JP3927645B2 - Immobilized liquid film conductor - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固定化液膜導電体及びその製造方法に関し、特に高い電子導電性を有する多孔性導電膜にイオン導電体を固定化した固定化液膜導電体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
高分子材料、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスルホン、ブタジエンゴム、シリコーンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンターポリマー、エポキシ樹脂などにカーボンブラックなどの電子導電性物質を混和して成る導電体は広く知られている。そして、これらの導電体は、静電防止材料、電磁波シールド用材料、導電性塗料、接着剤、IC包装材、面状発熱体、面スイッチなどに使用されている。
【0003】
また、かかる導電体において、多孔質でありながら高い導電性を有する薄膜導電体(多孔性導電膜)は、固体高分子電解質あるいは液体電解質を用いるデバイスにおける電極や電極構成材料として極めて効果的に用いることができる。すなわち、多孔質であるために電極と電解質との接触界面を大面積化することができ、従って例えば、これを用いてリチウム系一次電池、リチウム系二次電池などの高性能の電池を製造することが可能となる。
【0004】
前記の薄膜導電体の開発例としては、ポリエチレンの可塑剤溶液にケッチェンブラック(Akzo Chemic社商標)を混合し、シート成形、延伸の後、可塑剤を除去した多孔質薄膜に、電解液を毛管凝縮力を利用して固定化した多孔性導電膜とその製造方法(特開平3−87096)がある。しかし、電解液保持性に問題を有している。一方、最近では、ポリ弗化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレンの共重合体にLiMn24とカーボンブラックあるいは石油コークスとカーボンブラックを混合しリチウム塩を溶解したカーボネート系溶液を含浸させたポリマーゲルを電池の正極あるいは負極に用いる技術(USP5,296,318)が提案されているが、高温におけるゲル収縮による電解液の滲み出の問題があり、電解液保持性に関する完全な解決策にはならない。したがって、薄膜化、大面積化が容易で、広い温度範囲で電解質溶液の安定した保持能力を持つ薄膜導電体の開発が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記のような問題点を解消し、薄膜化、大面積化が容易で広い温度範囲で非プロトン性電解質溶液の保持性に優れ、長期安定性と機械的強度の向上した固定化液膜導電体とその製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記従来技術の問題点を克服するために鋭意研究した結果、電子導電性材料を含むポリオレフィン微多孔膜に末端鎖に使用する電解液溶媒と親和性を有する官能基を有するポリマーを含有するポリオレフィン微多孔膜に電解質溶液を含浸させることにより、非プロトン性電解液を膜に固定化することによって、上記目的を達成できることを見い出した。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の固定化液膜導電体は、末端変性ポリプロピレンと、これとは異なるポリオレフィンと、電子導電性材料とを含有するポリオレフィン組成物からなるポリオレフィン微多孔膜に非プロトン性電解質溶液を固定化した固定化液膜導電体である。
また、本発明の固定化液膜導電体の製造方法は、末端変性ポリプロピレンと、これとは異なるポリオレフィンと、電子導電性材料を含有するポリオレフィン組成物からなるポリオレフィン微多孔膜に非プロトン性電解質溶液を含浸し、固定化するもの、あるいは、電子導電性材料を含有するポリオレフィン微多孔薄膜の表面を末端変性ポリプロピレンでコーティングし、該表面被覆ポリオレフィン微多孔膜に非プロトン性電解質溶液を含浸し、固定化するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の固定化液膜導電体は、電子導電性材料を含有するポリオレフィン微多孔膜を主骨格とし、これに使用する電解液溶媒に親和性を有する官能基を末端鎖に有する末端変性ポリマーを含有させ、その微多孔膜の空孔中に電解質を溶媒に溶解した電解質溶液が充填され、安定的に保持させることにより構成される。以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】
1.電子導電性材料および末端変性ポリプロピレンと、これとは異なるポリオレフィンとを含有するポリオレフィン微多孔膜
a.ポリオレフィン
ポリオレフィンとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、ポリブテン−1、ポリ4−メチルペンテン−1などが挙げられる。これらの中ではポリエチレンが好ましい。このポリエチレンとしては、超高分子量ポリエチレン、高密度ポリエチレン、中低密度ポリエチレンからなるものを用いることができるが、強度、安全性、製膜性などの観点から超高分子量ポリエチレンまたはその成分を含むものを用いることが好ましい。また、該ポリオレフィンは、重量平均分子量が5×10以上、好ましくは1×10〜1×10の超高分子量成分を1重量%以上含有し、分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量)が10〜300であるのが好ましい。超高分子量ポリオレフィン成分の含有量が1重量%未満では、膜の延伸性の向上に寄与するところが不十分である。一方、上限は特に限定的ではない。また、分子量分布が300を超えると、低分子量成分による破断が起こり膜全体の強度が低下するため好ましくない。
【0010】
b.電子導電性材料
電子導電性材料としては、各種の金属や半導体、酸化物系及び硫化物系の電子導電性材料、及びカーボンもしくはグラファイトが挙げられる。これらは粒子状、繊維状、フィブリル状、ウイスカー状等のいかなる形状であってもよい。特に好ましいものは、TiS3、TiS2、TiO2、V25、NbSe3、MnO2、LiCoO2、LiNiO2、LiMn24、PbO2、NiOOHなどの電池正極活物質、石油コークス、天然グラファイト、カーボンファイバー、Pb、Cdなどの電池負極活物質及びアセチレンブラック、ケッチェンブラック(AkzoChemic社商標)、カーボンウィスカー、グラファイトウィスカー、グラファイトフィブリル等の導電剤がある。
電子導電性材料の配合量は、使用するポリオレフィンの1〜200重量%、特に5〜100重量%であることが好ましい。この配合量が1重量%未満では十分な導電性が得られにくく、200重量%を超えると実用的に十分な強度の膜を得ることが困難となる。
【0011】
c.末端変性ポリプロピレン
末端変性ポリプロピレンは末端に官能基構造を有するポリプロピレンである。ここでポリプロピレンとしては、プロピレン単独重合体に限らず、プロピレンと他のα−オレフィン(例えばエチレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン等)との1種または2種以上のブロック共重合体ゴムを包含する。
【0012】
末端に官能基構造を有するポリプロピレンは、次のようにして製造できる。
すなわち、特定のバナジウム化合物と有機アルミニウム化合物とからなる触媒の存在下でプロピレンをリビング重合して得られるリビングポリプロピレンを官能基含有モノマーと反応させることにより製造する。
バナジウム化合物としてはV(アセチルアセトナト)3、V(2−メチル−1、3−ブタンジオナト)3、V(1、3−ブタンジオナト)3が好ましい。有機アルミニウム化合物としては、炭素数1〜18個、好ましくは炭素数2〜6個を有する有機アルミニウム化合物またはその混合物または錯化合物であり、例えばジアルキルアルミニウムモノハライド、モノアルキルアルミニウムジハライド、アルキルアルミニウムセスキハライドなどが挙げられる。
【0013】
重合反応は、重合反応に対して不活性で、かつ重合時に液状である溶媒中で行うのが好ましい。そのような溶媒としては、飽和脂肪族炭化水素、飽和脂環式炭化水素、芳香族炭化水素が挙げられる。
プロピレンの重合時の重合触媒の使用量はプロピレン1モル当たりバナジウム化合物が1×10-4〜0.1モル、好ましくは5×10-4〜5×10-2モルで、有機アルミニウム化合物が1×10-4〜0.5モル、好ましくは1×10-3〜0.1モルである。なお、バナジウム化合物1モル当たり、有機アルミニウム化合物は4〜100モル用いられるのが望ましい。
【0014】
リビング重合は、通常−100℃〜100℃で、0.5〜50時間行われる。得られるリビングポリプロピレンの分子量は反応温度および反応時間を変えることにより調節できる。重合温度を低温、特に−30℃以下にすることにより、単分散に近い分子量分布を持つポリマーとすることができる。−50℃以下ではMw(重量平均分子量)/Mn(数平均分子量)が1.05〜1.40のリビング重合体とすることができる。
上記のようにして、約800〜400,000の数平均分子量を持ち、単分散に近いリビングポリプロピレンを製造できる。
【0015】
次に、末端に官能基構造を導入するために、リビングポリプロピレンと官能基含有モノマーと反応させる。導入するモノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリルアミド、アクリルニトリル、スチレンおよびその誘導体等が用いられる。具体的には、例えばアクリル酸エステルとしては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、ラウリルアクリレート、ステアリルアクリレート、エチルデシルアクリレート、エチルヘキサデシルアクリレート、2−エトキシエチルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、1、4ブタンジオールジアクリレート、1、6−ヘキサンジオールジアクリレート等のアクリル系モノマーが挙げられ、メタクリル酸エステルとしては、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸トリデシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸グリシジル、ジメタクリル酸エチレングリコール等のメタクリル系モノマーが挙げられる。これらの1種類又は複数種類を選択して用いることができる。また、必要に応じてビニルアクリレート、ビニルメタクリレート、ジビニルベンゼン、ビニルアクリル酸ブチル等の架橋性モノマーも用いることができる。
上記したモノマーのうちではアクリル酸、メタクリル酸またはこれらのエステルからなるモノマー、アクリルアミドまたはその誘導体からなるアクリル系モノマーを用いるのが好ましい。
【0016】
本発明では、リビング重合体を形成する単一モノマーあるいは複数モノマーの配合量を、電解溶液の溶媒に合わせて調節する。こうすることにより、電解溶液に効果的に膨潤ゲル化し、それを強固に固定化することができるようになる。ここで、末端変性リビング重合体を含有する多孔性薄膜は、その表面および細孔表面を覆っているリビング重合官能基に親和性のある電解液溶媒を選択的に取り込むが、主骨格が耐溶剤性に優れたポリエチレンから構成されているので、全体としてその膨潤は適度に抑えられ、大きな変形、強度の低下を防止できる。
【0017】
リビングポリプロピレンと官能基含有モノマーとの反応は、リビングポリプロピレンが存在する反応系にモノマーを供給し、反応させる。反応は通常−100℃〜150℃の温度で5分間〜50時間行う。反応温度を高くするか、反応時間を長くすることにより、モノマーユニットによるポリプロピレン末端の変性率を増大することができる。リビングポリプロピレン1モルに対して、通常モノマーを1〜1,000モル使用する。
【0018】
上記のようにして得られた末端変性ポリプロピレンは約800〜500,000の数平均分子量(Mn)を有し、かつ前記のリビングポリプロピレンそのものを踏襲した非常に狭い分子量分布(Mw/Mn=1.05〜1.40)を有する。しかも、その末端に、平均して0.1〜500個、好ましくは0.5〜100個の前記モノマーの末端構造を有する。またこのようにして製造した末端変性ポリプロピレンは、シンジオタクチックダイアッド分率が0.6以上であることが1つの特徴である。
末端変性リビング重合ポリプロピレンの使用量は、ポリオレフィンの1〜50重量%で、好ましくは3〜30重量%である。1重量%未満では電解溶液の溶媒の含浸、固定化の効果が期待出来ない。一方、50重量%を超えると機械的強度の低下が著しくなる。
【0019】
d.製法
電子導電性材料及び末端変性ポリプロピレンと、これとは異なるポリオレフィンとを含有するポリオレフィン微多孔膜の製造方法としては、(1)ポリオレフィンに上記の電子導電性材料及び上記の末端変性ポリプロピレンを配合した組成物から、微多孔膜を製造する方法と、(2)ポリオレフィンに上記の電子導電性材料を配合した組成物から微多孔膜を製造し、その表面を末端変性ポリプロピレンで被覆する方法がある。
【0020】
▲1▼のポリオレフィンに上記の電子導電性材料及び上記の末端変性ポリプロピレンを配合した組成物から微多孔膜を製造する方法は、特開昭60−242035号や特開平3−64334号に記載の方法で行えばよい。例えば次のようにして行うことができる。超高分子量ポリオレフィンを含有するポリオレフィンに末端変性ポリプロピレンを配合した組成物を流動パラフィンのような溶媒に10〜50重量%を加熱溶解して均一な溶液とし、これに電子導電性材料を均一に配合する。この溶液からシートを形成し、冷却してゲル状シートとした後、ポリオレフィンの融点+10度以下の温度で加熱し、面倍率3倍以上に延伸する。この延伸膜中に含まれる溶媒を塩化メチレンのような揮発性溶剤で抽出除去し、ついで乾燥、熱セットする方法等である。
【0021】
▲2▼ポリオレフィンに電子導電性材料を配合した組成物から微多孔膜を製造し、その表面を末端変性ポリプロピレンで被覆する方法は、上記特許に記載の方法にしたがって、超高分子量ポリオレフィン組成物を流動パラフィンのような溶媒に10〜50重量%を加熱溶解して均一な溶液とし、これに電子導電性材料を均一に配合する。この溶液からシートを形成し、冷却してゲル状シートとした後、ポリオレフィンの融点+10度以下の温度で加熱し、面倍率3倍以上に延伸する。この延伸膜中に含まれる溶媒を塩化メチレンのような揮発性溶剤で抽出除去し、ついで乾燥、熱セットする。得られたポリオレフィン微多孔膜の表面を、末端変性ポリプロピレンを芳香族炭化水素、パラフィン系炭化水素、クロロホルム、テトラヒドロフラン等の溶媒に溶解した溶液で、含浸、塗布、又はスプレー等によりコーティングする方法等である。
【0022】
なお、ポリオレフィン微多孔膜には、必要に応じて、酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、アンチブロッキング剤、顔料、染料、無機充填剤などの各種添加剤を、本発明の目的を損なわない範囲で添加することができる。
【0023】
e.物性
電子導電性材料および末端変性ポリプロピレンと、これとは異なるポリオレフィンとを含有するポリオレフィン微多孔膜は、1〜1000μm、好ましくは5〜500μmの膜厚を有する。厚さが1μm未満では、機械的強度及び取扱の観点から実用に供することが難しい。一方、1000μmを超える場合には、実効抵抗が大きくなり、導電体としての体積効率も不利となる。また、膜の空孔率は、限定的ではないが30〜95%、より好ましくは50〜90%の範囲のものである。空孔率が30%未満では、非プロトン性電解質溶液の固定化が不十分になる場合があり、一方、空孔率が95%を超えると、膜の機械的強度が小さくなり実用性に劣る。また、平均孔径は1μm以下が好ましい。さらに、上記の電子導電性材料を含有するポリオレフィン微多孔膜は、破断強度を200kg/cm以上が好ましい。破断強度を200kg/cm以上とすることで、非プロトン性電解質溶液が溶解した際の膨潤に対する耐変形性が十分となる。
【0024】
2.電子導電性材料及び末端変性ポリプロピレンと、これとは異なるポリオレフィンとを含有するポリオレフィン微多孔膜への非プロトン性電解質溶液の固定化
a.電解質溶液
非プロトン性電解質溶液の電解質としては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩が用いられ、例えばLiF、NaI、LiI、LiClO、LiAsF、LiPF、LiBF、LiCFSO、NaSCN等が挙げられる。また、非プロトン性電解質溶液の電解質を溶解する非プロトン性溶媒としては、アルカリ金属に対して安定な溶媒で、具体的には、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、ジメトキシエタン、アセトニトリル、フォルムアミド、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等の非プロトン性の高誘電率溶媒が、単独又は2種以上の組み合わせで使用される。
【0025】
b.固定化法
電子導電性材料及び末端変性ポリプロピレンと、これとは異なるポリオレフィンとを含有するポリオレフィン微多孔膜に非プロトン性電解質溶液を固定化し非プロトン性電解質薄膜とする方法としては、含浸、塗布またはスプレーなどを単独あるいは組み合わせて使用することができる。また、電解質溶液を固定化するのは、電池に組み込む前でもよいし、電池組立途中工程でもよいし、電池組立最終工程でもよい。中でも、電池組立時の取扱性、皺などの混入防止、正負極板表面との密着性などの観点と、従来の電池組立工程をそのまま適用できることから、電池組立途中工程あるいは電池組立最終工程で電解質溶液を固定化する方法が好ましい。
【0026】
c.固定化液膜導電体の比導電率
上記によって構成される本発明の固定化液膜導電体は、10-5Scm-1以上、好ましくは10-3Scm-1以上の比導電率を有する。比導電率が10-5Scm-1未満では実効抵抗が大きくなり実用的でない。例えば、膜厚1μmのときの実効抵抗は1μm/10-5Scm-1、即ち10Ωcm2となる。
【0027】
【実施例】
本発明を以下の具体的な実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1
超高分子量ポリエチレン(重量平均分子量2×106)5重量部、高密度ポリエチレン(重量平均分子量4×105)20重量部、各々分子末端にメチルアクリレート基を有するリビング重合ポリプロピレン(重量平均分子量5×104)5重量部と石油コークス粉末30重量部とケッチェンブラック粉末(Akzo Chemic社商標)3重量部と流動パラフィン70重量部を含む混合物100重量部に酸化防止剤0.37重量部を加えて2軸押し出し機で加熱混練した。これを長方形の口金を有するダイスから押出し、チルロールで引き取り1mm厚のシートとした。このシートをバッチ式2軸延伸機を用いて120℃で5×5倍に同時2軸延伸し、残留する流動パラフィンをn−ヘキサンで洗浄後、金枠に固定した状態で120℃で乾燥、熱セットして電子導電性材料及び末端変性ポリプロピレンを含有するポリエチレン微多孔膜を得た。
【0028】
得られた膜(膜厚25μm)を、25℃の温度で、1モルのLiPF6を含むプロピレンカーボネート溶液に1時間浸漬し、膨潤率(重量増加率)103%の固定化液膜導電体を得た。
得られた固定化液膜導電体を直径10mmに打ち抜き、これを白金黒電極で挟み、周波数1kHzの交流で電気抵抗値を測定し、この値と固定化液膜導電体の厚み及び面積より算出した比導電率は8×10-2Scm-1であった。
【0029】
実施例2
超高分子量ポリエチレン(重量平均分子量2×106)5重量部、高密度ポリエチレン(重量平均分子量4×105)25重量部と石油コークス粉末30重量部とケッチェンブラック粉末(Akzo Chemic社商標)3重量部と流動パラフィン70重量部を含む混合物100重量部に酸化防止剤0.37重量部を加えて2軸押し出し機で加熱混練した。これを長方形の口金を有するダイスから押出し、チルロールで引き取り1mm厚のシートとした。このシートをバッチ式2軸延伸機を用いて120℃で5×5倍に同時2軸延伸し、残留する流動パラフィンをn−ヘキサンで洗浄後、金枠に固定した状態で120℃で乾燥、熱セットして電子導電性材料を含有するポリエチレン膜を得た。
【0030】
得られた膜(膜厚30μm)に塩化メチレンで15重量%に希釈した各々の分子鎖の片端にメチルアクリレート基を有するリビング重合ポリプロピレン(重量平均分子量5×104)を塗布し、室温にて24時間放置して乾燥し、リビング重合ポリプロピレンの充填量46重量%のポリオレフィン微多孔薄膜を得た。
この膜10×10mm角に、25℃の温度で、1モルのLiPF6を含むプロピレンカーボネート溶液を0.1cc滴下し、密閉容器の中に1時間放置して、膨潤率(重量増加率)95%の固定化液膜導電体を得た。
得られた固定化液膜導電体を直径10mmに打ち抜き、これを白金黒電極で挟み、周波数1kHzの交流で電気抵抗値を測定し、この値と固定化液膜導電体の厚み及び面積より算出した比導電率は7×10-2Scm-1であった。
【0031】
比較例1
実施例2において、リビング重合ポリプロピレンで塗布する前のポリエチレン微多孔膜を、25℃の1モルのLiPF6を含むプロピレンカーボネート溶液に1時間浸漬し、膨潤率(重量増加率)81.5%の固定化液膜導電体を得た。
得られた固定化液膜導電体を直径10mmに打ち抜き、これを白金黒電極で挟み、周波数1kHzの交流で電気抵抗値を測定し、この値と固定化液膜導電体の厚み及び面積より算出した比導電率は4×10-2Scm-1であった。
【0032】
【発明の効果】
本発明の固定化液膜導電体はグラフト重合したポリマーの溶解性により電解質溶液を固定化し、ポリオレフィンでできた多孔膜基材骨格によりその過度な膨潤を抑えることにより、広い温度範囲で安定的に電解質溶液を保持することができると共に、電解質溶液の蒸発速度を極めて低く保つことができることにより、良好な導電性を広い温度にわたり維持できる。即ち、電子導電性を著しく低下させることなく、過充電での安全性を向上することができる。さらに、この固定化液膜導電体はポリオレフィンでできた骨格により、機械強度が優れており、従来の電池製造工程をほとんど変更することなく適用することができる。また、この固定化液膜導電体は、イオンと電子の導電性を併せ持つため、電解質、特に液体電解質を用いる電池、エレクトロクロミック素子、電気二重層コンデンサー、液晶素子などの電極に有用である。この固定化液膜導電体中のイオン導電体は電極間の電解質と連続し、かつ多孔性導電膜とも広い面積で密着しているので、電解質を用いる各種セル、素子の電極材料として有効である。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an immobilized liquid film conductor and a method for producing the same, and more particularly to an immobilized liquid film conductor obtained by immobilizing an ionic conductor on a porous conductive film having high electronic conductivity and a method for producing the same.
[0002]
[Prior art]
There are a wide range of conductors made of polymer materials such as polyethylene, polypropylene, polyvinyl chloride, polysulfone, butadiene rubber, silicone rubber, ethylene-propylene-diene terpolymer, epoxy resin, etc. and an electronic conductive material such as carbon black. Are known. These conductors are used for antistatic materials, electromagnetic shielding materials, conductive paints, adhesives, IC packaging materials, planar heating elements, surface switches, and the like.
[0003]
Further, in such a conductor, a porous thin film conductor (porous conductive film) that is porous but highly conductive is used extremely effectively as an electrode or an electrode constituent material in a device using a solid polymer electrolyte or a liquid electrolyte. be able to. That is, the contact interface between the electrode and the electrolyte can be enlarged because of the porous structure, and thus, for example, a high-performance battery such as a lithium-based primary battery or a lithium-based secondary battery is manufactured using the interface. It becomes possible.
[0004]
As an example of the development of the thin film conductor, Ketjen Black (trademark of Akzo Chemical) is mixed with a plasticizer solution of polyethylene, and after forming and stretching the sheet, the electrolyte is applied to the porous thin film from which the plasticizer is removed. There is a porous conductive film immobilized using capillary condensing force and a method for producing the same (Japanese Patent Laid-Open No. 3-87096). However, there is a problem with electrolyte retention. On the other hand, recently, a polymer gel impregnated with a carbonate-based solution in which a lithium salt is dissolved by mixing LiMn 2 O 4 and carbon black or petroleum coke and carbon black into a copolymer of polyvinylidene fluoride and hexafluoropropylene is used as a battery. Although a technique (USP 5,296,318) used for a positive electrode or a negative electrode is proposed, there is a problem of electrolyte oozing due to gel contraction at a high temperature, which is not a complete solution for electrolyte retention. Therefore, it is desired to develop a thin film conductor that can be easily formed into a thin film and have a large area and has a stable holding ability of an electrolyte solution in a wide temperature range.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The object of the present invention is to eliminate the above-mentioned problems, to easily reduce the film thickness and increase the area, to have excellent aprotic electrolyte solution retention in a wide temperature range, and to improve long-term stability and mechanical strength. It is to provide an immobilized liquid film conductor and a manufacturing method thereof.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to overcome the problems of the prior art, the present inventors have a functional group having an affinity for an electrolyte solution solvent used for a terminal chain in a polyolefin microporous film containing an electronic conductive material. It has been found that the above object can be achieved by immobilizing the aprotic electrolyte on the membrane by impregnating the polyolefin microporous membrane containing the polymer with the electrolyte solution.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
That is, the immobilized liquid membrane conductor of the present invention fixes an aprotic electrolyte solution to a polyolefin microporous membrane composed of a polyolefin composition containing terminal-modified polypropylene , a different polyolefin, and an electronic conductive material. It is a fixed liquid film conductor.
Further, the method of producing immobilized liquid film conductivity of the present invention, a terminal-modified polypropylene, a polyolefin which is different from this, a polyolefin composition containing an electron-conductive material polyolefin microporous membrane in aprotic electrolyte The surface of a polyolefin microporous thin film containing a solution impregnated and immobilized , or an electronically conductive material is coated with terminal-modified polypropylene, and the surface-coated polyolefin microporous membrane is impregnated with an aprotic electrolyte solution, It is to be fixed .
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The immobilized liquid membrane conductor of the present invention comprises a terminal-modified polymer having a functional group having an affinity for the electrolyte solvent used in the polyolefin microporous membrane containing an electronic conductive material as a main skeleton. An electrolyte solution in which an electrolyte is dissolved in a solvent is filled in the pores of the microporous membrane, and the microporous membrane is stably held. Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0009]
1. Polyolefin microporous membrane containing an electronically conductive material and terminal-modified polypropylene and a different polyolefin a. Polyolefin Examples of polyolefin include polyethylene, polypropylene, ethylene-propylene copolymer, polybutene-1, and poly-4-methylpentene-1. Among these, polyethylene is preferable. As this polyethylene, those made of ultra high molecular weight polyethylene, high density polyethylene, and medium to low density polyethylene can be used, but those containing ultra high molecular weight polyethylene or components thereof from the viewpoint of strength, safety, film forming property, etc. Is preferably used. Further, the polyolefin contains 1% by weight or more of an ultrahigh molecular weight component having a weight average molecular weight of 5 × 10 5 or more, preferably 1 × 10 6 to 1 × 10 7 , and has a molecular weight distribution (weight average molecular weight / number average molecular weight). ) Is preferably 10 to 300. When the content of the ultrahigh molecular weight polyolefin component is less than 1% by weight, the portion contributing to the improvement of the stretchability of the film is insufficient. On the other hand, the upper limit is not particularly limited. On the other hand, if the molecular weight distribution exceeds 300, breakage due to a low molecular weight component occurs and the strength of the entire film decreases, which is not preferable.
[0010]
b. Electronic Conductive Material Examples of the electronic conductive material include various metals and semiconductors, oxide-based and sulfide-based electronic conductive materials, and carbon or graphite. These may have any shape such as a particulate shape, a fibrous shape, a fibril shape, and a whisker shape. Particularly preferred are battery positive electrode active materials such as TiS 3 , TiS 2 , TiO 2 , V 2 O 5 , NbSe 3 , MnO 2 , LiCoO 2 , LiNiO 2 , LiMn 2 O 4 , PbO 2 , NiOOH, petroleum coke, There are battery negative electrode active materials such as natural graphite, carbon fiber, Pb, and Cd, and conductive agents such as acetylene black, ketjen black (trademark of Akzo Chemical), carbon whisker, graphite whisker, and graphite fibril.
The blending amount of the electronic conductive material is preferably 1 to 200% by weight, particularly 5 to 100% by weight, based on the polyolefin used. When the blending amount is less than 1% by weight, it is difficult to obtain sufficient conductivity, and when it exceeds 200% by weight, it becomes difficult to obtain a practically sufficient film.
[0011]
c. End-modified polypropylene End-modified polypropylene is a polypropylene having a functional group structure at the end. Here, the polypropylene is not limited to a propylene homopolymer, but one or more of propylene and another α-olefin (for example, ethylene, 1-butene, 1-hexene, 4-methyl-1-pentene, etc.). Of the block copolymer rubber.
[0012]
Polypropylene having a functional group structure at the terminal can be produced as follows.
That is, it is produced by reacting a living polypropylene obtained by living polymerization of propylene with a functional group-containing monomer in the presence of a catalyst composed of a specific vanadium compound and an organoaluminum compound.
As the vanadium compound, V (acetylacetonato) 3 , V (2-methyl-1,3-butanedionato) 3 , and V (1,3-butanedionato) 3 are preferable. The organoaluminum compound is an organoaluminum compound having 1 to 18 carbon atoms, preferably 2 to 6 carbon atoms, or a mixture or complex thereof, such as dialkylaluminum monohalide, monoalkylaluminum dihalide, alkylaluminum sesquioxide. Halide etc. are mentioned.
[0013]
The polymerization reaction is preferably performed in a solvent that is inert to the polymerization reaction and that is liquid during polymerization. Such solvents include saturated aliphatic hydrocarbons, saturated alicyclic hydrocarbons, and aromatic hydrocarbons.
The amount of the polymerization catalyst used for the polymerization of propylene is 1 × 10 −4 to 0.1 mol, preferably 5 × 10 −4 to 5 × 10 −2 mol of vanadium compound per mol of propylene, and 1 organoaluminum compound. × 10 −4 to 0.5 mol, preferably 1 × 10 −3 to 0.1 mol. In addition, it is desirable that 4 to 100 moles of the organoaluminum compound is used per mole of the vanadium compound.
[0014]
Living polymerization is normally performed at −100 ° C. to 100 ° C. for 0.5 to 50 hours. The molecular weight of the resulting living polypropylene can be adjusted by changing the reaction temperature and reaction time. By setting the polymerization temperature to a low temperature, particularly −30 ° C. or less, a polymer having a molecular weight distribution close to monodispersion can be obtained. At −50 ° C. or lower, a living polymer having Mw (weight average molecular weight) / Mn (number average molecular weight) of 1.05 to 1.40 can be obtained.
As described above, living polypropylene having a number average molecular weight of about 800 to 400,000 and close to monodispersion can be produced.
[0015]
Next, in order to introduce a functional group structure at the terminal, living polypropylene is reacted with a functional group-containing monomer. As the monomer to be introduced, acrylic acid, methacrylic acid, acrylic acid ester, methacrylic acid ester, acrylamide, acrylonitrile, styrene and derivatives thereof are used. Specifically, for example, acrylic acid esters include methyl acrylate, ethyl acrylate, butyl acrylate, isobutyl acrylate, 2-ethylhexyl acrylate, lauryl acrylate, stearyl acrylate, ethyl decyl acrylate, ethyl hexadecyl acrylate, 2 -Acrylic monomers such as ethoxyethyl acrylate, tetrahydrofurfuryl acrylate, trimethylolpropane triacrylate, 2-hydroxyethyl acrylate, 2-hydroxypropyl acrylate, 1,4 butanediol diacrylate, 1,6-hexanediol diacrylate Examples of methacrylic acid esters include methyl methacrylate, ethyl methacrylate, butyl methacrylate, 2-ethylhexyl methacrylate, Tridecyl acrylic acid, methacrylic acid stearyl, cyclohexyl methacrylate, benzyl methacrylate, 2-hydroxyethyl methacrylate, 2-hydroxypropyl methacrylate, glycidyl methacrylate, methacrylic monomers such as ethylene glycol dimethacrylate. One or more of these types can be selected and used. Moreover, crosslinkable monomers, such as vinyl acrylate, vinyl methacrylate, divinylbenzene, vinyl butyl acrylate, can also be used as needed.
Among the above-mentioned monomers, it is preferable to use a monomer composed of acrylic acid, methacrylic acid or an ester thereof, or an acrylic monomer composed of acrylamide or a derivative thereof.
[0016]
In the present invention, the blending amount of a single monomer or a plurality of monomers forming a living polymer is adjusted according to the solvent of the electrolytic solution. By doing so, it is effectively swollen and gelled in the electrolytic solution and can be firmly fixed. Here, the porous thin film containing the terminal-modified living polymer selectively takes in the electrolyte solvent having affinity for the living polymerization functional group covering the surface and the pore surface, but the main skeleton is solvent resistant. Since it is made of polyethylene having excellent properties, its swelling is moderately suppressed as a whole, and large deformation and strength reduction can be prevented.
[0017]
In the reaction between the living polypropylene and the functional group-containing monomer, the monomer is supplied to the reaction system in which the living polypropylene is present and reacted. The reaction is usually performed at a temperature of −100 ° C. to 150 ° C. for 5 minutes to 50 hours. By increasing the reaction temperature or lengthening the reaction time, the degree of modification of the polypropylene terminal by the monomer unit can be increased. Usually, 1 to 1,000 mol of monomer is used per 1 mol of living polypropylene.
[0018]
The terminal-modified polypropylene obtained as described above has a number average molecular weight (Mn) of about 800 to 500,000, and a very narrow molecular weight distribution (Mw / Mn = 1. 05 to 1.40). Moreover, it has an average terminal structure of 0.1 to 500, preferably 0.5 to 100, of the monomer at its terminal. One feature of the terminal-modified polypropylene produced in this way is that the syndiotactic dyad fraction is 0.6 or more.
The amount of the terminal-modified living polymerized polypropylene used is 1 to 50% by weight, preferably 3 to 30% by weight of the polyolefin. If it is less than 1% by weight, the effect of impregnation and immobilization of the electrolytic solution with the solvent cannot be expected. On the other hand, when it exceeds 50% by weight, the mechanical strength is remarkably lowered.
[0019]
d. Production method As a method for producing a polyolefin microporous film containing an electronically conductive material and terminal-modified polypropylene and a polyolefin different from this , (1) the above-mentioned electronically-conductive material and the above-mentioned terminal-modified polypropylene are blended with polyolefin. There are a method for producing a microporous film from the composition, and (2) a method for producing a microporous film from a composition obtained by blending the above-mentioned electronic conductive material into polyolefin and coating the surface with terminal-modified polypropylene.
[0020]
A method for producing a microporous film from a composition in which the above electronically conductive material and the above-mentioned terminal-modified polypropylene are blended with the polyolefin of (1) is described in JP-A-60-242035 and JP-A-3-64334. It can be done by the method. For example, it can be performed as follows. A composition in which terminal-modified polypropylene is blended with polyolefin containing ultra-high molecular weight polyolefin is heated and dissolved in a solvent such as liquid paraffin in an amount of 10 to 50% by weight to obtain a uniform solution, and an electronically conductive material is uniformly blended therein. To do. A sheet is formed from this solution and cooled to form a gel-like sheet, and then heated at a temperature of the melting point of polyolefin + 10 ° C. or less and stretched to a surface magnification of 3 times or more. For example, the solvent contained in the stretched film may be extracted and removed with a volatile solvent such as methylene chloride, followed by drying and heat setting.
[0021]
(2) A method of producing a microporous film from a composition in which an electronic conductive material is blended with polyolefin and coating the surface with terminal-modified polypropylene is carried out according to the method described in the above patent. 10 to 50% by weight is heated and dissolved in a solvent such as liquid paraffin to make a uniform solution, and an electronic conductive material is uniformly mixed therein. A sheet is formed from this solution and cooled to form a gel-like sheet, and then heated at a temperature of the melting point of polyolefin + 10 ° C. or less and stretched to a surface magnification of 3 times or more. The solvent contained in the stretched film is removed by extraction with a volatile solvent such as methylene chloride, then dried and heat set. By coating the surface of the obtained polyolefin microporous membrane with a solution in which terminal-modified polypropylene is dissolved in a solvent such as aromatic hydrocarbon, paraffin hydrocarbon, chloroform, tetrahydrofuran, etc. by impregnation, coating, spraying, etc. is there.
[0022]
In addition, various additives such as an antioxidant, an ultraviolet absorber, a lubricant, an anti-blocking agent, a pigment, a dye, and an inorganic filler are added to the polyolefin microporous film as necessary, so long as the object of the present invention is not impaired. Can be added.
[0023]
e. Physical Properties A polyolefin microporous film containing an electronically conductive material, terminal-modified polypropylene , and a different polyolefin has a film thickness of 1-1000 μm, preferably 5-500 μm. If the thickness is less than 1 μm, it is difficult to put it to practical use from the viewpoint of mechanical strength and handling. On the other hand, when it exceeds 1000 μm, the effective resistance increases, and the volume efficiency as a conductor is disadvantageous. The porosity of the film is not limited, but is in the range of 30 to 95%, more preferably 50 to 90%. If the porosity is less than 30%, immobilization of the aprotic electrolyte solution may be insufficient. On the other hand, if the porosity exceeds 95%, the mechanical strength of the membrane is reduced and the practicality is inferior. . The average pore diameter is preferably 1 μm or less. Furthermore, the polyolefin microporous film containing the above-described electronic conductive material preferably has a breaking strength of 200 kg / cm 2 or more. By setting the breaking strength to 200 kg / cm 2 or more, the deformation resistance against swelling when the aprotic electrolyte solution is dissolved is sufficient.
[0024]
2. Immobilization of an aprotic electrolyte solution in a polyolefin microporous membrane containing an electronically conductive material, terminal-modified polypropylene , and a different polyolefin a. Electrolyte solution As the electrolyte of the aprotic electrolyte solution, an alkali metal salt or an alkaline earth metal salt is used. For example, LiF, NaI, LiI, LiClO 4 , LiAsF 6 , LiPF 6 , LiBF 4 , LiCF 3 SO 3 , NaSCN Etc. In addition, the aprotic solvent for dissolving the electrolyte of the aprotic electrolyte solution is a solvent that is stable against alkali metals, specifically, propylene carbonate, ethylene carbonate, γ-butyrolactone, dimethoxyethane, acetonitrile, form Aprotic high dielectric constant solvents such as amide, tetrahydrofuran and diethyl ether are used alone or in combination of two or more.
[0025]
b. Immobilization method As a method of immobilizing an aprotic electrolyte solution to a polyolefin microporous membrane containing an electronically conductive material and terminal-modified polypropylene and a different polyolefin, an aprotic electrolyte thin film can be impregnated, coated or coated. A spray etc. can be used individually or in combination. In addition, the electrolyte solution may be fixed before being incorporated in the battery, in the middle of the battery assembly process, or in the final battery assembly process. Above all, from the viewpoints of handling during battery assembly, prevention of fouling, adhesion to positive and negative electrode plate surfaces, and the conventional battery assembly process can be applied as it is, the electrolyte can be used during the battery assembly process or the final battery assembly process. A method of immobilizing the solution is preferred.
[0026]
c. Specific conductivity of immobilized liquid film conductor The immobilized liquid film conductor of the present invention constituted as described above has a specific conductivity of 10 −5 Scm −1 or more, preferably 10 −3 Scm −1 or more. When the specific conductivity is less than 10 −5 Scm −1 , the effective resistance increases and is not practical. For example, the effective resistance when the film thickness is 1 μm is 1 μm / 10 −5 Scm −1 , that is, 10 Ωcm 2 .
[0027]
【Example】
The invention is illustrated in more detail by the following specific examples.
Example 1
5 parts by weight of ultrahigh molecular weight polyethylene (weight average molecular weight 2 × 10 6 ), 20 parts by weight of high density polyethylene (weight average molecular weight 4 × 10 5 ), living polymerized polypropylene each having a methyl acrylate group at the molecular end (weight average molecular weight 5) × 10 4 ) 0.37 parts by weight of antioxidant was added to 100 parts by weight of a mixture containing 5 parts by weight, 30 parts by weight of petroleum coke powder, 3 parts by weight of ketjen black powder (trademark of Akzo Chemical) and 70 parts by weight of liquid paraffin. In addition, the mixture was heated and kneaded with a twin screw extruder. This was extruded from a die having a rectangular base, and was taken up with a chill roll to obtain a 1 mm thick sheet. This sheet was simultaneously biaxially stretched 5 × 5 times at 120 ° C. using a batch type biaxial stretching machine, and the remaining liquid paraffin was washed with n-hexane and then dried at 120 ° C. while fixed to a metal frame. Heat setting was performed to obtain a polyethylene microporous film containing an electronic conductive material and terminal-modified polypropylene.
[0028]
The obtained film (film thickness: 25 μm) was immersed in a propylene carbonate solution containing 1 mol of LiPF 6 at a temperature of 25 ° C. for 1 hour to obtain an immobilized liquid film conductor having a swelling rate (weight increase rate) of 103%. Obtained.
The obtained immobilized liquid film conductor was punched out to a diameter of 10 mm, sandwiched between platinum black electrodes, and the electrical resistance value was measured with an alternating current at a frequency of 1 kHz, and calculated from this value and the thickness and area of the immobilized liquid film conductor. The specific conductivity was 8 × 10 −2 Scm −1 .
[0029]
Example 2
Ultra high molecular weight polyethylene (weight average molecular weight 2 × 10 6 ) 5 parts by weight, high density polyethylene (weight average molecular weight 4 × 10 5 ) 25 parts by weight, petroleum coke powder 30 parts by weight, and ketjen black powder (trademark of Akzo Chemical) To 100 parts by weight of a mixture containing 3 parts by weight and 70 parts by weight of liquid paraffin, 0.37 parts by weight of an antioxidant was added and heated and kneaded with a biaxial extruder. This was extruded from a die having a rectangular base, and was taken up with a chill roll to obtain a 1 mm thick sheet. This sheet was simultaneously biaxially stretched 5 × 5 times at 120 ° C. using a batch type biaxial stretching machine, and the remaining liquid paraffin was washed with n-hexane and then dried at 120 ° C. while fixed to a metal frame. Heat setting was performed to obtain a polyethylene film containing an electronically conductive material.
[0030]
A living polymerized polypropylene having a methyl acrylate group (weight average molecular weight 5 × 10 4 ) at one end of each molecular chain diluted to 15% by weight with methylene chloride was applied to the obtained film (film thickness 30 μm), and at room temperature. It was allowed to stand for 24 hours and dried to obtain a polyolefin microporous thin film having a filling amount of 46% by weight of living polymerized polypropylene.
0.1 cc of a propylene carbonate solution containing 1 mol of LiPF 6 was dropped on the 10 × 10 mm square of this membrane at a temperature of 25 ° C., and left in a sealed container for 1 hour to obtain a swelling rate (weight increase rate) of 95. % Of an immobilized liquid film conductor was obtained.
The obtained immobilized liquid film conductor was punched out to a diameter of 10 mm, sandwiched between platinum black electrodes, and the electrical resistance value was measured with an alternating current at a frequency of 1 kHz, and calculated from this value and the thickness and area of the immobilized liquid film conductor. The specific conductivity was 7 × 10 −2 Scm −1 .
[0031]
Comparative Example 1
In Example 2, the polyethylene microporous film before being coated with living polymerized polypropylene was immersed in a propylene carbonate solution containing 1 mol of LiPF 6 at 25 ° C. for 1 hour, and the swelling rate (weight increase rate) was 81.5%. An immobilized liquid film conductor was obtained.
The obtained immobilized liquid film conductor was punched out to a diameter of 10 mm, sandwiched between platinum black electrodes, and the electrical resistance value was measured with an alternating current at a frequency of 1 kHz, and calculated from this value and the thickness and area of the immobilized liquid film conductor. The specific conductivity was 4 × 10 −2 Scm −1 .
[0032]
【The invention's effect】
The immobilized liquid membrane conductor of the present invention is stable in a wide temperature range by immobilizing the electrolyte solution by the solubility of the graft polymerized polymer and suppressing its excessive swelling by the porous membrane substrate skeleton made of polyolefin. Since the electrolyte solution can be held and the evaporation rate of the electrolyte solution can be kept extremely low, good conductivity can be maintained over a wide temperature range. That is, it is possible to improve safety in overcharging without significantly reducing electronic conductivity. Furthermore, this immobilized liquid film conductor is excellent in mechanical strength due to the skeleton made of polyolefin, and can be applied with almost no change in the conventional battery manufacturing process. Further, since this immobilized liquid film conductor has both ion and electron conductivity, it is useful for electrodes of electrolytes, particularly batteries using liquid electrolytes, electrochromic elements, electric double layer capacitors, liquid crystal elements and the like. Since the ionic conductor in the immobilized liquid film conductor is continuous with the electrolyte between the electrodes and is in close contact with the porous conductive film over a wide area, it is effective as an electrode material for various cells and elements using the electrolyte. .

Claims (8)

末端変性ポリプロピレンと、これとは異なるポリオレフィンと、電子導電性材料とを含有するポリオレフィン組成物からなるポリオレフィン微多孔膜に非プロトン性電解質溶液を固定化した固定化液膜導電体。An immobilized liquid membrane conductor in which an aprotic electrolyte solution is immobilized on a polyolefin microporous membrane comprising a polyolefin composition containing a terminal-modified polypropylene , a different polyolefin and an electronic conductive material. 末端変性ポリプロピレンがリビング重合法により得られた末端官能基変性ポリプロピレンである請求項1に記載の固定化液膜導電体。  The immobilized liquid film conductor according to claim 1, wherein the terminal-modified polypropylene is a terminal functional group-modified polypropylene obtained by a living polymerization method. ポリオレフィン組成物が、重量平均分子量が5×10以上の超高分子量ポリオレフィンを1重量%以上含有するポリオレフィンと、リビング重合法により得られた末端官能基変性ポリプロピレンを1〜50重量%含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の固定化液膜導電体。Polyolefin composition, weight and the polyolefin having an average molecular weight contains 5 × 10 5 or more ultra-high molecular weight polyolefin 1 wt% or more, containing terminal functional group-modified polypropylene obtained by living polymerization method 1-50 wt% The immobilized liquid film conductor according to claim 1 or 2. 末端変性ポリプロピレンと、これとは異なるポリオレフィンと、電子導電性材料を含有するポリオレフィン組成物からなるポリオレフィン微多孔膜に非プロトン性電解質溶液を含浸し、固定化することを特徴とする固定化液膜導電体の製造方法。 A terminal-modified polypropylene, a polyolefin which is different from this, impregnated with a non-protonic electrolyte solution microporous polyolefin membrane comprising a polyolefin composition containing an electron-conductive material, immobilized liquid, characterized in that the immobilization A method for producing a membrane conductor. 電子導電性材料を含有するポリオレフィン微多孔薄膜の表面を末端変性ポリプロピレンでコーティングし、該表面被覆ポリオレフィン微多孔膜に非プロトン性電解質溶液を含浸し、固定化することを特徴とする固定化液膜導電体の製造方法。  A surface of a polyolefin microporous thin film containing an electronic conductive material is coated with terminal-modified polypropylene, and the surface-coated polyolefin microporous membrane is impregnated with an aprotic electrolyte solution to be immobilized. A method for producing a conductor. 末端変性ポリプロピレンがリビング重合法により得られた末端官能基変性ポリプロピレンである請求項4又は5に記載の固定化液膜導電体の製造方法。  The method for producing an immobilized liquid film conductor according to claim 4 or 5, wherein the terminal-modified polypropylene is a terminal functional group-modified polypropylene obtained by a living polymerization method. 請求項1〜3のいずれかに記載の固定化液膜導電体を用いた電極。  The electrode using the fixed liquid film conductor in any one of Claims 1-3. 請求項1〜3のいずれかに記載の固定化液膜導電体を電極として用いた電池。  A battery using the immobilized liquid film conductor according to claim 1 as an electrode.
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