JP3931108B2 - クッション材の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はクッション材の製造方法に関し、詳細には、気泡を含むポリマー成形体から構成されたクッション材の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばベランダの床には、転倒時の衝撃吸収及び保温性向上の目的で、気泡を含むポリマー成形体からなるクッション材が敷かれることがある。このクッション材には、基材ポリマーとして主に熱可塑性の合成樹脂が用いられている。気泡は、熱分解型発泡剤の発泡によって得られる。このクッション材は、趣味感向上の観点から、緑色、青色等に着色されている。着色は、着色剤(顔料等)の配合によってなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、単一色に着色されたクッション材は一目で人工物であると解り、景観上の理由から使用が敬遠されることもある。例えば御影石、大理石等のように互いに色目の異なる2以上の領域を備えた模様を有するクッション材が、望まれている。
【0004】
マトリクスを例えば灰色に着色し、これに黒色の無機粒子を分散させれば、御影石に類似の模様を備えたクッション材が得られる。しかし、無機粒子はマトリクスから見ればいわば異物であり、加熱・発泡の工程でこの無機粒子の近傍からガスが抜け出す原因となる。ガス抜けが起きると、クッション材の表面にピンホールが発生する。ピンホールによってクッション材の外観が低下し、耐汚染性等の品質も低下する。
【0005】
ポリマー組成物の混練工程の最終段階で着色剤を添加し、意図的に着色剤の分散不良を生じさせることで、2色模様を備えたクッション材を得る手段も考えられる。しかしながら、このクッション材では、加熱・発泡工程でポリマー組成物表面の着色剤と金型内面とが摺動することに起因して着色部分が方向性をもち、天然石にはほど遠い模様が形成されてしまう。
【0006】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、例えば天然石のように、色目の異なる2以上の領域からなる模様を備えたクッション材を提供することをその目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のクッション材製造方法は、以下の(1)から(4)の工程を含む。
(1)発泡剤と第一基材ポリマーとを混練して第一ポリマー組成物を得る工程。
(2)この第一ポリマー組成物を微細化して分散体を得る工程。
(3)この分散体と発泡剤と第二基材ポリマーとを、分散体と第二基材ポリマーとが融合 しないように混練し、分散体とこの分散体とは色目が異なるマトリクスとを備えた第二 ポリマー組成物を得る工程。
及び
(4)この第二ポリマー組成物を加熱して分散体中の発泡剤及びマトリクス中の発泡剤を 発泡させる工程。
【0008】
この製造方法で用いられる分散体は、それ自体がポリマー組成物であり、しかもそれ自体が発泡剤を含む。従って、やはりポリマー組成物であるマトリクスとのなじみがよく、発泡剤の発泡時にガス抜けが生じない。この製造方法では、混練によっても分散体と第二基材ポリマーとが融合しないので、分散体とマトリクスとの境界が明確である。従って、色目の異なる2以上の領域からなる模様(例えば天然石に類似の模様)が得られる。
【0009】
分散体と第二基材ポリマーとを融合させないための好ましい方法として、第二基材ポリマーの軟化点よりも高い軟化点を備えた第一基材ポリマーを用いることが挙げられる。
【0010】
好ましくは、第二ポリマー組成物を得るための混練温度は、第一基材ポリマーの軟化点と第二基材ポリマーの軟化点との間の温度である。これにより、混練時の分散体の軟化が抑制され、分散体とマトリクスとの融合が確実に防止される。この製造方法では、分散体とマトリクスとの境界が極めて明確である模様が得られる。
【0011】
好ましくは、第一基材ポリマーの軟化点Taと第二基材ポリマーの軟化点Tbとの差(Ta−Tb)は、200℃以下である。この製造方法では、第一ポリマー組成物を得るための混練温度がさほど高くされる必要はない。
【0012】
好ましくは、差(Ta−Tb)は5℃以上100℃以下である。この製造方法では、混練温度の制御が容易である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
【0014】
図1は、本発明の一実施形態に係る製造方法によって得られたクッション材1が示された斜視図である。このクッション材1は、タイル風に仕上げられたものである。このクッション材1は、マトリクス2と、分散体としての粒状体3とを備えている。マトリクス2は灰色であり、粒状体3は黒色である。粒状体3によって、御影石に類似の模様が形成されている。このクッション材1は多数の気泡を含んでおり、この気泡によって衝撃吸収性能及び保温性能が発現される。
【0015】
図2は、図1のクッション材1の製造方法の一例が示されたフロー図である。この製造方法では、まず、発泡剤と、黒色の着色剤と、第一基材ポリマーとが混練され、第一ポリマー組成物が得られる(STP1)。混練には通常はニーダーが用いられるが、バンバリーミキサー、オープンロール等が用いられてもよい。第一ポリマー組成物の色目は、黒色である。第一ポリマー組成物には、必要に応じ、架橋剤、発泡助剤、充填剤、難燃剤、劣化防止剤、紫外線吸収剤、軟化剤、加工助剤、増量剤、抗菌剤等の添加剤が配合されてもよい。
【0016】
次に、この第一ポリマー組成物が微細化され、分散体としての粒状体3が得られる(STP2)。この粒状体3も、黒色を呈する。微細化には、既知の種々の手段が用いられうる。
【0017】
次に、この粒状体3と、発泡剤と、灰色着色剤と、第二基材ポリマーとが混練され、第二ポリマー組成物が得られる(STP3)。混練には通常はニーダーが用いられるが、バンバリーミキサー、オープンロール等が用いられてもよい。まず第二ポリマー組成物と発泡剤とが混練され、混練工程の後半において粒状体3が添加されてもよい。第二ポリマー組成物には、必要に応じ、架橋剤、発泡助剤、充填剤、難燃剤、劣化防止剤、紫外線吸収剤、軟化剤、加工助剤、増量剤、抗菌剤等の添加剤が配合されてもよい。
【0018】
第一基材ポリマーの軟化点は、第二基材ポリマーの軟化点よりも高い。従って、混練中に第二基材ポリマーが軟化しても、第一基材ポリマーからなる粒状体3は軟化しにくく、粒状体3がマトリクス2と融合しにくい。この第二ポリマー組成物では、灰色のマトリクス2中に黒色の粒状体3が分散している。
【0019】
次に、第二ポリマー組成物からシートが成形される(STP4)。成形はカレンダーロール、押出機等によってなされる。シートは、所定寸法に裁断される。
【0020】
次に、このシートが成形型に投入され、加熱される(STP5)。この成形型は、板状キャビティを備えたものである。加熱によって粒状体3に含まれる発泡剤及びマトリクス2に含まれる発泡剤が発泡し、発泡成形体が得られる。この発泡成形体が所定寸法に裁断され(STP6)、図1に示されたクッション材1が得られる。発泡成形体が二次成形金型に投入され、クッション材1が成形されてもよい。この場合はクッション材1の表面にスキン層が形成されるので、耐汚染性の観点から好ましい。二次成形金型の内面が微小な凹凸形状とされることにより、クッション材1の表面にシボ加工が施されてもよい。
【0021】
前述のように粒状体3はマトリクス2と融合しないので、クッション材1の表面及び内部には、発泡によって膨張した粒状体3がマトリクス2とは目視で区別可能な状態で存在している。マトリクス2の色目と粒状体3の色目とは異なっているので、これによってクッション材1が天然石調となる。本明細書において「色目が異なる」とは、対比される対象同士の間で、明度、彩度及び色相のうちの少なくとも1つが明確に異なっていることを意味する。
【0022】
第二ポリマー組成物を得るための混練温度は、第一基材ポリマーの軟化点Taと第二基材ポリマーの軟化点Tbとの間の温度に設定されるのが好ましい。これにより、混練時の粒状体3の軟化が確実に防止され、より天然石に近い模様が形成される。本明細書において混練温度とは、混練時にポリマー組成物が到達する最高温度を意味する。
【0023】
第一基材ポリマーの軟化点Taと第二基材ポリマーの軟化点Tbとの差(Ta−Tb)は、5℃以上が好ましい。差(Ta−Tb)が5℃未満であると、第二ポリマー組成物の製作(STP3)において第二基材ポリマーを軟化させつつ第一基材ポリマーの軟化を防止するのに困難を伴う。この観点から、差(Ta−Tb)は10℃以上がより好ましく、20℃以上が特に好ましい。差(Ta−Tb)は、200℃以下が好ましい。差(Ta−Tb)が200℃を超えると、第一ポリマー組成物の製作(STP1)における混練温度が高温に設定される必要があり、工場設備への負荷の上昇、エネルギーの無駄使い等の不都合が生じる。この観点から、差(Ta−Tb)は100℃以下がより好ましく、80℃以下が特に好ましい。本明細書において「軟化点」とは、「JIS K 6924−2」の規定に準拠して測定されたビカート軟化温度を意味する。
【0024】
粒状体3及びマトリクス2に好適な基材ポリマーとしては、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等が挙げられる。これらのポリマーのなかでも、焼却処分された場合に有害物質が発生せず、入手が容易なポリオレフィン系プラスチック(エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン等)が好ましい。
【0025】
互いに軟化点の異なる基材ポリマー同士の組み合わせの具体例としては、以下のものが挙げられる。
(1)軟化点が100℃から120℃であるポリプロピレンが第一基材ポリマーとされ、軟化点が60℃から80℃であるエチレン酢酸ビニル共重合体が第
二基材ポリマーとされる場合。
(2)軟化点が60℃から80℃であるエチレン酢酸ビニル共重合体が第一基材ポリマーとされ、軟化点が40℃から55℃であるエチレン酢酸ビニル共重
合体が第二基材ポリマーとされる場合。
【0026】
エチレン酢酸ビニル共重合体では、酢酸ビニル成分の含有率が多いほど軟化点が低くなる傾向が見られる。酢酸ビニル成分の含有率が多いエチレン酢酸ビニル共重合体が第一基材ポリマーとされ、酢酸ビニル成分の含有率が少ないエチレン酢酸ビニル共重合体が第二基材ポリマーとされることで、粒状体3とマトリクス2との境界を明確とすることができる。
【0027】
第二ポリマー組成物における粒状体3の配合量は、目標とされる模様が達成されるように適宜決定される。
【0028】
クッション材1に含まれる気泡は、独立気泡であっても連続気泡であっても構わない。形状復元力、非吸水性等の観点からは、独立気泡が好ましい。用いられる発泡剤としては、アゾ化合物、ニトロソ化合物、トリアゾール化合物等の熱分解型発泡剤が挙げられる。
【0029】
粒状体3及びマトリクス2の発泡倍率(気泡が存在する場合の密度に対する気泡が存在しない場合の密度の比)は、1.5倍以上20倍以下が好ましい。発泡倍率が上記範囲未満であると、クッション材1の衝撃吸収性が不十分となることがある。この観点から、発泡倍率は3倍以上が特に好ましい。発泡倍率が上記範囲を超えると、クッション材1の強度が不足することがある。この観点から、発泡倍率は15倍以下が特に好ましい。
【0030】
粒状体3の発泡倍率Faとマトリクス2の発泡倍率Fbとが大幅に異ならないことが好ましい。具体的には、両者の比(Fa/Fb)は0.2以上5.0以下、特には0.5以上2.0以下が好ましい。これにより、粒状体3とマトリクス2とのなじみがよくなり、ピンホールの発生が抑制される。
【0031】
発泡後の粒状体3の平均粒径は、0.1mm以上10mm以下、特には0.2mm以上4mm以下が好ましい。粒度の異なる2種以上の粒状体3が用いられることで、より天然石に近い模様が達成されうる。
【0032】
このクッション材1では、灰色のマトリクス2中に黒色の粒状体3が分散した状態が、表面から内部に亘ってまで達成されている。従って、切断して用いられた場合でも、切断面に天然石調の模様が現れる。また、使用によって表面が摩耗しても、摩耗面に天然石調の模様が現れる。このクッション材1は、無釉タイルに類似する。
【0033】
このクッション材1では粒状体3が黒色に着色されているが、マトリクス2と目視で区別可能な範囲で種々の色目の粒状体3が採用されうる。色目の異なる2種以上の粒状体3が用いられてもよく、これによってクッション材1の意匠性がより向上する。このクッション材1ではマトリクス2が灰色に着色されているが、粒状体3と目視で区別可能な範囲で種々の色目のマトリクス2が採用されうる。
【0034】
このクッション材1では分散体として粒状体3が用いられているが、線状、棒状、塊状、フィルム状等の形状の分散体が用いられてもよい。分散体の形状は、目標とされる模様が達成されるように、適宜決定される。
【0035】
図1に示されたクッション材1の模様は御影石に類似しているが、マトリクス2と分散体3との融合を抑制することで、天然石調の模様以外にも、種々の模様が形成可能である。
【0036】
このクッション材1はタイル風であり、ベランダ床、浴室床、屋内床、洗面所床、ロビー床、プールサイド床等に敷かれる敷物として利用されうる。また、屋内壁、屋外壁、屋根等にも好適に用いられうる。クッション材1が広面積のシート状とされて、敷物や壁材として用いられてもよい。また、クッション材1が電柱カバーとして用いられてもよい。また、クッション材1が椅子、机、シャワーチェアー等の、家具や内装品の部品(座部、背もたれ、肘掛け、天板等)として用いられてもよい。また、クッション材1が、車両(自動車、自転車、二輪車、車いす)の部品(座部、背もたれ、荷台の衝撃吸収シート等)として用いられてもよい。また、クッション材1が梱包材、道具の部品、文具等として用いられてもよい。さらに、住宅周辺や厨房に敷かれるグレーチングの上面に貼り付けられる化粧材として、クッション材1が用いられてもよい。いずれの場合も、クッション材1に衝突する者の衝撃が、気泡によって吸収される。
【0037】
図2に示された製造方法では、互いに軟化点の異なる第一基材ポリマーと第二基材ポリマーとが用いられることで融合が防止されているが、融合防止の手段はこれには限られない。本明細書において融合とは、異なる物同士が溶けて混ざり合う状態を意味する。
【0038】
図3は、図1のクッション材1が用いられた敷物ブロック4が示された正面図である。この敷物ブロック4では、クッション材1の下面に硬質板5が積層されている。クッション材1と硬質板5とは、接着剤、熱融着等の手段によって接合されている。この敷物ブロック4では、クッション材1が多少シュリンクした場合でも、硬質板5によって反り返りが抑制される。硬質板5の材質の一例としては、アクリル樹脂が挙げられる。
【0039】
図4は、他のクッション材6が用いられた敷物ブロック7が示された斜視図である。この敷物ブロック7は、比較的寸法の小さな9枚のクッション材6と、ベース部8とからなる。クッション材6とベース部8とは、接着剤、熱融着等の手段によって接合されている。クッション材6は、図1に示されたクッション材1と同等の製法で製作されたものであり、天然石調の模様を備えている。ベース部8は合成樹脂からなり、硬質である。
【0040】
ベース部8の4辺の内の隣接する2辺には複数の筒部9が形成されており、他の2辺にはフック部10が形成されている。この敷物ブロック7が多数連続して敷設される場合は、ある1つの敷物ブロック7の筒部9に、隣接する敷物ブロック7のフック部10が係合される。換言すれば、筒部9とフック部10とによって、ジョイントが形成される。これにより、互いに隣接する敷物ブロック7同士が連結される。
【0041】
個々のクッション材6は前述のように比較的寸法が小さいので、クッション材6がシュリンクを起こしても、敷物ブロック7全体の反り返りは抑制される。
【0042】
図5は、さらに他のクッション材11が用いられたポール12が示された正面図である。このポール12は、クッション材11と支持棒13とから構成されている。クッション材11は略円柱状であり、環状の凹陥部14を備えている。この凹陥部14に、反射テープが巻かれてもよい。このクッション材11も、図1に示されたクッション材11と同等の製法で製作されたものであり、天然石調の模様を備えている。支持棒13の上部はクッション材11に埋設されており、支持棒13とクッション材11とは堅固に接合されている。このポール12は、例えば自動車の進入を阻止する目的で、一般道と歩行者専用道路との境界部分、公園の入口等に設置される。設置時には、支持棒13の下部が地面にさし込まれる。このポール12に歩行者や自転車が衝突しても、クッション材11によって衝撃が吸収される。クッション材11は天然石調の模様を備えているので、公園等の風景に調和する。
【0043】
【発明の効果】
以上説明されたように、本発明の製造方法によって、例えば天然石のように、色目の異なる2以上の領域からなる模様を備えたクッション材を得ることができる。この製造方法では、ピンホールの発生が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係る製造方法によって得られたクッション材が示された斜視図である。
【図2】図2は、図1のクッション材の製造方法の一例が示されたフロー図である。
【図3】図3は、図1のクッション材が用いられた敷物ブロックが示された正面図である。
【図4】図4は、他のクッション材が用いられた敷物ブロックが示された斜視図である。
【図5】図5は、さらに他のクッション材が用いられたポールが示された正面図である。
【符号の説明】
1、6、11・・・クッション材
2・・・マトリクス
3・・・粒状体
4、7・・・敷物ブロック
5・・・硬質板
8・・・ベース部
9・・・筒部
10・・・フック部
12・・・ポール
13・・・支持棒
14・・・凹陥部
Claims (5)
- 発泡剤と第一基材ポリマーとを混練して第一ポリマー組成物を得る工程と、
この第一ポリマー組成物を微細化して分散体を得る工程と、
この分散体と発泡剤と第二基材ポリマーとを、分散体と第二基材ポリマーとが融合しないように混練し、分散体とこの分散体とは色目が異なるマトリクスとを備えた第二ポリマー組成物を得る工程と、
この第二ポリマー組成物を加熱して分散体中の発泡剤及びマトリクス中の発泡剤を発泡させる工程と
を含むクッション材の製造方法。 - 上記第一基材ポリマーの軟化点が第二基材ポリマーの軟化点よりも高い請求項1に記載の製造方法。
- 上記第二ポリマー組成物を得るための混練温度が、第一基材ポリマーの軟化点と第二基材ポリマーの軟化点との間の温度である請求項2に記載の製造方法。
- 上記第一基材ポリマーの軟化点Taと第二基材ポリマーの軟化点Tbとの差(Ta−Tb)が200℃以下である請求項2又は請求項3に記載の製造方法。
- 上記第一基材ポリマーの軟化点Taと第二基材ポリマーの軟化点Tbとの差(Ta−Tb)が5℃以上100℃以下である請求項4に記載の製造方法。
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