JP3925159B2 - 電子機器、電子機器監視システム及び電子機器監視方法 - Google Patents
電子機器、電子機器監視システム及び電子機器監視方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭などに配設された電子機器の状態をネットワークを介して監視および保守するための処理を行う電子機器、電子機器監視システム及び電子機器監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
TCP/IPネットワークでは、例えば、SNMP(Simple Network Management Protocol)を用いて、ルータやコンピュータなどのネットワークに接続された電子機器の状態をネットワーク経由で監視・制御している。
ところで、電子機器は、SNMP通信において、当該通電子器の異常や事象の発生した場合に、Trapを発生して、そのことをコンピュータに通知する。
そのため、電子機器には、当該Trapの送信先であるコンピュータのIPアドレスが設定されている必要がある。
従来では、ユーザがTrapの送信先のIPアドレスを電子機器に入力して設定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述しように、ユーザがTrapの送信先のIPアドレスを電子機器に入力するのでは手間がかかり不便であるという問題がある。
また、電子機器が持ち運び可能であり、複数のコンピュータに接続される場合には、その度に、ユーザがTrapの送信先のIPアドレスを電子機器に入力する必要があり、特に不便である。
今後、Ipv6が普及すると、IPプロトコルに対応した家電や携帯端末装置が増えることが予想されるが、こうした電子機器でSNMPを使用する場合に、手間のかかる設定作業は敬遠される。
【0004】
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みてなされ、Trapの送信先のIPアドレスを電子機器に設定する際のユーザの手間を小さくできる電子機器、電子機器監視システム及び電子機器監視方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した従来技術の問題点を解決し、上述した目的を達成するために、第1の発明の電子機器は、ネットワークを介して少なくとも第1及び第2のコンピュータを含む複数のコンピュータから状態を監視される電子機器であって、前記コンピュータと通信を行うインタフェース手段と、当該電子機器の通信アドレスと、複数のエントリから構成される送信先テーブルとを記憶する記憶装置と、前記電子機器の動作を制御する制御手段と、を有し、前記記憶装置が記憶する前記送信先テーブルを構成する前記複数のエントリは、インデックス番号と、送信先通信アドレスと、当該エントリが書き換え可能であるか否かを示すステータスと、を有し、前記制御手段は、前記電子機器が起動された、リブートされた、または初期化された場合、かつ前記電子機器の通信アドレスが前回起動、リブート、または初期化されたときから変更された場合には、前記送信先テーブルのエントリを初期化して当該エントリの送信先アドレスを所定の初期アドレスに設定し、前記インタフェース手段を介して前記第1のコンピュータから送信された、前記第1のコンピュータが指定したエントリの送信先アドレスを指定したアドレスに設定する第1の要求を受信した後に、前記第2のコンピュータから送信された、前記第2のコンピュータが前記第1のコンピュータが指定したエントリと同一のエントリの送信先アドレスを指定したアドレスに設定する第2の要求を受信したとき、前記第1の要求において前記第1のコンピュータが指定したエントリの前記ステータスが変更可能であることを示しているときには、当該エントリの送信先アドレスを前記第1のコンピュータが指定したアドレスに変更して設定し、前記第1のコンピュータに対して正常に処理が終了したことを示す応答を送信した後に、前記第2のコンピュータに対して、エラーを示す応答を送信する。
【0006】
また、第2の発明の電子機器監視システムは、ネットワークと、少なくとも第1及び第2のコンピュータを含む複数のコンピュータと、前記複数のコンピュータにより監視される電子機器と、を有し、前記電子機器は、ネットワークを介して少なくとも第1及び第2のコンピュータを含む複数のコンピュータから状態を監視される電子機器であって、前記コンピュータと通信を行うインタフェース手段と、当該電子機器の通信アドレスと、複数のエントリから構成される送信先テーブルとを記憶する記憶装置と、前記電子機器の動作を制御する制御手段と、を有し、前記記憶装置が記憶する前記送信先テーブルを構成する前記複数のエントリは、インデックス番号と、送信先通信アドレスと、当該エントリが書き換え可能であるか否かを示すステータスと、を有し、前記制御手段は、前記電子機器が起動された、リブートされた、または初期化された場合、かつ前記電子機器の通信アドレスが前回起動、リブート、または初期化されたときから変更された場合には、前記送信先テーブルのエントリを初期化して当該エントリの送信先アドレスを所定の初期アドレスに設定し、前記インタフェース手段を介して前記第1のコンピュータから送信された、前記第1のコンピュータが指定したエントリの送信先アドレスを指定したアドレスに設定する第1の要求を受信した後に、前記第2のコンピュータから送信された、前記第2のコンピュータが前記第1のコンピュータが指定したエントリと同一のエントリの送信先アドレスを指定したアドレスに設定する第2の要求を受信したとき、前記第1の要求において前記第1のコンピュータが指定したエントリの前記ステータスが変更可能であることを示しているときには、当該エントリの送信先アドレスを前記第1のコンピュータが指定したアドレスに変更して設定し、前記第1のコンピュータに対して正常に処理が終了したことを示す応答を送信した後に、前記第2のコンピュータに対して、エラーを示す応答を送信する。
【0007】
また、第3の発明の電子機器監視方法は、ネットワークを介して少なくとも第1及び第2のコンピュータを含む複数のコンピュータが電子機器を監視する電子機器監視システムの電子機器監視方法であって、前記電子機器が起動された、リブートされた、または初期化された場合、かつ前記電子機器の通信アドレスが前回起動、リブート、または初期化されたときから変更された場合には、前記送信先テーブルのエントリを初期化して当該エントリの送信先アドレスを所定の初期アドレスに設定し、前記第1のコンピュータから送信された、前記第1のコンピュータが指定したエントリの送信先アドレスを指定したアドレスに設定する第1の要求を受信した後に、前記第2のコンピュータから送信された、前記第2のコンピュータが前記第1のコンピュータが指定したエントリと同一のエントリの送信先アドレスを指定したアドレスに設定する第2の要求を受信したとき、前記第1の要求において前記第1のコンピュータが指定したエントリの前記ステータスが変更可能であることを示しているときには、当該エントリの送信先アドレスを前記第1のコンピュータが指定したアドレスに変更して設定し、前記第1のコンピュータに対して正常に処理が終了したことを示す応答を送信した後に、前記第2のコンピュータに対して、エラーを示す応答を送信する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係わる通信システムについて説明する。
図1は、本実施形態の通信システム1の全体構成図である。
図1に示すように、通信システム1は、例えば、カスタマサイト6内で、コンピュータ2a,2bおよび監視対象装置3aが、LAN(Local Area Network)5を介して接続されている。
また、カスタマサイト6内のLAN5を介して、コンピュータ2aと監視対象装置3a,3bとが通信を行う。
ここで、コンピュータ2a,2aが本発明のコンピュータに対応し、監視対象装置3aが本発明の電子機器に対応している。
【0014】
コンピュータ2a,2bおよび監視対象装置3aは、TCP/IPのUDPトランスポート層上で動作するコネクションレス型のネットワーク管理プロトコルであるSNMPに係わる処理を行う機能を有している。
【0015】
図1に示す通信システム1では、コンピュータ2a,2bと監視対象装置3aとがSNMP通信を行い、監視対象装置3aに異常や事象の発生した場合に、監視対象装置3aがコンピュータ2a,2bにTrap(本発明の割り込み信号)を送信して、そのことを通知する。
監視対象装置3aには、Trapの送信先アドレスを管理するTrap送信先テーブルが用意されている。
本実施形態では、監視対象装置3aのTrap送信先テーブルに、コンピュータ2a,2bが自動的に、自らのIPアドレスを書き込む。
【0016】
〔コンピュータ2a,2b〕
図2は、図1に示すコンピュータ2aおよび監視対象装置3aの構成図である。
なお、コンピュータ2bは、コンピュータ2aと基本的に同じ構成を有している。
図2に示すように、コンピュータ2aは、例えば、内部バス19を介して、ROM/RAM11、HDD12、KB_I/F13、DP_IF15、LAN_I/F17およびCPU18が接続されている。
ここで、LAN_I/F17が本発明のコンピュータのインタフェース手段に対応し、CPU18が本発明のコンピュータの制御手段に対応している。
【0017】
ROM/RAM11には、SNMP処理機能を含めたコンピュータ2aが提供する種々の機能を実現するためのプログラムが記憶されている。
HDD12は、コンピュータ2aの処理に用いられる種々のデータが記憶されている。
KB_I/F13には、キーボードKB14やマウスなどの操作手段が接続されている。
DP_IF15には、ディスプレイDP16などが接続されている。
LAN_I/F17は、LAN5に接続されている。
CPU18は、例えば、ROM/RAM11から読み出したプログラムに基づいて、SNMP処理機能などの種々の機能を実現する。
【0018】
〔監視対象装置3a〕
図2に示すように、監視対象装置3aは、例えば、内部バス28を介して、ROM/RAM21、HDD22、I/O23、LAN_I/F26およびCPU27が接続されている。
ここで、LAN_I/F26が本発明の電子機器のインタフェース手段に対応し、CPU27が本発明の電子機器の制御手段に対応し、ROM/RAM21およびHDD22が本発明の電子機器の記憶手段に対応している。
本実施形態では、監視対象装置3aは、例えば、テレビ受信装置、オーディオ装置、照明などの電子機器である。
【0019】
ROM/RAM21には、SNMP処理機能を含めた監視対象装置3aが提供する種々の機能を実現するためのプログラムが記憶されている。
HDD22は、監視対象装置3aの処理に用いられる種々のデータが記憶されている。
I/O23は、コントロールパネル24および電気回路/メカ部分25などに接続されている。
LAN_I/F26は、LAN5に接続されている。
CPU27は、例えば、ROM/RAM21から読み出したプログラムに基づいて、SNMP処理機能などの種々の機能を実現する。
【0020】
〔SNMP通信処理〕
次に、図1に示すコンピュータ2aと監視対象装置3aとの間で行われるSNMP通信処理について説明する。
図3は、SNMP通信処理を説明するための図である。
図3は、コンピュータ2と監視対象装置3との間で行われるSNMP通信処理について説明するための図である。
コンピュータ2aのCPU18は、ROM/RAM11あるいはHDD12から読み出したプログラム(第5の発明のプログラム)を実行してSNMPマネージャ80を実現する。
また、監視対象装置3aのCPU27は、ROM/RAM21あるいはHDD22から読み出したプログラム(第3の発明のプログラム)を実行してSNMPのエージェント81を実現する。
【0021】
また、監視対象装置3aのHDD22は、例えば、MIB(Management Information Base) 82のデータを記憶する。
SNMPのエージェント81は、管理対象となる情報を取得し、その情報をSNMPのネットワーク管理プロトコルを利用してSNMPマネージャ80に通知する。管理が必要な情報は、データベースであるMIB82に記憶される。
SNMPのエージェント81は、SNMPマネージャ80からの要求に基づいて、MIB82内の情報をSNMPマネージャ80に送信する。但し、監視対象装置3aがリブートしたような例外事象が生じたときは、SNMPのエージェント81がSNMPマネージャ80にTrapを送信する。
SNMPマネージャ80からSNMPのエージェント81に対して管理対象となるオブジェクトの値の入手や設定を要求し、SNMPのエージェント81はその要求に応答する。また、SNMPのエージェント81は、監視対象装置3aで発生した異常や事象をSNMPマネージャ80に通知する。これらの機能を実現するために、SNMPでは、以下に示す5つのオペレーションが規定されている。
【0022】
・GET REQUEST:MIB82から指定したMIB変数に格納されたデータを読み出す
・GETNEXT REQUEST:MIB82の順序に従い、指定したMIB変数の次のデータを読み出す
・SET REQUEST:MIB変数を指定したデータに設定する
・GET RESPONSE:要求に対するSNMPのエージェント81からの応答
・Trap:異常や事象の発生をSNMPのエージェント81からSNMPマネージャ80に通知する
【0023】
MIB82は、SNMPのエージェント81がSNMPマネージャ80に提供するオブジェクト(数量またはフィールド)の定義を格納する。MIB82で定義されるオブジェクトは、グループ単位に配列され、あるグループのプロトコルスタック内の各層あるいはプロトコルに関係し、別のグループは全体としてシステムに関係する。
MIB82では、任意の管理オブジェクトを一意に識別するオブジェクト識別子が付けられ、オブジェクト識別子はルート要素から始まるツリー構造を有している。
【0024】
図4に示すように、ROM/RAM21またはHDD22には、監視対象装置3aのIPアドレス41、Trap送信先テーブル42(本発明の表データ)および自動設定変数43が記憶される。
ここで、Trap送信先テーブル42は、MIB82に格納される。
本実施形態では、図3に示す監視対象装置3aのSNMPのエージェント81と、コンピュータ2a,2bのSNMPマネージャ80とが、LAN5を介してネゴシエーションを行い、MIB82に格納されたTrap送信先テーブルを自動設定(Plug and Play)する。
【0025】
〔Trap送信先テーブル42〕
図5は、Trap送信先テーブル42を説明するための図である。
図5に示すように、Trap送信先テーブル42は、「proV1TrapDestTable」という名前が付けられており、複数のエントリ「proV1TrapDestEntry」から構成される。
各エントリ「proV1TrapDestEntry」は、例えば、32ビットの整数型のインデックス番号「proV1TrapDestIdx」と、IPアドレスが格納されるTrap送信先アドレス「proV1TrapDestAddress」(本発明の送信先データ)と、当該エントリのステータス「proV1TrapDestStatus」(本発明のステータスデータ)とで構成される。
【0026】
図6は、図5に示すエントリのステータス「proV1TrapDestStatus」の値と、その意味を説明するための図である。
図6に示すように、ステータス「proV1TrapDestStatus」が「1」の場合には「有効」を示し、「2」の場合には図3に示すSNMPマネージャ80からSNMPのエージェント81に対しての行エントリの追加要求状態を示し、「3」の場合にはSNMPのエージェント81からSNMPマネージャ80に行エントリ生成オペレーションの終了を示し、「4」の場合には当該エントリの無効を示し、「5」の場合にはIPアドレス41が固定的に設定されていることを示す。
【0027】
以下、監視対象装置3aが起動、リブートまたは初期化されたときの処理について説明する。
図7は、当該処理を説明するためのフローチャートである。
ステップST1:
図3に示すSNMPのエージェント81は、監視対象装置3aが自動設定対応機器であるか否かを判断し、自動設定対応機器であると判断した場合にはステップST3の処理に進み、そうでない場合にはステップST2の処理に進む。
【0028】
ステップST2:
SNMPのエージェント81は、図5に示すTrap送信先テーブル42の各エントリのステータス「EntryStatus」を全て固定(fixed)に設定する。
【0029】
ステップST3:
SNMPのエージェント81は、図4に示す自動設定変数43がON(自動設定を示す)であるか否かを判断し、ONであると判断した場合にはステップST5の処理に進み、そうでない場合にはステップST4の処理に進む。
【0030】
ステップST4:
SNMPのエージェント81は、図5に示すTrap送信先テーブル42の各エントリのステータス「EntryStatus」を全て固定(fixed)に設定する。
【0031】
ステップST5:
これにより、SNMPのエージェント81は、Trap送信先テーブル42の自動設定に対応する。
【0032】
ステップST6:
SNMPのエージェント81は、監視対象装置3aのIPアドレス41が、前回、起動、リブートまたは初期化されたときから変更されたか否かを判断し、変更されたと判断した場合にはステップST8の処理に進み、そうでない場合にはステップST7の処理に進む。
【0033】
ステップST7:
SNMPのエージェント81は、Trap送信先テーブル42の初期化は行わず、前回の起動時に設定されたものをそのまま用いる。
【0034】
ステップST8:
SNMPのエージェント81は、Trap送信先テーブル42の初期化を行う。
すなわち、SNMPのエージェント81は、Trap送信先テーブル42のエントリを1行目にセットし、Index=1、Trap送信先アドレス=0.0.0.0(初期状態)、EntryStatus=1(valid)に設定する。
【0035】
ステップST9:
ステップST8に続いて、後述するように、図3に示すSNMPマネージャ80が、Trap送信先テーブル42の自動設定を行う。
【0036】
以下、図3に示すSNMPのエージェント81が、SNMPマネージャ80から要求SetRequestを受けた場合の処理を説明する。
図8は、当該処理を説明するための図である。
図8(A)に示すように、処理前に、Trap送信先テーブル42内に、Index=nが既に存在し、EntryStatus=1(valid:有効)の状態で、SNMPのエージェント81がSNMPマネージャ80からSetRequest(proV1TrapDestEntryStatus,n,1)を受信した場合は、Trap送信先テーブル42内のIndex=nのエントリはそのままである。そして、SNMPのエージェント81がSNMPマネージャ80に正常処理が行われたことを示すGetResponseを送信する。
【0037】
図8(B)に示すように、処理前に、Trap送信先テーブル42内に、Index=nが既に存在し、EntryStatus=3(underCreation:生成中)の状態で、SNMPのエージェント81がSNMPマネージャ80からSetRequest(proV1TrapDestEntryStatus,n,1)を受信した場合は、Trap送信先テーブル42内のIndex=nのエントリを有効にする。そして、SNMPのエージェント81がSNMPマネージャ80に正常処理が行われたことを示すGetResponseを送信する。
当該処理後には、Trap送信先テーブル42内のindex=nのエントリのEntryStatusは、「3」から「1」になる。
【0038】
図8(C)に示すように、処理前に、Trap送信先テーブル42内に、Index=nが既に存在し、EntryStatus=4(invalid:無効)または5(fixed:固定)の状態で、SNMPのエージェント81がSNMPマネージャ80からSetRequest(proV1TrapDestEntryStatus,n,1)を受信した場合は、Trap送信先テーブル42は変更されない。そして、SNMPのエージェント81がSNMPマネージャ80にエラーを示すGetResponseを送信する。
当該処理後には、Trap送信先テーブル42は変更されない。
【0039】
図8(D)に示すように、処理前に、Trap送信先テーブル42内に、Index=nの行が存在しない状態で、SNMPのエージェント81がSNMPマネージャ80からエントリの追加を示すSetRequest(proV1TrapDestEntryStatus,n,2)を受信した場合は、SNMPのエージェント81が、Trap送信先テーブル42内に、Trap送信アドレス=0,0,0,0の新しいエントリ(行)を追加する。そして、SNMPのエージェント81がSNMPマネージャ80に正常処理が行われたことを示すGetResponseを送信する。
当該処理後には、Trap送信先テーブル42内の当該追加したエントリのEntryStatusは、「3」に設定されている。
【0040】
図8(E)に示すように、処理前に、Trap送信先テーブル42内に、Index=nが既に存在している状態で、SNMPのエージェント81がSNMPマネージャ80からSetRequest(proV1TrapDestEntryStatus,n,2)を受信した場合は、当該エントリは既に存在するので、エラーを示すGetResponseを送信する。
当該処理後には、Trap送信先テーブル42の値に変化はない。
【0041】
図8(F)に示すように、処理前の状態とは無関係に、SNMPのエージェント81がSNMPマネージャ80からSetRequest(proV1TrapDestEntryStatus,n,3)、SetRequest(proV1TrapDestEntryStatus,n,4)、SetRequest(proV1TrapDestEntryStatus,n,5)を受信した場合は、SNMPのエージェント81からSNMPマネージャ80にエラーを示すGetResponseを送信する。この場合には、Trap送信先テーブル42の値に変化はない。
【0042】
以下、図4に示す自動設定変数43がOFFの場合を説明する。
この場合には、図9に示すように、Trap送信先テーブル42のINDEX=1のエントリのTrap送信先アドレスが「0.0.0.0」に設定され、エントリのステータスが「5(fixed:固定)」に設定される。
【0043】
以下、監視対象装置3a側でTrap送信先テーブル42が設定された場合を説明する。
この場合には、例えば、図10に示すように、Trap送信先テーブル42のINDEX=1のエントリのTrap送信アドレスとしてコンピュータ2aのIPアドレスである「XX.XX.XX.XX」が設定され、そのステータスが「5(fixed:固定)」に設定される。また、Trap送信先テーブル42のINDEX=2のエントリのTrap送信アドレスとしてコンピュータ2bのIPアドレスである「YY.YY.YY.YY」が設定され、そのステータスが「5(fixed:固定)」に設定される。
【0044】
以下、自動設定変数43がOFFからONに切り換えられた場合を説明する。
例えば、図11(A)に示すように、Trap送信先テーブル42が図10で説明した状態で、自動設定変数43がOFFからONに切り換えられると、図11(B)に示すように、1行目および2行目のエントリのステータスが共に「1(valid:有効)」に書き換えられる。
【0045】
以下、自動設定変数43がONからOFFに切り換えられた場合を説明する。
例えば、図12(A)に示すように、Trap送信先テーブル42が図11(B)で説明した状態で、自動設定変数43がONからOFFに切り換えられると、図12(B)に示すように、1行目および2行目のエントリのステータスが共に「5(fixed:固定)」に書き換えられる。
【0046】
以下、図1に示す通信システム1の動作例を説明する。
〔第1の動作例〕
当該動作例では、Trap送信先テーブル42の1行目のエントリのTrap送信アドレスが「0.0.0.0」であり、そのステータスが「1(valid)」の状態で、SNMPマネージャ80が、コンピュータ2aのIPアドレスをTrap送信アドレスとして監視対象装置3aに設定する場合を説明する。
図13は、当該動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST21:
図2に示すコンピュータ2aのCPU18によって実現されるSNMPマネージャ80が、要求SetRequest(proV1TrapDestAddress.〔1〕,XX.XX.XX.XX)を生成し、これをLAN_I/F17からLAN5を介して監視対象装置3aに送信する。
【0047】
ステップST22:
図2に示す監視対象装置3aのCPU27によって実現されるSNMPのエージェント81が、ステップST21で図2に示すLAN_I/F26を介してSNMPマネージャ80から受信した要求に応じて、ROM/RAM21またはHDD22にアクセスを行い、図5に示すTrap送信先テーブル42内の1番目のエントリのTrap送信アドレスを「XX.XX.XX.XX」に変更する。
これにより、Trap送信先テーブル42の1番目のエントリに、コンピュータ2aのIPアドレス(本発明のコンピュータの識別データ)である「XX.XX.XX.XX」が自動的に設定される。
【0048】
ステップST23:
SNMPのエージェント81が、正常に処理が終了したことを示す応答GetResponseを、LAN_I/F26からLAN5を介してコンピュータ2aに送信する。
【0049】
〔第2の動作例〕
当該動作例では、Trap送信先テーブル42の1行目のエントリのTrap送信アドレスが「0.0.0.0」ではない状態(既にコンピュータ2aのIPアドレスが設定された状態)で、コンピュータ2bのSNMPマネージャ80が、コンピュータ2bのIPアドレスをTrap送信アドレスとして監視対象装置3aに設定する場合を説明する。
図14は、当該動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST31:
図2に示すコンピュータ2bのCPU18によって実現されるSNMPマネージャ80が、要求SetRequest(proV1TrapDestEntryStatus.〔max(index)+1〕,2)を生成し、これをLAN_I/F17からLAN5を介して監視対象装置3aに送信する。
【0050】
ステップST32:
図2に示す監視対象装置3aのCPU27によって実現されるSNMPのエージェント81が、ステップST31で図2に示すLAN_I/F26を介してSNMPマネージャ80から受信した要求に応じて、ROM/RAM21またはHDD22にアクセスを行い、図5に示すTrap送信先テーブル42の2行目に、図15(A)に示すように、ステータスが「3(under Creation:生成中)」のエントリを作成する。
【0051】
ステップST33:
SNMPのエージェント81が、正常に処理が終了したことを示す応答GetResponseを、LAN_I/F26からLAN5を介してコンピュータ2bに送信する。
【0052】
ステップST34:
コンピュータ2bのSNMPマネージャ80が、要求SetRequest(proV1TrapDestAddress.〔max(index)+1〕,YY.YY.YY.YY)を生成し、これをLAN_I/F17からLAN5を介して監視対象装置3aに送信する。
【0053】
ステップST35:
図2に示す監視対象装置3aのSNMPのエージェント81が、ステップST34で図2に示すLAN_I/F26を介してSNMPマネージャ80から受信した要求に応じて、ROM/RAM21またはHDD22にアクセスを行い、図15(B)に示すように、Trap送信先テーブル42内の2番目のエントリのTrap送信アドレスに「YY.YY.YY.YY」を設定する。
これにより、Trap送信先テーブル42の2番目のエントリに、コンピュータ2bのIPアドレスである「YY.YY.YY.YY」が自動的に設定される。
【0054】
ステップST36:
SNMPのエージェント81が、正常に処理が終了したことを示す応答GetResponseを、LAN_I/F26からLAN5を介してコンピュータ2bに送信する。
【0055】
ステップST37:
コンピュータ2bのSNMPマネージャ80が、要求SetRequest(proV1TrapDestEntryStatus.〔max(index)+1〕,1)を生成し、これをLAN_I/F17からLAN5を介して監視対象装置3aに送信する。
【0056】
ステップST38:
SNMPのエージェント81が、ステップST37で図2に示すLAN_I/F26を介してSNMPマネージャ80から受信した要求に応じて、ROM/RAM21またはHDD22にアクセスを行い、図15(C)に示すように、Trap送信先テーブル42の2行目のステータスを「1(valid:有効)」に設定する。
これにより、Trap送信先テーブル42に設定されたコンピュータ2bのIPアドレスが、Trap送信アドレスとして有効になる。
【0057】
ステップST39:
SNMPのエージェント81が、正常に処理が終了したことを示す応答GetResponseを、LAN_I/F26からLAN5を介してコンピュータ2bに送信する。
【0058】
なお、SNMPマネージャ80からTrap送信先テーブル42に自動設定されるIPアドレスを含むエントリは、自動設定の処理が完全に完了してから、ROM/RAM21あるいはHDD22に書き込まれる。
【0059】
〔第3の動作例〕
当該動作例では、Trap送信先テーブル42の1行目のエントリに対して、コンピュータ2aのSNMPマネージャ80からのアドレス変更要求と前後して、コンピュータ2bのSNMPマネージャ80からアドレスのアドレス変更要求が発生した場合を説明する。
図16は、当該動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST41:
コンピュータ2aのSNMPマネージャ80が、図2に示すLAN_I/F17からLAN5を介して監視対象装置3aに要求GetRequestを送信し、Trap送信先テーブル42の1行目のエントリのTrap送信アドレスが「0.0.0.0」で、そのステータスが「1(valid)」であることを確認する。
【0060】
ステップST42:
コンピュータ2bのSNMPマネージャ80が、図2に示すLAN_I/F17からLAN5を介して監視対象装置3aに要求GetRequestを送信し、Trap送信先テーブル42の1行目のエントリのTrap送信アドレスが「0.0.0.0」で、そのステータスが「1(valid)」であることを確認する。
【0061】
ステップST43:
コンピュータ2aのSNMPマネージャ80が、要求SetRequest(proV1TrapDestAddress.〔1〕,XX.XX.XX.XX)を生成し、これをLAN_I/F17からLAN5を介して監視対象装置3aに送信する。
【0062】
ステップST44:
監視対象装置3aのSNMPのエージェント81が、ステップST43で図2に示すLAN_I/F26を介してコンピュータ2aのSNMPマネージャ80から受信した要求に応じて、ROM/RAM21またはHDD22にアクセスを行い、図5に示すTrap送信先テーブル42内の1番目のエントリのTrap送信アドレスを「XX.XX.XX.XX」に変更する。
これにより、Trap送信先テーブル42の1番目のエントリに、コンピュータ2aのIPアドレスである「XX.XX.XX.XX」が自動的に設定される。
【0063】
ステップST45:
SNMPのエージェント81が、正常に処理が終了したことを示す応答GetResponseを、LAN_I/F26からLAN5を介してコンピュータ2aに送信する。
【0064】
ステップST46:
続いて、コンピュータ2bのSNMPマネージャ80が、要求SetRequest(proV1TrapDestAddress.〔1〕,YY.YY.YY.YY)を生成し、これをLAN_I/F17からLAN5を介して監視対象装置3aに送信する。
【0065】
ステップST47:
SNMPのエージェント81が、エラーを示す応答GetResponseを、LAN_I/F26からLAN5を介してコンピュータ2bに送信する。
【0066】
このように、通信システム1によれば、Trap送信先テーブル42の1行目のエントリに対して、コンピュータ2aのSNMPマネージャ80からのアドレス変更要求と前後して、コンピュータ2bのSNMPマネージャ80からアドレスのアドレス変更要求が発生した場合でも、先にアドレス変更要求を発生したコンピュータ2aのIPアドレスをTrap送信アドレスとして設定し、その後に発生したコンピュータ2bのアドレス変更要求をエラーとして処理できる。
【0067】
〔第4の動作例〕
当該動作例では、Trap送信先テーブル42の2行目のエントリの追加要求が、コンピュータ2aからのものと前後してコンピュータ2bからも発生した場合を説明する。
図17は、当該動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST51:
コンピュータ2aのSNMPマネージャ80が、図2に示すLAN_I/F17からLAN5を介して監視対象装置3aに要求SetRequest(proV1TrapDestEntryStatus.2,2)を生成し、これをLAN_I/F17からLAN5を介して監視対象装置3aに送信する。
【0068】
ステップST52:
監視対象装置3aのSNMPのエージェント81が、ステップST51で図2に示すLAN_I/F26を介してコンピュータ2aのSNMPマネージャ80から受信した要求に応じて、ROM/RAM21またはHDD22にアクセスを行い、図5に示すTrap送信先テーブル42内に2番目のエントリを追加する。
【0069】
ステップST53:
SNMPのエージェント81が、正常に処理が終了したことを示す応答GetResponseを、LAN_I/F26からLAN5を介してコンピュータ2aに送信する。
【0070】
ステップST54:
続いて、コンピュータ2bのSNMPマネージャ80が、図2に示すLAN_I/F17からLAN5を介して監視対象装置3aに要求SetRequest(proV1TrapDestEntryStatus.2,2)を生成し、これをLAN_I/F17からLAN5を介して監視対象装置3aに送信する。
【0071】
ステップST55:
監視対象装置3aのSNMPのエージェント81が、ステップST51で図2に示すLAN_I/F26を介してコンピュータ2bのSNMPマネージャ80から受信した要求に応じて、エラーを示す応答GetResponseを、LAN_I/F26からLAN5を介してコンピュータ2bに送信する。
【0072】
このように、通信システム1によれば、Trap送信先テーブル42の2行目のエントリの追加要求が、コンピュータ2aからのものと前後して、コンピュータ2bからも生じた場合に、コンピュータ2aからの要求に対してエントリ追加処理を行い、コンピュータ2bからの要求をエラーとして処理できる。
【0073】
〔第5の動作例〕
当該動作例では、監視対象装置3a内で異常や所定の事象が生じて監視対象装置3aがコンピュータ2a,2bにTrapを送信する必要が生じた場合を説明する。
図18は、当該動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST61:
図2に示す監視対象装置3aのCPU27がプログラムを実行して実現するSNMPのエージェント81が、Trapを送信する条件を満たす状態が監視対象装置3a内で発生したと判断すると、ステップST62の処理に進む。
【0074】
ステップST62:
SNMPのエージェント81は、Trap送信先テーブル42の1行目に設置されているTrap送信アドレスが「0.0.0.0」であるか否かを判断し、「0.0.0.0」であると判断した場合にはステップST63の処理に進み、そうでない場合にはステップST64の処理に進む。
【0075】
ステップST63:
SNMPのエージェント81は、Trapを送信せずに、処理を終了する。
【0076】
ステップST64:
SNMPのエージェント81は、Trap送信先テーブル42の1行目のエントリのステータスが、「5(fiexed)」あるいは「1(valid)」であるか否かを判断し、「5(fiexed)」あるいは「1(valid)」であると判断した場合にはステップST65の処理に進み、そうでない場合にはステップST66の処理に進む。
【0077】
ステップST65:
SNMPのエージェント81は、Trap送信先テーブル42の1行目のエントリに格納されたTrap送信アドレスを読み出し、当該Trap送信アドレスを宛て先として、図2に示すLAN_I/F26からLAN5を介して、コンピュータ2aまたは2bにTrapを送信する。
【0078】
ステップST66:
SNMPのエージェント81は、Trap送信先テーブル42内に、次の行(エントリ)が存在するか否かを判断し、存在すると判断した場合にはステップST67の処理に進み、存在しないと判断した場合には処理を終了する。
【0079】
ステップST67:
SNMPのエージェント81は、Trap送信先テーブル42内の次の行のステータスが、「5」または「1」であり、かつ、Trap送信アドレスが「0.0.0.0」以外であるか否かを判断し、次の行のステータスが、「5」または「1」であり、かつ、Trap送信アドレスが「0.0.0.0」以外であると判断した場合にステップST68の処理に進み、そうでない場合にはステップST66の処理に戻る。
【0080】
ステップST68:
SNMPのエージェント81は、Trap送信先テーブル42の上記次の1行のエントリに格納されたTrap送信アドレスを読み出し、当該Trap送信アドレスを宛て先として、図2に示すLAN_I/F26からLAN5を介して、コンピュータ2aまたは2bにTrapを送信する。
【0081】
以上説明したように、通信システム1によれば、Trapの送信先であるコンピュータ2a,2bのIPアドレスを電子機器3aに自動的に設定でき、ユーザの手間を小さくできる。
また、通信システム1によれば、複数のコンピュータ2a,2bから監視対象装置3aに、Trap送信先テーブル42のエントリ追加や、アドレス書き込みの要求が発生した場合でも、要求を受けた順序に従って適切に処理できる。
【0082】
本発明は上述した実施形態には限定されない。
例えば、上述した実施形態では、図1に示すように、LAN5に2個のコンピュータ2a,2bおよび1個の監視対象装置3aが接続されている場合を例示したが、LAN5に接続されている監視対象装置およびコンピュータの数は任意である。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、割り込み信号の送信先データを電子機器に設定する際のユーザの手間を小さくできる電子機器、電子機器監視システム及び電子機器監視方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態の通信システムの全体構成図である。
【図2】図2は、図1に示すコンピュータおよび監視対象装置の構成図である。
【図3】図3は、SNMP通信処理を説明するための図である。
【図4】図4は、図2に示す監視対象装置のROM/RAMおよびHDDに記憶されるデータを説明するための図である。
【図5】図5は、図4に示すTrap送信先テーブルを説明するための図である。
【図6】図6は、図5に示すTrap送信先テーブルのステータスの値の意味を説明するための図である。
【図7】図7は、図1に示す監視対象装置が起動、リブートまたは初期化されたときの処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】図8は、コンピュータからの要求に応じた監視対象装置の処理状態を説明するための図である。
【図9】図9は、図4に示す自動設定変数がオフの場合を説明するための図である。
【図10】図10は、Trap送信先テーブルが監視対象装置側で設定される場合を説明するための図である。
【図11】図11は、図4に示す自動設定変数がオフからオンに変わった場合を説明するための図である。
【図12】図12は、図4に示す自動設定変数がオンからオフに変わった場合を説明するための図である。
【図13】図13は、Trap送信先テーブルの1行目のエントリのTrap送信アドレスが「0.0.0.0」であり、そのステータスが「valid」の状態で、SNMPマネージャが、コンピュータのIPアドレスをTrap送信アドレスとして監視対象装置に設定する場合の図1に示す通信システムの動作例を説明するためのフローチャートである。
【図14】図14は、Trap送信先テーブルの1行目のエントリのTrap送信アドレスが「0.0.0.0」ではない状態(既にコンピュータのIPアドレスが設定された状態)で、他のコンピュータのSNMPマネージャが、当該他のコンピュータのIPアドレスをTrap送信アドレスとして監視対象装置に設定する場合の図1に示す通信システムの動作例を説明するためのフローチャートである。
【図15】図15は、図14に示す動作例におけるTrap送信先テーブルの状態を説明するための図である。
【図16】図16は、Trap送信先テーブルの1行目のエントリに対して、コンピュータのSNMPマネージャからのアドレス変更要求と前後して、他のコンピュータのSNMPマネージャからアドレスのアドレス変更要求が発生した場合を説明するためのフローチャートである。
【図17】図17は、Trap送信先テーブルの2行目のエントリの追加要求が、コンピュータからのものと前後して他のコンピュータからも発生した場合の動作例を説明するためのフローチャートである。
【図18】図18は、図1に示す監視対象装置内で異常や所定の事象が生じて監視対象装置がコンピュータにTrapを送信する必要が生じた場合の該動作例を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…通信システム、2a,2b…コンピュータ、3a…監視対象装置、4…Webサーバ装置、5…LAN、6…カスタマサイト、11…ROM/RAM、12…HDD、13…キーボードI/F、14…キーボード、15…ディスプレイI/F、16…ディスプレイ、17…LANのI/F、21…ROM/RAM、22…HDD、23…I/O、24…コントロールパネル、25…電気回路/メカ部分、26…LANのI/F、42…Trap送信先テーブル、80…SNMPマネージャ、81…SNMPのエージェント
Claims (4)
- ネットワークを介して少なくとも第1及び第2のコンピュータを含む複数のコンピュータから状態を監視される電子機器であって、
前記コンピュータと通信を行うインタフェース手段と、
当該電子機器の通信アドレスと、複数のエントリから構成される送信先テーブルとを記憶する記憶装置と、
前記電子機器の動作を制御する制御手段と、
を有し、
前記記憶装置が記憶する前記送信先テーブルを構成する前記複数のエントリは、インデックス番号と、送信先通信アドレスと、当該エントリが書き換え可能であるか否かを示すステータスと、を有し、
前記制御手段は、
前記電子機器が起動された、リブートされた、または初期化された場合、かつ前記電子機器の通信アドレスが前回起動、リブート、または初期化されたときから変更された場合には、前記送信先テーブルのエントリを初期化して当該エントリの送信先アドレスを所定の初期アドレスに設定し、
前記インタフェース手段を介して前記第1のコンピュータから送信された、前記第1のコンピュータが指定したエントリの送信先アドレスを指定したアドレスに設定する第1の要求を受信した後に、前記第2のコンピュータから送信された、前記第2のコンピュータが前記第1のコンピュータが指定したエントリと同一のエントリの送信先アドレスを指定したアドレスに設定する第2の要求を受信したとき、
前記第1の要求において前記第1のコンピュータが指定したエントリの前記ステータスが変更可能であることを示しているときには、当該エントリの送信先アドレスを前記第1のコンピュータが指定したアドレスに変更して設定し、前記第1のコンピュータに対して正常に処理が終了したことを示す応答を送信した後に、
前記第2のコンピュータに対して、エラーを示す応答を送信する
電子機器。 - 前記制御手段は、前記インタフェース手段を介して前記第1のコンピュータから送信された、前記第1のコンピュータが指定したエントリを追加する第5の要求を受信した後に、前記インタフェース手段を介して前記第2のコンピュータから送信された、前記第2のコンピュータが前記第1のコンピュータが指定したエントリと同一のエントリを追加する第6の要求を受信したとき、
前記第5の要求において前記第1のコンピュータが指定したエントリを前記記憶装置に追加して記憶させ、前記第1のコンピュータに対して正常に処理が終了したことを示す応答を送信した後に、
前記第2のコンピュータに対して、エラーを示す応答を送信する
請求項1に記載の電子機器。 - ネットワークと、
少なくとも第1及び第2のコンピュータを含む複数のコンピュータと、
前記複数のコンピュータにより監視される電子機器と、
を有し、
前記電子機器は、
ネットワークを介して少なくとも第1及び第2のコンピュータを含む複数のコンピュータから状態を監視される電子機器であって、
前記コンピュータと通信を行うインタフェース手段と、
当該電子機器の通信アドレスと、複数のエントリから構成される送信先テーブルとを記憶する記憶装置と、
前記電子機器の動作を制御する制御手段と、
を有し、
前記記憶装置が記憶する前記送信先テーブルを構成する前記複数のエントリは、インデックス番号と、送信先通信アドレスと、当該エントリが書き換え可能であるか否かを示すステータスと、を有し、
前記制御手段は、
前記電子機器が起動された、リブートされた、または初期化された場合、かつ前記電子機器の通信アドレスが前回起動、リブート、または初期化されたときから変更された場合には、前記送信先テーブルのエントリを初期化して当該エントリの送信先アドレスを所定の初期アドレスに設定し、
前記インタフェース手段を介して前記第1のコンピュータから送信された、前記第1のコンピュータが指定したエントリの送信先アドレスを指定したアドレスに設定する第1の要求を受信した後に、前記第2のコンピュータから送信された、前記第2のコンピュータが前記第1のコンピュータが指定したエントリと同一のエントリの送信先アドレスを指定したアドレスに設定する第2の要求を受信したとき、
前記第1の要求において前記第1のコンピュータが指定したエントリの前記ステータスが変更可能であることを示しているときには、当該エントリの送信先アドレスを前記第1のコンピュータが指定したアドレスに変更して設定し、前記第1のコンピュータに対して正常に処理が終了したことを示す応答を送信した後に、
前記第2のコンピュータに対して、エラーを示す応答を送信する
電子機器監視システム。 - ネットワークを介して少なくとも第1及び第2のコンピュータを含む複数のコンピュータが電子機器を監視する電子機器監視システムの電子機器監視方法であって、
前記電子機器が起動された、リブートされた、または初期化された場合、かつ前記電子機器の通信アドレスが前回起動、リブート、または初期化されたときから変更された場合には、前記送信先テーブルのエントリを初期化して当該エントリの送信先アドレスを所定の初期アドレスに設定し、
前記第1のコンピュータから送信された、前記第1のコンピュータが指定したエントリの送信先アドレスを指定したアドレスに設定する第1の要求を受信した後に、前記第2のコンピュータから送信された、前記第2のコンピュータが前記第1のコンピュータが指定したエントリと同一のエントリの送信先アドレスを指定したアドレスに設定する第2の要求を受信したとき、前記第1の要求において前記第1のコンピュータが指定したエントリの前記ステータスが変更可能であることを示しているときには、当該エントリの送信先アドレスを前記第1のコンピュータが指定したアドレスに変更して設定し、前記第1のコンピュータに対して正常に処理が終了したことを示す応答を送信した後に、前記第2のコンピュータに対して、エラーを示す応答を送信する
電子機器監視方法。
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