JP3914518B2 - Concrete section pile - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート製節杭に関し、特に、コンクリート製節杭として必要な支持耐力を備えるとともに、節部に強いひび割れに対する耐力を備えるコンクリート製節杭に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
既製杭としては、通常のコンクリートパイルや鋼管パイル、鋼コンクリート複合パイル等の円筒状の既製杭のほかに、水平耐力よりむしろ周面支持力に優れたコンクリート製節杭等の摩擦杭がある。
コンクリート製節杭は、一般に、軸部に節部を設けるとともに、主筋及びフープ筋を配設した中空プレストレストコンクリート製のものが多く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のコンクリート製節杭においては、節部の補強が難しいことから、支持構造物から過大な圧縮力を受けた場合に、節部付け根に圧縮応力が集中し、節部外周に引張応力が生じることにより、節部付け根部での圧縮破壊や節部外周部での引張破壊が原因で、節部の破壊があるという問題があった。
また、杭基礎の高支持力化に伴い、杭体の材料強度、特に、コンクリート製節杭の節部の補強が不可欠である。
【0004】
本発明は、上記従来のコンクリート製節杭が有する問題点に鑑み、簡易な構造で節部を補強することにより、コンクリート製節杭として過大な圧縮力に対しても必要な支持耐力を備えて性能を保証するとともに、節部に強いひび割れに対する耐力を備えるコンクリート製節杭を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のコンクリート製節杭は、節部を有し、主筋及びフープ筋を配設したコンクリート製節杭の節部の外周に、円環状の補強体を配設したコンクリート製節杭において、円環状の補強体により、節部の上下の立ち上がり部を含む節部全体を被覆するようにしたことを特徴とする。
この場合、円環状の補強体を高強度繊維シートで構成し、これに結合材を含浸させて接着することにより配設することができる。
【0006】
本発明のコンクリート製節杭は、節部に、円環状の補強体を配設することから、節部の膨張を拘束することができ、これにより、簡易な構造で節部を補強し、節部におけるクラックの発生を効果的に防止することができる。
そして、円環状の補強体を、節部の外周に配設することにより、節部外周の引張応力による節部の膨張をより強固に拘束して、引張破壊を防止することができるとともに、円環状の補強体により、節部の上下の立ち上がり部を含む節部全体を被覆するようにすることにより、節部全体の膨張を一層強固に拘束して、引張破壊を防止することができる。
また、円環状の補強体を節部の外周に配設する場合において、高強度繊維シートを重ねたり、束ねる等して円環状の補強体を構成し、これに結合材を含浸させて接着することにより配設し、円環状の補強体の装着を容易に行うことができる。
【0007】
この場合において、節部の上下の立ち上がり部の曲率をR80mm以上とすることができる。
【0008】
これにより、節部の上下の立ち上がり部の曲率を大きくして、クラックが発生しやすい立ち上がり部の圧縮応力の応力集中を緩和し、より効果的にクラックの発生を防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のコンクリート製節杭の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
図1に、コンクリート製節杭の参考例を示す。
このコンクリート製節杭は、節状の突出部1を備えた複数の節部2を軸方向に有し、軸部3の内部に主筋4及びフープ筋10を配設した構造を有している。
そして、このコンクリート製節杭は、各節部2の主筋4の外周に、軸方向に複数本の鉄筋5を略均等に配設するとともに、各節部2の突出部1に、周方向に複数本の鉄筋6を配設するようにしている。
【0011】
また、このコンクリート製節杭は、各突出部1の上下の立ち上がり部7の曲率を、R80mm以上、好ましくは、R100mm以上と大きくしており、これにより、立ち上がり部7の曲率を大きくして、クラックが発生しやすい立ち上がり部7の圧縮応力の応力集中を緩和し、より効果的なクラック発生の防止効果を図っている。
このように、立ち上がり部7の曲率を、例えば、R100mmとした場合、コンクリート製節杭の節部径φ800mm、軸部径φ600mmとすれば、立ち上がり部7の軸断面積は約10%増加する。
なお、本参考例では、従来の立ち上がり部7’よりもコンクリートの厚みを増大させることにより、立ち上がり部7の曲率半径を大きくしている。
【0012】
この場合において、軸部3に配設された主筋4は、フープ筋10と接合することによりかご状に形成した鋼棒からなり、コンクリート製節杭の全長に亘って軸部3のコンクリート内に配設するようにしている。
なお、コンクリート製節杭は、主筋4にプレテンションを付加したプレストレストコンクリート構造とすることもできる。
【0013】
一方、軸方向の鉄筋5は、本参考例では、同じくフープ筋10と接合することによりかご状に形成されており、主筋4の外周に、主筋4との間にコンクリートが入る空隙を設けた状態で軸部3に配設するようにしている。
この軸方向の鉄筋5は、コンクリート製節杭のすべての節部2に配設することも可能であるが、必要な特定の節部2、例えば、クラックが発生しやすい杭両端より2〜3個の節部2にのみ配設することもできる。
また、この軸方向の鉄筋5の長さは、軸部径にもよるが、300〜500mm程度、その本数については、コンクリート製節杭の主筋4の本数と同じ程度〜半数程度とし、フープ筋10については、400N/mm2〜800N/mm2の高強度材とする。
さらに、この軸方向の鉄筋5とフープ筋10は、生コン投入の作業性やコンクリートかぶり厚さ確保などを考慮すると、軸部3の外周面から20mm以上内側に配設することが望ましい。
【0014】
また、周方向の鉄筋6は、円環状に形成された無端の鉄筋からなり、特に限定されるものではないが、本参考例では、各節部2の突出部1に2本ずつ配設するようにしている。
この周方向の鉄筋6は、コンクリート製節杭のすべての節部2に配設することも可能であるが、必要な特定の節部2、例えば、クラックが発生しやすい杭両端より2〜3個の節部2にのみ配設することもでき、各節部2当たりの配設本数は、1本乃至複数本とすることができる。
なお、本参考例では、周方向の鉄筋6を各節部2の突出部1に配設するようにしているが、その配設位置は、特に限定されず、例えば、主筋4から若干離した状態で配設することもできる。
また、本参考例では、周方向の鉄筋6と軸方向の鉄筋5とを組み合わせて配設するようにしているが、それぞれを単独で配設するようにして使用することも可能である。
【0015】
また、コンクリート製節杭の遠心力成形工程については、軸部3の内径側から節部2の外径側までが均一なコンクリート断面になるように、低スランプ生コンを用いてできるだけ低い遠心力で成形することが好ましい。
【0016】
かくして、本参考例のコンクリート製節杭は、節部2の主筋4の外周に、軸方向に複数本の鉄筋5を配設するとともに、節部2の突出部1に周方向の鉄筋6を配設したことから、周方向の鉄筋6による拘束力を高めるとともに、コンクリート製節杭の座屈を防止することができる。
【0017】
ところで、図1(a)、(b)に記載した参考例においては、軸方向の鉄筋5に真っ直ぐな鉄筋を用いるようにしたが、このほか、図1(c)に示す変形例のように、節部2の外形状に近似した形状で、かつ、端部を節部2の付け根より長く形成した鉄筋5を、この鉄筋5の突出部が節部2内に節部2の外形状に沿って位置するように配設することもできる。
これにより、節部2全体を拘束して引張破壊を防止することができる。
【0018】
図2に、コンクリート製節杭の第2参考例を示す。
このコンクリート製節杭は、節状の突出部1を備えた複数の節部2を軸方向に有し、軸部3の内部に主筋4を配設した構造を有している。
そして、このコンクリート製節杭は、各節部2の主筋4を、鋼管からなる補強鞘管11で覆うようにしている。
なお、補強鞘管11は、必要に応じて、フープ筋10と接合することにより、かご状に形成することができる。
【0019】
これにより、本参考例のコンクリート製節杭は、主筋4及び補強鞘管11による拘束力を高めるとともに、コンクリートの補強鞘管11に対する付着面積を増やして換算断面積を増大させることができ、これにより、簡易な構造で節部2を補強し、節部2におけるクラックの発生を効果的に防止することができる。
また、コンクリートの補強鞘管11鉄筋5、6に対する付着面積を増加させることにより、補強鞘管11とコンクリートとの緊密な一体化を図るとともに、補強鞘管11によりコンクリート製節杭の座屈を防止することができる。
【0020】
図3に、コンクリート製節杭の第3参考例を示す。
このコンクリート製節杭は、節状の突出部1を備えた複数の節部2を軸方向に有し、軸部3の内部に主筋4及びフープ筋10を配設した構造を有している。
そして、このコンクリート製節杭は、各節部2の主筋4の外周に、円環状の補強体として、周方向の複数の帯筋8を配設している。
【0021】
帯筋8は、無端の円環状に形成された帯状の鉄筋からなり、本参考例では、各節部2において、3本の帯筋8が節部2の中央部と上下の立ち上がり部とにそれぞれ配設するようにしている。
この帯筋8は、コンクリート製節杭のすべての節部2に配設することも可能であるが、必要な特定の節部2、例えば、クラックや節部外周の引張応力による主筋4の座屈の発生しやすい杭両端より2〜3個の節部2にのみ配設することもでき、また、各節部2当たりの配設本数は、1本乃至複数本とすることができる。
なお、この帯筋8を、第1参考例で説明した周方向の鉄筋6と組み合わせて配設することも可能であり、また、帯筋8は、本参考例では、主筋4に溶接等により固定した状態で配設しているが主筋に沿わせることもできるし、第1参考例の軸方向の鉄筋5のように主筋4から離した状態で配設することもできる。
また、帯筋8に所定の間隔をあけて複数の透孔(図示省略)を形成することにより、コンクリートとの緊密な一体化を図ることもできる。
そして、このように、節部2の主筋4の外周に、円環状の補強体として、周方向の帯筋8を配設することにより、節部2の膨張を拘束することができ、これにより、簡易な構造で節部を補強し、節部2におけるクラックの発生を効果的に防止することができるとともに、節部外周の引張応力による主筋4の座屈を防止することができる。
【0022】
ところで、図3(a)に記載した参考例においては、帯筋8を、節部2の中央部と上下の立ち上がり部とにそれぞれ配設するようにしているが、これに限定されず、図3(b)に示す変形例のように、帯筋8を、節部2の中央部のみに配設するようにしたり、図3(c)に示す変形例のように、帯筋8を、上下の立ち上がり部のみに配設することもできる。
【0023】
また、上記参考例においては、円環状の補強体(帯筋8)は、主筋4の外周に密着して配設するようにしたが、固定したり、沿わせせる等、配設状態はこれに限定されず、図4(a)に示す第4参考例のコンクリート製節杭のように、主筋4の外周に間隔をあけて配設するようにしたり、図4(b)に示す変形例のコンクリート製節杭のように、節部2内に配設することができる。
このほか、円環状の補強体(帯筋8)は、図5に示す第5参考例のコンクリート製節杭のように、節部2の最外周に配設することもでき、この場合、第5参考例のコンクリート製節杭のように、コンクリート製節杭の製造時に帯筋8を一体に取り付けるようにする(一体成型する)ほか、図6(a)に示す変形例のコンクリート製節杭のように、円環状の補強体を帯筋8で構成し、これを焼嵌(内径を節部2の外径と略同径に形成した帯筋8を加熱することにより膨張させた状態で、節部2の外周に外嵌し、その後、帯筋8が冷めて収縮することにより、帯筋8が節部2を締め付けた状態で固定される方法)により配設することにより、節部外周の引張応力による節部の膨張を一層強固に拘束して、引張破壊を防止することができるようにしたり、円環状の補強体を固定用バンド(図示省略)で構成し、これをボルトやターンバックル等で固定して締め付けることにより配設するようにしたり、図6(b)に示す本発明の一実施例のコンクリート製節杭のように、円環状の補強体を炭素繊維やアラミド繊維等の高強度繊維を重ねたり、束ねる等してシート状に形成した高強度繊維シート8Aで構成し、これにエポキシ樹脂等の結合材を含浸させて接着する(節部2の周囲にFRP製の補強体を形成する)ことにより配設することができる。
この場合、図6(b)に示す実施例のコンクリート製節杭のように、円環状の補強体(高強度繊維シート8A)により、節部2の上下の立ち上がり部を含む節部全体を被覆するようにすることにより、節部2全体の膨張を一層強固に拘束して、引張破壊を防止することができる。
なお、円環状の補強体としては、帯筋8(帯筋8の本数、幅、厚さ、強度等は、コンクリート製節杭の径や使用状態に応じて設計することができる。具体的には、図5〜図6に示す実施例及び参考例の場合、帯筋8には、厚さ3.0〜10.0mm程度の鋼板を好適に用いることができる。)のほか、丸形鉄筋や角筋等を適宜用いることができる。
また、帯筋(補強体)は、円環状のほか、一部切り欠いたC形状や螺旋形状とすることもできる。
【0024】
また、このコンクリート製節杭は、節部2の上下の立ち上がり部7の曲率を、R80mm以上、好ましくは、R100mm以上と大きくしており、これにより、立ち上がり部7の曲率を大きくして、クラックが発生しやすい立ち上がり部7の圧縮応力の応力集中を緩和し、より効果的なクラック発生の防止効果を図っている。
【0025】
かくして、本実施例のコンクリート製節杭(参考例のコンクリート製節杭も同じ。)は、節部2の主筋4の外周に、円環状の補強体として、周方向の帯筋8を配設したことから、帯筋8による拘束力を一層高めるとともに、コンクリートの鉄筋8に対する付着面積を増やして換算断面積を増大させることができ、これにより、簡易な構造で、節部2外周の引張応力による節部2の膨張を拘束して節部2を補強し、節部2におけるクラックの発生を効果的に防止し、引張破壊を防止することができる。
また、コンクリートの鉄筋8に対する付着面積を増加させることにより、鉄筋8とコンクリートとの緊密な一体化を図るとともに、鉄筋8の増加によりコンクリート製節杭の座屈を防止することができる。
【0026】
図7に、コンクリート製節杭の第6参考例を示す。
このコンクリート製節杭は、節状の突出部1を備えた複数の節部2を軸方向に有し、軸部3の内部に主筋4を配設した構造を有している。
そして、このコンクリート製節杭は、節部2の主筋4に、所要拡径した複数の大径部9を設けている。
この大径部9は、PC鋼棒からなる主筋4を部分的に高周波で加熱して、軸方向に押圧するヘディング加工等によって形成することができる。
大径部9の外径は、特に限定されるものではないが、主筋4の1.2〜2.0倍程度とし、大径部9同士のピッチは、主筋4の外径の5倍前後とすることができる。
また、この大径部9は、コンクリート製節杭のすべての節部2に形成することも可能であるが、必要な特定の節部2、例えば、クラックが発生しやすい杭両端より2〜3個の節部2にのみ、また、特に、節部2の上下の立ち上がり部7に対応する位置に形成することができ、さらに、この主筋4の大径部9の構成と、第1参考例で説明した周方向の鉄筋6の構成とを組み合わせて用いることも可能である。
【0027】
また、このコンクリート製節杭は、節部2の上下の立ち上がり部7の曲率を、R80mm以上、好ましくは、R100mm以上と大きくしており、これにより、立ち上がり部7の曲率を大きくして、クラックが発生しやすい立ち上がり部7の圧縮応力の応力集中を緩和し、より効果的なクラック発生の防止効果を図っている。
【0028】
かくして、本参考例のコンクリート製節杭は、節部2の主筋4に所要拡径した大径部9を設けたことから、コンクリートの主筋4に対する付着面積を増加して換算断面積を増大させることができ、これにより、簡易な構造で節部2を補強し、節部2におけるクラックの発生を効果的に防止することができる。
また、コンクリートの主筋4に対する付着面積を増加させることにより、主筋4とコンクリートとの緊密な一体化を図るとともに、大径部9による主筋4の断面積の増加によりコンクリート製節杭の座屈を防止することができる。
【0029】
以上、本発明のコンクリート製節杭について、その実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、参考例に記載した構成を適宜組み合わせる等、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
【0030】
【発明の効果】
本発明のコンクリート製節杭は、節部に、円環状の補強体を配設することから、節部の膨張を拘束することができ、これにより、簡易な構造で節部を補強し、節部におけるクラックの発生を効果的に防止することができる。
そして、円環状の補強体を、節部の外周に配設することにより、節部外周の引張応力による節部の膨張をより強固に拘束して、引張破壊を防止することができるとともに、円環状の補強体により、節部の上下の立ち上がり部を含む節部全体を被覆するようにすることにより、節部全体の膨張を一層強固に拘束して、引張破壊を防止することができる。
【0031】
また、円環状の補強体を節部の外周に配設する場合において、高強度繊維シートを重ねたり、束ねる等して円環状の補強体を構成し、これに結合材を含浸させて接着することにより配設し、円環状の補強体の装着を容易に行うことができる。
【0032】
また、節部の上下の立ち上がり部の曲率をR80mm以上とすることにより、節部の立ち上がり部の曲率を大きくして、クラックが発生しやすい立ち上がり部の圧縮応力の応力集中を緩和し、より効果的にクラックの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンクリート製節杭の第1参考例を示し、(a)は要部の断面図、(b)は節部の立ち上がり部の拡大断面図、(c)は第1参考例の変形例の要部の断面図である。
【図2】 コンクリート製節杭の第2参考例を示す部分断面図である。
【図3】 コンクリート製節杭の第3参考例を示し、(a)は部分断面図、(b)、(c)は第3参考例の変形例の要部の断面図である。
【図4】 コンクリート製節杭の第4参考例を示し、(a)は部分断面図、(b)は第4参考例の変形例の要部の断面図である。
【図5】 コンクリート製節杭の第5参考例を示す部分断面図である。
【図6】 (a)はコンクリート製節杭の第5参考例の変形例を示す部分断面図、(b)は本発明のコンクリート製節杭の一実施例を示す部分断面図である。
【図7】 コンクリート製節杭の第6参考例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 突出部
2 節部
3 軸部
4 主筋
5 軸方向の鉄筋
6 周方向の鉄筋
7 節部の立ち上がり部
8 帯筋(補強体)
8A 高強度繊維シート(補強体)
9 大径部
10 フープ筋
11 補強鞘管[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a concrete joint pile, and more particularly, to a concrete joint pile having a supporting strength necessary for a concrete joint pile and having a strength against a strong crack in a joint.
[0002]
[Prior art]
As the ready-made piles, there are friction piles such as concrete-made piles having excellent peripheral bearing capacity rather than horizontal proof stress, in addition to cylindrical ready-made piles such as normal concrete piles, steel pipe piles, and steel-concrete composite piles.
Generally, the concrete joint pile is made of hollow prestressed concrete in which a shaft portion is provided with a joint portion and a main reinforcement and a hoop reinforcement are arranged.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the above-mentioned conventional concrete joint piles, it is difficult to reinforce the joints, so when an excessive compressive force is applied from the support structure, the compressive stress is concentrated at the joints of the joints and pulled around the joints. Due to the stress, there has been a problem that there is a failure of the node due to a compression failure at the base of the node and a tensile failure at the outer periphery of the node.
In addition, as the pile foundation becomes more supportive, it is indispensable to reinforce the material strength of the pile body, particularly the joints of concrete joint piles.
[0004]
In view of the problems of the above-mentioned conventional concrete joint piles, the present invention provides the support strength necessary for an excessive compressive force as a concrete joint pile by reinforcing the joints with a simple structure. An object of the present invention is to provide a concrete joint pile that guarantees performance and has resistance to strong cracks at the joint.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the concrete joint pile of the present invention has a joint, and an annular reinforcing body is disposed on the outer periphery of the joint of the concrete joint pile including the main reinforcement and the hoop reinforcement. The concrete joint pile is characterized in that the entire joint including the upper and lower rising parts of the joint is covered with an annular reinforcing body .
In this case, it is possible to dispose the annular reinforcing member by forming it with a high-strength fiber sheet and impregnating the bonded reinforcing material .
[0006]
The concrete joint pile according to the present invention is provided with an annular reinforcing body at the joint, so that the expansion of the joint can be restrained, thereby reinforcing the joint with a simple structure. It is possible to effectively prevent the occurrence of cracks in the part.
Then, the reinforcement of the annular by disposed around the node portions, and more firmly restrain the expansion of the knurl by tensile stress knuckles periphery, with a tensile fracture can be prevented, circles By covering the entire node portion including the upper and lower rising portions of the node portion with the annular reinforcing body, the expansion of the entire node portion can be more firmly restrained and the tensile failure can be prevented .
Further, when an annular reinforcing body is disposed on the outer periphery of the node portion, an annular reinforcing body is formed by stacking or bundling high-strength fiber sheets , and this is impregnated with a binder and bonded. Therefore, it is possible to easily mount the annular reinforcing member.
[0007]
In this case, the curvature of the rising portions above and below the node portion can be R80 mm or more.
[0008]
Thereby, the curvature of the rising part at the top and bottom of the node part can be increased, the stress concentration of the compressive stress at the rising part where cracks are likely to occur can be relaxed, and the generation of cracks can be prevented more effectively.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, embodiments of a concrete joint pile according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0010]
Fig. 1 shows a reference example of a concrete joint pile .
This concrete joint pile has a structure in which a plurality of
And this concrete-made joint pile arrange | positions the
[0011]
Moreover, this concrete joint pile is making curvature of the
Thus, when the curvature of the rising
In this reference example , the radius of curvature of the rising
[0012]
In this case, the
In addition, the concrete joint pile can also be made into the prestressed concrete structure which added the pretension to the
[0013]
On the other hand, the
The
The length of the reinforcing
Furthermore, it is desirable that the
[0014]
Further, the
The
In this reference example , the
Further, in this reference example , the
[0015]
Moreover, about the centrifugal force shaping process of the concrete joint pile, with the lowest possible centrifugal force using a low slump raw concrete so that the concrete section is uniform from the inner diameter side of the
[0016]
Thus, in the concrete-made joint pile of this reference example , a plurality of reinforcing
[0017]
By the way, in the reference example described in FIGS. 1A and 1B, a straight reinforcing bar is used for the axial reinforcing
Thereby, the
[0018]
FIG. 2 shows a second reference example of a concrete joint pile .
This concrete joint pile has a structure in which a plurality of
And this concrete joint pile covers the
In addition, the reinforcement sheath pipe |
[0019]
Accordingly, the concrete joint pile of the present reference example can increase the binding force by the
In addition, by increasing the adhesion area of the reinforcing
[0020]
FIG. 3 shows a third reference example of a concrete joint pile .
This concrete joint pile has a structure in which a plurality of
In this concrete-made joint pile, a plurality of circumferential reinforcing
[0021]
The
The
It is also possible to arrange the
Further, by forming a plurality of through holes (not shown) at predetermined intervals in the
In this way, by disposing the
[0022]
By the way, in the reference example shown in FIG. 3A, the
[0023]
In the above reference example , the annular reinforcing body (strand 8) is arranged in close contact with the outer periphery of the
In addition, reinforcement of annular (hoop 8), as the concrete section piles fifth reference example shown in FIG. 5, can also be arranged in the outermost
In this case, like the concrete joint pile of the embodiment shown in FIG. 6 (b), the entire node portion including the upper and lower rising portions of the
In addition, as an annular | circular shaped reinforcement body, the strip 8 (the number, width, thickness, strength, etc. of the
Further, the band (reinforcing body) can be formed in a C shape or a spiral shape with a part cut away in addition to an annular shape.
[0024]
Further, this concrete joint pile has a curvature of the rising
[0025]
Thus, in the concrete joint pile of the present embodiment (the same is true for the concrete joint pile of the reference example ), a
Further, by increasing the adhesion area of the concrete to the reinforcing
[0026]
FIG. 7 shows a sixth reference example of the concrete joint pile .
This concrete joint pile has a structure in which a plurality of
The concrete joint pile is provided with a plurality of large-
The large-
The outer diameter of the
Moreover, although this
[0027]
Further, this concrete joint pile has a curvature of the rising
[0028]
Thus, the concrete joint pile of this reference example is provided with the large-
Further, by increasing the adhesion area of the concrete to the
[0029]
Above, such as the concrete section pile of the present invention have been described based on the embodiments, the present invention is not limited to the configuration described in the above embodiment, combining the configurations described in reference example appropriately, The configuration can be changed as appropriate without departing from the spirit of the invention.
[0030]
【The invention's effect】
The concrete joint pile according to the present invention is provided with an annular reinforcing body at the joint, so that the expansion of the joint can be restrained, thereby reinforcing the joint with a simple structure. It is possible to effectively prevent the occurrence of cracks in the part.
Then, the reinforcement of the annular by disposed around the node portions, and more firmly restrain the expansion of the knurl by tensile stress knuckles periphery, with a tensile fracture can be prevented, circles By covering the entire node portion including the upper and lower rising portions of the node portion with the annular reinforcing body, the expansion of the entire node portion can be more firmly restrained and the tensile failure can be prevented .
[0031]
Further, when an annular reinforcing body is disposed on the outer periphery of the node portion, an annular reinforcing body is formed by stacking or bundling high-strength fiber sheets , and this is impregnated with a binder and bonded. Therefore, it is possible to easily mount the annular reinforcing member.
[0032]
In addition, by making the curvature of the rising part above and below the node part R80 mm or more, the curvature of the rising part of the node part is increased and the stress concentration of the compressive stress at the rising part where cracks are likely to occur is alleviated and more effective. Generation of cracks can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a first reference example of a concrete joint pile , where (a) is a cross-sectional view of an essential part, (b) is an enlarged cross-sectional view of a rising part of the node part, and (c) is a modification of the first reference example . It is sectional drawing of the principal part of an example.
FIG. 2 is a partial cross-sectional view showing a second reference example of a concrete joint pile .
FIGS. 3A and 3B show a third reference example of a concrete joint pile, where FIG. 3A is a partial cross-sectional view, and FIGS. 3B and 3C are cross-sectional views of a main part of a modification of the third reference example.
4A and 4B show a fourth reference example of a concrete joint pile, where FIG. 4A is a partial cross-sectional view, and FIG. 4B is a cross-sectional view of a main part of a modification of the fourth reference example.
FIG. 5 is a partial cross-sectional view showing a fifth reference example of a concrete joint pile .
6A is a partial sectional view showing a modification of the fifth reference example of the concrete joint pile, and FIG. 6B is a partial sectional view showing an embodiment of the concrete joint pile of the present invention.
FIG. 7 is a partial cross-sectional view showing a sixth reference example of a concrete joint pile .
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
8A High-strength fiber sheet (reinforcing body)
9
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