JP3939275B2 - 物品貯蔵庫ならびその利用装置 - Google Patents

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この発明は、貯蔵室の開口部分に密閉用部材と対流阻止用部材(保温用部材とを配置した物品貯蔵庫ならびにその利用装置に関するものである。なお、この発明において、物品の貯蔵には、物品を冷却した状態で保温する貯蔵と、物品を加温した状態で保温する貯蔵(この発明において、温蔵という)を含むものである。したがって、利用装置としては、例えば、冷蔵庫、温蔵庫、恒温槽などが含まれるものである。
また、上記の冷却には、冷却対象とする物品を凍結させない状態の所定の温度に冷却する構成、すなわち、一般に冷蔵と言われるものと、冷却対象とする物品を凍結させるように冷却する構成、すなわち、一般に冷凍と言われるものとを含むものであり、これらの冷却による物品貯蔵庫を設けたものを、総称して、冷蔵庫という。
なお、以下に説明する各図において、同一の符号で示す部分は、いずれかの図によって説明する同一符号の部分と同一の機能をもつ部分である。また、部材とは、所定の部分を構成する単一の構成材、または、複数の構成材を組み合わせた構成材をいうものである。
こうした物品貯蔵庫の構成として、図9のような冷蔵庫としての物品貯蔵庫100の構成(以下、第1従来技術という)が周知である。図9において、物品貯蔵庫100は適宜に設けられた各仕切壁部分(図示せず)で仕切られた複数の貯蔵室81・82・83・84を設けて構成されており、貯蔵室81は、図9の〔扉型構成〕のように、本体95に対して、扉81Aをヒンジ部分81xを支点p1にして扉81Aを開閉することにより物品を出し入れするようにした貯蔵室(以下、扉型貯蔵室という)にしてある。
また、貯蔵室82・83・84は、それぞれ、図9の〔引出型構成〕のように、本体95に対して、前蓋82A・83A・84Aとともに引き出される引出部分84Bに物品を出し入れする貯蔵室(以下、引出型貯蔵室という)にしてある。
そして、図10ように、本体95の開口部分95Aを閉じるために、本体95と扉81A・前蓋82A・83A・84Aとの閉じ合わせ目の間、すなわち、本体95の前面側の端面95Bと、扉81A・前蓋82A・83A・84Aの各内側80xに設けられていて端面95Bと対向する対向面80yには、磁石体71Aを有する密閉用部材71、すなわち、マグネット付きパッキンを設けて、磁石体71Aの磁力により本体95と扉81A・前蓋82A・83A・84Aとの各対向部分を閉塞するように、左右対称・上下対称に構成した保温のための密閉構造70にしてある。
なお、密閉用部材71は、磁石体71Aをパッキン部分71xで包み込むとともに、パッキン部分71xに蛇腹状などの伸縮可能な部分71yを設けることにより、端面95Bと対向面80yとの対向が多少歪んでいても、目的とする閉塞を行えるように構成している。
また、扉81Aの場合には、本体95の内側面95Cのうち、端面95B側に続く箇所の内側面95Cの部分を比較的に小さく内側に傾斜させた傾斜角度θ1、例えば、10°程度の傾斜角度をもつ傾斜面95xにして形成するとともに、扉81Aの内側80xにも傾斜面95xと対向して傾斜させた対向面80vをもつ突出部分80tを設けて、扉81Aの補強と、例えば、図11のような背面棚81Dを設けるための枠体とを兼ねさせている。そして、前蓋82A・83A・84Aの場合には、突出部分80tを設けた構成と、突出部分80tを無くして、この部分を鎖線80uで示した形状にした構成とがある。
さらに、密閉用部材71は、扉型貯蔵室81の場合には、図11のように、扉81の内側80xの周縁に沿って囲むように形成してあり、図示していないが、引出型貯蔵室82〜84の場合にも、同様に、前蓋82A・83A・84Aの背面側の周縁に沿って囲むように形成してある。
また、扉81Aの場合には、図10・図11に鎖線で示したように、扉81Aの開閉によって作動させる電気的な切換作動部分51A、例えば、マイクロスイッチを本体95の傾斜面95xの箇所に配置するとともに、扉81Aの突出部分80tの対向面80vによって作動させることにより、扉81Aが開かれたときに、本体95の内部を照明するための照明灯51を点灯させたり、冷却機能部分(図示せず)の動作を停止させたりする構成を設けてある。
物品貯蔵室81〜84が物品を冷却または加温して貯蔵する貯蔵室の場合には、図10において、本体95と扉81A・前蓋82A・83A・84Aとの部分は、各外面側の外皮部分M1・N1を鋼板などで形成し、本体95の内面側95Cの外皮部分M2と扉81A・前蓋82A・83A・84Aの内側80xの各外皮部分N2とをアクリル系合成樹脂材などで形成するとともに、これらの外皮部分で囲まれた内部の部分M3・N3を断熱性のよい材質、例えば、発泡ポリウレタンなどで形成している。
そして、本体95の前面側の端面95Bと対向する対向面80yの外皮部分N2の箇所に、密閉用部材71を取付用の溝穴80zを設けるとともに、この溝穴80zに、密閉用部材71に設けた戻り止めの張出部分71bを設けた突起71Bを入れ込んで、密閉用部材71を保持している。
また、扉型貯蔵室81の場合には、例えば、扉81の右端側に配置したヒンジ部分81xを支点p1にして、図9の〔扉型構成〕のように、左端側が手前側に開らくような開扉動作を行い、引出型貯蔵室82〜84の場合には、図9の〔引出型構成〕のように、ヒンジ部分81xを支点p1が無く、前蓋82A・83A・84Aの右端側と左端側とが同時に手前側に引き出されるような動作を行うものである。
ここで、図9の構成では、扉型貯蔵室81を上段側に設け、引出型貯蔵室82〜84を中段・下段側に配置しているが、扉型貯蔵室81を中段または下段に配置した物品貯蔵庫100の構成(以下、第2従来技術という)も周知である。さらに、単一の扉型貯蔵室81のみを設けた物品貯蔵庫100の構成(以下、第3従来技術という)や、扉型貯蔵室81を複数段重ねた物品貯蔵庫100の構成(以下、第4従来技術という)も周知である。
さらに、温蔵庫において、上記の第1従来技術〜第4従来技術の構成を適用して構成(以下、第5従来技術とう)も周知である。
そして、上記の物品貯蔵室81〜84のような貯蔵室を有する物品貯蔵庫100では、密閉構造70の密閉用部材71の箇所まで、室内の空気が対流してくるので、室内気温が直接的に密閉用部材71の箇所まで熱伝達されてしまうため、室内気温の維持に不足が生ずる場合がある。
こうした室内気温の維持の不足を解消するための構成として、図12・図13のように、上記の対流を阻止する対流阻止用部材76を配置することにより、密閉用部材71と対流阻止用部材76との間に熱伝達を隔離するための隔離区画30を設けた構成(以下、第6従来技術という)が周知である。
図12・図13において、対流阻止部材76は密閉用部材71よりも奥側に配置してあり、扉81Aを閉じた際に、開口部分95Aの内側面90Cの傾斜面95xと扉81Aの対向面80vとに対流阻止部材76を密接させて、密閉構造70の奥側に、熱伝達を隔離するための小さい隔離区画30を形成するようにしたものである。
対流阻止用部材76は、密閉用部材71のパッキン部分71xと同様の柔軟な合成樹脂材で形成してあり、図12のように、対流阻止用部材76の戻り止め付きの入込部分76xを、扉81Aの対向面80vの箇所の外皮N2に設けた入込穴76yに入れ込んで保持してある。
そして、対流阻止用部材76を対向面80vの外周に沿って上下対称・左右対称に配置するとともに、隅角の部分に、横方向の対流阻止用部材76と、縦方向の対流阻止用部材76を連続させるための連続部分76zを設けている。
特開2000−161838号公報(特許文献1は第1従来技術〜第4従来技術を開示している。) 特開平10−234590号公報(特許文献2は第5従来技術を開示している。) 特開平6−180179号公報(特許文献3は第6従来技術を開示している。)
上記の第6従来技術による物品貯蔵庫100では、開口部分95Aの内側面95C、例えば、その傾斜面95xに対する対流阻止用部材76の密接を対流阻止用部材76の柔軟性のみに依存しているため、密接力が不足して、細長い密接不良箇所が生じてしまい、そうした密接不良箇所から隔離区画30に室内の空気が対流して熱伝達の隔離効果を低減させるという不都合が生ずる。
この不都合を解消するために、対流阻止用部材76の根元側にばねなどによる弾力部材を設けて、上記の密接力を向上させる構成が試みられたが、こうした構成では、扉81Aを開いた場合に、対流阻止用部材76が開口部分95Aの内側面95C、例えば、その傾斜面95xから外方に突出した状態になってしまう。
このため、扉81Aを開いて、物品を出し入れする際に、突出した対流阻止用部材76に物品を引っ掛けてしまい、物品を落としたり、対流阻止用部材76を破損させたりしてしまうという不都合がある。
このため、こうした不都合のない物品貯蔵庫ならびにその利用装置、例えば、冷蔵庫、温蔵庫などの提供が望まれているという課題がある。
この発明は、上記のような
物品を冷却または加温して貯蔵する貯蔵室81の本体95の開口部分95Aを閉じる扉、例えば、扉81Aと上記の開口部分81Aとの間に、前側の密閉用部材71と奥側の対流阻止用部材76とにより熱伝達の隔離区画30を設けた物品貯蔵庫100において次の構成を設けることにより上記の課題を解決したものである。
そして、第1の構成は、物品を冷却または加温して貯蔵する貯蔵室の本体の開口部分を閉じる扉と前記開口部分との間に、前側の密閉用部材と奥側の対流阻止用部材とにより熱伝達の隔離区画を設けた物品貯蔵庫であって、
前記開口部分の内面側に配置したレバー状部材の従動側に前記対流阻止用部材を設けるとともに、前記扉を閉じる動作によって、前記扉に設けられていて前記開口部分の内側面と対向する対向面が前記レバー状部材の作動側を作動することにより、前記対流阻止用部材を前記対向面に密接させて前記隔離区画を形成する隔離区画形成手段と、
前記開口部分の内側面に溝穴部分を設けるとともに、前記レバー状部材に弾力部材を設けることにより、前記扉を開いた際に、前記弾力部材の弾力によって前記対流阻止用部材を前記溝穴部分に入れ込んで収納する収納手段と
前記扉によって作動させる電気的な切換作動部分を前記レバー状部材の作動に連動させる連動構成とを設けて構成したものである。
第2の構成は、上記の第1の構成において、磁石体を有する上記の密閉用部材を上記の開口部分の端面と対向する上記の扉の内側面との間に設けて構成したものである。
の構成は、冷蔵庫において、上記の第1の構成又はの構成の物品貯蔵庫を設けて構成したものである。
の構成は、温蔵庫において、上記の第1の構成又はの構成の物品貯蔵庫を設けて構成したものである。
この発明によれば、以上のように、レバー状部材の従動側に対流阻止用部材を設けるとともに、扉を閉じる動作によってレバー状部材の作動側を作動させることにより対流阻止用部材を密接させるように構成しているため、確実で十分な熱伝達の隔離区画を形成できるので、貯蔵した物品の温度状態を十分に維持し得るようにした物品貯蔵庫ならびにその利用装置、例えば、冷蔵庫、温蔵庫などを提供することができる。
また、レバー状部材に設けた弾力部材によって、扉を開いた際に、対流阻止用部材を開口部分の内側面に設けた溝穴部分に入れ込んで収納しているため、物品の出し入れの際に、対流阻止用部材に引っ掛けて物品を落としたり、対流阻止用部材を破損させたりすることを無くし得るようにした物品貯蔵庫ならびにその利用装置、例えば、冷蔵庫、温蔵庫などを提供することができる。
さらに、電気的な切換作動部分をレバー状部材の作動に連動させるように構成しているので、本体の内側面に対流阻止用部材と電気的な切換作動部分とを併設する必要が無くなるため、電気的な切換作動部分によって熱伝達の隔離区画の形成が阻害されないので、確実で十分な温度状態の維持を行い得るようにした物品貯蔵庫ならびにその利用装置、例えば、冷蔵庫、温蔵庫などを提供することができるなどの特長が得られるという効果がある。
この発明の実施の形態として、この発明を上記の第1従来技術〜第6従来技術の構成に適用した実施例を説明する。
以下、図1〜図4により第1実施例を説明する。この第1実施例の構成が上記の図12・図13の第6従来技術による貯蔵室81を有する物品貯蔵庫100の構成と異なる箇所は次の箇所である。
つまり、第1には、図1のように、本体95の開口部分95Aの内側面95Cの箇所、例えば、内側面95Cの傾斜面95xの箇所に、レバー状に形成した部材、すなわち、レバー状部材75を配置するとともに、レバー状部材75の従動側75Bには対流阻止用部材76を設けておき、扉81Aを閉じる動作を行った際に、対向面80vの動きによって、レバー状部材75の作動側75Aを作動させるように構成した対流阻止用部材作動構造70Xを設けた箇所である。
なお、対流阻止用部材76は、図4のように、上下対称・左右対称に配置してあるが、隅角部分76z1の箇所だけは対流阻止用部材76を設けないようにしてある。これは、隅角部分76z1の箇所では対流阻止用部材76に付属する部分の構造が複雑になることと、隅角部分76z1の箇所程度の一部の箇所だけに、隔離区画30が形成されていなくても、実験によれば、全体的にみれば、熱伝達の隔離効果が十分に得られたためである。
したがって、対流阻止用部材76がレバー状部材75の従動側75Bによって、対向面80vに強制的に押し付けられるので、仮に、対流阻止用部材76の外面に多少の凹凸があったとしても、対流阻止用部材(保温用部材76の外面を対向面80vに密接させることができるため、対流阻止用部材76を設けた箇所では確実な熱伝達の隔離区画30を形成させることができ、熱伝達の隔離効果を向上させることができる。
そして、レバー状部材75は、傾斜面95xの箇所に配置した支軸75Cを支点p2として、レバー、すなわち、「てこ」の動作を行うように構成してあり、レバー状部材75の作動側75Aの作動方向75rと、レバー状部材75の従動側75Bの従動方向75sとが、水平面内において、逆方向に運動するように構成してある。
ここで、一般のレバーの場合には、支点p2から作動側75Aの作用点p3までの距離D1を支点p2から従動側75Bの作用点p4までの距離D2の数倍の大きさにして、いわゆる「てこ」の作用をさせるものであるが、この発明におけるレバー状部材76とは、図1のレバー状部材75のように、支点p2から作動側75Aの作用点p3までの距離D1と、支点p2から従動側75Bの作用点p4までの距離D2とを、ほぼ同程度の距離にすること、さらに、必要に応じて、距離D1を距離D2よりも小さくすることを含むものである。
また、第2には、扉81Aを開いた際に、レバー状部材75に設けた弾力部材、例えば、従動側75Bに配置した抗圧縮性のばね75Dによって、従動側75Bを作動方向75rと逆方向に押し戻し、開口部分95の内側面95Cに設けた溝穴部分78xの中に、対流阻止用部材76を入れ込んで収納することにより、貯蔵室81に物品を出し入れする際にも、物品に対流阻止用部材76が引っ掛からぬように構成した箇所である。
なお、ここで、傾斜面95xは、傾斜角度θ1を0°、すなわち、傾斜を無くして内側面95Cと同一面に形成するとともに、対向面80vも傾斜を無くして内側面95Aと平行な面にして構成してもよいものである。
また、この第1実施例の構成を上記の第5従来技術の構成のような温蔵庫に適用した場合にも、上記と同様の作用効果が得られることは言うまでもない。
つまり、上記の第1実施例の構成は、概括的には、第1には、物品を冷却または加温して貯蔵する貯蔵室81の本体95の開口部分95Aを閉じる扉、例えば、扉81Aと上記の開口部分81Aとの間に、前側の密閉用部材71と奥側の対流阻止用部材76とにより熱伝達の隔離区画30を設けた物品貯蔵庫100において、上記の開口部分95Aの内面側95C、例えば、内側面95Cの傾斜面95xに配置したレバー状部材75の従動側75Bに上記の対流阻止用部材76を設けるとともに、上記の扉81Aを閉じる動作によって、上記の扉81Aに設けられていて上記の開口部分95Aの内側面95C、例えば、内側面95Cの傾斜面95xと対向する対向面80vが上記のレバー状部材75の作動側75Aを作動することにより、上記の対流阻止用部材76を上記の対向面80vに密接させて上記の隔離区画を形成する隔離区画形成手段と、上記の開口部分95Aの内側面95C、例えば、内側面95Cの傾斜面95xに溝穴部分78xを設けるとともに、上記のレバー状部材75に弾力部材75Dを設けることにより、上記の扉81Aを開いた際に、上記の弾力部材75Dの弾力によって上記の対流阻止用部材76を上記の溝穴部分78xに入れ込んで収納する収納手段とを設けた上記の第1の構成を構成していることになるものである。
第2には、上記の第1の構成において、磁石体71Aを有する上記の密閉用部材71を上記の開口部分95Aの端面95Bと対向する上記の扉81Aの内側面80yとの間に設けた上記の第2の構成を構成していることになるものである。
第3には、冷蔵庫において、上記の第1の構成〜第2の構成の物品貯蔵庫100を設けて構成した上記の第4の構成を構成していることになるものである。
第4には、温蔵庫において、上記の第1の構成〜第3の構成の物品貯蔵庫100を設けて構成した上記の第5の構成を構成していることになるものである。
そして、具体的には、図1〜図2において、本体95の内側面95Cの傾斜面95xを形成する外皮部分M2には、レバー状部材75の作動側75Aの先端側の部分を除く部分を入れ込むための凹穴77を形成してあり、この凹穴77に、レバー状部材75の支軸75Cを支える軸受部分75cと、作動側75Aの先端側を作動のための運動ができるようにした四角穴75aと、対流阻止用部材76の導板部分76bが従動側に従って運動ができるようにしたスリット穴75bとを設けた小さなフレーム部分78を嵌め込んで固定してある。
レバー状部材75の作動側75Aの先端側には曲面部分75xを設けて対向面80vに円滑に滑り接触させるとともに、レバー状部材75の従動側75Bの先端側には鉤爪部分75yを設けて対流阻止用部材76の取付溝部分76aに入れ込ませることにより対流阻止用部材76を従動側75Bに取り付けている。
レバー状部材75は、強靭で耐食性の材質、例えば、ブルーイング処理したステンレス鋼、または、エポキシ系樹脂材などで構成してあり、また、フレーム部分78は、外皮部分M2と同様の材質、例えば、アクリル系樹脂材などで形成してある。
対流阻止用部材76は、柔軟材料、例えば、ウレタンゴムなどで形成してあり、上記の取付溝部分76aに連続させた上記の導板部分76bを支点p2を中心とする円弧状に形成するとともに、導板部分76bの内側端に中空管状の密接用頭部分76cを連続させて形成したものである。
そして、密接用頭部分76cを無理に圧し潰した状態でスリット穴75bを通すことによって、図のように、保持されるようにしたものである。したがって、レバー状部材75の作動側75Aを作動方向75rに動かすと、対流阻止用部材76の導板部分76bがスリット穴75b内を従動方向25sに移動して対流阻止用部材76の密接用頭部分76cが対向面80vに押し付けられて、確実な熱伝達の隔離区画30が形成されることになる。
ここで、対流阻止用部材作動構造70Xの密接閉動作を円滑に行わせるためには、扉81Aが図1の〔支点側/開扉状態〕から、徐々に閉じ方向に動いてゆき、図2のように、レバー状部材75の作動側75Aに設けた先端側の曲面部分75xが対向面80vに接触し始めたときの接触点75z、すなわち、作用点p3と支点p2とを結ぶ線L1と対向面80vとの間の角度θ3、すなわち、作用角度θ3を、なるべく小さい角度、例えば、60°程度以下の角度にして、接触点75zでの摩擦に対抗よる力の分力が、作動側75Aの先端側を対向面80xに食い込ませるように作用を起こさせないように構成する必要がある。
なお、この作用は、図2のような支点p2側での開閉動作時よりも、開扉側において、図3の〔開閉側/開扉状態〕から同図の〔開閉側/閉扉途中状態〕に移行する閉扉動作の方が起きやすいので、図3の〔開閉側/閉扉途中状態〕のように、レバー状部材75の作動側75Aの先端側に設けた曲面部分75xが対向面80vに接触し始めたときの同様の角度θ3を、なるべく小さく、例えば、60°程度以下の角度にしておくことが必要である。
そして、レバー状部材75を設ける箇所は、図4のように、適宜の間隔をおいた箇所、例えば、上下に各3箇所、左右に各3箇所などのように間隔配置すればよい。
したがって、レバー状部材75を設けない箇所では、例えば、図5のように、レバー状部材75の従動側75Bの部分に相当する部分と、対流阻止用部材76の部分が設けられることになり、この箇所では、凹穴77とフレーム部分78との奥行きの大きさを小さくして構成してある。なお、フレーム部分78の取り付けは、例えば、フレーム部分78に設けた掛け爪78aを外皮部分M2に設けた掛け穴78bに入れ込んで取り付けている。
そして、上記の構成を温蔵庫に適用して構成する場合には、各部の材料を、その温度に見合った温度に耐える材質の材料に変更して構成する必要があることは言うまでもない。
以下、図6により第2実施例を説明する。この第2実施例の構成が上記第1実施例の構成と異なる箇所は次の箇所である。
第1には、上記の図1〜図5で説明した構成に加えて、図10・図11により説明した電気的な切換作動部分51Aを、図6のように、レバー状部材75の作動に連動させる連動構成50を設けて構成した箇所である。なお、この連動構成50は、図4のように、複数箇所に配置したレバー状部材75のうちの任意の1つ、または、必要に応じて、任意の複数に設けて構成するものである。
第2には、連動構成50の部分を、図6のように、レバー状部材75の従動側75Bによって、電気的な切換作動部分51A、例えば、マイクロスイッチ51aのアクチェータ51bを作動させるように構成した箇所である。なお、マイクロスイッチ51aは、例えば、ねじ止めなどによって、凹穴77の側面壁部に取り付けてある。
以下、図7により第3実施例を説明する。この第3実施例の構成が上記第2実施例の構成と異なる箇所は次の箇所である。
つまり、連動構成50の部分を、図6のマイクロスイッチ51aに代えて、図7のように、レバー状部材75の従動側75Bに付設した磁石体51cによって、リードスイッチ51dを作動させるように構成した箇所である。なお、磁石体51cは、例えば、接着によって従動側75Bに固定し、リードスイッチ51dは、例えば、接着によって凹穴77の側面壁部に固定してある。
上記の第2実施例・第3実施例の構成は、概括的には、第1には、上記の第1の構成・第2の構成において、上記の扉81Aによって作動させる電気的な切換作動部分51A、例えば、マイクロスイッチ51a、磁石体51c・リードスイッチ51dなどによるスイッチの作動部分を上記のレバー状部材75の作動、例えば、従動側75Bの作動に連動させる連動構成を設けた上記の第3の構成を構成していることになるものである。
また、第2には、冷蔵庫において、上記の第3の構成の物品貯蔵庫100を設けて構成した上記の第4の構成を構成していることになるものである。
また、第3には、温蔵庫において、上記の第3の構成の物品貯蔵庫100を設けて構成した上記の第5の構成を構成していることになるものである。
そして、これらの構成によれば、本体95の内側面95Cの箇所に、レバー状部材75・対流阻止用部材76による熱伝達の隔離区画30の形成と、電気的な切換作動部分51Aとを併設する必要が無くなるため、電気的な切換作動部分51Aによってレバー状部材75・対流阻止用部材76の配置が阻害されないので、確実で十分な熱伝達の隔離区画30を設けることができる。
この発明は次のように変形して実施することを含むものである。
(1)上記の第1の構成〜第5の構成におけるレバー状部材75の配置に代えて、図8のように、レバー状部材75の従動側75Bを手前側に、レバー状部材75の作動側75Aを奥側に位置付けて配置するように変更して構成する。
この構成の場合には、レバー状部材75の作用角度θ3が逆向きになるため、作用角度θ3を相当大きい角度、例えば、80°程度にした場合でも、円滑に作動させることができる。
(2)上記の第1の構成〜第5の構成における隅角部分76z1にも保温部材76を設けて構成する。
(3)上記の第3の構成におけるリードスイッチ51dに代えて、ホール効果素子を設けることにより、磁石体51cによってホール効果素子を作動させるようにした変更して構成とする。
(4)上記(1)〜(3)と上記の第1の構成〜第5の構成とを上記の第2従来技術〜第4従来技術の構成に適用して構成する。
(5)上記(1)〜(3)と上記の第1の構成〜第5の構成とを上記の第1従来技術〜第4従来技術の構成における〔引出型貯蔵室〕の構成に適用して構成する。
この発明の実施例の要部構成横断平面図である。 この発明の実施例の要部構成横断平面図である。 この発明の実施例の要部構成横断平面図である。 この発明の実施例の要部構成外観正面図である。 この発明の実施例の要部構成横断平面図である。 この発明の実施例の要部構成横断平面図である。 この発明の実施例の要部構成横断平面図である。 この発明の実施例の要部構成横断平面図である。 従来技術の全体構成外観斜視・要部横断平面図である。 従来技術の要部構成平面図である。 従来技術の要部構成外観正面図である。 従来技術の要部構成横断平面図である。 従来技術の要部構成外観正面図である。
符号の説明
30 隔離区画
50 連動構成
51 照明灯
51A 切換作動部分
51a マイクロスイッチ
51b アクチェータ
51c 磁石体
51d リードスイッチ
70 密閉構造
70X 対流阻止用部材作動構造
71 密閉用部材
71A 磁石体
71B 突起
71b 張出部分
71x パッキン部分
71y 伸縮部分
75 レバー状部材
75A 作動側
75B 従動側
75C 支軸
75D 弾力部材(ばね)
75a 四角穴
75b スリット穴
75c 軸受部分
75r 作動方向
75s 従動方向
75x 曲面部分
75y 鉤爪部分
75z 接触点
76 対流阻止用部材
76a 取付溝部分
76b 導板部分
76c 密接用頭部分
76x 入込部分
76y 入込穴
76z 連続部分
76z1 隅角部分
77 凹穴
78 フレーム部分
78 掛け爪
78b 掛け穴
78x 溝穴部分
80t 突出部分
80u 形状変更線
80v 対向面
80x 内側
80y 対向面
80z 溝穴
81 貯蔵室(扉型貯蔵室)
81A 扉
81D 背面棚
81x ヒンジ部分
82 貯蔵室(引出型貯蔵室)
82A 前蓋
83 貯蔵室(引出型貯蔵室)
83A 前蓋
84 貯蔵室(引出型貯蔵室)
84A 前蓋
84B 引出部分
95 本体
95A 開口部分
95B 端面
95C 内側面
95x 傾斜面
100 物品貯蔵庫
D1 距離
D2 距離
L1 線
p1 支点
p2 支点
p3 作用点
p4 作用点
θ1 傾斜角度
θ3 作用角度

Claims (4)

  1. 物品を冷却または加温して貯蔵する貯蔵室の本体の開口部分を閉じる扉と前記開口部分との間に、前側の密閉用部材と奥側の対流阻止用部材とにより熱伝達の隔離区画を設けた物品貯蔵庫であって、
    前記開口部分の内面側に配置したレバー状部材の従動側に前記対流阻止用部材を設けるとともに、前記扉を閉じる動作によって、前記扉に設けられていて前記開口部分の内側面と対向する対向面が前記レバー状部材の作動側を作動することにより、前記対流阻止用部材を前記対向面に密接させて前記隔離区画を形成する隔離区画形成手段と、
    前記開口部分の内側面に溝穴部分を設けるとともに、前記レバー状部材に弾力部材を設けることにより、前記扉を開いた際に、前記弾力部材の弾力によって前記対流阻止用部材を前記溝穴部分に入れ込んで収納する収納手段と
    前記扉によって作動させる電気的な切換作動部分を前記レバー状部材の作動に連動させる連動構成とを具備することを特徴とする物品貯蔵庫。
  2. 磁石体を有する前記密閉用部材を前記開口部分の端面と対向する前記扉の内側面との間に設けたことを特徴とする請求項1記載の物品貯蔵庫。
  3. 請求項1又は請求項のいずれかに記載の物品貯蔵庫を具備することを特徴とする冷蔵庫。
  4. 請求項1又は請求項のいずれかに記載の物品貯蔵庫を具備することを特徴とする温蔵庫。
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