JP3931635B2 - Composite box girder and its construction method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、箱桁のウェブ部分に圧縮斜材と引張斜材を用いた複合箱桁の構造およびその施工方法に関するものであり、例えば橋梁上部構造などに適用される。
【0002】
【従来の技術】
橋梁の桁の形式として、PC箱桁橋や鋼箱桁橋などの箱桁構造を用いたものがある。
【0003】
PC箱桁橋の場合、箱型断面の鉄筋コンクリート製またはプレストレストコンクリート製のプレキャストブロックを張出し架設などにより施工することで、比較的簡易な施工設備で、短い工期で橋梁を構築することができる。
【0004】
また、箱桁の重量を軽量化して構造の合理化や施工性の向上を図るため、PC箱桁橋のウェブを波鋼板に置き換えたもの(例えば特開2001−81720号公報等参照)や、ウェブ部分をトラス構造とした鋼コンクリート複合トラス橋(例えば、特開平11−222816号公報、特開2000−104219号公報等参照)などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のPC箱桁橋の欠点として、せん断力に抵抗させるためにはウェブが厚くなり、橋梁上部工の重量が重くなることで、下部工の規模も大きなものが必要となっていた。
【0006】
また、ウェブが厚くなると、PC鋼材等での緊張力が分散してしまい、所定の導入力を導入するためには大きな緊張力が必要となる。このため、PC鋼材等の量も多くなる。
【0007】
さらに、張出し架設を行うためには、単一のプレキャストブロックの大きさに限度がある。
【0008】
複合トラス橋について、トラス構造は、理論上、格点部がピン構造であるから軸力のみ負担するが、複合トラスは格点部が剛結もしくはそれに近い構造となるため曲げとせん断が作用する。また、それに耐える構造にするためには大きな格点部が必要となる。また、現場での組立て・コンクリート打設作業を伴うため、現場作業が煩雑になるといった課題がある。
【0009】
本願発明は、上述のような従来の箱桁構造の課題を解決することを目的としたものであり、桁断面の縮小により軽量化が図れ、かつ箱桁を構成する各部材のプレキャスト化が容易で、施工性、経済性に優れた複合箱桁およびその施工方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1に係る複合箱桁は、プレキャスト化された複数の上床版ブロックと下床版ブロックとを、箱桁のウェブ部分に立面視でX字状に交差するように配置された複数の圧縮斜材と引張斜材とで連結するとともに、前記上床版ブロックどうしおよび下床版ブロックどうしを箱桁軸方向に連結してなり、前記引張斜材として実質的に引張力のみに抵抗するPC鋼棒、PCケーブルまたは薄板状の鋼材を用いていることを特徴とするものである。
【0011】
圧縮斜材としては、高強度コンクリート、短繊維補強コンクリート、コンクリート充填鋼管、またはFRPなどの材料からなるものが考えられる。また、プレキャスト化することで、現場施工における工期短縮が図れる。
【0012】
圧縮斜材は、主として圧縮抵抗力を期待したものであるが、交番荷重が作用するような設計条件では引張強度も高いものを用いることも考えられる。
【0013】
引張斜材は、主として引張抵抗力を期待したものであり、部材の小型化、プレキャスト化した場合の取り扱いの良さからPC鋼棒、PCケーブルなどが考えられるが、薄板状の鋼材でもよい。
【0014】
また、圧縮斜材と引張斜材は、立面視で交差するように配置することで圧縮斜材および引張斜材としての機能を効率良く発揮することができるが、交番荷重が作用するような設計条件では、同じ断面で圧縮斜材と引張斜材を配置することも考えられる。
【0015】
より具体的には、例えば、圧縮斜材を挟むように引張斜材を同方向に配置したり、あるいは、圧縮斜材としての鋼管の中に引張斜材としてのPC鋼棒を通すなど、圧縮斜材の中に引張斜材を通す配置も考えられる。この場合、交番荷重の方向に応じて、その時々に実質的に圧縮斜材と引張斜材の一方が機能することになる。
【0016】
また、圧縮斜材と引張斜材は、基本的にはPC箱桁のウェブを置き換えた構造に相当し、PC箱桁のウェブ位置で箱桁軸方向に延びる形で配されるが、ねじり剛性等の確保を目的に、箱桁軸方向と直交する方向などにも配置することもできる。
【0017】
上床版ブロックおよび下床版ブロックは、基本的にはPC箱桁の上床版および下床版に相当するものであるが、高強度コンクリートまたは短繊維補強コンクリートからなる版状のプレキャスト部材を用いることで、断面積を抑え、高強度を維持しつつ軽量化が図れ、また現場における組立て・架設作業が容易となる。
【0020】
また、本願発明の複合箱桁においては、前記圧縮斜材と引張斜材が立面視でX字状に交差するように配置されているため、圧縮抵抗力を発揮する圧縮斜材と引張抵抗力を発揮する引張斜材とをバランスさせることで効率的な応力伝達が図れる。
【0021】
請求項2は、請求項1に係る複合箱桁において、前記上床版ブロックまたは下床版ブロックと、前記圧縮斜材または引張斜材との接合部をピン接合としてある場合を限定したものである。
【0022】
本願発明では、圧縮斜材と引張斜材とを組み合わせ、斜材断面の縮小を図っているため、上下床版と圧縮斜材や引張斜材との接合部をピン接合とすることが比較的容易であり、それにより圧縮斜材や引張斜材が実質的に曲げもせん断も受けることなく軸方向の力にだけ抵抗すればよく、より合理的な構造として部材断面の縮小、軽量化を図ることができる。
【0023】
特に、上下床版と圧縮斜材や引張斜材をそれぞれプレキャスト化し、かつ接合部をピン接合とすることで、現場作業を大幅に簡略化することができる。
【0024】
本願の請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る複合箱桁の施工方法であって、既設の下床版ブロックの箱桁軸方向前方に新設の下床版ブロックを連結するとともに、既設の上床版ブロックと前記新設の下床版ブロックを引張斜材で連結する工程と、続いて既設の上床版ブロックの箱桁軸方向前方に新設の上床版ブロックを連結するとともに、前記新設の下床版ブロックと前記新設の上床版ブロックを圧縮斜材で連結する工程とを繰り返すことで、張出し架設して行くことを特徴とするものである。
【0025】
まず、下床版ブロックを既設の下床版ブロックに連結して張出す作業では引張斜材を用いることで、既設の上床版ブロックから斜めに支持することができ、安定した状態で上床版ブロックの連結、圧縮斜材の取付けといった作業を行うことができる。これらの作業の繰り返しにより、効率良く複合箱桁の架設を行うことができる。
【0026】
なお、下床版ブロックどうし、および上床版ブロックどうしを連結した状態では、適宜、PC鋼材などによる緊張を行うことで、張出し架設における既設部分を安定させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1は、本願発明の複合箱桁の基本構造を示したもので、この例では図1(a) に示されるように、上床版ブロック1および下床版ブロック2がそれぞれ箱桁軸方向に連結され、上下の床版ブロック1,2を立面視でX字状に交差する圧縮斜材3と引張斜材4とで連結している。
【0028】
図1(b) は箱桁軸方向から見た図であり、この例では箱桁の両側のウェブ位置に加え、中央にも圧縮斜材3と引張斜材4を配置している。また、引張斜材4は各圧縮斜材3の両側に配置してある。ただし、圧縮斜材3と引張斜材4の配置は種々考えられ、複合箱桁の上下の床版ブロック1,2を安定的に連結できる構造であれば特に限定されない。
【0029】
上下の床版ブロック1,2は版状のプレキャスト部材からなり、上床版ブロック1どうしおよび下床版ブロック2どうしを橋軸方向に連結する。橋軸方向のプレストレスの導入は、施工段階においても行うことができるが、一般的には施工時と完成時ではプレストレスの導入量は異なる。
【0030】
圧縮斜材3は例えば高強度コンクリート、短繊維補強コンクリート、コンクリート充填鋼管など高い圧縮耐力を有するものが考えられ、一方、引張斜材4としては例えばPC鋼棒、PCケーブルなど高い引張抵抗力を有し、かつ断面をできるだけ小さく抑え、軽量化が図れるものが考えられる。
【0031】
さらに、これらの圧縮斜材3、引張斜材4についてもプレキャスト化することで、現場における作業が簡略化され、工期の短縮が図れる。
【0032】
図2は、圧縮斜材3の上床版ブロック1へのピン接合部の一例を示したものである。なお、図示しないが下床版ブロックとの接合部についても同様に考えることができる。
【0033】
この例では、圧縮斜材3の端部断面を円弧状に形成し、一方、上床版ブロック1の底面には圧縮斜材3の端部断面に対応する円弧状断面の溝(圧縮斜材3の端部が橋軸方向にのみ円弧状となる場合)あるいは球面状の凹部(圧縮斜材3の端部を球面状とする場合)を形成し、この溝または凹部に合成ゴムなどの緩衝材14を介して圧縮斜材3の端部を受ける形でピン接合部11を形成している。
【0034】
また、その固定手段としては、圧縮斜材3の端部に予めボルト孔12を形成しておき、上床版ブロック1の上面側から先端がボルト状の緊張用鋼材13をボルト孔12に螺合するようになっている。
【0035】
なお、緊張用鋼材13として必要な引張耐力を有するものを用いることで、小さな引張力に対して抵抗させることができる。
【0036】
なお、ボルト孔12については、内面にボルト孔を有するアンカー金具を埋め込むなどして形成することができ、また圧縮斜材3の端部の補強のため、部分的に補強用の短繊維などを混入したコンクリートを用いることもできる。
【0037】
図3は、引張斜材4の上床版ブロックへ1のピン接合部の一例を示したものである。なお、図示しないが下床版ブロックとの接合部についても同様に考えることができる。
【0038】
この例では、PCケーブルなどからなる引張斜材4の定着端部が上床版ブロック1の断面内に位置するようにし、かつその定着端部が上床版ブロック1内に埋め込んだアンカー装置22の円弧状の溝または球面状の凹部内で回動できるようにすることでピン接合部21を形成している。
【0039】
図4は、引張斜材4の上床版ブロック1へのピン接合部の他の例を示したものである。図示しないが下床版ブロックとの接合部についても同様に考えることができる。
【0040】
この例では、引張斜材4として薄板状の鋼材を用い、その端部を上床版1内に埋め込んだアンカー装置32のピン33に取り付けることでピン接合部31を形成している。
【0041】
図5は、圧縮斜材3および引張斜材4の上床版ブロック1への接合構造のさらに他の例を示したものである。また、図6および図7は、その接合構造を複合箱桁橋に適用した場合の全景と桁内の概観を示したものである。
【0042】
この例では上床版ブロック1の下面(下床版ブロック2の場合は上面)に圧縮斜材受け部41を設け、端部を円弧状の断面とした鋼材などからなる圧縮斜材3の円弧状断面部分をこれに対応する溝部43で受け、ピン接合としている。
【0043】
また、引張斜材4については、PC鋼棒あるいはPCケーブルなどを用い、上床版ブロック1の上面(下床版ブロック2の場合は下面)に、引張斜材受け部42として溝状の凹部を形成し、溝内で引張斜材4の端部を定着プレート44およびナット45で定着させている。
【0044】
図8は、本願発明の複合箱桁の施工方法を複合箱桁橋の施工に適用した場合の一実施形態を示したものであり、以下の手順で複合箱桁の張出し作業を行うことができる。
【0045】
張出し架設により架設された既設部分の下床版ブロック2の箱桁軸方向前方に、新設の下床版ブロック2を連結し、これらをPC鋼材などで緊張する(図8(a) 参照)。なお、図示しないが、新設の下床版ブロック2に予め引張斜材4の一端を取り付けた状態で架設してもよい。
【0046】
次に、既設の上床版ブロック1と新設の下床版ブロック2との間をPCケーブルなどからなる引張斜材4で連結する(図8(b) 参照)。
【0047】
続いて、下床版ブロック2上に圧縮斜材3を斜めにセットする(図8(c) 参照)。なお、図示しないが圧縮斜材3は適当な支持具または支保装置により支持しておくことができる。
【0048】
既設の上床版ブロック1の箱桁軸方向前方に、新設の上床版ブロック1を連結するとともに、下床版ブロック2上にセットした圧縮斜材3の端部と連結する(図8(d) 参照)。その状態で、上床版ブロック1間をPC鋼材などで緊張する。
【0049】
以上の作業により、1ブロックに相当する張出し架設が完了し、この作業を所要回数繰り返すことで複合箱桁橋の張出し架設による施工を行うことができる。
【0050】
【発明の効果】
箱桁のウェブに相当する位置に、圧縮力に抵抗する圧縮斜材と、引張力に抵抗する引張斜材としてのPC鋼棒、PCケーブルまたは薄板状の鋼材を配置することで、桁の軽量化を図ることができる。
【0051】
また、圧縮斜材および引張斜材と上下の床版ブロックとの接合部を、曲げモーメントを伝達しないピン接合とすることで、床版に導入されるプレストレスが斜材に分散することがなくなり、接合部の構造も小さくすることができる。
【0052】
全ての部材をプレキャスト化することで、現場での作業を少なくし、納入された部品を組み合わせるのみで、張出し架設が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の複合箱桁の基本構造を示したもので、(a) は箱桁の軸方向と直交する方向から見た立面図、(b) は箱桁の軸方向から見た立面図である。
【図2】 圧縮斜材の上床版ブロックへの接合構造の一例を示す鉛直断面図である。
【図3】 引張斜材の上床版ブロックへの接合構造の一例を示す鉛直断面図である。
【図4】 引張斜材の上床版ブロックへの接合構造の他の例を示したもので、(a) は箱桁軸方向の鉛直断面図、(b) は箱桁軸方向と直交する方向の鉛直断面図、(c) は上床版ブロックを下方から見上げた図である。
【図5】 圧縮斜材および引張斜材の上床版ブロックへの接合構造のさらに他の例を示したもので、(a) は箱桁軸方向の鉛直断面図、(b) は箱桁軸方向と直交する方向の鉛直断面図、(c) は上床版ブロックを上方から見た図である。
【図6】 図5の接合構造を有する複合箱桁を複合箱桁橋に適用した場合の概観を示す斜視図である。
【図7】 図6に対応する桁内の概観を示す斜視図である。
【図8】 本願発明の複合箱桁の施工方法の一実施形態における施工手順を示す概念図である。
【符号の説明】
1…上部床版ブロック、2…下部床版ブロック、3…圧縮斜材、4…引張斜材、5…橋脚、11…ピン接合部、12…ボルト孔、13…緊張用鋼材、14…緩衝材、21…ピン接合部、22…アンカー装置、31…ピン接合部、32…アンカー装置、33…ピン、41…圧縮斜材受け部(ピン接合部)、42…引張斜材受け部、43…溝部、44…定着プレート、45…ナット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a structure of a composite box girder using a compression slant and a tensile slant for the web part of the box girder and a construction method thereof, and is applied to, for example, a bridge superstructure.
[0002]
[Prior art]
Some bridge girder types use box girder structures such as PC box girder bridges and steel box girder bridges.
[0003]
In the case of a PC box girder bridge, a bridge can be constructed with a relatively simple construction facility in a short construction period by constructing a precast block made of reinforced concrete or prestressed concrete with a box-shaped cross section by overhanging or the like.
[0004]
Further, in order to reduce the weight of the box girder and to rationalize the structure and improve the workability, the web of the PC box girder bridge is replaced with a corrugated steel sheet (see, for example, JP-A-2001-81720), web There are steel-concrete composite truss bridges with a truss structure (see, for example, JP-A-11-222816 and JP-A-2000-104219).
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
As a disadvantage of the conventional PC box girder bridge, in order to resist the shearing force, the web becomes thick and the weight of the bridge superstructure becomes heavy, so that the scale of the substructure has to be large.
[0006]
Further, when the web becomes thick, the tension force in the PC steel material or the like is dispersed, and a large tension force is required to introduce a predetermined introduction force. For this reason, the amount of PC steel etc. also increases.
[0007]
Furthermore, there is a limit to the size of a single precast block in order to perform overhanging construction.
[0008]
Regarding the composite truss bridge, the truss structure theoretically bears only the axial force because the point part is a pin structure, but the composite truss is bent or sheared because the point part is rigidly connected or close to it. . In addition, a large grading part is required to make the structure resistant to that. In addition, there is a problem that on-site work becomes complicated due to the on-site assembly and concrete placing work.
[0009]
The present invention is intended to solve the problems of the conventional box girder structure as described above, and can be reduced in weight by reducing the cross section of the girder, and each member constituting the box girder can be easily precast. The purpose of the present invention is to provide a composite box girder excellent in workability and economy and its construction method.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The composite box girder according to
[0011]
As the compression diagonal material, one made of a material such as high-strength concrete, short fiber reinforced concrete, concrete-filled steel pipe, or FRP can be considered. In addition, precasting can shorten the work period in on-site construction.
[0012]
The compression diagonal material is mainly expected to have a compressive resistance, but it is also conceivable to use a material having a high tensile strength under a design condition in which an alternating load acts.
[0013]
Tensile diagonal members are those who expect a mainly tensile resistance force, miniaturization of the member, PC steel bars from the goodness of handling in the case of precast reduction, but such as a PC cable can be considered, not good even thin plate of steel.
[0014]
In addition, the compression diagonal material and the tensile diagonal material can be efficiently arranged to function as a compression diagonal material and a tensile diagonal material by crossing them in an elevational view. In terms of design conditions, it may be possible to arrange the compression diagonal and the tensile diagonal with the same cross section.
[0015]
More specifically, for example, a tensile diagonal member is arranged in the same direction so that the compression diagonal member is sandwiched, or a PC steel rod as a tensile diagonal member is passed through a steel pipe as a compressive diagonal member. An arrangement in which a tensile diagonal is passed through the diagonal is also conceivable. In this case, depending on the direction of the alternating load, one of the compression diagonal material and the tensile diagonal material functions substantially from time to time.
[0016]
In addition, the compression diagonal and tensile diagonal are basically equivalent to a structure in which the PC box girder web is replaced, and are arranged in a form extending in the box girder axis direction at the PC box girder web position. In order to ensure the above, it can also be arranged in a direction orthogonal to the box girder axis direction.
[0017]
The upper floor block and the lower floor block are basically equivalent to the upper floor plate and the lower floor plate of the PC box girder, but plate-shaped precast members made of high-strength concrete or short fiber reinforced concrete should be used. Thus, the cross-sectional area can be reduced, the weight can be reduced while maintaining high strength, and the assembly and erection work at the site can be facilitated.
[0020]
In the composite box girder of the present invention, since the compressed diagonals and tensile diagonal members are arranged to cross in an X shape in elevation view, compression and tension diagonal member to exert a compressive resistance resistor Efficient stress transmission can be achieved by balancing the tensile diagonal material that exerts the force.
[0021]
[0022]
In the present invention, the compression diagonal member and the tensile diagonal member are combined to reduce the cross section of the diagonal member, so that the joint between the upper and lower floor slab and the compression diagonal member or the tensile diagonal member is relatively pin-bonded. It is easy, and it is only necessary to resist the force in the axial direction without substantially bending or shearing the compression slant or tensile slant. As a more rational structure, the cross section of the member is reduced and the weight is reduced. be able to.
[0023]
In particular, on-site work can be greatly simplified by precasting the upper and lower floor slabs, the compression diagonal material, and the tensile diagonal material, respectively, and making the joint part a pin joint.
[0024]
The invention according to
[0025]
First, in the work of connecting and extending the lower floor slab block to the existing lower floor slab block, it is possible to support it diagonally from the existing upper floor slab block by using a tensile diagonal material, and in a stable state the upper floor slab block Work such as connecting and compressing diagonal materials. By repeating these operations, the composite box girder can be efficiently erected.
[0026]
In addition, in the state which connected the lower floor block blocks and the upper floor block blocks, the existing part in overhang construction can be stabilized by performing tension | tensile_strength by PC steel etc. suitably.
[0027]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 shows the basic structure of the composite box girder of the present invention. In this example, as shown in FIG. 1 (a), the
[0028]
FIG. 1 (b) is a view as seen from the box girder axis direction. In this example, in addition to the web positions on both sides of the box girder, the compression
[0029]
The upper and lower floor slab blocks 1 and 2 are made of plate-shaped precast members, and connect the upper
[0030]
The compression
[0031]
Further, by precasting the compression
[0032]
FIG. 2 shows an example of a pin joint portion to the
[0033]
In this example, the end cross section of the compression
[0034]
Further, as a fixing means, a
[0035]
In addition, it can be made to resist with respect to a small tensile force by using what has the necessary tensile strength as the
[0036]
The
[0037]
FIG. 3 shows an example of a pin joint portion of one to the upper floor slab block of the tensile
[0038]
In this example, the anchor end of the
[0039]
FIG. 4 shows another example of a pin joint portion to the
[0040]
In this example, a thin steel plate material is used as the tensile
[0041]
FIG. 5 shows still another example of the joining structure of the compression
[0042]
In this example, a compression diagonal
[0043]
In addition, for the tensile
[0044]
FIG. 8 shows an embodiment in which the composite box girder construction method of the present invention is applied to the construction of the composite box girder bridge, and the composite box girder can be extended by the following procedure. .
[0045]
The new
[0046]
Next, the existing upper
[0047]
Subsequently, the compression
[0048]
The new upper
[0049]
By the above work, the overhanging construction corresponding to one block is completed, and by repeating this work the required number of times, it is possible to perform the construction by overhanging the composite box girder bridge.
[0050]
【The invention's effect】
A position corresponding to a box girder web, compression diagonal members to resist compressive forces, PC steel bars as tensile diagonal member to resist tensile forces, by arranging the PC cable or thin plate steel, digit lightweight Can be achieved.
[0051]
In addition, prestress introduced into the floor slab is not dispersed to the diagonal by connecting the compression diagonal and tensile diagonal to the upper and lower floor slab blocks with pin joints that do not transmit bending moment. In addition, the structure of the joint can be reduced.
[0052]
By precasting all the members, the work on site is reduced, and overhanging can be performed only by combining delivered parts.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows the basic structure of a composite box girder according to the present invention, in which (a) is an elevation view as seen from a direction orthogonal to the axial direction of the box girder, and (b) is as seen from the axial direction of the box girder. FIG.
FIG. 2 is a vertical cross-sectional view showing an example of a structure for joining a compression diagonal material to an upper floor slab block.
FIG. 3 is a vertical sectional view showing an example of a structure for joining a tensile diagonal material to an upper floor slab block.
FIG. 4 shows another example of a structure for joining an upper floor slab block of a tensile diagonal material, where (a) is a vertical sectional view in the box girder axis direction, and (b) is a direction orthogonal to the box girder axis direction. (C) is the figure which looked up the upper floor slab block from the lower part.
[Fig. 5] Fig. 5 shows still another example of the joining structure of the compression and tensile diagonal materials to the upper floor block. (A) is a vertical sectional view in the box girder axis direction, and (b) is the box girder axis. (C) is a view of the upper floor block viewed from above.
6 is a perspective view showing an overview when the composite box girder having the joint structure of FIG. 5 is applied to a composite box girder bridge. FIG.
7 is a perspective view showing an overview in a beam corresponding to FIG. 6. FIG.
FIG. 8 is a conceptual diagram showing a construction procedure in one embodiment of the construction method of the composite box girder according to the present invention.
[Explanation of symbols]
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