JP3934321B2 - 救難ボート兼用の応急ベッド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地震、津波、噴火等の天変地異や、大規模火災等による危難を回避するために、自主的または避難勧告等の行政措置に基づき、体育館等の避難場所に集団的に避難した避難住民に対して、主に、その就寝用に供給するための救難ボート兼用の応急ベッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
予知し難い差し迫った危難を回避するための避難に際しては、寝具等を持ち出す時間的余裕がなく、避難住民は、着の身着のままで避難をせざる得ない場合が少なくない。避難場所には、通常、最寄りの学校付属の体育館等、一時に多人数を収容し、管理することが可能な施設が事前に指定されており、避難住民は、指定避難場所に避難することとなる。そして、避難住民には、簡単な食事および寝具として毛布が支給される。また、避難期間が長期化する場合には、給食設備や簡易トイレが設営される。すなわち、生命維持に必要な最低限度の物的環境が応急的に準備されるということである。
【0003】
したがって、避難期間が長期化するときには、避難住民は、日々難儀を強いられる結果となり、健康を害する者も現れる。通常、避難期間の長期化に伴い、救援物資の到着等により、避難住民の生活環境は徐々に改善されるのではあるが、夜眠れないという訴えに関しては、避難期間に比例して漸増する傾向がみられる。この原因として、避難生活は、一箇所に多数人が閉じ込められた状態で、適度な運動をすることもできず、不安や気苦労が時間とともに鬱積することにもよるが、寝具の不備とプライバシが確保できないことに起因するところが大きい。つまり、応急用の毛布が、例えば、一人につき4枚と多めに支給されたとしても、毛布は、保温性には優れる反面で質感を伝達するので、体育館等の硬い床面上に快適に眠ることができないことは、想像に難くはないし、見ず知らずの隣人の視線や挙動等も否応なく気になるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
災害避難時の支給寝具が毛布に限られるのは、備蓄、搬送面において便宜であることと、使用上の応用性が高いことによるが、本来、補助的寝具にすぎないことから、避難期間が長期化すると、上記のような問題が生じることとなる。
【0005】
本発明は、上記災害避難生活の実態を考慮し、備蓄および搬送性と、床面を含む周囲環境との遮断性とを両立させることによって、避難施設内に場所を取らずに所要個数を常備しておき、これを災害時に避難住民に支給することによって、避難場所の床面等の周囲環境に拘らずに、プライバシを維持しながら快適に眠ることがでできるとともに、水難に際しては、救難ボートとしても利用可能な救難ボート兼用の応急ベッドを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するための手段として本発明は、次のような構成を採用する。
【0007】
本発明による救難ボート兼用の応急ベッドは、少なくとも一人が横臥するに足る幅寸法と長さ寸法と所定の厚みとを有する発泡樹脂材料からなる直方体状のマット部材と、前記マット部材の厚みに比べてかなり薄い非金属薄板材料を折り曲げることで形成される、前記マット部材の幅寸法と長さ寸法に相当する幅寸法と長さ寸法をそれぞれ有する一対の屋根面と、前記両屋根面間に連なり前記マット部材の厚みに相当する幅寸法を有する棟面と、前記各屋根面の下端に連なり前記マット部材の厚みに相当する幅寸法を有する一対の巾木面と、少なくとも一方の前記屋根面に連なり両屋根面の両端を支持する略三角形の一対の妻面とを備えた小屋部材と、で構成され、前記小屋部材は、前記屋根面または前記面のいずれか1面に開閉自在のドア板を備え、使用時には、前記各巾木面が前記マット部材の長手方向両側の厚み部分にそれぞれ当接して固定され、不使用時には、前記各妻面を前記屋根面上に重ねるように折り畳み、前記両屋根面が前記マット部材の表裏に重なり、前記棟面が前記マット部材の一方の厚み部分に重なり、前記各巾木面が前記マット部材の他方の厚み部分に二重に重なる状態で、前記マット部材を包装するように折り畳まれることを特徴とする。
【0008】
この構成におけるマット部材は、発泡樹脂材料からなり、したがって、極めて軽量かつ断熱性に優れるとともに、温度感と弾性変形感とを伴う特有の軟らかい質感を伴いながら自己形状維持力を有するので、避難場所床面の材質に拘らず、その材質感を遮断することができる。また、発泡樹脂材料は、浮力が強いので、所定の厚みを確保することによって、少なくとも1名を水上に支持することは簡単である。一方、小屋部材は、非金属薄板材料からなり、マット部材の幅寸法と長さ寸法に一致する寸法の一対の屋根面と、一対の屋根面の両端を支持する略三角形の一対の妻面とによって、丁度、マット部材の周囲を取り囲む大きさのテント小屋形の立体形状を形成し、内部を他人の視線等の周囲環境から遮断することができる。また、小屋部材は、折畳み可能であること、および、一対の屋根面の寸法設定によって、使用後、マット部材と同じ大きさに折り畳んでマット部材に重ねて収納することができる。
【0009】
小屋部材は、一対の屋根面の下端にマット部材の厚み部分に当接する巾木面を備えるとともに、一対の屋根面の間にマット部材の厚みに対応する幅寸法の棟面を備え、前記マット部材を包装するように折り畳むことができる。
【0010】
すなわち、小屋部材は、マット部材と同じ寸法の一対の屋根面がマット部材の表裏に対応し、棟面と巾木面とがマット部材の厚み部分に対応するように折り畳まれ、マット部材が包装された状態となるのである。この結果、マット部材の汚損が防止されるとともに、マット部材と小屋部材とを一体物として取扱うことができる。
【0011】
なお、小屋部材を構成する一対の屋根面の巾木面の一方は、マット部材の長手方向の厚み部分に固定しておくことができる。一対の屋根面の巾木面は、組立て時においても、折畳み時においてもマット部材の厚み部分に当接する面であり、したがって、巾木面の一方をマット部材に固定しておいても、支障なく小屋部材の組立てと折畳み作業を実行することができるとともに、固定しておくことによって、組立てと折畳み作業における両者の位置決めを省略することができる。
【0012】
また、小屋部材は、一対の屋根面と一対の妻面のいずれかの面に防虫ネットを装着することができる。防虫ネットによって、害虫の侵入を阻止しながら通風性を確保することができる。
【0013】
小屋部材用の非金属薄板材料としては、段ボール紙や耐水段ボール紙、段ボール紙構造の樹脂板を用いることができる。段ボール紙は、空気層を含む三層構造からなるので、軽量ながら十分な断熱性と強度が得られ、加工コストも抑えることができるとともに、廃棄に際しての環境負荷が小さい。また、耐水段ボール紙または段ボール紙構造の樹脂板を使用するときには、雨天時の屋外使用や水上での使用に耐えることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を引用しながら本発明の実施の形態例を説明する。
【0015】
救難ボート兼用の応急ベッドEBは、少なくとも1名が横臥するに足る幅寸法と長さ寸法とを有するマット部材30と、マット部材30を取り囲む小屋部材20とからなる(図1)。マット部材30は、幅寸法W1=1.2メートル、長さ寸法L1=2.0メートル、厚みH1=0.2メートル、体積0.48立方メートルの発泡スチロール製の板状体である。このマット部材30の長手方向をなす一方の厚み部分30bには、一定間隔を保って多数の固定ボスb2,b2…が埋め込んであり、その他の厚み部分30aには、一定長に裁断した面状ファスナF1,F1…が、貼着してある。
【0016】
一方、小屋部材20は、非金属薄板材料としての耐水段ボール紙によって、一対の屋根面22,22と、その間の棟面21と、一対の屋根面22,22の両端を支持する略三角形の一対の妻面23,23とを展開状態で形成し(図2)、これらの面を全体としてテント小屋形に組み立てたものである(図1,図2)。なお、図2は、小屋部材20の外側面を表にして展開した状態を示している。
【0017】
すなわち、小屋部材20は、1枚の耐水段ボール紙上において、山折り線a,a…および谷折り線b,b…を介し、幅寸法W2と長さ寸法L2とを、それぞれマット部材30の幅寸法W1と長さ寸法L1に一致させた一対の屋根面22,22と、マット部材の厚みH1に対応する幅寸法W3を有する棟面21と、一対の妻面23,23とを形成した上で裁断し(図2)、それぞれ、山折り線a,a…と谷折り線b,b…部分を曲げ加工することによって組み立てられている。ただし、一対の妻面23,23の一方は、一対の屋根面22,22の側方にそれぞれ付属する一対の妻面片23A,23Bとして形成され、組み立てたときにおいて、一対の妻面片23A,23Bが部分的に重なり合って一方の妻面23を形成するようにされている(図2,図3)。このため、一方の妻面片23Bには、他方の妻面片23Aを差し込むためのスリット23sが形成され、このとき両者が重なり合う部分に固定用の面状ファスナF1,F1が貼着されている。
【0018】
なお、反対側の妻面23には、開閉自在のドア板23dが設けられている(図1,図2)。ドア板23dは、跳ね上げ方式で開くことができ、自重で閉じる。また、組み立てたときに小屋部材20の下端位置となる屋根面22,22と妻面23,23とには、マット部材30の厚み部分30a,30bに当接する巾木面22f,22f,23f,23fが設けられ、ドア板23dを備える妻面23には、さらに、糊面23cが付属する。また、棟面21の一端とドア板23dを備える妻面23の上端には、目隠し面23e,23eが付属する。そして、一方の屋根面22の巾木面22fには、マット部材30の厚み部分30bに埋設した固定ボスb2,b2…に対応する透孔h1,h1…が形成されるとともに、他の巾木面22f,23f、糊面23cおよび糊面23cに対応する屋根面22の内側には、面状ファスナF1,F1…が配設されている。
【0019】
組み立てられた小屋部材20は、巾木面の透孔h1,h1…を通して対応するマット部材30側の固定ボスb2,b2…に皿頭付きの固定ピンb1を圧入するとともに、巾木面22f,23fとマット部材の厚み部分30a,30bに配設した面状ファスナF1,F1…を利用してマット部材30に固定される(図1)。なお、各固定ボスb2には、すり割りが設けられており、固定ピンb1の圧入によって先端部が開拡する構造となっている(図4)。したがって、固定ボスb2と固定ピンb1による連結部分は、半固定状態となり、面状ファスナF1による連結部分は、着脱自在の状態となっている。
【0020】
マット部材30に小屋部材20を取り付けることによって救難ボート兼用の応急ベッドEBは、使用可能状態となり、利用者は、ドア板23dを介して出入りすることができる。マット部材30は、前記のように大き目に寸法設定されており、小屋部材20の実質高さも1.1メートル程度あるので、必要な場合には、大人2名と2名分の手荷物とを無理なく収容することができる。また、小屋部材20は、耐水段ボール紙から形成されているので、屋外において、降雨や夜露を有効に遮断することができる。この際、救難ボート兼用の応急ベッドEBは、全体の寸法に拘らず軽量であるので、簡単に適当な場所に運ぶことができるとともに、マット部材の厚みが0.2メートルと十分に厚いので、屋外使用時における地盤の質感が遮断され、快適に眠ることができる。さらに、マット部材30は、体積が0.48立方メートルあるところから、自重約20キログラムを差引いた460キログラム程度の浮力を得ることができるので、緊急時には、大人4名ないし6名を載せて海上に避難して救助を待つことも可能である。逆に言えば、1名用であるならば、マット部材30の厚みは、5センチメートル程度で十分である。なお、小屋部材20の外側面は、水上において引き立つ色彩を施しておくことが好ましい。
【0021】
使用後、救難ボート兼用の応急ベッドEBは、小屋部材20によって、マット部材30を包装するように折り畳むことができる(図5)。小屋部材20を折り畳むには、例えば、巾木面22f,23fおよび糊面23cの面状ファスナF1,F1…を相手方の面状ファスナF1,F1…から分離して展開状態とし(同図の二点鎖線)、マット部材30を直立姿勢とする。次いで、妻面23,23および目隠し面23eを屋根面22,22上に重ねるように内側に折り畳む(同図の実線)。これで、小屋部材20は、マット部材30の長さ寸法に一致する幅の長方形状となる。そこで、その上にマット部材30を倒して折り畳んだ妻面23,23を押さえ込み、さらに、もう一方の屋根面22をマット部材30上に被せるように畳むと(図6)、一対の屋根面22,22がマット部材30の表裏に重なり、棟面21がマット部材30の一方の厚み部分30bに重なり、一対の巾木面22f,22fがマット部材30の他方の厚み部分30bに二重に重なるように折り畳まれ、マット部材30は、小屋部材20によって包装された状態となる。そこで、この後、固定ボスb2と固定ピンb1相当の固定金具B1または結束帯B2等を用いて小屋部材20の展開を防止しておけば、多数の救難ボート兼用の応急ベッドEBをコンパクトに積み重ねストックすることができる。
【0022】
なお、小屋部材20は、マット部材30と分離可能としておき、マット部材30と別に折り畳み、両者を個別にストックすることは、もとより可能である。
【0023】
また、マット部材30は、軟質の発泡樹脂材料からなる表面部材31と、硬質で強度の高い発泡樹脂材料からなるベース部材32との2層からなるものとすることができる(図7)。表面部材31によって良好な肌触りを確保しながら、ベース部材32によって強度を確保することができるので、厚みH1を薄くしてもマット部材30としての性能を維持することができるとともに、固定ボスb2や面状ファスナF1に大きな力が加わった場合において、これらが素材と共に剥離するのを防止することができる。なお、この形態におけるベース部材32の素材には、硬質の発泡スチロールの他、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン等を利用することができる。
【0024】
小屋部材20は、一対の屋根面22,22と一対の妻面23,23のいずれかの面に防虫ネット23n,23nを装着することができる。また、ドア板23dは、屋根面22,22の一方または双方に設けることができる(図8)。防虫ネット23nは、一対の妻面23,23のそれぞれの上部を部分的に開放し、この部分に装着されている。この場合、一対の妻面23,23は、いずれも、図3に示すような重ね合せ構造ではなく、一枚の素材からなるものである。ドア板23dは、一方の屋根面22に跳ね上げ方式のものとして形成されている。ドア板23dの下端には、ドア板23dが内側に垂れ下がらないようにするストッパ兼用の取っ手板23gが貼着されている。防虫ネット23n,23nによって通風性を確保できるとともに、防虫ネット23n,23nを介して、外部状況の確認が容易である。また、ドア板23dの面積を十分大きく確保することができるので、出入りが容易である。なお、防虫ネット23nとしては、網戸用のネット材料が推奨できるが、農業用の日除けネット等も十分利用することができる。
【0025】
以上の実施の形態例においては、小屋部材20の素材としての非金属薄板材料に耐水段ボール紙を用いるものについて説明したが、使用場所が屋内に限定できる場合には、普通段ボール紙を用いることによって、コストを切り下げることができる。また、火山弾等の落下の危険が伴う場合には、重機械梱包等に利用されている二重段ボール紙を用いることで、完成時の小屋部材20の強度を格段に高めることが可能である。そして、この場合には、小屋部材20の棟面21を省略する方が落下物に対して有利となることもある。また、非金属薄板材料に、段ボール紙構造の樹脂板を用いてもよく、この場合には、救難ボート兼用の応急ベッドEBを完全耐水仕様とすることができるで、長期間の漂流生活にも耐えることができる。
【0026】
また、救難ボート兼用の応急ベッドEBの用途については、この名称に拘らず、レジャー用のキャンプ小屋、水上に浮かべて利用可能な釣り小屋、野鳥観察小屋等の様々の用途に広く活用することが可能である。
【0027】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明に係る救難ボート兼用の応急ベッドは、断熱性と適度のクッション性を有する発泡樹脂材料製のマット部材を、非金属薄板材料からなる折り畳み構造の小屋部材で覆ってなり、マット部材によって床面側の冷感や硬質感を遮断するとともに、小屋部材によって他人の視線等の周囲環境を遮断することができるので、多人数同居状態の避難生活においても、プライバシを保ちながら安眠することができる他、使用しないときには、小屋部材を折り畳んでコンパクトに収納することが可能であり、さらには、そのまま水に浮くので、水難時の救難ボートとしても有効に利用することができるという顕著な効果を奏する。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1 】本発明の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態における小屋部材の展開図である。
【図3】本発明の実施の形態を示す背面図である。
【図4】本発明の実施の形態における要部の断面図である。
【図5】本発明の実施の形態における小屋部材の折畳み方法説明図である。
【図6】本発明の実施の形態における折畳み状態の縦断面図である。
【図7】本発明の別の実施の形態におけるマット部材の要部の斜視図である。
【図8】本発明の別の実施の形態を示す全体斜視図である。
【符号の説明】
EB 救難ボート兼用の応急ベッド
W1,W2 幅寸法
W3 幅寸法
L1,L2 長さ寸法
H1 厚み
20 小屋部材
21 棟面
22 屋根面
22f 巾木面
23 妻面
23d ドア板
23n 防虫ネット
30 マット部材
30b 厚み部分

Claims (7)

  1. 少なくとも一人が横臥するに足る幅寸法と長さ寸法と所定の厚みとを有する発泡樹脂材料からなる直方体状のマット部材と、
    前記マット部材の厚みに比べてかなり薄い非金属薄板材料を折り曲げることで形成される、前記マット部材の幅寸法と長さ寸法に相当する幅寸法と長さ寸法をそれぞれ有する一対の屋根面と、前記両屋根面間に連なり前記マット部材の厚みに相当する幅寸法を有する棟面と、前記各屋根面の下端に連なり前記マット部材の厚みに相当する幅寸法を有する一対の巾木面と、少なくとも一方の前記屋根面に連なり両屋根面の両端を支持する略三角形の一対の妻面とを備えた小屋部材と
    で構成され、
    前記小屋部材は、前記屋根面または前記面のいずれか1面に開閉自在のドア板を備え、使用時には、前記各巾木面が前記マット部材の長手方向両側の厚み部分にそれぞれ当接して固定され、不使用時には、前記各妻面を前記屋根面上に重ねるように折り畳み、前記両屋根面が前記マット部材の表裏に重なり、前記棟面が前記マット部材の一方の厚み部分に重なり、前記各巾木面が前記マット部材の他方の厚み部分に二重に重なる状態で、前記マット部材を包装するように折り畳まれることを特徴とする救難ボート兼用の応急ベッド。
  2. 前記小屋部材の一方の前記巾木面が、前記マット部材の長手方向一側の厚み部分に比較的着脱が困難な状態で固定されていることを特徴とする請求項1記載の救難ボート兼用の応急ベッド。
  3. 前記マット部材は、長手方向一側の厚み部分に、前記小屋部材の一方の巾木面を当接して比較的着脱が困難な状態で固定させる固定部材を備え、他の厚み部分に面状ファスナを備えていることを特徴とする請求項1記載の救難ボート兼用の応急ベッド。
  4. 前記固定部材は、前記マット部材に埋設した複数の固定ボスと、対応する前記小屋部材の一方の巾木面に形成した複数の透孔を通して前記固定ボスに圧入される複数の皿頭付きの固定ピンとで構成されることを特徴とする請求項3記載の救難ボート兼用の応急ベッド。
  5. 前記小屋部材は、前記各妻面の下端に連なり前記マット部材の厚みに相当する幅寸法を有する一対の巾木面をさらに備え、前記マット部材の前記固定部材を備えた長手方向一側の厚み部分に当接して固定される巾木面を除き、前記屋根面に連なる他方の巾木面および、前記各妻面に連なる一対の巾木面に、使用時に前記マット部材の前記面状ファスナと着脱自在に係合される面状ファスナを備えていることを特徴とする請求項3または請求項4記載の救難ボート兼用の応急ベッド。
  6. 前記小屋部材は、前記妻面の一方の前記屋根面に連なる箇所と対称をなす箇所に連なる糊面をさらに備え、前記糊面および他方の前記屋根面の対応する部分に、使用時に互いに着脱自在に係合される面状ファスナを備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の救難ボート兼用の応急ベッド。
  7. 前記小屋部材は、段ボール紙構造の樹脂板、耐水段ボール紙または段ボール紙からなる非金属薄板材料を折り曲げることで形成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の救難ボート兼用の応急ベッド。
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