JP3926497B2 - インデックス画像表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオテープやハードディスク等の記録媒体に記録された動画像や通信で配信される動画像の内容を把握するために、動画像の各ショットを代表するフレームを選択し、インデックス画像として表示するインデックス画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータのCPUの高速化やハードディスクの大容量化に伴い、大量の静止画像や長時間の動画像をデジタルデータとして扱うことが可能となった。
【0003】
ビデオキャプチャボードを介して、ハードディスクにデジタル信号として記録された動画中の、所望のシーンを容易に検索する方法として、各シーンを代表するフレーム画像をインデックス画像として選び出し、モニタ画面上に一覧表示するものがある。マウス等の選択手段によって、このインデックス画像を選択することで所望のシーンを再生したり、並び順を入れ換えることでシーン単位の編集を行えるシステムが提案されている。
【0004】
また、ビデオテープにアナログ信号として記録された動画の内容を把握するためにも、インデックス画像の一覧表示は有効である。インデックス画像の一覧をプリンタで紙上に出力し、ビデオテープと共に保存しておけば、再生の手間なしに録画されている内容を知ることができる。
【0005】
一般的に、動画像は、ショットと呼ばれる同一の場面が撮影されている連続フレーム列を基本単位とし、連続した複数のショットで構成されている。また、あるショットから次のショットへ切り変わるところをカットと呼ぶ。そこで、動画像のカットを自動的に検出してショット単位に分割し、各ショットの内容を代表するインデックス画像を並べて一覧表示すれば、全体の概略を一見して把握できる。
【0006】
カットの自動検出に関しては、多くの手法が提案されているが、そのおおよそはフレーム間で輝度値や色情報等の画像の特徴に関して相関をとり、相関が低くなる時点でショットが切り替わったと判断し、各ショットのインデックス画像を、カット直後のフレームとする方法やカットから一定時間後のフレームとする方法等がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような方法によって選ばれたインデックス画像は、必ずしもショットの内容を把握するのに適切であるとは限らない。例えば、インデックス画像をショットの先頭フレーム画像とする場合を考えると、ショットの切り変わり時にフェードイン効果が付加されている場合には、真っ白な画像から徐々に内容が明らかになるが、このときはカット直後の真っ白な画像がインデックス画像として選択されてしまう。この問題の回避策として、カット検出後の連続するフレーム間の相関が定常状態になったときのフレームをインデックス画像とする方法が考えられるが、この方法で選択されるのは実質的なショットの先頭フレームであり、何らかの撮影対象物体が映っていることが期待できる。
【0008】
ところが、この場合にも以下の問題が生じることがある。ニュース映像を例にとると、各項目の先頭フレームはスタジオにアナウンサーのみが映っているという状況が多い。そして、しばらく後にニュースの内容を示すテロップが挿入されたり、背景の一部分に取材映像の1コマが表示されたりする。この例では、先頭フレームではなくテロップや取材映像が表示されているフレームをインデックス画像として選択した方が明らかに良い。
【0009】
また、家庭用ビデオで撮影された映像にはしばしば以下のような問題が生じる。家庭で撮影されたビデオには撮影停止のし忘れにより、撮影対象がなくフォーカスが合っていないショットがあったり、物体の一部分のみが拡大され画面全体が真っ白であったり、真っ黒であったりする。この例のようみに有益な情報のないショットに関しては、むしろインデックス画像を表示しない方がよい。
【0010】
また、動画像のショット数が多い場合には、インデックス画像の枚数も多くなり、一覧表示しても内容を把握するのに手間取ることになる。長時間の動画像はもちろんのこと、比較的短時間の動画像でもショット数が多くなる場合がある。その原因としては、視覚効果を狙って短いショットが連続して撮影されたり、カメラの急激なブレにより時間の短い無意味なショットが挿入されてしまうこと等による。したがって、以上のような時間の短いショットのインデックス画像を表示しないようにすれば、内容全体を把握する目的に必要なインデックス画像は表示することができ、効果的にインデックス画像の数を減らすことができる。
【0011】
また、インデックス画像の選択に関して、あらかじめ注目している対象物が分かっている場合には、特開平6−253255号公報に記載の手法を用いることができる。すなわち、ユーザーが着目する対象物を指定することによって、順次入力されるフレーム中から対象物に固有の特徴を探索し、その特徴が存在するフレームをインデックス画像として表示すればよいものである。ところが、この手法は、対象物を知っている場合には、有効だが、そのような予備知識が無い状況においては、このような手法を用いることはできない。
【0012】
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、有益と推定されるインデックス画像を表示するようにしたインデックス画像表示装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のインデックス画像表示装置は、順次入力された画像の各ショットを代表するフレームをインデックス画像として表示するインデックス画像表示装置であって、各ショットの継続時間長を測定するショット時間長測定手段と、各ショットのフレームごとに、高周波成分の量、同色領域の数、独立して移動する物体の数、およびエッジ成分の分散のいずれか1つを測定するフレーム情報量測定手段と、上記ショット時間長測定手段によって測定された上記継続時間長及び上記フレーム情報量測定手段によって測定された上記高周波成分の量、同色領域の数、独立して移動する物体の数、およびエッジ成分の分散のいずれか1つに基づいて各ショットを代表するフレームを選択してインデックス画像として表示する表示制御手段と、を有することを特徴とする。
【0014】
請求項2記載のインデックス画像表示装置は、請求項1記載のインデックス画像表示装置において、上記表示制御手段は、上記高周波成分の量、同色領域の数、独立して移動する物体の数、およびエッジ成分の分散のいずれか1つが最大となるフレームを選択することを特徴とする。
【0015】
請求項3記載のインデックス画像表示装置は、請求項1記載のインデックス画像表示装置において、上記表示制御手段は、上記継続時間長及び上記高周波成分の量、同色領域の数、独立して移動する物体の数、およびエッジ成分の分散のいずれか1つが所定の閾値を越えたショットのフレームを選択することを特徴とする。
【0016】
請求項4記載のインデックス画像表示装置は、請求項1記載のインデックス画像表示装置において、上記表示制御手段は、選択されたインデックス画像を上記継続時間長の短い順に削除することを特徴とする。
【0017】
請求項5記載のインデックス画像表示装置は、請求項1記載のインデックス画像表示装置において、上記表示制御手段は、選択されたインデックス画像を上記高周波成分の量、同色領域の数、独立して移動する物体の数、およびエッジ成分の分散のいずれか1つの少ない順に削除することを特徴とする。
本発明の画像表示装置は、順次入力された画像の各ショットを代表するフレームをインデックス画像として表示するインデックス画像表示装置であって、各ショットのフレームごとに、高周波成分の量、同色領域の数、独立して移動する物体の数、およびエッジ成分の分散のいずれか1つを測定するフレーム情報量測定手段と、上記フレーム情報量測定手段によって測定された上記高周波成分の量、同色領域の数、独立して移動する物体の数、およびエッジ成分の分散のいずれか1つに基づいて各ショットを代表するフレームを選択してインデックス画像として表示する表示制御手段と、を有することを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本実施の形態を説明する。図1に、本実施の形態に係るインデックス画像表示装置の構成を示すブロック図を示す。破線枠内が本発明のインデックス画像表示処理の特徴部であり、この構成は、動画像入力部1、フレームメモリ2、カット検出部3、ショット時間長測定部4、フレーム情報量測定部5、インデックスフレーム選択部6、フレームメモリ7、表示制御部8、画像処理部9、表示用画像メモリ10、画像表示部11で構成される。
【0019】
本実施の形態の処理の流れを図2と図3のフローチャートに示す。本装置での処理は動画像入力中に行われるオンライン処理の部分と、動画像が全て入力された後に行われるオフライン処理の部分に大別できる。図2のフローチャートはオンライン処理に相当し、図3のフローチャートはオフライン処理に相当する。まずオンライン処理について詳細に説明する。
【0020】
図1の動画像入力部1には、フレーム画像が時間順次に入力され、図1に示すようにビデオカメラで撮影されたNTSC信号をA/D変換器を通して得られるデジタル動画データ、デジタルビデオやハードディスク等の記録媒体に記録されたデジタル動画データ、あるいは通信回線を介して得られるデジタル動画データが入力される。入力された動画像データは1フレーム毎にフレームメモリ2に転送される。その際にフレームメモリ容量削減と以降の処理の軽減のため、フレーム画像の大きさを縮小処理して転送してもよい。また、処理速度を考慮して全てのフレームを転送せずに、1枚おき、あるいは2枚おきというふうに間引いて転送してもよい。フレームメモリ2は、2フレーム分の容量を持っていて、常に現時刻のフレームと1時刻前(前回のサンプリング時)のフレームが記憶されている。
【0021】
カット検出部3はフレームメモリ2に記憶されている2枚の画像を読みだし、相関量を計算することによってカットを検出する。カット検出に関しては、多くの方法が提案されているが、例えば、特許第2695415号や特公平6−91467号のような手法が使える。例えば、以下の手法が用いられる。2枚のフレーム画像データの各画素につき、RGBの各値に関して差分を求める。次にRGB3プレーンの差分値の平均値を全画素分積算する。積算値が所定の閾値を越えている場合には、カットがあったと判定する。この方法は高速に処理が行えるという利点があるが、カメラがゆるやかにパンしているシーン等でも、場面の切り変わりがあったと判定されてしまうことがある。その他の方法としては、動きベクトルを計算しカメラの平行移動を検出する方法や、画像をブロック分割し、各ブロック内の色の割合の相関を見る方法等を用いてもよい。
【0022】
カット検出部3がカットを検出すると、ショット時間長測定部4と情報量測定部5では、次のカットが検出されるまでに以下に述べる処理を行う。
【0023】
ショット時間長測定部4では、カット検出の時刻を記憶し、検出されたカットと次のカットが検出されるまでの時間の長さ(継続時間長)を測定する。後の説明の都合上、ショット時間長測定部4で測定された時間をTとする。
【0024】
フレーム情報量測定部5では、フレーム画像データが入力される毎にその情報量を測定する。フレームが持つ情報量を測定する基準としては、高周波成分の量や、同色領域の数、独立して移動する物体の数等を用いることができるが、本実施の形態では、エッジ成分量を用いた場合について説明する。エッジ成分量の測定に関しては、テレビジョン学会編「画像工学」、コロナ社刊に記載されている。エッジ成分量の測定は具体的には以下の様にして行う。入力画像の各画素につき、隣の画素との輝度成分の差分値を求める。すなわち、i番目の画素の輝度値をIiとすると、i+1番目の画素との差分値diは、下式のようになる。
【0025】
【数1】
Figure 0003926497
【0026】
入力画像の輝度成分が256階調に量子化されていて、最大値が255であるとすると、diは−255から+255の間の値をとる。全画素についてdiを求めれば、diの値に対する画素数の分布を求めることができる。エッジ成分の多い画像と少ない画像に対する分布図は、およそ図4のようになる。グラフの横軸はdiで、縦軸は全画素数に占める割合である。図4の破線のグラフがエッジ成分の多い画像で、実線のグラフがエッジ成分の少ない画像である。エッジ成分の多い画像と少ない画像との分布の差は、画素数の分散傾向に現れる。すなわち、エッジ成分の多い画像は、0ピークが小さく分散傾向が強い。逆に、エッジ成分の少ない画像は0ピークが大きく分散傾向が弱い。一般的に、撮影対象が風景等の自然画像であれば、隣合う画素との輝度値の相関が高いため、差分値が0周辺の画素数が多くなり、分布図は0をピークとする山形になる。以上から、diの分散で画像のエッジ成分量を評価することができる。画素数N、diの平均値をρとすると分散Eは、下式のようになる。このEの値をエッジ成分量の測定値とする。
【0027】
【数2】
Figure 0003926497
【0028】
フレーム情報量測定部5は、フレーム画像が入力される毎に輝度値の画素間差分の分散Eを測定する。インデックスフレーム選択部6は、フレーム情報量測定部5が出力する測定値の最大値を記憶していて、あらたな測定値が入力される毎に最大値との比較を行い、最大値より大きい値が検出された場合はその値を最大値として更新する。動画像入力前の最大値の初期値は0としておく。最大値を更新すると同時に、最大値が検出されたフレーム画像データを、フレームメモリ2からフレームメモリ7へ転送する。したがって、フレームメモリ7には常にエッジ成分量が最大となるフレーム画像が記憶されることになる。
【0029】
表示制御部8は、カット検出部3で検出されたショットのインデックス画像を表示するか否かを決定する。表示制御部8は、ショット時間長測定部4の出力Tと、フレーム情報量測定部5の出力Eが、それぞれ以下に述べる2つの条件を共に満たす場合に、フレームメモリ7に記録されている画像をインデックス画像として表示すると判断する。第1の表示条件は、ショット時間長測定部4で計測されたショットの継続時間長Tがあらかじめ設定された閾値α1を越えていることであり、第2の表示条件は、フレーム情報量測定部5で計算された分散Eがあらかじめ設定された閾値β1を越えていることである。また、表示制御部8がショット時間長測定部4とフレーム情報量測定部5から入力を受けるタイミングは、カット検出部3が次のカットを検出したときとする。したがって、インデックス画像が表示されるタイミングも次のカットが検出されたときである。
【0030】
画像処理部9では、表示制御部8で表示すると判断されたフレームメモリ7の画像に対して画像処理を行い、インデックス画像を作成し、表示用画像メモリ10に転送する。表示用画像メモリ10は全てのインデックス画像を記録するのに十分な容量を持っているものである。画像処理部9で行われる画像処理は、あらかじめ設定された大きさへの縮小変換である。その設定された大きさとは、画像表示部11の表示画面上において、各インデックス画像の内容が理解でき、かつ動画全体の内容を理解するために十分な数のインデックス画像が一覧表示できる大きさである。また、入力時にフレーム縮小処理がなされている場合には、縮小変換をなくすこともできる。その他の画像処理として、エッジ強調等の画質の鮮明化処理を加えてもよい。
【0031】
画像表示部11は、画像表示用メモリ10内のインデックス画像を1枚ずつ読みだし、表示画面上のあらかじめ設定された位置に時間順に表示する。ショット数が多いために全てのインデックス画像を一画面で表示できない場合には、複数の画面を切替えて表示してもよい。なお、これらの表示内容を、図1の印刷装置に出力してもよい。
【0032】
以上のオンライン処理の流れを図2を参照して説明する。まず動画像入力部1によってフレーム画像が読み込まれる(A1)。次にカット検出部3によってカットの判定がなされる(A2)。カットが検出されるまで、ショット時間長計測部4によって継続時間長Tが測定され、フレーム情報量測定部5によって分散Eが測定され、インデックスフレーム選択部6によってインデックスフレームの更新がされ続ける(A3)。
【0033】
カットが検出された場合には、表示制御部8によってまず継続時間長Tと閾値α1の比較がなされ(A4)、Tがα1以下の場合はインデックス画像は表示されずに次のフレームが読み込まれる。Tがα1より大きい場合は、表示制御部8によって分散Eと閾値β1の比較がなされ(A5)、Eがβ1以下の場合はインデックス画像は表示されずに次のフレームが読み込まれる。
【0034】
Eがβ1より大きい場合は、画像処理部9によってインデックス画像が作成される(A6)。そのインデックス画像は、画像表示部11の表示画面に追加表示される(A7)。最後に最終フレームまで入力されたかどうかの判定がなされ(A8)、最終フレームまで到達していない場合には次のフレームが読み込まれ、以上の処理が繰り返される。入力が終了した場合には、後述するオフライン処理が実行される。
【0035】
図5を用いて、検出されたショットからインデックス一覧画面が表示される過程を説明する。図5(a)は、入力された動画像である。検出されたショットは1番から順に通し番号が付けられている。横軸は経過時間を示し、各ショットの幅は継続時間長Tに対応しているものとする。前述の条件を満たしたショットのインデックス画像が、図5(b)に示されるように、画面に表示される。図5(b)では、ショット6とショット7の切り変わりまでが検出されていて、ショット6のインデックス画像までが一覧画面に表示されているものとする。図5(b)の黒塗の長方形は、まだインデックス画像が表示されていないことを示している。ここでは、ショット2の継続時間長Tが閾値α1以下であるために、インデックス画像は表示されない。また、ショット4に関しては継続時間長Tはα1を越えているが、インデックス画像の分散Eが閾値β1以下であるため、インデックス画像は表示されない。以上が本発明のオンライン処理に関する説明である。
【0036】
以上説明したように、本発明ではインデックス画像を選択する尺度として、画像の情報の変化量とショットの継続時間長を用いた。従って、ニュース映像の場合、アナウンサーが写っている画像にテロップや映像が挿入されているフレームは、アナウンサーのみが写っているフレームと比較して、何らかの幾何学的構造を持つ対象物体や文字が多くなっているため、そのフレームの持つエッジ成分が多くなり、本発明では、ニュース情報として有益なフレームを選択してインデックス画像にすることができる。
【0037】
また、ビデオ撮影した画像も、撮影当初は、フォーカスの合っていないフレームのため、エッジ成分が比較的少ないが、その後フォーカスが合った画像はエッジ成分が多いため、本発明では、フォーカスの合った鮮明なフレームを選択してインデックス画像にすることができる。
【0038】
さて、ショット数が非常に多い場合には一覧表示画面の枚数も多くなり、内容を把握するのに労力を要することになる。そこで、動画像が最後まで入力された後、表示されたインデックス画像の数が動画全体の時間長に応じてあらかじめ設定された閾値を越える場合には、その閾値までインデックス画像の数を減らす処理であるオフライン処理を本装置で行う。具体的には、表示制御部8は検出された全てのショットの継続時間長Tを記憶しているものとし、そのオフライン処理を図3と図5を用いて説明する。なお、図2のフローチャートは、図3につながっている。
【0039】
インデックス画像の数NIがあらかじめ設定された閾値γ1以下の場合は、各ショットの継続時間長TAの値に関係なくインデックスの削除は行わず処理は終了する(B1)。NIがγ1を越える場合には、TAとθ1を比較し(B2)、TAがθ1より小さいときはNIが閾値γ1になるようにインデックス画像を削除する(B3)。
【0040】
Aがθ1以上の場合は、NIとγ2(>γ1)とを比較し(B4)、NIがγ2以下の場合は処理を終了する。NIがγ2を越える場合には、TAとθ2( >θ1)を比較し(B5)、TAがθ2より小さいときはNIが閾値γ2になるようにインデックス画像を削除する(B6)。
【0041】
以下同様にn番目の閾値、γnとθnの値が設定されているものとし、処理を繰り返す。NIとγn(>γn−1)とを比較し(B7)、NIがγn以下の場合は処理を終了する。NIがγnを越える場合には、TAとθn(>θn−1)を比較し(B8)、TAがθnより小さいときはNIが閾値γnになるようにインデックス画像を削除する(B9)。
【0042】
以上説明したインデックス画像の削除処理は表示制御部8で行われる。表示制御部8は、該当するショットの継続時間長が短いものから順番に、閾値を越える数のインデックス画像を削除する処理を行う。他の実施の形態として、削除するインデックス画像の基準にフレーム情報量測定部5で求めたフレームの情報の変化量を用いて同様に処理しても良く、その場合は、フレームの情報の変化量が少ない順に、インデックス画像は表示用画像メモリ10より削除され、画像表示部11は、あらためて表示用画像メモリ10より読み出すことによって、インデックス数を減らした一覧画面を再表示する。以上で本発明のオフライン処理は終了する。
【0043】
図5(c)は、動画像の入力が終了した後、オフライン処理が行われ、一画面内に収まるように再表示されたインデックス画像の一覧画面を示している。図5(b)の一覧画面と比較すると、インデックス数が多いために継続時間長の短いショット3が削除されている。なお、これらの表示内容を、図1の印刷装置に出力してもよい。
【0044】
以上説明した実施の形態での処理は、プログラムにより実行されるが、このプログラムの全部または一部を、直接あるいは通信回線を介してフロッピーディスクやハードディスク等のコンピュータ読取可能な記録媒体に予め格納しておき、必要に応じてインストールして用いてもよい。
【0045】
【発明の効果】
請求項1記載の発明および請求項6記載の発明によれば、各ショットから情報量が多く有益と推定されるインデックス画像を選択して表示できる。請求項2記載の発明によれば、ショット内で最も輝度値の変化量が多いフレームをインデックス画像として選択することができる。請求項3記載の発明によれば、より有益と推定されるインデックス画像を選択して表示できる。
【0046】
請求項4または請求項5記載の発明によれば、いったん選択されたインデックス画像から、継続時間長の短いショットのインデックス画像または情報量の変化の少ないインデックス画像を表示しないようにするため、表示されるインデックス画像の数が必要以上に多くならないようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るブロック構成図である。
【図2】オンライン処理でのフローチャートである。
【図3】オフライン処理部のフローチャートである。
【図4】画素間差分値の分布図である。
【図5】インデックス画像を一覧表示の動作を説明する図である。
【符号の説明】
4 ショット時間長測定部
5 フレーム情報量測定部
8 表示制御部

Claims (6)

  1. 順次入力された画像の各ショットを代表するフレームをインデックス画像として表示するインデックス画像表示装置であって、
    各ショットの継続時間長を測定するショット時間長測定手段と、
    各ショットのフレームごとに、高周波成分の量、同色領域の数、独立して移動する物体の数、およびエッジ成分の分散のいずれか1つを測定するフレーム情報量測定手段と、
    上記ショット時間長測定手段によって測定された上記継続時間長及び上記フレーム情報量測定手段によって測定された上記高周波成分の量、同色領域の数、独立して移動する物体の数、およびエッジ成分の分散のいずれか1つに基づいて各ショットを代表するフレームを選択してインデックス画像として表示する表示制御手段と、を有することを特徴とするインデックス画像表示装置。
  2. 上記表示制御手段は、上記高周波成分の量、同色領域の数、独立して移動する物体の数、およびエッジ成分の分散のいずれか1つが最大となるフレームを選択することを特徴とする請求項1記載のインデックス画像表示装置。
  3. 上記表示制御手段は、上記継続時間長及び上記高周波成分の量、同色領域の数、独立して移動する物体の数、およびエッジ成分の分散のいずれか1つが所定の閾値を越えたショットのフレームを選択することを特徴とする請求項1記載のインデックス画像表示装置。
  4. 上記表示制御手段は、選択されたインデックス画像を上記継続時間長の短い順に削除することを特徴とする請求項1記載のインデックス画像表示装置。
  5. 上記表示制御手段は、選択されたインデックス画像を上記高周波成分の量、同色領域の数、独立して移動する物体の数、およびエッジ成分の分散のいずれか1つの少ない順に削除することを特徴とする請求項1記載のインデックス画像表示装置。
  6. 順次入力された画像の各ショットを代表するフレームをインデックス画像として表示するインデックス画像表示装置であって、
    各ショットのフレームごとに、高周波成分の量、同色領域の数、独立して移動する物体の数、およびエッジ成分の分散のいずれか1つを測定するフレーム情報量測定手段と、
    上記フレーム情報量測定手段によって測定された上記高周波成分の量、同色領域の数、独立して移動する物体の数、およびエッジ成分の分散のいずれか1つに基づいて各ショットを代表するフレームを選択してインデックス画像として表示する表示制御手段と、を有することを特徴とするインデックス画像表示装置。
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