JP3913322B2 - Connecting device and spectacle frame using the same - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、連結装置及びこれを用いた眼鏡枠に係り、更に詳しくは、眼鏡枠のテンプルを智に連結する場合等に用いて好適な連結装置及びこの連結装置を用いて少なくとも一方のテンプルが智に回動可能に連結された眼鏡枠に関する。
【0002】
【従来の技術】
眼鏡枠のテンプルを智に回動可能に連結する丁番や、レンズ枠の固定、あるいはノーズパッドの取付けなど各種眼鏡部品の取付けには、通常、小さなねじが用いられている。
【0003】
例えば、従来の丁番は、1枚駒を2枚駒で挟んだ状態で両者をねじで連結し、締め込むことで、一枚駒と2枚駒との間に圧力を掛け、この圧力を垂直抗力として生ずる1枚駒と2枚駒との間の摩擦力をテンプルを開閉する際の丁番の開閉抵抗としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の丁番にあっては、ねじの締込み量(締め加減)を調整することにより、テンプルを開閉する際の丁番の開閉抵抗を調整していたが、この調整には困難を伴っていた。
【0005】
すなわち、前記ねじが非常に小径であり、このねじが螺合するねじ孔が形成された丁番の構成部品やナット等が小さいため、前記ねじは2〜3山程度しかねじ孔に螺合させることができない上、眼鏡の丁番は頻繁に開閉されるため、ねじは非常に緩み易かった。そして、一旦ねじが緩むと開閉抵抗が失われ、テンプルがいわゆるバタバタの状態になり、任意の角度で停止させることができず、取扱いが不便になるという不都合があった。
【0006】
確かに、ねじを多少長めに形成して、比較的厚めのナットを用いてねじを強固に締め付けたり、あるいはねじ山に接着剤を塗布して螺合することにより緩み止めを確実にすることも可能である。しかし、前者の場合は、締め付け力が強すぎると、1枚駒と2枚駒との間の摩擦力が大きくなり、両者間の摺動部でかじり現象が発生する。特にチタン材の場合はかじりが激しく、丁番が開閉不能となってしまうので、この摺動面に洋白(洋銀)のワッシャを用いてかじりを防止しているのが現状である。一方、後者の場合は、眼鏡部品を補修・交換する際に、ねじを取り外すことが困難になるという不都合があった。
【0007】
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、長期間に渡り適度な開閉抵抗を維持することができ、かつ連結部相互間の摩擦によりかじり現象が発生することがなく、しかも部品交換の際には、容易に分解が可能な連結装置を提供することにある。
【0008】
また、本発明の第2の目的は、適度なテンプルの開閉抵抗を長期間に渡って維持することができ、しかも智に対するテンプルの取付け及び交換が容易な眼鏡枠を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、第1の観点からすると、同軸の連結孔(24c、24d)がそれぞれ形成された少なくとも2つの第1の連結部(24a、24b)が設けられた第1部材(24)と、前記連結孔(24c、24d)に対応して連結孔(26b)が形成された第2の連結部(26a)が設けられた第2部材(26)と、前記第1の連結部(24a、24b)の間に前記第2の連結部(26a)を噛み合わせた状態で、前記各連結孔(24c、26b、24d)を介して前記第1部材(24)と第2部材(26)とを相対的に回動可能に連結する軸部材とを備えた連結装置において、前記軸部材が、前記第1の連結部(24a、24b)の連結孔(24c、24d)と前記第2の連結部(26a)の連結孔(26b)とに挿入あるいは圧入される円筒状の弾性スリーブ(28)と、当該弾性スリーブの内部に圧入される前記弾性スリーブの内径より大きな外径を有するピン(30)とから成り、前記ピンの長手方向端部が端に行くにつれて細くなるようなテーパ状に形成されており、前記軸部材は、前記第1の連結部(24a、24b)の連結孔(24c、24d)と前記第2の連結部(26a)の連結孔(26b)とに挿入あるいは圧入された前記弾性スリーブ(28)に、前記ピン(30)が貫通状態で圧入可能で、当該圧入状態では前記弾性スリーブ(28)が前記第1の連結部(24a,24b)の連結孔(24c,24d)の内周面と前記第1の連結部(24a,24b)の連結孔(24c,24d)の内周面よりも面積が大きい前記第2の連結部(26a)の連結孔(26b)の内周面とに対して放射方向の付勢力を付与することを特徴とする。
【0010】
これによれば、軸部材が、円筒状の弾性スリーブとピンとから成り、第1の連結部の連結孔と第2の連結部の連結孔とに挿入あるいは圧入された弾性スリーブに、ピンを貫通状態で圧入可能で、当該圧入状態では弾性スリーブが第1の連結部の連結孔の内周面と第1の連結部の連結孔の内周面よりも面積が大きい第2の連結部の連結孔の内周面と
に対して放射方向の付勢力を付与することから、第1部材と第2部材とを相対的に回動させる際に、軸部材の外周面と連結孔の内周面との間に摩擦力が生じ、この摩擦力が第1部材と第2部材との開閉抵抗として作用する。従って、第1の連結部と第2の連結部との相互間に圧力をかけて開閉抵抗を生じさせる必要がなくなるので、第1の連結部と第2の連結部相互間にかじり現象が発生するおそれもない。
【0011】
また、第1部材に設けられた少なくとも2つの第1の連結部の間に第2部材に設けられた第2の連結部を噛み合わせた状態で、第1の連結部に設けられた連結孔と第2の連結部に設けられた連結孔とに貫通状態で軸部材を圧入するだけで、第1部材と第2部材との連結が可能になる一方、軸部材を第1の連結部に設けられた連結孔と第2の連結部に設けられた連結孔から取り外すだけで第1部材と第2部材とを容易に分離できる。また、軸部材が前記第1の連結部の連結孔と前記第2の連結部の連結孔とに挿入あるいは圧入される円筒状の弾性スリーブと、当該弾性スリーブの内部に圧入される前記弾性スリーブの内径より大きな外形を有するピンとから成り、前記ピンの長手方向端部が端に行くにつれて細くなるテーパ状に形成されていることから、ピンの外径がスリーブの内径より幾分大きくなっていても、ピンの弾性スリーブへの圧入を円滑に行うことができる。また、第2の連結部の連結孔の内周面が、第1の連結部の連結孔の内周面よりも面積が大きく設定されているので、弾性スリーブの第1の連結部に対する接触面積よりも、第2の連結部に対する接触面積の方が大きくなり(従って、第2の連結部と弾性スリーブとの間の摩擦力が、第2の連結部と弾性スリーブとの間に生ずる摩擦力より大きくなり)、弾性スリーブは、第1の連結部と一体的に第2の連結部に対して相対回転し、より安定して開閉抵抗を持続させることができる。
【0012】
この場合において、請求項2に記載の発明の如く、前記弾性スリーブ(28)が樹脂製であることとすることができる。
【0014】
本発明は、第2の観点からすると、智(20A,20B)に回動可能に連結された一対のテンプル(14A、14B)を備えた眼鏡枠において、前記一対のテンプルの少なくとも一方が、本発明の連結装置(22)を用いて前記智に回動可能に連結されていることを特徴とする。
【0015】
これによれば、上記連結装置の奏する作用により、適度なテンプルの開閉抵抗を長期間に渡って維持することができ、しかも智に対するテンプルの取付け及び交換が容易になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図1ないし図6に基づいて説明する。
【0017】
図1には、本発明に係る連結装置が、テンプルを智に連結する丁番に適用された一実施形態の眼鏡枠10の斜視図が示されている。
【0018】
眼鏡枠10は、眼鏡枠本体(メタルフレーム)12と、この眼鏡枠本体12に連結装置としての丁番22をそれぞれ介して回動可能(開閉可能)に連結された一対のテンプル14A、14Bとを備えている。
【0019】
眼鏡枠本体12は、通常と同様に、不図示の玉型を保持するための一対のリム16A、16Bと、これらのリム16A、16Bを左右対称の位置関係となるように接続し固定するブリッジ18と、前記リム16A、16Bの内側部分にそれぞれ設けられたパッド19と、リム16A、16Bの外側部分にそれぞれ固定された一対の曲り智(以下、適宜「智」という)20A、20Bとを有している。そして、これらの智20A、20Bの後端に、後述する丁番22をそれぞれ介してテンプル14A、14Bが連結されている。テンプル14A、14Bとしては、メタル製(例えばチタン製)でテンプルエンドに先セルが装着された半掛タイプのものが使用されている。
【0020】
次に、一方のテンプル14Bを智20Bに連結する連結装置としての丁番22の構成等を図2ないし図3に基づいて説明する。図2には、丁番22近傍の分解斜視図が示されている。この図2に示されるように、丁番22は、智20Bに溶接され、第1の連結部としての2枚の駒24a、24bが一体的に形成された第1部材としての第1の蝶部24と、テンプル14Bに溶接され、蝶部24に形成された2枚の駒24a、24bの間に噛み合わせ可能な第2の連結部としての駒26aが形成された第2部材としての第2の蝶部26と、前記駒24a、26a、24bにそれぞれ形成された連結孔24c、26b、24dに挿入可能な弾性スリーブとしての樹脂製の円筒スリーブ(以下、「スリーブ」という)28と、このスリーブ28の内径より幾分大きな外径を有する円柱状の金属製のピン30とから構成される。
【0021】
この内、第1の蝶部24の2枚の駒24a、24bは同一形状及び同一寸法に形成され、これらの駒24a、24bにそれぞれ形成された連結孔24c、24dは、同心で同一径となっている。また、第2の蝶部26の駒26aに形成された連結孔26bは、連結孔24c、24dの内径と同一の内径とされている。さらに、スリーブ28の外径は、ここでは、連結孔24c、24d、26bの内径とほぼ同一になっている。
【0022】
ここで、上記丁番22の組み立て手順、すなわちテンプル14Bを智20Bに取り付ける際の手順を簡単に説明する。
【0023】
まず、連結孔24c、24d、26bが一致するように、第1の蝶部24の2枚の駒24c、24dと第2の蝶部26の駒26aとを噛み合わせる。この状態で、上方(又は下方)からスリーブ28を例えば連結孔24c、26b、24d(又は連結孔24d、26b、24c)の順に挿入する。このようにして、スリーブ28により第1の蝶部24と第2の蝶部26とが連結された状態が図3に示されている。
【0024】
次いで、図3中に矢印Aで示されるように、スリーブ28の内部に、ピン30を圧入する。この圧入は、例えば、不図示のハンマー等でピン30の上端を叩きながら行う。この場合、ピン30の外径は、スリーブ28の内径より幾分大きくなっているため、上記の圧入を円滑に行うために、ピン30の長手方向の両端部近傍が端に行くにつれて細くなるようにテーパ状に形成されている。
【0025】
上記のようにして、ピン30がスリーブ28内に圧入された状態が、図4に示されている。この図4の状態では、スリーブ28の内周面には放射方向に広げようとする放射方向の圧力(図4中の符号N参照)が全面に作用し、これによりスリーブ28の外周面が連結孔24c、26b、24dの内周面に所定圧力で圧接されている。このため、第2の蝶部26を第1の蝶部24に対して相対的に回動させようとすると、スリーブ28の外周面と連結孔24c、26b、24dの内周面との間に作用する圧力Nを垂直抗力とする摩擦力が生じ、この摩擦力が丁番22の開閉抵抗となる。
【0026】
この開閉抵抗、すなわち上記摩擦力は、スリーブ28の外周面と連結孔24c、26b、24dの内周面との間に作用する圧力を調整したり、スリーブ28の外周面と連結孔24c、26b、24dの内周面との間の摩擦係数を調整したりすることにより、所望の値に設定することが可能である。前者の圧力の調整は、例えば、ピン30の外径を変更することにより行うことができ、後者の摩擦係数の調整は、例えば、駒24、26の材質を変更すること等により行うことができる。
【0027】
なお、上記の説明から明らかなように、本実施形態では、スリーブ28及びピン30によって軸部材が構成されている。
【0028】
ところで、発明者が数多くの実験を行った結果、スリーブ28は、駒26aのような1枚駒と一体的に、駒24a、24bのような2枚駒に対して相対回転した方が、より長期間に渡り安定した開閉抵抗が得られることが判明した。
【0029】
ピン30をスリーブ28の内部に圧入することで、スリーブ28の長手方向中央部は放射方向(半径方向)に圧縮され、図4に示されるように、その内部応力によりスリーブ28は上下方向へ伸長され、スリーブ28の上下端は連結孔24c、24dの内周面から開放され柔軟に外に広がろうとしている。この開放部でスリーブ28を回転させる、すなわち2枚駒24a、24bに対しスリーブ28を駒26aが設けられた蝶部26と一体で回転させるため、本実施形態では、駒24a、24bの厚さの合計より駒26aの厚さの方が幾分厚く設定されている。これにより、スリーブ28の駒24a、24bに対する接触面積よりも、駒26aに対する接触面積の方が大きくなり(従って、駒26aとスリーブ28との間の摩擦力が、駒24a、24bとスリーブ28との間に生ずる全摩擦力より大きくなり)、スリーブ28は、駒26aと一体的に駒24a、24bに対して相対回転し、より安定して開閉抵抗を持続させることができる。
【0030】
他方のテンプル14Aも上述と全く同様の構成の丁番22を介して智20Aに接続されているので、詳細な説明は省略する。
【0031】
次に、テンプルを交換する等のため、丁番22を分解する際の手順について説明する。この丁番22の分解には、例えば図5に示されるような治具50が用いられる。この治具50は、断面コ字状の本体部52を備えており、その一方(図5における下方)の対向片部は受け台52Aとされている。この受け台52Aには、図5における上下方向が開放され、その幅寸法がスリーブピン28の外径より僅かに大きなU字状の溝54が形成されている。また、受け台52Aの溝54に対向して他方(図5における上方)の対向片部には、上下方向のねじ孔が形成され、このねじ孔に雄ねじ56が螺合している。この雄ねじ56の溝54と反対側の端部には、つまみ58が一体的に固定されており、溝54側の端部には、スリーブ28とほぼ同一径の小径部57が形成されている。この小径部57の軸方向の寸法は、スリーブ28の長さより僅かに大きく設定されている。この小径部57の端部にはピン30より幾分小径のシャフト60が設けられている。
【0032】
上記のようにして構成された治具50を用いて丁番22を分解するには、受け台52Aの溝54の真上に丁番22を位置させるようにして、眼鏡枠10を受け台52A上に置き、つまみ58を矢印B方向に廻して雄ねじ56を下方にねじ込み、シャフト60の先端をピン30の端面にあて、更につまみ58を廻して雄ねじ56を下方にねじ込んでいけば、ピン30を抜き取ることができる。そして、ピン30の抜き取り完了後、さらにつまみ58を廻して雄ねじ56を下方にねじ込んでいけば、小径部57の端面がスリーブ28の端面に当たる。そして、さらにつまみ58を廻して雄ねじ56を下方にねじ込むことにより、スリーブ28が第1、第2の蝶部24、26から外れ、つまみ58を前と反対に廻して雄ねじ56を所定量上方に戻すことにより、シャフト60、小径部57が第1、第2の蝶部24、26から外れて、丁番22の分解が完了する。このように治具50によると、つまみ58を廻すだけで、丁番22を簡単に分解することができる。なお、ピン60をぬい針のような先の細い工具で取り外した後、ドライバーの先などで押し込むことにより、スリーブ28を取り外すことも可能である。
【0033】
以上説明したように、本実施形態によると、丁番22を構成する第1の蝶部24と第2の蝶部26との開閉抵抗を駒24a、24bと駒26aとの間の摩擦力によらず、スリーブ28と駒24a、24bとの間、より具体的には、スリーブ28の外周面と駒24a、24bにそれぞれ形成された連結孔24c、24dの内周面との間の摩擦力によって発生させるようになっていることから、第1の蝶部24と第2の蝶部26との間にカジリ現象が発生することがなく、また樹脂製のスリーブ28は弾性を有しているので、摩耗した場合の抵抗の低下も最小限に抑さえることができる。従って、丁番22の開閉抵抗、すなわちテンプル14A、14Bの開閉抵抗を長期間に渡って安定して維持することができる。また、スリーブ28が樹脂製であるため適度な潤滑性を有しているため、給油がなくても円滑な丁番22の開閉が持続し、摩耗も少ない。
【0034】
また、テンプル14A、14Bを眼鏡枠本体12に取り付ける際には、丁番22を構成する第1の蝶部24の駒24a、24bと第2の蝶部26の駒26aとを噛み合わせた状態で、スリーブ28を連結孔24c、26b、24dに順次挿入した後、ピン30をスリーブ28内に圧入するだけで良く、従来例のような調整は不要である。一方、部品交換の際等には、丁番22は、前述の如くして、ピン30、スリーブ28を順次取り外すことにより、容易に分解することができる。従って、眼鏡枠本体12に対するテンプル14A、14Bの取付け及び交換を容易行なうことができる。
【0035】
なお、従来の丁番はねじの締め加減で必要な開閉抵抗を得るため、図6(A)に示されるように、2枚駒を有する蝶部124は上下に変形しやすい形状とスリ割り(破線部参照)の配置(位置,角度)が設定されていた。これに対し、本実施形態に係る丁番22では、前記の如く、駒24a、24bと駒26aとの間に構造上の連結力が不要であるため、例えば2枚の駒24a、24b及びこれらを備えた第1の蝶部24の形状等の設計の自由度が増し、図6(B)に示されるように、容易に変形しない形状とスリ割り角度を設定することができる。すなわち、本実施形態では、第1の蝶部24は、その形状としては従来のようなクビレ部を無くし、連結孔の中心により近い部分にスリ割り(破線部参照)を入れ、これらの工夫により丁番強度を向上させることができる。
【0036】
また、本実施形態では、フランジの無い円筒状のスリーブ28、フランジの無い円柱状のピン30が用いられているので、丁番22の分解の際には、これらのスリーブ28、ピン30を上下いずれの方向へ向けても抜き取ることができる。
【0037】
なお、上記実施形態では2枚の駒24a、24bを備えた第1の蝶部24と、1枚の駒26aを備えた第2の蝶部26との組み合わせにより丁番22を構成する場合について説明したが、本発明がこれに限定されることはなく、いわゆる3枚駒を備えた蝶部と、前記3枚駒に噛み合わせることが可能な2枚駒を備えた蝶部との組み合わせにより連結装置としての丁番を構成しても勿論良い。
【0038】
また、上記実施形態では、駒24a、24bの厚さの合計より駒26aの厚さを幾分厚く設定し、スリーブ28の駒24a、24bに対する接触面積よりも駒26aに対する接触面積の方を大きくすることにより、スリーブ28を駒26aと一体的に2枚駒24a、24bに対して回転させる場合について説明したが、本発明がこれに限定されることはない。
【0039】
すなわち、スリーブ28を1枚駒と一体で、2枚駒部に対して相対回転させるには、基本的にスリーブ28との間に生じる1枚駒部分と2枚駒部分の摩擦力に差をつけて、相対的に2枚駒が緩くなる設定にすれば良く、その具体的な実施形態は以下のように種々考えられる。
【0040】
例えば、図7に示されるように、第2の蝶部26の駒26aに形成された連結孔26bの内径を、第1の蝶部の駒24a、24bにそれぞれ形成された連結孔24c、24dの内径より小さくしても良く、あるいは、図8に示されるように、スリーブ28の長手方向の両端部を端に行くにつれて細くなるようなテーパ状に形成するとともに、該スリーブ28の長手方向中央部の径を連結孔より幾分大き目に形成し、該スリーブを連結孔24c,26b,24dに圧入するようにしても良い。この他、図9に示されるように、図8のスリーブの場合と同様に、ピン30の長手方向両端部を端に行くにつれて細くなるようなテーパ状に形成しても良い。
【0041】
上記図7の実施形態の場合は、駒26aに形成された連結孔26bの内径を小さくすることで、スリーブ28は駒26aに強く押しつけられ、第2の蝶部26と一体で回転するようになる。また、図8の実施形態の場合は、スリーブ28の長手方向中央部の外径が太いので、スリーブ28が連結孔24c、26b、24dに圧入された状態では、スリーブ28は駒26aに強く押しつけられ、第2の蝶部26と一体で回転するようになる。さらに、図9の実施形態の場合は、ピン30の中央部が太いので、スリーブ28は駒26aに強く押しつけられ、第2の蝶部26と一体で回転するようになる。
【0042】
さらに、図10に示されるように、第2の蝶部26の駒26aに形成された連結孔26b(駒24a、24bの連結孔24c、24dの内径と同一径である)の内周面に等間隔の鋸歯状の溝26cを形成しても良い。このようにすると、図4と同様に、ピン30をスリーブ28内に圧入した際に、スリーブ28が放射方向に押し広げられ、該スリーブ28の外周面が溝26c内に入り込んで駒26と確実に一体化される。これにより、上記図7〜図9の実施形態の場合と比べても、より確実にスリーブ28を第2の蝶部26に一体化させることができ、スリーブ28を駒26aと一体で2枚駒24a、24bに対してより円滑に相対回転させることができることを発明者は確認した。
【0043】
なお、上記実施形態では、ピン30として中実の柱状部材から成る金属製のピンを使用する場合について説明したが、これに代えて、図11に示されるような、長手方向にスリ割りが設けられたばね材から成るロールピン31を使用しても良い。このロールピン31は、半径方向に縮んだ状態でスリーブ28に挿入されることになるので、ロールピン31の拡張力が常にスリーブ28に作用し、スリーブ28を形成する樹脂の弾力性とあいまって安定した開閉抵抗をより一層長期間に渡って維持することができる。また、この場合スリーブ28に、長手方向にスリ割りを形成しても良く、このようにするとスリーブ28が広がりやすくなって連結孔26c、24b、26dの内周面に、より密着し易くなる。
【0044】
また、上記実施形態では、樹脂性のスリーブ28とピン30との組み合わせによって軸部材を構成する場合について説明したが、本発明がこれに限定されることはなく、連結孔に圧入可能な外径及び形状を有する中実円柱状、あるいは棒状の樹脂部材によって軸部材を形成しても良く、かかる場合には、シャフト60を取り外した図5の治具50を用いて軸部材の取付け、取り外しを行うことが望ましい。
【0045】
さらに、上記実施形態では、本発明に係る連結装置が、眼鏡枠のテンプルの智に対する連結用として用いられる場合について説明したが、これに限らず、回動部材相互間を小さなねじを用いて連結する装置であって、主としてねじの緩みが問題となっていた装置であれば、本発明は好適に適用することができる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の連結装置によれば、長期間に渡り適度な開閉抵抗を維持することができ、かつ連結部相互間の摩擦によりかじり現象が発生することがなく、しかも部品交換の際等には、容易に分解することができ、しかもピンの外径が、スリーブの内径より幾分大きくなっていても、ピンの弾性スリーブへの圧入を円滑に行うことができるという従来にない優れた効果がある。
【0047】
また、本発明の眼鏡枠によれば、適度なテンプルの開閉抵抗を長期間に渡って維持することができ、しかも智に対するテンプルの取付け及び交換が容易であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る眼鏡枠を示す概略斜視図である。
【図2】図1の眼鏡枠の丁番近傍の分解斜視図である。
【図3】丁番の組み立て途中の状態を示す概略断面図である。
【図4】丁番の組み立てが完了した状態を示す概略断面図である。
【図5】丁番を分解する際に使用する治具を示す概略斜視図である。
【図6】(A)は従来の2枚駒を有する蝶部を示す平面図、(B)は一実施形態に係る第1の蝶部を示す平面図である。
【図7】他の実施形態に係る丁番の構成を一部断面して示す説明図である。
【図8】その他の実施形態に係る丁番の構成を一部断面して示す説明図である。
【図9】別の実施形態に係る丁番の構成を一部断面して示す説明図である。
【図10】さらに別の実施形態に係る第2の蝶部を示す平面図である。
【図11】ロールピンを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 眼鏡枠
12 眼鏡枠本体
14A、14B テンプル
20A、20B 智
22 丁番(連結装置)
24 第1の蝶部(第1部材)
24a、24b 駒(第1の連結部)
24c、24d 連結孔
26 第2の蝶部(第2部材)
26a 駒(弟2の連結部)
26b 連結孔
28 スリーブ(軸部材の一部、弾性スリーブ)
30 ピン(軸部材の一部)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a connecting device and a spectacle frame using the same, and more specifically, a connecting device suitable for use in connecting the temples of a spectacle frame, and at least one temple using the connecting device. The present invention relates to a spectacle frame that is pivotally connected to Satoshi.
[0002]
[Prior art]
Small screws are usually used to attach various eyeglass components, such as hinges that connect the temples of the eyeglass frame so that they can be pivoted, lens frames, or nose pads.
[0003]
For example, in a conventional hinge, one piece is sandwiched between two pieces, both are connected with screws, and tightened to apply pressure between one piece and two pieces. The frictional force between the single frame and the double frame generated as the vertical drag was used as the hinge opening / closing resistance when the temple was opened / closed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional hinge described above, the opening / closing resistance of the hinge when opening and closing the temple is adjusted by adjusting the screw tightening amount (tightening), but this adjustment is difficult. It was accompanied.
[0005]
That is, since the screw has a very small diameter, and the hinge components and nuts in which the screw hole is screwed are small, the screw is screwed into the screw hole only about two or three threads. In addition, because the hinges of the glasses are frequently opened and closed, the screws were very loose. Then, once the screw is loosened, the opening / closing resistance is lost, the temple is in a so-called fluttering state, cannot be stopped at an arbitrary angle, and the handling is inconvenient.
[0006]
Certainly, it is possible to secure the loosening by forming the screw a little longer and tightening the screw firmly using a relatively thick nut, or by applying an adhesive to the screw thread and screwing it together. Is possible. However, in the former case, if the tightening force is too strong, the frictional force between the single piece and the double piece becomes large, and a galling phenomenon occurs at the sliding portion between the two pieces. Especially in the case of titanium material, the galling is severe and the hinge cannot be opened and closed. Therefore, the present situation is that galling is prevented by using a white (Western silver) washer on the sliding surface. On the other hand, the latter case has a disadvantage that it is difficult to remove the screws when repairing or replacing the spectacle parts.
[0007]
The present invention has been made under such circumstances,Its firstThe purpose is a connection that can maintain an appropriate switching resistance over a long period of time and does not cause galling due to friction between the connecting parts, and can be easily disassembled when replacing parts. To provide an apparatus.
[0008]
Also,BookInventionSecondAn object of the present invention is to provide a spectacle frame that can maintain an appropriate opening / closing resistance of a temple for a long period of time and that can be easily attached and exchanged for temples.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
From the first viewpoint, the present invention provides a first member (24) provided with at least two first connecting portions (24a, 24b) each having a coaxial connecting hole (24c, 24d), A second member (26) provided with a second connecting part (26a) in which a connecting hole (26b) is formed corresponding to the connecting hole (24c, 24d), and the first connecting part (24a, 24b) with the second connecting portion (26a) meshed with the first member (24) and the second member (26) through the connecting holes (24c, 26b, 24d). In the connecting device including a shaft member that relatively rotatably connects the shaft member, the shaft member is connected to the connection hole (24c, 24d) of the first connection portion (24a, 24b) and the second connection. Cylinder inserted or press-fitted into the connecting hole (26b) of the portion (26a) The elastic sleeve (28) and a pin (30) having an outer diameter larger than the inner diameter of the elastic sleeve press-fitted into the elastic sleeve, and the longitudinal end of the pin becomes narrower as it goes to the end. The shaft member has a connecting hole (24c, 24d) of the first connecting part (24a, 24b) and a connecting hole (26b) of the second connecting part (26a). AndThe pin (30) is inserted into the inserted or press-fitted elastic sleeve (28).It can be press-fitted in a through state.The elastic sleeve (28) is connected to the inner peripheral surface of the connection hole (24c, 24d) of the first connection part (24a, 24b) and the connection hole (24c, 24d) of the first connection part (24a, 24b). An inner peripheral surface of the connecting hole (26b) of the second connecting portion (26a) having a larger area than the inner peripheral surface ofA biasing force in the radial direction is applied to the radiating force.
[0010]
According to this, the shaft member isThe elastic sleeve is composed of a cylindrical elastic sleeve and a pin, and the pin is inserted into or pressed into the connection hole of the first connection portion and the connection hole of the second connection portion.It can be press-fitted in a through state.An elastic sleeve having an inner peripheral surface of the connecting hole of the first connecting portion and an inner peripheral surface of the connecting hole of the second connecting portion having a larger area than the inner peripheral surface of the connecting hole of the first connecting portion;
Giving radial biasing force againstFrom thatWhen relatively rotating the first member and the second member, a frictional force is generated between the outer peripheral surface of the shaft member and the inner peripheral surface of the coupling hole, and this frictional force is generated by the first member and the second member. Acts as an open / close resistance. Accordingly, it is no longer necessary to generate a switching resistance by applying pressure between the first connecting portion and the second connecting portion, and a galling phenomenon occurs between the first connecting portion and the second connecting portion. There is no risk of doing so.
[0011]
In addition, the connection hole provided in the first connection portion in a state where the second connection portion provided in the second member is engaged between at least two first connection portions provided in the first member. The first member and the second member can be connected by simply press-fitting the shaft member in a penetrating state to the connection hole provided in the second connection portion, while the shaft member is used as the first connection portion. The first member and the second member can be easily separated by simply removing them from the provided connecting hole and the connecting hole provided in the second connecting portion. A cylindrical elastic sleeve in which a shaft member is inserted or press-fitted into the connecting hole of the first connecting part and the connecting hole of the second connecting part, and the elastic sleeve press-fitted into the elastic sleeve The pin has an outer shape larger than the inner diameter of the pin, and the pin has a taper shape in which the longitudinal end of the pin becomes narrower toward the end, so that the outer diameter of the pin is somewhat larger than the inner diameter of the sleeve. However, it is possible to smoothly press-fit the pin into the elastic sleeve. Also,Since the area of the inner peripheral surface of the connecting hole of the second connecting portion is set larger than the inner peripheral surface of the connecting hole of the first connecting portion, the contact area of the elastic sleeve with respect to the first connecting portion is larger. The contact area with respect to the second connecting portion is larger (therefore, the frictional force between the second connecting portion and the elastic sleeve is larger than the frictional force generated between the second connecting portion and the elastic sleeve). The elastic sleeve rotates relative to the second connecting portion integrally with the first connecting portion, and can maintain the opening / closing resistance more stably.
[0012]
In this case, as in the invention described in claim 2,The elastic sleeve (28) may be made of resin.
[0014]
From a second viewpoint, the present invention provides:A pair of temples (14A, 14B) rotatably connected to Satoshi (20A, 20B), wherein at least one of the pair of temples isOf the present inventionIt is characterized in that it is pivotally connected to the wisdom using a connecting device (22).
[0015]
According to this, an appropriate temple opening and closing resistance can be maintained over a long period of time due to the effect of the connecting device, and the temple can be easily attached and replaced.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS.
[0017]
FIG. 1 is a perspective view of an
[0018]
The
[0019]
The eyeglass frame
[0020]
Next, the structure and the like of the
[0021]
Of these, the two
[0022]
Here, a procedure for assembling the
[0023]
First, the two
[0024]
Next, as indicated by an arrow A in FIG. 3, the
[0025]
FIG. 4 shows a state where the
[0026]
This opening / closing resistance, that is, the frictional force adjusts the pressure acting between the outer peripheral surface of the
[0027]
As is clear from the above description, in this embodiment, the
[0028]
By the way, as a result of the inventor's many experiments, the
[0029]
When the
[0030]
Since the
[0031]
Next, a procedure for disassembling the
[0032]
In order to disassemble the
[0033]
As described above, according to the present embodiment, the open / close resistance between the
[0034]
When the
[0035]
In order to obtain a necessary opening / closing resistance by adjusting a screw with a conventional hinge, the
[0036]
Further, in the present embodiment, the
[0037]
In the above embodiment, the
[0038]
Further, in the above embodiment, the thickness of the
[0039]
That is, in order to rotate the
[0040]
For example, as shown in FIG. 7, the inner diameter of the connecting
[0041]
In the case of the embodiment of FIG. 7, the
[0042]
Furthermore, as shown in FIG. 10, on the inner peripheral surface of the
[0043]
In the above embodiment, the case where a metal pin made of a solid columnar member is used as the
[0044]
Moreover, although the said embodiment demonstrated the case where a shaft member was comprised by the combination of the
[0045]
Furthermore, although the said embodiment demonstrated the case where the connection apparatus which concerns on this invention was used for the connection with respect to the wisdom of the temple of a spectacles frame, it connected not only to this but between rotation members using a small screw. The present invention can be suitably applied to any device that is a device that is mainly a loose screw.
[0046]
【The invention's effect】
As explained above,Connecting device of the present inventionAccording to the above, it is possible to maintain an appropriate switching resistance for a long period of time, and there is no galling phenomenon due to friction between the connecting parts, and it is easily disassembled when replacing parts. Can do itEven if the outer diameter of the pin is slightly larger than the inner diameter of the sleeve, the pin can be smoothly pressed into the elastic sleeve.It has an unprecedented superior effect.
[0047]
Also,Eyeglass frame of the present inventionAccording to the invention, it is possible to maintain an appropriate opening / closing resistance of the temple for a long period of time, and there is an effect that the temple can be easily attached and exchanged with respect to wisdom.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic perspective view showing a spectacle frame according to an embodiment.
FIG. 2 is an exploded perspective view of the vicinity of the hinge of the eyeglass frame of FIG. 1;
FIG. 3 is a schematic sectional view showing a state in the middle of assembling the hinge.
FIG. 4 is a schematic cross-sectional view showing a state in which the hinge has been assembled.
FIG. 5 is a schematic perspective view showing a jig used for disassembling the hinge.
FIG. 6A is a plan view showing a conventional butterfly portion having two pieces, and FIG. 6B is a plan view showing a first butterfly portion according to one embodiment.
FIG. 7 is an explanatory view showing a partial cross-section of a hinge structure according to another embodiment.
FIG. 8 is an explanatory view showing a part of a configuration of a hinge according to another embodiment.
FIG. 9 is an explanatory view showing a configuration of a hinge according to another embodiment in a partial cross section.
FIG. 10 is a plan view showing a second butterfly portion according to still another embodiment.
FIG. 11 is a perspective view showing a roll pin.
[Explanation of symbols]
10 glasses frame
12 Eyeglass frame body
14A, 14B temple
20A, 20B Satoshi
22 Hinge (connecting device)
24 1st butterfly (first member)
24a, 24b piece (first connecting part)
24c, 24d connecting hole
26 Second butterfly (second member)
26a piece (joint part of brother 2)
26b connecting hole
28 Sleeve (part of shaft member, elastic sleeve)
30 pins (part of shaft member)
Claims (3)
前記軸部材が、前記第1の連結部の連結孔と前記第2の連結部の連結孔とに挿入あるいは圧入される円筒状の弾性スリーブと、当該弾性スリーブの内部に圧入される前記弾性スリーブの内径より大きな外径を有するピンとから成り、前記ピンの長手方向端部が端に行くにつれて細くなるようなテーパ状に形成されており、前記軸部材は、前記第1の連結部の連結孔と前記第2の連結部の連結孔とに挿入あるいは圧入された前記弾性スリーブに、前記ピンが貫通状態で圧入可能で、当該圧入状態では前記弾性スリーブが前記第1の連結部の連結孔の内周面と前記第1の連結部の連結孔の内周面よりも面積が大きい前記第2の連結部の連結孔の内周面とに対して放射方向の付勢力を付与することを特徴とする連結装置。A first member provided with at least two first connection parts each having a coaxial connection hole, and a second member provided with a second connection part formed with a connection hole corresponding to the connection hole. The first member and the second member can be rotated relative to each other through the connecting holes in a state where the second connecting portion is engaged between the member and the first connecting portion. In a coupling device comprising a shaft member to be coupled,
A cylindrical elastic sleeve in which the shaft member is inserted or press-fitted into the connecting hole of the first connecting part and the connecting hole of the second connecting part, and the elastic sleeve press-fitted into the elastic sleeve A pin having an outer diameter larger than the inner diameter of the pin, and is formed in a tapered shape such that a longitudinal end portion of the pin becomes thinner toward the end, and the shaft member is a connection hole of the first connection portion. And the pin can be press-fitted into the elastic sleeve inserted or press-fitted into the connecting hole of the second connecting part, and in the press-fitted state, the elastic sleeve can be inserted into the connecting hole of the first connecting part. A radial urging force is applied to the inner peripheral surface and the inner peripheral surface of the connection hole of the second connection portion having a larger area than the inner peripheral surface of the connection hole of the first connection portion. Connecting device.
前記一対のテンプルの少なくとも一方が、前記請求項1又は2に記載の連結装置を用いて前記智に回動可能に連結されていることを特徴とする眼鏡枠。In a spectacle frame with a pair of temples that are pivotally connected to Satoshi,
At least one of the pair of temples is rotatably connected to the wisdom using the connecting device according to claim 1 or 2.
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