JP3937889B2

JP3937889B2 - Digital information recording / reproducing apparatus

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Publication number: JP3937889B2
Application number: JP2002090179A
Authority: JP
Inventors: 宏夫岡本; 仁朗尾鷲; 厚吉岡; 眞弘大塚; 修一田胡
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 2001-04-06
Filing date: 2002-03-28
Publication date: 2007-06-27
Anticipated expiration: 2022-03-28
Also published as: JP2003085880A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像、音声などのディジタル情報の記録装置、再生装置及び出力装置に関わり、特に著作権者などの権限により、情報を媒体へ記録することに関し制限を与えられるようにした装置に関する。さらに本発明は、このような記録装置に対し、ディジタル情報を好適に送信する送信装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
テレビジョン放送、およびこれを記録し再生する装置、さらには映画ソフトなどのパッケージメディアの分野では、ディジタル放送が開始され、これに対応した民生用のディジタル記録再生装置が発売されている。この装置で用いるパッケージソフトも近い将来現れるであろう。ディジタル放送、ディジタル記録装置は、情報の伝送過程や記録再生過程での品質劣化がない、もしくはごく少ないことが長所である。しかし、情報の良質なコピーが、著作権者の預かり知らぬところで多数作成されて出回り、またコピーを繰返した場合、その著作権者に利益が還元されない問題がある。
【０００３】
米国特許Ｎｏ．５，８９６，４５４では、情報に２ビットのコピー制御情報を付す方法が開示されている。これは著作権者、情報作成者の意志により、コピー禁止、コピー認可、一世代のみコピー認可の三つのうち、いずれかを選択することで、記録装置の動作を制御するものである。記録装置は、コピー禁止ならば記録動作をせず、コピー認可なら記録動作を行う。一世代のみコピーが認可されるなら、記録装置はこの制御情報を、これ以上のコピーを認めない情報に書替えたうえで、記録動作を行う。
【０００４】
放送において、コピー制御情報をコピー禁止とした場合、たまたま来客があった時など、ユーザはその放送を視聴する手段がなくなる問題がある。そこで特開２０００−１４９４１７号公報では、コピー制御情報がコピー禁止を示す場合にも、一時記録という手段を用いて、この問題を解消する方法が開示されている。これは物理的には一旦記録媒体に情報を記録するのであるが、再生し視聴する期間に、たとえば９０分などという制限を設け、再生後もしくは制限時間後に消去するものである。すなわち永く保存し多目的利用するために記録するのではなく、等価的に放送を９０分以内で遅らせて視聴することとなる。記録媒体が永く残ることはないため、著作権者に不利益を与えることなく、上記したユーザの不便を解消できる。なお、一時記録はその性格上、受信装置に内蔵したハードディスクレコーダなどを用いて行うことが多い。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、一時記録を行う装置が複数台準備されれば、上記制限時間内であれば他の装置へ一時記録が可能となる。これを繰返せば、結局記録した媒体が永く残ってしまい、本来の目的である通常の視聴以外の目的に流用される恐れがある。その可能性を少しでも低減するために、制限期間は９０分、１２０分などと比較的短く設定されるのであるが、ユーザにとっては不便な場合がある。制限時間の余裕がないため、深夜の番組の一時記録は、翌日にまわして視聴することができないことになる。
【０００６】
さらには、録画済みのパッケージソフトが今後現れると、新たな問題が発生する。多くのパッケージソフトでは、コピー制御情報をコピー禁止とするであろうが、これが一時記録される恐れがある。パッケージソフトはいつでも視聴できるものであるから、本来は一時記録を認める意味はない。これができると、不正なコピーの作成を幇助しかねない問題がある。上記従来技術では、一時記録に関しこれらの問題については考慮されていない。
【０００７】
さらには、上記従来の技術に開示される事項は、一つの記録再生装置が一つの記録再生部を持つことを前提としている。実際にはコピー、編集などのために、通称でダブルデッキと呼ばれるような、同じ筐体内に複数の記録再生部を持つものが現れるであろう。この問題については、上記した文献には記述されていない。
【０００８】
本発明の目的は、上記した問題に鑑み、コピー禁止という本来の著作権者の意図から外れることのない、一時記録の方法を提供することにある。また、上記したユーザにとっての不便を解消することにある。さらには、コピー制御情報を、一世代のみコピー認可とした場合も同様に、不利益を与えることのない一時記録の方法を提供することにある。
【０００９】
さらには、複数の記録再生部を有する装置が現れた後も、コピーに関する本来のルールを守る手段、およびこれを適用した装置を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のディジタル情報記録装置においては、ディジタル情報には、ディジタル情報を記録媒体に記録することを許すか否かを示す第一のコピー制御情報と、第一のコピー制御情報が記録することを許さないことを示す場合にも、再生に際して規定の制限時間を持つ一時記録を許すか否かを示す第二のコピー制御情報と、上記制限時間を指定する第三のコピー制御情報が付加されており、ディジタル情報に所定の処理を行い記録媒体に記録する記録回路と、ディジタル情報に付加されているコピー制御情報を検出する制御検出回路と、制御検出回路での検出結果に基づき記録回路の記録動作を制御する記録制御回路とを備える。記録制御回路は、制御検出回路で検出した第一および第二のコピー制御情報に従い記録回路の記録動作を制御し、第二のコピー制御情報が、規定の制限時間を持つ一時記録を許すことを示す場合は、ディジタル情報を記録媒体に記録する。
【００１１】
そして、前記第二のコピー制御情報が規定の制限時間を持つ一時記録を許すことを示す場合は、前記記録回路は、一時記録を許さないことを示す情報をディジタル情報に付加して記録媒体に記録する。
【００１２】
本発明によるディジタル情報再生装置においては、再生されるディジタル情報に所定の処理を行って出力する再生回路と、少なくとも再生されるディジタル情報からに付加されている第一のコピー制御情報を検出する制御検出回路と、制御検出回路での検出結果に基づき再生回路の再生動作を制御する再生制御回路とを備える。検出した第一のコピー制御情報が記録することを許さないことを示し、かつ、記録後規定の制限時間を過ぎている場合には、再生した情報の出力を行わない。
【００１３】
そして前記制御検出回路は、さらに再生されるディジタル情報に付加されている第二のコピー制御情報を検出し、検出した第一のコピー制御情報が記録することを許さないことを示し、かつ、第二のコピー制御情報が再生に際して規定の制限時間を持つ一時記録を許すことを示し、記録後規定の制限時間を過ぎていない場合には、再生に際して規定の制限時間を持つ一時記録を許さない情報を再生した情報に付加して出力する。
【００１４】
また本発明のディジタル情報記録装置においては、ディジタル情報には、ディジタル情報を記録媒体に記録することを許すか否かを示す第一のコピー制御情報と、第一のコピー制御情報が一世代のみ記録することを許すことを示す場合に、記録後規定の制限時間の間は一世代のみ記録することを許した状態のまま再生出力することを許すか否かを示す第二のコピー制御情報が付加されている。第二のコピー制御情報が上記した記録後規定の制限時間の間は一世代のみ記録することを許した状態のまま再生出力することを許すことを示す場合は、一時記録を許さないことを示す情報をディジタル情報に付加して記録媒体に記録する。
【００１５】
本発明のディジタル情報再生装置においては、検出したコピー制御情報が一世代のみ記録することを許すこと、ないし一世代の記録済みのためこれ以上の記録を許さないことを示す場合には、記録後規定の制限時間の間は一世代のみ記録することを許した状態のまま再生出力することを許さないことを示す情報を再生した情報に付加して出力する。
【００１６】
さらには、本発明によるディジタル情報記録装置においては、複数の記録媒体を装着し、入力されたディジタル情報を上記複数の記録媒体へ記録可能とするための複数の記録手段を有し、入力されたディジタル情報に付されたコピー制御情報が一世代のみコピーを認可することを示す場合には、上記した複数の記録手段のうちの１つの記録手段により１つの記録媒体にのみディジタル情報を記録する。
【００１７】
本発明によるディジタル情報出力装置は、外部に接続された複数の情報記録装置にディジタル情報を出力するものであって、接続された情報記録装置を認証し、該情報記録装置に装着された記録媒体の総数を検知する認証手段と、接続された情報記録装置へのディジタル情報の出力を制御する出力制御手段と有する。ディジタル情報に付されたコピー制御情報がコピーを制限することを示し、認証手段にて検知した外部情報記録装置の記録媒体の総数が所定の許容数を超える場合には、出力制御手段は、接続された情報記録装置のうち一部の装置へのディジタル情報の出力を行わない。
【００１８】
また、本発明によるディジタル情報記録装置は、複数の記録媒体へ記録可能とするための複数の記録手段を有し、入力されたディジタル情報に付されたコピー制御情報がコピーを制限することを示す場合には、上記した複数の記録手段により複数の記録媒体に一旦ディジタル情報を記録した後、少なくとも１つの記録媒体を残して、他の記録媒体に記録されたディジタル情報を再生不能化する。
【００１９】
また、本発明によるディジタル情報記録装置は、複数の記録媒体へ記録可能とするための複数の記録手段を有し、入力されたディジタル情報に付されたコピー制御情報がコピーをすることを示す場合には、上記した複数の記録手段のうちの１つの記録手段により、１つの記録媒体にのみディジタル情報を記録する。
【００２０】
本発明によるディジタル情報記録装置は、複数の記録媒体へ記録可能とするための複数の記録手段を有し、入力されたディジタル情報に付されたコピー制御情報がコピーを認可しないディジタル情報の移動であることを示す場合には、上記した複数の記録手段により複数の記録媒体に一旦ディジタル情報を記録した後、いずれか１つの記録媒体を残して、他の記録媒体に記録されたディジタル情報を再生不能化する。
【００２１】
さらに、本発明によるディジタル情報記録装置は、入力されたディジタル情報に付されたコピー制御情報が一世代のみコピーを認可することを示す場合には、記録媒体に、上記一世代のみコピーを認可する際の許容数以下のディジタル情報を記録する。
【００２２】
本発明によるディジタル情報記録装置は、入力されたディジタル情報に付されたコピー制御情報が一世代のみコピーを認可することを示す場合には、上記一世代のみコピーを認可する際の許容数以下の記録媒体に、ディジタル情報を記録する。
【００２３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を必要に応じて、図面を用いながら説明する。
本発明の一実施例は、コピー禁止とされた情報の、一時記録に関するものであるが、その説明の前に本発明を適用するシステム全体から述べる。
【００２４】
図１は本発明で用いるシステム全体の実施形態を示すブロック図であって、放送で情報を送受信し、また記録再生する場合を例にとって示したものである。これには、本発明を適用した装置が含まれている。１は放送局などの情報提供局、２は中継局、３は受信装置、４は受信装置３に内蔵される第一の記録再生装置、５はディスプレイ、６は第二の記録再生装置である。なお、ここで放送などを記録する際は、これに付されたコピー制御情報に応じ、第一の記録再生装置４と第二の記録再生装置６の双方、あるいは、いずれか一方に記録することができる。また、第一の記録再生装置４は記録媒体としては、たとえばハードディスクなど取外しのできないものであって良い。ビデオディスク、ビデオテープなど取外しのできるものでも良いが、受信装置に内蔵する記録再生装置は、情報を比較的短い期間保存する場合に用いられることがあり、たとえば前記した一時記録を主な目的にする場合など、取外しのできないものでも使用できる。また、本実施形態では、第一の記録再生装置４は受信装置３に内蔵されるものとして以下の説明を行うが、これは必ずしも必要条件ではなく、受信装置３に外付けされるものとしても本発明は適用できる。
【００２５】
第二の記録再生装置６は、ここでは２個の記録再生部を有するものとして説明する。第一、第二の記録再生部６１，６２は、例えば前者がハードディスクを用い、後者が磁気テープ、光ディスクなど取外しのできるものを用いれば、各々の長所を生かした使い分けが可能であるが、これに限定するものではなく、双方とも光ディスクであったりしても良い。第一の記録再生装置４が複数の記録再生部を持っても良く、また双方が持っても良いが、ここでは代表的なものとして上記の例で説明する。
【００２６】
放送局など情報提供局１は、たとえば放送用衛星などの中継局２を介して、情報によって変調された信号電波を伝送する。勿論、それ以外のたとえばケーブルによる伝送、電話線による伝送、地上波放送による伝送などを用いても良い。受信側の受信装置３で受信されたこの信号電波は、後に述べるように、復調されて情報信号となった後、必要に応じ、第一の記録再生装置４ないし第二の記録再生装置６へ記録するに適した信号となって記録される。また、ディスプレイ５へ送られる。ここでユーザは、情報内容を直接視聴することができる。また、上記した第一の記録再生装置４、第二の記録再生装置６で再生された情報は、受信装置３を介してディスプレイ５へ与えられ、元の映像音声などの情報が視聴される。情報が予め記録された取外し可能な記録媒体、たとえばパッケージソフトが提供される時は、これを取付けた、たとえば第二の記録再生装置６での再生動作以降が行われる。なお、装置間の情報の授受はディジタル信号で行われることが多いが、たとえば受信装置３とディスプレイ５の間は、アナログ信号で接続することもある。
【００２７】
図２は、上記システムのうち、放送局などの情報提供局１の構成例を示すブロック図である。１１はソース発生部、１２はＭＰＥＧ方式等で圧縮を行うエンコード回路、１３はスクランブル回路、１４は変調回路、１５は送信アンテナ、１６は管理情報付与回路、１７は入力端子である。
【００２８】
カメラ、記録再生装置などから成るソース発生部１１で発生した映像音声などの情報は、より少ない占有帯域で伝送できるよう、エンコード回路１２でデータ量の圧縮が施される。必要に応じてスクランブル回路１３で、特定の視聴者のみが視聴可能となるように伝送暗号化される。変調回路１４で伝送するに適した信号となるよう変調された後、送信アンテナ１５から、たとえば放送用衛星などの中継局２に向けて電波として発射される。この際管理情報付与回路１６では、前記したコピー制御情報を始め現在時刻等の情報を付加する。また入力端子１７からは、先の図１では省略したが、たとえばリクエスト情報が電話回線などを介して入力される。これはビデオオンデマンドなど、視聴者のリクエストに応えて送出する情報を決定するシステムで活用される。
【００２９】
なお、実際には一つの電波には複数の情報が、時分割、スペクトル拡散などの方法で多重されることが多い。簡単のため図２には記していないが、この場合、ソース発生部１１とエンコード回路１２の系統が複数個あり、エンコード回路１２とスクランブル回路１３との間に、複数の情報を多重するマルチプレクス回路が置かれる。
【００３０】
図３は、図１のシステムにおける受信装置３の構成の一例を示すブロック図である。３０１はＲＦ／ＩＦ変換回路、３０２は復調回路、３０３は誤り訂正回路、３０４は信号に施された伝送暗号を解除するデスクランブル回路、３０５は第一のデマルチプレクス回路、３０６は入出力端子、３０７は第二のデマルチプレクス回路、３０８はデコード回路、３０９，３１０は出力端子、３１１は受信装置３の全体を制御する制御回路、３１２は情報管理回路、３１３はコマンド入力回路、３１４は入力端子である。４は第一の記録再生装置であり、図１で記したように、受信装置３に内蔵されていても良い。図中、実線は映像音声など主となる情報の流れを、点線は各構成要素間の制御信号情報の流れを示す。
【００３１】
ここでまず、３０１から３１０の構成要素に関し、実線で示した映像音声などの情報の流れを説明する。
ＲＦ／ＩＦ変換回路３０１には、たとえば放送用衛星などの中継局からの電波が入力される。ここでＲＦ帯域の電波はＩＦ帯域 (Intermediate Frequency) に周波数変換され、また受信チャネルに依存しない一定の帯域の信号となり、復調回路３０２で伝送のために施された変調操作が復調される。さらに誤り訂正回路３０３で、伝送途中で発生した符合の誤りが検出さらには訂正された後、デスクランブル回路３０４で伝送暗号の解除を行う。その後、第一および第二のデマルチプレクス回路３０５および３０７へ送られる。上記したとおり、特にディジタル放送の場合、一つのチャネルには複数の情報が、時分割、スペクトラム拡散などの方法で多重されることが多い。デマルチプレクス回路は、これから所望の情報だけを分離するものである。２つのデマルチプレクス回路を設ける理由は、いわゆる裏番組記録を可能にするのみならず、第一のデマルチプレクス回路３０５で、記録に値しない情報を除去するためである。すなわち、情報の中には天気予報、番組の放送予定などの付加情報が付されていることが多く、これは放送時点で見るなら良いが、記録して後日見るには値しないため、ここで除去することも可能にしている。
【００３２】
第一のデマルチプレクス回路３０５の出力は、第一の記録再生装置４へ与えられ、必要に応じて、その記録媒体へ記録される。また入出力端子３０６へも与えられ、ここに接続される第二の記録再生装置６と信号の授受を行う。入出力端子３０６は双方向の端子であって、第二の記録再生装置６との間で、記録再生する情報などをたとえばディジタルデータで授受する。もちろん必ずしも一本の情報ラインが双方向となっていなくとも良く、複数の単方向ないし双方向の情報ラインで構成されていても良い。一般にはＩＥＥＥ１３９４規格による接続が多く用いられる。さきの第二のデマルチプレクス回路３０７には、デスクランブル回路３０４から送られた情報、第一の記録再生装置４で再生された情報、あるいは、入出力端子３０６からの第二の記録再生装置６で再生された情報が接続されており、そのいずれか視聴したい情報が選択され、さらに所望の情報を分離する。次のデコード回路３０８では、伝送前に施された動画像のデータ圧縮がデコードされ、出力端子３０９を介して外部のディスプレイ５へ送られる。出力端子は３０９，３１０の二つを備え、一方をディジタル出力、他方をアナログ出力としても良い。
【００３３】
ディジタル放送には、走査線数が例えば１０００本を越すＨＤ（High Definition）情報と、５００本前後のＳＤ（Standard Definition）情報がある。これに応じて、前者をＨＤ出力、後者をＳＤ出力とすれば、ＨＤ対応のディスプレイには出力端子３０９の情報を、ＳＤ対応のディスプレイには、出力端子３１０の情報を供給すると良い。出力端子３０９，３１０の情報はディスプレイの入力次第で、ディジタル、アナログのいずれであっても良い。
【００３４】
次に点線で示した制御信号に関して述べる。制御回路３１１は、上記した３０１より３０５、３０７、３０８の各構成要素との間で制御信号の授受を行い、受信装置３の全体が所望の動作を行うように制御する。情報管理回路３１２は、制御回路３１１が制御を行う時の管理データを要求に応じて供給する。たとえば、ここには受信契約の情報が管理されている。ユーザが視聴したいチャネルを指定した時、この指定は入力端子３１４から入力され、コマンド入力回路３１３を介して制御回路３１１に送られる。制御回路３１１は情報管理回路３１２に、受信契約情報を要求する。ユーザが指定したチャネルと契約があると判断した場合、上記した各構成要素に制御信号を送り、該当チャネルの受信動作を指示する。また、情報管理回路３１２には、ユーザによるタイマ予約情報が管理されている。視聴を予約した時間になると、制御回路３１１は上記した各構成要素に制御信号を送り、受信動作を開始させる。
【００３５】
また、第一の記録再生装置４が受信装置３に内蔵されている場合には、入力端子３１４から入力されたユーザの指示に応じて記録再生の動作を行う。このため、コマンド入力回路３１３の出力が供給されている。この制御信号は、制御回路３１１から供給されるようにしても良い。
【００３６】
次に図４、図５を用いて、記録再生装置の記録再生動作を述べる。さきに示した第一の記録再生装置４と第二の記録再生装置６に内蔵する第一の記録再生部６１、第二の記録再生部６２は、基本的な回路ブロック構成は同様であって良く、その例をここに示している。アナログ記録方式を用いるものは、その構成が従来から汎く知られているので、図面を用いた説明は省略する。なお本発明は、例えば第二の記録再生部６２がアナログ記録方式であるなど、記録方式が混在する場合にも適用可能である。
【００３７】
まず記録再生装置は、ディジタル伝送あるいは放送された圧縮ビットストリームをそのまま記録する、主には最近の、あるいは今後現れるディジタル記録方式によるものが相応しい。この場合、受信装置３と第二の記録再生装置６との情報の授受は、前記したとおりＩＥＥＥ１３９４規格などによりディジタル方式で行うのが良い。またその記録媒体は、テープのみならず、ディジタルビデオディスクなどの取外し可能なディスク、ハードディスクなどの装置に内蔵されたディスクなど、様々なものが可能である。前記したように、第一の記録再生装置４はハードディスクを、第二の記録再生装置６は取外し可能なディスクを媒体とし、用途に応じて使い分けても良い。
【００３８】
図４は、記録再生装置の回路ブロック図である。特に記録媒体として、ディスクを用いるものに適している。４１は記録回路、４１０１は記録する信号の入力端子、４１０２は半導体メモリなどの記憶手段、４１０３は暗号化回路、４１０４は暗号化キーの入力端子、４１０５は記録符号化回路、４１０６は記録媒体へ記録する信号の出力端子、４１０７は媒体検知回路、４１０８は制御検出回路、４１０９は記録制御回路、４１１０は制御信号の入出力端子、４１１１は制御信号の出力端子である。また、４２は再生回路、４２０１は再生信号の入力端子、４２０２は再生復号回路、４２０３はブロック再生回路、４２０４は半導体メモリなどの記憶手段、４２０５は誤り訂正回路、４２０６は暗号復号回路、４２０７は暗号を復号するキーの入力端子、４２０８は信号出力回路、４２０９は受信機などへ再生信号を送る出力端子、４２１０は制御信号の検出回路、４２１１は時計、４２１２は再生制御回路、４２１３は制御信号の入出力端子、４２１４は制御信号の出力端子である。
【００３９】
図５は、記録再生装置の記録媒体の周辺を示すブロック図である。４３は記録再生部、４３０１は入力端子、４３０２は記録増幅器、４３０３はハードディスク、ビデオディスク、ビデオテープなどの記録媒体を搭載した記録媒体ドライブ、４３０４は再生増幅器、４３０５は出力端子、４３０６は機構制御回路、４３０７は入力端子である。
【００４０】
まず、図４を用いて動作の説明を行う。記録回路４１から述べる。
入力端子４１０１からは、記録する情報が入力される。これは、さきの図３の第一のマルチプレクス回路３０５から供給されるものである。デスクランブル回路３０４で伝送暗号を復号した後の情報であるが、もちろん、これを復号せずに供給される場合も本発明の範疇にある。
【００４１】
第二の記録再生装置６の場合は、この情報はさらに入出力端子３０６を介して供給され、また、後に述べる再生回路４２で再生した情報の出力端子４２０９の出力も、図３の入出力端子３０６へ与えられる。従って、第二の記録再生装置６では、４１０１と４２０９とを一つにし入出力端子としても良い。もちろん、これは必ずしも中の信号線が一本ということではなく、複数の単方向ないし双方向の信号線であって良い。ＩＥＥＥ１３９４規格で規定するものでも良い。
【００４２】
入力された情報は、一旦、記憶手段４１０２にブロック毎に蓄積される。これには、映像音声などのディジタル情報のほか、たとえば後述する図６（ａ）で示したような様々の制御情報が付されている。放送の場合、たとえば図２の管理情報付与回路１６で付与されたものである。これは制御検出回路４１０８に与えられ、制御情報が検出される。後で詳しく述べるように、これを基に記録制御回路４１０９では、この信号を記録して良いか否か、記録する際に暗号化するか否かなどを判断し、その結果を暗号化回路４１０３と記録符号化回路４１０５へ送る。
【００４３】
一方、記憶手段４１０２の映像音声などの情報は、暗号化回路４１０３において、記録制御回路４１０９からの制御信号に従い、必要に応じて暗号化が行われる。暗号化は、たとえば入力端子４１０４からの情報に基づいて行われる。これは、装置の識別番号などのデバイスキー、ユーザの所持するＩＣカードを装置に装着して読み取られた個人ＩＤなどのユーザキー、あるいは記録する情報（コンテンツ）ごとに乱数的に発生させたコンテンツキーなどが用いられる。コピー制御情報が記録を禁止することを意味する Copy Never、一世代のみ記録を認可することを意味する Copy One Generation である場合などは、高いセキュリティを要求されるため、前記した条件付きの一時記録を行う場合には第三者に利用されないよう、暗号化して一時記録することがある。
暗号化をプログラム（コンテンツ）単位で行った場合、同じコンテンツの中で、時間とともにキーを変え、たとえばセクタ単位でキーを変えても良い。
【００４４】
暗号化された情報は、記録符号化回路４１０５に与えられる。記録符号化回路４１０５では、記録制御回路４１０９からの制御情報に基づき、記録を行わない場合はここで情報を遮断し、記録を行う場合は使用する媒体に適した変調を施し出力端子４１０６へ出力する。
【００４５】
記録制御回路４１０９から記録符号化回路４１０５へは、コピー制御情報のほかに、時計４２１１から出力される記録時の現在時刻も与えられており、記録が可能な場合には、必要に応じてこれも同時に記録する。現在時刻は、受信した情報に含まれている場合はそれを用いてもよいし、また、受信した情報で時計４２１１を校正するようにしてもよい。
【００４６】
さらに、出力端子４１０６の情報信号は、図５に示した記録再生部４３の入力端子４３０１へ与えられる。この信号は、レーザ発生素子や磁気ヘッドを駆動できるよう記録増幅器４３０２で増幅された後、記録媒体ドライブ４３０３で上記したような記録媒体へ記録される。４３０６は記録媒体ドライブ４３０３を駆動するモータなどの機構制御回路であって、入力端子４３０７からの制御信号で記録媒体を制御する。
【００４７】
なお、さきに示した図４の記録制御回路４１０９の出力は、出力端子４１１１に与えられている。必要に応じ、これを図５の入力端子４３０７へ与え、前記した一時記録を含め記録を禁止された情報が入力された時に、機構制御回路４３０６へ記録動作を停止するよう指示しても良い。また、図４の入出力端子４１１０では、外部の装置との制御信号の入出力を行う。たとえば、制御情報を制御検出回路４１０８で検出せずに、映像音声などのデータとは別に外部から与える方法もあり、この際に活用される。第二の記録再生装置６の場合は、ＩＥＥＥ１３９４規格に従って、入力端子４１０１、出力端子４２０９と共用することもできる。
【００４８】
たとえば９０分を制限時間とした一時記録を行う時、特に記録媒体ドライブ４３０３の記録媒体がハードディスクである場合などは、一時記録を開始する際に、９０分の記録に必要な容量だけ記録領域を確保してから始めると良い。９０分を経過した後は、再生の有無に関らず情報を消去するのであるから、その一時記録の最初から上書きすると良い。９０分間のデータ量は情報内容によって異なる場合がある。特にその途中で放送方式が切替り、たとえば標準精細から高精細へ切替るなどすると、予めデータ量の予想をすることは難しい。その場合は、該当する放送チャネルの最大伝送レートを前提として容量を確保すると良い。これらの制御も、さきの記録制御回路４１０９で行うことができる。
【００４９】
次に、記録した情報を再生する時の動作を説明する。図５の記録媒体ドライブ４３０３から再生された情報信号は、再生増幅器４３０４で後段での信号処理が可能なレベルまで増幅された後、出力端子４３０５へ出力される。入力端子４３０７には、図４の出力端子４２１４からの制御信号が入力され、機構制御回路４３０６を制御する。これは再生制御回路４２１２で生成したものである。さきの記録制御回路４１０９とこの再生制御回路４２１２は、実際には同一の半導体デバイス上にあるのが普通であり、この場合、４１１１と４２１４の出力端子は共通にできる。
【００５０】
図５の出力端子４３０５の情報信号は、図４の再生回路４２の入力端子４２０１へ与えられる。これは再生復号回路４２０２に供給される。ここでは媒体に記録再生するために記録側で施した変調が復調され、波形を等化しクロックでデータを確定する。次にブロック再生回路４２０３で同期信号、ＩＤ信号などの検出を行い、これをもとに再生データは記憶手段４２０４の所定の位置に一旦格納される。誤り訂正回路４２０５は、格納されたデータより演算操作で、記録再生過程で発生した誤りを検出し正しい値に訂正する。誤り訂正後のデータは、暗号復号回路４２０６へ与えられる。これは、記録時にさきの暗号化回路４１０３で行われた記録暗号化を復号するためのものである。ここで、入力端子４２０７からの装置のデバイスキー、個人ＩＤなどユーザキー、あるいはコンテンツキーなどによって復号が行われる。これが所定のものでなければ、正常な暗号の復号は行われず視聴することはできない。従って、記録した装置ないしユーザが視聴することは可能であるが、記録した媒体を他の装置ないしユーザが再生し、視聴することは極めて困難となる。なお、入力端子４２０７からの復号キーは、後に図６（ｂ）で示す暗号化情報１１１から得たもの、あるいはここから暗号を復号して得たものであっても良い。
【００５１】
一方、さきの誤り訂正を施されたデータより、制御信号の検出回路４２１０で、たとえばコピー制御情報、記録時の時刻などが検出される。次に再生制御回路４２１２では、検出されたこれらの情報のほか、時計４２１１からの現在時刻などをもとに、再生出力の可否を判断し、信号出力回路４２０８の出力を制御する。あるいは、暗号復号回路４２０６を動作ないし停止させる。たとえば、再生し視聴する期間に時間制限があり、これが過ぎている場合などは、信号出力回路４２０８から少なくも正常に視聴できる情報は出力しないようにする。必要に応じて、出力端子４２１４から図５の入力端子４３０７へ制御情報を送り、記録媒体ドライブ４３０３自体の再生動作を停止しても良い。
【００５２】
再生した情報を出力することを認められた時は、この情報は出力端子４２０９へ与えられ、図１の受信装置３を介して、ディスプレイ５へ供給される。図２のエンコード回路１２で施されたＭＰＥＧなどによるデータ量の圧縮操作は、受信装置３のデコード回路３０８で元に戻される。このため、ユーザは情報内容を視聴することができる。デコード回路３０８は、ディスプレイ５に内蔵されることもある。
なお、コピー制御情報などがここまで述べたものと異なり、電子透かしとして映像情報中に埋め込まれているときには、再生時に、この電子透かしから検出した情報を使って同様の制御を行っても良い。
【００５３】
時計４２１１は、当然ながらある程度の正確さが要求される。ユーザの悪意で容易に変えられるものでは目的を果たさない。放送局などからの時間情報で制御のかかるものであることが望ましい。故意に時刻を変えた場合、以後は装置が動作しないようにしても良い。
【００５４】
入出力端子４２１３は、外部の装置と制御情報の授受を行うものである。たとえば再生した情報を、さらに外部の記録装置へ記録する場合などに活用される。入出力端子４１１０と４２１３とは共通化できる。また、第二の記録再生装置６においては、たとえばＩＥＥＥ１３９４規格に従い、入力端子４１０１、出力端子４２０９の情報も含め一系統で授受し、あるいは赤外線などを用いて無線で授受することができる。また、これは２個の記録再生部６１，６２を持つのであるから、各々の入力端子４１０１、出力端子４２０９、入出力端子４１１０，４２１３を共通化し、図３の入出力端子３０６と接続して良い。
【００５５】
再生制御回路４２１２から記録符号化回路４１０５へ与えられる制御信号は、たとえば再生時の情報の消去を指示するものである。後に述べるように、視聴する制限時間を過ぎた情報を消去し、また、一度再生した情報を制限時間に関らず消去する場合に活用する。記録媒体がディスクである場合など、この制御信号に従い、記録符号化回路４１０５は情報として意味のない信号を発生し、媒体上に記録することで情報を消去する。あるいは、暗号化キーなどの暗号化情報を消去する。この場合、記録媒体は消去可能なものでなければならない。媒体検知回路４１０７はこのために設けられている。第二の記録再生装置６などのように、記録媒体が取外し可能である装置に有効である。いずれ消去することを条件に記録を認めた情報を記録する場合、ＣＤ−Ｒなど情報の消去が不可能な媒体が取付けられていれば、記録を行わないようにしている。
【００５６】
また、消去が不可能な媒体から情報を移動しようとした際に、再生動作を停止するようにしている。これらは、媒体検知回路４１０７から記録符号化回路４１０５、再生制御回路４２１２へ制御信号を送ることで実現される。
以上が、図４と図５の基本的な動作説明である。
【００５７】
次に図６は、本実施形態における制御情報信号の一構成例を示すブロック図である。このうち図６（ａ）は、受信装置３で受信され、第一の記録再生装置４ないし第二の記録再生装置６へ入力され、記録側の制御検出回路４１０８で検出される制御情報を示す。図６（ｂ）は、記録符号化回路４１０５において、図６（ａ）の制御情報を基に必要に応じて書替えられ、また内容を追加して記録媒体へ記録される制御情報を示す。パッケージソフトなどには図６（ｂ）の制御情報が、予め記録されている。図６（ｂ）のうちで、図６（ａ）の中の情報を基としたものには、同じ番号を付して対応させている。図６（ｂ）の情報は、たとえばテープ媒体の場合、一つの記録トラックに一個記録されれば充分であるが、当然ながら映像音声などの情報データとは決まった関係で記録され、再生時容易に分離できるようになされる。
【００５８】
図６の内容を、必要に応じて図４の回路ブロック図と対比して述べながら、本発明の実施例における動作説明をする。
図６（ｂ）において、プログラム番号１００は、その媒体で何番目のプログラムであるかを示す。セクタ情報１０１は、媒体へ記録するに際し、プログラムを所定の単位で分割したセクタの番号である。分割は、固定の単位、たとえば２ｋバイト単位に分割してもよいし、情報の一定単位、たとえば、エンコードする時の分割の単位でもよい。また、番号はプログラム内で付けてもよいし、記録媒体全体での通し番号でもよい。後述する記録時刻１０７ｂ等の情報は、このセクタ単位で付加される。時間情報１０２は、その記録部分がそのプログラム開始後、どれだけ経ているかを示す。
以上は情報を記録媒体へ記録するに際して、追加されたものである。
【００５９】
種類１０３ｂは、そのプログラムが販売されたものか、レンタルか、自作か、放送からかなどの属性情報を示す。これは図６（ａ）の１０３ａで示したとおり、伝送する段階から付されていた場合には、これをそのまま記録しても良い。
【００６０】
次に、図６（ａ）におけるコピー制御１０４ａは、その情報を媒体に記録して良いか否かを示す。Copy Never（コピー禁止）、Copy One Generation（一世代のみコピー認可）、Copy Free（コピー認可）のうちいずれかを、情報の作成者など著作権者が選択して決めるものである。放送では、さきの図２の管理情報付与回路１６で与えられることが多い。図６（ｂ）におけるコピー制御１０４ｂは、この１０４ａの情報を基に記録に際し必要に応じて、図４の記録符号化回路４１０５でこれを書替えたものである。１０４ａが Copy Free を示す場合は、そのまま記録して良い。Copy One Generation を示す場合は、原則として Copy No more （Copy One Generationで一回コピーされたもので、これ以上はコピー禁止）と書替えて記録する。なお、後記する一時記録が許されていれば、Copy One Generation のままか、もしくはCopy No More と書替えるか、いずれかで一時記録される。１０４ａが Copy Never を示す場合は、原則としては記録できないが、一時記録が許されていれば Copy never のままで記録する。情報ソフトが記録媒体で与えられる場合は、その権利者が作成時に記録する。すなわち、Copy Never，Copy One Generation，Copy No More，Copy Freeといった計４つの状態があるので、２ビットの情報で伝送できる。Copy Never は（１，１）、Copy One Generation は（１，０）、Copy No More は（０，１）、Copy free は（０，０）などとする。
【００６１】
ＡＰＳ１０５ａは、アナログ記録機器へのコピー制御情報（ＡＰＳ； Analogue Protection System）であり、例えば特開昭６１−２８８５８２号公報に記されているような、アナログ映像信号への擬似シンクパルスの追加等によりコピーの可否を制御する。そのままＡＰＳ１０５ｂとして記録しても良い。
【００６２】
Ｐａｕｓｅ１０６ａは、コピー制御情報１０４ａが Copy Never を示すときに、前記した一時記録をして良いか否かを示す。一時記録とは、放送をある時間だけ休止したに等しい働きをするため、Ｐａｕｓｅ機能とよばれる。たとえば、一時記録を認めるならば“０”、禁止するなら“１”などとすれば１ビットで伝送できる。これにより、一時記録の可否を著作権者側で管理できるようになる。また、一時記録を認める意味のないパッケージソフト（記録済ソフト）では、これを“１”と設定すれば不正な利用を幇助する恐れがなくなる。さらに、一時記録をして良い場合（“０”）で一時記録を実行する際、記録媒体に記録するＰａｕｓｅ１０６ｂの情報を、一時記録を禁止する“１”に書替えるか、またはこの情報を再生し出力する時に、“１”に書替えて出力する。これにより、その後の一時記録は一切禁止されることになり、複数の記録機での一時記録を繰返すことにより情報が永く記録媒体に残ることを阻止できる。
【００６３】
さらに、Copy One Generation の情報にも一時記録を認め、このビットを活用して、一時記録の可否を制御しても良い。これが一時記録を認めない“１”の場合は、コピー制御情報を Copy No More と書換えて記録する。一時記録を認める“０”の場合は、コピー制御情報を Copy One Generation のままで記録するか、またはCopy No More と書換えて記録したうえで、再生し出力する際に、制限時間内であれば、Copy One Generation と、図４の信号出力回路４２０８などで書換えて出力する。
【００６４】
いずれの場合でも、一時記録を認める“０”である時は、これを“１”と、図４の記録符号化回路４１０５などで書換えて記録すると良い。制限時間内に、他の装置へ繰返して一時記録される問題が解消できる。さきのコピー制御１０４ａ，１０４ｂと、Ｐａｕｓｅ１０６ａ，１０６ｂは図６のなかで、本発明において最も重要な要素の一つである。
【００６５】
時刻１０７ａは、たとえば、図２の管理情報付与回路１６で与えられた放送時の現在時刻である。これをそのまま記録時刻１０７ｂとして記録しても良く、また図４の時計４２１１を校正して、これを記録しても良い。この記録は、たとえばセクタ単位で行われる。たとえばコピー制御情報を Copy Never とされた情報の一時記録は、再生し視聴できる時間の制限があるが、この管理を行う上では時刻１０７ａ，１０７ｂが重要である。
【００６６】
放送方式１０８ａは、ＨＤ情報（ＨＤ；High Definition；高精細）、ＳＤ情報（ＳＤ；Standard Definition；標準精細）など、その情報が用いている放送方式を示す。これをそのまま１０８ｂとして記録しても良い。
【００６７】
Ｐａｕｓｅ時間１０９ａは、本発明においてユーザの使い勝手を向上するためのものである。Ｐａｕｓｅ時間とは、Copy Never の情報の場合、一時記録した後再生し視聴できる制限時間を意味する。これは一般には９０分ないし１２０分と短いため、ユーザにとって不便な場合がある。そこで、Ｐａｕｓｅ時間１０９ａとして例えば３ビットを付してやれば、各種の時間設定ができる。（“００１”は９０分、“０１０”は一日、“０１１”は一週間、“１００”は一ヶ月、“１０１”は半年、“１１０”は一年、“１１１”は無制限などとする）。これにより、著作権者などの管理のもと、Ｐａｕｓｅ時間の短さに由来するユーザの不便を解消できるという効果がある。これをそのまま１０９ｂとして記録しても良い。
【００６８】
なお、 Copy One Generation の情報にも一時記録を認める場合にも、このビットを活用しても良い。一時記録した後、この期間はコピー制御情報１０４ｂを Copy One Generation のままとし、制限時間を経過した後、Copy No More と書換えるようにする。あるいは、コピー制御情報１０４ｂを Copy No More と書換えて記録し、制限時間内に再生した際は、これを Copy One Generation と、図４の信号出力回路４２０８などで書換えて出力する。
【００６９】
なお、このＰａｕｓｅ時間は上記の場合、３ビットの情報として伝送され、記録再生されるだけであるから、そのままではユーザが内容を知ることはできない。たとえば図３のデコード回路３０８に文字加算機能を付し、ディスプレイ５に表示される映像に、図８に示すようなＰａｕｓｅ時間の表示を出すと良い。これは制御回路３１１からの指示によっても可能である。勿論、再生する情報に対して同様の表示を行っても良い。
【００７０】
図６（ｂ）において、ユーザ識別１１０は、記録時と同じ装置あるいはユーザでしか再生できなくするなどのために、ユーザ固有のコードを用いる際に記録する。暗号化情報１１１は、暗号化して記録された情報を再生し、暗号を復号する際に使われる。情報そのもののデータ量が多い時は、コード番号を記録しておき、再生装置で予め記憶された対応する情報を引き出して使うようにしても良い。図４における暗号化回路４１０３での暗号化キー、ないし、それをさらにデバイスキーで暗号化したものを、ここに入れても良い。ユーザ識別１１０、暗号化情報１１１は、記録する際に追加されるものである。
【００７１】
以上は必要に応じ映像のフレーム毎、或いは決まった量のデータ毎など比較的細かい時間間隔で記録される。図６で示した制御情報信号の構成は一例であり、構成、媒体上での記録位置、頻度など様々なものが適用可能である。また本発明において、その内容は全てが必須ではなく、いくつかが省略されていても良い。順番がこれに限定されないことは勿論である。
【００７２】
図７は記録媒体上での制御情報信号と、映像音声などの情報データとの記録位置を、模式的に描いたものである。同図で（ａ）はテープ媒体に適したものである。この場合、制御信号のブロックはたとえば記録トラック毎にあることが望まれる。したがって、トラック毎に映像音声などの情報に、たとえば先行してそのヘッダー部などに制御情報のブロックが配置される。（ｂ）はディジタルビデオディスクなどに適したものである。この場合、ある情報量のセクタ毎にあることが望まれる。従って、セクタ毎そのヘッダー部などに配置される。（ｃ）はハードディスクなどに適したものである。この場合、映像音声などの情報と制御情報とはディスク上で離れた位置に記録し、起動時は短時間の内に全体の制御情報を読み取れるようにすると良い。
【００７３】
Copy Never とされた情報は、一時記録を開始した後、許された制限時間（図６のＰａｕｓｅ時間）を経過した後は、再生の有無に係わらず視聴できなくなる。この場合、その時点の放送をディスプレイに映出しても良いが、制限時間を経過する前に、自動的に一時記録したものを最初から再生し映出しても良い。この時、やはり文字表示を行い、ユーザに再生することを知らせると良い。ユーザが視聴を忘れることを防止できる効果がある。ハードディスクを用いた装置などは、記録と再生を同時に行うことができるので、再生しながら、その時点の放送も引続き一時記録でき、許されたＰａｕｓｅ時間以上の放送時間を要すプログラムも、全て時間をシフトして視聴できる。
【００７４】
許されたＰａｕｓｅ時間を過ぎる時に再生を開始したのでは、再生中に一旦停止することができなくなる。強いて停止すれば、直ちに制限時間切れとなり、再生できなくなる。そこでユーザの選択により、Ｐａｕｓｅ時間を過ぎる前に自動的に再生を開始しても良い。たとえば、９０分のＰａｕｓｅ時間に対し、一時記録開始後、３０分、ないし６０分経過後に、再生を自動的に開始できるようにする。
【００７５】
ここまで、図６（ａ）のＰａｕｓｅ１０６ａは、コピー制御情報１０４ａが Copy Never を示すときに、前記した一時記録をして良いか否かを示す場合を述べた。この情報はさらに進んで、コピー制御情報が Copy One Generation を示す時にも活用することができる。すなわち、Copy One Generation の情報も一時記録を認めることがある。たとえば９０分の制限時間を設定して記録した後、この期間はコピー制御情報１０４ｂを Copy One Generation のままとし、制限時間を経過した後、Copy No More と書替えるようにする。あるいは、コピー制御情報１０４ｂを Copy No More と書替えて記録し、制限時間内に再生した際は、これを Copy One Generation と、図４の信号出力回路４２０８などで書替えて出力する。
【００７６】
この場合も、制限時間内に複数の装置間で一時記録を繰返せば、永い間、Copy One Generation のまま残ってしまう。そこで、さきのＰａｕｓｅ１０６ａ，１０６ｂのビットを、ここでも一時記録をして良いか否かを示すものとして利用する。同じ情報のコピー制御情報が、同時に Copy Never, Copy One Generation の双方にはならないので利用可能である。
【００７７】
これが一時記録を認めない“１”の場合は“１”のままで記録し、またコピー制御情報を Copy No More と書替えて記録することで、上記した一時記録の繰り返しを阻止できる。
【００７８】
一時記録を認める“０”の場合は、これを“１”と書替えて記録するか、または“０”のままで記録し、再生し出力する際に“１”と書替える。コピー制御情報は Copy One Generation のままで記録するか、またはCopy No More と書替えて記録したうえで、再生し出力する際に、上記した制限時間内であれば、Copy One Generation と書替えて出力する。これにより、制限時間内で一世代のみのコピーを許すという Copy One Generation の情報の一時記録を、その繰り返しを阻止したうえで実現できる。
【００７９】
さらには、Ｐａｕｓｅ時間１０９ａ，１０９ｂも利用して、Copy One Generation のままで記録媒体に留まる制限時間を選べるようにしても良い。このようにすれば、制限時間の短さによるユーザの不便を解消できる。なお、Copy One Generation の情報は、これを記録する際に、複数台の装置へ同時に記録することを認めることが多い。この場合、ディジタル情報を供給するバスへ、実際に接続できる装置の数だけ記録を作ることができる。
【００８０】
次に、図１の情報提供局１から送信された際に、図６（ａ）のコピー制御情報１０４ａが Copy One Generation である場合について、本実施形態の動作を説明する。この場合は、製作者によってＰａｕｓｅ１０６ａが規定され、一時記録を認める場合は例えば“０”、認めない場合は“１”とする。
【００８１】
これを受信装置３に内蔵される第一の記録再生装置４に一時記録する場合を考える。Ｐａｕｓｅ１０６ａが“１”であるならば、一時記録は行われない。
【００８２】
これが“０”であるならば、一時記録が可能である。この時、Ｐａｕｓｅ１０６ｂは“１”と書替えて一時記録する。また、コピー制御情報１０４ｂは Copy One Generation のまま一時記録する。あるいは、コピー制御情報１０４ｂを記録符号化回路４１０５で Copy No More と書替えて一時記録し、再生時に記録時刻１０７ｂとＰａｕｓｅ時間１０９ｂから判断して、制限時間内であればCopy One Generation と書替えて出力する。Ｐａｕｓｅ１０６ｂの書替えにより、制限時間内での一時記録の繰返しにより、長い間 Copy One Generation のまま留まることを防止できる。
【００８３】
なお、コピー制御情報１０４ｂを Copy One Generation のまま一時記録した場合は、例えば再生時に上記した制限時間を過ぎている時には、信号出力回路４２０８で Copy No More と書替えて出力する。以上述べた方法で、Copy One Generation とされた情報の一時記録が実現できる。
【００８４】
また第一の記録再生装置４に、一時記録ではない通常の記録を行う場合を考える。この時、記録符号化回路４１０５でコピー制御情報１０４ｂを Copy No More と書替え、Ｐａｕｓｅ１０６ｂを“１”として媒体へ記録する。
【００８５】
以上のように第一の記録再生装置４で記録し、また再生された情報を、２つの記録再生部６１，６２を有する第二の記録再生装置６へ供給する場合を考える。
【００８６】
まずこの段階で第一の記録再生装置４での、一時記録の制限時間内であれば、受信装置３で最初に受信した時と同様に、Copy One Generation としての扱いを行え、記録をすることができる。但し、Ｐａｕｓｅ１０６ｂは“１”となっているので、一時記録を行うことはできない。一時記録は、情報を第一の記録再生装置４を介さずに受信装置３から直接受け、Ｐａｕｓｅ１０６ａが“０”であった場合にのみ可能である。
【００８７】
記録を行う際に、記録符号化回路４１０５でコピー制御情報１０４ｂは Copy No More と書替えられ、これ以上のコピーは取れないようにされる。これで、元々のCopy One Generation（一世代のみコピー認可）とする意図が達成できる。
【００８８】
この場合、前記したように２個（一般にｎ個）の記録再生部を有する装置を認証限界の最大６２台集めて接続すると、コピー媒体が最大１２４個（一般に６２×ｎ個）発生する問題がある。これでは著作権者に新たな不利益を生む。本実施形態では、これを解決するために次のようにする。
【００８９】
一つは、第二の記録再生装置６は複数の記録再生部を持つのであるが、Copy One Generation である情報を記録する時は、いずれか一つの記録再生部のみに記録するように構成することである。いずれを選ぶかは、ユーザに選択させても良く、また装置側で選んでも良い。
【００９０】
または、ソース側装置（この場合は第一の記録再生装置４）からみて、接続し認証するシンク側装置（この場合は第二の記録再生装置６）の数を、例えば従来の半分の３１台に制限することである。これは、再生制御回路４２１２のソフトウェア上の操作で容易に実現でき、シンク側装置がｎ＝２個の記録再生部を持つものだけであるならば有効である。しかし、ｎ＝３個以上の記録再生部をもつ装置が含まれれば、６２個以上の記録媒体が作成され、逆に、ｎ＝１個の記録再生部だけの装置を接続した場合は、３１個の記録媒体しか作成できなくなる。
【００９１】
すなわち、接続し認証するシンク側装置の数がｍ台に制限し、シンク側装置で記録できる記録再生部（媒体）の数をｎ個に制限すれば、コピーの数を最大ｍ×ｎ個に制限することができる。
【００９２】
そこで、他の実施形態では、接続した装置との認証を行なう動作において、ソース側装置が、接続されたシンク側装置の記録再生部の数を把握する方法を用いる。認証とは、複数の装置をケーブルなどで接続した際に、まずシンク側装置からソース側装置へキー情報を送ることで開始される。このキー情報は、シンク側装置が、例えば前記したコピー制御情報に従って動作する装置であることを、ソース側装置へ知らせる働きをする。このキー情報により、ソース側装置がシンク側装置へ情報を与えて良いと判断すれば認証が成立し、装置間でコピー並びに以下で述べる移動などの動作が行われる。従って、認証が成立しなければ、その装置間でこれらの動作を行うことはできない。
【００９３】
シンク側装置からソース側装置へ送るキー情報に、シンク側装置の持つ記録再生部の数を示すコード、ないしその時点で記録媒体を取付けてある記録再生部の数を示すコードを加え、この数をソース側装置で累計する。例えば制限数６２を越した場合、これ以上シンク側装置が増えて認証のキー情報を送ったとしても、ソース側装置は認証の成立を拒否する。このようにすれば、制限数を越した数の記録媒体が作成される問題を解消できる。
【００９４】
なお、シンク側装置の記録再生部のうち、そのいくつかが記録した情報を誤って失った時のバックアップを目的とするならば、その分は上記した累計数に含めない方法もある。
【００９５】
他の方法として、２個の記録再生部６１，６２の一方は、媒体として取外ししないハードディスクを用い、他方は取外しできる磁気テープ、光ディスクなどの媒体を用いる場合に、特に有効な方法をあげる。これは、従来どおり６２台までシンク側装置を接続し、各装置の２個の記録再生部に記録する。期待したとおりに記録を完了した後すぐに、あるいは記録を完了して取外しできる媒体を取外した際に、ハードディスク側に記録された情報を再生不能化する。つまり、記録符号化回路４１０５は情報として意味のない符号を発生させて、ハードディスクの該当箇所へ記録し、実質的に情報を再生利用できない程度に、少なくもその一部を、あるいは全部を再生不能化する。これにより、取外しできる媒体側での記録失敗をおこした際のバックアップを、ハードディスク側でとりながら、最終的に残る媒体の数は、従来どおり６２個までに制限し、著作権者、製作者、ユーザのいずれにも不利益を与えずに、問題を解決できる。
【００９６】
なお、ハードディスク上に記録した情報が特定用途に限定され、例えば記録した情報を誤って失った時のバックアップを目的とするならば、再生不能化せずに残すことも考えられる。
【００９７】
通常はアクセスできず、記録した情報を失った時の修復のみにしか使用されないように機能が限定されていれば、実質的なコピー数を増やすことにはならず、かつ、記録した情報の信頼性を向上させることができる。
【００９８】
上記説明では、簡単のために、１個の記録媒体に１個のディジタル情報を記録することを前提とした。１個の記録媒体に複数個のディジタル情報が記録される場合には、記録媒体単位ではなく、ディジタル情報を単位として記録を制限することが可能である。たとえば、いずれか１個の記録媒体だけが、同じ２個のディジタル情報を記録するならば、記録できる記録媒体数は１個減って、６１個とする。これもシンク側装置からソース側装置へ、記録するディジタル情報の数を知らせることで、管理できる。但し、同じ記録媒体へ同じディジタル情報を複数個記録する目的は、多くの場合、前記したように、情報を誤って失った場合のバックアップである。そこで、この場合もディジタル情報単位ではなく、記録媒体単位で記録を制限するようにしても良い。
【００９９】
最後に、“移動”ないし“ｍｏｖｅ”と称する動作モードについて述べる。これは、コピー制御情報が Copy One Generation であった情報が記録されて、Copy No More となり、あるいは、一時記録された後、上記した制限時間を過ぎ Copy No More として出力されるようになってから、適用されるものである。Copy No More であっても、記録した媒体を増やすことがなければ、媒体を変更したとしても、著作権者などへ不利益を与えることはない。ユーザにとっては、たとえば最初ハードディスクへ記録したものを、テープへ移動して保管する手段を与えられ、使い勝手が向上する。
【０１００】
この移動を行うための条件は、次のとおりである。
（１）新たな媒体へ記録した際に、元の媒体の情報の全体ないし一部を消去するなどして、元の媒体からは、少なくも実用レベルの品質の情報を再生出力することが出来ないようにすること。
（２）移動する先の装置は１台に限られること。
【０１０１】
これらの条件のうち（１）は、たとえばディスク媒体の場合、さきの記録符号化回路４１０５で、情報として意味のない符号を発生させ、たとえば暗号化情報１１１に上書きするなどすれば、目的を達成できる。（２）は移動元となる装置と、移動先となる装置との間で、キーの交換などによる認証を行い、これが２台の装置の間だけで１対１で成立するようにすれば良い。このようにすれば、移動先となる装置以外にもバスが接続されていたとしても、そこへ記録される恐れはなく、記録した媒体が増加することはない。
【０１０２】
移動に際しては、移動先の装置で記録できるようにするために、移動元の装置から出力されるコピー制御情報は、Copy One Generation と書替えられる場合もある。この時、本来の Copy One Generation とは異なり、複数台の装置に記録されることを阻止せねばならない。上記したような認証を行えば、これを満足することができる。
【０１０３】
しかし、図１で示した例では、移動先として接続された第二の記録再生装置６には２個の記録再生部があるので、たとえこの１台の記録再生装置に移動したとしても、記録した媒体が２個存在する問題がある。ソース装置との間の認証は、筐体上の接続端子を切り口とするため、認証方法の改良では解決しない。
【０１０４】
これを解決する方法の一つは、今後開発される通称ダブルデッキでは、移動に際して、いずれか一方の記録再生部のみでしか記録できないようにすることである。これは、ユーザにいずれの装置を使用するか選択させる方法と、装置側で選択設定する方法とがある。
【０１０５】
他の方法として、前記した例と同様に、２個の記録再生部６１，６２の一方が媒体として取外ししないハードディスクを用い、他方が磁気テープ、光ディスクなど取外しできる媒体を用いる場合に、特に有効な方法をあげる。これは移動の場合も、２個の記録再生部とも情報を与えて記録し、期待したとおりに記録を完了した後すぐに、あるいは、記録を完了して取外しできる媒体を取外した際に、ハードディスク側の情報を再生不能化する。つまり、記録符号化回路４１０５で情報として意味のない符号を発生させてハードディスク上の該当箇所へ記録し、実質的に情報を再生利用できない程度に、少なくもその一部を、あるいは全部を再生不能化する。これにより、取外しできる媒体側での記録失敗をおこした際のバックアップをハードディスク側でとりながら、最終的に残る媒体の数は、１個のみに制限し、“移動”本来の動作を実現できる。
【０１０６】
なお、上記した移動を行った際は、ソース側である第一の記録再生装置４の該当情報は、例えば記録符号化回路４１０５を用いて再生不能化される。
【０１０７】
さらに、ハードディスク側で記録した情報が特定用途に限定され、例えば記録した情報を誤って失った時のバックアップを目的とするならば、再生不能化せずに残すことも考えられる。
【０１０８】
ここまで、ハードディスクは装置から取外されない記録媒体として述べてきた。しかしながら、これを故意に取外して他の装置へ装着し、他の装置で情報を再生される恐れがある。この場合、上記したような再生不能化を施す前に取外されると、著作権者の預かり知らないところで情報が流用されることになる。
【０１０９】
そこで、ハードディスクへ記録する情報は、記録装置固有のデバイスキーを用いて暗号化して記録すると良い。このようにすれば、これを取外して他の装置へ装着しても、暗号を解読するためのデバイスキーを入手できず、再生して使用することはできない。このための暗号化は、やはり暗号化回路４１０３で行う。
【０１１０】
【発明の効果】
以上述べたように本発明においては、コピー制御情報を Copy Never とされた情報を一時記録する際に、その可否を著作権者などの管理下で定め、さらには再生し視聴できる制限時間を設定できるようになる。このため、一時記録を認める意味のない情報が一時記録され、悪用されることを防止できる。制限時間内に一時記録を繰返して、情報が永く記録媒体に残ることを阻止できる。また、視聴できる制限時間の短さに由来するユーザの不便を解消できるという効果がある。
【０１１１】
さらにコピー制御情報を Copy One Generation とされた情報を、一時記録する際にも適用することで、制限時間内に一時記録を繰返した際に、情報が永く Copy One Generation のままで記録媒体に残ることを阻止できる。
【０１１２】
さらに、複数の記録再生部を有する記録再生装置においても、Copy One Generation である情報が、従来以上の数の記録媒体に記録され、また Copy No More である情報が複数の記録媒体に移動される問題を解消できる。このため、情報の製作者、著作権者の利益を守ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を適用するディジタル情報送受信記録システム全体の一実施形態を示すブロック図。
【図２】図１における放送局などの情報提供局１の構成の一例を示すブロック図。
【図３】図１における受信装置３の構成の一例を示すブロック図。
【図４】図１における記録再生装置４の構成の一例を示すブロック図。
【図５】図４の記録再生装置の記録媒体の周辺を示すブロック図。
【図６】本発明における制御情報信号の構成の一例を示すブロック図。（ａ）は情報提供局より送られるもの、（ｂ）は記録媒体へ記録するものを示す。
【図７】記録媒体上での制御情報信号と情報データの記録位置を示す図。（ａ）はテープ、（ｂ）はビデオディスク、（ｃ）はハードディスクの例である。
【図８】本発明におけるディスプレイ上の文字表示の一例を示す図。
【符号の説明】
１・・・・・・放送局などの情報提供局
１６・・・・・管理情報付与回路
１０４ａ，１０４ｂ・・・コピー制御
１０５ａ，１０５ｂ・・・ＡＰＳ
１０６ａ，１０６ｂ・・・Ｐａｕｓｅ
１０９ａ，１０９ｂ・・・Ｐａｕｓｅ時間
２・・・・・・中継局
３・・・・・・受信装置
４・・・・・・第一の記録再生装置
４１・・・・・記録回路
４１０８・・・制御検出回路
４１０９・・・記録制御回路
４２・・・・・再生回路
４２０８・・・信号出力回路
４２１０・・・制御検出回路
４２１２・・・再生制御回路
４３・・・・・記録再生部
５・・・・・・ディスプレイ
６・・・・・・第二の記録再生装置
６１・・・・・第一の記録再生部
６２・・・・・第二の記録再生部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a recording apparatus, a reproducing apparatus, and an output apparatus for digital information such as video and audio, and more particularly to an apparatus capable of giving restrictions on recording information on a medium by the authority of a copyright holder or the like. Furthermore, the present invention relates to a transmission apparatus that suitably transmits digital information to such a recording apparatus.
[0002]
[Prior art]
In the field of television broadcasting, recording and reproducing devices, and package media such as movie software, digital broadcasting has started, and consumer-use digital recording / reproducing devices corresponding to this have been put on the market. Package software for this device will appear in the near future. The advantage of digital broadcasting and digital recording devices is that there is no or very little quality degradation in the information transmission process and recording / reproduction process. However, there are problems in that many good quality copies of information are made around the place where the copyright holder does not know, and when the copy is repeated, profits are not returned to the copyright holder.
[0003]
U.S. Pat. US Pat. No. 5,896,454 discloses a method of attaching 2-bit copy control information to information. This is to control the operation of the recording apparatus by selecting any one of copy prohibition, copy authorization, and copy authorization for only one generation according to the will of the copyright holder and information creator. The recording device does not perform the recording operation if the copy is prohibited, and performs the recording operation if the copy is authorized. If copying is permitted for only one generation, the recording apparatus rewrites the control information to information that does not permit further copying, and then performs a recording operation.
[0004]
When the copy control information is prohibited from being copied in broadcasting, there is a problem that the user has no means to view the broadcast, such as when there is a visitor. Therefore, Japanese Patent Laid-Open No. 2000-149417 discloses a method for solving this problem by using a means of temporary recording even when copy control information indicates copy prohibition. In this method, information is physically recorded once on a recording medium. However, a period of time for reproduction and viewing is limited to, for example, 90 minutes and deleted after reproduction or after the time limit. In other words, it is not stored for a long time and recorded for multipurpose use, but is equivalently delayed and viewed within 90 minutes. Since the recording medium does not remain for a long time, the above inconvenience for the user can be solved without penalizing the copyright holder. Temporary recording is often performed using a hard disk recorder or the like built in the receiving device due to its nature.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, if a plurality of devices that perform temporary recording are prepared, temporary recording can be performed on other devices within the time limit. If this process is repeated, the recorded medium will remain for a long time, and there is a possibility that it will be used for purposes other than normal viewing, which is the original purpose. In order to reduce the possibility as much as possible, the limit period is set relatively short, such as 90 minutes, 120 minutes, etc., but it may be inconvenient for the user. Since there is no time limit, a temporary recording of a late-night program cannot be viewed around the next day.
[0006]
Furthermore, new problems will arise when recorded packaged software appears in the future. In many package software, copy control information will be prohibited from copying, but this may be temporarily recorded. Since packaged software can be viewed at any time, there is essentially no point in allowing temporary recording. If this is possible, there is a problem that may help make an illegal copy. In the prior art described above, these problems regarding temporary recording are not taken into consideration.
[0007]
Furthermore, the matter disclosed in the above-described conventional technique is based on the premise that one recording / reproducing apparatus has one recording / reproducing unit. Actually, for copying, editing, and the like, there will appear what has a plurality of recording / playback units in the same casing, commonly called a double deck. This problem is not described in the above-mentioned literature.
[0008]
In view of the above problems, an object of the present invention is to provide a temporary recording method that does not deviate from the original copyright holder's intention to prohibit copying. Moreover, there exists in eliminating the inconvenience for an above-mentioned user. Furthermore, it is also an object to provide a temporary recording method that does not give a disadvantage when the copy control information is approved for copying only for one generation.
[0009]
It is another object of the present invention to provide means for protecting original rules regarding copying even after an apparatus having a plurality of recording / playback units has appeared, and an apparatus to which this is applied.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the digital information recording apparatus of the present invention, the digital information includes first copy control information indicating whether or not digital information is allowed to be recorded on a recording medium, and a first copy. Even when the control information indicates that recording is not permitted, the second copy control information indicating whether or not temporary recording having a specified time limit is permitted upon reproduction, and a third time specifying the time limit. Copy control information is added, a recording circuit that performs predetermined processing on digital information and records it on a recording medium, a control detection circuit that detects copy control information added to the digital information, and detection by the control detection circuit And a recording control circuit for controlling the recording operation of the recording circuit based on the result. The recording control circuit controls the recording operation of the recording circuit according to the first and second copy control information detected by the control detection circuit, and the second copy control information permits temporary recording having a specified time limit. When indicated, digital information is recorded on a recording medium.
[0011]
When the second copy control information indicates that temporary recording having a specified time limit is permitted, the recording circuit adds information indicating that temporary recording is not permitted to the digital information to the recording medium. Record.
[0012]
In the digital information reproducing apparatus according to the present invention, a reproduction circuit for performing a predetermined process on the reproduced digital information and outputting it, and a control for detecting at least first copy control information added to the reproduced digital information A detection circuit; and a reproduction control circuit that controls a reproduction operation of the reproduction circuit based on a detection result of the control detection circuit. If the detected first copy control information indicates that recording is not permitted, and the specified time limit has passed after recording, the reproduced information is not output.
[0013]
The control detection circuit further detects second copy control information added to the reproduced digital information, indicates that the detected first copy control information is not allowed to be recorded, and The second copy control information indicates that temporary recording with a specified time limit is permitted for playback, and information that does not allow temporary recording with the specified time limit for playback if the specified time limit has not passed after recording. Is added to the reproduced information and output.
[0014]
In the digital information recording apparatus of the present invention, the digital information includes only one generation of the first copy control information indicating whether or not the digital information is allowed to be recorded on the recording medium and the first copy control information. In the case of indicating that recording is permitted, the second copy control information indicating whether or not reproduction output is permitted in a state in which recording for only one generation is permitted during a specified time limit after recording is performed. It has been added. If the second copy control information indicates that it is allowed to reproduce and output only one generation during the specified time limit after recording, it indicates that temporary recording is not permitted. Information is added to digital information and recorded on a recording medium.
[0015]
In the digital information reproducing apparatus of the present invention, if the detected copy control information permits recording for only one generation, or indicates that further recording is not permitted because one generation has been recorded, During the specified time limit, information indicating that reproduction is not allowed while recording only one generation is added to the reproduced information and output.
[0016]
Furthermore, the digital information recording apparatus according to the present invention has a plurality of recording means for mounting a plurality of recording media and enabling the input digital information to be recorded on the plurality of recording media. When the copy control information attached to the digital information indicates that only one generation is permitted to be copied, the digital information is recorded only on one recording medium by one of the plurality of recording means.
[0017]
A digital information output apparatus according to the present invention outputs digital information to a plurality of information recording apparatuses connected to the outside, authenticates the connected information recording apparatus, and is a recording medium mounted on the information recording apparatus. And an output control means for controlling the output of digital information to the connected information recording apparatus. If the copy control information attached to the digital information indicates that copying is restricted, and the total number of recording media of the external information recording device detected by the authentication means exceeds a predetermined allowable number, the output control means The digital information is not output to some of the recorded information recording devices.
[0018]
The digital information recording apparatus according to the present invention has a plurality of recording means for enabling recording on a plurality of recording media, and indicates that copy control information attached to the input digital information restricts copying. In this case, after the digital information is once recorded on a plurality of recording media by the plurality of recording means, at least one recording medium is left, and the digital information recorded on the other recording media is made unreproducible.
[0019]
The digital information recording apparatus according to the present invention has a plurality of recording means for enabling recording on a plurality of recording media, and the copy control information attached to the input digital information indicates that copying is to be performed. The digital information is recorded only on one recording medium by one recording means among the plurality of recording means described above.
[0020]
The digital information recording apparatus according to the present invention has a plurality of recording means for enabling recording on a plurality of recording media, and the copy control information attached to the inputted digital information is a movement of digital information that does not authorize copying. To indicate that the digital information is recorded, the digital information is once recorded on a plurality of recording media by the plurality of recording means, and then the digital information recorded on the other recording medium is reproduced while leaving any one of the recording media. Disabling.
[0021]
Furthermore, the digital information recording apparatus according to the present invention authorizes the above-mentioned one generation copy to the recording medium when the copy control information attached to the input digital information indicates that only one generation copy is authorized. Record digital information less than the allowable number.
[0022]
In the digital information recording apparatus according to the present invention, when the copy control information attached to the input digital information indicates that only one generation of copy is authorized, the digital information recording apparatus is equal to or less than the allowable number for authorizing only one generation of copy. Digital information is recorded on a recording medium.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings as necessary.
One embodiment of the present invention relates to temporary recording of information that is prohibited from being copied. Prior to the description, the entire system to which the present invention is applied will be described.
[0024]
FIG. 1 is a block diagram showing an embodiment of the entire system used in the present invention, and shows an example in which information is transmitted / received by broadcasting and recorded / reproduced. This includes devices to which the present invention is applied. 1 is an information providing station such as a broadcasting station, 2 is a relay station, 3 is a receiving device, 4 is a first recording / reproducing device built in the receiving device 3, 5 is a display, and 6 is a second recording / reproducing device. . When recording a broadcast or the like here, it is to be recorded in both the first recording / reproducing apparatus 4 and the second recording / reproducing apparatus 6 or one of them according to the copy control information attached thereto. Can do. The first recording / reproducing apparatus 4 may be a recording medium that cannot be removed, such as a hard disk. A video disk, video tape, or the like that can be removed may be used, but a recording / reproducing device built in the receiving device may be used when information is stored for a relatively short period of time. It can be used even if it cannot be removed. In the present embodiment, the first recording / reproducing apparatus 4 is described as being built in the receiving apparatus 3, but this is not necessarily a necessary condition and may be externally attached to the receiving apparatus 3. The present invention is applicable.
[0025]
Here, the second recording / reproducing apparatus 6 will be described as having two recording / reproducing units. For example, if the former uses a hard disk and the latter uses a removable tape such as a magnetic tape or an optical disk, the first and second recording / reproducing sections 61 and 62 can be selectively used by taking advantage of each advantage. However, both of them may be optical discs. The first recording / reproducing apparatus 4 may have a plurality of recording / reproducing units or both of them. However, here, the above example will be described as a representative example.
[0026]
An information providing station 1 such as a broadcasting station transmits a signal radio wave modulated by information via a relay station 2 such as a broadcasting satellite. Of course, other transmissions such as cable transmission, telephone line transmission, and terrestrial broadcast transmission may be used. As will be described later, the signal radio wave received by the receiving device 3 on the receiving side is demodulated to become an information signal, and then to the first recording / reproducing device 4 or the second recording / reproducing device 6 as necessary. It is recorded as a signal suitable for recording. Also, it is sent to the display 5. Here, the user can directly view the information content. The information reproduced by the first recording / reproducing apparatus 4 and the second recording / reproducing apparatus 6 is given to the display 5 via the receiving apparatus 3 and the information such as the original video / audio is viewed. When a removable recording medium in which information is recorded in advance, such as package software, is provided, the reproduction operation and the like in the second recording / reproducing apparatus 6 to which the information is attached, for example, is performed. Information is often exchanged between devices using digital signals. For example, the receiving device 3 and the display 5 may be connected using analog signals.
[0027]
FIG. 2 is a block diagram showing a configuration example of the information providing station 1 such as a broadcasting station in the above system. Reference numeral 11 denotes a source generation unit, 12 denotes an encoding circuit that performs compression by the MPEG method, 13 denotes a scramble circuit, 14 denotes a modulation circuit, 15 denotes a transmission antenna, 16 denotes a management information addition circuit, and 17 denotes an input terminal.
[0028]
Information such as video and audio generated by the source generation unit 11 including a camera and a recording / reproducing device is compressed by the encoding circuit 12 so that it can be transmitted in a smaller occupied band. If necessary, the scramble circuit 13 performs transmission encryption so that only a specific viewer can view. After being modulated by the modulation circuit 14 to be a signal suitable for transmission, the signal is emitted from the transmission antenna 15 as a radio wave toward the relay station 2 such as a broadcasting satellite. At this time, the management information adding circuit 16 adds information such as the current time including the copy control information described above. Further, from the input terminal 17, for example, request information is input via a telephone line, which is omitted in FIG. This is utilized in a system for determining information to be transmitted in response to a viewer's request such as video on demand.
[0029]
In practice, a plurality of information is often multiplexed in one radio wave by a method such as time division or spread spectrum. Although not shown in FIG. 2 for simplicity, in this case, there are a plurality of systems of the source generation unit 11 and the encoding circuit 12, and a multiplex for multiplexing a plurality of information between the encoding circuit 12 and the scramble circuit 13. A circuit is placed.
[0030]
FIG. 3 is a block diagram showing an example of the configuration of the receiving device 3 in the system of FIG. Reference numeral 301 denotes an RF / IF conversion circuit, 302 a demodulation circuit, 303 an error correction circuit, 304 a descrambling circuit for canceling the transmission encryption applied to the signal, 305 a first demultiplexing circuit, and 306 an input / output terminal 307 is a second demultiplexing circuit, 308 is a decoding circuit, 309 and 310 are output terminals, 311 is a control circuit for controlling the entire receiving apparatus 3, 312 is an information management circuit, 313 is a command input circuit, and 314 is Input terminal. Reference numeral 4 denotes a first recording / reproducing apparatus, which may be built in the receiving apparatus 3 as described in FIG. In the figure, the solid line indicates the flow of main information such as video and audio, and the dotted line indicates the flow of control signal information between the components.
[0031]
First, the flow of information such as video and audio indicated by solid lines will be described with respect to the components 301 to 310.
For example, radio waves from a relay station such as a broadcasting satellite are input to the RF / IF conversion circuit 301. Here, the radio wave in the RF band is frequency-converted to an IF band (Intermediate Frequency) and becomes a signal in a certain band that does not depend on the reception channel, and the modulation operation performed for transmission by the demodulation circuit 302 is demodulated. Further, after an error in the code generated during transmission is detected and corrected by the error correction circuit 303, the descrambling circuit 304 releases the transmission cipher. Thereafter, the data is sent to the first and second demultiplexing circuits 305 and 307. As described above, particularly in the case of digital broadcasting, a plurality of pieces of information are often multiplexed on one channel by a method such as time division or spread spectrum. The demultiplexing circuit separates only desired information from this. The reason why the two demultiplex circuits are provided is not only to enable so-called back program recording but also to remove information not worth recording in the first demultiplex circuit 305. In other words, additional information such as weather forecasts, program broadcast schedules, etc. is often included in the information, which is good to see at the time of broadcasting, but it is not worth recording and seeing at a later date. It can also be removed.
[0032]
The output of the first demultiplexing circuit 305 is given to the first recording / reproducing apparatus 4 and recorded on the recording medium as necessary. The signal is also given to the input / output terminal 306 and exchanges signals with the second recording / reproducing apparatus 6 connected thereto. The input / output terminal 306 is a bidirectional terminal and exchanges information to be recorded / reproduced with the second recording / reproducing apparatus 6 as digital data, for example. Of course, one information line does not necessarily have to be bidirectional, and may be composed of a plurality of unidirectional or bidirectional information lines. In general, connection according to the IEEE 1394 standard is often used. In the second demultiplexing circuit 307, information sent from the descrambling circuit 304, information reproduced by the first recording / reproducing device 4, or a second recording / reproducing device from the input / output terminal 306 is provided. The information reproduced in step 6 is connected, and information to be viewed is selected, and desired information is further separated. In the next decoding circuit 308, the data compression of the moving image performed before transmission is decoded and sent to the external display 5 via the output terminal 309. Two output terminals 309 and 310 may be provided, one for digital output and the other for analog output.
[0033]
Digital broadcasting includes HD (High Definition) information having more than 1000 scanning lines, for example, and SD (Standard Definition) information of around 500 lines. Accordingly, if the former is HD output and the latter is SD output, information on the output terminal 309 may be supplied to an HD compatible display, and information on the output terminal 310 may be supplied to an SD compatible display. Information on the output terminals 309 and 310 may be either digital or analog depending on the input of the display.
[0034]
Next, control signals indicated by dotted lines will be described. The control circuit 311 exchanges control signals with the components 305, 307, and 308 from the above 301, and controls the entire receiving apparatus 3 to perform a desired operation. The information management circuit 312 supplies management data when the control circuit 311 performs control in response to a request. For example, reception contract information is managed here. When the user designates a channel to be viewed, this designation is input from the input terminal 314 and sent to the control circuit 311 via the command input circuit 313. The control circuit 311 requests the reception contract information from the information management circuit 312. When it is determined that there is a contract with the channel designated by the user, a control signal is sent to each of the above-described components to instruct the receiving operation of the corresponding channel. The information management circuit 312 manages timer reservation information by the user. When it is time to reserve viewing, the control circuit 311 sends a control signal to each component described above to start a receiving operation.
[0035]
When the first recording / reproducing device 4 is built in the receiving device 3, a recording / reproducing operation is performed in accordance with a user instruction input from the input terminal 314. For this reason, the output of the command input circuit 313 is supplied. This control signal may be supplied from the control circuit 311.
[0036]
Next, the recording / reproducing operation of the recording / reproducing apparatus will be described with reference to FIGS. The first recording / reproducing unit 61 and the second recording / reproducing unit 62 incorporated in the first recording / reproducing apparatus 4 and the second recording / reproducing apparatus 6 shown in the above have the same basic circuit block configuration. A good example is shown here. Since the configuration using the analog recording method has been widely known, description using the drawings is omitted. Note that the present invention can also be applied to a case where recording methods are mixed, for example, the second recording / reproducing unit 62 is an analog recording method.
[0037]
First, the recording / reproducing apparatus is suitable for recording a compressed bit stream that has been digitally transmitted or broadcast as it is, mainly by a digital recording method that is recent or will appear in the future. In this case, exchange of information between the receiving device 3 and the second recording / reproducing device 6 is preferably performed in a digital system according to the IEEE 1394 standard as described above. The recording medium can be various media such as a removable disk such as a digital video disk and a disk built in an apparatus such as a hard disk as well as a tape. As described above, the first recording / reproducing device 4 may be a hard disk, and the second recording / reproducing device 6 may be a removable disk as a medium.
[0038]
FIG. 4 is a circuit block diagram of the recording / reproducing apparatus. In particular, it is suitable for a recording medium using a disk. Reference numeral 41 denotes a recording circuit, 4101 denotes a recording signal input terminal, 4102 denotes a storage means such as a semiconductor memory, 4103 denotes an encryption circuit, 4104 denotes an encryption key input terminal, 4105 denotes a recording encoding circuit, and 4106 denotes a recording medium. A recording signal output terminal, 4107 is a medium detection circuit, 4108 is a control detection circuit, 4109 is a recording control circuit, 4110 is a control signal input / output terminal, and 4111 is a control signal output terminal. Also, 42 is a reproduction circuit, 4201 is a reproduction signal input terminal, 4202 is a reproduction / decryption circuit, 4203 is a block reproduction circuit, 4204 is a storage means such as a semiconductor memory, 4205 is an error correction circuit, 4206 is an encryption / decryption circuit, 4207 is Key input terminal for decrypting encryption, 4208 is a signal output circuit, 4209 is an output terminal for sending a reproduction signal to a receiver, 4210 is a control signal detection circuit, 4211 is a clock, 4212 is a reproduction control circuit, 4213 is a control signal The input / output terminal 4214 is a control signal output terminal.
[0039]
FIG. 5 is a block diagram showing the periphery of the recording medium of the recording / reproducing apparatus. 43 is a recording / reproducing unit, 4301 is an input terminal, 4302 is a recording amplifier, 4303 is a recording medium drive equipped with a recording medium such as a hard disk, video disk, and video tape, 4304 is a reproduction amplifier, 4305 is an output terminal, and 4306 is mechanism control. Reference numeral 4307 denotes an input terminal.
[0040]
First, the operation will be described with reference to FIG. The recording circuit 41 will be described.
Information to be recorded is input from the input terminal 4101. This is supplied from the first multiplex circuit 305 of FIG. The information after the transmission cipher is decrypted by the descramble circuit 304 is, of course, within the scope of the present invention when it is supplied without being decrypted.
[0041]
In the case of the second recording / reproducing apparatus 6, this information is further supplied via the input / output terminal 306, and the output of the information output terminal 4209 reproduced by the reproducing circuit 42 described later is also the input / output terminal shown in FIG. To 306. Therefore, in the second recording / reproducing apparatus 6, 4101 and 4209 may be combined into one input / output terminal. Of course, this does not necessarily mean that there is only one signal line, but it may be a plurality of unidirectional or bidirectional signal lines. It may be defined by the IEEE 1394 standard.
[0042]
The input information is temporarily stored in the storage unit 4102 for each block. In addition to digital information such as video and audio, various control information as shown in FIG. In the case of broadcasting, for example, it is given by the management information giving circuit 16 of FIG. This is given to the control detection circuit 4108 to detect the control information. As will be described in detail later, the recording control circuit 4109 determines whether or not this signal can be recorded based on this, whether or not to encrypt the signal, and the result is the encryption circuit 4103. To the recording encoding circuit 4105.
[0043]
On the other hand, information such as video and audio in the storage unit 4102 is encrypted in the encryption circuit 4103 according to the control signal from the recording control circuit 4109 as necessary. Encryption is performed based on information from the input terminal 4104, for example. This is a device key such as an identification number of the device, a user key such as a personal ID read by attaching an IC card held by the user to the device, or content randomly generated for each information (content) to be recorded. Keys are used. If the copy control information is Copy Never, which means that recording is prohibited, or Copy One Generation, which means that only one generation is authorized, high security is required. May be temporarily recorded in an encrypted form so that it is not used by a third party.
When encryption is performed in units of programs (contents), the key may be changed over time in the same content, for example, the key may be changed in units of sectors.
[0044]
The encrypted information is given to the recording encoding circuit 4105. Based on the control information from the recording control circuit 4109, the recording encoding circuit 4105 cuts off the information when recording is not performed, and when recording is performed, performs modulation suitable for the medium to be used and outputs it to the output terminal 4106. To do.
[0045]
From the recording control circuit 4109 to the recording encoding circuit 4105, in addition to the copy control information, the current time of recording output from the clock 4211 is also given. Record at the same time. If the current time is included in the received information, it may be used, or the clock 4211 may be calibrated with the received information.
[0046]
Further, the information signal of the output terminal 4106 is given to the input terminal 4301 of the recording / reproducing unit 43 shown in FIG. This signal is amplified by the recording amplifier 4302 so that the laser generating element and the magnetic head can be driven, and then recorded on the recording medium as described above by the recording medium drive 4303. A mechanism control circuit 4306 such as a motor for driving the recording medium drive 4303 controls the recording medium by a control signal from the input terminal 4307.
[0047]
Note that the output of the recording control circuit 4109 shown in FIG. 4 is given to the output terminal 4111. If necessary, this may be given to the input terminal 4307 in FIG. 5 to instruct the mechanism control circuit 4306 to stop the recording operation when information prohibited from recording including temporary recording is input. In addition, an input / output terminal 4110 in FIG. 4 performs input / output of a control signal to / from an external device. For example, there is a method in which control information is not detected by the control detection circuit 4108 but is provided from the outside separately from data such as video and audio, which is used in this case. In the case of the second recording / reproducing apparatus 6, it can be shared with the input terminal 4101 and the output terminal 4209 in accordance with the IEEE 1394 standard.
[0048]
For example, when performing temporary recording with a time limit of 90 minutes, especially when the recording medium of the recording medium drive 4303 is a hard disk, when starting the temporary recording, the recording area corresponding to the 90-minute recording capacity is set. It is good to start after securing. After 90 minutes have elapsed, the information is erased regardless of whether or not it is played back, so it is preferable to overwrite it from the beginning of the temporary recording. The amount of data for 90 minutes may vary depending on the information content. In particular, it is difficult to predict the amount of data in advance when the broadcasting system is switched, for example, when switching from standard definition to high definition. In that case, it is preferable to secure the capacity on the premise of the maximum transmission rate of the corresponding broadcast channel. These controls can also be performed by the previous recording control circuit 4109.
[0049]
Next, an operation when reproducing recorded information will be described. The information signal reproduced from the recording medium drive 4303 in FIG. 5 is amplified to a level that allows signal processing in the subsequent stage by the reproduction amplifier 4304 and then output to the output terminal 4305. A control signal from the output terminal 4214 in FIG. 4 is input to the input terminal 4307 to control the mechanism control circuit 4306. This is generated by the reproduction control circuit 4212. The recording control circuit 4109 and the reproduction control circuit 4212 are usually on the same semiconductor device. In this case, the output terminals 4111 and 4214 can be shared.
[0050]
The information signal at the output terminal 4305 in FIG. 5 is applied to the input terminal 4201 of the reproduction circuit 42 in FIG. This is supplied to the reproduction decoding circuit 4202. Here, the modulation applied on the recording side for recording / reproducing on the medium is demodulated, the waveform is equalized, and the data is determined by the clock. Next, the block reproduction circuit 4203 detects a synchronization signal, an ID signal, etc., and the reproduction data is temporarily stored in a predetermined position of the storage means 4204 based on the detection. The error correction circuit 4205 detects an error that has occurred in the recording / reproducing process and corrects it to a correct value by a calculation operation from the stored data. The data after error correction is given to the encryption / decryption circuit 4206. This is for decrypting the recording encryption performed by the encryption circuit 4103 at the time of recording. Here, decryption is performed using the device key of the apparatus from the input terminal 4207, a user key such as a personal ID, or a content key. If this is not a predetermined one, normal decryption is not performed and viewing is impossible. Accordingly, although the recorded device or user can view it, it is extremely difficult for another device or user to reproduce and view the recorded medium. Note that the decryption key from the input terminal 4207 may be obtained from the encryption information 111 shown in FIG. 6B later or obtained by decrypting the encryption.
[0051]
On the other hand, the control signal detection circuit 4210 detects, for example, copy control information, recording time, and the like from the data subjected to the error correction. Next, the reproduction control circuit 4212 determines whether or not reproduction output is possible based on the detected information and the current time from the clock 4211 and controls the output of the signal output circuit 4208. Alternatively, the encryption / decryption circuit 4206 is operated or stopped. For example, when there is a time limit in the period of reproduction and viewing and this has passed, the signal output circuit 4208 does not output at least information that can be normally viewed. If necessary, control information may be sent from the output terminal 4214 to the input terminal 4307 in FIG. 5 to stop the reproduction operation of the recording medium drive 4303 itself.
[0052]
When it is permitted to output the reproduced information, this information is given to the output terminal 4209 and supplied to the display 5 via the receiving device 3 of FIG. 2 is restored by the decoding circuit 308 of the receiving device 3. For this reason, the user can view the information content. The decoding circuit 308 may be built in the display 5.
Note that when copy control information and the like are different from those described so far, when the digital watermark is embedded in the video information, the same control may be performed using the information detected from the digital watermark during reproduction.
[0053]
Of course, the watch 4211 is required to have a certain degree of accuracy. Anything that can be easily changed by the user's malicious intentions will not serve the purpose. It is desirable that the time information from a broadcasting station or the like be controlled. If the time is changed intentionally, the apparatus may not be operated thereafter.
[0054]
The input / output terminal 4213 exchanges control information with an external device. For example, it is used when the reproduced information is further recorded in an external recording device. The input / output terminals 4110 and 4213 can be shared. In the second recording / reproducing apparatus 6, for example, according to the IEEE 1394 standard, information can be exchanged in a single system including information on the input terminal 4101 and the output terminal 4209, or wirelessly using infrared rays or the like. Also, since this has two recording / reproducing units 61 and 62, the input terminal 4101, output terminal 4209, and input / output terminals 4110 and 4213 are shared and connected to the input / output terminal 306 of FIG. good.
[0055]
A control signal given from the reproduction control circuit 4212 to the recording encoding circuit 4105 instructs, for example, erasure of information during reproduction. As will be described later, it is used when information that has passed the time limit for viewing is deleted, and information that has been reproduced once is deleted regardless of the time limit. When the recording medium is a disk or the like, the recording encoding circuit 4105 generates a meaningless signal as information according to this control signal, and erases the information by recording on the medium. Alternatively, encryption information such as an encryption key is deleted. In this case, the recording medium must be erasable. The medium detection circuit 4107 is provided for this purpose. This is effective for an apparatus in which a recording medium can be removed, such as the second recording / reproducing apparatus 6. In the case of recording information that is allowed to be recorded on the condition that it is to be deleted, recording is not performed if a medium such as a CD-R that cannot delete information is attached.
[0056]
Also, the reproduction operation is stopped when information is moved from a medium that cannot be erased. These are realized by sending control signals from the medium detection circuit 4107 to the recording encoding circuit 4105 and the reproduction control circuit 4212.
The above is the basic operation description of FIG. 4 and FIG.
[0057]
Next, FIG. 6 is a block diagram illustrating a configuration example of the control information signal in the present embodiment. 6A shows control information received by the receiving device 3 and input to the first recording / reproducing device 4 or the second recording / reproducing device 6 and detected by the control detection circuit 4108 on the recording side. . FIG. 6B shows control information that is rewritten as necessary based on the control information of FIG. 6A in the recording encoding circuit 4105 and is recorded on the recording medium with the contents added. Control information shown in FIG. 6B is recorded in advance in package software or the like. In FIG. 6 (b), the same number is assigned to the information based on the information in FIG. 6 (a). For example, in the case of a tape medium, it is sufficient that one piece of information shown in FIG. 6B is recorded on one recording track. Naturally, the information is recorded in a fixed relationship with information data such as video and audio, and can be easily reproduced. Can be separated.
[0058]
The operation of the embodiment of the present invention will be described while describing the contents of FIG. 6 in comparison with the circuit block diagram of FIG. 4 as necessary.
In FIG. 6B, the program number 100 indicates what number program is in the medium. Sector information 101 is a sector number obtained by dividing a program by a predetermined unit when recording on a medium. The division may be a fixed unit, for example, a unit of 2 kbytes, or a fixed unit of information, for example, a unit for division when encoding. The number may be given in the program or may be a serial number for the entire recording medium. Information such as a recording time 107b described later is added in units of sectors. The time information 102 indicates how long the recorded part has passed since the start of the program.
The above has been added when recording information on a recording medium.
[0059]
The type 103b indicates attribute information such as whether the program is sold, rented, self-made, or broadcast. As indicated by reference numeral 103a in FIG. 6 (a), this may be recorded as it is if it has been added from the transmission stage.
[0060]
Next, the copy control 104a in FIG. 6A indicates whether or not the information can be recorded on the medium. The copyright owner such as the creator of information selects and decides one of Copy Never (copy prohibited), Copy One Generation (copy authorization for only one generation), and Copy Free (copy authorization). In broadcasting, it is often given by the management information adding circuit 16 shown in FIG. The copy control 104b in FIG. 6B is obtained by rewriting the recording / coding circuit 4105 in FIG. 4 as necessary based on the information in the 104a. If 104a indicates Copy Free, it may be recorded as it is. When indicating Copy One Generation, in principle, copy and record as Copy No more (copied once with Copy One Generation, and no more copies are permitted). If temporary recording described later is permitted, it is temporarily recorded either as Copy One Generation or as “Copy No More”. When 104a indicates Copy Never, recording is not possible in principle, but if temporary recording is permitted, recording is performed with Copy never. If the information software is provided on a recording medium, the right holder records it at the time of creation. That is, since there are a total of four states, such as Copy Never, Copy One Generation, Copy No More, and Copy Free, transmission can be performed with 2-bit information. Copy Never is (1, 1), Copy One Generation is (1, 0), Copy No More is (0, 1), Copy free is (0, 0), and so on.
[0061]
The APS 105a is copy control information (APS; Analogue Protection System) to an analog recording device. For example, by adding a pseudo sync pulse to an analog video signal as described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 61-288582, etc. Controls whether copying is possible. You may record as APS105b as it is.
[0062]
Pause 106a indicates whether or not temporary recording can be performed when the copy control information 104a indicates Copy Never. Temporary recording is called a Pause function because it works like a pause for a certain period of time. For example, if temporary recording is permitted, "0" can be transmitted, and if prohibited, "1" can be transmitted with 1 bit. As a result, the copyright holder can manage whether or not temporary recording is possible. Also, in the case of package software (recorded software) that does not make sense to allow temporary recording, setting this to “1” eliminates the risk of assisting unauthorized use. Further, when temporary recording can be performed ("0"), when the temporary recording is executed, the information of Pause 106b to be recorded on the recording medium is rewritten to "1" for prohibiting temporary recording, or this information is reproduced. When outputting, rewrite to “1” and output. Thus, subsequent temporary recording is completely prohibited, and information can be prevented from remaining on the recording medium for a long time by repeating temporary recording with a plurality of recording machines.
[0063]
Furthermore, temporary recording may be permitted for the information of Copy One Generation, and the use of this bit may be used to control whether temporary recording is possible. When this is “1” which does not permit temporary recording, the copy control information is rewritten as Copy No More and recorded. If “0”, which allows temporary recording, copy control information is recorded as Copy One Generation, or is rewritten as Copy No More, and if it is within the time limit when played back and output. , Copy One Generation and the signal output circuit 4208 in FIG.
[0064]
In either case, when “0” is recognized for temporary recording, it may be recorded as “1” by rewriting it with the recording encoding circuit 4105 of FIG. It is possible to solve the problem of being repeatedly recorded temporarily in another device within the time limit. The copy control 104a, 104b and the Pauses 106a, 106b are one of the most important elements in the present invention in FIG.
[0065]
The time 107a is, for example, the current time at the time of broadcasting given by the management information adding circuit 16 of FIG. This may be recorded as it is as the recording time 107b, or the clock 4211 in FIG. 4 may be calibrated and recorded. This recording is performed, for example, in units of sectors. For example, the temporary recording of information in which the copy control information is set to Copy Never has a time limit for reproduction and viewing, but the times 107a and 107b are important in performing this management.
[0066]
The broadcast method 108a indicates a broadcast method used by the information, such as HD information (HD; High Definition) and SD information (SD; Standard Definition). This may be recorded as it is as 108b.
[0067]
The pause time 109a is for improving the user-friendliness in the present invention. Pause time, in the case of Copy Never information, means a time limit for playback and viewing after temporary recording. Since this is generally as short as 90 to 120 minutes, it may be inconvenient for the user. Therefore, if 3 bits are added as the Pause time 109a, various time settings can be made. (“001” is 90 minutes, “010” is one day, “011” is one week, “100” is one month, “101” is half a year, “110” is one year, “111” is unlimited, etc. ). Accordingly, there is an effect that the inconvenience of the user due to the short Pause time can be eliminated under the management of the copyright holder or the like. This may be recorded as it is as 109b.
[0068]
Note that this bit may also be used when temporary recording is permitted for Copy One Generation information. After the temporary recording, the copy control information 104b remains in Copy One Generation during this period, and after the time limit has elapsed, it is rewritten as Copy No More. Alternatively, the copy control information 104b is rewritten and recorded as Copy No More, and when it is reproduced within the time limit, it is rewritten and output by Copy One Generation, the signal output circuit 4208 of FIG.
[0069]
In this case, the Pause time is transmitted as 3-bit information and is only recorded and reproduced. Therefore, the user cannot know the contents as it is. For example, it is preferable to add a character addition function to the decoding circuit 308 of FIG. 3 and display a Pause time as shown in FIG. 8 on the video displayed on the display 5. This can also be performed by an instruction from the control circuit 311. Of course, the same display may be performed on the information to be reproduced.
[0070]
In FIG. 6B, the user identification 110 is recorded when a user-specific code is used so that it can be reproduced only by the same device or user as at the time of recording. The encrypted information 111 is used when reproducing the information recorded by encryption and decrypting the encryption. When the data amount of the information itself is large, the code number may be recorded and the corresponding information stored in advance by the playback device may be extracted and used. The encryption key in the encryption circuit 4103 in FIG. 4 or the one further encrypted with the device key may be put here. The user identification 110 and the encryption information 111 are added when recording.
[0071]
The above is recorded at relatively fine time intervals such as every frame of video or every fixed amount of data as necessary. The configuration of the control information signal shown in FIG. 6 is an example, and various configurations such as the configuration, the recording position on the medium, and the frequency can be applied. Further, in the present invention, all of the contents are not essential, and some of them may be omitted. Of course, the order is not limited to this.
[0072]
FIG. 7 schematically shows a recording position of a control information signal and information data such as video and audio on a recording medium. In the figure, (a) is suitable for a tape medium. In this case, it is desirable that the control signal block be provided for each recording track, for example. Therefore, a block of control information is arranged in the header portion or the like, for example, in advance of information such as video and audio for each track. (B) is suitable for a digital video disc or the like. In this case, it is desired that there is a certain information amount for each sector. Therefore, each sector is arranged in its header portion. (C) is suitable for a hard disk or the like. In this case, it is preferable that information such as video and audio and control information are recorded at positions distant from each other on the disc so that the entire control information can be read within a short time at startup.
[0073]
After the temporary recording is started and the permitted time limit (Pause time in FIG. 6) has passed, the information marked as Copy Never cannot be viewed regardless of whether or not it is reproduced. In this case, the broadcast at that time may be shown on the display, but the recorded video may be automatically played back and displayed from the beginning before the time limit elapses. At this time, it is also preferable to display characters and inform the user that they are to be reproduced. This has the effect of preventing the user from forgetting to watch. Since devices such as hard disks can perform recording and playback at the same time, the broadcast at that time can be continuously recorded during playback, and all programs that require a broadcast time longer than the permitted pause time can be recorded. Can be viewed.
[0074]
If playback is started when the permitted pause time has passed, it will not be possible to stop the playback temporarily. If it stops forcibly, the time limit expires immediately and playback is disabled. Therefore, the reproduction may be automatically started before the Pause time is passed by the user's selection. For example, with respect to a Pause time of 90 minutes, playback can be automatically started after 30 to 60 minutes have elapsed after the start of temporary recording.
[0075]
Up to this point, the Pause 106a in FIG. 6A has described the case where the temporary recording described above is permitted when the copy control information 104a indicates Copy Never. This information can be further utilized when the copy control information indicates Copy One Generation. In other words, temporary recording may be permitted for Copy One Generation information. For example, after setting and recording a time limit of 90 minutes, the copy control information 104b is kept as Copy One Generation during this period, and after the time limit elapses, it is rewritten as Copy No More. Alternatively, when the copy control information 104b is rewritten and recorded as Copy No More and reproduced within the time limit, it is rewritten and output by Copy One Generation and the signal output circuit 4208 of FIG.
[0076]
In this case as well, if temporary recording is repeated among a plurality of devices within the time limit, Copy One Generation remains for a long time. Therefore, the bits of the previous Pauses 106a and 106b are used here as an indication of whether or not temporary recording is allowed. The same copy control information can be used because it is not both Copy Never and Copy One Generation.
[0077]
If this is “1” which does not allow temporary recording, recording is performed with “1” as it is, and by rewriting the copy control information as Copy No More, it is possible to prevent the above-mentioned temporary recording from being repeated.
[0078]
In the case of “0” that allows temporary recording, this is rewritten as “1”, or is recorded as “0”, and is rewritten as “1” when reproduced and output. Copy control information is recorded as Copy One Generation, or is rewritten as Copy No More, and when it is played back and output, it is rewritten as Copy One Generation if it is within the above time limit. . As a result, the temporary recording of Copy One Generation information, which allows only one generation copy within the time limit, can be realized while preventing repetition.
[0079]
Furthermore, the pause times 109a and 109b may also be used to select the time limit for staying on the recording medium while maintaining Copy One Generation. In this way, user inconvenience due to the short time limit can be eliminated. In many cases, Copy One Generation information is allowed to be recorded simultaneously on a plurality of devices when the information is recorded. In this case, it is possible to create as many records as the number of devices that can actually be connected to the bus supplying digital information.
[0080]
Next, the operation of this embodiment will be described for the case where the copy control information 104a in FIG. 6A is Copy One Generation when transmitted from the information providing station 1 in FIG. In this case, Pause 106a is defined by the producer. For example, “0” is set when temporary recording is allowed, and “1” is set when it is not allowed.
[0081]
Consider a case where this is temporarily recorded in the first recording / reproducing apparatus 4 built in the receiving apparatus 3. If Pause 106a is “1”, temporary recording is not performed.
[0082]
If this is "0", temporary recording is possible. At this time, Pause 106b is rewritten as “1” and temporarily recorded. Further, the copy control information 104b is temporarily recorded as Copy One Generation. Alternatively, the copy control information 104b is rewritten as Copy No More by the recording encoding circuit 4105, temporarily recorded, and judged to be recorded from the recording time 107b and Pause time 109b at the time of reproduction. To do. By rewriting Pause 106b, it is possible to prevent staying in Copy One Generation for a long time by repeating temporary recording within the time limit.
[0083]
When the copy control information 104b is temporarily recorded as Copy One Generation, for example, when the above-mentioned time limit has passed during reproduction, the signal output circuit 4208 rewrites Copy No More and outputs it. With the method described above, it is possible to realize temporary recording of information that is set as Copy One Generation.
[0084]
Further, consider a case where normal recording other than temporary recording is performed on the first recording / reproducing apparatus 4. At this time, the recording encoding circuit 4105 rewrites the copy control information 104b as Copy No More, and records the Pause 106b as “1” on the medium.
[0085]
Consider a case where the information recorded and reproduced by the first recording / reproducing apparatus 4 as described above is supplied to the second recording / reproducing apparatus 6 having two recording / reproducing units 61 and 62.
[0086]
First, if it is within the time limit for temporary recording in the first recording / reproducing device 4 at this stage, it can be treated as Copy One Generation and recorded in the same manner as when it was first received by the receiving device 3. Can do. However, since Pause 106b is “1”, temporary recording cannot be performed. Temporary recording is possible only when information is received directly from the receiving device 3 without going through the first recording / reproducing device 4 and the Pause 106a is "0".
[0087]
When recording is performed, the copy control information 104b is rewritten as Copy No More by the recording encoding circuit 4105 so that no more copies can be made. This achieves the original Copy One Generation (one generation copy authorization) intent.
[0088]
In this case, as described above, if a maximum of 62 devices having two (generally n) recording / playback units are collected and connected, there is a problem that a maximum of 124 copy media (generally 62 × n) are generated. is there. This creates new disadvantages for the copyright owner. In the present embodiment, in order to solve this, the following is performed.
[0089]
One is that the second recording / reproducing apparatus 6 has a plurality of recording / reproducing units, but when recording information that is Copy One Generation, it is configured to record only in one of the recording / reproducing units. That is. Which one to select may be selected by the user or may be selected by the apparatus.
[0090]
Alternatively, as viewed from the source side device (in this case, the first recording / reproducing device 4), the number of sink side devices (in this case, the second recording / reproducing device 6) to be connected and authenticated is, for example, 31 half of the conventional one. It is to restrict to. This can be easily realized by software operation of the playback control circuit 4212, and is effective if the sink side device has only n = 2 recording / playback units. However, if an apparatus having n = 3 or more recording / playback units is included, 62 or more recording media are created, and conversely, if an apparatus having only n = 1 recording / playback units is connected, 31 Only one recording medium can be created.
[0091]
That is, if the number of sink-side devices to be connected and authenticated is limited to m and the number of recording / playback units (mediums) that can be recorded by the sink-side device is limited to n, the number of copies can be increased to m × n at the maximum. Can be limited.
[0092]
Therefore, in another embodiment, a method is used in which the source side device grasps the number of recording / playback units of the connected sink side device in the operation of performing authentication with the connected device. Authentication is started by sending key information from a sink device to a source device when a plurality of devices are connected by a cable or the like. This key information serves to inform the source device that the sink device is a device that operates in accordance with, for example, the copy control information described above. If the source device determines that the information can be given to the sink device by this key information, authentication is established, and operations such as copying and movement described below are performed between the devices. Therefore, if the authentication is not established, these operations cannot be performed between the devices.
[0093]
This number is added to the key information sent from the sink side device to the source side device by adding a code indicating the number of recording / reproducing units of the sink side device or the number of recording / reproducing units having a recording medium attached at that time. Are accumulated at the source device. For example, when the limit number 62 is exceeded, even if the sink-side device further increases and sends authentication key information, the source-side device refuses to establish authentication. In this way, the problem that the number of recording media exceeding the limit number is created can be solved.
[0094]
It should be noted that, if the purpose is to back up information recorded by some of the recording / playback units of the sink side device by mistake, there is a method in which that amount is not included in the above total number.
[0095]
As another method, one of the two recording / reproducing units 61 and 62 is a particularly effective method when a hard disk that is not removed is used as a medium and a medium such as a removable magnetic tape or optical disk is used as the other. In this case, as many as 62 sink-side devices are connected as before, and recording is performed on two recording / reproducing units of each device. Immediately after completing the recording as expected, or when removing the removable medium after completing the recording, the information recorded on the hard disk is disabled. In other words, the recording / encoding circuit 4105 generates a meaningless code as information and records it at a corresponding location on the hard disk, and at least part or all of the information cannot be reproduced to such an extent that the information cannot be substantially reproduced. Turn into. As a result, the number of remaining media is limited to 62 as usual while taking backup on the hard disk side when a recording failure occurs on the removable medium side, and the copyright holder, producer, The problem can be solved without penalizing any of the users.
[0096]
Note that the information recorded on the hard disk is limited to a specific use. For example, if the recorded information is intended to be backed up when it is accidentally lost, it may be left without being disabled.
[0097]
If the function is limited so that it is normally not accessible and can only be used for recovery when the recorded information is lost, the actual number of copies cannot be increased, and the reliability of the recorded information can be avoided. Can be improved.
[0098]
In the above description, for the sake of simplicity, it is assumed that one piece of digital information is recorded on one recording medium. When a plurality of pieces of digital information are recorded on one recording medium, it is possible to limit the recording not in units of recording media but in units of digital information. For example, if only one of the recording media records the same two pieces of digital information, the number of recordable recording media is reduced by one to 61. This can also be managed by notifying the number of digital information to be recorded from the sink side device to the source side device. However, in many cases, the purpose of recording a plurality of the same digital information on the same recording medium is to back up when information is accidentally lost as described above. Therefore, in this case as well, recording may be limited not in units of digital information but in units of recording media.
[0099]
Finally, an operation mode called “movement” or “move” will be described. This is because the information that the copy control information was Copy One Generation is recorded and becomes Copy No More, or after being temporarily recorded, it will be output as Copy No More after the above time limit. , As applicable. Even if it is Copy No More, if the number of recorded media is not increased, even if the media is changed, there is no disadvantage to the copyright holder. For the user, for example, means recorded on the hard disk for the first time is transferred to a tape and stored, which improves usability.
[0100]
The conditions for performing this movement are as follows.
(1) When recording on a new medium, all or part of the information on the original medium can be deleted, and at least the information of the quality of practical use can be reproduced and output from the original medium. Not to be.
(2) There must be only one device to move to.
[0101]
Of these conditions, for example, in the case of a disk medium, the purpose can be achieved by generating a meaningless code as information in the recording encoding circuit 4105 and overwriting the encrypted information 111, for example. it can. In (2), authentication by exchanging keys or the like is performed between the source device and the destination device so that this is established on a one-to-one basis between the two devices. . In this way, even if a bus is connected in addition to the destination device, there is no fear of recording there, and the number of recorded media will not increase.
[0102]
At the time of migration, the copy control information output from the migration source device may be rewritten as Copy One Generation so that it can be recorded by the migration destination device. At this time, unlike the original Copy One Generation, it must be prevented from being recorded on a plurality of devices. If authentication as described above is performed, this can be satisfied.
[0103]
However, in the example shown in FIG. 1, since the second recording / reproducing apparatus 6 connected as the movement destination has two recording / reproducing units, even if the recording / reproducing apparatus moves to this one recording / reproducing apparatus, There is a problem that there are two media. The authentication with the source device is not solved by the improvement of the authentication method because the connection terminal on the housing is used as the cut end.
[0104]
One of the methods for solving this problem is to allow only one of the recording / reproducing units to perform recording in a so-called double deck to be developed in the future. There are a method for allowing the user to select which device to use and a method for selecting and setting on the device side.
[0105]
As another method, similar to the above example, when one of the two recording / reproducing units 61 and 62 uses a hard disk that is not removed as a medium, and the other uses a removable medium such as a magnetic tape or an optical disk, it is particularly effective. Give a way. This is because both the recording and playback units give information to both the recording and playback unit when moving, and immediately after completing the recording as expected, or when the removable medium is removed after completing the recording. Side information is disabled. That is, the recording / encoding circuit 4105 generates meaningless information as information and records it at a corresponding location on the hard disk, and at least part or all of the information cannot be reproduced to such an extent that the information cannot be substantially reproduced. Turn into. This makes it possible to realize the original operation of “move” by limiting the number of finally remaining media to only one while taking backup on the hard disk side when a recording failure occurs on the removable medium side.
[0106]
When the above movement is performed, the corresponding information of the first recording / reproducing apparatus 4 on the source side is disabled to be reproduced using, for example, the recording encoding circuit 4105.
[0107]
Furthermore, the information recorded on the hard disk side is limited to a specific application. For example, if the purpose is to back up the recorded information by mistake, it may be left without being disabled.
[0108]
Up to this point, the hard disk has been described as a recording medium that is not removed from the apparatus. However, there is a possibility that the information is intentionally removed and attached to another device, and information is reproduced on the other device. In this case, if it is removed before making the reproduction impossible as described above, the information is diverted where the copyright holder does not know.
[0109]
Therefore, the information to be recorded on the hard disk may be encrypted and recorded using a device key unique to the recording apparatus. In this way, even if it is removed and attached to another device, the device key for decrypting the cipher cannot be obtained and cannot be reproduced and used. The encryption for this purpose is also performed by the encryption circuit 4103.
[0110]
【The invention's effect】
As described above, in the present invention, when temporarily recording information whose copy control information is set to Copy Never, whether or not the information is permitted is determined under the control of the copyright holder, and further, a time limit for reproduction and viewing is set. become able to. For this reason, it is possible to prevent information that is meaningless to permit temporary recording from being temporarily recorded and misused. Temporary recording can be repeated within the time limit to prevent information from remaining on the recording medium for a long time. In addition, there is an effect that the inconvenience of the user due to the short time limit for viewing can be eliminated.
[0111]
Furthermore, by applying the copy control information that is set to Copy One Generation to the temporary recording, when the temporary recording is repeated within the time limit, the information remains on the recording medium for a long time as Copy One Generation. I can prevent it.
[0112]
Further, even in a recording / reproducing apparatus having a plurality of recording / reproducing units, information that is Copy One Generation is recorded on a number of recording media that is larger than the conventional one, and information that is Copy No More is moved to a plurality of recording media. The problem can be solved. For this reason, there is an effect that information producers and copyright holders can be protected.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing an embodiment of an entire digital information transmission / reception recording system to which the present invention is applied.
2 is a block diagram showing an example of the configuration of an information providing station 1 such as a broadcasting station in FIG.
3 is a block diagram showing an example of the configuration of the receiving device 3 in FIG.
4 is a block diagram showing an example of the configuration of the recording / reproducing apparatus 4 in FIG. 1. FIG.
5 is a block diagram showing the periphery of a recording medium of the recording / reproducing apparatus in FIG. 4. FIG.
FIG. 6 is a block diagram showing an example of the configuration of a control information signal in the present invention. (A) shows what is sent from the information providing station, and (b) shows what is recorded on the recording medium.
FIG. 7 is a view showing a recording position of a control information signal and information data on a recording medium. (A) is an example of a tape, (b) is a video disk, and (c) is an example of a hard disk.
FIG. 8 is a diagram showing an example of character display on a display according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 ... Information providing stations such as broadcasting stations
16... Management information adding circuit
104a, 104b ... copy control
105a, 105b ... APS
106a, 106b ... Pause
109a, 109b ... Pause time
2 ... Relay station
3. Receiving device
4. First recording / playback device
41... Recording circuit
4108... Control detection circuit
4109... Recording control circuit
42... Reproduction circuit
4208 ... Signal output circuit
4210... Control detection circuit
4212 ... Reproduction control circuit
43 ... Recording / playback unit
5 .... Display
6. Second recording / playback device
61... First recording / reproducing unit
62... Second recording / reproducing unit

Claims

In a digital information recording / reproducing apparatus for recording / reproducing input digital information on a recording medium,
To the digital information is added copy control information indicating whether allow for recording the digital information on a recording medium,
A recording / reproducing circuit for performing predetermined processing on the digital information and recording / reproducing the information on a recording medium;
An output circuit for outputting the digital information reproduced from the recording / reproducing circuit;
A control detection circuit for detecting the copy control information added to the digital information;
A recording control circuit for controlling the recording / reproducing operation of the recording / reproducing circuit based on the detection result of the control detecting circuit;
The recording control circuit enables temporary recording with a prescribed time limit even when the copy control information detected by the control detection circuit indicates that recording is not permitted, and the temporarily recorded When digital information is digitally output from the output circuit, copy control information indicating that recording is not permitted and second control information indicating that temporary recording is not permitted are added and output. A digital information recording / reproducing apparatus.

Third control information indicating whether or not temporary recording with a specified time limit is allowed is added to the input digital information,
2. The digital information recording according to claim 1, wherein the recording control circuit enables temporary recording when the second control information indicates that temporary recording having a specified time limit is allowed. apparatus.

4. The digital information recording apparatus according to claim 2, wherein fourth digital control information for specifying the time limit is added to the input digital information.

3. The digital information recording according to claim 1, wherein when the time limit elapses after temporarily recording on the recording medium, at least a part of the temporarily recorded digital information is disabled to be reproduced. Playback device.