JP3913312B2 - 仕切弁装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水道管等の流体管の管路を開閉する仕切弁装置に係り、特に、管路内に向って進退移動する弁体の形状を改変した仕切弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の仕切弁装置としては、例えば、特開平8−109997号公報に開示されているものがある。この仕切弁装置には、流体管に穿設した貫通孔より管路内に向って進退移動可能な弁体が設けられ、弁体の外周部の弾性変形可能なシール部材を、管路内において膨張させて内周面に圧接することにより、流体の流れを遮断するようになっている。
【0003】
図4は、上記従来の仕切弁装置に設けられている弁体の要部を示している。図示の如く、弁体aは、下端に拡径部bを有する丸棒状の心金cと、その周囲を囲繞するゴム等の弾性変形可能な円柱状のシール部材dとからなっており、弁体aは、昇降手段により、流体管eの上面に穿設した貫通孔fより管路内に向かって進退させることができる。
【0004】
図4(A)の状態から昇降手段により弁体aを強く押圧すると、(B)に示すように、シール部材dが弾性変形させられて膨張することにより、流体管eの内周面に圧接し、流体の流れが遮断される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の仕切弁装置の弁体aでは、心金cの拡径部bの上面が、外周端に向かって、下向きのテーパ面となっているため、図4(B)の状態から弁体aを引き上げようとした際、拡径部bの上面と接触しているシール部材dが、図示矢印のように離心方向にずれ易く、流体管eの貫通孔fにシール部材dが引っ掛かって抜けにくくなったり、無理に強い力で引き上げるとシール部材dが損傷したりする。
【0006】
特に、長期間(B)の状態に保存されると、シール部材dの弾性復元力の低下により、(A)の形状に戻りにくくなるため、大きな引き抜く力を要する。
【0007】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、心金の拡径部上面に接触しているシール部材が離心方向にずれるのを防止することにより、弁体を容易に引き抜くことができるようにした仕切弁装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の仕切弁装置は、流体管に穿設された貫通孔と同軸をなすとともに、往復移動手段により進退させられる弁棒の先端部に、先端に拡径部を有する棒状の心金と、この心金の周囲に相対摺動可能として外嵌された弾性変形可能なシール部材とからなる弁体を、シール部材の後端面を弁棒により押圧可能として設け、前記シール部材を流体管内において拡径方向に弾性変形させて、流体管の内周面に圧接することにより、流体の流れを遮断するようにした仕切弁装置において、
前記シール部材は、前記心金における拡径部を除く外周面に外嵌された第1シール部材と、該第1シール部材とは別体であって前記拡径部の下方における前記第1シール部材に形成された取付孔に嵌合された第2シール部材と、からなり、
前記心金を前記弁棒に対し抜け止めされて着脱可能に遊嵌するとともに、前記拡径部における貫通孔への挿入方向と反対側の後端面を、弁体の中心かつ先端方向に向かって傾斜するテーパ面としたことを特徴としている。
上記構成の本発明によると、心金の拡径部の後端面を弁体の中心かつ先端方向に向って傾斜するテーパ面としたことにより、拡径部のシール部材に対する引っ掛かり効果が大となり、弁体を流体管内に引き向く際に、心金の引張力がシール部材に有効に働くようになる。また、シール部材を、第1シール部材と第2シール部材の別体としたのは、これらが劣化した際等の交換及び心金の弁棒への取付けを容易とするためであり、第2シール部材を取外してから、心金を脱着することにより、第1シール部材と第2シール部材を容易に交換することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】
図1において、1は水道管等の流体管で、その外周面には、上下1対よりなる半割継手2が、流体管1の上面に穿設された貫通孔3の開口部に介在したパッキン4により、水密性を保持して装着されている。
【0011】
半割継手2の上部の接続筒部2aには、本発明の仕切弁装置における案内管5の下端部が、パッキン6を介して貫通孔3と同心的に螺着されている。案内管5の左側壁に形成された開口部5aには、第2の仕切弁装置7が、案内管5と直交させて取付けられている。
【0012】
この第2の仕切弁装置7は、ねじ杆8と、これに螺合してねじ送りされる弁体9とを備え、不断水工法等において穿孔機を着脱したり、分岐管を取り付けたりする際に、弁体9を案内管5内に挿入し、流体管1よりの流体を一時的に遮断するときに用いられる。
【0013】
案内管5の上端のフランジ部5bにボルト止めされた円筒状の支持ケース10の上端部には、弁体の昇降機構11が取付けられている。昇降機構11は、支持ケース10の上端部に嵌合して固着されたガイド筒12と、これに上下に櫂動可能かつ相対回転不能として内嵌された円筒状の弁棒13と、弁棒13の内面の雌ねじに螺合されたねじ杆14とからなり、ねじ杆14の上端部は、ガイド筒12により回転可能に保持されている。
【0014】
15は、支持ケース10の上端を覆うようにして螺着されたねじキャップで、ねじ杆14の上端部の角軸部14aは、ねじキャップ15を貫通して上方に突出している。
【0015】
弁棒13の下端部内には、丸棒状の心金16の上端部の拡径雄ねじ部16aが、これを弁棒13の下端部の雌ねじ孔13aに螺挿して上方に突出させることにより、抜け止めされて着脱可能に遊嵌されている。
【0016】
心金16の下端(先端)には、下面が球面状をなす拡径部17が連設され、その上面(後端面)は、図2に拡大して示すように、弁体の先端方向、すなわち軸心方向に向って下向きに傾斜するテーパ面17aとしてある。テーパ面17aの水平面に対する傾斜角度は、5゜前後が好ましく、従って、心金16の下端部と拡径部17の上面とのなす角度は、従来とは異なり鋭角となっている。
【0017】
弁棒13における押圧フランジ部18の下方と、心金16における拡径部17の下面を除く外周面には、貫通孔3より若干小径の弾性ゴム等よりなる円柱状の第1シール部材としてのシール部材19が、相対摺動可能として外嵌されている。
【0018】
拡径部17の下方のシール部材19に形成された取付孔19aには、下面が球面状をなす第2シール部材としてのシール部材20が、接着等により嵌合されている。上記心金16と拡径部17、シール部材19、20により弁体21を構成している。
【0019】
シール部材20をシール部材19と別体としたのは、これらが劣化した際等の交換及び心金16の弁棒13への取付けを容易とするためであり、シール部材20を切除するなどして取外してから、心金16をねじ回して脱着することにより、シール部材19、20を容易に交換することができる。
【0020】
流体管1内の流体の流れを遮断するには、次のようにして行う。
【0021】
図1に示す状態において、ねじ杆14の上端の角軸部14aを回動工具等により回転させる。すると、ねじ杆14に螺合している弁棒13が、ねじ送り作用によりガイド筒12に案内されながら下降し、弁棒13の下端に取付けた弁体21が流体管1の貫通孔3内に挿入される。
【0022】
シール部材19、20の下面が流体管1の内底面に当接してから、ねじ杆14をさらに強く回動させると、シール部材19が弁棒13の押圧フランジ部18により強圧されることにより、図3に示すように、流体管1内のシール部材19は拡径方向に弾性変形させられて膨張し、内周面及び貫通孔3の開口部に圧接する。
【0023】
これにより、流体管1内の流体の流れが遮断される。
【0024】
ねじ杆14を逆回転させて弁棒13を上昇させると、シール部材19は弾性復元力により元の形状となり、流体管1内より引き抜くことができる。
【0025】
この際、心金16の拡径部17の上面の軸心方向に傾斜するテーパ面17aの作用により、拡径部17のシール部材19に対する引っ掛かり効果が大となり、従来のようにシール部材19が離心方向にずれることなく、心金16の引き上げ力がシール部材19に有効に働く。従って、万一長期間の使用により、シール部材19の弾性復元力が低下しても、弁体21を容易に引き抜くことができる。
【0026】
以上、本発明の実施形態を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、拡径部に接触しているシール部材が離心方向にずれることなく、心金の引張力がシール部材に有効に働くようになる。
【0028】
従って、長期間の使用により、シール部材の弾性復元力が低下しても、弁体を容易に引き抜くことができ、かつシール部材の損傷する恐れも小さい。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す中央縦断正面である。
【図2】同じく、弁体の要部の拡大縦断面図である。
【図3】同じく、流体管への挿入時における流体の遮断状態を示す弁体の拡大縦断面図である。
【図4】従来の仕切弁装置の弁体における流体の遮断の前後の状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 流体管
2 半割継手
3 貫通孔
4、6 パッキン
5 案内管
5a 開口部
7 第2の仕切弁装置
8 ねじ杆
9 弁体
10 支持ケース
11 昇降機構(往復移動手段)
12 ガイド筒
13 弁棒
13a 雌ねじ孔
14 ねじ杆
14a 角軸部
15 ねじキャップ
16 心金
16a 雄ねじ部
17 拡径部
17a テーパ面
18 押圧フランジ部
19、20 シール部材
19a 取付孔
21 弁体

Claims (1)

  1. 流体管に穿設された貫通孔と同軸をなすとともに、往復移動手段により進退させられる弁棒の先端部に、先端に拡径部を有する棒状の心金と、この心金の周囲に相対摺動可能として外嵌された弾性変形可能なシール部材とからなる弁体を、シール部材の後端面を弁棒により押圧可能として設け、前記シール部材を流体管内において拡径方向に弾性変形させて、流体管の内周面に圧接することにより、流体の流れを遮断するようにした仕切弁装置において、
    前記シール部材は、前記心金における拡径部を除く外周面に外嵌された第1シール部材と、該第1シール部材とは別体であって前記拡径部の下方における前記第1シール部材に形成された取付孔に嵌合された第2シール部材と、からなり、
    前記心金を前記弁棒に対し抜け止めされて着脱可能に遊嵌するとともに、前記拡径部における貫通孔への挿入方向と反対側の後端面を、弁体の中心かつ先端方向に向かって傾斜するテーパ面としたことを特徴とする仕切弁装置。
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