するものであっても良い。
【００１４】
熱可塑性樹脂フィルムの厚みは通常１５〜２００μｍの範囲内であり、好ましくは２５〜１５０μｍの範囲内である。熱可塑性樹脂フィルムの厚みが１５μｍ未満では得られる電子写真用転写シートの厚みが薄く、機械的強度が不十分となり、熱によるカールを十分に防止できないことがある。また厚みが２００μｍを越えると、得られた電子写真用転写シートの厚みが過大となり、プリンターの用紙供給部に供給される枚数が減少する不都合が生じ、また経済的にも不利となる。
【００１５】
芯材層の両面に積層される熱可塑性樹脂フィルムは表裏とも同じフィルムであっても良いし、表裏フィルムの種類が異なっても良い。芯材層の一方の面にポリプロピレン系樹脂フィルムを積層する場合には他方の面にもポリプロピレン系樹脂フィルムを積層すると、白紙カール及び印画後カールの点で好ましい。
【００１６】
本発明の熱可塑性樹脂フィルム（Ａ）の１２０℃、３０分間熱処理後の熱収縮率は、縦と横両方向の熱収縮率の平均値が５％以内、好ましくは３％以内である。５％を越えると、印画後の電子写真用転写シートのカールが大きく、湾曲したり、円筒状になったりして、排紙時の積み重ね性が悪化し作業性が劣ることがある。熱収縮率は、熱可塑性樹脂フィルム（Ａ）を一定の大きさ、例えば縦横ともに２００ｍｍの正方形に断裁し、２３℃、相対湿度５０％環境下でその寸法を測定した後、１２０℃の送風乾燥機中で３０分間熱処理し、取り出した後、２３℃、相対湿度５０％環境下で１時間放冷し、寸法を測定し、熱処理前の寸法と比較して熱収縮率を算出して求めることができる。
【００１７】
（Ｂ）芯材層
本発明で用いられる芯材層には、セルロースパルプを主成分とする上質紙、コート紙、アート紙、キャスト塗被紙等の紙類、少なくとも一方に熱可塑性樹脂層を設けたラミネート紙等の加工紙が好ましく用いられる。またポリエチレンテレフタレートやその共重合体、ポリブチレンテレフタレートやその共重合体、脂肪族ポリエステル等の熱可塑性ポリエステル系樹脂フィルムは耐熱性があり、表面が平滑で凹凸が小さいために、印画後の画質が良好であるので、好ましく用いられる。
【００１８】
本発明に用いられるシート状芯材層は５０〜２００μｍの厚さを有することが好ましい。厚さが５０μｍ未満であると、得られる電子写真用転写シートの機械的強度が不十分となり、かつ変形に対する反発力が不十分となり、印画の際に生じる電子写真用転写シートのカールを十分に防止できないことがある。また厚さが２００μｍを越えると、電子写真用転写シートの厚みが増加しプリンターの用紙供給部に供給される枚数が減少する不都合や、芯材層の凹凸による画質の低下や転写シートの風合いが劣ることがある。
【００１９】
芯材層（Ｂ）の両面に、熱可塑性樹脂フィルム層（Ａ）を接着・積層する方法としては、特に限定されるものではないが、ウェットラミネート法、エキストルージョンラミネート法、ドライラミネート法、ワックスラミネート法等の公知の技術が用いられる。なお一般的にはドライラミネート法が広く用いられており、このとき使用される高分子樹脂としてはポリエーテル系、ポリエステル系などの高分子接着成分にポリイソシアネート系、エポキシ系等の硬化剤を配合したものが用いられることが多い。接着剤の塗工量は、１〜３０ｇ／ｍ^２の範囲が望ましく、また、カールバランスを保つために、表面側フィルム層、裏面側フィルム層の接着剤の塗工量を同一にするのが好ましい。高画質化のためにエキストルージョンラミネート法も好ましく用いられる。なお本発明で得られる積層体は、１００〜５００μｍの厚さを有することが好ましい。
【００２０】
本発明で得られる積層体はそのまま電子写真用転写シートとして使用しても良いが、印字適性の向上、帯電防止性の改良のために積層体の少なくとも一方の表面が導電性処理されていることが好ましい。帯電防止処理としては、通常の有機及び無機系の帯電防止剤が用いられる。帯電防止剤塗工量として０．０１〜３ｇ／ｍ^２を熱可塑性フィルム表面に塗布することで帯電防止効果が得られる。帯電防止処理された表面の、２３℃、相対湿度５０％環境下での表面抵抗値としては１．０×１０^８〜１．０×１０^１２（Ω／□）が好ましい。
【００２１】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、勿論本発明はこれによって限定されるものではない。
【００２２】
実施例１
厚さ６７μｍの上質紙（ＯＫ上質紙５２．３ｇ／ｍ^２、王子製紙製）の両面に、無機顔料として３０重量％の炭酸カルシウムを含み、スキン層が１軸延伸され、コア層が２軸延伸された厚さ６０μｍのポリプロピレン系多層構造フィルム（商標：ユポＦＰＵ６０、ユポ・コーポレーション社製、熱収縮率１．３％）を、ポリウレタン系接着剤（商標：ＡＤ−５９３、東洋モートン社製）を用いて、塗工量５ｇ／ｍ^２で接着・積層して電子写真用転写シートを得た。
【００２３】
実施例２
厚さ１００μｍのコート紙（ＯＫトップコートＮ１２７．９ｇ／ｍ^２、王子製紙製）の両面に、無機顔料として約３０重量％の炭酸カルシウムを含み、スキン層が１軸延伸され、コア層が２軸延伸された厚さ１１０μｍのポリプロピレン系多層構造フィルム（商標：ユポＦＰＧ１１０、ユポ・コーポレーション製、熱収縮率１．８％）を、ポリウレタン系接着剤（商標：ＡＤ−５９３、東洋モートン社製）を用いて、塗工量５ｇ／ｍ^２で接着・積層して電子写真用転写シートを得た。
【００２４】
実施例３
厚さ１００μｍの２軸延伸ポリエステルフィルム（Ｅ５１００＃１００東洋紡製）の両面に、無機顔料として約３０重量％の炭酸カルシウムを含み、スキン層が１軸延伸され、コア層が２軸延伸された厚さ６０μｍのポリプロピレン系多層構造フィルム（商標：ユポＦＰＵ６０、ユポ・コーポレーション製、熱収縮率１．３％）を、ポリウレタン系接着剤（商標：ＡＤ−５９３、東洋モートン社製）を用いて、塗工量５ｇ／ｍ^２で接着・積層して電子写真用転写シートを得た。
【００２５】
実施例４
厚さ６０μｍのコート紙（ＯＫトップコートＮ７３．３ｇ／ｍ^２、王子製紙製）の両面に、無機顔料として約３０重量％の炭酸カルシウムを含み、スキン層が１軸延伸され、コア層が２軸延伸された厚さ５０μｍのポリプロピレン系多層構造フィルム（商標：ユポＦＰＵ５０、ユポ・コーポレーション製、熱収縮率１．７％）を、ポリウレタン系接着剤（商標：ＡＤ−５９３、東洋モートン社製）を用いて、塗工量５ｇ／ｍ^２で接着・積層して電子写真用転写シートを得た。
【００２６】
比較例１
厚さ１５２μｍの上質紙（ＯＫ上質紙１２７．９ｇ／ｍ^２、王子製紙製）の両面に、２軸延伸された厚さ２５μｍのポリプロピレン系フィルム（商標：パイレンフィルムＰ６１８３、東洋紡製、熱収縮率６．０％）を、ポリウレタン系接着剤（商標：ＡＤ−５９３、東洋モートン社製）を用いて、塗工量５ｇ／ｍ^２で接着・積層して電子写真用転写シートを得た。
【００２７】
比較例２
厚さ２５０μｍの上質紙（ＯＫプリンス上質２０９．３ｇ／ｍ^２、王子製紙製）の両面に、無機顔料として約３０重量％の炭酸カルシウムを含み、スキン層が1軸延伸されコア層が２軸延伸された厚さ５０μｍのポリプロピレン系多層構造フィルム（商標：ユポＦＰＵ５０、ユポ・コーポレーション製、熱収縮率１．７％）を、ポリウレタン系接着剤（商標：ＡＤ−５９３、東洋モートン社製）を用いて、塗工量５ｇ／ｍ^２で接着・積層して電子写真用転写シートを得た。
【００２８】
比較例３
無機顔料として約３０重量％の炭酸カルシウムを含み、スキン層が１軸延伸されコア層が２軸延伸された厚さ５０μｍのポリプロピレン系多層構造フィルム（商標：ユポＦＰＵ５０、ユポ・コーポレーション製、熱収縮率１．７％）を芯材層とし、該フィルムの両面に厚さ６７μｍの上質紙（ＯＫ上質紙５２．３ｇ／ｍ^２、王子製紙製）を、ポリウレタン系接着剤（商標：ＡＤ−５９３、東洋モートン社製）を用いて、塗工量５ｇ／ｍ^２で接着・積層して電子写真用転写シートを得た
【００２９】
比較例４
無機顔料として約３０重量％の炭酸カルシウムを含み、スキン層が１軸延伸されコア層が２軸延伸された厚さ１１０μｍのポリプロピレン系多層構造フィルム（商標：ユポＦＰＧ１１０、ユポ・コーポレーション製、熱収縮率１．８％）を電子写真用転写シートとしてそのまま使用した
【００３０】
比較例５
厚さ９５μｍの上質紙（商標：ＯＫ上質紙８１．４ｇ／ｍ^２、王子製紙製）を電子写真用転写シートとしてそのまま使用した
【００３１】
（評価方法）
得られた電子写真用転写シートをＡ４判（２１０ｍｍ巾、２９７ｍｍ流）に断裁し、２３℃、相対湿度５０％の環境条件の恒温恒湿室内で１日放置後、ヒートロール定着式の電子写真プリンター：レーザーショットＡ４０４Ｇ１１（キャノン社製）で印画面を上に向けた通紙方法（フェースアップ通紙とも称す。）で印画し、下記の項目について評価を行った。評価の結果を下記の表１に示す
【００３２】
（１）プリントカール：プリンター印画後のシートを、２３℃、相対湿度５０％の環境条件の恒温恒湿室内で、平らな台上に放置し、印画後２分後にシートの４隅のカールの高さの平均値を測定し、以下の基準で評価した。
○：平均高さ２０ｍｍ以内
×：平均高さ２０ｍｍを越えるもの
（２）画質：印画品の画像の均一性を目視で評価した。
○：画像の均一性が良好
×：画像の均一性が劣る
（３）耐水性：プリンターで印画したシートを一晩水道水に浸漬した後引き上げ、印画面をテイシュで軽くふき取った後、引き裂いた。
○：サンプルを両手で引き裂いても破れず、印画面に傷が付かない
×：サンプルを両手で引き裂くと、破れる或いは印画面に傷が付く
（４）耐トラブル性：電子写真用転写シートがプリンターの定着部に停止した時の状況を評価した。
○：電子写真用転写シートのヒートロールへの付着が無い
×：電子写真用転写シートの表面が溶融し、プリンタートラブル発生
【００３３】
【表１】

【００３４】
実施例１〜４から、本発明に係る電子写真用転写シートは、印画後のプリントカールが２０ｍｍ以内で良好であり、排紙性、印画品の積み重ね性に優れている。また印画品の画質、耐水性やプリンターの耐トラブル性も良好である。
【００３５】
一方、比較例１では、熱可塑性樹脂フィルムの熱収縮率が５％を越えるため、印画カールが大きい欠点がある。比較例２では、芯材層の紙の厚みが厚いため、紙の凹凸に起因する画質の低下が発生する。比較例３，５では、紙支持体が積層体の表面に出る構成のため、耐水性が乏しく印画品の画質の劣る欠点がある。比較例４では、ユポ単体を使用しているので、プリンター内部で止まった時にヒートロールに付着し、走行トラブルとなる。
【００３６】
【発明の効果】
本発明は、ヒートロール定着式電子写真プリンターの印画において、熱カールによる排紙時の紙詰まりや通紙後に円筒状に丸まってしまうことが無く、印画の画質や耐水性が良好な電子写真用転写シートが得られ、その産業界に寄与するところ大である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is useful for writing, water resistance, documents, drawings, photographs, maps, manuals, tags, etc. used by bringing in or sticking under high humidity, chemical exposure, outdoors, etc. The present invention also relates to an electrophotographic transfer sheet having good tear resistance and image quality.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, heat roll fixing type electrophotographic printers use high-quality paper such as PPC paper and an OHP sheet surface-treated with a polyester film. However, PPC paper is limited to use in applications where water resistance, chemical resistance and strength are not required, and OHP sheets are water resistance and chemical resistance, but are transparent and limited to use in OHP applications. Yes. On the other hand, for applications that require water resistance, chemical resistance and strength in printing methods such as offset printing and screen printing, synthetic paper mainly made of polypropylene has been used, and high humidity, chemical exposure, outdoors, etc. It is used for applications such as documents, drawings, photographs, maps, manuals, labels, tags, etc. that are used by bringing or pasting them in the environment.
[0003]
However, in the heat roll fixing type electrophotographic printer, the heat roll surface temperature at the time of toner fixing is 170 to 200 ° C., which exceeds the melting point of polypropylene which is the main raw material of synthetic paper. For this reason, when a synthetic paper mainly composed of polypropylene (for example, Japanese Examined Patent Publication No. Sho 46-40794) is passed through a heat roll fixing type electrophotographic printer, curling due to heat occurs, causing poor paper passing, and the printed material is curled. There was a problem in running property such as the synthetic paper melted and cut off at the fixing heat roll section.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention relates to printing with a heat roll fixing type electrophotographic printer, paper jam at the time of paper discharge due to thermal curl, occurrence of transfer sheet fusing or paper breakage at the fixing heat roll, or cylindrical curling after paper passing. An object of the present invention is to provide an electrophotographic transfer sheet that does not occur and has good image quality and water resistance after printing.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The electrophotographic transfer sheet according to the present invention is used in an electrophotographic system in which an image is formed with toner particles, and the transfer sheet is a core layer having a thickness of 50 to 200 μm formed of a paper support or a thermoplastic polyester resin film. (B), and on both sides of the core material layer (B), the thermoplastic resin film layer having a thickness of 15 to 200 m (a) and a consisting solely laminate 100~320μm thickness was bonded and laminated, and the thermoplastic The thermoplastic resin film forming the resin film layer (A) is a stretched film mainly composed of a polyolefin resin and an inorganic pigment whose heat shrinkage ratio after heat treatment at 120 ° C. for 30 minutes is 5% or less. It is what. The thermoplastic resin film is preferably a synthetic paper made of a stretched film containing a polyolefin resin and an inorganic pigment as main components.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(A) Thermoplastic resin film described in detail below Examples of the thermoplastic resin film used in the present invention include ethylene resins such as high density polyethylene and medium density polyethylene, propylene resins, polymethyl-1-pentene, and ethylene cyclic Polyolefin resins such as olefin copolymers, polyamide resins such as nylon-6 and nylon-6,6, polyethylene terephthalate and copolymers thereof, polybutylene terephthalate and copolymers thereof, and thermoplastics such as aliphatic polyester Polyester resin, polycarbonate, atactic polystyrene, syndiotactic polystyrene and the like can be mentioned. Among these, it is preferable to use a polyolefin resin.
[0007]
Among the polyolefin resins, it is preferable to use a propylene resin in terms of chemical resistance and cost. Examples of the propylene resin include isotactic polymers or syndiotactic polymers obtained by homopolymerizing propylene. In addition, a copolymer mainly composed of propylene having various stereoregularities obtained by copolymerizing propylene with an α-olefin such as ethylene, 1-butene, 1-hexene, and 4-methyl-1-pentene. You can also. The copolymer may be a binary system, a ternary system or a multi-element system, and may be a random copolymer or a block copolymer. The propylene-based resin is preferably used by blending 2 to 25% by weight of a resin having a melting point lower than that of the propylene homopolymer. Examples of such a resin having a low melting point include high-density or low-density polyethylene. As the thermoplastic resin, one of the above thermoplastic resins may be selected and used alone, or two or more may be selected and used in combination.
An inorganic fine powder, an organic filler, a stabilizer, a light stabilizer, a dispersant, a lubricant, and the like can be added to the thermoplastic resin as necessary. When adding an inorganic fine powder, a thing with a particle size of 0.01-5 micrometers is used preferably. Specifically, heavy calcium carbonate, light calcium carbonate, calcined clay, silica, talc, titanium oxide, barium sulfate, alumina, and the like can be used. When an organic filler is added, it is preferable to select a different type of resin from the thermoplastic resin that is the main component. For example, when the thermoplastic resin is a polyolefin resin, the organic filler is a polymer such as polyethylene terephthalate, polybutylene terephthalate, polycarbonate, nylon-6, nylon-6,6, cyclic olefin, polystyrene, polymethacrylate, and the like. A polymer having a melting point higher than the melting point of the resin or a glass transition temperature can be used. When adding an inorganic fine powder and / or an organic filler, it is preferably added in the range of 3 to 50% by weight.
[0009]
When a stabilizer is added, it is usually added within a range of 0.001 to 1% by weight. Specifically, sterically hindered phenol-based, phosphorus-based, and amine-based stabilizers can be used. When a light stabilizer is added, it is usually added within a range of 0.001 to 1% by weight. Specifically, sterically hindered amine-based, benzotriazole-based, benzophenone-based light stabilizers, and the like can be used. A dispersant or a lubricant is used for the purpose of dispersing inorganic fine powder, for example. The addition amount is usually in the range of 0.01 to 4% by weight. Specifically, silane coupling agents, higher fatty acid metal soaps such as oleic acid and stearic acid, polyacrylic acid, polymethacrylic acid, and salts thereof can be used.
[0010]
The method for forming the thermoplastic resin film is not particularly limited, and can be appropriately selected from known methods. For example, using a single-layer or multi-layer T die or I die connected to a screw-type extruder, and molding using a cast molding, calender molding, rolling molding, inflation molding method or the like that extrudes molten resin into a sheet. Can do.
[0011]
The thermoplastic resin film is preferably uniaxially or biaxially stretched. Stretching can be performed by any of various methods that are usually used. In the case of an amorphous resin, the stretching temperature is not less than the glass transition temperature of the thermoplastic resin to be used, and in the case of a crystalline resin, it is suitable for a thermoplastic resin having a temperature not lower than the glass transition temperature of the amorphous part and not higher than the melting point of the crystal part. In a wide temperature range. Specifically, a temperature 2 to 50 ° C. lower than the melting point of the thermoplastic resin is preferable. As the stretching method, longitudinal stretching using the peripheral speed difference of the roll group, lateral stretching using a tenter oven, simultaneous biaxial stretching using a combination of a tenter oven and a linear motor, and the like can be used.
[0012]
The draw ratio is appropriately determined in consideration of the characteristics of the thermoplastic resin used. For example, when a propylene homopolymer or a copolymer thereof is used as a thermoplastic resin, it is preferably 2 to 10 times when stretched in one direction, and 10 to 50 times in area magnification in the case of biaxial stretching. preferable.
[0013]
If a thermoplastic resin containing an inorganic fine powder or an organic filler is stretched, a porous resin stretched film having fine pores inside can be obtained. The stretched thermoplastic resin film may be a single layer or may have a multilayer structure.
[0014]
The thickness of the thermoplastic resin film is usually in the range of 15 to 200 μm, and preferably in the range of 25 to 150 μm. When the thickness of the thermoplastic resin film is less than 15 μm, the thickness of the electrophotographic transfer sheet obtained is thin, the mechanical strength is insufficient, and curling due to heat may not be sufficiently prevented. On the other hand, if the thickness exceeds 200 μm, the thickness of the obtained electrophotographic transfer sheet becomes excessive, resulting in a disadvantage that the number of sheets supplied to the paper supply unit of the printer is reduced, and this is also economically disadvantageous.
[0015]
The thermoplastic resin film laminated on both surfaces of the core material layer may be the same film on both sides, or the types of the front and back films may be different. When a polypropylene resin film is laminated on one surface of the core material layer, it is preferable to laminate a polypropylene resin film on the other surface in terms of blank paper curl and post-printing curl.
[0016]
The thermoplastic resin film (A) of the present invention has a heat shrinkage rate after heat treatment at 120 ° C. for 30 minutes of which the average value of the heat shrinkage rate in both the vertical and horizontal directions is within 5%, preferably within 3%. If it exceeds 5%, the electrophotographic transfer sheet after printing is greatly curled, curved, or cylindrical, resulting in poor stackability at the time of paper discharge and poor workability. The heat shrinkage rate was determined by cutting the thermoplastic resin film (A) into a square having a certain size, for example, 200 mm in both length and width, measuring the dimensions in an environment of 23 ° C. and 50% relative humidity, and then drying by blowing at 120 ° C. Heat treatment in the machine for 30 minutes, take out, let cool in an environment at 23 ° C and 50% relative humidity for 1 hour, measure the dimensions, and calculate the heat shrinkage ratio compared with the dimensions before heat treatment. Can do.
[0017]
(B) Core material layer The core material layer used in the present invention has a thermoplastic resin layer on at least one of paper such as fine paper, coated paper, art paper, cast coated paper mainly composed of cellulose pulp. The provided processed paper such as laminated paper is preferably used. Also, thermoplastic polyester resin films such as polyethylene terephthalate and its copolymers, polybutylene terephthalate and its copolymers, and aliphatic polyester are heat resistant, and have a smooth surface and small irregularities. Since it is favorable, it is preferably used.
[0018]
The sheet-like core material layer used in the present invention preferably has a thickness of 50 to 200 μm. When the thickness is less than 50 μm, the electrophotographic transfer sheet obtained has insufficient mechanical strength and insufficient repulsive force against deformation, and sufficiently curls the electrophotographic transfer sheet generated during printing. It may not be possible to prevent. On the other hand, if the thickness exceeds 200 μm, the thickness of the electrophotographic transfer sheet increases and the number of sheets supplied to the paper supply unit of the printer decreases, and the image quality deteriorates due to the unevenness of the core material layer and the texture of the transfer sheet. May be inferior.
[0019]
The method of adhering and laminating the thermoplastic resin film layer (A) on both surfaces of the core material layer (B) is not particularly limited, but wet laminating method, extrusion laminating method, dry laminating method, wax A known technique such as a laminating method is used. In general, the dry laminating method is widely used, and as the polymer resin used at this time, a polyisocyanate-based or epoxy-based curing agent is added to a polyether-based or polyester-based polymer adhesive component. Are often used. The coating amount of the adhesive is desirably in the range of 1 to 30 g / m ² , and in order to maintain the curl balance, the coating amount of the adhesive on the front side film layer and the back side film layer should be the same. preferable. An extrusion laminating method is also preferably used for improving the image quality. In addition, it is preferable that the laminated body obtained by this invention has a thickness of 100-500 micrometers.
[0020]
The laminate obtained in the present invention may be used as it is as an electrophotographic transfer sheet, but at least one surface of the laminate must be conductively treated to improve printability and antistatic properties. Is preferred. As the antistatic treatment, usual organic and inorganic antistatic agents are used. An antistatic effect can be obtained by applying 0.01 to 3 g / m ² as the antistatic agent coating amount to the surface of the thermoplastic film. The surface resistance value of the surface subjected to the antistatic treatment in an environment of 23 ° C. and 50% relative humidity is preferably 1.0 × 10 ^{8 to} 1.0 × 10 ¹² (Ω / □).
[0021]
【Example】
The present invention will be described in more detail with reference to the following examples, but the present invention is of course not limited thereto.
[0022]
Example 1
67 μm thick fine paper (OK fine paper 52.3 g / m ² , made by Oji Paper Co., Ltd.) contains 30% by weight of calcium carbonate as an inorganic pigment, the skin layer is uniaxially stretched, and the core layer is biaxial A stretched polypropylene-based multilayer structure film having a thickness of 60 μm (trademark: YUPO FPU60, manufactured by YUPO Corporation, heat shrinkage ratio 1.3%) and polyurethane-based adhesive (trademark: AD-593, manufactured by Toyo Morton) Was adhered and laminated at a coating amount of 5 g / m ² to obtain an electrophotographic transfer sheet.
[0023]
Example 2
Coated paper with a thickness of 100 μm (OK top coat N127.9 g / m ² , Oji Paper Co., Ltd.) contains about 30% by weight of calcium carbonate as an inorganic pigment, the skin layer is uniaxially stretched, and the core layer is 2 A 110 μm thick polypropylene-based multilayer structure film (trademark: YUPO FPG110, manufactured by YUPO Corporation, heat shrinkage rate 1.8%) and polyurethane-based adhesive (trademark: AD-593, manufactured by Toyo Morton) Was adhered and laminated at a coating amount of 5 g / m ² to obtain an electrophotographic transfer sheet.
[0024]
Example 3
Thickness of biaxially stretched polyester film (E5100 # 100 manufactured by Toyobo Co., Ltd.) having a thickness of 100 μm containing about 30% by weight of calcium carbonate as an inorganic pigment, the skin layer being uniaxially stretched, and the core layer being biaxially stretched A 60 μm thick polypropylene-based multilayer structure film (trademark: YUPO FPU60, manufactured by YUPO Corporation, heat shrinkage ratio 1.3%) was coated using a polyurethane-based adhesive (trademark: AD-593, manufactured by Toyo Morton). The transfer sheet for electrophotography was obtained by adhesion and lamination at a work rate of 5 g / m ² .
[0025]
Example 4
Coated paper of 60 μm thickness (OK Topcoat N 73.3 g / m ² , made by Oji Paper Co., Ltd.) contains about 30% by weight of calcium carbonate as an inorganic pigment, the skin layer is uniaxially stretched, and the core layer is Biaxially stretched polypropylene-based multilayer film with a thickness of 50 μm (trademark: YUPO FPU50, manufactured by YUPO Corporation, heat shrinkage rate 1.7%) and polyurethane-based adhesive (trademark: AD-593, manufactured by Toyo Morton Co., Ltd.) ) Was used for adhesion and lamination at a coating amount of 5 g / m ² to obtain an electrophotographic transfer sheet.
[0026]
Comparative Example 1
A 25 μm thick polypropylene film (trademark: Pyrene Film P6183, manufactured by Toyobo Co., Ltd., heat shrinkage ratio) biaxially stretched on both sides of a 152 μm thick fine paper (OK fine paper 127.9 g / m ² , Oji Paper) 6.0%) was adhered and laminated at a coating amount of 5 g / m ² using a polyurethane adhesive (trademark: AD-593, manufactured by Toyo Morton Co., Ltd.) to obtain an electrophotographic transfer sheet.
[0027]
Comparative Example 2
250 μm thick fine paper (OK Prince fine quality 209.3 g / m ² , made by Oji Paper Co., Ltd.) contains about 30% by weight calcium carbonate as an inorganic pigment, the skin layer is uniaxially stretched, and the core layer is biaxial Stretched polypropylene-type multilayer structure film (trademark: YUPO FPU50, manufactured by YUPO Corporation, heat shrinkage rate 1.7%) with a polyurethane adhesive (trademark: AD-593, manufactured by Toyo Morton) It was used and adhered and laminated at a coating amount of 5 g / m ² to obtain an electrophotographic transfer sheet.
[0028]
Comparative Example 3
50 μm thick polypropylene multilayer film (trademark: YUPO FPU50, manufactured by YUPO Corporation, containing about 30% by weight of calcium carbonate as an inorganic pigment, uniaxially stretched skin layer and biaxially stretched core layer, heat shrink 1.7%) is used as a core material layer, and a high-quality paper having a thickness of 67 μm (OK fine paper 52.3 g / m ² , made by Oji Paper Co., Ltd.) is applied to both sides of the film with a polyurethane adhesive (trademark: AD-593). , Manufactured by Toyo Morton Co., Ltd.) and adhered and laminated at a coating amount of 5 g / m ² to obtain an electrophotographic transfer sheet.
Comparative Example 4
110 μm thick polypropylene multilayer film (trademark: YUPO FPG110, manufactured by YUPO Corporation, containing about 30% by weight calcium carbonate as an inorganic pigment, uniaxially stretched skin layer and biaxially stretched core layer, heat shrink 1.8%) was used as is as an electrophotographic transfer sheet.
Comparative Example 5
A fine paper of 95 μm thickness (trademark: OK fine paper 81.4 g / m ² , manufactured by Oji Paper Co., Ltd.) was used as it was as an electrophotographic transfer sheet.
(Evaluation methods)
The obtained electrophotographic transfer sheet was cut into A4 size (210 mm width, 297 mm flow), left in a constant temperature and humidity room at 23 ° C. and 50% relative humidity for one day, and then heat roll fixing type electrophotography. Printer: Laser shot A404G11 (manufactured by Canon Inc.) was used for printing with a paper passing method (also referred to as face-up paper passing) with the printing screen facing upward, and the following items were evaluated. The evaluation results are shown in Table 1 below.
(1) Print curl: The sheet after printer printing is left on a flat table in a constant temperature and humidity room at 23 ° C. and 50% relative humidity, and the curl at the four corners of the sheet is printed 2 minutes after printing. The average height was measured and evaluated according to the following criteria.
○: Average height within 20 mm ×: Average height exceeding 20 mm (2) Image quality: Image uniformity of the printed product was visually evaluated.
○: Image uniformity is good ×: Image uniformity is inferior (3) Water resistance: A sheet printed with a printer is soaked in tap water overnight and then pulled up. The printed screen is gently wiped with a tissue and then torn. .
○: Even if the sample is torn with both hands, it will not be torn, and the marking screen will not be damaged. ×: When the sample is torn with both hands, it will be torn or the marking screen will be scratched. (4) Trouble resistance: Electrophotographic transfer sheet We evaluated the situation when we stopped at the fixing part.
○: There is no adhesion of the electrophotographic transfer sheet to the heat roll. ×: The surface of the electrophotographic transfer sheet melts, causing printer trouble.
[Table 1]

[0034]
From Examples 1 to 4, the electrophotographic transfer sheet according to the present invention has good print curl after printing within 20 mm, and is excellent in paper discharge performance and stackability of printed products. In addition, the image quality of printed products, water resistance and printer trouble resistance are also good.
[0035]
On the other hand, in Comparative Example 1, the thermal shrinkage of the thermoplastic resin film exceeds 5%, so that there is a drawback that the printing curl is large. In Comparative Example 2, since the paper of the core material layer is thick, the image quality is deteriorated due to the unevenness of the paper. In Comparative Examples 3 and 5, since the paper support comes out on the surface of the laminate, the water resistance is poor and the image quality of the printed product is inferior. In Comparative Example 4, since YUPO is used alone, when it stops inside the printer, it adheres to the heat roll and causes a running trouble.
[0036]
【The invention's effect】
The present invention is an electrophotographic printer that has good image quality and water resistance without causing paper jamming or curling into a cylindrical shape after paper discharge during heat curling in printing with a heat roll fixing type electrophotographic printer. A transfer sheet can be obtained, which greatly contributes to the industry.

Claims

In an electrophotographic transfer sheet used in an electrophotographic system for forming an image with toner particles, the transfer sheet is a core material layer (B) having a thickness of 50 to 200 μm formed of a paper support or a thermoplastic polyester resin film, on both surfaces of the core layer (B), the thermoplastic resin film layer having a thickness of 15 to 200 m (a) and a consisting solely laminate 100~320μm thickness was bonded and laminated, and the thermoplastic resin film layer (a Is a stretched film mainly composed of a polyolefin resin and an inorganic pigment whose heat shrinkage ratio after heat treatment at 120 ° C. for 30 minutes is 5% or less . Transfer sheet.

The electrophotographic transfer sheet according to claim 1, wherein the thermoplastic resin film is a synthetic paper made of a stretched film containing a polyolefin resin and an inorganic pigment as main components.