JP3928541B2 - 絵文字付きコンテンツ表示システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、有線又は無線による通信手段を備えたクライアント端末におけるメーラやWeb(World Wide Web)ブラウザに係り、詳しくは絵文字付きコンテンツを表示可能な、絵文字付きコンテンツ表示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近において、PC(Personal Computer )用や携帯電話装置用のHTML(Hyper Text Markup Language)コンテンツ等のWebコンテンツおよびメールでは、絵文字と呼ばれる、絵によって表現された記号を、一つの文字として使用できるようになっている。
絵文字は、文字コード体系中のある範囲内の文字を用いた文字コードによって、それがどのような絵として表現されるかの対応関係が規定されている。以降、本明細書中においては、文字コードに使用されている文字の範囲と、それぞれの絵に割り当てられた文字コードの種別とからなる組み合わせによって定まるデータを、絵文字セットと呼ぶこととする。
【0003】
一般に、携帯端末キャリアや、携帯端末/PCメーカは、個々に、文字コードを構成する文字の範囲と、文字と絵との割り当て関係を規定して、絵文字セットを定義している。そのため、例えば異なる機種の携帯端末キャリア間で、絵文字付きのメールをやりとりすると、送信した絵文字が、受信側で正しく表示されない場合がある。
【0004】
これに対して、特許文献1には、機種が異なる端末間においても、絵文字が正しく表示されるようにするために、サーバ上に用意されている絵文字データベースから、それぞれの端末に同じ絵文字ライブラリをダウンロードすることによって、これを利用して絵文字コンテンツのやりとりを行えるようにする方法が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−163194号公報(第4〜5頁、図4)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の絵文字付きコンテンツ表示方式においては、携帯端末キャリアや携帯端末/PCメーカごとに、それぞれ異なる絵文字セットを定義していたため、端末がサポートしているものと異なる絵文字セットを含むコンテンツを表示しようとする場合には、絵文字が正しく表示されない場合があった。
【0007】
そのため、特許文献1記載の技術では、2端末間において絵文字付きメールのやりとりを行う際に、サーバ上の絵文字データベースから、当該メールにおいて使用されている絵文字セットに対応する絵文字ライブラリをそれぞれの端末にダウンロードすることによって、それぞれの端末において、正しく絵文字を表示できるようにしているが、これによって、それぞれの端末では、絵文字セットに属する、すべての絵文字のフォント情報からなる絵文字ライブラリのデータを、端末にダウンロードする必要があり、そのため、端末側のメモリを大量に使用することになるという問題があった。また、携帯端末の場合は、ダウンロードのための通話時間がかかるとともに、ダウンロード料金の支払いが必要になるという問題があった。
【0008】
この発明は上述の事情に鑑みてなされたものであって、端末がサポートしている絵文字セットとは異なる絵文字セットを使用している絵文字コンテンツを、当該端末上において、正しく表示できるようにするための、絵文字付きコンテンツ表示システムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、絵文字付きコンテンツ表示システムに係り、有線又は無線による通信手段を備えたクライアント端末において、絵文字付きコンテンツのヘッダ部分に記述されている、前記絵文字付きコンテンツにおいて使用されている絵文字コードの範囲と絵文字コード種別URLとからなる絵文字セットが、当該端末でサポートされている絵文字セットか否かを判別する絵文字種別判別手段と、該絵文字種別判別手段によって、「否定」の判別結果が得られたときは、前記絵文字付きコンテンツ中の文字列を1文字ずつチエックして、前記絵文字付きコンテンツの前記ヘッダ部分に記述されている前記絵文字セットにより指定された絵文字であるか否かを判別する文字コード判別手段と、該文字コード判別手段によって、「肯定」の判別結果が得られたときは、当該端末でサポートされていない絵文字セットにより指定された絵文字に対してのみ、前記絵文字付きコンテンツの前記ヘッダ部分に記述されている前記絵文字コード種別 URL を持つ、絵文字情報サーバから image形式の絵文字データの情報を取得する絵文字情報取得手段と、取得された前記 image形式の絵文字データに基づいて絵文字を表示する image形式絵文字情報表示手段とを備えてなることを特徴としている。
【0011】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の絵文字付きコンテンツ表示システムに係り、上記絵文字種別判別手によって、「肯定」の判別結果が得られたときは、当該端末でサポートされている絵文字セットを絵文字として表示するとともに、通常の文字表示も行う文字及び絵文字表示手段が付加されていることを特徴としている。
【0012】
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の絵文字付きコンテンツ表示システムに係り、前記文字コード判別手段によって、判別の対象となる文字について、「否定」の判別結果が得られたときは、前記文字及び絵文字表示手段において、当該文字について通常の文字表示がなされることを特徴としている。
【0013】
また、請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一に記載の絵文字付きコンテンツ表示システムに係り、絵文字付きコンテンツを保持するサーバと前記端末との中間に設けられたゲートウェイサーバに絵文字情報挿入手段を備え、絵文字付きコンテンツのヘッダ部分に、前記絵文字付きコンテンツにおいて使用されている絵文字セットの情報が記述されていないとき、前記絵文字情報挿入手段によって前記絵文字セットに対応する絵文字コードの範囲と絵文字コード種別URLとを、前記絵文字付きコンテンツのヘッダ部分に挿入することを特徴としている。
【0014】
また、請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一に記載の絵文字付きコンテンツ表示システムに係り、上記絵文字情報サーバが、複数の絵文字情報サーバからなる絵文字情報サーバ群から選択されたものであることを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用いて具体的に行う。
◇第1実施例
図1は、この発明の第1実施例である絵文字付きコンテンツ表示システムの電気的構成を示すブロック図、図2は、本実施例の絵文字付きコンテンツ表示システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【0017】
この例の絵文字付きコンテンツ表示システムは、図1に示すように、コンテンツサーバ群100と、クライアント端末200と、絵文字情報サーバ群400とから概略構成されている。
コンテンツサーバ群100と絵文字情報サーバ群400とは、有線又は無線からなるネットワークによって、クライアント端末200と接続されている。
【0018】
コンテンツサーバ群100は、それぞれ異なる絵文字付きコンテンツを有する複数のサーバからなっている。
クライアント端末200は、絵文字付きコンテンツ表示装置300を含んでおり、絵文字付きコンテンツ表示装置300は、絵文字セット種別判別装置310と、文字コード判別装置320と、文字及び絵文字表示装置330と、絵文字情報取得装置340と、 image形式絵文字情報表示装置350とからなっている。
絵文字情報サーバ群400は、それぞれ異なる絵文字セットに対応する絵文字情報サーバ401〜40Nからなっている。
【0019】
絵文字付きコンテンツ表示装置300において、絵文字セット種別判別装置310は、絵文字付きコンテンツ中の異なる複数の絵文字セットにおける、絵文字コードを構成する文字列の範囲と、URL(Uniform Resource Locator)形式の文字列からなる絵文字コード種別とからなるデータの組によって、クライアント端末200がサポートしている絵文字セットか否かを判別する。
【0020】
文字コード判別装置320は、絵文字セット種別判別装置310において判別された絵文字セットの種別が、クライアント端末200においてサポートされていない絵文字セットの場合は、絵文字付きコンテンツ中の文字コードを1文字ずつチエックして、後述するヘッダ中に記述されている絵文字セットにより指定された絵文字か否かを判別して、指定された絵文字セットのときは、これを絵文字情報取得装置340へ渡し、指定された絵文字セットでないときは、これを文字及び絵文字表示装置330へ渡す。また、文字コード判別装置320は、絵文字でない通常の文字列の場合も、これを文字及び絵文字表示装置330へ渡す。
【0021】
文字及び絵文字表示装置330は、文字コード判別装置320からのクライアント端末200においてサポートされている絵文字セットを絵文字として表示するとともに、通常の文字列によって、通常の文字表示を行い、また文字コード判別装置320からの、クライアント端末200においてサポートされていない絵文字セットであって、指定絵文字コード範囲内の絵文字セットでないものは、これを絵文字とせずにそのまま文字列として表示する。
【0022】
絵文字情報取得装置340は、文字コード判別装置320からのクライアント端末200においてサポートされていない絵文字セットであって、指定絵文字コード範囲に含まれているものに対しては、対応する絵文字情報サーバから image形式の絵文字データの情報を取得する。
image形式絵文字情報表示装置350は、絵文字情報サーバから取得した image形式の絵文字の情報に基づいて絵文字を表示する。
【0023】
次に、図2を参照して、この例の絵文字付きコンテンツ表示システムの動作を説明する。
この例の絵文字付きコンテンツ表示システムにおいて、クライアント端末200上の絵文字付きコンテンツ表示装置300を用いて、絵文字付きコンテンツを表示する際の、処理の流れは以下のようになる。
【0024】
クライアント端末200は、ネットワークを介して、コンテンツサーバ群100上の絵付きコンテンツを取得する(図2ステップS1)。この場合のコンテンツの種類としては、メールや、HTMLファイル又はその他のコンテンツ記述言語によって記述されたファイル等を想定している。
コンテンツを受け取ったのち、絵文字付きコンテンツ表示装置300では、絵文字セット種別判別装置310を使用して、まず、コンテンツのヘッダ部分に記述されている、当該コンテンツが使用している絵文字コードの範囲と、絵文字コード種別を示すURL形式のデータとの組からなる文字列を調べる(図2ステップS2)。
【0025】
ここで、絵文字コード種別を示すURLは、各絵文字セットごとに異なる文字列からなっており、また、このURLは、それぞれの絵文字セットに対応する絵文字情報サーバ群400中の、絵文字の情報を記憶する絵文字情報サーバ40N(N=1,2,…,N)から情報を取得する際のURLアドレスとなっている。URLアドレスは、例えば http://www.emoji1server.co.jp のように定める。
【0026】
また、絵文字コードの範囲と絵文字コード種別URLの組は、複数個指定されている場合もある。例えば、絵文字コード範囲を指定するためのアトリビュート(属性)名を emoji-rangeとし、絵文字コード種別URLを指定するためのアトリビュート名を emoji-urlとしてヘッダ中に記述するものとした場合には、次のように指定する。
emoji-range=0x00af-0x00bf emoji-url=http//www.emoji1server.co.jp/
emoji-range=0x00cd-0x00ef emoji-url=http//www.emoji2server.com/
【0027】
これは、文字コードのうちの 0x00af から 0x00bf までの範囲に属するものは、http//www.emoji1server.co.jp/ という識別名を持つ絵文字セットを使用し、 0x00cd から 0x00ef までの範囲に属するものは、http//www.emoji2server.com/ という識別名を持つ絵文字セットを使用するということを意味している。
絵文字セット種別判定装置310は、この絵文字セット種別URLを見て、自身の端末がサポートしている絵文字セットであるか否かの判定を行う(図2ステップS3)。
【0028】
ヘッダにおいて指定されているすべての絵文字セットが、クライアント端末200がサポートしているものだった場合、及びヘッダには絵文字セットが指定されていなかった場合には、文字及び絵文字表示装置330を使用して、絵文字付きコンテンツの表示を行う(図2ステップS4)。
コンテンツ中に絵文字が含まれている場合でも、それらはこの端末がサポートしているものなので、絵文字情報が端末内に保持されており、従ってこれを用いて絵文字を正しく表示することができる。
【0029】
一方、ヘッダに指定されている絵文字セットのうちに、クライアント端末200がサポートしていない絵文字セットが含まれていた場合には、次のような動作を行う。
まず、絵文字付きコンテンツ中の文字列を、1文字ずつ順次、文字コード判別装置320でチエックして(図2ステップS5)、ヘッダに指定されている絵文字コード範囲に含まれていない文字コードがあったときは、文字及び絵文字表示装置330を使用して、通常の表示を行う。文字及び絵文字表示装置330によって表示される文字コードは、絵文字以外の文字であるか、又は端末200がサポートしている絵文字である。
【0030】
一方、文字コード判別装置320でのチエック結果、文字列が、指定された絵文字コード範囲内に含まれていた場合には、絵文字情報取得装置340を使用して、その文字列に対応する絵文字コード種別URLを持つ絵文字情報サーバに対して、該当する絵文字の情報の取得要求を出す(図2ステップS6)。
例えば、文字コードが 0x00b0 であった場合、先の例では、絵文字コード種別URLは、http//www.emoji1server.co.jp/ となる。このURLアドレスを持つ絵文字情報サーバ40Nに対して、該当する絵文字情報の取得要求を出す。
【0031】
この際、絵文字情報サーバへのリクエスト文字列として、http//www.emoji1server.co.jp/code=0x00b0のように送信することによって、0x00b0の文字コードに対応する絵文字データの要求を行うことができる。
さらに、フォントサイズを指定したい場合には、絵文字情報サーバ40Nに対して、例えば http//www.emoji1server.co.jp/code=0x00b0&fontsize=12 のように送信することによって、指定のフォントサイズ12に対応した絵文字情報を取得することができる。
【0032】
このような絵文字情報取得要求を受けた絵文字情報サーバ40Nは、指定された文字コードに対応する絵文字の image形式のデータを、絵文字情報としてクライアント端末200へ返送する。
image形式のデータの種類としては、GIF(Graphics Interchange Format )やAnimation GIF,JPEG(Joint Photographic Coding Experts Group ),PNG(Portable Network Graphics )等の一般的な image形式とする。
【0033】
絵文字情報サーバ40Nから返送された絵文字情報は、絵文字情報取得装置340に保持され、以降、同じ絵文字セットの文字列が使用された場合には、絵文字情報サーバからのダウンロードは行わずに、絵文字情報取得装置340内に保持されている絵文字情報を使用する。
その後、 image形式絵文字情報表示装置350は、 image形式の絵文字情報を使用して、絵文字の表示を行う(図2ステップS7)。
このような一連の処理を、絵文字付きコンテンツのすべての文字列に対して行うことによって、絵文字を含む文字列の表示が完了する。
【0034】
このように、この例の絵文字付きコンテンツ表示システムでは、コンテンツのヘッダ中に、コンテンツが使用している絵文字コードの範囲と絵文字コード種別を示すURLアドレスとを指定しておくことによって、コンテンツ中の絵文字が、端末がサポートしていないものであった場合でも、絵文字コード種別URLをアドレスとする絵文字情報サーバから image形式の絵文字情報を取得して、その imageを絵文字として表示することができる。
【0035】
◇第2実施例
図3は、この発明の第2実施例である絵文字付きコンテンツ表示システムの電気的構成を示すブロック図である。
この例の絵文字付きコンテンツ表示システムは、図3に示すように、コンテンツサーバ群100と、クライアント端末200と、絵文字情報サーバ群400と、ゲートウェイサーバ500とから概略構成されている。
コンテンツサーバ群100は、ゲートウェイサーバ500を介して、絵文字情報サーバ群400は直接、それぞれ有線又は無線からなるネットワークによって、クライアント端末200と接続されている。
【0036】
図3において、コンテンツサーバ群100,クライアント端末200および絵文字情報サーバ群400は、図1に示された第1実施例の場合と同様なので、これらについての詳細な説明を省略する。ゲートウェイサーバ500は、絵文字情報挿入装置510を有している。
絵文字情報挿入装置510は、絵文字付きコンテンツのヘッダに絵文字コードの範囲及び絵文字コード種別URLの情報が含まれていない場合に、絵文字付きコンテンツに使用されている絵文字セットに対応する、絵文字コードの範囲および絵文字コード種別URLの情報を、コンテンツのヘッダ内に挿入する。
【0037】
この例の絵文字付きコンテンツ表示システムにおいては、コンテンツサーバ群100からの絵文字付きコンテンツに使用されている絵文字の絵文字セット、すなわち、絵文字コードの範囲と絵文字コード種別の情報が、絵文字付きコンテンツのヘッダ情報として含まれていない場合に、ゲートウェイサーバ500において、絵文字情報挿入装置510が、絵文字付きコンテンツに使用されている絵文字に応じて、絵文字コードの範囲および絵文字コード種別URLの情報を、コンテンツのヘッドに追加する。
従って、第1実施例の場合と同様に、絵文字情報取得装置340が、絵文字コード種別URLに対応する絵文字情報サーバ40Nから、該当する絵文字データを image形式で取得することによって、クライアント端末200上において、絵文字を含むコンテンツを正しく表示することができる。
【0038】
このように、この例の絵文字付きコンテンツ表示システムでは、コンテンツ中の絵文字が、端末がサポートしていないものであって、コンテンツのヘッダ中に、コンテンツが使用している絵文字コードの範囲と絵文字コード種別URLアドレスとが指定されていない場合でも、ゲートウェイサーバ500の絵文字情報挿入装置510が、その絵文字に応じて、絵文字コードの範囲と絵文字コード種別URLを、コンテンツのヘッダに挿入するので、絵文字コンテンツを正しく表示することができる。
【0039】
◇第3実施例
図4は、この発明の第3実施例である絵文字付きコンテンツ表示システムの電気的構成を示すブロック図である。
この例の絵文字付きコンテンツ表示システムは、図4に示すように、コンテンツサーバ群100と、クライアント端末200Aと、絵文字情報サーバ群400と、ゲートウェイサーバ500Aとから概略構成されている。
コンテンツサーバ群100と絵文字情報サーバ群400は、ゲートウェイサーバ500Aを介して、有線又は無線からなるネットワークによって、クライアント端末200Aと接続されている。
【0040】
図4において、コンテンツサーバ群100は、図1に示された第1実施例の場合と同様なので、これについての詳細な説明を省略する。クライアント端末200Aは、Webブラウザ600を有している。ゲートウェイサーバ500Aは、コンテンツ変換装置520を有している。
コンテンツ変換装置520は、クライアント端末200の種別と、絵文字付きコンテンツ中の絵文字に対応する絵文字コード範囲および絵文字コード種別URLの情報を解析して、クライアント端末200でサポートされていない絵文字コードの場合、image 形式の絵文字データを絵文字情報サーバ群400中のいずれかの絵文字情報サーバからダウンロードし、絵文字部分をコンテンツ記述言語の imageを表示するためのタグ(例えばHTML言語の場合は imgタグ)に置き換えたコンテンツ記述言語で表現されたコンテンツに変換する。
また、Webブラウザ600は、HTMLで記述されたコンテンツを表示するとともに、コンテンツ中に imgタグがあったときは、これを imageとして表示する機能を有している。
【0041】
この際、 imageタグが指定する imageは、絵文字情報サーバから取得した image形式の絵文字データとする。一例として、次のような絵文字「 'X'」を含むコンテンツがあったとする。
「こんにちは 'X'」
コンテンツ変換装置520は、これを、「こんにちは〈img src= "http://www.emoji1server.co.jp/code=0x00fa" 〉」のように変換する。
これは、HTMLでの表現例であって、 imgタグ中の "src"というアトリビュートは、表示する imageのデータを指定するものである。また、上例中の "0x00fa" という値は、上記絵文字「 'X'」の文字コードとする。
【0042】
imgタグ中の src(source)の指定値を、第1実施例におけると同様の絵文字情報サーバへのリクエスト形式にすることによって、絵文字情報サーバからの返送は、 image形式で行われるので、Webブラウザ600は、通常のHTML中の imgタグの処理と同様にして、処理を行うことができる。
ゲートウェイサーバ500Aを介して、このように変換したコンテンツをクライアント端末200に送信することによって、クライアント端末200では、通常のWebブラウザ600を用いて、絵文字付きコンテンツを表示することができる。
【0043】
このように、この例の絵文字付きコンテンツ表示システムでは、絵文字付きコンテンツが入力されたとき、ゲートウェイサーバ中のコンテンツ変換装置が、絵文字付きコンテンツ中の絵文字に対応する絵文字コード範囲および絵文字コード種別URLの情報によって、 image形式の絵文字情報を絵文字情報サーバからダウンロードし、絵文字部分をコンテンツ記述言語の imageを表示するための imgタグに置き換えたコンテンツ記述言語で表現されたコンテンツに変換するので、クライアント端末に設けられた通常のWebブラウザによって、絵文字付きコンテンツを表示することができる。
【0044】
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られたものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、絵文字情報サーバ群400を構成する絵文字情報サーバの数は任意である。また、コンテンツ記述言語がHTMLでない場合は、コンテンツ変換装置において、使用する記述言語によるタグ形式で imageを表現し、その記述言語のブラウザを使用することによって、絵文字の処理を行うことができる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の絵文字付きコンテンツ表示システムによれば、コンテンツのヘッダ中に、コンテンツに使用されている絵文字コードの範囲と絵文字コード種別を示すURLとを指定することによって、指定絵文字種別が、端末がサポートしていないものであったときは、コンテンツ中の絵文字を表示する際に、絵文字コード種別URLをアドレスとする絵文字情報サーバから、 image形式の絵文字情報を取得して、これを絵文字として表示することができるので、端末がサポートしていない絵文字セットの場合でも、正しく表示することができる。
【0046】
また、この発明の絵文字付きコンテンツ表示システムによれば、絵文字セット全体の絵文字情報をダウンロードするのではなく、表示しようとするコンテンツ中で、実際に使用している絵文字についてのみ、絵文字情報をダウンロードすればよいので、絵文字表示処理に必要なメモリ使用量と、ダウンロードするデータ量とが、従来技術である特許文献1記載の発明の場合より少なくなる。
【0047】
さらに、絵文字付きコンテンツのヘッダ中に、絵文字コードの範囲を指定して絵文字コード種別URLを指定できることと、その絵文字コード範囲と絵文字コード種別の組を複数個指定できるので、端末がサポートしている絵文字セットの定義の部分的変更が行われた場合でも、変更が行われた範囲だけをヘッダ中に指定することによって、容易に対応することができる。従って、絵文字セットの定義変更前に製作された端末でも、容易に更新された絵文字セットに対応することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である絵文絵付きコンテンツ表示システムの電気的構成を示すブロック図である。
【図2】同実施例の絵文絵付きコンテンツ表示システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2実施例である絵文絵付きコンテンツ表示システムの電気的構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第3実施例である絵文絵付きコンテンツ表示システムの電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 コンテンツサーバ群
200,200A クライアント端末
300 絵文字付きコンテンツ表示装置
310 絵文字セット種別判別装置
320 文字コード判別装置
330 文字及び絵文字表示装置
340 絵文字情報取得装置
350 image形式絵文字情報表示装置
400 絵文字情報サーバ群
410,402,…,40N 絵文字情報サーバ
500,500A ゲートウェイサーバ
510 絵文字情報挿入装置
520 コンテンツ変換装置
600 Webブラウザ
Claims (5)
- 有線又は無線による通信手段を備えたクライアント端末において、
絵文字付きコンテンツのヘッダ部分に記述されている、前記絵文字付きコンテンツにおいて使用されている絵文字コードの範囲と絵文字コード種別URLとからなる絵文字セットが、当該端末でサポートされている絵文字セットか否かを判別する絵文字種別判別手段と、
該絵文字種別判別手段によって、「否定」の判別結果が得られたときは、前記絵文字付きコンテンツ中の文字列を1文字ずつチエックして、前記絵文字付きコンテンツの前記ヘッダ部分に記述されている前記絵文字セットにより指定された絵文字であるか否かを判別する文字コード判別手段と、
該文字コード判別手段によって、「肯定」の判別結果が得られたときは、当該端末でサポートされていない絵文字セットにより指定された絵文字に対してのみ、前記絵文字付きコンテンツの前記ヘッダ部分に記述されている前記絵文字コード種別 URL を持つ、絵文字情報サーバから image形式の絵文字データの情報を取得する絵文字情報取得手段と、
取得された前記 image形式の絵文字データに基づいて絵文字を表示する image形式絵文字情報表示手段とを備えてなることを特徴とする絵文字付きコンテンツ表示システム。 - 前記絵文字種別判別手段によって、「肯定」の判別結果が得られたときは、当該端末でサポートされている絵文字セットを絵文字として表示するとともに、通常の文字表示も行う文字及び絵文字表示手段が付加されていることを特徴とする請求項1記載の絵文字付きコンテンツ表示システム。
- 前記文字コード判別手段によって、判別の対象となる文字について、「否定」の判別結果が得られたときは、前記文字及び絵文字表示手段において、当該文字について通常の文字表示がなされることを特徴とする請求項2記載の絵文字付きコンテンツ表示システム。
- 絵文字付きコンテンツを保持するサーバと前記端末との中間に設けられたゲートウェイサーバに絵文字情報挿入手段を備え、
絵文字付きコンテンツのヘッダ部分に、前記絵文字付きコンテンツにおいて使用されている絵文字セットの情報が記述されていないとき、前記絵文字情報挿入手段によって前記絵文字セットに対応する絵文字コードの範囲と絵文字コード種別URLとを、前記絵文字付きコンテンツのヘッダ部分に挿入することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の絵文字付きコンテンツ表示システム。 - 前記絵文字情報サーバが、複数の絵文字情報サーバからなる絵文字情報サーバ群から選択されたものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の絵文字付きコンテンツ表示システム。
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