JP3933411B2 - 海底布設長尺体布設船 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、海底送水管、海底送油管、海水取水用管等の流体輸送管、電力、通信(光通信を含む)用の海底ケーブル等の海底布設長尺体を海底に布設(埋設を含む)するための海底布設長尺体布設船に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来の海底布設長尺体布設船10を用いて海底布設長尺体Aを海底Bに布設している状態を示す概要図である。この海底布設長尺体布設船10は、図3に示すように、海底布設長尺体Aを収納する長尺体収納部11と、海底布設長尺体Aを海中に投下する速度を制御する駆動制御装置12と、海底布設長尺体Aを海中に投下するシュータ13とを備えている。シュータ13は、海底布設長尺体Aを前記布設船10から海中に投下する際、海底布設長尺体Aに極度曲げを与えないようにするために使用するガイドの役目をしており、例えば、図示のように、布設船10の船尾に設置される。シュータ13は、図4(イ)(ロ)に示すように、上部が開口する横断面コ字形状の樋状体をその長手方向に沿って所要の曲げ半径でほぼ1/4円周長分湾曲させて構成され、その海底布設長尺体Aと接触する滑走面14が平板状に形成されている。
【0003】
この布設船10を用いて、海底布設長尺体Aを海底Bに布設する場合には、図3に示すように、該布設船10の長尺体収納部11に海底布設長尺体Aを積み込んで収納した後、この布設船10を海上の所定の布設ルートに沿って曳船15により曳航する。これと同時に、長尺体収納部11から海底布設長尺体Aを引き出し、これを駆動制御装置12で海中に投下する速度を制御しながらシュータ13を通して海中に投下し、海底Bに布設する。
なお、海底Bに布設した海底布設長尺体Aは必要に応じて海底下に埋設する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
最近、海底Bに布設する海底布設長尺体Aが大型化して単位長さ当たりの重量及び布設水深が大きくなる傾向にある。このような海底布設長尺体Aの大型化、布設水深長の増大化に伴い、この長尺体Aを海底Bに布設する際、布設船10のシュータ13の滑走面14に作用する荷重が相当に大きくなってくる。ところが、前記シュータ13の滑走面14は平板状に形成されているため、1点で海底布設長尺体Aからの大きな荷重を支えなければならない。このため、海底布設長尺体Aには、シュータ13の滑走面14からの反力として局部的に大きな側圧力が作用することになり、布設中にその海底布設長尺体Aに外傷、変形、つぶれ等の損傷が生じたり、機械、電気特性を低下させたりする恐れがあった。
【0005】
例えば、海底布設長尺体Aが海水取水管を例にとると、内径280mmの海水取水管を水深600mの海底Bに布設する場合の負荷荷重(側圧力)は、内径125mmの海水取水管を水深300mの海底Bに布設する場合の約4.6倍と大きくなるので、海水取水管に外傷やつぶれ等の損傷が生じ易くなる。
【0006】
本発明は従来の技術が有するこのような課題を解決し、海底布設長尺体を海底に布設する際、海底布設長尺体に局部的に大きな側圧力が作用するのを軽減して、その長尺体に外傷、変形、つぶれ等の損傷や機械、電気的特性の低下が生じないようにし、海底布設長尺体を安全、且つ、トラブルなく海底に布設できるようにした海底布設長尺体布設船を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の海底布設長尺体布設船は、海底布設長尺体を収納する長尺体収納部と、海底布設長尺体を海中に投下する速度を制御する駆動制御装置と、海底布設長尺体を海中に投下するシュータとを備えた布設船であって、前記シュータは、上部が開口する樋状体を湾曲させたものであって、海底布設長尺体と接触する滑走面が水平谷底面とその両側から斜め上方へ起立する傾斜面とからなる上面開口の逆台形状に形成されており、海底布設長尺体を3点で支持するように構成されたものである。
【0008】
このように、シュータの海底布設長尺体と接触する滑走面が逆台形状に形成されていると、前記シュータの滑走面が水平谷底面と両傾斜面の計3点で海底布設長尺体からの大きな荷重を分散して支持することになり、各点に作用する海底布設長尺体からの荷重を、前記点で支持させるものよりも更に軽減させることが可能になる。そうすると、海底布設長尺体にシュータの滑走面からの反力として作用する側圧力も3点に分散されてより軽減されるので、海底布設長尺体に局部的に大きな側圧力が作用しなくなる。従って、海底布設長尺体の大型化、布設水深長の増大化に伴い、布設船のシュータの滑走面に作用する荷重が大きくなっても、海底布設長尺体を海底に布設する際、海底布設長尺体につぶれ等の損傷や機械、電気的特性の低下が生じるのを防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面により詳細に説明する。図1は本発明の海底布設長尺体布設船16を用いて海水取水管、海底ケーブル等の海底布設長尺体Aを海底Bに布設している状態を示す概要図である。なお、従来の技術で説明したものと同一構成のものには、同一の符号を用いている。
【0010】
この海底布設長尺体布設船16は、図1に示すように、海底布設長尺体Aを収納する長尺体収納部11と、海底布設長尺体Aを海中に投下する速度を制御する無限軌道型(キャタピラ型)の駆動制御装置12と、海底布設長尺体Aを海中に投下するシュータ17とを備えている。シュータ17は、海底布設長尺体Aを前記布設船16から海中に投下する際、海底布設長尺体Aに極度曲げを与えないようにするために使用するガイドの役目をしており、例えば、図示のように、布設船16の船尾に設置される。なお、シュータ17は、布設船16の船首、左舷又は右舷に設置するようにしてもよい。シュータ17は、図2(イ)(ロ)に示すように、上部が開口する横断面が逆台形状の樋状体を、その長手方向に沿って所要の曲げ半径でほぼ1/4円周長分わん曲させて構成される。そして、その海底布設長尺体Aと接触する滑走面20が、水平谷底面20aとその両側から斜め上方へ起立する傾斜面20bとからなる上面開口の逆台形状に形成されているものである。
【0011】
このように、滑走面20が逆台形状に形成されていると、その滑走面20が水平谷底面20aと両傾斜面20bの計3点で海底布設長尺体Aからの大きな荷重を分散して支持することになり、各点に作用する海底布設長尺体Aからの荷重を、前記点で支持させるものよりも更に軽減させることが可能になる。そうすると、海底布設長尺体Aにシュータ17の滑走面からの反力として作用する側圧力も3点に分散されて軽減されるので、海底布設長尺体Aに局部的に大きな側圧力が作用しなくなる。従って、海底布設長尺体Aの大型化、布設水深長の増大化に伴い、前記シュータ17の滑走面20に作用する荷重が大きくなっても、海底布設長尺体Aにつぶれ等の損傷や機械、電気的特性の低下が生じるのを有効に防止することができる。
【0012】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の海底布設長尺体布設船によると、シュータの海底布設長尺体と接触する滑走面が水平谷底面とその両側から斜め上方へ起立する傾斜面とからなる上面開口の逆台形状に形成されているので、前記シュータの滑走面が水平谷底面と両傾斜面の計3点で海底布設長尺体からの大きな荷重を分散して支持することになり、各点に作用する海底布設長尺体からの荷重を軽減させることになる。そうすると、海底布設長尺体にシュータの滑走面からの反力として作用する側圧力も3点に分散されて軽減されるので、海底布設長尺体に局部的に大きな側圧力が作用しなくなる。従って、海底布設長尺体の大型化、布設水深長の増大化に伴い、布設船のシュータの滑走面に作用する荷重が大きくなっても、海底布設長尺体を海底に布設する際、海底布設長尺体につぶれ等の損傷や機械、電気的特性の低下が生じるのをより防止することができ、海底布設長尺体を安全、且つ、トラブルなく海底に布設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の海底布設長尺体布設船を用いて海底布設長尺体を海底に布設している状態を示す概要図である。
【図2】本発明の主要部であるシュータの概要を示すもので、(イ)は正面図、(ロ)は(イ)のX−X線断面図である。
【図3】従来の海底布設長尺体布設船を用いて海底布設長尺体を海底に布設している状態を示す概要図である。
【図4】従来の海底布設長尺体布設船におけるシュータの概要を示すもので、(イ)は正面図、(ロ)は(イ)のX−X線断面図である。
【符号の説明】
11 長尺体収納部
12 駆動制御装置
15 曳船
16 海底布設長尺体布設船
17 シュータ
20 滑走面
20a 水平谷底面
20b 傾斜面
A 海底布設長尺体
B 海底

Claims (1)

  1. 海底布設長尺体を収納する長尺体収納部と、海底布設長尺体を海中に投下する速度を制御する駆動制御装置と、海底布設長尺体を海中に投下するシュータとを備えた海底布設長尺体布設船において、前記シュータは、上部が開口する樋状体を湾曲させたものであって、海底布設長尺体と接触する滑走面が水平谷底面とその両側から斜め上方へ起立する傾斜面とからなる上面開口の逆台形状に形成されており、海底布設長尺体を3点で支持するものであることを特徴とする海底布設長尺体布設船。
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