JP3913221B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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本発明は、交替メモリ素子を具備する記憶装置を用いた情報処理装置に係り、特に、メモリ素子の障害時に、障害となったメモリ素子を交替メモリ素子と交替させて使用する交替メモリ機構を有する記憶装置を用いた情報処理装置に関する。
データエラーを救済する方法に関する従来技術として、あるデータに対してチェックビットを付加することにより、障害の検出や訂正を行う方法が知られている。この方法は、例えば、8バイト(64ビット)のデータに対して、8ビットのチェックビットを付加し、誤り訂正機構(ECC)を通すことにより、1ビットの誤り訂正を行うことができるようにしたものである。また、さらに記憶装置の信頼性を向上させるために、交替メモリ素子を用意しておき、障害が発生したメモリ素子を交替メモリ素子で置き換えることにより、障害メモリ素子を除去すると共に、引き続きさらにもう1ビットのエラーが発生しても、誤り訂正機構(ECC)で誤り訂正を行うことを可能にした技術が知られている。
前述したような記憶装置に関する従来技術として、例えば、非特許文献1、特許文献1、2等に記載された技術が知られている。
図7は従来技術による交替メモリ素子を有する記憶装置の構成例を示すブロック図、図8は図7に示す記憶装置の動作例を説明するタイムチャートであり、以下、図7、図8を参照して従来技術による記憶装置の構成と動作とを説明する。図7において、1はメモリ部、100〜171はメモリ素子、2は交替メモリ素子、3、400〜471はセレクタ、5は交替制御部、6は誤り訂正機構(以下、ECCという)、40はAND回路、50は回復処理状態ビットラッチ、80は比較器、200〜271は障害メモリ位置情報ラッチである。
図7に示す従来技術による記憶装置は、メモリ素子100〜171を有するメモリ部1と、セレクタ3、400〜471と、交替メモリ素子2と、ECC6と、障害メモリ位置情報ラッチ200〜271、回復処理状態ビットラッチ50、AND回路40及び比較器80を有する交替制御部5とを備えて構成されている。メモリ素子100〜171は、実際にはそれぞれが複数ビットで構成され、交替メモリ素子2は、メモリ素子100〜171のそれぞれと同数のビットを有している。この記憶装置において、Write#500〜Write#571は、セレクタ3に対するセレクト信号であり、障害メモリ位置情報ラッチ200〜271にセットされている信号である。
セレクト信号のそれぞれは、メモリ素子100〜171に対応しており、“1”がセットされているセレクト信号に対応するメモリ素子に対する書き込みデータがセレクタ3により選択されて交替メモリ素子2に書き込まれる。セレクト信号Write#500〜Write#571の値が全て“0”であれば、メモリ部1に対する書き込みデータは交替メモリ素子2には書き込まれない。また、“1”がセットされているセレクト信号Write#の数は0または1個でなくてはならない。
また、図示記憶装置において、Read#600〜Read#671は、セレクタ400〜471に対するセレクト信号であり、これらのセレクタ400〜471は、メモリ素子100〜171に対応して設けられている。そして、セレクト信号Read# の値が“0”の場合、メモリ部1のデータが選択され、“1”の場合、そのセレクト信号Read# に対応するメモリ素子の代わりのデータとして交替メモリ素子2のデータが選択される。“1”がセットされているセレクト信号Read# の数は0または1個でなくてはならない。
図7に示す従来技術において、いま、メモリ部1内のメモリ素子101に障害が発生したものとする。この障害は、メモリ部1の読み出し時に、ECC6により検出され、ECC6は、メモリ部1からの読み出しデータに対して誤り訂正を行って正しい読み出しデータを出力すると共に、障害メモリ素子の位置、この場合メモリ素子101の障害としたので、この障害位置を検出して障害位置情報Bit#301を“1”として、交替制御部5の障害メモリ位置情報ラッチ201を“1”にセットする。また、ECC6は、同時に、回復処理状態ビットラッチ50を“1”にセットする。
障害メモリ位置情報ラッチ201が“1”にセットされたことにより、図8に示すように、セレクタ3に対するセレクト信号Write#501が“1”となり、セレクタ3は、障害メモリ素子101に書き込むべきデータを選択するように制御され、メモリ素子101に書き込むべきデータと同一のデータが交替メモリ素子2に書き込まれるようになる。しかし、回復処理状態ビットラッチ50の値とセレクト信号Write#501〜Write#571の値のそれぞれとのANDをとる72個のAND回路40は、回復処理状態ビットラッチ50がセットされている間、セレクタ400〜471を制御するセレクト信号Read#600〜Read#671の全てを“0”として出力する。
一方、回復処理状態ビットラッチ50がセットされたことにより、図示しない制御により、回復処理が開始される。回復処理は、メモリ部1の全アドレスのデータを読み出して書き戻すことにより行われる。その後のデータの読み出しの処理では、回復処理状態ビットラッチ50がセットされている間、障害メモリ素子101のデータが読み出されることになる。そして、この状態でデータを読み出して同一のデータを書き込む処理を行うことにより、障害メモリ素子101のデータが交替メモリ素子2に移されて回復処理が行われる。
前述の回復処理を行う理由は、交替メモリ素子2には、障害メモリ素子101の交替素子とされる時点で無効なデータが入っているからである。回復処理中に、1ビットエラーが発生した場合、ECC6は、誤り訂正を行っているので、交替メモリ素子2には正しいデータが書き込まれることになる。そして、全アドレスのデータを読み出して書き戻すことによりメモリ全体の回復処理が行われる。その後、図示しない制御により回復処理完了信号10が発生されて、回復処理状態ビットラッチ50がリセットされる。これにより、図8に示すように、セレクト信号Read# 601の値が“1”となり、セレクタ401によって障害メモリ素子101に対応するデータが交替メモリ素子2から読み出される。
障害メモリ素子を交替メモリ素子2に置き換えた後に、ECC6により誤りが検出された場合、ECC6から出力される障害メモリ素子の障害位置情報Bit#とセレクト信号Read# とを比較器80を用いて比較することにより、メモリ部1と交替メモリ素子2との障害を切り分ける。比較器80は、72ビットのBit#と72ビットのRead# とのビット列が一致するか否かを比較する。比較の結果の交替メモリ素子障害情報90が“1”すなわちBit#とRead# とのビット列のパターンが一致した場合、交替メモリ素子2が壊れており、交替メモリ素子障害情報90が“0”すなわちBit#とRead# とが不一致の場合、ECC6から出力されるBit#のメモリ素子が壊れていると判断することができる。
前述した従来技術による記憶装置は、メモリ部1に障害が発生した後であれば、障害情報90により、交替メモリ素子2の障害を検出することができる。そして、障害が発生した場合、メモリ素子に障害が発生したことを示す障害検出信号55、障害メモリ素子の位置を示す障害位置情報Bit#300〜371、交替メモリ素子の障害を示す交替メモリ素子障害情報90といったメモリ素子の障害情報がコンソール等に出力される。保守員は、これらの情報に基づいて障害メモリ素子の修理手続きを開始することができる。
IBM J.RES.DEVELOP. VOL.36 NO.4 JULY 1992 P.765〜779 特開平1−251146号公報 特開平4−115338号公報
前述した従来技術による交替メモリ素子を具備する記憶装置は、メモリ部1内のメモリ素子に障害が発生し、その素子を交替メモリ素子2に置き換えるまでは、交替メモリ素子2、交替メモリ素子2に書き込むデータを選択するセレクタ3、メモリ部1内のメモリ素子を交替メモリ素子2に置き換えて読み出すセレクタ400〜471を交替メモリ素子2側に置き換えた場合の動作のチェック行っていない。このため、前記従来技術は、メモリ部1内のメモリ素子に障害が発生した後に置き換えられるべき交替メモリ素子2を含む交替メモリ素子2に関連する論理がすでに壊れている場合、正しく動作できない可能性があるという問題点を有している。
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決し、交替メモリ素子を有する記憶装置における交替メモリ素子に関連する論理の障害を、交替メモリ素子の使用前に検出可能とした記憶装置を用いた情報処理装置を提供することにある。
本発明によれば前記目的は、複数のメモリ素子を有するメモリ部と、前記メモリ部から読み出したデータの誤り訂正を行うと共に障害メモリ素子の障害位置情報及びメモリ素子の障害発生を示す障害検出信号を出力する誤り訂正部と、前記メモリ素子の障害時に、その障害メモリ素子と交替させて使用する交替メモリ素子とから成る記憶装置を備えた情報処理装置であって、前記記憶装置は、前記情報処理装置の起動後の前記メモリ素子に障害が発生していない通常動作中に、前記メモリ部にデータを書き込むと同時に前記メモリ部に書き込む書き込みデータから生成したデータを前記交替メモリ素子に書き込む書き込み手段と、前記メモリ部からデータを読み出す際に前記交替メモリ素子からデータを読み出す読み出し手段と、前記交替メモリ素子から読み出したデータのエラーを検出する検出手段とから成ることにより達成される。
また、前記目的は、複数のメモリ素子を有するメモリ部と、前記メモリ素子の障害時に、その障害メモリ素子と交替させて使用する交替メモリ素子とから成る記憶装置を備えた情報処理装置において、前記記憶装置は、前記情報処理装置の起動後の前記メモリ素子に障害が発生していない通常動作中に、前記メモリ部にデータを書き込むと同時に前記メモリ部に書き込む書き込みデータから生成したデータを前記交替メモリ素子に書き込む書き込み手段と、前記メモリ部からデータを読み出す際に前記交替メモリ素子からデータを読み出す読み出し手段と、前記交替メモリ素子から読み出したデータのエラーを検出する検出手段とから成ることにより達成される。
本発明によれば、通常使用するメモリ内のメモリ素子に障害が発生する前に交替メモリ素子の障害の検出を行うことができる。
以下、本発明による情報処理装置の実施形態を図面により詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施形態による情報処理装置で使用する交替メモリ素子を有する記憶装置の構成例を示すブロック図、図2は図1に示す記憶装置の動作例を説明するタイムチャートである。図1において、51は障害発生状態ビットラッチ、30、31はセレクタ、43はAND回路、70は切替器であり、他の符号は図7の場合と同一である。
図1に示す本発明の第1の実施形態で使用する記憶装置は、図7により説明した従来技術の記憶装置における交替制御部5内に、障害が発生したか否かを表わす情報を格納する障害発生状態ビットラッチ51、一定時間毎に“0”、“1”を出力する切替器70、障害発生の前後で、セレクト信号Write#571、Read# 671にセットする値を切り替えるセレクタ30、31を追加して構成されており、その他の構成は従来技術の場合と同一である。
図1に示す記憶装置の初期状態において、障害発生状態ビットラッチ51は“0”に設定されている。これにより、セレクタ30は、セレクタ3に対するセレクト信号Write#571を“1”とするので、メモリ素子171に対する書き込みデータが交替メモリ素子2に書き込まれるようになる。また、同時に、セレクタ31は、一定時間毎に“0”、“1”の信号を切り替えて出力している切替器70の出力を選択してセレクト信号Read# 671として出力するので、図2に示すように、セレクト信号Read# 671は、一定時間毎に“0”、“1”に切り替えられる。この結果、セレクタ471の出力は、セレクト信号Read# 671の値に応じてメモリ素子171のデータ、交替メモリ素子2のデータを交互に出力することになる。
ECC6が障害を検出した場合、比較器80は、ECC6から出力される障害位置情報Bit#とセレクト信号Read# の値とを比較する。比較器80の出力である交替メモリ素子障害情報90が“1”すなわちBit#とRead# の値とが等しい場合、交替メモリ素子2が壊れており、交替メモリ素子障害情報90が“0”すなわちBit#とRead# の値とが等しくない場合、メモリ部1内のメモリ素子が壊れていると判断することができる。本発明の第1の実施形態によれば、これにより、メモリ部1内のメモリ素子に障害が発生する前に、交替メモリ素子2の障害を検出することができる。
図1に示す本発明の第1の実施形態において、いま、メモリ部1内のメモリ素子101に障害が発生したものとする。この障害は、メモリ部1の読み出し時に、ECC6により検出され、ECC6は、メモリ部1からの読み出しデータに対して誤り訂正を行って正しい読み出しデータを出力すると共に、障害発生状態ビットラッチ51、回復処理状態ビットラッチ50、障害メモリ位置情報ラッチ201を“1”にセットする。障害発生状態ビットラッチ51が“1”にセットされると、セレクタ30、31は、障害メモリ位置情報ラッチ271を選択する。但し、セレクト信号Read# は、回復処理状態ビットラッチ50が“1”であるため、AND回路40により全て“0”にされる。そして、回復処理は、従来技術の場合と同様に、障害メモリ素子101を含むメモリ部1のデータのみを読み出して、ECC6を通してデータの誤りを訂正し、障害メモリ素子101のデータを交替メモリ素子2に書き込むことにより行われる。
障害メモリのデータを交替メモリ素子2に全て移動した後、回復処理完了信号10を用いて回復処理状態ビットラッチ50がリセットされる。これにより、図2に示すように、セレクト信号Read# 601の値が障害メモリ位置情報と等しい“1”となり、セレクタ401によって障害メモリ素子101に対応するデータが交替メモリ素子2から読み出される。
また、交替メモリ素子2に障害が発生した場合、障害発生状態ビットラッチ51がセットされる。しかし、AND回路43により障害メモリ位置情報ラッチ200〜271には、交替メモリ素子2が壊れたことを示すため、その全てに“0”がセットされているため、交替メモリ素子2へのデータの書き込みは行われない。そして、メモリ部1内のメモリ素子のデータを交替メモリ素子2のデータに置き換えることも行わない。また、交替メモリ素子2で障害が発生した場合、回復処理を行っても構わないが、回復処理を行っても意味がない。このため、AND回路44は、回復処理状態ビットラッチ50をセットしないように制御され回復処理は行われない。
そして、障害が発生した場合、メモリ素子に障害が発生したことを示す障害検出信号55、障害メモリ素子を示す障害位置情報Bit#300〜Bit#371、交替メモリ素子2の障害を示す交替メモリ素子障害情報90といったメモリ素子の障害情報がコンソール等に出力される。
前述した本発明の第1の実施形態は、メモリ素子の交替前、メモリ素子171に対するデータを交替メモリ素子2にリード/ライトするとして説明したが、交替メモリ素子2にリード/ライトするデータは、メモリ素子171に対するデータに限らずメモリ部1内のどのメモリ素子に対するデータであってもよい。また、障害は、メモリ素子101、交替メモリ素子2以外で起きてもかまわない。
図3は本発明の第2の実施形態による情報処理装置で使用する交替メモリ素子を有する記憶装置の構成例を示すブロック図、図4は図3に示す記憶装置の動作例を説明するタイムチャートである。図3において、20はパリティジェネレータ、21はパリティチェッカ、42はAND回路であり、他の符号は図1の場合と同一である。
図3に示す本発明の第2の実施形態で使用する記憶装置は、図7により説明した従来技術の記憶装置における交替制御部5内に、障害が発生したか否かを表わす障害発生状態ビットラッチ51を設け、メモリ部1内のメモリ素子の障害前に、メモリ部1に書き込むデータのパリティデータを生成して、このデータを交替メモリ素子2に書き込むようにする論理であるパリティジェネレータ20、及び、メモリ部1内メモリ素子の障害前に、メモリ部1と交替メモリ素子2とから読み出したデータのパリティチェックを行う論理であるパリティチェッカ21を加えて構成されており、その他の構成は従来技術の場合と同一である。
図3に示す記憶装置の初期状態において、障害発生状態ビットラッチ51は“0”に設定されている。これにより、AND回路41は、メモリ部1への書き込みデータのパリティデータを選択することを示すセレクタ3に対するセレクト信号Write#572を“1”にセットし、セレクタ3にパリティデータを選択させ、パリティデータを交替メモリ素子2に書き込む。また、データを読み出す際、パリティチェッカ21は、パリティジェネレート時に用いたメモリ部1のデータと交替メモリ素子2のデータとを用いてパリティチェックを行う。そして、ECC6でエラーが検出されず、パリティチェッカ21でパリティエラーが検出された場合、交替メモリ素子2が壊れており、ECC6でエラーが検出された場合、ECC6が出力した障害位置情報Bit#で指摘されたメモリ部1内のメモリ素子が壊れていると判断することができる。
前述したように、本発明の第2の実施形態においても、メモリ部1内のメモリ素子に障害が発生する前に、交替メモリ素子2に障害があることを検出することができる。
なお、前述では、メモリ部1に対するデータの全部を用いてパリティを生成し、チェックするとして説明したが、本発明は、メモリ部1に対するデータの一部を用いてパリティを生成し、チェックするようにしてもよく、また、パリティとして奇遇どちらを用いてもよい。
図3に示す本発明の第2の実施形態において、いま、メモリ部1内のメモリ素子の1つに障害が発生したものとする。ECC6は、この障害を検出して障害検出信号55を発し、障害発生状態ビットラッチ51をセットする。これにより、AND回路41は、セレクタ3に対するセレクト信号Write#572を“0”とするので、セレクタ3は、交替メモリ素子2にメモリ部1に対するデータのパリティデータの書き込みを行わない。また、メモリ部1に対するデータと交替メモリ素子2のデータとのパリティチェックの結果は、AND回路42によって無視される。その後の回復処理以降の動作は、前述した第1の実施形態の場合と同様に行われる。
そして、障害が発生した場合、メモリ素子に障害が発生したことを示す障害検出信号55、障害メモリ素子を示す障害位置情報Bit#300〜Bit#371、交替メモリ素子2の障害を示す交替メモリ素子障害情報90、91といったメモリ素子の障害情報がコンソール等に出力される。
図5は本発明の第3の実施形態による情報処理装置で使用する交替メモリ素子を有する記憶装置の構成例を示すブロック図、図6は図5に示す記憶装置の動作例を説明するタイムチャートである。図5において、32はセレクタ、60はデコーダであり、他の符号は図1の場合と同一である。
図5に示す本発明の第3の実施形態で使用する記憶装置は、図7により説明した従来技術の記憶装置における交替制御部5内に、障害が発生したか否かを表わす障害発生状態ビットラッチ51、障害発生の前後で、セレクタ3に対するセレクト信号Write#、セレクタ400〜471に対するセレクト信号Read# にセットする値を切り替えるセレクタ32、メモリ参照アドレスをデコードするデコーダ60を加えて構成されており、その他の構成は従来技術の場合と同一である。
図5に示す記憶装置の初期状態において、障害発生状態ビットラッチ51は“0”に設定されている。これにより、セレクタ32は、セレクト信号Write#、Read# として、メモリ参照アドレスをデコードするデコーダ60の出力を選択してセットする。なお、デコードされるメモリ参照アドレスのデータ、デコーダの構成は任意であるが、例えば、アドレスの任意の7ビットをデコードするものであってもよく、この場合、デコード結果が72〜127の場合、“0”を出力するようにデコーダを構成してよい。
そして、セレクタ3は、メモリのアドレスに従ってメモリ素子100〜171に対するデータを選択して交替メモリ素子2に書き込み、セレクタ400〜471はアドレスに従ってメモリ部1内のメモリ素子のデータを交替メモリ素子2のデータに置き換えて読み出す。すなわち、本発明の第3の実施形態は、メモリ部1内のメモリ素子に障害が発生する前から、セレクタ3が全てのメモリ部1内のメモリ素子に対する書き込みデータを選択して交替メモリ素子2に書き込みを行い、セレクタ400〜471がメモリ部1内のメモリ素子の全てについて、交替メモリ素子2に切り替えて読み出し行うことになる。
ECC6が障害を検出した場合、ECC6から出力される障害メモリ素子の位置を示す障害位置情報Bit#とセレクト信号Read# の値とを比較器80を用いて比較することにより障害箇所を特定することができる。すなわち、Bit#とRead# とが等しく比較器80の出力である交替メモリ素子障害情報90が“1”の場合、交替メモリ素子2のデータパスが壊れており、Bit#とRead# とが等しくなく交替メモリ素子障害情報90が“0”の場合、メモリ部1のデータパスが壊れていると判断することができる。
前述したように、本発明の第3の実施形態においても、メモリ部1内のメモリ素子に障害が発生する前に、交替メモリ素子2に障害があることを検出することができる。
図5に示す本発明の第3の実施形態において、いま、メモリ部1内のメモリ素子101に障害が発生したものとする。この障害は、ECC6により検出され、この結果ECC6の出力により、障害発生状態ビットラッチ51、回復処理状態ビットラッチ50、障害メモリ位置情報ラッチ201がセットされる。障害発生状態ビットラッチ51がセットされると、セレクタ32は、障害メモリ位置情報を選択することになる。しかし、回復処理状態ビットが“1”であるため、AND回路40により、セレクト信号Read# は全て“0”にされる。その後の回復処理以降の動作は、前述した第1の実施形態の場合と同様に行われる。
また、交替メモリ素子2に障害が発生した場合、前述と同様に障害発生状態ビットラッチ51がセットされる。しかし、AND回路43により障害メモリ位置情報ラッチ200〜271には交替メモリ素子2が壊れたことを示すために、全て“0”がセットされるため、交替メモリ素子2にデータが書き込まれることはない。そして、メモリ部1内のメモリ素子に対するデータと交替メモリ素子2のデータとの置き換えは行われない。また、交替メモリ素子2に障害が発生した場合、回復処理を行っても構わないが、回復処理を行っても意味がない。このため、AND回路44は、回復処理状態ビットラッチ50をセットしないように制御され、回復処理は行われない。
前述した本発明の第3の実施形態は、第1の実施形態の場合と同様に、メモリ素子101、交替メモリ素子2に障害が発生した場合について説明したが、本発明は、それ以外のメモリ素子で障害が起きた場合にも同様に動作することができる。そして、障害が発生した場合、第1の実施形態の場合と同様にメモリ素子の障害情報がコンソールなどに出力される。
前述した本発明の各実施形態によれば、メモリ部1内のメモリ素子に障害が発生する前に交替メモリ素子2の障害の検出を行うことができ、交替メモリ素子2に書き込むデータを選択するセレクタ3を用いて、メモリ部1内の任意のメモリ素子に対するデータを交替メモリ素子2に書き込み、また、セレクタ400〜471を用いてメモリ部1内のメモリ素子と交替メモリ素子2を置き換えて、交替メモリ素子2が使用可能であることをチェックすることができる。
なお、第2の実施形態は、交替メモリ素子2の障害のみを検出することができ、第1の実施形態は、交替メモリ素子2と、セレクタ3でメモリ素子171をセレクトした場合、セレクタ471で交替メモリ素子2をセレクトした場合の障害しか検出することができない。
以上、3つの実施形態について説明したが、これらはいずれもメモリに障害が発生する前から交替メモリ素子2にデータを書き込み、読み出す手段を設け、交替メモリ素子2に関連する論理が正しく動作することをチェックすることにより、メモリ部1の障害発生前に交替メモリ素子2に関連する論理の障害を検出することができる。また、交替メモリ素子2へは、“0”、“1”の両方の値を書き込むことができるので、交替メモリ素子2に関連する論理のSolidな障害も検出することができる。
また、前述した本発明の各実施形態によれば、交替メモリ素子2の障害だけでなく、交替メモリ素子2に書き込むデータを選択するセレクタ3、メモリ部1内のメモリ素子と交替メモリ素子2とのデータを置き換えて読み出すセレクタ400〜471等の交替メモリ素子2に関連する論理の障害をメモリ部1の障害発生前に検出することができる。
さらに、前述した本発明の各実施形態による情報処理装置は、メモリ部を構成するメモリ素子あるいは交替メモリ素子が障害となったとき、情報処理装置の起動後に、記憶装置から出力される障害メモリ素子情報として、交替メモリ素子を含む交替メモリ素子に関連する論理の障害情報を最初に出力させることが可能となる。
本発明の第1の実施形態による情報処理装置で使用する交替メモリ素子を有する記憶装置の構成例を示すブロック図である。 図1に示す記憶装置の動作例を説明するタイムチャートである。 本発明の第2の実施形態による情報処理装置で使用する交替メモリ素子を有する記憶装置の構成例を示すブロック図である。 図3に示す記憶装置の動作例を説明するタイムチャートである。 本発明の第3の実施形態による情報処理装置で使用する交替メモリ素子を有する記憶装置の構成例を示すブロック図である。 図5に示す記憶装置の動作例を説明するタイムチャートである。 従来技術による交替メモリ素子を有する記憶装置の構成例を示すブロック図である。 図7に示す記憶装置の動作例を説明するタイムチャートである。
符号の説明
1 メモリ
100〜171 メモリ素子
2 交替メモリ素子
3、30、31、32、400〜471 セレクタ
5 交替制御部
6 誤り訂正機構(ECC)
20 パリティジェネレータ
21 パリティチェッカ
40〜44 AND回路
50 回復処理状態ビット
51 障害発生状態ビット
60 デコーダ
70 切替器
80 比較器
200〜271 障害メモリ位置情報ラッチ

Claims (5)

  1. 複数のメモリ素子を有するメモリ部と、前記メモリ部から読み出したデータの誤り訂正を行うと共に障害メモリ素子の障害位置情報及びメモリ素子の障害発生を示す障害検出信号を出力する誤り訂正部と、前記メモリ素子の障害時に、その障害メモリ素子と交替させて使用する交替メモリ素子とから成る記憶装置を備えた情報処理装置であって、前記記憶装置は、前記情報処理装置の起動後の前記メモリ素子に障害が発生していない通常動作中に、前記メモリ部にデータを書き込むと同時に前記メモリ部に書き込む書き込みデータから生成したデータを前記交替メモリ素子に書き込む書き込み手段と、前記メモリ部からデータを読み出す際に前記交替メモリ素子からデータを読み出す読み出し手段と、前記交替メモリ素子から読み出したデータのエラーを検出する検出手段とから成ることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記書き込み手段は、所定の書き込み選択情報により前記メモリ部に書き込むデータから前記交替メモリ素子に書き込む所定のデータを選択する手段を有し、前記検出手段は、データの書き込み時に選択したメモリ素子からの読み出しデータを前記交替メモリ素子からの読み出しデータに置き換える手段と、前記誤り訂正部から出力された障害位置情報と前記書き込み選択情報とが一致するか否かを比較する手段とを有することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記書き込み手段は、書き込みデータの全部あるいはその一部のデータのパリティを生成して交替メモリ素子に書き込む手段を有し、前記検出手段は、パリティ生成に用いたデータを書き込んだメモリ素子の読み出しデータと交替メモリ素子の読み出しデータとからパリティチェックを行う手段を有し、前記誤り訂正部からの障害検出信号と前記パリティチェック手段の出力から前記交替メモリ素子の障害発生を判別することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 前記書き込み手段は、書き込みアドレスから得られる書き込み選択情報により前記メモリ部に書き込むデータから前記交替メモリ素子に書き込む所定のデータを選択する手段を有し、前記検出手投は、読み出しアドレスから得られる読み出し選択情報により定まるメモリ素子からの読み出しデータを交替メモリ素子の読み出しデータと置き換える手段と、前記誤り訂正部から出力された障害位置情報と前記読み出し選択情報とが一致するか否かを比較する手段とを有することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  5. 複数のメモリ素子を有するメモリ部と、前記メモリ素子の障害時に、その障害メモリ素子と交替させて使用する交替メモリ素子とから成る記憶装置を備えた情報処理装置において、前記記憶装置は、前記情報処理装置の起動後の前記メモリ素子に障害が発生していない通常動作中に、前記メモリ部にデータを書き込むと同時に前記メモリ部に書き込む書き込みデータから生成したデータを前記交替メモリ素子に書き込む書き込み手段と、前記メモリ部からデータを読み出す際に前記交替メモリ素子からデータを読み出す読み出し手段と、前記交替メモリ素子から読み出したデータのエラーを検出する検出手段とから成ることを特徴とする情報処理装置。
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