JP3938994B2 - Hose guide clamp - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホースをほぼ直角に曲げるようにガイドするホースガイド用クランプに関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
従来、この種のクランプとして、例えば、実開昭63−75679号公報のものが知られている。図9は従来のホース100をクランプ110で保持した状態を示す斜視図である。図9において、クランプ110は、L字形のクランプ本体112を備えており、このクランプ本体112にホース100を収納する収納溝114が形成されている。収納溝114は、ほぼ断面円形の上部を切り欠いた半円であり、その上部の挿入口114aからホース100を挿入する。そして、挿入口114aの開口端部114bでホース100を押さえることによりホース100が収納溝114から抜けるのを防止している。
【0003】
ところで、ホース100を収納溝114に沿わせて曲げると、ホース100の形状は、断面扁平になる。このような断面扁平のホース100を断面円形の収納溝114に収納すると、収納溝114の位置によって隙間が生じ、つまりコーナー部114cで大きな隙間が生じやすく、この部分で抜け易くなる。この場合に、コーナー部114cの隙間を狭くすると、ホース100を挿入する作業が難しくなるだけでなく、ホース100が押し潰されて所定のエアー流量が得られなくなる。逆に、収納溝114の断面積を大きくするとともに、挿入口114aを狭くした場合には、ホース100の挿入作業が面倒である。このようにホース100の挿入作業性、保持力及び流量の確保という3つの要件を同時に達成することが難しいという問題があった。
【0004】
他の従来の技術として、実開昭64−7979号公報に記載されているものも知られている。すなわち、図10に示すように、クランプ120は、クランプ本体121を備えている。クランプ本体121には、断面U字形のガイド溝121aが形成されており、その中途が所定曲率で曲げ成形されている。また、クランプ本体121の曲げ部分にガイド部121bが形成されている。さらに、上記クランプ本体121の両側にクランプ部121cが形成されている。このクランプ部121cの上部にフック部121dが形成されている。ガイド部121bとクランプ部121cとの間を連結部121fで連結している。このクランプ120では、ガイド溝121aに収納されたホース122を両側のクランプ部121cの部分で抜止している。
【0005】
しかし、このクランプ120においても、図9の従来の技術と同様に、ガイド部121bの部分でホース122が抜けやすく、また、クランプ部121cの部分におけるホース122の挿入作業性と保持力の両立とを図ることが難しいという問題があった。
【0006】
本発明は、上記従来の技術の問題を解決するものであり、ホースをほぼ直角に曲げるようにガイドするクランプにおいて、ホースの保持力、挿入作業性及び所定流量の確保という要件を満たしたホース用ガイドクランプを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上記課題を解決するためになされた本発明は、
ホースをほぼ直角に曲げるようにガイドするホースガイド用クランプにおいて、
上記ホースの曲げた部分に嵌合する収納溝を有するとともに、該収納溝に該ホースを収納することで、該ホースをほぼ直角方向に曲げるようにガイドするコーナー部を有するクランプ本体と、
上記コーナー部の両側であって、該ホースが収納溝から導き出される開口部の付近にそれぞれ連設されたクランプ部と、
を備え、
上記収納溝は、上記ホースを該収納溝に挿入しないでほぼ直角に曲げて扁平とした状態にて、該扁平であるホースの外形に倣って形成され、
上記クランプ部は、
上記開口部の上端部から収納溝に向けて突設され、ホースの上部側面を押圧することによりホースが収納溝から脱落するのを防止するように形成された抜止爪を備え、
上記抜止爪は、上記収納溝に収納されたホースの外形を越えて該ホースの内側へ、ホースの上部側面に食い込むように突設されていること、
を特徴とする。
【0008】
本発明にかかるホースガイド用クランプでは、クランプ本体に形成された収納溝にホースを収納する。収納溝は、クランプ本体のコーナー部においてほぼ直角に曲げられた形状となっており、収納溝にホースを収納すると、ホースは収納溝に倣ってほぼ直角に曲げられる。また、収納溝の断面形状は、ホースをほぼ直角に折曲したときの外形に倣っている。すなわち、ホースを直角に曲げると、ホースの断面形状は横方向にやや潰された外形になるが、この外形に収納溝の形状を合わせることにより、ホースは、収納溝に収納された状態で密着した状態で保持される。よって、ホースは、潰されてその流路を狭くすることがなく、所定の流量を確保することができる。
【0009】
また、ホースは、収納溝から脱落するのを防止するためのクランプ部の抜止爪により抜止されている。すなわち、クランプ部には、収納溝の開口部の両側の上端部から収納溝内に向けて抜止爪が形成されている。この抜止爪は、ホースの中腹部を押圧することにより、ホースが収納溝から抜けるのを防止する。このようにホースが収納溝から抜けるのを防止する手段として、クランプ部における抜止爪だけであり、クランプ本体の部分では、ホースの形状に倣っているから、この部分を押し入れるための大きな力を必要とせず、よってホースの取付作業性に優れている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施の形態について説明する。
【0011】
図1は本発明の一実施の形態にかかるホース10を保持したクランプ20を示す斜視図、図2はクランプ20を示す斜視図である。図1及び図2において、クランプ20は、自動車のエンジンルームにおいて負圧弁等を作動させるためのエアー用ホースを曲げるために使用されるものである。クランプ20は、図示の上部が挿入用開口21aになった収納溝21を有し、所定の曲率半径でほぼ直角に折曲形成されており、コーナー部23を有するクランプ本体22と、このクランプ本体22の両端部に一体形成されたクランプ部24とから形成されている。
【0012】
図3はクランプ本体22の部分である図2の3−3線に沿った断面図、図4はクランプ部24の部分である図2の4−4線に沿った断面図、図5はクランプ本体22にホース10を収納した断面図、図6はクランプ部24にホース10を収納した断面図である。図3及び図5に示すようにクランプ本体22における収納溝21の内壁面は、ホース10の外径r1(図5参照)よりわずかに小さい寸法でかつ中心O1から半径R1の半円部21bと、その半円部21bの上部の平行溝部21cと合わさって断面U字形に形成されており、一方、外壁面は中心O1から半径R2に形成されている。すなわち、収納溝21は、ホース10の外径r1よりやや小さい半径R1に形成されており、ホース10をほぼ直角に折曲した場合にホース10は横方向にやや潰された外形になるが、この外形に倣った形状になっている。
【0013】
また、図4及び図6に示すように、クランプ部24の部分における収納溝21は、その内壁面が中心O1から半径R1の半円であり、一方、外壁面が中心O2から半径R2に形成されている。すなわち、クランプ部24の外壁面は、内壁面の中心O1に対して上方へ偏心した中心O2を中心とした半円で形成されているために、クランプ部24における肉厚は、図示の下部と上部とで異なっている。また、クランプ部24の上部の両側には、収納溝21側に向かって形成された抜止爪24a,24aが形成されている。この抜止爪24a,24aは、ホース10の側壁面を押圧してホース10が抜けるのを防止するためのものである。すなわち、収納溝21の深さh1は、ホースの直径(r1×2)より浅いために、ホース10の上部側面に抜止爪24a,24aが押圧してホース10を抜止している。なお、抜止爪24a,24aの先端部は、ホース10の外壁面を損傷しないように曲面になっている。
【0014】
また、クランプ20は、図7の平面図で示すように、ホース10の向きを直角方向に変更するようにL字形になっており、そのコーナー部23において収納溝21の中心線で曲げ半径Rtになっている。
【0015】
上記実施の形態において、クランプ20でホース10を曲げて収納するには、ホース10をほぼ直角に曲げて、クランプ20の挿入用開口21aから押し入れることにより行なう。ホース10は、収納溝21に収納された状態にてほぼ直角に曲げられることによりやや縦方向に扁平に変形する。しかし、このときのホース10の変形量は、ホース10が真っ直ぐの状態のときとほぼ同じエアーの流量を流すようになっている。すなわち、収納溝21の形状は、ホース10を曲げたときの断面形状に倣った形状に形成され、ホース10は収納溝21に収納されたときに、それ以上変形することがない。したがって、ホース10の一部が狭くなってホース10内を流れる流量が低減することもない。
【0016】
なお、このような収納溝21の形状は、以下の実験により求めることができる。すなわち、ホース10が真っ直ぐの状態で負圧を加えて、そのときの流量を測定し、さらにホース10を曲げていき、真っ直ぐのホース10のときとほぼ同じ流量を確保できる場合における最小の半径Rtを調べる。そして、半径Rtの状態におけるホースの断面形状を求め、この断面形状に合わせて収納溝21の形状を定めることができる。
【0017】
ところで、エンジンルームでホース10を配管するには、他の部材に当たらないように狭い箇所でも小さな半径Rtで曲げることが必要である。例えば、図8に示すように、ホース10を距離a1(26mm)でほぼ直角に曲げるように形成するためには、ホース10を挿入するための挿入代a2(10mm)が必要であり、この部分で曲げることができないから、ホース10の中心における最小曲げ半径Rtは、11mm以下にする必要がある。このように、ホース10を半径Rtで曲げた場合において、ホースの真っ直ぐの状態とおなじ流量を流すことができるホース10の肉厚を求める。そして、このホース10を半径Rtで曲げた状態における外形を求め、この外形に合わせて収納溝21を形成するのである。
【0018】
また、ホース10をクランプ20に収納する際に、ホース10をほぼ直角に曲げて収納溝21の上方から押し入れているが、収納溝21の断面形状は、ホース10を折曲したときの形状に倣っているから、抜止爪24a,24aの部分では、ややこれを押し広げるように、収納溝21を拡開させるが、ほかの部分ではホース10を収納溝21に強く押し入れなくても、スムーズに収納できる。したがって、ホース10をクランプ20に収納するのに大きな力を必要とせず、ホース10が収納溝21に密着した状態で簡単に収納することができる。
【0019】
また、ホース10がクランプ20から抜けるのを防止するための手段として、ホース10の中腹の外側面を抜止爪24a,24aが押圧してやや食い込ませるという構成をとっているから、ホース10が収納溝21内においてずれたり、収納溝21から抜けるのを確実に防止できる。なお、抜止爪24a,24aの先端部は、曲面になっているからホース10の外壁面を損傷することもない。
【0020】
さらに、クランプ20は、6−ナイロン樹脂を用いるとともにガラスフィラを30%混入した材料を用いることにより、優れた耐熱性を得られ、エンジンルーム内における約120℃の雰囲気下においても経年変化がない。
【0021】
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0022】
(1) クランプの材料としては、上述した材料のほかに、その用途に応じて特に限定されることもなく、他の材料として、12ナイロン、66ナイロン、ポリアセタール、ポリエチレン等であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかるホース10を保持したクランプ20を示す斜視図である。
【図2】クランプ20を示す斜視図である。
【図3】図2の3−3線に沿った断面図である。
【図4】図2の4−4線に沿った断面図である。
【図5】クランプ本体22にホース10を収納した状態を示す断面図である。
【図6】クランプ部24にホース10を収納した状態を断面図である。
【図7】クランプ20にホース10を収納した状態を示す平面図である。
【図8】クランプ20でホース10を曲げて使用する状態を示す説明図である。
【図9】従来の技術にかかるホース100をクランプ110で保持した状態を示す斜視図である。
【図10】他の従来の技術にかかるホース122をクランプ120で保持した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…ホース
20…クランプ
21a…挿入用開口
21…収納溝
21b…半円部
21c…平行溝部
22…クランプ本体
23…コーナー部
24…クランプ部
24a,24a…抜止爪
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hose guide clamp for guiding a hose to be bent substantially at a right angle.
[0002]
[Prior art and problems]
Conventionally, as this type of clamp, for example, Japanese Utility Model Publication No. 63-75679 is known. FIG. 9 is a perspective view showing a state in which the conventional hose 100 is held by the clamp 110. In FIG. 9, the clamp 110 includes an L-shaped clamp main body 112, and a storage groove 114 for storing the hose 100 is formed in the clamp main body 112. The storage groove 114 is a semicircle in which the upper part of a substantially circular cross section is cut out, and the hose 100 is inserted from the insertion port 114a on the upper part. The hose 100 is prevented from coming out of the storage groove 114 by pressing the hose 100 at the opening end 114b of the insertion port 114a.
[0003]
By the way, when the hose 100 is bent along the storage groove 114, the shape of the hose 100 becomes flat in cross section. When the hose 100 having such a flat cross section is stored in the storage groove 114 having a circular cross section, a gap is generated depending on the position of the storage groove 114, that is, a large gap is likely to be generated at the corner portion 114c, and this portion is easily removed. In this case, if the gap between the corner portions 114c is narrowed, not only is the operation of inserting the hose 100 difficult, but the hose 100 is crushed and a predetermined air flow rate cannot be obtained. Conversely, when the cross-sectional area of the storage groove 114 is increased and the insertion port 114a is narrowed, the operation of inserting the hose 100 is troublesome. As described above, there is a problem that it is difficult to simultaneously achieve the three requirements of ensuring the insertion workability of the hose 100, holding force, and flow rate.
[0004]
As another conventional technique, a technique described in Japanese Utility Model Publication No. 64-7979 is also known. That is, as shown in FIG. 10, the clamp 120 includes a clamp body 121. A guide groove 121a having a U-shaped cross section is formed in the clamp main body 121, and the middle thereof is bent and formed with a predetermined curvature. Further, a guide part 121 b is formed in a bent part of the clamp body 121. Furthermore, clamp portions 121 c are formed on both sides of the clamp body 121. A hook portion 121d is formed on the upper portion of the clamp portion 121c. The guide part 121b and the clamp part 121c are connected by a connecting part 121f. In this clamp 120, the hose 122 accommodated in the guide groove 121a is stopped at the clamp portions 121c on both sides.
[0005]
However, also in this clamp 120, the hose 122 can be easily pulled out at the portion of the guide portion 121b as in the prior art of FIG. 9, and both the workability of inserting the hose 122 and the holding force at the portion of the clamp portion 121c are compatible. There was a problem that it was difficult to plan.
[0006]
The present invention solves the above-mentioned problems of the prior art, and in a clamp that guides the hose so as to be bent substantially at a right angle, the hose satisfying the requirements of securing the hose, insertion workability, and ensuring a predetermined flow rate. An object is to provide a guide clamp.
[0007]
[Means for solving the problems and their functions and effects]
The present invention made to solve the above problems
In the hose guide clamp that guides the hose so that it bends substantially at right angles,
A clamp body having a storage groove that fits into the bent part of the hose, and a corner portion that guides the hose to be bent in a substantially right angle direction by storing the hose in the storage groove;
Clamp portions provided on both sides of the corner portion, the hose being connected to each other in the vicinity of the opening portion led out from the storage groove,
With
The storage groove is formed following the outer shape of the hose that is flat, in a state where the hose is bent at a substantially right angle without being inserted into the storage groove and flattened .
The clamp part is
Protruding from the upper end of the opening toward the storage groove, and having a retaining claw formed to prevent the hose from falling off the storage groove by pressing the upper side surface of the hose,
The retaining pawl is protruded so as to bite into the upper side of the hose to the inside of the hose beyond the outer shape of the hose stored in the storage groove;
It is characterized by.
[0008]
In the hose guide clamp according to the present invention, the hose is housed in the housing groove formed in the clamp body. The storage groove has a shape bent at a substantially right angle at the corner of the clamp body. When the hose is stored in the storage groove, the hose is bent at a substantially right angle following the storage groove. Further, the cross-sectional shape of the storage groove follows the outer shape when the hose is bent substantially at a right angle. In other words, when the hose is bent at a right angle, the cross-sectional shape of the hose becomes a shape that is slightly crushed in the lateral direction. By matching the shape of the storage groove with this external shape, the hose is in close contact with the storage groove. It is held in the state. Therefore, the hose is crushed and the flow path is not narrowed, and a predetermined flow rate can be secured.
[0009]
Further, the hose is secured by a retaining claw of a clamp portion for preventing the hose from falling off the storage groove. That is, the clamp part is formed with a retaining claw from the upper end on both sides of the opening of the storage groove toward the storage groove. This retaining claw prevents the hose from coming out of the storage groove by pressing the middle part of the hose. As a means for preventing the hose from coming out of the storage groove in this way, only the retaining claw in the clamp portion is used, and the portion of the clamp body follows the shape of the hose, so a large force for pushing in this portion is used. It is not necessary, so it is excellent in hose installation workability.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In order to further clarify the configuration and operation of the present invention described above, preferred embodiments of the present invention will be described below.
[0011]
FIG. 1 is a perspective view showing a clamp 20 holding a hose 10 according to an embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a perspective view showing the clamp 20. 1 and 2, a clamp 20 is used to bend an air hose for operating a negative pressure valve or the like in an automobile engine room. The clamp 20 has a storage groove 21 whose upper portion is an insertion opening 21a, is bent at a right angle with a predetermined radius of curvature, and includes a clamp body 22 having a corner portion 23, and the clamp body. The clamp portion 24 is formed integrally with both ends of the clamp 22.
[0012]
3 is a cross-sectional view taken along line 3-3 in FIG. 2, which is a portion of the clamp body 22, FIG. 4 is a cross-sectional view taken along line 4-4 in FIG. 2, which is a portion of the clamp portion 24, and FIG. FIG. 6 is a cross-sectional view in which the hose 10 is housed in the clamp portion 24. As shown in FIGS. 3 and 5, the inner wall surface of the storage groove 21 in the clamp body 22 is slightly smaller than the outer diameter r1 (see FIG. 5 ) of the hose 10 and a semicircular portion 21b having a radius R1 from the center O1. The outer circumferential surface is formed with a radius R2 from the center O1 while being combined with the parallel groove portion 21c at the upper part of the semicircular portion 21b to form a U-shaped cross section. That is, the storage groove 21 is formed to have a radius R1 slightly smaller than the outer diameter r1 of the hose 10, and when the hose 10 is bent at a substantially right angle, the hose 10 has an outer shape slightly crushed in the lateral direction. The shape follows this outer shape.
[0013]
As shown in FIGS. 4 and 6, the storage groove 21 in the portion of the clamp portion 24 has an inner wall surface that is a semicircle having a radius R1 from the center O1, while an outer wall surface is formed from the center O2 to the radius R2. Has been. That is, the outer wall surface of the clamp part 24 is formed in a semicircle centered on the center O2 that is eccentric upward with respect to the center O1 of the inner wall surface. It is different from the upper part. Further, on both sides of the upper portion of the clamp portion 24, retaining claws 24a and 24a formed toward the storage groove 21 side are formed. The retaining claws 24 a and 24 a are for preventing the hose 10 from coming off by pressing the side wall surface of the hose 10. That is, because the depth h1 of the storage groove 21 is shallower than the diameter (r1 × 2) of the hose, the retaining claws 24a and 24a press against the upper side surface of the hose 10 to prevent the hose 10 from being removed. In addition, the front-end | tip part of the retaining claws 24a and 24a is a curved surface so that the outer wall surface of the hose 10 may not be damaged.
[0014]
Further, as shown in the plan view of FIG. 7, the clamp 20 is L-shaped so as to change the direction of the hose 10 to a right-angle direction, and a bending radius Rt at the center line of the storage groove 21 at the corner portion 23. It has become.
[0015]
In the above-described embodiment, the hose 10 is bent and stored by the clamp 20 by bending the hose 10 substantially at a right angle and pushing the hose 10 through the insertion opening 21 a of the clamp 20. The hose 10 is deformed to be slightly flat in the vertical direction by being bent at a substantially right angle while being stored in the storage groove 21. However, the amount of deformation of the hose 10 at this time is such that substantially the same air flow rate as that when the hose 10 is straight is passed. That is, the shape of the storage groove 21 is formed in a shape following the cross-sectional shape when the hose 10 is bent, and the hose 10 is not further deformed when stored in the storage groove 21. Therefore, a part of the hose 10 is narrowed and the flow rate flowing through the hose 10 is not reduced.
[0016]
In addition, the shape of such a storage groove | channel 21 can be calculated | required by the following experiment. That is, when the hose 10 is in a straight state, a negative pressure is applied, the flow rate at that time is measured, the hose 10 is further bent, and the minimum radius Rt in the case where almost the same flow rate as that of the straight hose 10 can be secured. Check out. And the cross-sectional shape of the hose in the state of radius Rt can be calculated | required, and the shape of the accommodation groove | channel 21 can be defined according to this cross-sectional shape.
[0017]
By the way, in order to pipe the hose 10 in the engine room, it is necessary to bend it with a small radius Rt even in a narrow place so as not to hit other members. For example, as shown in FIG. 8, in order to form the hose 10 so as to be bent at a right angle at a distance a1 (26 mm), an insertion allowance a2 (10 mm) for inserting the hose 10 is necessary. Therefore, the minimum bending radius Rt at the center of the hose 10 needs to be 11 mm or less. In this way, when the hose 10 is bent at the radius Rt, the thickness of the hose 10 capable of flowing the same flow rate as the straight state of the hose is obtained. And the external shape in the state which bent this hose 10 with the radius Rt is calculated | required, and the accommodation groove | channel 21 is formed according to this external shape.
[0018]
Further, when the hose 10 is housed in the clamp 20, the hose 10 is bent substantially at a right angle and pushed from above the housing groove 21, but the cross-sectional shape of the housing groove 21 is the shape when the hose 10 is bent. Since it is copied, the storage groove 21 is expanded so that the retaining claws 24a, 24a are slightly expanded. However, the hose 10 is not pushed into the storage groove 21 in other portions smoothly. Can be stored. Therefore, a large force is not required to store the hose 10 in the clamp 20, and the hose 10 can be easily stored in a state of being in close contact with the storage groove 21.
[0019]
Further, as a means for preventing the hose 10 from coming off the clamp 20, the outer claws 24 a, 24 a are pressed against the outer surface of the middle of the hose 10 to slightly bite, so that the hose 10 is accommodated in the storage groove. Therefore, it is possible to reliably prevent the slippage in 21 and the removal from the storage groove 21. In addition, since the front-end | tip part of the retaining claws 24a and 24a is a curved surface, the outer wall surface of the hose 10 is not damaged.
[0020]
Furthermore, the clamp 20 uses 6-nylon resin and a material mixed with 30% glass filler, thereby obtaining excellent heat resistance, and does not change over time even in an atmosphere of about 120 ° C. in the engine room. .
[0021]
The present invention is not limited to the above embodiment, and can be implemented in various modes without departing from the gist thereof. For example, the following modifications are possible.
[0022]
(1) In addition to the materials described above, the clamp material is not particularly limited depending on the application, and other materials may include 12 nylon, 66 nylon, polyacetal, polyethylene, and the like.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a clamp 20 holding a hose 10 according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a clamp 20;
3 is a cross-sectional view taken along line 3-3 in FIG.
4 is a cross-sectional view taken along line 4-4 of FIG.
5 is a cross-sectional view showing a state where the hose 10 is housed in the clamp body 22. FIG.
6 is a cross-sectional view showing a state where the hose 10 is housed in the clamp portion 24. FIG.
7 is a plan view showing a state where the hose 10 is stored in the clamp 20. FIG.
FIG. 8 is an explanatory view showing a state in which the hose 10 is bent by the clamp 20 and used.
9 is a perspective view showing a state in which a hose 100 according to a conventional technique is held by a clamp 110. FIG.
10 is a perspective view showing a state in which a hose 122 according to another conventional technique is held by a clamp 120. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Hose 20 ... Clamp 21a ... Opening 21 for insertion ... Storage groove 21b ... Semicircle part 21c ... Parallel groove part 22 ... Clamp body 23 ... Corner part 24 ... Clamp part 24a, 24a ... Stop nail

Claims (1)

ホースをほぼ直角に曲げるようにガイドするホースガイド用クランプにおいて、
上記ホースの曲げた部分に嵌合する収納溝を有するとともに、該収納溝に該ホースを収納することで、該ホースをほぼ直角方向に曲げるようにガイドするコーナー部を有するクランプ本体と、
上記コーナー部の両側であって、該ホースが収納溝から導き出される開口部の付近にそれぞれ連設されたクランプ部と、
を備え、
上記収納溝は、上記ホースを該収納溝に挿入しないでほぼ直角に曲げて扁平とした状態にて、該扁平であるホースの外形に倣って形成され、
上記クランプ部は、
上記開口部の上端部から収納溝に向けて突設され、ホースの上部側面を押圧することによりホースが収納溝から脱落するのを防止するように形成された抜止爪を備え、
上記抜止爪は、上記収納溝に収納されたホースの外形を越えて該ホースの内側へ、ホースの上部側面に食い込むように突設されていること、
を特徴とするホースガイド用クランプ。
In the hose guide clamp that guides the hose so that it bends substantially at right angles,
A clamp body having a storage groove that fits into the bent part of the hose, and a corner portion that guides the hose to be bent in a substantially right angle direction by storing the hose in the storage groove;
Clamp portions provided on both sides of the corner portion, the hose being connected to each other in the vicinity of the opening portion led out from the storage groove,
With
The storage groove is formed following the outer shape of the hose that is flat, in a state where the hose is bent at a substantially right angle without being inserted into the storage groove and flattened .
The clamp part is
Protruding from the upper end of the opening toward the storage groove, and having a retaining claw formed to prevent the hose from falling off the storage groove by pressing the upper side surface of the hose,
The retaining pawl is protruded so as to bite into the upper side of the hose to the inside of the hose beyond the outer shape of the hose stored in the storage groove;
Hose guide clamp characterized by
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