JP3926543B2 - 腹筋鍛練用ベルト付き寝台 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、腹筋鍛練用ベルト付き寝台に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、介護用、病院用など種々の用途の寝台が開発されている。また、腹筋をトレーニングするため、種々の器具が開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の寝台は、寝心地の良さを改善したものは多いが、腹筋のトレーニングができるものはない。従来の腹筋鍛練器具は、トレーニング専用に作られており、寝台としての利用には適さない。
【0004】
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、腹筋をトレーニング可能な腹筋トレーニング用ベルト付き寝台を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る腹筋鍛練用ベルト付き寝台は、寝台本体と腹筋鍛練用ベルトとマットレスとを有し、前記寝台本体は背板と寝台板とを有し、前記背板は前記寝台板の一端に垂直に設けられ、前記背板を下側にして前記寝台板を立てて設置可能に構成され、前記腹筋鍛練用ベルトは、長さ調整可能で、前記寝台本体の脚部載置側の両側部に、人がぶら下がり可能な強度で前記寝台本体の寝台面を横切るよう固定されており、固定位置が前記寝台本体の長さ方向に調節可能であり、前記マットレスは前記背板から前記寝台板の他端までの長さを有して前記寝台板の上に設置されていることを、特徴とする。
【0006】
本発明に係る腹筋鍛練用ベルト付き寝台で、腹筋を鍛える場合、寝台本体の寝台面に仰向けに横たわり、足首を腹筋鍛練用ベルトに掛ける。腹筋鍛練用ベルトは、足首を掛けて腹筋をトレーニングするのに適した長さに長さを調整することができる。足首を固定した状態で上体を起こしたり倒したり繰り返すことにより、腹筋を鍛練することができる。寝る場合には、足首を腹筋鍛練用ベルトから外し、そのまま寝台として利用することができる。寝る場合、腹筋鍛練用ベルトを毛布の上から締め付ければ、寝てる間に毛布が寝台本体の上からずり落ちるのを防止することができる。また、腹筋鍛練用ベルト付き寝台を介護用ベッドとして利用する場合、被介護者が足首を腹筋鍛練用ベルトに掛けることにより、上体を起こしやすくなる。
【0007】
なお、腹筋鍛練用ベルト付き寝台は、既存の寝台の両側部に腹筋鍛練用ベルトを固定することにより構成してもよい。既存の寝台は、脚部を備えたタイプでも、脚部がないタイプでもよい。
【0009】
本発明に係る腹筋鍛練用ベルト付き寝台は、背板を下側にして寝台板を立てて設置することができる。これにより、腹筋鍛練用ベルト付き寝台の設置スペースが小さくなり、室内を広く利用することができる。また、寝台板の上のマットレスを立てた状態で日に干すことができる。このとき、マットレスは背板から寝台板の他端までの長さを有するため、腹筋鍛練用ベルトにより立てた状態で支持することができる。さらに、腹筋鍛練用ベルトを毛布の上から締め付けておけば、毛布もマットレスに掛けたまま寝台板を立てておくことができる。また、寝台板を立てた状態で、腹筋鍛練用ベルトにぶら下がることにより、背筋を伸ばすことができ、ぶら下がり健康器具として利用することができる。なお、寝台板の背面側および背板の背面側には、移動を容易にするため、キャスターが設けられていることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図6は、本発明の実施の形態を示している。
図1乃至図5に示すように、腹筋鍛練用ベルト付き寝台は、寝台本体1と、マットレス2と、腹筋鍛練用ベルト3とを有している。寝台本体1およびマットレス2には、既存の一般の寝台を用いることができる。寝台本体1は背板4と寝台板5とを有する。背板4は、寝台板5の一端に垂直に固定されている。寝台本体1は、背板4が頑丈に寝台板5に固定されているため、背板4を下側にして寝台板5を立てて設置可能である。マットレス2は、長方形の厚い板状であって、上面の大きさが寝台板5の寝台面とほぼ同じ大きさを有している。マットレス2は、寝台板5の上に設置されている。
【0011】
図6に示すように、腹筋鍛練用ベルト3は、長さ調整部3aを有し、長さ調整可能となっている。腹筋鍛練用ベルト3の裏側には、足首を掛ける位置に滑り防止用のゴムテープが張り付けられている。なお、腹筋鍛練用ベルト3は、いかなる構成で長さ調整可能であってもよく、例えば、一端側と他端側とに分離して成って、一端側に面ファスナーのフック側が設けられ、他端側に面ファスナーのループ側が設けられて長さ調整可能であってもよい。腹筋鍛練用ベルト3は、両端3bが寝台本体1の脚部載置側の両側部に寝台本体1の寝台面を横切るよう固定されている。腹筋鍛練用ベルト3は、人がぶら下がり可能な強度で頑丈に寝台本体1に固定されている。
【0012】
なお、腹筋鍛練用ベルト3の固定位置は、寝台本体1の長さ方向に調節可能である。固定位置の調節は、寝台本体1の両側部に長さ方向に沿って複数の雌ねじ孔3cを設け、腹筋鍛練用ベルト3の両端3bに孔を形成し、腹筋鍛練用ベルト3の孔を通してボルトを任意の雌ねじ孔3cと螺合させることにより行うことができる(図1参照)。
【0013】
腹筋鍛練用ベルト付き寝台で、腹筋を鍛える場合、寝台本体1の寝台面に仰向けに横たわり、足首を腹筋鍛練用ベルト3に掛ける。腹筋鍛練用ベルト3は、長さ調整部3aにより、足首を掛けて腹筋をトレーニングするのに適した長さに長さを調整することができる。足首を固定した状態で上体を起こしたり倒したり繰り返すことにより、腹筋を鍛練することができる。寝る場合には、足首を腹筋鍛練用ベルト3から外し、そのまま寝台として利用することができる。寝る場合、腹筋鍛練用ベルト3を毛布の上から締め付ければ、寝てる間に毛布が寝台本体1の上からずり落ちるのを防止することができる。また、腹筋鍛練用ベルト付き寝台を介護用ベッドとして利用する場合、被介護者が足首を腹筋鍛練用ベルト3に掛けることにより、上体を起こしやすくなる。
【0014】
腹筋鍛練用ベルト付き寝台は、背板4を下側にして寝台板5を立てて設置することができる。これにより、腹筋鍛練用ベルト付き寝台の設置スペースが小さくなり、室内を広く利用することができる。また、寝台板5の上のマットレス2を立てた状態で日に干すことができる。このとき、マットレス2は背板4から寝台板5の他端までの長さを有するため、腹筋鍛練用ベルト3により立てた状態で支持することができる。さらに、腹筋鍛練用ベルト3を毛布の上から締め付けておけば、毛布もマットレス2に掛けたまま寝台板5を立てておくことができる。また、寝台板5を立てた状態で、腹筋鍛練用ベルト3にぶら下がることにより、背筋を伸ばすことができ、ぶら下がり健康器具として利用することができる。
【0015】
【発明の効果】
本発明に係る腹筋鍛練用ベルト付き寝台によれば、寝台として利用するほか、腹筋をトレーニングするのに利用することができ、さらに、毛布が寝台本体の上からずり落ちるのを防止したり、介護用ベッドとして利用したりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の腹筋鍛練用ベルト付き寝台の左側面図である。
【図2】図1に示す腹筋鍛練用ベルト付き寝台の平面図である。
【図3】図1に示す腹筋鍛練用ベルト付き寝台の正面図である。
【図4】図1に示す腹筋鍛練用ベルト付き寝台の背面図である。
【図5】図1に示す腹筋鍛練用ベルト付き寝台の底面図である。
【図6】図1に示す腹筋鍛練用ベルト付き寝台の腹筋鍛練用ベルトの正面図である。
【符号の説明】
1 寝台本体
2 マットレス
3 腹筋鍛練用ベルト
4 背板
5 寝台板
Claims (1)
- 寝台本体と腹筋鍛練用ベルトとマットレスとを有し、
前記寝台本体は背板と寝台板とを有し、前記背板は前記寝台板の一端に垂直に設けられ、前記背板を下側にして前記寝台板を立てて設置可能に構成され、
前記腹筋鍛練用ベルトは、長さ調整可能で、前記寝台本体の脚部載置側の両側部に、人がぶら下がり可能な強度で前記寝台本体の寝台面を横切るよう固定されており、固定位置が前記寝台本体の長さ方向に調節可能であり、
前記マットレスは前記背板から前記寝台板の他端までの長さを有して前記寝台板の上に設置されていることを、
特徴とする腹筋鍛練用ベルト付き寝台。
Priority Applications (1)
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2000
- 2000-08-21 JP JP2000250372A patent/JP3926543B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2002058566A (ja) | 2002-02-26 |
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