JP3940130B2 - 払拭材 - Google Patents

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本発明は、単繊維が略並列状に集合して所要厚さの層状をなす単繊維層により房状部を利用して清掃を行うことができる払拭材に関する。
特開2002−369783号公報(特許文献1)には、刷毛部が、軟質なシートで細長く形成された複数の短冊片と、繊維束とで形成されていることを特徴とする清掃用物品が開示されている。この清掃用物品は、刷毛部が、短冊片と繊維束とで形成されているため、繊維束が絡んだり丸まったりしにくくなり、刷毛部の保形性を高めることができ、特に短冊片と繊維束とを部分的に接合しておくと、刷毛部を形成する繊維束の剛性を高くでき、長期間使用しても繊維束が丸まったり縮まったりするのを防止できるようになるものとされている。
このような清掃用物品は、使い捨てを前提とする場合がほとんどであるが、その場合、一方の側のみ使用可能とすると、需要者にとって高コストになるおそれがある。また、両方の側を使用可能とすると、一方の側を使用した際の汚れが他方の側にも及び、両方の側を十分に効果的に利用することができないおそれがある。更に、溝状部やその他の凹部並びに隅角部等の塵埃については、軟質シートから形成された短冊片では十分な掻き出し効果が得られ難いおそれがある。
特開2002−369783号公報
本発明は、上記背景技術の下で行われたものであって、その目的とするところは、単繊維層を利用して種々の清掃対象を清掃することができる払拭材、厚さ方向両方の側の単繊維層を利用して種々の清掃対象を清掃することができる払拭材、厚さ方向一方の側の単繊維層から他方の側の単繊維層に汚れが伝わらない払拭材、又は溝状部やその他の凹部並びに隅角部等の塵埃を掻き出し得る払拭材を提供することある。
上記目的を達成する本発明の払拭材は、
複数枚の重なった熱溶融性のシートの少なくとも一方の側に、熱溶融性の単繊維が略並列状に集合して所要厚さの層状をなす単繊維層が積層し、前記各単繊維層を構成する単繊維と前記シートが各単繊維層を構成する単繊維群の両端側が房状部を形成するように厚さ方向に熱融着し、前記複数枚のシートの間に、前記熱融着により、又は予め、少なくとも一端を開口する払拭材保持用の挿入孔が形成された一体状物が、
厚さ方向両側に単繊維層が位置し、それらの単繊維層を構成する単繊維群の両端側が房状部を形成し、前記挿入孔が開口するように二つ折りされた状態で、各単繊維層を構成する単繊維とシートが厚さ方向に熱融着して一体状をなすことを特徴とする。
この払拭材では、単繊維の自由端から熱融着箇所に至るまでの部分が房状部を形成する。挿入孔に払拭材保持具を挿入して払拭材を保持し、積層した単繊維層のうち少なくとも厚さ方向一方の側の単繊維層における房状部を利用して種々の清掃対象を清掃することができる。なお、この単繊維層は、熱溶融性の単繊維と非熱溶融性の単繊維が混合して構成されたものとすることができる。
上記払拭材は、厚さ方向両側に単繊維層が位置するものとすることができる。
この場合、挿入孔に払拭材保持具を挿入して払拭材を保持し、積層した単繊維層のうち厚さ方向一方の側の単繊維層における房状部により種々の清掃対象を清掃することができる。一方の側の単繊維層の使用後は、厚さ方向他方の側の単繊維層における房状部により清掃を行い得る。その際、必要に応じ払拭材保持具の挿入姿勢等を変更する。このように両側の単繊維層を何れも清掃に利用することができるので、たとえ使い捨てとするものであっても全体を十分に利用することができる。
また上記払拭材は、上記シートの一方の側に上記単繊維層が積層してそれらの単繊維層とシートが厚さ方向に熱融着した一体状物が、厚さ方向両側に単繊維層が位置するように二つ折りされた状態で、各単繊維層を構成する単繊維とシートが厚さ方向に熱融着して一体状をなすものとすることができる。
この場合の払拭材は、シートの一方の側に単繊維層が積層して両者が厚さ方向に熱融着したものが、厚さ方向両側に単繊維層が位置するように二つ折りされ、更にその折畳物の厚さ方向に熱融着して一体状をなすものであるため、厚さ方向両側に単繊維層が位置する払拭材を確実且つ容易に製造することができる。なお、シートの一方の側に第1の単繊維層が積層して両者が厚さ方向に熱融着したものにおけるシートの他方の側に第2の単繊維層(或いは更なる単繊維層)を積層し、厚さ方向両側に第1の単繊維層が位置してシートの間に第2の単繊維層を挟むように二つ折りされた状態で、各単繊維層を構成する単繊維とシートが厚さ方向に熱融着して一体状をなすものとすれば、厚さ方向両外側の第1の単繊維層により形成される房状部とシートの間の第2の単繊維層により形成される房状部の両者によって、全体として房状部の密度を高めることができる。
上記払拭材は、端縁部における厚さ方向に垂直な所定部分の上記単繊維層と上記シートが、その所定部分内に分布した複数箇所において厚さ方向に熱融着して薄厚の隙間挿入部に形成されたものとすることができる。
この場合、隙間挿入部を構成する所定部分は、複数箇所の熱融着部により全体として薄厚になるので隙間に対する挿入性が良くなり、熱融着部以外はやや厚目になるので隙間の清掃効果が高くなる。なお、このような所定部分は、単繊維層を構成する単繊維の繊維方向において両側が熱融着部(熱融着線)により挟まれた部分とすることが望ましい。
また、上記払拭材は、少なくとも何れか二つの単繊維層の間に、それらの単繊維層同士を全体として厚さ方向に隔てる熱溶融性のシートを有するものとすることができる。
この場合、厚さ方向一方の側の単繊維層を用いた清掃による汚れが他方の側の単繊維層を構成する単繊維に拡がることが防がれるので、一方の側の単繊維層と他方の側の単繊維層を何れも有効に清掃に利用することができる。
上記払拭材は、上記熱融着が、上記単繊維層を構成する単繊維に交差する熱融着線によって行われているものとすることができる。また上記熱融着線の少なくとも一部が、上記単繊維層を構成する単繊維の長さ方向に間隔を隔てた2本の熱融着線であり、上記挿入孔が、前記2本の熱融着線の間に位置するものとすることができる。
更に、上記払拭材は、上記積層した単繊維層のうち厚さ方向一方の側および/または他方の側に、上記2本の熱融着線の間に形成された特定熱融着線のみにより他の単繊維層に熱融着している特定単繊維層を1又は2以上を有し、その特定単繊維層を構成する単繊維群が房状部を形成しているものとすることができる。
この場合、特定単繊維層以外の単繊維層による房状部は、単繊維層を構成する単繊維の長さ方向に間隔を隔てた2本の熱融着線よりも単繊維方向外側に形成される。一方特定単繊維層は、単繊維層を構成する単繊維の長さ方向に間隔を隔てた2本の熱融着線の内側の熱融着線のみにより他の単繊維層に熱融着し、その特定単繊維層を構成する単繊維の自由端から熱融着線に至るまでの部分が房状部を形成する。そのため、厚さ方向一方の側における房状部の密度を高めて効果的に清掃を行い得る。なお、特定単繊維層は、熱溶融性の単繊維と非熱溶融性の単繊維が混合して構成されたものとすることができる。
また、上記払拭材は、上記単繊維層の1又は2以上が、その単繊維層を構成する単繊維の一部として、他の単繊維よりも剛性が高い剛単繊維を満遍なく含むものとすることができる。
この場合、房状部における剛単繊維は、溝状部やその他の凹部並びに隅角部等の塵埃等を掻き出し、それらを他の単繊維により拭き取ることにより、効率的に清掃を行い得る。
なお、上記剛単繊維の剛性及び径は、その剛単繊維を含む単繊維層を構成する他の単繊維の剛性及び径のそれぞれ2倍以上であるものとすることができる。好ましくは4乃至10倍である。
本発明の払拭材によれば、挿入孔に払拭材保持具を挿入して払拭材を保持し、積層した単繊維層のうち少なくとも厚さ方向一方の側の単繊維層における房状部を利用して種々の清掃対象を清掃することができる。
本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図面は何れも本発明の実施の形態としての払拭材に関するものであって、図1は説明図、図2は断面図、図3は平面図、図4は別の実施の形態についての断面図である。また図5乃至図9は更に別の実施の形態についてのものである。なお、図1乃至9に共通の符号は同一意義である。
図1乃至3記載の払拭材Aは、ほぼ一定長さ(必ずしも一定長さであることを要するものではない。)の熱溶融性の単繊維10が略並列状(端部側に単繊維による房状部が形成されるものであれば単繊維同士がある程度絡まり合っていても差し支えない。)に集合して所要厚さで所定長さ(図1及び図2における図の平面に垂直な方向、図3における縦方向。)の平面方形状の層状をなす第1単繊維層12と、同様の構成の第2単繊維層14と、前記単繊維10の長さを幅とし前記所定長さを長さとする方形状の熱溶融繊維製の2枚の不織布16(熱溶融繊維と非熱溶融性繊維からなり、全体として熱溶融性を有する不織布であってもよい。不織布にかぎらず、熱溶融性の合成樹脂シート等であってもよい。また、2枚でなく二つ折り等により実質上2枚にしたものを用いることもできる。更に、シート材が予め筒状に形成されたものを用いることもできる。)が、第1単繊維層12と第2単繊維層14の間に2枚の不織布16が位置するように積層した、図1に示す積層物を用いて製造し得る。不織布16の側縁(図における左右縁)は、ジグザグ状をなすものであることが、塵埃捕捉上好ましい。
この積層物の各単繊維10方向(左右方向)における中央を挟んだ一対の対称位置において、長さ方向全体にわたり、各単繊維10に直交する一対の外側熱融着線18によって、第1単繊維層12と第2単繊維層14の全単繊維10及び両不織布16を矢示のように厚さ方向に熱融着させる。これにより、第1単繊維層12と第2単繊維層14における両外側熱融着線18の外方部がそれぞれ房状部20を構成する。なお、このような熱融着線の形成位置は必ずしも対称位置に限るものではない。また、熱融着線は、単繊維10に直交するものに限らず、また、直線に限らず曲線や波線等であってもよい。また、熱融着線は長さ方向に連続であることを要するものではない。
更に、第1単繊維層12及び第2単繊維層14を構成する単繊維10より短いほぼ一定長さの熱溶融性の単繊維22が略並列状(端部側に単繊維による房状部が形成されるものであれば単繊維同士がある程度絡まり合っていても差し支えない。)に集合して所要厚さで所定長さの平面方形状の層状をなす第3単繊維層24(特定単繊維層)を第2単繊維層14の下側における左右方向中程に位置させて積層する。その左右方向中央位置において、長さ方向全体にわたり、各単繊維10に直交する中央熱融着線26によって、第1単繊維層12、第2単繊維層14及び第3単繊維層24の全単繊維10及び両不織布16を矢示のように厚さ方向に熱融着させる。これにより、第3単繊維層24における中央熱融着線26の両側が房状部28を構成する。なお、このような特定単繊維層を設けることは必ずしも要しない。また、厚さ方向一方の側に特定単繊維層を2以上設けることや、厚さ方向両側に特定単繊維層をそれぞれ1又は2以上設けることもできる。
また、前記熱融着により、両不織布16の間における両外側熱融着線18と中央熱融着線26の間に一対の筒状の挿入孔30が形成される。なお、払拭材Aの長さ方向一方の端縁部を熱融着させると、挿入孔30の一端が閉塞状態となる。長さ方向両方の端縁部を熱融着させると、両外側熱融着線18と中央熱融着線26の間の一対の筒状部の両端が閉塞状態となるので、その筒状部の一部に別途開口部を設けて挿入孔を形成することになる。図3に示す例においては、筒状部を形成する不織布16の一端部16aを折り返して挿入孔30の開口部Pを形成している。
これらの単繊維層を構成する熱溶融性の単繊維の例及び前記不織布を構成する繊維の例としては、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等の各種合成繊維を挙げることができる。これらの繊維は例えば0.5乃至5デシテックス(好ましくは2乃至4デシテックス)のものを用い得るがこれに限るものではない。またこれらの繊維は、着塵剤を(例えば、含有、含浸、外添等により)有するものでもよい。
挿入孔30に挿入して払拭材Aを保持し得る挿入部を備えた払拭材保持具を用い、その挿入部を挿入孔30に挿入して払拭材Aを保持し、積層した第1単繊維層12と第2単繊維層14のうち少なくとも第2単繊維層14における房状部20、並びに第3単繊維層24における房状部28を利用して種々の清掃対象を清掃することができる。第2単繊維層14における房状部20は、両外側熱融着線18の外方部に形成されており、第3単繊維層24における房状部28は、両外側熱融着線18の内側に位置する中央熱融着線26の両側に形成されている。そのため、第2単繊維層14の側における房状部20・28の密度を高めて効果的に清掃を行い得る。
第2単繊維層14を十分に使用した後は、厚さ方向他方の側の第1単繊維層12における房状部20により清掃を行い得る。その際、必要に応じ払拭材保持具の挿入部の挿入孔30に対する挿入姿勢等を変更する。第2単繊維層14を用いた清掃による汚れは、第1単繊維層12と第2単繊維層14の間の全体にわたり介在する不織布16により、第1単繊維層12に拡がることが防がれる。このように両側の単繊維層を何れも有効に清掃に利用することができるので、たとえ使い捨てとするものであっても全体を十分に利用することができる。
なお、図4に二点差線で示すように、第1単繊維層12と第2単繊維層14を構成する単繊維の一部として、他の単繊維10よりも10倍程度剛性が高く10倍程度径が太い剛単繊維32(例えば5乃至100デシテックス、好ましくは20乃至60デシテックスのものとすることができる。)を満遍なく含むものとすることができる。この場合、房状部20における剛単繊維32は、溝状部やその他の凹部並びに隅角部等の塵埃等を掻き出し、これを他の単繊維10により拭き取ることにより、効率的に清掃を行い得る。また、第1単繊維層12により清掃を行う場合、房状部20以外の部分における剛単繊維32が清掃対象に接することによりこびり付いた汚れを掻き取り、これを他の単繊維10により拭き取ることにより、効率的に清掃を行い得る。
図5は説明図、図6は平面図、図7は不織布の端縁部を折り返した状態の平面図、図8及び図9は、それぞれ二つ折りして熱融着した状態の平面図及び正面図である。
図5乃至9記載の払拭材Bは、ほぼ一定長さの熱溶融性の単繊維10が略並列状に集合して所要厚さで所定長さ(図5における図の平面に垂直な方向、図6における縦方向。)の平面方形状の層状をなす第1単繊維層12の上に、前記単繊維10の長さを幅とし前記所定長さよりも長い方形状の熱溶融繊維製の2枚の不織布16が、長さ方向両方に第1単繊維層12よりもはみ出すように積層した、図5に示す積層物を用いて製造し得る。
この積層物の各単繊維方向(左右方向)における中央を挟んだ一対の対称位置及び中央において、図6に示すように第1単繊維層12のみの長さ方向全体にわたり、それぞれ各単繊維10に直交する一対の外側熱融着線18及び中央熱融着線26(中央熱融着線26を除くこともできる)によって、第1単繊維層12の全単繊維10及び両不織布16を矢示のように厚さ方向に熱融着させる。これにより、第1単繊維層12における両外側熱融着線18の外方部がそれぞれ房状部20を構成する。
次いで上側の不織布16の長さ方向両端部16bを内方に折り返し(図7)、更に、不織布16が二つ折りに重なるように長さ方向の中央において全体を二つ折りし、単繊維10方向における中央において更に中央熱融着線26において全体を厚さ方向に熱融着させて一体状とすることにより、図8及び9に示す払拭材Bが得られる。両不織布16の間における両外側熱融着線18と中央熱融着線26の間には、一対の筒状の挿入孔30が形成されている。なお、図7に示す一体状物における不織布16の上に更に熱溶融性の単繊維による単繊維層を形成して同様に処理すると、その単繊維層における中央熱融着線26の両側に房状部が形成され、第1の単繊維層による両外側熱融着線18の外方部の房状部20と併せて房状部の密度を高めることができる。
この払拭材Bの両外側熱融着線18の間の一端に位置する所定部分は、第1単繊維層12と不織布16が、その所定部分内に分布した複数の熱融着箇所Hにおいて厚さ方向に熱融着して薄厚の隙間挿入部Sに形成されている。
この場合、隙間挿入部Sを構成する所定部分は、複数の熱融着箇所Hにより全体として薄厚になるのでコンピュータ等のキーボードにおけるキー同士の隙間等の隙間に対する挿入性が良くなり、熱融着箇所H以外はやや厚目になるので、隙間の清掃効果が高くなる。
説明図である。 断面図である。 平面図である。 別の実施の形態についての断面図である。 更に別の実施の形態についての説明図である。 平面図である。 不織布の端縁部を折り返した状態の平面図である。 二つ折りして熱融着した状態の平面図である。 二つ折りして熱融着した状態の断面図である
符号の説明
10 単繊維
12 第1単繊維層
14 第2単繊維層
16 不織布
16a 端部
16b 端部
18 外側熱融着線
20 房状部
22 単繊維
24 第3単繊維層
26 中央熱融着線
28 房状部
30 挿入孔
32 剛単繊維
A 払拭材
P 開口部
S 隙間挿入部
H 熱融着箇所

Claims (12)

  1. 複数枚の重なった熱溶融性のシートの少なくとも一方の側に、熱溶融性の単繊維が略並列状に集合して所要厚さの層状をなす単繊維層が積層し、前記各単繊維層を構成する単繊維と前記シートが各単繊維層を構成する単繊維群の両端側が房状部を形成するように厚さ方向に熱融着し、前記複数枚のシートの間に、前記熱融着により、又は予め、少なくとも一端を開口する払拭材保持用の挿入孔が形成された一体状物が、
    厚さ方向両側に単繊維層が位置し、それらの単繊維層を構成する単繊維群の両端側が房状部を形成し、前記挿入孔が開口するように二つ折りされた状態で、各単繊維層を構成する単繊維とシートが厚さ方向に熱融着して一体状をなすことを特徴とする払拭材。
  2. 上記一体状物において、複数枚の重なった熱溶融性のシートの両方の側に、熱溶融性の単繊維が略並列状に集合して所要厚さの層状をなす単繊維層が積層した、請求項1記載の払拭材。
  3. 上記一体状物における払拭材保持用の挿入孔が両端を開口するものであり、前記一体状物が二つ折りされた状態で、両挿入孔が同じ向きに開口する請求項1又は2記載の払拭材。
  4. 端縁部における厚さ方向に垂直な一定面積部分の上記単繊維層と上記シートが、その一定面積部分内に分布した複数箇所において厚さ方向に熱融着して薄厚の隙間挿入部に形成された請求項1、2又は3記載の払拭材。
  5. 少なくとも何れか二つの単繊維層の間に、それらの単繊維層同士を全体として厚さ方向に隔てる熱溶融性のシートを有する請求項1乃至4の何れかに記載の払拭材。
  6. 上記熱融着が、上記単繊維層を構成する単繊維に交差する熱融着線によって行われている請求項1乃至5の何れかに記載の払拭材。
  7. 上記熱融着線の少なくとも一部が、上記単繊維層を構成する単繊維の長さ方向に間隔を隔てた2本の熱融着線であり、上記挿入孔が、前記2本の熱融着線の間に位置する請求項6記載の払拭材。
  8. 上記積層した単繊維層のうち厚さ方向一方の側および/または他方の側に、上記2本の熱融着線の間に形成された特定熱融着線のみにより他の単繊維層に熱融着している特定単繊維層を1又は2以上を有し、その特定単繊維層を構成する単繊維群が房状部を形成している請求項7記載の払拭材。
  9. 上記特定単繊維層が、熱溶融性の単繊維と非熱溶融性の単繊維が混合して構成されたものである請求項8記載の払拭材。
  10. 上記単繊維層の1又は2以上が、その単繊維層を構成する単繊維の一部として、他の単繊維よりも剛性が高い剛単繊維を満遍なく含む請求項1乃至9の何れかに記載の払拭材。
  11. 上記剛単繊維の剛性及び径が、その剛単繊維を含む単繊維層を構成する他の単繊維の剛性及び径のそれぞれ2倍以上である請求項9記載の払拭材。
  12. 上記単繊維層が、熱溶融性の単繊維と非熱溶融性の単繊維が混合して構成されたものである請求項1乃至11の何れかに記載の払拭材。
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