JP3934039B2

JP3934039B2 - Shoes outsole structure

Info

Publication number: JP3934039B2
Application number: JP2002343163A
Authority: JP
Inventors: 隆也木村
Original assignee: Mizuno Corp
Current assignee: Mizuno Corp
Priority date: 2002-11-27
Filing date: 2002-11-27
Publication date: 2007-06-20
Anticipated expiration: 2022-11-27
Also published as: JP2004173884A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シューズのアウトソール構造に関し、詳細には、アウトソール内に緩衝構造体を備えたものに関する。
【０００２】
【従来の技術およびその課題】
シューズの衝撃吸収性すなわちクッション性を高める目的で、従来より種々の構造が靴底に採用されている。たとえば実開平４−４６８０３号公報では、靴底内部に、断面円形の筒部と、隣り合う筒部の周壁同士を連結する連結部とから構成される中物を埋設した構造が採用されている。
【０００３】
【特許文献１】
実開平４−４６８０３号公報（第１図）
【０００４】
この場合には、靴底に荷重が作用すると、筒部の周壁が撓み、これにより、着用者の足に作用する衝撃が吸収・緩和されるようになっている。
【０００５】
ところで、前記従来の構造において、靴底の衝撃吸収性を変化させる場合には、筒部の大きさを変えたり、連結部の間隔を変えたりすること等が考えられるが、パラメータがあまり多くないため、自由度の高い設計を行うことは困難である。
【０００６】
そこで、特開平１１−２３５２０２号公報に示すような緩衝構造体が本件出願人により提案されている。この緩衝構造体は、それぞれ帯状に延びる複数の波形シートを並設するとともに、隣り合う各波形シートをこれらの波形シートの間に配設された連結バーを介して連結することにより、構成されている。
【０００７】
この場合、緩衝構造体の衝撃吸収性を変化させる際には、各波形シートの波の振幅、波長、位相、連結部の位置等の種々のパラメータを変化させることができ、このような多くのパラメータを適宜調整することによって、自由度の高い設計を行うことが可能になる。
【０００８】
ところで、この緩衝構造体に衝撃荷重が作用したとき、各波形シートの波形状の山の部分が下方に沈み込むように弾性変形するとともに、谷の部分が上方に持ち上がるように弾性変形し、このような波形状の上下方向の変形により衝撃荷重が吸収されるが、このとき、変形する各波形シートによって、それらの間の連結バーが捩じられることになる。
【０００９】
このため、前記公報に示す緩衝構造体の変形時には、連結バーに大きな捩じり応力が発生して、とくに連結バーの波形シートとの連結部分に応力集中が発生する。したがって、前記緩衝構造体においては、その耐久性を向上させたいとする要請があった。
【００１０】
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたもので、耐久性が向上した緩衝構造体を備えたシューズのアウトソール構造を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明に係るシューズのアウトソール構造は、アウトソールの少なくとも前足部が、上方に開口する凹部と、該凹部内に配置された緩衝構造体とを備えている。緩衝構造体は、略前後方向に帯状に延びかつ幅方向に互いに並設された複数の波形シートと、各波形シートを連結するとともに、それぞれ各波形シートを幅方向に横切って当該緩衝構造体の幅方向全体にわたって略直線状に延びる複数の連結バーとから構成されている。
【００１２】
請求項１の発明においては、緩衝構造体に衝撃荷重が作用したとき、各波形シートの波形状の山の部分が下方に沈み込むように変形するとともに、谷の部分が上方に持ち上がるように変形し、このような波形状の変形により衝撃荷重が吸収される。また、このとき、変形する各波形シートによって連結バーが捩じられ、これにより、連結バーがトーションバーとして作用するので、各波形シートの波形状の変形と相俟って衝撃荷重をより効果的に吸収できる。
【００１３】
この場合には、各波形シートを連結する連結バーが、各波形シートを幅方向に横切って当該緩衝構造体の幅方向全体にわたって略直線状に延びているので、緩衝構造体の変形時において各波形シートが変形する際に、連結バー自体に不連続部分がなく、応力集中が発生しにくい構造になっている。これにより、緩衝構造体の耐久性を向上できる。
【００１４】
請求項２の発明では、隣り合う各波形シートの波形状の位相がπだけオフセットされている。この場合には、各波形シートの波形状の山の頂上部を緩衝構造体の載荷面内にほぼ均等にむらなく配置できるようになる。
【００１５】
請求項３の発明では、各波形シートの波形状の波長が、内甲側および外甲側の波形シート間で異なっており、各連結バーが、扇状に配設された部分を有している。
【００１６】
この場合には、たとえば、足の踵部の外甲側から着地して前足部の内甲側から離地していくランニングなどの競技種目において、足の屈曲ラインに緩衝構造体の各連結バーの配設方向を一致させることができるので、足の屈曲ラインに沿った屈曲が容易になり、これにより、このような競技種目に好適のシューズを実現できる。
【００１７】
請求項４の発明では、各連結バーの配設方向が、ランニング時における足の前足部の屈曲ラインに沿って配置されている。また、請求項５の発明では、各連結バーの配設方向が、ゴルフスイングの際のフォロースルー時における蹴り足の前足部の屈曲ラインに沿って配置されている。
【００１８】
請求項６の発明では、アウトソールの前足部の底面が透明樹脂から構成されている。この場合には、アウトソールの底面側から緩衝構造体を見ることができ、視覚的効果を高めることができる。
【００１９】
請求項７の発明では、アウトソールの前足部に通気孔が形成されている。この通気孔を介して、外気をシューズ内部に導入でき、これにより、シューズ内の通気を行うことができる。また緩衝構造体は、その構造上、多数の空所を有しているので、シューズの通気を行う点で有利である。
【００２０】
請求項８の発明に係るシューズのアウトソール構造は、アウトソールの少なくとも前足部が、少なくとも下方に開口する凹部と、該凹部内に配置された緩衝構造体とを備えている。緩衝構造体は、略前後方向に帯状に延びかつ幅方向に互いに並設された複数の波形シートと、各波形シートを連結するとともにそれぞれ各波形シートを幅方向に横切って当該緩衝構造体の幅方向全体にわたって略直線状に延びる複数の連結バーとから構成されており、緩衝構造体の各波形シートの各波形状の最下面がアウトソールの底面を形成している。
【００２１】
この場合には、緩衝構造体がアウトソールの底面に露出しているので、アウトソール内に多量の外気を導入することが可能になり、これにより、シューズの通気性を向上できる。
【００２２】
請求項９の発明では、幅方向に隣り合う前記各波形シートの相対する各対向面が隙間なく配設されている。
【００２３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施態様を添付図面に基づいて説明する。
図１ないし図６は、本発明の一実施態様によるアウトソール構造を説明するための図であって、図１は緩衝構造体を含むアウトソール（ここではシューズの右足用）の平面図、図２は図１のII-II 線断面図、図３は緩衝構造体の斜視部分図、図４は緩衝構造体をランニング時の足の屈曲ラインとともに示す図、図５はランニング時の足の剥離線を示す図、図６はゴルフスイングのフォロースルー時の蹴り足（ここでは右足）の剥離線を示す図である。
【００２４】
図１に示すように、このアウトソール１は、シューズの全長にわたって延びるアウトソール本体１０を有している。アウトソール本体１０の前足部には、上下方向（図１紙面垂直方向）の貫通穴１０ａが形成されている。貫通穴１０ａ内には、緩衝構造体２が配置されている。
【００２５】
図２に示すように、緩衝構造体２の上方には、プレート状のミッドソール１１が配設され、また下方には、アウトソールプレート１２が配設されており、緩衝構造体２は、ミッドソール１１およびアウトソールプレート１２により上下方向から挟持されている。言い換えれば、図１において、アウトソール本体１０の貫通穴１０ａは、上方に配置されたミッドソール１１と、ミッドソール１１から所定の間隙を隔てて下方に配置されたアウトソールプレート１２とによって閉塞されており、前記間隙に緩衝構造体２が配置されている。なお、図１では、ミッドソール１１が省略されている。
【００２６】
緩衝構造体２は、図３に示すように、帯状に延びかつ互いに並設された複数の波形シート２０と、各波形シート２０を連結するとともにそれぞれ各波形シート２０を横切って略直線状に延びる複数の連結バー２１とから構成されている。
【００２７】
各波形シート２０は、正弦波状の波形状を有しており、隣り合う各波形シート２０の波形状の位相はπ（すなわち１／２波長）ずつオフセットされている。各連結バー２１は、図２に示すように、正面方向から見て各波形シート２０が互いに交差する個所に配置されている。
【００２８】
緩衝構造体２は、たとえば熱可塑性ポリウレタン（ＴＰＵ）やポリアミドエラストマー（ＰＡＥ）等の熱可塑性材料を用いて射出成形法により成形される。あるいは、たとえばエポキシ樹脂や不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性材料を用いて圧縮成形法等により成形するようにしてもよい。
【００２９】
各波形シート２０は、図１に示すように、波形状の波長が内甲側の波形シート２０と外甲側の波形シート２０との間で略一定にされた（つまり各連結バー２１が互いに平行に配設された）領域と、波形状の波長が内甲側の波形シート２０から外甲側の波形シート２０に向かうにしたがい徐々に大きくなっている（つまり各連結バー２１が扇状に配設されている）領域とが、連続して形成されている。図１の例では、各連結バー２１の配設方向が、ランニング時の足の屈曲ラインに沿って配置されている。
【００３０】
これを図４および図５を用いて説明する。
図４は、ランニング時の足の屈曲ラインＢ_R と緩衝構造体２の連結バー２１の配設方向との位置関係を示している。図５は、ランニング時に足裏全体が接地面に接触した状態からスタートして、足が接地面から徐々に離れていく（つまり、足裏の接地領域が接地面から剥離していく）ときの足裏の接地領域の周縁を時系列的に重ね合わせたもの（つまり剥離線図）である。
【００３１】
図５中の剥離線に基づいて足の屈曲ラインＢ_R を求め、これを同図中に合わせて記載している。一方、図４中の屈曲ラインＢ_R は、図５から求めた足の屈曲ラインＢ_R を図４中に転記したものである。図４から明らかなように、各連結バー２１の配設方向は、ランニング時の足の屈曲ラインＢ_R と非常によく一致していることが分かる。
【００３２】
このような構成になるアウトソール構造において、アウトソール１の前足部に衝撃荷重が作用したとき、ミッドソール１１および（または）アウトソールプレート１２を介して、緩衝構造体２に衝撃荷重が作用する。このとき、各波形シート２０の波形状の山の部分が下方に沈み込むように変形するとともに、谷の部分が上方に持ち上がるように変形し、このような波形状の変形により衝撃荷重が吸収される。また、このとき、変形する各波形シート２０によって連結バー２１が捩じられ、これにより、連結バー２１がトーションバーとして作用するので、各波形シート２０の波形状の変形と相俟って衝撃荷重をより効果的に吸収できる。
【００３３】
この場合には、各波形シート２０を連結する連結バー２１が、各波形シート２０を横切って略直線状に延びているので、緩衝構造体２の変形時において各波形シート２０が変形する際に、連結バー２１自体に不連続部分がなく、応力集中が発生しにくい構造になっている。これにより、緩衝構造体２の耐久性を向上できる。
【００３４】
また、この場合には、隣り合う各波形シート２０の波形状の位相がπだけオフセットされているので、各波形シート２０の波形状の山の頂上部を緩衝構造体２の載荷面内、したがってミッドソール１１およびアウトソールプレート１２の載荷面内にほぼ均等にむらなく配置できるようになる。
【００３５】
さらに、この場合には、各連結バー２１の配設方向がランニング時の足の屈曲ラインＢ_R に沿って配置されているので、ランニング時に各連結バー２１の配設方向に沿ってアウトソール１が屈曲することにより、足の屈曲ラインＢ_R に沿った屈曲が可能になり、これにより、ランニングに好適のシューズを実現できる。
【００３６】
なお、アウトソールプレート１２は、透明樹脂から構成されていてもよい。この場合には、アウトソールプレート１２を介してアウトソール１の底面側から緩衝構造体２を見ることができ、視覚的効果を高めることができる。
【００３７】
また、ミッドソール１１およびアウトソールプレート１２には、複数の通気孔が形成されていてもよい。この場合には、通気孔を介して、外気をシューズ内部に導入でき、これにより、シューズ内の通気を行うことができる。また緩衝構造体２は、その構造上、多数の空所を有しているので、シューズの通気を行う点で有利である。
【００３８】
前記実施態様では、緩衝構造体２が、ミッドソール１１およびアウトソールプレート１２で挟持された例を示したが、本発明の適用はこれに限定されない。アウトソール１の前足部において、少なくとも下方に開口する凹部を形成し、該凹部内に緩衝構造体２を配置するようにしてもよい。この場合、緩衝構造体２を構成する各波形シート２０の各波形状の最下面が、アウトソール１の底面を形成している。
【００３９】
この場合には、緩衝構造体２がアウトソール１の底面に露出しているので、アウトソール内に多量の外気を導入することが可能になり、これにより、シューズの通気性を向上できる。
【００４０】
また、緩衝構造体２の各連結バー２１の配設方向は、ゴルフスイングの際のフォロースルー時における蹴り足の前足部の屈曲ラインに沿って配置されるようにしてもよい。
【００４１】
図６は、ゴルフスイングのフォロースルー時において、蹴り足の足裏全体が接地面に接触した状態からスタートして、足が接地面から徐々に離れていくときの足裏の接地領域の周縁を時系列的に重ね合わせた剥離線図である。図６中の剥離線に基づいて足の屈曲ラインＢ_Gを求め、これを同図中に合わせて記載している。この屈曲ラインＢ_G と一致するように、緩衝構造体２の各連結バー２１の配設方向を設定することにより、ゴルフスイングのフォロースルー時に各連結バー２１の配設方向に沿ってアウトソール１が屈曲するようになって、足の屈曲ラインＢ_G に沿った屈曲が可能になり、これにより、ゴルフに好適のシューズを実現できる。
【００４２】
なお、緩衝構造体２において、扇状に配設される各連結バー２１の集束点としては、一つでなくてもよく、複数であってもよい。また、二つの集束点のうち、一方の集束点が内甲側に配置され、他方の集束点が外甲側に配置されているものでもよい。
【００４３】
また、前記実施態様では、アウトソールの前足部のみに緩衝構造体が配置された例を示したが、本発明の適用はこれには限定されず、前足部のみならず踵部にも緩衝構造体を設けるようにしてもよい。
【００４４】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、緩衝構造体の各波形シートを連結する連結バーが各波形シートを横切って略直線状に延びているので、耐久性が向上した緩衝構造体を含むアウトソール構造を実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施態様による緩衝構造体を含むアウトソール構造の平面図である。
【図２】図１のII-II 線断面図である。
【図３】緩衝構造体（図１）の斜視部分図である。
【図４】緩衝構造体（図１）をランニング時の足の屈曲ラインとともに示す図である。
【図５】ランニング時の足の剥離線図である。
【図６】ゴルフスイングのフォロースルー時の蹴り足の剥離線図である。
【符号の説明】
１：アウトソール
１０：アウトソール本体
１２：アウトソールプレート
２：緩衝構造体
２０：波形シート
２１：連結バー
Ｂ_R：ランニング時の足の屈曲ライン
Ｂ_G：ゴルフスイングのフォロースルー時の足の屈曲ライン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an outsole structure of a shoe, and more particularly, to a shoe having a buffer structure in the outsole.
[0002]
[Prior art and problems]
Conventionally, various structures have been adopted for shoe soles for the purpose of enhancing the shock absorption, that is, cushioning properties of shoes. For example, Japanese Utility Model Laid-Open No. 4-46803 employs a structure in which a midsole composed of a cylindrical portion having a circular cross section and a connecting portion that connects peripheral walls of adjacent cylindrical portions is embedded in the shoe sole. .
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 4-46803 (Fig. 1)
[0004]
In this case, when a load acts on the shoe sole, the peripheral wall of the cylindrical portion is bent, and thereby, an impact acting on the wearer's foot is absorbed and relaxed.
[0005]
By the way, in the conventional structure, when changing the shock absorption of the shoe sole, it may be possible to change the size of the cylinder portion or the interval between the connecting portions, but there are not so many parameters. Therefore, it is difficult to design with a high degree of freedom.
[0006]
Therefore, a buffer structure as shown in Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-235202 has been proposed by the present applicant. The buffer structure is configured by juxtaposing a plurality of corrugated sheets each extending in a strip shape, and connecting adjacent corrugated sheets via connecting bars disposed between the corrugated sheets. Yes.
[0007]
In this case, when changing the shock absorption of the buffer structure, various parameters such as the wave amplitude, wavelength, phase, and position of the connecting portion of each corrugated sheet can be changed. By appropriately adjusting the parameters, it becomes possible to design with a high degree of freedom.
[0008]
By the way, when an impact load is applied to the buffer structure, the corrugated crest portion of each corrugated sheet is elastically deformed so as to sink downward, and the trough portion is elastically deformed so that the trough portion is lifted upward. Although the impact load is absorbed by the upward and downward deformation of the corrugated shape, the connecting bar between them is twisted by the corrugated sheets that are deformed.
[0009]
For this reason, when the buffer structure shown in the above publication is deformed, a large torsional stress is generated in the connecting bar, and in particular, a stress concentration is generated in the connecting portion of the connecting bar with the corrugated sheet. Accordingly, there has been a demand for improving the durability of the buffer structure.
[0010]
The present invention has been made in view of such a conventional situation, and an object of the present invention is to provide an outsole structure of a shoe provided with a buffer structure having improved durability.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The outsole structure of a shoe according to the invention of claim 1 includes at least a front foot portion of the outsole having a recess opening upward and a buffer structure disposed in the recess. Cushioning structure comprises a plurality of corrugated sheets arranged in parallel each other in the extension and the width direction in a strip shape in a substantially longitudinal direction, with connecting each corrugated sheet, of the cushioning structure across each corrugated sheet in the width direction, respectively It is comprised from the several connection bar extended substantially linearly over the whole width direction .
[0012]
In the invention of claim 1, when an impact load is applied to the buffer structure, the corrugated crest portion of each corrugated sheet is deformed so as to sink downward, and the trough portion is lifted upward. However, the impact load is absorbed by the deformation of the wave shape. At this time, the connecting bar is twisted by each corrugated sheet to be deformed, so that the connecting bar acts as a torsion bar. Therefore, the impact load is more effectively combined with the deformation of the corrugated shape of each corrugated sheet. Can be absorbed.
[0013]
In this case, the connecting bar for connecting the corrugated sheets extends substantially linearly across the entire width direction of the buffer structure across the corrugated sheets in the width direction. When the corrugated sheet is deformed, there is no discontinuous portion in the connecting bar itself, and the stress concentration is less likely to occur. Thereby, durability of a buffer structure can be improved.
[0014]
In the invention of claim 2, the phase of the wave shape of the adjacent corrugated sheets is offset by π. In this case, the tops of the corrugated peaks of the corrugated sheets can be arranged almost evenly within the loading surface of the buffer structure.
[0015]
In the invention of claim 3, the wave form wavelength of each corrugated sheet is different between the corrugated sheets on the inner shell side and the outer shell side, and each connecting bar has a fan-shaped portion. .
[0016]
In this case, for example, in a sporting event such as a run that lands from the outer side of the heel of the foot and takes off from the inner side of the forefoot, each connection bar of the buffer structure is connected to the bending line of the foot. Therefore, it is easy to bend along the bending line of the foot, thereby realizing a shoe suitable for such a sporting event.
[0017]
In the invention of claim 4, the direction of arrangement of each connecting bar is arranged along the bending line of the front foot portion of the foot during running. In the invention according to claim 5, the arrangement direction of each connecting bar is arranged along the bent line of the forefoot part of the kick foot at the time of follow-through at the time of golf swing.
[0018]
In the invention of claim 6, the bottom surface of the forefoot portion of the outsole is made of a transparent resin. In this case, the buffer structure can be seen from the bottom side of the outsole, and the visual effect can be enhanced.
[0019]
In the invention of claim 7, a vent hole is formed in the forefoot portion of the outsole. The outside air can be introduced into the shoe through the vent hole, and thereby the shoe can be ventilated. Moreover, since the buffer structure has a large number of voids in its structure, it is advantageous in that the shoes are ventilated.
[0020]
The outsole structure of a shoe according to the invention of claim 8 includes at least a forefoot portion of the outsole having a recess that opens at least downward and a buffer structure disposed in the recess. The buffer structure is formed by connecting a plurality of corrugated sheets extending in a strip shape substantially in the front-rear direction and arranged in parallel in the width direction, and the width of the buffer structure crossing each corrugated sheet in the width direction. It is comprised from the some connection bar extended substantially linearly over the whole direction , and the bottom face of each waveform of each corrugated sheet | seat of a buffer structure forms the bottom face of an outsole.
[0021]
In this case, since the buffer structure is exposed on the bottom surface of the outsole, a large amount of outside air can be introduced into the outsole, thereby improving the breathability of the shoe.
[0022]
In the invention of claim 9, the opposing surfaces of the corrugated sheets adjacent in the width direction are arranged without a gap.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
1 to 6 are views for explaining an outsole structure according to an embodiment of the present invention, and FIG. 1 is a plan view of an outsole (here, for the right foot of a shoe) including a buffer structure. 2 is a cross-sectional view taken along the line II-II in FIG. 1, FIG. 3 is a partial perspective view of the shock absorbing structure, FIG. 4 is a view showing the shock absorbing structure together with the bending line of the foot during running, and FIG. FIG. 6 is a diagram showing a peeling line of a kick foot (here, the right foot) at the time of follow-through of a golf swing.
[0024]
As shown in FIG. 1, the outsole 1 has an outsole body 10 that extends over the entire length of the shoe. A through hole 10a in the vertical direction (the vertical direction in FIG. 1) is formed in the forefoot portion of the outsole body 10. The buffer structure 2 is disposed in the through hole 10a.
[0025]
As shown in FIG. 2, a plate-shaped midsole 11 is disposed above the buffer structure 2, and an outsole plate 12 is disposed below the buffer structure 2. It is sandwiched by the sole 11 and the outsole plate 12 from above and below. Occlusion other words, in FIG. 1, the through hole 10a of the outsole body 10, a Middoso Le 1 1 located above, by the outsole plate 12 disposed downwardly from the midsole 11 at a predetermined gap The buffer structure 2 is disposed in the gap. In FIG. 1, the midsole 11 is omitted.
[0026]
As shown in FIG. 3, the buffer structure 2 connects the plurality of corrugated sheets 20 extending in a strip shape and arranged in parallel to each other and the corrugated sheets 20, and extends substantially linearly across the corrugated sheets 20. A plurality of connecting bars 21 are included.
[0027]
Each corrugated sheet 20 has a sinusoidal wave shape, and the corrugated phase of each adjacent corrugated sheet 20 is offset by π (ie, ½ wavelength). As shown in FIG. 2, each connecting bar 21 is disposed at a location where the corrugated sheets 20 intersect with each other when viewed from the front.
[0028]
The buffer structure 2 is molded by an injection molding method using a thermoplastic material such as thermoplastic polyurethane (TPU) or polyamide elastomer (PAE). Or you may make it shape | mold by the compression molding method etc. using thermosetting materials, such as an epoxy resin and unsaturated polyester resin, for example.
[0029]
As shown in FIG. 1, each corrugated sheet 20 has a wave-like wavelength substantially constant between the corrugated sheet 20 on the inner shell side and the corrugated sheet 20 on the outer shell side (that is, the connecting bars 21 are mutually connected). The wavelength of the wave shape gradually increases from the inner corrugated sheet 20 toward the outer corrugated sheet 20 (that is, each connecting bar 21 is arranged in a fan shape). The region is provided continuously. In the example of FIG. 1, the arrangement | positioning direction of each connection bar 21 is arrange | positioned along the bending line of the leg | foot at the time of running.
[0030]
This will be described with reference to FIGS.
Figure 4 shows the positional relationship between the direction of arrangement of the connecting bar 21 of the bending of the running time of the foot line B _R and the buffer structure 2. FIG. 5 shows a state where the entire sole is in contact with the grounding surface during running, and the foot gradually moves away from the grounding surface (that is, the grounding area of the sole is separated from the grounding surface). This is a time series overlay of the contact area of the sole (that is, a peel diagram).
[0031]
Seeking bending line B _R foot based on the peel line in FIG. 5, are shown together in FIG this. On the other hand, the bending line B _R in FIG. 4 is obtained by posted in FIG bending line B _R of the foot was determined from FIG. As apparent from FIG. 4, the laying direction of the connecting bar 21 it is seen to be very good agreement with the bending line B _R of the running time of the foot.
[0032]
In the outsole structure having such a configuration, when an impact load acts on the forefoot portion of the outsole 1, the impact load acts on the buffer structure 2 via the midsole 11 and / or the outsole plate 12. . At this time, the corrugated crest 20 of each corrugated sheet 20 is deformed so as to sink downward, and the trough is deformed so as to be lifted upward, and the impact load is absorbed by such corrugated deformation. The At this time, the connecting bar 21 is twisted by each corrugated sheet 20 to be deformed, so that the connecting bar 21 acts as a torsion bar. Can be absorbed more effectively.
[0033]
In this case, since the connecting bar 21 that connects the corrugated sheets 20 extends substantially linearly across the corrugated sheets 20, the corrugated sheets 20 are deformed when the buffer structure 2 is deformed. In addition, the connection bar 21 itself has no discontinuous portion and has a structure in which stress concentration hardly occurs. Thereby, durability of the buffer structure 2 can be improved.
[0034]
Further, in this case, since the phase of the waveform of each corrugated sheet 20 is offset by π, the top of the corrugated peak of each corrugated sheet 20 is within the loading surface of the buffer structure 2, and accordingly It becomes possible to arrange the midsole 11 and the outsole plate 12 almost uniformly in the loading surface.
[0035]
Further, in this case, since the direction of arrangement of the connecting bar 21 is disposed along the curved line B _R of the running time of the foot, the outsole 1 along the direction of arrangement of the connecting bar 21 in the running time There by bending enables bent along the bending line B _R of the foot, thereby, possible to realize a suitable shoes to running.
[0036]
The outsole plate 12 may be made of a transparent resin. In this case, the buffer structure 2 can be seen from the bottom surface side of the outsole 1 through the outsole plate 12, and the visual effect can be enhanced.
[0037]
The midsole 11 and the outsole plate 12 may have a plurality of vent holes. In this case, the outside air can be introduced into the shoe through the vent hole, and thereby the shoe can be ventilated. Moreover, since the buffer structure 2 has many vacant spaces on the structure, it is advantageous at the point which ventilates shoes.
[0038]
In the said embodiment, although the buffer structure 2 showed the example clamped by the midsole 11 and the outsole plate 12, application of this invention is not limited to this. A recess that opens at least downward may be formed in the forefoot portion of the outsole 1, and the buffer structure 2 may be disposed in the recess. In this case, the bottom surface of each corrugated sheet 20 constituting the buffer structure 2 forms the bottom surface of the outsole 1.
[0039]
In this case, since the buffer structure 2 is exposed on the bottom surface of the outsole 1, a large amount of outside air can be introduced into the outsole, thereby improving the breathability of the shoe.
[0040]
Moreover, you may make it arrange | position the arrangement | positioning direction of each connection bar 21 of the buffer structure 2 along the bending line of the front leg part of the kick leg at the time of the follow through in the case of a golf swing.
[0041]
FIG. 6 shows the periphery of the ground contact area of the sole when the entire foot sole of the kicking foot is in contact with the ground contact surface during the follow-through of the golf swing and the foot gradually moves away from the ground contact surface. It is the peeling diagram superimposed on time series. A foot bending line _BG is obtained based on the peel line in FIG. 6, and this is also shown in the figure. This to match the bending line B _G, by setting the direction of arrangement of the connecting bar 21 of the buffer structure 2, the outsole 1 along the direction of arrangement of the connecting bar 21 during the follow through of a golf swing There adapted to flex enables bent along the bending line B _G of the foot, thereby, possible to realize a suitable shoe golf.
[0042]
In the buffer structure 2, the converging points of the connecting bars 21 arranged in a fan shape are not limited to one, and may be plural. Of the two focusing points, one focusing point may be disposed on the inner side, and the other focusing point may be disposed on the outer side.
[0043]
Moreover, in the said embodiment, although the buffer structure was arrange | positioned only at the forefoot part of the outsole, application of this invention is not limited to this, The buffer structure is applied not only to this but also to the buttocks. A body may be provided.
[0044]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since the connecting bar for connecting the corrugated sheets of the buffer structure extends substantially linearly across the corrugated sheets, the outsole including the buffer structure having improved durability. There is an effect that the structure can be realized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of an outsole structure including a buffer structure according to an embodiment of the present invention.
2 is a cross-sectional view taken along line II-II in FIG.
FIG. 3 is a perspective partial view of the buffer structure (FIG. 1).
FIG. 4 is a view showing the buffer structure (FIG. 1) together with the bending line of the foot during running.
FIG. 5 is a peeling diagram of the foot during running.
FIG. 6 is a peeled line diagram of a kick foot during follow-through of a golf swing.
[Explanation of symbols]
1: outsole 10: outsole body 12: outsole plate 2: cushioning structure 20: corrugated sheet 21: connection bar B _R: running at the foot bending lines B _G: bending of the foot during the follow through of a golf swing line

Claims

The outsole structure of the shoe,
At least a forefoot part of the outsole includes a recess opening upward, and a buffer structure disposed in the recess,
The cushioning structure comprises a plurality of corrugated sheets arranged in parallel to each other in a substantially longitudinal direction extending in a band shape and the width direction, with connecting the respective corrugated sheet, the buffer respectively across each corrugated sheet in the width direction It is composed of a plurality of connecting bars extending substantially linearly over the entire width direction of the structure ,
Outsole structure of shoes characterized by that.

In claim 1,
The corrugated phase of each corrugated sheet is offset by π relative to the corrugated phase of each corrugated sheet adjacent to each corrugated sheet,
Outsole structure of shoes characterized by that.

In claim 1 or 2,
The corrugated wavelength of each corrugated sheet is different between the corrugated sheet on the inner side and the corrugated sheet on the outer side, and each connecting bar has a portion arranged in a fan shape. Yes,
Outsole structure of shoes characterized by that.

In claim 3,
The arrangement direction of each connecting bar is arranged along the bending line of the front foot part of the foot during running,
Outsole structure of shoes characterized by that.

In claim 3,
The arrangement direction of each connecting bar is arranged along the bending line of the front foot portion of the kick foot at the time of follow-through at the time of golf swing,
Outsole structure of shoes characterized by that.

In claim 1,
The bottom surface of the forefoot portion of the outsole is made of a transparent resin.
Outsole structure of shoes characterized by that.

In claim 1,
The forefoot portion of the outsole has a vent;
Outsole structure of shoes characterized by that.

The outsole structure of the shoe,
At least a forefoot portion of the outsole includes a recess opening at least downward, and a buffer structure disposed in the recess,
The cushioning structure comprises a plurality of corrugated sheets arranged in parallel to each other in a substantially longitudinal direction extending in a band shape and the width direction, with connecting the respective corrugated sheet, the buffer respectively across each corrugated sheet in the width direction It is composed of a plurality of connecting bars extending substantially linearly over the entire width direction of the structure ,
The bottom surface of each corrugated sheet of each corrugated sheet of the buffer structure forms the bottom surface of the outsole,
Outsole structure of shoes characterized by that.

In claim 1 or 8,
Each corrugated sheet is disposed without any gap between the opposed surfaces of the corrugated sheets adjacent to each other in the width direction.
Outsole structure of shoes characterized by that.