JP3927389B2 - Tile forming mold and tile forming method using this mold - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面に皺模様が形成された手作り風のタイルを成形するためのタイル成形用金型、及びこの金型を用いた手作り風タイルの成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
タイルは、方形板状の粘土焼成品で、粘土を成形用の型によって成形し、乾燥した後、焼成窯で焼き上げて製造される。一般に使用されるタイルは、成形用型に粘土を一定量ずつ機械的に詰め込んで成形されるようになっている量産品であって、種々着色が施されたり、また表面が滑らかにされたり、粗にされたりすることによって、色調や若干感触の異なったものが製造されるが、何れにしても、このようなタイルは、表面が平滑面状に無模様で形成されて、見た目がきわめて単調で、如何にも量産品であるとの感触を使用者に与えている。
【0003】
近年、上記のように表面が平滑面状に無模様で形成されたタイルに代わって、表面に細かな皺模様を形成するように手作業により成形される手作りタイルが非常に好評で、その使用が年々増大している。この手作りタイルを成形するには、成形用の型に、小さな団子状にした多数の粘土塊を順次詰め込んだ後、型の上からそれらの粘土塊を加圧した後、型から取り出すと、型の底面側で押圧成形されたタイルの表面側に、上記粘土塊どうしが押し潰されて互いにくっつくことによって粘土塊間の境界線が細かい皺模様を形成するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような方法によってタイル表面に皺模様を形成する成形方法では、成形用型への粘土の詰め込み作業に非常な手間と時間がかかって、製造コストが高くつくと、云う難点がある。そこで、本発明の発明者は、種々の研究を重ね、当初は、前記手作りタイルを原型として、この原型タイルに対応するアルミ製の鋳型(雌型)を作り、この鋳型に粘土を詰め込んで加圧し、タイルの成形を試みたが、アルミ製の鋳型では、手作りタイルの表面に形成されているような細かな皺模様を表出させることができなかった。そこでまた、別の方法として、原型の手作りタイルに石膏を流して、石膏型(雌型)を作り、これに粘土を詰め込んで加圧してみると、手作りタイルの皺模様と同様な皺模様が表出させることができた。しかしながら、この方法では、石膏型が脆いために粘土を詰め込んで加圧する時に割れてしまい、簡単に使用不能となっていた。
【0005】
本発明は、上記のような石膏型を使用してタイル表面に皺模様を形成したタイルを成形するにあたり、その石膏型を加圧しても割れることのないようにして、表面に皺模様が形成された手作り感触、即ち手作り風のタイルを量産することができるタイル成形用金型、及びこの金型を用いた手作り風タイルの成形方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明のタイル成形用金型は、原型となる表面1aに皺模様aが形成された原型タイル1が嵌合可能なタイル嵌合用開口部5を開口形成した基枠板3と、周側壁部6と上壁部7とによって略箱状に形成されていて、基枠板3上に載置した状態でこの基枠板3に対し切り離し可能に連結される金型本体4とからなり、前記金型本体4の上壁部7には石膏供給孔8及び空気抜き孔9が設けられ、前記基枠板3のタイル嵌合用開口部5に前記原型タイル1をその皺模様表面1aを金型本体4内に向けて嵌合し、この原型タイル1と基枠板3と金型本体4との間に形成される石膏成形室17に石膏供給孔8よりスラリー状の石膏18を供給してその石膏18の固化後に前記原型タイル1を抜き取ることによって、皺模様aの型面19を有するタイル成形室20が形成されるようになっていることを特徴とする。
【0007】
請求項2は、請求項1に記載のタイル用金型において、金型本体4が基枠板3上の定位置に載置された状態で、金型本体4の内周側面10aと基枠板3の上面との間には石膏保持用段部12が形成されるようになっていることを特徴とする。
【0008】
請求項3は、請求項1又は2に記載のタイル用金型において、基枠板3は、前記原型タイル1の厚みよりも薄く形成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項4に係る発明のタイルの成形方法は、請求項1〜3の何れかに記載のタイル用金型を用いたタイルの成形方法であって、前記金型2のタイル嵌合用開口部5に原型となる表面に皺模様aが形成された原型タイル1をその皺模様表面1aを金型本体4内に向けて嵌合した状態で、この原型タイル1と前記金型2とを水平面P上に載置した後、前記金型2の石膏供給孔8よりその内部の石膏成形室17にスラリー状の石膏18を流し込み、この石膏18が固化した後にタイル嵌合用開口部5から原型タイル1を抜き取って金型2を逆様にし、この原型タイル1が抜き取られたタイル嵌合用開口部5内に皺模様aが形成されるタイル成形室20にタイル1個分の粘土21を詰め込み、この粘土21を加圧板22を介して加圧することにより表面に皺模様aが形成されたタイル1を成形するようにしたことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1の(A)は表面1aに皺模様aが形成された手作りの原型タイル1であり、且つ製品であるタイル30をその表面1a側から見た斜視図であり、(B)は製品であるタイル30をその裏面1b側から見た斜視図である。また図2は図1に示す表面1aに皺模様aが形成されたタイル30を成形するのに使用する本発明のタイル成形用金型2を示す分解斜視図である。また図3の(A)は金型2の縦断面図、(B)は金型2の横断面図である。尚、この図1に示す原型タイル1は、全く手作業により作られた手作りタイルであると共に、本発明のタイル成形用金型2で成形されて製造された手作り風のタイル30を示すものとする。
【0011】
タイル成形用金型2は、図1に示すように表面に皺模様aが形成された原型となるタイル1が嵌合可能なタイル嵌合用開口部5を開口形成した矩形枠状のアルミニウム合金製基枠板3と、この基枠板3と同じアルミニウム合金によって周側壁部6と上壁部7とからなる略箱状に形成されていて、基枠板3上に載置した状態でこの基枠板3に対し切り離し可能に連結される金型本体4とから構成され、金型本体4の上壁部7には、石膏供給孔8及び空気抜き孔9が設けられている。金型本体4の周側壁部6は、前後側壁部10,10及び左右側壁部11,11からなる。なお、この実施形態ではアルミニウム合金板、アルミニウム合金鋳物で成形するとあるが、勿論、これに限定されることはなく、鉄板、鋼板あるいは、これらの鋳物によって形成されてもよい。
【0012】
基枠板3のタイル嵌合用開口部5は、原型タイル1がこの基枠板3と平行な姿勢で嵌脱できるように原型タイル1の縦横寸法L,Wより夫々僅かに大きい縦横寸法La,Waに開口されている。金型本体4の縦横の内法寸法Lb,Wbは、基枠板3のタイル嵌合用開口部5の縦横寸法La,Waよりも夫々十分大きく形成されていて、図3の(A)及び(B)から分かるように、金型本体4が基枠板3上の定位置に載置された状態で、金型本体4の内周側面10a,10a,11a,11aと基枠板3の上面との間に石膏保持用段部12が周方向全域に亘って形成されるようになっている。尚、基枠板3及び金型本体4の夫々の外法寸法は同じである(図3及び図7参照)。
【0013】
また、基枠板3は、前記原型タイル1の厚みTよりも薄く形成されている。即ち、原型タイル1は、表面1aの周縁部が丸く面取りされた状態になっていて、この面取り部Rの厚さをα(図1及び図4の▲2▼参照)とし、また基枠板3の厚さをtとすれば、原型タイル1の厚みTと、その面取り部分の厚さαと、基枠板3の厚さtとの関係は、概ねT−α=tとなり、しかして基枠板3のタイル嵌合用開口部5に原型タイル1をその皺模様aの形成された表面1aを金型本体4内に向けて嵌合する際に、原型タイル1は、図4の▲2▼に示すように、基枠板3の上面から面取り部Rの厚さαだけ金型本体4内に突入するようになっている。
【0014】
この基枠板3と金型本体4とは、図3に示すように、ボルト13及びナット14によって切り離し可能に連結されるようになっている。即ち、基枠板3の四隅部及び中間所要部に夫々ボルト挿通孔15が設けられ、また金型本体4にも基枠板3のボルト挿通孔15と対応する位置にボルト挿通孔16が設けられていて、両ボルト挿通孔15,16にボルト13を通してナット14で締め付けることによって、基枠板3と金型本体4とを一体的に連結することができる。
【0015】
次に、上記のような構成よりなるタイル成形用金型2を用いたタイルの成形方法について、図4〜図7を参照しながら説明する。
【0016】
先ず、タイル表面1aに皺模様aが形成された図1に示すような手作りタイル1を原型とし、この原型タイル1を、図4の▲1▼及び▲2▼に示すように、その皺模様表面1aをタイル成形用金型2の金型本体4内に向けて嵌合し、この状態で原型タイル1と金型2とを台板等の水平面P上に載置する。この時、原型タイル1は、図4の▲2▼に示すように面取り部Rの厚さαだけ金型本体4内に突入しており、そしてこのタイル成形用金型2の内部には原型タイル1と基枠板3と金型本体4との間に石膏成形室17が形成される。
【0017】
こうして金型2内部に形成された石膏成形室17に金型本体4の石膏供給孔8よりスラリー状の石膏18を流し込んで、図4の▲3▼に示すような状態とし、この状態でスラリー状石膏18が固化するまで暫く放置する。尚、石膏成形室17にスラリー状石膏18を石膏供給孔8より流し込む時には、石膏成形室17内の空気が空気抜き孔9より抜けるから、石膏成形室17への石膏18の供給を的確に行うことができる。
【0018】
石膏18が固化したならば、基枠板3のタイル嵌合用開口部5から原型タイル1を抜き取って、金型5を、図5の▲1▼に示すように逆様に引っ繰り返す。タイル嵌合用開口部5から原型タイル1を抜き取ることによって、タイル嵌合用開口部5内には、固化した石膏18側に原型タイル1と同様の皺模様を形成した型面19を有するタイル成形室20が形成される。また、この型面19の周縁部には、面取り用型面部19rが形成されている。
【0019】
尚、前記石膏成形室17内には、金型本体4の内周側面10a〜11aと基枠板3の上面との間に石膏保持用段部12が形成されているから、基枠板3のタイル嵌合用開口部5から原型タイル1を抜き取って金型5を逆様に引っ繰り返す時に、固化した石膏18が原型タイル1と一緒に抜け出ることがない。また、石膏保持用段部12が金型本体4の周方向全域に形成されているから、型面19の周縁部に、面取り用型面部19rが的確に形成される。
【0020】
こうして基枠板3のタイル嵌合用開口部5内に形成されたタイル成形室20に、図5の▲1▼及び▲2▼に示すようにタイル1個分の粘土21を詰め込み、この粘土21を加圧板22を介して、油圧シリンダ等からなる適当な加圧手段の使用により加圧することによって、図5の▲3▼に示すように、タイル成形室20の皺模様型面19に当接する粘土21の表面に、その皺模様型面19に形成されている皺模様と同じ皺模様aが形成される。この際、タイル成形室20に詰め込んだ粘土21を上記のように加圧手段によって強く加圧しても、このタイル成形室20の皺模様型面19を形成している石膏18は、その底部及び外周部が金型本体4によって補強されているため、ヒビが入ったり、割れたりすることがない。
【0021】
上記のようにしてタイル成形用金型2内のタイル成形室20で表面1aに皺模様aが形成された製品用のタイル30を成形した後、図6の▲1▼の矢印で示すように、吸着具等の取出具(図示せず)によってタイル30を金型20より上方に取り出し、しかる後に図6の▲2▼に示すように、成形されたタイル30の裏面1bに溝形成具23によって、図1の(B)に示すような滑り止め用の溝bを形成する。この溝形成具23は、把手24付きの台枠25に釘のような金属線材26を一定間隔で一列状に突設したもので、把手24を持って、線材26を図6の▲2▼に示すような状態で成形されたタイル1の裏面1bに押し付けて、その一端側から他端側へ移動させればよい。
【0022】
上記のようなタイル裏面1bへの滑り止め用溝bの形成作業を終えたならば、図6の▲3▼に示すように、製品であるタイル30の表面1aには、手作りタイル表面の皺模様と同様の皺模様aが形成されており、またタイル表面1aの周縁部には、手作りタイル表面の周縁部に形成されているような面取り部Rが形成され、そしてこの面取り部Rにも皺模様aが形成されており、従って成形されたタイル30は、手作りタイルと殆ど変わらないものである。
【0023】
尚、上記のように成形して取り出されたタイル30は、所要時間乾燥させた後、焼成窯に入れられて焼成され、最終的なタイル製品となる。
【0024】
上記タイル成形方法に使用するタイル成形用金型2は、タイル成形室20の皺模様型面19を形成する石膏18がその底部と外周部とを金型本体4によって補強されるため、タイル成形室20に詰め込んだ粘土21を強く加圧しても、石膏18が割れたり、ヒビが入ったりすることがない。しかして、この金型2内の石膏成形室17で一度成形した石膏18は、成形し直すことなく、何度も繰り返し使用できて、手作り風のタイルを成形することができる。因みに、本発明の発明者による実施においては、一度成形した石膏18のままで、約2000個のタイル1を繰り返し成形できた。
【0025】
また、上記形成方法によるタイル30の成形において、図5の▲1▼に示すようにタイル成形用金型2に形成されたタイル成形室20内に詰め込む粘土21は、例えば図7に示すようなタイル用粘土成形機27によって、タイル1個分ずつ矩形板状に成形されるようになっている。
【0026】
また、上述のタイル成形方法において、金型基枠板3のタイル嵌合用開口部5に嵌合させるための、表面1aに皺模様aが形成された原型となるタイル1は、好ましくは、全くの手作業によって成形された手作りタイル製品がよいが、上述したタイル成形方法によって成形されたタイル製品を使用してもよい。
【0027】
【発明の効果】
請求項1に係る発明のタイル成形用金型は、表面に皺模様が形成された原型となるタイルが嵌合可能な開口部を形成した基枠板と、略箱状に形成されて、基枠板上に載置した状態で基枠板に対し切り離し可能な金型本体とからなるもので、基枠板のタイル嵌合用開口部に原型タイルをその皺模様表面を金型本体内に向けて嵌合し、この原型タイルと基枠板と金型本体との間に形成される石膏成形室にスラリー状石膏を供給してその石膏の固化後に前記原型タイルを抜き取ることによって、皺模様の型面を有するタイル成形室が形成されるようになっているから、この金型を使用してタイルを成形する際に、タイル成形室の皺模様型面を形成する石膏が金型本体により補強されていために、タイル成形室に詰め込んだ粘土を強く加圧しても、石膏が割れるようなことがなく、金型内の石膏成形室で一度成形した石膏は、何度も繰り返し使用できて、手作り風のタイルを簡単容易に成形することができる。
【0028】
請求項2に記載のように、金型本体が基枠板上の定位置に載置された状態で、金型本体の内周側面と基枠板の上面との間に石膏保持用段部が形成されるため、基枠板のタイル嵌合用開口部から原型のタイルを抜き取る時に、固化した石膏がタイルと一緒に抜け出るのを阻止できる。
【0029】
請求項3に記載のように、基枠板が原型タイルの厚みよりも薄く形成されているため、原型タイルの表面周縁部が丸く面取りされた状態にある場合に、原型のタイルを皺模様表面を金型本体内に向けて嵌合し、この原型タイルと金型とを水平面上に載置した状態で石膏成形室内に石膏を流し込むようにすれば、それによって形成されるタイル成形室には、皺模様型面の周縁部に面取り用型面部が形成され、このタイル成形室によって形成されるタイルは、原型タイルと同様に表面周縁部が丸く面取りされた状態となり、手作り風の感触を一層高めることができる。
【0030】
請求項4に係る発明のタイル成形方法は、金型のタイル嵌合用開口部に原型のタイルをその表面側を金型本体内に向けて嵌合した状態で、この原型タイルと金型とを水平面上に載置した後、金型内部の石膏成形室にスラリー状の石膏を流し込み、この石膏の固化後にタイル嵌合用開口部から原型タイルを抜き取って金型を逆様にし、この原型タイルが抜き取られたタイル嵌合用開口部内に皺模様が形成されるタイル成形室にタイル1個分の粘土を詰め込み、この粘土を加圧板を介して加圧する方法であるから、表面に皺模様が形成された手作り風タイルの成形を機械的に効率良く行うことができ、それにより手作り風タイルの量産が可能となって、そのコストを安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は表面に皺模様が形成されたタイルをその表面側から見た斜視図、(B)は同タイルをその裏面側から見た斜視図である。
【図2】 図1に示す表面に皺模様が形成されたタイルを成形するのに使用する本発明のタイル成形用金型を示す分解斜視図である。
【図3】 (A)は金型の縦断面図、(B)は金型の横断面図である。
【図4】 ▲1▼〜▲3▼は本発明に係るタイルの成形方法の成形工程の最初の段階を説明する断面図である。
【図5】 ▲1▼〜▲3▼は同成形方法の次の段階を説明する断面図である。
【図6】 ▲1▼及び▲2▼は同成形方法の最終段階を説明する断面図である。
【図7】 タイル成形用金型の外観及び矩形板状の粘土を成形する粘土成形機の外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 表面に皺模様が形成された原型タイル
1a タイルの表面
1b タイルの裏面
a タイル表面に形成された皺模様
b タイル裏面に形成された滑り止め用の溝
R タイル表面の周縁部に形成された面取り部
2 タイル成形用金型
3 基枠板
4 金型本体
5 タイル嵌合用開口部
6 金型本体の周側壁部
7 金型本体の上壁部
8 石膏供給孔
9 空気抜き孔
12 石膏保持用段部
17 石膏成形室
18 石膏
19 皺模様が形成された型面
19r 面取り用型面部
20 タイル成形室
21 粘土
30 製品であるタイル[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a mold for forming a tile for forming a handmade tile having a wrinkle pattern formed on its surface, and a method for forming a handmade tile using the mold.
[0002]
[Prior art]
A tile is a square plate-like clay fired product, which is manufactured by molding clay with a molding die, drying it, and baking it in a firing kiln. Commonly used tiles are mass-produced products that are formed by mechanically stuffing clay into molding molds in a certain amount, and various colors are given, and the surface is smoothed, Roughening produces a slightly different color tone and feel, but in any case, such tiles have a smooth surface with no pattern and look very monotonous. Therefore, it gives the user a feeling that it is a mass-produced product.
[0003]
In recent years, hand-made tiles that are molded by hand so as to form a fine wrinkle pattern on the surface instead of tiles with a smooth surface as described above have been very popular and used. Is increasing year by year. In order to mold this handmade tile, a large number of small dumplings of clay are packed in the mold for molding, and after pressing the clay from above the mold, it is removed from the mold. The clay lumps are crushed and stuck to each other on the surface side of the tile press-molded on the bottom surface side of the tile so that the boundary line between the clay lumps forms a fine wrinkle pattern.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the molding method in which the ridge pattern is formed on the tile surface by the above-described method, it takes a lot of time and labor to pack the clay into the molding die, resulting in high manufacturing costs. . Therefore, the inventor of the present invention has made various studies. Initially, the handmade tile is used as a prototype, and an aluminum mold (female mold) corresponding to the prototype tile is made, and clay is packed into the mold and added. I tried to mold the tiles, but with the aluminum mold, I couldn't reveal the fine wrinkles that were formed on the surface of the handmade tiles. Therefore, as another method, when plaster mold (female mold) is made by pouring plaster on the original handmade tile, and clay is packed in it, and then pressurizing it, the pattern is similar to that of the handmade tile. I was able to express it. However, in this method, since the plaster mold is brittle, when the clay is packed and pressed, it is broken and cannot be used easily.
[0005]
The present invention uses a gypsum mold as described above to form a tile having a wrinkle pattern on the surface of the tile. It is an object of the present invention to provide a mold for forming a tile capable of mass-producing a manufactured handmade feel, that is, a handmade-style tile, and a method for forming a handmade-style tile using the mold.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The tile molding die of the invention according to
[0007]
A second aspect of the present invention is the tile mold according to the first aspect, wherein the inner
[0008]
[0009]
A tile molding method according to a fourth aspect of the present invention is a tile molding method using the tile mold according to any one of the first to third aspects, wherein the tile fitting opening 5 of the
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1A is a
[0011]
As shown in FIG. 1, the
[0012]
The
[0013]
The
[0014]
As shown in FIG. 3, the
[0015]
Next, a method of forming a tile using the
[0016]
First, a
[0017]
[0018]
When the
[0019]
In the
[0020]
In this manner, the
[0021]
After the
[0022]
After the formation of the anti-slip groove b on the tile back
[0023]
The
[0024]
In the tile molding die 2 used in the tile molding method, the
[0025]
Further, in forming the
[0026]
Further, in the above-described tile forming method, the
[0027]
【The invention's effect】
The mold for forming a tile according to the first aspect of the present invention is formed in a substantially box shape with a base frame plate having an opening into which a tile to be a prototype with a ridge pattern formed on the surface can be fitted. It consists of a mold body that can be detached from the base frame plate while it is placed on the frame plate, with the original tile facing the tile fitting opening of the base frame plate, and the surface of the tile pattern facing the mold body The slurry-like gypsum is supplied to the gypsum molding chamber formed between the original tile, the base frame plate, and the mold main body, and the original tile is extracted after the gypsum is solidified, thereby forming a wrinkled pattern. Since a tile molding room with a mold surface is formed, when molding a tile using this mold, the plaster that forms the tile pattern mold surface of the tile molding room is reinforced by the mold body Therefore, even if the clay packed in the tile forming room is strongly pressed, Without such cracking, once molded gypsum plaster molding chamber of the mold, and can be used repeatedly many times, it is possible to easily easily molded tiles handmade style.
[0028]
The gypsum holding step portion between the inner peripheral side surface of the mold main body and the upper surface of the base frame plate in a state where the mold main body is placed at a fixed position on the base frame plate. Therefore, when the original tile is extracted from the tile fitting opening of the base frame plate, the solidified gypsum can be prevented from coming out together with the tile.
[0029]
As described in
[0030]
In the tile forming method of the invention according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a perspective view of a tile having a wrinkle pattern formed on its surface as viewed from the front side, and FIG. 1B is a perspective view of the tile as viewed from its back side.
FIG. 2 is an exploded perspective view showing a tile forming mold of the present invention used for forming a tile having a ridge pattern formed on the surface shown in FIG. 1;
3A is a longitudinal sectional view of a mold, and FIG. 3B is a transverse sectional view of the mold.
FIGS. 4A to 4C are cross-sectional views illustrating the first stage of the molding process of the tile molding method according to the present invention.
5 are sectional views for explaining the next stage of the molding method.
FIGS. 6A and 6B are cross-sectional views illustrating the final stage of the molding method.
FIG. 7 is a perspective view showing an appearance of a mold for forming a tile and an appearance of a clay molding machine for forming a rectangular plate-shaped clay.
[Explanation of symbols]
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JP2003089106A (en) | 2003-03-25 |
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