JP3933441B2 - 留め具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、着脱可能に保持される第1部材と第2部材とを備える留め具に関する。
【0002】
【従来の技術】
留め具には、取付け部材の取付け孔周縁部に対して係止させる係止爪部を備える第1部材と、被取付け部材の透孔周縁部に対して係止させる係止板部を備える第2部材とを、着脱可能に保持するものがある。このような具体的なものとしては、実公昭62−14410号公報に示すように、第1部材を、外周側に係止爪部を備えると共に内底側に球状の係合穴を備える有底筒部材とし、第2部材を、板状の係止板部からピン部が延びるようにすると共にそのピン部の先端部に前記第1部材の係合穴に係合可能(嵌合可能)な係合球部を設けるようにしたものがある。
【0003】
この留め具によれば、第2部材のピン部を第1部材の孔内に挿入してそのピン部先端部の係合球部を第1部材の係合穴に係合(嵌合)することにより、第1部材と第2部材とを一体化状態にし、その状態で、その第1部材と第2部材とを、第1部材側から先に、整合された取付け孔と透孔とに対して押し込めば、第1部材における係止爪部と係止板部とが、取付け孔周縁部及び透孔周縁部を挟持することになり、取付け部材に対して被取付け部材を取付けることができることになる。その一方、被取付け部材を取付け部材から取り外すときには、第2材における係合球部を第1部材における係合穴からその両者の係合力に抗して引き抜けば、第1部材に対する第2部材の保持関係が解除されることになり、被取付け部材を取付け部材から取り外すことができることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記留め具においては、被取付け部材を取付け部材に取付けるときには第1部材の係合穴に第2部材の係合球部を係合し、被取付け部材を取付け部材から取り外すときには係合穴から係合球部を引き抜く構成であることから、係合穴と係合球部との係合関係が強固に保持されて第1部材と第2部材との保持関係が強固に設定されているときには、その取り外し作業が困難となる一方、係合穴と係合球部との係合関係が緩めに設定されているときには、第1部材と第2部材との引き抜き作業(取り外し作業)が容易になるものの、第1部材と第2部材との保持関係を強固にすることができなくなる。
【0005】
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その技術的課題は、第1部材と第2部材とを備えることを前提として、第1部材と第2部材との保持関係を強固にできると共に、第1部材に対する第2部材の取り外し作業を容易にできる留め具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を達成するため、本発明(請求項1の発明)にあっては、
取付け部材の取付け孔周縁部に対して係止される係止爪部を備える第1部材と、被取付け部材の透孔周縁部に対して係止される係止板部を備える第2部材とが、着脱可能に保持される留め具において、
前記第1部材に、端面が非円形とされた係合頭部が設けられ、
前記第2部材に、前記係合頭部が嵌合可能な筒状部が設けられ、
前記筒状部に、前記係合頭部が嵌合状態において、該筒状部に対する該係合頭部の相対回転によって該係合頭部の進入を許容する回転許容孔が形成されていると共に、該回転許容孔への該係合頭部の進入状態において、該係合頭部が係止されて前記第1部材と前記第2部材とが引き離し方向に移動することを規制する係止部が形成され
前記係止部に、前記第1部材と前記第2部材とに対して所定の引き離し荷重が作用したときに破断する弱化部が形成されている構成としてある。この請求項1の好ましい態様は、請求項2以下の記載の通りとなる。
【0007】
【発明の効果】
請求項1に記載された発明によれば、第1部材に、端面が非円形とされた係合頭部が設けられ、第2部材に、係合頭部が嵌合可能な筒状部が設けられ、筒状部に、係合頭部が嵌合状態において、該筒状部に対する該係合頭部の相対回転によって該係合頭部の進入を許容する回転許容孔が形成されていると共に、該回転許容孔への該係合頭部の進入状態において、該係合頭部が係止されて前記第1部材と前記第2部材とが引き離し方向に移動することを規制する係止部が形成されていることから、係合頭部が回転許容孔に進入して係止部と係止関係にあるときには、第1部材と第2部材とが引き離し方向に移動することが規制されることになり、第1部材と第2部材との保持関係を強固にできることになる。その一方、係合頭部を回転許容孔から退出させれば、その係合頭部を筒状部から抵抗を受けることなく引き抜くことができることになり、第1部材に対する第2部材の取り外し作業を容易にすることができることになる。このため、第1部材と第2部材との保持関係を強固にできると共に、第1部材に対する第2部材の取り外し作業を容易にできる留め具を提供できる。
【0008】
また、係止部に、第1部材と第2部材とに対して所定の引き離し荷重が作用したときに破断する弱化部が形成されていることから、第1部材と第2部材とに対して所定の引き離し荷重が作用したときに弱化部を破断させて、所定の設定状況において第2部材を第1部材から確実に取り外すことができることになる。
しかも、弱化部が第2部材において設けられていることから、取付け部材に取付けられて取り外しにくい状態となる第1部材をこわすことを避けて、その第1部材をそのまま再使用することができることになる。
【0009】
請求項に記載された発明によれば、係止板部の外面に、工具が係合可能な工具係合部が設けられていることから、工具を用いて第2部材に的確に回転力を付与することができることになり、回転許容孔に対する係合頭部の進退動を容易にして、第1部材(回転許容孔)に対する第2部材の取付け、取り外しを容易にすることができることになる。
【0010】
請求項に記載された発明によれば、係止部に、回転許容孔への係合頭部の進入時に、該係合頭部が乗り越えるべき突起が設けられていることから、回転許容孔への係合頭部の進入操作時に節度感を得ることができると共に、突起を、回転許容孔からの係合頭部の退出を規制する簡易なストッパとして機能させて、安易に回転許容孔から係合頭部が退出することを規制できることになる。
【0011】
請求項に記載された発明によれば、車体パネルに対するドアモジュールパネルの保持用として用いられ、取付け部材が車体パネルとされ、被取付け部材がドアモジュールパネルとされていることから、当該留め具を、車体パネルに対してドアモジュールパネルを保持するに際して、的確に用いることができることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付した図面に基づいて説明する。
図1〜図3において、符号1は、本実施形態に係る留め具で、この留め具1は、第1部材2と、第2部材3とからなり、この第1部材2と第2部材3とは、着脱可能に保持されることになっている。
【0013】
前記第1部材2は、図2〜図5に示すように、合成樹脂をもって、基板部4と、脚部5と、突出部6とを有するようにして一体的に成形されている。基板部4は円板状に形成されており、その基板部4の周縁部は、取付け部材における取付け孔周縁部に対して係止される機能を有している。
【0014】
前記脚部5は、基板部4の軸心方向一方側(図2中、下方側)において、基板部4の軸心と同一軸心をもって延ばされている。この脚部5は、前記基板部4よりもやや小径とされた筒状とされており、その脚部5には、その脚部5先端部(図2中、下端部)の内方側から基板部4にかけて一対の開口7が対向させて形成されている(図2参照)。この各開口7内には脚片部8が、該各開口7の周縁部との間に隙間が残るように起立させた状態でそれぞれ配設されており、その各脚片部8の基端部(図2中、下端部)は、脚部5先端側における開口縁部に一体的にそれぞれ連結され、その各起立端部(図2中、上端部)は、自由端部として、脚部5の径方向において拡縮可能となっている。この各脚片部8における起立端部には、外側に向けて係止爪部9がそれぞれ設けられており、この係止爪部9と基板部4とは、取付け部材に対して挟持手段を構成することになっている。
【0015】
前記突出部6は、前記基板部4の軸心方向他方側において、該基板部4の軸心と同一の軸心をもって突出されている。この突出部6は、基板部4から突出して延びる円柱状の軸部10と、その軸部10先端部に設けられる係合頭部11とを備えており、そのいずれもが基板部4の径よりも小さな径とされている。係合頭部11には、前記一対の係止爪部9が存在する側において尖った爪部12が形成されており(平面視において非円形状(図 4参照))、その爪部12は軸部10の径方向外方に突出されている。
【0016】
前記第2部材3は、図1〜図3、図6、図7に示すように、合成樹脂をもって、係止板部13と、筒状部としての係止筒部14と、工具係合部15とを有するようにして一体的に成形されている。
【0017】
前記係止板部13は、皿状に形成されて、多少の弾性変形が可能となっており、その径は、取付け部材の取付け孔、被取付け部材の透孔よりも大きくされている。
【0018】
前記係止筒部14は、前記係止板部13の内側内面(図6中、下側面)に位置されて該係止板部13から垂下するように設けられており、その係止筒部14の軸心と係止板部13の軸心とは同一とされている。この係止筒部14は、前記突出部6における係合頭部11を拡大した形状に似せられており、その係止筒部14の孔16は、前記係合頭部11を相対回転不能に略適合して挿入できるものとされている。この係止筒部14には、一対の回転許容孔17が形成されている。この各回転許容孔17は、係止板部13の直下方側において、周囲が四角形状に区画されるように形成されており、その各回転許容孔17の周縁部のうち、係止筒部14の先端面側(図6中、下側)が係止部18を構成し、その係止部18が回転許容孔17に臨む面(区画面)が係止面19とされている。この一対の回転許容孔17は、係止筒部14の軸心を中心とした周周り方向において対向位置から多少ずれた位置に位置されており、係止筒部14の孔16に係合頭部11が挿入された状態において該係合頭部11に対して該係止筒部14を該係止筒部14の軸心を中心として所定の一方向にのみ回転させたときには、係合頭部11の爪部12が回転許容孔17内に進入して該爪部12と係止面19とが係止されるように設定されている。
【0019】
また、上記各係止面19には、図6、図7に示すように、突起20がそれぞれ設けられている。この各突起20は、爪部12に対する回転許容孔17の入口に位置されており、爪部12が突起20を乗り越えて回転許容孔17に入り込むことになっている。これにより、爪部12が回転許容孔17に入り込むときには、節度感を得ることができると共に、その突起20に、爪部12が乗り越えた後において、爪部12の逆戻りを防止するストッパとしての機能を持たせて、第1部材2と第2部材3との一体的保持を確実なものにすることができることになっている。
【0020】
前記各係止面19には、図6、図7に示すように、弱化部として、一対の溝21が形成されている。この一対の溝21は、各回転許容孔17の幅方向両側における係止面19に位置されており、その各溝21は、各回転許容孔17内において、断面略V字状の形状をもって該回転許容孔17の軸心方向全体に亘って延ばされている。これにより、係止筒部14における係止部18には、所定の荷重(例えば20〜30kgf)が作用したときに、各回転許容孔17の一対の溝21間において、係止部18が破断するように設定されている。
【0021】
前記工具係合部15は、図6に示すように、前記係止板部13の外側面に該係止板部13の径方向中央部において外に向けて突設されている。この工具係合部15は、本実施形態においては、外周面22形状が非円形形状の多角柱形状(具体的には六角柱形状)とされて工具としてのスパナ等を係合させることができるようにされていると共に、その工具係合部15の上面に非円形形状の多角柱形状(具体的には六角柱)の係合穴23が形成されて六角レンチが挿入できるようになっている。このため、係止筒部14内に突出部6が挿入された状態において、工具係合部15に対して工具に基づいて回転力を付与することができることになっており、その回転力に基づき第2部材3を第1部材2に対して回転させて、各回転許容孔17に対する爪部12の進退動を的確に行わせることができることになっている。しかもこの場合、作業空間が広くとれる環境においては、工具としてスパナ等を選択して用いることができ、作業空間が狭い環境においては、六角レンチ等を選択して用いることができることになり、作業環境に応じて、的確に対応できることになっている。
【0022】
このような留め具1は、通常、第1部材2と第2部材3とが一体化された状態とされて、取付け部材に対して被取付け部材を取付けるに際して、複数個所において使用されることになっており、本実施形態においては、図8に示すように、留め具1は、取付け部材としての車体パネル(内側ドアパネル)25に被取付け部材としてのドアモジュールパネル26を取付ける場合に用いられる。尚、図8中、符号27は外側ドアパネル、符号28はドアガラスである。
【0023】
具体的に説明すると、留め具1は、通常、第1部材2における突出部6が第2部材3の係止筒部14に挿入されていると共に、第1部材2における係合頭部11の爪部12が第2部材3における係止筒部14の回転許容孔17に進入されており、これにより、第1部材2と第2部材3とは一体化されている(図2の状態)。そして、このような状態の留め具1は、整合された車体パネル25の取付け孔29とドアモジュールパネル26の透孔30とに対して、透孔30外側から第1部材2を先にしつつ押し込まれ、その押し込み作業は、第2部材3の係止板部13がドアモジュールパネル26に当接するまで行われる。これにより、図9に示すように、第1部材2における一対の係止爪部9は、縮径された状態で透孔30及び取付け孔29を通り抜け、その通り抜けを経て、取付け孔29裏面側周縁部に係止され、基板部4は、取付け孔29の表面側周縁部に係止されることになる。この結果、基板部4と一対の係止爪部9とが取付け孔29の内周縁部を挟持し、第1部材2は、車体パネル25に保持された状態となる。
【0024】
一方、前記取付け孔29に対する第1部材2の押し込みに伴って、第2部材3の係止板部13は、ドアモジュールパネル26における透孔30の表面側周縁部に当接することになる。これにより、係止板部13が、一対の係止爪部9と協働して、取付け孔29周縁部及び透孔30周縁部を挟持することになり、車体パネル25に対してドアモジュールパネル26が取付けられることになる(図9参照)。勿論、このような取付けは、複数個所において行われる。
【0025】
この場合、車体パネル25及びドアモジュールパネル26の肉厚が、係止板部13と係止爪部9との間の距離よりも多少厚くても、係止板部13がばね性を発揮して、それを吸収するばかりか、その弾性変形に基づき、係止板部13と一対の係止爪部9とにより、取付け孔29周縁部及び透孔30周縁部は、付勢力をもって強固に挟持されることになる。
【0026】
また、車体パネル25に対するドアモジュールパネル26の取付けの別の態様として、第1部材2と第2部材3とを別々に用いるようにしてもよい。
すなわち、先ず、第1部材2だけを、基板部4と一対の係止爪部9とを利用して、車体パネル25の取付け孔29周縁部に第1部材2を保持し、その後、車体パネル25の取付け孔29に対してドアモジュールパネル26の透孔30を合わせて、その透孔30内に、取付け孔29に保持された第1部材2の突出部6を位置させる。続いて、その突出部6に対して第2部材3の係止筒部14を挿入し、その後、その第2部材3を第1部材2に対して回転させて、第2部材3における係合頭部11(爪部12)を回転許容孔17内の係止面19に係止させる。
【0027】
この取付け方法によれば、前記取付けの場合同様、車体パネル25に対してドアモジュールパネル26を的確に取付けることができるだけでなく、車体パネル25の取付け孔29に対してドアモジュールパネル26の透孔30を合わせるに際して、第1部材2の突出部6を位置決めピンとして利用できることになる。
【0028】
一方、車体パネル25からドアモジュールパネル26を取り外す場合には、工具係合部15に対して工具を係合させて、第2部材3を第1部材2に対して回転させ、該第2部材3の爪部12を回転許容孔17から退出させる。これにより、係合頭部11(爪部12)が何に対しても係合するものがなくなり、係止筒部14を突出部6から引き抜くことによって第2部材3を第1部材2から取り外すことができることになる。この結果、係止板部13と係止爪部9とによる挟持関係が解除されることになり、車体パネル25からドアモジュールパネル26を取り外すことができることになる。
【0029】
また、留め具1を用いて、車体パネル25に対してドアモジュールパネル26が取付けられている場合に、所定以上の荷重(例えば20〜30kgf)が各爪部12を介して係止部18に作用したときには、図10に示すように、各係止部18が、一対の溝21に基づき破断することになり、各爪部12は、一対の溝21間において、破断した係止部18(破断により形成される空間31)を通過して、第2部材3は、第1部材2から外れることになる。これにより、ドアモジュールパネル26の室内側に取付けられている衝撃吸収パットを、側突により、外すことができることになり、乗員に対する衝撃吸収機能を発揮できることになる。
【0030】
以上実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば次のような場合をも含むものである。
(1)弱化部として、溝21の形成に限らず、薄肉化等、適宜の構成をとること。
(2)工具係合部15の構成として、外径形状を非円柱形状とすること又は非円形の係合穴のいずれかを用いること。
(3)係止筒部14の構成を第1部材2に設け、突出部6の構成を第2部材3に設けること。
(4)当該留め具1を、エアバッグ装置作動時に、エアバックが膨出する部分の開閉蓋等に、適宜用いること。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る留め具を示す平面図。
【図2】図1の正面図。
【図3】図1の底面図。
【図4】実施形態に係る第1部材を示す平面図。
【図5】実施形態に係る第1部材を示す一部断面正面図。
【図6】実施形態に係る第2部材を示す正面図。
【図7】図6の底面図。
【図8】実施形態に係る留め具を、車体パネルに対するドアモジュールパネルの取付けに用いた状態を示す図。
【図9】図8の要部一部拡大断面図。
【図10】一対の溝間で係止部が破断して、第1部材に対して第2部材が外れた状態を示す図。
【符号の説明】
1 留め具
2 第1部材
3 第2部材
9 係止爪部
11 係合頭部
13 係止板部
14 係止筒部
15 工具係合部
17 回転許容孔
18 係止部
20 突起
21 溝
25 車体パネル
26 ドアモジュールパネル
29 取付け孔
30 透孔

Claims (4)

  1. 取付け部材の取付け孔周縁部に対して係止される係止爪部を備える第1部材と、被取付け部材の透孔周縁部に対して係止される係止板部を備える第2部材とが、着脱可能に保持される留め具において、
    前記第1部材に、端面が非円形とされた係合頭部が設けられ、
    前記第2部材に、前記係合頭部が嵌合可能な筒状部が設けられ、
    前記筒状部に、前記係合頭部が嵌合状態において、該筒状部に対する該係合頭部の相対回転によって該係合頭部の進入を許容する回転許容孔が形成されていると共に、該回転許容孔への該係合頭部の進入状態において、該係合頭部が係止されて前記第1部材と前記第2部材とが引き離し方向に移動することを規制する係止部が形成され
    前記係止部に、前記第1部材と前記第2部材とに対して所定の引き離し荷重が作用したときに破断する弱化部が形成されている、
    ことを特徴とする留め具。
  2. 請求項1において、
    前記係止板部の外面に、工具が係合可能な工具係合部が設けられている、
    ことを特徴とする留め具。
  3. 請求項1において、
    前記係止部に、前記回転許容孔への前記係合頭部の進入時に、該係合頭部が乗り越えるべき突起が設けられている、
    ことを特徴とする留め具。
  4. 請求項1〜のいずれかにおいて、
    車体パネルに対するドアモジュールパネルの保持用として用いられ、
    前記取付け部材が車体パネルとされ、
    前記被取付け部材がドアモジュールパネルとされている、
    ことを特徴とする留め具。
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