JP3923123B2

JP3923123B2 - Anti-theft cancel structure for front-rear rear seat back

Info

Publication number: JP3923123B2
Application number: JP05353197A
Authority: JP
Inventors: 卓見村本
Original assignee: Delta Kogyo Co Ltd
Current assignee: Delta Kogyo Co Ltd
Priority date: 1997-03-07
Filing date: 1997-03-07
Publication date: 2007-05-30
Anticipated expiration: 2017-03-07
Also published as: JPH10250429A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートバックを車体にロックするキャッチ機構と、このキャッチ機構がロック解除しないようにキャンセルさせるキャンセル機構とが離隔している場合に最適な前倒式シートバックの盗難防止用キャンセル構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、例えば、自動車には、図８（Ａ）に示すように、フロントシート１とリヤシート２とが配置されて、特にリヤシート２は、車室内からトランクルーム内の荷物を出し入れしたり、シートバック２Ａの部分をフラットな荷室として利用するために、シートクッション２Ｂを前方に起立させた後に、シートバック２Ａを前倒させるようにしたものがある（特開平７−２５７２５６号参照）。
【０００３】
また、図８（Ｂ）に示すように、シートバック２Ａを、例えば、６対４に分割して、分割比率６のシートバック２Ａ−１または分割比率４のシートバック２Ａ−２を前倒させることにより、車室内の荷物スペースを拡大させるようにしたものもある。
【０００４】
ところで、例えば、キーを掛け忘れたドアから車室内に侵入した者が車室側からノブ等の手操作でキャッチ機構をロック解除し、シートバック２Ａを前倒させてトランクルーム内の荷物を盗むという犯罪が発生している。
【０００５】
この種の盗難を防止するために、リヤトランクルームのトランクリッドをキーで開けて、トランクルーム側からレバー等を手操作しなければキャッチ機構をロック解除できないようにキャンセルさせるキャンセル機構が設けられているものがある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、キャッチ機構がシートバックのセンター（中央）付近に設けられているような場合には、キャンセル機構の手操作部材もキャッチ機構の近くに設けて、キャンセル機構の手操作部材を直にキャッチ機構に連結できるが、レイアウトによりキャッチ機構とキャンセル機構とを離隔して配置せざるを得ないような場合には、キャッチ機構にキャンセル機構を合理的に連結するために工夫する必要がある。
【０００７】
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、シートバックを車体にロックするキャッチ機構と、このキャッチ機構がロック解除しないようにキャンセルさせるキャンセル機構とが離隔している場合に最適な前倒式シートバックの盗難防止用キャンセル構造を提供することを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、キャッチ機構６で車体のストライカ５にロックされた起立位置のシートバック２Ａを、車内側の第１操作部材７の操作でロック解除して前倒させたときに、リヤトランクルームのスルー開口を開くようにするととともに、上記キャッチ機構６と離隔して、トランクルーム側の第２操作部材１０の操作で、第１操作部材７でキャッチ機構６をロック解除できないようにキャンセルさせるキャンセル機構９が配置された前倒式リヤシートバックにおいて、上記キャンセル機構９は、第１操作部材７の操作に連動してベースブラケット３２の支軸１８を中心に左右揺動され、腕部１９ｂに上下方向の長穴１９ｃが形成された第１部材１９と、第２操作部材１０の操作に連動してベースブラケット３２の支軸２３を中心に左右揺動される第２部材２２と、キャッチ機構６をロック・ロック解除させるように上記支軸１８を中心に左右揺動され、腕部２６ｂが形成された第３部材２６と、ベースブラケット３２の長穴３２ａに係合する下ピン部３０ａを中心に左右揺動、かつ上下摺動可能に支持され、側ピン部３０ｂが第２部材２２の腕部２２ｂのピン穴２２ｃに係合され、上ピン部３０ｃが第１部材１９の腕部１９ｂの長穴１９ｃに係合される第４部材３０とで成り、第４部材３０は、合成樹脂材で成り、上ピン部３０ｃの頭部３０ｄは小判状に形成されて、第１部材１９の長穴１９ｃに狭幅部分から嵌め込んだ後に回動させて、頭部３０ｄで抜け止めすると共に、下ピン部３０ａは、クリップ状に形成されて、ベースブラケット３２の長穴３２ａに嵌め込んで抜け止めする構成として、第１操作部材７の操作で第１部材１９が揺動され、上ピン部３０ｃを介して第４部材３０が揺動され、上ピン部３０ｃの頭部３０ｄで腕部２６ｂを押して第３部材２６が揺動されることにより、キャッチ機構６がロック解除される一方、第２操作部材１０の操作で第２部材２２が揺動され、腕部２２ｂのピン穴２２ｃに係合した側ピン部３０ｂにより第４部材３０が上動され、上ピン部３０ｃの頭部３０ｄが第３部材２６の腕部２６ｂから上方に逃げることより、第１操作部材７の操作で第１部材１９が揺動され、上ピン部３０ｃを介して第４部材３０が揺動されたときに、上ピン部３０ｃの頭部３０ｄが第３部材２６の腕部２６ｂを空振りして第３部材２６を揺動できなくなることで、キャッチ機構６がロック解除できなくなるようにしたことを特徴とする前倒式リヤシートバックの盗難防止用キャンセル構造を提供するものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、図８の従来技術と同一構成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【００１０】
図７に示すように、シートバック２Ａの一方の側部には、起立位置で車体のストライカ５にロックされるキャッチ機構６が取り付けられ、このキャッチ機構６は、車室側でシートバック２Ａの上部のノブ（第１操作部材）７の引き上げ操作Ｕに連動してロック解除できるようになっている。このロック解除でシートバック２Ａを前倒させたときに、リヤトランクルームのスルー開口８が開かれて、車室内からトランクルーム内の荷物を出し入れできるようになる。
【００１１】
上記シートバック２Ａの背部には、スルー開口８の開口内に位置させるために、上記キャッチ機構６から離隔したキャンセル機構９のキャンセルレバー１０（第２操作部材）がピン３３で支持されている。
【００１２】
上記キャッチ機構６は、図６に詳細に示すように、一対のプレート１２，１２の間に、各軸部材１３，１３でフォーク１４とクローレバー１５とがそれぞれ支持されて、フォーク１４とクローレバー１５に掛け渡したスプリング１６で、クローレバー１５を係止方向に付勢し、フォーク１４をロック解除方向に付勢している。
【００１３】
そして、シートバック２Ａを起立位置に起立させたとき、フォーク１４がストライカ５に係合してシートバック２Ａを起立位置にロックすると共に、起立位置のシートバック２Ａのノブ７を引き上げ操作Ｕして、クローレバー１５によるフォーク１４の係止を解除することにより、フォーク１４によるストライカ５のロックが解除されて、シートバック２Ａを前倒させることができる。
【００１４】
上記キャンセル機構９は、図１及び図５に示すように、上記ノブ７の上部ロッド１７に側腕部１９ａが連結されて、ベースブラケット３２に止着される支軸１８を中心に左右揺動される第１レバー（第１部材）１９を有し、この第１レバー１９の上腕部１９ｂには上下方向の長穴１９ｃが形成されている。この第１レバー１９には、第１レバー１９を左旋方向に付勢するスプリング２０が張設されて、このスプリング２０による第１レバー１９の左旋力でノブ７が引き下げ位置Ｄに引き下げられている。
【００１５】
上記キャンセル機構９のキャンセルレバー１０にワイヤー２１を介して左腕部２２ａが連結されて、支軸２３を中心に左右揺動される第２レバー（第２部材）２２を有し、この第２レバー２２の右腕部２２ｂにはピン穴２２ｃがあけられている。この第２レバー２２は、アクションスプリング２４でキャンセル位置Ｄとキャンセル解除位置Ｕとに切り替え操作できるキャンセルレバー１０に連動して、キャンセル位置Ｄでは左旋し（図３参照）、キャンセル解除位置Ｕでは右旋（図１参照）するようになる。
【００１６】
上記キャッチ機構６の下部ロッド２５に側腕部２６ａがピン２７で連結されて、上記第１レバー１９の支軸１８を中心に左右揺動される第３レバー（第３部材）２６を有し、この第３レバーには上腕部２６ｂが形成されている。この第３レバー２６は、左旋時にキャッチ機構６をロック可能状態とし、右旋時にキャッチ機構６をロック解除するようになる。
【００１７】
一方、合成樹脂製の第４レバー（第４部材）３０は、ベースブラケット３２の長穴３２ａに係合する下ピン部３０ａを中心に左右揺動、かつ上下摺動可能に支持されている。この第４レバー３０の側ピン部３０ｂは、上記第２レバー２２の右腕部２２ｂのピン穴２２ｃに係合されて、第４レバー３０は、第２レバー２２の右旋時（図１参照）には下動され、左旋時（図３参照）には上動されるようになる。
【００１８】
上記第４レバー３０の上ピン部３０ｃは、上記第１レバー１９の上腕部１９ｂの長穴１９ｃに係合されて、第４レバー３０は、第１レバー１９の左旋時（図１参照）には左旋され、右旋時（図４参照）には右旋されるようになる。
【００１９】
上記第４レバー３０の上ピン部３０ｃの頭部３０ｄは、第４レバー３０の下動時（図１参照）には第３レバー２６の上腕部２６ｂに対向して、この状態で右旋されたときは頭部３０ｄで上腕部２６ｂを押して第３レバー２６を右旋させるようになる。また、この頭部３０ｄは、第４レバー３０の上動時（図３参照）には第３レバー２６の上腕部２６ｂから上方に逃げて対向し、この状態で右旋されたときは、頭部３０ｄで上腕部２６ｂを押せないので、頭部３０ｄが空振りして第３レバー２６を右旋できなくなる。
【００２０】
上記第４レバー３０の上ピン部３０ｃの頭部３０ｄは、第１レバー１９の長穴１９ｃの幅に一致する小判状に形成されて、この頭部３０ｄを狭幅部分から長穴１９ｃに嵌め込んだ後に第４レバー３０とともに回動させると、上ピン部３０ｃは頭部３０ｄで長穴１９ｃから抜け落ちないように抜け止めされる。また、第４レバー３０の下ピン部３０ａは、クリップ状に形成されて、この下ピン部３０ａをベースブラケット３２の長穴３２ａに嵌め込むと、下ピン部３０ａは、クリップで長穴３２ａから抜け落ちないように抜け止めされる。これらにより、第４レバー３０は、第１レバー１９とベースブラケット３２にワンタッチで嵌め込むだけで組み付けできる。
【００２１】
上記のように構成したキャッチ機構６とキャンセル機構９の作用を次に説明する。
【００２２】
図１に示すように、ノブ７が引き下げ位置Ｄに引き下げられているときは、第１レバー１９が左旋され、第４レバー３０が左旋されている。また、キャンセルレバー１０がキャンセル解除位置Ｕに右旋されているときは、第２レバー２２が右旋され、第４レバー３０が下動されている。
【００２３】
この状態では、起立位置のシートバック２Ａのキャッチ機構６が車体のストライカ５にロックされている。
【００２４】
そして、図２に示すように、ノブ７を引き上げ位置Ｕに引き上げ操作すると、上部ロッド１７を介して第１レバー１９が右旋され、上ピン部３０ｃで第４レバー３０が右旋されることにより、第４レバー３０の頭部３０ｄで上腕部２６ｂを押して第３レバー２６が右旋されるようになる。
【００２５】
これにより、キャッチ機構６がロック解除されて、シートバック２Ａを前倒させることができる。
【００２６】
一方、図３に示すように、キャンセルレバー１０をキャンセル位置Ｄに左旋操作すると、ワイヤー２１を介して第２レバー２２が左旋され、右腕部２２ｂのピン穴２２ｃに係合した側ピン部３０ｂにより第４レバー３０が上動されるようになる。この上動で第４レバー３０の頭部３０ｄが第３レバー２６の上腕部２６ｂから上方に逃げて対向するようになる。
【００２７】
これにより、図４に示すように、ノブ７を引き上げ位置Ｕに引き上げ操作すると、上部ロッド１７を介して第１レバー１９が右旋され、上ピン部３０ｃで第４レバー３０が右旋されるが、第４レバー３０の頭部３０ｄで上腕部２６ｂを押せないので、頭部３０ｄが空振りして第３レバー２６を右旋できなくなる。
【００２８】
したがって、キーを掛け忘れたドアから車室内に侵入した者が車室側からノブ７を引き上げ操作してキャッチ機構６をロック解除しようとしても、キャンセル機構９の操作によりキャッチ機構６をロック解除できないので、シートバック２Ａを前倒させることができなくなり、トランクルーム内の荷物が盗まれるのを未然に防止できるようになる。
【００２９】
また、キャッチ機構６とキャンセル機構９は、ロッド１７，２５やレバー１９，１２，２６，３０等で連結しているから、レイアウトによりキャッチ機構とキャンセル機構とを離隔して配置せざるを得ないような場合には、キャッチ機構６にキャンセル機構９を合理的に連結できるようになる。
【００３０】
さらに、第４レバー３０は合成樹脂製であるから、第４レバー３０の回動時と摺動時の異音の発生を抑制することができる。
【００３１】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明の盗難防止用キャンセル構造は、トランクルーム側の第２操作部材をキャンセル操作すると、第２部材によって第４部材が第３部材のロック解除動を空振りさせる位置に変位して、車室側の第１操作部材をロック解除操作して第１部材に第４部材が連動しても、第４部材が第３部材をロック解除動させないで、ロック解除動を空振りするようになるので、シートバックを前倒できなくなから、キャッチ機構とキャンセル機構とが離隔して配置されている場合でも、各部材により、キャッチ機構にキャンセル機構を合理的に連結できるようになる。
【００３２】
また、第４部材を合成樹脂材とし、上ピン部を頭部で第１部材の長穴から抜け止めすると共に、下ピン部をクリップでベースブラケットの長穴から抜け止めする構成であるから、合成樹脂材の第４部材の回動時と摺動時の異音の発生が抑制できると共に、第１部材とベースブラケットにワンタッチで組み付けできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のキャンセル機構であり、（Ａ）キャンセル解除時の正面図、（Ｂ）は（Ａ）の側面図である。
【図２】（Ａ）はキャンセル解除時にノブを引き上げた時の正面図、（Ｂ）は（Ａ）の側面図である。
【図３】（Ａ）キャンセル時の正面図、（Ｂ）は（Ａ）の側面図である。
【図４】キャンセル時にノブを引き上げた時の側面図である。
【図５】キャンセル機構の分解斜視図である。
【図６】キャッチ機構の分解斜視図である。
【図７】シートバックの背面斜視図である。
【図８】（Ａ）は自動車用シートの側面図、（Ｂ）は６対４分割式のリヤシートの斜視図である。
【符号の説明】
２リヤシート
２Ａシートバック
５ストライカ
６キャッチ機構
７ノブ（第１操作部材）
８スルー開口
９キャンセル機構
１０キャンセルレバー（第２操作部材）
１４フォーク
１５クローレバー
１９第１レバー（第１部材）
２２第２レバー（第２部材）
２６第３レバー（第３部材）
３０第４レバー（第４部材）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an anti-theft canceling structure for a forward-facing seat back that is optimal when a catch mechanism that locks a seat back to a vehicle body and a cancel mechanism that cancels the catch mechanism so as not to release the lock. .
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, in an automobile, as shown in FIG. 8 (A), a front seat 1 and a rear seat 2 are arranged. In order to use this part as a flat luggage compartment, there is a seat cushion 2B that is erected forward and then the seat back 2A is moved forward (see JP-A-7-257256).
[0003]
Further, as shown in FIG. 8B, the seat back 2A is divided into, for example, 6 to 4, and the seat back 2A-1 having the division ratio 6 or the seat back 2A-2 having the division ratio 4 is moved forward. In some cases, the luggage space in the passenger compartment is increased.
[0004]
By the way, for example, a person who has entered the vehicle interior from a door that has been forgotten to lock the key unlocks the catch mechanism from the vehicle compartment side by a manual operation such as a knob, and steals luggage in the trunk room by moving the seat back 2A forward. Crime has occurred.
[0005]
In order to prevent this type of theft, there is a cancel mechanism that opens the trunk lid of the rear trunk room with a key and cancels the catch mechanism so that it cannot be unlocked unless the lever is manually operated from the trunk room side. There is.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the catch mechanism is provided near the center (center) of the seat back, the manual operation member of the cancel mechanism is also provided near the catch mechanism, and the manual operation member of the cancel mechanism is directly However, when the layout of the catch mechanism and the cancel mechanism is inevitably separated, it is necessary to devise in order to rationally connect the cancel mechanism to the catch mechanism.
[0007]
The present invention has been made to solve the above problem, and is optimal when a catch mechanism that locks the seat back to the vehicle body and a cancel mechanism that cancels the catch mechanism so as not to release the lock are separated from each other. An object of the present invention is to provide a canceling structure for preventing theft of a front-facing seat back.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the present invention allows the seat back 2A in the standing position locked to the striker 5 of the vehicle body by the catch mechanism 6 to be unlocked by operating the first operating member 7 inside the vehicle and to be brought forward. In this case, the through opening of the rear trunk room is opened , and the catch mechanism 6 cannot be unlocked by the first operation member 7 by operating the second operation member 10 on the trunk room side while being separated from the catch mechanism 6. In the forward- turning rear seat back in which the cancel mechanism 9 for canceling is arranged as described above, the cancel mechanism 9 is swung left and right around the support shaft 18 of the base bracket 32 in conjunction with the operation of the first operation member 7 . the first member 19 to the arm portion 19b vertically elongated hole 19c is formed, the support shaft 2 of the base bracket 32 in conjunction with the operation of the second operating member 10 A second member 22 which is horizontally swung around and depend swung around the support shaft 18 so as to unlock lock catch mechanism 6, and the third member 26 arm portion 26b is formed, The side pin portion 30b is engaged with the pin hole 22c of the arm portion 22b of the second member 22 and is supported so as to be able to swing left and right and slide up and down around the lower pin portion 30a that engages with the elongated hole 32a of the base bracket 32. The upper pin portion 30c is composed of a fourth member 30 engaged with the elongated hole 19c of the arm portion 19b of the first member 19 , and the fourth member 30 is made of a synthetic resin material. The head portion 30d is formed in an oval shape, and is rotated after being fitted into the elongated hole 19c of the first member 19 from the narrow width portion. The head portion 30d is prevented from coming off, and the lower pin portion 30a is clipped. Formed in the elongated hole 32a of the base bracket 32. As a configuration for fitting and retaining, the first member 19 is swung by the operation of the first operating member 7, the fourth member 30 is swung through the upper pin portion 30c, and the head 30d of the upper pin portion 30c. When the arm member 26b is pushed and the third member 26 is swung, the catch mechanism 6 is unlocked, and the second member 22 is swung by the operation of the second operation member 10, and the pin of the arm portion 22b. The fourth member 30 is moved upward by the side pin portion 30b engaged with the hole 22c, and the head portion 30d of the upper pin portion 30c escapes upward from the arm portion 26b of the third member 26. When the first member 19 is swung by operation and the fourth member 30 is swung via the upper pin portion 30c, the head portion 30d of the upper pin portion 30c swings the arm portion 26b of the third member 26 idle. As a result, the catch mechanism 6 is It is an object of the present invention to provide a canceling structure for preventing theft of a front-rear-type rear seat back, which is characterized in that it cannot be unlocked .
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In addition, the same number is attached | subjected to the location of the same structure and effect | action as the prior art of FIG. 8, and detailed description is abbreviate | omitted.
[0010]
As shown in FIG. 7, a catch mechanism 6 that is locked to the striker 5 of the vehicle body in the standing position is attached to one side portion of the seat back 2A. The lock can be released in conjunction with the lifting operation U of the upper knob (first operation member) 7. When the seat back 2A is moved forward by this unlocking, the through opening 8 of the rear trunk room is opened, and the luggage in the trunk room can be taken in and out from the passenger compartment.
[0011]
A cancel lever 10 (second operation member) of the cancel mechanism 9 separated from the catch mechanism 6 is supported by a pin 33 on the back portion of the seat back 2 </ b> A so as to be positioned in the opening of the through opening 8.
[0012]
As shown in detail in FIG. 6, the catch mechanism 6 includes a fork 14 and a claw lever 15 supported by a shaft member 13 and 13 between a pair of plates 12 and 12. The claw lever 15 is urged in the locking direction and the fork 14 is urged in the unlocking direction by the spring 16 that is stretched around 15.
[0013]
When the seat back 2A is raised to the standing position, the fork 14 engages with the striker 5 to lock the seat back 2A to the standing position, and the knob 7 of the seat back 2A in the standing position is pulled up U. By releasing the lock of the fork 14 by the claw lever 15, the lock of the striker 5 by the fork 14 is released, and the seat back 2A can be moved forward.
[0014]
As shown in FIGS. 1 and 5, the cancel mechanism 9 swings left and right about a support shaft 18 that is fixed to a base bracket 32 by connecting a side arm portion 19 a to the upper rod 17 of the knob 7. The upper lever portion 19b of the first lever 19 is formed with a long hole 19c in the vertical direction. A spring 20 that urges the first lever 19 in the counterclockwise direction is stretched on the first lever 19, and the knob 7 is pulled down to the pull-down position D by the counterclockwise force of the first lever 19 by the spring 20. .
[0015]
A left arm portion 22a is connected to the cancel lever 10 of the cancel mechanism 9 via a wire 21, and has a second lever (second member) 22 that swings left and right about a support shaft 23. This second lever The right arm portion 22b of 22 has a pin hole 22c. The second lever 22 is turned to the left at the cancel position D (see FIG. 3) in conjunction with the cancel lever 10 that can be switched between the cancel position D and the cancel release position U by the action spring 24, and to the right at the cancel release position U. (See Fig. 1).
[0016]
A side arm portion 26 a is connected to the lower rod 25 of the catch mechanism 6 by a pin 27, and has a third lever (third member) 26 that swings left and right around the support shaft 18 of the first lever 19. The upper lever 26b is formed on the third lever. The third lever 26 enables the catch mechanism 6 to be locked when turning left, and unlocks the catch mechanism 6 when turning right.
[0017]
On the other hand, the fourth lever (fourth member) 30 made of synthetic resin is supported so as to swing left and right and slide up and down around a lower pin portion 30 a that engages with the elongated hole 32 a of the base bracket 32. The side pin portion 30b of the fourth lever 30 is engaged with the pin hole 22c of the right arm portion 22b of the second lever 22, and the fourth lever 30 is rotated clockwise (see FIG. 1). Is moved downward, and when it is turned counterclockwise (see FIG. 3), it is moved upward.
[0018]
The upper pin portion 30c of the fourth lever 30 is engaged with the elongated hole 19c of the upper arm portion 19b of the first lever 19, and the fourth lever 30 is rotated when the first lever 19 is turned counterclockwise (see FIG. 1). Is turned to the left and to the right when turning right (see FIG. 4).
[0019]
The head portion 30d of the upper pin portion 30c of the fourth lever 30 faces the upper arm portion 26b of the third lever 26 when the fourth lever 30 moves downward (see FIG. 1), and is turned clockwise in this state. In this case, the upper arm 26b is pushed by the head 30d to turn the third lever 26 clockwise. Further, the head 30d is opposed to escape upward from the upper arm portion 26b of the third lever 26 when the fourth lever 30 is moved upward (see FIG. 3). Since the upper arm portion 26b cannot be pushed by the portion 30d , the head portion 30d is swung and the third lever 26 cannot be rotated clockwise.
[0020]
The head 30d of the upper pin portion 30c of the fourth lever 30 is formed in an oval shape that matches the width of the long hole 19c of the first lever 19, and the head 30d is fitted into the long hole 19c from the narrow portion. When the upper pin portion 30c is rotated together with the fourth lever 30 after being inserted, the upper pin portion 30c is prevented from coming off from the elongated hole 19c by the head portion 30d. Further, the lower pin portion 30a of the fourth lever 30 is formed in a clip shape, and when the lower pin portion 30a is fitted into the elongated hole 32a of the base bracket 32, the lower pin portion 30a is clipped from the elongated hole 32a. It is retained so that it does not fall out. As a result, the fourth lever 30 can be assembled simply by fitting into the first lever 19 and the base bracket 32.
[0021]
Next, operations of the catch mechanism 6 and the cancel mechanism 9 configured as described above will be described.
[0022]
As shown in FIG. 1, when the knob 7 is lowered to the lowered position D, the first lever 19 is rotated to the left and the fourth lever 30 is rotated to the left. Further, when the cancel lever 10 is rotated clockwise to the cancel release position U, the second lever 22 is rotated clockwise and the fourth lever 30 is moved downward.
[0023]
In this state, the catch mechanism 6 of the seat back 2A in the standing position is locked to the striker 5 of the vehicle body.
[0024]
Then, as shown in FIG. 2, when the knob 7 is pulled up to the lifting position U, the first lever 19 is rotated clockwise via the upper rod 17, and the fourth lever 30 is rotated clockwise by the upper pin portion 30c. As a result, the upper arm portion 26b is pushed by the head portion 30d of the fourth lever 30, and the third lever 26 is turned clockwise.
[0025]
Thereby, the catch mechanism 6 is unlocked and the seat back 2A can be moved forward.
[0026]
On the other hand, as shown in FIG. 3, when the cancel lever 10 is rotated counterclockwise to the cancel position D, the second lever 22 is rotated counterclockwise via the wire 21 and is engaged by the side pin portion 30b engaged with the pin hole 22c of the right arm portion 22b. The fourth lever 30 is moved up. With this upward movement, the head portion 30d of the fourth lever 30 escapes upward from the upper arm portion 26b of the third lever 26 and comes to face.
[0027]
As a result, as shown in FIG. 4, when the knob 7 is lifted to the lifting position U, the first lever 19 is rotated clockwise via the upper rod 17, and the fourth lever 30 is rotated clockwise by the upper pin portion 30c. However, since the upper arm portion 26b cannot be pushed by the head portion 30d of the fourth lever 30, the head portion 30d is swung and the third lever 26 cannot be rotated clockwise.
[0028]
Therefore, even if a person who has entered the vehicle interior from a door that has been forgotten to be keyed attempts to unlock the catch mechanism 6 by pulling up the knob 7 from the vehicle interior side, the catch mechanism 6 cannot be unlocked by operating the cancel mechanism 9. Therefore, the seat back 2A cannot be moved forward, and the luggage in the trunk room can be prevented from being stolen beforehand.
[0029]
Further, since the catch mechanism 6 and the cancel mechanism 9 are connected by the rods 17 and 25 and the levers 19, 12, 26, and 30 etc., the catch mechanism and the cancel mechanism have to be arranged separately from each other according to the layout. In such a case, the cancel mechanism 9 can be rationally connected to the catch mechanism 6.
[0030]
Furthermore, since the fourth lever 30 is made of synthetic resin, it is possible to suppress the generation of abnormal noise when the fourth lever 30 is rotated and when it slides.
[0031]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, in the anti-theft cancel structure of the present invention, when the second operation member on the trunk room side is cancelled, the fourth member causes the third member to swing the unlocking motion of the third member by the second member. Even if the first member on the passenger compartment side is unlocked and the fourth member is interlocked with the first member, the fourth member does not cause the third member to unlock, Since the seat back cannot be moved forward, the cancel mechanism can be rationally connected to the catch mechanism by each member even when the catch mechanism and the cancel mechanism are spaced apart from each other. It becomes like this.
[0032]
Also, the fourth member is a synthetic resin material, the upper pin section while retaining the elongated hole of the first member in the head, since it is configured to retaining the elongated hole of the base bracket with clips lower pin portion, It is possible to suppress the generation of abnormal noise during the rotation and sliding of the fourth member of the synthetic resin material, and it can be assembled to the first member and the base bracket with one touch.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a cancel mechanism according to the present invention, (A) a front view when canceling cancellation, and (B) a side view of (A).
FIGS. 2A and 2B are a front view and a side view, respectively, of FIG.
3A is a front view at the time of cancellation, and FIG. 3B is a side view of FIG.
FIG. 4 is a side view when the knob is pulled up at the time of cancellation.
FIG. 5 is an exploded perspective view of a cancel mechanism.
FIG. 6 is an exploded perspective view of a catch mechanism.
FIG. 7 is a rear perspective view of the seat back.
8A is a side view of an automobile seat, and FIG. 8B is a perspective view of a 6-to-4 split rear seat.
[Explanation of symbols]
2 Rear seat 2A Seat back 5 Striker 6 Catch mechanism 7 Knob (first operation member)
8 Through opening 9 Cancel mechanism 10 Cancel lever (second operating member)
14 Fork 15 Claw lever 19 First lever (first member)
22 Second lever (second member)
26 Third lever (third member)
30 Fourth lever (fourth member)

Claims

When the seat back 2A in the standing position locked to the striker 5 of the vehicle body by the catch mechanism 6 is unlocked and moved forward by the operation of the first operating member 7 inside the vehicle, the through opening of the rear trunk room is opened. In addition, the cancel mechanism 9 is disposed so as to be separated from the catch mechanism 6 and cancel the lock mechanism 6 so that it cannot be unlocked by the first operation member 7 by the operation of the second operation member 10 on the trunk room side. In the inverted rear seat back,
The cancel mechanism 9 is swung to the left and right around the support shaft 18 of the base bracket 32 in conjunction with the operation of the first operation member 7 , and the first member 19 is formed with a vertical hole 19 c in the arm portion 19 b. The second member 22 that is swung left and right about the support shaft 23 of the base bracket 32 in conjunction with the operation of the second operation member 10 and the support shaft 18 so that the catch mechanism 6 is locked and unlocked. The third member 26 pivoted to the center and formed with an arm portion 26b and the lower pin portion 30a engaged with the elongated hole 32a of the base bracket 32 are supported so as to swing left and right and slide up and down. , the side pin portion 30b is engaged with the pin hole 22c of the arm portion 22b of the second member 22, and fourth member 30 the upper pin portion 30c is engaged with the long hole 19c of the arm portion 19b of the first member 19 Consisting of
The fourth member 30 is made of a synthetic resin material, and the head portion 30d of the upper pin portion 30c is formed in an oval shape, and is rotated after being fitted into the elongated hole 19c of the first member 19 from a narrow width portion. The lower pin portion 30a is formed in a clip shape and is fitted into the elongated hole 32a of the base bracket 32 to prevent it from coming off with the head 30d.
The first member 19 is swung by the operation of the first operation member 7, the fourth member 30 is swung through the upper pin portion 30c, and the arm portion 26b is pushed by the head portion 30d of the upper pin portion 30c to thereby move the third member. While the catch mechanism 6 is unlocked by swinging 26,
The second member 22 is swung by the operation of the second operation member 10, the fourth member 30 is moved upward by the side pin portion 30b engaged with the pin hole 22c of the arm portion 22b, and the head portion 30d of the upper pin portion 30c. Escaping upward from the arm portion 26b of the third member 26, the first member 19 is swung by the operation of the first operation member 7, and the fourth member 30 is swung through the upper pin portion 30c. Further, the head mechanism 30d of the upper pin portion 30c swings the arm portion 26b of the third member 26 so that the third member 26 cannot be swung, so that the catch mechanism 6 cannot be unlocked. Anti-theft canceling structure for front-rear rear seat back.