JP3938707B2 - Electrosurgical equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気手術装置に関し、特に、生体組織の切開、切除、蒸散等を電気的に行う電気手術装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電気手術のためのレゼクトスコープ装置は、経尿道的切除術(Trans urethral resection:TUR)や経頚管的切除術(Trans cervical resection:TCR)に用いられ、体腔内に挿入される細長で中空のシース内に、観察用の内視鏡である光学視管(スコープとも記載する)及び生体組織切除用の電極ユニットとを主に備えたものである。
【0003】
レゼクトスコープ装置には、非導電性溶液中で処置が行えるタイプと、導電性溶液中で処置が行えるタイプの2つのタイプがある。
【0004】
非導電性溶液中で処理が行えるタイプのレゼクトスコープ装置を用いて、前立腺切除等の処置を行う場合、狭い腔内を拡張する灌流液として絶縁性を有する透明な液体であるD−ソルビトール等を供給して腔を拡張させ、レゼクトスコープのシースを腔内に挿入する。そして、このシース内に配置されているスコープで病変部表面の観察を行いながらシースの先端部開口に配置されている電極ユニットの処置電極に高周波電流を通電していた。高周波電流は、処置電極から体内組織を通り、体外に配置された外部電極としての対極板に電流が流れる。術者は、操作部の操作で処置電極を進退操作して病変部の処置を行う。
【0005】
導電性溶液中で処理が行えるタイプのレゼクトスコープ装置を用いて、前立腺切除等の処置を行う場合、灌流液に導電性液体である生理食塩水等を用いる。そして、例えば特開2000−201946号公報に開示の技術では、導電性を有する液体が充満された体腔内に挿入される細長で中空のシース先端部近傍内に、リターン電極が配置され、処置電極からの高周波電流はそのリターン電極を介して回収される構造が示されている。
【0006】
非導電性溶液を用いるレゼクトスコープ装置の場合、金属ボルト等を体内に埋め込んでいる患者には、その金属の近傍に電流が集中して、近傍の生体組織が焼けたり、体内の神経に電流が流れるため、患者の体が反射的に動いたりしてしまい、術者にとっては手技がし難かった。このような問題は、導電性溶液を用いるレゼクトスコープ装置には生じない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、いずれのレゼクトスコープ装置の場合でも、高周波電流の供給は、図9に示すように、ある時(t0時)、術者がフットスイッチ等のスイッチをオンすると、供給電力が予め設定された一定の電力値PP(ワット)になるように行われる。図9は、レゼクトスコープ装置への電力供給の状況を説明するための図である。
【0008】
その一定の電力値PPは、生体組織を切除等するための処置に必要な電力値以上であり、実際には処置に必要な電力以上の高い電力が、出力電力として設定される。
【0009】
出力電力が高い電力値に設定されると、そのための電源回路は、その高い電力に応じた回路にしなければならないため、装置自体が高価なものとなってしまうという問題があった。
【0010】
また、導電性溶液が低温であると、処置電極周辺の導電性溶液を蒸発させるのに時間がかかってしまう。従って、導電性溶液を用いるレゼクトスコープ装置の場合、体腔内に供給される生理食塩水の温度によって処置電極が処置できるようになるまでの時間が異なるという問題があった。
【0011】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、無駄な電力消費のない電気手術装置を提供することを主たる目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の電気手術装置は、高周波電流を発生する高周波発生手段と、該高周波発生手段に高周波発生を指示する高周波発生指示手段と、前記高周波電流を生体組織に伝達するアクティブ電極と、該アクティブ電極から生体組織に流れた高周波電流を回収するリターン電流回収手段と、前記アクティブ電極から前記生体組織へ伝達される前記高周波電流の出力電力を制御する制御手段と、を備える電気手術装置において、前記制御手段は、前記高周波発生指示手段から前記高周波発生の指示を受けた後、前記出力電力を、該指示を受けてから経過した時間に応じて徐々に増加させるとともに、放電が発生した状態になったことを検出したときに、前記出力電力を、前記放電が発生した状態になったことを検出したときの値として一定に維持する制御を行う。
本発明の電気手術装置は、高周波電流を発生する高周波発生手段と、該高周波発生手段に高周波発生を指示する高周波発生指示手段と、前記高周波電流を生体組織に伝達するアクティブ電極と、該アクティブ電極から生体組織に流れた高周波電流を回収するリターン電流回収手段と、前記アクティブ電極から前記生体組織へ伝達される前記高周波電流の出力電力を制御する制御手段と、を備える電気手術装置において、前記制御手段は、前記高周波発生指示手段から前記高周波発生の指示を受けた後、前記出力電力を、該指示を受けてから経過した時間に応じて徐々に増加させるとともに、放電が発生した状態になったことを検出したときに、前記出力電力を、前記放電が発生した状態になったことを検出したときの値に比べて低い値であって、かつ、前記放電が発生した状態を継続可能な値として一定に維持する制御を行う。
【0013】
本発明の電気手術装置は、高周波電流を発生する高周波発生手段と、該高周波発生手段に高周波発生を指示する高周波発生指示手段と、前記高周波電流を生体組織に伝達するアクティブ電極を有するレゼクトスコープと、前記アクティブ電極から前記生体組織へ伝達される前記高周波電流の出力電力を制御する制御手段と、を含む電気手術装置において、前記レゼクトスコープは、前記レゼクトスコープのシースとスコープの少なくとも一方をリターン電流回収手段として利用するための、前記高周波発生手段への接続手段を有し、前記制御手段は、前記高周波発生指示手段から前記高周波発生の指示を受けた後、前記出力電力を、該指示を受けてから経過した時間に応じて徐々に増加させるとともに、放電が発生した状態になったことを検出したときに、前記出力電力を、前記放電が発生した状態になったことを検出したときの値として一定に維持する制御を行う。
本発明の電気手術装置は、高周波電流を発生する高周波発生手段と、該高周波発生手段に高周波発生を指示する高周波発生指示手段と、前記高周波電流を生体組織に伝達するアクティブ電極を有するレゼクトスコープと、前記アクティブ電極から前記生体組織へ伝達される前記高周波電流の出力電力を制御する制御手段と、を含む電気手術装置において、 前記レゼクトスコープは、前記レゼクトスコープのシースとスコープの少なくとも一方をリターン電流回収手段として利用するための、前記高周波発生手段への接続手段を有し、前記制御手段は、前記高周波発生指示手段から前記高周波発生の指示を受けた後、前記出力電力を、該指示を受けてから経過した時間に応じて徐々に増加させるとともに、放電が発生した状態になったことを検出したときに、前記出力電力を、前記放電が発生した状態になったことを検出したときの値に比べて低い値であって、かつ、前記放電が発生した状態を継続可能な値として一定に維持する制御を行う。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0015】
図1は、レゼクトスコープ装置を用いた電気手術装置の構成を説明するための図である。
【0016】
図1は、レゼクトスコープ装置を用いて、経尿道的切除術を行う様子を示す。レゼクトスコープ装置は、レゼクトスコープ1と高周波電源装置2とからなる。レゼクトスコープ1には、後述する電極ユニットの処置電極への高周波焼灼電流(以下、アクティブ電流という)の供給と、帰還電流(以下、リターン電流という)の回収を行うための高周波電源装置2が接続されている。レゼクトスコープ1の先端部が、経尿道的に患者3に挿入される。高周波電源装置2から処置電極への電力供給の制御は、高周波電源装置2に接続されたフットスイッチ4のオン、オフによって行われる。フットスイッチ4がオンされると、高周波電源装置2からの高周波電流が、ケーブル5を介してレゼクトスコープ1の処置電極へ供給される。そして、後述するように、リターン電流はケーブル6を介して回収される。
【0017】
また、図1では、レゼクトスコープ1には、膀胱等の体腔内へ灌流液として導電性を有する生理食塩水が、生理食塩水パック7から滅菌チューブ8を通して供給される。滅菌チューブ8の途中に、滅菌チューブ8の外周を囲むようにヒータ9が設けられている。ヒータ9は、温度制御手段(図示せず)によって、設定された温度に生理食塩水を加温する。なお、ヒータ9は、図1において点線で示すように生理食塩水パック7の周囲を取り囲むように設けられてもよい。また、ヒータ9は、滅菌チューブ等に装脱自在に取り付けられている。術者は、生理食塩水を体腔内に充満させた後、レゼクトスコープ1を体腔内に挿入し、観察用の内視鏡の画像を見ながら、切開、切除等を行う体組織表面へ処置電極を移動し、フットスイッチ4のスイッチをオンさせて切開等を行う。
【0018】
次に、レゼクトスコープ1の構成を、図2、図3及び図4を用いて説明する。図2は、レゼクトスコープ1の構成を示す側面図である。図3は、処置電極の構成を説明するための斜視図である。図4は、レゼクトスコープ1の構成を説明するための組み立て図である。
【0019】
レゼクトスコープ1は、外套管である、貫通孔を有する中空のアウターシース11と、同様にアウターシース11の貫通孔内に配置されるスコープ12と、操作部であるハンドル部13と、アウターシース11の貫通孔内に配置された電極ユニット14と、を有する。
【0020】
アウターシース11は、例えば尿道を介して体腔内に挿入される中空の挿入部21と、この挿入部21の後端に設けられた手元本体部22とで構成され、挿入部21の先端は開口部28を有している。手元本体部22の側周部には、2つの流体管路22a、22bが設けられている。具体的には、流体管路22aは、処置部に灌流液として導電性を有する生理食塩水等を送液するための、コック23と、送液口金24とを有する。流体管路22bは、生理食塩水等を排出するための、コック25と排液口金26とを有する。チューブ接続手段である送液口金24には、送液のためのチューブが接続され、同様にチューブ接続手段である排液口金26には、排液のためのチューブが接続される。コック23、25を動かすことによって、送液及び排液の制御をすることができる。
【0021】
インナーシース31は、図4の点線27で示すように、手元本体部22の後側の開口部から挿通され、挿入部21内に配置される。インナーシース31は、アウターシース11内に挿入される中空の挿入部32と、挿入部32の後端に設けられた手元本体部33と、挿入部32の先端に設けられた、絶縁部材である例えば硬質な樹脂部材などで形成された先端部材34とで構成される。先端部材34の先端は開口部35を有している。スコープ12が、図4の点線36で示すように、手元本体部33の後側の開口部から電極ユニット14と共に挿通され、インナーシース31内に配置される。
【0022】
なお、アウターシース11を使用しないで、インナーシース31のみが取り付けられた状態で使用される場合もある。
【0023】
スコープ12は、観察光学系を内蔵した細長でインナーシース31内に挿通され配置される硬質な挿入管41と、その挿入管41を挿通する案内管42と、この案内管42の基端に配設された手元部43とで構成されている。この手元部43の基端には術者が目視観察を行う接眼部44が設けられている。手元部43の側部には観察部位に対して観察用の照明光を供給するライトガイド(図示せず)が接続されるライトガイド接続部45が設けられている。
【0024】
図3に示すように、インナーシース31内に挿通配置される電極ユニット14は、先端側に位置して硬質な金属部材である処置電極61と、二股アーム部材62と、この二股アーム部材62の基端部を先端部に配設した細長な金属パイプ63とで主に構成されている。処置電極41は、細長なワイヤ形状の電極である。二股アーム部材62は、スコープ12の挿入軸方向に略平行な部分を有する二股部材である。処置電極61の両端部は、それぞれ二股部材の先端部と繋がっている。処置電極61は、円弧形状をしている。さらに、処置電極61と二股アーム部材62は、アクティブ電極としての電極ユニット14の先端において、フック形状をしており、円弧形状の処置電極61を含む平面とスコープ12の挿入軸とは、予め決められた角度を有している。
【0025】
なお、金属パイプ63の外周には図示しない絶縁チューブが被覆されており、この絶縁チューブの後端部に金属パイプ63の基端部が電極接続部として露出している。
【0026】
アクティブ電極である電極ユニット14は、処置電極61がインナーシース31の先端部材34の開口部35において、インナーシース31の挿入方向に進退自在になるように、インナーシース31内に配置される。
【0027】
処置電極61及び二股アーム部材62を先端側に設けた金属パイプ63の基端部は、インナーシース31の挿入部32及び手元本体部33内を挿通して手元本体部33の基端面から延出して後述するスライダ46に固定される。
【0028】
ハンドル部13は、インナーシース31の手元本体部33に対して着脱自在に接続されるシース接続部47と、このシース接続部47の後端面から後方に突設して前記挿入管41が挿通される案内管48と、この案内管48が摺動自在に保持される略パイプ形状のスライダ46とで主に形成されている。
【0029】
スライダ46には、電極ユニット14の後端部の電極接続部との電気的接続部になる電極固定部(図示せず)と、高周波電源装置2から延出する電源用ケーブル5が着脱自在に接続される高周波電源用コネクタ49と、術者の親指を掛けるリング形状の親指掛けリング50とが設けられている。
【0030】
そして、スライダ46とシース接続部47とは、ばね等の弾性部材(図示せず)によって、互いに離れるように力が加えられた状態で、連結されている。すなわち、スライダ46は、弾性部材によって常に接眼部44側へ付勢されている。
【0031】
したがって、術者が、シース接続部47の指掛け部51と、スライダ46に設けられている親指掛けリング50とを手で把持しながら、指掛け部51とリング50の間の距離を縮めるように適宜操作することによって、案内管48に対してスライダ46がスコープ12の先端方向に移動し、電極ユニット14の処置電極61が、挿入管41に対して先端方向に突出するように移動する。指掛け部51とリング50に何も力を加えない状態では、処置電極61と挿入管41の先端部は、スコープ12の挿入方向において、ほぼ同じ位置にある。しかし、図4の矢印aで示す方向に、すなわち指掛け部51とリング50に力を加えて距離が縮まるように操作すると、挿入管41は移動しないが、矢印bで示す方向に処理電極61が、スコープ12の先端方向に突出するように移動する。
【0032】
一方、高周波電源用コネクタ49と上述した電極固定部とは例えばリード線等によって電気的に接続されている。このため、高周波電源装置2からのケーブル5を高周波電源用コネクタ49に接続することによって、電極ユニット14の処置電極61と通電状態になって、病変部の処置を行える。なお、レゼクトスコープ装置は、処置電極61に供給される電流値とリターン電流の電流値との差を求めることによって、漏れ電流を測定することができるようになっている。
【0033】
図5は、高周波電源装置の構成を示すブロック図である。
【0034】
図5に示すように、高周波電源装置2は、フットスイッチ4からの信号を受けて電力供給の制御を行う制御回路101と、制御回路101に制御され直流電力を発生する電源回路102と、電源回路102からの直流電力をスイッチングして高周波電力を発生する高周波発生回路103と、制御回路101に制御され高周波発生回路103が発生する高周波電力の波形信号を高周波発生回路103に供給する波形回路104と、高周波発生回路103が発生した高周波電力の高周波電圧を増幅して処置電極61用の端子とリターン電流用の端子間に印加し高周波電流を処置電極61に供給する出力トランス回路105と、出力トランス回路105より出力される高周波電流を検出する電流センサ106a,106bと、処置電極61用の端子とリターン電流用の端子間の電圧を検出する電圧センサ106cと、電流センサ106a,106bにより検出された電流値及び電圧センサ106cにより検出された電圧値をA/D変換するセンサ信号処理回路107とを備え、制御回路101は、センサ信号処理回路107からのデジタル化された電流データ及び電圧データに基づいて電源回路102、波形回路104及び出力トランス回路105を制御するようになっている。
【0035】
制御回路101は、CPU(中央処理装置)等の演算装置を含み、後述するような制御をソフトウエアプログラムによって実行する。なお、制御回路101は、ソフトウエアプログラムでない、ハードウエア回路で実現するようにしてもよい。
【0036】
次に、以上のようなレゼクトスコープ装置において、リターン電流を回収する手段について具体的に説明する。本実施の形態では、従来のような体極板を用いずに、リターン電流を回収するが、その回収方法はいくつかあり、図6を用いて説明する。図6は、リターン電流用ケーブルに接続するためのコネクタを有するレゼクトスコープ1の構成を説明するための側面図である。
【0037】
(1)アウターシースを介してリターン電流を回収する場合
図6に示すように、リターン電流用のケーブル用コネクタ71が、アウターシース11の手元本体部22に設けられている。
【0038】
アウターシース11の挿入部21及び手元本体部22は共に金属等の導電性部材であるので、アクティブ電極からの電流は、導電性液体を介して、アウターシース11に流れ、リターン電流用ケーブル6への電気的な接続手段としてのコネクタ71に流れる。従って、アウターシース11を介して、リターン電流用ケーブル6へリターン電流を回収することができる。
【0039】
アウターシースを介してリターン電流を回収する場合、体組織がアウターシース11に触れていても、インピーダンスの違いから、リターン電流は金属部材を通して回収される。
【0040】
(2)インナーシースを介してリターン電流を回収する場合
図6に示すように、点線で示すリターン電流用のケーブル用コネクタ72を、インナーシース31の手元本体部33に設けてもよい。
【0041】
この場合、インナーシース31の挿入部32及び手元本体部33は共に金属等の導電性部材であるので、アクティブ電極からの電流は、導電性液体を介して、インナーシース31に流れ、リターン電流用ケーブル6への電気的な接続手段としてのコネクタ72に流れる。従って、インナーシース31を介して、リターン電流用ケーブル6へリターン電流を回収することができる。
【0042】
(3)スコープを介してリターン電流を回収する場合
図6に示すように、点線で示すリターン電流用のケーブル用コネクタ73を、スコープ12の手元部43に設けてもよい。
【0043】
この場合、スコープ12の案内管42、シース接続部47、案内管48、スライダ46及び手元部43は共に金属等の導電性部材であるので、アクティブ電極からの電流は、導電性液体を介して、スコープ12に流れ、リターン電流用ケーブル6への電気的な接続手段としてのコネクタ73に流れる。従って、スコープ12を介して、リターン電流用ケーブル6へリターン電流を回収することができる。
【0044】
なお、点線74で示すように、スコープ1のライトガイド接続部45にコネクタを設けるようにしてもよい。
【0045】
(4)ハンドル部を介してリターン電流を回収する場合
図6に示すように、点線で示すリターン電流用のケーブル用コネクタ75を、アクティブ電極を保持するハンドル部13のスライダ46に設けてもよい。
【0046】
ハンドル部13の内部でコネクタ75は、金属等の導電性部材である案内管48と電気的に接続され、さらに案内管48は、アウターシース11、インナーシース31あるいはスコープ12と電気的に接続されている。
【0047】
従って、アクティブ電極からの電流は、アウターシース11、インナーシース31あるいはスコープ12を介してハンドル部13に流れ、リターン電流用ケーブル6への電気的な接続手段としてのコネクタ75を介してリターン電流用ケーブル6に流れる。従って、ハンドル部13を介して、リターン電流用ケーブル6へリターン電流を回収することができる。
【0048】
(5)流体管路を介してリターン電流を回収する場合
図6に示すように、点線で示すリターン電流用のケーブル用コネクタ76を、アウターシース11に設けられた送液口金24に設けてもよい。送液口金24は、アウターシース11に設けられた送液管路の先端部に設けられている。
【0049】
この場合、挿入部21、手元本体部22及び流体管路22aは金属等の導電性部材であるので、アクティブ電極からの電流は、導電性液体を介して、流体管路22aに流れ、リターン電流用ケーブル6への電気的な接続手段としてのコネクタ76に流れる。従って、流体管路を介して、リターン電流用ケーブル6へリターン電流を回収することができる。
【0050】
なお、ここでは、送液口金24にコネクタ76を設けたが、排液口金26にコネクタ76を設けてもよい。
【0051】
さらに、以上の説明では、送液口金24あるいは排液口金26に別途コネクタを設けているが、送液口金24あるいは排液口金26を形状を変えずにそのままリターン電流用コネクタ76として使用して、リターン電流を回収するようにしてもよい。
【0052】
なお、上述したコネクタ71ないし76は、インナーシース31等に固定されているが、インナーシース31等に着脱可能な構成であってもよい。
【0053】
以上のような構成によれば、従来のように、シース先端部近傍内にリターン電極を配置することなく、リターン電流が回収できるので、レゼクトスコープ自体の構造が簡単で、かつ挿入部の径が太くなることない。
【0054】
なお、リターン電流回収方法として、上述した特開2000−201946号公報に開示されているように、体腔内に挿入される細長で中空のシース先端部近傍内に、リターン電流回収手段としてのリターン電極が配置され、処置電極からの高周波電流はそのリターン電極を介して回収するような構成であってもよい。
【0055】
以上のようなリターン電流用ケーブルに接続するためのコネクタを有するレゼクトスコープ装置を用いて、導電性溶液を用いた処置を行うときは、図1及び図6に示すように、アウターシース等に設けられたコネクタにリターン電流用ケーブル6を接続すればよい。
【0056】
次に、高周波電源装置2の出力電力の出力の様子について説明する。
【0057】
図7は、術者がフットスイッチ4をオンしたときの高周波電源装置の出力電力の時間的変化の様子を示す図である。縦軸が出力電力であり、横軸が時間軸である。術者が、あるとき、すなわち時間t0のときに、フットスイッチ4を押すと、制御回路101は、電源回路102、波形回路104及び出力トランス回路105を制御して、出力電力を、図7に示すように、0ワットであるP0の値から徐々に上昇する。
【0058】
出力電力を上昇させるために、制御回路101は、電源回路102の電圧値あるいは電流値を制御するか、波形回路104を制御するか、あるいは出力トランス回路105の増幅度を制御する。その結果、制御回路101は、図7に示すように、徐々に電力を上昇させることができる。
【0059】
徐々に電力を上昇させながら、制御回路101は、処置電極61において、放電が発生したか否かを監視する。具体的には、出力電力を、低い電力値から徐々に高い電力値に上げていくと、ある時点(t1)から生理食塩水等が蒸発して蒸気がでてきて処置電極61の抵抗値が上がって放電が始まる。この放電によって、生体組織が切れ始め、切除等が可能となる。従って、制御回路101は、この放電が始まったことを検出すると、出力電力の上昇を停止し、出力電力を放電を検出したときの出力電力であるP1ワットの一定値に保持する。
【0060】
一端放電が発生すると、それ以上は電力を上昇させる必要はないので、最小限の電力値P1ワットまでの上昇で済む。従って、レゼクトスコープ装置を用いて、無駄な電力消費のない電気手術を実現することができる。
【0061】
図8は、他の例に係る、高周波電源装置の出力電力の時間的変化の様子を示す図である。縦軸が出力電力であり、横軸が時間軸である。術者が、あるとき、すなわち時間t0のときに、フットスイッチ4を押すと、制御回路101は、電源回路102、波形回路104及び出力トランス回路105を制御して、出力電力を、図8に示すように、0ワットであるP0の値から徐々に上昇させる。
【0062】
徐々に電力を上昇させながら、制御回路101は、処置電極61において、放電が発生したか否かを監視する。具体的には、出力電力を、低い電力値から徐々に高い電力値へ上げていくと、ある時点(t1)から生理食塩水等が蒸発して蒸気がでてきて処置電極61の抵抗値が上がって放電が始まる。
【0063】
制御回路101は、この放電が始まったことを検出すると、出力電力を上昇させず、かつ、出力電力を、その放電検出時の出力電力P1ワットから、P1より低い電力値である、予め設定された一定値P2ワットに、低下させ、その一定値P2を保持する。
【0064】
例えば、出力電力が220から300ワット程度で生理食塩水が蒸発するようになったら、その後電力を下げる。放電した後は、低い電力を保っていても、例えば100ワット程度でよい。これは、処置電極61において一端放電が始まると、電力は低くても、熱の発生が大きいので、100ワットぐらいの電力で、蒸気が発生し続ける。すなわち、始めは300ワット程度の電力を用いて処置電極61の温度を上げるが、その後は、出力電力は低くてもよい。
【0065】
なお、放電が始まったか否かは、電圧センサ106cと電流センサ106a、106bとにより検出された電圧値と電流値に基づいてインピーダンスを算出することによって判断される。例えば、組織抵抗が予め設定されたインピーダンス、例えば500オームになったか否かで、出力電力を一定値に下げるか否かが判断される。
【0066】
一端放電が発生すると、それ以上は電力を上昇させる必要はないので、最小限の電力値P1までの上昇で済む。従って、レゼクトスコープ装置を用いて、無駄な電力消費のない電気手術を実現することができる。
【0067】
ところで、導電性溶液が体腔内に充填され、アクティブ電極及びリターン電極がその導電性溶液内に正常な状態で保持された状態であれば、放電可能なため、出力電力を供給してもよい。しかし、導電性溶液が体腔内に充填されていなかったり、あるいはアクティブ電極及びリターン電極がその導電性溶液内に正常な状態で保持されていなかったりすると、不完全な状態での放電が生じてしまう。
【0068】
そこで、アクティブ電極への放電のための高周波電流を供給するに先立って導電性の灌流液が病変部に十分に充填され、かつアクティブ電極及びリターン電極がその導電性溶液内に正常な状態で保持された状態であることを、インピーダンス測定手段によって検出し、その検出結果に基づいてアクティブ電極への高周波電流の供給が行われるようにした。
【0069】
そのために、予め決められた小さな出力電力を出力させながら、電圧センサ及び電流センサの出力信号に基づいてインピーダンスを算出して求め、インピーダンスが予め設定した値以下になったら、高周波電流を供給し、インピーダンスが予め設定した値を超えるときは、高周波電流を供給しないようにする。予め設定した値としては、例えば、50オーム以下になれば、高周波電流を供給する。
【0070】
具体的には、図7及び図8に示すP0の値を0ワットでない、小さな電力値の出力電力を出力させておく。その状態で、フットスイッチ4がオンとされたときに、導電性の灌流液が病変部に十分に充填されたところに、アクティブ電極及びリターン電極がその導電性溶液内に正常な状態で保持された状態にあれば、高周波電力の出力値が徐々に上昇するように高周波電力が出力されていく。その小さな電力値が出力している状態で、フットスイッチ4がオンとされたときに、導電性の灌流液が病変部に十分に充填されたところに、アクティブ電極及びリターン電極がその導電性溶液内に正常な状態で保持されていない状態にあれば、高周波電力の出力値が徐々に上昇するように高周波電力が出力されない。
【0071】
従って、不完全な状態での放電が生じてしまうことはない。
【0072】
以上の図7及び図8で説明したように、本実施の形態では、処置電極に供給される出力電力を、徐々に上げていき、処置電極における放電が検出されると、放電検出時の出力電力、あるいはその放電検出時の出力電力よりも低い予め決められた値の電力を維持する。従って、従来に比べ、高い電力を出すことなく、必要最小限の低い電力で放電させることができるので、無駄な電力が必要なくなる。その結果、電源容量も小さくてもよくなるので、コストも低くなる。
【0073】
また、出力電力を上昇させていったときに、放電が始まる時点は、導電性溶液の温度に応じて変化する。従って、処置電極周辺の導電性溶液を蒸発させるのみ時間がかかり、不要な電力が必要となってしまう。そこで、体腔内に供給される導電性溶液の加温が行われる。
【0074】
図1に示すように、ヒータ9は、滅菌チューブ8の途中に設けられており、体内の温度である36度から40度程度に生理食塩水を加温する。手術前に温めていても、時間経過とともに生理食塩水の温度は、室温、例えば25度(摂氏)等まで低下してしまう。加温されていない生理食塩水に比べて、加温された生理食塩水は、処置電極周辺において蒸発が早く生じさせる。結果として蒸発に必要な電力は少なくて済むことになる。
【0075】
さらに、生理食塩水に止血剤が混入される。これは、レゼクトスコープで生体組織を処置しているときに、処理切開等した体内組織を止血させるためである。
【0076】
以上説明したように、上記の構成によれば、無駄な電力消費のない電気手術装置を実現することができる。また、導電性溶液を加温する手段が設けられているので、処置電極が処置できるようになるまでの時間が異なるということもない。さらに、病変部に灌流液である導電性溶液が充填されていない状態で、術者がフットをオンしても、処置電極において不完全な状態での放電をしてしまうということもない。
【0077】
なお、以上説明した構成から、次の付記に示す構成に特徴がある。
【0078】
[付記項]
(1)高周波電流を発生する高周波発生手段と、
該高周波発生手段に高周波発生を指示する高周波発生指示手段と、
前記高周波電流を生体組織に伝達するアクティブ電極と、
該アクティブ電極から生体組織に流れた高周波電流を回収するリターン電流回収手段と、
前記アクティブ電極から前記生体組織へ伝達される前記高周波電流の出力電力を制御する制御手段と、
を備える電気手術装置において、
前記制御手段は、
前記高周波発生指示手段から前記高周波発生の指示を受けた後、前記出力電力を徐々に増加させるように制御することを特徴とする電気手術装置。
【0079】
(2)高周波電流を発生する高周波発生手段と、
該高周波発生手段に高周波発生を指示する高周波発生指示手段と、
前記高周波電流を生体組織に伝達するアクティブ電極を有するレゼクトスコープと、
前記アクティブ電極から前記生体組織へ伝達される前記高周波電流の出力電力を制御する制御手段と、
を含む電気手術装置において、
前記レゼクトスコープは、前記レゼクトスコープのシースとスコープの少なくとも一方をリターン電流回収手段として利用するための、前記高周波発生手段への接続手段を有し、
前記制御手段は、前記高周波発生指示手段から前記高周波発生の指示を受けた後、前記出力電力を徐々に増加させるように制御することを特徴とする電気手術装置。
【0080】
(3)前記制御手段は、前記出力電力を徐々に増加した後、所定の条件になったときは、前記出力電力を一定値に維持するように制御することを特徴とする付記項(1)又は付記項(2)に記載の電気手術装置。
【0081】
(4)前記制御手段は、前記出力電力を徐々に増加した後、所定の条件になったときは、その所定の条件になったときの前記出力電力の値よりも低い値である一定値に前記出力電力を低下させて維持するように制御することを特徴とする付記項(1)又は付記項(2)に記載の電気手術装置。
【0082】
(5)さらに、前記アクティブ電極と前記リターン電流回収手段が体腔内において接触する導電性溶液を、加温する加温手段を有することを特徴とする付記項(1)ないし付記項(4)のいずれかに記載の電気手術装置。
【0083】
(6)さらに、導電性溶液の蒸発を検出する溶液蒸発検出手段を有し、
前記制御手段は、前記溶液蒸発検出手段の検出結果に基づいて、前記所定の条件になったか否かを判断することを特徴とする付記項(3)、付記項(4)又は付記項(5)に記載の電気手術装置。
【0084】
(7)前記溶液蒸発検出手段は、前記アクティブ電極と前記リターン電流回収手段間のインピーダンスを検出し、前記制御手段は、該インピーダンスが所定の値以下になったか否かによって前記所定の条件になったか否かを判断することを特徴とする付記項(6)に記載の電気手術装置。
【0085】
(8)さらに、導電性溶液が前記アクティブ電極と前記リターン電流回収手段の間に存在することを検出する導電性溶液検出手段を有し、
前記制御手段は、前記導電性溶液検出手段が前記導電性溶液が前記アクティブ電極と前記リターン電流回収手段の間に存在することを検出した場合に、前記出力電力の増加を開始することを特徴とする付記項(1)から付記項(7)のいずれかに記載の電気手術装置。
【0086】
(9)前記導電性溶液検出手段は、前記アクティブ電極と前記リターン電流回収手段間のインピーダンスに基づいて、前記導電性溶液が前記アクティブ電極と前記リターン電流回収手段の間に存在することをすることを特徴とする付記項(8)に記載の電気手術装置。
【0087】
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、無駄な電力消費のない電気手術装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるレゼクトスコープ装置を用いた電気手術装置の構成を説明するための図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わるレゼクトスコープの構成を示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係わる電極の構成を説明するための斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係わるレゼクトスコープの構成を説明するための組み立て図である。
【図5】本発明の実施の形態に係わる高周波電源装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態に係わる、リターン電流用ケーブルに接続するためのコネクタを有するレゼクトスコープの構成を示す側面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係わる高周波電源装置の出力電力の時間的変化の様子を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態に係わる、高周波電源装置の出力電力の時間的変化の他の例の様子を示す図である。
【図9】従来のレゼクトスコープ装置への電力供給の状況を説明するための図である。
【符号の説明】
1・・・レゼクトスコープ
2・・・高周波電源装置
3・・・患者
4・・・フットスイッチ
5、6・・・ケーブル
7・・・生理食塩水パック
8・・・滅菌チューブ
9・・・加温手段
11・・・アウターシース
12・・・スコープ
13・・・ハンドル部
14・・・電極ユニット
31・・・インナーシース
61・・・処置電極
71、72、73、74、75、76・・・コネクタ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an electrosurgical device, and more particularly, to an electrosurgical device that electrically performs incision, excision, and transpiration of a living tissue.
[0002]
[Prior art]
In general, electrosurgical resectoscope devices are used for transurethral resection (TUR) and transcervical resection (TCR) and are inserted into body cavities. In the hollow sheath, an optical endoscope (also referred to as a scope) that is an endoscope for observation and an electrode unit for excision of living tissue are mainly provided.
[0003]
There are two types of rejectscope devices, a type that can perform treatment in a non-conductive solution and a type that can perform treatment in a conductive solution.
[0004]
D-sorbitol, which is a transparent liquid having insulating properties as a perfusate that expands in a narrow cavity, when performing a procedure such as prostatectomy using a type of resectoscope device that can be processed in a non-conductive solution To expand the cavity and insert the sheath of the rejectscope into the cavity. Then, a high-frequency current was applied to the treatment electrode of the electrode unit arranged at the distal end opening of the sheath while observing the surface of the lesioned part with a scope arranged in the sheath. The high-frequency current flows from the treatment electrode through the body tissue to a counter electrode plate as an external electrode arranged outside the body. The surgeon performs the treatment of the lesioned part by moving the treatment electrode back and forth by operating the operation part.
[0005]
When a treatment such as prostatectomy is performed using a type of resectoscope apparatus that can be processed in a conductive solution, a physiological saline that is a conductive liquid is used as the perfusate. For example, in the technique disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-201946, a return electrode is disposed in the vicinity of the elongate and hollow sheath tip portion inserted into a body cavity filled with a conductive liquid, and a treatment electrode The structure in which the high-frequency current from is recovered through its return electrode is shown.
[0006]
In the case of a resectoscope device that uses a non-conductive solution, current concentrates in the vicinity of the metal in a patient who has a metal bolt or the like implanted in the body, and nearby living tissue burns, or current flows to nerves in the body. The patient's body moved reflexively, and it was difficult for the surgeon to perform the procedure. Such a problem does not occur in a rejectoscope apparatus using a conductive solution.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in any of the reject scope devices, as shown in FIG. 9, when the surgeon turns on a switch such as a foot switch at a certain time (at time t0), the supply power is preset. The constant power value PP (Watt) is obtained. FIG. 9 is a diagram for explaining a state of power supply to the reject scope device.
[0008]
The constant power value PP is equal to or higher than a power value necessary for a treatment for excising a living tissue, and in fact, a higher power than the power necessary for the treatment is set as the output power.
[0009]
When the output power is set to a high power value, the power supply circuit for that purpose must be a circuit corresponding to the high power, so that the device itself becomes expensive.
[0010]
If the conductive solution is at a low temperature, it takes time to evaporate the conductive solution around the treatment electrode. Accordingly, in the case of a resectoscope device using a conductive solution, there is a problem that the time until the treatment electrode can be treated varies depending on the temperature of the physiological saline supplied into the body cavity.
[0011]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and a main object of the present invention is to provide an electrosurgical device that does not wasteful power consumption.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The electrosurgical device of the present invention includes a high frequency generation means for generating a high frequency current, a high frequency generation instruction means for instructing the high frequency generation means to generate a high frequency, an active electrode for transmitting the high frequency current to a living tissue, and the active electrode An electrosurgical apparatus comprising: return current recovery means for recovering a high-frequency current flowing from the active tissue to the living tissue; and control means for controlling output power of the high-frequency current transmitted from the active electrode to the living tissue. The means, after receiving the high frequency generation instruction from the high frequency generation instruction means, gradually increases the output power according to the time elapsed after receiving the instruction, Discharge occurred When it is detected that the state is reached, the output power is Discharge occurred Control is performed to maintain a constant value when it is detected that the state has been reached.
The electrosurgical device of the present invention includes a high frequency generation means for generating a high frequency current, a high frequency generation instruction means for instructing the high frequency generation means to generate a high frequency, an active electrode for transmitting the high frequency current to a living tissue, and the active electrode An electrosurgical apparatus comprising: return current recovery means for recovering a high-frequency current flowing from the active tissue to the living tissue; and control means for controlling output power of the high-frequency current transmitted from the active electrode to the living tissue. The means, after receiving the high frequency generation instruction from the high frequency generation instruction means, gradually increases the output power according to the time elapsed after receiving the instruction, Discharge occurred When it is detected that the state is reached, the output power is Discharge occurred A value that is lower than the value when it is detected that the state has been reached, and Discharge occurred Control is performed to keep the state constant as a continuable value.
[0013]
An electrosurgical apparatus according to the present invention includes a high-frequency generation means for generating a high-frequency current, a high-frequency generation instruction means for instructing the high-frequency generation means to generate a high frequency, and an active electrode that transmits the high-frequency current to a living tissue. And an electrosurgical device that controls output power of the high-frequency current transmitted from the active electrode to the living tissue, wherein the reject scope is at least one of a sheath of the reject scope and a scope Is connected to the high-frequency generation means, and the control means receives the high-frequency generation instruction from the high-frequency generation instruction means, and then outputs the output power to the high-frequency generation means. While gradually increasing according to the time elapsed since receiving the instruction, Discharge occurred When it is detected that the state is reached, the output power is Discharge occurred Control is performed to maintain a constant value when it is detected that the state has been reached.
An electrosurgical apparatus according to the present invention includes a high-frequency generation means for generating a high-frequency current, a high-frequency generation instruction means for instructing the high-frequency generation means to generate a high frequency, and an active electrode that transmits the high-frequency current to a living tissue. And an electrosurgical device that controls output power of the high-frequency current transmitted from the active electrode to the living tissue, wherein the reject scope is at least one of a sheath of the reject scope and a scope Is connected to the high-frequency generation means, and the control means receives the high-frequency generation instruction from the high-frequency generation instruction means, and then outputs the output power to the high-frequency generation means. While gradually increasing according to the time elapsed since receiving the instruction, Discharge occurred When it is detected that the state is reached, the output power is Discharge occurred A value that is lower than the value when it is detected that the state has been reached, and Discharge occurred Control is performed to keep the state constant as a continuable value.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0015]
FIG. 1 is a diagram for explaining a configuration of an electrosurgical apparatus using a rejectscope apparatus.
[0016]
FIG. 1 shows a state in which transurethral resection is performed using a rejectoscope device. The reject scope device includes a
[0017]
In FIG. 1, a physiological saline having conductivity as a perfusate is supplied from a physiological saline pack 7 through a sterilization tube 8 to a body cavity such as a bladder. A heater 9 is provided in the middle of the sterilization tube 8 so as to surround the outer periphery of the sterilization tube 8. The heater 9 warms the physiological saline to a set temperature by a temperature control means (not shown). In addition, the heater 9 may be provided so that the circumference | surroundings of the physiological saline pack 7 may be surrounded as shown with a dotted line in FIG. The heater 9 is detachably attached to a sterilization tube or the like. After filling the body cavity with physiological saline, the surgeon inserts the
[0018]
Next, the configuration of the
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
As shown by a dotted
[0022]
In some cases, the
[0023]
The
[0024]
As shown in FIG. 3, the
[0025]
The outer periphery of the
[0026]
The
[0027]
The proximal end portion of the
[0028]
The
[0029]
An electrode fixing portion (not shown) that becomes an electrical connection portion with the electrode connection portion at the rear end portion of the
[0030]
The
[0031]
Accordingly, the surgeon appropriately grasps the distance between the
[0032]
On the other hand, the high
[0033]
FIG. 5 is a block diagram illustrating a configuration of the high-frequency power supply device.
[0034]
As shown in FIG. 5, the high-frequency
[0035]
The control circuit 101 includes an arithmetic device such as a CPU (central processing unit), and executes control as described later by a software program. The control circuit 101 may be realized by a hardware circuit that is not a software program.
[0036]
Next, a means for collecting the return current in the above-described rejectscope device will be specifically described. In this embodiment, the return current is recovered without using a conventional body electrode plate. There are several recovery methods, which will be described with reference to FIG. FIG. 6 is a side view for explaining the configuration of the
[0037]
(1) When collecting the return current through the outer sheath
As shown in FIG. 6, a
[0038]
Since both the
[0039]
When the return current is collected through the outer sheath, the return current is collected through the metal member due to the difference in impedance even if the body tissue touches the
[0040]
(2) When collecting the return current via the inner sheath
As shown in FIG. 6, a cable connector 72 for return current indicated by a dotted line may be provided on the hand
[0041]
In this case, since the
[0042]
(3) When collecting the return current through the scope
As shown in FIG. 6, a
[0043]
In this case, since the
[0044]
As indicated by a dotted
[0045]
(4) When collecting the return current via the handle
As shown in FIG. 6, a
[0046]
Inside the
[0047]
Therefore, the current from the active electrode flows to the
[0048]
(5) When returning current is recovered via a fluid line
As shown in FIG. 6, a
[0049]
In this case, since the
[0050]
Here, the
[0051]
Further, in the above description, a separate connector is provided on the
[0052]
The
[0053]
According to the above configuration, since the return current can be collected without arranging the return electrode in the vicinity of the sheath tip portion as in the conventional case, the structure of the reject scope itself is simple, and the diameter of the insertion portion is reduced. Will not become fat.
[0054]
As a return current recovery method, as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-201946 described above, a return electrode as a return current recovery means is provided in the vicinity of an elongated hollow sheath inserted into a body cavity. The high frequency current from the treatment electrode may be collected via the return electrode.
[0055]
When performing a treatment using a conductive solution using a rejectscope device having a connector for connecting to the return current cable as described above, as shown in FIG. 1 and FIG. The return
[0056]
Next, how the output power of the high frequency
[0057]
FIG. 7 is a diagram illustrating a temporal change in the output power of the high-frequency power supply device when the surgeon turns on the
[0058]
In order to increase the output power, the control circuit 101 controls the voltage value or current value of the
[0059]
While gradually increasing the power, the control circuit 101 monitors whether or not a discharge has occurred in the
[0060]
Once the discharge is generated, it is not necessary to increase the power any more, so that the increase to the minimum power value P1 watts is sufficient. Therefore, electrosurgery without wasteful power consumption can be realized using the reject scope device.
[0061]
FIG. 8 is a diagram illustrating a temporal change in output power of the high-frequency power supply device according to another example. The vertical axis is the output power, and the horizontal axis is the time axis. When the operator presses the
[0062]
While gradually increasing the power, the control circuit 101 monitors whether or not a discharge has occurred in the
[0063]
When the control circuit 101 detects that the discharge has started, the control circuit 101 does not increase the output power, and the output power is set in advance from the output power P1 watt at the time of the discharge detection to a power value lower than P1. The constant value P2 is reduced to the constant value P2 watts, and the constant value P2 is maintained.
[0064]
For example, when the output power is about 220 to 300 watts and the physiological saline evaporates, the power is then lowered. After discharging, even if low power is maintained, it may be about 100 watts, for example. This is because once the discharge starts at the
[0065]
Whether or not the discharge has started is determined by calculating the impedance based on the voltage value and the current value detected by the voltage sensor 106c and the
[0066]
When the discharge is generated once, it is not necessary to increase the power any more, so that the increase to the minimum power value P1 is sufficient. Therefore, electrosurgery without wasteful power consumption can be realized using the reject scope device.
[0067]
By the way, as long as the conductive solution is filled in the body cavity and the active electrode and the return electrode are kept in the conductive solution in a normal state, discharge can be performed and output power may be supplied. However, if the conductive solution is not filled in the body cavity, or if the active electrode and the return electrode are not kept in the normal state in the conductive solution, discharge in an incomplete state occurs. .
[0068]
Therefore, prior to supplying a high-frequency current for discharge to the active electrode, the conductive perfusate is sufficiently filled in the lesion, and the active electrode and the return electrode are kept in the conductive solution in a normal state. This state is detected by the impedance measuring means, and the high-frequency current is supplied to the active electrode based on the detection result.
[0069]
For this purpose, while outputting a predetermined small output power, the impedance is calculated based on the output signals of the voltage sensor and the current sensor, and when the impedance falls below a preset value, a high-frequency current is supplied, When the impedance exceeds a preset value, high frequency current is not supplied. As a preset value, for example, when the value is 50 ohms or less, a high-frequency current is supplied.
[0070]
Specifically, the output power with a small power value other than the value of P0 shown in FIGS. 7 and 8 is output. In this state, when the
[0071]
Therefore, discharge in an incomplete state does not occur.
[0072]
As described above with reference to FIGS. 7 and 8, in this embodiment, the output power supplied to the treatment electrode is gradually increased, and when a discharge at the treatment electrode is detected, the output at the time of discharge detection is detected. The power or a predetermined value of power lower than the output power at the time of detecting the discharge is maintained. Therefore, compared with the prior art, it is possible to discharge with the minimum necessary low power without emitting high power, so that unnecessary power is not required. As a result, the power supply capacity may be small, and the cost is also reduced.
[0073]
Further, when the output power is increased, the point at which the discharge starts varies depending on the temperature of the conductive solution. Therefore, it takes time only to evaporate the conductive solution around the treatment electrode, and unnecessary power is required. Therefore, the conductive solution supplied into the body cavity is heated.
[0074]
As shown in FIG. 1, the heater 9 is provided in the middle of the sterilization tube 8 and warms the physiological saline to about 36 to 40 degrees which is the temperature inside the body. Even if it is warmed before the operation, the temperature of the physiological saline decreases to room temperature, for example, 25 degrees (Celsius) or the like with time. Compared to unheated physiological saline, the heated physiological saline evaporates faster around the treatment electrode. As a result, less power is required for evaporation.
[0075]
Furthermore, a hemostatic agent is mixed in the physiological saline. This is to stop hemostasis of a body tissue that has undergone a processing incision or the like when a living tissue is being treated with a reject scope.
[0076]
As described above, according to the above-described configuration, an electrosurgical device that does not consume unnecessary power can be realized. In addition, since the means for heating the conductive solution is provided, the time until the treatment electrode can be treated does not differ. Furthermore, even if the surgeon turns on the foot in a state where the lesioned part is not filled with the conductive solution that is a perfusate, the treatment electrode does not discharge in an incomplete state.
[0077]
From the configuration described above, the configuration shown in the following supplementary notes is characteristic.
[0078]
[Additional notes]
(1) high frequency generating means for generating a high frequency current;
High frequency generation instruction means for instructing the high frequency generation means to generate high frequency;
An active electrode for transmitting the high-frequency current to a living tissue;
Return current recovery means for recovering a high-frequency current flowing from the active electrode to the living tissue;
Control means for controlling output power of the high-frequency current transmitted from the active electrode to the living tissue;
An electrosurgical device comprising:
The control means includes
An electrosurgical apparatus, wherein after receiving the high frequency generation instruction from the high frequency generation instruction means, the output power is controlled to gradually increase.
[0079]
(2) high frequency generating means for generating a high frequency current;
High frequency generation instruction means for instructing the high frequency generation means to generate high frequency;
A reject scope having an active electrode for transmitting the high-frequency current to living tissue;
Control means for controlling output power of the high-frequency current transmitted from the active electrode to the living tissue;
In an electrosurgical device including
The reject scope has a connecting means to the high frequency generating means for using at least one of a sheath and a scope of the reject scope as a return current collecting means,
The electrosurgical apparatus is characterized in that the control means controls to gradually increase the output power after receiving the high frequency generation instruction from the high frequency generation instruction means.
[0080]
(3) The control means controls the output power to maintain a constant value when a predetermined condition is reached after gradually increasing the output power. Or the electrosurgical device of Additional remark (2).
[0081]
(4) The control means increases the output power gradually, and when a predetermined condition is reached, the control means sets a constant value that is lower than the value of the output power when the predetermined condition is reached. The electrosurgical device according to the additional item (1) or the additional item (2), wherein the output power is controlled so as to be reduced and maintained.
[0082]
(5) Further, according to the additional items (1) to (4), the active electrode and the return current recovery unit further include a heating unit that heats the conductive solution in contact with the body cavity. The electrosurgical device according to any one of the above.
[0083]
(6) Furthermore, it has a solution evaporation detecting means for detecting evaporation of the conductive solution,
The control means determines whether or not the predetermined condition is satisfied based on the detection result of the solution evaporation detection means. The additional information (3), additional information (4), or additional information (5) ) Electrosurgical device.
[0084]
(7) The solution evaporation detection unit detects an impedance between the active electrode and the return current recovery unit, and the control unit satisfies the predetermined condition depending on whether or not the impedance becomes a predetermined value or less. The electrosurgical device according to item (6), wherein it is determined whether or not.
[0085]
(8) Furthermore, it has a conductive solution detection means for detecting that a conductive solution exists between the active electrode and the return current recovery means,
The control means starts increasing the output power when the conductive solution detection means detects that the conductive solution exists between the active electrode and the return current recovery means. The electrosurgical device according to any one of supplementary items (1) to (7).
[0086]
(9) The conductive solution detecting means makes the conductive solution exist between the active electrode and the return current collecting means based on an impedance between the active electrode and the return current collecting means. The electrosurgical device according to item (8), characterized in that
[0087]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various changes and modifications can be made without departing from the scope of the present invention.
[0088]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, an electrosurgical device without wasteful power consumption can be realized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram for explaining a configuration of an electrosurgical apparatus using a rejectscope apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view showing a configuration of a reject scope according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a perspective view for explaining a configuration of an electrode according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an assembly diagram for explaining the configuration of the reject scope according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a block diagram showing a configuration of a high frequency power supply device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a side view showing a configuration of a reject scope having a connector for connecting to a return current cable according to the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a diagram showing a temporal change in output power of the high-frequency power supply device according to the embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a diagram showing another example of a temporal change in output power of the high-frequency power supply device according to the embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a diagram for explaining a state of power supply to a conventional reject scope device.
[Explanation of symbols]
1 ... Reject scope
2. High frequency power supply device
3 ... Patient
4 ... Foot switch
5, 6 ... cable
7 ... Saline pack
8 ... Sterilization tube
9 ... Warming means
11 ... Outer sheath
12 ... Scope
13 ... Handle
14 ... Electrode unit
31 ... Inner sheath
61 ... Treatment electrode
71, 72, 73, 74, 75, 76 ... connectors
Claims (4)
該高周波発生手段に高周波発生を指示する高周波発生指示手段と、
前記高周波電流を生体組織に伝達するアクティブ電極と、
該アクティブ電極から生体組織に流れた高周波電流を回収するリターン電流回収手段と、
前記アクティブ電極から前記生体組織へ伝達される前記高周波電流の出力電力を制御する制御手段と、
を備える電気手術装置において、
前記制御手段は、
前記高周波発生指示手段から前記高周波発生の指示を受けた後、前記出力電力を、該指示を受けてから経過した時間に応じて徐々に増加させるとともに、放電が発生した状態になったことを検出したときに、前記出力電力を、前記放電が発生した状態になったことを検出したときの値として一定に維持する制御を行うことを特徴とする電気手術装置。High-frequency generating means for generating a high-frequency current;
High frequency generation instruction means for instructing the high frequency generation means to generate high frequency;
An active electrode for transmitting the high-frequency current to a living tissue;
Return current recovery means for recovering a high-frequency current flowing from the active electrode to the living tissue;
Control means for controlling output power of the high-frequency current transmitted from the active electrode to the living tissue;
An electrosurgical device comprising:
The control means includes
After receiving the high frequency generation instruction from the high frequency generation instruction means, the output power is gradually increased according to the time elapsed since the reception of the instruction, and it is detected that a discharge has occurred. Then, the electrosurgical device is controlled to maintain the output power constant as a value when it is detected that the discharge has occurred .
該高周波発生手段に高周波発生を指示する高周波発生指示手段と、
前記高周波電流を生体組織に伝達するアクティブ電極と、
該アクティブ電極から生体組織に流れた高周波電流を回収するリターン電流回収手段と、
前記アクティブ電極から前記生体組織へ伝達される前記高周波電流の出力電力を制御する制御手段と、
を備える電気手術装置において、
前記制御手段は、
前記高周波発生指示手段から前記高周波発生の指示を受けた後、前記出力電力を、該指示を受けてから経過した時間に応じて徐々に増加させるとともに、放電が発生した状態になったことを検出したときに、前記出力電力を、前記放電が発生した状態になったことを検出したときの値に比べて低い値であって、かつ、前記放電が発生した状態を継続可能な値として一定に維持する制御を行うことを特徴とする電気手術装置。High-frequency generating means for generating a high-frequency current;
High frequency generation instruction means for instructing the high frequency generation means to generate high frequency;
An active electrode for transmitting the high-frequency current to a living tissue;
Return current recovery means for recovering a high-frequency current flowing from the active electrode to the living tissue;
Control means for controlling output power of the high-frequency current transmitted from the active electrode to the living tissue;
An electrosurgical device comprising:
The control means includes
After receiving the high frequency generation instruction from the high frequency generation instruction means, the output power is gradually increased according to the time elapsed since the reception of the instruction, and it is detected that a discharge has occurred. when, the output power, the discharge is a low value compared to the value when it is detected that the state which occurred, and the constant state in which the discharge is generated as a sustainable value An electrosurgical apparatus characterized by performing control to maintain.
該高周波発生手段に高周波発生を指示する高周波発生指示手段と、
前記高周波電流を生体組織に伝達するアクティブ電極を有するレゼクトスコープと、
前記アクティブ電極から前記生体組織へ伝達される前記高周波電流の出力電力を制御する制御手段と、
を含む電気手術装置において、
前記レゼクトスコープは、前記レゼクトスコープのシースとスコープの少なくとも一方をリターン電流回収手段として利用するための、前記高周波発生手段への接続手段を有し、
前記制御手段は、前記高周波発生指示手段から前記高周波発生の指示を受けた後、前記出力電力を、該指示を受けてから経過した時間に応じて徐々に増加させるとともに、放電が発生した状態になったことを検出したときに、前記出力電力を、前記放電が発生した状態になったことを検出したときの値として一定に維持する制御を行うことを特徴とする電気手術装置。High-frequency generating means for generating a high-frequency current;
High frequency generation instruction means for instructing the high frequency generation means to generate high frequency;
A reject scope having an active electrode for transmitting the high-frequency current to living tissue;
Control means for controlling output power of the high-frequency current transmitted from the active electrode to the living tissue;
In an electrosurgical device including
The reject scope has a connecting means to the high frequency generating means for using at least one of a sheath and a scope of the reject scope as a return current collecting means,
The control means, after receiving the high frequency generation instruction from the high frequency generation instruction means, gradually increases the output power according to the time elapsed since receiving the instruction, and in a state where discharge has occurred. An electrosurgical apparatus characterized by performing control to maintain the output power constant as a value when it is detected that the discharge has occurred when it has been detected.
該高周波発生手段に高周波発生を指示する高周波発生指示手段と、
前記高周波電流を生体組織に伝達するアクティブ電極を有するレゼクトスコープと、
前記アクティブ電極から前記生体組織へ伝達される前記高周波電流の出力電力を制御する制御手段と、
を含む電気手術装置において、
前記レゼクトスコープは、前記レゼクトスコープのシースとスコープの少なくとも一方をリターン電流回収手段として利用するための、前記高周波発生手段への接続手段を有し、
前記制御手段は、前記高周波発生指示手段から前記高周波発生の指示を受けた後、前記出力電力を、該指示を受けてから経過した時間に応じて徐々に増加させるとともに、放電が発生した状態になったことを検出したときに、前記出力電力を、前記放電が発生した状態になったことを検出したときの値に比べて低い値であって、かつ、前記放電が発生した状態を継続可能な値として一定に維持する制御を行うことを特徴とする電気手術装置。High-frequency generating means for generating a high-frequency current;
High frequency generation instruction means for instructing the high frequency generation means to generate high frequency;
A reject scope having an active electrode for transmitting the high-frequency current to living tissue;
Control means for controlling output power of the high-frequency current transmitted from the active electrode to the living tissue;
In an electrosurgical device including
The reject scope has a connecting means to the high frequency generating means for using at least one of a sheath and a scope of the reject scope as a return current collecting means,
The control means, after receiving the high frequency generation instruction from the high frequency generation instruction means, gradually increases the output power according to the time elapsed since receiving the instruction, and in a state where discharge has occurred. When it is detected that the discharge has occurred , the output power is lower than the value when the discharge has been detected, and the state in which the discharge has occurred can be continued. An electrosurgical apparatus characterized by performing control to maintain a constant value.
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