JP3933687B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
本発明は機械的な留め手段を具備する使い捨て吸収性物品に関する。
このような使い捨て吸収性物品は欧州公開特許公報第0 321 234号から公知である。
使い捨て吸収性物品において用いられる公知の機械的な留め装置は、後腰領域において着地部材と機械的に係合するフック型のテープタブを備えている。着地部材は、前腰領域に位置し、テープタブのフックと係合して剥離力及び剪断力に対する抵抗力を有する閉鎖装置を形成するループ型材料である。
公知の吸収性物品は、裏シートの領域に設けられていて物品が丸められた廃棄形態に置かれたときにフック型テープタブと係合する着地部材を備えている。
公知の機械的な留め装置の着地部材の為に用いられたループ型材料は比較的高価な材料である。
ループ型材料の別の小片又は細長片を裏シートに加えることの欠点は、吸収性物品を作るための製造工程の複雑さを増加させることである。
更に、前腰領域が伸縮性を有しているか、弾性的に伸長可能な材料で作られていて、前腰領域における材料が皺を寄せられている時には、ループ型材料の別の小片又は細長片を前腰領域で吸収性物品の衣類対面側に取り付けることが難しい。ループ型材料の非弾性の小片は前腰領域の弾性を損なうことがある。
従って、本発明の目的は、簡単な構造であって安価である機械的な閉鎖装置を有する吸収性物品を提供することである。
本発明のさらなる目的は、伸縮性のある腰領域の伸縮性を損なうことなく腰領域の一部に効果的かつ確実に粘着することが出来るか又は上記一部であることが出来るループ型の機械的な着地部材を有する吸収性物品を提供することである。
発明の要約
本発明に従った吸収性物品は、衣類対面側及び使用者対面側と、2つの長手方向側と、前横断縁と、この前横断縁に沿って配置された前腰領域と、後横断縁と、この後横断縁に沿って配置されている後腰領域とを有している裏シートを備えている。物品の機械的な留め装置は、後腰領域に配置された少なくとも2つのフック型留め部材を備えている。フック型留め部材と機械的に係合するための着地部材は前腰領域に配置されている。内層が、前腰領域内の裏シートの使用者対面向側の少なくとも一部分を覆う。内層は前腰領域の折り線に沿って2重に折り重ねられて外側へ衣類対面側に向かい裏返されて着地部材を形成する。内層の材料はフック型留め部材と機械的に係合するのに適合されている。取付手段が、裏シートに対し2重に折り重ねられた状態に内層の前腰縁の領域を維持するために設けられている。そして、内層が前腰領域に沿って配置されている弾性要素によって収縮される。
内層は裏シートの前横断縁を越えて延出することができ、裏シートの前横断縁に沿って裏シート上に2重に折り重ねられることができる。また、内層は裏シートとともに延出することができ、裏シート及び内層の両者は前腰領域で2重に折り重ねられる。
裏シートの使用者対面側に配置されている内層を外側に裏返すことによって、着地部材は容易に得られる。おむつ製造で通常用いられている材料以外には、追加のループ型材料を取り付けて着地部材を形成する必要はない。
内層の材料によって形成された着地部材は柔軟であり、着用者の動きに従うよう弾性的に収縮することができる。前腰領域における着用者の体型に対する本発明に従ったループ型留め部材の適合は、着用者の腰の回りにおける物品のしっかりした適合を創出する為に弾性要素が前腰領域に配置されている時に特に利点がある。
例えば繊維製不織層を備えた内層は吸収性の核を覆う表シートであってよく、あるいは表シートと裏シートの間に配置されて吸収性の核の前横断縁からの漏れを防止する遮蔽を形成する層(いわゆる腰密封層)であることもできる。また、内層は、吸収性の核の下に配置されて前腰領域において裏シートとともに延出する層であってもよく、あるいは吸収性の核を包む高湿潤強度ティッシュであってもよい。内層として通常採用されている不織材料と適合するようフック型留め部材を選択することによって、吸収性物品を着用者に留めるようフックは内層と機械的に係合することが出来る。
比較的小さな表面の凹凸を有する繊維製の内層の為には、比較的小型で鋭く尖ったフックが、このような内層と係合することが出来るフック型留め部材のフック型材料として要求される。表面に比較的多数の突出したループを備えている不織シート又はティッシュの為には、このようなシート又はティッシュとの機械的な取り付けを得る為にフック型材料のフックは寸法が大きく比較的に柔軟であることができる。また内層の表面の織りは、適切な留めを達成するように所定の型のフック留め材料に合致するものを選択することができる。内層を機械的に処理して所望の表面特性を与えることができる。この表面特性は所定の型のフック材料に対する適切な取付を保証する。
本発明に従った吸収性物品の1つの実施例では、弾性要素を前腰縁に沿って内層、例えば表シートに設けることができる。着地部材の領域に弾性要素を用いると、着地部材の材料が収縮されて皺を形成し、皺によってフック型留め部材のフック材料との取り付けが改善されるという利点がもたらされる。
裏シートは不織材料、熱可塑性フィルム、又は不織材料と熱可塑性フィルムとの積層により構成されることができる。裏シートは弾性材料により形成されることも出来る。表シートと裏シートとの間に配置された追加の層があってもよい。
本発明に従った物品のもう1つの実施例では、少なくとも2つの切り込みが裏シート及び内層を貫いて前腰縁から後腰縁の方向に延びている。ここにおいては、切り込みの間に延びる裏シートの前腰領域の部分が2重に折り重ねられる。
これらの切り込みに沿って裏シートを2重に折り重ねることによって、前腰領域の低い切り込み折り線を得ることが出来る。この折り線は、いわゆる「下方動き区画(low motion zone)」において着用者の腹の下で良く適合する。多数の切り込みは前腰縁から内側に凹んでいる折り線へと向かい半径方向に延びて、夫々が凹んだ折り線に沿って折り返されている多数の裏シート材料区域が形成されることが好ましい。このようにして、所定の形状の前横断縁及び着地部材が同時に形成される。
本発明に従った吸収性物品の1つの実施例では、後腰領域における長手方向側は丸い区域を有する。この区域は、物品が着用者につけられた時に、前腰縁の折り線と合致する。
長手方向縁の丸い区域と、低く切断された前腰領域との組み合わが、着用者の腹の回りへの快適な適合の為の空間を創出する。
追加のフック型留め要素が前腰領域に設けられていて、後腰領域のループ型材料と係合することが好ましい。追加のフック型留め要素を前腰領域の2重の折返し区域の比較的低い位置に設けることにより、これらの追加のフック型留め要素が横断側の丸い縁の下に置かれ、前腰領域での裏シートの材料を拡幅しなくとも、これら追加のフック型留め要素の適切な留めが許容される。
【図面の簡単な説明】
添付された図面を参照して本発明が詳細に述べられる。図面中で:
第1図は、本発明に従った着地部材を備えている使い捨ておむつの部分的に切り欠かれた斜視図であり;
第2図は、後横断縁と平行な横断線に沿った第1図のフック型留め部材の横断面図であり;
第3図乃至第8図は、本発明に従った着地部材の異なった実施例の長手方向中心線と平行な横断線に沿った前腰領域の横断面であり;
第9図乃至第11図は、前横断縁から折り線に向かって延びる多数の切り込みを有する吸収性物品の衣類対面側の斜視図であり。
第12図は、多数の伸長可能な平行な波を有するシートの部分平面図であり;
第13図は、前腰領域が第12図に示されている如き平行な波を備えている吸収性物品の衣類対面側を示す斜視図であり;そして、
第14図は、本発明に従った使い捨て吸収性物品が着用者に装着された時の斜視図である。
発明の詳細な説明
本発明の機械的な閉鎖装置は、使い捨て吸収性物品に適用されると、有用かつ便利である。ここで用いられる「使い捨て吸収性物品」という用語は、身体の排泄物を吸収し収容する物品に関係し、より詳細には、着用者の身体に載置されるか身体の近くに配置されて身体から排出される種々の排泄物を吸収して収容し、かつ1回の使用後に捨てることになっている(すなわち、洗濯されたりあるいは他の方法で元通りにされたり再使用されることがない)物品に関係する。本発明の使い捨て吸収性物品の好ましい実施例はおむつ20である。ここで用いられる「おむつ」という用語は、一般的に幼児又は失禁者により着用され、脚の間に引き上げられて着用者の腰の回りで留められる衣類に関する。本発明が容易に適合される、おむつの種々の例は、ダンカンその他(Duncan et al.)に対し発行され上に引用された米国再発行特許第26,1 51号明細書、及び1975年1月14日付けでケネス・ビー・ビューエル(Kenneth B.Buell)に対し発行された「使い捨ておむつのための収縮可能な側部(Constractable Side Portions for Disposable Diaper)」と名付けられている米国特許第3,860,003号明細書中に開示されている。
ここに図示され記述された機械的な留め装置がこうしたおむつの本体部に適用できることは、以下の記述から明らかになる。他方、本発明がいかなる特定のおむつ構造又は形態に限定されるものではないことは理解されるだろう。
図面を参照すると、第1図は、おむつの利用者によっておむつの着用者に載置される以前の本発明のおむつ20の部分的に切り欠かれた斜視図である。第1図において見ることが出来るように、好ましいおむつ20は、本体部分22及び留め装置24を備えている。好ましい本体部分22は、液体透過性の表シート26と、吸収性の核28と、液体不透過性の裏シート30と、そしてサイドフラップ34及び1個又はそれ以上の弾性部材36を具備している弾性的に収縮可能な脚折り返し32と、を備えている。表シート26と、吸収性の核28と、裏シート30と、サイドフラップ34と、弾性部材36とは種々の周知の形態に組み合わせることができるが、好ましい使い捨てのおむつの形態は、1975年1月14日付けでケネス・ビー・ビューエル(Kenneth B.Buell)に対し発行された上述した米国特許第3,860,003号明細書中に一般的に図示され記載されている。
第1図は本体部分22の好ましい実施例を示しており、ここにおいては表シート26及び裏シート30が共に延出していて、吸収性の核28の長さ及び幅の寸法よりも大きな長さ及び幅の寸法を有している。表シート26は裏シート30に重複されていて、これにより本体部分22の周辺38を形成している。この周辺38は本体部分22の外周、換言すれば、外側の縁を規定する。周辺38は長手方向縁40と、後横断縁42と、そして折り線49とを備えており、折り線49に沿って表シート26及び裏シート30は2重に折り重ねられて着地部材64を形成する。本体部分22は、使用者対面側44及び衣類対面側46を有している。一般的には、おむつ20の衣類対面側46は、後横断縁42からおむつの折り線49に向かい延出しているとともに一方の長手方向側40から他方の長手方向側40へと延出していて、おむつ20の使用中に着用者から最も離れている表面である。おむつ20中に備えられている如何なる層の衣類対面側も、使用中に着用者から最も遠い層の側である。裏シート30が用いられるとき、裏シート30は本体部分22の衣類対面側46の大部分を形成する。使用者対面側44は、おむつ20において衣類対面側46の反対側の面であり、図示した実施例では表シート26によって形成されている。一般的には、おむつ20の使用者対面側44は衣類対面側46ととともに延出した面であり、おむつ20が着用された時は着用者と大部分が接触する。おむつ20中に備えられているいかなる層にとっても、使用者対面側は使用中に着用者に最も接近して配置された層の側である。
おむつ20は第1の端領域48及び第2の端領域50を有している。前者は後横断縁42からおむつ20の横断中心線に向かって延び、後者はおむつ20の周辺38の折り線49からおむつ20の横断中心線に向かって延びている。第1の端領域48及び第2の端領域50の両者はおむつ20の長さの約半分の距離だけ延びていて、これら端領域はおむつ20の半分ずつを備えている。
第1の端領域48及び第2の端領域50の両者は複数の区画51を有している。これらの区画51は、おむつ20が着用者の腰の回りにしっかり留められた時に重複する第1の端領域48及び第2の端領域50の部分である。端領域同士が重複する程度、そして従って区画51が形成される程度、は、おむつ20の全体の寸法及び形状と着用者の寸法とに従属する。
本体部分22の吸収性の核28は、一般的に収縮可能で快適で着用者の皮膚に対し刺激せず、液体及び身体の或る排泄物を吸収し保持することができるいかなる手段であることが出来る。吸収性の核28は種々様々な寸法及び形状(例えば矩形、砂時計形、非対称等)に製造されることが出来、おむつ及び他の使い捨ての吸収性物品で通常用いられる種々様々な液体吸収性材料、例えば、一般にはエアフェルト(airfelt)と呼ばれる粉砕された木材パルプ、から製造することが出来る。他の適切な吸収性材料の例は、皺が付けられたセルロース詰綿、吸収性発泡体、吸収性スポンジ、超吸収性ポリマー、吸収性ゲル化材料、又はいかなる等価の材料、またはこれらの材料の組合せ、を含む。しかし乍ら、吸収性の核28の全吸収容量は、おむつ20の使用目的おいて設定された排泄物負荷に対応するようにすべきである。更に、吸収性の核28の寸法及び吸収容量は、幼児から大人までの範囲に渡る着用者に適用するよう変えることが出来る。
吸収性の核28は、1986年9月9日付けでポール・ティー・ワイスマン(Paul T. Weisman)及びスティーヴン・エー・ゴールドマン(Steven A. Goldman)に対して発行された「高密度吸収性構造体(High-Density Absorbent Structure)」と名付けられた米国特許第4,610,678号明細書中に記載された形態の如き吸収性材料の単一層を備えることが出来る。、吸収性の核28の好ましい実施例は、1987年6月16日付けでポール・ティー・ワイスマン(Paul T. Weisman)、ドーン・アイ・ホートン(Dawn I. Houghton)及びデール・エー・ゲラート(Dale A. Gellert)に対して発行された「2重層核を伴った吸収性物品(Absorbent Article With Dual-Layered Cores)」と名付けられた米国特許第4,673,402号明細書中に一般的に記載された如き好ましい形態の2重層の吸収性核であり、この2重層の吸収性核は非対称形状の上層52及び下層54を有している。上層52は好ましくは、親水性繊維材料によって第1に構成された液体収集/分配層として機能する。下層54は、親水性繊維材料と吸収性ゲル化材料(ヒドロゲル(hydrogel)材料)の粒子との混合物から構成される液体貯蔵層として機能する。
上層52と下層54の両者は好ましくはティッシュ層中に包まれた吸収性層を備えている。しかしながら、上層52又は下層54の寸法、形状、形態及び全吸収容量は子供から大人に渡る着用者の範囲に適用するよう変えることが出来ることを理解すべきである。従って、上層52及び下層54の両者の寸法、形状及び形態は変えることが出来る(例えば、上層又は下層は種々の厚さ、親水性勾配、迅速な捕捉区域を有することができるか、あるいは吸収性ゲル化材料を含むこともできる)。
吸収性の核28は裏シート30に重ね合わせられており、例えば感圧接着剤、ホットメルト接着剤又はその他の接着剤;超音波接着;あるいは加熱/圧力密封の如き当該技術分野で良く知られている如き核取付手段55によって裏シート30結合されているのが好ましい。吸収性の核28は、接着剤の均一な連続層、接着剤の配列層、接着剤の破線又はスポットのいかなる列によっても裏シート30に固定されることが出来る。そして、満足出来ると分かっている接着剤は、テネシー州キングスポート(Kingsport)のイーストマン・ケミカル・プロダクツ社(Eastman Chemical Products Company)により製造され「イーストボンドA−3(Eastobond A-3)」の商品名で流通されているホットメルト接着剤、あるいはオハイオ州コロンバス(Columbus)のセンチュリー・アドヒーシブズ有限責任会社(Century Adhesives,Inc.)により製造され「センチュリー5227(Century 5227)」の商品名で流通されているホットメルト接着剤であるのが好ましい。核取付手段55は、1986年3月4日付けでジェイムズ・エー・ミネトラ(James A. Minetola)及びデイヴィッド・アール・タッカー(David R.Tucker)に対し発行された「使い捨て廃棄物閉込め衣類(Disposable Waste-Containment Garment)」と名付けられた米国特許第4,573,986号明細書中にに示されている如き接着剤の糸状の開放配列網目を備えていることが好ましい。
裏シート30は液体不透過性であり薄いプラスチックフィルムから製造されることが好ましいが、他の柔軟な液体不透過性材料もまた使用されることが出来る。裏シート30は、吸収性の核28に吸収され含有された排泄物がベッド用シーツ及び下着の如きおむつ20と接触する物品を汚すことを防止する。裏シート30は好ましくは、0.012mm(0.5mil)乃至0.051mm(2.0mils)の厚さを有するポリエチレンフィルムであるが、しかしながら他の柔軟な液体不透過性材料も使用することが出来る。ここで用いられている「柔軟(flexible)」という用語は、従順であって人体の一般的な形状及び輪郭に容易に合致する材料に引用される。
適切なポリエチレンフィルムは、モンサント・ケミカル株式会社(Monsanto Chemical Corporation)により製造されフィルムNo. 8020として流通されている。裏シート30は、より布状の外観を創出する為に、浮き彫り加工され及び/又は艶消し仕上げされるのが好ましい。更に、裏シート30は、排泄物が裏シート30を通過することを防止しつつ吸収性の核28から水蒸気が脱出することは許容させることが出来る。
裏シート30の寸法は、吸収性の核28の選択された寸法と厳密なおむつの設計とによって決められる。好ましい実施例では裏シート30は、おむつの周辺38の全体の近傍に少なくとも1.3cm乃至2.5cm(0.5乃至1.0インチ)の最小距離だけ吸収性の核28を越えて延出している変形した砂時計の形状を有している。
本発明の本体部分22の表シート26は、着用者の皮膚に対して従順で柔らかな感じで刺激をしない。更に、表シート26は、その厚さを通過して液体を即座に侵入させることを許容する液体透過性である。適切な表シート26は、多孔性発泡体、網状発泡体、穿孔フィルム、天然繊維(例えば木質繊維又は綿繊維)、合成繊維(例えばポリエステル繊維又はポリプロピレン繊維)の如き広範囲の材料から、あるいは天然繊維と合成繊維との組合せから、製造することが出来る。着用者の皮膚を吸収性の核28に保持されている液体から離すために表シート26を親水性材料で作ることが好ましい。
特に好ましい表シート26は、デラウェア州ウィルミントン(Wilmington)のハーキュリーズ有限責任会社(Hercules,Inc.)により流通されているハーキュリーズタイプ151(Hercules Type 151)ポリプロピレン繊維の如き約1.5デニールを有したステープル長さ(staple length)ポリプロピレン繊維を備えている。ここで用いられる「ステープル長さ繊維(staple length fibers)」という用語は、少なくとも15.9mm(0.625インチ)の長さを有している繊維を引用する。
表シート26を製造するために用いることが出来る多くの製造技術がある。例えば、表シート26は織られているか、織られていないか、スパンボンド(spunbonded)されているか、カーディング(carded)されているか、ハイドロフォーミング(hydroformed)されているか、またはこれらと同様のことをされていることが出来る。好ましい表シート26は繊維技術の当業者にとって周知の手段によってカーディングされていて加熱接着されている。好ましくは表シート26は、平方メートル当たり15乃至約30gの基本重量と、縦方向(machine direction)における1センチメートル当たり少なくとも400gの最小乾燥引張り強さと、そして横方向(cross-machine direction)における1センチメートル当たり少なくとも55gの湿潤引っ張り強さと、を有している。
表シート26及び裏シート30は、おむつ製造技術において周知であるいかなる適切な方法によって相互に結合されている。ここで用いられている「結合(associated)」という用語は、表シート26を直接裏シート30に取り付けることによって表シート26が直接的に裏シート30に結合される形態や、表シート26を介在部材に取り付け、さらに介在部材を裏シート30に取り付けることによって表シート26が間接的に裏シート30に結合される形態を包含している。好ましい実施例では、表シート26及び裏シート30は接着剤又は当該技術分野で知られている如き他の取付手段のようなフラップ取付手段56によっておむつの周辺38において相互に直接結合されている。一般的には、吸収性の核28を裏シート30に取り付ける核取付手段55は、表シート26を裏シート30に取り付けるフラップ取付手段56と同一の手段である。かくして、例えば、上述した米国特許第4,573,986号明細書中に示されていた如き、接着剤の均一な連続層、接着剤の配列層、接着剤の破線又はスポットの列、あるいは接着剤の糸状の網目を使用することが出来る。
弾性的に収縮可能な脚折り返し32は、本体部分22の周辺38に隣接して、好ましくは各長手方向縁40に沿い、配置されていて、この結果として、脚折り返し32は着用者の脚に対しおむつ20を引っ張って保持する。脚折り返し32はおむつの技術分野で周知の複数のいかなる手段も備えることが出来るが、特に好ましい脚折り返し構造は、前に引用された米国特許第3,860,003号明細書中に詳述されていた如き、サイドフラップ34及び1個又はそれ以上の弾性部材36を備えている。更に、弾性的に収縮可能な脚折り返しを有している使い捨ておむつを製造するために適切な方法及び装置は、1978年3月28付けでケネス・ビー・ビューエル(Kenneth B.Buell)に対し発行された「使い捨て吸収性物品の所定の隔離部分に対して個別に引き伸ばされた弾性ストランドを連続的に取り付ける為の方法及び装置(Method and Apparatus For Continuously Attaching Discrete, Stretched Elastic Strands to Predetermined Isolated Portions of Disposable Absorbent Articles)」と名付けられた米国特許第4,081,301号明細書中に記述されている。
好ましい実施例では、弾性的に収縮可能な脚折り返し32は、サイドフラップ34と1本の弾性紐を備えている弾性部材36とを備えている。
おむつ20には側閉鎖装置を形成する為の留め装置24が設けられている。かくして、おむつ20は着用者に適合され、第1の端領域48及び第2の端領域50はおむつ20が着用された時に重複した形態を維持される。第1図に示された如き本発明の好ましい実施例では、留め装置24は:テープタブ60及びフック型留め要素62を備えていることが好ましく、第1の端領域48の後腰領域98で本体部分22の長手方向側40の夫々に隣接して配置されている留め部材58と;フック型留め要素62に係合可能であって、前腰領域94で本体部分22の外側表面に配置されている着地部材64と;を備えている。着地部材64は、折り線49の回りに表シート26及び裏シート30を折り畳み、裏シート30の2重になった前腰領域を裏シート30の主要部分に取付手段90によって取り付けることにより形成される。おむつ20を使い捨ての形態に固定出来ることを許容しておむつ20の使い捨ての便利さを創出する為の、追加の留め/使い捨て手段68をテープタブ60に取り付けることができる。
個々の留め部材58は、おむつ20の為の確実な側閉塞装置を創出する為に着地部材64と係合する機械的な留め手段を提供することを意図している。
留め部材58は、おむつ20の本体部分22上に配置されたフック型留め要素と粘着取付手段との組合せを備えている。個々の留め部材58のフック型留め要素62は本体部分に結び付けられており、本体部分22の区画51において25mm幅(すなわち長手方向中心線29に対しほぼ直角)と62.5mmの長さ(すなわち長手方向中心線29に対しほぼ平行)とによる面積を覆うのが好ましい。フック型留め要素62の典型的な実施例は、1987年10月13日付けでジョン・ダブリュー・トゥサン(John W. Toussant)及びマーガレット・エイチ・ハス(Margaret H. Hasse)に対し発行され「改善された側閉鎖装置を有する使い捨ておむつ(Disposable Diaper Having an Improved Side Closure)」と名付けられた米国特許第4,699,622号明細書に記載されている。
第1図1及び第2図に示されている如く、留め部材58は最も好ましくはテープタブ60を備えている。周知の形態及び構造のいかなるテープタブも使用することが出来る。好ましいテープタブ60は、英国特許第1458566号明細書に詳述された如きY字形状のテープタブである。また他の好ましいテープタブが、対応欧州特許出願第87300450.1明細書中に詳述されている。
特に好ましいテープタブ60が第2図に図示されており、留め表面70及び裏打ち表面72を有している。留め表面70は、本発明の着地部材64と係合するよう設計されているテープタブ60の表面である。かくして、テープタブ60の留め表面70は、本体部分22の衣類対面側44にほぼ対応している。裏打ち表面72は留め表面70の反対側の表面であり、本体部分22の外側表面46にほぼ対応している。裏打ち表面72はかくしておむつ20の着用中はほぼ剥き出しになっている。
第2図に図示された好ましいテープタブ60は、1つには製造者の用途を創出する為に本体部分22の使用者対面側44及び衣類対面側46の双方に固定される(なわち、おむつ20の製造中にテープタブ60がおむつ20に取り付けられるのである)。テープタブ60は使用者の用途を形成するもう1つの要素を有する(すなわち着用者にオムツを固定する際に人により結合がなされる)。かくして本発明の好ましいテープタブ60は、少なくとも3つの要素、すなわち、第1の固定部分74と、第2の固定部分76と、連結部分78とを有している。第1の固定部分74は、本体部分22の使用者対面側44に取り付けられたテープタブ60の部分である。第2の固定部分76は、本体部分22の衣類対面側46に取り付けられたテープタブ60の部分である。かくして、第1の固定部分74及び第2の固定部分76は、テープタブ60の製造者の用途を形成する。連結部分78は、おむつ20を着用者に固定する際に使用者によっておむつ20の他の部分、通常は着地部材64、に取り付けられるテープタブ60の部分である。かくして、連結部分78は使用者の用途を形成する。更に、第2の固定部分76の外表面と連結部分78の外表面とがテープタブ60の裏打ち表面72を形成し、第1の固定部分74の内表面と連結部分78の内表面とはテープタプ60の留め表面70を形成する。
本発明の好ましいY字形状のテープタブ60は幾つかの方法で構成することができる。第1の固定部分74、第2の固定部分76,及び連結部分78の夫々は、結合領域において本体部分22の長手方向縁40に隣接して接しかつ結合された別々のテープであることが出来る。テープタブ60の為のより実際的な構造はの1つは、連結部分78と、第1の固定部分74又は第2の固定部分76のいずれかとがテープ材料の単一の細長片であることである。連結部分78が第2図に示されている如く第2の固定部分76と一体であるならば、第1の固定部分74は、組み合わされた連結部分78及び第2の固定部分76とに本体部分22の長手方向側40に隣接して取り付けられた別個の要素である。
第2図はまた、テープタブ60を本体部分22に固定するためのタブ取付手段を示している。これらのタブ取付手段は適切な接着を生じさせるいかなる取付手段であり、好ましくは接着剤の技術分野における当業者にとって周知のいかなる感圧接着剤である。第1の固定部分74の外表面は、第1のタブ取付手段80によって本体部分22の使用者対面側44に取り付けられている。第2の固定部分76の内表面は、第2のタブ取付手段82によって本体部分22の衣類対面側46に取り付けられている。連結部分78には、好ましくは第2のタブ取付手段82によって(もしも連結部分78が第2の固定部分76とは別個の要素である場合には第3のタブ取付手段によって)連結部分78と結合されている第1の留め要素62が設けられている。しかしながら接着取付手段を第1の留め要素62に独立して載置することが出来るとともに連結部分78に結合された組み合わせられた材料に載置することが出来る。
テープタブ60の為の好ましい材料は、ミネソタ州セントポール(St. Paul)のミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー(Minnesota Mining and Manufacturing Company)から入手可能なテープコード番号XPF14.43.0、Y−9376又はY−9030の如きテープ材料を備えている。実施例におけるテープ材料は好ましくは、テープ材料上に配置されたポリエチレンに接着する為に仕立てられたタブ取付手段を有しているポリエチレンフィルムである。テープタブ取付手段はおむつの他の部分との適切な接着を提供するいかなる接着剤をも備えることが出来、好ましくは当業者に周知であるいかなる感圧接着剤である。好ましいタブ取付手段は、ミネソタ州セントポール(St. Paul)のミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー(Minnesota Mining and Manufacturing Company)から入手可能なコード番号XPF1.42.34の如き感圧接着剤である。
第2図に図示されている如く、テープタブ60はまた連結部分78中の末端縁71に握片83を有することが出来る。握片83は、連結部分78の末端縁71の小さな余地の上に折り畳み、それを自身に取り付けることによって形成されることが出来る。このことが、おむつ20が着用者に適合され取り付けられた時におむつの使用者により掴まれることがより容易な端を連結部分28に形成する。握片83は、連結部分78が第1の固定部分74に重ね合わされた時に使用されと最も有益である。
本発明のフック型留め要素62はフック留め材料84を備えている。ここで用いられる用語「フック留め材料」は係合要素86を有している材料を指摘する為に用いられる。「フック」とい用語の使用は、係合要素86が相補的な第2の留め要素66に係合するよう適合されている限りでは、当業界において周知であるいかなる形状を備えるという意味を限定すべきではないことを、理解すべきである。図示の如く、フック留め材料84は好ましくは、第1の表面と第2の表面とを有した基礎88と、基礎88の第1の表面から延出している複数の係合要素86と、を備えている。係合要素86の各々は、基礎88の第1の表面上の一端に支持されている軸と、基礎88とは反対側における軸の端に位置した拡大された頭部と、を備えていることを示されている。
本発明のフック留め材料84は、繊維材料の繊維要素を裏シートの使用者対面側44で係合させることを意図しており、繊維材料は例えば表シート26又は腰遮蔽装置91によって形成されることが出来る。かくして、フック留め材料84を幅広い範囲の材料から製造することができる。適切な材料は、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン又はこれらの材料のいかなる組み合せを含む。適切なフック留め材料84は、ミネソタ州セントポール(St. Paul)のミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー(Minnesota Mining and Manufacturing Company)から入手可能な「スコッチメイト(Scotchmate)」銘柄番号FJ3402により指摘され市場で入手可能な材料の如き織られている裏打ちから突出している多数の整形された係合要素86を備えている。この係合要素86はまた、T字形状または当業界で周知のいかなる他の形状のフックの如き、いかなる形状を有することができる。特に好ましいフック留め材料84は、1987年1月26日に出願された「改善された留め装置を有する使い捨ておむつ(Disposable Diaper Having An Improved Fastening Device)と名付けられたシー・ロック・スクリップス(C. Locke Scripps)の同時係属米国特許出願第07/007,841号明細書中に記載されている。
本発明において使用する為の他の適切なフック型材料は、例えば、ミネソタ州セントポール(St. Paul)のミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー(Minnesota Mining and Manufacturing Company)から参照符号MC5の下で入手可能な押出成形フックであるか、あるいは参照符号CS200及びMC6の下で同社から入手可能な印刷フックである。他の適切なフック型材料は、シャーロット(charlotte)、NC28241の私書箱7505のアプリックス・インコーポレーション(Aplix, Inc.)から参照符号942又は960Eの下で入手可能である。
着地部材64は、例えば繊維製表シート材料の如きループ型材料を備えている。ここで用いられる「ループ型材料」という用語は、着用者の腰の回りに取り付けられたおむつ20を保つために留め部材58のフック型材料と機械的に係合することが出来るいかなる繊維材料を意味することを意図している。適切なループ型材料は米国特許第5,326,612号明細書(グーレ(Goulait))中に記載されている。
本発明に用いられる他の適切なループ型材料は:フランス、モワ・ドゥ・レーヌ(Moy de L'aisne)、リュ・パスツール(Rue Pasteur)、02610のテクスメーユ社(Texmaille S.A.)から入手可能なはけ仕上げループの如き織られた材料;フランス、アネエ(Annonay)、パルク・ダクティヴィテ・ドゥ・マレントン(Parc d'activites de marenton)、B.P.158−07104のティサージュ・ドゥ・クインテナス社(Tissages de Quitenas S.A.)から入手可能な2重編みループ;そしてミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー(Minnesota Mining and Manufacturing Company)から参照符号LLLの下で入手可能な裏打ち無しループを、備えることが出来る。
他の適切なループ型材料はまた、不織材料によって形成される。
一般には、フック型留め部材58及びループ型着地部材64の材料は、フック型材料の30mm幅小片の剥離力が3Nと20Nの間、好ましくは7〜8N、であり、30×13mm寸法のフック型材料の小片の剪断力が10Nと100Nの間、好ましくは約50N、であるように選択されるべきである。
フック型留め部材58によってループ型着地部材64に負荷された剥離力と剪断力を測定する為の試験が以下に記されている。
I. 135°の剥離力試験
この方法は、組み合わされたフック型留め部材とループ型着地部材の、グラム単位の、剥離力を測定する為の手順を記載している。試験中の材料は鋼板そり組立体上に設けられ、135°の一定の剥離角で分離される。
試験中に温度は73±2°Fに維持される。相対湿度は50±2%に制御される。
2インチ×4インチの寸法のループ型材料の小片が、このループ型材料の小片と同じ寸法の両面テープにより2インチ×8インチ×0.06インチの鋼板上に載置される。
1インチ×0.75インチの寸法のフック型材料の小片が、握片83の領域に隣接して、第1図に示されていたテープタブ60と同種のテープタブに取り付けられ、さらにこの試験方法においてはテープタブ60の前縁として引用される。試験中にはテープタブ60の前縁に実際に握片が存在している必要はない。フック型材料のフックがテープタブに対し曲げられるならば、フックは前縁に向かい傾斜するよう配向される。
フック型材料はループ型着地部材の上に載置される。続いて、直径3.25インチ、幅1.75インチ、重さ4.5ポンドのゴム被覆鋼製ローラがテープタブ60の長さ方向に2回前後に転がされる(合計4回の通過)。
フック型材料及びループ型材料が取り付けられた鋼板は、12インチ/分のクロスヘッド速度及び1kgのロードセルを有するように設定されたインストロン(INSTRON)試験装置、4201型中に設置される。
鋼板が、インストロン装置の下顎によって運ばれるそり中に摺動自在に設けられる。
テープタブ60の前縁がインストロン装置の上顎に載置される。
上クロスヘッドが、テープタブ60の前縁をループ型着地部材に対してループ型着地部材から135°の角度で離れるよう引っ張る動きに設定される。ループ型着地部材が設置されている試験鋼板がそりの中でクロスヘッドと連続して下顎に対して相対的に移動されて、テープタブを剥離する全工程の間に135°の一定の角度を維持する。
グラム単位の最大力が少なくとも4つのサンプルのために記録され、平均値が計算される。
II. 180°の剪断試験
この方法は、組み合わされたフック型留め部材とループ型着地部材とのグラム単位の剪断力を測定するための方法を記載している。試験される材料は鋼板上に載置され、180°の一定の剥離角で分離される。
試験中には、温度が73±2°Fに維持される。相対湿度は50±2%に制御される。
2インチ×5インチの寸法のループ型材料の小片が、このループ型材料の小片と同一寸法の両面テープにより2インチ×5インチ×0.06インチの鋼板上に載置される。
1インチ×0.75インチの寸法のフック型材料の小片が、握片83の領域に隣接して、第1図に示されたテープタブ60と同種のテープタブに取り付けられ、さらに試験方法ではテープタブ60の前縁として引用される。試験中には、テープタブ60の前縁に実際に握片がある必要は全然ない。フック型材料のフックがテープタブに対して曲げられているならば、フックは前縁から遠ざかるよう傾くよう配向されている。
フック型材料がループ型着地部材上に載置される。続いて、直径3.25インチ、幅1.75インチ、重さ4.5ポンドのゴム被覆鋼製ローラがテープタブ60の長さ方向に2度前後に転がされる(合計4回の通過)。
フック型材料及びループ型材料が取り付けられた鋼板が、12インチ/分のクロスヘッド速度と、10.0kgのロードセルと、2インチのゲージ長とを有するよう設定されたインストロン(INSTRON)試験装置、4201型の下顎に水平に設定される。
テープタブ60の前縁がインストロン装置の上顎に載置される。
上クロスヘッドが、テープタブ60をループ型着地部材に関して185°の角度でループ型着地部材から離れるよう引っ張る動きに設定される。
最大の引張り力が達成された後に、クロスヘッドを、予めセットされたゲージ長に戻す。
グラム単位の最大力が少なくとも4つのサンプルのために記録され、平均値が計算される。
第3図は、着地部材64が、表シート26と、裏シート30と、表シート26と裏シート30との間に備えられた弾性要素99と、を備えている実施例を示している。表シート26と、裏シート30と、弾性要素99との2重に折り重ねられた組み合わせは、多くの皺を備えている弾性的に伸張可能な着地部材64を形成している。裏シート30の前腰領域94は接着剤90により裏シート30の本体に取り付けられている。接着取付手段90の代わりに、熱接着、超音波接着又は圧力接着を用いて、内側に折り重ねられた位置に裏シート30の前横断縁42′を維持することが出来る。表シート26と、弾性要素99と、裏シート30とは、螺旋状の接着剤配列に形成されることが出来る接着剤連結101,105,106.107,そして108によって全て結合されることが出来る。好ましくは弾性要素99は、2.54cmの伸びにおいて弾性要素の幅の2.54cm当たり20グラムと250グラムとの間の収縮力を発揮する。最も好ましい収縮力は、2.54cmの伸びにおいて2.54cmの幅当たり約150gである。
第4図の実施例においては、弾性要素99は、折り線49に沿った2重の折り重ねの前には、表シート26の使用者対面側44上に配置されている。この場合、弾性要素99はフック型留め部材と係合する為に適合されている伸長可能な不織材料により構成されることが出来る。また、第4図に示す如く、弾性要素99はエラストマーフィルム96と、このエラストマ〃フィルム96に取り付けられた不織層97との積層を備えることが出来る。この場合には、弾性的な積層のエラストマーフィルム96は表シート26に取り付けられていて、弾性的な積層の不織層97は、折り線49に沿って2重に折り重ねられる前は、表シートの使用者対面側に配置されている。前腰領域94が折り線49に沿って2重に折り重ねられた時には、弾性的な積層の不織層97は、外側を向いていて着地部材64を形成している裏シート30の衣類対面側に配置される。
第5図の実施例においては、弾性要素99が下に敷かれている表シート層に取り付けられていない区画110を備えている。表シート26及び裏シート30が前腰領域94の折り線49に沿って2重に折り重ねられると、弾性要素99の取り付けられていない区画110は外方に突出し、使用中に着用者の胃に対応した部分と接触する柔軟で弾性的な腰区画を形成する。
第6図の実施例においては、着地部材64を形成する内層が、核28の下にあり裏シート30の使用者対面側44とともに伸びている層91を備えている。この内層91は、核補強層であることが出来、あるいは核28を包む包含層の下層であることも出来る。
第7図の実施例においては、繊維製腰遮蔽装置92が核28と表シート26との間で前横断領域94に沿って配置されている。腰遮蔽層92は、表シート26及び裏シート30の前横断縁を越えて延出しており、取付手段90によって2重に折り畳まれた位置で裏シート30に取り付けられている。
第8図の実施例においては、表シート26が裏シート30の前横断縁42′を越えて延出しており、前横断縁42′に沿って2重に折り重ねられて着地部材を形成する。折り線49と裏シート30の前横断縁42′とはこの実施例において一致している。
第9図の実施例においては、多数の切り込み111,112,113が裏シート30及び内層91を貫いて前横断縁42′から内側に凹んでいる折り線49に向かい延出している。切り込み111,112,113によって、別々の区画114,115,116及び117が形成されており、各区画は相互に隣接した2つの切り込みの間を延出している。個々の区画の裏シート30及び内層91は折り線49に沿って折り曲げられて、低く切断された前腰領域94を得る。第10図の実施例においては着地部材64が、2つの湾曲した切り込み111,112の間に延びている前腰領域94の2重に折り重ねられた部分によって形成されている。第11図の実施例においては、多数の切り込み111,112,113が長手方向側40にほぼ平行な方向に延出している。個々の区画114,115,116の為の折り線49は横縁42,42′に対してほぼ平行である。折り重ねられた区画114,115,116は段付きの前横断縁となる。前腰領域94の段付きの縁は、輪郭120に沿い切断して内側に凹んでいる腰領域を得ることが出来る。
第12図は、多数の平行な凸部103,104を備えている着地部材64の拡大された平面図を示している。これらの凸部103,104は伸長性を着地部材64に与え、着地部材64の繊維を外側へ突出させ着地部材64に対するフック型留め部材58の機械的な留めを改善させている。第12図の配列は、例えば、第13図に示されている如く表シートが裏シート上に2重に折り重ねられ続いて、米国特許第5,196,000号明細書及び米国特許第5,236,430号明細書中に記載されている如く、2つの相互に噛み合った段付きロールの間に前腰領域94を通過させた後に、設けることが出来る。
第14図は、長手方向側40の丸められた区画121を備えている使い捨て吸収性物品20が着用者に適用された状態を示している。丸められた区画121は折り線49の領域と合致し、丸められた輪郭を形成する。フック型材料122の追加の小片が2重に折り重ねられた着地部材64上に配置されていて、後腰領域98中の使用者対面側(表シート材料)と連結される。フック型材料122の追加の小片が存在していることは、物品20の前端領域48及び後端領域50を着用者の上で適切に重複させる関係に保つのに役立つ。
Claims (10)
- 衣類対面側(46)及び使用者対面側(44)と、2つの長手方向側(40)と、前横断縁(42′)と、この前横断縁(42′)に沿って配置された前腰領域(94)と、後横断縁(42)と、この後横断縁(42)に沿って配置された後腰領域(98)と、を有した裏シート(30)と;
後腰領域(98)中に配置され個々の長手方向側(40)を越えて横断方向に延出している少なくとも2つのフック型留め部材(58)と、フック型留め部材(58)と機械的に係合する為の着地部材(64)と、を備えた機械的留め装置(24)と;
前腰領域(94)内の裏シート(30)の使用者対面側(44)の少なくとも一部分を覆っており、前腰領域(94)の折り線(49)に沿って2重に折り重ねられ裏シート(30)の衣類対面側(46)に返されて着地部材(64)を形成し、フック型留め部材(58)と機械的に係合するよう適合されている、内層(26,91,92,99)と;そして、
内層(26,91,92,99)を2重に折り重ねられた形態に維持する為の取付手段(90)と;
を備えており、
内層(26,91,92,99)が前腰領域(94)に沿って配置されている弾性要素(96,97,99)によって収縮される、
吸収性物品(20)。 - 裏シート(30)及び内層(26,91,92,99)の両者は前腰領域(94)において2重に折り重ねられ、取付手段(90)は2重に折り重ねられた形態に裏シート(30)の前横断縁(42′)を維持している、
請求項1に従った吸収性物品(20)。 - 裏シート(30)を貫く少なくとも2つの切り込み(111,112,113)を備えていて、これらの切り込みは前横断縁(42′)から後横断縁(42)の方向に延出していて、これらの切り込み(111,112,113)の間を延出する裏シート(30)の前腰領域(94)の部分が2重に折り重ねられている、
請求項2に従った吸収性物品(20)。 - 裏シート(30)が、内側に凹んでいる輪郭を形成する折り線(49)に沿って2重に折り重ねられる、
請求項3に従った吸収性物品(20)。 - 内層(26,91,92,99)が裏シート(30)の使用者対面側(44)の少なくとも一部分に連結されていて、内層(26,91,92,99)は裏シート(30)の前横断縁(42′)を越えて延出しているとともに折り線(49)の回りに裏シート(30)の衣類対面側(46)上へと2重に折り重ねられており、取付手段(90)が2重に折り重ねられた内層を裏シート(30)の衣類対面側(46)に連結している、
請求項1に従った吸収性物品(20)。 - 内層(26,91,92,99)が液体透過性の表シート(26)によって形成されている、
請求項1乃至請求項5のいずれか1項に従った吸収性物品(20)。 - 内層(26,91,92)が、エラストマー層(96)とこのエラストマー層(96)に取り付けられた繊維層(97)との積層(96,97)を備えていて、この積層の使用者対面側は、折り線(49)の回りの折り重ね前に、繊維層によって形成されており、この繊維層は外側に向けて返されて着地部材(64)を形成する、
請求項1乃至請求項6のいずれか1項に従った吸収性物品(20)。 - 裏シート(30)が熱可塑性フィルムを備えていて、内層(26,91,92,99)が不織材料を備えている、
請求項1乃至請求項7のいずれか1項に従った吸収性物品(20)。 - 後腰領域(98)内において後横断縁(42)と長手方向側(40)とが接近した部分は、後腰領域(98)の内方に向かい凹むよう湾曲した丸められた区域(121)を備えており、丸められた区域(121)で長手方向側(40)に接近した部位は吸収性物品(20)が着用者に適用された時に前腰領域(94)の折り線(49)と合致する、
請求項1乃至請求項8のいずれか1項に従った吸収性物品(20)。 - 前腰領域(94)が、個々の長手方向側(40)の領域において、衣類対面側(46)に返されている内層(26,91,92,99)に連結され、後腰領域(98)の使用者対面側(44)に配置されているループ型材料に取り付けられる、追加のフック型材料(122)を備えている、請求項9に従った吸収性物品(20)。
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