JP3930685B2 - Snap fit hinge - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、一方的或は相対的に開閉される第1の部材と第2の部材の各連結部を開閉可能に連結するヒンジであって、連結部分にワンタッチで組み付けを行う事ができるように構成したスナップフィットヒンジに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のスナップフィットヒンジとして、図18乃至図20に示したようなものが公知である。
【0003】
この従来公知のものは、例えばスナップフィットヒンジAが、携帯電話機の送話部を構成する第1の部材2の連結部2aと受話部を構成する第2の部材6の連結部6aの間に両者を連結する状態で取り付けられている。この従来公知のスナップフィットヒンジAは、一端部に鍔部1aを有すると共に開閉される第1の部材2の連結部2aに収納固定されるシャフト1と、このシャフト1を中心部軸方向へ挿通させ前記鍔部1aに係止されると共に開閉される第1の部材2の連結部2aに収納固定されるケース体3と、このケース体3に設けたキー溝3aに係止合嵌合された突部4aを有し、軸方向へ摺動可能であると共に、一端面に凸部或は凹部から成る回転摺動カム部4bを有し、その中心部軸方向へ前記シャフト1を挿通させた回転摺動カム4と、前記シャフト1をその中心部軸方向へ摺動させ前記回転摺動カム4の回転摺動カム部4bと対向する一端面に凹部或は凸部から成るカム部5aを有する回転カム5と、この回転カム5がシャフト1より抜け出ないように該シャフト1の先端に挿入して該シャフト1の端部をワッシャー9を介してかしめることによって該シャフト1に固定されると共に、第2の部材6に設けた連結部6aに挿入係止される爪部7aを有するファスナー7と、前記ケース体3内にシャフト1に還巻きされつつ収装され前記回転摺動カム4を前記回転カム5側へ押圧させるコンプレッションスプリング8とから構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来公知のヒンジは、組み込み時において、第1の部材2と第2の部材6の各連結部2a,6aを軸方向に重ね合わせて、外側に位置する連結部2aに設けた収装孔よりファスナー7側を先にして挿入させることにより、該ファスナー7の爪部7aがもう一方の連結部6aに係止され、ケース体3と回転カム5が各々の連結部2a,6aと係合しつつ組み付けが完了するので、組み付けが容易であるという利点は有する。しかし、従来公知のものは、部品点数が多く専用のかしめ機材を必要とするという問題や、シャフト1を金属製のしかも挽き物或はヘッダー加工を必要とするという問題があり、それがヒンジのコストダウンの障害となっていた。
【0005】
この発明の目的は、従来公知のスナップフィットヒンジの利点を保持しつつ、可及的にコストダウン及び軽量化を図ることのできる、スナップフィットヒンジを提供せんとするにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するためにこの発明は、第1の部材と第2の部材の各連結部を開閉可能に連結するスナップフィットヒンジであって、前記第1の部材か第2の部材のいずれか一方の連結部に設けた取付孔へ挿入固定される外周に回り止め用の溝を設け、他端部に壁部を有する一端部開放のケース体と、一端部に鍔部を他端部に周溝を有し、前記ケース体の前記壁部に設けた挿通孔に挿通されつつその軸方向を貫通し前記鍔部を前記壁部へ係合して成るシャフトと、前記ケース体の開放端部側に設けたキー溝にその外周に設けたキー部を係合させその中心部軸方向に設けた挿通孔へ前記シャフトを回転可能に挿通させて成る一端面に摺動カム部を有する回転摺動カムと、前記第1の部材と第2の部材のいずれか他方のものに設けた取付孔へ挿入固定される外周に回り止め用の溝を設け前記摺動カムの摺動カム部と対向する側に回転カム部を有し、前記シャフトの他端部をその中心部軸方向に設けた挿通孔へ挿通させて成る回転カムと、前記シャフトの他端部側へ取り付けられ前記シャフトの周溝と係合して前記回転カムの抜け止めを防止する係止リングと、前記シャフトの回りに環巻されつつ前記ケース体の前記壁部と前記回転摺動カムとの間に弾設されたコンプレッションスプリングと、前記ケース体が前記連結部より抜け出てしまうのを防止するために設けられた係止爪付きのファスナーとから成り、このファスナーを前記ケース体の壁部の側に一体に設けたことを特徴とする。
【0007】
そして、この発明は、前記シャフトに、前記周溝に続いてキャップ取付部を設けることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の一実施の形態を携帯電話機に実施した場合について説明するが、この発明に係るスナップフィットヒンジは、他にも電子手帳のような小型パソコン、小型ワードプロセッサ等の第1の部材であるキーボード本体側と第2の部材であるディスプレー体とを開閉可能に構成した小型OA機器等の開閉体の開閉用のヒンジとしても広く用いることができる。
【0009】
図面によれば、図1乃至図14において、指示記号10はシャフトであり、とくに図4に示したように、その一端部には鍔部10aが設けられ、他端部側には周溝10bが設けられている。このシャフト10の材料は、例えばSUM24L等の金属棒の挽き物であるが、POM等の合成樹脂製のものとすることが可能である。さらに、周溝10bに続いてキャップ取付部10cが連設されている。
【0010】
指示記号11のものは、例えばPOM等の合成樹脂製の丸筒状のケース体であり、その外周にはとくに図7乃至図9に示したように軸方向へ回り止め用の溝11a,11aが設けられている。この溝11a,11aが、とくに図6に示したように、第2の部材12の連結部12aに設けた取付孔12bの内側に設けた係止突条12cと係合することにより、第1の部材12と共に回転するように構成されている。このケース体11は、とくに図3と図4に示したように、その一端部に設けた壁部11bに形成させた挿通孔11c及び内部の空洞部11dの各中心部軸方向にシャフト10を回転可能に挿通させ、鍔部10aによって該シャフト10の一端部側から抜け出ないようにシャフト10に回転可能に係止されている。ケース体11にはまたその開放端側から、とくに図2と図5と図7に示したように、切り込まれたキー溝11e,11eが設けられている。そして、ケース体11の端部からは四つ割によって形成したそれぞれが係止爪16aを有し、弾性を有する脚部16bから成る4個のファスナー16が一体に形成されている。
【0011】
指示記号13のものは、例えばSMF5040等の焼結金属製かつ樹脂含浸製の回転摺動カムであり、焼き入れの後、表面にNiメッキ(無電解)を施してある。この回転摺動カム13は、とくに図10に示したように、その中心部軸方向にシャフト10を回転可能に挿通させる挿通孔13aが設けられると共に、外周にケース体11のキー溝11e,11eと嵌係合するキー部13b,13bが設けられている。そしてこのキー部の部分の一端面には、軸方向へ凸部13c,13cとその他の部分に設けられた凹部13e,13eから成る回転摺動カム部13dが設けられている。
【0012】
指示記号14のものは、例えばSMF5040等の焼結金属製かつ樹脂含浸製の回転カムであり、焼入れの後、表面にNiメッキ(無電解)を施してある。この回転カム14は、とくに図12乃至図14に示したように、その中心部軸方向に設けた挿通孔14aにシャフト10を回転可能に挿通させて成り、回転摺動カム13の回転摺動カム部13dと対向する面に、凹部14b,14bと凸部14c,14cから成る回転カム部14dが180°間隔で設けられている。この回転カム14の外周軸方向には、180°間隔で回り止め用の溝14e,14eが設けられ、この溝14e,14eはとくに図6に示したように、第2の部材15の連結部15aの取付孔15bに設けた係止突条15c,15cと係合する。
【0013】
この回転カム14は、シャフト10の周溝10bに係止嵌合させた、例えばEリングのような係止リング19によってシャフト10より抜け出ないように係止されている。
【0014】
そして、ケース体11の空洞部11d内には、とくに図3と図4に示したように、シャフト10に還巻きさせつつコンプレッションスプリング17が該ケース体11と回転摺動カム13との間に弾設され、回転摺動カム13を回転カム14側へ押圧させている。尚、指示記号18で示されたものはキャップであり、シャフト10の端部に設けたフランジ部と周溝から成るキャップ取付部10cに係合されている。
【0015】
したがって、とくに図6に示したように、第1の部材と第2の部材の各連結部を軸方向に重ね合わせ、外側に位置する連結部の取付孔15bよりこの発明に係るスナップフィットヒンジBをファスナー16の側を先にして挿入させると、ケース体と回転カムは各連結部と係合し、さらにファスナーの爪部が内側に位置する連結部の取付孔12dより突出して該取付孔12dの回りに係止されることにより、スナップフィットヒンジBの取り付けを言わばワンタッチで行うことができることになる。
【0016】
このスナップフィットヒンジは、使用に当っては、図1に示したように、第1の部材12と第2の部材15の各連結部の両側に取り付けられて一対用いられることを原則とするが、この使用方法に限定されるものではなく、1個取り付けであっても良い。取り付けに当っては、とくに図6に示したように、第1の部材15の連結部15aと第2の部材12の連結部12aを軸方向に重ねて組み合わせた後、スナップフィットヒンジBをファスナー16側を先にして、かつ、溝11aと溝14eを係止突条15cと係止突条12cの位置に合わせて第1の連結部15aの取付孔15b側より挿入させるものであり、係止爪16bが、とくに図1乃至図3に示したように、第2の部材12の連結部12aの取付孔12bに設けた係止孔12dと係合することによって、取り付け或は組み付けがワンタッチで完了するものである。
【0017】
今、第1の部材と第2の部材を重ね合わせて閉じた状態においては、図2と図3に示したように、回転カム14の回転カム部14dの凹部14bに回転摺動カム13の回転摺動カム部13dの凸部13cが嵌入しており、この状態でコンプレッションスプリング17により回転摺動カム13が回転カム14側に押圧されていることから、第1の部材と第2の部材の重ね合わせによる閉成状態は安定性を保ち、外力が加えられないと自然に開いてしまうことはない。この状態から第2の部材を第1の部材に対し、或は両部材を相対的に開くと、最初は回転摺動カム部13dの凸部13cが回転カム部14dの凹部14bより脱出する際の抵抗に遭遇するが、さほどの力を必要とすることなく開かれ、しかる後140°位の開成角度までは回転摺動カム部13dの凸部13cが回転カム部14dの凸部14cと圧接状態でフリクション回転摺動することから、任意の位置で両部材を安定停止保持させておくことができる。
【0018】
両部材の開成角度が140°を超えると、回転摺動カム部13dの凸部13cが回転カム部14dのもう一方の凹部14bへ落ち込む際に生ずる回転トルクにより、両部材は自動的に開かれ、しかる後165°まで開くことが可能となる。両部材が165°まで開かれると、連結部に設けた図示してないストッパー手段により両部材はそれ以上開かれない。
【0019】
次に、両部材を閉じる際には、先ほどとは逆に回転摺動カム部13dの凸部13cが回転カム部14dの凹部14bを脱出する際の抵抗に遭遇するが、さほどの力を必要とすることなく途中の閉成角度ではフリーストップに閉じられ、約20°程度の開閉角度になると、回転摺動カム部13dの凸部13cが回転カム部14dの凹部14bに落ち込む際に生ずる回転トルクによって、自動的に閉じられることになる。
【0020】
図15は、この発明に係るスナップフィットヒンジの他の実施の形態を示す。図面によれば、シャフト20は、例えばPOMのような合成樹脂で構成されたものであり、ケース体22側端部に係止爪21aを有する4個の脚部21bから成るファスナー部21が一体に形成されており、このファスナー部21が同時にケース体22の抜け止め部材を兼ねている。このケース体22はファスナーを有しない点を除いて他の構成は、図1乃至図14に示した先の実施の形態のものと同じである。尚、見える部分で指示記号22aは先の図1乃至図14に示した実施の形態のものと同じキー溝である。
【0021】
このように実施してもこの発明の目的は達成でき、シャフトを合成樹脂で構成すると、製作コストをさらに下げることができる。また、第1の部材と第2の部材の各連結部に対する取付方法は先の実施の形態のものと同じであり、その他の各部材の作用効果もまた同じであるので、説明を省略する。
【0022】
図16乃至図17は、この発明に係るスナップフィットヒンジのさらに他の実施の形態を示し、係止爪31aを有する複数の脚部31bから成るファスナー31がシャフト30に設けられている点は、図15に示した実施の形態のものと同じであるが、このシャフト30に取り付けられる各部品が、先の図1乃至図14、及び図15に示した実施の形態のものとは異なっている。
【0023】
即ち、シャフト30のファスナー31を設けた側に回転カム32が、続いて回転摺動カム33、及びケース体34が取り付けられ、ケース体34と回転摺動カム33との間にシャフト30に還巻きさせてコンプレッションスプリング35が弾設されている。そして、シャフト30がケース体34より突出した部分に設けたキャップ取付部30aには、キャップ36が取り付けられている。さらに、指示記号37の部材はシャフト30の周溝30bと係合してケース体34の抜け止めをする例えばEリングのような係止リングである。
【0024】
尚、以上のいずれの実施の形態においても、キャップは回転カムやケース体に取り付けられる場合がある。さらに、ファスナーを構成する係止爪付きの脚部の数に限定はなく、2個或は3個の場合がある。
【0025】
このように実施してもこの発明の目的を達成でき、シャフトを合成樹脂で構成すると、製作コストをさらに下げることができる。
【0026】
また、第1の部材と第2の部材の各連結部に対する取付方法も先の実施の形態のものと同じであり、その他の各部材のシャフトに対する組付順序が先の実施の形態のものと逆である点のみが相違するが、その作用効果は同じであるので説明を省略する。
【0027】
尚、以上の説明は主として携帯電話機に用いた場合について説明したが、この携帯電話機を含め、最大開成角度、及び両部材を自動的に開いたり閉じたりする自動吸い込み角度等については、以上の実施の形態のものに限定されない。
【0028】
さらに、回転摺動カムと回転カムの双方、或は一方のものを焼結金属以外のもの、例えばダイキャスト鋳物、鍛造プレス、合成樹脂、セラミック等で構成することができる。
【0029】
回転摺動カムに設ける回転摺動カム部の凸部と凹部の形状、及び回転カムに設ける回転カム部の凹部と凸部の形状、数等については、実施の形態のものに限定されない。また、相互に設ける凹部と凸部の設置位置を実施の形態のものと逆にしても良い。
【0030】
【発明の効果】
この発明は以上のように構成したので、次のような効果を奏し得る。
【0031】
請求項1のように構成すると、第1の部材と第2の部材のいずれか一方の開閉操作、或は相対的な開閉操作に伴って、回転摺動カムの回転摺動カム部と回転カムの回転カム部との間の一方的或は相対的な圧接摺動回転作用により、第1の部材と第2の部材は所定の開閉角度範囲においてフリーストップに開閉操作を行い、かつ、所定の開成角度以上、及び或は所定の閉成角度以下で自動的に開きかつ閉じさせることができ、閉成状態を安定的に保つことができるものである。
【0032】
そして、ファスナーをケース体に対して一体に設けたので、第1の部材と第2の部材の各連結部に対する組み込みを、ワンタッチで行うことができるという効果を奏し得るものである。
【0033】
請求項2のように構成すると、キャップをシャフトの端部へ直に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るスナップフィットヒンジを取り付けた携帯電話機を開いて見た平面図である。
【図2】 この発明に係るスナップフィットヒンジの取付状態を示す平面図である。
【図3】 図2に示したスナップフィットヒンジの平面断面図である。
【図4】 図2に示したスナップフィットヒンジの動作を説明する平面断面図である。
【図5】 図2に示したスナップフィットヒンジ分解平面図である。
【図6】 図2に示したスナップフィットヒンジの組み付け方法を説明する説明図である。
【図7】 図2に示したスナップフィットヒンジのケース体の右側面図である。
【図8】 図7に示したケース体の左側面図である。
【図9】 図7に示したケース体の縦断面図である。
【図10】 図2に示したスナップフィットヒンジの回転摺動カムの右側面図である。
【図11】 図10に示した回転摺動カムの0°〜180°までの展開図である。
【図12】 図2に示したスナップフィットヒンジの回転カムの左側面図である。
【図13】 図12に示した回転カムの右側面図である。
【図14】 図12に示した回転カムの0〜180°までの展開図である。
【図15】 この発明に係るスナップフィットヒンジの他の実施の形態を示す分解平面図である。
【図16】 この発明に係るスナップフィットヒンジのさらに他の実施の形態を示す分解平面図である。
【図17】 図16に示したスナップフィットヒンジの取付状態を示す横断面図である。
【図18】 従来のスナップフィットヒンジの平面図である。
【図19】 図18に示したスナップフィットヒンジのファスナーの部分の拡大断面図である。
【図20】 図18に示したスナップフィットヒンジの分解平面図である。
【符号の説明】
10 シャフト
10a 鍔部
10b 周溝
10c キャップ取付部
11 ケース体
11a 回り止め
11e キー溝
12 第1の部材
12a 連結部
12b 取付孔
12c 係止突条
13 回転摺動カム
13a 挿通孔
13b キー部
13c 凸部
13d 回転摺動カム部
13e 凹部
14 回転カム
14b 凹部
14c 凸部
14d 回転カム部
14e 回り止め
15 第2の部材
15a 連結部
15b 取付孔
16 ファスナー
16a 係止爪
16b 脚部
16c 割溝
17 コンプレッションスプリング
18 キャップ
19 係止リング
20 シャフト
21 ファスナー
21a 係止爪
21b 脚部
22 ケース体
22a キー溝
30 シャフト
30a キャップ取付部
31 ファスナー
31a 係止爪
31b 脚部
32 回転カム
33 回転摺動カム
34 ケース体
35 コンプレッションスプリング
37 係止リング [0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is a hinge for connecting the connecting portions of the first member and the second member that can be opened and closed unilaterally or relatively, so that the connecting portions can be opened and closed. The present invention relates to a snap-fit hinge configured as described above.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as this type of snap-fit hinge, those shown in FIGS. 18 to 20 are known.
[0003]
In this conventionally known one, for example, a snap-fit hinge A is provided between the connecting
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The above-described conventionally known hinge is a housing provided in the connecting
[0005]
An object of the present invention is to provide a snap fit hinge that can reduce the cost and weight as much as possible while maintaining the advantages of a conventionally known snap fit hinge.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-described object, the present invention is a snap-fit hinge that connects the connecting portions of the first member and the second member so as to be openable and closable, and which is either the first member or the second member. A groove for preventing rotation is provided on the outer periphery inserted into and fixed to the attachment hole provided in one of the connecting portions, and a case body having one end open and a wall portion at the other end, and a flange at the other end. A shaft that has a circumferential groove and is inserted through an insertion hole provided in the wall portion of the case body, passes through the axial direction of the case body, and engages the flange portion with the wall portion, and the case body is opened. A sliding cam portion is provided on one end surface formed by engaging a key portion provided on the outer periphery of the key groove provided on the end portion side and rotatably inserting the shaft through an insertion hole provided in the central portion axial direction. To the mounting hole provided in the rotary sliding cam and the other one of the first member and the second member An insertion that has a rotation-preventing groove on the outer periphery to be inserted and fixed, a rotating cam portion on the side facing the sliding cam portion of the sliding cam, and the other end portion of the shaft provided in the axial direction of the central portion thereof A rotating cam inserted into the hole, a locking ring attached to the other end of the shaft and engaged with a circumferential groove of the shaft to prevent the rotating cam from being detached, and a ring around the shaft A compression spring provided between the wall portion of the case body and the rotary sliding cam while being wound, and a lock provided to prevent the case body from coming out of the connecting portion It consists of a fastener with a nail | claw, and this fastener was integrally provided in the wall part side of the said case body.
[0007]
The present invention is characterized in that a cap mounting portion is provided on the shaft following the circumferential groove.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A case where the embodiment of the present invention is implemented in a mobile phone will be described below. The snap-fit hinge according to the present invention is also a first member such as a small personal computer such as an electronic notebook or a small word processor. It can also be widely used as a hinge for opening / closing an opening / closing body of a small OA device or the like configured such that a keyboard body side and a display body as a second member can be opened / closed.
[0009]
According to the drawings, in FIG. 1 to FIG. 14, the
[0010]
An
[0011]
[0012]
[0013]
The rotating
[0014]
In the
[0015]
Therefore, as shown in FIG. 6 in particular, the connecting portions of the first member and the second member are overlapped in the axial direction, and the snap fit hinge B according to the present invention is provided from the mounting
[0016]
In principle, the snap-fit hinges are attached to both sides of each connecting portion of the
[0017]
Now, in a state where the first member and the second member are overlapped and closed, as shown in FIGS. 2 and 3, the
[0018]
When the opening angle of both members exceeds 140 °, both members are automatically opened by the rotational torque generated when the
[0019]
Next, when closing both members, contrary to the previous case, the
[0020]
FIG. 15 shows another embodiment of the snap-fit hinge according to the present invention. According to the drawing, the
[0021]
Even if implemented in this way, the object of the present invention can be achieved. If the shaft is made of synthetic resin, the manufacturing cost can be further reduced. Moreover, since the attachment method with respect to each connection part of a 1st member and a 2nd member is the same as the thing of previous embodiment, and the effect of each other member is also the same, description is abbreviate | omitted.
[0022]
16 to 17 show still another embodiment of the snap-fit hinge according to the present invention, and the point that a
[0023]
That is, the
[0024]
In any of the above embodiments, the cap may be attached to the rotating cam or the case body. Further, the number of leg portions with locking claws constituting the fastener is not limited, and there may be two or three legs.
[0025]
Even if it carries out like this, the objective of this invention can be achieved, and if a shaft is comprised with a synthetic resin, manufacturing cost can further be reduced.
[0026]
Moreover, the attachment method with respect to each connection part of a 1st member and a 2nd member is also the same as the thing of previous embodiment, and the assembly | attachment order with respect to the shaft of each other member is the thing of the previous embodiment. Only the opposite is the difference, but the effect is the same, so the explanation is omitted.
[0027]
Although the above explanation has been given mainly for the case where it is used for a cellular phone, the maximum opening angle and the automatic suction angle for automatically opening and closing both members including this cellular phone are described above. It is not limited to the form of.
[0028]
Furthermore, both the rotary sliding cam and the rotary cam, or one of them, can be made of a material other than sintered metal, such as a die-cast casting, a forging press, a synthetic resin, or a ceramic.
[0029]
The shape of the convex part and the concave part of the rotary sliding cam part provided in the rotary sliding cam and the shape and number of the concave part and convex part of the rotary cam part provided in the rotary cam are not limited to those of the embodiment. Moreover, you may make the installation position of the recessed part and convex part which are provided mutually reverse to the thing of embodiment.
[0030]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
[0031]
According to the first aspect of the present invention, the rotational sliding cam portion and the rotational cam of the rotational sliding cam are associated with the opening / closing operation or the relative opening / closing operation of either the first member or the second member. The first member and the second member are opened and closed freely in a predetermined opening / closing angle range by a one-sided or relative pressure-contact sliding rotation action with respect to the rotary cam portion, and a predetermined It can be automatically opened and closed at the opening angle or more and / or below the predetermined closing angle, and the closed state can be kept stable.
[0032]
And since the fastener was integrally provided with respect to the case body, the effect that the integration with respect to each connection part of a 1st member and a 2nd member can be performed by one touch can be show | played.
[0033]
If comprised like
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a mobile phone equipped with a snap-fit hinge according to the present invention when opened.
FIG. 2 is a plan view showing an attached state of the snap-fit hinge according to the present invention.
3 is a plan sectional view of the snap-fit hinge shown in FIG. 2. FIG.
4 is a plan sectional view for explaining the operation of the snap-fit hinge shown in FIG. 2; FIG.
FIG. 5 is an exploded plan view of the snap-fit hinge shown in FIG.
6 is an explanatory view for explaining a method of assembling the snap-fit hinge shown in FIG. 2. FIG.
7 is a right side view of the case body of the snap-fit hinge shown in FIG. 2. FIG.
8 is a left side view of the case body shown in FIG.
9 is a longitudinal sectional view of the case body shown in FIG. 7. FIG.
10 is a right side view of the rotary sliding cam of the snap-fit hinge shown in FIG. 2. FIG.
11 is a development view of the rotary sliding cam shown in FIG. 10 from 0 ° to 180 °. FIG.
12 is a left side view of the rotary cam of the snap-fit hinge shown in FIG. 2. FIG.
13 is a right side view of the rotating cam shown in FIG.
14 is a development view of the rotary cam shown in FIG. 12 from 0 to 180 °. FIG.
FIG. 15 is an exploded plan view showing another embodiment of the snap-fit hinge according to the present invention.
FIG. 16 is an exploded plan view showing still another embodiment of the snap-fit hinge according to the present invention.
FIG. 17 is a cross-sectional view showing an attached state of the snap-fit hinge shown in FIG. 16;
FIG. 18 is a plan view of a conventional snap-fit hinge.
19 is an enlarged cross-sectional view of a fastener portion of the snap-fit hinge shown in FIG.
20 is an exploded plan view of the snap-fit hinge shown in FIG.
[Explanation of symbols]
10
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