JP3931102B2 - Playback apparatus and program - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データの追記が可能な光ディスクを再生する再生装置、及び再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、CD−R(Compact Disc−Recordable)やCD−RW(Compact Disc−ReWritable)等の光ディスクにおける記録領域を有効に利用するため、複数回の追記が可能なマルチセッション方式を採用したディスクやその再生装置等が考案されている。
【0003】
図5を参照して、上述のマルチセッション方式を採用した光ディスクのデータ構成について説明する。
【0004】
図5は、光ディスクに記録されるデータの格納位置を示す図である。光ディスクは、内側から外側に向かってらせん状に情報を記録するように、物理的に構成されている。具体的には、図5に示すように、光ディスクの内側からPCA(Power Calibration Area)、PMA(Program Memory Area)、第1セッション、第2セッションに分かれている。また、各セッションは、プログラム領域を含み、その前後にそれぞれリードイン領域とリードアウト領域とを配している。
【0005】
PCAは、光ディスクにデータを記録する際のレーザパワー(記録出力値)を最適な値に調整するための領域である。また、PMAは、プログラム領域に記録されたファナライズ処理前のプログラムに関する情報(トラック情報;トラック番号、トラックの開始位置、終了位置等)を記録する領域である。
【0006】
リードイン領域は、セッションの開始を示す領域であり、PMAに記録されたトラック情報やプログラム領域の合計の長さ等をTOC(Table Of Contents)情報として記録するとともに、次セッションのプログラム領域の開始アドレス等を記録する。
【0007】
プログラム領域は、そのセッション、或いはそれまでのセッションに含まれるパステーブル、ディレクトリ、トラック(例えば、曲、ファイル)等を記録する領域であり、内部に含まれるPVD(Primary Volume Descriptor)、或いはSVD(Supplementary Volume Descriptor)により、そのセッション、或いはそれまでのセッションに含まれるパステーブル、ディレクトリ(ルートディレクトリを含む。)、トラック等を記録した位置を管理する。
【0008】
ここで、パステーブルは、光ディスク上の全てのディレクトリを指し示す検索テーブルであり、具体的には、各ディレクトリの物理的な格納位置を記録している。
【0009】
また、リードアウト領域は、セッションの終了を示す領域である。
【0010】
次に、図6を参照して、従来の再生装置により、上述の光ディスク等を再生する場合のDISC再生処理について説明する。図6は、DISC再生処理の流れを示すフローチャートである。なお、従来の再生装置は、CPU(Central Processing Unit)やROM等の制御部、及び再生駆動部(例えば、光ピックアップ等)等を内蔵している。そして、CPUは、ROMに格納されている各種アプリケーションプログラムに従って、再生駆動部によりディスク再生等の各種動作を制御する。
【0011】
図6において、まず、再生装置のCPUは、装填されたディスクをローディングして、ディスクのフォーマットに基づいて、このディスクがCDDAであるかCD−ROMであるかを判別する(ステップD1)。ここで、CPUは、このディスクがCDDAであると判別すると(ステップD1;CDDA)、リードイン領域内に含まれるTOC情報に基づいてディスクを再生する(ステップD2)。
【0012】
また、CPUは、このディスクがCD−ROMであると判別すると(ステップD1;CD−ROM)、更にこのCD−ROMがマルチセッション方式であるか否かを判別する。具体的には、CD−ROMの第1セッションのリードイン領域に次セッション(つまり、第2セッション)のプログラム領域の開始アドレスが記録されているか否か、或いはリードイン領域に含まれるマルチセッションポインタにより次セッションの有無を判別する(ステップD3)。
【0013】
ここで、CD−ROMの第1セッションのリードイン領域に、次セッション(つまり、第2セッション)のプログラム領域の開始アドレスが記録されていなければ、或いはマルチセッションポインタがなければ(ステップD3;NO)、CPUは、このCD−ROMがマルチセッション方式でない(つまり、シングルセッション方式である)と判断する。そして、CPUは、第1セッションのプログラム領域内のPVDにより管理されているパステーブル及びディレクトリの位置を取得し(ステップD4)、取得した位置のパステーブル及びディレクトリを読み出す(ステップD5,D6)。次いで、CPUは、ディレクトリに含まれるトラック(ここでは、ファイル)のリンク情報を取得し(ステップD7)、取得したトラックのリンク情報、及びセッション内に記載されているディレクトリ構造に基づいて各トラック(ここでは、ファイル)を再生する(ステップD8)。
【0014】
また、ステップD3において、CD−ROMの第1セッションのリードイン領域に次セッション(つまり、第2セッション)のプログラム領域の開始アドレスが記録されているか、或いはマルチセッションポインタによりマルチセッション方式であることを示していれば(ステップD3;Yes)、CPUは、このCD−ROMがマルチセッション方式であると判断する。そして、CPUは、リードイン領域から次セッションのプログラム領域の開始アドレスを取得し(ステップD9)、光ピックアップを次セッションのリードイン領域まで移動し(ステップD10)、移動したリードイン領域に次セッションのプログラム領域の開始アドレスが記録されているか否かを判別する(ステップD11)。
【0015】
ここで、移動したリードイン領域に次セッションのプログラム領域の開始アドレスが記録されている場合は(ステップD11;Yes)、ステップD9に戻って処理を続行する。また、移動したリードイン領域に次セッションのプログラム領域の開始アドレスが記録されていない場合、或いはそのセッションのリードイン領域に含まれるマルチセッションポインタが最終セッションを示している場合に(つまり、“FF.FF.FF”かB0が省かれているかによって)(ステップD11;NO)、CPUは、現セッションを最終セッションとみなし、最終セッションのプログラム領域内のPVDにより管理されているパステーブル及びディレクトリの位置を取得し(ステップD12)、取得した位置のパステーブル及びディレクトリを読み出す(ステップD13,D14)。次いで、CPUは、ディレクトリに含まれるトラック(ここでは、ファイル)のリンク情報を取得し(ステップD15)、ステップD8に移行する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の再生装置において、CD−ROMに記録された各ファイルを再生する場合は、最終セッション(シングルセッションの場合は、第1セッション)を検索し、最終セッションに記録されているディレクトリ、及びファイル等を読み出さなければならなかった。このため、ディスクに含まれるセッション数が多いと再生するまでに時間がかかるという問題があった。
【0017】
また、従来は、予め、光ディスクがCDDAか、またはCD−ROMかを判別し、判別結果に基づいて、その光ディスク全体に対して、CDDAに対応する再生処理、或いはCD−ROMに対応する再生処理を実行していたため、1枚の光ディスクにCDDAのフォーマットとCD−ROMのフォーマットとが混在している場合には対応できなかった。
【0018】
本発明の課題は、マルチセッション方式の光ディスクを再生するまでにかかる時間を短縮するとともに、この光ディスクにCDDAのフォーマットとCD−ROMのフォーマットとが混在している場合にも対応できるようにすることである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
マルチセッション方式の光ディスクを再生可能な再生装置において、
前記光ディスクに記録されている各セッションを読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取られた各セッションに含まれるディレクトリ、及びファイルを示す情報と、各セッションの前セッションまでのディレクトリ、及びファイルを示す情報との差分を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された差分に基づいて、前記光ディスクを再生する再生手段と、
を備えることを特徴としている。
【0020】
本発明は、
前記抽出手段により抽出された差分を各セッションと対応付けて管理する管理手段を更に備えることを特徴としている。
【0021】
また、本発明において、
前記管理手段は、前記光ディスクに記録されているデータをフォーマット別に管理することを特徴としている。
【0022】
また、本発明において、
前記再生手段は、前記管理手段により管理された各セッションに対応する差分に基づいて、各セッション毎に前記光ディスクを再生することを特徴としている。
【0023】
また、本発明は、
前記セッション毎にハードウェア若しくはソフトウェアの設定を変更する変更手段を更に備えることを特徴としている。
【0024】
また、本発明は、
各セッションに含まれるリードイン領域の開始アドレス及び終了アドレス、リードアウト領域の終了アドレス、またはプログラム領域の開始アドレスを記憶する記憶手段を更に備えることを特徴としている。
【0025】
また、本発明は、
前記読取手段による各セッションの読み取り中に、該セッションを示すセッション番号と、読み取りが終了したセッション数と、を表示手段に表示させる表示制御手段を更に備えることを特徴としている。
【0026】
また、本発明において、
前記表示制御手段は、前記読取手段による各セッションの読み取り中に、該セッションに含まれるディレクトリ数やファイル数と、読み取りが終了したディレクトリ数やファイル数と、を表示手段に表示させることを特徴としている。
【0027】
また、本発明は、
前記光ディスクを再生する際、全セッションの再生、及びユーザから指示されたセッションの再生の内の何れか1つの再生モードを指定させる指定手段を更に備え、
前記再生手段は、前記指定手段により指定された再生モードに基づいて、前記光ディスクを再生することを特徴としている。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明を適用したディスク再生装置の実施の形態を詳細に説明する。
【0029】
まず、構成を説明する。図1は、ディスク再生装置1の内部構成を示すブロック図である。図1に示すように、ディスク再生装置1は、システム制御部11、表示部12、操作部13、再生動作駆動部14、信号処理回路15、D/A変換器16、増幅回路17、及び音声出力端子18により構成されている。
【0030】
システム制御部11は、当該ディスク再生装置1の各構成要素に制御信号を出力してこれらを統一的に制御するものであり、CPU11a、ROM11b、及びRAM(Random Access Memory)11cを備えている。
【0031】
CPU11aは、操作部13から入力される押下信号に従ってROM11bに記憶されている制御プログラムを読み出し、RAM11cのワークメモリに展開して当該制御プログラムに従った動作を実行制御する。なお、CPU11aと外部とのデータのやりとりは、図示しない入力ポート及び出力ポートを介して行われる。
【0032】
また、CPU11aは、後述するDISC再生処理(図2参照)を実行し、ディスク101がマルチセッション方式であれば、セッション毎にトラックのフォーマットがCDDAかCD−ROMかを判別する。
そして、セッション内のトラックのフォーマットがCDDAの場合には、リードイン領域内に含まれるTOC情報に基づいて、ディスク101を再生する。
また、セッション内のトラックのフォーマットがCD−ROMの場合には、プログラム領域内のパステーブル及びディレクトリを読み出し、ディレクトリ内に含まれるファイルからリンク情報を取得し、このリンク情報と、セッション内に記載されているディレクトリ構造と、に基づいてディスク101を再生する。
すなわち、CPU11aは、判別手段としての機能を有している。
【0033】
なお、ディスク101がマルチセッション方式であり、セッション内のトラックのフォーマットがCD−ROMの場合に、セッション内に記載されているディレクトリ構造は、現セッションのディレクトリ構造と、前セッションまでのディレクトリ構造と、を含むものとなる。つまり、第2セッションには、「第1セッション」+「第2セッション」のディレクトリ構造が記載されていることとなる。このため、CPU11aは、読み取り対象のセッション(例えば、第2セッション)と前セッション(この場合、第1セッション)のディレクトリ構造との差分を抽出することにより、読み取り対象のセッションのディレクトリ構造を取得し、そのセッションのディレクトリ構造に基づいて、ディスク101を再生する。
すなわち、CPU11aは、抽出手段としての機能を有している。
【0034】
ROM11bは、磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体等の不揮発性メモリで構成されている。ROM11bにはディスク再生装置1に対応する制御プログラム等を記憶する。
【0035】
RAM11cは、CPU11aにより実行される各種処理において、ROM11bから読み出されたプログラム、ROM11bから読み出されたプログラム、ディスク101から読み出されたデータ、入力若しくは出力データを一時的に格納するワークエリアを形成する。
【0036】
また、RAM11cは、各セッションに含まれるトラックのリンク情報、及び現セッションに記載されているディレクトリ構造をそのセッション番号と対応付けて記憶する。また、RAM11cは、CPU11aにより抽出された各セッションのディレクトリ構造をセッション番号と対応付けて記憶し管理する。
すなわち、RAM11cは、管理手段としての機能を有している。
【0037】
表示部12は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、システム制御部11のCPU11aから入力される表示信号の指示に従って、表示画面上に、ディスク101から読み取り中のセッション番号(例えば、第1セッションの場合:「S1」、第2セッションの場合:「S2」)、及び読み取りが終了したセッション数を表示する。また、表示部12は、各セッションの読み取り中に、読み取り中のセッションに含まれるディレクトリ数やファイル数と、読み取りが終了したディレクトリ数やファイル数とを表示する。
すなわち、CPU11aは、表示制御手段としての機能を有し、表示部12は、表示手段としての機能を有している。
【0038】
操作部13は、再生キー、テンキー、SKIP UP/DOWNキー、停止キー、EJECTキー等の各種機能キーを備え、キー操作による操作信号をシステム制御部11へ出力する。操作部13は、リモートコントロールによる操作信号をシステム制御部11へ出力するようにしてもよい。
また、操作部13は、必要に応じて「再生フォーマットの設定」、「再生モードの設定」等の指示を指示する操作信号をシステム制御部11へ出力する。
すなわち、操作部13は、指定手段としての機能を有している。
【0039】
再生動作駆動部14は、図示しない光ピックアップ、トラッキングスレッドサーボ回路、スピンドルサーボ回路等により構成される。この再生動作駆動部14、システム制御部11から入力される制御信号により、装填されたディスク101上の目的アドレスの検索や、該アドレスに対応するデータの再生を行う。
すなわち、再生動作駆動部14は、再生手段としての機能を有している。
【0040】
光ピックアップは、ディスク101の再生時に、後述するトラッキングスレッドサーボ回路に制御されたスレッドにより、ディスク101の半径方向に移動し、当該ディスク101にレーザ光を照射して、その反射光を電気信号に変換することでディスク101に記録されているデータを読み取る。
すなわち、光ピックアップは、読取手段としての機能を有している。
【0041】
トラッキングスレッドサーボ回路は、ディスク101の再生時に、スレッド駆動信号をスレッドモータに印加することにより、光ピックアップをディスク101の半径方向に移動させる。
【0042】
スピンドルサーボ回路は、ディスク101の再生時に、ディスク101を下方から支持しているスピンドルモータにスピンドル駆動信号を印加することで、スピンドルモータを一定線速度に制御し、当該ディスク101を回転駆動させる。
【0043】
信号処理回路15は、DSP(Digital Signal Processor)等により構成され、光ピックアップにより読み取られたデータ(デジタル信号)に対応させたデコード処理を施す。具体的には、CPU11aによりセッション毎のトラック(ファイル)に応じたデコード方式(EFMデコード/AACデコード/MP3デコード等)を設定させ、そのデコード方式のデコード処理をトラックに施す。
つまり、CPU11aは、変更手段としての機能を有している。
【0044】
D/A変換器16は、ディスク101の再生時に、信号処理回路15で処理されたデジタル信号をアナログ信号に変換する。
【0045】
増幅回路17は、D/A変換器から入力されたアナログ信号を増幅し、音声出力端子18に出力する。
音声出力端子18は、図示しないコネクタ部を介して接続されるイヤホンやヘッドホンまたは本体に内蔵されるスピーカ等により構成され、増幅回路17で増幅された音声を外部に再生出力する。
【0046】
次に、動作を説明する。
図2はディスク再生装置1のCPU11aにより実行されるDISC再生処理の流れを示すフローチャートである。
【0047】
図2において、まず、ディスク再生装置1のCPU11aは、再生動作駆動部14に装填されたディスク101をローディングして、このディスク101がマルチセッション方式であるか否かを判別する。具体的には、このディスク101の第1セッションのリードイン領域に次セッション(つまり、第2セッション)のプログラム領域の開始アドレスが記録されているか否か、或いはリードイン領域に含まれるマルチセッションポインタにより次セッションの有無を判別する(ステップA1)。
【0048】
ステップA1において、第1セッションのリードイン領域に次セッションのプログラム領域の開始アドレスが記録されていなければ、或いはマルチセッションポインタがなければ(ステップA1;NO)、CPU11aは、このディスク101がシングルセッション方式であると判断する。そして、CPU11aは、ディスク101のフォーマットに基づいて、ディスク101がCDDAであるかCD−ROMであるかを判別する(ステップA2)。
【0049】
ステップA2において、CPU11aは、ディスク101がCDDAであると判別すると(ステップA2;CDDA)、リードイン領域内に含まれるTOC情報に基づいてディスクを再生する(ステップA3)。
【0050】
また、ステップA2において、CPU11aは、このディスクがCD−ROMであると判別すると(ステップA2;CD−ROM)、第1セッションのプログラム領域内のPVDにより管理されているパステーブル及びディレクトリの位置を取得し(ステップA4)、取得した位置のパステーブル及びディレクトリを読み出す(ステップA5,A6)。次いで、CPUは、ディレクトリに含まれるトラック(ここでは、ファイル)のリンク情報を取得し(ステップA7)、取得したトラックのリンク情報、及び第1セッションに記載されているディレクトリ構造に基づいて各トラック(ここでは、ファイル)を再生する(ステップA8)。
【0051】
また、ステップA1において、第1セッションのリードイン領域に次セッションのプログラム領域の開始アドレスが記録されているか、或いはマルチセッションポインタによりマルチセッション方式であることを示していれば(ステップA1;Yes)、CPU11aは、このディスク101がマルチセッション方式であると判断する。次いで、CPU11aは、現セッションのトラックのフォーマットがCDDAに対応するか、或いはCD−ROMに対応するかを判別する(ステップA9)。
【0052】
ステップA9において、CPU11aは、現セッションのトラックのフォーマットがCDDAに対応する場合に(ステップA9;CDDA)、リードイン領域内に含まれるTOC情報に基づいてディスクを再生し(ステップA10)、ステップA19に移行する。
【0053】
また、ステップA9において、CPU11aは、現セッションのトラックのフォーマットがCD−ROMに対応する場合に(ステップA9;CD−ROM)、現セッションのプログラム領域内のPVDにより管理されているパステーブル及びディレクトリの位置を取得し(ステップA11)、取得した位置のパステーブル及びディレクトリを読み出す(ステップA12,A13)。次いで、CPUは、ディレクトリに含まれるトラック(ここでは、ファイル)のリンク情報を取得する(ステップA14)。
【0054】
続いて、CPU11aは、取得したリンク情報、及び現セッションに記載されているディレクトリ構造をそのセッション番号(例えば、第1セッションの場合:「S1」、第2セッションの場合:「S2」)と対応付けてRAM11cに記憶する(ステップA15)。そして、CPU11aは、RAM11cに記憶されている現セッションの直近のセッションのディレクトリ構造と、現セッションに記載されていたディレクトリ構造との差分(つまり、現セッションのディレクトリ構造。したがって、現セッションが第2セッションならば、現セッションに記載されているディレクトリ構造から第1セッションに関する情報を除いたもの。)を抽出し、セッション番号(例えば、第1セッションの場合:「S1」、第2セッションの場合:「S2」)と対応付けてRAM11cに記憶する(ステップA16)。
【0055】
また、CPU11aは、現セッションに含まれるトラック(ここでは、ファイル)に対応するデコード方式を選択し、そのデコード方式を信号処理回路15に設定し(ステップA17)、RAM11cに記憶したトラック(ここでは、ファイル)のリンク情報、及び差分のディレクトリ構造(つまり、現セッションのディレクトリ構造)に基づいて現セッションの各トラックを再生する(ステップA18)。尚、CPU11aは、各トラックの再生前、再生中、或いは再生後に、現セッションのリードイン領域に次セッションのプログラム領域の開始アドレスが記録されているか否か、或いは現セッションのリードイン領域のマルチセッションポインタが最終セッションを示しているか(“FF.FF.FF”或いはB0が省かれているか)、つまり、次セッションがあるか否かを判別しておき、その判別結果をRAM11cに記憶しておく。そして、各トラックの再生後に、CPU11aは、RAM11cに記憶された判別結果を読み出し、次セッションがある場合には(ステップA19;Yes)、次セッションのプログラム領域に光ピックアップを移動して(ステップA20)、ステップA9に戻る。また、次セッションがない場合には(ステップA19;No)、本DISC再生処理を終了する。
【0056】
以上のように、ディスク再生装置1のCPU11aは、ディスク101がマルチセッション方式の場合に、セッション毎にトラックのフォーマットがCDDAかCD−ROMかを判別し、判別結果に基づいて、各セッションに対して、CDDAに対応する再生(つまり、リードイン領域内に含まれるTOC情報に基づいたディスク101の再生)、或いはCD−ROMに対応する再生(つまり、プログラム領域内のディレクトリ内に含まれるファイルから取得したリンク情報と、現セッションのディレクトリ構造と、に基づいたディスク101の再生)を実行する。
【0057】
したがって、マルチセッション方式のディスク101を再生する場合に、例えば、「第1セッションの読み取り」→「第1セッションの再生」→「第2セッションの読み取り」→「第2セッションの再生」といったように、セッション毎に再生することができるので、再生開始までの読み取り時間を短縮できる。
また、このとき、前セッションのディレクトリ構造と、現セッションのディレクトリ構造との差分をとることにより現セッションのディレクトリ構造を取得できる。この処理を繰り返すことにより、各セッションのディレクトリ構造(つまり、各セッションに含まれるディレクトリやファイル)を取得し、管理することができる。
【0058】
また、セッション毎にトラックのフォーマットを判別し、判別結果に基づいてCDDAに対応する再生、或いはCD−ROMに対応する再生を実行することができるので、ディスク101にCDDAのフォーマットとCD−ROMのフォーマットとが混在している場合にも対応できる。
【0059】
また、従来は読み取り時間を短縮するために、ディスク101の回転速度を上げるという方法が取られていたが、むやみに回転速度の向上を図る必要がなくなる。
【0060】
また、従来は途中に読み取れないセッションがあると、全セッションの再生ができなくなるという不都合が生じたが、本実施の形態のように、セッション毎の再生ができるようにすれば、読み取れないセッションを除いたセッションを再生することができる。
【0061】
また、トラックの管理がセッション毎になるため、RAM11cに全てのセッション情報を残しておくことによって、セッション毎の特殊再生(セッション内のランダム再生・プログラム再生、セッション単位のランダム再生・プログラム再生、ALL CDDA再生、ALL圧縮音声再生等)が可能となり、利便性が向上する。
【0062】
セッション間で相関性のない場合(前セッションまでのディレクトリ構造が現セッションのディレクトリ情報に含まれていない場合)でも再生が可能となるため、利便性が向上する。
【0063】
また、上述したDISC再生処理(図2参照)に付随して、以下に示す再生設定処理や読取表示処理を更に実行することとしてもよい。
【0064】
図3は、再生設定処理の流れを示すフローチャートである。なお、この再生設定処理では、前述したDISC再生処理(図2参照)において、更に考慮すべき「再生フォーマット」または「再生モード」の設定を行う。したがって、この再生設定処理は、本来、DISC再生処理の前に実行すべき処理である。
【0065】
図3において、ディスク再生装置1のCPU11aは、操作部13により「再生フォーマットの設定」、または「再生モードの設定」を選択させる(ステップB1)。
【0066】
ここで、「再生モードの設定」が選択されると(ステップB2;再生モード)、CPU11aは、操作部13により「1セッション再生」、「全セッション再生」、及び「各セッションの再生終了毎に、次セッションを読み取るかを問い掛けながらの再生」の内の何れかの再生モードを選択させ、選択された再生モードをRAM11cに記憶する(ステップB3)。
【0067】
また、ステップB1において、「再生フォーマットの設定」が選択されると(ステップB2;再生フォーマット)、CPU11aは、操作部13により「CDDA」、「CD−ROM」、及び「CDDA及びCD−ROM」の内の何れかの再生フォーマットを選択させ、選択された再生フォーマットをRAM11cに記憶する(ステップB4)。
【0068】
ここで、再生フォーマットとして「CD−ROM」或いは「CDDA及びCD−ROM」が選択された場合に(ステップB5;Yes)、CPU11aは、更に、操作部13により優先フォーマットが「CDDA」か、または「CD−ROM」か、を選択させて、RAM11cに記憶する(ステップB6)。
【0069】
そして、優先フォーマットとして「CD−ROM」が選択されれば(ステップB7;CD−ROM)、CPU11aは、更に、操作部13により優先させる圧縮方式があるか否かを選択させ、優先させる圧縮方式があれば(ステップB8;Yes)、操作部13により圧縮方式を「MP3」、「AAC」、及び「その他」等の中から選択させて、RAM11cに記憶し(ステップB9)、本再生設定処理を終了する。
【0070】
そして、CPU11aは、上述の再生設定処理において設定された「再生フォーマット」、または「再生モード」に従って、DISC再生処理(図2参照)を実行すればよい。また、この再生設定処理において、「再生フォーマット」を設定することにより、ディスク101のフォーマット別に優先度を設定して管理することができるので、音質が似通ったものや音楽を聴く環境に合わせて再生することが可能となる。また、この再生設定処理において、「再生モード」を設定することにより、ユーザの使用環境に即した設定が可能となり、利便性が向上する。
【0071】
また、図4は、読取表示処理の流れを示すフローチャートである。なお、この読取表示処理は、前述したDISC再生処理(図2参照)内に組み込むか、またはDISC再生処理の実行時の割り込みで実行すべき処理である。
【0072】
図4において、ディスク再生装置1のCPU11aは、ディスク101がマルチセッション方式であるか否かを判別する(ステップC1)。ここで、ディスク101がマルチセッション方式でなければ(ステップC1;No)、ステップC4に移行する。また、ディスク101がマルチセッション方式であれば(ステップC1;Yes)、CPU11aは、「MULTI SESSION」と表示部12に表示する(ステップC2)。更に、CPU11aは、現在読み取り中のセッション番号(例えば、第1セッションの場合:「S1」、第2セッションの場合:「S2」)、及び読み取りが終了したセッション数を表示部12に表示する(ステップC3)。
【0073】
次いで、CPU11aは、現在読み取り中のセッションに含まれるファイル数、読み取り終了したファイル数を表示部12に表示し(ステップC4)、本読取表示処理を終了する。
【0074】
上述のように、ディスク再生装置1におけるディスク101の読み取り状況を表示部12に表示させてユーザに報知できるので、ディスク101に含まれるトラック数が多く、読み取りに時間がかかる場合にも、ユーザに状況を把握させることができる。また、既に読み取ったセッション数を表示部12に表示するので、既に読み取ったセッションの再生が操作部13により指示操作された場合に迅速に対応できる。
【0075】
なお、本実施の形態では、DISC再生処理(図2参照)において、マルチセッションではない場合や第1セッションの読み取りの際、新たなディスクの読み取りを開始した段階で前セッションのデータはNullデータとしてそのセッションとの差を取ることによっても実現できる。こうすることによって、マルチセッションとシングルセッションとのフローが同一となるため、ソフトウェア開発の簡略化が図られる。
【0076】
また、本実施の形態では、全てのセッション毎の差分を記憶することとしたが、これに限定されず、前セッションのディレクトリ構造を記憶しておくことによってディスク全体を再生することとしてもよい。また、読み取りが終了した各セッションのリードイン領域の開始アドレスまたは終了アドレス、リードアウト領域の終了アドレス、プログラム領域の開始アドレスをRAM11cに記憶させることとしてもよい。こうすることによって、読み取り時間の向上を図ることができる。このとき、RAM11cは、記憶手段としての機能を有することとなる。
【0077】
また、本実施の形態では、各セッション毎に信号処理回路15を設定することとしたが、これに限定されず、特定のフォーマットのみの再生の場合には、各セッション毎に信号処理回路15を設定しなくてもよい。
【0078】
また、本実施の形態では、ディスク101がCDDAである場合も含めて説明したが、これに限定されず、このディスク101がCDDAのマルチセッションやCDDAの通常再生に対応していない場合(例えば、CD−ROMを利用した圧縮音声再生装置の場合)にも対応することができる。
【0079】
また、本実施の形態において、セッション毎のデータ管理方法は、個々のセッション毎に含まれるディレクトリやファイル等の情報で管理(各セッションに含まれるディレクトリやファイル等の情報の差分を管理)することとしたが、これに限定されず、各セッションまでに含まれるディレクトリやファイル等の情報(つまり、各セッションに含まれるディレクトリやファイル等の情報をそのまま管理)することとし、再生時にその差分を使用してもよい。
【0080】
また、本実施の形態において、ディスク再生装置1が再生するディスク101については、詳述していないが、ISO9660のファイルシステムを有するディスクや、それに準拠若しくは類似する構成のファイルシステム(例えば、Joliet、Romeo等)を有するディスクに対応させることができる。また、その他のファイルシステムであっても、ディスク構成がいくつかのセッションに分かれており、それぞれのセッションにアドレス、名称等のファイル情報を管理するテーブルが設けられているものであれば、対応可能である。
【0081】
また、本実施の形態では、DISC再生処理(図2参照)に付随する処理として、再生設定処理(図3参照)、読取表示処理(図4参照)を挙げたが、必須ではなく、ユーザからの要求に応じて、CPU11aが実行すればよい。
【0082】
また、読取表示処理(図4参照)において、ディスク101がマルチセッション方式である場合に、「MULTI SESSION」と表示部12に表示することとしたが、これに限定されず、カタカナやマーク等を利用して、マルチセッション方式であることを示すようにしてもよい。また、ディスク101がマルチセッション方式でない場合に、シングルセッションであることを示す表示を行うこととしてもよい。
【0083】
また、本発明は、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0084】
【発明の効果】
本発明によれば、各セッションに含まれるディレクトリやファイル等の情報と、前セッションに含まれるディレクトリやファイル等の情報との差分に基づいて再生するので、セッション毎に再生することが容易にでき、再生開始までの読み取り時間を短縮できる。
また、各セッションのフォーマットに基づいて再生を実行することができるので、ディスクに複数のフォーマットが混在している場合にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク再生装置1の内部構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態におけるDISC再生処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】再生設定処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】読取表示処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】光ディスクに記憶されるデータの格納位置を示す図である。
【図6】従来のDISC再生処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ディスク再生装置
11 システム制御部
11a CPU
11b ROM
11c RAM
12 表示部
13 操作部
14 再生動作駆動部
15 信号処理回路
16 D/A変換器
17 増幅回路
18 音声出力端子
101 ディスク[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a playback apparatus and a playback method for playing back an optical disc on which data can be additionally written.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in order to effectively use a recording area in an optical disc such as a CD-R (Compact Disc-Recordable) or a CD-RW (Compact Disc-ReWritable), Such a reproducing apparatus has been devised.
[0003]
With reference to FIG. 5, the data structure of an optical disc employing the above-described multi-session method will be described.
[0004]
FIG. 5 is a diagram showing a storage position of data recorded on the optical disc. An optical disc is physically configured to record information in a spiral from the inside to the outside. More specifically, as shown in FIG. 5, the optical disc is divided into a power calibration area (PCA), a program memory area (PMA), a first session, and a second session from the inside of the optical disc. Each session includes a program area, and a lead-in area and a lead-out area are arranged before and after the program area.
[0005]
The PCA is an area for adjusting the laser power (recording output value) when recording data on the optical disc to an optimum value. The PMA is an area for recording information (track information; track number, track start position, end position, etc.) related to the program recorded in the program area before finalization processing.
[0006]
The lead-in area is an area that indicates the start of the session. The track information recorded in the PMA, the total length of the program area, and the like are recorded as TOC (Table Of Contents) information, and the program area of the next session is started. Record the address etc.
[0007]
The program area is an area for recording a path table, a directory, a track (for example, a song, a file), etc. included in the session or the previous session, and includes a PVD (Primary Volume Descriptor) or SVD (SVD) included therein. Supplementary Volume Descriptor) manages the location where the session or the path table, directory (including root directory), track, etc. included in the previous session are recorded.
[0008]
Here, the path table is a search table that indicates all directories on the optical disk, and specifically records the physical storage position of each directory.
[0009]
The lead-out area is an area indicating the end of the session.
[0010]
Next, with reference to FIG. 6, a description will be given of a DISC reproduction process in the case where the above-described optical disk or the like is reproduced by a conventional reproducing apparatus. FIG. 6 is a flowchart showing the flow of the DISC reproduction process. Note that a conventional reproducing apparatus includes a control unit such as a CPU (Central Processing Unit) and a ROM, a reproduction driving unit (for example, an optical pickup) and the like. Then, the CPU controls various operations such as disk reproduction by the reproduction driving unit in accordance with various application programs stored in the ROM.
[0011]
In FIG. 6, first, the CPU of the playback device loads a loaded disc and determines whether the disc is a CDDA or a CD-ROM based on the format of the disc (step D1). If the CPU determines that the disc is CDDA (step D1; CDDA), the CPU reproduces the disc based on the TOC information included in the lead-in area (step D2).
[0012]
When the CPU determines that the disk is a CD-ROM (step D1; CD-ROM), the CPU further determines whether the CD-ROM is a multi-session system. Specifically, whether or not the start address of the program area of the next session (that is, the second session) is recorded in the lead-in area of the first session of the CD-ROM, or the multi-session pointer included in the lead-in area To determine whether there is a next session (step D3).
[0013]
Here, if the start address of the program area of the next session (that is, the second session) is not recorded in the lead-in area of the first session of the CD-ROM or there is no multi-session pointer (step D3; NO) The CPU determines that this CD-ROM is not a multi-session method (that is, a single-session method). Then, the CPU acquires the position of the path table and directory managed by the PVD in the program area of the first session (step D4), and reads the path table and directory at the acquired position (steps D5 and D6). Next, the CPU acquires link information of tracks (here, files) included in the directory (step D7), and each track (based on the acquired link information of the track and the directory structure described in the session). Here, the file is reproduced (step D8).
[0014]
In step D3, the start address of the program area of the next session (that is, the second session) is recorded in the lead-in area of the first session of the CD-ROM, or the multi-session method is used by the multi-session pointer. (Step D3; Yes), the CPU determines that this CD-ROM is a multi-session method. Then, the CPU obtains the start address of the program area of the next session from the lead-in area (step D9), moves the optical pickup to the lead-in area of the next session (step D10), and moves the next session to the moved lead-in area. It is determined whether or not the start address of the program area is recorded (step D11).
[0015]
If the start address of the program area of the next session is recorded in the moved lead-in area (step D11; Yes), the process returns to step D9 to continue the process. Further, when the start address of the program area of the next session is not recorded in the moved lead-in area, or when the multi-session pointer included in the lead-in area of the session indicates the last session (that is, “FF” .FF.FF "or B0 is omitted) (step D11; NO), the CPU regards the current session as the last session and the path table and directory managed by the PVD in the program area of the last session. The position is acquired (step D12), and the path table and directory at the acquired position are read (steps D13 and D14). Next, the CPU obtains link information of tracks (files here) included in the directory (step D15), and proceeds to step D8.
[0016]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, when playing back each file recorded on the CD-ROM in the conventional playback device, the last session (first session in the case of a single session) is searched and recorded in the last session. I had to read out the directory and files. For this reason, there is a problem that it takes time to play back when the number of sessions included in the disc is large.
[0017]
Conventionally, it is determined in advance whether the optical disk is a CDDA or a CD-ROM, and based on the determination result, a reproduction process corresponding to the CDDA or a reproduction process corresponding to the CD-ROM is performed on the entire optical disk. As a result, the CDDA format and the CD-ROM format cannot be handled together on a single optical disc.
[0018]
An object of the present invention is to reduce the time required to reproduce a multi-session type optical disc and to cope with the case where a CDDA format and a CD-ROM format are mixed on the optical disc. It is.
[0019]
[Means for Solving the Problems]
The present invention
In a playback device capable of playing a multi-session optical disc,
Reading means for reading each session recorded on the optical disc;
Extraction means for extracting a difference between information indicating a directory and a file included in each session read by the reading means and information indicating a directory and a file up to the previous session of each session;
Based on the difference extracted by the extracting means, reproducing means for reproducing the optical disc;
It is characterized by having.
[0020]
The present invention
The system further comprises management means for managing the difference extracted by the extraction means in association with each session.
[0021]
In the present invention,
The management means manages data recorded on the optical disc by format.
[0022]
In the present invention,
The reproduction means reproduces the optical disc for each session based on a difference corresponding to each session managed by the management means.
[0023]
The present invention also provides:
It is further characterized by further comprising changing means for changing hardware or software settings for each session.
[0024]
The present invention also provides:
It further comprises storage means for storing the start address and end address of the lead-in area, the end address of the lead-out area, or the start address of the program area included in each session.
[0025]
The present invention also provides:
It is further characterized by further comprising a display control means for displaying on the display means the session number indicating the session and the number of sessions that have been read during reading of each session by the reading means.
[0026]
In the present invention,
The display control means causes the display means to display the number of directories and files included in the session and the number of directories and files that have been read, during reading of each session by the reading means. Yes.
[0027]
The present invention also provides:
When the optical disc is reproduced, further comprising designation means for designating any one of reproduction of all sessions and reproduction of a session instructed by the user,
The reproducing means reproduces the optical disk based on the reproduction mode designated by the designation means.
[0028]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of a disk reproducing apparatus to which the present invention is applied will be described below in detail with reference to the drawings.
[0029]
First, the configuration will be described. FIG. 1 is a block diagram showing the internal configuration of the
[0030]
The
[0031]
The
[0032]
Further, the
When the track format in the session is CDDA, the
When the track format in the session is CD-ROM, the path table and directory in the program area are read, link information is obtained from the files included in the directory, and the link information and the session information are described. The
That is, the
[0033]
When the
That is, the
[0034]
The
[0035]
The
[0036]
Further, the
That is, the
[0037]
The
That is, the
[0038]
The
Further, the
That is, the
[0039]
The reproduction
That is, the reproduction
[0040]
The optical pickup moves in the radial direction of the
That is, the optical pickup has a function as reading means.
[0041]
The tracking sled servo circuit moves the optical pickup in the radial direction of the
[0042]
The spindle servo circuit controls the spindle motor to a constant linear velocity by rotating the
[0043]
The
That is, the
[0044]
The D /
[0045]
The
The
[0046]
Next, the operation will be described.
FIG. 2 is a flowchart showing the flow of the DISC reproduction process executed by the
[0047]
In FIG. 2, first, the
[0048]
In step A1, if the start address of the program area of the next session is not recorded in the lead-in area of the first session or if there is no multi-session pointer (step A1; NO), the
[0049]
In step A2, if the
[0050]
In step A2, if the
[0051]
In step A1, if the start address of the program area of the next session is recorded in the lead-in area of the first session or the multi-session pointer indicates that the multi-session method is used (step A1; Yes) The
[0052]
In step A9, when the track format of the current session corresponds to CDDA (step A9; CDDA), the
[0053]
In step A9, when the track format of the current session corresponds to CD-ROM (step A9; CD-ROM), the
[0054]
Subsequently, the
[0055]
Further, the
[0056]
As described above, when the
[0057]
Accordingly, when playing back the
At this time, the directory structure of the current session can be acquired by taking the difference between the directory structure of the previous session and the directory structure of the current session. By repeating this process, the directory structure of each session (that is, directories and files included in each session) can be acquired and managed.
[0058]
In addition, the track format can be determined for each session, and playback corresponding to CDDA or playback corresponding to CD-ROM can be executed based on the determination result. It can also be used when formats are mixed.
[0059]
Conventionally, in order to shorten the reading time, a method of increasing the rotation speed of the
[0060]
Conventionally, if there was a session that could not be read in the middle, there was a problem that all sessions could not be played back.However, if playback was possible for each session as in this embodiment, sessions that could not be read would be The removed session can be played.
[0061]
In addition, since track management is performed for each session, by leaving all session information in the
[0062]
Playback is possible even when there is no correlation between sessions (the directory structure up to the previous session is not included in the directory information of the current session), so convenience is improved.
[0063]
Further, in association with the above-described DISC reproduction process (see FIG. 2), the following reproduction setting process and reading display process may be further executed.
[0064]
FIG. 3 is a flowchart showing the flow of the playback setting process. In this reproduction setting process, “reproduction format” or “reproduction mode” to be further considered in the above-described DISC reproduction process (see FIG. 2) is set. Therefore, this playback setting process is a process that should be executed before the DISC playback process.
[0065]
In FIG. 3, the
[0066]
Here, when “set playback mode” is selected (step B2; playback mode), the
[0067]
Further, when “reproduction format setting” is selected in step B1 (step B2; reproduction format), the
[0068]
Here, when “CD-ROM” or “CDDA and CD-ROM” is selected as the playback format (step B5; Yes), the
[0069]
If “CD-ROM” is selected as the priority format (step B7; CD-ROM), the
[0070]
Then, the
[0071]
FIG. 4 is a flowchart showing the flow of the reading display process. This reading and displaying process is a process to be incorporated in the above-described DISC reproduction process (see FIG. 2) or executed by an interrupt when the DISC reproduction process is executed.
[0072]
In FIG. 4, the
[0073]
Next, the
[0074]
As described above, since the reading status of the
[0075]
In the present embodiment, in the DISC playback process (see FIG. 2), the data of the previous session is set as Null data at the stage where reading of a new disc is started when the session is not multi-session or when reading the first session. It can also be realized by taking the difference from the session. By doing so, the flow of the multi-session and the single session becomes the same, so that software development can be simplified.
[0076]
In the present embodiment, the differences for all sessions are stored. However, the present invention is not limited to this, and the entire disk may be reproduced by storing the directory structure of the previous session. Further, the start address or end address of the lead-in area, the end address of the lead-out area, and the start address of the program area of each session that has been read may be stored in the
[0077]
In the present embodiment, the
[0078]
In this embodiment, the case where the
[0079]
Also, in this embodiment, the data management method for each session is managed by information such as directories and files included in each session (difference of information such as directories and files included in each session is managed). However, the present invention is not limited to this, and information such as directories and files included in each session (that is, information such as directories and files included in each session is managed as it is) and the difference is used during playback. May be.
[0080]
In the present embodiment, the
[0081]
In the present embodiment, the playback setting process (see FIG. 3) and the reading display process (see FIG. 4) are given as the processes accompanying the DISC playback process (see FIG. 2). The
[0082]
Further, in the reading and displaying process (see FIG. 4), when the
[0083]
Further, the present invention is not limited to the contents of the above embodiment, and can be appropriately changed without departing from the gist of the present invention.
[0084]
【The invention's effect】
According to the present invention, playback is performed based on the difference between information on directories and files included in each session and information on directories and files included in the previous session. The reading time until the start of playback can be shortened.
Further, since playback can be executed based on the format of each session, it is possible to cope with a case where a plurality of formats are mixed on the disc.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing an internal configuration of a
FIG. 2 is a flowchart showing a flow of a DISC reproduction process in the present embodiment.
FIG. 3 is a flowchart showing a flow of a reproduction setting process.
FIG. 4 is a flowchart showing a flow of reading display processing.
FIG. 5 is a diagram showing a storage position of data stored on an optical disc.
FIG. 6 is a flowchart showing a flow of conventional DISC reproduction processing.
[Explanation of symbols]
1 Disc player
11 System controller
11a CPU
11b ROM
11c RAM
12 Display section
13 Operation part
14 Playback operation drive unit
15 Signal processing circuit
16 D / A converter
17 Amplifier circuit
18 Audio output terminal
101 disks
Claims (14)
前記光ディスクに記録されている各セッションを読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取られた各セッションに含まれるディレクトリ、及びファイルを示す情報と、各セッションの前セッションまでのディレクトリ、及びファイルを示す情報との差分を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された差分に基づいて、前記光ディスクを再生する再生手段と、
を備えることを特徴とする再生装置。In a playback device capable of playing a multi-session optical disc,
Reading means for reading each session recorded on the optical disc;
Extraction means for extracting a difference between information indicating a directory and a file included in each session read by the reading means and information indicating a directory and a file up to the previous session of each session;
Based on the difference extracted by the extracting means, reproducing means for reproducing the optical disc;
A playback apparatus comprising:
前記再生手段は、前記指定手段により指定された再生モードに基づいて、前記光ディスクを再生することを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の再生装置。When the optical disc is reproduced, further comprising designation means for designating any one of reproduction of all sessions and reproduction of a session instructed by the user,
9. The reproducing apparatus according to claim 1, wherein the reproducing unit reproduces the optical disc based on a reproduction mode designated by the designation unit.
前記光ディスクに記録されている各セッションを読み取る読取機能と、
前記読取機能により読み取られた各セッションに含まれるディレクトリ、及びファイルを示す情報と、各セッションの前セッションまでのディレクトリ、及びファイルを示す情報との差分を抽出する抽出機能と、
前記抽出機能により抽出された差分に基づいて、前記光ディスクを再生する再生機能と、
を実現させるためのプログラム。To a computer that controls a playback device capable of playing a multi-session optical disc,
A reading function for reading each session recorded on the optical disc;
An extraction function for extracting a difference between information indicating a directory and a file included in each session read by the reading function and information indicating a directory and a file up to the previous session of each session;
A reproduction function for reproducing the optical disc based on the difference extracted by the extraction function;
A program to realize
前記再生機能は、前記指定機能により指定された再生モードに基づいて、前記光ディスクを再生することを特徴とする請求項10〜13の何れかに記載のプログラム。When the optical disc is played back, it further comprises a designation function for designating any one of the playback modes of playback of all sessions and playback of sessions instructed by the user,
The program according to any one of claims 10 to 13, wherein the reproduction function reproduces the optical disk based on a reproduction mode designated by the designation function.
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